JP2012015951A - 画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 色抜けを回避しつつ軸上色収差を確度高く補正できる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】 複数の色成分の画素値を有する対象画像を、異なる複数の平滑化の度合いで平滑化し、複数の平滑画像を生成する画像平滑手段と、対象画像の各画素位置における、対象画像の所定の色成分の画素値と、平滑画像の所定の色成分とは異なる色成分の画素値との差分である色差を、各平滑画像毎に求めて、求めた色差の分散を算出する演算手段と、色差の分散に基づいて、対象画像の各色成分の鮮鋭度を比較し、鮮鋭度が最も高い色成分を決定する決定手段と、鮮鋭度が最も高い色成分に基づいて、対象画像の少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を調整する調整手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラムに関する。
従来、撮像レンズ等の光学系によって結像され撮像された被写体の画像は、光学系による色収差、特に、軸上色収差の影響を受ける。
それを解決するために、例えば、基準となる一の色成分の色面を平滑化して他の色成分の色面との色差が最小となるように、各色成分間のMTF特性の不整合を調整することにより、軸上色収差を補正する技術が開発されている(特許文献1等参照)。
特開2007−28041号公報
しかしながら、従来技術では、基準となる一の色成分の色面の平滑化を、他の色成分の色面との色差が最小となるように行う際、平滑化の度合いが大きくなると色差が予測できない振る舞いを示す場合がある。
また、軸上色収差による影響以外の画像の色構造部分では、彩度が小さくなり色抜けするという問題がある。
上記従来技術が有する問題を鑑み、本発明の目的は、色抜けを回避しつつ軸上色収差を確度高く補正できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、複数の色成分の画素値を有する対象画像を、異なる複数の平滑化の度合いで平滑化し、複数の平滑画像を生成する画像平滑手段と、対象画像の各画素位置における、対象画像の所定の色成分の画素値と、平滑画像の所定の色成分とは異なる色成分の画素値との差分である色差を、各平滑画像毎に求めて、求めた色差の分散を算出する演算手段と、色差の分散に基づいて、対象画像の各色成分の鮮鋭度を比較し、鮮鋭度が最も高い色成分を決定する決定手段と、鮮鋭度が最も高い色成分に基づいて、対象画像の少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を調整する調整手段と、を備える。
また、演算手段は、対象画像および各平滑画像で処理対象の画素位置を中心とする第1領域にある、所定の色成分の画素値と、所定の色成分とは異なる色成分の画素値とを用い、色差の分散を算出してもよい。
また、対象画像の処理対象の画素位置を中心とする第2領域において、所定の色成分の色構造と、所定の色成分とは異なる色成分の色構造とが異なることによる色境界が存在するか否かを判定する判定手段を備え、演算手段は、判定手段により色境界が存在すると判定された場合、対象画像および各平滑画像の第2領域における、所定の色成分の画素値の分布幅と、所定の色成分とは異なる色成分の画素値の分布幅とを互いに一致させ、色差の分散を算出してもよい。
また、決定手段は、色差の分散のうちで最小の分散値を与える平滑画像の色成分を、各画素での鮮鋭度が最も高い色成分と決定してもよい。
また、決定手段は、最小の分散値を内挿法に基づいて決定してもよい。
本発明の撮像装置は、被写体を撮像して、複数の色成分の画素値を有する対象画像を生成する撮像手段と、本発明の画像処理装置と、を備える。
本発明の画像処理プログラムは、複数の色成分の画素値を有する対象画像を読み込む入力手順、対象画像を、異なる複数の平滑化の度合いで平滑化し、複数の平滑画像を生成する画像平滑手順、対象画像の各画素位置における、対象画像の所定の色成分の画素値と、平滑画像の所定の色成分とは異なる色成分の画素値との差分である色差を、各平滑画像毎に求めて、求めた色差の分散を算出する演算手順、色差の分散に基づいて、対象画像の各色成分の鮮鋭度を比較し、鮮鋭度が最も高い色成分を決定する決定手順、鮮鋭度が最も高い色成分に基づいて、対象画像の少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を調整する調整手順、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、色抜けを回避しつつ軸上色収差を確度高く補正できる。
一の実施形態に係る画像処理装置として動作させるコンピュータ10の構成を示すブロック図 一の実施形態に係るコンピュータ10による画像処理の動作を示すフローチャート 注目画素と参照領域との関係を示す図 注目画素における標準偏差DEVr[k’]の分布を示す図 他の実施形態に係るコンピュータ10による画像処理の動作を示すフローチャート 他の実施形態のコンピュータ10におけるCPU1の構成を示すブロック図 色構造と色境界との違いを説明する図 レベル補正について説明する図 本発明に係るデジタルカメラの構成の一例を示す図
《一の実施形態》
図1は、本発明の一の実施形態に係る画像処理装置として動作させるコンピュータ10の構成を示すブロック図である。コンピュータ10によって処理される対象画像は、各画素において、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の色成分それぞれの画素値を有することを前提とする。すなわち、本実施形態の対象画像は、3板式カラーのデジタルカメラで撮像された、または、単板式カラーのデジタルカメラで撮像され色補間処理された画像であるとする。また、対象画像は、デジタルカメラ等による撮像の際、撮像レンズによる軸上色収差の影響を有し、色成分間の鮮鋭度が異なるものとする。
図1(a)に示すコンピュータ10は、CPU1、記憶部2、入出力インタフェース(入出力I/F)3およびバス4から構成される。CPU1、記憶部2および入出力I/F3は、バス4を介して情報伝達可能に接続される。また、コンピュータ10には、入出力I/F3を介して、画像処理の途中経過や処理結果を表示する出力装置30、ユーザからの入力を受け付ける入力装置40がそれぞれ接続される。出力装置30には、一般的な液晶モニタやプリンタ等を用いることができ、入力装置40には、キーボードやマウス等をそれぞれ適宜選択して使用できる。
CPU1は、コンピュータ10の各部を統括的に制御するプロセッサである。例えば、CPU1は、入力装置40で受け付けたユーザからの指示に基づいて、記憶部2に記憶されている画像処理プログラムを読み込む。CPU1は、その画像処理プログラムの実行により、画像平滑部20、演算部21、決定部22、調整部23として動作し(図1(b))、記憶部2に記憶されている対象画像の軸上色収差の補正処理を行う。CPU1は、その画像の画像処理の結果を、出力装置30に表示する。
画像平滑部20は、平滑化の度合い(ぼかし指標)が相異なる、例えば、N個の公知のガウシアンフィルタを用い、各ガウシアンフィルタのぼかし指標に応じて対象画像を平滑化したN個の平滑画像を生成する(Nは2以上の自然数)。なお、本実施形態におけるぼかし指標とは、例えば、ぼかし半径の大きさを指す。
演算部21は、後述するように、対象画像およびN個の平滑画像を用い、各色成分間の差分である色差面(色差)およびその標準偏差(分散)の値を算出する。そして、演算部21は、その標準偏差の分布に公知の内挿法を適用することにより、最小の標準偏差を与えるぼかし指標を求める。
決定部22は、その最小の標準偏差を与えるぼかし指標に基づいて、最も高い鮮鋭度の色成分を決定する。
調整部23は、決定部22によって決定された最も高い鮮鋭度の色成分に基づいて、色成分間の鮮鋭度を調整する。
記憶部2は、撮像した被写体の撮像画像である対象画像とともに、対象画像における軸上色収差を補正するための画像処理プログラム等を記録する。記憶部2に記憶される撮像画像やプログラム等は、バス4を介して、CPU1から適宜参照することができる。記憶部2には、一般的なハードディスク装置、光磁気ディスク装置等の記憶装置を選択して用いることができる。なお、記憶部2は、コンピュータ10に組み込まれているが、外付けの記憶装置でもよい。この場合、記憶部2は、入出力I/F3を介してコンピュータ10に接続される。
次に、本実施形態のコンピュータ10による画像処理の動作について、図2に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
ユーザは、入力装置40を用いて、画像処理プログラムのコマンドを入力、または、出力装置30に表示されたそのプログラムのアイコンをダブルクリック等し、画像処理プログラムの起動指示をCPU1に出力する。CPU1は、その指示を入出力I/F3を介して受け付け、記憶部2に記憶されている画像処理プログラムを読み込み実行する。CPU1は、図2のステップS10からステップS17の処理を開始する。
ステップS10:CPU1は、入力装置40を介して、ユーザによって指定された補正対象の対象画像を読み込む。
ステップS11:CPU1の画像平滑部20は、各ガウシアンフィルタのぼかし指標に応じ、読み込んだ対象画像を平滑化し、N個の平滑画像を生成する。なお、本実施形態では、対象画像自身も平滑画像の1つとし、本実施形態における平滑画像の総数は、(N+1)個となる。
ステップS12:CPU1の演算部21は、R成分とG成分との色差面Cr、B成分とG成分との色差面Cb、およびR成分とB成分との色差面Crbを対象画像と各平滑画像とを用いて算出する。
例えば、演算部21は、対象画像の所定の色成分であるG成分の画素値G0(i,j)と、平滑画像の上記所定の色成分とは異なる色成分であるR成分の画素値Rk(i,j)との差分を求め、次式(1)に示す色差面Cr[−k](i,j)を算出する。
Cr[−k](i,j)=Rk(i,j)−G0(i,j) …(1)
ここで、(i,j)は、処理対象の画素である注目画素の画素位置の座標を示す。kは、平滑画像のぼかし指標であり、0≦k≦Nの整数である。なお、式(1)において、ぼかし指標kがマイナスであるのは、マイナス側にR面を順次ぼかした色差面Crであることを表す。また、ぼかし指標k=0は、対象画像自身、すなわち平滑化されていない画像を表す。
同様に、演算部21は、対象画像の所定の色成分であるR成分の画素値R0(i,j)と、平滑画像の上記所定の色成分とは異なる色成分であるG成分の画素値Gk(i,j)との差分を求め、次式(2)の色差面Cr[k](i,j)を算出する。
Cr[k](i,j)=R0(i,j)−Gk(i,j) …(2)
なお、式(2)において、ぼかし指標kがプラスであるのは、プラス側にG面を順次ぼかした色差面Crであることを表す。
同様に、演算部21は、式(3)−式(6)に基づいて、B成分とG成分との色差面Cb、R成分とB成分との色差面Crbそれぞれを算出する。
Cb[−k](i,j)=Bk(i,j)−G0(i,j) …(3)
Cb[k](i,j)=B0(i,j)−Gk(i,j) …(4)
Crb[−k](i,j)=Rk(i,j)−B0(i,j) …(5)
Crb[k](i,j)=R0(i,j)−Bk(i,j) …(6)
ステップS13:演算部21は、ステップS12で算出した色差面Cr、Cb、Cbrを用い、注目画素における各色差面の標準偏差DEVr、DEVb、DEVrbを算出する。本実施形態の演算部21は、図3に示すように、斜線で示す注目画素を中心とする15ピクセル×15ピクセルの大きさの参照領域AR1(第1領域)にある画素の各色差面Cr、Cb、Cbrの値を用い標準偏差を算出する。なお、本実施形態では、参照領域の大きさを15ピクセル×15ピクセルとするが、CPU1の処理能力や軸上色収差の補正の精度に応じて適宜決めることが好ましい。本実施形態の場合には、例えば、一辺を10−30ピクセルの範囲の大きさとするのがよい。
演算部21は、次式(7)−(9)を用い各色差面の標準偏差DEVr、DEVb、DEVrbを算出する。
Figure 2012015951
Figure 2012015951
Figure 2012015951
ここで、k’は、−N〜Nの整数のぼかし指標である。rは、参照領域の一辺のピクセル数を示し、本実施形態では、r=15ピクセルである。また、(l、m)および(x、y)は、参照領域AR1内の画素位置をそれぞれ表す。
ステップS14:CPU1の決定部22は、ステップS14で算出された各色差面の標準偏差DEVr、DEVb、DEVrbに基づいて、注目画素(i,j)において最も鮮鋭度の高い色成分を決定する。
例えば、演算部21は、注目画素(i,j)において、最小の標準偏差DEVrを与えるぼかし指標k’を求める。図4は、注目画素(i,j)における標準偏差DEVr[k’]の分布を示す。図4に示す分布に基づいて、演算部21は、標準偏差DEVr[k]が最小となるぼかし指標k’=αを求める。決定部22は、最小の標準偏差を与えるぼかし指標αが正の場合、注目画素(i,j)において鮮鋭度がより高いのはG成分であると決定する。一方、決定部22は、最小の標準偏差を与えるぼかし指標αが負の場合、注目画素(i,j)において鮮鋭度がより高いのはR成分であると決定する。
演算部21は、B成分とG成分、R成分とB成分との場合についても同様に処理を行い、最小の標準偏差DEVb、DEVrbを与えるぼかし指標k’=αやk’=αrbを求める。決定部22は、ぼかし指標αおよびαrbの符号に基づいて、鮮鋭度がより高い方の色成分を決定する。
ステップS15:CPU1は、ステップS14の結果に基づいて、注目画素(i,j)において、最も鮮鋭度の高い色成分が決定できたか否かを判定する。すなわち、3つの色差面における結果のうち、2つで同一の色成分が決定された場合、決定部22は、その色成分を、注目画素(i,j)における最も鮮鋭度の高い色成分として決定する。CPU1は、ステップS16(YES側)へ移行する。
一方、例えば、各色差面の標準偏差DEVr、DEVb、DEVrbそれぞれに基づいて、決定部22がR成分、G成分、B成分を決定した場合、決定部22は、注目画素(i,j)において、最も鮮鋭度の高い色成分を1つに決定することができない。このような場合、CPU1は、不定と判定し対象画像に対する軸上色収差の補正処理を行わず、ステップS17(NO側)へ移行する。
ステップS16:CPU1の調整部23は、ステップS15において、注目画素毎に決定された色成分に基づいて、注目画素毎に色成分間の鮮鋭度を調整し軸上色収差を補正する。
そのために、演算部21は、例えば、図4に示すようなR成分とG成分との色差面Crの標準偏差DEVr[k’](i,j)の分布に基づいて、注目画素(i,j)におけるより正確なぼかし指標sを求める。すなわち、演算部21がステップS14で求めた標準偏差DEVrを最小にするぼかし指標αは、図4の点線が示すように、必ずしも真に最小の標準偏差DEVrを与えるぼかし指標ではない。そこで、演算部21は、算出された標準偏差DEVrが最小になるぼかし指標αと、隣接する両端のぼかし指標α−1およびα+1との3点に対し内挿法を適用し、より正確なぼかし指標(内挿点)sを求める。
ここで、標準偏差DEVr[k’](i,j)の分布において、DEVr[α−1](i,j)>DEVr[α+1](i,j)の場合、ぼかし指標sは、次式(10)のように表される。
ぼかし指標s=((α+1)+α)/2+(DEVr[α+1](i,j)−DEVr[α](i,j))/2/a …(10)
ここで、傾きaであり、(DEVr[α−1](i,j)−DEVr[α](i,j))/((α−1)−α)となる。
一方、DEVr[α−1](i,j)<DEVr[α+1](i,j)の場合、ぼかし指標sは、次式(11)のように表される。
ぼかし指標s=((α−1)+α)/2+(DEVr[α−1](i,j)−DEVr[α](i,j))/2/a …(11)
なお、傾きaは(DEVr[α+1](i,j)−DEVr[α](i,j))/((α+1)−α)となる。
そして、演算部21は、内挿点sとともに、ぼかし指標α、α+1のGα(i,j)、G(α+1)(j,j)を用いた公知の重み付け加算により、補正値G’(i,j)を算出する。
以下は注目画素(i,j)で最も鮮鋭度が高いのがG面とした場合の例である。
調整部23は、次式(12)に基づいて、注目画素(i,j)におけるR成分の鮮鋭度を調整し軸上色収差を補正する。
R’(i,j)=R0(i,j)+(G0(i,j)−G’(i,j)) …(12)
調整部23は、同様にB成分についても、B成分とG成分との色差面Cbの標準偏差DEVbの分布に基づいて、補正値G”(i,j)を算出し、次式(13)に基づいて、注目画素(i,j)におけるB成分の鮮鋭度を調整し軸上色収差を補正する。
B’(i,j)=B0(i,j)+(G0(i,j)−G”(i,j)) …(13)
ステップS17:CPU1は、対象画像の全ての画素について処理が終了したか否かを判定する。CPU1は、全ての画素について処理が終了していないと判定した場合、ステップS12(NO側)へ移行し、次の画素を注目画素として、ステップS12からステップS16の処理を行う。一方、CPU1は、全ての画素について処理が終了したと判定した場合、色成分R’、G、B’からなる画像を軸上色収差が補正された新たな画像として、記憶部2に記録したり出力装置30に表示したりする。そして、CPU1は、一連の処理を終了する。
このように、本実施形態では、各色差面の標準偏差の分布に基づいて、最も鮮鋭度の高い色成分を決定し、色成分間の鮮鋭度を調整することから、対象画像における色抜けを回避しつつ軸上色収差を確度高く補正できる。
《他の実施形態》
本発明の他の実施形態に係る画像処理装置は、図1に示す一の実施形態に係る画像処理装置と同様に、コンピュータ10を画像処理装置として動作させる。本実施形態の各構成要素で一の実施形態と同一ものには、同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
図5は、本実施形態のコンピュータ10による画像処理の動作のフローチャートを示す。図5において、図2に示す一の実施形態における画像処理と同一のものには、同一のステップ番号を付し詳細な説明は省略する。
本実施形態において、コンピュータ10による画像処理が一の実施形態と異なる点は、図6に示すように、CPU1が、画像処理プログラムの実行により、画像平滑部20、演算部21、決定部22、調整部23とともに、判定部24として動作する点にある。その結果、判定部24による対象画像に色境界等の色相が存在するか否かを判定するステップS20と、演算部21による色境界による画像処理に対する影響を回避するためのレベル補正を行うステップS21とが、ステップS11とステップS12との間に新たに追加される。
ここで、色境界等の色境界について簡単に説明する。図7(a)は、例えば、白地に一本の黒線の被写体を撮像した対象画像の場合で、黒線に直交する走査方向でのR成分(点線)、G成分(実線)、B成分(破線)の画素値の分布を示す。一方、図7(b)は、赤と白との2色からなる色境界を有する被写体を撮像した対象画像の場合で、色境界に直交する走査方向でのR成分(点線)、G成分(実線)、B成分(破線)の画素値の分布を示す。なお、図7の対象画像を撮像したカメラの撮像レンズは、軸上色収差を有しG成分で合焦するとする。
図7(a)に示すように、G成分は色構造をよく再現するのに対し、軸上色収差によりR成分やB成分は色構造がぼけてしまう。これにより、黒線の部分は緑またはマゼンダに滲んでしまう。しかしながら、色成分間の色構造が互いに一致する場合、演算部21は、一の実施形態と同様の画像処理を施すことにより、R成分およびB成分に対する軸上色収差を補正することができる。すなわち、本実施形態の軸上色収差の補正処理は、色成分間の色構造が互いに一致することを前提としている。
一方、図7(b)に示すように、各色成分の色構造が色境界で大きく異なる場合、上述した前提が成り立たない。すなわち、一の実施形態の場合と同様に、調整部23が、ぼかし指標sで色境界を有する対象画像のG成分を平滑化しても、R成分の分布(または鮮鋭度)に近づけることができず、R成分の軸上色収差を補正することができない。
そこで、本実施形態のコンピュータ10は、ステップS20およびステップS21において、色境界等の色境界による影響を回避するための処理を施す。
ステップS20において、判定部24は、注目画素を中心とする所定の大きさの領域AR2(第2領域)において、対象画像に色境界が存在するか否かを判定する。例えば、判定部24は、対象画像の領域AR2において、各色成分の最大と最小となる画素値を抽出する。演算部21は、各色成分の最大と最小との画素値から各色成分の画素値の分布幅を求める。判定部24は、各色成分の分布幅を比較し、最大の分布幅と最小の分布幅との差が閾値β以上となる色成分間があるか否かを判定する。判定部24が閾値β以上となる色成分間があると判定した場合、色境界が存在することを意味し、CPU1は、ステップS21(YES側)へ移行する。一方、判定部24が閾値β以上となる色成分間がないと判定した場合、色境界が存在しないことを意味し、CPU1は、ステップS13(NO側)へ移行して、一の実施形態の場合と同様の処理を行う。
ステップS21において、演算部21は、ステップS20で色境界が存在すると判定された対象画像および各平滑画像の領域AR2の各色成分に対しレベル補正を行う。すなわち、演算部21は、図7(b)に示す色成分それぞれの画素値の分布幅を、いずれかの色成分の分布幅に一致させるレベル補正を行う(図8(a)、(b))。或いは、演算部21は、色成分それぞれの画素値を所定の分布幅(例えば、0−255)に伸張しレベル補正してもよい(図8(c))。これにより、色境界等の色境界による影響を回避することができる。
なお、レベル補正された対象画像および各平滑画像の画素値は、ステップS16において、演算部21が注目画素におけるぼかし指標sを算出するまで用いられる。
また、領域AR2の大きさは、参照領域AR1と同じ大きさでもよいし、異なる大きさでもよい。すなわち、領域AR2の大きさは、CPU1の処理能力や要求される補正精度に応じて決定されることが好ましい。
このように、本実施形態では、各色差面の標準偏差の分布に基づいて、最も鮮鋭度の高い色成分を決定し、色成分間の鮮鋭度を調整することから、対象画像における色抜けを回避しつつ軸上色収差を確度高く補正できる。
また、色境界が存在する場合であっても、レベル補正を行い色成分それぞれの色構造を一致させることにより、色境界の影響を回避することができる。
《実施形態の補足事項》
(1)本発明の画像処理装置は、画像処理プログラムをコンピュータ10に実行させることで実現させたが、本発明はこれに限定されない。本発明に係る画像処理装置における処理をコンピュータ10で実現するためのプログラムおよびそれを記録した媒体に対しても適用可能である。
また、本発明の画像処理プログラムを有した図9に示すようなデジタルカメラに対しても適用可能である。なお、図9に示すデジタルカメラにおいて、撮像素子102と、撮像素子102から入力される画像信号のA/D変換や、色補間処理等の信号処理を行うデジタルフロントエンド回路のDFE103とが、撮像部を構成することが好ましい。
また、デジタルカメラを本発明の画像処理装置として動作される場合、CPU104は、画像平滑部20、演算部21、決定部22、調整部23、判定部24の各処理をソフトウエア的に実現してもよいし、ASICを用いてこれらの各処理をハードウエア的に実現してもよい。
(2)上記実施形態では、画像平滑部20が、複数のガウシアンフィルタを用いて、対象画像からN個の平滑画像を生成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図9のようなデジタルカメラの撮像レンズ101等の光学系の点広がり関数(PSF)が得られる場合、画像平滑部20は、ガウシアンフィルタを用いる代わりに、PSFを用いて平滑画像を生成してもよい。
(3)上記実施形態では、R成分とG成分との色差面Cr、B成分とG成分との色差面Cb、R成分とB成分との色差面Crbに基づいて、対象画像の軸上色収差の補正を行ったが、本発明はこれに限定されない。例えば、3つの色差面のうち2つの色差面に基づいて、対象画像の軸上色収差の補正を行ってもよい。これにより、補正処理の高速化を図ることができる。
(4)上記実施形態では、対象画像は、各画素においてR成分、G成分、B成分の画素値を有するとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、対象画像の各画素において、2つまたは4つ以上の色成分を有してもよい。
また、図9に示すデジタルカメラの撮像素子102の受光面の各画素子に、R、G、Bのカラーフィルタが公知のベイヤ配列に従って配置されている場合、その撮像素子102によって撮像されたraw画像に対しても、本発明は適用可能である。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点及び利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神及び権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点及び利点にまで及ぶことを意図する。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良及び変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物及び均等物によることも可能である。
1 CPU、2 記憶部、3 入出力I/F、4 バス、10 コンピュータ、20 画像平滑部、21 演算部、22 決定部、23 調整部、30 出力装置、40 入力装置

Claims (7)

  1. 複数の色成分の画素値を有する対象画像を、異なる複数の平滑化の度合いで平滑化し、複数の平滑画像を生成する画像平滑手段と、
    前記対象画像の各画素位置における、前記対象画像の所定の色成分の画素値と、前記平滑画像の前記所定の色成分とは異なる色成分の画素値との差分である色差を、前記各平滑画像毎に求めて、求めた前記色差の分散を算出する演算手段と、
    前記色差の分散に基づいて、前記対象画像の前記各色成分の鮮鋭度を比較し、前記鮮鋭度が最も高い色成分を決定する決定手段と、
    前記鮮鋭度が最も高い色成分に基づいて、前記対象画像の少なくとも1つの前記色成分の鮮鋭度を調整する調整手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記演算手段は、前記対象画像および前記各平滑画像で処理対象の画素位置を中心とする第1領域にある、前記所定の色成分の画素値と、前記所定の色成分とは異なる色成分の画素値とを用い、前記色差の分散を算出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記対象画像の前記処理対象の画素位置を中心とする第2領域において、前記所定の色成分の色構造と、前記所定の色成分とは異なる色成分の色構造とが異なることによる色境界が存在するか否かを判定する判定手段を備え、
    前記演算手段は、
    前記判定手段により前記色境界が存在すると判定された場合、前記対象画像および前記各平滑画像の前記第2領域における、前記所定の色成分の画素値の分布幅と、前記所定の色成分とは異なる色成分の画素値の分布幅とを互いに一致させ、前記色差の分散を算出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記決定手段は、前記色差の分散のうちで最小の分散値を与える前記平滑画像の色成分を、前記各画素での前記鮮鋭度が最も高い色成分と決定することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置において、
    前記決定手段は、前記最小の分散値を内挿法に基づいて決定することを特徴とする画像処理装置。
  6. 被写体を撮像して、複数の色成分の画素値を有する対象画像を生成する撮像手段と、
    請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 複数の色成分の画素値を有する対象画像を読み込む入力手順、
    前記対象画像を、異なる複数の平滑化の度合いで平滑化し、複数の平滑画像を生成する画像平滑手順、
    前記対象画像の各画素位置における、前記対象画像の所定の色成分の画素値と、前記平滑画像の前記所定の色成分とは異なる色成分の画素値との差分である色差を、前記各平滑画像毎に求めて、求めた前記色差の分散を算出する演算手順、
    前記色差の分散に基づいて、前記対象画像の前記各色成分の鮮鋭度を比較し、前記鮮鋭度が最も高い色成分を決定する決定手順、
    前記鮮鋭度が最も高い色成分に基づいて、前記対象画像の少なくとも1つの前記色成分の鮮鋭度を調整する調整手順、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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