JP2011522988A - 流体機械、そのような流体機械を製造するための方法ならびにモジュールシステム - Google Patents
流体機械、そのような流体機械を製造するための方法ならびにモジュールシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011522988A JP2011522988A JP2011512828A JP2011512828A JP2011522988A JP 2011522988 A JP2011522988 A JP 2011522988A JP 2011512828 A JP2011512828 A JP 2011512828A JP 2011512828 A JP2011512828 A JP 2011512828A JP 2011522988 A JP2011522988 A JP 2011522988A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- plane
- parts
- fluid machine
- module system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D25/00—Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
- F01D25/24—Casings; Casing parts, e.g. diaphragms, casing fastenings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05D—INDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
- F05D2230/00—Manufacture
- F05D2230/60—Assembly methods
- F05D2230/61—Assembly methods using limited numbers of standard modules which can be adapted by machining
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
Abstract
複数部分で構成されるケーシング(2)および、該ケーシング(2)内に収容されるロータを備える流体機械(1)において、該ケーシングがロータ軸に平行な一つの第1平面(H)において、かつ、ロータ軸に垂直な一つの第2平面(V1,V2)において分割されており、流体機械(1)はモジュールシステムから製造され、該モジュールシステムにおいては、複数のケーシング部分が、予め製造された複数の異なるケーシング部分から選択され、選択されたケーシング部分が第1および第2平面のうちの一つの平面(V1,V2)において結合され、次に、第1および第2平面のうちの一つの平面において互いに結合されたケーシング部分が、第1および第2平面のもう一方の平面(H)において、さらなる一つの選択されたケーシング部分に結合される。
Description
本発明は、複数部分から構成されるケーシングおよび該ケーシング内に収容されたロータを有する流体機械、特に軸流エキスパンダ、そのような流体機械を製造するための方法ならびにモジュールに関する。
流体機械のケーシングは、ロータ取り付けのために分割されている。軸流エキスパンダ・ケーシングは、ロータをケーシング下部分内に取り付け、次に該ケーシング下部分をケーシング上部分にボルト留めできるよう、たとえば通常は水平方向に分割されている。
この場合、ケーシングの上部分および下部分は通常は鋳造され、そのことは、強度および製造コストの観点から有利である。欠点としては、流体機械の軸方向設計長さに応じて、さまざまな設計サイズのために、それぞれ異なるケーシングの上半分および下半分を鋳造する必要があることが挙げられる。それぞれの適用領域用にできるだけ最適に設計される流体機械のますます進む多様化と、ケーシングを予め仕上げて倉庫に保管しておき、それにより素早くかつ経済的に製造することとは相反する。
したがって本発明の課題は、流体機械をより効率良く製造することである。
上記の課題は、請求項1に記載の特徴を持つ流体機械、および、請求項9に記載の、そのような流体機械の製造方法、および、請求項12に記載の、そのような流体機械を製造するためのモジュールシステムにより解決される。
上記流体機械は特に軸流エキスパンダとすることができるが、また、機械的な駆動力および、該機械を通過する流体のエネルギーを転換するためのロータを有するその他の軸流式、遠心流式、または斜流式の動力機械または作業機械とすることができる。これら動力機械または作業機械において、該ロータは、該ロータおよび作用流体を耐圧的に収容する、複数部分で構成されるケーシング内に収容されている。
本発明において、ケーシングは、少なくとも一つの第1の平面においてロータ軸に対して平行に、かつ、少なくとも一つの第2の平面においてロータ軸に水平に分割されている。
ロータ軸に対して平行な分割を行うことにより、既知の方法でロータを挿入すること、およびガイドベーン取り付け、シーリング、ベアリング支承などを好適に行える。多くの使用例において第1平面は水平面であるため、ケーシングの上半分および下半分(以下、単純にするため「上半分」および「下半分」と称するが一般的にこの呼称に限定されるわけではない)は、第1平面において互いに結合されている。特に、さらなるロータを収容するため、または、保守用のアクセスを設けるために、本発明によるケーシングは、ロータ軸に対して平行な複数の平面においても分割することができる。
本発明による追加的な、ロータ軸に対して垂直の分割により、ケーシングのさまざまな前部分および後部分を、望ましくは、長さがさまざまに異なるさらなる中間部分を選択的に結合させながら、前述のケーシングの上半分または下半分に接続することができる。それにより、簡単かつ経済的に、流体機械のケーシングをモジュール式に組み立てることができ、ストックしておくべきケーシングモジュール数を少なくして、さまざまな設計寸法を実現することができる。
設計長さが軸方向に短い場合のために、短いケーシング前部分および後部分が、相応に短いケーシングの上半分および下半分に直接接続されている場合、該ケーシングは、ロータ軸に対して垂直の一つの分割平面のみを有する。流体機械の長さをより長くするために、ケーシング前部分と後部分との間に一つのまたは複数の中間部分が配置される場合、該ケーシングはロータ軸に対して垂直な、相応の複数の平面に分割される。
ケーシングの上半分および下半分は、ロータ軸に対して垂直な同一の一つのまたは複数の平面で分割されている必要はない。そのためたとえば、ケーシングのより長い前部分およびより短い後ろ部分を結合してケーシング上半分(下半分)とし、それを、ケーシングのより短い前部分とより長い後ろ部分とを結合した、ケーシングの下(上)半分に結合することができるため、ケーシングの該下(上)半分を前の平面で、ケーシングの該上(下)半分は、これに対して軸方向に後方にある平面で、ロータ軸に対して垂直に分割することができる。同様に、ケーシングの上半分および下半分において、長さの異なる中間部分および/または個数の異なる中間部分を設けることも可能である。
特に望ましくは、複数部分からなるケーシングの複数の部分が、第1および第2の平面のうちの一方の平面において取り外し可能なように、また、複数部分からなるケーシングの複数の部分が、第1および第2の平面のもう一方の平面において取り外し不可能なように、互いに結合されている。このようにして、二つの結合態様の固有の長所、特に、取り外し不可能な結合による、より高い強度および密閉性、および、取り外し可能な結合による可逆性を、それぞれ最適に利用することができる。
たとえば、まずケーシングの上半分および下半分を、所望の設計長さに従って一つのまたは複数の中間部分を選択的に中間結合しながら、それぞれモジュール式にケーシングの前部分および後ろ部分から製造することが可能であり、その際、望ましくはたとえば鋳造などにより一次形成することが可能なこれらのモジュールは、溶接、はんだ付け、接着、および/またはリベットにより、または、その他の方法で取り外し不可能に互いに結合されてケーシングの上半分または下半分となる。それにより好適に、ケーシングの上半分および下半分が取り外し可能に結合されている場合より、より有利な密閉性の値および強度値を持つケーシングの上半分および下半分を実現することができる。次に、これら取り外し不可能に結合されたケーシングの上半分および下半分は、ボルト留め、クランピング、さねを溝に嵌め込む結合法またはその他の方法で、取り外し可能に互いに結合される。保守目的などのために好適には、取り外し可能に互いに結合されたケーシングの上半分および下半分は、ロータ、ガイドベーン、ベアリングなどへのアクセスを確保するために、一つのまたは複数の第1平面において互いに分離することができる。ここで再度、ケーシングの「上半分」および「下半分」という用語は、ケーシングの水平的な上部分または下部分を限定して意味しているわけではないということを指摘しておく。
前述のように、複数部分で構成されるケーシングのいくつかまたは全ての部分またはモジュールは、望ましくは一次成形、特に鋳造されている。このようにしてコスト安で高い強度を持つ部材を使用することができる。鋳鋼で実施された場合、好適に良好な溶接性が確保される。
望ましい実施形態においては、ロータの一つのまたは複数のベアリングが、たとえばベアリングブロックとして別個に構成されており、たとえばボルト留めまたは溶接で外側からケーシングにフランジ取り付けされている。そのため、同じケーシング部分に、使用分野に応じて異なるベアリングを装備できるため、バリエーションの多様化が高まる。しかし、少なくとも一つのベアリングを、一つのケーシング部分に統合して構成することも可能であり、それにより特に省スペース的で振動の少ない軸受が可能になる。
本発明により流体機械を製造するためにはまず、特に鋳鋼製のケーシング部分が予め製造され、その際、ケーシングの上前部分、下前部分、上後ろ部分、下後ろ部分、一つの中間部分のうちの少なくとも一つの部分のために、少なくとも二つの異なるモデルが設計されており、好適にはすでに製造されている。
その結果得られた、異なる複数のケーシング部分の中から、ケーシングの上半分、特にケーシングの上前部分および/または上後ろ部分のために、かつ/または、ケーシングの下半分、特にケーシングの下前部分および/または下後ろ部分のために、適切な一つのケーシング部分が選ばれる。たとえば、非常に短い構成の流体機械を製造する場合には、短いケーシング上前部分および/または上後ろ部分、および/または、短いケーシング下前部分および/または下後ろ部分が選択される。それに対して、非常に長い構成の流体機械を製造する場合には、長いケーシング上前部分および/または上後ろ部分、および/または、長いケーシング下前部分および/または下後ろ部分が選ばれ、該ケーシング前部分と後ろ部分との間には、複数の中間部分の中から望ましくはやはり長さのより長い一つの中間部分が挿入される。
次に、選択されたケーシング部分は、第1平面および第2平面のうちの一方の平面において互いに結合、たとえば、溶接されてケーシングの上半分または下半分となる。このケーシングの上半分と下半分とは、第1平面および第2平面のもう一方の平面において互いに結合、たとえば、水平な継ぎ目においてボルト留めされる。
このようにして流体機械製造のためのモジュールシステムが提供され、該モジュールシステムは少なくとも一つのケーシング下前部分、該ケーシング下前部分に結合するためのケーシング上前部分、ケーシング下後ろ部分、該ケーシング下後ろ部分に結合するための上後ろ部分、および、ケーシング上前部分および/または上後ろ部分に結合するための望ましくは一つのまたは複数の異なる上中間部分、および/または、ケーシング下前部分および/または下後ろ部分に結合するための一つのまたは複数の異なる下中間部分を有している。中間部分をなくすことにより、または、挿入することにより、かつ、さまざまな長さのケーシング前部分および/または後ろ部分、および/または、中間部分を使うことにより、特に、ロータ軸方向の長さ、および、直径、ベアリング位置、流体機械の供給管および排出管などにもバリエーションを持たせることができる。
流体機械は一般的に少なくとも一つのインレット・フランジおよび少なくとも一つのアウトレット・フランジを有する。本発明の望ましい発展形においては、ケーシング前部分の少なくとも一つがインレットフランジを有しており、望ましくは、該ケーシング前部分のそれ以外の少なくとも一つはインレットフランジを有していない。望ましくは少なくともこれらの二つのケーシング前部分、特に望ましくは全てのケーシング前部分は、その支承ポイントおよび取り付けポイントなどに関して、その他の点においては構造的に同一であるかまたは類似している。それにより、インレットフランジを有するケーシング前部分を、ケーシング上前部分または下前部分として選択し、これと、ケーシング下前部分または上前部分としてインレットフランジを有するかまたは有しない一つのケーシング前部分とを結合することが可能になるため、流体機械のインレットフランジは第1平面に関して上および/または下に選択的に配置される。このようにして、該モジュールシステムにより表現可能なバリエーション数が3倍になる。
同様の方法で、ケーシング後ろ部分の少なくとも一つがアウトレットフランジを有することができ、ケーシング後ろ部分のそれ以外の少なくとも一つは望ましくはアウトレットフランジを有していない。望ましくは少なくともこれらの二つのケーシング後ろ部分、特に望ましくは全てのケーシング後ろ部分は、その支承ポイントおよび取り付けポイントなどに関して、その他の点において構造的に同一であるかまたは類似している。それにより、アウトレットフランジを有するケーシング後ろ部分を、ケーシング上後ろ部分または下後ろ部分として選択し、これと、ケーシング下後ろ部分または上後ろ部分としてのアウトレットフランジを有するかまたは有しない一つのケーシング後ろ部分とを結合することが可能になるため、流体機械のアウトレットフランジは上および/または下に選択的に配置される。このようにして、モジュールシステムにより表現可能なバリエーション数が3倍になる。
本発明の一つの実施例においては、ケーシング前部分および後ろ部分は、例えば、流れの方向において増大する、作業空間の水圧直径、および、インレットフランジおよびアウトレットフランジの形状の違いにより異なっている。しかし、その他の一つの実施例においては、ケーシング前部分と後ろ部分とは、構造的にほぼ同じかまたは類似しているため、一つのケーシング部分は同じようにケーシング前部分または後ろ部分として、特に、ケーシング上前部分および/または下前部分、または、ケーシング上後ろ部分および/または下後ろ部分としてセット可能である。このことにより、流体機械の特定のバリエーション数を表現するのに必要な、さまざまケーシング部分の個数がさらに抑えられる。その点において本発明のモジュールシステムがさまざま設計形態を実現できるようにするために有するべきものは、インレットフランジまたはアウトレットフランジを有する少なくとも一つのケーシング部分、望ましくは、インレットフランジまたはアウトレットフランジを有しない一つのケーシング部分、および、一つの中間部分か、インレットフランジまたはアウトレットフランジを有するかまたは有しないさらなる一つのケーシング部分のいずれかのみである。その点において、同一の構成部品がケーシング下前部分、ケーシング上前部分、ケーシング下後ろ部分、および/またはケーシング上後ろ部分として機能できる。
さらなる長所と特徴は、図1を参照して、従属請求項および実施例から理解できる。
図1には本発明の一つの実施例による、6部分から構成されるケーシング2を有する軸流エキスパンダ1が図式的に図示されている。
ケーシング2は、ケーシング上半分2.O1〜2.O3およびケーシング下半分2.U1〜2.U3を有しており、これらが6部分から構成されるケーシング2を構成している。ケーシング2内には軸流エキスパンダ1のロータ(図示されず)が耐圧的に収容され、回転可能に支承されている。
ケーシング上半分は3つのケーシング部分から構成されており、それぞれの部分は鋳鋼製である。そのために上中間部分2.O2が一方の正面(図1の左側)においてケーシング上前部分2.O1に、反対側の正面(図1右側)においてケーシング上後ろ部分2.O3に溶接されている。同様に、ケーシング下半分はやはりそれぞれ鋳鋼製の3つのケーシング部分から構成されており、下中間部分2.U2が一方の正面(図1の左側)においてケーシング下前部分2.U1に、反対側の正面(図1右側)においてケーシング下後ろ部分2.U3に溶接されている。ケーシング上半分2.O1〜2.O3およびケーシング下半分2.U1〜2.U3も互いにボルト留めされている。このように構成されたケーシング2は、一つの第1の水平面Hおよび二つの第2の垂直面V1,V2において分割されている。
ケーシング下前部分2.U1には作業流体供給用のインレットフランジ4が設けられている。該ケーシング下前部分2.U1にはさらに、ロータを支承するためのベアリングブロック3がフランジ取り付けされている。ケーシング下後ろ部分2.U3には作業流体排出用のアウトレットフランジ5が設けられている。該ケーシング下後ろ部分2.U3およびケーシング上後ろ部分2.O3にはさらに、ロータを支承するためのベアリングブロック3がフランジ取り付けされている。
第1ステップにおいて、インレットフランジまたはアウトレットフランジを有しているかまたは有していない、ケーシングのさまざまな前部分および後ろ部分、および、軸方向の長さがさまざまに異なる中間部分が鋳鋼され、モジュールシステムの半製品として倉庫に保管されるか、または、少なくとも、対応する鋳型を準備しておいて、必要になればケーシング部分が素早く製造される。
図示された軸流エキスパンダ1を製造するために、複数のケーシング前部分から、インレットフランジを有する一つのケーシング前部分をケーシング下前部分2.U1として、インレットフランジを有しないその他の一つのケーシング前部分をケーシング上前部分2.O1として選択する。同様に、複数のケーシング後ろ部分から、アウトレットフランジを有する一つのケーシング後ろ部分をケーシング下後ろ部分2.U3として、アウトレットフランジを有しない、その他の一つのケーシング後ろ部分をケーシング上後ろ部分2.O3として選択する。さらに、複数の中間部分から、一つの中間部分が上中間部分2.O2として、その他の一つの中間部分が下中間部分2.U2として選択される。
図1からわかるように、ケーシング前部分2.O1,2.U1とケーシング後ろ部分2.O3,2.U3とは互いに異なるため、それぞれ、複数のケーシング前部分および複数のケーシング後ろ部分が製造される。しかし、上および下の中間部分2.O2,2.U2は違いがないため、長さはさまざまであるがその他は構造的に同一である複数の中間部分の中から同一の二つの中間部分が、上中間部分2.O2、下中間部分2.U2として選ばれる。本実施例の、図示されていない変形例においてもケーシング前部分2.O1,2U1とケーシング後ろ部分2.O3,2.U3とが互いに異ならない限り、同様に、インレットフランジ/アウトレットフランジを有する同一のケーシング部分をケーシング下前部分2.U1、ケーシング下後ろ部分2.U3として、インレットフランジ/アウトレットフランジを有さない同一のケーシング部分をケーシング上前部分2.O1、ケーシング上後ろ部分2.O3として選択することができる。
次のステップにおいては、ケーシング上前部分2.O1および上後ろ部分2.O3が、上中間部分2.O2に溶接され、ケーシング下前部分2.U1および下後ろ部分2.U3が、下中間部分2.U2に溶接される。追加的に、ケーシング下前部分2.U1、下後ろ部分2.U3、上後ろ部分2.O3に、ベアリングブロック3が溶接またはボルト留めされる。
次に、ロータが、溶接・鋳造構造に基づく高い強度と密閉性を持つケーシング下半分2.U1〜2.U3内にセットされる。次に、ケーシング上部分2.O1〜2.O3が上に重ねられてケーシング下半分2.U1〜2.U3にボルト留めされる。それにより、後に保守目的などのために、この圧力室を開くことができる。
図1からよく分かるように、中間部分2.O2,2.U2を取り去ること、および/または、より短いケーシング前部分および/または後ろ部分を使用することにより、設計長さがより短い軸流エキスパンダをモジュール式に製造することができ、また、さらなる中間部分および/またはより長い中間部分を使用することにより、かつ/または、より長いケーシング前部分および/または後ろ部分を使用することにより、ロータ軸または機械軸の方向により長い構造の軸流エキスパンダをモジュール式に製造することができる。このとき、さまざまな軸流エキスパンダを実現するために、好適に、同一のケーシング前部分および/または後ろ部分または中間部分を使用することができる。アウトレットフランジを反対側にまたは両側に配置するために、図1に両矢印で示されているように、ケーシング上後ろ部分2.O3と下後ろ部分2.U3とを交換すること、または、ケーシング下後ろ部分2.U3を2回使用することができ、それによりバリエーション数がさらに増える。同様の可能性はケーシング上前部分2.O1および下前部分2.U1についても当てはまる。
1 流体機械(軸流エキスパンダ)
2 ケーシング
2.O1 ケーシング上前部分
2.O2 ケーシング上中間部分
2.O3 ケーシング上後ろ部分
2.U1 ケーシング下前部分
2.U2 ケーシング下中間部分
2.U3 ケーシング下後ろ部分
3 ベアリング(ブロック)
4 インレットフランジ
5 アウトレットフランジ
2 ケーシング
2.O1 ケーシング上前部分
2.O2 ケーシング上中間部分
2.O3 ケーシング上後ろ部分
2.U1 ケーシング下前部分
2.U2 ケーシング下中間部分
2.U3 ケーシング下後ろ部分
3 ベアリング(ブロック)
4 インレットフランジ
5 アウトレットフランジ
Claims (18)
- 流体機械、特に軸流エキスパンダ(1)であって、複数部分で構成されるケーシング(2)、および、該ケーシング(2)内に収容されるロータを備える流体機械において、該ケーシングがロータ軸に平行な一つの第1平面(H)において、かつ、ロータ軸に垂直な一つの第2平面(V1,V2)において分割されていることを特徴とする流体機械。
- 前記複数部分で構成されるケーシングの複数の部分が、前記第1および第2平面のうちの一つの平面(H)において取り外し可能に互いに結合されており、かつ、前記複数部分で構成されるケーシングの複数の部分が、前記第1および第2平面のもう一方の平面(V1,V2)において取り外し不可能に互いに結合されていることを特徴とする請求項1に記載の流体機械。
- 前記複数部分で構成されるケーシングの、取り外し可能に互いに結合された複数の部分が、互いにボルト留めされていることを特徴とする請求項2に記載の流体機械。
- 前記複数部分で構成されるケーシングの、取り外し不可能に互いに結合された複数の部分が、互いに溶接されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の流体機械。
- 前記複数部分で構成されるケーシングの複数の部分が、一次成形、特に鋳造されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の流体機械。
- 前記複数部分で構成されるケーシングが、第1および/または第2平面(V1,V2)において複数回分割されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の流体機械。
- 前記ロータの一つのベアリング(3)が前記ケーシングにフランジ取り付けされるか、または、前記ケーシングに統合されて構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の流体機械。
- 前記第1平面(H)が水平面であり、前記第2平面(V1,V2)が垂直面であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の流体機械。
- 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の流体機械を製造する方法であって、以下のステップ:
b)予め製造された、異なる複数のケーシング部分から、ケーシング部分を選択するステップ、
c)選択されたケーシング部分を、前記第1および第2平面のうちの一つの平面(V1,V2)において結合するステップ、次に、
d)前記第1および第2平面のうちの前記一つの平面において互いに結合されたケーシング部分と、選択されたさらなる一つのケーシング部分とを、前記第1および第2平面のもう一つの平面(H)において結合するステップ、
を有することを特徴とする方法。 - 請求項9に記載の方法であって、
ステップc)において複数のケーシング部分が、特に、前記第2平面(V1,V2)において、取り外し不可能に互いに結合、特に溶接され、次に、
ステップd)において、複数のケーシング部分が、特に、前記第1の平面(H)において、取り外し可能に互いに結合、特にボルト留めされることを特徴とする方法。 - 前記複数のケーシング部分が、ステップa)において鋳鋼により予め製造されていることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の方法。
- 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の流体機械を、請求項9または請求項10に記載の方法で製造するためのモジュールシステムであって、該モジュールシステムが少なくとも一つのケーシング下部分(2.U1,2.U3)、および、前記第1平面(H)において前記下部分に結合するための一つのケーシング上部分(2.O1,2.O3)を有することを特徴とするモジュールシステム。
- 前記モジュールシステムが、少なくとも一つのケーシング下前部分(2.U1)、該ケーシング下前部分(2.U1)に前記第1平面(H)において結合するための一つの上前部分(2.O1)、一つのケーシング下後ろ部分(2.U3)、該ケーシング下後ろ部分(2.U3)に前記第1平面(H)において結合するための一つの上後ろ部分(2.O3)を有することを特徴とする請求項12に記載のモジュールシステム。
- 前記モジュールシステムが、前記第2平面(V1,V2)において前記ケーシング前部分(2.O1,2.U1)および/または後ろ部分(2.O3,2.U3)に結合するための少なくとも一つの中間部分(2.O2,2.U2)を有することを特徴とする請求項12または請求項13に記載のモジュールシステム。
- 前記モジュールシステムが、前記ロータ軸の方向の長さが異なる少なくとも二つの中間部分、および/または、少なくとも一つの上中間部分および少なくとも一つの下中間部分を有することを特徴とする請求項14に記載のモジュールシステム。
- 前記複数のケーシング部分の少なくとも一つのケーシング部分が一つのインレットフランジ(4)を有していて、選択的に、ケーシング上前部分および/または下前部分(2.U1)として選択可能であることを特徴とする請求項12から請求項15のいずれか一項に記載のモジュールシステム。
- 前記複数のケーシング部分の少なくとも一つのケーシング部分が一つのアウトレットフランジ(5)を有していて、選択的に、ケーシング上後ろ部分および/または下後ろ部分(2.U3)として選択可能であることを特徴とする請求項12から請求項16のいずれか一項に記載のモジュールシステム。
- 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の流体機械であって、請求項9から請求項11のいずれか一項に記載の方法により、請求項12から請求項17のいずれか一項に記載のモジュールシステムから製造されることを特徴とする流体機械。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE102008035427.9 | 2008-07-30 | ||
DE200810035427 DE102008035427A1 (de) | 2008-07-30 | 2008-07-30 | Strömungsmaschine, Verfahren und Modulsystem zur Herstellung einer solchen Strömungsmaschine |
PCT/DE2009/000869 WO2010012252A2 (de) | 2008-07-30 | 2009-06-24 | Strömungsmaschine, verfahren und modulsystem zur herstellung einer solchen strömungsmaschine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011522988A true JP2011522988A (ja) | 2011-08-04 |
Family
ID=41461467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011512828A Pending JP2011522988A (ja) | 2008-07-30 | 2009-06-24 | 流体機械、そのような流体機械を製造するための方法ならびにモジュールシステム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP2304194A2 (ja) |
JP (1) | JP2011522988A (ja) |
DE (1) | DE102008035427A1 (ja) |
WO (1) | WO2010012252A2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2412473A1 (de) * | 2010-07-27 | 2012-02-01 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur Schweißung von Halbschalen |
DE102011003469B4 (de) * | 2011-02-01 | 2013-05-29 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung eines Gehäuseteils eines Tubinengehäuses für eine Dampfturbine |
US9127664B2 (en) | 2012-02-28 | 2015-09-08 | Solar Turbines Incorporated | Method of manufacturing a housing |
US9073556B2 (en) | 2012-07-31 | 2015-07-07 | Electro-Motive Diesel, Inc. | Fuel distribution system for multi-locomotive consist |
US8960100B2 (en) | 2012-07-31 | 2015-02-24 | Electro-Motive Diesel, Inc. | Energy recovery system for a mobile machine |
US8925465B2 (en) | 2012-07-31 | 2015-01-06 | Electro-Motive Diesel, Inc. | Consist having self-propelled tender car |
US8919259B2 (en) | 2012-07-31 | 2014-12-30 | Electro-Motive Diesel, Inc. | Fuel system for consist having daughter locomotive |
US8955444B2 (en) | 2012-07-31 | 2015-02-17 | Electro-Motive Diesel, Inc. | Energy recovery system for a mobile machine |
US8899158B2 (en) | 2012-07-31 | 2014-12-02 | Electro-Motive Diesel, Inc. | Consist having self-powered tender car |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52121102A (en) * | 1976-04-05 | 1977-10-12 | Toshiba Corp | Turbine casing assembly of steel construction |
JPS5393406A (en) * | 1977-01-26 | 1978-08-16 | Southern K B | Composite horizontal split type casing and method of producing the same |
US4551065A (en) * | 1982-12-13 | 1985-11-05 | Becker John H | Composite horizontally or vertically split casing with variable casing ends |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE935103C (de) * | 1954-03-28 | 1955-11-10 | Maschf Augsburg Nuernberg Ag | Einrichtung zum betriebswarmen Dichthalten mehrteiliger Gehaeuse, insbesondere Maschinengehaeuse |
CH334428A (de) * | 1954-10-22 | 1958-11-30 | Maschf Augsburg Nuernberg Ag | Axialdurchströmte Turbine für heisse Treibmittel, insbesondere Gasturbine |
CH379838A (de) * | 1960-07-20 | 1964-07-15 | Escher Wyss Ag | Axialströmungsmaschine für hohen Druck |
US3493212A (en) * | 1968-06-24 | 1970-02-03 | Westinghouse Electric Corp | Rotary machine apparatus |
CH554485A (de) * | 1973-01-29 | 1974-09-30 | Bbc Brown Boveri & Cie | Mehrschaliges turbinengehaeuse fuer hohe druecke und hohe temperaturen. |
CH570543A5 (ja) * | 1974-04-02 | 1975-12-15 | Bbc Brown Boveri & Cie | |
US6352404B1 (en) * | 2000-02-18 | 2002-03-05 | General Electric Company | Thermal control passages for horizontal split-line flanges of gas turbine engine casings |
US6854954B2 (en) * | 2003-03-03 | 2005-02-15 | General Electric Company | Methods and apparatus for assembling turbine engines |
DE102007017887A1 (de) * | 2007-04-13 | 2008-10-16 | Alstom Technology Ltd. | Verfahren zum Umbauen eines Turbinengehäuses |
DE102008043605B4 (de) * | 2007-11-16 | 2015-05-07 | Alstom Technology Ltd. | Verfahren zur Herstellung eines Turbinengehäuses |
-
2008
- 2008-07-30 DE DE200810035427 patent/DE102008035427A1/de not_active Withdrawn
-
2009
- 2009-06-24 EP EP09775902A patent/EP2304194A2/de not_active Withdrawn
- 2009-06-24 JP JP2011512828A patent/JP2011522988A/ja active Pending
- 2009-06-24 WO PCT/DE2009/000869 patent/WO2010012252A2/de active Application Filing
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52121102A (en) * | 1976-04-05 | 1977-10-12 | Toshiba Corp | Turbine casing assembly of steel construction |
JPS5393406A (en) * | 1977-01-26 | 1978-08-16 | Southern K B | Composite horizontal split type casing and method of producing the same |
US4551065A (en) * | 1982-12-13 | 1985-11-05 | Becker John H | Composite horizontally or vertically split casing with variable casing ends |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2010012252A2 (de) | 2010-02-04 |
EP2304194A2 (de) | 2011-04-06 |
WO2010012252A3 (de) | 2011-02-24 |
DE102008035427A1 (de) | 2010-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2011522988A (ja) | 流体機械、そのような流体機械を製造するための方法ならびにモジュールシステム | |
JP6726627B2 (ja) | 複数の管状部品を組み立てることによるターボ機械羽根車の製造 | |
KR101833662B1 (ko) | 분할환 냉각 구조 및 이것을 갖는 가스 터빈 | |
US7390163B2 (en) | Radial flow turbine | |
JP5625117B2 (ja) | 反作用式タービン | |
US20140093407A1 (en) | Hydraulic system with modular inserts | |
JP6309247B2 (ja) | ギア付きターボ機械 | |
JP5504160B2 (ja) | ターボエンジン及び当該ターボエンジンの製造方法 | |
CN101255802A (zh) | 蒸汽涡轮机 | |
CN104040143A (zh) | 一体化的涡轮增压器外壳 | |
JP2008240725A5 (ja) | ||
ITCO20130004A1 (it) | Metodo per realizzare una girante da segmenti a settore | |
US20090311102A1 (en) | Method for producing the rotor of a water turbine, and rotor | |
JP5964032B2 (ja) | 蒸気タービン用の自己整列フロースプリッター | |
JP2012520970A (ja) | 反作用式タービン | |
CN104508244A (zh) | 用于径流式压缩机的转子及其构造方法 | |
CN1982657A (zh) | 组装蒸汽涡轮机的方法和设备 | |
US3914842A (en) | Steam turbine assembly process | |
US4948331A (en) | High pressure industrial turbine casing | |
US11732720B2 (en) | Turbomachine inner housing | |
CN202732486U (zh) | 离心式鼓风机整体式定子 | |
CN104956152B (zh) | 锻造的燃料喷射器杆 | |
CN107002678B (zh) | 容积式压缩机 | |
US20130078089A1 (en) | Steam turbine single shell extraction lp casing | |
US773953A (en) | Polycellular centrifugal pump. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120703 |