JP2011526431A - Imsおよび回路交換ネットワークにおけるメッセージルーティングの方法およびシステム - Google Patents

Imsおよび回路交換ネットワークにおけるメッセージルーティングの方法およびシステム Download PDF

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Abstract

IPマルチメディアシステム(IMS)ネットワーク(31)における、回路交換ネットワーク(32)の加入者であるマルチメディア加入者のユーザ端末(34)を登録する方法およびゲートウェイユニット。正規の通信のためにユーザ端末(34)の回路交換通信機能に関連した第1の連絡先アドレスのIMSネットワーク(31)における登録が使用され、また、メッセージングのためにユーザ端末(34)の回路交換通信機能に関連した第2の連絡先アドレスのIMSネットワーク(31)における登録が使用される。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動電話用途におけるマルチアクセスメッセージングに関し、より具体的にはインターネットプロトコルマルチメディアシステム(IMS:Internet Protocol Multimedia System)ネットワークにおける用途に関する。
様々な用途において移動電話ネットワークとIMSネットワークとを組み合わせることはすでに可能である。例えば、移動電話ネットワークに属するGSM加入者が、IMSネットワークに関する基本サービス、補足サービス、付加価値サービスを取得できる。ここで、GSM加入者は、GSMネットワークにおいて当該加入者に使用されるパブリック識別子に関する連絡先アドレスによってIMSネットワークに登録される。GSM加入者がGSM端末を使用してショートメッセージサービスの送受信ができるが、IMSネットワークに関する基本サービス、補足サービス、付加価値サービスも受けられるようにするには、別々の特別なメッセージングアプリケーションサーバがIMSネットワークに必要である。
本発明は、基本サービス、補足サービス、付加価値サービスを受けるためにIMSネットワークを使用して、GSMやUMTSなどの回路交換移動電話ネットワーク(以下、「回路交換移動電話ネットワーク」を「移動電話ネットワーク」という)に接続した加入者に対するメッセージング関連サービスの提供を図る。
本発明によれば、IPマルチメディアシステム(IMS)ネットワークにおける、移動電話ネットワークの加入者であるマルチメディア加入者のユーザ端末を登録する方法が提供される。当該方法は、正規の通信(すなわち回路交換(CS)ボイスであるが、回路交換ファクシミリまたはビデオ電話通信もあり得る)のためのユーザ端末の回路交換通信機能に関連した第1の連絡先アドレスのIMSネットワークにおける登録と、メッセージのためのユーザ端末の回路交換通信機能に関連した第2の連絡先アドレスのIMSネットワークにおける登録を含む。この端末は、IMSモードを含むマルチモード端末としてもよい。上記連絡先アドレスは、具体的にその端末のCS通信部分に関連する。マルチメディア加入者をこのように登録することで、CSネットワークで共通の正規のやり方でマルチメディア加入者がテキストメッセージを使用する(すなわち送受信する)ことが可能である。メッセージング目的は、GSMシステムにおけるSMSおよびMMSなどのテキストメッセージと、非テキストメッセージ(例えばリングトーンやユーザ端末構成ファイルなど)とを包含すると理解される。さらに、マルチメディア加入者がこれらのメッセージに対して基本サービス、補足サービス、付加価値サービスを受けることが可能である。上記基本サービス、補足サービス、付加価値サービスはIMSネットワークにおいて応用される。マルチメディア加入者をこのように登録することで、加入者は、端末機能およびアクセスネットワーク機能に応じて、テキストメッセージをCSネットワークで共通するやり方で使用することに加え、IMSネットワークで共通するやり方でテキストメッセージを使用できる。IMSネットワーク関連サービスの使用は、透過的なやり方で、すなわちユーザが実際にはIMSネットワークを使用していると気づかないように可能である。
さらなる実施形態では、登録関連データは加入者データベースに(おそらくは永続的に)記憶され、加入者データベースは、IMSネットワークの一部であり(またはIMSネットワークに関連しており)、IMSネットワークに実装される(またはIMSネットワークに関連した)登録機能とデータを交換するものとされる。典型的には、加入者データベースは、双方向でデータ交換が可能な加入者プロビジョニングシステムからのデータでプロビジョンされる。加入者データベースおよび登録機能は、IMSネットワークにおける既存のネットワークユニットまたは専用ネットワークユニットにおいて簡単に実装できる。
また、さらなる実施形態では、第1の連絡先アドレスおよび第2の連絡先アドレスは、それぞれ第1の特徴タグおよび第2の特徴タグに関連する。第1および第2の特徴タグも加入者データベースに記憶される(永続的に)。これらのデータ、すなわち上記連絡先アドレスおよび関連する特徴タグは、移動電話ネットワークおよびIMSネットワークにおける様々な機能エンティティが容易に使用可能であり、連絡先アドレスの一義的な使用を可能とする。
さらなる実施形態では、第1の連絡先アドレスおよび第2の連絡先アドレスは、登録機能からIMSネットワークにおけるコールセッション制御機能(CSCF)への、例えばSIP登録要求などの単一のメッセージを使用して登録される。登録機能からCSCFへのSIP登録要求メッセージの送信は、加入者プロビジョニングシステムからの刺激によって、または登録機能内部の刺激によって発動できる。SIP登録要求メッセージの送信は、加入者データベースと登録機能との間のデータ交換に先行されるものとしてもよい。
また、さらなる実施形態における方法は、マルチメディア加入者から(例えば移動交換センタ(MSC)を経由して)テキストメッセージを受信することと、IMSメッセージゲートウェイ(IMG)へテキストメッセージを転送することとを含む。IMGは、回路交換ネットワーク(例えば回路交換ネットワークにおけるMSCと)およびIMSネットワーク(例えばIMSネットワークにおけるサービングCSCFまたは尋問CSCFと)の双方と通信中であり、とりわけ、SS7 SMCアドレスとアドレス可能であることにより、回路交換ネットワークに対してショートメッセージサービスセンタ(SMSC)として動作する。また、IMSネットワークに対してユーザエージェント(UA)として動作し、IPアドレスとアドレス可能である。さらに、当該方法は、テキストメッセージをIMSメッセージへ変換すること(IMSによって)と、IMSネットワークを通してIMSメッセージをルーティングすることとを含む。IMSネットワークにおける発信IMSサービスのあり得る呼び出しを含む。これによって、GSMネットワークにおいて生成されたSMSなどの、マルチメディア加入者の発信テキストメッセージを、IMSネットワークにおける正規の発信IMSメッセージとして扱うことが可能になる。このメッセージ送信に対して、とりわけ、応用可能であれば補足サービスの呼び出しを含み、応用可能であれば付加価値サービスも含む。
さらなる実施形態では、IMSメッセージをルーティングすることは、テキストメッセージの宛先加入者番号から導出されたグローバルタイトル(例えばSS7で使用されるような)を使用してIMSネットワークにおけるサービングコールセッション制御機能(S−CSCF)のアドレスを取得することと(例えば上記グローバルタイトルを使用して加入者データベースにクエリを行い、応じてコールセッション制御機能のアドレスを受信することで)と、取得したアドレスに関連したコールセッション制御機能へメッセージをルーティングすることと、コールセッション制御機能においてIMSメッセージを検証することとを含む。この実施形態は、IMSネットワークがサービスドメインとして選択される終了SMSルーティングに関する。これによって、GSMネットワークにおいて生成された、マルチメディア加入者に向かうSMSなどの終了テキストメッセージを、IMSネットワークにおいて正規の終了IMSメッセージとして扱うことができる。このメッセージ送信に対して、とりわけ、応用可能であれば補足サービスの呼び出しを含み、応用可能であれば付加価値サービスも含む。
IMSメッセージは、マルチメディア加入者の端末への配信に向けることができる。IMSメッセージは、マルチメディア加入者が登録されているサービングコールセッション制御機能(S−CSCF)によって処理された。上記処理は補足サービスの呼び出しを選択的に含み、付加価値サービスの呼び出しを選択的に含む。この場合、さらなる実施形態では、当該方法は、マルチメディア加入者がアクティブ化されたIMSメッセージングクライアントを有するかどうかをチェックすることと、マルチメディア加入者が登録されているサービングコールセッション制御機能(S−CSCF)と通信中のIMSメッセージングアプリケーションサーバをこれに使用することとをさらに含む。アクティブ化されたIMSメッセージングクライアントが登録されている場合(IMSメッセージアプリケーションがS−CSCFから第三者登録通知を受信することによってIMSメッセージングアプリケーションに知られていてもよい)、IMSメッセージはIMSネットワークにおいて処理される(S−CSCFに登録された連絡先アドレスへのIMSメッセージの転送を含む。上記連絡先アドレスはIMSメッセージングクライアントとの結合を構成する)。アクティブ化されたIMSメッセージングクライアントが登録されていない場合、当該方法は、IMSメッセージングゲートウェイ(IMG)へIMSメッセージを転送する(IMSメッセージングアプリケーションからの命令のもとで)ことを含む。IMGは、IMSメッセージをテキストメッセージへ変換し、上記マルチメディア加入者の端末(上記端末は回路交換ネットワークにある)へのテキストメッセージの配信のために回路交換ネットワークに対してSMSC(またはより厳密なSMS−GMSC)として動作する。この実施形態は、アプリケーションサーバを使用した終了アクセス配信に関する。
一代替実施形態(アプリケーションサーバよりも連絡先アドレスを使用する)では、IMSメッセージは、マルチメディア加入者に再び向けられる。IMSメッセージは、マルチメディア加入者が登録されているサービングコールセッション制御機能(S−CSCF)によって処理された。上記処理は、選択的に補足サービスの呼び出しを含み、選択的に付加価値サービスの呼び出しを含む。当該方法は、マルチメディア加入者に関連した連絡先アドレスを使用すること(例えばS−CSCFに登録された連絡先アドレスを使用すること)をさらに含む。連絡先アドレスは、マルチメディア加入者の第2の連絡先アドレスである。上記第2の連絡先アドレスは、IMSメッセージングゲートウェイIMGに関連する。また、関連IMGへIMSメッセージをルーティングすることと、IMSメッセージをテキストメッセージに変換することと、回路交換ネットワークへテキストメッセージをルーティングする(回路交換ネットワークに対してSMS−GMSCとして動作するIMGによって)こととを含む。この場合、メッセージのルーティングは、特にメッセージングのために登録された第2の連絡先アドレスを使用して行われる。
テキストメッセージの宛先加入者であるマルチメディア加入者の回路交換端末へテキストメッセージを配信するための、回路変換ネットワークへのテキストメッセージのルーティングができなければ、さらなる実施形態における方法は、マルチメディア加入者に関連した追加の連絡先アドレスを使用することを含む。上記追加の連絡先アドレス(以後IMSメッセージング連絡先アドレスという)は、マルチメディア加入者(このテキストメッセージの宛先加入者である)が登録されているサービングコールセッション制御機能(S−CSCF)に登録されている。上記追加の連絡先アドレスは、上記マルチメディア加入者の端末に関連する。上記端末は、IMSメッセージング機能を有している(すなわちIMSメッセージングクライアントを有している)。また、IMSメッセージングクライアントへIMSメッセージをルーティングすることと、上記追加の連絡先アドレスを使用することとを含む。これによって、テキストメッセージの形式でのメッセージの初期配信ができなかった場合に代替が可能となる。
さらなる実施形態では、第2の連絡先アドレスおよびIMSメッセージング連絡先アドレスをマルチメディア加入者に使用可能であり、当該方法は、第2の連絡先アドレスおよびIMSメッセージング連絡先アドレスの優先度設定に応じてIMSメッセージをルーティングすることをさらに含む。これによって、マルチメディア加入者が完全に柔軟に着信メッセージを回路交換ネットワークにおける端末へテキストメッセージの形式で配信させることができるようになる。または、IMSネットワークにおける端末へマルチメディアメッセージの形式で配信させることができるようになる。
本発明は、回路交換ネットワークにおける加入者からIMSネットワークにおけるIMS加入者へのテキストメッセージの配信方法にさらに関する。IMS加入者は、上述の実施形態のいずれか1つに係る方法を使用してIMSネットワークに登録されている。この実施形態については、宛先IMS加入者に特別必要なことはない。それは正規のIMSとすることができる。当該方法は、IMS加入者に関連したIMSネットワークにおけるコールセッション制御機能のIPアドレスを取得すること(上記コールセッション制御機能のドメインネームを取得することに選択的に先行される)と、テキストメッセージをIMSメッセージへ変換することと、取得したIPアドレスを使用してIMS加入者へコールセッション制御機能を経由してIMSメッセージをルーティングすることとをさらに含む。これらの機能は、例えばメッセージ送信する加入者に関連した回路交換ネットワークにおけるSMSCに実装することができる。この実施形態は、具体的には、GSMからIMSへの終了メッセージルーティングに関するものとすることができる。送信加入者はマルチメディア加入者とする必要はない。
さらなる実施形態では、当該方法は、SMSCによって回路交換ネットワークにおけるホーム加入者データベース尋問することによってIPアドレスを取得すること(および選択的にドメインネームを取得すること)を含む。上記ホーム加入者データベースは、宛先IMS加入者のMSISDNに関連する。ホーム加入者データベースへ尋問メッセージをルーティングすることをタスクとされたシグナリング中継機能(SRF)が、内部または外部のデータベースルックアップによって、サービスの視点から移動電話ネットワークの加入者とは逆に、サービスの視点から宛先加入者がIMSネットワークの加入者であると判定する。結果として、シグナリング中継機能は、回路交換ネットワークにおけるホーム位置レジスタ(HLR)へ尋問メッセージを転送する代わりに、IMSネットワークにおけるホーム加入者システム(HSS)へ尋問メッセージを転送する。HSSおよびHLR双方はホーム加入者データベースの役割を果たすものである。ホーム加入者システムへ送信された尋問メッセージは、HSS尋問に応用可能なメッセージフォーマットに適合される。HSSは、尋問メッセージを受信すると、IMS加入者に関連したIMSネットワークにおけるコールセッション制御機能のドメインネームを返信する。SRFは、IMSネットワークにおけるコールセッション制御機能のドメインネームを含む結果メッセージをSMSCへ転送すると、移動電話ネットワークに応用可能なメッセージフォーマットに上記リターンメッセージを適合する。SMSCは、IMSネットワークにおけるコールセッション制御機能のドメインネームを含む結果メッセージを受信すると、上記ドメインネームを使用して、上記コールセッション制御機能に関連したIPアドレスを取得できる。SMSCは、最終的に、テキストメッセージをIMSメッセージに変換させた後、IMSネットワークにおけるコールセッション制御機能へテキストメッセージを配信できる。これらの実施形態によって、テキストメッセージが回路交換ネットワークから発信される場合、およびテキストメッセージがIMSネットワークから到着する場合に、透過的なやり方でIMS加入者のIMSネットワークへテキストメッセージをルーティングすることができるようになる。これによって、IMS加入者が回路交換ネットワーク加入者からテキストメッセージ(SMS)を受信することができるようになる。SMSCからコールセッション制御機能へのテキストメッセージの転送は、SMSCによって、またはメッセージングゲートウェイの支援のもと、自動的に行うことができる。
さらに、本発明は、IMS加入者から発信されたテキストメッセージを送信する方法に関する。上記IMS加入者は回路交換ネットワークの加入者でもある。IMS加入者は、上述の登録方法のいずれか1つに係る方法を使用してIMSネットワークに登録されている。当該方法は、SMSCアドレスを使用してメッセージ相互作業ユニットへテキストメッセージをルーティングすることをさらに含む。メッセージ相互作業ユニットは、IMSネットワークにおけるコールセッション制御機能へSIPメッセージを送信するものとされる。メッセージ相互作業ユニットによってテキストメッセージをIMSメッセージに変換することと、コールセッション制御機能へIMSメッセージをルーティングすることとを含む。SMSCアドレスはIMS加入者にプロビジョンされる。またはIMS加入者が目下GSM加入者として登録されている回路交換ネットワークにおけるMSCに構成される。この実施形態によって、テキストメッセージをIMSメッセージにルーティングするために回路交換ネットワークにおけるCAMELサービスなどの特定の機能を使用することなく、IMSネットワークにおける発信テキストメッセージの透過的処理ができるようになる。発信テキストメッセージの透過的処理は、IMS加入者のユーザプロファイルに基づいて、補足サービスの選択的な呼び出しと付加価値サービスの選択的な呼び出しとを含む。
一代替実施形態では、IMS加入者から発信されたテキストメッセージを送信する方法が提供される。上記IMS加入者は、回路交換ネットワークの加入者でもある。IMS加入者は、上述の登録実施形態の1つに係る方法を使用してIMSネットワークに登録されている。当該方法は、IMS加入者が目下GSM加入者として登録されている回路交換ネットワークにおけるMSCにおいて発信SMS(MO−SMS−CSI)に対するCAMEL加入情報を検出すると、CAMELサービス(例えば移動電話ネットワークのSCPにおける)を呼び出すことと、CAMELサービスの制御下のメッセージ相互作業ユニットへテキストメッセージをルーティングすることとをさらに含む。上記ルーティングは、メッセージ相互作業ユニットに関するSMSCアドレスで行われる。メッセージ相互作業ユニットは、IMSネットワークにおけるコールセッション制御機能へSIPメッセージを送信するものとされる。メッセージ相互作業ユニットによってIMSメッセージへテキストメッセージを変換することと、コールセッション制御機能へIMSメッセージをルーティングすることとを含む。この実施形態によって、CAMEL機能が回路交換ネットワークで使用可能なとき、IMSネットワークにおける発信テキストメッセージの透過的な処理ができるようになる。
さらなる実施形態では、当該方法は、CAMELサービスの制御下で、回路交換ネットワークからIMSネットワークへテキストメッセージをルーティングするのに使用されるシグナリングアドレスにパブリックサービスIDおよび相関識別子を含めることを含む。メッセージ相互作業ユニットが、テキストメッセージをIMSメッセージへ変換し、IMSサービスプラットフォーム(例えばSIPアプリケーションサーバSIP−AS)へIMSメッセージを転送する。IMSメッセージにおいてパブリックサービスIDを検出すると、IMSサービスプラットフォームはCAMELサービスに機能的に結合し、IMSメッセージにおけるパブリックサービスIDおよび相関識別子を、回路交換ネットワークからテキストメッセージを送信した際にIMS加入者によって初期に示された所望の宛先で置き換えるものとされる。IMSネットワークにおけるIMSメッセージをさらにルーティングすることを含む。IMSネットワークにおけるIMSメッセージのルーティングは、IMS加入者のユーザプロファイルに基づいて、補足サービスの選択的な呼び出しと付加価値サービスの選択的な呼び出しとを含む。相関識別子の使用、およびCAMELサービスに結合されたSIP−AS機能へのIMSメッセージのルーティングによって、GSMアクセスネットワークに固有の情報で、またはIMSネットワークで使用可能ではない情報でIMSメッセージを増大させることができるようになる。このような情報の一例はGSM位置情報である。
さらなる代替実施形態では、IMS加入者から発信されたテキストメッセージの送信方法が提供される。上記IMS加入者は回路交換ネットワークの加入者でもある。IMS加入者は、上述の登録実施形態のいずれか1つに係る方法使用してIMSネットワークに登録されている。この実施形態では、IMS加入者から発信テキストメッセージを受信するMSCがSIPシグナリング機能を備え、IMS加入者は、マルチメディア加入者として回路交換ネットワークに登録されている(MSCにおける加入者のユーザプロファイルが特別な表示を含むことを伴っている)。当該方法は、MSCにおけるSIPメッセージへテキストメッセージを変換することと、例えばMSCにおけるSIPユーザエージェントクライアント機能を使用して、IMS加入者に関連したサービングコールセッション制御機能(S−CSCF)へSIPメッセージを配信することとをさらに含む。SIPメッセージは、ネットワーク構成に応じて、S−CSCFへ転送する前に、プロキシコールセッション制御機能(P−CSCF)を通して、尋問コールセッション制御機能(I−CSCF)を通して、または両方で送信できる。このS−CSCFは、IMS加入者が登録されているS−CSCFであり、メッセージのさらなる処理を応用し、移動電話ネットワークからテキストメッセージを送信した際にIMS加入者によって初期に示された所望の宛先へメッセージを送信する。S−CSCFによるIMSメッセージの処理は、IMS加入者のユーザプロファイルに基づいて、補足サービス選択的な呼び出しと付加価値サービスの選択的な呼び出しとを含む。これによって、移動電話ネットワークにおけるMSCの機能を改良することで透過的なメッセージング機能を提供できるようになる。
さらなる観点では、本発明は、処理システム(すなわち一般的に知られたデータ処理システム)を備え、回路交換ネットワークおよびIPマルチメディア(IMS)ネットワークと通信するものとされたゲートウェイユニットに関する。処理システムは、さらに、回路交換ネットワークの加入者であるマルチメディア加入者のユーザ端末をIMSネットワークに登録するものとされる。正規の通信(ボイスを含む)のためにユーザ端末の回路交換通信機能に関連した第1の連絡先アドレスのIMSネットワークにおける登録を使用し、メッセージングのためにユーザ端末の回路交換通信機能に関連した第2の連絡先アドレスのIMSネットワークにおける登録を使用する。
さらなる実施形態では、ゲートウェイユニットは、さらに、上述の方法実施形態を実行するものとされる。
処理システムは、回路交換ネットワーク、IMSネットワーク、または回路交換ネットワークとIMSネットワークとの組合せに含まれた1または2以上のネットワークユニット処理リソースを使用して、分散型処理システムとして実装できる。例えば、機能の一部を回路交換ネットワークのMSCに実装して、一部をIMSネットワークにおけるコールセッション制御機能に実装してもよい。
さらに、本発明は、処理システムにロードされると処理システムに上述の方法実施形態のいずれか1つの機能を提供するコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータプログラムプロダクトに関する。
以下、多くの実施形態例を使用して、添付図面を参照しながら、より詳細に本発明を説明する。
GSMネットワークとIMSネットワークとの組合せの概略図を示す。 本発明の一実施形態に係る登録方法を実施する機能の概略図を示す。 本発明の一実施形態に係るマルチメディア加入者が発信したテキストメッセージのルートの概略図を示す。 さらなる一実施形態に係る回路交換ネットワークに属するマルチメディア加入者へのIMSネットワークにおけるIMSメッセージのルーティングの概略図を示す。 さらなる一実施形態に係るIMSネットワークにおけるIMSメッセージのルーティングの概略図を示す。 さらなる一実施形態に係る回路交換ネットワークまたはIMSネットワークによるマルチメディア加入者へのIMSネットワークにおけるIMSメッセージのルーティングの概略図を示す。 さらなる一実施形態に係るIMSネットワークにおける発信テキストメッセージのルーティングの概略図を示す。 さらなる一実施形態に係るIMSネットワークへの発信テキストメッセージのルーティングの概略図を示す。 さらなる一実施形態に係るCAMELを使用するIMSネットワークへの発信テキストメッセージのルーティングの概略図を示す。 さらなる一実施形態に係るCAMEL制御下のメッセージインターセプトを使用するIMSネットワークへの発信テキストメッセージのルーティングの概略図を示す。 さらなる一実施形態に係る移動電話ネットワークにおける拡張MSCを使用するIMSネットワークへの発信テキストメッセージのルーティングの概略図を示す。
本発明は、図1に概略的に示すように、IMS(Internet Protocol(IP) Multimedia System)ネットワーク31と、移動電話ネットワーク32(例えばGSM、GPRS、またはUMTSネットワーク)のような回路交換(CS:circuit switched)ネットワークとに関する。IMSネットワーク31は、複数のSIP(Session Initiation Protocol:セッション開始プロトコル)端末33(図1では1つ示す)にサービスを行い、移動電話ネットワーク32は複数のユーザ端末34(例えばGSMまたはUMTS端末。同様に、図1ではGSM端末34を1つ示す)にサービスを行う。IMSネットワーク31に対する加入者は、回路交換ネットワーク32に対する加入者でもあるとしてもよい。IMSネットワーク31と回路交換ネットワーク32との間にゲートウェイ35を置くことができる。ゲートウェイ35は2つのネットワーク間を相互接続させることができる。ゲートウェイ35の周りのネットワーク31、32の破線の拡張で示すように、ゲートウェイ35は2つのネットワーク31、32の1つの一部とすることができる。
ゲートウェイ35は、適当なインタフェースを使用して様々な通信を処理可能な、当技術分野で一般的に周知の処理システムを備えたものとすることができる。この処理システムは、処理システムの実際の機能を定めるコンピュータ実行可能命令の制御下、したがってゲートウェイユニット35の制御下とすることができる。また、処理システムは、回路交換ネットワークまたはIMSネットワークのいずれか、または回路交換ネットワークおよびIMSネットワークの双方で使用可能な処理リソースを使用して、分散型処理システムとして実施してもよい。コンピュータ実行可能命令は、これらのコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータプログラムプロダクト(例えば光記憶媒体や磁気記憶媒体など)からダウンロードするなど、周知の技術を使用して、これらのネットワークユニットにロードできる。
本発明によれば、以下を考慮すると、IMS加入者に対するメッセージングのIMS中心の処理を容易にする機構が提供される。
‐IMS加入者から発信されたメッセージが、GSMショートメッセージサービス(SMS:short message service)を使用してGSM/UMTS端末34から、またはIMSメッセージング方法を使用してSIP端末33から送信できる。
‐IMS加入者に向かうメッセージが、当該加入者のGSM/UMTS端末34で、または当該加入者のSIP端末33でオファーおよび配信できる。
以下の説明において、「GSM/UMTS端末」34といえば、GSM、GPRS、またはUMTSネットワーク32に属する端末は以下を意図したものである。
‐GSMダイレクトトランスファアプリケーションパート(DTAP:Direct transfer application part)を使用して、意図する方向へ移動交換センタ(MSC:Mobile switching centre)21(例えば図3を参照)およびショートメッセージサービスセンタ(SMSC:Short message service centre)によってショートメッセージを送信する。または、
‐GSM DTAPプロトコルを使用して、意図する方向へサービングGPRSサービスノード(SGSN:Serving GPRS service node)およびSMSCによってショートメッセージを送信する。
‐DTAPで到着するSMSが、SMSCを通過することなく、IMSネットワーク31(SMSの送信者に関する)へ送信できる。
GSM、GPRS、またはUMTSネットワーク32への上記付属は、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio access network)、GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN:GSM EDGE Radio access network)、ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN:Universal terrestrial radio access network)、またはジェネリックアクセスネットワーク(GAN:Generic access network)によって達成できる。RAN、GERAN、またはUTRANによって付属が行われる場合、アクセスネットワークはマクロネットワーク、マイクロネットワーク、ピコネットワーク、またはホームネットワークの形態をとることができる。ホームネットワークでは、フェムトセル基地局が使用される。
上述のGSM/GPRSなどの端末34へ/から送信されたメッセージは、これ以降は、「GSMショートメッセージ」、「ショートメッセージ」、または単に「SMS」という。
「SIP端末」33といえば、パケット交換接続を有し、SIPスタックおよびIMSメッセージング機能を含む端末を意図する。SIP端末33は、IMSメッセージの送受信のため、IMSネットワーク31への登録が必要である。SIP端末33は、PCベースのソフトクライアントなどの有線装置とすることもできれば、IMSメッセージング機能を有するUMTS端末、WLAN端末、HSPA端末などの無線装置とすることもできる。
マルチアクセス機能(MAF:multi access function)は、GSM加入者がIMSネットワーク31からサービスを得られることを容易にする技術である。ここで、GSM加入者はIMSネットワーク31に登録される。登録機能(RF:Registration Function)3によってGSM加入者のIMS登録が行われる(以下の図2の説明を参照)。RF3は、GSM加入者に代わってIMS登録を開始するIMSコアネットワーク31に位置する機能エンティティである。RF3による登録は、RF3がIMSコアネットワーク31に、より具体的にはS−CSCF5(サービングコールセッション制御機能(Serving Call Session Control Function)。以下図2も参照)に連絡先アドレスを提供することを含む。S−CSCF5は、この連絡先アドレスを使用して、MAF加入者にコールを配信する。連絡先アドレスは、IMSネットワーク31における媒体ゲートウェイコントローラ(MGC:Media gateway controller)に関連する。MGCは、媒体ゲートウェイ(MGW:Media gateway)との組合せで、ボイスコールに対するIMSネットワーク31と回路交換(CS)ネットワーク32との間のIMSゲートウェイ35として動作する。
上述のマルチアクセス機能MAFはボイスコールに対して開発されたものである。MAFの現時点の原理および機構は、ファックスコール、データコール、およびビデオコールにも応答できる。しかしながら、現時点のMAFはメッセージングには応用できない。主な理由は、S−CSCF5に登録されたMAF加入者の連絡先アドレス(例えばAA709875300@mgc.ims.telenor.se)がMGCに関連しているからである。GSMまたはUMTS電話(ユーザ端末34)を有するMAF加入者は、ボイスコールにはCSコール方法を使用し、メッセージングにはSMSを使用できる。MGCは、ボイスコールに対するゲートウェイ35として動作できるが、メッセージングに対するゲートウェイ35としては動作できない。IMSベースのメッセージングとGSMネットワーク32におけるSMSとの間のシームレスな相互作業には、特別な構成がMAF加入者に必要である。IMSベースのメッセージングとSMSとの間を変換する機能を有する相互作業ユニと(メッセージングゲートウェイ)が存在する。メッセージングに関する限り、MAFの現時点の欠点は以下である。
‐MAF加入者が自身のGSM電話34からショートメッセージ(SMS)を開始する場合には、このSMSはIMSネットワーク31を通過しない。
‐MAF加入者へSMSが送信される場合には、加入者がMAF加入者であることに基づいて、このSMSをIMSネットワーク31へ送信するには特別な機構が必要である。
‐IMSネットワーク31が加入者に対する(IMSベースの)メッセージを処理している場合には、このメッセージを加入者の登録連絡先アドレスに配信すべきか(IMSメッセージングが可能なSIP装置33を加入者が有している場合)、SMSへの変換のためにメッセージングゲートウェイへルーティングすべきかを判断するのに特別なサービスが必要である。
実際、これに伴い、MAF加入者とやり取りするメッセージングを容易にするために、IMSネットワーク31において特別なメッセージングアプリケーションサーバが必要となる。効果的には、MAF加入者とやり取りするメッセージングはIMSネットワーク31において「シームレス」に行うべきである。MAF加入者は、正規のIMS加入者であると考え、そのように取り扱うべきである。ゆえに、MAF加入者に向かうIMSメッセージは正規のIMSのやり方で処理すべきであり、MAF加入者へ配信すべき、すなわちショートメッセージの形でMAF加入者へ配信すべきである。
本発明の基本的な概念は、MAF加入者がIMSメッセージングのためにIMSネットワーク31に登録されるということである。MAF加入者のIMS関連登録は、SMSによってMAF加入者とやり取りするメッセージングに関する。MAFの概念によれば、IMSネットワーク31におけるメッセージング関連IMS登録はIMSの原理を従うものでなければならない。MAF加入者とやり取りするメッセージングを行う場合、IMSメッセージング(IMSネットワーク31の内部)とSMS(GSMネットワーク32内)との間の相互作業を行わなければならない。
以上を考慮すると、MAF加入者は、RF3によって登録される一実施形態の2つの連絡先アドレスを有する。
‐例えばAA709875300@mgc.ims.telenor.seなど、ボイスコール用の連絡先アドレス。MAF加入者に向かうボイスコールはこの連絡先アドレスへ配信される。すなわち、MGCへルーティングされる。MGCは、さらなる処理のため、PLMNにおける専用GMSCへこのコールをルーティングする。
‐例えば709875300@IMG.ims.telenor.seなど、メッセージング用の別の連絡先アドレス。MAF加入者に向かうIMSメッセージはこの連絡先アドレスへ配信される。すなわち、ルーティングIMSメッセージングゲートウェイ(IMG)22へルーティングされる(以下の図3についての説明を参照)。IMG22は、MAF加入者へのSMSの形でのメッセージの配信を処理する。
MAF加入者は、IMSメッセージアプリケーションを有する電話をもつことができる(すなわちSIP端末33)。これは、例えばSIPメッセージクライアントを有するGPRSまたはUMTS電話とすることができる。このような電話33におけるIMSメッセージアプリケーションはそれ自体でIMSに登録できる。その状況で、MAF加入者は、このSIPメッセージクライアントからIMSメッセージを送受信できる。この場合、IMSメッセージ送受信は、RF3が登録したIMSメッセージング連絡先アドレスではなく、SIPメッセージクライアントに関する連絡先アドレスで行われる。
以下で説明する実施形態では、連絡先の登録、メッセージングの発信、メッセージングの終了について、より詳細に説明する。図2は、IMSネットワーク31における連絡先アドレスの登録のための高レベルアーキテクチャの概略図を示している。
加入者データベース(SD:Subscriber Database)2は、IMSネットワーク31の一部であり、MAF加入者を含む加入者の加入者データを有する。各MAF加入者は連絡先アドレスのセットを有する。登録機能3(RF)は、IMSネットワーク31のネットワークユニットで動作するソフトウェアエンティティとしてもよく、SD2と通信しており、MAF加入者の加入データ、特に登録する連絡先アドレスを取得する。RF3は、プロキシコールセッション制御機能(P-CSCF:Proxy Call Session Control Function)4とも通信しており、P−CSCF4の方はサービングコールセッション制御機能(S−CSCF)5と通信可能である。RF3は、尋問コールセッション制御機能(I-CSCF:Interrogating Call Session Control Function)とも通信しており、図示はしていないが、当業者には理解されるものである。このようなI−CSCF4は、GSM端末34をIMSネットワーク31に接続するのに使用されるP−CSCF4の代わりにすることができる(正規のIMS端末をIMSネットワーク31に接続するのに使用されるP−CSCF5ではない)。S−CSCF5は、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)6とデータ交換が可能であり、HSS6は、IMSネットワーク31に接続されたSIP端末33に関する加入者データを含む。さらに、IMSネットワーク31では、1または2以上のSIPアプリケーションサーバ(SIP−AS)7、7’が提供され、S−CSCF5と通信できる。
本発明の第1の実施形態によれば、SD2における各連絡先アドレスは、それに関連する特徴タグを有する。特徴タグは、連絡先アドレスを使用することになるIMS通信サービス(3GPP TS 23.228を参照)を識別する。連絡先アドレスAA709875300@mgc.ims.telenor.seはボイス通信(特徴タグ=ボイス)に関連し、連絡先アドレス709875300@IMG.ims.telenor.seはメッセージング(特徴タグ=IMSメッセージ、IM)に関連する。
IETF SIP(RFC3261)によれば、単一のSIP登録方法は複数の連絡先アドレスを有する。ゆえに、1つのSIP登録方法ステップは、ボイス用の連絡先アドレスと、メッセージング用の連絡先アドレスとを有したものとすることができる。S−CSCF5は、この加入者に対するこれらの連絡先アドレス(例えばパブリックユーザID+46709875300@telenor.se)の登録を受信し、処理する場合、3GPP TS 23.228においてIMSに対して規定された第三者登録を応用できる。第三者登録に伴って、S−CSCF5は、加入者のユーザプロファイルにおける初期フィルタ基準(IFC:Initial filter criteria)に応じて、1または2以上のSIPアプリケーションサーバ(SIP−AS)7、7’へSIP登録を送信する。例えば、S−CSCF5がSIP登録をボイスサービスとしてSIP−AS7’へ送信し、SIP登録をメッセージングサービスとして別のSIP−AS7へ送信するように、IFCを構成できる。本発明の一実施形態では、これらの2つのSIP−AS7、7’は同一のSIP−AS7とすることができる。
MAF加入者は、例えばIMPU1=sip:+46709875300@telenor.seおよびIMPU2=tel:+46709875300など、1または2以上のIMSパブリックユーザID(IMPU)を有することができる。MAF加入者は、ボイス、IMSメッセージングの両方のIMPUに連絡可能である。明示的登録を当該加入者に応用して、単一の登録動作によって複数のIMPUを登録することもできる。
S−CSCF5は、「信頼されたエンティティ」のアドレスのリストを有したものとすることもできる。S−CSCF5は、このリストにアドレスが含まれているエンティティからSIP登録、SIP招待、SIPメッセージ(または他のSIP方法)を受信し、S−CSCF5はこのSIP要求の認証をスキップする。RF3のアドレスは、このリストには含まれず、(P−CSCF4経由で)RF3から来るSIP登録には認証が必要ない。
MAF加入者による発信SMSは、発信IMSメッセージとしてIMSネットワーク31を通じてルーティングされるものとなる。IMSネットワーク31における発信IMSメッセージの処理は、サービス呼び出し、メッセージルーティングおよび課金を含む標準的なIMS方法全てに準拠して発生することとなる。加入者の登録ユーザプロファイルは、発信IMSメッセージがIMSサービスを発動する効果を有する初期フィルタ基準を含むことができる。
図3に、MAF加入者端末20からIMSネットワークへ発信されたSMSメッセージのフローの概略図を示す。
MAF加入者端末20がショートメッセージ(SMS)を開始すると、SMSは、GSMネットワーク32におけるMSC21からIMGを介してIMSネットワーク31へルーティングされる。SMSのルーティングは、MAF加入者端末20におけるSMSCアドレスに基づき、これはGSMにおける通常原理に従う。図3は、MAF加入者による発信SMSがIMSネットワーク31においてどのように処理されるかをさらに示している。
IMG22は、MSC21からMAP MO−ForwardSMメッセージを受信する。このMAPメッセージおよび他のMAPメッセージは、3GPP TS 29.002に規定されている。MO−ForwardSMメッセージで搬送される主な要素は、SMSの送信者のMSISDN(例えば+46709875300)、SMSの宛先(例えば+31651613908)、メッセージ本文である。IMG22は、SMS(MAP)からIMSメッセージ(SIP)へ変換する。そして、以下のSIPメッセージヘッダを設定する。
From: tel:+46709875300
Request-URL: tel:+31651613908
このIMG22は、所定のプロキシCSCF(P−CSCF4)アドレスまたは尋問CSCF(I−CSCF、図示せず)へSIPメッセージを送信するものとされる。このP−CSCF4アドレスの選択は、MAF加入者のSMSCアドレスとしての専用グローバルタイトル(GT:Global Title)の用途に基づいたものとすることができる。このGTは、GSM電話20に記憶され、MAPメッセージをSMSCへ送信するのに使用されるものであり、この所定のP−CSCF4アドレスへSIPメッセージを送信することを、SMSCとして動作するIMG22に示す。加えて、IMG22は、SIPメッセージにおいて「orig」ヘッダを設定して、このSIPメッセージは発信サービスに関するものであると示す。
この所定のP−CSCF4は、MAF加入者が登録されているP−CSCFである。MAF加入者がこのP−CSCF4に登録されているため、P−CSCF4は、SIPメッセージを有効にし、有効後はSIPメッセージをS−CSCF5へ転送する。P−CSCF4は、P−CSCF4が登録中にS−CSCF5から受信したデフォルトIMPUへのSIPメッセージで、例えばsip:+46709875300@telenor.seなどのP−アサート済ID(PAI:P-Asserted-Identity)を設定できる。
S−CSCF5は、SIPメッセージを受信すると、このSIPメッセージからのPAIを登録IMPUの1つと整合させる。この例では、当該SIPメッセージは、sip:+46709875300@telenor.seのIMPUで登録されたMAF加入者と整合する。SIPメッセージのさらなる処理は、0または1以上のIMSサービスの呼び出し(SIP−AS7を使用)、SIPメッセージの宛先の発見、当該宛先へのSIPメッセージの転送などがあり、正規のIMS原理に従う。
S−CSCF5は、SIPメッセージに対して第2のPAIを割り当てる。すなわち、MAFtel:フォーマットを有する加入者のIMPU、tel:+46709875300である。このSIPメッセージの宛先の加入者がGSM電話(ユーザ端末)34であれば、tel:フォーマットPAIを、宛先加入者へのMAPメッセージにコーリングパーティナンバ(CgPN:Calling party number)を設定するのに使用する。
IMG22のアドレスは、上述のように、CSCF5における信頼されたエンティティのリストに含むことができる。このようにして、S−CSCF5によってIMG22から来るSIPメッセージに対して認証が行われる。
以下、2つの異なる実施形態に対する図4および5の概略図を使用して、目下実施されるIMSメッセージ相互作業方法(すなわち、図3でS−CSCF5によって生成されるIMSメッセージのさらなる処理)について説明する。一般に、この場合ではMAF加入者である宛先加入者のS−CSCF5に終了IMSメッセージが到着すると、SIP−AS7を使用してIMSメッセージング(IMS−M)サービスが呼び出される。IMSメッセージサービスの呼び出しは、MAF加入者のフィルタ基準に基づく。フィルタ基準は、SIP要求がメッセージングを、すなわちSIPメッセージを示す場合にIMS−Mサービスが呼び出されるように構成される。IMS−Mサービスアプリケーションは、メッセージをSMSとして配信すべきか、MAF加入者のIMSメッセージングクライアント(SIP端末33)へルーティングすべきかを判定する。
以下、IMSメッセージング(IMS−M)アプリケーションサーバ(AS)7の制御下のMAF加入者(すなわちユーザ端末20)へSMSの形式でメッセージを配信する第1の実施形態を説明する。これについて、図4に概略的に示す。IMSメッセージはIMSネットワーク31における尋問CSCF(I−CSCF)8に到着する。I−CSCF8はHSS6にコンサルティングし、どのS−CSCF5がこのIMSメッセージを送信すべきかを判定し、IMSメッセージをそのS−CSCF5へ転送する。
SIP−AS7におけるIMS−MアプリケーションがS−CSCF5によって呼び出される場合、MAF加入者がIMSメッセージング可能クライアントをインストールしており、アクティブであるかどうかわかっている。MAF加入者がIMSメッセージングクライアントをアクティブ化すると、上述のように、クライアントは自身をIMSネットワーク31に登録する。MAFユーザのIFCは、S−CSCF5が第三者登録をSIP−AS7におけるIMS−Mアプリケーションへ応用するようなものである。ゆえに、IMS−Mアプリケーションは、第三者登録のおかげで、MAF加入者がIMSメッセージング可能クライアントをインストールしており、アクティブであるかどうかがわかる。
SIP−AS7におけるIMS−Mアプリケーションが、MAF加入者がIMSメッセージクライアントを有していないと確かめた場合、IMS−MアプリケーションはIMSメッセージをIMG22へ転送する。すると、IMG22はIMSメッセージをインテリジェントSMSルータ(ISR:Intelligent SMS Router)23へ転送する。ISR23は以下のタスクを行う。
‐IMSメッセージをSMSへ変換する。
‐HLR24に連絡することと、SMSを宛先MSC21へ転送することとを含む、SMS配信を終了させるSMSCとして動作する。
S−CSCF5とHSS6との間のDiameterのやり取りは最適化される。それは、IMSメッセージが到着した際に、MAF加入者がIMSに登録されたものではない場合に使用される。
図5は、IMSメッセージをMAF加入者のIMSメッセージングクライアント20へルーティングするのに適した第2実施形態の概略図を示している。IMSメッセージクライアント20が自身を登録したら、SIP−AS7におけるIMS−MアプリケーションはSIP登録に受信した。ゆえに、SIP−AS7におけるIMS−MアプリケーションがS−CSCF5からSIPメッセージを受信すると、MAF加入者がSIPメッセージを受信可能であるとわかっている。そのため、IMS−Mアプリケーションは、S−CSCF5へSIPメッセージを返信する以外、何ら特別な行動をとらない。そして、S−CSCF5は、MAF加入者のIMSメッセージングクライアント20のIMSメッセージング連絡先アドレスを使用し、MAF加入者に対して(例えばP−CSCF4を経由して)SIPメッセージクライアントを送信する。
U 6を参照して以下で説明する以下の実施形態は、S−CSCF5における登録連絡先アドレスを使用する。この連絡先アドレスは、特にSMSを経由したMAF加入者へのメッセージ配信(ルーティング)に関する。
図6は、MAF加入者へのIMSメッセージの配信を概略的に示している。第1の実施形態では、この概略図の上流が使用される。MAF加入者のS−CSCF5がIMSメッセージを処理する場合、IMSメッセージング通信サービスに対応した特徴タグを有する連絡先アドレスを選択する。ゆえに、S−CSCF5は、宛先加入者(ユーザ端末20)へのこのメッセージの配信に連絡先アドレス709875300@IMG.ims.telenor.seを使用する。この連絡先アドレスは、S−CSCF5がIMSメッセージをimg.ims.telenor.seへ、すなわちメッセージングゲートウェイIMG22へ(P−CSCF4を経由して)ルーティングするという効果を有する。メッセージングゲートウェイIMG22は、メッセージの宛先として要求URIのユーザ部分(709875300)を使用する。MAF加入者へのショートメッセージの送信は、標準的GSM SMSメッセージング方法に従って行われるものであり、(IMG22による)HLR24へのMAPの使用と、宛先MSC21へのMAPの使用とを含む。したがって、GSMネットワーク32におけるSMS配信の詳細は、本開示ではこれ以上解説しない。
MAF加入者へのメッセージの配信は、SMSの形式では、(例えばSIP−AS7における)S−CSCF5から呼び出された選択的IMSサービスを含み、IMSネットワーク31にとって透過的である。登録連絡先アドレスは、メッセージのルーティングと、ショートメッセージへのIMSメッセージの変換とに使用される。S−CSCF5から呼び出された選択的IMSサービスは、着信メッセージスクリーニング、拡張CLIP、課金などのような機能に使用できる。
IMSメッセージは、そのIMPUのいずれか、例えばtel:+46709875300などを使用してMAF加入者へ送信できる。宛先加入者がSMSの形式でIMSメッセージをSIP電話33で受信しているか、またはGSM電話34で受信しているかは、IMSメッセージの送信者にとって透過的である。ゆえに、IMSメッセージの送信者は、宛先加入者がMAF加入者であるかわからない。図6の上流に示すIMG22は、メッセージ変換機能およびショートメッセージ配信機能を有する。すなわちSMSCとして動作する。
図6の概略図の上流は、MAF加入者の登録IMSメッセージングクライアント(ユーザ端末20における)へのIMSメッセージの配信、すなわちメッセージの配信の第2の実施形態を示している。この場合、SIPメッセージはS−CSCF5からP−CSCF4へ転送され、IPネットワーク9を経由してユーザ端末20へ進む。この実施形態におけるMAF加入者は、メッセージングに関して、S−CSCF5に2つの登録連絡先アドレスを有する。
‐メッセージングゲートウェイに関連した連絡先アドレス。例えば709875300@img.ims.telenor.se。この連絡先アドレスは登録機能RF3(上記を参照)によって登録される。メッセージをMAF加入者へ配信するのに使用される。メッセージはメッセージングゲートウェイ22によって送信する。IMSメッセージをショートメッセージへとゲートウェイに変換させる。
‐MAF加入者の移動端末20におけるSIPメッセージングクライアントに関連した別の連絡先アドレス。この連絡先アドレスは、例えばIPv4アドレスの形式としてもよく、MAF加入者の移動端末20におけるSIPメッセージングクライアントによる正規のIMS登録動作によってS−CSCF5に登録される。
S−CSCF5が、メッセージング用に登録された2つの連絡先アドレスを有する加入者に対するIMSメッセージを処理するときは、それぞれの連絡先アドレスに対する優先度設定を使用して、メッセージの配信にどの連絡先アドレスを最初に使用するかを選択する。本発明の一実施形態において、SIPメッセージングクライアント33(ユーザ端末20における)の連絡先アドレスは、メッセージングゲートウェイに関連した連絡先アドレスよりも優先度の値を高くすることができる。このような状況では、S−CSCF5はSIPメッセージングクライアント33へIMSメッセージを配信しようとする。それができなければ、S−CSCF5は、メッセージングゲートウェイ22を通じてMAF加入者へ(そして最終的にはユーザ端末20へ)メッセージを配信しようとする。
以下の状況が発生しよう。
(1)MAF加入者がGPRS/WLANカバーエリアを有しており、IMSメッセージング(IMS−M)クライアント33が登録されている。S−CSCF5がSIPクライアント33の連絡先アドレスを使用して、IMSメッセージを配信する(図6の下流)。
(2)MAF加入者がGPRS/WLANカバーエリアの外にあるため、SIPクライアント33が登録されていない。S−CSCF5は、IM特徴タグを有する他の連絡先アドレスを使用する。IMSメッセージは、ここで前述(図6の上流)のようにIMG22へ送信される。
(3)MAF加入者がGPRS/WLANカバーエリアを有しており、SIPクライアント33が登録されている。S−CSCF5がSIPクライアント33の連絡先アドレスを使用して、IMSメッセージを配信する(下流)。IMS−Mクライアントへのメッセージ配信はできない。S−CSCF5は、IM特徴タグを有する他の連絡先を使用する。IMSメッセージは、ここで前述(上流)のようにIMG22へ配信される。
図6は、メッセージング関連連絡先アドレスが2つS−CSCF5に登録されている場合にIMSメッセージがMAF加入者へ配信される実施形態にも適用する。S−CSCF5は、まず、MAF加入者のIMSメッセージングクライアント33に関する連絡先アドレスを使用する。配信できなければ、S−CSCFはIMG22に関する連絡先アドレスを使用する。MAF加入者へのメッセージの配信は、IMSメッセージ形式またはSMS形式のいずれかであるが、IMSネットワーク31にとって透過的であり、(SIP−AS7を使用して呼び出された)選択的IMSサービスを含む。登録連絡先アドレスは、必要に応じて、メッセージのルーティング、ショートメッセージへのIMSメッセージの変換に使用される。S−CSCF5から呼び出された選択的IMSサービスは、着信メッセージングスクリーニング、拡張CLIP、課金などのような機能に使用できる。
上述の様々な実施形態によれば、MAF加入者は、そのGSM電話34でIMSメッセージを受信できる。IMSメッセージは、MAF加入者への配信前にショートメッセージへ変換される。MAF加入者がその電話でアクティブなIMSメッセージングクライアントを有する場合(例えばGPRS/UMTSを使用)、IMSネットワークは、まずIMSメッセージクライアント33へIMSメッセージを配信しようとし、代替方法としてSMSによる配信を使用する。
この発明の開示で説明する方法実施形態は、マルチアクセス機能(MAF)の概念にうまく適合する。MAF加入者へのIMSメッセージの配信は、IMSネットワーク31でアクティブとすることができるIMSサービスにとって透過的である。
IMS加入者は、GSM加入者からショートメッセージを受信できることを望む。GSM加入者がショートメッセージを送信する場合、E.164番号を使用してIMS加入者にアドレスする。実際、SMSの送信者は、このSMSの宛先がIMS加入者であると知る必要はない。IMS加入者へ送信されたSMSは、IMSネットワーク31へ配信すべきであり、そのためIMSネットワーク31は、IMSメッセージに正規のIMSサービスを応用し、例えば加入者のIMS端末33における加入者のSIPクライアントへメッセージを送信することで、IMS加入者へメッセージを配信できる。このように、IMSネットワーク31はメッセージの配信のためのサービングドメインである。
以下の実施形態は、移動電話ネットワーク32におけるショートメッセージサービスセンタ(SMSC)からショートメッセージの受信予定者のIMSネットワーク31へのショートメッセージの効果的なルーティングの方法を提案する。SMSC28の機能に応じて、ショートメッセージは、SMSC28から直接ショートメッセージの受信予定者のIMSネットワーク31のI−CSCF8へ送信できる。図7は、この実施形態の位置実施形態の概略図を示している。
この実施形態に伴って、ショートメッセージを発信したSMSC28(図7では(1)で示す)は、ショートメッセージの宛先加入者のIMSネットワーク31のI−CSCF8またはS−CSCF5のドメインネームを取得する。SMSC28は、宛先加入者のMSISDNに関連したGSMネットワーク32におけるシグナリング中継機能(SRF:Signaling Relay Function)26から、このI−CSCF8またはS−CSCF5のドメインネームを取得する(図7では(2)で示す)。SMSC28は、この実施形態では、ショートメッセージをIMSメッセージへ変換する機能が設けられる。このようなSMSとIMSメッセージとの間で変換する機能は、例えばIMSメッセージングゲートウェイ(IMG22)において利用可能であり、かかるIMG22はSMSC28の一部として実装可能である。SMSC28は、受信したI−CSCF8またはS−CSCF5のドメインネームを使用して、IMSメッセージへ変換した後、IMSネットワーク31へ(I−CSCF8(5)またはS−CSCF5(6)のいずれかへ)メッセージをルーティングする。IMSネットワーク31は、受信したIMSメッセージの正規の処理を応用する。
第1実施形態代替では、SMSはS−CSCF5のアドレスに基づいてルーティングされる(図7の経路(6))。この方法の原理は、SRF26がSMSルーティングクエリのために改良されることである。SMSのルーティングを終了させる正規の方法に伴い、SMSC28は、宛先加入者、すなわちSMSの受信予定者に関連したHLR24に対してクエリを行う。HLR24は、IMSIおよびMSCアドレスをSMSC28へ変身する。SMSC28は、示されたMSCへSMSを転送する(図7には図示せず)。MSCは、SMSC28からMSCへのSMS転送に含まれるIMSIを使用して、SMSの受信予定者へSMSを配信する。
提案した改良方法について、図7を参照しながら、段階的なメッセージシーケンスの説明によって、さらに説明する。図7の括弧の中の数字は、シーケンシャルシグナリングを表したものではないが、表1で詳細に説明するように、処理または参照ポイント(インタフェース)をマークするのに使用される。
Figure 2011526431
宛先加入者が、例えば加入者がGSM加入者である(そのGSM電話34にIMS機能なし)などのため、SIP33をもたない場合、IMSメッセージはSMSの形態で加入者に配信できる。このため、以上図1〜6に関して説明した本発明実施形態を使用できる。
正規のSMSの形式で宛先加入者へメッセージを配信することに関する一態様は「適応HLR24クエリ」である。メッセージをSMSへ変換するためのメッセージ変換器を通してメッセージがルーティングされる場合、HLR24に対してクエリが再び行われ、宛先加入者のGSM電話34においてSMSを配信するためにMSCアドレスおよびIMSIが取得されよう。HLR24クエリは、この場合、SRF26が通常のSMS対処を応用するという表示を含むことになる。つまり、MAP SRI−SMはHLR24へ転送するが、Diameter LIRはHSS6へ送信しないということである。
今説明した方法実施形態の結末として、我々は、正規のIMSメッセージング対処について、IMS方法にしたがって、宛先加入者のS−CSCF5への終了SMSの非常に効果的で効率的なルーティングを達成した。この効果的なメッセージルーティングは、主に、改良したSRF26によって達成される。かかるSRF26は、HLR24ではなくHSS6へSMSアドレスクエリを送信する。このSRF26に対する改良は、SRF26の主タスクの1つとインラインである。つまり加入者クエリを適当なHLR24へルーティングするアシストをする。IMS加入者へショートメッセージを送信する場合、「適当なHLR」は実際には加入者のHSS6である。
SRF26における加入者のHSS6アドレスをプロビジョニングする代わりに、単純に加入者を「IMS加入者」としてマークできる。そして、SRF26は、IMSネットワーク31における加入者ロケータ機能(SLF)へDiameter LIRを送信し、これは正しいHSS6のアドレシングをアシストする。このやり方でのSLFの使用はIMSに従う。あるいは、SRF26およびSLFは共同設置もできれば、統合さえもできる。さらに、本発明は、集中型ユーザデータベース(CUDB:Centralised User Database)原理との組合せにも応用可能であり、限定はしないがHLR24とHSS6とSRF26とを含む加入者データベースは機能的に統合または組合せが行われる。
SMSルーティングに基づくS−CSCF5アドレスのメッセージシーケンスは以下である。SMSC28は、SMSC28へのショートメッセージを搬送するMAP MO−ForwardSMSメッセージを受信する。厳密に言えば、MAP MO−ForwardSMSはSMS相互作業MSC(SMS−IWMSC)へ送信される。通常、SMS−IWMSCはSMSC28に統合される。したがって、この説明の残りでは、SMS−IWMSCはSMSC28に統合されているものと想定する。ショートメッセージは、SMPPなどの他のプロトコルでもSMSC28に到着できる。そしてSMSC28はSRF26へ要求MAPSMSに対するルーティング情報送信を送信し、SRF26は、HSS6とのDiameter位置情報メッセージ交換を使用して、所望の情報を取得する。結果はSMSC28へ返信され、SMSC28はSMSメッセージをSIPメッセージに変換し、示されたS−CSCF5へ転送する。
SMSC28がIMSメッセージング機能をサポートしない場合には、以下の代替選択が提供される。SMSC28は、SRF26から受信されたMAP SRI−SM結果におけるS−CSCF5アドレスを処理できなかろう。SMSC28は、この場合、通常のSMS処理のためにMAP SRI−SM結果における情報を受信すべきである。
第1代替方法実施形態では、SMSC28は、SRF26へのMAP SRI−SMSメッセージに、そのIMSメッセージング機能についての明示的表示を含める。SMSC28がIMSメッセージングをサポートするとMAP SRI−SMSが示す場合、SRF26はSMSC28へS−CSCF5アドレスを返信できる。そうでない場合、SRF26は通常のSMS対処を応用する。すなわちHLR24に連絡し、MSCアドレスおよびIMSIを返信する。SMSC28は、後者の場合、IMSネットワーク31を通さず、電話ネットワーク32におけるMSC21へ直接ショートメッセージを転送する。
第2代替方法実施形態では、SRF26は、IMSメッセージング機能を有するSMSC28のリストを維持する。このようにして、SRF26は、SMSC28へS−CSCF5アドレスを返信するかどうかを決定できる。ある特定のSMSルーティングクエリにおいて、SMSC28へのS−CSCF5アドレスの送信ができなければ、SRF26は上述のようにMSCアドレスおよびIMSIを返信できる。
上述の代替機構は、どちらの方法実施形態も、SMSを正規のやり方でMSC21へ直接送信するため、IMSネットワーク31をバイパスする。
MSCアドレスおよびIMSIをSMSC28へ返信することによる代替機構を使用する代わりに、SRF26はメッセージングゲートウェイ(図示せず)のSS7アドレスを返信できる。SRF26は、宛先加入者のIMSIを取得するために、依然としてHLR24に連絡する必要があろう。SMSC28は、MAP SRI−SM結果を受信すると、メッセージングゲートウェイへSMSを送信するであろう。メッセージングゲートウェイは、メッセージをIMSメッセージへ変換し、このメッセージをIMSネットワーク31におけるI−CSCF8へ転送する。IMSメッセージのR−URIは、この場合、宛先加入者のIMSIへ設定されよう。これは、この加入者のIMSIがS−CSCF5におけるパブリックユーザID(IMPU)として明示的に登録されることを示している。
代替の場合においてIMSIを返信する代わりに、MAP SRI−SM結果のIMSIパラメータにおける加入者のMSISDNを返信することも考えられる。IMSIは、15桁を含むことができるため、MSISDNはIMSIパラメータに適合する。代替の場合にMSISDNを返信することは、必要に応じて処置し、IMSに加入者のIMSIを登録する。ここでは、IMSIの桁構造がMSISDNの桁構造と異なるため、MAP SRI−SMResにおけるIMSIに対してSMSC28がいかなるチェックも行わないものと想定する。
宛先加入者は目下IMSネットワークに登録されていない場合、ステップ4でHSS6はS−CSCF5アドレスを返信しないだろう。HSS6は代わりにS−CSCF機能を返信するであろう。S−CSCF機能は、I−CSCF8へHSS6によって送信され、I−CSCF8がこのコールまたはメッセージに対するS−CSCF5を割り当てることができるようにする。I−CSCF8はテーブルを使用して、ある特定のS−CSCF5にS−CSCF機能をマッピングする。
本実施形態は、SRF26に同一のマッピングテーブルを設けることを提案する。ゆえに、SRF26は、S−CSCFアドレスの代わりにS−CSCF機能を受信すると、上記テーブルを使用して、このメッセージにS−CSCF5を選択する。そしてSRF26はこのS−CSCF5アドレスをSMSC28へ送信する。メッセージ処理の残りは上述のとおりである。S−CSCF5は、登録されていない加入者に対するIMSメッセージを受信すると、標準的なIMS方法にしたがってHSS6へ連絡して加入者プロファイルを取得する。
第2実施形態代替では、SMSはI−CSCF8のアドレスに基づいてルーティングされる。この方法はSMSルーティングクエリに改良SRF26も使用できる。提案する改良方法について、表2を参照しながら、段階的なメッセージシーケンスの説明によって、さらに説明する。
Figure 2011526431
IMSメッセージのさらなる処理は、S−CSCF5に到達したら、従来の方法実施形態(SMSルーティングに基づくS−CSCFアドレス)と同様である。
宛先加入者が目下IMSネットワーク31に登録されていない場合、ステップ7でHSS6はS−CSCF5アドレスを返信しないであろう。HSS6は、代わりにS−CSCF機能を返信し、I−CSCF8がこのメッセージに対してS−CSCF5を割り当てることができるようにする。
この方法実施形態の代替機構(SMSルーティングに基づくI−CSCFアドレス)は、従来の方法実施形態として説明した代替機構(SMSルーティングに基づくS−CSCFアドレス)と同様である。
図7に図式的に示したように、これらの本発明の実施形態を用いると、IMS加入者のIMSネットワークへショートメッセージをルーティングする透過的なやり方が提供される。IMS加入者はGSM加入者からSMSを受信できる。このため、SRF26(シグナリング中継機能)はSMSC28へI−CSCF8またはS−CSCF5アドレスを返信するように改良される。SMSC28は、SMSをSIPメッセージへ変換し、I−CSCF8またはS−CSCF5へSIPメッセージを送信できる。
発信メッセージ処理のためにIMSネットワーク31へGSMネットワーク32のGSM加入者によって発信ショートメッセージをルーティングする適切な機構は存在しない。3GPP TS 23.204v7.4.0[1](「ジェネリック3GPPインターネットプロトコル(IP)アクセスにわたるショートメッセージサービス(SMS)のサポート;ステージ2(Support of Short Message Service (SMS) over generic 3GPP Internet Protocol (IP) access; stage 2)」)は、ユーザ端末20におけるSIPクライアントとの間でどのようにしてSMSを送信できるかを規定している。しかしながら、この仕様書は、マルチアクセス機能(MAF)加入者によってGSM端末20から送信されたショートメッセージの統合メッセージング処理の問題を解決するものではない。MAF加入者は、本質的に、GSM電話(図1のGSM端末34)をアクセスに使用しているIMS加入者である。この人物のサービスはIMSネットワーク31において呼び出される。MAF加入者はSIP電話(図1のIMS端末33)も使用できる。すなわちGSM電話とSIP電話とを有することができる。
発信SMSのためのIMSメッセージ処理に関する方法実施形態は以下個別に行われる。IMSコアネットワーク31へショートメッセージを提出する各方法実施形態は、図3に示す原理に従う。この解決手段は、GSMネットワーク32におけるMAF加入者によって生成されたショートメッセージ(すなわち図8のユーザ端末20によって)をIMSネットワーク31へ(P−CSCF4を経由して)IMSメッセージの形式でルーティングする必要があることと共通である。IMSネットワーク31において、IMSメッセージは、MAF加入者がIMSメッセージング加入者として登録されているS−CSCF5に到着することになる。S−CSCF5は、MAF加入者のIMSユーザプロファイルを発信IMSサービスの呼び出しに使用する。
実施形態代替は、IMSメッセージを発信S−CSCF5へルーティングするやり方が異なる。
第1実施形態代替は非CAMELメッセージ転送に関する。MAF加入者のSIMカードまたはGSMユーザ端末20からのSMSCアドレスは、図8に概略的に示すように、メッセージをメッセージ相互作業ユニット(M−IWU)29へ転送し、そこからP−CSCF4へ転送するのに使用される。M−IWU29は、部分的に、SMSC機能を含む上述の実施形態におけるIMG22と同一の機能を果たす(例えば図3を参照)。
M−IWU29は、MSC21からM−IWU29(SMSCとして動作)へSMSをルーティングするために使用されたMAP宛先アドレス(MAP MO−ForwardSMにおける)から、メッセージはMAF加入者20から発信されたものであると認識する。M−IWU29は、SIPユーザエージェントクライアント(UAC)のインスタントを作成し、MAF加入者がIMSネットワーク31に登録された際にアドレスが受信されたP−CSCF4へSIPメッセージを送信する。あるいは、M−IWU29はI−CSCF8へSIPメッセージを送信し、その結果、I−CSCF8は、HSS6から受信されたS−CSCF機能に基づいてS−CSCF5を割り当て、MAF加入者の発信未登録サービスを処理する。M−IWU29がI−CSCF8(図8には図示せず)へSIPメッセージを送信する場合、I−CSCF8は、SIPメッセージにおける「Orig」パラメータの存在から、終了メッセージ処理とは逆に、発信セッション処理を応用することとなると演繹する。「orig」パラメータは、M−IWU29によってSIPメッセージに含まれる。SIP UACインスタンスは、SIPメッセージ転送が完了するまで維持される。実際には、M−IWU29がSIP200OKまたは他の最終SIP応答を受信したということである。
MAF加入者20は、そのホームPLMN(HPLMN)にあるか、または別のPLMNにローミングしているものとすることができる。P−CSCF4のアドレスは、MSC21からM−IWU29へのメッセージ転送に使用されるアドレスから導出される。厳密には、メッセージはn個のM−IWU29の1へ送信できる。各M−IWU29は、メッセージ転送のためにSIP UACのインスタンスを作成する機能を有する。MAF加入者20から発信されたMSC21からのメッセージの受信に応じたSIPメッセージの送信のためのM−IWU29における処理は加入者固有のものではない。
M−IWU29は、MAP MO−ForwardSMメッセージに含まれるMAF加入者のアドレスを使用して、SIPメッセージにfrom:フィールドを設定する。M−IWU20は、同様にMO−ForwardSMメッセージに含まれる宛先加入者を使用して、SIPメッセージにto:フィールドを設定する。すると、P−CSCF4はfrom:フィールドを検証に使用して、SIPメッセージにP−アサート済Idを設定する。
複数のP−CSCF4が使用される場合、それぞれのMAF加入者は、SIMカードでプロビジョンされた異なるM−IWU29アドレスを有する。M−IWU29は、MSC21からM−IWU29へSMSをルーティングするために使用されたMAP宛先アドレスに基づいて、正しいP−CSCF4へSIPメッセージを送信する。SIMカードでのM−IWU29アドレスは管理手段によってプロビジョンされる。
今説明した方法実施形態に対するさらなる改善は、MAP MO−ForwardSMメッセージに位置情報を含めることである。MSC21は、上記MAPメッセージの引数にMAF加入者の現在位置が設置できるように改良できる。以下の、3GPP TS 29.002v7.8.0[2](「モバイルアプリケーションパート」)セクション17.7.6からの抜粋を参照。
mo-ForwardSM OPERATION ::={ --Timer ml
ARGUMENT
MO-ForwardSM-Arg
RESULT
MO-ForwardSM-Res
--optional
ERRORS{
systemFailure|
unexpectedDataValue|
facilityNotSupported|
sm-DeliveryFailure}
CODE local:46}

MO-ForwardSM-Arg ::=SEQUENCE{
sm-RP-DA SM-RP-DA,
sm-RP-OA SM-RP-OA,
sm-RP-UI SignalInfo,
extensionContainer ExtensionContainer OPTIONAL,
...,
imsi IMSI OPTIONAL,
locationInformation LocationInformation OPTIONAL}
パラメータ「locationInformation」はMAPオペレーションに追加される。LocationInformationデータタイプは、3GPP TS 29.002[2]にすでに定められている。このパラメータをMAPオペレーションに追加することで、M−IWU29はP-Access-Network-InfoヘッダをSIPメッセージに設定できる。
第2実施形態代替では、MSC21からM−IWU29へのメッセージの送信はCAMELサービス(直接ルーティングを有するCAMELフェース3)の制御下である。これについては図9に概略的に反映している。CAMELサービスの発動(SCP27において実行される)は、MSC21におけるMO−SMS−CSIの存在に基づく。MO−SMS−CSIは、MSC21における加入者登録の間(加入者20はこのMSC21に属する)にHLR24から受信された。CAMELサービスはM−IWU29へメッセージを送信させる。CAMELサービスは、管理手段によって、どのP−CSCF4へメッセージが送信されるかを知っている。メッセージがI−CSCF8へ送信される場合(図9では反映せず)、CAMELサービスは、ある特定のI−CSCF8へメッセージを送信する必要がない。I−CSCF8のグループのうちいずれも、HLR24に連絡して、どのS−CSCFへSIPメッセージを送信すべきかを判定できる。
第3実施形態代替では、MSC21からM−IWU29へのメッセージの送信は、再びCAMELサービスの制御下であるが、メッセージインターセプトを有するCAMELフェース3を使用する。これについては図10に概略的に示している。CAMELサービス(SCP27で動作中)は、MSC21に命令して、IMSネットワーク31へメッセージを送信させる。IMSネットワーク31内では、メッセージは、ここではIMSメッセージの形式であるが、CAMELサービスプラットフォーム(すなわち図10ではSCP27)へ送信される。CAMELサービスプラットフォーム(SCP27)へのIMSメッセージの送信は、ワイルドカードパブリックサービスID(PSI)を使用して行われる。CAMELサービスによって提供される情報は以下となる。
SMSCアドレス=M−IWU29のアドレス
宛先加入者ナンバ=ワイルドカードPSI
したがって:
ワイルドカードPSI=<PSI>+<相関識別子>
M−IWU29は、SMSの宛先加入者を使用して、SIPメッセージにto:フィールドを設定する。CAMELサービスは、ここではSIPアプリケーションサーバとして動作しており、IMSネットワーク31へのメッセージを生成する。
CAMELサービスはSMS宛先として相関識別子を使用する。CAMELサービスによって使用されるSMSCアドレスは、M−IWU29に関連したルーティングアドレスである。M−IWU29はショートメッセージを受信すると通常の行動をとる。つまり、SMSをSIPメッセージへ変換して、SIPメッセージをIMSネットワーク31におけるI−CSCF8へ送信する。I−CSCF8は、SIP要求(SIPメッセージ)の宛先アドレスを(ワイルドカード)PSIとして認識する。ゆえに、I−CSCF8は、このPSIに関連したSIPアプリケーションサーバへSIPメッセージをルーティングする。一代替実施形態では、I−CSCFはHSSからSIPアプリケーションサーバのアドレスを受信する。別の実施形態では、I−CSCFは、HSSからS−CSCFのアドレスを受信し、そのS−CSCFへSIP要求を転送し、このS−CSCFがSIPアプリケーションサーバへ転送する。CAMELサービスによって割り当てられ、MSC21へ宛先加入者の形式で提供されるPSIは、実際、SIP−ASとして動作しているこのSCP27に関連したPSIである。
SIP−ASとして動作しているSCP27がSIPメッセージを受信すると、以下の行動をとる。
1.着信SIPメッセージを、CAMEL初期DP SMS(IDP−SMS)オペレーションを受信した際に開始したCAMELサービスと相関させる。CAMELサービスによって割り当てられたPSIは「ワイルドカードPSI」である。ワイルドカードPSIはサービスを識別し、また残りのアドレス桁の番号も含む。これらの残りのアドレス桁は上記相関に使用される。
2.SIPメッセージを構成する。SIPメッセージは、とりわけ、MAF加入者のP−アサート済ID、to:フィールド(MAF加入者によるオリジナルメッセージ提出の宛先アドレスを含む)、P-Access-Network-Infoで搬送されるMAF加入者の位置情報を含む。SIPメッセージはOrigパラメータを含む。
3.SIPメッセージをS−CSCF5へ送信する。SCP27は、SIP−ASとして動作しており、第三者登録を通じて、MAF加入者が登録されているS−CSCF5を認識できる。MAF加入者がIMSネットワーク31に登録されている場合、第三者IMS登録は、HSS6からS−CSCF5によって受信された初期フィルタ基準に基づいてSIP−AS7へルーティングされた。SIPメッセージは、S−CSF5に到着する前にI−CSCFまたはP−CSCFを通過できる。
S−CSCF5へのSIPメッセージの送信は、S−CSCF5が発信IMSサービスを呼び出すのに加入者のユーザプロファイルを使用するという効果を有する。ここで説明した方法の効果は、SIPメッセージが位置情報などの追加的GSMアクセス関連情報で増大できるということである。
第4実施形態代替では、SIPシグナリング機能を備えたMSC21の使用が行われる。ゆえに、MSC21は、SIPメッセージを生成し、IMSネットワーク31へ送信できる。これについては図11に概略的に示している。MSC21とHLR24との間の位置更新手続中、HLR24は、この加入者について、MSC21がIMSメッセージ交信にSMSを応用することになるとMSCに示した。MAF加入者20がSMSを提出すると、MSC21は、以前HLR24によって命令されたようにIMSメッセージ交信にSMSを応用する。そしてMSC21SIPユーザエージェントクライアント(UAC)のインスタントを内的に作成し、SIP UACへIMSメッセージを送信する。SIP UAC(MSC21の一部)はP−CSCF4へSIPメッセージを送信する。実際、MSC21が直接P−CSCF4へSIPメッセージを送信する概念は、MSC開始IMS登録と最適に組み合わせられる。MAF加入者がMSC21に(GSM加入者として)登録すると、MSC21は加入者に対するIMS登録を行う。MSC21はHLR24からの命令のもとでIMS登録を行う。MSC21によるIMS登録によって、MSC21はこの加入者のP−CSCF4アドレスを受信することになる。ゆえに、加入者がSMSを提出した結果、MSC21がSIPメッセージを送信する必要である場合、MSC21は、SIPメッセージの送信に使用可能なP−CSCF4アドレスを有する。MSC21は、P-Access-Network-Infoに加入者の現在位置情報を含むことができる。
上述の4つの実施形態代替のいずれにおいても、MAF加入者20がSMSを送信すると、SMSはIMSネットワーク31へルーティングされ、課金を含むIMSメッセージングサービスは加入者に対して呼び出すことができる。マルチアクセス機能(MAF)加入者によって送信されたショートメッセージは、IMSメッセージの形式でIMSネットワーク31を通してルーティングされる。IMSネットワーク31への発信メッセ時のルーティングは、これらの発信メッセージに対するIMSサービスを呼び出すために行われる。IMSネットワーク31は予定宛先へメッセージを送信する。このようにして、MAF加入者は、メッセージが加入者のGSM電話34から送信されるにしても、IMSメッセージング可能SIPクライアント33を通して送信されるにしても、発信メッセージ提出の一貫したサービスを受信できる。どちらの場合でもメッセージ処理は純粋にIMSベースとなる。

Claims (20)

  1. IPマルチメディアシステム(IMS)ネットワーク(31)において、回路交換ネットワーク(32)の加入者であるマルチメディア加入者のユーザ端末(34)を登録する方法であって、
    正規の通信のための前記ユーザ端末(34)の回路交換通信機能に関連した第1の連絡先アドレスの前記IMSネットワーク(31)における登録と、
    メッセージングのための前記ユーザ端末(34)の回路交換通信機能に関連した第2の連絡先アドレスの前記IMSネットワーク(31)における登録と
    を含む方法。
  2. 登録関連データが加入者データベース(2)に記憶され、前記加入者データベース(2)は前記IMSネットワーク(31)の一部であり、前記IMSネットワーク(31)に実装された登録機能(3)とデータ交換を行うものである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の連絡先アドレスおよび前記第2の連絡先アドレスは、それぞれ第1の特徴タグおよび第2の特徴タグに関連し、前記第1の特徴タグおよび前記第2の特徴タグも前記加入者データベース(2)に記憶される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の連絡先アドレスおよび前記第2の連絡先アドレスは単一のメッセージを使用して登録される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記方法は、前記マルチメディア加入者からテキストメッセージを受信し、前記回路交換ネットワーク(32)および前記IMSネットワーク(31)の双方と通信中で、前記回路交換ネットワーク(32)へのショートサービスメッセージセンタ(SMSC)として、また前記IMSネットワークへのユーザエージェント(UA)として動作中のIMSメッセージゲートウェイ(IMG)(22;35)へ前記テキストメッセージを転送することと、
    前記IMSネットワーク(31)における発信IMSサービスのあり得る呼び出しを含む、前記IMSメッセージを前記IMSネットワーク(31)を通してルーティングすることと
    をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記IMSをルーティングすることにおいて、
    前記テキストメッセージの前記宛先加入者の番号から導出されたグローバルタイトルを使用して前記IMSネットワーク(31)におけるコールセッション制御機能(CSCF)(5)のアドレスを取得することと、
    取得した前記アドレスに関連(5)した前記コールセッション制御機能へ前記メッセージをルーティングすることと、
    前記コールセッション制御機能(5)における前記IMSメッセージを検証することと
    を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記IMSメッセージは、前記IMSネットワークにおけるコールセッション制御機能(S−CSCF)(5)に登録された前記マルチメディア加入者に向かい、
    前記方法は、
    前記マルチメディア加入者が登録されているサービングコールセッション制御機能(S−CSCF)(5)と通信中のIMSメッセージングアプリケーションサーバ(7)をこれに使用して、前記マルチメディア加入者がアクティブ化されたIMSメッセージングクライアントを有するかどうかをチェックすることと、
    アクティブ化されたIMSメッセージングクライアントが登録されている場合、前記IMSネットワーク(31)における前記IMSメッセージをさらに処理することと、
    アクティブ化されたIMSメッセージングクライアントが登録されていない場合、前記IMSメッセージをテキストメッセージへ変換し、前記マルチメディア加入者の端末(20)への前記テキストメッセージの配信のために前記回路交換ネットワーク(32)へのSMSCとして動作するIMSメッセージングゲートウェイ(IMG)(22)へ前記IMSメッセージを転送することと
    をさらに含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記IMSメッセージは、前記IMSネットワーク(31)におけるコールセッション制御機能(S−CSCF)(5)に登録された前記マルチメディア加入者に向かい、
    前記方法は、
    前記マルチメディア加入者の前記第2の連絡先アドレスであり、前記マルチメディア加入者に関連し、IMSメッセージングゲートウェイ(IMG)(22)に関連した連絡先アドレスを使用することと、
    関連した前記IMG(22)へ前記IMSメッセージをルーティングすることと、
    テキストメッセージに前記IMSメッセージを変換することと、
    前記回路交換ネットワーク(32)へ前記テキストメッセージをルーティングすることと
    を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記回路交換ネットワークへの前記テキストメッセージのルーティングができなければ、前記方法は、前記マルチメディア加入者が登録されている前記サービングコールセッション制御機能(S−CSCF)(5)に登録され、IMSメッセージング機能を有する前記マルチメディア加入者の端末(20)に関連した、前記マルチメディア加入者に関連した追加の連絡先アドレスを使用することと、前記追加の連絡先アドレスを使用して前記IMSメッセージングクライアントへ前記IMSメッセージをルーティングすることとをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 第2の連絡先アドレスおよびIMSメッセージング連絡先アドレスが前記マルチメディア加入者にとって使用可能であり、前記方法は、前記第2の連絡先アドレスおよび前記IMSメッセージング連絡先アドレスの優先度設定に応じて前記IMSメッセージをルーティングすることをさらに含む、請求項8または9に記載の方法。
  11. 回路交換ネットワーク(32)における加入者からIMSネットワーク(31)におけるIMS加入者へのテキストメッセージの配信方法であって、前記IMS加入者は請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法を使用して前記IMSネットワーク(31)に登録されており、前記方法は、
    前記IMS加入者に関連した前記IMSネットワーク(31)におけるコールセッション制御機能(5)のIPアドレスを取得することと、
    前記テキストメッセージをIMSメッセージへ変換することと、
    取得した前記IPアドレスを使用して前記コールセッション制御機能(5)によって前記IMS加入者へ前記IMSメッセージをルーティングすることと
    をさらに含む、方法。
  12. 前記方法は、前記IMSネットワークにおけるホーム加入者データベース(6;24)を尋問することで、前記IPアドレスを取得することをさらに含み、前記ホーム加入者データベース(6;24)は前記宛先IMS加入者のMSISDNに関連する、請求項11に記載の方法。
  13. IMS加入者から発信されたテキストメッセージを送信する方法であって、前記IMS加入者は回路交換ネットワーク(32)の加入者でもあり、前記IMS加入者は請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法を使用して前記IMSネットワーク(31)に登録されており、前記方法は、
    前記IMSネットワークにおけるコールセッション制御機能(4)へSIPメッセージを送信するメッセージ相互作業ユニット(29)へ、SMSCアドレスを使用して前記テキストメッセージをルーティングすることと、
    前記メッセージ相互作業ユニット(29)によって前記テキストメッセージをIMSメッセージに変換することと、
    前記コールセッション制御機能(4)へ前記IMSメッセージルーティングすることと
    をさらに含む、方法。
  14. IMS加入者から発信されたテキストメッセージを送信する方法であって、前記IMS加入者は請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法を使用して前記IMSネットワーク(31)に登録されており、前記方法は、
    前記IMS加入者が目下GSM加入者として登録されている前記回路交換ネットワーク(32)において発信SMS(MO−SMS−CSI)のCAMEL加入情報を検出すると、CAMELサービスを呼び出すことと、
    前記IMSネットワーク(31)におけるコールセッション制御機能(4)へSIPメッセージを送信するメッセージ相互作業ユニット(29)への前記テキストメッセージのルーティングを、前記CAMELサービスの制御下で前記メッセージ相互作業ユニット(29)に関連したSMSCアドレスを有して行うことと、
    前記メッセージ相互作業ユニット(29)によって前記テキストメッセージをIMSメッセージへ変換することと、
    前記コールセッション制御機能(4)へ前記IMSメッセージをルーティングすることと
    をさらに含む、方法。
  15. CAMELサービスの制御下で、前記テキストを前記回路交換ネットワーク(32)から前記IMSネットワーク(31)へルーティングするのに使用される前記シグナリングアドレスにパブリックサービスIDおよび相関識別子を含めることと、前記IMSメッセージにおいて前記パブリックサービスIDを検出すると、メッセージ相互作業ユニット(29)が前記テキストメッセージをIMSメッセージへ変換し、前記IMSメッセージをIMSサービスプラットフォームへ転送することと、
    前記IMSサービスプラットフォームは、前記CAMELサービスに機能的に結合され、前記IMSメッセージにおける前記パブリックサービスIDおよび相関識別子を、前記回路交換ネットワーク(32)から前記テキストメッセージを送信した際に前記IMS加入者によって初期に示される所望の宛先で置き換えるものであり、さらに前記IMSネットワーク(31)の前記IMSメッセージをルーティングすることと
    をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. IMS加入者から発信されたテキストメッセージの受信または送信の方法であって、前記IMS加入者は請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法を使用して前記IMSネットワーク(31)に登録されており、前記IMS加入者からの発信テキストメッセージを受信するMSC(21)がSIPシグナリング機能を備え、前記IMS加入者はマルチメディア加入者として前記回路交換ネットワーク(32)に登録されており、
    前記方法は、前記MSC(21)において前記テキストメッセージをSIPメッセージへ変換することと、前記IMS加入者に関連したサービングコールセッション制御機能(S−CSCF)(5)へ前記SIPメッセージを配信することとをさらに含む、方法。
  17. 処理システムを備え、回路交換ネットワーク(32)およびIPマルチメディアシステム(IMS)ネットワーク(31)と通信するゲートウェイユニットであって、前記処理システムは、さらに、前記回路交換ネットワーク(32)の加入者であるマルチメディア加入者のユーザ端末(34)を登録し、前記IMSネットワーク(31)では、正規の通信のためには前記ユーザ端末(34)の回路交換通信機能に関連した第1の連絡先アドレスの前記IMSネットワーク(31)における登録を使用し、メッセージングのためには前記ユーザ端末(34)の回路交換通信機能に関連した第2の連絡先アドレスの前記IMSネットワーク(31)における登録を使用する、ゲートウェイユニット。
  18. 前記ゲートウェイユニット(35)は、さらに、請求項2〜16のいずれか1項に記載の方法を実行する、請求項17に記載のゲートウェイユニット。
  19. 前記処理システムは、前記回路交換ネットワーク(32)、前記IMSネットワーク(31)、または前記回路交換ネットワーク(32)と前記IMSネットワーク(31)との組合せに含まれた1または2以上のネットワークユニットにおける処理リソースを使用する分散型処理システムである、請求項17または18に記載のゲートウェイユニット。
  20. 処理システムにロードされると請求項1〜16の方法請求項のいずれか1項の前記機能を有する前記処理システムを提供するコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータプログラムプロダクト。
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