図1は、様々な実施形態による例示的なピアツーピアワイヤレス通信システム100の図である。例示的なワイヤレス通信システム100は、複数のワイヤレス端末、たとえば、ピアツーピア通信をサポートするモバイルノード(ピアツーピアワイヤレス端末1 102、ピアツーピアワイヤレス端末2 104、ピアツーピアワイヤレス端末3 106、ピアツーピアワイヤレス端末4 108、ピアツーピアワイヤレス端末5 110、ピアツーピアワイヤレス端末6 112、・・・、ピアツーピアワイヤレス端末N114)を含む。この例において、図1で表される時刻において、ピアツーピアワイヤレス端末1 102は、矢印116によって示されるピアツーピアワイヤレス端末2 104とのアクティブな接続を有し、ピアツーピアワイヤレス端末3 106は、矢印118によって示されるピアツーピアワイヤレス端末4 108とのアクティブな接続を有し、ピアツーピアワイヤレス端末5 110は、矢印120によって示されるピアツーピアワイヤレス端末6 112とのアクティブな接続を有する。
様々な実施形態の特徴によれば、ピアツーピアトラフィックセグメントのようなピアツーピアエアリンクトラフィックリソース上で送信すべきか否かの決定は、送信ノードと受信ノードとの両方が決定プロセスへの入力を有する分散型の方法で実行される。様々な実施形態において、同じピアツーピアエアリンクトラフィックリソース上で送信することを望む他のピアツーピア通信デバイスに関する干渉要件は、送信決定を行う際に考慮される。いくつかのそのような実施形態において、ピアツーピアデバイスがアクティブな接続を有しないピアツーピアデバイスからのモニタされたピアツーピア信号が送信決定プロセスに使用される。
いくつかの実施形態において、トラフィック信号を送信したいという送信要求の後に、意図された受信デバイスと意図された送信デバイスとの両方は、他のピアツーピアデバイスに譲歩し、要求されたピアツーピアトラフィックシグナリングが進まないようにする機会を有する。
いくつかの実施形態において、トラフィックを送信するという送信デバイスの最終ラウンド決定に従って、前記トラフィックの送信より前に、送信デバイスは、ピアツーピアパイロット信号を送信する。いくつかのそのような実施形態において、トラフィックデータのデータ転送速度を決定するために使用すべき情報を判断するために、ピアツーピアパイロット信号が受信デバイスによって利用される。いくつかの実施形態において、更に、トラフィック信号を搬送するエアリンクリソースは、トラフィックのデータ転送速度情報を搬送する。
様々な実施形態の特徴によれば、ユーザスケジュール間隔は、複数の送信要求/送信要求応答ラウンド、たとえば、3つの送信要求/送信要求応答ラウンドを含む。いくつかのそのような実施形態によれば、最後のラウンドの終わりに送信したいデバイスによって行われた送信決定は、デバイスが、対応するトラフィック間隔においてトラフィックを送信するか否かを判断する。
図2は、様々な実施形態による例示的なピアツーピアトラフィックスロットの図面200である。図面200に、時間軸202に沿ってピアツーピアトラフィックスロットの例示的なシーケンス(ピアツーピアトラフィックスロット1 204、ピアツーピアトラフィックスロット2 206、ピアツーピアトラフィックスロット3 208、・・・、ピアツーピアトラフィックスロットN210)を示す。この例示的な実施形態において、シーケンスは、ピアツーピアトラフィックスロットN210の後にくるピアツーピアトラフィックスロット1 204’によって示される循環タイミング構造の一部として繰り返す。
例示的な図面200は、たとえば、論理表現である。いくつかの実施形態において、論理構造通信リソースは、物理エアリンクリソースにマッピングされる。たとえば、ピアツーピアトラフィックスロット3 208は、ユーザスケジュール間隔212と、レートスケジュール間隔214と、トラフィック間隔216と、確認応答間隔218とを含むことが示され、それらの部分は互いに隣接する。それらの部分に関連する物理エアリンクリソースは、たとえば、処理時間を与えるために、それらの間に時間間隙を有することができる。いくつかの実施形態において、マッピングの一部としてトーンホッピングが実施される。
各例示的なピアツーピアトラフィックスロットは、いくつかの実施形態において、ユーザスケジュール間隔と、レートスケジュール間隔と、トラフィック間隔と、確認応答間隔と、を含む。例示的な一実施形態において、例示的なピアツーピアトラフィックスロット、たとえば、ピアツーピアトラフィックスロット3 208は、ユーザスケジュール間隔212と、レートスケジュール間隔214と、トラフィック間隔216と、確認応答間隔218とを含む。確認応答間隔218は、矢印219によって示されるトラフィック間隔216に対応する。
ユーザスケジュール間隔212は、複数の送信要求間隔と複数の送信要求/送信要求応答ラウンド応答とを含む(ラウンド1は、ラウンド1の送信要求間隔220とラウンド1 の送信要求応答間隔222とを含み、ラウンド2は、ラウンド2 の送信要求間隔224とラウンド2の送信要求応答間隔226とを含み、ラウンド3は、ラウンド3の送信要求間隔228と、ラウンド3の送信要求応答間隔230とを含む)。ユーザスケジュール間隔212の間、少なくともいくつかのシンボルは、トラフィック送信要求信号、たとえば、TX要求信号を搬送するように指定され、少なくともいくつかのシンボルは、トラフィック送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するように指定される。例示的なシンボル232は、ラウンド1 のTX要求間隔220の間に搬送されるように指定される。例示的なシンボル234は、ラウンド1の送信要求応答間隔222の間に搬送されるように指定される。シンボル234で搬送される要求応答は、シンボル232で伝達される要求に対応する。例示的なシンボル236は、ラウンド2のTX要求間隔224の間に搬送されるように指定される。例示的なシンボル238は、ラウンド2の送信要求応答間隔226の間に搬送されるように指定される。シンボル238で搬送される要求応答は、シンボル236で伝達される要求に対応する。例示的なシンボル240は、ラウンド3のTX要求間隔228の間に搬送されるように指定される。例示的なシンボル242は、ラウンド3の送信要求応答間隔230の間に搬送されるように指定される。シンボル242で搬送される要求応答は、シンボル240で伝達される要求に対応する。
いくつかの実施形態において、接続に対応する送信要求信号は、1つのラウンドの1つのシンボル送信時間間隔に対して1つのトーンを利用する。いくつかの実施形態において、接続に対応する送信要求応答信号は、1つのラウンドの1つのシンボル送信時間間隔に対して1つのトーンを利用する。様々な実施形態において、同じ送信要求間隔、たとえば、ラウンド2のTX要求間隔224の間の異なる接続用の異なる位置は、異なる優先順位レベル指定に関連付けられる。様々な実施形態において、同じ送信要求応答間隔、たとえば、ラウンド2のTX要求応答間隔226の間の異なる接続用の異なる位置は、異なる優先順位レベル指定に関連付けられる。
いくつかの実施形態において、例えば、2つ又は3つ以上のラウンドがある、ユーザスケジュール間隔212中に異なる数の要求/要求応答ラウンドがある。
図3は、たとえば、第1のデバイスがスロット中でトラフィックを第2のデバイスに送信したく、優先順位要件および干渉要件に従って進むことが許される状況下で、様々な実施形態によるピアツーピアモバイル通信デバイス(302、304)と、ピアツーピアトラフィックをサポートするためにデバイス(302、304)間で交換される例示的なシグナリングとを示す図面300である。局所近傍にある他のピアツーピアデバイスからの追加の信号を考慮し、利用することができ、時々そのようにする。通信デバイス(302、304)は、図1のピアツーピアワイヤレス端末のいずれでもよい。この例において、ピアツーピアモバイルデバイス1 302は、トラフィック信号をピアツーピアモバイルデバイス2 304に送信することを望む。線301は、時間を示し、ユーザスケジュール間隔326の後にレートスケジュール間隔328、トラフィック間隔330、確認応答間隔332が続く。図3の間隔(326、328、330、332)は、たとえば、図2の間隔(212、214、216、218)である。
ユーザスケジュール間隔326の間、ピアツーピアモバイルデバイス1 302は、ラウンド1送信要求信号306を生成し、送信する。ピアツーピアモバイルデバイス2 304、すなわち、送信要求信号306の予定受信者は、送信要求信号306を受信し、信号を処理し、要求を考慮し、要求を承認した場合、ラウンド1RXエコー信号308としても知られるラウンド1送信要求応答信号を送信する。要求を承認しない場合、ピアツーピアモバイルデバイス2 304は、応答を送信しない。デバイス1 302は、ラウンド1要求応答信号を受信し、受信したラウンド1要求応答信号に応じてラウンド2送信要求信号310を送信すべきか否かを判断する。デバイス1 302が送信することを決定し、ラウンド2送信要求信号310を送信した場合、ピアツーピアモバイルデバイス2 304、すなわち送信要求信号310の予定受信者は、送信要求信号310を受信し、信号を処理し、要求を考慮し、要求を承認した場合、ラウンド2RXエコー信号312としても知られるラウンド2送信要求応答信号を送信する。要求を承認しない場合、ピアツーピアモバイルデバイス2 304は、応答を送信しない。デバイス1 302は、ラウンド2要求応答信号を受信し、受信したラウンド2要求応答信号に応じてラウンド3送信要求信号312を送信すべきか否かを判断する。この例において、デバイス1 302は、デバイス2 304にラウンド3送信要求信号314を送信することを決定したと仮定する。デバイス2 304は、信号314を含むラウンド3送信要求信号を受信し、ラウンド3送信要求応答信号316をデバイス1 302に送信すべきか否かの決定を行う。この例において、デバイス2 304は、RXエコー信号316を送信することを決定し、信号316をデバイス1 302に送信すると仮定する。デバイス1 302は、信号316を含むラウンド3要求応答信号を受信し、受信したラウンド3送信要求応答信号に応じてトラフィック間隔330中にトラフィック信号322を送信すべきか否かの決定を行う。ピアツーピアモバイルデバイス1 302は、デバイス2 304へのピアツーピアトラフィック信号322の送信を続けることを決定する。
レートスケジュール間隔328の間に、ピアツーピアモバイル通信デバイス1 302は、パイロット信号318を送信する。ピアツーピアモバイルデバイス2 304は、パイロット信号318を受信し、受信信号強度を測定し、レート情報信号320を生成する。レート情報信号320は、ピアツーピアモバイルデバイス1 302が、後続のトラフィック間隔330の間に使用すべき最大許容データ転送速度を判断することができるように、たとえば、レート、SNR値、干渉値、および/またはSIR値を伝達する。ピアツーピアモバイルデバイス2 304は、生成されたレート情報信号320をピアツーピアモバイルデバイス1 302に送信する。
ピアツーピアモバイルデバイス1 302は、レート情報信号320を受信し、トラフィック部分330に使用すべき最大許容伝送レートを判断する。ピアツーピアモバイルデバイス1 302は、決定された最大許容伝送レートに応じて、最大許容伝送レート以下である、使用すべき実際のデータ転送速度を判断する。様々な実施形態において、更に、ピアツーピアモバイルデバイス1 302は、トラフィックに使用すべき実際の送信データ転送速度を判断する際に、(i)伝達されるのを待っているトラフィックデータの量、および/または(ii)その電力状況、たとえばバッテリ電力残量、および/または動作モードを考慮する。
ピアツーピアモバイルデバイス1 302は、トラフィック間隔330中にトラフィック信号322を生成し、送信する。トラフィック信号は、判断された実際のデータ転送速度でデータを伝達する。いくつかの実施形態において、トラフィック信号は、更に実際のデータ転送速度の指示を搬送する。
1つのそのような実施形態において、レート情報は、トラフィックに割り当てられたリソースのサブセットを使用して伝達される。ここで、例えば、トラフィックリソースは、レート情報を搬送するように割り当てられた、OFDMトーンシンボルの第1のセットのような、第1の部分、およびユーザ・データのようなトラフィックを搬送するように割り当てられた、OFDMトーンシンボルの第2のセットのような、第2の部分を含む。なお、第1の及び第2のセットは、重複しない。別のそのような実施形態において、レート情報は、トラフィックを搬送する同じリソースを使用して伝達される。ここで、たとえば、レート情報は、トラフィックを搬送するいくつかのOFDMトーンシンボルが第1の電力レベルでスケールされ、他が第2の電力レベルでスケールされるような、トラフィック信号を搬送する変調シンボルの送信電力を変更することによって伝達され、レート情報は、どの位置がどのレベルにスケールされるかによって伝達される。
ピアツーピアモバイルデバイス2 304は、トラフィック間隔330の間にトラフィック信号322を受信し、伝達されているデータを復元する。いくつかの実施形態において、更に、レート情報は、トラフィックデータとともに伝達される。いくつかのそのような実施形態において、ピアツーピアモバイルデバイス2 304は、伝達されている通信レート情報を復元し、次いでトラフィックデータ信号を復号する。ピアツーピアモバイルデバイス2 304は、トラフィック信号322の通信データが正常に回復されたかどうかを判断し、肯定または否定の確認応答信号を生成する。
確認応答間隔332の間、ピアツーピアモバイルデバイス2 304は、生成されたACK信号324をモバイルピアツーピアデバイス1 302に送信する。ピアツーピアモバイルデバイス1 302は、ACK信号324を受信し、ACK信号324によって搬送された情報に基づいて送信待ち行列情報を更新する。
ピアツーピアモバイルデバイス1 302が最終ラウンド、たとえば、ラウンド3においてRXエコー信号316を受信しないか、または、その後、送信を続けないことを決定した場合、デバイス302は、パイロット信号318を送信せず、このトラフィックスロットに関する動作を終了することができることを注意しなければならない。同様に、ピアツーピアモバイルデバイス304が、最終ラウンド、たとえば、ラウンド3において送信を続けないことを決定した場合、ラウンド3要求信号314を受信した後、モバイルデバイス304は、RXエコー信号316を送信せず、このトラフィックスロットに関する動作を終了することができる。
プロセスは、例えば、ピアツーピアモバイルデバイス1 302の必要とするトラフィック送信の関数として、追加のトラフィックスロットの間、繰り返される。
図4は、ピアツーピア循環タイミング構造内の例示的なユーザスケジュール間隔212と、ユーザスケジュール部分のエアリンクリソースの例示的なパーティションと、を示す図面400である。例示的なユーザスケジューリング間隔212は、(i)ミニTX要求スロット1とも呼ばれるラウンド1の送信要求間隔220と、(ii)ミニRXエコースロット1とも呼ばれるラウンド1の送信要求応答間隔222と、(iii)ミニTX要求スロット2とも呼ばれるラウンド2の送信要求間隔224と、(iv)ミニRXエコースロット2とも呼ばれるラウンド2の送信要求応答間隔226と、(v)ミニTX要求スロット3とも呼ばれるラウンド3の送信要求間隔228と、(iv)ミニRXエコースロット3とも呼ばれるラウンド3の送信要求応答間隔230と、を含む。
間隔(220、224、228)は、送信要求信号(TX要求信号)を搬送するために指定され、間隔(222、226、230)は送信要求応答信号(RXエコー信号)を搬送するために指定される。
横軸406は、ブロックに対応する時間を表し、縦軸408は、周波数、たとえば、OFDMトーンを表す。OFDMシンボル232は、第1の送信要求間隔220の位置にマッピングされた接続用の第1ラウンド要求の送信要求信号を搬送する。OFDMシンボル234は、第1の送信要求応答間隔222の位置にマッピングされた接続用の第1ラウンド送信要求応答信号を搬送する。OFDMシンボル236は、第2の送信要求間隔224の位置にマッピングされた接続用の第2ラウンド要求の送信要求信号を搬送する。OFDMシンボル238は、第2の送信要求応答間隔226の位置にマッピングされた接続用の第2ラウンド要求応答の送信要求応答信号を搬送する。OFDMシンボル240は、第3の送信要求間隔228の位置にマッピングされた接続用の第3ラウンド要求の送信要求信号を搬送する。OFDMシンボル242は、第3の送信要求応答間隔230の位置にマッピングされた接続用の第3ラウンド要求応答の送信要求応答信号を搬送する。
この例において、ワイヤレス端末1からワイヤレス端末2へのピアツーピアトラフィック信号のトラフィック間隔216における送信用のWT1からWT2への第1ラウンド送信要求を搬送するために指定された位置は、ラウンド1の送信要求間隔220におけるインデックス番号=4のトーンに対応する、OFDMシンボル232のOFDMトーンシンボル410として指定される。この例において、WT1からWT2への第1のラウンド送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために指定された位置は、ラウンド1の送信要求応答間隔222におけるインデックス番号=4のトーンに対応する、OFDMシンボル234のOFDMトーンシンボル412として指定される。
この例において、ワイヤレス端末1からワイヤレス端末2へのピアツーピアトラフィック信号のトラフィック間隔216における送信用のWT1からWT2への第2のラウンド送信要求を搬送するために指定された位置は、ラウンド2の送信要求間隔224におけるインデックス番号=4のトーンに対応する、OFDMシンボル236のOFDMトーンシンボル414として指定される。この例において、WT1からWT2への第2のラウンド送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために指定された位置は、ラウンド2の送信要求応答間隔226におけるインデックス番号=4のトーンに対応する、OFDMシンボル238のOFDMトーンシンボル416として指定される。
この例において、ワイヤレス端末1からワイヤレス端末2へのピアツーピアトラフィック信号のトラフィック間隔216における送信用のWT1からWT2への第3のラウンド送信要求を搬送するために指定された位置は、ラウンド3の送信要求間隔228におけるインデックス番号=4のトーンに対応する、OFDMシンボル240のOFDMトーンシンボル418として指定される。この例において、WT1からWT2への第3のラウンド送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために指定された位置は、ラウンド3の送信要求応答間隔230におけるインデックス番号=4のトーンに対応する、OFDMシンボル242のOFDMトーンシンボル420として指定される。
WT2に送信したいトラフィックデータを有する場合、トーンシンボル414で送信要求信号を送信すべきか否かを決定するときに、ワイヤレス端末1は、検出された他の接続に対応する優先順位のより高い送信要求応答信号、たとえば、ラウンド1のTX要求応答間隔222の間に検出された要求応答信号を考慮する。WT2に送信したいトラフィックデータを有する場合、トーンシンボル418中で送信要求信号を送信すべきか否かを決定するときに、ワイヤレス端末1は、検出された他の接続に対応する優先順位のより高い送信要求応答信号、たとえば、ラウンド2のTX要求応答間隔226の間に検出された要求応答信号を考慮する。
WT1がWT2に送信したいということを示す、WT1からの送信要求信号データをトーンシンボル410中で受信した場合、トーンシンボル412中で送信要求応答信号を送信すべきか否かを決定するときに、ワイヤレス端末2は、検出された他の接続に対応する優先順位のより高い送信要求信号、たとえば、ラウンド1のTX要求間隔220の間に検出された要求信号を考慮する。WT1がWT2に送信したいということを示す、WT1からの送信要求信号データをトーンシンボル414中で受信した場合、トーンシンボル416中で送信要求応答信号を送信すべきか否かを決定するときに、ワイヤレス端末2は、検出された他の接続に対応する優先順位のより高い送信要求信号、たとえば、ラウンド2のTX要求間隔224の間に検出された要求信号を考慮する。WT1がWT2に送信したいということを示す、WT1からの送信要求信号データをトーンシンボル418中で受信した場合、トーンシンボル420中で送信要求応答信号を送信すべきか否かを決定するときに、ワイヤレス端末2は、検出された他の接続に対応する優先順位のより高い送信要求信号、たとえば、ラウンド3のTX要求間隔2208の間に検出された要求信号を考慮する。
図5は、様々な実施形態による、第2のデバイスと通信するように第1のデバイスを動作させる例示的な方法のフローチャート500である。第1および第2のデバイスは、たとえば、既存の接続を有するピアツーピアワイヤレス通信デバイスである。様々な実施形態において、第1および第2のデバイスは、トラフィック間隔に対応する複数の送信要求/送信要求応答ラウンドを含むタイミング構造を使用している。
例示的な方法の動作は、ステップ502で開始し、ステップ504に進み、第1のデバイスは、第1のトラフィック間隔の間に第2のデバイスにデータを送信したいという、第1の送信要求を第2のデバイスに送信する。動作は、ステップ504からステップ506に進む。
ステップ506において、第1のデバイスは、第1の送信要求が送信された第1の送信要求間隔に対応する第1の送信要求応答間隔の間に受信された送信要求応答から生成された干渉推定値に基づいて、第2の送信要求を第2のデバイスに送信すべきか否かの決定を行う。ここで、前記第1の送信要求応答間隔は、第1の送信要求間隔と第2の送信要求応答間隔との間に発生し、前記干渉推定値を生成するために使用される前記第1の送信要求応答間隔の間に受信された送信要求応答は、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の前記接続以外の接続に対応する応答である。動作は、ステップ506からステップ508に進む。
ステップ508において、第1のデバイスは、ステップ506の決定に応じて進む。決定が第2の送信要求を送信しないという決定である場合、動作は、ステップ508からステップ509に進み、第1のデバイスは、第2の送信要求を第2のデバイスに送信することを控える。決定が第2の送信要求を送信するという決定である場合、動作は、ステップ508からステップ510に進む。ステップ510において、第1のデバイスは、第1のトラフィック間隔の間に第2のデバイスにデータを送信したいという第2の送信要求を第1のデバイスから第2のデバイスに送信する。ここで、第2の送信要求の送信は、第1の送信要求の送信の後に発生する。動作は、ステップ510からステップ512および514に進む。
ステップ512において、第1のデバイスは、第2の送信要求応答間隔の間に、前記第1および第2のデバイス以外のデバイス間の接続に対応する要求応答を検出するためにモニタする。動作は、ステップ512からステップ516に進む。ステップ516において、第1のデバイスは、ステップ512のモニタ中に他の接続の1つまたは複数の要求応答が検出されたか否かに応じて進む。他の接続の要求応答がステップ512において検出された場合、動作は、検出された他の接続の検出された要求応答ごとにステップ516からステップ518に進む。
ステップ518において、第1のデバイスは、送信要求応答間隔の間に検出された前記第1および第2のデバイス以外のデバイス間の接続に対応する要求応答に基づいて干渉コスト推定値を生成する。たとえば、生成された干渉コスト推定値は、第1のデバイスがトラフィック間隔で第2のデバイスにデータを送信する場合、第2の接続の受信機が受けると予想される、第1のデバイスからの干渉の量の推定値である。動作は、ステップ518からステップ520に進む。第1のデバイスがステップ512のモニタ中に他の接続の要求応答を検出しなかった場合、動作はステップ516からステップ520に進み、第1のデバイスは、他のデバイスに対する干渉コストがないかまたは干渉コストを無視することができると考える。たとえば、局所近傍にある他のピアツーピアデバイスは、第2の送信要求応答間隔においてRXエコー信号のような要求応答信号を送信していない。
ステップ514に戻ると、ステップ514において、第1のデバイスは、第2の送信要求応答間隔の間に、第2の送信要求に対する応答、たとえば、RXエコー信号を検出するためにモニタする。動作はステップ514からステップ520に進む。
ステップ520において、第1のデバイスは、第2の送信要求に対する応答が第2のデバイスから受信されたかどうかに基づいて、第2のデバイスにデータを送信すべきか否かの決定を行う。時々、データを送信すべきか否かの決定を行うとき、第1のデバイスは、干渉コスト推定値情報をも利用する。たとえば、第1のデバイスが、ステップ514において第2のデバイスから要求応答信号を受信しなかった場合、ステップ520において、第1のデバイスは、第2のデバイスにデータを送信しないことを決定する。第1のデバイスが、ステップ514において第2のデバイスから要求応答信号を受信し、ステップ512において要求応答を受信していない場合、第1のデバイスは、第2のデバイスにデータを送信することを決定する。第1のデバイスが、ステップ514において第2のデバイスから要求応答を受信し、ステップ512において少なくとも1つの要求応答を受信した場合、第1のデバイスは、第2のデバイスにデータを条件付きで送信する。条件は、ステップ518の1つまたは複数の生成された干渉コスト推定値に基づく。ステップ518のコスト推定値がしきい値を上回る場合、第1のデバイスは、第2のデバイスに送信しないことを決定する。ステップ518の1つまたは複数のコスト推定値が、それぞれしきい値を下回る場合、第1のデバイスは、第2のデバイスにデータを送信することを決定する。したがって、時々、ステップ520において送信すべきか否かの決定を行うことは、干渉コスト推定値を送信判断しきい値と比較することを含む。
図6は、様々な実施形態による、第2のデバイスと通信するように第1のデバイスを動作させる例示的な方法のフローチャート600である。第1および第2のデバイスは、たとえば、既存の接続を有するピアツーピアワイヤレス通信デバイスである。様々な実施形態において、第1および第2のデバイスは、トラフィック間隔に対応する複数の送信要求/送信要求応答ラウンド、たとえば、3つ以上のラウンドを含むタイミング構造を使用している。たとえば、タイミング構造は、記載された時間順に発生する、第1の送信要求間隔と、第1の送信要求応答間隔と、第2の送信要求間隔と、第2の送信要求応答間隔と、第3の送信要求間隔と、第3の送信要求応答間隔と、対応するトラフィック間隔とを含む。いくつかのそのような実施形態では、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の第1の接続に対応して、第1の送信要求間隔、第1の送信要求応答間隔、第2の送信要求間隔、第2の送信要求応答間隔、第3の送信要求間隔、第3の送信要求応答間隔の各々中の接続に割り当てられたエアリンクリソース、たとえば、OFDMトーンシンボルがある。
例示的な方法の動作は、ステップ602で開始し、ステップ604に進む。ステップ604において、第1のデバイスは、第1のトラフィック間隔の間に第2のデバイスにデータを送信したいという、第1の送信要求を第1のデバイスから第2のデバイスに送信する。動作は、ステップ604からステップ606に進む。
ステップ606において、前記第1の送信要求が送信された第1の送信要求間隔に対応する第1の送信要求応答間隔の間に受信された干渉要求応答から生成された干渉推定値に基づいて、第1のデバイスは、第2の送信間隔の間に第2の送信要求を送信すべきか否かを決定する。ここで、前記第1の送信要求応答間隔は、前記第1の送信要求間隔と第2の送信要求間隔との間に発生し、前記干渉推定値を生成するために使用される第1の送信要求応答間隔の間に受信された送信要求応答は、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の前記接続以外の接続に対応する応答であり、第2の送信要求を送信すべきか否かを決定する前記ステップは、前記生成されたコスト推定値が干渉しきい値を超える場合、第2の送信要求を送信しないことを決定する。動作は、ステップ606からステップ608に進む。
ステップ608において、第1のデバイスは、第3の送信要求間隔の間に、第1のデバイスから第2のデバイスに別の送信要求を送信する。ここで、別の送信要求の送信は、第1のトラフィック間隔の間に第2のデバイスにデータを送信したいという別の送信要求であり、別の送信要求の送信は、第1のトラフィックインターバルの間に第2のデバイスにデータを送信したいという別の送信要求であり、別の送信要求の送信は、第1の送信要求の送信の後に発生する。動作は、ステップ608からステップ610および612に進む。
ステップ610において、第1のデバイスは、第3の送信要求応答間隔の間に、前記第1および第2のデバイス以外のデバイス間の接続に対応する要求応答を検出するためにモニタする。動作は、ステップ610からステップ614に進む。ステップ614において、第1のデバイスは、ステップ610のモニタ中に他の接続の1つまたは複数の要求応答が検出されたか否かに応じて進む。他の接続の要求応答がステップ610において検出された場合、動作は、検出された他の接続の検出された要求応答ごとにステップ614からステップ616に進む。
ステップ616において、第1のデバイスは、第3の送信要求応答間隔の間に検出された前記第1および第2のデバイス以外のデバイス間の接続に対応する要求応答に基づいて干渉コスト推定値を生成する。たとえば、第1のデバイスがトラフィック間隔中で第2のデバイスにデータを送信する場合、生成された干渉コスト推定値は、別の接続の受信機が受けると予想される、第1のデバイスからの干渉の量の推定値である。動作は、ステップ616からステップ620に進む。第1のデバイスがステップ612のモニタ中に他の接続の要求応答を検出しなかった場合、動作は、ステップ614からステップ618に進み、第1のデバイスは、他のデバイスに対する干渉コストがないかまたは干渉コストを無視することができると考える。たとえば、局所近傍にある他のピアツーピアデバイスは、第2の送信要求応答間隔においてRXエコー信号のような、要求応答信号を送信していない。
ステップ612に戻ると、ステップ612において、第1のデバイスは、第3の送信要求応答間隔の間に、ステップ608の別の送信要求に対する応答、たとえば、RXエコー信号を検出するためにモニタする。動作はステップ612からステップ618に進む。
ステップ618において、第1のデバイスは、ステップ608の別の送信要求に対する応答が第2のデバイスから受信されたかどうかに基づいて、第2のデバイスにデータを送信すべきか否かを決定する。時々、第1のデバイスは、データを送信すべきか否かの決定を行うとき、干渉コスト推定値情報をも利用する。たとえば、第1のデバイスが、ステップ612において第2のデバイスから要求応答信号を受信しなかった場合、ステップ618において、第1のデバイスは、第2のデバイスにデータを送信しないことを決定する。第1のデバイスが、ステップ612において第2のデバイスから要求応答信号を受信し、ステップ610において要求応答を受信していない場合、第1のデバイスは、第2のデバイスにデータを送信することを決定する。第1のデバイスが、ステップ612において第2のデバイスから要求応答を受信し、ステップ610において少なくとも1つの要求応答を受信した場合、第1のデバイスは、第2のデバイスにデータを条件付きで送信する。条件は、ステップ616の1つまたは複数の生成された干渉コスト推定値に基づく。ステップ616のコスト推定値がしきい値を上回る場合、第1のデバイスは第2のデバイスに送信しないことを決定する。ステップ618の1つまたは複数のコスト推定値が、それぞれしきい値を下回る場合、第1のデバイスは、第2のデバイスにデータを送信することを決定する。したがって、時々、ステップ618において送信すべきか否かの決定を行うことは、干渉コスト推定値を送信判断しきい値と比較することを含む。
図7Aと図7Bの組合せからなる図7は、第1の通信デバイスと通信するように第2の通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャート700である。第1および第2のデバイスは、たとえば、既存の接続を有するピアツーピアワイヤレス通信デバイスである。様々な実施形態において、第1および第2のデバイスは、トラフィック間隔に対応する複数の送信要求/送信要求応答ラウンドを含むタイミング構造を使用している。
例示的な方法の動作は、ステップ702で開始し、ステップ704に進み、時々ステップ706に進む。ステップ704において、第2のデバイスは、第1の送信要求間隔の間に第1のデバイスから第2のデバイスへの第1の送信要求を検出する。ステップ706において、第2のデバイスは、第2のデバイスにデータを送信したいという前記第1の送信要求が受信された第1の送信要求間隔の間に、前記第1および第2のデバイス以外の他のデバイス間の接続に対応する追加の要求を検出する。動作は、ステップ704から、および時々ステップ706から、ステップ708に進む。
ステップ708において、第2のデバイスは、第1の送信要求間隔の間に受信された送信要求に基づいて、前記第1のデバイスから受信されるトラフィック信号の推定された信号品質を示す受信信号品質推定値を生成する。様々な実施形態において、生成された受信信号品質推定値は、信号対雑音比と信号対干渉比とのうちの1つである。動作は、ステップ708からステップ710に進む。
ステップ710において、第2のデバイスは、生成された受信信号品質推定値がしきい値を上回るか否かを判断し、判断に応じて進む。受信信号品質推定値がしきい値を上回る場合、動作は、ステップ710からステップ712に進む。しかしながら、受信信号品質推定値がしきい値を上回らない場合、動作はステップ714に進む。
ステップ712に戻ると、ステップ712において、第2のデバイスは、第2のデバイスから第1のデバイスに第1の送信要求応答を送信する。ここで、RXエコー信号のような第1の送信要求応答は、第1のトラフィック間隔の間に第2のデバイスにデータを送信したいという第1の要求に対する応答である。動作は、ステップ712から接続ノードA715に進む。
ステップ714に戻ると、ステップ714において、第2のデバイスは、第1の送信要求応答を第2のデバイスから第1のデバイスに送信することを控えるように制御される。動作は、ステップ714から接続ノードA715に進む。
動作は、接続ノードA715からステップ716に、および時々ステップ718に進む。ステップ716において、第2のデバイスは、第2の送信要求間隔の間に第1のデバイスから第2のデバイスへの第2の送信要求を検出する。ステップ718において、第2のデバイスは、第2のデバイスにデータを送信したいという前記第2の要求が受信された第2の送信要求間隔の間に、前記第1のデバイスと第2のデバイスとの間の前記接続以外のデバイス間の接続に対応する追加の要求を検出する。
動作は、ステップ716から、および時々ステップ718から、ステップ720に進む。ステップ720において、第2のデバイスは、前記第2の送信要求間隔の間に受信された送信要求に基づいて、前記第1のデバイスによって受信されるトラフィック信号の推定された信号品質を示す第2の受信信号品質推定値を生成する。様々な実施形態において、生成された第2の受信信号品質推定値は、信号対雑音比と信号対干渉比とのうちの1つである。動作は、ステップ720からステップ722に進む。
ステップ722において、第2のデバイスは、生成された第2の受信信号品質推定値がしきい値を上回るか否かを判断する。第2の受信信号品質推定値がしきい値を上回らない場合、動作は、ステップ722からステップ724に進み、第2のデバイスは、第2の送信要求応答を第2のデバイスから第1のデバイスに送信することを控えるように制御される。しかしながら、生成された第2の受信信号品質推定値がしきい値を上回る場合、動作はステップ722からステップ726に進む。
ステップ726において、第2のデバイスは、第2のデバイスから第1のデバイスに第2の送信要求応答を送信する。ここで、第2の送信要求応答は、第1のトラフィック間隔の間に第2のデバイスにデータを送信したいという第2の要求に対する応答である。ステップ726の第2の送信要求応答の送信は、ステップ712の第1の送信要求応答の送信の後に発生する。動作は、ステップ726からステップ728に進む。ステップ728において、第2のデバイスは、第2の送信要求応答の送信の後の第1のトラフィック間隔の間においてトラフィックを受信するためにモニタする。
図8Aと図8Bと図8Cとの組合せからなる図8は、第1の通信デバイスと通信するように第2の通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャート800である。第1および第2のデバイスは、たとえば、既存の接続を有するピアツーピアワイヤレス通信デバイスである。様々な実施形態において、第1および第2のデバイスは、トラフィック間隔に対応する複数の送信要求/送信要求応答ラウンド、たとえば、トラフィック間隔に対応する3つの送信要求/送信要求応答ラウンドを含むタイミング構造を使用している。
例示的な方法の動作は、ステップ802で開始し、ステップ804に進み、時々ステップ806に進む。ステップ804において、第2のデバイスは、第1の送信要求間隔の間に第1のデバイスから第2のデバイスへの第1の送信要求を検出する。ステップ806において、第2のデバイスは、第2のデバイスにデータを送信したいという前記第1の送信要求が受信された第1の送信要求間隔の間に、前記第1および第2のデバイス以外の他のデバイス間の接続に対応する追加の要求を検出する。動作は、ステップ804から、および時々ステップ806から、ステップ808に進む。
ステップ808において、第1のデバイスは、第1の送信要求間隔の間に受信された送信要求に基づいて、前記第1のデバイスから受信されるトラフィック信号の推定された信号品質を示す第1の受信信号品質推定値を生成する。様々な実施形態において、生成された第1の受信信号品質推定値は、信号対雑音比と信号対干渉比とのうちの1つである。動作は、ステップ808からステップ810に進む。
ステップ810において、第2のデバイスは、第1の送信要求間隔の間に受信された送信要求から生成された第1の受信信号品質推定値に基づいて、第1の送信要求応答間隔の間に第1の送信要求応答を送信すべきか否かを決定する。ステップ810は、サブステップ812、814および816を含む。サブステップ812において、第2のデバイスは、生成された第1の受信信号品質推定値がしきい値を下回るかどうかを判断する。生成された第1の受信信号品質推定値がしきい値を下回る場合、動作はサブステップ812からサブステップ816に進み、第2のデバイスは、第1の送信要求応答を送信しないことを決定する。しかしながら、生成された第1の受信信号品質推定値がしきい値を下回らない場合、動作はサブステップ812からサブステップ814に進み、第2のデバイスは、第1の送信要求応答を送信することを決定する。
動作は、サブステップ814からステップ820に進む。ステップ820において、第2のデバイスは、第2のデバイスから第1のデバイスに第1の送信要求応答を送信する。ここで、第1の送信要求応答は、第1のトラフィック間隔の間に第2のデバイスにデータを送信したいという第1の要求に対する応答である。動作は、ステップ820から接続ノードA824に進む。
サブステップ816に戻ると、動作は、サブステップ816からステップ822に進む。ステップ822において、第1の送信要求応答を第2のデバイスから第1のデバイスに送信することを控えるように第2のデバイスを動作させる。動作は、ステップ822から接続ノードA824に進む。
動作は、接続ノードA824からステップ826に、および時々ステップ828に進む。ステップ826において、第2のデバイスは、第2の送信要求間隔の間に第1のデバイスから第2のデバイスへの第2の送信要求を検出する。ステップ828において、第2のデバイスは、第2のデバイスにデータを送信したいという前記第2の送信要求が受信された第2の送信要求間隔の間に、前記第1および第2のデバイス以外の他のデバイス間の接続に対応する追加の要求を検出する。動作は、ステップ826から、および時々ステップ828から、ステップ830に進む。
ステップ830において、第2のデバイスは、第2の送信要求間隔の間に受信された送信要求に基づいて第2の受信信号品質推定値を生成する。ここで、前記第2の受信信号品質推定値は、前記第1のデバイスから受信されるトラフィック信号の推定された信号品質を示す。様々な実施形態において、生成された第2の受信信号品質推定値は、信号対雑音比と信号対干渉比とのうちの1つである。動作は、ステップ830からステップ832に進む。
ステップ832において、第2のデバイスは、第2の送信要求間隔の間に受信された送信要求から生成された第2の受信信号品質推定値に基づいて、第2の送信要求応答間隔の間に第2の送信要求応答を送信すべきか否かを決定する。ステップ832は、サブステップ834、836および838を含む。サブステップ834において、第2のデバイスは、生成された第2の受信信号品質推定値がしきい値を下回るかどうかを判断する。生成された第2の受信信号品質推定値がしきい値を下回る場合、動作は、サブステップ834からサブステップ838に進み、第2のデバイスは、第2の送信要求応答を送信しないことを決定する。しかしながら、生成された第2の受信信号品質推定値がしきい値を下回らない場合、動作はサブステップ834からサブステップ836に進み、第2のデバイスは、第2の送信要求応答を送信することを決定する。
動作は、サブステップ836からステップ840に進む。ステップ840において、第2のデバイスは、第2のデバイスから第1のデバイスに第2の送信要求応答を送る。ここで、第2の送信要求応答は、第1のトラフィック間隔の間に第2のデバイスにデータを送信したいという第2の要求に対する応答である。動作は、ステップ840から接続ノードB844に進む。
サブステップ838に戻ると、動作は、サブステップ838からステップ842に進む。ステップ842において、第2の送信要求応答を第2のデバイスから第1のデバイスに送信することを控えるように第2のデバイスを動作させる。動作は、ステップ842から接続ノードB844に進む。
動作は、接続ノードB844からステップ846に、および時々ステップ848に進む。ステップ846において、第2のデバイスは、第3の送信要求間隔の間に第1のデバイスから第2のデバイスへの第3の送信要求を検出する。ステップ848において、第2のデバイスは、第2のデバイスにデータを送信したいという前記第3の送信要求が受信された第3の送信要求間隔の間に、前記第1および第2のデバイス以外の他のデバイス間の接続に対応する追加の要求を検出する。動作は、ステップ846から、および時々ステップ848から、ステップ850に進む。
ステップ850において、第2のデバイスは、第3の送信要求間隔の間に受信された送信要求に基づいて第3の受信信号品質推定値を生成する。ここで、前記受信信号品質推定値は、前記第1のデバイスから受信されるトラフィック信号の推定された信号品質を示す。様々な実施形態において、生成された第3の受信信号品質推定値は、信号対雑音比と信号対干渉比とのうちの1つである。動作は、ステップ850からステップ852に進む。
ステップ852において、第3のデバイスは、第3の送信要求間隔の間に受信された送信要求から生成された第3の受信信号品質推定値に基づいて、第3の送信要求応答間隔の間に第3の送信要求応答を送信すべきか否かを決定する。ステップ852は、サブステップ854、856および858を含む。サブステップ854において、第2のデバイスは、生成された第2の受信信号品質推定値がしきい値を下回るかどうかを判断する。生成された第2の受信信号品質推定値がしきい値を下回る場合、動作は、サブステップ854からサブステップ858に進み、第2のデバイスは、第3の送信要求応答を送信しないことを決定する。しかしながら、生成された第3の受信信号品質推定値がしきい値を下回らない場合、動作は、サブステップ854からサブステップ856に進み、第2のデバイスは、第3の送信要求応答を送信することを決定する。
動作は、サブステップ856からステップ860に進む。ステップ860において、第2のデバイスは、第2のデバイスから第1のデバイスに第3の送信要求応答を送信する。ここで、第3の送信要求応答は、第1のトラフィック間隔の間に第2のデバイスにデータを送信したいという第3の要求に対する応答である。動作は、ステップ860からステップ864に進む。ステップ864において、第2のデバイスは、前記第3の送信要求応答の送信の後の第1のトラフィック間隔の間において、トラフィックを受信するためにモニタする。
サブステップ858に戻ると、動作は、サブステップ858からステップ862に進む。ステップ862において、第3の送信要求応答を第2のデバイスから第1のデバイスに送信することを控えるように第3のデバイスを動作させる。
図9は、様々な実施形態による、ピアツーピア通信をサポートするモバイルノードのような、例示的な第1の通信デバイス900の図である。例示的な第1の通信デバイス900は、時々、第2の通信デバイスとの接続、たとえば、ピアツーピア接続を有する。例示的な第1の通信デバイス900は、様々な要素がデータおよび情報を交換するためのバス912を介して互いに結合された、ワイヤレス受信機モジュール902と、ワイヤレス送信機モジュール904と、ユーザ入出力デバイス908と、プロセッサ906と、メモリ910と、を含む。
メモリ910は、ルーチン918とデータ/情報920とを含む。CPUのような、プロセッサ906は、ルーチン918を実行し、メモリ910内のデータ/情報920を使用して、第1の通信デバイス900の動作を制御し、たとえば、図5のフローチャート500の方法または図6のフローチャート600の方法を実施する。
OFDM受信機のようなワイヤレス受信機モジュール902は、通信デバイスが他のデバイスから信号を受信するための受信アンテナ914に結合される。受信信号には、たとえば、第1の通信デバイス900が接続を有する第2の通信デバイスからの送信要求応答信号、および第1の通信デバイス900が接続を有しない他の通信デバイスからの送信要求応答信号がある。
OFDM送信機のようなワイヤレス送信機モジュール904は、第1の通信デバイスが信号、たとえば、第1のデバイスが接続を有する第2の通信デバイスに向けられた送信要求信号と、第1のデバイスが接続を有する第2のデバイスに向けられたピアツーピアトラフィック信号と、を送信するための送信アンテナ916に結合される。いくつかの実施形態において、同じアンテナが受信機と送信機の両方に使用される。ワイヤレス送信機モジュール904は、送信要求、例えば、生成された第1及び第2の送信要求を第1のデバイス900が接続を有する第2のデバイスに送信する。なお、生成された送信要求は、トラフィック間隔の間にトラフィックデータを第2のデバイスに送信する要求である。
ユーザI/Oデバイス908は、たとえば、マイクロホン、キーボード、キーパッド、スイッチ、カメラ、マウス、スピーカ、ディスプレイなどを含む。ユーザI/Oデバイス908により、第1の通信デバイス900のユーザは、データ/情報を入力し、出力データ/情報にアクセスし、第1の通信デバイス900の少なくともいくつかの機能を制御することができる。
ルーチン918は、通信ルーチン922とワイヤレス端末制御ルーチン924とを含む。通信ルーチン922は、第1の通信デバイス900によって使用される様々な通信プロトコルを実施する。ワイヤレス端末制御ルーチン924は、送信要求モジュール926と、第1の送信決定モジュール928と、送信制御モジュール930と、第1の検出モジュール932と、第2の検出モジュール934と、干渉コスト推定値生成モジュール936と、第2の送信決定モジュール938と、を含む。
データ/情報920は、送信タイミング構造情報940と、接続情報942と、送信判断しきい値情報944と、を含む。送信タイミング構造情報は、たとえば、循環ピアツーピアタイミング構造に応じてトラフィックスロット情報の複数のセット(トラフィックスロット1のデータ/情報946、・・・、トラフィックスロットNのデータ/情報948)を含む。トラフィックスロット1のデータ/情報946は、ユーザスケジュール間隔情報950とトラフィック間隔情報952とを含む。送信タイミング構造情報940のトラフィックスロット1の間隔情報950は、情報952によって識別されるトラフィック間隔に対応する3つの順序付き送信要求間隔と3つの送信要求応答間隔との間の相対タイミング関係を示す情報を含む。いくつかの他の実施形態において、トラフィック間隔に対応する異なる数の要求/応答ラウンド、たとえば、2つのラウンドまたは4つ以上のラウンドがある。ユーザスケジュール間隔情報950は、要求応答ラウンド1の情報954と、要求/応答ラウンド2の情報956と、要求/応答ラウンド3の情報958と、を含む。要求/応答ラウンド1の情報954は、第1の送信要求間隔情報960と第1の送信要求応答間隔情報962とを含む。要求/応答ラウンド2の情報956は、第2の送信要求間隔情報964と第2の送信要求応答間隔情報966とを含む。要求/応答ラウンド3の情報958は、第3の送信要求間隔情報968と第3の送信要求応答間隔情報970とを含む。
接続情報942は、前記第1のデバイス900が現在の接続、たとえば、現在のピアツーピア接続を有するデバイスを識別する情報を含む。更に、接続情報942は、接続に関連するエアリンクリソースのセットを識別するために使用される情報、たとえば、接続に関する制御シグナリングのために使用される第1の送信要求間隔の間のOFDMトーンシンボル、第1の送信要求応答間隔の間のOFDMトーンシンボル、第2の送信要求間隔の間のOFDMトーンシンボル、第2の送信要求応答間隔の間のOFDMトーンシンボル、第3の送信要求間隔の間のOFDMトーンシンボル、および第3の送信要求応答間隔の間のOFDMトーンシンボルを含む。
送信判断しきい値情報944は、たとえば、前記第1の送信決定モジュール928によって使用される記憶されたしきい値と、前記第2の送信決定モジュール938によって使用される記憶されたしきい値とを含む。
送信要求モジュール926は、送信要求を生成する。たとえば、生成された送信要求は、第1のデバイス900から第2のデバイスに第1及び第2の送信要求を含む。ここで、第1の送信要求は、第1のトラフィック間隔の間に第2のデバイスにデータを送信したいという第1の送信要求であり、第2の送信要求は、第1のトラフィック間隔の間に第2のデバイスにデータを送信したいという第2の送信要求である。
第1のデバイス900は、トラフィック間隔で第2のデバイスにトラフィック信号を送信することを望むことができるが、必ずしもラウンドの各々において送信要求を第2のデバイスに送信するわけではない。たとえば、ある場合において、第1の送信要求は、情報960によって識別される第1の送信要求間隔で送信され、第2の送信要求は、情報968によって識別される第3の送信要求間隔で送信される。
第1の送信決定モジュール928は、送信要求に対する応答が第2のデバイスから受信されたかどうかに基づいて、第1のデバイスが接続を有する第2のデバイスにデータを送信すべきか否かを判断する。たとえば、第1の送信決定モジュール928は、最終ラウンドの送信要求応答間隔、たとえば、情報970によって識別される第3の送信要求応答間隔のモニタに従って、トラフィックデータ送信決定を行う。たとえば、送信要求応答が情報970によって識別される第3の送信要求応答間隔で第2のデバイスから受信されたか否かに応じて、第1のデバイスは、情報952によって識別されるトラフィック間隔中で第2のデバイスにデータを送信すべきか否かを決定する。
たとえば、情報952によって識別されるトラフィック間隔の間に、前記第1の送信決定モジュール928が第2のデバイスにデータを送信するように判断した場合、送信制御モジュール930は、第2のデバイスにデータを送信するようにワイヤレス送信機モジュール904を制御する。更に、たとえば、情報968によって識別される第3の送信要求間隔の間に、第2の送信決定モジュール938が追加の送信要求を第2のデバイスに送信すべきであると判断した場合、送信制御モジュール930は、第2の送信要求を第2のデバイスに送信するようにワイヤレス送信機モジュールを制御する。
第1の検出モジュール932は、前記第1のデバイス以外のデバイスと第1のデバイスが接続を有する第2のデバイスとの間の接続に対応する、送信要求応答間隔の間に受信された送信要求応答、たとえば、RXエコー信号を検出する。これらの検出された応答は、第1のデバイスがトラフィック間隔でトラフィック信号を第2のデバイスに送信する場合、第1のデバイスが干渉を引き起こすことがある接続を識別する。
干渉コスト推定値生成モジュール936は、前記第2のデバイスとの接続を有する前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の前記接続以外の接続に対応する要求応答に基づいて干渉コスト推定値を生成する。
第2の検出モジュール934は、第1のデバイスによって、前記第1のデバイスが接続を有する第2のデバイスに送信された送信要求に対する応答を検出する。たとえば、第1のデバイスが、情報960によって識別される第1の要求送信間隔の間に送信要求を送信した場合、第2の検出モジュール934は、情報962によって識別される第1の送信要求応答間隔の間に第2のデバイスからの要求応答、たとえば、RXエコーを検出する。第1のデバイスが、情報964によって識別される第2の要求送信間隔の間に送信要求を送信した場合、第2の検出モジュール934は、情報966によって識別される第2の送信要求応答間隔の間に第2のデバイスからの要求応答、たとえば、RXエコーを検出する。第1のデバイスが、情報968によって識別される第3の要求送信間隔の間に送信要求を送信した場合、第2の検出モジュール934は、情報970によって識別される第3の送信要求応答間隔の間に第2のデバイスからの要求応答、たとえば、RXエコーを検出する。最終要求/応答ラウンドにおいて応答が第2の検出モジュール934によって送信要求を検出した場合、第1の送信決定モジュール928は、送信すべきか否かの決定を行う。ここで、送信すべきか否かの決定を行うことは、生成された干渉コスト推定値を送信判断しきい値、たとえば、情報944からのしきい値と比較することを含む。
第2の送信決定モジュール938は、干渉コスト推定値生成モジュールによって生成された干渉コスト推定値に基づいて、送信要求を送信すべきか否かを判断する。たとえば、第2の送信決定モジュール938は、情報962によって識別される第1の送信要求応答間隔で検出された要求応答信号を使用して生成された干渉コスト推定値に基づいて、情報964によって識別される第2の送信要求間隔で送信要求を第2のデバイスに送信すべきか否かの決定を行う。この例を続けると、第2の送信決定モジュール938は、情報966によって識別される第2の送信要求応答間隔で検出された要求応答信号を使用して生成された干渉コスト推定値に基づいて、情報968によって識別される第3の送信要求間隔で送信要求を第2のデバイスに送信すべきか否かの決定を行う。
図10は、様々な実施形態による、ピアツーピア通信をサポートするモバイルノードのような例示的な第2の通信デバイス1000の図である。例示的な第2の通信デバイス1000は、時々、第1の通信デバイスとの接続、たとえば、ピアツーピア接続を有する。例示的な第2の通信デバイス1000は、様々な要素がデータおよび情報を交換するためのバス1012を介して互いに結合された、ワイヤレス受信機モジュール1002と、ワイヤレス送信機モジュール1004と、ユーザ入出力デバイス1008と、プロセッサ1006と、メモリ1010と、を含む。
メモリ1010は、ルーチン1018とデータ/情報1020とを含む。プロセッサ1006、たとえば、CPUは、ルーチン1018を実行し、メモリ1010内のデータ/情報1020を使用して、第2の通信デバイス1000の動作を制御し、たとえば、図7のフローチャート700の方法または図8のフローチャート800の方法を実施する。
OFDM受信機のようなワイヤレス受信機モジュール1002は、第2の通信デバイス1000が他のデバイスから信号を受信するための受信アンテナ1014に結合される。受信信号は、たとえば、第2の通信デバイス1000が接続を有する第1の通信デバイスからの送信要求信号、および第2の通信デバイス1000が接続を有しない他の通信デバイスからの送信要求信号を含む。更に、ワイヤレス受信機モジュール1002は、第1の通信デバイスからのトラフィック信号、たとえば、ピアツーピアトラフィック信号を受信する。たとえば、第3の送信要求応答間隔1070のような最後の要求/応答ラウンドの要求応答間隔で第1のデバイスへの要求応答信号の送信の後に、ワイヤレス受信機モジュール1002は、情報1052によって識別されるトラフィック間隔中で第1のデバイスからトラフィック信号を受信する。
OFDM送信機のようなワイヤレス送信機モジュール1004は、第2の通信デバイス1000が信号、たとえば、第2のデバイスが接続を有する第1の通信デバイスに向けられた送信要求応答信号、を送信するための送信アンテナ1016に結合される。いくつかの実施形態において、同じアンテナが受信機と送信機の両方に使用される。ワイヤレス送信機モジュール1004は、トラフィック間隔の間に第1のデバイスから第2のデバイスにトラフィックデータを送信したいという要求への肯定的な応答である生成された送信要求応答信号、たとえば、第2のデバイス1000が接続を有する第1のデバイスへの生成された送信要求応答信号、を送信する。
ユーザI/Oデバイス1008は、たとえば、マイクロホン、キーボード、キーパッド、スイッチ、カメラ、マウス、スピーカ、ディスプレイなどを含む。ユーザI/Oデバイス1008により、第2の通信デバイス1000のユーザは、データ/情報を入力し、出力データ/情報にアクセスし、第2の通信デバイス1000の少なくともいくつかの機能を制御することができる。
ルーチン1018は、通信ルーチン1022とワイヤレス端末制御ルーチン1024とを含む。通信ルーチン1022は、第2の通信デバイス1000によって使用される様々な通信プロトコルを実施する。ワイヤレス端末制御ルーチン1024は、送信要求応答生成モジュール1026と、送信要求応答制御モジュール1028と、第1の検出モジュール1030と、第2の検出モジュール1032と、信号品質推定モジュール1034と、決定モジュール1036と、を含む。
データ/情報1020は、送信タイミング構造情報1040と、接続情報1042と、受信信号品質しきい値情報1044とを含む。送信タイミング構造情報1040は、たとえば、循環ピアツーピアタイミング構造に応じてトラフィックスロット情報の複数のセット(トラフィックスロット1のデータ/情報1046、・・・、トラフィックスロットNのデータ/情報1048)を含む。トラフィックスロット1のデータ/情報1046は、ユーザスケジュール間隔情報1050とトラフィック間隔情報1052とを含む。送信タイミング構造情報1040のトラフィックスロット1のデータ/情報1046は、情報1052によって識別されるトラフィック間隔に対応する3つの順序付き送信要求間隔と3つの送信要求応答間隔との間の相対タイミング関係を示す情報を含む。いくつかの他の実施形態において、トラフィック間隔に対応する異なる数の要求/応答ラウンド、たとえば、2つのラウンドまたは4つ以上のラウンドがある。ユーザスケジュール間隔情報1050は、要求/応答ラウンド1の情報1054と、要求/応答ラウンド2の情報1056と、要求/応答ラウンド3の情報1058とを含む。要求/応答ラウンド1の情報1054は、第1の送信要求間隔情報1060と第1の送信要求応答間隔情報1062とを含む。要求/応答ラウンド2の情報1056は、第2の送信要求間隔情報1064と第2の送信要求応答間隔情報1066とを含む。要求/応答ラウンド3の情報1058は、第3の送信要求間隔情報1068と第3の送信要求応答間隔情報1070とを含む。
接続情報1042は、前記第2のデバイス1000が現在の接続、たとえば、現在のピアツーピア接続を有するデバイスを識別する情報を含む。更に、接続情報1042は、接続に関連するエアリンクリソースのセットを識別するために使用される情報、たとえば、接続に関する制御シグナリングのために使用される第1の送信要求間隔の間のOFDMトーンシンボル、第1の送信要求応答間隔の間のOFDMトーンシンボル、第2の送信要求間隔の間のOFDMトーンシンボル、第2の送信要求応答間隔の間のOFDMトーンシンボル、第3の送信要求間隔の間のOFDMトーンシンボル、および第3の送信要求応答間隔の間のOFDMトーンシンボルを含む。
受信信号品質しきい値情報1044は、送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を送信すべきか否かを決定するために、たとえば、信号品質推定モジュール1034からの結果と比較するために決定モジュール1036によって使用される記憶されたしきい値限界を含む。
送信要求応答生成モジュール1026は、送信要求応答を生成する。送信要求応答生成モジュール1026は、第2のデバイスが接続を有するデバイス、たとえば、第1のデバイスからの受信した送信要求に応答して、および決定モジュール1036の判断に応じて要求応答、たとえば、RXエコー信号を生成する。あるときには、いくつかのラウンド中に、第2の通信デバイス1000に向けられた送信要求がラウンドにおいて受信されなかったので、送信応答生成モジュール1026は、要求応答を生成しない。あるときには、いくつかのラウンド中に、決定モジュール1036がモジュール1034の信号品質推定値に基づいて受信機譲歩を実施することを決定するので、送信応答生成モジュール1026は要求応答を生成しない。したがって、あるときには、1つまたは複数のラウンドは要求応答シグナリングに関してスキップされる。たとえば、生成された送信要求応答は、第2のデバイス1000から第1のデバイスへの第1の送信要求応答と第2の送信要求応答とを含み、第1の送信要求応答は、第1のトラフィック間隔の間に第2のデバイスにデータを送信したいという第1の要求に対する応答であり、第2の送信要求応答は、第1のトラフィック間隔の間に第2のデバイスにデータを送信したいという第2の送信要求に対する応答である。たとえば、ある場合には、第1の送信要求応答は、情報1060によって識別される第1の送信要求間隔で受信された第1のデバイスからの要求に応答して、情報1062によって識別される第1の送信要求応答間隔で送信され、第2の送信要求応答は、情報1068によって識別される第3の送信要求間隔で受信された第1のデバイスからの要求に応答して、情報1070によって識別される第3の送信要求応答間隔で送信される。
決定モジュール1036は、信号品質推定モジュール1034によって生成された受信信号品質推定値に基づいて送信要求応答、たとえば、RXエコー信号を送信すべきか否かを決定する。様々な実施形態において、受信信号品質推定値がしきい値、たとえば、情報1044におけるしきい値を下回る場合、決定モジュール1036は、送信要求応答を送信しないという決定を行う。
送信要求応答制御モジュール1028は、生成された送信要求応答をいつ送信するかを制御する。たとえば、送信要求応答制御モジュール1028は、生成された第1および第2の要求応答がワイヤレス送信機モジュール1004によっていつ送信されるかを制御し、第2のデバイスから第1のデバイスへの第2の送信要求応答の送信は、第1の送信要求応答の送信の後に発生する。
第1の検出モジュール1030は、第2のデバイス1000にデータを送信したいという要求が検出された送信要求間隔で、前記第1および第2のデバイス以外のデバイス間の接続に対応する追加の要求を検出する。したがって、第1の検出モジュール1030は、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の接続が使用したいトラフィック間隔と同じトラフィック間隔を使用する別の接続のトラフィック信号をもたらし、したがって干渉を表す、他の接続の送信要求を識別する。
信号品質推定モジュール1034は、受信した送信要求に基づいて受信信号品質推定値を生成し、生成された受信信号品質推定値は、第2のデバイス1000が接続を有する第1のデバイスから第2のデバイス1000によって受信されるトラフィック信号の推定された信号品質を示す。いくつかの実施形態において、信号品質推定値は、信号対雑音比(SNR)と信号対干渉比(SIR)とのうちの1つである。
第2の検出モジュール1032は、第2のデバイス1000が接続を有するデバイス、たとえば第1のデバイスからの送信要求を検出する。様々な実施形態において、複数のラウンドの各々における接続に対応する送信要求を搬送するために使用すべき特定のエアリンクリソースがラウンドごとに確保される。たとえば、第2の通信デバイス1000と第1の通信デバイスとの間のピアツーピア接続に対応して、第1のWTが情報1052によって識別されるトラフィック間隔中でピアツーピアトラフィック信号を第2の通信デバイス1000に送信したいということを示す要求を搬送するために確保された第1の送信要求間隔内のOFDMトーンシンボル、第2の送信要求間隔内のOFDMトーンシンボル、および第3のOFDMトーンシンボル内のOFDMトーンシンボルがある。第2の検出モジュール1032は、送信要求信号用のそれらの指定されたエアリンクリソースをモニタする。
図11は、様々な実施形態による、例示的なマルチラウンド要求および応答シグナリングを示す一連の図を含む。図11の例において、3つの送信要求/送信要求応答ラウンドが、その3つのラウンドに続く対応するトラフィック間隔でスケジューリングするためのユーザスケジュール間隔の一部として存在する。この例において、WT A1102、WT B1104、WT C1106、WT D1108、WT E1110およびWT F1112が、ピアツーピア接続をサポートするモバイルノードなどのワイヤレス通信デバイスであると仮定する。また、(i)WT A1102が、WT A1102からWT B1104へのトラフィックシグナリングに関係するWT B1104とのピアツーピア接続を有し、(ii)WT C1106が、WT C1106からWT D1108へのトラフィックシグナリングに関係するWT D1108とのピアツーピア接続を有し、(i)WT E1110が、WT E1110からWT F1112へのトラフィックシグナリングに関係するWT F1112とのピアツーピア接続を有すると仮定する。接続優先順位は、A−>Bの接続優先順位がC−>Dの接続優先順位よりも高く、C−>Dの接続優先順位がE−>Fの接続優先順位よりも高いと仮定する。さらに、この例において、WT B1104がWT C1106に比較的近接し、WT DがWT E1110に比較的近接すると仮定する。また、この例において、WT A1102がトラフィック間隔でWT Bに送信したいピアツーピアトラフィック信号を有し、WT C1106が同じトラフィック間隔でWT Dに送信したいピアツーピアトラフィック信号を有し、WT E1110が同じトラフィック間隔でWT F1112に送信したいピアツーピアトラフィック信号を有すると仮定する。
図面1100に、例示的なラウンド1送信要求シグナリング、ラウンド1送信要求応答シグナリング、および送信機の観点からなされた判断を示す。(WT A1102、WT C1106、WT E1110)は、ラウンド1の送信要求間隔の間にそれぞれ(TX要求1114、TX要求1116、TX要求1118)を(WT B1104、WT D1108、WT F1112)に送信する。(WT B1104、WT D1108、WT F1112)は、それぞれ要求送信要求信号(1114、1116、1118)を受信する。(WT B1104、WT D1108、WT F1112)は、それぞれ要求応答信号(RXエコー1120、RXエコー1122、RXエコー1124)を生成し、ラウンド1の要求応答間隔の間に(WT A1102、WT C1106、WT E1110)に送信する。
WT Aは、優先順位の最も高い接続に対応するRXエコー信号1120を検出しており、ボックス1126に示すように続けることを決定する。WT C1106は、WT D1108からのRXエコー信号1122を受信した。しかしながら、WT Cは、それ自体の接続よりも優先順位の高い接続に関連するWT B1104からのRXエコー信号1120も受信した。この例において、WT Cは、送信しようとする場合、WT Bの受信機に対して引き起こす干渉がしきい値を上回ると判断する。したがって、WT Cは、ボックス1128に示すように送信機譲歩を実行することを決定する。WT E1110は、WT F1112からのRXエコー信号1124を受信した。しかしながら、WT Eはそれ自体の接続よりも優先順位の高い接続に関連するWT D1108からのRXエコー信号1122も受信した。この例において、WT Eは、送信しようとする場合、WT Dの受信機に対して引き起こす干渉がしきい値を上回ると判断する。したがって、WT Dは、ボックス1130に示すように送信機譲歩を実行することを決定する。
図面1140に、例示的なラウンド2送信要求シグナリング、ラウンド2送信要求応答シグナリング、および送信機の観点からなされた判断を示す。WT A1102は、ラウンド2の送信要求間隔の間にWT B1104にTX要求1142を送信する。ラウンド1の譲歩決定(1128、1130)により、WT C1106およびWT E1110が送信要求の送信を控えることに留意されたい。WT B1104は、ラウンド2の送信要求間隔の間に送信要求信号1142を受信する。WT B1104は、要求応答信号(RXエコー1144)を生成し、ラウンド2の要求応答間隔の間にWT A1102に送信する。
WT Aは、優先順位の最も高い接続に対応するRXエコー信号1144を検出しており、ボックス1146に示すように続けることを決定する。WT C1106は、それ自体の接続よりも優先順位の高い接続に関連する、WT B1104からのRXエコー信号1144を受信した。この例において、WT Cは、送信しようとする場合、WT Bの受信機に対して引き起こす干渉がしきい値を上回ると判断する。したがって、WT Cは、ボックス1148に示すように送信機譲歩を実行することを決定する。WT E1110は、しきい値を超える、優先順位のより高い接続からのRXエコー信号を受信していない。したがって、WT Eは、送信しようとする場合、他の接続に対応する受信機に対して容認できない干渉を引き起こさないと判断したので、WT Eは、ボックス1150に示すように続けることを決定する。
図面1160に、例示的なラウンド3送信要求シグナリング、ラウンド3送信要求応答シグナリング、および送信機の観点からなされた判断を示す。(WT A1102、WT E1110)は、ラウンド3の送信要求間隔の間にそれぞれ(TX要求1162、TX要求信号1164)を(WT B1104、WT F1112)に送信する。ラウンド2の譲歩決定(1148)により、WT C1106が送信要求の送信を控えることに留意されたい。(WT B1104、WT F1112)は、ラウンド3の送信要求間隔の間にそれぞれ(送信要求信号1162、送信要求信号1164)を受信する。(WT B1104、WT F1112)は、それぞれ(要求応答信号(RXエコー)1166、要求応答信号(RXエコー)1168)を生成し、ラウンド3の要求応答間隔の間に(WT A1102、WT E1110)に送信する。
WT Aは、優先順位の最も高い接続に対応するRXエコー信号1166を検出しており、ボックス1170に示すように続けることを決定する。WT C1106は、それ自体の接続よりも優先順位の高い接続に関連する、WT B1104からのRXエコー信号1166を受信した。この例において、WT Cは、送信しようとする場合、WT Bの受信機に対して引き起こす干渉がしきい値を上回ると判断する。したがって、WT Cは、ボックス1172に示すように送信機譲歩を実行することを決定する。さらに、WT Cは、これが最後のラウンドであり、WT Cがこのラウンドにおいて以前に送信要求を送信していないという追加の理由により、送信機譲歩を実行することを決定する。WT E1110は、しきい値を超える、優先順位のより高い接続からのRXエコー信号を受信していない。したがって、WT E1110は、送信しようとする場合、他の接続に対応する受信機に対して容認できない干渉を引き起こさないと判断したので、WT E1110は、ボックス1174に示すように続けることを決定する。
図面1180に、図面(1100、1140、1160)に関して説明した3ラウンドのユーザスケジュールに対応する、トラフィック間隔における例示的なトラフィックを示す。WT A1102は、第3ラウンドの決定が続けることであったので(1170)、トラフィック間隔の間にWT B1104にピアツーピアトラフィック信号1182を送信する。WT C1106は、第3ラウンドの決定が譲歩することであったので(1172)、トラフィック間隔の間にWT D1108へのピアツーピアトラフィック信号の送信を控える。WT E1110は、第3ラウンドの決定が続けることであったので(1174)、トラフィック間隔の間にWT F1112にピアツーピアトラフィック信号1184を送信する。例示的なマルチラウンド要求/要求応答間隔の結果において、ユーザスケジュール間隔で3つの接続のうちの2つが同じエアリンクリソースを使用してトラフィック信号を同時に送信することを許されるが、ユーザスケジュールにおいて単一ラウンド要求/要求応答の手法を使用した場合は、トラフィック間隔で1つの接続しかトラフィック信号を送信することを許されないことに留意されたい。したがって、この例示的なマルチラウンドの手法は、エアリンクリソースのより効率的な利用をもたらす。
図12、図13、図14および図15は、様々な実施形態による、例示的なマルチラウンド要求および応答シグナリングを示す一連の図を含む。この例において、3つの送信要求/送信要求応答ラウンド(図12、図13、および図14)が、その3つのラウンドに続く対応するトラフィック間隔(図15)中でスケジューリングするためのユーザスケジュール間隔の一部として存在する。この例において、WT A1202、WT B1204、WT C1206、WT D1208、WT E1210、WT F1212、WT G1214およびWT H1216が、ピアツーピア接続をサポートするモバイルノードなどのワイヤレス通信デバイスであると仮定する。また、(i)WT A1202が、WT A1202からWT B1204へのトラフィックシグナリングに関係するWT B1204とのピアツーピア接続を有し、(ii)WT C1206が、WT C1206からWT D1208へのトラフィックシグナリングに関係するWT D1208とのピアツーピア接続を有し、(iii)WT E1210が、WT E1210からWT F1212へのトラフィックシグナリングに関係するWT F1212とのピアツーピア接続を有し、(iv)WT G1214が、WT H1216とのピアツーピア接続を有すると仮定する。接続優先順位は、A−>Bの接続優先順位がC−>Dの接続優先順位よりも高く、C−>Dの接続優先順位がE−>Fの接続優先順位よりも高く、さらにE−>Fの接続優先順位がG−>Hの接続優先順位よりも高いと仮定する。さらに、この例において、WT B1204がWT C1206に比較的近接し、WT DがWT E1210に比較的近接し、WT H1216がWT C1206に比較的近接すると仮定する。また、この例において、WT A1202がトラフィック間隔でWT Bに送信したいピアツーピアトラフィック信号を有し、WT C1206が同じトラフィック間隔でWT Dに送信したいピアツーピアトラフィック信号を有し、WT E1210が同じトラフィック間隔でWT F1212に送信したいピアツーピアトラフィック信号を有し、WT G1214が同じトラフィック間隔でWT H1216に送信したいピアツーピアトラフィック信号を有すると仮定する。
図12の図面1201に、例示的なラウンド1送信要求シグナリングおよび送信機の観点からなされた判断を示す。(WT A1202、WT C1206、WT E1210、WT G1214)は、ラウンド1の送信要求間隔の間にそれぞれ(TX要求1218、TX要求1220、TX要求1222、TX要求1224)を(WT B1204、WT D1208、WT F1212、WT H1216)に送信する。(WT B1204、WT D1208、WT F1212、WT H1216)は、それぞれ要求送信要求信号(1218、1220、1222、1224)を受信する。WT B1204は、それ自体の接続要求信号1218よりも優先順位の高い要求を受け取っていないので、ボックス1226に示すように続けることを決定する。WT D1208は、受信した要求信号に基づいて、その受信機において予想される受信信号品質がしきい値を上回ると判断したので、ボックス1228に示すように続けることを決定する。WT F1212は、受信した要求信号に基づいて、その受信機において予想される受信信号品質がしきい値を上回ると判断したので、ボックス1230に示すように続けることを決定する。WT H1232は、受信した要求信号に基づいて、その受信機において予想される受信信号品質がしきい値を上回ることは予想されないと判断したので、受信機譲歩を実行することを決定する。WT H1216における受信に対してWT Cの送信によって引き起こされると予想される干渉は、容認できないことが予想され、G−>Hの接続がC−>Dの接続よりも低い優先順位を有するので、WT H1216は譲歩する。
図12の図面1203に、例示的なラウンド1送信要求応答シグナリングおよび送信機の観点からなされた判断を示す。(WT B1204、WT D1208、およびWT F1212)は、決定(1226、1228、1230)に従ってラウンド1の送信要求応答間隔の間にそれぞれ(RXエコー1234、RXエコー1236、RXエコー1238)を(WT A1202、WT C1206、WT E1210)に送信する。WT H1216は、決定1232が譲歩することであったので、RXエコー信号をWT G1214に送信しない。(WT A1202、WT C1206、WT E1210)は、それぞれ送信要求応答信号(1234、1236、1238)を受信する。WT A1202は、それ自体の接続要求応答信号1234よりも優先順位の高い要求応答を受け取っていないので、ボックス1240に示すように続けることを決定する。WT C1206は、受信したRXエコー信号1234に基づいて、WT C1206がWT Bの受信機に対して生成する予想される干渉がしきい値を上回ると判断したので、ボックス1242に示すように譲歩することを決定する。WT E1210は、受信したRXエコー信号1236に基づいて、WT E1210がWT Dの受信機に対して生成する予想される干渉がしきい値を上回ると判断したので、ボックス1244に示すように譲歩することを決定する。WT G1214は、それ自体の送信が他の接続の受信機に対して許容できないレベルの干渉を生成することを示す、それらの他のデバイスからのRXエコー信号を受信していないので、続けることを決定する。
図13の図面1301に、例示的なラウンド2送信要求シグナリングおよび送信機の観点からなされた判断を示す。(WT A1202、WT G1214)は、決定(1240、1246)に基づいてラウンド2の送信要求間隔の間にそれぞれ(TX要求1302、TX要求1304)を(WT B1204、WT H1216)に送信する。(WT C1206、WT E1210)は、決定(1242、1244)に基づいてラウンド2では送信要求を送信しない。(WT B1204、WT H1216)は、それぞれ要求送信要求信号(1302、1304)を受信する。WT B1204は、それ自体の接続要求信号1302よりも優先順位の高い要求を受け取っていないので、ボックス1306に示すように続けることを決定する。WT H1216は、受信した要求信号に基づいて、その受信機において予想される受信信号品質がしきい値を上回ると判断したので、ボックス1312に示すように続けることを決定する。
図13の図面1303に、例示的なラウンド2送信要求応答シグナリングおよび送信機の観点からなされた判断を示す。(WT B1204、WT H1216)は、決定(1306、1312)に従ってラウンド2の送信要求応答間隔の間にそれぞれ(RXエコー1314、RXエコー1316)を(WT A1202、WT G1214)に送信する。(WT A1202、WT G1214)は、それぞれ送信要求応答信号(1314、1316)を受信する。WT A1202は、それ自体の接続要求応答信号1314よりも優先順位の高い要求応答を受け取っていないので、ボックス1318に示すように続けることを決定する。WT C1206は、受信したRXエコー信号1314に基づいて、WT C1206がWT Bの受信機に対して生成する予想される干渉がしきい値を上回ると判断したので、ボックス1320に示すように譲歩することを決定する。WT E1210は、それ自体の送信が他の接続の受信機に対して許容できないレベルの干渉を生成することを示す、それらの他のデバイスからのRXエコー信号を受信していないので、ボックス1322に示すように続けることを決定する。WT G1214は、それ自体の送信が他の接続の受信機に対して許容できないレベルの干渉を生成することを示す、それらの他のデバイスからのRXエコー信号を受信していないので、ボックス1324に示すように続けることを決定する。
図14の図面1401に、例示的なラウンド3送信要求シグナリングおよび送信機の観点からなされた判断を示す。(WT A1202、WT E1210、WT G1214)は、決定(1318、1322、1314)に基づいて、ラウンド3の送信要求間隔の間にそれぞれ(TX要求1402、TX要求1404、TX要求1406)を(WT B1204、WT F1212、WT H1216)に送信する。WT C1206は、譲歩するという決定(1320)に基づいてラウンド3では送信要求を送信しない。(WT B1204、WT F WT H1216)は、それぞれ要求送信要求信号(1402、1404、1406)を受信する。WT B1204は、それ自体の接続要求信号1402よりも優先順位の高い要求を受け取っていないので、ボックス1408に示すように続けることを決定する。WT F1212は、受信した要求信号に基づいて、その受信機において予想される受信信号品質がしきい値を上回ると判断したので、ボックス1412に示すように続けることを決定する。WT H1316は、受信した要求信号に基づいて、その受信機において予想される受信信号品質がしきい値を上回ると判断したので、ボックス1414に示すように続けることを決定する。
図14の図面1403に、例示的なラウンド3送信要求応答シグナリングおよび送信機の観点からなされた判断を示す。(WT B1204、WT F1212、WT H1216)は、決定(1408、1412、1414)に従ってラウンド3の送信要求応答間隔の間にそれぞれ(RXエコー1416、RXエコー1418、RXエコー信号1420)を(WT A1202、WT E1210、WT G1214)に送信する。(WT A1202、WT E1210、WT G1214)は、それぞれ送信要求応答信号(1416、1418、1420)を受信する。WT A1202は、それ自体の接続要求応答信号1416よりも優先順位の高い要求応答を受け取っていないので、ボックス1422に示すように続けることを決定する。WT C1206は、受信したRXエコー信号1416に基づいて、WT C1206がWT Bの受信機に対して生成する予想される干渉がしきい値を上回ると判断したので、ボックス1424に示すように譲歩することを決定する。さらに、WT C1206は、これが最後のラウンド、たとえば、ラウンド3であり、WT C1206がこのラウンドにおいて送信要求を送信していないので、譲歩することを決定する。WT E1210は、それ自体の送信が他の接続の受信機に対して許容できないレベルの干渉を生成することを示す、それらの他のデバイスからのRXエコー信号を受信していないので、ボックス1426に示すように続けることを決定する。WT G1214は、それ自体の送信が他の接続の受信機に対して許容できないレベルの干渉を生成することを示す、それらの他のデバイスからのRXエコー信号を受信していないので、ボックス1428に示すように続けることを決定する。
図15の図面1501に、図12、図13および図14に関して説明した3ラウンドのユーザスケジュールに対応する、トラフィック間隔の間の例示的なシグナリングを示す。WT A1202は、第3ラウンドの決定が続けることであったので(1422)、トラフィック間隔の間にWT B1204にピアツーピアトラフィック信号1502を送信する。WT C1206は、第3ラウンドの決定が譲歩することであったので(1424)、トラフィック間隔の間にWT D1208へのピアツーピアトラフィック信号の送信を控える。WT E1210は、第3ラウンドの決定が続けることであったので(1426)、トラフィック間隔の間にWT F1212にピアツーピアトラフィック信号1504を送信する。WT G1214は、第3ラウンドの決定が続けることであったので(1428)、トラフィック間隔の間にWT H1216にピアツーピアトラフィック信号1506を送信する。例示的なマルチラウンド要求/要求応答間隔の結果では、ユーザスケジュール間隔の間に4つの接続のうちの3つが同じエアリンクリソースを使用してトラフィック信号を同時に送信することを許されることに留意されたい。代わりに、ユーザスケジュールにおいて単一ラウンド要求/要求応答の手法を使用した場合は、トラフィック間隔の間に1つの接続(A−>Bの接続)しかトラフィック信号を送信することを許されず、その接続は、その送信機がRXエコーを受信し、続けることを許可されたと判断した、ラウンド1における唯一の接続である。したがって、この例示的なマルチラウンドの手法は、エアリンクリソースのより効率的な利用をもたらす。
図16は、ピアツーピア循環タイミング構造内の例示的なユーザスケジュール間隔2302と、ユーザスケジュール部分のエアリンクリソースの例示的な区画とを示す図面2300である。図16で説明するリソースを使用するWTは、たとえば、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、および/または図15に関して説明した通信デバイスのいずれかである。例示的なユーザスケジュール間隔2302は、(i)ミニTX要求スロット1とも呼ばれるラウンド1の送信要求間隔2308と、(ii)ミニRXエコースロット1とも呼ばれるラウンド1の送信要求応答間隔2310と、(iii)ミニTX要求スロット2とも呼ばれるラウンド2の送信要求間隔2312と、(iv)ミニRXエコースロット2とも呼ばれるラウンド2の送信要求応答間隔2314と、(v)ミニTX要求スロット3とも呼ばれるラウンド3の送信要求間隔2316と、(iv)ミニRXエコースロット3とも呼ばれるラウンド3の送信要求応答間隔2318と、を含む。
間隔(2308、2312、2316)は、送信要求信号(TX要求信号)を搬送するために指定され、間隔(2310、2314、2318)は送信要求応答信号(RXエコー信号)を搬送するために指定される。
横軸2304は、時間を表し、縦軸2306は、周波数、たとえば、OFDMトーンを表す。OFDMシンボル2320は、構造にマッピングされた接続用のラウンド1要求の送信要求信号を搬送する。OFDMシンボル2322は、構造にマッピングされた接続用のラウンド1の送信要求応答信号を搬送する。OFDMシンボル2324は、構造にマッピングされた接続用のラウンド2要求の送信要求信号を搬送する。OFDMシンボル2326は、構造にマッピングされた接続用のラウンド2の送信要求応答信号を搬送する。OFDMシンボル2330は、構造にマッピングされた接続用のラウンド3要求の送信要求信号を搬送する。OFDMシンボル2332は、構造にマッピングされた接続用のラウンド3の送信要求応答信号を搬送する。
凡例2301は、ラウンド「j」送信要求の「i」と呼ばれる接続用のトラフィック間隔の間、送信要求を搬送するために使用される例示的なOFDMトーンシンボル2303を含み、接続は、優先順位「k」を有するように指定され、より小さい優先順位指定番号は、より高い優先順位レベルを表す。凡例2301はまた、ラウンド「j」送信要求応答の「i」と呼ばれる接続用のトラフィック間隔の間、送信要求応答を搬送するために使用される例示的なOFDMトーンシンボル2305を含み、接続は、優先順位「k」を有するように指定される。この例において、iは1から6の範囲内の整数であり、jは1〜3の範囲内の整数であり、kは1から6の範囲内の整数である。
この例において、1つのトラフィック間隔の6つのピアツーピア一方向接続に対応するユーザスケジュールシグナリングの制御をサポートするために利用可能な位置がある。たとえば、例示的な接続C1を考える。接続C1は現在、WT AからWT Bへのトラフィック信号に関連すると仮定する(図11または図12〜図15参照)。トーンシンボル2334は、WT AからWT Bへのラウンド1送信要求を搬送するために確保され、トーンシンボル2336は、WT BからWT Aへのラウンド1送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために確保される。トーンシンボル2338は、WT AからWT Bへのラウンド2送信要求を搬送するために確保され、トーンシンボル2340は、WT BからWT Aへのラウンド2送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために確保される。トーンシンボル2342は、WT AからWT Bへのラウンド3送信要求を搬送するために確保され、トーンシンボル2344は、WT BからWT Aへのラウンド3送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために確保される。
この例を続けて、例示的な接続C2を考える。接続C1は現在、WT CからWT Dへのトラフィック信号に関連すると仮定する(図11または図12〜図15参照)。トーンシンボル2346は、WT CからWT Dへのラウンド1送信要求を搬送するために確保され、トーンシンボル2348は、WT DからWT Cへのラウンド1送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために確保される。トーンシンボル2350は、WT CからWT Dへのラウンド2送信要求を搬送するために確保され、トーンシンボル2352は、WT DからWT Cへのラウンド2送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために確保される。トーンシンボル2354は、WT CからWT Dへのラウンド3送信要求を搬送するために確保され、トーンシンボル2356は、WT DからWT Eへのラウンド3送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために確保される。
この例を続けて、例示的な接続C4を考える。接続C4は現在、WT EからWT Fへのトラフィック信号に関連すると仮定する(図11または図12から図15参照)。トーンシンボル2358は、WT EからWT Fへのラウンド1送信要求を搬送するために確保され、トーンシンボル2360は、WT FからWT Eへのラウンド1送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために確保される。トーンシンボル2362は、WT EからWT Fへのラウンド2送信要求を搬送するために確保され、トーンシンボル2364は、WT FからWT Eへのラウンド2送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために確保される。トーンシンボル2366は、WT EからWT Fへのラウンド3送信要求を搬送するために確保され、トーンシンボル2368は、WT FからWT Eへのラウンド3送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために確保される。
さらにこの例を続けて、例示的な接続C5を考える。接続C5は現在、WT GからWT Hへのトラフィック信号に関連すると仮定する(図12〜図15参照)。トーンシンボル2370は、WT GからWT Hへのラウンド1送信要求を搬送するために確保され、トーンシンボル2372は、WT HからWT Gへのラウンド1送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために確保される。トーンシンボル2374は、WT GからWT Hへのラウンド2送信要求を搬送するために確保され、トーンシンボル2376は、WT HからWT Gへのラウンド2送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために確保される。トーンシンボル2378は、WT GからWT Hへのラウンド3送信要求を搬送するために確保され、トーンシンボル2380は、WT HからWT Gへのラウンド3送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために確保される。
他の実施形態において、異なる数の複数のラウンド、たとえば2つのラウンドまたは3つ以上のラウンドが存在することがある。他の実施形態において、サポートされる異なる数の複数の接続が存在することがあり、サポートされる複数の接続のうちの少なくとも一部は、複数のラウンドのうちの2つ以上においてリソースを割り当てられる。いくつかの実施形態において、ユーザスケジュール間隔において異なる数のトーン/シンボルがある。様々な実施形態において、TX要求ラウンド間隔とTX送信要求応答ラウンド間隔との間の間隔は、ピアツーピアワイヤレス通信デバイスが送信機モードから受信機モードに再構成でき、および/またはピアツーピアワイヤレス通信デバイスが受信機モードから送信機モードに再構成できるほど十分に長い。
図17Aと図17Bの組合せからなる図17は、様々な実施形態による、第1の通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャート1700である。第1の通信デバイスは、たとえば、モバイルノードなどのワイヤレス端末であり、第2の通信デバイスとのピアツーピア通信をサポートする。第2の通信デバイスは、たとえば、モバイルノードなど、ピアツーピア通信をサポートする別のワイヤレス端末であり、第1の通信デバイスがピアツーピア接続を有する。第1および第2の通信は、様々な実施形態において、ユーザスケジュール間隔を含むピアツーピアタイミング構造を使用し、前記ユーザスケジュール間隔は、トラフィック間隔に対応する複数の送信要求/送信要求応答ラウンド、たとえば、3つのラウンドを含む。
例示的な方法の動作は、初期ステップ1702において開始し、第2のデバイスとの接続を有する第1のデバイスは、ピアツーピアタイミング構造内の現在のトラフィックスロットのトラフィック間隔で第2のデバイスに伝達したいトラフィックデータを有すると決定する。動作は、開始ステップ1702からステップ1704に進む。ステップ1704において、第1のデバイスは、ラウンド1の送信要求間隔で、第1のデバイスが接続を有する第2のデバイスに向けられた送信要求を送信する。次いで、ステップ1706において、第1のデバイスは、意図された要求応答、たとえば、第2のデバイスからのRXエコー信号と、他の要求応答、たとえば、第1のデバイスが接続を有しない他のワイヤレス端末からのRXエコー信号とについてラウンド1の送信要求応答間隔をモニタする。動作は、ステップ1706からステップ1708に進む。
ステップ1708において、第1のデバイスは、受信したラウンド1要求応答に応じて干渉コスト推定値を計算する。たとえば、第1のデバイスは、それ自体の接続よりも優先順位の高い接続である、それ自体の接続以外の接続に対応する受信した要求応答信号を使用して、第1のデバイスがトラフィック間隔でトラフィックを送信する場合、第1のワイヤレス端末が優先順位のより高い接続の受信機に対して引き起こすと予想される干渉の基準を判断する。動作は、ステップ1708からステップ1710に進む。
ステップ1710において、第1のデバイスは、ラウンド1の計算された干渉コストに応じて、第1のデバイスがラウンド2において送信要求を送信するのを阻止すべきかどうかを判断する。たとえば、優先順位のより高い接続に対応するステップ1708の干渉コスト推定値の各々がしきい値を下回る場合、第1のデバイスを阻止しない。さもなければ、第1のデバイスを阻止する。動作は、ステップ1710からステップ1712に進む。
ステップ1712において、ステップ1710の判断が、第1のデバイスが第2ラウンドにおいて送信要求を送信するのを阻止するということであった場合、動作は、ステップ1712からステップ1716に進む。さもなければ、動作は、ステップ1712からステップ1714に進む。ステップ1714において、第1のデバイスは、ラウンド2の送信要求間隔で送信要求を送信する。動作は、ステップ1714からステップ1716に進む。
ステップ1716において、第1のデバイスは、ステップ1714を実行し、第2ラウンド要求を送信した場合、第1のデバイスが接続を有する第2のデバイスからの意図された要求応答、たとえば、RXエコー信号についてラウンド2の送信要求応答間隔をモニタする。ステップ1716において、更に、第1のデバイスは、他の接続に対応する他の要求応答信号、たとえば、RXエコー信号についてラウンド2送信要求応答信号をモニタする。動作は、ステップ1716からステップ1718に進む。
ステップ1718において、第1のデバイスは、受信したラウンド2要求応答に応じて干渉コスト推定値を計算する。たとえば、それ自体の接続よりも優先順位の高い接続に関連する受信した要求応答に対応して、第1のデバイスは、受信した要求応答信号を使用して、第1のデバイスが優先順位のより高い他の接続に関する受信に対して引き起こすと推定する干渉の推定量を計算する。動作は、ステップ1718からステップ1720に進む。
ステップ1720において、第1のデバイスは、ラウンド2の計算された干渉コストに応じて、第1のデバイスがラウンド3において送信要求を送信するのを阻止すべきかどうかを判断する。たとえば、優先順位のより高い接続に対応するステップ1718の干渉コスト推定値の各々がしきい値を下回る場合、第1のデバイスを阻止しない。さもなければ、第1のデバイスを阻止する。動作は、ステップ1720から接続ノードA1722を介してステップ1724に進む。
ステップ1724において、ステップ1720の判断が、第1のデバイスが第3ラウンドにおいて送信要求を送信するのを阻止するということであった場合、動作は、ステップ1724からステップ1728に進む。さもなければ、動作は、ステップ1724からステップ1726に進む。ステップ1726において、第1のデバイスは、ラウンド3の送信要求間隔で送信要求を送信する。動作は、ステップ1726からステップ1728に進む。
ステップ1728において、第1のデバイスは、ステップ1726を実行し、第3ラウンド要求を送信した場合、第1のデバイスが接続を有する第2のデバイスからの意図された要求応答、たとえば、RXエコー信号についてラウンド3の送信要求応答間隔をモニタする。ステップ1728において、更に、第1のデバイスは、他の接続に対応する他の要求応答信号、たとえば、RXエコー信号についてラウンド3送信要求応答信号をモニタする。動作は、ステップ1728からステップ1730に進む。
ステップ1730において、第1のデバイスは、受信したラウンド3要求応答に応じて干渉コスト推定値を計算する。たとえば、それ自体の接続よりも優先順位の高い接続に関連する受信した要求応答に対応して、第1のデバイスは、受信した要求応答信号を使用して、第1のデバイスが優先順位のより高い他の接続に関する受信に対して引き起こすと推定する干渉量の推定値を計算する。動作は、ステップ1730からステップ1732に進む。
ステップ1732において、第1のデバイスは、ラウンド3の計算された干渉コストに応じて、第1のデバイスがトラフィック間隔中でトラフィックを送信するのを阻止すべきかどうかを判断する。たとえば、優先順位のより高い接続に対応するステップ1730の干渉コスト推定値の各々がしきい値を下回る場合、第1のデバイスを阻止しない。さもなければ、第1のデバイスを阻止する。動作は、ステップ1732からステップ1734に進む。
ステップ1734において、ステップ1732の判断が、第1のデバイスは阻止すべきということである場合、第1のデバイスは、ステップ1732からステップ1736に進む。しかしながら、ステップ1732の判断が、第1のデバイスを阻止しないということである場合、動作は、ステップ1734からステップ1738に進む。ステップ1738において、第1のデバイスが、意図された要求応答が第3ラウンドの要求応答間隔中で受信されなかったと判断した場合、たとえば、第1のデバイスが、ステップ1728のモニタ中に第2のデバイスからのRXエコー信号を検出していない場合、第1のデバイスは、ステップ1738からステップ1736に進む。しかしながら、第1のデバイスが、第3ラウンドの要求応答間隔の間に、第1のデバイスが接続を有する第2のデバイスからの要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を検出した場合、動作はステップ1738からステップ1740に進む。
ステップ1736に戻ると、ステップ1736において、第1のデバイスはトラフィック間隔中でトラフィックを送信することを控えるように制御される。動作は、ステップ1736から終了ステップ1742に進む。
ステップ1740に戻ると、ステップ1740において、第1のデバイスはトラフィック間隔でトラフィックを送信する。動作は、ステップ1740から終了ステップ1742に進む。フローチャート1700の方法は、第1のデバイスが、そのトラフィックスロットのトラフィック間隔の間に、接続を有する第2のデバイスに送信したいトラフィックデータを有する場合、タイミング構造内の別のトラフィックスロットの間、繰り返すことができ、時々繰り返されることに留意されたい。
図17の例は、トラフィック間隔に対して3つの要求/要求応答ラウンドを含む実施形態に対応することに留意されたい。いくつかの実施形態において、トラフィック間隔に対応する異なる数の要求/要求応答ラウンド、たとえば、2つのラウンドまたは4つ以上のラウンドがある。4つ以上のラウンドをもつ様々な実施形態において、送信決定ステップは、前のラウンドの検出された要求応答信号から計算された干渉推定値情報を使用する。
図18Aと図18Bと図18Cとの組合せからなる図18は、様々な実施形態による、第2の通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャート1800である。第2の通信デバイスは、たとえば、モバイルノードなどのワイヤレス端末であり、第1の通信デバイスとのピアツーピア通信をサポートする。第1の通信デバイスは、たとえば、モバイルノードなど、ピアツーピア通信をサポートする別のワイヤレス端末であり、第2の通信デバイスがピアツーピア接続を有する。第1および第2の通信は、様々な実施形態において、ユーザスケジュール間隔を含むピアツーピアタイミング構造を使用し、前記ユーザスケジュール間隔は、トラフィック間隔に対応する複数の送信要求/送信要求応答ラウンド、たとえば、3つのラウンドを含む。
例示的な方法の動作は、初期ステップ1802で開始し、ステップ1804に進む。ステップ1804において、第2のデバイスは、意図された要求、たとえば、第2のデバイスが接続を有する第1のデバイスからの送信要求と、他の要求、たとえば、他のピアツーピア接続に対応する送信要求とについてラウンド1の要求間隔をモニタする。動作は、ステップ1804からステップ1806に進む。ステップ1806において、第2のデバイスが、ステップ1804のモニタ中に意図された要求、たとえば、第1のデバイスからの要求を受信していない場合、動作は、ステップ1806からステップ1816に進む。しかしながら、第2のデバイスが意図された要求を受信した場合、動作は、ステップ1806からステップ1808に進む。
ステップ1808において、第2のデバイスは、ステップ1804のラウンド1で検出された要求に基づいて受信信号品質予測値を計算する。動作は、ステップ1808からステップ1810に進む。ステップ1810において、第2のデバイスは、計算された受信信号品質値に応じて、受信した意図された送信要求に応答して、ラウンド1の要求応答間隔の間に第1のデバイスに肯定応答、たとえば、RXエコー信号などの要求応答信号を送信すべきかどうかを判断する。たとえば、計算された受信信号品質値、たとえば、SNRまたはSIRがしきい値を超える場合、第2のデバイスは、第1の要求応答間隔の間に第1のデバイスにRXエコー信号を送信すべきであると判断する。動作は、ステップ1810からステップ1812に進む。
ステップ1812において、第2のデバイスがステップ1810において要求応答を送信しないことを決定した場合、動作は、ステップ1812からステップ1816に進む。しかしながら、ステップ1810において第2のデバイスが要求応答を送信することを決定した場合、動作は、ステップ1812からステップ1814に進む。ステップ1814において、第2のデバイスは、ラウンド1の送信要求応答間隔で送信要求応答を送信する。動作は、ステップ1814からステップ1816に進む。
ステップ1816において、第2のデバイスは、意図された要求、たとえば、第2のデバイスに向けられた、第2のデバイスが接続を有する第1のデバイスからの要求と、他の要求、たとえば、他の接続に対応する要求とについてラウンド2の要求間隔をモニタする。動作は、ステップ1816から接続ノードA1818を介してステップ1820に進む。
ステップ1820において、第2のデバイスが、ステップ1816のモニタ中に意図された要求、たとえば、第1のデバイスからの要求を受信していない場合、動作はステップ1820からステップ1830に進む。しかしながら、第2のデバイスが意図された要求を受信した場合、動作はステップ1820からステップ1822に進む。
ステップ1822において、第2のデバイスは、ステップ1816のラウンド2で検出された要求に基づいて受信信号品質予測値を計算する。動作は、ステップ1822からステップ1824に進む。ステップ1824において、第2のデバイスは、ステップ1822の計算された受信信号品質値に応じて、受信した意図された送信要求に応答して、ラウンド2の要求応答間隔の間に第1のデバイスに肯定応答、たとえば、RXエコー信号などの要求応答信号を送信すべきかどうかを判断する。たとえば、ステップ1822の計算された受信信号品質値、たとえば、SNRまたはSIRがしきい値を超える場合、第2のデバイスは、第2の要求応答間隔の間に第1のデバイスにRXエコー信号を送信すべきであると判断する。動作は、ステップ1824からステップ1826に進む。
ステップ1826において、第2のデバイスがステップ1824において要求応答を送信しないことを決定した場合、動作は、ステップ1826からステップ1830に進む。しかしながら、ステップ1824において第2のデバイスが要求応答を送信することを決定した場合、動作は、ステップ1826からステップ1828に進む。ステップ1828において、第2のデバイスは、ラウンド2の送信要求応答間隔で送信要求応答を送信する。動作は、ステップ1828からステップ1830に進む。
ステップ1830において、第2のデバイスは、意図された要求、たとえば、第2のデバイスに向けられた、第2のデバイスが接続を有する第1のデバイスからの要求と、他の要求、たとえば、他の接続に対応する要求とについてラウンド3の要求間隔をモニタする。動作は、ステップ1830から接続ノードB1832を介してステップ1834に進む。
ステップ1834において、第2のデバイスが、ステップ1830のモニタ中に意図された要求、たとえば、第1のデバイスからの要求を受信していない場合、動作はステップ1830から終了ステップ1840に進む。しかしながら、第2のデバイスが意図された要求を受信した場合、動作はステップ1834からステップ1836に進む。
ステップ1836において、第2のデバイスは、ステップ1830のラウンド3で検出された要求に基づいて受信信号品質予測値を計算する。動作は、ステップ1836からステップ1838に進む。ステップ1838において、第2のデバイスは、ステップ1836の計算された受信信号品質値に応じて、受信した意図された送信要求に応答して、ラウンド3の要求応答間隔の間に第1のデバイスに肯定応答、たとえば、RXエコー信号などの要求応答信号を送信すべきかどうかを判断する。たとえば、ステップ1836の計算された受信信号品質値、たとえば、SNRまたはSIRがしきい値を超える場合、第2のデバイスは、第3の要求応答間隔の間に第1のデバイスにRXエコー信号を送信すべきであると判断する。動作は、ステップ1838からステップ1840に進む。
ステップ1840において、第2のデバイスがステップ1838において要求応答を送信しないことを決定した場合、動作は、ステップ1840から終了ステップ1846に進む。しかしながら、ステップ1838において第2のデバイスが要求応答を送信することを決定した場合、動作は、ステップ1840からステップ1842に進む。ステップ1842において、第2のデバイスは、ラウンド3の送信要求応答間隔中で送信要求応答を送信する。動作は、ステップ1842からステップ1844に進む。ステップ1844において、第2のデバイスは、トラフィック間隔で第2のデバイスに向けられたトラフィック信号をモニタする。動作はステップ1844から終了ステップ1846に進む。
フローチャート1800の方法は、タイミング構造内の別のトラフィックスロットの間、繰り返すことができ、時々繰り返される。また、図18の例は、トラフィック間隔に対して3つの要求/要求応答ラウンドを含む実施形態に対応することに留意されたい。いくつかの実施形態では、トラフィック間隔に対応する異なる数の要求/要求応答ラウンド、たとえば、2つのラウンドまたは4つ以上のラウンドがある。4つ以上のラウンドをもつ様々な実施形態では、送信決定ステップは、前のラウンドの検出された要求信号から計算された受信信号予測値情報を使用する。
図19は、様々な実施形態による、ピアツーピア通信をサポートする例示的な通信デバイス1900、たとえば、モバイルノードなどのワイヤレス端末の図である。例示的な通信デバイス1900は、様々な要素がデータおよび情報を交換するためのバス1912を介して互いに結合された、ワイヤレス受信機モジュール1902と、ワイヤレス送信機モジュール1904と、ユーザ入出力デバイス1908と、プロセッサ1906と、メモリ1910と、を含む。
メモリ1910は、ルーチン1918とデータ/情報1920とを含む。プロセッサ1906、たとえば、CPUは、ルーチン1918を実行し、メモリ1910内のデータ/情報1920を使用して、通信デバイス1900の動作を制御し、たとえば、図17のフローチャート1700の方法または図18のフローチャート1800の方法を実施する。
ワイヤレス受信機モジュール1902、たとえば、OFDM受信機1902は、通信デバイスが信号、たとえば、送信要求信号、送信要求応答信号、およびトラフィック信号を受信する受信アンテナ1914に結合される。ワイヤレス送信機モジュール1904、たとえば、OFDM送信機1904は、通信デバイス1900が送信要求信号、送信要求応答信号、およびトラフィック信号を送信する送信アンテナ1916に結合される。
ユーザ入出力デバイス1908は、たとえば、マイクロホン、キーボード、キーパッド、カメラ、マウス、スピーカ、ディスプレイなどを含む。ユーザ入出力デバイス1908により、デバイス1900のユーザは、データ/情報を入力し、出力データ/情報にアクセスし、デバイス1900の少なくともいくつかの機能を制御することができる。
ルーチン1918は、通信ルーチン1922とワイヤレス端末制御ルーチン1924とを含む。通信ルーチン1922は、通信デバイス1900によって使用される様々な通信プロトコルを実施する。ワイヤレス端末制御ルーチン1924は、接続/リソースマッピングモジュール1926、モードモジュール1927、マルチラウンドユーザスケジュールモジュール1929、要求/応答ラウンド追跡モジュール1928、送信要求生成モジュール1930、要求応答モニタモジュール1932、干渉コスト評価モジュール1934、送信機譲歩モジュール1936、送信制御モジュール1938、要求モニタモジュール1940、受信信号品質予測モジュール1942、受信機譲歩モジュール1944、要求応答生成モジュール1946、および受信機制御モジュール1948を含む。
データ/情報1920は、送信タイミング構造情報1950、接続情報1952、送信機譲歩しきい値情報1954、受信機譲歩しきい値情報1956、現在のラウンド情報1958、および前のラウンド決定情報1960を含む。送信タイミング構造情報1950は、ピアツーピアタイミング構造内の複数のトラフィックスロットに対応する情報(トラフィックスロット1のデータ/情報1962、・・・、トラフィックスロットNのデータ/情報1964)を含む。トラフィックスロット1のデータ/情報1962はユーザスケジュール間隔情報1965とトラフィック間隔情報1967とを含む。ユーザスケジュール間隔情報1965は、複数の要求/要求応答ラウンドに対応する情報(要求/応答ラウンド1の情報1966、要求/応答ラウンド2の情報1968、・・・、要求/応答ラウンドmのデータ/情報1970)を含む。要求/応答ラウンド1の情報1966は、第1の送信要求間隔情報1972と第1の送信要求応答間隔情報1974とを含む。要求/応答ラウンド2の情報1968は、第2の送信要求間隔情報1976と第2の送信要求応答間隔情報1978とを含む。要求/応答ラウンドmの情報1970は、第mの送信要求間隔情報1980と第mの送信要求応答間隔情報1982とを含む。
接続/リソースマッピングモジュール1926は、デバイス1900と別の通信デバイスとの特定の接続に関連するエアリンクリソースを識別する。たとえば、接続/リソースマッピングモジュール1926は、第1のトラフィックスロットの接続識別子に応じて、第1の送信要求間隔内のOFDMトーンシンボル、第1の送信要求応答間隔内のOFDMトーンシンボル、第2の送信要求間隔内のOFDMトーンシンボル、第2の送信要求応答間隔内のOFDMトーンシンボル、・・・、第mの送信要求間隔内のOFDMトーンシンボル、および第mの送信要求応答間隔内のOFDMトーンシンボルを識別する。
モードモジュール1927は、通信デバイス1900が接続に対してトラフィック信号送信機であるように指定されているか、トラフィック信号受信機であるように指定されているかを、接続識別子に応じて判断する。モードモジュール1927は、デバイスが特定の間隔の間、適切なモード(受信または送信)にあるように制御する。たとえば、デバイス1900が別のデバイスとの接続を有し、その接続においてデバイス1900がトラフィック信号送信機デバイスとして指定され、デバイス1900が他のデバイスにトラフィックを送信しようとする場合、モード制御モジュール1927は、デバイス1900が第1の送信要求間隔の間に送信モードにあるように制御し、デバイス1900が第1の送信要求応答間隔の間に受信モードにあるように制御する。別の例として、デバイス1900が別のデバイスとの接続を有し、その接続においてデバイス1900がトラフィック信号受信機デバイスとして指定された場合、モード制御モジュール1927は、デバイス1900が第1の送信要求間隔の間に受信モードにあるように制御し、RXエコー信号を送信することになっている場合、デバイス1900が第1の送信要求応答間隔の間に送信モードにあるように制御する。
マルチラウンドユーザスケジュールモジュール1929は、複数の送信要求/送信要求応答ラウンドを通してユーザスケジュール間隔の順序付けを制御する。要求/応答ラウンド追跡モジュール1928は、デバイスがユーザスケジュール間隔の複数のラウンドを順次行うにつれて、ユーザスケジュール間隔における現在のラウンドの経過を追跡する。たとえば、現在のラウンド情報1958を更新し、シーケンスの最終ラウンドがいつ発生するかを識別する。
送信要求生成モジュール1930は、送信要求間隔で生成される送信要求信号を生成する。要求応答モニタモジュール1932は、デバイス1900が接続を有するデバイスから、および送信要求応答間隔の間に他のデバイスからの要求応答信号、たとえば、RXエコー信号をモニタする。干渉コスト評価モジュール1934は、トラフィック間隔の間にトラフィック信号の送信が可能な場合、通信デバイス1900が生成すると予想される、それ自体よりも優先順位の高い接続への推定される干渉コストを判断する。送信機譲歩モジュール1936は、通信デバイス1900が送信を可能にされるべきか譲歩すべきかを、モジュール1934からの干渉コスト評価に応じて判断する。たとえば、送信機譲歩モジュール1936は、ラウンド内の1つまたは複数の干渉コスト推定値を情報1954の送信機譲歩しきい値と比較する。送信機譲歩モジュールが、送信機が譲歩すべきと判断しなかったという条件で、送信制御モジュール1938は、適切なスロット中で生成された送信要求信号または生成されたトラフィック信号を送信するように送信機モジュール1904を制御する。
要求モニタモジュール1940は、送信要求間隔の間に送信要求信号をモニタする。受信信号品質断定モジュール1942は、デバイス1900において、受信した送信要求信号に応じて、断定された受信信号品質、たとえば、SNRまたはSIRを判断する。受信機譲歩モジュール1944は、決定された受信信号品質断定に応じて、デバイス1900が、受信したデバイス1900に向けられたラウンドの送信要求信号に応答して、要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を送信すべきかどうかを判断する。たとえば、ラウンドの受信信号品質予測は、情報1956内のRX譲歩しきい値に比較される。要求応答生成モジュール1946は、デバイス1900の接続に対応する送信要求が受信されたとき、および受信機譲歩モジュール1944が譲歩しないと判断したとき、要求応答信号を生成する。次いで、送信機制御モジュール1938は、生成された要求応答信号、たとえば、生成されたRXエコー信号を送信するようにワイヤレス送信機モジュール1904を制御する。受信機制御モジュール1948は、接続およびモードを調整し、信号、たとえば、要求信号、要求応答信号、およびピアツーピアトラフィック信号を適切な時間に受信するようにワイヤレス受信機モジュール1902を制御する。
接続情報1952は、デバイス1900と別のデバイスとのピアツーピア接続を識別する情報を含む。接続情報は、他のデバイスを識別する情報と、接続に関連するトラフィックフローの方向を識別する情報とを含む。現在のラウンド情報1958は、ユーザスケジュール間隔の現在のラウンド、たとえば、ラウンド1、ラウンド2、・・・、ラウンドmの1つを識別する情報を含む。前のラウンド決定情報は、前のラウンドに対応する送信機譲歩モジュール1936または受信機譲歩モジュール1944の決定を識別する。
図20は、ピアツーピア循環タイミング構造内の例示的なユーザスケジュール間隔2008と、ユーザスケジュール部分のエアリンクリソースの例示的な区画とを示す図面2000である。例示的なユーザスケジュール間隔2008は、図2の例示的なユーザスケジュール間隔212の例示的な代替であり、いくつかの実施形態で使用される。例示的なユーザスケジュール間隔2008は、(i)ミニTX要求スロット1Aとも呼ばれるラウンド1パート1の送信要求間隔2010、(ii)ミニRXエコースロット1Aとも呼ばれるラウンド1パート1の送信要求応答間隔2012、(iii)ミニTX要求スロット1Bとも呼ばれるラウンド1パート2の送信要求間隔2014、(iv)ミニRXエコースロット1Bとも呼ばれるラウンド1パート2の送信要求応答間隔2016、(v)ミニTX要求スロット2Aとも呼ばれるラウンド2パート1の送信要求間隔2018、(vi)ミニRXエコースロット2Aとも呼ばれるラウンド2パート1の送信要求応答間隔2020、(vii)ミニTX要求スロット2Bとも呼ばれるラウンド2パート2の送信要求間隔2022、(viii)ミニRXエコースロット2Bとも呼ばれるラウンド2パート2の送信要求応答間隔2024、(ix)ミニTX要求スロット3Aとも呼ばれるラウンド3パート1の送信要求間隔2026、(x)ミニRXエコースロット3Aとも呼ばれるラウンド3パート1の送信要求応答間隔2028、(xi)ミニTX要求スロット3Bとも呼ばれるラウンド3パート2の送信要求間隔2030、(xii)ミニRXエコースロット3Bとも呼ばれるラウンド3パート2の送信要求応答間隔2032を含む。
間隔(2010、2014、2018、2022、2026、2030)は送信要求信号(TX要求信号)を搬送するために指定され、間隔(2012、2016、2020、2024、2028、2032)は送信要求応答信号(RXエコー信号)を搬送するために指定される。
横軸2004は時間を表し、縦軸2006は周波数、たとえば、OFDMトーンを表す。OFDMシンボル2034は、送信要求間隔2010内の位置にマッピングされた接続用の第1ラウンド要求の送信要求信号を搬送する。OFDMシンボル2036は、送信要求応答間隔2012内の位置にマッピングされた接続用の第1ラウンド送信要求応答信号を搬送する。OFDMシンボル2038は、送信要求間隔2014内の位置にマッピングされた接続用の第1ラウンド要求の送信要求信号を搬送する。OFDMシンボル2040は、送信要求応答間隔2016内の位置にマッピングされた接続用の第1ラウンド送信要求応答信号を搬送する。
OFDMシンボル2042は、送信要求間隔2018内の位置にマッピングされた接続用の第2ラウンド要求の送信要求信号を搬送する。OFDMシンボル2044は、送信要求応答間隔2020内の位置にマッピングされた接続用の第2ラウンド送信要求応答信号を搬送する。OFDMシンボル2046は、送信要求間隔2022内の位置にマッピングされた接続用の第2ラウンド要求の送信要求信号を搬送する。OFDMシンボル2048は、送信要求応答間隔2024内の位置にマッピングされた接続用の第2ラウンド送信要求応答信号を搬送する。
OFDMシンボル2050は、送信要求間隔2026内の位置にマッピングされた接続用の第3ラウンド要求の送信要求信号を搬送する。OFDMシンボル2052は、送信要求応答間隔2028内の位置にマッピングされた接続用の第3ラウンド送信要求応答信号を搬送する。OFDMシンボル2054は、送信要求間隔2030内の位置にマッピングされた接続用の第3ラウンド要求の送信要求信号を搬送する。OFDMシンボル2056は、送信要求応答間隔2032内の位置にマッピングされた接続用の第3ラウンド送信要求応答信号を搬送する。
この例において、WT AからWT Bへの第1ラウンド送信要求は、対応するトラフィック間隔中でのワイヤレス端末Aからワイヤレス端末Bへのピアツーピアトラフィック信号の送信のための要求であり、この要求を搬送するために指定された位置は、ラウンド1パート1の送信要求間隔2010におけるインデックス番号=1のトーンに対応する、OFDMシンボル2034のOFDMトーンシンボル2058として指定される。この例において、WT BからWT Aへの第1ラウンド送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために指定された位置は、ラウンド1パート1の送信要求応答間隔2012におけるインデックス番号=1のトーンに対応する、OFDMシンボル2036のOFDMトーンシンボル2062として指定される。
この例において、WT AからWT Bへの第2ラウンド送信要求を搬送するために指定された位置は、ラウンド2パート1の送信要求間隔2018におけるインデックス番号=1のトーンに対応する、OFDMシンボル2042のOFDMトーンシンボル2070として指定される。この例において、WT BからWT Aへの第2ラウンド送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために指定された位置は、ラウンド2パート1の送信要求応答間隔2020におけるインデックス番号=1のトーンに対応する、OFDMシンボル2044のOFDMトーンシンボル2074として指定される。
この例において、WT AからWT Bへの第3ラウンド送信要求を搬送するために指定された位置は、ラウンド3パート1の送信要求間隔2026におけるインデックス番号=1のトーンに対応する、OFDMシンボル2050のOFDMトーンシンボル2084として指定される。この例において、WT BからWT Aへの第3ラウンド送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために指定された位置は、ラウンド2パート1の送信要求応答間隔2028におけるインデックス番号=1のトーンに対応する、OFDMシンボル2052のOFDMトーンシンボル2088として指定される。
この例において、WT CからWT Dへの第1ラウンド送信要求は、対応するトラフィック間隔におけるワイヤレス端末Cからワイヤレス端末Dへのピアツーピアトラフィック信号の送信要求であり、この要求を搬送するために指定された位置は、ラウンド1パート1の送信要求間隔2010におけるインデックス番号=3のトーンに対応する、OFDMシンボル2034のOFDMトーンシンボル2060として指定される。この例において、WT DからWT Cへの第1ラウンド送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために指定された位置は、ラウンド1パート1の送信要求応答間隔2012におけるインデックス番号=3のトーンに対応する、OFDMシンボル2036のOFDMトーンシンボル2064として指定される。
この例において、WT CからWT Dへの第2ラウンド送信要求を搬送するために指定された位置は、ラウンド2パート1の送信要求間隔2018におけるインデックス番号=3のトーンに対応する、OFDMシンボル2042のOFDMトーンシンボル2072として指定される。この例において、WT DからWT Cへの第2ラウンド送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために指定された位置は、ラウンド2パート1の送信要求応答間隔2020におけるインデックス番号=3のトーンに対応する、OFDMシンボル2044のOFDMトーンシンボル2076として指定される。
この例において、WT CからWT Dへの第3ラウンド送信要求を搬送するために指定された位置は、ラウンド3パート1の送信要求間隔2026におけるインデックス番号=3のトーンに対応する、OFDMシンボル2050のOFDMトーンシンボル2086として指定される。この例において、WT DからWT Cへの第3ラウンド送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために指定された位置は、ラウンド2パート1の送信要求応答間隔2028におけるインデックス番号=3のトーンに対応する、OFDMシンボル2052のOFDMトーンシンボル2090として指定される。
この例において、WT EからWT Fへの第1ラウンド送信要求は、対応するトラフィック間隔におけるワイヤレス端末Eからワイヤレス端末Fへのピアツーピアトラフィック信号の送信要求であり、この要求を搬送するために指定された位置は、ラウンド1パート2の送信要求間隔2014におけるインデックス番号=5のトーンに対応する、OFDMシンボル2038のOFDMトーンシンボル2066として指定される。この例において、WT FからWT Eへの第1ラウンド送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために指定された位置は、ラウンド1パート2の送信要求応答間隔2016におけるインデックス番号=5のトーンに対応する、OFDMシンボル2040のOFDMトーンシンボル2068として指定される。
この例において、WT EからWT Fへの第2ラウンド送信要求を搬送するために指定された位置は、ラウンド2パート2の送信要求間隔2022におけるインデックス番号=5のトーンに対応する、OFDMシンボル2046のOFDMトーンシンボル2080として指定される。この例において、WT FからWT Eへの第2ラウンド送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために指定された位置は、ラウンド2パート2の送信要求応答間隔2024におけるインデックス番号=5のトーンに対応する、OFDMシンボル2048のOFDMトーンシンボル2082として指定される。
この例において、WT EからWT Fへの第3ラウンド送信要求を搬送するために指定された位置は、ラウンド3パート2の送信要求間隔2030におけるインデックス番号=5のトーンに対応する、OFDMシンボル2054のOFDMトーンシンボル2092として指定される。この例において、WT FからWT Eへの第3ラウンド送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号を搬送するために指定された位置は、ラウンド3パート2の送信要求応答間隔2032におけるインデックス番号=5のトーンに対応する、OFDMシンボル2056のOFDMトーンシンボル2094として指定される。
ワイヤレス端末Aは、WT Bに送信したいトラフィックデータを有する場合、トーンシンボル2070で送信要求信号を送信するか否かを決定するときに、検出された他の接続に対応する優先順位のより高い送信要求応答信号、たとえば、ラウンド1パート1のTX要求応答間隔2012中に検出された、それ自体の接続優先順位よりも優先順位の高い要求応答信号を考慮する。ワイヤレス端末Aは、WT Bに送信したいトラフィックデータを有する場合、トーンシンボル2084で送信要求信号を送信するか否かを決定するときに、検出された他の接続に対応する優先順位のより高い送信要求応答信号、たとえば、ラウンド2パート1のTX要求応答間隔2020中に検出された、それ自体の接続優先順位よりも優先順位の高い要求応答信号を考慮する。
ワイヤレス端末Cは、WT Dに送信したいトラフィックデータを有する場合、トーンシンボル2072中で送信要求信号を送信するか否かを決定するときに、検出された他の接続に対応する優先順位のより高い送信要求応答信号、たとえば、ラウンド1パート1のTX要求応答間隔2012中に検出された、それ自体の接続優先順位よりも優先順位の高い要求応答信号を考慮する。ワイヤレス端末Cは、WT Dに送信したいトラフィックデータを有する場合、トーンシンボル2086で送信要求信号を送信するか否かを決定するときに、検出された他の接続に対応する優先順位のより高い送信要求応答信号、たとえば、ラウンド2パート1のTX要求応答間隔2020中に検出された、それ自体の接続優先順位よりも優先順位の高い要求応答信号を考慮する。
ワイヤレス端末Eは、WT Fに送信したいトラフィックデータを有する場合、トーンシンボル2066中で送信要求信号を送信するか否かを決定するときに、検出された他の接続に対応する優先順位のより高い送信要求応答信号、たとえば、ラウンド1パート1のTX要求応答間隔2012中に検出された要求応答信号を考慮する。ワイヤレス端末Eは、WT Fに送信したいトラフィックデータを有する場合、トーンシンボル2080中で送信要求信号を送信するか否かを決定するときに、検出された他の接続に対応する優先順位のより高い送信要求応答信号、たとえば、ラウンド2パート1のTX要求応答間隔2020中に検出された要求応答信号を考慮する。ワイヤレス端末Eは、WT Fに送信したいトラフィックデータを有する場合、トーンシンボル2092中で送信要求信号を送信するか否かを決定するときに、検出された他の接続に対応する優先順位のより高い送信要求応答信号、たとえば、ラウンド3パート1のTX要求応答間隔2028中に検出された要求応答信号を考慮する。
図21は、様々な実施形態による、例示的なマルチラウンド要求および応答シグナリングを示す一連の図を含む。図21の例において、3つの送信要求/送信要求応答ラウンドが、その3つのラウンドに続く対応するトラフィック間隔中でスケジューリングするためのユーザスケジュール間隔の一部として存在する。この例において、WT A2102、WT B2104、WT C2106、WT D2108、WT E2110およびWT F2112が、ピアツーピア接続をサポートするモバイルノードなどのワイヤレス通信デバイスであると仮定する。また、(i)WT A2102が、WT A2102からWT B2104へのトラフィックシグナリングに関係するWT B2104とのピアツーピア接続を有し、(ii)WT C2106が、WT C2106からWT D2108へのトラフィックシグナリングに関係するWT D2108とのピアツーピア接続を有し、(i)WT E2110が、WT E2110からWT F2112へのトラフィックシグナリングに関係するWT F2112とのピアツーピア接続を有すると仮定する。接続優先順位は、A−>Bの接続優先順位がC−>Dの接続優先順位よりも高く、C−>Dの接続優先順位がE−>Fの接続優先順位よりも高いと仮定する。また、ピアツーピアデバイスは、様々なラウンドの様々な例示的な接続にマッピングされたエアリンクリソースを識別する、図20に示すユーザスケジュール間隔のタイミング構造を使用すると仮定する。さらに、この例において、WT B2104がWT C2106に比較的近接し、WT DがWT E2110に比較的近接すると仮定する。また、この例において、WT A2102がトラフィック間隔でWT Bに送信したいピアツーピアトラフィック信号を有すること、WT C2106が同じトラフィック間隔中でWT D2108に送信したいピアツーピアトラフィック信号を有すること、およびWT E2110が同じトラフィック間隔中でWT F2112に送信したいピアツーピアトラフィック信号を有すること、を仮定する。
図面2100に、例示的なラウンド1送信要求シグナリング、ラウンド1送信要求応答シグナリング、および送信機の観点からなされた判断を示す。(WT A2102、WT C2106)は、ラウンド1パート1の送信要求間隔2010中にそれぞれ(TX要求2114、TX要求2116)を(WT B2104、WT D2108)に送信する。(WT B2104、WT D2108)は、それぞれ送信要求信号(2114、2116)を受信する。(WT B2104、WT D2108)は、それぞれ要求応答信号(RXエコー2118、RXエコー2120)を生成し、ラウンド1パート1の要求応答間隔2012中に送信する。
WT E2110は、TX要求信号をWT F2112にラウンド1パート2の送信要求間隔2014中に送信したい。しかしながら、WT E2110は、WT D2108からのRXエコー信号2120を検出しており、ワイヤレス端末E2110がWT F2112にトラフィック信号を送信しようとする場合、WT C2106からのトラフィック信号を受信し、回復しようと試みているWT D2108に対して生成する干渉が、しきい値を上回ることが予想されると判断する。C−>Dの接続がE−>Fの接続よりも優先順位が高いので、ブロック2122に示すように、WT E2110は送信機譲歩を実施し、トーンシンボル2066においてWT Fに要求信号を送信しないことを決定する。
WT A2102は、優先順位の最も高い接続に対応するRXエコー信号2118を検出しており、ボックス2124に示すように続けることを決定する。WT C2106は、WT D2108からのRXエコー信号2120を受信した。しかしながら、WT C2106は、それ自体の接続よりも優先順位の高い接続に関連するWT B2104からのRXエコー信号2118も受信した。この例において、WT C2106は、送信しようとする場合、WT B2104の受信機に対して引き起こす干渉がしきい値を上回ると判断する。したがって、WT C2106は、ボックス2126に示すように送信機譲歩を実行することを決定する。
図面1140に、例示的なラウンド2送信要求シグナリング、ラウンド2送信要求応答シグナリング、および送信機の観点からなされた判断を示す。WT A2102は、ラウンド2パートの送信要求間隔2018中にWT B2104にTX要求2142を送信する。ラウンド1の譲歩決定(2126)により、WT C2106がOFDMシンボル2072における送信要求の送信を控えることに留意されたい。WT B2104は、ラウンド2パート1の送信要求間隔2016中に送信要求信号2142を受信する。WT B1104は、要求応答信号(RXエコー2144)を生成し、ラウンド2パート1の要求応答間隔2020中にWT A2102に送信する。
WT E2122は、ラウンド2パート1のTX要求応答間隔2020中でRXエコー信号をモニタする。このラウンドにおいて、WT Cが要求信号を送信しておらず、WT B2104がWT E2110から十分に遠く、WT E2110においてその応答信号が検出されていないか、または超低電力レベルで受信されたので、WT D2108はWT Cに要求応答信号を送信しなかった。WT E2110は、優先順位のより高い接続に対応する受信したRXエコー信号に基づいて、WT F2112にトラフィックを送信しようとする場合、トラフィックを受信することを予想する、優先順位のより高い他の受信機に対して引き起こすと予想される干渉が容認できると判断する。したがって、WT E2110は、ボックス2146に示すように続けることを決定する。WT E2110は、OFDMトーンシンボル2080を使用して、TX要求間隔ラウンド2パート2 2022中でWT F2112にTX要求信号2148を送信する。WT F2112は、TX要求信号2148を受信し、肯定応答を送信することを決定し、RXエコー信号2150を生成し、WT E2110に送信する。
WT A2102は、優先順位の最も高い接続に対応するRXエコー信号2144を検出しており、ボックス2124に示すように続けることを決定する。WT C2106は、それ自体の接続よりも優先順位の高い接続に関連する、WT B2104からのRXエコー信号2144を受信した。この例において、WT C2106は、送信しようとする場合、WT B2104の受信機に対して引き起こす干渉がしきい値を上回ると判断する。したがって、WT C2106は、ボックス2154に示すように送信機譲歩を実行することを決定する。
図面2160に、例示的なラウンド3送信要求シグナリング、ラウンド3送信要求応答シグナリング、および送信機の観点からなされた判断を示す。WT A2102は、ラウンド3パート1の送信要求間隔2026中にWT B2104にTX要求2162を送信する。ラウンド2の譲歩決定(2154)により、WT C2106が送信要求の送信を控えることに留意されたい。WT B2104は、ラウンド3パート1の送信要求間隔2026中に送信要求信号2162を受信する。WT B2104は、要求応答信号(RXエコー)2164を生成し、ラウンド3パート1の要求応答間隔2028中にWT A2102に送信する。
WT E2122は、ラウンド3パート1のTX要求応答間隔2028でRXエコー信号をモニタする。このラウンドにおいて、WT C2106が要求信号を送信しておらず、WT B2104がWT E2110から十分に遠く、WT E2110においてその応答信号が検出されていないか、または超低電力レベルで受信されたので、WT D2108はWT C2106に要求応答信号を送信しなかった。WT E2110は、優先順位のより高い接続に対応する受信したRXエコー信号に基づいて、WT F2112にトラフィックを送信しようとする場合、トラフィックを受信することを予想する、優先順位のより高い他の受信機に対して引き起こすと予想される干渉が容認できると判断する。したがって、WT E2110は、ボックス2166に示すように続けることを決定する。WT E2110は、OFDMトーンシンボル2092を使用して、TX要求間隔ラウンド3パート2 2030中でWT F2112にTX要求信号2168を送信する。WT F2112は、TX要求信号2168を受信し、肯定応答を送信することを決定し、RXエコー信号2170を生成し、WT E2110に送信する。
WT Aは、優先順位の最も高い接続に対応するRXエコー信号2164を検出しており、ボックス2172に示すように続けることを決定する。WT C2106は、それ自体の接続よりも優先順位の高い接続に関連する、WT B2104からのRXエコー信号2164を受信した。この例において、WT C2106は、送信しようとする場合、WT B2104の受信機に対して引き起こす干渉がしきい値を上回ると判断する。したがって、WT C2106は、ボックス2174に示すように送信機譲歩を実行することを決定する。さらに、WT C2106は、これが最後のラウンドであり、WT C2106がこのラウンドのOFDMトーンシンボル2086において以前に送信要求を送信しておらず、OFDMトーンシンボル2090においてWT C2106がRXエコー信号を受信しなかったという追加の理由により、送信機譲歩を実行することを決定する。
この例において、WT E1110は、ラウンド3パート2のTX要求応答間隔2032でWT F2112からRXエコー信号2110を受信しており、間隔2032中に優先順位のより高い他のRXエコー信号を受信しなかった。したがって、WT E2110は、送信しようとする場合、他の接続に対応する受信機に対して容認できない干渉を引き起こさないと判断したので、WT E2110はボックス2176に示すように続けることを決定する。
図面2180に、図面(2100、2140、2160)に関して説明した3ラウンドのユーザスケジュールに対応する、トラフィック間隔における例示的なトラフィックを示す。WT A2102は、第3ラウンドの決定が続けることであったので(2172)、トラフィック間隔の間にWT B2104にピアツーピアトラフィック信号2182を送信する。WT C2106は、第3ラウンドの決定が譲歩することであったので(2174)、トラフィック間隔の間にWT D2108へのピアツーピアトラフィック信号の送信を控える。WT E2110は、第3ラウンドの決定が続けることであったので(2176)、トラフィック間隔の間にWT F2112にピアツーピアトラフィック信号2184を送信する。例示的なマルチラウンド要求/要求応答間隔の結果では、ユーザスケジュール間隔中で3つの接続のうちの2つが同じエアリンクリソースを使用してトラフィック信号を同時に送信することを許されるが、ユーザスケジュールにおいて単一ラウンド要求/要求応答の手法を使用した場合は、トラフィック間隔の間に1つの接続しかトラフィック信号を送信することを許されないことに留意されたい。したがって、この例示的なマルチラウンドの手法は、エアリンクリソースのより効率的な利用をもたらす。
この例において、WT E2122は、当初、ラウンド1においてWT F2112にTX要求を送信することを意図していたが、WT Dのラウンド1RXエコー2120のためにTX譲歩することを決定した。しかしながら、後のラウンドにおいて、WT DのRXエコーがなくなった場合、WT E2122はTX要求を送信することができる。
OFDMシステムに関して説明したが、様々な実施形態の方法および装置は、多くの非OFDMおよび/または非セルラーシステムを含む広範囲の通信システムに適用可能である。いくつかの例示的なシステムは、ピアツーピアシグナリング、たとえば、いくつかのOFDMタイプ信号およびいくつかのCDMAタイプ信号において利用される技術の混合を含む。
様々な実施形態において、本明細書で説明するノードは、1つまたは複数の方法に対応するステップ、たとえば、第1のデバイスから第2のデバイスに第1の送信要求を送信するステップ、第1のデバイスから第2のデバイスに第2の送信要求を送信するステップ、第2の送信要求に対する応答が第2のデバイスから受信されたかどうかに基づいて、第2のデバイスにデータを送信すべきか否かの決定を行うステップなどを実行するために、1つまたは複数のモジュールを使用して実施される。いくつかの実施形態において、様々な機能はモジュールを使用して実装される。そのようなモジュールは、ソフトウェア、ハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実施できる。上記の方法または方法ステップの多くは、たとえば1つまたは複数のノードにおいて、上記の方法の全部または一部を実施するために、追加のハードウェアの有無にかかわらず、機械、たとえば汎用コンピュータを制御する、メモリデバイスなど、たとえば、RAM、フロッピー(登録商標)ディスクなどの機械可読媒体中に含まれる、ソフトウェアなどの機械実行可能命令を使用して実施できる。したがって、特に、本態様は、機械、たとえば、プロセッサおよび関連するハードウェアに上述の1つまたは複数の方法のステップの1つまたは複数を実行させるための機械実行可能命令を含む機械可読媒体を対象とする。
いくつかの実施形態において、1つまたは複数のデバイス、たとえば、ワイヤレス端末などの通信デバイスの(1つまたは複数の)プロセッサ、たとえば、CPUは、通信デバイスによって実行されるものとして説明した方法のステップを実行するように構成される。したがって、すべてではないが、いくつかの実施形態は、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な記載の方法のステップの各々に対応するモジュールを含むプロセッサをもつデバイス、たとえば、通信デバイスを対象とする。すべてではないが、いくつかの実施形態において、デバイス、たとえば、通信デバイスは、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な記載の方法のステップの各々に対応するモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアを使用して実施できる。
上述の方法および装置に関する多数の追加の変形形態は、上記の説明に鑑みて、当業者には明らかであろう。そのような変形形態は権利範囲内に入ると考えるべきである。様々な実施形態の方法および装置は、CDMA、直交周波数分割多重(OFDM)、および/またはアクセスノードとモバイルノードとの間のワイヤレス通信リンクを与えるために使用される様々な他のタイプの通信技法とともに使用でき、様々な実施形態において使用される。いくつかの実施形態では、アクセスノードは、OFDMおよび/またはCDMAを使用してモバイルノードとの通信リンクを確立する基地局として実装される。様々な実施形態において、モバイルノードは、様々な実施形態の方法を実施するための、受信機/送信機回路ならびに論理および/またはルーチンを含む、ノートブックコンピュータ、個人情報端末(PDA)、または他の携帯デバイスとして実装される。