JP2011524779A - 抵抗差による技法により硬膜穿刺を防止しながら硬膜外腔を探知する装置 - Google Patents

抵抗差による技法により硬膜穿刺を防止しながら硬膜外腔を探知する装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011524779A
JP2011524779A JP2011514203A JP2011514203A JP2011524779A JP 2011524779 A JP2011524779 A JP 2011524779A JP 2011514203 A JP2011514203 A JP 2011514203A JP 2011514203 A JP2011514203 A JP 2011514203A JP 2011524779 A JP2011524779 A JP 2011524779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
syringe
barrel
needle
epidural space
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011514203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5653350B2 (ja
Inventor
ベティ,ラヴィンダー
Original Assignee
ベティ,ラヴィンダー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベティ,ラヴィンダー filed Critical ベティ,ラヴィンダー
Publication of JP2011524779A publication Critical patent/JP2011524779A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5653350B2 publication Critical patent/JP5653350B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3401Puncturing needles for the peridural or subarachnoid space or the plexus, e.g. for anaesthesia

Abstract

抵抗差による技法によって硬膜外腔を探知する方法であって、操作者が、ウイングを針のハブを覆うように配置された状態に保持し、従来の方法と同様のやり方で押すが、ウイングが針に取り付けられていない点で異なる。手により加えられる力が特別な手段によってピストンの後側に伝達され、これにより、針の先端が硬膜外腔に通じるまで生理食塩水の加圧及び装置全体の前進が起こる。これに硬膜外腔への流体の射出がすぐに続き、操作者に触覚的及び視覚的な印象を与え、靭帯の抵抗がひっかかりを与えるため、針の前進が止まる。これにより、操作者の手でのさらなる慣性による移動があった時点で、射出された生理食塩水の圧力によって硬膜を押しのけることになるので、最も危険性のある硬膜穿刺に対する安全性が与えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、硬膜外腔探知(locating)装置であって、同時に脊椎動物の脊柱での硬膜穿刺を防止する硬膜外腔探知装置に関し、より詳細には、特定の薬剤を注入するプロセスにおいて、また、同じ目的でカテーテルを通すために、空気又は生理食塩水を硬膜外腔に注入することによって麻酔科医が適切に探知することを可能にする現在知られている硬膜外腔探知システムの改良に関する。
医療行為では、治療法、麻酔法及び診断法に硬膜外腔の確認が必要とされる。
現在用いられている技法は高レベルな手技及び器用さに依存し、専門訓練を要する。これらの技法はとりたてて技術的な困難さ又は複雑さに関わるものではない。
従来の方法では、空気又は食塩水を硬膜外腔に注入することによって硬膜外腔を探知する際に麻酔科医は自身の技量を用いる。麻酔科医は、該腔を探知している間、患者が適正な姿勢のままでいることを確実にする。脊柱において、硬膜外針は、その先端がちょうど棘間靭帯の深部に入った時点で所定位置に保持される。生理食塩水又は空気で充填されたシリンジが針のハブにしっかり取着される。硬膜外針はそのシャフト又はウイングを針のハブに取り付けた状態に保持したまま前進する。手によるピストン押圧によって一定圧力がシリンジ内に形成される。硬膜外針の先端が硬膜外腔に入ると、麻酔科医は、抵抗(friction)の急な消失を感じるため、加圧した生理食塩水を注入して硬膜外腔の位置を確認することができる。この方法を図1により示す。
この方法の主な不都合点は、腔を確定するのに時間がより長くかかり、技術的により多くを要求することである。
この不都合点を解消するために、発明及び採用されてきた幾つかの方法又は装置がある。その際、発明者は各自、より単純な技術を有し、ユーザーフレンドリーであり、最新式である、自身の装置及び方法を特許請求している。
従来技術に言及するために、本発明者は以下のような利用可能な発明及び装置を簡潔に記載する。
特許文献1(Maan Hasan他)は、硬膜外腔を探知する装置の作用及び構成を教示している。この発明による装置は、加圧に適応するダイアフラムを有する。このダイアフラムは装置が加圧されると外方に膨張する。また、装置は針を接続するようになっている。幾つかの実施形態では、装置は空気又は食塩水で加圧されている。幾つかの他の実施形態では、装置は加圧流体の注入用の注入ポートを有する。この装置は図2に示す。
特許文献2(James F. Fitzgibbons他)は、硬膜外腔を探知する装置の作用及び構成を教示している。この発明による硬膜外腔探知装置は、第1の端及び第2の端、並びにそこへ延びる長手方向通路を備え、この第1の端はルアー・アセンブリに結合可能(coupleable)であり、また、この装置は、一端が本体部の他端に結合されていると共にもう一方の端がその上に1本又は複数本の手の指によって圧力をかけられることを可能にするように露呈している折り畳み式のベローズ室を備え、このベローズ室内の正圧によりベローズ室の形状の一体性が維持され、ベローズ室内の負圧又は無圧によりベローズ室の形状の折り畳みが促され、したがって、ルアー・アセンブリに結合されている針による硬膜外腔の探知が示され、ベローズ室の形状が折り畳むため、ベローズ室内の圧力の消失が1本又は複数本の手の指によって感知される。この装置は図3に示す。
特許文献3(Ian Y Yang他)は、硬膜外腔を探知する装置の作用及び構成を教示している。この発明によれば、一方向弁を介して正圧にすることができると共に圧力インジケーターで例示されるシリンジが硬膜外針と共に使用されるように設計され、正圧の消失が起こると硬膜外腔を確認して硬膜穿刺を防ぐ。長手方向ボアのある加圧用プランジャーを有するこの発明のシリンジハウジングが、該シリンジハウジングから圧力室にのみ空気を流入させる一方向弁を介して圧力室に接続される。針は針接続装置により圧力室に気密に接続される。圧力室に接続された圧力インジケーターは、針が硬膜外腔に入ったときの正圧の消失を客観的に示す。針からの正圧空気により硬膜を針の先からのけて、硬膜穿刺を防止する。この装置は図4に示す。
特許文献4(Antonio E. Martinez他)は、硬膜上腔を探知する装置の作用及び構成を教示している。この発明によれば、装置は、支持体及び管によって構成されるカニューレからなる。支持体内には軸方向にスリーブを取り巻き、支持体の後部に位置する磁石がある。カテーテルが患者の背中に挿入されて硬膜上腔に到達したとき、その減圧状態が圧力センサーによって検知され、磁石及び警報が作動する。この装置は図5に示す。
特許文献5(Bhupendra C, Patel)は、硬膜外腔を探知する装置の作用及び構成を教示している。この発明によれば、針アセンブリの針と連通する閉じた腔を画定している可撓性膜を有する針アセンブリを用いて、患者の体内にある硬膜外腔を探知する方法であって、硬膜外腔に隣接する針アセンブリの先端を位置決めするステップと、患者の体内での針アセンブリの先端の位置を確かめるために、可撓性膜が針アセンブリに対して内方に曲がるのか又は外方に曲がるのかを判断しながらアセンブリを体内に前進させるステップとを含む。この装置は図6に示す。
特許文献6(Bryan Vincent E.他)は、硬膜外腔を探知する装置の作用及び構成を教示している。この発明によれば、組織に対して最小限の損傷で組織を把持、保持、安定化及び選択的に解放するシステムが開示されている。このシステムはさらに、硬膜外腔への侵入を伝達する装置を含むことができる。遠位先端に末端ポートを囲む環状表面と、この環状表面からある角度で突出する、組織を把持及び制御する少なくとも1つのバーブとを有する管状部材が設けられている。各バーブは、管部材がその長手方向軸の周りを回転する場合に組織を把持するように構成された、鋭い縁部を有して形成されている。このシステムの一実施態様は、環状表面の周りに間隔を空けられている、複数の一方向のバーブを含む。このシステムはさらに、カニューレ等の管状部材が組織に直面して貫通したときの視覚的及び触覚的な指標を提供する、インジケーター機構を含むことができる。このシステムは、硬膜外カテーテル若しくは硬膜下カテーテル又はあらゆる種類のパッチの適切な配置を容易にする。この装置は図7に示す。
特許文献7(Federick C. Houghton)は、硬膜外腔を探知する装置の作用及び構成を教示している。この発明によれば、複合型硬麻/脊麻針の長さを可変に調整する調整装置及び該装置を実施する方法が開示されている。一変形形態では、調整装置は、硬麻針と脊麻針との各々が別個に嵌合され得る一対の実質的に同心状に配設された摺動部材を特徴とする。脊麻針に選択的に係合するばね部材が設けられている。ばね部材は、硬麻針を固定している摺動部材に固定されている一端と、ユーザーによって操作可能な自由端と、固定端と自由端との間に設けられ、脊麻針が貫通している少なくとも一つの通路又は孔とを有している。施術者のばね部材の作動によって、孔が脊麻針を係止し又は自由な摺動を許容するように構成されている。ばね部材の作動によって、施術者は、摺動部材間の軸方向の動きを制御することができ、それによって硬麻針に対する脊麻針の伸長長さを調整することができる。摺動部材は脊麻針と硬麻針との様々な組合せに対応する様々な形状又は寸法で構成されてもよい。この装置は、脊麻針若しくは硬麻針の一方若しくは双方と予め組み立てられて提供されてもよく、又は、脊麻針、硬麻針又はそれらの双方が別個に供給されて用いられてもよい。この装置は図8に示す。
特許文献8(Kedem Dan)は、硬膜外腔を探知する装置の作用及び構成を教示している。この発明によれば、スタイレットの後端が、シリンジ内にある変位可能なピストンに接続される。予め選択された分離箇所の2つの固定点間を移動するように制限されているピストンが、ラッチによってその後位置に固定される。ピストンを前方に付勢する手段が設けられている。この発明の別の実施形態によれば、装置はばねによって前方ピストンを付勢ピストンに接続することによって達成される。付勢ピストンは2つの位置の1つに設定することができる。後位置はばねを圧縮しない。前位置はばねを張り、変位可能なピストンを前方に付勢する。この発明の別の好適な実施形態では、スタイレットは全く使用されない。むしろ、針にカテーテル、好ましくは盲端型のカテーテルが備わっており、このカテーテルは針の先端から延び、変位可能なピストン及び付勢ピストンの双方を介して、シリンジの後端に出ている。針は前述のように挿入される。しかしながら、硬膜外腔に到達すると、変位可能なピストンが前方に急に移動し(jumps)、カテーテルの前先端を硬膜外腔組織に穿通させることでカテーテルの先端近くで孔が生じ、これらの孔が麻酔液の注入に即座に利用可能となる。この装置は図9に示す。
特許文献9(Ziko Abdul Rahman Osman)は、硬膜外腔を探知する装置の作用及び構成を教示している。この発明によれば、装置は、シリンジ容器の端に嵌合するローター収容室を備え、シリンジ針がこの収容室の端から突出すると共に、収容室を介してシリンジ容器と流体連通する。使用の際、針の先端が患者の硬膜外腔に入ったときにこの先端で受ける負圧が針を介して収容室に伝達され、ローターを回転させる。この回転は収容室の透明壁を通じて目視可能であるため、回転が見られるとすぐに施術者には硬膜外腔が見つかったことが分かる。使用の際、針が一端から突出すると共に、他端がシリンジ容器に嵌合する、ローター収容室から構成されるこの装置は、自封ユニットとして製造されてもよく、又は、シリンジ容器の固有の延長部を形成し、初めからシリンジ容器の一部として構成されてもよい。この装置は図10に示す。
特許文献10(Yuste Pascual Jose)は、硬膜外腔を探知する装置の作用及び構成を教示している。この発明によれば、硬膜外腔(epidural, peridural, or extradural spaces)を探知する装置は、種々の解剖学的構造を通る際に生じる様々な圧力を急な低下が起こるまで監視し、その急な低下により、硬膜外腔に到達したことを確かめることを可能にするように、連続した流れを与えることが可能な輸液ポンプによる等張生理食塩水溶液の注入用の針又はトロカールを備える。用途は、診断目的、鎮痛目的又は麻酔目的の化学薬品/医薬品の投与のための、硬膜外腔の探知である。この装置は図11に示す。
米国特許第7,175,608号 米国特許第6,773,417号 米国特許第5,902,273号 米国特許第4,919,653号 米国特許第4,175,567号 国際公開第05004947号 メキシコ国出願公開特許第9603835号 米国特許第5,205,828号 英国特許出願公開第2226496号 スペイン国特許出願公開第8706023号
開示されている上記の発明のいずれにおいても、針のさらなる前進を止めることに対処していない。硬膜外腔に到達したら、手によるさらなる前進は手で止めねばならない。この止め方は、いかなる若干の慣性による手の前進も針をさらに移動させる可能性があり、場合によっては硬膜穿刺を引き起こすため、安全性の考慮がない。
本明細書において本発明者によって特許請求される本発明は、慣性によるさらなる手の前進があっても、硬膜外腔の確認後に針の前進を止める自動の方法を有する。
本発明はシリンジ中の流体の加圧を可能にし、この加圧により、針の先端での抵抗差により硬膜外腔への針の刺入点で空気又は生理食塩水の自動注入をもたらし、それによって、空気又は生理食塩水を硬膜外腔に自動的に注入させる。
本発明の主要な利点は、硬膜外腔の正確な探知、及び、それと同時に行われる、不慮の硬膜穿刺の防止である。本発明の他の目的は、人間工学的であり、経済的に費用効果的な、安全な技法である。
本発明の概要は、本発明が抵抗差による技法に基づいて構成されており、空気又は生理食塩水を注入する試みにおいて、たった1箇所に、すなわちシリンジのピストンに一定圧力を加えるという利点を有することである。これにより、2つの段階的な動作、すなわち、同時に行われる、靭帯を穿通する針の前進、及び、流体が入ったシリンジ内での圧力形成と、その後に同時に行われ硬膜をさらに押しのける空気又は生理食塩水の注入、及び、針のハブのより近くに特別な方法で設置されているウイングを保持しているシリンジのピストンへの手による連続した押圧があっても針のさらなる移動の停止とが得られる。
本発明の基本的な目的は、抵抗差による技法により硬膜外腔を探知することである。本発明の他の目的は、不慮の硬膜穿刺を減らすことである。他の所望の目的は、複雑性を減らすことである。本発明のさらなる目的は、装置の説明によって分かり、この目的は本発明の一部(part and parcel)を成す。
次に本発明を、添付図面を参照して説明する。図面中、同様の参照符号は概して、異なる図を通して同じ部品を指す。また、図面は必ずしも一定の縮尺で描かれておらず、代わりに本発明の技法を例示することに概して主眼が置かれている。
従来技法による2段階の硬膜外腔探知を示す図である。1は針のゆっくりとした前進を与えるのに用いる手を示す。2はピストンを押すのに用いる手を示す。3は圧縮された気泡を有する生理食塩水である。図1の図面Aは針の先端が靭帯にあることを示し、図1の図面Bは針の先端が硬膜外腔にあり、それを確認するために空気又は生理食塩水の注入することを示す。 本明細書における従来技術として参照される装置を示す図である。 本明細書における従来技術として参照される装置を示す図である。 本明細書における従来技術として参照される装置を示す図である。 本明細書における従来技術として参照される装置を示す図である。 本明細書における従来技術として参照される装置を示す図である。 本明細書における従来技術として参照される装置を示す図である。 本明細書における従来技術として参照される装置を示す図である。 本明細書における従来技術として参照される装置を示す図である。 本明細書における従来技術として参照される装置を示す図である。 本明細書における従来技術として参照される装置を示す図である。 硬膜外腔の構造を示す図である。4は硬膜嚢であり、5は硬膜外腔であり、6は靭帯である。 抵抗差による技法の段階1を示す図であり、7はシリンジのバレルであり、8は硬膜外針であり、9は装置の移動方向であり、10は手により一定の力を加える場所及び方向である。 抵抗差による技法の段階2を示す図であり、11はピストンの独立した前進であり、12は硬膜外腔への空気又は流体の射出である。13はハブのより近くの針の本体を覆って移動する別個のブロックに配置されたウイングである。14はウイングブロックをピストンに接続するフレームである。15はピストンである。 抵抗差による同じ技法を用いて硬膜外腔を探知する装置の人間工学的に変更された別の設計を示す図である。この設計におけるウイングのブロックは、必要とされる場合に針の後退及び装置の方向変更に適している。 シリンジ及びピストンのリムをトリミングすると共にシリンジ及びピストンの双方をより大きなシリンジの中空バレルで包囲することによって、硬膜外腔を探知する抵抗差を引き出す技法の実用的な方法を示す図である。16は大きな方のシリンジのバレルである。大きな方のシリンジのリムはハンドグリップ用のウイングとして働く。17は大きな方のシリンジのリムである。この設計は、実際の装置が製造され、さらなる設計が行われるまで、抵抗差を引き出すのに有用である。 リバースピストン法(reverse piston method)に作用する設計を示す図であり、このリバースピストン法は、硬膜外腔を探知する抵抗差による技法の人間工学的及び実用的な別の変更形態である。プロトタイプは、穿孔部が針のハブの周りに取り付けられているピストンヘッドを示す。流体で充填した後に閉じられたバレルが、針とピストンヘッドとのこの組合せに対して覆うように遮蔽される。これはより人間工学的な利点を有する。実際の装置を製造する際、気密蓋で覆われたバレルの前部に充填ポートを組み入れることができる。これもまた人間工学的な利点を有し、ピストンのハンドルの必要性に応じて短くカットされる。必要とされる場合、この設計において示されているバレルのリムの代わりにウイングを組み入れることができる。18は針のハブに取り付けられた穿孔ピストンヘッドである。19は逆バレルである。 硬膜外腔を探知する抵抗差による技法のリバースピストン法によって硬膜外腔を探知する装置のほぼ最終的な設計を示す図である。この変更形態では、穿孔ピストンヘッドが取り付けられている針は、バレルの前部に取り付けられている任意の2つのウイングを含む部材のようなスリーブを有する。20はウイングである。21はバレルの前部である。22はバレルの後部であり、この後部はねじ切り又はラッチによってその前部に接続される。 ウイングのブロックがバレルの前部に取り付けられている針を示す図18において述べた装置の前部材だけを示す図である。針ハブの周りに取り付けられたピストンヘッドに穿孔があることでスタイレットの配置が可能となる。23はスタイレットである。硬膜外腔の探知後、バレルの後部を外し、カテーテルをこの穿孔を通じて挿入することができる。 針を覆うスリーブとして組み入れられている、ピンポイント穴付き弾性リングを示す図であり、この弾性リングは皮膚への針の刺入点まで調整される。24は弾性リングである。これは、靭帯が比較的柔らかい小児患者に追加抵抗を与える際に有用であると思われる。 硬い壁に付随している任意の他の中空の腔を探知する抵抗差による技法の適用を示す図である。ここでは、ハブが穿孔ピストンヘッドと一緒に取り付けられているキャニュレイテッドスクリューを針の代わりに用いる。ハンドグリップ付きバレルがピストンヘッドの外表面にラッチされる。中空スクリューの先端を骨に刺入することで流体を射出させる。この結果、ラッチが外れる。25はハンドグリップであり、26はラッチである。この設計は、特定の状況で骨髄腔に流体を付与するために骨穿孔する際に有用である。
次に本発明の好適な実施形態を、技法及び装置構成を理解するために添付図面を参照しながら説明する。
硬膜外腔を探知する装置のプロトタイプが図13及び図14に示されており、ここでは7はシリンジのバレルであり、15はバレル7の内部のシリンジのピストンであり、8は針8に取り付けられているのではなく針のハブ近くに配置されているウイングであり、14はウイングをピストンの後側に接続するフレームであり、このピストンの後側で手により加えられるウイング上の前進力が伝達される。10はピストンにかかる前進力であり、この前進力は、針の先端が靭帯6にあるときに初めに装置全体を移動させる(図13の9)。針先端が硬膜外腔に通じると、針及びバレルの移動は靭帯が与える抵抗によって止まる。5は硬膜外腔であり、この硬膜外腔に針先端が通じ、針から流体を射出する。
本発明は、主として自動式であって麻酔科医の裁量及び判断への依存がはるかに少ない方法で、硬膜外腔における硬膜外針の先端の適切な配置を容易にする装置を提供することによって、現在知られている硬膜外針の探知インジケーター構造の欠点に首尾よく対処する。本発明による装置の使用は、硬膜外麻酔における使用に限定されないことに留意されたい。むしろ、本発明による図21の装置は、骨のような硬い壁に付随する中空の腔の探知が望まれる場合はいつでも、また、脊柱の骨化した靭帯及び脊柱の骨の壁を介して硬膜外腔を探知するために用いられてもよい。説明の目的で、本発明の装置はもっぱら硬膜外麻酔におけるその用途に関連してのみ以下に説明する。
基本的な抵抗差による技法の説明にあたり、ここでは硬膜外腔を探知する装置(device or apparatus)の構成、発展及び用途を図面(figures and drawings)と共に記載する。
バレル7中に空気又は生理食塩水を収容しているシリンジが、硬膜外針8に取り付けられ且つ固定され、脊柱靭帯6の深部に挿入される。針のハブ近くに配置されているウイング13によって、一定圧力10がピストン15の後側に加えられる。これらのウイングは針8に取り付けられるのではなく針のハブの近くに配置され、フレーム14を形成する延長部によってピストン15に接続される。これにより、装置全体の前進9を生じさせ、バレルの流体含量中に高圧を発生させることで、初めに針8を前進させて靭帯6に穿通させる。針8の先端が硬膜外腔5に通じると、抵抗の消失により流体12が強制的に射出され、硬膜襄4を押しのける。同時に、この瞬時の針8と靭帯6との間の相対的に高い抵抗が「ひっかかり(catch)」を与え、針8の先端のさらなる前進を止めることで硬膜4を穿刺から保護する。これが抵抗差による技法の基本である。
本発明の装置の実施にあたり、装置は抵抗差による技法に基づいて作用する。一定圧力10がウイング13によってピストン15に加えられると、針8の先端を通る流体の通路対する抵抗は、針8の先端が靭帯6にあるときに最大となり、硬膜外腔5にちょうど入ったときに最小となる。第1の例では、針8が靭帯6にあるときに抵抗が最大となることにより、針8を前進させて靭帯6に穿通させる。針8の先端が硬膜外腔5に通じると、抵抗が最小となることにより、空気又は生理食塩水(流体)12を前方へ射出させる。
針が硬膜外腔に通じると、バレル内でのピストン移動の抵抗が、靭帯を通る針の表面が受ける抵抗よりも小さくなる。その時点で、ピストンの後側での連続した押圧により流体射出が起こり、針の移動が止まる。これにより不慮の硬膜穿刺が防止される。
装置の他の変形形態は添付の対応する図に示す。特に関係するのは、取り付けられた穿孔ピストンヘッドを針ハブ自体が有するリバースピストン法である。これは、余分なピストンシャフトを必要としないため、効果的な人間工学的であると共に経済的であり、また、ピストンヘッドの穿孔が、硬膜外腔を探知した時点でバレルを外した後に硬膜外カテーテルを通すことを可能とする。
装置に任意に組み入れられる別の付加的な部材は弾性ピンホールリングであり、この弾性ピンホールリングは皮膚への針の刺入点まで調整される硬膜外針を取り囲む。これにより、棘間靭帯がより柔らかい小児患者において付加的な抵抗が与えられる。
本発明の態様のそれぞれの特徴は全て、必要な変更を加えて他の態様全てに適用される。特許請求されている本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り、本明細書に記載したものの変形形態、変更形態及び他の実施態様が当業者に想起されるであろう。本発明の同じ部材は、本明細書に添付の線画図面中、で図14〜図21に示すような代替的な設計で配置変更されてもよい。
したがって、本発明は、先行の例示的な実施形態によって規定されるのではなく、添付の特許請求の精神及び範囲によって規定されるものとする。

Claims (11)

  1. 2つの壁(6、4)内の腔(5)を探知する装置であって、
    シリンジピストン(15)を含むシリンジであって、前記シリンジピストン(15)は、前記腔(5)への前記シリンジピストン(15)の前進時に第1のシリンジバレル(7)内に収容されている空気又は流体を放出するために、前記第1のシリンジバレル(7)内で摺動可能である、シリンジと、
    針カニューレ(8)のハブに取り付けられた前記第1のシリンジバレル(7)と、
    前記シリンジを少なくとも部分的に包囲すると共に、前記シリンジピストン(15)の後側に単に接続されるフレーム(14)と、を備える、装置。
  2. ウイング(13)が、前記針カニューレ(8)の前記ハブの近くで前記フレーム(14)の前部に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記フレーム(14)はシリンジ先端を有する第2のシリンジバレル(16)であり、前記第2のシリンジバレル(16)は、前記第1のシリンジバレル(7)よりも大きく、前記第1のシリンジバレル(7)に対して逆に取り付けられ、前記シリンジ先端は、前記シリンジピストン(15)の後側に接続されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 2つの壁(6、4)が付随する腔を探知する装置であって、
    前記腔(5)へのバレル(19)の前進時に前記バレル(19)に収容されている空気又は流体を放出するために、閉じた後端を有する前記バレル(19)内で摺動可能である穿孔ピストンヘッド(18)を備え、前記穿孔ピストンヘッド(18)はカニューレのハブに取り付けられる、装置。
  5. 前記バレルは、ねじ切り又はラッチによって解放可能に相互接続される前部(21)及び後部(22)を有することを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 前記バレル(19)は、閉じたシリンジ先端を有するシリンジバレルであることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  7. ハンドグリップ(25)が前記バレル(19)を囲むことを特徴とする、請求項4〜6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 穿孔弾性リング(24)が前記針カニューレ(8)に取り付けられることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 抵抗差による技法による、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置の使用方法であって、
    前記フレーム(14)又は前記バレル(19)に連続した押圧を加え、前記装置全体に前進を与えることで前記針カニューレ(8)を前記第1の壁(6)の深部に穿通させ、
    前記針カニューレ(8)の先端を通る前記空気又は前記流体の通路に対する抵抗が消失することにより、前記針カニューレ(8)の前記先端が前記腔(5)に入ると、前記第1のシリンジバレル(7)又は前記バレル(19)から前記腔(5)へ前記空気又は前記流体を射出し、それによって、前記第2の壁(4)を押しのけ、
    前記針カニューレ(8)と前記第1の壁(6)との間の抵抗が前進の抵抗よりも高いことにより、前記針カニューレ(8)の前記先端のさらなる前進を止め、前記第2の壁(4)の不慮の穿刺に対する安全性を与える、使用方法。
  10. 硬膜襄の穿刺を防止しながら脊柱にある硬膜外腔を探知するための、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置の使用。
  11. 脊髄腔を探知するための、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置の使用。
JP2011514203A 2008-06-19 2009-06-12 抵抗差による技法により硬膜穿刺を防止しながら硬膜外腔を探知する装置 Active JP5653350B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IN1491/CHE/2008 2008-06-19
IN1491CH2008 2008-06-19
PCT/IN2009/000340 WO2009153807A2 (en) 2008-06-19 2009-06-12 A device for locating epidural space while safeguarding against dural puncture through differential friction technique

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014119718A Division JP2014193406A (ja) 2008-06-19 2014-06-10 抵抗差による技法により硬膜穿刺を防止しながら硬膜外腔を探知する装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011524779A true JP2011524779A (ja) 2011-09-08
JP5653350B2 JP5653350B2 (ja) 2015-01-14

Family

ID=41434515

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011514203A Active JP5653350B2 (ja) 2008-06-19 2009-06-12 抵抗差による技法により硬膜穿刺を防止しながら硬膜外腔を探知する装置
JP2014119718A Withdrawn JP2014193406A (ja) 2008-06-19 2014-06-10 抵抗差による技法により硬膜穿刺を防止しながら硬膜外腔を探知する装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014119718A Withdrawn JP2014193406A (ja) 2008-06-19 2014-06-10 抵抗差による技法により硬膜穿刺を防止しながら硬膜外腔を探知する装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8715234B2 (ja)
EP (1) EP2317941B1 (ja)
JP (2) JP5653350B2 (ja)
CN (1) CN102083377B (ja)
WO (1) WO2009153807A2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103845102A (zh) * 2014-03-21 2014-06-11 李敬朝 一种微镜下脊柱硬脊膜外腔穿刺装置
TWI572387B (zh) * 2014-11-21 2017-03-01 羅文甫 注射器定位裝置
CN105664302B (zh) * 2014-11-21 2019-02-15 医盟科技股份有限公司 注射器定位装置
WO2021164577A1 (zh) * 2020-02-17 2021-08-26 杭州三坛医疗科技有限公司 一种用于硬膜外麻醉置针的辅助装置及辅助方法
CN114176730B (zh) * 2021-12-24 2024-04-16 郑州大学第一附属医院 一种硬膜外麻醉穿刺辅助装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52131685A (en) * 1976-04-05 1977-11-04 Medical Sciences Int Nv Handy hypodermic injector
US4414983A (en) * 1980-09-12 1983-11-15 John M. Evans Medico-surgical instruments
US5205828A (en) * 1991-10-24 1993-04-27 Dan Kedem Epidural needle location indicator assembly
JPH09501338A (ja) * 1993-08-11 1997-02-10 スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー 投与用シリンジ
WO2006111859A1 (en) * 2005-04-20 2006-10-26 Becton Dickinson France Injection set and injection assistance device
WO2007093051A1 (en) * 2006-02-16 2007-08-23 Pka Softtouch Corp. Drug delivery device

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4175567A (en) * 1976-04-28 1979-11-27 The Kendall Company Method of locating the epidural space
US4316463A (en) * 1981-01-26 1982-02-23 Vac-O-Cast, Inc. Corrosive protected hypodermic module
ES8706023A1 (es) 1986-02-20 1987-05-16 Yuste Pascual Jose A Aparato para la localizacion del espacio extradural.
ES2007667A6 (es) * 1987-07-28 1989-07-01 Espejo Martinez Antonio Aparato localizador del espacio epidural
GB2226496B (en) 1988-10-18 1992-10-14 Abdul Rahman Osman Ziko Epidural space location device
US5104382A (en) * 1991-01-15 1992-04-14 Ethicon, Inc. Trocar
US5836914A (en) * 1995-09-15 1998-11-17 Becton Dickinson And Company Method and apparatus for variably regulating the length of a combined spinal-epidural needle
US7125397B2 (en) * 1997-08-20 2006-10-24 B. Braun Melsungen Ag Protective device for an injection needle
US5902273A (en) * 1997-10-15 1999-05-11 Yang; Ian Y. Pressurizable epidural space identification syringe
US6773417B2 (en) * 2001-07-06 2004-08-10 Ispg, Inc. Epidural space locating device
US20040087914A1 (en) 2002-01-04 2004-05-06 Bryan Vincent E. Spinal needle system
US20030130621A1 (en) 2002-01-04 2003-07-10 Bryan Vincent E. Spinal needle system
GB0301934D0 (en) * 2003-01-28 2003-02-26 Sundar Satish Delivery apparatus and location method
CA2423016C (en) * 2003-03-20 2012-06-19 North West London Hospitals Nhs Trust A device for the identification of the epidural space

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52131685A (en) * 1976-04-05 1977-11-04 Medical Sciences Int Nv Handy hypodermic injector
US4414983A (en) * 1980-09-12 1983-11-15 John M. Evans Medico-surgical instruments
US5205828A (en) * 1991-10-24 1993-04-27 Dan Kedem Epidural needle location indicator assembly
JPH09501338A (ja) * 1993-08-11 1997-02-10 スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー 投与用シリンジ
WO2006111859A1 (en) * 2005-04-20 2006-10-26 Becton Dickinson France Injection set and injection assistance device
WO2007093051A1 (en) * 2006-02-16 2007-08-23 Pka Softtouch Corp. Drug delivery device

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009153807A2 (en) 2009-12-23
US20110118702A1 (en) 2011-05-19
CN102083377A (zh) 2011-06-01
EP2317941A2 (en) 2011-05-11
WO2009153807A3 (en) 2010-02-11
EP2317941A4 (en) 2012-08-08
JP5653350B2 (ja) 2015-01-14
US8715234B2 (en) 2014-05-06
JP2014193406A (ja) 2014-10-09
WO2009153807A4 (en) 2010-04-15
CN102083377B (zh) 2014-07-23
EP2317941B1 (en) 2016-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10111683B2 (en) Positioning and tissue sensing devices and methods
US10729844B2 (en) Angled inserter for drug infusion
US4940458A (en) Epidural needle placement system
US5630802A (en) Device for introducing a catheter into a body cavity
EP2968891B1 (en) Automatic angled infusion set assembly
US9186172B2 (en) Epidural space locating device
US5902273A (en) Pressurizable epidural space identification syringe
US8308741B2 (en) Systems and methods for automatically inserting a needle into a living subject
EP3593836B1 (en) Angled inserter for drug infusion
JP2014193406A (ja) 抵抗差による技法により硬膜穿刺を防止しながら硬膜外腔を探知する装置
JP2744624B2 (ja) 麻酔用注射装置
JP7313698B2 (ja) 穿刺システム
JP2005514118A (ja) 脊髄針システム
WO2014210066A1 (en) Apparatus for hanging drop detection of epidural space penetration
KR101699757B1 (ko) 일체형의 약액 공급용 니들 세트
JP2020523167A (ja) 医療用穿刺器具
US20210046253A1 (en) Enhanced needle
AU7237800A (en) Safety catheter with tortuous fluid path
EP2893887A1 (en) An indication device for locating a natural cavity in a body
EP3445254B1 (en) An epidural needle assembly
CN112336423B (zh) 穿刺辅助组件和穿刺装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120511

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140612

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5653350

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250