JP2012005632A - 自動問診システム - Google Patents

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Abstract

【課題】医療関係者が瞬時かつ容易に、自動問診によって得られた問診回答の信頼度を正確に把握できるようにすること。
【解決手段】バイタルサインを測定するバイタルサイン測定装置102、1つ以上の設問からなる問診事項を設問ごとに提示し、各設問に対する回答の入力を受け付ける問診用端末101、上記回答の信頼度を算出する問診信頼度算出部308、および上記問診信頼度算出部308が算出した上記回答の信頼度を、当該回答と関連づけて提示する評価用端末103を備えており、上記問診信頼度算出部308は、或る回答の信頼度を算出するとき、当該或る回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置102が測定したバイタルサインの値の、他の回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置102が測定したバイタルサインに対する変化の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動問診システムに関するものである。例えば、予め定められた問診事項を表示し被問診者から問診回答を取得して、これらの問診回答を医療従事者に提供する自動問診システムに関する。
近年、慢性疾患患者の在宅療養支援などを目的として、パソコンまたは携帯電話を使用した自動問診システムが汎用化されつつある。これらの自動問診システムでは、日常生活における自覚症状、心理状態、食事管理などに関する問診事項をディスプレイに表示し、患者が表示された問診事項に対する問診回答を入力して問診を終えると、その結果を、ネットワークを介して医師または栄養士などの医療関係者に送信する。医療関係者は、送信された上記結果を、病気の診断、治療、食事内容の分析などに活用することができる。
特許文献1では、問診事項に対して回答する際の患者画像を含む患者情報を自動問診毎に取得して、これを患者毎に記録して蓄積し、異なる時期の患者情報を所定の所定の回線で接続された医療機関の医療従事者端末に表示させることにより、医療従事者が同一問診事項に対する異なる時期の複数の前記患者情報を比較および検討できるようにした自動問診装置について開示している。
特開2005−52343号公報(2005年3月3日公開)
自動問診システムを利用すれば、患者は自宅または外出先にいながらにして問診を受けること可能である。しかし問診の際に医療従事者が立ち会わないため、患者の問診回答時の状況が把握できず、問診回答が実情に即したものかどうか判断できない。例えば、患者にとって不愉快な質問がある場合は、意識的に、または無意識的に実情に即していない、自分によって有利な回答をしている可能性がある。また、提示された選択肢はいずれもよく当てはまらず、仕方なく入力した回答など、実情に即した回答をしていない可能性がある。このように、自動問診システムによって得られた問診回答の信頼度を把握しにくい、という問題点が存在する。
特許文献1に開示されている自動問診装置では、医師は過去数回分の問診回答時の映像を並べて表示させ、これらの映像を観察することで問診回答時の患者の心理的状況を把握している。しかし、映像での患者の様子を観察して問診回答の信頼度を判断することは、経験が必要である上、手間を要する作業でもあるため、医療従事者の負担増加を招いてしまう。また、例えば無意識のうちに有利な回答をしてしまうなどの場合、患者の様子に異常は表れないため、問診回答の信頼度を正確に判断できない場合もある。
そこで、本発明はこのような事情に鑑みて、医療関係者が容易に、自動問診によって得られた問診回答の信頼度を把握することができる自動問診システムを提供することを主たる目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る自動問診システムは、バイタルサインを測定するバイタルサイン測定装置、1つ以上の設問からなる問診事項を設問ごとに提示し、各設問に対する回答の入力を受け付ける問診用端末、上記回答の信頼度を算出する信頼度算出装置、および上記信頼度算出装置が算出した上記回答の信頼度を、当該回答と関連づけて提示する評価用端末を備えており、上記信頼度算出装置は、或る回答の信頼度を算出するとき、当該或る回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値の、他の回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインに対する変化の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出することを特徴とする。
上記構成によれば、問診用端末は、設問ごとに問診事項を提示し、その回答の入力を受け付ける。バイタルサイン測定装置は、問診用端末によって、各設問の提示を受け、それに対して回答を行う被問診者のバイタルサインを測定する。
ここで、或る設問が患者によって不都合、または不愉快なものである場合、その設問に対する回答の回答中には、心理的動揺が生じ、心理状態に連動して脈拍数、呼吸数、血圧、発汗量、脳波などのバイタルデータは変動するため、バイタルサインに変化が現れる。そこで、信頼度算出装置が、当該或る回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値の、他の回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインに対する変化の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように各回答の信頼度を算出することにより、バイタルサインに基づいた適切な信頼度を算出することができる。
そして、評価用端末が、各回答と、信頼度算出装置が算出したそれぞれの回答の信頼度とを関連づけて提示することにより、医療関係者等の評価用端末の使用者は、各回答の信頼度を容易に把握することができる。無意識のうちに偽りの回答をした場合でも、バイタルサインは変化するため、本システムによれば、より客観的に患者の心理状態を把握できる。
なお、本発明は、各装置の機能により実現されており、医師による判断工程を構成要素としない。また、患者の身体状態もしくは精神状態について、または、それらに基づく処方、治療、および手術計画について判断する主体は評価用端末の使用者である。
また、本発明に係る自動問診システムにおいて、上記信頼度算出装置は、上記或る回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値の、当該或る回答の一つ前に上記問診用端末に入力された回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値に対する変化の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出することができる。
上記構成によれば、信頼度算出手段は、或る回答の信頼度を算出する際、当該或る回答の回答中のバイタルサインの値と、その直前の回答の回答中のバイタルサインの値とを比較することにより、当該或る回答の設問が被問診者に対して提示されたことによるバイタルサインの値の変化を検出して、適切な信頼度を算出することができる。
また、本発明に係る自動問診システムにおいて、上記問診事項は、2つ以上の設問を含んでおり、上記信頼度算出装置は、上記或る回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値の、上記問診事項の全設問に対する回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値に対する変化の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出してもよい。
上記構成によれば、信頼度算出手段は、或る回答の信頼度を算出する際、当該或る回答の回答中のバイタルサインの値と、全設問に対する回答の回答中のバイタルサインの値とを比較することにより、当該或る回答の回答中のバイタルサインの値が、問診全体において特異な値となっているか否かを検出して、適切な信頼度を算出することができる。
また、本発明に係る自動問診システムにおいて、上記信頼度算出装置は、上記或る回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値の、当該或る回答と同じ設問に対する回答であって、当該或る回答より前に上記問診用端末に入力された回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値に対する変化の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出してもよい。
上記構成によれば、信頼度算出手段は、信頼度を算出する回答の回答中のバイタルサインの値と、過去の同じ設問に対する回答の回答中のバイタルサインの値とを比較することにより、或る設問に対する回答の回答中のバイタルサインが、そのときの問診に限り特異な値となっているか否かを検出して、適切な信頼度を算出することができる。
また、本発明に係る自動問診システムにおいて、上記問診用端末は、上記各設問を提示してから当該各設問に対する各回答の入力を受け付けるまでに掛かる当該各回答の回答時間をそれぞれ計測する計時手段をさらに備えており、上記信頼度算出装置は、上記或る回答の回答時間の、他の回答の回答時間に対する増加の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出してもよい。
上記構成によれば、信頼度算出装置は、被問診者が設問が提示されてから或る回答を入力するまでに掛かる回答時間にさらに基づいて当該或る回答の信頼度を算出するため、さらに適切な信頼度を算出することができる。なぜなら、適した選択肢がないなど、回答に迷いが生じた場合、回答時間が余分にかかる傾向があるため、信頼度算出装置は、上記或る回答の回答時間の、他の回答の回答時間に対する増加の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度を低く算出することによって、各回答の適切な信頼度を算出することができる。
また、本発明に係る自動問診システムにおいて、上記信頼度算出装置は、上記或る回答の回答時間の、当該或る回答と同じ設問に対する回答であって、当該或る回答より前に上記問診用端末に入力された回答の回答時間に対する増加の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出してもよい。
上記構成によれば、信頼度算出手段は、或る回答の信頼度を算出する際、当該或る回答の回答時間と、その直前の回答の回答時間とを比較することにより、当該或る回答の設問が被問診者に対して提示されたことによる回答時間の変化を検出して、適切な信頼度を算出することができる。
また、本発明に係る自動問診システムにおいて、上記バイタルサインは、脈拍、発汗量、および脳波からなる群より選ばれる一つ以上のバイタルサインであればよい。
上記構成によれば、脈拍数、発汗量、脳波は、特に心理状態に連動して変動しやすいため、より正確に問診結果の信頼度を算出することができる。
本発明に係る自動問診システムは、自動問診を行う問診用端末と、バイタルサインを測定するバイタルサイン測定装置と、バイタルサインの値の変化の度合いに基づいて各回答の信頼度を算出する信頼度算出装置と、算出した信頼度を回答と関連づけて提示する評価用端末とを備えているため、上記各回答の信頼度を適切に算出して、提示することができ、医療関係者等の評価用端末の使用者は、各回答の信頼度を容易に把握することができる。
本発明の一実施形態に係る自動問診システムを示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る自動問診システムのシステム構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る自動問診システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る自動問診システムにおいて、信頼度を算出するルールを示した図である。 本発明の一実施形態に係る自動問診システムにおいて、評価用端末における表示例を示す図である。
本発明の実施形態の一例を、図1〜図5を用いて以下に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動問診システム10を示す模式図である。図2は本発明の一実施形態に係る自動問診システム10のシステム構成を示すブロック図である。
(自動問診システム10の構成)
図1に示すように、自動問診システム10は、問診用端末101と、バイタルサイン測定装置102と、評価用端末103、通信経路104とによって構成されている。
自動問診システム10において、問診用端末101とバイタルサイン測定装置102は携帯可能であり、患者は自宅または外出先で問診を受けることができる。バイタルサイン測定装置102は、測定データを問診用端末101に送信することが可能である。問診用端末101は、問診結果、信頼度などのデータを、有線または無線の通信経路104を介して評価用端末103に送信することが可能である。
(問診用端末101)
問診用端末101は、患者に対して問診を行い、問診回答を回収するための装置である。図2に示すように、問診用端末101は、通信部301、バイタル解析部302、表示部303、入力部304、計時部(計時手段)305、制御部306、設問内容記憶部307、問診信頼度算出部(信頼度算出装置)308、問診結果記憶部309、および出力部310を備えている。各部材の詳細については後述する。
本実施形態では、問診用端末101としてタッチパネル式の携帯端末を使用するが、これに限定されない。例えば、パソコン端末、PDA端末なども使用できるのは自明である。問診用端末101は、問診用ソフトウェアを実行して患者に対して問診を実行する。
(バイタルサイン測定装置102)
バイタルサイン測定装置102は、問診回答時の患者のバイタルサインを測定して、問診用端末101に送信するための装置である。図2に示すように、バイタルサイン測定装置102は、バイタルデータ測定部201、通信部202を備えている。各部材の詳細については後述する。
本実施形態では、バイタルサイン測定装置102として、脈拍数を測定する指示棒状の脈拍数測定装置を使用しているが、これに限定されない。例えば、脳波、呼吸数、血圧、発汗量、体温などのバイタルデータを測定する装置を使用することも可能である。
(評価用端末103)
評価用端末103は、自動問診によって得られた問診結果と信頼度を、医療関係者が確認するための装置である。図2に示すように、評価用端末103は、入力部401、制御部402、問診結果記憶部403、表示部404を備えている。各部材の詳細については後述する。
本実施形態では、評価用端末103として、パソコン端末を使用しているが、これに限定されない。医療関係者に、問診結果と信頼度とを出力または表示できる装置であればよい。
(自動問診のフロー)
次に、図3を用いて自動問診システム10による自動問診のフローについて説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る自動問診システムの動作を示すフローチャートである。
患者は問診用端末101にて問診用ソフトウェアを起動すると、表示部303に「脈拍数測定器を正しく装着して下さい。」とのメッセージが表示される。患者はバイタルサイン測定装置102のバイタルデータ測定部201を体に正しく装着し、問診用装置のタッチパネルにて「問診開始」をタッチすると、問診は開始する(図3ステップ0)。
問診が開始されると、バイタルサイン測定装置102におけるバイタルデータ測定部201は患者の脈拍数の測定を始め、通信部202は測定したバイタルデータを問診用端末101に送信する(図3ステップ1)。
問診用端末101の通信部301は、バイタルサイン測定装置102から送信されたバイタルデータを受信する。制御部306は、問診事項の各設問を記憶している設問内容記憶部307から問診内容を取得し、表示部303に、例えば、「昨日は良く眠れましたか?」のような設問と、「はい」「いいえ」の回答の選択肢を、設問ごとに表示させる。設問が表示されると、バイタル解析部302は、通信部301から送信されるバイタルデータを記憶し始める。計時部305は、回答時間の測定を始める。
患者は設問に対して、画面の「はい」にタッチすると、入力部304は患者が入力した問診回答を取得する。制御部306は一定時間間隔でシグナルを発し、設問に対する回答が取得されたか否かについて感知する(図3ステップ4)。設問に対する回答の入力があった場合、計時部305は時間の計測を止め、設問に対する回答時間を制御部306に送信し、制御部306はこの数値を問診結果記憶部309に記録する(図3ステップ5)。バイタル解析部302は、バイタルデータの記憶を止め、設問が表示されてから、回答が入力されるまでの間の、バイタルデータの平均値を算出し、この数値を制御部306に送信し、制御部306はこの数値を問診結果記憶部309に記録する(図3ステップ6)。制御部306は「すべての設問が終了か」について判断する。次の設問がある場合は、次の設問を表示部303に表示し(図3ステップ2)、バイタル解析部302と計時部305は一旦リセットされ、再度バイタルデータの記録、回答時間の計測を開始する(図3ステップ3)。すべての設問が終了したと制御部306が判断すると、問診信頼度算出部308は各設問におけるバイタルデータ平均値、回答時間、または過去の問診におけるバイタルデータ平均値、回答時間を問診結果記憶部309から取得して、これらに基づき信頼度を算出する。信頼度の算出方法については、下記で詳細に述べる。問診信頼度算出部308は、設問ごとに算出した信頼度を問診結果記憶部309に記録する(図3ステップ8)。これで、問診は終了する(図3ステップ9)。
(信頼度の算出)
次に、図4を用いて信頼度の算出ルールの一例について説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る自動問診システム10において、信頼度を算出するルールを示した図である。
本実施形態では、バイタルデータとして脈拍数を使用するが、これに限定されず、例えば、脳波、呼吸数、血圧、発汗量、体温などのバイタルデータを使用できる。バイタルデータとしては、少なくとも一種を使用するが、二種類以上のバイタルデータを使用してもよい。
図4に示すように、第一のルールとして、問診信頼度算出部308は、或る設問におけるバイタルデータ平均値Bと、直前の設問におけるバイタルデータ平均値Bn−1と比較して、Bが有意に大きければ、本設問を読むことで心理的動揺が生じたと判断して、回答信頼値Sを下げる。例えば、BがBn−1の150%以上である場合、信頼値−25%と計算する。
なお、ここで用いる150%、−25%は一例に過ぎず、必要に応じて適宜変更することが可能である。すなわち、BのBn−1に対する変化の度合いが所定の閾値を超えている場合に、信頼度を所定の値減少させる構成であればよい。
第二のルールとして、問診信頼度算出部308は、或る設問におけるバイタルデータ平均値Bと、問診中全設問における全体のバイタルデータ平均値Bと比較して、Bが有意に大きければ、本設問を読むことで心理的動揺が生じたと判断して、回答信頼値Sを下げる。例えば、BがBの150%以上である場合、信頼値−25%と計算する。
なお、ここで用いる150%、−25%は一例に過ぎず、必要に応じて適宜変更することが可能である。すなわち、BのBに対する変化の度合いが所定の閾値を超えている場合に、信頼度を所定の値減少させる構成であればよい。
第三のルールとして、問診信頼度算出部308は、或る設問に回答時間Tと、過去の問診中に同一設問に対する過去5回の平均回答時間Tと比較して、Tが有意に大きければ、今回の問診で本設問に回答することに心理的動揺が生じたと判断して、回答信頼値Sを下げる。例えば、TがTの200%以上である場合、信頼値−25%と計算する。
なお、ここで用いる200%、−25%は一例に過ぎず、必要に応じて適宜変更することが可能である。すなわち、TのTに対する増加の度合いが所定の閾値を超えている場合に、信頼度を所定の値減少させる構成であればよい。
第四のルールとして、問診信頼度算出部308は、或る設問にバイタルデータ平均値Bと、過去の問診中に同一設問に対する過去5回の平均バイタルデータBと比較して、Bが有意に大きければ、今回の問診で本設問に回答することに心理的動揺が生じたと判断して、回答信頼値Sを下げる。例えば、BがBの200%以上である場合、信頼値−25%と計算する。
なお、ここで用いる200%、−25%は一例に過ぎず、必要に応じて適宜変更することが可能である。すなわち、BのBに対する変化の度合いが所定の閾値を超えている場合に、信頼度を所定の値減少させる構成であればよい。
本実施形態では、以上のルールを使用するが、この四つのルールはあくまでも一例であって、信頼度を適切に算出し得るルールであればよい。
すなわち、問診信頼度算出部308は、或る回答の信頼度を算出するとき、当該或る回答の回答中にバイタルサイン測定装置102が測定したバイタルサインの値の、他の回答の回答中にバイタルサイン測定装置102が測定したバイタルサインの値に対する変化の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出するものであればよい。
上記「或る回答の回答中」とは、問診用端末101の制御部306が、表示部303に当該或る回答の設問を表示してから、入力部304が当該或る回答の入力を受け付けるまでの期間を指す。但し、当該期間の始点と終点とは、厳密に表示部303における表示時刻と入力部304による入力の受付時刻と一致している必要はない。
上記「或る回答の回答中にバイタルサイン測定装置102が測定したバイタルサインの値」とは、上述した期間に、バイタルサイン測定装置102が測定したバイタルサインを示す値である。本実施形態では、バイタルサインを示す値として、当該バイタルサインを代表する値として、上記期間中のバイタルサインの平均値を用いているがこれに限定されない。
上記「他の回答」は、上記或る回答の直前の回答、上記或る回答と同じ問診における他の全ての回答、および上記或る回答と同じ設問に対する過去の回答を含む。すなわち、上記「他の回答の回答中にバイタルサイン測定装置102が測定したバイタルサインの値」とは、直前の回答の回答中にバイタルサイン測定装置102が測定したバイタルサインを示す値、問診全体の回答中にバイタルサイン測定装置102が測定したバイタルサインを示す値、または、同じ設問に対する過去の回答の回答中にバイタルサイン測定装置102が測定したバイタルサインを示す値であり得る。
或る設問が患者によって不都合、または不愉快なものである場合、その設問に対する回答の回答中には、心理的動揺が生じ、心理状態に連動して脈拍数、呼吸数、血圧、発汗量、脳波などのバイタルデータは変動するため、バイタルサインに変化が現れる。問診信頼度算出部308が、当該或る回答の回答中にバイタルサイン測定装置102が測定したバイタルサインの値の、他の回答の回答中にバイタルサイン測定装置102が測定したバイタルサインに対する変化の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように各回答の信頼度を算出することにより、バイタルサインに基づいた適切な信頼度を算出することができる。
そして、問診信頼度算出部308が、或る回答の信頼度を算出する際、当該或る回答の回答中のバイタルサインの値と、その直前の回答の回答中のバイタルサインの値とを比較することにより、当該或る回答の設問が被問診者に対して提示されたことによるバイタルサインの値の変化を検出して、適切な信頼度を算出することができる。
また、問診信頼度算出部308が、或る回答の信頼度を算出する際、当該或る回答の回答中のバイタルサインの値と、全設問に対する回答の回答中のバイタルサインの値とを比較することにより、当該或る回答の回答中のバイタルサインの値が、問診全体において特異な値となっているか否かを検出して、適切な信頼度を算出することができる。
また、問診信頼度算出部308が、信頼度を算出する回答の回答中のバイタルサインの値と、過去の同じ設問に対する回答の回答中のバイタルサインの値とを比較することにより、或る設問に対する回答の回答中のバイタルサインが、そのときの問診に限り特異な値となっているか否かを検出して、適切な信頼度を算出することができる。
また、問診信頼度算出部308は、或る回答の信頼度を算出するとき、被問診者が設問が提示されてから或る回答を入力するまでに掛かる回答時間にさらに基づいて当該或る回答の信頼度を算出することにより、さらに適切な信頼度を算出することができる。なぜなら、適した選択肢がないなど、回答に迷いが生じた場合、回答時間が余分にかかる傾向があるため、問診信頼度算出部308は、上記或る回答の回答時間の、他の回答の回答時間に対する増加の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度を低く算出することによって、各回答の適切な信頼度を算出することができる。
なお、上記「回答時間」は、問診用端末101の制御部306が、表示部303に当該或る回答の設問を表示してから、入力部304が当該或る回答の入力を受け付けるまでに係る時間を指す。また、上記「他の回答」は、バイタルサインの比較における「他の回答」と同様、上記或る回答の直前の回答、上記或る回答と同じ問診における他の全ての回答、および上記或る回答と同じ設問に対する過去の回答を含む。ここで、或る回答の回答時間の、全設問に対する回答の回答時間に対する増加の度合いとは、或る回答の回答時間の、全設問に対する回答の個々の回答の回答時間に対する増加の度合いを指し、例えば、或る回答の回答時間の、全設問に対する回答の回答時間の平均値に対する増加の度合いとして算出し得るものである。
(評価用端末における回答およびその信頼度の提示)
問診が終了した後、問診用端末101の出力部310は、問診回答と信頼度とを含めた情報を、ネットワークによって、評価用端末103の入力部401まで送信する。制御部402は、これらの情報を問診結果記憶部403に記録させる。また、医療関係者が要求した時、制御部402は、問診回答と信頼度と関連づけて、表示部404に表示させる。なお、制御部402は、問診回答と信頼度とを関連づけて提示または出力させるように動作すればよく、表示部404に表示させる代わりに、または加えて、問診回答と信頼度とをプリントアウト、音声出力等させるものであってもよい。
また、本実施形態ではネットワークを径有してデータを評価用端末まで送信しているが、これに限られない。例えば、フラッシュメモリ、CD−ROMなどの記憶媒体を使用することもできる。
図5は、本発明の一実施形態に係る自動問診システムにおいて、評価用端末103における表示例を示す図である。各設問に対して、表形式で、設問内容、問診回答、信頼度、回答時間、平均脈拍数、問診中全体の脈拍数、過去平均回答時間、過去平均脈拍数などを表示している。また、例えば信頼度が50%以下である設問は赤文字で表示するなど、信頼度に合わせて色を変更して表示することによって、医療関係者は各回答の信頼度を瞬時にして容易に把握することができる。
(変形例)
以上の実施形態では、問診用端末101が問診信頼度算出部308を備えている形態について言及したが、本発明はこれに限定されない。問診信頼度算出部308を備えている問診信頼度算出装置(信頼度算出装置)およびバイタル解析部302が問診用端末101とは別に設けられており、問診用端末101から当該問診信頼度算出装置へ、上述したバイタルサインの測定結果、問診回答、回答時間等が送信される形態であってもよい。
言い換えれば、上述した実施形態に係る自動問診システム10では、問診用端末101と、上記問診信頼度算出装置とが一体化されているともいえる。また、本発明は、評価用端末103と、上記問診信頼度算出装置とが一体化されている形態であってもよい。すなわち、本発明に係る自動問診システムでは、問診信頼度算出部308が、何れの装置または端末に組み込まれているかは特に限定されない。
本発明は、当然に、以下のような構成を包含する。
(第1の構成)
バイタルデータを測定するバイタルデータ測定装置と、該装置から入力されたバイタルデータを解析するバイタルデータ解析部、問診内容を記憶する問診内容記憶部、問診内容を表示する表示部、問診の回答を入力する入力部、問診の回答に要した時間を計測する計時部、問診の各設問に対する回答結果、回答中のバイタルデータ、回答に要した時間を記憶する問診結果記憶部とを備え、設問の回答に要した時間と回答中のバイタルデータから回答信頼度を算出する問診用端末と、上記回答結果と回答信頼度を掲示する評価用端末
から構成される問診システム。
(第2の構成)
第1の構成の問診システムであって、設問に対するバイタルデータの平均値と、1つ前の設問に対するバイタルデータの平均値の変化率から問診信頼度を算出する事を特徴とする問診システム
(第3の構成)
第1の構成の問診システムであって、設問に対するバイタルデータの平均値と、設問全体に対するバイタルデータの平均値の変化率から問診信頼度を算出する事を特徴とする問診システム
(第4の構成)
第1の構成の問診システムであって、設問の回答に要した時間と、過去の同一の設問の回答に要した時間の変化率から問診信頼度を算出する事を特徴とする問診システム
(第5の構成)
第1の構成の問診システムであって、設問に対するバイタルデータの平均値と、過去の同一の設問回答時のバイタルデータの平均値の変化率から問診信頼度を算出する事を特徴とする問診システム
(第6の構成)
第1の構成の問診システムであり、バイタルデータとして脈拍を用い、第2〜5の構成のルールに従って回答信頼度を算出する事を特徴とする問診システム
(第7の構成)
第1の構成の問診システムであり、バイタルデータとして発汗量を用い、第2〜5の構成のルールに従って回答信頼度を算出する事を特徴とする問診システム
(第8の構成)
第1の構成の問診システムであり、バイタルデータとして脳波を用い、第2〜5の構成のルールに従って回答信頼度を算出する事を特徴とする問診システム
本発明は、慢性疾患患者の在宅医療支援を始め、自動問診が必要である分野に好適に利用することができる。
10 自動問診システム
101 問診用端末
102 バイタルサイン測定装置
103 評価用端末
104 通信経路
201 バイタルデータ測定部
202 通信部
301 通信部
302 バイタル解析部
303 表示部
304 入力部
305 計時部(計時手段)
306 制御部
307 設問内容記憶部
308 問診信頼度算出部(信頼度算出装置)
309 問診結果記憶部
310 出力部
401 入力部
402 制御部
403 問診結果記憶部
404 表示部

Claims (7)

  1. バイタルサインを測定するバイタルサイン測定装置、
    1つ以上の設問からなる問診事項を設問ごとに提示し、各設問に対する回答の入力を受け付ける問診用端末、
    上記回答の信頼度を算出する信頼度算出装置、および
    上記信頼度算出装置が算出した上記回答の信頼度を、当該回答と関連づけて提示する評価用端末
    を備えており、
    上記信頼度算出装置は、或る回答の信頼度を算出するとき、当該或る回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値の、他の回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインに対する変化の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出することを特徴とする自動問診システム。
  2. 上記信頼度算出装置は、上記或る回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値の、当該或る回答の一つ前に上記問診用端末に入力された回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値に対する変化の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出することを特徴とする請求項1に記載の自動問診システム。
  3. 上記問診事項は、2つ以上の設問を含んでおり、
    上記信頼度算出装置は、上記或る回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値の、上記問診事項の全設問に対する回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値に対する変化の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の自動問診システム。
  4. 上記信頼度算出装置は、上記或る回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値の、当該或る回答と同じ設問に対する回答であって、当該或る回答より前に上記問診用端末に入力された回答の回答中に上記バイタルサイン測定装置が測定したバイタルサインの値に対する変化の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動問診システム。
  5. 上記問診用端末は、上記各設問を提示してから当該各設問に対する各回答の入力を受け付けるまでに掛かる当該各回答の回答時間をそれぞれ計測する計時手段をさらに備えており、
    上記信頼度算出装置は、上記或る回答の回答時間の、他の回答の回答時間に対する増加の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動問診システム。
  6. 上記信頼度算出装置は、上記或る回答の回答時間の、当該或る回答と同じ設問に対する回答であって、当該或る回答より前に上記問診用端末に入力された回答の回答時間に対する増加の度合いが大きくなると、当該或る回答の信頼度が低くなるように、当該或る回答の信頼度を算出することを特徴とする請求項5に記載の自動問診システム。
  7. 上記バイタルサインは、脈拍、発汗量、および脳波からなる群より選ばれる一つ以上のバイタルサインであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動問診システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014089650A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Fujifilm Corp 電子問診装置、電子問診システム、電子問診装置の制御方法及び制御プログラム

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