JP2012008988A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作、かつ、短時間の操作で必要な操作を入力することができる電子機器を提供すること。
【解決手段】筺体と、筐体の表面に露出して配置される表示部と、筐体の表面に露出している検出面を備え、該検出面に接触している対象物の変位を検出する変位検出部と、変位検出部で検出した変位の瞬時値と、変位検出部で変位が計測される時間間隔を検出するパラメータ検出部と、パラメータ検出部で検出した瞬時値及び時間間隔に基づいて操作信号を生成する信号生成部と、信号生成部により入力された操作信号に基づいて、操作を実行する制御部と、を有し、信号生成部は、瞬時値が、変位量のしきい値を超えていると判定したら、操作信号を生成し、かつ、時間間隔に基づいて、変位量のしきい値を変化させること。
【選択図】図6

Description

本発明は、入力部を有する電子機器に関する。
電子機器、例えば、携帯電話、PDA、ポータブルナビゲーション装置、携帯ゲーム機等の携帯電子機器、パソコン(PC)等の固定型の電子機器には、操作を入力する操作部が設けられている。この操作部としては、キーボード、タッチパネル、マウス等がある。
また、主に、カーソル、ポインタ、アイコン等の操作を行うポインティングデバイスとしては、マウス、レバー、特許文献1に記載されているような上下左右の方向を入力する方向キー、特許文献2に記載されているような接触面(表面)への接触の変化(指の隆線の動き)を検出するポインティングデバイス等がある。
特開2009−295155号公報 特開2006−268852号公報
ここで、特許文献2に記載されているような光学式のセンサを用いて、接触面への接触の変化を検知し、カーソル、ポインタ、アイコン等の操作を行う操作部は、操作部の構成をより小型化することができるという利点がある。
ここで、ポインティングデバイスを用いて、複数の項目が表示されたリストに対してカーソルを移動させる場合、画面の表示領域に対して表示される文章、画像が大きいファイルでカーソルを移動させる場合などに、カーソル、ポインタを長距離移動させるためには、何度も同じ方向に操作を入力する必要がある。そのため、接触面への接触の変化で操作を検出する装置では、接触面への接触を変化させ続けなければならない。例えば、指を動かし続けてカーソルの位置を移動させ続けなければならない。このため、操作が煩雑なり、また、所望の画面を表示させるまで時間がかかってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡単な操作、かつ、短時間の操作で必要な操作を入力することができる電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、筺体と、前記筐体の表面に露出して配置される表示部と、前記筐体の表面に露出している検出面を備え、該検出面に接触している対象物の変位を検出する変位検出部と、前前記変位検出部で検出した変位の瞬時値と、前記変位検出部で変位が計測される時間間隔とを検出するパラメータ検出部と、前記パラメータ検出部で検出した前記瞬時値及び時間間隔に基づいて操作信号を生成する信号生成部と、前記信号生成部により入力された操作信号に基づいて、操作を実行する制御部と、を有し、前記信号生成部は、前記瞬時値が、変位量のしきい値を超えていると判定したら、操作信号を生成し、かつ、前記時間間隔に基づいて、前記変位量のしきい値を変化させることを特徴とする。
ここで、前記パラメータ検出部は、前記変位検出部で検出した変位の瞬時値を検出する第1検出部と、前記変位検出部で検出した変位の積算値を検出する第2検出部と、前記第1操作信号または第2操作信号のいずれかを生成した入力の計測が終了してからの経過時間を前記時間間隔として計測するタイマ部とを有し、前記信号生成部は、前記瞬時値が変位しきい値を超えている場合は、第1操作信号を生成し、前記瞬時値が変位しきい値以下であり、かつ、前記積算値が積算しきい値を超えている場合は、第2操作信号を生成し、前記制御部は、前記信号生成部により入力された前記第1操作信号と前記第2操作信号とで、異なる操作を実行し、前記表示部に表示させる画像を制御することが好ましい。
また、前記信号生成部は、前記タイマ部で計測した前記経過時間と、直前に生成した操作信号が、前記第1操作信号であるか前記第2操作信号であるかに基づいて前記変位量のしきい値を設定することが好ましい。
また、前記信号生成部は、直前に生成した操作信号が、前記第2操作信号である場合は、前記変位量のしきい値をより高く設定することが好ましい。
また、前記第2検出部は、前記第1操作信号または第2操作信号のいずれかを出力したら、前記対象物が移動したと判定し、かつ、前記積算値を初期化することが好ましい。
また、前記第1検出部による瞬時値の検出と、前記第2検出部による変位量の積算値の算出とを並列して処理することが好ましい。
また、前記制御部は、前記表示部にカーソルにより選択可能な複数の項目を表示規則に基づいて列上に配置し、かつ、項目の1つをカーソルで指定した画面を表示させている状態で、前記第1操作信号が入力されたら、前記表示部に表示する項目を前記表示規則に基づいて表示させるリストを一定個数分の切り替え、前記第2操作信号が入力されたら、前記カーソルが指定する項目を隣接する項目に切り替えることが好ましい。
また、前記第1操作信号が入力されたら、前記表示部に表示させる画像を直前に表示させていた領域に隣接する領域に切り替え、前記第2操作信号が入力されたら、前記表示部に表示する画像を直前に表示させていた領域から一定距離移動させた領域に切り替えることが好ましい。
また、前記制御部は、前記表示部に画面の表示領域よりも大きい画像を表示させている状態で、前記第2操作信号が入力されたら、前記積算値に基づいて移動量を算出し、前記表示部に表示する画像を直前に表示させていた領域から前記移動量分移動させた領域に切り替えることが好ましい。
また、前記信号生成部は、前記経過時間が短いほど、前記変位しきい値をより高く設定することが好ましい。
また、前記信号生成部は、前記経過時間が短いほど、前記変位しきい値をより低く設定することが好ましい。
また、前記信号生成部は、前記経過時間が一定時間を越えたら、前記変位しきい値を設定された基準値に設定することが好ましい。
また、前記信号生成部は、同一の操作信号を一定回数以上、連続して生成したら、次に操作信号を生成する条件を満たした場合も、直前と同一の操作信号を生成することが好ましい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表示部と、接触面を備え、該接触面に接触している対象物の変位を検出する変位検出部と、前記変位検出部で検出した変位の瞬時値を検出する第1検出部と、前記変位検出部で検出した変位の積算値を検出する第2検出部と、前記瞬時値が変位量のしきい値を超えている場合は、第1操作信号を生成し、前記瞬時値が変位量のしきい値以下であり、かつ、前記変位量の積算値が積算値のしきい値を超えている場合は、第2操作信号を生成する信号生成部と、前記信号生成部により入力された前記第1操作信号と前記第2操作信号とで、異なる操作を実行し、前記表示部に表示させる画像を制御する制御部とを有し、前記信号生成部は、同一の操作信号を一定回数以上、連続して生成したら、前記瞬時値が変位しきい値を超えている、または、前記変位量の積算値が積算しきい値を超えている、いずれと判定した場合も、直前と同一の操作信号を生成することを特徴とする。
ここで、前記変位検出部で検出した対象物の変位に基づいて、前記対象物の移動方向を検出する移動方向検出部をさらに有し、前記信号生成部は、前記移動方向検出部で、直前の操作信号の生成時に検出した移動方向とは、異なる方向に前記対象物が移動していると判定したら、前記変位量が変位量のしきい値を超えている場合は、第1操作信号を生成し、前記瞬時値が変位量のしきい値以下であり、かつ、前記変位量の積算値が積算値のしきい値を超えている場合は、第2操作信号を生成することが好ましい。
また、前記入力デバイスは、前記変位検出部で検出した対象物の変位に基づいて、前記対象物の移動方向を検出する移動方向検出部をさらに有し、前記制御部は、前記移動方向検出部で検出した移動方向にも基づいて、前記操作を実行することが好ましい。
また、前記変位検出部は、前記接触面の画像を連続して取得し、該画像を処理し、前記対象物の特徴点の変位を検出し、検出した前記特徴点の変位を前記対象物の変位として検出することが好ましい。
また、前記変位検出部は、前記接触面に不可視領域の光を照射し、前記接触面で反射した光を取得して、前記接触面の画像を取得することが好ましい。
本発明にかかる電子機器は、簡単な操作、かつ、短時間の操作で必要な操作を入力することができるという効果を奏する。
図1は、携帯電話端末の外観を示す正面図である。 図2は、タッチパネル上に表示される仮想キーボードを示す図である。 図3は、入力デバイスの概略構成を示す断面図である。 図4は、入力デバイスの概略構成を示す表面図である。 図5は、入力動作の一例を説明するための説明図である。 図6は、携帯電話端末の機能の概略構成を示すブロック図である。 図7は、入力デバイスの動作を説明するための説明図である。 図8は、入力デバイスの動作を説明するための説明図である。 図9は、入力デバイスの動作を説明するための説明図である。 図10は、入力デバイスの動作を説明するための説明図である。 図11は、入力デバイスの動作を説明するための説明図である。 図12は、携帯電話端末の動作の一例を示すフロー図である。 図13−1は、携帯電話端末の動作を説明するための説明図である。 図13−2は、携帯電話端末の動作を説明するための説明図である。 図13−3は、携帯電話端末の動作を説明するための説明図である。 図14は、携帯電話端末の動作の一例を示すフロー図である。 図15は、携帯電話端末の他の実施形態の概略構成を示す正面図である。 図16は、図15に示す携帯電話端末の側面図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下においては、電子機器として携帯電話端末を例として説明するが、本発明の適用対象は携帯電話端末に限定されるものではなく、入力部を備える各種装置、例えば、PHS(Personal Handyphone System)、PDA、ポータブルナビゲーション装置、パーソナルコンピュータ、ゲーム機等に対しても本発明は適用できる。
図1は、本発明の文字入力装置の一実施形態である携帯電話端末1の外観を示す正面図であり、携帯電話端末1は、薄板状の筺体12を有する。携帯電話端末1は、筺体12の表面に、タッチパネル2と、ボタン20、ボタン22および入力デバイス24からなる入力部3と、レシーバ7と、マイク8とが配置されている。タッチパネル2は、板状の筺体12の面積が最も広い面に配置されている。また、入力部3も、筺体12のタッチパネル2が配置されている面の、長手方向の一方の端部に配置されている。入力部3は、短手方向の一方から他方に向かって、ボタン20、入力デバイス24、ボタン22の順で配置されている。また、レシーバ7は、筺体12のタッチパネル2が配置されている面の長手方向の他方の端部、つまり、入力部3が配置されている端部とは反対側の端部に配置されている。また、レシーバ7は、筺体12のタッチパネル2が配置されている面の長手方向の一方の端部、つまり、入力部3が配置されている端部に配置されている。
タッチパネル2は、文字、図形、画像等を表示するとともに、指、スタイラス、ペン(ペンの先端、棒状部材の先端)等(以下、単に「指」という)を用いてタッチパネル2に対して行われる各種動作を検出する。ここで、図2は、タッチパネル上に表示される仮想キーボードを示す図である。例えば、携帯電話端末1は、利用者から文字の入力を受け付けるために、図2に示すように、タッチパネル2上に仮想キーボード4を表示させる。携帯電話端末1は、タッチパネル2上に仮想キーボード4を表示させる状態で、指によってタッチパネル2に入力される各種動作を検出し、仮想キーボード4のどのキーが押下されたか、接触されたかを検出し、押下、接触を検出したキーを入力したキーとすることで、文字入力を行うことができる。また、タッチパネル2は、文字の入力によらず、表示させている画像と、指によってタッチパネル2に対して行われる各種動作とに基づいて、各種操作の入力を検出し、入力された操作に基づいて各種制御を行う。
入力部3は、ボタン20、22が押下された場合に、押下されたボタンに対応する機能を起動させる。また、入力部3は、入力デバイス24に入力された動作も操作として検出し、入力された操作に基づいて各種制御を行う。以下、図3から図5を用いて、入力デバイス24の構成について説明する。ここで、図3は、入力デバイスの概略構成を示す断面図であり、図4は、入力デバイスの概略構成を示す表面図であり、図5は、入力動作の一例を説明するための説明図である。
入力デバイス24は、光源30と、光学ユニット32と、センサ34と、処理部36と、接触面38と、を有し、筺体12の表面に露出した接触面38に接触する指Fの動きを検出し、解析することで、指Fによって入力された操作を検出する。なお、本実施形態では、指Fの動きとしたが、接触面38に接触し、その接触の変化、つまり移動を検出することができる対象物であれば、操作を入力する対象物として用いることができる。対象物としては、上述とタッチパネル2と同様に、指、スタイラス、ペン等を用いることができる。また、接触面38は、表面に指F等の対象物が接触することにより、光の反射の特性が変化する材料で形成されている。また、接触面38は、露出面が円形形状である。なお、入力デバイス24の近傍には、タッチパネル2が配置されており、タッチパネル2は、表示部2Bと、表示部2Bに重畳されたタッチセンサ2Aとで構成されている。
光源30は、光を出力する光源である。光源としては、LED(Light Emitting Diode)、レーザダイオード等を用いることができる。なお、光源としては、一定の波長、特に、不可視領域の波長の光を出力する光源を用いることが好ましい。不可視領域の波長の光を用いることで、接触面38から外部に光が射出されても、認識されないようにすることができ、ユーザがまぶしい思いをすることを抑制できる。また、光学ユニットを簡単にすることができるため、指向性の高い光を射出する光源を用いることが好ましい。
光学ユニット32は、光源30から出力された光を、接触面38に到達させた後、センサ34まで案内する光の経路を構成する機構であり、ミラー32aと、光学系32bとを有する。ミラー32aは、光源30から出力された光を反射し、接触面38に向けて偏向する。光学系32aは、光を集光、屈折させる光学部材で構成され、接触面38で反射した光をセンサ34に向けて偏向する。
センサ34は、接触面38で反射された光を検出する光検出素子である。センサ34は、平面の検出面を有し、平面の各位置に入射される光の強度の分布を検出することで、接触面38の画像を取得する。センサ34は、検出した結果(画像)を処理部36に送る。処理部36は、入力処理部(DSP、Digital Signal Processor)であり、センサ34での検出結果に基づいて、指Fの動きを検出する。なお、処理部36については、後ほど説明する。
入力デバイス24は、以上のような構成であり、光源30から光を出力した光を光学ユニット32で案内することで、接触面38で反射させた後、センサ34に入射させる。その後、入力デバイス24は、センサ34で入射した光の分布の情報を処理部36に送り、処理部36で、検出結果を解析することで、接触面38に接触している指F(対象物)の形状を検出する。入力デバイス24は、このように、接触面38に接触している指Fの形状の検出を一定時間毎に繰り返すことで、接触面38に接触している指Fの形状の変化、つまり、指Fの動き、指Fの移動を検出する。なお、入力デバイス24は、指Fの画像を検出することで、指Fの凹凸(指紋等)を検出し、その指紋から特徴点を検出し、その特徴点の移動を検出することで、指の移動を検出することができる。また、図3では、接触面38の一箇所のみを検出している状態を示しているが、同様のユニットを複数配置することで、接触面38の全域の画像を取得(検出)することができる。
ここで、入力デバイス24は、図4に示すように、接触面38の領域が、第1領域40と、第2領域42と、第3領域44と、第4領域46とに分割して設定されている。ここで、第1領域40は、接触面38の中心を中心として、タッチパネル2に最も近い点を0°とした場合、315°から45°間までの領域である。同様に、第2領域42は、135°から225°間までの領域である。また、第3領域42は、225°から315°間までの領域である。また、第4領域42は、45°から135°間までの領域である。
入力デバイス24は、例えば、タッチパネル2に長手方向を上下方向とした画像を表示させている場合に、第1領域40から第2領域42に指F(指Fの任意の特徴点)が移動したことを検出したら、カーソル等の操作対象が、下方向に移動する指示が入力されたと判定する。また、図5に示すように、指FがX方向に移動し、入力デバイス24が、指Fが第3領域44から第4領域46に移動したことを検出したら、操作対象が、右方向に移動する指示が入力されたと判定する。このように、入力デバイス24は、領域を分割しておき、どの領域からどの領域に指が移動したかを検出することで、上下左右の4つのうちいずれの方向に移動する操作が入力されたかを判定することができる。つまり、入力デバイス24を方向キーとして好適に用いることができる。
次に、携帯電話端末1の機能と制御部との関係を説明する。図6は、図1に示す携帯電話端末1の機能の概略構成を示すブロック図である。図6に示すように携帯電話端末1は、タッチパネル2と、入力部3と、電源部5と、通信部6と、レシーバ7と、マイク8と、記憶部9と、主制御部10と、RAM(Random Access Memory)11とを有する。
タッチパネル2は、上述したように、表示部2Bと、表示部2Bに重畳されたタッチセンサ2Aとを有する。タッチセンサ2Aは、指を用いてタッチパネル2に対して行われた各種動作を、動作が行われた場所のタッチパネル2上での位置とともに検出する。タッチセンサ2Aによって検出される動作には、指をタッチパネル2の表面に接触させる動作や、指をタッチパネル2の表面に接触させたまま移動させる動作や、指をタッチパネル2の表面から離す動作が含まれる。なお、タッチセンサ2Aは、感圧式、静電式等のいずれの検出方式を採用していてもよい。表示部2Bは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD、Liquid Crystal Display)や、有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネルなどで構成され、文字、図形、画像等を表示する。
入力部3は、上述したようにボタン20、22と、入力デバイス24とを有する。ボタン20、22は、物理的な入力(押下)を通じて利用者の操作を受け付け、受け付けた操作に対応する信号を主制御部10へ送信する。なお、入力デバイス24については、後述する。
電源部5は、蓄電池または外部電源から得られる電力を、主制御部10を含む携帯電話端末1の各機能部へ供給する。通信部6は、基地局によって割り当てられるチャネルを介し、基地局との間でCDMA方式などによる無線信号回線を確立し、基地局との間で電話通信及び情報通信を行う。レシーバ7は、電話通信における相手側の音声や着信音等を出力する。マイク8は、利用者等の音声を電気的な信号へ変換する。
記憶部9は、例えば、不揮発性メモリや磁気記憶装置であり、主制御部10での処理に利用されるプログラムやデータを保存する。具体的には、記憶部9は、メールの送受信や閲覧のためのメールプログラム9Aや、WEBページの閲覧のためのブラウザプログラム9Bや、入力デバイス24に入力された入力操作に基づいて制御動作、処理を決定する入力処理プログラム9Cや、文字入力時にタッチパネル2に表示される仮想キーボードに関する定義を含む仮想キーボードデータ9Dや、入力処理で検出した入力操作と制御動作とを対応付けた条件を含む処理条件テーブル9Eを記憶する。また、記憶部9には、携帯電話端末1の基本的な機能を実現するオペレーティングシステムプログラムや、氏名、電話番号、メールアドレス等が登録されたアドレス帳データ等の他のプログラムやデータも記憶される。また、記憶部9には、タッチパネル2に入力された入力操作に基づいて制御動作、処理を決定するプログラム等も記憶される。なお、制御動作、処理とは、携帯電子機器1で実行する各種動作、処理が含まれ、例えば、カーソル、ポインタの移動、画面の表示切替、文字入力処理、各種アプリケーションの起動処理、終了処理がある。
主制御部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、携帯電話端末1の動作を統括的に制御する。具体的には、主制御部10は、記憶部9に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、記憶部9に記憶されているプログラムを実行して、タッチパネル2、入力部3、通信部6等を制御することによって各種処理を実行する。主制御部10は、記憶部9に記憶されているプログラムや、処理を実行することによって取得/生成/加工されたデータを、一時的な記憶領域を提供するRAM11に必要に応じて展開する。なお、主制御部10が実行するプログラムや参照するデータは、通信部6による無線通信でサーバ装置からダウンロードすることとしてもよい。
次に、図6から図10を用いて、入力デバイス24について説明する。入力デバイス24は、図6に示すように、変位検出部50と、第1検出部52と、第2検出部54と、方向検出部56と、タイマ部57と、信号生成部58とを有する。なお、変位検出部50の一部と、第1検出部52と、第2検出部54と、方向検出部56と、タイマ部57と、信号生成部58とは、演算処理を実行する機能部であり、処理部36を構成する処理部により実行される。また、変位検出部50の一部と、第1検出部52と、第2検出部54と、方向検出部56と、信号生成部58との機能は、1つのアプリケーションソフト、プログラムで実行するようにしても、機能毎に別々のアプリケーションソフト、プログラムで実行するようにしてもよい。また、本実施形態では、処理部36と、主制御部10とを別々に設けたが、1つのCPUで両方の機能を実行するようにしてもよい。また、処理部36の一部の機能を主制御部10で実行するようにしてもよい。
変位検出部50は、上述した光源30と、光学ユニット32と、センサ34と、処理部36の一部の機能と、接触面38とを有する。変位検出部50は、上述した処理により、接触面38の画像を取得し、解析することで、対象物の変位(移動)を検出する。ここで、図7は、それぞれ、入力デバイスの動作を説明するための説明図である。変位検出部50は、図7に示すように、一定時間毎(20ms)毎に検出を行い(ポーリングデータを取得し)、接触面の画像の変化、または、何らかの接触があったことを検出したら、変位を検出する処理を開始する。
第1検出部52は、変位検出部50で検出した画像の情報または対象物の変位の情報から、単位時間当たりの変位量(瞬時値)を検出する。第1検出部52は、単位時間当たりごとに変位量を検出し、検出した変位量を瞬時値として検出する。なお、単位時間は、種々の設定とすることができ、つまり、設定した一定時間であればよく、例えば、変位検出部50で検出が行われる毎に行っても、設定された時間が経過する毎に行ってもよい。第1検出部52は、検出した瞬時値を信号生成部58に送る。
第2検出部54は、第1検出部52で検出した瞬時値を積算し、変位量の積算値を算出する。つまり、第2検出部54は、積算を開始してからの合計の変位量を算出する。なお、本実施形態では、第1検出部52で検出した瞬時値を用いるようにしたが、第1検出部52とは、別処理で瞬時値を算出し、変位量を積算するようにしてもよい。つまり、第2検出部54は、変位検出部50で検出した変位の積算値を検出できればよく、その検出方法は、限定されない。第2検出部54は、検出した変位量の積算値を信号生成部58に送る。また、第2検出部54は、信号生成部58等から積算値の初期化の指示が入力されたら、積算値を初期化、つまり0とし、初期化後に検出した瞬時値を用いて、再び変位量の積算を開始する。
移動方向検出部56は、変位検出部50で検出した変位の方向を検出し、対象物が移動した方向を検出する。つまり、移動方向検出部56は、対象物が、第1領域40から第4領域46のいずれから、第1領域40から第4領域46のいずれかに移動したかを検出し、検出した移動方向の情報を信号生成部58に送る。
タイマ部57は、計測開始からの経過時間を計測する計測部である。なお、タイマ部57は、信号生成部58から送られてくる情報に基づいて、経過時間の計測を開始する。具体的には、後述する第1操作信号を生成した入力の計測が終了したら、または、第2操作信号を生成した入力の計測が終了したら、経過時間の計測を開始する。つまり、第1操作信号、または、第2操作信号を生成した入力の終了(完了)を、計測開始のトリガーとする。タイマ部57は、計測した経過時間を信号生成部58に送る。
信号生成部58は、第1検出部52と、第2検出部54と、方向検出部56とから送られている情報に基づいて、操作信号を生成し、生成した操作信号を主制御部10に送る。まず、信号生成部58は、瞬時値と、変位量の積算値に対してそれぞれしきい値が設定されている。具体的には、瞬時値に対しては、変位量のしきい値である、変位量のしきい値(速度検出レベル)が設定されており、変位量の積算値に対しては、変位量の積算値のしきい値である積算値のしきい値(キー検出レベル)が設定されている。なお、変位量を基準とすると、変位量のしきい値は、積算値のしきい値よりも大きい値と設定されている。
ここで、信号生成部58は、変位量のしきい値を経過時間に基づいて設定する。具体的には、信号生成部58には、経過時間としきい値変化量との関係を記憶しており、タイマ部57で計測された経過時間に基づいてしきい値変化量を決定する。なお、本実施形態では、信号生成部58は、経過時間が短いほど変位量のしきい値を高い値として設定する。つまり、信号生成部58は、経過時間が短いほど変位量のしきい値となる変位量をより大きい値、つまり瞬時値となる単位時間当たりの変位量、つまり、対象物の移動速度のしきい値をより速い速度に設定する。
信号生成部58は、経過時間に基づいてしきい値変化量を決定したら、第1検出部52から送られる瞬時値としきい値とを比較し、かつ、第2検出部54から送られる変位量の積算値とをしきい値と比較し、比較結果に基づいて、操作信号を生成する。本実施形態では、信号生成部58は、第1検出部52から送られた瞬時値が変位量のしきい値を超えていたら、第1操作信号を生成し、第2検出部54から送られた変位量の積算値が積算値のしきい値を超えていたら、第2操作信号を生成する。また、信号生成部58は、同じ検出タイミングで、第1検出部52から送られた瞬時値が変位量のしきい値を超え、第2検出部54から送られた変位量の積算値が積算値のしきい値を超えた場合は、第1操作信号を生成する。また、信号生成部58は、第1操作信号または第2操作信号を生成し、生成した操作信号を主制御部10に出力したら、第2検出部54に積算値の初期化指示を出力する。これにより、第2検出部54は、第1操作信号または第2操作信号が主制御部10に送信される毎に積算値が初期化される。また、信号生成部58は、第1操作信号または第2操作信号を生成し、生成した操作信号を主制御部10に出力し、かつ、操作信号を生成した入力の計測が終了したら、タイマ部57に計測開始の指示を入力する。これにより、タイマ部57は、第1操作信号または第2操作信号が生成される毎に、経過時間を0にリセットし、経過時間の計測を開始する。なお、操作信号を生成した入力の計測が終了するとは、しきい値を超えたことを検出した後、瞬時値が0となった時点である。なお、しきい値を超えたことを検出した時点を、操作信号を生成した入力の計測が終了したと判定してもよい。
また、信号生成部58は、移動方向検出部56から送られた移動方向の情報に基づいて、移動方向を示す操作信号を生成し、主制御部10に送る。なお、信号生成部58は、第1操作信号または第2操作信号を生成するときに、移動方向を示す操作信号を生成するようにしても、第1操作信号及び第2操作信号の生成とは関係なく、移動方向を示す操作信号を生成するようにしてもよい。
入力デバイス24は、以上のような構成であり、ユーザによる入力を瞬時値と、変量の積算値との両方で検出し、その検出結果に基づいて異なる操作信号を生成する。つまり、入力デバイス24は、瞬時値制御と、積算値制御とを並列で実行する。また、入力デバイス24は、経過時間に基づいて、瞬時値制御の基準となる変位量のしきい値を設定させる、つまり、経過時間によって、変位量のしきい値を異なる値とする。
次に、図8から図11を用いて、入力デバイスの検出動作について説明する。ここで、図8から図11は、それぞれ、入力デバイスの動作を説明するための説明図である。また、図8は、検出した瞬時値及び積算値と、時間との関係を示すグラフである。なお、図8は、縦軸を変位量(瞬時値)または積算値とし、横軸を時間とした。また、図8は、任意の直線上の方向、例えば、上下方向、左右方向の変位を検出した状態である。また、図9及び図10は、それぞれ、入力デバイス24が操作を1回検出したときの瞬時値及び積算値と時間との関係を示すグラフである。図9及び図10は、縦軸を変位量(Delta X)[count]とし、横軸を時間[ms]とした。なお、変位量の単位countは、入力デバイスでの変位量の検出単位(例えば、移動した画素の数)である。また、図11は、変位量しきい値と経過時間との関係を示すグラフである。図11は、縦軸を変位量、横軸を時間(Time)としている。
入力デバイス24は、変位検出部50で検出した値に基づいて、第1検出部52で瞬時値を検出することで、図8に示すように、各単位時間における変位量を算出することができる。変位検出部50で検出した値に基づいて、第2検出部54で変位量の積算値を検出することで、図8に示すように、各単位時間における変位量の積算値を算出することができる。また、移動方向検出部56の検出結果に基づいて、移動方向を検出することで、変位がプラス方向の変位量であるか、マイナス方向(プラス方向とは逆方向)の変位量であるかを検出することができる。信号生成部58は、検出された瞬時値に基づいた瞬時値制御と、積算値に基づいた積算値制御を並列で行う。また、図8に示す例では、積算値のしきい値として、「INTE_THRESH」が設定されており、変位量のしきい値として、「SPEED_THRESH_MIDDLE」と、「SPEED_THRESH_MIDDLE」よりも変位量が大きい「SPEED_THRESH_HIGH」が設定されている。なお、図8に示す変位量のしきい値は、基準の値であり、経過時間に応じた変化は考慮していない。
信号生成部58は、瞬時値がしきい値を越えることなく、積算値がしきい値を超えたら、つまり、特異点60、特異点62となったら、第2操作信号を生成する。また、信号生成部58は、瞬時値として、しきい値を超える変位量を検出したら、つまり特異点64、66となる瞬時値を検出したら、第1操作信号を生成する。また、信号生成部58は、特異点60、62、64、66を検出し、操作信号を生成したら、積算値を初期化し、0とする。
信号生成部58は、以上のように制御を行うことで、例えば、図9に示すように、積算値がしきい値72、つまり、Key検出レベル(積算値のしきい値)を超えるのと同時に、瞬時値がしきい値74、つまり、速度検出レベル(変位量のしきい値)を超えたら、図9では時間が20msのときに、一定速度より速い速度で指が動かされたと判定し、第1操作信号を生成する。
また、信号生成部58は、例えば、図10に示すように、瞬時値がしきい値74を超える前に、積算値がしきい値72を超えたら、図10では、時間が40msのときに、一定速度以下で一定距離以上指が動かされたと判定し、第2操作信号を生成する。
また、信号生成部58は、経過時間に応じて、変位量のしきい値を異なる値とする。以下、図11を用いて説明する。まず、第1検出部52は、時間tまでの間、0以上の瞬時値である検出値76aを検出し、時間tから時間tの間、0以上の瞬時値である検出値76bを検出し、時間tから時間tの間、0以上の瞬時値である検出値76cを検出する。なお、検出値76a、検出値76b、検出値76cの積算値は、いずれも積算値のしきい値を超える値となっている。
ここで、信号生成部58は、計測を開始してから最初の検出値76aの検出時、変位量のしきい値の基準値(初期値)として、しきい値78aが設定されている。なお、検出値76aを構成する瞬時値は、いずれも、しきい値78aを超えない。従って、信号生成部58は、積算値が、積算値のしきい値を超えたら、第2操作信号を生成して出力する。その後、信号生成部58は、検出値76bの検出時、検出値76aの検出後の経過時間に基づいて、変化量のしきい値を算出する。まず、時間tから時間T経過後の時間tで検出値76bが検出されている。信号生成部58は、時間Tに基づいて、しきい値を決定する。本実施形態では、時間(経過時間)Tは、設定された基準時間よりも短い時間である、そのため、信号生成部58は、しきい値78aよりも高いしきい値78bをしきい値として設定する。なお、検出値76bを構成する瞬時値は、いずれも、しきい値78bを超えない。従って、信号生成部58は、積算値が、積算値のしきい値を超えたら、第2操作信号を生成して出力する。なお、検出値76bは、一部の瞬時値がしきい値78aを超えている。
その後、信号生成部58は、検出値76bの検出時、検出値76bの検出後の経過時間に基づいて、変化量のしきい値を算出する。まず、時間tから時間T経過後の時間tで検出値76cが検出されている。信号生成部58は、時間Tに基づいて、しきい値を決定する。本実施形態では、時間(経過時間)Tは、設定された基準時間よりも長い時間である、そのため、信号生成部58は、しきい値78aと同じ値のしきい値78cをしきい値として設定する。なお、検出値76cを構成する瞬時値は、一部の瞬時値がしきい値78cを超える。従って、信号生成部58は、瞬時値が、しきい値78cを超えたら、第1操作信号を生成して出力する。
このように、信号生成部58は、経過時間に基づいてしきい値を設定することで、同じ大きさの瞬時値を検出した場合でも異なる操作信号を生成させることができる。また、経過時間に基づいてしきい値を設定することで、使用状態に応じた適切なしきい値を設定することができる。
次に、携帯電話端末1が入力デバイス24への操作を受け付ける場合の動作について説明する。図12は、携帯電話端末の動作の一例を示すフロー図である。また、図13−1から図13−3は、それぞれ、携帯電話端末の動作を説明するための説明図である。なお、図12から図13−3は、タッチパネル2の表示部2Bに複数の項目をリスト上に表示させる場合の携帯電子端末1及び入力デバイス24の動作の一例である。また、本例では、表示部2Bに表示させる項目の画像は、表示部2Bの表示領域よりも大きい。つまり、表示部2Bに全ての項目を一度に表示できない数の項目があるリストを表示させる場合の例である。また、図12から図13−3に示す携帯電話端末1の各動作は、入力デバイス24の処理部36と主制御部10の両方で情報の送受信を行い処理される。
まず、携帯電話端末1は、ステップS8として、タイマ部57より経過時間を検出し、ステップS10として、信号生成部58により、経過時間に基づいてしきい値を設定する。なお、信号生成部58は、経過時間に基づいて、変位量のしきい値を設定する。なお、信号生成部58は、最初の入力時、基準として設定されている変位量のしきい値をしきい値として設定する。携帯電話端末1は、ステップS10でしきい値を設定したら、ステップS11として、入力デバイス24の第1検出部52により、瞬時値を検出する。携帯電話端末1は、ステップS11で瞬時値を検出したら、ステップS12として、信号生成部58により、検出した瞬時値がステップS10で設定したしきい値(変位量のしきい値)を超えるか、つまり、変位量のしきい値<瞬時値であるかを判定する。
携帯電話端末1は、ステップS12で瞬時値がしきい値を超える(ステップS12でYes)、つまり、変位量のしきい値<瞬時値であると判定したら、ステップS14として、信号生成部58で、第1操作信号を生成し、主制御部10に第1操作信号を出力する。その後、携帯電話端末1は、ステップS16として、主制御部10により、画面をスクロールする。ここで、主制御部10は、第1操作信号を受信したら、条件テーブルから第1操作信号に対応する動作を抽出、決定し、決定した動作を行う。本例では、画面に複数の項目(オブジェクト)がリスト上に表示されている場合は、1画面分(一定個数分の項目)表示をスクロールする動作が第1操作信号に対応付けられている。これにより、主制御部10は、第1操作信号を受信したら、画面を1画面分スクロールする。なお、画面をスクロールさせる方向は、対象物の変位方向に対応した方向である。携帯電話端末1は、ステップS16の処理を終了したら、ステップS24に進む。
また、携帯電話端末1は、ステップS12で、瞬時値がしきい値を超えない(ステップS12でNo)、つまり、変位量のしきい値≧瞬時値であるかと判定したら、ステップS17として、第2検出部54により積算値を検出する。なお、このステップS17の処理は、ステップS11と同時に行ってもよい。携帯電話端末1は、ステップS17で積算値を検出したら、ステップS18として、信号生成部58により、検出した積算値がしきい値(積算値のしきい値)を超えるか、つまり、積算値のしきい値<積算値であるかを判定する。また、携帯電話端末1は、ステップS18で、積算値がしきい値を超えない(ステップS18でNo)、つまり、積算値のしきい値≧積算値であるかと判定したら、ステップS11に進み、上記処理を繰り返す。つまり、携帯電話端末1(入力デバイス24)は、瞬時値と積算値のいずれかがしきい値を超えるまで、ステップS11、ステップS12、ステップS17、ステップS18の処理を繰り返す。
携帯電話端末1は、ステップS18で積算値がしきい値を超える(ステップS18でYes)、つまり、積算値のしきい値<積算値であると判定したら、ステップS20として、信号生成部58で、第2操作信号を生成し、主制御部10に第2操作信号を出力する。その後、携帯電話端末1は、ステップS22として、主制御部10により、カーソルを1つ移動させる。ここで、主制御部10は、第2操作信号を受信したら、条件テーブルから第2操作信号に対応する動作を抽出、決定し、決定した動作を行う。本例では、画面に複数の項目がリスト上に表示されている場合は、項目を指定しているカーソルを1つ隣の項目に移動させる動作が第2操作信号に対応付けられている。これにより、主制御部10は、第2操作信号を受信したら、画面に表示させているカーソルを1項目分移動させる。なお、カーソルを移動させる方向は、対象物の変位方向に対応した方向である。携帯電話端末1は、ステップS16の処理を終了したら、ステップS24に進む。
携帯電話端末1は、ステップS16またはステップS22の処理を行ったら、ステップS24として、第2検出部54で算出している積算値を初期化し、0とする。また、携帯電話端末1は、操作信号を生成した入力が終了したら、タイマ部57による経過時間の計測を一旦リセット、つまり0とする。携帯電話端末1は、経過時間及び積算値の初期化が終了したら、その後処理を終了する。なお、携帯電話端末1は、画像を表示させている状態が継続されている間、つまりアプリケーションが実行されている間は、上記処理を繰り返し行う。
携帯電話端末1は、図12に示す処理により、入力デバイス24を操作することで、以下の制御を行うことができる。まず、携帯電話端末1には、図13−1に示すように、画面80の領域82に複数の項目86がリスト上に(配列されて)表示され、領域82には、バー84に指示指標89が表示されている。ここで項目86としては、「Cメニュー」、「Dメニュー」、「Eメニュー」、「Fメニュー」、「Gメニュー」の5つの項目86が表示されており、「Dメニュー」の項目86が、カーソル88によって指定されている。また、バー84及び指示指標89は、アプリケーションにより作成している画像全体のうち、どの領域を画面80に表示させているかを示している。つまり、バー84と指示指標89とは、画像全体と画面80に表示させている画像との位置関係に対応付けられている。
携帯電話端末1は、図13−1に示す画面の状態で、移動方向が下方向の第2操作信号を検出したら、図13−2に示すように、カーソル88aが「Eメニュー」の項目88を指定している状態となるように、カーソル88aの位置を移動させる。
また、携帯電話端末1は、図13−1に示す画面の状態で、移動方向が下方向の第1操作信号を検出したら、図13−3に示すように、表示領域82に表示する項目86aを、「Hメニュー」、「Iメニュー」、「Jメニュー」、「Kメニュー」、「Lメニュー」の5つの項目86aに切り替える。ここで、項目86aは、画像全体の位置関係において、「Gメニュー」の項目86の下に配置されている項目である。つまり、携帯電話端末1は、領域82に表示させる項目を一画面分移動させ、表示させる項目を全て入れ替える。また、表示させる項目が入れ替わったことにより、表示指標89aの位置も下方向に移動している。また、カーソル88bは、「Hメニュー」の項目86aを指定している状態とされる。
携帯電話端末1は、以上のように、入力デバイス24に入力される操作として検出する変位量を、瞬時値と積算値の両方で検出し、その検出された値に基づいて、実行する操作を切り替えることで、ユーザは、入力する操作、つまり指をスライドさせる速度を変えるだけで、異なる操作を入力することができる。これにより、入力デバイス24により入力可能な操作をより多くすることができる。
また、携帯電話端末1は、経過時間に応じて、変化量のしきい値を設定することで、入力状態に応じて、しきい値を切り替えることができる。つまり、短い間隔で連続して入力された場合と、一定時間経過後に入力された場合とで、しきい値の設定値を異なる値とできることで、ユーザの使用に沿った操作を検出しやすくすることができる。
また、本実施形態のように、短い時間間隔で、操作が入力された場合は、変化量のしきい値を高くすることで、前の入力より後の入力の方が、入力速度(指の移動速度)が早くなるが、直前と同じ操作を行いたいことが多い、連続入力の場合に、第2操作信号を検出した後、第1操作信号を検出してしまうことを抑制することができる。なお、変化量のしきい値は、経過時間に応じて、徐々に変化する設定としてもよいし、一定のしきい値の経過時間を基準として、異なる値に切り替わるようにしてもよい。
また、本実施形態のように、入力速度(指の移動速度、対象物の移動速度)が速い入力をしたら、入力速度が遅い入力により実行する処理を複数回実行することで実現できる処理を実行するようにすることで、ユーザは、直感的な操作が可能になる。また、複数回操作を入力する必要が無くなるため、短時間での操作が可能となり、かつ、操作の手間もかからなくなる。
また、携帯電話端末1は、変位量のしきい値と、積算値のしきい値との関係を、しきい値変異量<積算値のしきい値とすることで、早く入力したのに第2操作信号が出力されてしまう可能性を低減することができる。これにより、ユーザが意図した操作が実行されやすくすることができる。
なお、本実施形態では、経過時間が短いほど、変位量のしきい値を高くしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、経過時間が短いほど、直前の操作信号と同じ操作信号を入力しやすい設定としてもよい。例えば、直前の操作信号が第1操作信号だった場合は、経過時間が短いほど、変位量のしきい値を低くするようにしても良い。これにより、短い時間で連続して操作を入力する場合は、同じ操作を入力しやすくすることができる。
また、携帯通話端末1は、直前の操作信号の種類も加味して、つまり、第1操作信号を出力したか、第2操作信号を出力したかで、しきい値の値を変化させるようにしてもよい。これにより、ユーザの所望の処理を入力しやすくすることができる。
また、本実施形態では、変位量のしきい値のみの設定を切り替えるようにしたが、積算値のしきい値も経過時間によって変化させるようにしてもよい。例えば、経過時間が短いほど、積算値のしきい値を低くするようにしてもよい。これにより、少ない入力(指の移動)で、操作を入力することができ、ユーザの労力を少なくすることができる。
また、携帯電話端末1は、変位量のしきい値を複数の値で設定し、例えば、図8に示すように2段階で設定し、それぞれの変位量のしきい値毎に、異なる操作信号を出力させ、異なる操作を実行させるようにしてもよい。このように変位量のしきい値を複数の値で設定し、それぞれ異なる処理を実行させることで、入力デバイスでより多くの種類の操作を入力することが可能となる。
また、入力デバイス24は、本実施形態のように、第1検出部52と第2検出部54とを並列で処理することが好ましい。これにより、処理時間を短くすることができる。
また、上記実施形態では、画面のスクロール操作及びカーソルの移動操作の場合を例として説明したが、本発明はこれに限定されず、入力デバイスを用いた、種々の操作に対応付けることができる。ここで、入力デバイスで入力する操作としては、マウス、ジョイスティック、トラックボール等のいわゆるポインティングデバイスで入力可能な各種操作があり、カーソルの移動や、ポインタの移動、画面のスクロール等が例示される。例えば、第1操作信号が入力されたら、カーソルを画面の端まで移動させ、第2操作信号が入力されたら、カーソルを画面の途中まで移動させる制御が可能となる。具体的には、前記表示部に画面の表示領域よりも大きい画像を表示させている状態で、第1操作信号が入力されたら、表示部に表示させる画像を直前に表示させていた領域に隣接する領域に切り替え、第2操作信号が入力されたら、表示部に表示する画像を直前に表示させていた領域から一定距離移動させた領域に切り替えるようにしてもよい。また、表示部に画面の表示領域よりも大きい画像を表示させている状態で、第2操作信号が入力されたら、積算値に基づいて移動量を算出し、表示部に表示する画像を直前に表示させていた領域から前記移動量分移動させた領域に切り替えるようにしてもよい。これにより、画像をスクロールと改ページ(1ページ分の移動、画面に表示させている画像の全面入れ替え)とを1つの入力デバイスに入力する指の速度のみで切り替えることができる。
次に、図14を用いて、携帯電話端末及び入力デバイスの他の動作について説明する。ここで、図14は、携帯電話端末の動作の一例を示すフロー図である。まず、携帯電話端末1の入力デバイス24は、ステップS30として、同一操作信号の連続回数が一定以上であるかを判定する。つまり、入力デバイス24は、ステップS30で同じ操作信号を一定回数以上連続して生成したかを判定する。入力デバイス24は、ステップS30で、同一操作信号の連続回数が一定回数未満である(ステップS30でNo)と判定したら、ステップS40に進む。
入力デバイス24は、ステップS30で、同一操作信号の連続回数が一定以上である(ステップS30でYes)と判定したら、ステップS34として、操作信号を作成するかを判定する。ここで、入力デバイス24は、上述と同様に、積算値が積算値のしきい値を超えたか、または、瞬時値が変位量のしきい値を超えたら、操作信号を作成すると判定し、いずれのしきい値も超えていない場合は、操作信号を作成しないと判定する。
入力デバイス24は、ステップS34で、操作信号を作成しない(ステップS34でNo)と判定したら、ステップS36としてリセット入力があるかを判定する。ここで、リセット入力とは、直前に入力された信号の情報をリセット(消去)する処理を行う指示の入力である。なお、リセット入力として、種々の入力を想定することができるが、想定されている入力方向とは異なる方向への操作の入力、例えば、上下方向の操作の入力を連続して検出している場合は、左右方向の操作の入力である。入力デバイス24は、ステップS36で、リセット入力なし(ステップS36でNo)と判定したら、ステップS34に進み、上記処理を繰り返す。
入力デバイス24は、ステップS36で、リセット入力あり(ステップS36でYes)と判定したら、リセット処理、つまり、前に入力された信号の情報をリセット(消去)し、ステップS40に進む。
また、入力デバイス24は、ステップS34で、操作信号を作成する(ステップS34でYes)と判定したら、ステップS38で操作信号を生成して、生成した操作信号を出力する。なお、入力デバイス24は、操作信号として、直前に出力した操作信号と同じ操作信号を生成し、出力する。入力デバイス24は、操作信号を出力したら、処理を終了する。
また、入力デバイス24は、ステップS30でNoまたは、ステップS36でYesと判定したら、ステップS40で通常入力処理を行い、その後、処理を終了する。なお通常入力処理とは、上述した図12の処理である。なお、ステップS8、ステップS10の経過時間によるしきい値の設定は必ずしも行わなくてもよい。
このように、携帯電話端末1、入力デバイス24は、図14に示す処理を行うことで、同じ操作信号が連続して入力されたら、その後、操作信号を入力する条件を満たしたら、その条件によらず直前に入力した操作信号と同じ操作信号を入力することができる。これにより、連続した入力をより簡単に行うことができる。
また、リセット入力がされたら、連続入力の回数によらず、通常の処理を行うようにすることで、ユーザの任意の操作で、設定を解除することができ、より使いやすくすることができる。
さらに、操作信号を入力する対象となっている方向に直交(交差)する方向の入力を、リセット入力とすることで、簡単な操作でリセット入力を行うことができる。また、入力デバイスへの入力でリセット入力を入力することができる。
なお、図14に示す処理の場合も、上述したように、しきい値を、経過時間に基づいて、設定することが好ましいが、本発明はこれに限定されない。図14に示す処理の場合は、しきい値を一定としても良い。またしきい値を一定とする場合は、タイマ部を設けなくてもよい。
ここで、上記実施形態では、携帯電話端末として、タッチパネルを有する構成としたが、本発明はこれに限定されない。図15は、実施形態に係る携帯電話端末の他の実施形態の概略構成を示す正面図であり、図16は、図15に示す携帯電話端末の側面図である。図1、図2に示す携帯電話端末100は、無線通信機能を有する携帯電話機である。携帯電話端末100は、筐体101Cが複数の筐体で構成される。具体的には、筐体101Cは、第1筐体101CAと第2筐体101CBとで開閉可能に構成される。すなわち、携帯電話端末100は、折り畳み式の筐体を有する。なお、携帯電話端末100の筐体は、このような構造に限定されるものではない。例えば、携帯電話端末100の筐体は、両方の筐体を重ね合わせた状態から一方の筐体と他方の筐体とを互いにスライドできるようにしたスライド式の筐体であってもよいし、重ね合わせ方向に沿う軸線を中心に、一方の筐体を回転させるようにした回転式や、2軸ヒンジを介して両方の筐体を連結したものでもよい。
第1筐体101CAと第2筐体101CBとは、連結部であるヒンジ機構108で連結されている。ヒンジ機構108で第1筐体101CAと第2筐体101CBとを連結することにより、第1筐体101CA及び第2筐体101CBは、ヒンジ機構108を中心として、図16の矢印Rで示す方向に相対的に回動できる。第1筐体101CAと第2筐体101CBとは、ヒンジ機構108を中心として、図16中実線で示す位置から、図16中点線で示す位置、折り畳まれた状態となる位置まで移動することができる。
第1筐体101CAには、表示部として、図1に示すディスプレイ102が設けられる。ディスプレイ102は、携帯電話端末1が受信を待機している状態のときに待ち受け画像を表示したり、携帯電話端末100の操作を補助するために用いられるメニュー画像を表示したりする。また、第1筐体101CAには、携帯電話端末100の通話時に音声を出力する出力手段であるレシーバ106が設けられる。
第2筐体101CBには、通話相手の電話番号や、メール作成時等に文字を入力するための操作キー113Aが複数設けられ、また、操作キー113Aのヒンジ108側には、入力デバイス113Bが設けられている。操作キー113A及び入力デバイス113Bは、携帯電話端末100の操作部113を構成する。また、第2筐体101CBには、携帯電話端末100の通話時に音声を受け取る音声取得手段であるマイク115が設けられる。操作部113は、図2に示す、第2筐体101CBの操作面101PCに設けられる。操作面101PCとは反対側の面が、携帯電話端末100の背面101PBである。
第2筐体101CBの内部には、アンテナが設けられている。アンテナは、無線通信に用いる送受信アンテナであり、携帯電話端末100と基地局との間で通話や電子メール等に係る電波(電磁波)の送受信に用いられる。また、第2筐体101CBには、マイク115が設けられる。マイク115は、図2に示す、携帯電話端末100の操作面100PC側に配置される。
携帯電話端末100のように、操作キー113Aを有する場合も、入力デバイス113Bを設けることで、上述した各種操作が入力することができる。つまり、入力デバイス113Bを、ディスプレイ102に表示されるメニューの選択及び決定や画面のスクロール等を容易に実行するための方向及び決定キーとして用いることができる。
また、上記実施形態では、瞬時値と、積算値とが、それぞれの値に対して設定した積算値を超えるか否かに基づいて、制御を行ったが、本発明はこれに限定されない。携帯電話端末(電子機器)は、入力デバイスで検出した、瞬時ちと、積算値との両方に基づいて、入力された操作を判定すればよく、種々の基準で操作を判定することができる。また、上記実施形態では、入力デバイスで操作信号を生成したが、入力デバイスは、瞬時値と積算値のみを検出し、主制御部で操作信号を生成するようにしてもよい。また、本実施形態では、第2検出部を設けたが、瞬時値の積算値は、必ずしも用いなくてもよい。また、上記実施形態では、第1検出部、第2検出部、タイマ部が、パラメータ検出部となる。
なお、上述した入力部(入力デバイス及びその制御)は、上述したように種々の電子機器に用いることができるが、上述したように携帯電子機器、特に携帯電話端末に用いることが好ましい。携帯電子機器、特に携帯電話端末のように、小型化、薄型化されており、配置できる入力部の領域が小さい場合でも、1つの入力デバイスで種々の入力が可能となる。このため、本発明の効果をより好適に得ることができる。
以上のように、本発明に係る電子機器は、操作の入力に有効であり、カーソル、ポインタを移動させることが必要な場合に特に適している。
1 携帯電話端末
2 タッチパネル
2A タッチセンサ
2B 表示部
3 入力部
4 仮想キーボード
5 電源部
6 通信部
7 スピーカ
8 マイク
9 記憶部
9A メールプログラム
9B ブラウザプログラム
9C 入力処理プログラム
9D 仮想キーボードデータ
9E 処理条件テーブル
10 主制御部
11 RAM
12 筺体
13 一時バッファ
14 入力文字列候補表示領域
15、15A、15B 記号領域
16 テキスト入力領域
20、22 ボタン
24 入力デバイス
30 光源(LED素子)
32 光学ユニット
32a ミラー
32b 光学系
34 センサ
36 処理部
38 接触面
40 第1領域
42 第2領域
44 第3領域
46 第4領域
50 変位検出部
52 第1検出部
54 第2検出部
56 移動方向検出部
58 信号生成部
60、62、64、66 特異点
80 画面
82 領域
84 バー
86、86a 項目(オフジェクト)
88、88a、88b カーソル
89 指示指標

Claims (18)

  1. 筺体と、
    前記筐体の表面に露出して配置される表示部と、
    前記筐体の表面に露出している検出面を備え、該検出面に接触している対象物の変位を検出する変位検出部と、
    前前記変位検出部で検出した変位の瞬時値と、前記変位検出部で変位が計測される時間間隔とを検出するパラメータ検出部と、
    前記パラメータ検出部で検出した前記瞬時値及び時間間隔に基づいて操作信号を生成する信号生成部と、
    前記信号生成部により入力された操作信号に基づいて、操作を実行する制御部と、を有し、
    前記信号生成部は、前記瞬時値が、変位量のしきい値を超えていると判定したら、操作信号を生成し、
    かつ、前記時間間隔に基づいて、前記変位量のしきい値を変化させることを特徴とする電子機器。
  2. 前記パラメータ検出部は、前記変位検出部で検出した変位の瞬時値を検出する第1検出部と、
    前記変位検出部で検出した変位の積算値を検出する第2検出部と、
    前記第1操作信号または第2操作信号のいずれかを生成した入力の計測が終了してからの経過時間を前記時間間隔として計測するタイマ部とを有し、
    前記信号生成部は、前記瞬時値が変位しきい値を超えている場合は、第1操作信号を生成し、前記瞬時値が変位しきい値以下であり、かつ、前記積算値が積算しきい値を超えている場合は、第2操作信号を生成し、
    前記制御部は、前記信号生成部により入力された前記第1操作信号と前記第2操作信号とで、異なる操作を実行し、前記表示部に表示させる画像を制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記信号生成部は、前記タイマ部で計測した前記経過時間と、直前に生成した操作信号が、前記第1操作信号であるか前記第2操作信号であるかに基づいて前記変位量のしきい値を設定することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記信号生成部は、直前に生成した操作信号が、前記第2操作信号である場合は、前記変位量のしきい値をより高く設定することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記第2検出部は、前記第1操作信号または第2操作信号のいずれかを出力したら、前記対象物が移動したと判定し、かつ、前記積算値を初期化することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記第1検出部による瞬時値の検出と、前記第2検出部による変位量の積算値の算出とを並列して処理することを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記制御部は、前記表示部にカーソルにより選択可能な複数の項目を表示規則に基づいて列上に配置し、かつ、項目の1つをカーソルで指定した画面を表示させている状態で、前記第1操作信号が入力されたら、前記表示部に表示する項目を前記表示規則に基づいて表示させるリストを一定個数分の切り替え、
    前記第2操作信号が入力されたら、前記カーソルが指定する項目を隣接する項目に切り替えることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記制御部は、前記表示部に画面の表示領域よりも大きい画像を表示させている状態で、前記第1操作信号が入力されたら、前記表示部に表示させる画像を直前に表示させていた領域に隣接する領域に切り替え、
    前記第2操作信号が入力されたら、前記表示部に表示する画像を直前に表示させていた領域から一定距離移動させた領域に切り替えることを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 前記制御部は、前記表示部に画面の表示領域よりも大きい画像を表示させている状態で、前記第2操作信号が入力されたら、前記積算値に基づいて移動量を算出し、
    前記表示部に表示する画像を直前に表示させていた領域から前記移動量分移動させた領域に切り替えることを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記信号生成部は、前記経過時間が短いほど、前記変位しきい値をより高く設定することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の電子機器。
  11. 前記信号生成部は、前記経過時間が短いほど、前記変位しきい値をより低く設定することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の電子機器。
  12. 前記信号生成部は、前記経過時間が一定時間を越えたら、前記変位しきい値を設定された基準値に設定することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の電子機器。
  13. 前記信号生成部は、同一の操作信号を一定回数以上、連続して生成したら、次に操作信号を生成する条件を満たした場合も、直前と同一の操作信号を生成することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の電子機器。
  14. 表示部と、
    接触面を備え、該接触面に接触している対象物の変位を検出する変位検出部と、
    前記変位検出部で検出した変位の瞬時値を検出する第1検出部と、
    前記変位検出部で検出した変位の積算値を検出する第2検出部と、
    前記瞬時値が変位量のしきい値を超えている場合は、第1操作信号を生成し、前記瞬時値が変位量のしきい値以下であり、かつ、前記変位量の積算値が積算値のしきい値を超えている場合は、第2操作信号を生成する信号生成部と、
    前記信号生成部により入力された前記第1操作信号と前記第2操作信号とで、異なる操作を実行し、前記表示部に表示させる画像を制御する制御部とを有し、
    前記信号生成部は、同一の操作信号を一定回数以上、連続して生成したら、前記瞬時値が変位しきい値を超えている、または、前記変位量の積算値が積算しきい値を超えている、いずれと判定した場合も、直前と同一の操作信号を生成することを特徴とする電子機器。
  15. 前記変位検出部で検出した対象物の変位に基づいて、前記対象物の移動方向を検出する移動方向検出部をさらに有し、
    前記信号生成部は、前記移動方向検出部で、直前の操作信号の生成時に検出した移動方向とは、異なる方向に前記対象物が移動していると判定したら、前記変位量が変位量のしきい値を超えている場合は、第1操作信号を生成し、前記瞬時値が変位量のしきい値以下であり、かつ、前記変位量の積算値が積算値のしきい値を超えている場合は、第2操作信号を生成することを特徴とする請求項14に記載の電子機器。
  16. 前記入力デバイスは、前記変位検出部で検出した対象物の変位に基づいて、前記対象物の移動方向を検出する移動方向検出部をさらに有し、
    前記制御部は、前記移動方向検出部で検出した移動方向にも基づいて、前記操作を実行することを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の電子機器。
  17. 前記変位検出部は、前記接触面の画像を連続して取得し、該画像を処理し、前記対象物の特徴点の変位を検出し、検出した前記特徴点の変位を前記対象物の変位として検出することを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の電子機器。
  18. 前記変位検出部は、前記接触面に不可視領域の光を照射し、前記接触面で反射した光を取得して、前記接触面の画像を取得することを特徴とする請求項17に記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014123174A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Fujitsu Ltd 文字入力プログラム,文字入力装置および文字入力方法

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