JP2011522283A - 高次分散補償装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、高次分散補償装置210に関し、前記装置は、異なる波長を空間的に分離することにより一次分散を補償する光学部品の対P1、P2、例えばプリズムの対と協働する。補償装置210は、高次分散を実質的に補償するように位相板の対応する位置xにおける高さhを設計することにより各波長に対する位相変化が調節される当該位相板の形をとる。本発明は、構築及び使用するのが比較的単純である高次分散補償装置を得るのに有利であり、前記装置をかなり費用効果の高い装置にする。本発明は、これが重要である場合、例えば多光子撮像システムにおいて分散を補償する対応する光学システム及び方法にも関する。

Description

本発明は、例えば低い分散が重要である多光子撮像システムにおける高次分散補償装置に関する。本発明は、高次分散補償装置を持つ光学システム、及び光学システムにおいて高次分散を補償する方法にも関する。
第二高調波発生(SHG)又は二光子吸収に基づく撮像のような多光子顕微鏡法は、医用撮像及び他の種類の撮像においてますます使用されるようになっている。多光子顕微鏡法において、信号は、焦点の位置における光パルスの時間幅に反比例する。したがって、可能な限りパルス幅を最小化することは最も重要である。対物レンズ又はスキャンヘッド等のようなスキャン多光子顕微鏡内のほとんどの光学素子は、材料分散、すなわち屈折率の波長依存性を引き起こす。光パルスが短いほど、スペクトル帯域幅が大きくなり、したがって、分散の効果が大きくなる。波長の関数としての通過時間の変化は、波長に対する屈折率の二次導関数に関する材料分散量Mにより記述され、すなわち、
Figure 2011522283
である。cは空気中の光の速度であり、λは波長であり、lは光学材料の厚さであり、nは屈折率である。正常分散領域において、二次導関数は正であり、これは、より短い波長に対して、より長い波長より一片のガラスを通って移動するのに長くかかる。BK7のような標準的なガラスに対して、M/lは約45fs2/mmであり、これは、10mmのガラスを通る例えば0.1PHz(=0.1fs-1)の帯域幅を持つパルスに対して、パルス幅の増加が45fsのオーダであることを意味する。このパルス広がり効果は、
Figure 2011522283
によりより正確に記述され、ここでτFLはフーリエ限界パルス幅、すなわち光源のスペクトル成分を与える最短の可能な幅である。ここで、スペクトルがガウス形状を持ち、ガウス時間分布を生じると仮定される。一例を挙げると、800nmの中心波長及び40nmの帯域幅において、前記光パルスは、フーリエ限界において23.6fsくらい短いことが可能である。スペクトル帯域幅Δλ(強度のFWHM)とガウス分布のフーリエ限界パルスとの間の関係は、
Figure 2011522283
により与えられる。
したがって、上記記載から、分散が、より大きな帯域幅に対していっそう重要であることが明らかである。
ほとんどの顕微鏡システムに対して、全ての光学素子の合計分散は、5000ないし7000fs2の値に達する。上記の式から前記光源のスペクトル帯域幅がどれだけであるべきかが計算されることができる。小さな帯域幅に対して、分散効果は小さいが、前記パルス幅はとにかく大きい。非常に大きな帯域幅に対して、分散なしのパルス幅は小さいが、分散効果は、最終結果が最初の場合より更に悪くなりうるほど絶大である。使用されるべき最良の光源は、パルスが材料分散を前提として√2で広がるようなスペクトル帯域幅を持つものである。ほとんどの顕微鏡に対して、これは、使用されるべき最適な光レーザ源が、約100ないし200fsのパルス幅を持つことを意味する。ほとんどの市販の超高速レーザは、ここで、この範囲に入る。上述の状況に対して改良するためには、より短いパルス、したがって、より大きな帯域幅を持つレーザ源を持つ必要があり、更に、可能な限り分散効果を補償する必要がある。大体において、これは、プリズムの対及び/又は回折格子対で達成されることができる(R.L. Fork, C.H. Brito Cruz, P.C. Becker and C.V. Shank, "Compression of optical pulses to six femtoseconds using cubic phase compensation", Optics Letters 12(7) (1987) pp 483-485参照)。
上で、線形分散効果のみが記載されている。これは、光パルスの間に、中心周波数が、時間に対して線形に増加又は減少することを意味する。(フーリエ限界パルスに対して、中心周波数は一定である)。原理的に、線形より高次が生じることができる。これは、実際に、二次チャープ(chirp)効果が分散補償を制限するプリズム対に対する場合である。瞬間的周波数は、時間に対する光位相の一次導関数に等しく、線形チャープは、時間に対する光位相の二次導関数に対応し、二次チャープは、位相における三次の項と同じである。プリズム対に対して、これは、
Figure 2011522283
に達する。
Fork他は、プリズム及び/又は回折格子の組み合わせを使用することによる高次分散補償をも示すが、これは、かなり膨大な解決法である。更に、追加の光学部品は、光学的損失を引き起こし、三次の項のみが補償されることができる。
近年、空間光変調器(SLM)を持つパルス成形器が現れた(見直しに対して、A.M.Weiner, "Femtosecond pulse shaping using spatial light modulators" Rev. Sci. Instr. 71 (2000) 1929参照)。パルス成形器において、様々なスペクトル成分が、角度において広げられ、フーリエレンズ又は鏡を用いて位置において広げられる。ビームは、この場合、空間光変調器(SLM)を通して送られる。この後者の装置は、液晶画素の線形アレイ、すなわち液晶装置である。各画素において、屈折率は、適切な電圧を印加することにより調節されることができる。各画素が、小さな波長範囲に対応するので、位相は、原理的に如何なる機能形式においても帯域全体にわたり設定され、瞬間的に最適化されることができる。前記SLMの不利点は、主に、各画素における位相変動が通常は2より大きくなく、前記画素が全て同じサイズであることである。各画素の位相を設定するために、複雑なドライバ電子素子が必要とされ、これは前記装置を高価にする。更に、画素面積の一部は、駆動回路に使用されるので、SLM及び回折格子は、光損失を引き起こし、利用可能なレーザパワーを減少させる。
したがって、改良された高次分散補償装置は有利であり、特により効率的な及び/又は信頼できる装置が有利である。
したがって、本発明は、好ましくは、上述の不利点の1以上を単独で又は一緒に軽減、緩和又は除外しようとする。特に、例えば膨大すぎる又はかなり複雑な解決法を持つ従来技術の上述の問題を解決する高次分散補償装置を提供することが、本発明の目的と見なされることができる。
この目的及び幾つかの他の目的は、本発明の第1の態様において、高次分散補償装置を提供することにより得られ、前記装置は、異なる波長を空間的に分離することにより一次分散を補償する光学部品の対と協働し、前記補償装置は、位相板の形をとり、各波長に対する位相変化は、高次分散を実質的に補償するように前記板の対応する位置における高さを設計することにより調節される。
本発明は、排他的にではないが特に、構築及び使用するのが比較的単純である高次分散補償装置を得るのに有利であり、前記装置をかなり費用効果の高い装置にする。各波長に対する誘導された位相変化が、位相補償に対して液晶装置を持つパルス成形器には通常不可能である2より大きな値に設定されることができることにも注意すべきである。本発明は、(前記液晶装置内の画素に対応する)前記板上の高さ分布のステップの幅が、波長範囲全体にわたり同じである必要はなく、すなわち様々な高さの拡張又は幅が、本発明による位相板にわたって異なることができる点で、液晶装置を持つパルス成形器に対して追加の利点を持つ。
典型的には、前記高さ分布は、前記位相板の一次元においてのみ変化がするが、何らかの光学的応用に対して、前記高さ分布が前記位相板の第2の次元、すなわち下で図4を参照する断面図において見られるように前記位相板の深度に依存することを可能にすることが有利でありうることが考えられる。
本発明は、例えば二重プリズム補償器における、一次分散セットアップ、又は回折格子及びレンズの組み合わせが二回使用されるセットアップに関連して有利に使用されることができる。代替的には、本発明は、回折格子及び曲面鏡の組み合わせが二回使用される一次分散セットアップに関連して使用されることができる。
本発明に関連して、用語"高次"分散は、前記位相の固定の円周波数ω0の周りの良く知られたテイラー展開を考える場合に規定されることができ、
Figure 2011522283
である。
前記位相の一次導関数は、例えばプリズムを通る時間遅延に対応し、周波数に対する前記位相の二次導関数は、線形分散を表す。前記一次分散は、所定の波長及び材料を通る距離において、冒頭で説明された波長に対する屈折率の一次導関数の二乗に依存する材料分散量Mにより定量化されることができる。この一次分散は、この目的に対して適切に構成された従来のプリズム対を用いて補償されることができる。本発明に関連する高次分散は、したがって、周波数ωに対する位相φの三次導関数及び高次導関数又は同等の微分表現から生じる上記のテイラー展開の項である。
有益には、位置の関数としての高さ(h(x))は、前記板の少なくとも一部において、実質的に連続関数であることができる。代替的には、前記装置は、実質的に平らな後面を持ち、前記板の少なくとも一部において、前面がステップ状の高さを持つ。
典型的には、位置の関数としての高さ(h(x))は、前記板の少なくとも一部において、単調増加関数であることができ、他のオプションにより、光学的セットアップに依存して使用されることもできる。有益には、位置の関数としての高さ(h(x))は、前記板の少なくとも一部において、近似的に三次又はより高次の多項式であることができる。
一実施例において、前記装置は、実質的に同一の部品の対と協働するように構成されることができる。一般に、前記装置にわたる位置xの関数としての位相変化Δφと、前記装置にわたる位置の関数としての高さh(x)との間の関係は、この場合、
Δφ(x)=h(x)F(λ, O_Pa, RP, O_Prop)
の形で与えられることができ、ここで関数Fは、
λ:波長
O_Pa:光学経路
RP:前記板及び光学部品の対の相対的位置
O_Prop:前記光学部品の対の光学特性
に依存する。
プリズム対に対して、前記光学部品の対の光学特性O_Propは、この場合、効率的に高次分散を補償する装置を得るために前記プリズムの屈折率n及び前記プリズムの頂角を有することができる。
回折格子の対に対して、前記光学部品の対の光学特性O_Propは、この場合、高次分散を効率的に補償する装置を得るために前記回折格子の回折係数kを有することができる。
前記装置は、実質的にポリマ、好ましくはPMMA、PC、COC又は一種のガラスで製造されることができる。代替的には、前記装置は、透明基板上のUV硬化性樹脂で製造されることができる。
第2の態様において、本発明は、分散を補償する光学システムに関し、前記システムは、
−異なる波長を空間的に分離することにより一次分散を補償する光学部品の対と、
−高次分散を実質的に補償するように位相板の対応する位置における高さを設計することにより各波長に対する位相変化が調節される前記位相板の形をとる高次分散補償装置と、
を有し、
前記高次分散補償装置が、少なくとも、
前記光学部品の対の光学特性、及び
前記高次分散補償装置と前記光学部品の対との間の相対的な位置、
を考慮に入れることにより前記光学部品の対と協働する。
有益には、高さ分布は、各光学部品に対する距離(l)及び入射角(θ)を有する前記高次分散補償装置と前記光学部品の対との間の前記相対的な位置に依存することができる。
一実施例において、前記光学部品の対は、実質的にプリズム対であることができ、前記プリズム対の光学特性は、屈折率n及び前記プリズム内の屈折率の波長依存部分を有する。他の実施例において、回折格子が使用されてもよい。
前記システムは、非線形光学現象を使用する光学撮像システム、例えば高次分散が関連する多光子撮像システム又は第二高調波発生(SHG)撮像システムにおいて使用されることができる。
第3の態様において、本発明は、分散を補償する方法に関し、前記方法は、
−異なる波長を空間的に分離することにより一次分散を補償する光学部品の対を備えるステップと、
−高次分散を実質的に補償するように位相板の対応する位置における高さを設計することにより各波長に対する位相変化が調節される前記位相板の形をとる高次分散補償装置を備えるステップと、
を有し、
前記方法が、更に、少なくとも、
前記光学部品の対の光学特性、及び
前記高次分散補償装置と前記光学部品の対との間の相対的な位置、
を考慮に入れることにより前記光学部品の対と協働するように前記高次分散補償装置を適合させるステップを有する。
本発明の第1、第2及び第3の態様は、各々他の態様のいずれかと結合されてもよい。本発明のこれら及び他の態様は、以下に記載される実施例を参照して説明され、明らかになる。
本発明は、添付の図面を参照して、例としてのみ、説明される。
プリズム対を持つ一次分散補償システムの概略図である。 本発明による位相板を持つ分散補償システムの概略図である。 本発明による高次分散補償装置の概略的な断面図である。 本発明による高次分散補償装置を加えない光パルス形式を示す。 本発明による高次分散補償装置を加えた光パルス形式を示す。 図5に関連して使用される補償装置に対する高さ分布を示す。 本発明による方法のフローチャートである。
図1は、プリズムの対P1及びP2を持つ一次分散補償システム100の概略図であり、放射線105の光学経路が示される。前記システムは、放射線105aが鏡120を通る二重パスセットアップに構成される。第1のプリズムP1は、波長が長いほど、第2のプリズムP2のガラスを通って移動するように様々な波長を角度において広げる。これは、材料分散とは反対の効果を持つ。プリズム対P1及びP2の線形分散は、
Figure 2011522283
として計算されることができ、ここでlは、プリズムP1及びP2の2つの頂点間の距離である。波長に対する前記プリズムの屈折率の一次導関数が現れ、前記プリズムの合理的な距離に対して前記効果を実質的に大きくするという事実及びマイナス符号に注意する。プリズム対P1及びP2を通った後に、様々なスペクトル成分が、ビーム直径にわたる空間において広げられる。これは、望ましくなく、したがって、第1のプリズム対P1及びP2に対する鏡位置に第2の対(図1に示されない)を使用することができるか、又は図1に示される鏡110を用いてより良好に、ビーム105が、同じプリズムP1及びP2を通って送り返される、すなわち二重パスであるかのいずれかである。両方の構成が、負の分散を2倍に大きくする。通常は、前記プリズム間の距離を大きくしすぎ、これにより前記システムの残りの分散が過剰補償される。前記プリズムのベースに垂直な方向において一方又は両方のプリズムP1及び/又はP2をシフトすることによりほとんどゼロ分散に調整することができる。ガラスの量は、この場合、ビーム経路を変えることなしに方向に依存して増加又は減少される。このようにしてプリズム補償器は、フレキシブルであり、より多くの状況に応用可能である。
図2は、本発明による位相板を持つ分散補償システム200の概略図である。分散を補償する光学システム200は、図1と同様に異なる波長を空間的に分離することにより一次分散を補償する光学部品の対P1及びP2を有する。しかしながら、前記一次補償は、代替的には、他の光学的に同等な素子、すなわち光学分野の当業者に周知であるように各回折格子がレンズ又は曲面鏡を持つ回折格子の対により達成されることができる(例えば、参照により全体的にここに組み込まれるR.L. Fork, C.H. Brito Cruz, P.C. Becker and C.V. Shank, "Compression of optical pulses to six femtoseconds using cubic phase compensation", Optics Letters 12(7) (1987) pp 483-485参照)。
高次分散補償装置210が、前記光学経路内に挿入され、前記補償装置は、各波長λに対する位相変化Δφが高次分散、すなわち、位相φのテイラー展開の項
Figure 2011522283
及び更に高次の項を実質的に補償するように位相板210の対応する位置における高さを設計することにより調節される位相板の形をとる。
高次分散補償装置210は、前記光学部品の光学特性O_Prop、すなわち前記プリズムの屈折率nを考慮に入れることにより前記光学部品の対、すなわちプリズムP1及びP2と協働するように適合される。典型的には、前記2つの光学部品は同一、又は実質的に同一であるが、これは常に当てはまるわけではない。前記光学経路に沿った装置210の線形変位は、通常は、装置210と前記プリズムとの間の協働を変化しないが、高次分散補償装置210と光学部品の対P1及びP2との間の相対的な位置RPも、考慮に入れられる。言うまでもなく、入射放射線105の実際の波長も考慮に入れられなければならない。前記装置は、この断面図において、実質的に平らな後面211、及びステップ状の高さを持つ前面212を持つ。
高次分散補償装置210は、有益には、実質的にビーム205に対するブルースタ角に配置される。プリズムP1及びP2は、損失を最小化するためにブルースタプリズムであることもできる。装置210は、装置210がこの目的に対して設計されている場合、鏡220又はプリズムP2のいずれかに実質的に隣接して取り付け又は配置されることもできる。
図3は、本発明による高次分散補償装置210の概略的な断面図であり、前記装置は、異なる波長を空間的に分離することにより一次分散を補償する光学部品の対P1及びP2(図3に示されない)と協働し、前記補償装置は、高次分散を実質的に補償するように位相板の対応する位置xにおける高さhを設計することにより各波長に対する位相変化が調節される前記位相板の形をとる。位置の関数としての高さh(x)、すなわち高さ分布は、通常は、板210の少なくとも一部において、単調増加関数であり、好ましくは位置の関数としての高さh(x)は、少なくとも板210の一部において、近似的に三次又はより高次の多項式である。実際的な応用に対して、前記装置は、しかしながら、製造を容易化するようにステップ状の高さ330により実施されることができる。各ステップ330間の高さの差は、しかしながら、粗すぎるべきでない。典型的な寸法は、10mmの水平幅であることができ、垂直の高さの差は、40波長のオーダ、すなわち750nmの波長に対して30マイクロメートルである。
図1に示されるプリズム対に対して、二次チャープ効果が、分散補償を制限する可能性がある。瞬間的な周波数は、時間に対する光位相の一次導関数に等しく、線形チャープは、時間に対する前記光位相の二次導関数に対応し、前記二次チャープは、前記位相の三次の項と同じである。プリズム対に対して、これは、
Figure 2011522283
に達する。
一例は、前記プリズムがSF66ガラスからなり、これらの距離が350mmである分散補償器である。補償されることができる線形分散の最大量は、13000fs2(fs=フェムト秒=10-15秒)であり、ほとんどの顕微鏡システムに対して実質的に十分である。前記高次分散は、しかしながら、約41000fs3に達する。この全ての効果は、以下のようになる。すなわち、800nmの中心波長λ及び40nmの帯域幅を持つレーザ源を用いて、パルスを24fsくらいに短くすることができるべきである。一次プリズム補償器なしで、我々の多光子システムの対物レンズの焦点におけるパルス幅は、2psより大きい。一次プリズム補償器を用いて、約45fsのパルス幅を得る。
高次分散補償を提供するために、各波長λに対する位相φは、この場合、本発明によって板又は装置210の高さhを対応する位置xにセットすることにより調節される。前記中心波長は、バー340により示される位置x=0において前記位相板を横切る。前記装置は、入射放射線ビームの中心波長が前記装置のこの実質的に中心の位置において前記装置に入る場合に高次分散補償するように設計される。前記装置は、しかしながら、分散補償されるべき光学的セットアップ及び/又は前記放射線に依存する非対称高さ分布で設計されることもできる。
波長の小さな変化は、距離に対して小さな偏向を生じる、
Figure 2011522283
であり、ここでlは、ブルースタ角プリズムであると仮定される前記プリズム間の距離である。角度θは、(ブルースタ角に対して最適である)前記位相板に入射する角度であり、nは前記プリズムの屈折率である。前記板の高さと誘導される位相変化との間の関係は、ブルースタ角において、
Figure 2011522283
に等しく、屈折率nは、ここで補償装置210の材料に関連すると理解される。上の2つの式を使用して、前記プリズム対の高次分散を補償する関数形式、又は他の光学的に同等な一次分散補償装置を作成することができる。
図4及び5は、それぞれ、本発明による高次分散補償装置210を加えない及び加えた光パルス形式を示す。
図4は、41000fs3の三次位相を持つ光パルスである。FWHMは47.6fsである。帯域幅ら、800nmの中心波長において40nmであり、フーリエ限界パルス幅は、23.6fsである。前記光パルスは、図1と同様の二重パスにおいて350mmの距離における2つのSF66ガラスプリズムを有するパルス圧縮器で線形チャープを補償される。この場合のソースの帯域幅は、800nmの中心波長において40nmである。有効パルス幅は、約48fsであり、高次分散は、前記パルスのテールにおいてかなりの量の共鳴(ringing)を生じることが見られる。図5は、61のステップを有し、200nmの帯域幅にわたって位相を補償する高次分散補償装置210を2回通過した後の光パルスを示す。結果として生じるパルスのFWHMは、25.2fsである。したがって、前記光パルスが、最適化されたステップ状位相板210を横切った後に、前記パルスのテールにおける共鳴が行われ、前記パルス幅は、47fsから25fsに減少した。
図6は、図5に関連して使用される前記補償装置に対する高さ分布を示す。前記位相板は、PMMA(屈折率1.486)からなり、ブルースタ角の下で使用される。約23mmの水平範囲は、SF66ガラスからなるプリズム補償器における20nmの帯域幅及び350nmのプリズム距離に対応する。前記高さ分布は、61の位相ステップで実行される。前記位相板は、様々な形で最適化されることができる。上の例で使用されるように周波数空間において等距離ステップ幅を取ることができる。他方で、所要のステップの数は、最小化されることができる。したがって、ステップ幅分布は、固定数のステップに対して最適な効果を持つように最適化されることができる。これは、一般に、前記中心周波数の近くでより広い幅のステップを持つ分布及び前記中心周波数から離れた周波数に対してより細かい分布を生じる。
図7は、本発明による方法のフローチャートであり、前記方法は、
異なる波長を空間的に分離することにより一次分散を補償する光学部品の対P1及びP2を備えるステップS1と、
高次分散を実質的に補償するように位相板の対応する位置における高さを設計することにより各波長に対する位相変化が調節される前記位相板の形をとる高次分散補償装置210を備えるステップS2と、
を有し、
前記方法は、少なくとも、
前記光学部品の対の光学特性O_Prop、及び
前記高次分散補償装置と前記光学部品の対との間の相対的な位置RP、
を考慮に入れることにより前記光学部品の対と協働するように前記高次分散補償装置を適合するステップS3を有する。
本発明は、特定の実施例に関連して記載されているが、ここに記載された特定の形式に限定されることを目的としない。むしろ、本発明の範囲は、添付の請求項によってのみ限定される。請求項において、用語"有する"は、他の要素又はステップの存在を除外しない。加えて、個別のフィーチャが異なる請求項に含まれることができるが、これらは、場合により有利に結合されることができ、異なる請求項における包含は、フィーチャの組み合わせが実行可能及び/又は有利ではないことを意味しない。加えて、単数形は、複数を除外しない。したがって、"1つの"、"第1の"、"第2の"等は、複数を除外しない。更に、請求項内の参照符号は、範囲を限定すると解釈されるべきでない。

Claims (15)

  1. 高次分散補償装置において、前記装置が、異なる波長を空間的に分離することにより位置分散を補償する光学部品の対と協働し、前記補償装置は、高次分散を実質的に補償するように位相板の対応する位置における高さを設計することにより各波長に対する位相変化が調節される当該位相板の形をとる、
    装置。
  2. 位置の関数としての前記高さが、前記板の少なくとも一部において、実質的に連続関数である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記装置が、実質的に平らな後面、及び前記板の少なくとも一部において、ステップ状の高さを持つ前面を持つ、請求項1に記載の装置。
  4. 位置の関数としての前記高さが、前記板の少なくとも一部において、単調増加関数である、請求項3に記載の装置。
  5. 前記装置が、実質的に同一の部品の対と協働する、請求項1に記載の装置。
  6. 前記装置にわたる位置xの関数としての位相変化Δφと、前記装置にわたる位置の関数としての前記高さh(x)との間の関係が、
    Δφ(x)=h(x)F(λ、O_Pa、RP、O_Prop)
    の形で与えられることができ、
    ここで、関数Fが、
    λ:波長
    O_Pa:光学経路
    RP:前記板及び前記光学部品の対の相対的な位置
    O_Prop:前記光学部品の対の光学特性
    に依存する、請求項5に記載の装置。
  7. 前記光学部品の対が、プリズムの対であり、前記光学部品の対の光学特性O_Propが、前記プリズムの屈折率n及び前記プリズムの頂角を有する、請求項6に記載の装置。
  8. 前記光学部品の対が、回折格子の対であり、前記光学部品の対の光学特性O_Propが、前記回折格子の回折係数kを有する、請求項6に記載の装置。
  9. 前記装置が、実質的にポリマ、好ましくはPMMA、PC、COC又は一種のガラスで製造される、請求項1に記載の装置。
  10. 前記装置が、透明基板上のUV硬化性樹脂で製造される、請求項1に記載の装置。
  11. 分散を補償する光学システムにおいて、前記システムが、
    異なる波長を空間的に分離することにより一次分散を補償する光学部品の対と、
    高次分散を実質的に補償するように位相板の対応する位置における高さを設計することにより各波長に対する位相変化が調節される当該位相板の形をとる高次分散補償装置と、
    を有し、
    前記高次分散補償装置が、少なくとも、
    前記光学部品の対の光学特性、及び
    前記高次分散補償装置と前記光学部品の対との間の相対的な位置、
    を考慮に入れることにより前記光学部品の対と協働する、
    光学システム。
  12. 前記高さの分布が、各光学部品に対する距離及び入射角を有する前記高次分散補償装置と前記光学部品の対との間の相対的な位置に依存する、請求項11に記載の光学システム。
  13. 前記光学部品の対が、実質的に同一のプリズムの対であり、前記プリズムの対の光学特性が、前記プリズムの屈折率n及び前記屈折率の波長依存部分を有する、請求項11に記載の光学システム。
  14. 前記システムが、非線形光学現象を使用する光学撮像システム、例えば多光子撮像システム又は第二高調波発生撮像システムにおいて使用される、請求項11に記載の分散を補償する光学システム。
  15. 分散を補償する方法において、
    異なる波長を空間的に分離することにより一次分散を補償する光学的部品の対を備えるステップと、
    高次分散を実質的に補償するように位相板の対応する位置における高さを設計することにより各波長に対する位相変化が調節される当該位相板の形をとる高次分散補償装置を備えるステップと、
    を有し、
    前記方法が、少なくとも、
    前記光学部品の対の光学特性、及び
    前記高次分散補償装置と前記光学部品の対との間の相対的な位置、
    を考慮に入れることにより前記光学部品の対と協働するように前記高次分散補償装置を適合するステップを有する、
    方法。
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