JP2011507372A - 物理チャネルの確立 - Google Patents

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Abstract

ワイヤレス通信システムにおいて物理チャネル確立を制御する方法を開示する。本方法は、a.物理チャネル確立プロシージャの初期化の一部としてシステムフレーム番号の復号が必要とされるかどうか判定すること、b.システムフレーム番号の復号が必要とされない場合に、確立すべきチャネルに対してシステムフレーム番号の復号を初期化すること、および、c.システムフレーム番号の復号が失敗した場合にチャネル確立プロシージャを終了することを含む。

Description

本発明は、ワイヤレス通信システムにおける専用物理チャネルの確立に関する。本発明は、既存のチャネルと、確立すべきチャネルとの間で、システムフレーム番号タイミングが維持されることになる構成に関する。本発明は特に、システムフレーム番号の復号が通常なら必要とされないときの、このようなチャネルの確立に関する。特に、本発明は好ましくは、所与のチャネル確立を達成するためにチャネル確立前のターゲットセルのシステムフレーム番号の復号が3GPP仕様書によって明示的または暗黙的に要求されない場合の、このようなチャネルの確立に関する。
移動通信システムは周知であり、UMTS(universal mobile telecommunications system)は、そうした知られているシステムの一例である。UMTSシステムでは、ユーザ機器(UE)と呼ばれる移動デバイスが、1つまたは複数のノードBを介して移動通信ネットワークインフラストラクチャに接続する。ユーザ機器と1つまたは複数のノードBとの間で専用物理チャネルが確立されて、これらの間でデータ通信を行うことが可能になる。
UMTSシステム中の各ノードBは、無線カバレッジの1つまたは複数のセルをサポートする。ユーザ機器がローミングするとき、セルからセルへの専用物理チャネルのハンドオーバが行われる必要がある。このようなハンドオーバを容易にする技法は、当技術分野で周知である。このような技法は通常、システムのネットワーク側が、ユーザ機器において測定されたパラメータを評価して、異なるセルにハンドオーバするのが適切となるような搬送波信号強度かどうか判定することに依拠する。様々な異なるタイプのハンドオーバがあり、これらはソフトハンドオーバとハードハンドオーバのカテゴリに大きく分けることができる。ハードハンドオーバは、周波数内ハードハンドオーバと周波数間ハードハンドオーバのいずれかを含む。
いくつかのタイプのハードハンドオーバでは、既存の専用物理チャネルと、ハンドオーバ後の新たに確立される専用物理チャネルとの間で、システムフレーム番号(SFN)タイミングが維持される要件がある。この場合、3GPP仕様書は、チャネルの確立前にターゲットセルのSFNの復号を必要としない。
ハードハンドオーバでは、ネットワーク側によるハンドオーバ実施決定に続いて、ノードBは、ユーザ機器において受信された搬送波信号の測定に基づいて、専用物理チャネルが確立されるべきチャネルにリソースを割り振る。その後、専用物理チャネルを再構成する命令がユーザ機器に送られ、同期プロシージャおよび物理チャネル確立プロシージャが開始される。ノードB中で新しいチャネルへのリソース割振りにいくらかの時間、例えば約数秒の時間がかかるという点で、問題が生じる。この遅延は、ノードBに過負荷がかかっていることによる場合がある。このため、物理チャネルを再構成するメッセージをユーザ機器が受け取るときまでには、提案された新しいチャネル上の無線信号の品質が、既存のチャネル上の無線信号の品質未満に劣化してしまっているほどまでに、無線条件が変化している場合がある。無線接触が単にもはや検出できないほどまでにチャネル条件が劣化している場合、同期プロシージャに関連する物理チャネル確立プロシージャは、提案された新しいチャネルに対して成功しないことがある。これは、「物理チャネル確立失敗」が検出されるまで継続されることになる。同期段階はタイマによって制御され、タイマのタイムアウトは、同期が失われたために物理チャネル確立失敗が発生したことを示す。
しかしタイマは、顕著な期間、例えば15秒にわたり、タイムアウトしない場合がある。この時間中は、新しい専用物理チャネルの確立が試みられるが、成功の見込みはない。タイマがタイムアウトしたときにしか、ノードBは前の専用物理チャネルの再確立を初期化することができない。
このような失敗は、エンドユーザには明らかとなる。
本発明の目的は、新しい専用物理チャネルと前の専用物理チャネルとの間でシステムフレーム番号タイミングを維持する必要がある構成において、新しい専用物理チャネルの初期化/確立を制御するための、改善された技法を提供することである。
本発明の他の目的は、チャネルの確立前にターゲットセルのSFNを復号することを3GPP仕様書が必要としない構成において、新しい専用物理チャネルの初期化/確立を制御するための、改善された技法を提供することである。
本発明によれば、ワイヤレス通信システムにおいて物理チャネル確立を制御する方法が提供され、本方法は、a.物理チャネル確立プロシージャの初期化の一部としてシステムフレーム番号の復号が必要とされるかどうか判定すること、b.システムフレーム番号の復号が必要とされない場合に、確立すべきチャネルに対してシステムフレーム番号の復号を初期化すること、および、c.システムフレーム番号の復号が失敗した場合にチャネル確立プロシージャを終了することを含む。
物理チャネル確立プロシージャの初期化は、周波数間ハードハンドオーバに応答したものとすることができる。物理チャネル確立プロシージャの初期化は、周波数内ハードハンドオーバに応答したものとすることができる。物理チャネル確立プロシージャの初期化は、状態遷移に応答したものとすることができる。
本方法はさらに、システムフレーム番号の復号が失敗した場合に、前に確立されたチャネルに対して物理チャネル確立プロシージャを初期化することを含むことができる。
判定するステップは、標準化された物理チャネル確立プロシージャに依存することができる。
標準化された物理チャネル確立プロシージャは、3GPPリリース5に従うことができる。
本方法を実施するためのコンピュータプログラムを提供することができる。
コンピュータ上で実行されたときに本方法を実施するコンピュータプログラムコードを記憶するための、コンピュータプログラム製品を提供することができる。
本発明はまた、ワイヤレス通信システムにおいて物理チャネル確立を制御するための装置を提供し、本装置は、a.物理チャネル確立プロシージャの初期化の一部としてシステムフレーム番号の復号が必要とされるかどうか判定する手段と、b.システムフレーム番号の復号が必要とされない場合に、確立すべきチャネルに対してシステムフレーム番号の復号を初期化する手段と、c.システムフレーム番号の復号が失敗した場合にチャネル確立プロシージャを終了する手段とを備える。
本発明はまた、本装置を含む移動通信システムのユーザ機器を提供する。
本発明によれば、3GPPリリース5またはそれ以降に従って動作するワイヤレス通信システムにおいて物理チャネル確立を制御する方法がさらに提供され、本方法は、a.物理チャネル確立プロシージャの初期化の一部としてシステムフレーム番号の復号が必要とされるかどうか判定すること、b.システムフレーム番号の復号が必要とされない場合に、確立すべきチャネルに対してシステムフレーム番号の復号を初期化すること、および、c.システムフレーム番号の復号が失敗した場合にチャネル確立プロシージャを終了することを含む。
本発明によれば、ワイヤレス通信システムにおいて物理チャネル確立を制御する方法がさらに提供され、本方法は、a.特定のチャネル確立状況で、物理チャネル確立プロシージャの初期化の一部としてシステムフレーム番号の復号が必要とされるかどうか判定すること、b.システムフレーム番号の復号が必要とされない場合に、確立すべきチャネルに対してシステムフレーム番号の復号を初期化すること、および、c.システムフレーム番号の復号が失敗した場合にチャネル確立プロシージャを終了することを含む。
本発明の別の態様によれば、ワイヤレス通信システムにおいて物理チャネル確立を制御する方法が提供され、本方法は、a.物理チャネル確立プロシージャの初期化の一部としてシステムフレーム番号タイミングを維持すべきかどうか判定すること、b.システムフレーム番号タイミングが必要とされる場合に、確立すべきチャネルに対してシステムフレーム番号の復号を初期化すること、および、c.システムフレーム番号の復号が失敗した場合にチャネル確立プロシージャを終了することを含む。
本方法はさらに、特定のチャネル確立状況で、物理チャネル確立プロシージャの初期化の一部としてシステムフレーム番号の復号が必要とされるかどうか判定するステップと、このような判定に依存して、確立すべきチャネルに対してシステムフレーム番号の復号を初期化するステップとを含むことができる。
本発明によれば、周波数間ハンドオーバの場合に、ワイヤレス通信システムにおいて物理チャネル確立を制御する方法が提供され、本方法は、a.確立すべきチャネルに対してシステムフレーム番号の復号を初期化すること、および、b.システムフレーム番号の復号が失敗した場合にチャネル確立プロシージャを終了することを含む。
本発明によれば、周波数内ハンドオーバの場合に、ワイヤレス通信システムにおいて物理チャネル確立を制御する方法が提供され、本方法は、a.確立すべきチャネルに対してシステムフレーム番号の復号を初期化すること、および、b.システムフレーム番号の復号が失敗した場合にチャネル確立プロシージャを終了することを含む。
本発明によれば、状態遷移後のCELL_DCHでの初期化の場合に、ワイヤレス通信システムにおいて物理チャネル確立を制御する方法が提供され、本方法は、a.確立すべきチャネルに対してシステムフレーム番号の復号を初期化すること、および、b.システムフレーム番号の復号が失敗した場合にチャネル確立プロシージャを終了することを含む。
状態遷移は、IDLEまたはFACHからであることが好ましい。
本発明は、3GPPリリース5またはそれ以降に従った物理チャネル確立のために実施されることが好ましい。
次に、例として、添付の図を参照しながら本発明について述べる。
本発明の実施形態を実現することのできるUMTS移動通信システムの要素を示す図である。 好ましい一構成における、ユーザ機器とノードBとの間の部分的なシグナリングを示す図である。 本発明による一構成の実現のためのフロープロセスを示す図である。 新しい専用物理チャネルの確立の成功を示す図である。 新しい専用物理チャネルの確立の失敗を示す図である。
図1を参照すると、当技術分野で知られているUMTS移動通信システムの主要な要素が示されており、システムの全体を参照番号100で示す。図1はUMTS移動通信システムの完全な実装形態を表すものではないことは理解されるであろう。本発明の好ましい構成のコンテキストを提示するのに足りる本システムの要素のみが示されている。
参照番号102は例示的なユーザ機器を示すが、これは、移動通信システムとワイヤレス接続することのできる複数のユーザ機器を代表する。ユーザ機器102は、1つまたは複数のノードBを介して移動通信システムとの通信を確立する。図1には3つのノードBが示されており、これらを参照番号104a、104b、および104cで示す。
各ノードB104aおよび104bは、無線ネットワークコントローラ(RNC)106aに関連する。無線ネットワークコントローラ106aは、サービングGPRS(general packet radio services)サポートノード(SGSN)108aに接続される。SGSN108aは、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)109に接続される。
ノードB104cも同様に、RNC106bに関連する。RNC106bはSGSN108bに接続され、SGSN108bは、さらに他のGGSNに接続させることができ、またはGGSN109に接続させることができる。各RNC106aおよび106bは、対応する移動交換センタ(MSC)/ビジタロケーションレジスタ(VLR)110aおよび110bにそれぞれ接続される。無線ネットワークコントローラ106aと106bとは、インタフェースによって接続される。
図1に示すUMTS移動通信システムの構造は、当業者には周知であり、このようなシステムのこれ以上の動作についてはここでは述べない。
ユーザ機器102がローミングするとき、ユーザ機器の位置に対して所与のノードBからの搬送波信号が弱まり他のノードBからの搬送波信号が強くなるので、ハンドオーバが行われる必要がある。ハンドオーバは、当技術分野で周知の概念であり、通常はソフトハンドオーバとハードハンドオーバの2つのカテゴリに含まれる。
ハードハンドオーバは、ユーザ機器との無線リンクが変化し、ハンドオーバプロシージャの開始前と完了後とで共通の無線リンクがないときに、発生する。2つのタイプのハードハンドオーバは、周波数内ハードハンドオーバと周波数間ハードハンドオーバである。
周波数内ハードハンドオーバの場合、周波数は同じままである。
周波数間ハードハンドオーバは、階層型セルが存在するときに発生する。この場合、ユーザ機器の動作する周波数が変化する。これは例えば、現在のセルが輻輳しているとき、またはユーザ機器がローミングするのに伴って発生することがある。
ハードハンドオーバプロシージャは、ネットワークによってまたはユーザ機器によって開始することができる。次に、図2を参照して、ハードハンドオーバが行われる構成の例について述べる。
述べる例では、ユーザ機器102がノードB104aとの専用物理チャネルを確立済みである構成を仮定する。ハンドオーバにより、以下に論じるように、ユーザ機器102とノードB104bとの間で新しい専用物理チャネルを確立する決定が行われる。
図2を参照すると、ユーザ機器102、ノードB104a、およびノードB104bのそれぞれを表すブロックが示されている。例示的な構成におけるこれらの要素間のいくらかのシグナリングが示されている。
図2に参照番号202で示すように、ユーザ機器102とノードB104aとの間の、チャネル「p」として示されるチャネル上で、専用物理チャネル状態が確立される。
特定の時間インスタンスで、ノードB104aは、信号204で示されるように測定制御メッセージをユーザ機器102に送る。測定制御メッセージは、周波数間または周波数内測定を実施する必要があるとノードB104aが決定した後で、ノードB104aによって送られる。測定制御メッセージ204は通常、当技術分野で知られているように、行われるべき測定のタイプを決定するための「測定タイプ」フィールドまたはパラメータを含むことになる。
一般に、測定制御メッセージはまた、1組の所定のイベントの中からのイベントも送ることになる。
図2の例では、測定制御メッセージ204は「イベント2d」メッセージを送るものとする。イベント2dメッセージは、現在使用されている搬送波周波数の推定品質が所定のしきい値よりも低いことを示す。
「イベント2d」を示す測定制御メッセージ204に応答して、ユーザ機器102は、ユーザ機器において受信した搬送波の信号強度を測定し、信号206で示されるように測定報告メッセージをノードB104aに返す。測定報告メッセージは、「イベント2d」測定報告となる。この測定報告は、ユーザ機器から見た信号品質情報をノードB104aに提供し、ユーザ機器との接続を確立するのにより適するであろう新しい搬送波周波数をノードBが決定できるようにする。
新しいチャネルの確立に備えて、次いでノードB104aは、タイプ「イベント2b」の測定制御メッセージ208を送る。「イベント2b」メッセージは、現在使用されている周波数の推定品質が何らかのしきい値よりも低く、使用されていない周波数の推定品質が何らかのしきい値よりも高いことを、ユーザ機器102に示す。
ノードBはまた、さらに他の測定制御メッセージ210をユーザ機器102に送る。測定制御メッセージ210は、圧縮ギャップ周波数分割複信のためのものである。
その後、ユーザ機器は、信号211で示されるように、さらに他の測定報告メッセージを送るが、これは、「イベント2b」測定制御信号208に応答した報告である。
測定報告メッセージ211は、ユーザ機器の受信機における現在の信号条件の確認をノードB104aに提供し、したがって、周波数を切り替える必要性の確認をノードB104aに提供する。これは、測定報告メッセージ206以来、信号測定値が変化していないという仮定に基づく。信号条件が変化した場合は、測定報告メッセージ211はそのように通知することになる。
次いでノードB104bは、ユーザ機器に対する専用物理チャネルの確立のために選択された新しいチャネルであるチャネル「q」上のリソースの割振りを開始する。これを、図2の参照番号212で識別される機能ブロックによって示す。
その後、ノードB104aは、信号214で示されるように物理チャネル再構成メッセージをユーザ機器102に送る。これは、専用物理チャネルの切替え先となるチャネルをユーザ機器に対して識別する。
次いで、同期プロシージャAと呼ばれる、当技術分野で知られている同期プロシージャが開始され、チャネル「q」上で専用物理チャネルを確立するための物理チャネル確立プロシージャが確立される。これを、参照番号216で識別される機能ブロックによって示す。
図2に関して述べたシグナリングおよびステップは、当技術分野から知られるシグナリングおよびステップである。ハンドオーバの誘因は様々な異なる仕方で生じる場合があり、図2は例を表すに過ぎないことは、当業者には理解されるであろう。
従来技術では、「古い」専用物理チャネルと「新しい」専用物理チャネルとの間でシステムフレーム番号(SFN)タイミングを保持する必要のある構成の場合、チャネルが確立されるまでまたは「物理チャネル確立失敗」が発生するまで、参照番号216で示される同期および確立プロシージャが行われる。従来技術の問題は、参照番号212で示されるノードB104b中でのリソース割振りと、ユーザ機器102による物理チャネル再構成メッセージ信号214の受信との間に、約数秒の遅延がある場合があることである。ノードB104b中でのリソース割振りによって引き起こされる遅延は、例えばノードBに過負荷がかかっていることによる場合があるが、この遅延のせいで、物理チャネル再構成メッセージがユーザ機器に送られるときまでには、チャネル中の無線条件が変化してしまっていることがある。このときまでには、提案された新しいチャネル上の条件は、既存のチャネル上よりも悪い場合がある。
しかし、物理チャネル再構成メッセージが送られたので、ユーザ機器は、新しいチャネル上で専用物理チャネルを確立しようとし続けることになる。しかし、信号品質が十分に劣化している場合、このチャネルを確立することは不可能になる。しかし、ユーザ機器102もノードB104aも両方とも、信号品質が劣化したことを決定することができず、そのため、ノードB104bとの新しい専用物理チャネルを確立する試みを終了する方法がない。
次いで、同期の損失により、物理チャネルの非確立がユーザ機器側で決定される。同期の損失は、確立プロシージャの失敗を余儀なくさせる。この失敗の後、ユーザ機器は、古いチャネルを用いた再確立を初期化しなければならない。
同期の損失に対するタイムアウトを追跡するタイマは、失敗を生じさせるのに長時間、約15秒かかる場合がある。したがって、システムはかなりの期間にわたり、確立された接続を有さず、この時間中は接続を確立する可能性はなく、その後で新しい接続が開始されなければならない。
本発明によれば、次に図3のフローチャートを参照しながらさらに論じるように、新しいチャネル上で専用物理チャネルを確立するためこれらの既知の技法が採用される。
ステップ302は、専用物理チャネル再構成を示す。具体的には、図2に関して上述したプロセスに従って専用物理チャネルを再構成することが決定されたことを示す。
ステップ304は、図2の参照番号216で示される機能に対応する、物理チャネル確立プロシージャのトリガを示す。
本発明によれば、ステップ306で、ユーザ機器102においてさらに他の測定が行われる。好ましい構成では、物理チャネル再構成メッセージ214に応答して、ユーザ機器中で追加のシステムフレーム番号測定がトリガされる(306)。このステップでは、ユーザ機器は、専用物理チャネルの切替え先となるチャネルすなわちチャネル「q」からの信号を復号することを試みる。
ステップ308で、「T312」タイマが開始される。これは、物理チャネル確立に許容される最大継続時間を示すタイマである。
前に論じたように、本発明が対処する問題は、ステップ308で開始されたT312タイマがタイムアウトするのにかかる比較的長い時間に関係する。ステップ306でのシステムフレーム番号の復号にかかる時間は、タイマT312のタイムアウトよりもずっと短い。したがって、接続が確立されるべき新しいチャネルからの信号が劣化してしまったほど信号条件が劣化する場合、このことはSFN復号ステップ306によって素早く決定される。
ステップ310で、同期カウンタが0に設定され、タイマT312が開始される。
本発明のこの構成による新しい専用物理チャネル確立の初期化の結果、図3に4つの状態によって概して識別される4つの結果のうちの1つになる。
参照番号312で概して示す第1の状態では、ブロック322および324を使用して、うまく同期された(IN_SYNC)フレームの数が決定される。同期されたフレームの数がN312に等しい場合、「物理チャネル確立成功」が検出され、ライン326上で適切な信号が設定される。
参照番号314で概して示す第2の状態では、フレームがうまく同期されない(OUT_OF_SYNC)かどうかが判定される。このイベントの判定時には、特にアクションはない。
第1の状態312と第2の状態314のいずれかで失敗が検出された場合、ライン330上で信号が設定され、当技術分野で知られているように「ラベル1に行く」命令が実行される。
参照番号316で概して示す第3の状態では、「T312」タイマが失効するかどうか、すなわちチャネル確立に許容される時間が切れたかどうかが検出される。
ステップ318で示す第4の状態では、ステップ306で開始されたSFN復号が失敗したかどうかが検出される。
ステップ316と318のいずれかで失敗の場合、ライン334で示すように失敗信号が設定される。
本発明の好ましい構成によれば、新しい専用物理チャネルの確立が開始されると、決定される可能性の高い第1の状態はSFN復号失敗318である。SFN復号失敗は、ユーザ機器が、提案された新しいノードB要素からのSFNを信号劣化のせいで復号できないことにより、妥当な素早さで決定される可能性が高い。SFN復号失敗318が発生した場合は、失敗状態に入り、ライン334上で失敗信号が生成される。
図3には、新しい専用物理チャネルを確立するための機構は示していないが、この機構は当業者にはよく知られているであろう。
失敗ライン334が設定されることなく新しい専用物理チャネルの確立が完了した場合は、新しい専用物理チャネルが確立され、ユーザ機器とノードB104bとの間の通信が確立される。
図4に、参照番号402で示すように、チャネル「q」上での新しい専用物理チャネルの確立を示す。
新しい専用物理チャネルが確立される前にライン334上の失敗信号が設定された場合は、ユーザ機器は、前のチャネル(述べる例ではチャネル「p」)上での専用物理チャネルの確立を開始する。
図5に示し参照番号502で示すように、ライン334上の失敗信号に応答して、ユーザ機器は、プロシージャAの同期と、チャネル「p」に対する物理チャネル確立プロシージャとを開始する。
ライン334上の失敗信号が設定される前に専用物理チャネルのための新しいチャネルへの切替えがうまく完了した場合は、図3のプロセスはリセットされることに留意されたい。
したがって、本発明によれば、新しい専用物理チャネルを確立する対象となるセルの品質を推定するための追加の測定が提供される。ターゲットセルのSFNを復号することが不可能な場合は、物理チャネル確立プロシージャは成功する機会がないと想定される。SFN復号が失敗した場合、物理チャネル確立プロシージャは中断され、物理チャネル確立失敗が直ちに返される。
SFN測定の継続時間は、T312と比較して非常に短い。SFN測定の継続時間は、典型的には最大200ミリ秒(数回の復号試行を含めて)とすることができる。
本発明の構成は、3GPP仕様書、またはチャネル確立の動作が従ういずれか他の仕様書によって、チャネルの確立前にターゲットセルのSFNを復号することが課されないシナリオで適用される。
これは、タイミングが維持される周波数間ハードハンドオーバまたは周波数内ハードハンドオーバの場合である。またこれは、状態遷移、例えばIDLE状態またはFACH状態からの状態遷移の後の、CELL_DCH状態での初期化の場合でもある。
したがって、本発明の好ましい構成によれば、ターゲットセルとのチャネルを確立するためのチャネル確立プロシージャと並行して、SFN測定がトリガされる。
本発明は特に、3GPPリリース5に従った物理チャネル確立技法に適用される。
以上の記述では、本発明を実施するための好ましい構成と考えられるものについて述べた。本発明は、本記述に示した装置およびプロセスステップを含めた特定の構成に限定されない。本発明が広い適用範囲を有すること、および、述べた構成がさらに他の幅広い修正および応用を受けることは、当業者なら理解するであろう。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって決定される。
100 UMTS移動通信システム
102 ユーザ機器
104a、104b、104c ノードB
106a、106b RNC
108a、108b SGSN
109 GGSN
110a、110b MSC/VLR

Claims (11)

  1. ワイヤレス通信システムにおいて物理チャネル確立を制御する方法であって、
    a.物理チャネル確立プロシージャの初期化の一部としてシステムフレーム番号の復号が必要とされるかどうか判定するステップと、
    b.前記システムフレーム番号の復号が必要とされない場合に、確立すべきチャネルに対してシステムフレーム番号の復号を初期化するステップと、
    c.前記システムフレーム番号の前記復号が失敗した場合に前記チャネル確立プロシージャを終了するステップとを含む方法。
  2. 前記物理チャネル確立プロシージャの前記初期化が周波数間ハードハンドオーバに応答したものである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記物理チャネル確立プロシージャの前記初期化が周波数内ハードハンドオーバに応答したものである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記物理チャネル確立プロシージャの前記初期化が状態遷移に応答したものである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記システムフレーム番号の前記復号が失敗した場合に、前に確立されたチャネルに対して物理チャネル確立プロシージャを初期化するステップをさらに含む、請求項2または請求項3に記載の方法。
  6. 前記判定するステップが、標準化された物理チャネル確立プロシージャに依存する、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記標準化された物理チャネル確立プロシージャが3GPPリリース5に従う、請求項6に記載の方法。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実施するためのコンピュータプログラム。
  9. コンピュータ上で実行されたときに請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実施するコンピュータプログラムコードを記憶するための、コンピュータプログラム製品。
  10. ワイヤレス通信システムにおいて物理チャネル確立を制御するための装置であって、
    a.物理チャネル確立プロシージャの初期化の一部としてシステムフレーム番号の復号が必要とされるかどうか判定する手段と、
    b.前記システムフレーム番号の復号が必要とされない場合に、確立すべきチャネルに対してシステムフレーム番号の復号を初期化する手段と、
    c.前記システムフレーム番号の復号が失敗した場合に前記チャネル確立プロシージャを終了する手段とを備える装置。
  11. 請求項8に記載の装置を含む移動通信システムのユーザ機器。
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