JP2011526448A - マルチホップシステムにおける中間デバイスによるフィルタ又は増幅器の適応処理 - Google Patents

マルチホップシステムにおける中間デバイスによるフィルタ又は増幅器の適応処理 Download PDF

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Abstract

本方法は、無線ネットワークにおける中間デバイスによって実行される。本方法は、第1のデバイスから生じた通信に基づいて、第1のホップのチャネル状態を推定するステップを含む。本方法は、さらに、第2のデバイスに関連する通信に基づいて、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比を推定するステップを含む。本方法は、第1のホップのチャネル状態と、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比とに基づいて、中間デバイスのフィルタ又は増幅器を適応させるステップも含む。

Description

本明細書に記載の実装は、概して通信システムに関するものである。より具体的には、本明細書に記載の実装は、通信システム内の中間デバイスの動作を適応させるための処理方式に関するものである。
無線通信システムのような通信システムにおいて、デバイスは、中間デバイスを介して相互に通信してもよい。例えば、無線局及びユーザ端末(UE)は、リピータを介して通信してもよい。いくつかの例において、無線局、UE、及びリピータの少なくとも何れかは、複数のアンテナを含んでいてもよい(例えば、複数入力・複数出力(MIMO)デバイス)。
リピータのような中間デバイスの場合、当該中間デバイスは、受信された通信(transmissions)及び転送された通信の少なくとも何れかについて、種々の動作を実行するであろう。例えば、リピータは、受信された通信を増幅させ、また、当該通信を別のデバイスへ転送させることがある。リピータによっては、当該リピータと別のデバイス(例えば、無線局又はUE)との間に存在するチャネルの状態に基づいて、受信され転送される通信についてのフィルタリング処理又は増幅処理を適応させることがある。しかし、他の例では、リピータは、受信され転送される通信についてのフィルタリング処理又は増幅処理を適応させることがある。例えば、リピータは、種々の動作(例えば、特異値分解(SVD:singular value decomposition)ビームフォーミング、又は空間フィルタリング(例えば、線形平均2乗誤差(LMMSE:linear minimum mean-squared error)又は最小2乗(least square))を実行するために、第1のホップのチャネル状態情報(CSI:channel state information)を利用してもよい。これら両タイプのリピータは、かなりの程度の透過性(transparency)を提供する一方で、これらのリピータは、通信システムのレート・カバレッジ(rate-coverage)特性を向上させる点において制限されることがある。
より高度なリピータでは、第1のホップのCSI及び第2のホップのCSIを利用するであろう。例えば、リピータは、第1及び第2のホップのチャネルについてのSVDを得てもよい。しかし、受信した通信を転送する前に、通信システムにおける透過性を同時に維持しながら第2のホップのCSIを得ることは困難である。例えば、リピータは、第2のSCIを得るために、第2のホップのデバイスに対して付加的なオーバヘッド(例えば、シグナリング)を生成することがある。
上述の欠点のうちの少なくとも一部を除去すること、及び、通信システム内のデバイスの運用性(operability)を向上させることを目的とする。
一態様によれば、第1のデバイスと中間デバイスとの間の第1のホップと、中間デバイスと第2のデバイスとの間の第2のホップと、を含む無線ネットワークにおける中間デバイスによって実行される方法は、第1のデバイスに関連する通信に基づいて、第1のホップのチャネル状態を推定するステップと、第2のデバイスに関連する通信に基づいて、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比を推定するステップと、第1のホップのチャネル状態とエンド・ツー・エンドの信号対雑音比とに基づいて、中間デバイスのフィルタ又は増幅器を適応させるステップとを含んでいてもよい。
別の態様によれば、第1のデバイスと中間デバイスとの間の第1のホップと、中間デバイスと第2のデバイスとの間の第2のホップとを含む無線環境における、中間デバイスは、1つ以上のアンテナと、処理システムとを備えていてもよく、当該処理システムは、第1のデバイスからの通信に基づいて、第1のホップのチャネル状態を推定し、第2のデバイスからの通信に基づいて、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比、又は第2のホップの信号対雑音比を推定し、かつ、第1のホップのチャネル状態と、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比及び第2のホップの信号対雑音比の少なくとも1つと、に基づいて、フィルタ又は増幅器を適応させる。
さらに別の態様によれば、第1のデバイスからの通信に基づいて、第1のホップのチャネル状態を推定し、第2のデバイスからの通信に基づいて、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比、又は第2のホップの信号対雑音比を推定し、第1のホップのチャネル状態と、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比及び第2のホップの信号対雑音比の少なくとも1つと、に基づいて、フィルタ又は増幅器を適応させるための命令を含む、コンピュータ・プログラムが提供される。
中間デバイスを介して別のデバイスと通信するデバイスを示す図である。 図1Aに示すデバイスの典型的な実装を示す図である。 図1Bに示す無線局の典型的な構成要素を示す図である。 図1に示すリピータの典型的な構成要素を示す図である。 図1に示すユーザ装置(UE)の典型的な構成要素を示す図である。 本明細書に記載の概念と整合するように中間デバイスの動作を適応させるための典型的なプロセスに関するフロー図である。 本明細書に記載のプロセスが実施され得る典型的なシナリオを示す図である。 本明細書に記載の概念と調和するように中間デバイスの動作を適応させるための別の典型的なプロセスに関するフロー図である。 中間デバイスによって採用される既存の方法と、本明細書に記載のプロセスとのシミュレーション結果を示す図である。
以下の詳細な説明では添付図面を参照する。異なる複数の図面における同一の参照番号は、同一の又は類似の要素を特定しするであろう。また、以下の説明は、本発明を限定するものではない。
本明細書で説明する概念は、通信システムに関連する。当該通信システムは、セルラネットワーク及びモバイルネットワークの少なくとも何れか(例えば、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM:Global System for Mobile Communications)、ロング・ターム・エヴォリューション(LTE:Long Term Evolution)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications Systems)、符号分割多元接続2000(CDMA2000:Code Division Multiple Access 2000)、アドホックネットワーク、高速パケットアクセス(HSPA:High-Speed Packet Access)等)、非セルラネットワーク(例えば、ワイヤレス・フィディリティ(Wi−Fi:Wireless Fidelity)、マイクロ波アクセスのための世界的な相互運用(WiMax:Worldwode Interoperability for Microwave Access)等)のような、任意のタイプのワイヤレスネットワークを含むよう、広く解釈されるべきことが意図されている。この点について、本明細書で説明する概念は、プラットフォームに依存することなく、幅広い種類の通信システム内で実施され得ることが、理解されよう。通信システム及び通信ネットワークという用語は、本説明を通して互いに置き換え可能に使用されるであろう。通信システムは、マルチホップネットワークを含んでいてもよい。通信システムは、MIMOデバイスに対応する1つ以上のデバイスを含んでいてもよい。
本明細書で説明する実施形態は、通信システムのレート・カバレッジ特性を大幅に向上させるために、当該通信システムの中間デバイスが、第1のホップのCSIと、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比の情報とを利用し得ることを、提供するであろう。当該中間デバイスは、第1のホップのCSIと、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比の情報とを、当該通信システム内の他のデバイスから受信した通信に基づいて、決定してもよい。これにより、当該中間デバイスは、追加的なオーバヘッドを生成することなく、当該通信システム内で透過性を維持するであろう。その点から必然的に導かれる他の利点については、以下で説明する。
図1Aは、本明細書で説明する概念が実施され得る典型的な通信システム100を示す図である。同図に示すように、通信システム100は、デバイス105、中間デバイス110、及びデバイス115を含み得る。デバイスには、例えば、UE、ゲートウェイ、基地局、中継器、リピータ、それらの組み合わせ、又は別のタイプのデバイス(例えば、衛星)が含まれ得る。当該デバイスは、レイヤ1、レイヤ2、及び、より高いレイヤの少なくとも何れかで動作し得る。図1Aに示すように、複数のデバイスは、通信可能に(communicatively)接続され得る。例えば、当該複数のデバイスは、無線通信リンク(例えば、無線、マイクロ波等)を介して、通信可能に接続され得る。
本明細書で説明する概念は、通信システム100内の種々のデバイスに適用可能であるため、図1Bに示す典型的なデバイスに基づいて、通信システム100について説明する。図1Bは、デバイス105が無線局が無線局を含み、中間デバイス110がリピータを含み、デバイス115がUEを含む、典型的な実装を示している。図1Bは、マルチホップネットワークを形成するように通信可能に接続された、無線局105、リピータ110、及びUE115を示している。
無線局105には、通信機能(communication capability)を有するデバイスが含まれ得る。無線局という用語は、例えば、リピータ110を介してUE115と通信し得るデバイスを含むように、広く解釈されるべきことが意図されている。例えば、無線局には、基地局(BS)、(例えば、GSMシステムにおける)基地局送受信機(BTS)、(例えば、LTE通信システムにおける)eノードB、(例えば、UMTS通信システムにおける)ノードB、又は、他の何らかのタイプのデバイスが含まれ得る。
リピータ110には、通信機能を有するデバイスが含まれ得る。例えば、リピータ110には、オン周波数リピータ(OFR:on-frequency repeater)、又は周波数解釈リピータ(FTR:frequency translation repeater)が含まれ得る。以下で詳細に説明するように、リピータ110は、フィルタを適応させること、又は、受信される通信及び転送される通信の少なくとも何れかを増幅させることが可能なデバイスを含み得る。
UE115には、通信機能を有するデバイスが含まれ得る。例えば、UE115には、電話機、コンピュータ、パーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)、ゲームデバイス、音楽再生デバイス、ビデオ再生デバイス、ウェブブラウザ、パーソナル通信システム(PCS)端末、パーベイシブ・コンピューティング(pervasive computing)デバイス、及び、他の何らかのタイプのデバイスのうち、少なくとも何れかが含まれ得る。
図2は、無線局105の典型的な構成要素を示す図である。同図に示するように、無線局105は、処理システム200、送受信機205−1〜205−M、アンテナ210−1〜210−M、及び記憶装置215を含み得る。送受信機205−1〜205−Mは、送受信機205と称されることがある。同様に、同様に、アンテナ210−1〜210−Mは、アンテナ210と称されることがある。構成要素という用語は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア及びハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は他の何らかのタイプの構成要素を含むよう、広く解釈されるべきことが意図されている。
処理システム200には、命令を解釈すること及び実行することのうち少なくとも何れかが可能な構成要素が含まれ得る。例えば、処理システム200には、汎用プロセッサ、マイクロプロセッサ、データプロセッサ、コプロセッサ(co-processor)、ネットワークプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、コントローラ、プログラマブル・ロジック・デバイス、チップセット、及びフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)のうち、少なくとも何れかが含まれ得る。処理システム200は、無線局105における1つ以上の他の構成要素を制御してもよい。処理システム200は、通信に関連する種々の処理(例えば、信号処理、チャネル推定、ビームフォーミング、電力制御、スケジューリング等)を実行可能であろう。
送受信機205は、アンテナ210を介した無線チャネル上で、情報の送信及び受信の少なくとも何れかが可能な構成要素を含み得る。例えば、送受信機205は、送信機及び受信機を含み得る。送受信機205は、通信に関連する種々の処理(例えば、変調/復調、インタリーブ/デインタリーブ、等化、フィルタリング、符号化/復号化等)を実行可能であろう。アンテナ210には、無線チャネルを介した情報の受信及び情報の送信が可能な構成要素が含まれ得る。一実装において、アンテナ210には、複数アンテナシステム(例えば、MIMOアンテナシステム)が含まれ得る。アンテナ210は、1つ以上の形態のダイバーシチ(例えば、空間ダイバーシチ、パターン・ダイバーシチ、又は偏波ダイバーシチ等)を提供してもよい。
記憶装置215には、情報(データ及び命令の少なくとも何れか)を格納可能な構成要素が含まれ得る。例えば、記憶装置215には、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、同期ランダム・アクセス・メモリ(SDRAM)、強誘電性ランダム・アクセス・メモリ(FRAM:ferroelectric random access memory)、リード・オンリー・メモリ(ROM)、プログラマブル・リード・オンリー・メモリ(PROM)、消去可能なプログラマブル・リード・オンリー・メモリ(EPROM:erasable programmable read only memory)、電気的に消去可能なプログラマブル・リード・オンリー・メモリ(EEPROM:electrically erasable programmable read only memory)、及びフラッシュメモリのうち、少なくとも何れかが含まれ得る。
図2は、無線局105に含まれる典型的な構成要素を示しているが、他の実装において、無線局105は、図2に示す構成要素に対して、より少数の構成要素、付加的な構成要素、及び異なる構成要素のうち、少なくとも何れかを含んでいてもよい。無線局105に含まれる1つ以上の構成要素は、無線局105に含まれる他の1つ以上の構成要素に関連する、1つ以上の他のタスクを実行可能であってもよい。
図3Aは、リピータ110の典型的な構成要素を示す図である。同図に示すように、リピータ110は、処理システム300、送受信機305−1〜305−K、アンテナ310−1〜310−K、及び記憶装置315を含み得る。送受信機305−1〜305−Kは、送受信機305と称されることがある。同様に、アンテナ310−1〜310−Kは、アンテナ310と称されることがある。
処理システム300は、命令を解釈すること及び実行することのうち少なくとも何れかが可能な構成要素が含まれ得る。例えば、処理システム300には、汎用プロセッサ、マイクロプロセッサ、データプロセッサ、コプロセッサ、ネットワークプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、コントローラ、プログラマブル・ロジック・デバイス、チップセット、及びフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)のうち、少なくとも何れかが含まれ得る。処理システム300は、リピータ110における1つ以上の他の構成要素を制御してもよい。処理システム300は、通信に関連する種々の処理(例えば、増幅、自己干渉除去(SIC:self-interference cancellation)、周波数解釈(frequency translation)等)を実行可能であろう。
送受信機305は、アンテナ310を介した無線チャネル上で、情報の送信及び受信の少なくとも何れかが可能な構成要素を含み得る。例えば、送受信機305は、送信機及び受信機を含み得る。送受信機305は、通信に関連する種々の処理(例えば、フィルタリング、符号化/復号化、変調/復調等)を実行可能であろう。アンテナ310には、無線チャネルを介した情報の受信及び情報の送信が可能な構成要素が含まれ得る。一実装において、アンテナ310には、複数アンテナシステム(例えば、MIMOアンテナシステム)が含まれ得る。アンテナ310は、1つ以上の形態のダイバーシチ(例えば、空間ダイバーシチ、パターン・ダイバーシチ、又は偏波ダイバーシチ等)を提供してもよい。
記憶装置315には、情報(データ及び命令の少なくとも何れか)を格納可能な構成要素が含まれ得る。例えば、記憶装置315には、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、同期ランダム・アクセス・メモリ(SDRAM)、強誘電性ランダム・アクセス・メモリ(FRAM)、リード・オンリー・メモリ(ROM)、プログラマブル・リード・オンリー・メモリ(PROM)、消去可能なプログラマブル・リード・オンリー・メモリ(EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル・リード・オンリー・メモリ(EEPROM)、及びフラッシュメモリのうち、少なくとも何れかが含まれ得る。
図3Aは、リピータ110に含まれる典型的な構成要素を示しているが、他の実装において、リピータ110は、図3Aに示す構成要素に対して、より少数の構成要素、付加的な構成要素、及び異なる構成要素のうち、少なくとも何れかを含んでいてもよい。リピータ110に含まれる1つ以上の構成要素は、リピータ110に含まれる他の1つ以上の構成要素に関連する、1つ以上の他のタスクを実行可能であってもよい。
図3Bは、本明細書で説明する概念に関連する1つ以上の動作を実行可能である、典型的な機能構成要素を示す図である。一実装において、当該典型的な機能構成要素は、リピータ110のプロセッサ300に実装され得る。しかし、この機能構成要素は、例えば、リピータ110に含まれる他の構成要素(例えば、送受信機305)に関連して実装され得ること、リピータ110に含まれる2つ以上の構成要素(例えば、送受信機305、プロセッサ300、記憶装置315)と組み合わせて実装され得ること、及び、図3Aで前述した構成要素に対する(複数の)付加的な構成要素として実装され得ること、の少なくとも何れかが、理解されよう。同図に示すように、当該機能構成要素には、フィルタ計算素子320が含まれ得る。
フィルタ計算素子320は、無線局105及びUE115から受信した通信に基づいて、フィルタ及び増幅素子の少なくとも何れかを適応させ得る。フィルタリング素子320は、例えば、第1のホップのチャネル状態情報(CSI)、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比(SNR)、及び第2のホップのSNRの少なくとも何れかに基づいて、種々のパラメータを計算し得る。以下で詳細に説明するように、これらのパラメータの1つ以上は、フィルタ行列の計算に利用され得る。
図4Aは、UE115の典型的な構成要素を示す図である。同図に示すように、UE115は、処理システム400、送受信機405−1〜405−N、アンテナ410−1〜410−N、及び記憶装置415、入力デバイス420、及び出力デバイス425を含み得る。送受信機405−1〜405−Nは、送受信機405と称されることがある。同様に、アンテナ410−1〜410−Nは、アンテナ310と称されることがある。
処理システム400には、命令を解釈すること及び実行することのうち少なくとも何れかが可能な構成要素が含まれ得る。例えば、処理システム400には、汎用プロセッサ、マイクロプロセッサ、データプロセッサ、コプロセッサ、ネットワークプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、コントローラ、プログラマブル・ロジック・デバイス、チップセット、及びフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)のうち、少なくとも何れかが含まれ得る。処理システム400は、UE115における1つ以上の他の構成要素を制御してもよい。処理システム400は、通信に関連する種々の処理(例えば、信号処理、チャネル推定、電力制御、タイミング制御等)を実行可能であろう。
送受信機405は、アンテナ410を介した無線チャネル上で、情報の送信及び受信の少なくとも何れかが可能な構成要素を含み得る。例えば、送受信機405は、送信機及び受信機を含み得る。送受信機405は、通信に関連する種々の処理(例えば、フィルタリング、符号化/復号化、変調/復調等)を実行可能であろう。アンテナ410には、無線チャネルを介した情報の受信及び情報の送信が可能な構成要素が含まれ得る。一実装において、アンテナ410には、複数アンテナシステム(例えば、MIMOアンテナシステム)が含まれ得る。アンテナ410は、1つ以上の形態のダイバーシチ(例えば、空間ダイバーシチ、パターン・ダイバーシチ、又は偏波ダイバーシチ等)を提供してもよい。
記憶装置415には、情報(データ及び命令の少なくとも何れか)を格納可能な構成要素が含まれ得る。例えば、記憶装置415には、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、同期ランダム・アクセス・メモリ(SDRAM)、強誘電性ランダム・アクセス・メモリ(FRAM)、リード・オンリー・メモリ(ROM)、プログラマブル・リード・オンリー・メモリ(PROM)、消去可能なプログラマブル・リード・オンリー・メモリ(EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル・リード・オンリー・メモリ(EEPROM)、及びフラッシュメモリのうち、少なくとも何れかが含まれ得る。
入力デバイス420は、ユーザ及び他のデバイスの少なくとも何れかからの入力を受信可能な構成要素を含み得る。例えば、入力デバイス420は、キーボード、キーパッド、マウス、ボタン、スイッチ、マイクロホン、ディスプレイ、及び音声認識ロジックのうち少なくとも何れかを含み得る。
出力デバイス425は、ユーザ及び他のデバイスの少なくとも何れかへ情報を出力可能な構成要素を含み得る。例えば、出力デバイス425は、ディスプレイ、スピーカ、1つ以上の発光ダイオード(LED)、バイブレータ、並びに、他の何らかのタイプの視覚出力デバイス、聴覚出力デバイス、及び触覚出力デバイスのうち、少なくとも何れかを含み得る。
図4Aは、UE115に含まれる典型的な構成要素を示しているが、他の実装において、UE115は、図4Aに示す構成要素に対して、より少数の構成要素、付加的な構成要素、及び異なる構成要素のうち、少なくとも何れかを含んでいてもよい。例えば、UE115は、ハードディスク、又は、対応するドライブとともに、他の何らかのタイプのコンピュータで読み取り可能な媒体を含んでいてもよい。本明細書で使用する「コンピュータで読み取り可能な媒体」という用語は、例えば、物理的な記憶デバイス、論理的な記憶デバイスを含むよう、広く解釈されるべきことが意図されている。UE115に含まれる1つ以上の構成要素は、UE115に含まれる他の1つ以上の構成要素に関連する、1つ以上の他のタスクを実行可能であってもよいことが、理解されよう。
図4Bは、UE115の典型的な実装を示す図であり、UE115には無線電話機が含まれる。同図に示すように、UE115は、音声情報を入力するための(例えば、入力デバイス420の)マイクロホン430と、音声情報を出力するための(例えば、出力デバイス425の)スピーカ435と、情報を入力又は機能を選択するための(例えば、入力デバイス420の)キーパッド440と、視覚情報を出力すること、及び情報を入力すること、機能を選択すること等のうち少なくとも何れかのための(例えば、入力デバイス420及び出力デバイス425のうち少なくとも何れかの)ディスプレイ445とを含み得る。
図4Bは、UE115の典型的な実装を示しているが、他の実装において、UE115は、図4Bに示す構成要素に対して、より少数の構成要素、付加的な構成要素、又は異なる構成要素を含んでいてもよい。
以下では、図5A乃至図7Bに関連して、リピータ110が、透過性を維持するとともに、レート・カバレッジ特性を向上させるように、フィルタ又は増幅素子を適応させ得る、典型的なプロセスについて説明する。議論のために、図1Bに示す通信システム100に基づいて、当該典型的なプロセスについて説明する。しかし、当該典型的なプロセスは、異なるデバイスが表されている、図1Aに示す通信システムにおいても実行され得ることが、理解されよう。
図5A及び図5Bは、リピータ110によって受信される通信及び転送される通信の少なくとも何れかに関する、フィルタ及び増幅素子の少なくとも何れかを適応させるために、リピータ110によって実行される典型的なプロセス500を示すフロー図である。処理500について、図5A及び図5Bに加えて、これまでの図に関連付けて説明する。さらに、図5A及び図5Bについて、図6と関連付けて説明する。図6は、本明細書で説明する概念についての実例となる典型的なシナリオ600の図である。とりわけ、図6に関連付けて説明する通信の順序及び内容は、例示であることが理解されよう。このため、典型的なプロセス500及び本明細書で説明する概念は、特殊性が異なり得るシナリオへ適用される。
プロセス500は、CSIを含む第1の通信を受信することから開始され得る(ブロック505)。例えば、図6に示すように、無線局105は、リピータ110によって受信される信号を送信し得る。受信信号には、例えば、パイロット信号が含まれ得る。ベクトルxで表され得る信号は、無線局105から送信され、UE115において受信される信号は、次式で表され得る。
Figure 2011526448
ここで、nは、平均0の複素ガウス分布CN(0, σ2 nI)を有する雑音ベクトル、Pは、エンド・ツー・エンドの等価電力、Mは無線局105のアンテナ数、Gは、トレース(GGH)=1を有する正規化フィルタ行列、H1は、第1ホップのチャネル行列、H2は、第2のホップのチャネル行列である。一実装において、高い信号対雑音比(SNR)の領域(regime)で動作すること、及び熱雑音の影響が重要性を有し得ないことが想定され得るため、リピータ110における熱雑音は無視され得る。しかし、他の実装において、熱雑音は考慮されてもよい。さらに、一実装において、増幅されたリンク(即ち、リピータ110を介したリンク)と比較して、直接リンクは相対的に弱いために、直接リンクは無視され得る。しかし、他の実装において、当該直接リンクは考慮されてもよい。
第1のホップのチャネル行列H1が、CSIに基づいて推定され得る(ブロック510)。例えば、リピータ110のフィルタ計算素子320が、無線局105から受信したCSIに基づいて、第1のホップのチャネル行列H1を推定し得る。フィルタ計算素子320は、既存の技術を使用して、第1のホップのチャネル行列H1を生成し得る。当該CSIには、信号対雑音比の情報、又は他の何らかのタイプのCSIが含まれ得る。
チャネル品質情報を含む第2の通信が、受信され得る(ブロック515)。例えば、図6に示すように、UE115は、チャネル品質情報(CQI)を、リピータ110を介して無線局105に対して送信し得る。
チャネル品質情報とCSIとに基づいて、エンド・ツー・エンドのSNRが推定され得る(ブロック520)。例えば、リピータ110は、受信したチャネル品質情報と第1のホップのCSIとに基づいて、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比を決定し得る。リピータ110は、さらに、又は代替的に、第2のホップの信号対雑音比を測定してもよい。リピータ110は、そのような測定値に基づいて、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比を計算してもよい。
第1のホップのチャネル行列H1とエンド・ツー・エンドの信号対雑音比とに関連する特性メトリックが、対角行列
Figure 2011526448
を得るために最大化され得る(ブロック525)。式(1)に戻ると、第2のホップのチャネル行列H2は、リピータ110において既知ではない。本明細書で説明する概念によって、システム特性を最適化するために、正規化フィルタ行列Gを計算することを提案する。議論のために、チャネル容量は、典型的な式
Figure 2011526448
によって最適化され得る。ここで、Cは、チャネル容量を表す。フィルが行列Gは、
Figure 2011526448
によって最適化され得る。ここで、トレース(GGH)=1となり、E()は期待値を示す。
GH11 HHは、非負定値であるため、UDUHとして分解され得る。さらに、ユニタリ行列の乗算は第2のホップのチャネル行列H2の分散を変化させないため、式(3)は、次式で表され得る。
Figure 2011526448
式GH11 HHは、対角行列
Figure 2011526448
として設定され得るとともに、フィルタ行列Gは、
Figure 2011526448
と表され得る。Vは、H11 Hの固有値分解を計算することによって得られ、H11 H=VΣVHである(ブロック530)。例えば、フィルタ計算素子320は、H11 Hの固有値分解を計算することによって、V及びΣを獲得し得る。
上述に基づいて、式(3)は、次式で表現され直され得る。
Figure 2011526448
ここで、Kは、リピータ110のアンテナ数を表す。
式(3)を直接的に最大化することは困難であるため、
Figure 2011526448
となるように、式(5)の上界が、注水定理(water-filling principle)に基づいて最大化され得る。このように、式(5)を最大化することによって、対角行列
Figure 2011526448
が獲得され得る。
正規化フィルタ行列Gは、
Figure 2011526448
に基づいて設定され得る(ブロック535)。例えば、リピータ110は、フィルタ(例えば、空間フィルタ)又は増幅素子を、正規化フィルタ行列Gに基づいて構成し得る。
正規化フィルタ行列Gに基づいて、通信が適応され得る(ブロック540)。リピータ110は、無線局105及びUE115の少なくとも何れかから受信された通信、又は、無線局105及びUE115の少なくとも何れかに対して送信される通信を、当該正規化フィルタ行列Gに基づいて適応させ得る。
チャネルの相反性が存在する状況(例えば、時分割複信(TDD)システム)においては、リピータ110は、チャネルの相反性に基づいて、第2のホップのCSI又は少なくともチャネル統計情報(即ち、第2のホップ・チャネルの統計値)を、獲得し得る。以下で説明するように、他の実施形態においては、中間デバイス110は、フィルタ又は増幅素子を、フィルタ行列Gに基づいて適応させ得る。しかし、この典型的なプロセスに関しては、第2のホップのチャネル行列H2をモデル化するために、共分散行列が計算され得る。
図7A及び図7Bは、リピータ110によって受信される通信及び転送される通信の少なくとも何れかに関する、フィルタ及び増幅素子の少なくとも何れかを適応させるために、リピータ110によって実行される典型的なプロセス700を示すフロー図である。処理700について、図7A及び図7Bに加えて、これまでの図に関連付けて説明する。とりわけ、本明細書で説明する通信の順序及び内容は、例示であることが理解されよう。このため、典型的なプロセス700及び本明細書で説明する概念は、特殊性が異なり得るシナリオへ適用される。
プロセス700は、CSIを含む第1の通信を受信することから開始され得る(ブロック705)。例えば、図6に示すように、無線局105は、リピータ110によって受信される信号を送信し得る。受信信号には、例えば、パイロット信号が含まれ得る。ベクトルxで表され得る信号は、無線局105から送信され、UE115において受信される信号は、次式で表され得る。
Figure 2011526448
ここで、nは、平均0の複素ガウス分布CN(0, σn 2I)を有する雑音ベクトル、Pは、エンド・ツー・エンドの等価電力、Mは無線局105のアンテナ数、Gは、トレース(GGH)=1を有する正規化フィルタ行列、H1は、第1ホップのチャネル行列、H2は、第2のホップのチャネル行列である。一実装において、高い信号対雑音比(SNR)の領域で動作すること、及び熱雑音の影響が重要性を有し得ないことが想定され得るため、リピータ110における熱雑音は無視され得る。しかし、他の実装において、熱雑音は考慮されてもよい。さらに、一実装において、増幅されたリンク(即ち、リピータ110を介したリンク)と比較して、直接リンクは相対的に弱いために、直接リンクは無視され得る。しかし、他の実装において、当該直接リンクは考慮されてもよい。
第1のホップのチャネル行列H1が、CSIに基づいて推定され得る(ブロック710)。例えば、リピータ110のフィルタ計算素子320が、無線局105から受信したCSIに基づいて、第1のホップのチャネル行列H1を推定し得る。当該CSIには、信号対雑音比の情報、又は他の何らかのタイプのCSIが含まれ得る。
チャネル品質情報を含む第2の通信が、受信され得る(ブロック715)。例えば、図6に示すように、UE115は、チャネル品質情報を、リピータ110を介して無線局105に対して送信し得る。
チャネル品質情報とCSIとに基づいて、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比が推定され得る(ブロック720)。例えば、リピータ110は、受信したチャネル品質情報と第1のホップのCSIとに基づいて、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比を決定し得る。リピータ110は、さらに、又は代替的に、第2のホップの信号対雑音比を測定してもよい。リピータ110は、そのような測定値に基づいて、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比を計算してもよい。
第2のホップについて、共分散行列Aが推定され得る(ブロック725)。UE115が、リッチ・スキャッタリング(rich scattering)環境にある可能性が高いために、当該第2のホップのチャネルが、送信アンテナ相関のみを有することを想定する。この想定の下に、第2のホップのチャネル行列H2は、以下の典型的な式に基づいてモデル化され得る。
2=HWA (6)
ここで、HWは、独立かつ同一に分布する、平均0かつ単位分散の、循環的に対称的な複素ガウス分布のエントリを有する行列であり、行列Aは、送信アンテナ間の相関を表す。
第1のホップのチャネル行列H1とエンド・ツー・エンドの信号対雑音比とに関連する特性メトリックが、対角行列
Figure 2011526448
を得るために最大化され得る(ブロック730)。行列Aはリピータ110において既知であるために、フィルタ行列Gは、
Figure 2011526448
によって最適化され得る。ここで、トレース(GGH)=1となり、E()は期待値を示す。
GH11 HHは、非負定値であるため、UDUHとして分解され得る。さらに、ユニタリ行列の乗算は第2のホップのチャネル行列H2の分散を変化させないため、式(3)は、次式で表され得る。
Figure 2011526448
式GH11 HHは、対角行列
Figure 2011526448
として設定され得るとともに、フィルタ行列Gは、
Figure 2011526448
と表され得る。Vは、H11 Hの固有値分解を計算することによって得られ、H11 H=VΣVHである(ブロック735)。例えば、フィルタ計算素子320は、H11 Hの固有値分解を計算することによって、V及びΣを獲得し得る。さらに、Eは、行列Aの特異値分解(SVD)を計算することによって得られ、A=CDEH(ブロック740)。例えば、フィルタ計算素子320は、行列AのSVDを計算することによって、C及びEを獲得し得る。
上述に基づいて、式(7)は、式(5)と同様の導出を用いて、次式で表現され直され得る。
Figure 2011526448
式(7)を直接的に最大化することは困難であるため、
Figure 2011526448
となるように、式(7)の上界が、注水定理に基づいて最大化され得る。このように、式(8)を最大化することによって、対角行列
Figure 2011526448
が獲得され得る。
正規化フィルタ行列Gは、
Figure 2011526448
に基づいて設定され得る(ブロック745)。例えば、リピータ110は、フィルタ(例えば、空間フィルタ)又は増幅素子を、正規化フィルタ行列Gに基づいて構成し得る。
正規化フィルタ行列Gに基づいて、通信が適応され得る(ブロック750)。リピータ110は、無線局105及びUE115の少なくとも何れかから受信された通信、又は、無線局105及びUE115の少なくとも何れかに対して送信される通信を、当該正規化フィルタ行列Gに基づいて適応させ得る。
本明細書で説明した概念によれば、通信システム100の特性が向上するであろう。図8A及び図8Bは、既存の方式と本明細書で説明した提案方式とを比較するシミュレーション結果を示す図である。
図8Aを参照すると、ブラインド・リピータ、最小二乗フィルタ、SVDビームフォーミングを用いるリピータ、及び提案方式の特性比較が行われている。これらの既存の方式は、CSIが用いられないか、又は第1のホップのCSIのみが用いられることを想定している。提案方式のリピータは、第1のホップのCSIと、エンド・ツー・エンドのSNRとを用いる。さらに、当該シミュレーションは、M=K=N=4を用いて行われており、M,K及びNはアンテナ数を表す。
図8Aに示すように、提案方式は、他の全ての方式より特性が優れている。例えば、5dBのSNRにおいて、提案方式は、ブラインド・リピータ及びSVDリピータよりも、約1ビット/s/Hzのゲインを生じさせ、最小二乗フィルタを用いるリピータよりも大幅に大きなゲインを生じさせる。
図8を参照すると、リピータ側のアンテナ数を増加させた場合(例えば、M=N=4、及びK=8)に、提案方式における特性のゲインが増加している。さらに、当該シミュレーション結果から、SVDビームフォーミング及びブラインド・リピータは同等の特性を有することが、観察できる。CSIが送信側で利用可能でない場合、簡易な受信側SVDのみでは特性が向上しないことが推測される。
上述したように、中間デバイス(例えば、MIMOリピータ)は、付加的なオーバヘッドを(例えば、シグナリング、フィードバック等)を追加することなく、チャネル状態情報(例えば、受信信号についてのCSI、及び平均SNR)を考慮する。透過性が維持されつつ、当該中間デバイスの特性が向上し得る。シミュレーション結果は、特に、中間デバイスのアンテナ数が多い場合に、提案方式が既存の方式よりも優れた特性を有することを示している。マルチ・キーホール(multi-keyhole)効果を低減するには、中間デバイスにおいて多数のアンテナが必要となり得るため、本明細書で説明した概念は、種々の通信システムにおいて広範な用途を有する。
実装についてのこれまでの説明は、実例を提供するものであるが、包括的であること、又は実装を開示された形態そのものに限定することを、意図したものではない。上述の教示に照らして変更及び変形が可能であり、当該教示についての実施から、変更及び変形が得られるであろう。
また、図5A、図5B、図7A及び図7Bで示したプロセスに関して一連のブロックを説明してきたが、当該ブロックの順序は、他の実装において変更され得る。さらに、従属性のないブロックは、並列に実行され得る。さらに、1つ以上のブロックが省略され得る。本明細書で説明した1つ以上のプロセスは、コンピュータ・プログラムとして実装され得ることが理解されよう。当該コンピュータ・プログラムは、コンピュータで読み取り可能な媒体に格納され得るか、あるいは、他の何らかのタイプの媒体(例えば、伝送媒体)で表され得る。
本明細書で説明した態様は、図面に示した実装において、ソフトウェア、ファームウェア、及びハードウェアのうちで、多数の異なる形式で実行され得ることが理解されよう。当該態様を実行するために使用される実際のソフトウェア・コード又は専用制御ハードウェアは、本発明を限定することはない。従って、当該態様についての動作及び作用は、特定のソフトウェア・コードを参照することなく説明されており、本明細書の説明に基づいて当該態様を実行するように、ソフトウェア及び制御ハードウェアを設計可能であることが理解される。
特徴の特定の組み合わせについて、特許請求の範囲への記載、及び明細書への開示の少なくとも何れかを行ったが、これらの組み合わせは、本発明を限定することを意図したものではない。実際に、これらの特徴の多くは、特許請求の範囲への記載、及び明細書への開示の少なくとも何れかが特に行われていない手法で、組み合わせられてもよい。
「備える(comprises)」又は「備える(comprising)」という用語は、本明細書で使用された場合、記述した特徴、整数値、ステップ、又は構成要素の存在を特定するために用いられており、1つ以上の他の特徴、整数値、ステップ、構成要素、又はそれらのグループについての存在又は付加を除外するものではないことを、強調すべきである。
明示的な記載がない限り、本出願で使用される要素、動作、又は命令は、本明細書に説明した実装にとって極めて重要、又は絶対不可欠であると解釈されるべきではない。
「〜してもよい(may)」という用語は、本出願を通して使用されており、例えば、「〜する可能性がある」、「〜するように構成される」、又は「〜することが可能である」のように解釈されることを意図したものであり、(例えば、「〜しなければならない」のように)義務的な意味で解釈されることを意図したものではない。「a」及び「an」という用語は、例えば、1つ以上の事項を含むと解釈されることを意図したものである。1つの事項のみを意図している場合には、「1つの(one)」又はそれと同等の言葉遣いが使用される。さらに、「基づいて(based on)」という言い回しは、明示的に別段の記載をした場合を除き、例えば、「少なくとも部分的に基づいて」を意味することを意図したものである。「及び/又は(and/or)」という用語は、列挙された1つ以上の関連する事項の何れか、及びそれらの事項の全ての組み合わせを含むと解釈されることを意図したものである。

Claims (24)

  1. 第1のデバイス(105)と中間デバイス(110)との間の第1のホップと、前記中間デバイスと第2のデバイス(115)との間の第2のホップと、を含む無線ネットワーク(100)における前記中間デバイスによって実行される方法であって、
    前記第1のデバイスに関連する通信に基づいて、第1のホップのチャネル状態を推定するステップ(510)と、
    前記第2のデバイスに関連する通信に基づいて、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比を推定するステップ(520)と、
    前記第1のホップのチャネル状態と前記エンド・ツー・エンドの信号対雑音比とに基づいて、前記中間デバイスのフィルタ又は増幅器を適応させるステップ(535)と、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記第1のホップのチャネル状態に基づいて、第1のホップのチャネル行列を推定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のホップのチャネル行列に基づいて、固有値分解を実行するステップをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1のホップのチャネル行列と前記エンド・ツー・エンドの信号対雑音比とに関連する特性メトリックを最大化するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記特性メトリックはチャネル容量を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記最大化するステップは、注水定理を適用するステップを含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. 前記中間デバイスは、複数入力・複数出力アンテナシステムを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記無線ネットワークは、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間にチャネルの相反性が存在する時分割複信システムを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記チャネルの相反性に基づいて、前記第2のホップのチャネル統計情報を推定するステップと、
    前記チャネル統計情報に基づいて、共分散行列を推定するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記共分散行列の特異値分解を実行するステップと、
    フィルタ行列を計算するために前記特異値分解の結果を利用するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記第1のデバイスは、基地局を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 前記第2のデバイスは、ユーザ端末を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 前記中間デバイスは、ロング・ターム・エヴォリューション標準規格に従って動作することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 第1のデバイス(105)と中間デバイス(110)との間の第1のホップと、前記中間デバイスと第2のデバイス(115)との間の第2のホップとを含む無線環境(100)における、中間デバイス(110)であって、
    1つ以上のアンテナ(310)と、
    処理システム(300,320)であって、
    前記第1のデバイスからの通信に基づいて、第1のホップのチャネル状態を推定し、
    前記第2のデバイスからの通信に基づいて、エンド・ツー・エンドの信号対雑音比、又は第2のホップの信号対雑音比を推定し、
    前記第1のホップのチャネル状態と、前記エンド・ツー・エンドの信号対雑音比及び前記第2のホップの信号対雑音比の少なくとも1つと、に基づいて、フィルタ又は増幅器を適応させる
    前記処理システムと、
    を備えることを特徴とする中間デバイス。
  15. 前記中間デバイスは、複数入力・複数出力アンテナシステムを有するリピータを含むことを特徴とする請求項14に記載の中間デバイス。
  16. 前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間には、チャネルの相反性無線局105及びUE115の少なくとも何れかが存在し、
    前記処理システムは、さらに、前記チャネルの相反性に基づいて、前記第2のホップのチャネル統計情報を推定すること
    を特徴とする請求項14に記載の中間デバイス。
  17. 前記処理システムは、さらに、前記チャネル統計情報に基づいて、共分散行列を推定することを特徴とする請求項16に記載の中間デバイス。
  18. 前記処理システムは、さらに、
    前記共分散行列の特異値分解を実行し、
    直交行列を決定すること
    を特徴とする請求項17に記載の中間デバイス。
  19. 前記フィルタ又は前記増幅器を適応させる処理は、前記直交行列に基づいていることを特徴とする請求項18に記載の中間デバイス。
  20. 前記処理システムは、さらに、
    前記第1のホップのチャネル状態に基づいて、第1のホップのチャネル行列を推定し、
    前記第1のホップのチャネル行列に基づいて、固有値分解を実行すること
    を特徴とする請求項14に記載の中間デバイス。
  21. 前記処理システムは、さらに、前記固有値分解の結果に基づいて、対角フィルタ行列を計算することを特徴とする請求項20に記載の中間デバイス。
  22. 前記処理システムは、さらに、前記対角フィルタ行列と前記固有値分解の結果とに基づいて、フィルタ行列を計算することを特徴とする請求項21に記載の中間デバイス。
  23. コンピュータ・プログラムであって、
    受信した第1のホップの通信に基づいて、第1のホップのチャネル状態を推定し、
    受信した第2のホップの通信に基づいて、第2のホップの信号対雑音比又はエンド・ツー・エンドの信号対雑音比を推定し、
    前記第1のホップのチャネル状態と、前記第2のホップの信号対雑音比及び前記エンド・ツー・エンドの信号対雑音比の少なくとも1つと、に基づいて、フィルタ及び増幅器パラメータの少なくとも1つを適応させる
    ための命令を含むことを特徴とするコンピュータ・プログラム。
  24. マルチホップ無線ネットワークにおいて動作する中間転送デバイスの、コンピュータで読み取り可能な媒体に格納されていることを特徴とする請求項23に記載のコンピュータ・プログラム。
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