JP2011526184A - 肥満治療のための移植可能な装置 - Google Patents
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Abstract
中空体臓器内に配置される移植物(10)。移植物は、遠位端及び近位端を有する部材(14)を有する。部材は、中空体臓器への送達のための未配備形と、中空体臓器内移植のための配備形とを有する。移植物は、遠位端及び近位端のうち少なくとも1つに取り付けられる第1の端と、遠位端と近位端との間で部材に取り付けられる第2の端と、を有する少なくとも1つの引っ張りテザー(80)を有する。テザーに張力を付加することは、部材を配備形に向けて移動させる。部材は、好ましくは、最初に曲げに抵抗する第1のレートと、更なる曲げに抵抗する第2の、実質的により高いレートと、を有する。
Description
本発明は、概して、肥満治療に関するものであり、より具体的には、力を生成する装置を胃管腔内に移植し、管腔の内面への圧力を作り出して、管腔の有効容積の低減及び/又は患者の満腹感の誘導によって肥満を治療することに関する。
肥満は、30%を超える米国の人口に影響を与えている内科的疾患である。肥満は人の個人的な生活の質に影響を与え、疾病率及び死亡率に有意な原因になっている。肥満は、最も一般的には、人の体重及び身長に基づく計算により総体脂肪を測定する肥満度指数(BMI)によって定義される。それは、疾病率及び死亡率の両方に相関する、簡易かつ迅速で安価な尺度である。BMIが25〜29.9kg/m2を過体重とし、BMIが30kg/m2を肥満と定義する。病的肥満として定義されるのは、BMI≧40kg/m2、若しくは45.4kg(100ボンド)を超える過体重である。肥満及びその合併疾患による直接的及び間接的医療ケアコストは、年間1000億ドル以上と見積もられている。肥満に関連する合併疾患状態としては、2型糖尿病、心臓血管疾患、高血圧、脂質異常症、胃食道逆流症、閉塞性睡眠時無呼吸症、尿失禁、不妊症、体重軸受け関節の変形性関節症、及び一部の癌が挙げられる。これらの合併症は、身体のあらゆるシステムに影響を及ぼす可能性があり、肥満が外見的な問題に過ぎないという誤った概念を払拭し得るものである。これまでの研究は、ダイエット及びエクササイズのみによる保守的な治療では、多くの患者で過剰体重の低減に効果がない場合があることを示してきた。
肥満学は、肥満の制御及び治療を取り扱う医学分野である。肥満学分野において、肥満の治療のための多様な外科的処置が開発されてきた。現在行われている最も一般的な処置は、ルー・エン・Y胃バイパス(RYGB)である。この処置は、病的肥満を呈する人の治療に一般的に利用されており、非常に複雑である。RYGB処置では、小さい胃嚢を胃腔の残りの部分から分離して、小腸の切除部分に付着する。この小腸の切除部分を「より小さい」胃腔と小腸遠位部分との間に接続して、それらの間を食物が通過することを可能にする。従来のRYGB処置は、多大な施術時間を要するものであり、処置に関係するリスクもある。侵撃性が大きいことから、術後の回復はかなり長期にわたり、苦痛を伴うものである。それでも、米国だけで年間100,000件のRYGB処置が行われており、かなりの医療費が費やされている。
侵襲性が高いRYGB処置の本質を鑑み、より侵襲的でない他の処置が開発されている。これらの処置としては、砂時計の形を形成するように胃を縮める胃バンディング術が含まれる。この処置は、胃の一部分から次の部分へ通過する食物の量を制限することによって、満腹感を誘導する。バンドは、胃と食道の接合部の近くの胃の周囲に配置される。小さい上位の胃嚢がすばやく満たされ、狭い出口を通ってゆっくりと空になることで、満腹感が生まれる。手術合併症に加えて、胃バンディング処置を受ける患者は、食道の損傷、脾臓の損傷、バンドのスリップ、リザーバの空気抜け/漏れ、しつこい嘔吐を患う場合がある。肥満の治療のためにこれまでに開発された他の形態の肥満学的手術としては、胆嚢膵臓迂回術、縦バンド式胃形成術、及びスリーブ胃切除術が挙げられる。RYGBを含むこれらの処置のいくつかの態様は胃の一部をステープリングすることを含むので、一般に「胃ステープリング」処置と称される肥満症治療処置は多い。
病的肥満症患者の場合、その人に直面する重大な健康問題及び死亡リスクのために、RYGB、胃バンディング、又は他の、より複雑な処置が治療コースとして推奨される場合がある。しかし、米国及び他の地域において、病的肥満とは考慮されない過体重者として類別される人口が増加している。これらの人々は9.1〜13.6kg(20〜30ポンド)の過体重であり、体重を減らしたいと望んでいるにもかかわらず、ダイエットとエクササイズだけではこれまで成功していない。このような個人にとっては、RYGB又は他の複雑な処置に伴うリスクの方が、その見込まれる健康上の利益及びコストに勝ることが多い。したがって、治療選択肢として、より侵襲性の低い、より低コストの解決策を伴うべきである。更に、体重の若干の低減が、2型糖尿病に制限するものではないが、2型糖尿病を含む合併疾患状態の影響を有意に下げ得ることは、既知である。この理由からも、効果的な体重減という結果を伴う低コスト、低リスクの処置は、患者及び医療ケアプロバイダの双方に有意な便益をもたらすであろう。
したがって、肥満治療のための低リスク、最低侵襲性の処置を有することが望ましい。治療装置を患者の胃腔内に容易かつ安全に移植し、胃腔の有効容積を減らすことが可能な処置を有することが望ましい。加えて、初期の配備構成をとってから、胃腔内での第2の動作可能な構成に変形することができるような装置を有することが望ましい。更に、その装置が、患者における満腹感を創出するために、動作可能な構成で胃腔の壁に対して外向きの圧力を付加することが望ましい。更に、胃腔内の有効容積を低減することによる肥満治療方法を有することが望ましい。加えて、胃腔の内面に対して圧力を付加して満腹感を創出することを含む肥満治療方法を有することが望ましい。多数の肥満患者に有益であるように、その肥満治療方法が、低コストかつ最低侵襲性であることが望ましい。更に、その肥満治療方法が、容易かつ安全に元に戻すことが可能なものであることが望ましい。本発明は、これらの目的を達成する移植可能な肥満治療装置及び肥満治療方法を提供する。
本発明は、中空体臓器に送達される未配備形と、中空体臓器内での配備形とを有する、中空体臓器内に配置される移植可能な装置を提供する。装置は、湾曲した配備形にある装置の端部を引いてロックするための引っ張り部材を含む。配備された装置内に保持される力は、中空体臓器に外向きの圧力をもたらし、装置の平面にある臓器を平坦化することによって、臓器内の有効容積を低減する。
本発明は、また、移植可能な装置を未配備構成で中空体臓器へと通すことと、中空体臓器内で装置を配備構成に配置することと、を含む肥満治療方法を提供する。この方法は、湾曲した構成にある装置の端部を引いて保持することを含む。湾曲した構成では、圧力は装置によって中空体臓器の内部に対して付加されて、装置の平面にある臓器を平坦化することにより、臓器内の容積を低減する。
ここで図を参照すると、図において同じ番号は全ての図を通して同じ要素を示すものであり、図1は、本発明の第1の代表的な肥満治療装置10を示す。肥満治療装置は、胃腔内に移植されるように設計され、胃壁を大きくぴんと張られた状態に保持し、胃腔内の組織表面積当たりの有効容積を低減する。胃壁上の装置の圧力は、胃腔内で伸張受容器を付勢して、体内で持続するホルモン反応を誘導し、患者の食欲及び食べる欲求を低減する。装置を、未配備の、実質的に一直線の形で胃腔内に送達し、次いでそれを胃腔内で操作して、実質的に湾曲した、配備された形にすることができる。胃腔内で配備された装置は、単一の平面において外向きの径方向の力を付加し、胃腔を平坦化する。装置が置かれる平面は、胃の動きによって時間と共に変化する場合がある。好ましい装置は、内視鏡により容易に装着及び取り外しができる。望ましさでは劣るものの、腹腔鏡、開腹手術、又は外科手術的方法の組み合わせもまた、装置の移植に使用できる。
図1に示すように、装置10は、末端同士で接続されてフレキシブル移植部材14を形成する複数の個別の楕円形セグメント12を備える。それぞれのセグメント12が接続されると、共通の平面において他のセグメントに対して屈曲され得る。セグメントは、オーバーチューブを通し食道から胃管腔に通過することが可能なサイズに作られ、胃管腔に存在する酸及び他の酵素によって時間経過につれ吸収又は分解されない生体適合性材料からなる。移植装置に使用するのに好適な材料としては、例えば、高密度ポリエチレン、(HDPE)射出成形プラスチック、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリプロピレン(PP)、低密度ポリエチレン(LDPE)、及びポリスルホン(PSU)が挙げられる。これらの材料は、装置10に使用するのに好適な生体適合性材料として代表的である。また、本発明の範囲を逸脱せずに、当業者に既知の他の生体適合性材料を本発明の移植装置に使用してもよい。硫酸バリウムのような放射線不透過性の添加剤を生体適合性材料と組み合わせて、装置の視認性を向上してもよい。直接目視又は内視鏡視認されたときのセグメント間の区別ができるように、異なる着色料を異なるセグメントの材料に配合してもよい。色のバリエーションを用いて、移植部材14の近位、中央、遠位のセクション間の差別化をしてもよい。異なる着色料の代わりに、個々のセグメントに番号を付して、移植部材のセクションを区別してもよい。
図2は、セグメントの長手方向の中間セクションに沿って共に固定される一対の噛み合う構成要素を備える個々のセグメント12を示す。図3にそれだけで示されている雄構成要素20は、前記雄構成要素の内面から垂直に延出するピン22を含む。図の好ましい実施形態では、雄構成要素20は、該雄構成要素の対向する端に近接して対称に位置づけられた一対のピン22を含む。ピン22は、円筒形を有し、該構成要素の内面から離れる方向へ延びるにつれてわずかに内側に先細になっている。ピン22間には、該構成要素の長手方向辺に沿って外向きに突出する対のリブ24がある。図4及び5は、それを貫通して形成された穴34を有する一対のピボットボス32を有する代表的な雌構成要素30を図示する。ピボットボス32は、構成要素30の内面から垂直に突出する。ピボットボス32は、構成要素30の対向する端に近接して対称に位置づけられ、図6A〜6Cに示されるようにそれらの構成要素が共に合体されたときにピン22と縦に整列する。ブラケット36は、雌構成要素30の長手方向辺に沿って位置づけられる。ブラケット36は、離間配置された複数のポストを備える。リブ24は、構成要素20、30が共に接合されてセグメント12を形成したときに、ブラケットポストの内側に延在する。
示される代表的な実施形態では、セグメント構成要素20、30は穴34を通してピン22を挿入することによって固定取り付けされる。ピン22の内側の先細りは、穴34への挿入を可能にする。好ましくは、円筒形のピン22を穴に押し嵌めしてピンと穴との取り付けを更に固定するよう、穴34は図5の六角形のような非円筒形を有する。ピボットボス32はピン22より短く、ピンを穴34に完全に挿入することを可能にする。構成要素20、30の接合を更に固定するために、穴34に挿入された後にそれぞれのピン22の先端にヒートステーキング形成用具を適用して、ピンの端の直径を拡張してもよい。図7は、ピンが穴34に挿入された後にピン22の先端に適用される代表的なヒートステーキング形成用具40を示す。皿穴42を雌構成要素30の外面に形成して、ヒートステーキング用具40とピン22との間の接触をもたらすことができる。図2及び図7に示すように、ピン22の先端が用具40によって熱されるにつれてピン材料は軟化して拡張し、穴42を満たす。ピン22の拡張された先端直径は、ピンがピボットボス32から引き外されるのを防ぐ。
図6A〜6Cは、セグメント12の組み立て中のピン22とボス32との間の整列を示す。ピン22はピボットボス32内の穴34と整列され、一方、リブ24はブラケット36と整列される。ピン22を穴34内に、リブ24をブラケット36間に配置することで、構成要素20、30を共に固定に取り付けて、セグメント12を形成する。上述のピン/穴接続方法に加えて、当業者に既知の他の多くのタイプの締結機構を使用してセグメント12を組み立てることができる。他のタイプの締結機構としては、ねじ、リベット、及びスナップなどが挙げられ、それらを構成要素20、30に組み入れて組み立て中に使用し、構成要素を固定することができる。
移植部材14を形成するには、隣接するセグメント12を端と端との関係において連結アセンブリによって接続する。連結アセンブリはセグメントを共に保持しながらも、隣接するセグメント間におけるある範囲の相対動作を可能にする。図8Aに示すように、代表的な連結アセンブリ50は、一対の剛性リンク56間に挟まれる変形可能な半剛性円盤52を備える。円盤52は、隣接するセグメント12は互いに相対的に動かされるにつれて圧力に応じて円盤が引き伸ばされ変形することを可能にする弾性材を含む。図9に示すように、ディスク52は、上位円盤表面と下位円盤表面との間の一対の円形開口部60を含む。開口部60は長手方向に離間配置され、円盤52の中央に対称に位置づけられる。開口部60の直径は、ピボットボス32の直径より小さい。開口部60は、組み立て中にピボットボス32の上で引き伸ばされて、開口部とボスとの間に密な嵌め合いを形成する。リンク56は、対の内側に傾斜したエッジを遠位端と近位端とに有する六角形を有する。一対の開口部62は、それぞれのリンク56の長手方向軸に沿って離間配置される。開口部62は楕円形を有し、開口部の長辺はリンクの長手方向に延在する。図8Bに示されるように、リンク56及び円盤52が積み重ねられたとき、開口部62は穴60と縦に整列されて、連結アセンブリ50がピボットボスに装着されるのを可能にする。
移植部材14は、部材の長さに沿ってセグメントと連結アセンブリが交互になるように、それぞれの隣接する一対のセグメント12間に連結アセンブリ50を配置することによって組み立てられる。組み立てられたとき、連結アセンブリ50の高さは、組み立てられた構成要素20、30間の隙間よりわずかに低く、連結アセンブリとセグメントとの間に、ある程度の平面外たわみ性を許容する。図10は、一対のセグメント12の間に位置づけられた連結アセンブリ50を示し、ピボットボス32は開口部60、62を通って延在する。遠位セグメントからのピボットボス32は開口部60、62の1つのセットを通過し、一方、中間近位セグメントからの第2のピボットボスは連結アセンブリ開口部の第2のセットを通って延びる。円盤52は、ピボットボス32の間でそれらの上に引き伸ばされて、ボス上に装着される。組み立てられたとき、円盤52の弾性がピボットボスを引き寄せることにより、図11に示すように、隣接するセグメント12は一直線の、端同士が接続した構成でつながれる。セグメント12は、隣接する端に沿った中央に位置づけられる平らなセクション66を含む。平らなセクション66は、円盤52が隣接するセグメント12を共に引いてつないだときに隣り合う。隣接するセグメントの端の平らな表面を共に引き寄せることは、移植部材に自己一直線化作用をもたらす。図12に示すように、一直線の未配備形では円盤開口部60間の距離は最も小さく、ピン22はリンク開口部62の内側の弧に位置づけられる。図10の屈曲した構成及び図11の一直線の構成に示すように、連結アセンブリ50は、隣接するセグメント12間に隙間埋め機構を提供する。隣接するセグメント端部の側部に沿った隙間を埋めることによって、連結アセンブリ50はセグメント間に組織が捕えられる又は挟まれることがないよう防ぐ。
移植部材14の端にある1つのリンク56は、最遠位及び最近位のピボットボス32の上に装着される。図13に示すように、リンク56と共に、部材の端から延出するリンク開口部62が装着される。図12に示される、1つ以上のスペーサ70をピボットボス32に、端リンク56より上及び/又は下に装着して、端のセグメントに対してリンクが屈曲することを可能にすることができる。スペーサ70は任意の生体適合性材料を含むことができるが、例えば、ステンレススチールのような、蛍光法によって視覚化され得る生体適合性材料を使用することは、装置配備中に端を識別するためのものとしてもスペーサを使用できるようにする。材料の組成物のほかに、スペーサの形及び数を、近位及び遠位の移植部材端で変化させて、蛍光法によって端間を区別してもよい。例えば、移植部材の遠位端に2つのステンレススチールのスペーサを配置し、前記部材の近位端に1つのステンレススペーサ及び1つのプラスチックスペーサを配置すると、遠位端には2つのスペーサが視認されるが、近位端には1つのスペーサのみが視認されるので、端を区別することができる。同様に、スペーサの外円周形を近位端と遠位端との間で変化させること、例えば、円形から扇形、正方形又は他の区別可能な形に変化させることができる。配備がされている間に、移植部材の端間を区別するために、形の相違を蛍光法で検知することができる。
アセンブリ50を連結することは、隣接するセグメント12間の屈曲の制限をもたらし、送達中及び移植中の移植部材14の曲げを可能にする。セグメント12間の屈曲の程度は、リンク開口部62のサイズによってある程度制御される。セグメント12が連結アセンブリ50に対して旋回するにつれて、開口部62内でのピボットボス32の位置は変化する。セグメント12が一直線の構成であるとき、ピボットボス32は、図12に示すように開口部62の弧の内側に位置づけられる。セグメントが、取り付けられた連結アセンブリ50に対して旋回するにつれて、ピボットボス32の位置はリンク開口部62の弧の内側から弧の外側に変位する。セグメント12が連結アセンブリ50に対して屈曲する際、セグメント12の屈曲が増すほど、ピボットボス間の円盤の引き伸ばしによって、変形可能な円盤52が曲げに対する抵抗を増す。図10に示されるように、ピボットボス32がリンク開口部62の外側寄りの弧に達すると、ピボットボスは更なるセグメント間の曲げに対する実質的な抵抗力を生成する。隣接するセグメント12間の更なる曲げへの抵抗は、また、図14の参照番号72によって示されるように、セグメントの外側のコーナー間の接触によっても提供される。セグメント12が屈曲するにつれ、セグメントを平らな端66間の接触から外側コーナー間の接触に移動させる。外側コーナー72間の接触は、平らな端66の両側で生じ、セグメント12の屈曲を長手方向のリンク軸に対していずれの方向にも制限することができる。接し合うコーナーエッジ72は、セグメントの更なる相対的回転を防ぐ。加えて、セグメント12が連結アセンブリ50に対して屈曲するにつれて、セグメント内のブラケット36が回転し、連結アセンブリと接触する。図14の参照番号74が示すように、ブラケット36は、内方に傾斜したエッジと長手方向辺との間の外側コーナーでリンク56と接触する。ブラケット36とリンク56との間の接触は、セグメント12の屈曲のし過ぎを防ぐ付加的な正の停止を提供する。
配備された移植装置内の最低直径を維持するために、セグメント12間の曲げ角度は制御される。完全に配備されたとき、移植部材14の遠位端及び近位端は屈曲されて、管腔の内部に向かって延びる曲線形になる。装置が、幽門を通って腸管へというような、胃腔の外から隣接する管腔への装置の移動を阻止するために、配備された装置の端内に最小直径が維持される。セグメント間の最大曲げ角度は、結果として装置の端が湾曲されて望ましい最小直径になる曲げの程度によって決定される。移植部材の遠位端及び近位端を既定の曲げ角度でロックすることは、装置の硬さも増加させ、装置が胃腔の壁に外向きの圧力を及ぼすことを可能にする。腔の壁へのこの外向きの圧力は、装置の平面内の腔を平坦化する。外向きの圧力は、また、腔壁を引き伸ばすことによって、患者の腔内受容器から脳への、満たされたという信号すなわち満腹信号の送信を引き起こす。満腹信号は、更なる食物の摂取を求める欲求すなわち食欲がない、満たされた感覚を患者にもたらす。移植部材は、また、満腹信号又は他の療法的又は治療的効果をもたらすであろう薬物を溶出することもできる。
装置10は、実質的に開いた平面的移植形に移植部材を曲げるための配備機構を備える。配備機構は、移植中に遠位及び近位の部材端を曲げるための引っ張り部材を含む。引っ張り部材は、好ましくは、移植部材のポイント間のテザーとして働く、例えば、ケーブル、紐、ワイヤ、縫合糸、又は他の任意の同様の好適な生体適合性材料のような、可撓性材料の1つ以上の細長い部品を備える。図1に示す実施形態では、引っ張り部材は紐のストランドを備え、第1の紐80は遠位端のリンク56に取り付けられており、第2の紐82は近位端のリンク56に接続されている。引っ張り紐80、82は、端のリンク56から延出して、移植部材14の長さに沿って位置づけられたロッキングセグメント84、86を分離する。端のリンク56とロッキングセグメント84、86との間で、引っ張り紐80、82は、好ましくは、部材14に対して解放可能に保持されている。紐80、82は、図1に示されるようにテープ90によって、又は当該技術分野で既知の任意の他の好適な保持手段によって、部材14に対して保持することができる。ロッキング機構は、端のリンク56とロッキングセグメント84、86との間で引っ張り紐80、82のそれぞれに位置づけられる。ロッキング機構は、図に示されるようにノット92でも、あるいは任意の他のサイズの補強要素でもよい。ノット92は、引っ張り紐80、82の長さに沿った既定の位置に位置づけられる。ノット92の位置は、部材の端の望ましい配備直径に依存する。引っ張り紐80、82はロッキングセグメント84、86から外側に延出して、紐の端にループ94、96を形成する。取り外し可能なプルケーブルは、それぞれの引っ張り紐にループ94、96を通して取り付けられ、図15に示されるように、遠位プルケーブル100は遠位紐ループ94を通過し、図16に示されるように、近位プルケーブル102は近位紐ループ96を通過する。プルケーブル100、102の端は接続されて、図1のように、それぞれ遠位端及び近位端と関連付けられるプルブロック104、106を分離する。
上述のように、ロッキングセグメント84、86は、移植部材14の長さに沿って位置づけられる。引っ張り紐80、82は、遠位及び近位の端リンク56からロッキングセグメントを通って延出する。図の実施形態では、第1のロッキングセグメント84は装置10の遠位端と中間点との間に位置づけられ、一方、第2のロッキングセグメント86は、装置の近位端と中間点との間に位置づけられる。移植部材14の長さに沿ったロッキングセグメントの位置は、配備された装置内の湾曲した端の望ましい最小直径に依存する。ロッキングセグメントが装置の端に近いほど、結果的には湾曲した近位端と遠位端の直径は小さくなる。移植の後、ロッキングセグメント84、86はそれぞれの遠位及び近位の引っ張り紐80、82をぴんと張られた状態に維持して、装置10の端を湾曲した堅い形に保持する。
第1の実施形態の代表的なロッキングセグメントを図17及び18に示す。これらの図において、セグメントは、セグメント内部のロッキング要素を見せるために上位の構成要素が取り外された状態で示されている。図は、移植装置の近位セクションに位置づけられたロッキングセグメント86を示す。遠位セクションのロッキングセグメント84は、近位ロッキングセグメント86と同じロッキング要素を含むが、引っ張り紐がセグメントを通って反対の方向に巻かれることが可能なように、要素の配置は逆になる。ロッキングセグメント84、86は他のセグメント12と形及びサイズにおいて同様であるが、ノット92のようなロッキング機構をセグメント内に固定するための追加のいくつかの要素を伴う。ロッキングセグメントを形成するには、普通のセグメント12を修正して、ロッキング部品110及びロッキング棒112(両方とも、例えば、ステンレススチール又は別の同様の好適な材料のような、生体適合性材料からなる)を含める。図19に個別に示すロッキング部品110は、対向するポスト114のセットを含む。ポスト114は穴300(図20に図示される)の中に組み立てられ、セグメント構成要素20、30の内面に形成されて、修正されたセグメント内にロッキング部品を固定する。修正されたセグメント内のリブ24の一部分は、図18の参照番号116が示すように研磨され、フレキシブルアーム120の通過を可能にする。
図19に示されるように、フレキシブルアーム120は、ロッキング部品の中央のほぼ周囲に小さい隙間を切除することによって形成される。アーム120は、1つの辺に沿って部品110に取り付けられた状態でアームが部品に対して屈曲することを可能にする。屈曲アーム120は、一対のスロット122、124を含む。スロット122、124は、配備中にアーム120を通る引っ張り紐が、ロッキングセグメントを通して引かれるにつれて、該紐を通過させる。スロット124の、アーム120の先端には拡大エリア126があり、引っ張り中にノット92がアームを通ることを可能にする。ロッキング棒112は、セグメント構成要素20、30に形成された穴内の反対端で固定される。ロッキング棒112は、アーム120の、取り付けられていない先端の横に装着され、アームの曲げ角度に対して垂直に延びる。ロッキング棒112は、配備中及び配備後にアーム120がピンの方向に曲がるのを防ぐ。
図20に示すように、引っ張り紐82は近位部材の端からブラケット36のポスト間の開口部を通りロッキングセグメント86に延びる。ロッキングセグメント86内で、紐は部品110のスロット124を通過する。リブ24から小さい弧を研磨し、紐及びロッキングノットが部品110へと通過するための通路をもたらす。スロット124の直前で、引っ張り紐はロッキング棒112を通過する。スロット124から、引っ張り紐は、セグメントの最遠位側のブラケット36の後ろを回って延びる。ブラケット36の後ろから、紐は部品110の第2のスロット122を通って前進する。部品110から、紐はブラケットポスト36の異なるセットの間を通過し、紐が入ったのと同じ側でセグメントを出る。
移植中、引張力が引っ張り紐に付加されて、紐を引き締め、移植部材の遠位端を示す図21に示されるように移植部材の端でセグメントを屈曲させる。移植中にそれぞれの紐が引かれるにつれて、上述の経路を介しそれぞれのロッキングセグメント84、86を通って紐を移動させる。最初、紐の引張力がセグメント12及び連結アセンブリ50を引き寄せ始めて曲線形にするにつれて、ロッキングセグメントを通り自由に紐を移動させる。紐への張力が続き、部材の端が所望の曲径に近づくにつれて、隣接するセグメント間の曲げに対する抵抗のレートが増す。部材の端が所望の曲径に達すると、図20に示されるように、紐のロッキングノット92がロッキングセグメントの方へ引かれて、やがてそこに入る。ノット92がロッキングセグメントを通って引かれるにつれて、ノットはアーム120に対して押されて、アームを外向きに、棒112から離れる方へ、アームが十分に屈曲されるまで屈曲し、ノットが反発してアームの拡大された先端を通ることを可能にする。ノット92がアーム120を通過した後、アームは振れ戻り、棒112と接触し、図22に示されるようにアーム120の最遠位側でノットをロックする。引っ張り紐に逆の引張力が付加されているときに、棒112は、アーム120が振れ戻って開き、ノット92を開放するのを防ぐ。ロッキング部品110の最遠位側上の保持ノット92は、引っ張り紐をぴんと張られた状態に維持することにより、移植部材の端を、堅い、湾曲した構成に保持する。
図20及び22は、近位引っ張り部材82をぴんと張られた配備状態にロックするロッキングセグメント86を示す。しかし、遠位ロッキングセグメント84及び引っ張り紐80はほぼ同じやり方で動作して遠位端セグメントを湾曲した構成に引き寄せて保持するものであることを理解されたい。ロッキングセグメント84、86は実質的に同じであり、ロッキング要素の位置だけが置換されているのであって、両方のロッキングセグメントを伴い、引っ張り紐は、移植部材の端に近い開口部を通ってロッキングセグメントに入ること、及び前記部材の中間点に近い開口部を通ってロッキングセグメントを出ることができる。
移植部材14が屈曲されるにつれて、連結アセンブリ内の円盤52はピボットボス32間で引き伸ばされる。円盤52の弾性が円盤が屈曲に対して抵抗する原因になり、円盤は移植部材を一直線にする傾向の外向きの力を生成する。ロッキングセグメント84、86内のロッキングノット92によって円盤が引き伸ばされた構成で固定されると、円盤は、湾曲した部材の端の内部に堅い状態を生成する。この堅い状態は、湾曲した端の変形に抵抗し、腔の壁に対して外向きの力を付加する。
本発明の好ましい方法では、装置10は未配備の、実質的に直線形で胃腔に送達される。装置10を移植するには、まず、図23に示されるオーバーチューブ140を食道に挿入する。オーバーチューブ140が配置されたら、内視鏡を食道経由で胃腔144に入れて、腔の内面を評価し、装置の配置位置を決定する。必要であればガイドワイヤ(図示せず)を使用して、オーバーチューブ140を用いて内視鏡を再び挿入してもよい。
所望の位置を決定した後、内視鏡を取り出し、装置10の遠位端をオーバーチューブ140に挿入する。図24に示されるように、遠位端が胃腔144に入るまで、装置10をオーバーチューブ140に通して、通過させる。内視鏡の作業チャネルを通して把持器152を操作し、装置をオーバーチューブ140に押し通すのを補助してもよい。把持器が装置の近位端を保持している間に、把持器に圧力を付加して装置をオーバーチューブに押し通すことができる。オーバーチューブ140を通って行くために、セグメント12は、セグメント構成要素20、30間の隙間の中で連結アセンブリ50が変位するにつれて、ピボットボス32の周囲の平面内と平面外との両方で屈曲する。移植部材14の3つ又は4つのセグメントが胃腔144に入った後、プルブロック104を使用して体の外から遠位プルケーブル100に張力を付加する。プルケーブル100への力はテープ90を外し、移植部材14の側部との付着から遠位の引っ張り紐80を引き外し、図25に示されるように遠位リンクの端56とロッキングセグメント84との間の紐を引き締める。追加的なリンクがやさしく胃腔144に進められるにつれて、遠位引っ張り紐80は引き続きロッキングセグメント84を通してぴんと引かれて、セグメント12がオーバーチューブ140から出て胃腔に入るにつれてセグメント12を屈曲させる。遠位端のセグメントは、腔144内へ幽門の方向に送達されるので、完全に移植されたときの装置10は、少なくとも部分的に幽門を遮断する。ロッキングセグメント84の紐開口部の位置は、遠位の装置端が、引っ張り紐がロッキングセグメントを通って引かれるにつれて、胃腔144の中央に向かって内向きに曲がることを引き起こす。引っ張り紐80がぴんと引かれるにつれて、図26に示すように、紐ループ94とプルケーブル100との間の接続によって紐はオーバーチューブ140を通って戻る。
ロッキングセグメント84内で、前進する引っ張り紐80はフレキシブルアーム120のリブの弧130及びスロット122、124を通って滑走する。張力は引き続き遠位プルケーブル100に付加され、遠位ロッキングセグメント84が胃腔144に入るにつれて、移植部材14の遠位端を屈曲する。遠位ロッキングセグメント84が腔144内にある状態で、図27に示されるように、プルケーブル100は引き続きオーバーチューブ140を通して引き寄せられ、遠位引っ張り紐80のロッキングノット92が遠位ロッキングセグメント84内に引き入れられるまで戻される(図28)。ロッキングノット92をロッキングセグメント84を通って移動させるにつれて、ノットはフレキシブルアーム120を押してアームを曲げ、前進するノットの通り道から逸らさせる。上述のように、ノットはアーム120の拡大された先端120を通って反発して、アームの最遠位側でロックされる。ロッキング棒112によって、ノット92がロッキングセグメント84を通して再度引き戻されることが防がれる。ノット92がロッキングセグメント84内に保持された状態で、移植部材の遠位端は湾曲した、外向きに付勢された構成に固定され、部材の端の曲げ抵抗は実質的に増す。
ノット92がロッキングセグメント84内に前進するにつれて、移植部材14の中央セクションを胃腔144内へと引き続き徐々に移動させる。中央のセグメントが前進するにつれて、遠位プルケーブル100は引き続きぴんと張られて、遠位の湾曲した端が前進して腔内で所望のように置かれることが確保される。追加的なセグメントが引き続き腔内に出現するにつれて、プルケーブル100を使用して、装置10の配置を案内することができる。好ましくは、移植部材14の遠位端は、胃腔の胃底部における位置に案内される。
装置10が引き続き送達されるにつれて、近位ロッキングセグメント86が胃腔144の内部に出現し、近位セグメントセクション(すなわち、装置の近位ロッキングセグメントと近位端との間のセグメント)がそれに続く。装置10の近位セクションが送達される間、近位プルケーブル102に張力が付加されて(プルブロック106を介し)、セグメントが胃の中へと前進するにつれて、近位セグメントを引き寄せて弧にする。近位セグメントが把持器152によって胃腔144に入るにつれて、図29に示されるように、セグメントは外向きの圧力を腔の大彎に沿って付加する。腔壁に対する外向きの圧力は、図30及び31に示されるように、残りの近位セグメントが送達されて、腔内に配備されるのを可能にする。
移植部材14の近位端が胃腔144内に送達された後、近位プルケーブル102が引っ張られて、近位ロッキングノット92をロッキングセグメント86に引き入れる。ロッキングセグメント86内で、ノット92は、上述のように、ノットがアームの最遠位側のロックされた位置へと反発するまで、前進するノットの通り道からアーム120を逸らさせる。ノット92をロッキングセグメント86にロックするためにプルケーブル100、102が引かれるにつれて、図32に示されるように、ケーブルは一時的に中央セグメントを腔の大彎から引き離す。近位ノット92がロッキングセグメント86内に固定された状態で、移植部材14の近位端もまた、堅い、湾曲した構成にロックされる。ノット92がロッキングセグメント84、86内に固定された状態で、遠位及び近位のセクションの両方でのセグメント12は、装置が胃腔から移動するのを防ぐために必要な最小直径を少なくとも有する弧に曲げられる。
近位の部材端が湾曲した構成にロックされた後、胃腔144内の移植装置10の配置を、図33に示されるように、内視鏡150を使用して検査することができる。適正な配置が内視鏡150を通して確認されたら、把持器152を内視鏡の作業チャネルから取り外す。移植装置が完全に配備された状態で、遠位プルケーブル100を示す図34に示されるように、プルブロック104、106に隣接するケーブルを切断することによって、プルケーブル100、102を遠位及び近位のプルループ94、96から取り外す。プルケーブルが切断された後、ケーブルを引っ張り、紐ループ94、96から引き出してオーバーチューブ140を通して戻し、配備された移植部材及び引っ張り紐を胃腔内に残す。最終検査は、図35に示されるように、プルケーブルの取り外しの後に内視鏡150を用いて行うことができる。
図36は、胃腔内に移植された後の配備構成における装置10を示す。配備構成では、装置10は十分にフレキシブルであり、胃の粘膜に対するある程度の圧縮及び移動が可能であり、浸食を防ぐが、不要な座屈及び近位移動又は遠位移動を防ぐには十分に剛性である。湾曲した部材の形状は幽門より大きく、時の経過につれて装置が幽門を通って移動するのを防ぐ。単一の場所が装置からの同じ接触負荷に常にさらされることがないよう、最適な材料の選択、管壁への圧力を変化させる外形、及び胃の中での装置の移動を促進する外形によって、浸食を更にできるだけ少なくすることができる。
図37は、胃腔の外形を、移植装置の配備前の変更されていない状態で示す。図38は、本発明の移植装置の送達及び配備前の胃腔の断面図である。図39及び40は、移植装置の配備後の変更された胃腔の状態を示す。図39に示されるように、屈曲されたセグメントの外向きの力が胃腔の大彎に対して作用して、腔の前壁と後壁を共に引くことによって腔を平坦化する。図39と図37とを比較することによって、この胃腔の平坦化に注目することができる。図40は、装置10の好ましい配備位置を図示し、装置の遠位端は胃腔の胃底で屈曲されて円になっており、一方、装置の近位端は胃洞で屈曲されて円になっている。円になっている端と端との範囲内で、装置の中央セクションに沿って、屈曲されたセグメントは胃の大彎に対して作用する外向きの力を生成して、前腔壁と後腔壁とを引いて共にし、また、食べる欲求を低減するホルモン反応を誘導する。
図41は、本発明のセグメント及び連結アセンブリの代替実施形態を示す。この代替実施形態でもやはり複数のセグメントが連結アセンブリによって共に接続されているが、これらのセグメントは、個々のセグメントの強度を増すように修正されている。加えて、セグメントが屈曲されて最大曲げ角度であるときの構成要素間の正の停止の強度を増すためにセグメントの端が修正されていることにより、曲げ抵抗は増す。図41〜43に示されるように、修正されたセグメント212は、それぞれの構成要素の中間セクションにかけて増加された厚み214のエリアを有する上位構成要素220及び下位構成要素230を備える。上位構成要素220の中央を貫通する穴216が開けられ、下位構成要素230の中央にねじ穴222が形成される。ねじ224は、穴216に挿入され、穴222のねじ山を通してねじられて、上位構成要素220及び下位構成要素230を共に固定する。縦に延在する一対のピン226は、上位構成要素220及び下位構成要素230の穴と穴との間で固定される。ピン226は、ねじ224の横側に対称的に位置づけられる。加えて、一対のピボットボス232は、セグメント212の長手方向軸に沿ってねじ224に対して対称的に位置づけられる。ピン226と同様に、ピボットボス232の反対端は、上位構成要素220及び下位構成要素230の穴の中で固定されて、ボスをセグメントの長手方向の軸に垂直に固定する。図43及び44に示すように、ピボットボス232は、構成要素220、230の厚みの増した部分214の外側に位置づけられ、上位構成要素と下位構成要素との間に、連結アセンブリをそれぞれのピボットボスに装着するための空間を許容する。
この代替実施形態では、修正された連結アセンブリ250は、それぞれのリンクの長手方向軸に沿って延在する単一の楕円開口部254を有する、一対リンク256を備える。ト張力ばね252はリンク256間に位置づけられる。トーションばね252の反対端は、ピボットボス232の周囲を囲んで湾曲し、ばねのそれぞれの端を、図44に示すようにピボットボスに装着することを可能にする。トーションばねが、隣接するセグメント間に広がるように、トーションばね252の第1の端が第1のセグメントのピボットボスに装着され、トーションばねの第2の端が第2のセグメントのピボットボスに装着された状態で、連結アセンブリ250はセグメント212間に装着される。ばね252内の弾力的な力は、隣接するセグメントを共に引き寄せて、自己直線化作用を移植部材にもたらす。
図41に示されるように、セグメント212の端は波形を有し、波の方向が2つの端の間で交互であるので、共に接合されたとき、1つのセグメントの端の凸面は、隣接するセグメントの端の凹面と結合して、それらのセグメント端を互いに入れ子にする。好ましくは、一連の起伏のある表面がそれぞれのセグメント端に提供されて、セグメント端は一直線の構成でも、また図41に示されるようにセグメントが屈曲されて最大曲げ角度であるときにも、互いに入れ子になる。セグメント端の波形は、セグメントが互いに相対的に旋回する際のセグメント間の接触表面積の量を増す。付加的な表面接触は、セグメントのコーナーが屈曲範囲の外側の限界に接触したときに、曲がり過ぎを防ぐために、正の停止の強度を増す。セグメント212が互いに対して旋回するにつれて、ピボットボス232はリンク開口部254内で変位する。セグメント212が最大曲げ角度に旋回するとき、ピボットボス232は、リンク開口部254の反対端に位置づけられる。したがって、リンク開口部254の長さは、隣接するセグメント間の最大曲げ角度と、その結果として湾曲される移植部材端の直径とを制御する。
図45は、本発明の第2の実施形態による修正されたロッキングセグメント260を示す。先の実施形態と同様、修正されたロッキングセグメント260は他のセグメント212とサイズ及び形において同様であるが、ロッキング要素が加えられて、セグメント内の引っ張り部材を固定している。図46は、ロッキングセグメント260の分解図であり、追加的なロッキング要素をより詳細に示す。これらの図に示されるように、ロッキングセグメント260はセグメントの内側に開口部を含み、それを通してプルケーブルがセグメントの中及び外へ送られる。セグメント中間セクション214の一部分を取り除き、この取り除かれた部分を、ブロックの側面を通して開けられた一対の穴264を有するロッキングブロック262で置換することによって、下位構成要素が修正される。追加的なピン226は、セグメントの内側に沿って上位構成要素と下位構成要素との間に固定されている。ロッキングブロック262の側面がピン226にぴったり沿うように研磨されることにより、ピンはセグメント内でブロックを保持する。狭い、長手方向に延在する溝266は、ブロック262の上位表面及び下位表面に形成される。ばねクリップ270は、ロック開口部264全体に延在するクリップアームを伴い、溝266内に装着される。
先の実施形態と同様、引っ張り部材又は引っ張り紐は、移植部材の最も遠位及び最も近位のリンクに取り付けられて、配備中に端のセグメントを引き寄せて曲径にする。第2の実施形態では、修正されたロッキング機構280が引っ張り紐に提供される(図には、近位紐82が示されている)。ロッキング機構280は、第1の端に穴を含み、紐をロッキング機構に固定するために、第1の端の穴を通して引っ張り紐82をループにする。ロッキング機構280の反対端は、第2の穴を含み、プルケーブルをロッキング機構に取り付けるために第2の穴を通してプルケーブルをループにする(図には、近位プルケーブル102が示されている)。ロッキング機構280を通してループにする前に、プルケーブル102を、ロッキングセグメント260の内部を通して引く。図46〜47に示すように、プルケーブル102は内側開口部264の1つを通過し、ねじポスト224を回って戻ってから、第2の内側開口部264を通って前進する。チャネル272はセグメントの中間セクション214でねじ224の周囲に延在し、プルケーブル102の通り道を提供する。プルケーブル102は、ケーブルの一部分が同じやり方でロッキングセグメントを通って戻るように、ロッキング機構280を通してループにする。ロッキング機構280の第1の端は、ブロック開口部264の直径より小さい直径を有し、第1のロッキング機構の端が、配備中に開口部の中へ引かれることを可能にする。低減された直径のバンド274は、第1の端に隣接するロッキング機構280の周囲に延在する。バンド274は、ロッキング機構がブロック262に引き寄せられるにつれてばねクリップ270がバンドに接触するのを可能にする十分な幅を有する。増大した直径のリング276は、第2の、紐を接続する端に隣接するロッキング機構280の周囲に延在する。リング276はロッキング機構280の栓として作用し、ロッキング機構がブロック開口部264を完全に通過することを防ぐ。
配備中、張力がプルケーブル102に身体の外から付加される。ケーブル102が引かれるにつれて、ケーブルをロッキングセグメント260のチャネル272及び開口部264を通って移動させる。ケーブル102は、ロッキングセグメント260を出て、ロッキング機構280に力を付加する。次いで、ロッキング機構280への力は引っ張り紐82に伝達されて、移植部材の端をロッキングセグメントの方へ引き寄せ、それによって移植部材の端とロッキングセグメントとの間のセグメントを屈曲する。張力が引き続きプルケーブル102を引くにつれて、ケーブルはロッキング機構280をロッキングセグメント開口部264の方へ引き寄せ、ロッキングセグメント開口部264に入れる。ロッキング機構280が開口部264へと前進するにつれて、ばねクリップ270は、ロッキング機構の先細りの第1の端によって押し上げられる。ロッキング機構280が開口部264内で前進するにつれて、バンド274は溝266に達し、ばねクリップ270がバンドの内側と接触して留まることを可能にする。図48に示されるように、クリップ270がバンド274を係合する際、リング276はロッキングブロック262の外壁と接触する。ばねクリップ270がバンド274の内側で留まること、及びリング276とブロック262の側面との接触は、ロッキング機構28のロッキングセグメントの中への更なる移動を防ぐ。ケーブルへの張力に応じた、プルケーブル102の更なる移動は妨がれる。同様に、ばねクリップ270は、紐82への逆の引張力に応じたロッキング機構280の移動を防ぐ。紐82はロッキング機構280によってぴんと張られて保持され、装置の近位端を湾曲した形に維持する。湾曲した端と端との範囲内で、拡張されたばね252が曲線の長さに沿った外向きの力を生成し、それが次に圧力を腔壁に付加する。上述のように、図45〜48は、プルケーブルがセグメントの右側を通して引き寄せられて左側から出る際の、近位ロッキングセグメントを示すものであり、結果的に、図示されるロッキングセグメントの右へとセグメントは屈曲する。図示されていないが、遠位ロッキングセグメントも同じロッキング要素を備えることになり、それらの要素の配列は逆になるので、プルケーブルはロッキングブロック262の反対の穴から入り反対の穴から出ることが可能である。
プルケーブルが引っ張られ、ロッキングセグメント260を通して引き寄せられるにつれて、移植部材の近位セクションのセグメント212は連結アセンブリ250に対して旋回する。セグメントが旋回するにつれて、セグメントは、遠位セグメントの凹面中央部と近位セグメントの凸面中央部との間の接触から、図41に示されるように、遠位セグメントの凹面コーナーと近位セグメントの凸面コーナーとの間の接触へと、変位する又は隣接する端に沿って転がる。ばねクリップ270がロッキングセグメントの内側のロッキング機構280にかかるにつれて、端のセグメント12は最小曲径(すなわち、最大曲げ角度)へと屈曲し、コーナーエッジは図のように接触する。セグメント12が最大曲げ角度に屈曲されているとき、セグメントのコーナーに沿った追加的な外面接触は、増大された圧力が移植装置に及んでいる間に、1つのセグメントが別のセグメントの上に乗っかる(そしてそれによって、湾曲した端の直径を減らす)可能性を低減する。
本明細書に記載されている代表的な装置の実施形態は、予期せぬ合併症の事象の際に、又は既定期間の後に、介入を終了するか、装置に調整を加えるか、又は異なる特徴(サイズ、形、堅さ、機能など)を有する装置と交換するか、のいずれかのために、取り出し可能である。装置は、装置を操作して装置を比較的一直線の構成に戻すことによって、内視鏡によって取り出すことができる。装置を操作可能な構成に保持するために使用される引っ張り部材80、82又は他の手段を解放して、装置を内視鏡によって取り出すことが可能である。代替方法もまた、装置の取り出しに使用することができ、装置の設計が、患者に外傷を与えない最も侵襲性の低い方法で装置を取り出すことを可能にする。
本明細書に記載されている移植装置は、効果的に胃腔を平坦化し、胃の組織の表面積当たりの有効容積を低減する。腔壁に対する装置の圧力は壁の張力を増し、伸張受容器を付勢して、早期の満足感を送信する。胃の組織の伸張は胃の運動性を阻害し、胃が空になるのを遅延する。幽門出口を部分的に遮断するように装置を移植して、胃が空になるのを遅延することができる。あるいは、胃食道接合部のすぐ遠位に制限的要素を提供するように装置を移植してもよい。
本発明の好ましい実施形態の前述の説明は、例示及び説明を目的として提示されている。これまでの記述は、包括的であることも、開示されたそのままの形態に本発明を限定することも意図しない。上記の教示を鑑みて、明白な修正又は変更を加えることは可能である。これらの実施形態は、本発明の原則及びその実用的用途を最適に例示することにより、当業者が意図する特定の用途に好適なように多様な実施形態及び多様な修正において本発明が最適に利用され得るようにするために選択され、説明された。本発明の範囲は、本明細書に添付の請求項によって画定されることを意図する。
〔実施の態様〕
(1) 中空体臓器内に配置される移植物において、
a.前記中空体臓器への送達のための未配備形と、前記中空体臓器内移植のための配備形とを有する、遠位端及び近位端を有する部材と、
b.前記遠位端及び近位端のうち少なくとも1つに取り付けられた第1の端と、前記遠位端と近位端との間で前記部材に取り付けられた第2の端とを有する少なくとも1つの引っ張りテザーと、を備え、前記テザーに張力を付加することが、前記部材を前記配備形に向けて移動させる、移植物。
(2) 前記部材が、前記未配備形において互いに可動に接続された複数のセグメントと、前記部材を前記配備形に配置するときに前記セグメントを互いに取り付けるための手段と、を備える、実施態様1に記載の移植物。
(3) 前記部材が、前記中空体臓器と接触する外面を有し、前記外面が、それ自体に配置された複数の頂上部分及び谷部分を有する、実施態様1に記載の移植物。
(4) 前記部材が、前記中空体臓器と接触する外面を有し、前記部材が、エラストマーコーティングを有する、実施態様1に記載の移植物。
(5) 中空体臓器内に配置される移植物において、
a.前記中空体臓器への送達のための実質的に直線の形と、前記中空体臓器内移植のための実質的に湾曲した形とを有する、遠位端及び近位端を有する部材と、
b.前記部材を前記湾曲した形で配置するように前記部材を曲げるための配備機構と、を備え、前記部材が、最初に曲げに抵抗する第1のレートと、更なる曲げに抵抗する第2の、実質的により高いレートと、を有する、移植物。
(6) 前記部材が、前記未配備形において互いに可動に接続された複数のセグメントと、前記部材を前記配備形に配置するときに前記セグメントを互いに取り付けるための手段と、を備える、実施態様5に記載の移植物。
(7) 前記部材が、前記中空体臓器と接触する外面を有し、前記外面が、それ自体に配置された複数の頂上部分及び谷部分を有する、実施態様5に記載の移植物。
(8) 前記部材が、前記中空体臓器と接触する外面を有し、前記部材が、エラストマーコーティングを有する、実施態様5に記載の移植物。
(1) 中空体臓器内に配置される移植物において、
a.前記中空体臓器への送達のための未配備形と、前記中空体臓器内移植のための配備形とを有する、遠位端及び近位端を有する部材と、
b.前記遠位端及び近位端のうち少なくとも1つに取り付けられた第1の端と、前記遠位端と近位端との間で前記部材に取り付けられた第2の端とを有する少なくとも1つの引っ張りテザーと、を備え、前記テザーに張力を付加することが、前記部材を前記配備形に向けて移動させる、移植物。
(2) 前記部材が、前記未配備形において互いに可動に接続された複数のセグメントと、前記部材を前記配備形に配置するときに前記セグメントを互いに取り付けるための手段と、を備える、実施態様1に記載の移植物。
(3) 前記部材が、前記中空体臓器と接触する外面を有し、前記外面が、それ自体に配置された複数の頂上部分及び谷部分を有する、実施態様1に記載の移植物。
(4) 前記部材が、前記中空体臓器と接触する外面を有し、前記部材が、エラストマーコーティングを有する、実施態様1に記載の移植物。
(5) 中空体臓器内に配置される移植物において、
a.前記中空体臓器への送達のための実質的に直線の形と、前記中空体臓器内移植のための実質的に湾曲した形とを有する、遠位端及び近位端を有する部材と、
b.前記部材を前記湾曲した形で配置するように前記部材を曲げるための配備機構と、を備え、前記部材が、最初に曲げに抵抗する第1のレートと、更なる曲げに抵抗する第2の、実質的により高いレートと、を有する、移植物。
(6) 前記部材が、前記未配備形において互いに可動に接続された複数のセグメントと、前記部材を前記配備形に配置するときに前記セグメントを互いに取り付けるための手段と、を備える、実施態様5に記載の移植物。
(7) 前記部材が、前記中空体臓器と接触する外面を有し、前記外面が、それ自体に配置された複数の頂上部分及び谷部分を有する、実施態様5に記載の移植物。
(8) 前記部材が、前記中空体臓器と接触する外面を有し、前記部材が、エラストマーコーティングを有する、実施態様5に記載の移植物。
Claims (8)
- 中空体臓器内に配置される移植物において、
a.前記中空体臓器への送達のための未配備形と、前記中空体臓器内移植のための配備形とを有する、遠位端及び近位端を有する部材と、
b.前記遠位端及び近位端のうち少なくとも1つに取り付けられた第1の端と、前記遠位端と近位端との間で前記部材に取り付けられた第2の端とを有する少なくとも1つの引っ張りテザーと、を備え、前記テザーに張力を付加することが、前記部材を前記配備形に向けて移動させる、移植物。 - 前記部材が、前記未配備形において互いに可動に接続された複数のセグメントと、前記部材を前記配備形に配置するときに前記セグメントを互いに取り付けるための手段と、を備える、請求項1に記載の移植物。
- 前記部材が、前記中空体臓器と接触する外面を有し、前記外面が、それ自体に配置された複数の頂上部分及び谷部分を有する、請求項1に記載の移植物。
- 前記部材が、前記中空体臓器と接触する外面を有し、前記部材が、エラストマーコーティングを有する、請求項1に記載の移植物。
- 中空体臓器内に配置される移植物において、
a.前記中空体臓器への送達のための実質的に直線の形と、前記中空体臓器内移植のための実質的に湾曲した形とを有する、遠位端及び近位端を有する部材と、
b.前記部材を前記湾曲した形で配置するように前記部材を曲げるための配備機構と、を備え、前記部材が、最初に曲げに抵抗する第1のレートと、更なる曲げに抵抗する第2の、実質的により高いレートと、を有する、移植物。 - 前記部材が、前記未配備形において互いに可動に接続された複数のセグメントと、前記部材を前記配備形に配置するときに前記セグメントを互いに取り付けるための手段と、を備える、請求項5に記載の移植物。
- 前記部材が、前記中空体臓器と接触する外面を有し、前記外面が、それ自体に配置された複数の頂上部分及び谷部分を有する、請求項5に記載の移植物。
- 前記部材が、前記中空体臓器と接触する外面を有し、前記部材が、エラストマーコーティングを有する、請求項5に記載の移植物。
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