JP2011257862A - 動き検出装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】CPU14pは、空間を定義する平面を鳥瞰した状態を表すマップ画像上で複数の分割エリアを指定し、指定された複数の分割エリアにそれぞれ対応する複数の測定エリアを平面を捉えるカメラ12から出力された被写界像に割り当てる。CPU14pはまた、カメラ画像に割り当てられた測定エリアをサイズ条件に合致する適正エリアとサイズ条件から外れる不適正エリアとに分類し、適正エリアに属する部分被写界の混雑度をカメラ12から出力された被写界像に基づいて検出する一方、不適正エリアに属する部分被写界の混雑度を適正エリアについて検出された混雑度に基づいて検出する。
【効果】測定エリアのサイズの減少に起因する動き検出精度の低下が抑制される。
【選択図】図2
【効果】測定エリアのサイズの減少に起因する動き検出精度の低下が抑制される。
【選択図】図2
Description
この発明は、動き検出装置に関し、特に平面を捉えるカメラから出力された被写界像(または被写体像)に基づいて平面に存在する1または2以上の物体の動きを検出する、動き検出装置に関する。
この種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、カメラは、人物が歩行する平面を斜め方向から捉える。カメラから出力された画像は、複数の動き処理領域に分割される。このとき、前方の被写界(カメラによって捉えられた3次元空間の手前部分)に割り当てられる動き処理領域のサイズは、後方の被写界(カメラによって捉えられた3次元空間の遠方部分)に割り当てられる動き処理領域のサイズよりも大きくなる。画像の動きは、このような動き処理領域毎に検出され、かつ動き処理領域毎に設定された閾値と比較される。歩行する人物の混雑度は、こうして得られた比較結果に基づいて推定される。
しかし、背景技術では、設定された動き処理領域のサイズによっては動き検出が困難になるおそれがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、動き検出精度の低下を抑制することができる、動き検出装置を提供することである。
この発明に従う動き検出装置(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、空間を定義する平面を鳥瞰した状態を表す参照画像上で複数の第1エリアを指定する指定手段(S21~S35)、指定手段によって指定された複数の第1エリアにそれぞれ対応する複数の第2エリアを平面を捉えるカメラから出力された被写界像に割り当てる割り当て手段(S37~S55)、割り当て手段によって割り当てられた複数の第2エリアをサイズ条件に合致する適性エリアとサイズ条件から外れる不適正エリアとに分類する分類手段(S57~S69, S75, S79)、分類手段によって分類された適正エリアに属する部分被写界(一部の3次元空間)の動き係数(混雑度)をカメラから出力された被写界像に基づいて検出する第1検出手段(S83~S93, S99~S113)、および分類手段によって分類された不適正エリアに属する部分被写界の動き係数を第1検出手段によって検出された動き係数に基づいて検出する第2検出手段(S95~S97, S115~S131)を備える。
好ましくは、サイズ条件は注目する第2エリアに属する部分被写界を鳥瞰した状態を表す部分鳥瞰画像のサイズが基準を上回るという条件に相当する。
好ましくは、分類手段による不適正エリアの抽出に対応して報知を出力する報知手段(S71)がさらに備えられる。
好ましくは、第2検出手段は、分類手段によって分類された1または2以上の不適正エリアの各々を指定する指定手段(S117, S131)、指定手段によって指定された不適正エリアに接する適正エリアを分類手段によって分類された1または2以上の適正エリアの中から探索する探索手段(S121)、および探索手段によって発見された適正エリアについて第1検出手段によって検出された動き係数に基づいて指定手段によって指定された不適正エリアの動き係数を算出する算出手段(S125)を含む。
好ましくは、空間に向けて出力を発生する複数の装置(D1~D6)の動作を第1検出手段および/または第2検出手段の検出結果に基づいて調整する調整手段(S133)がさらに備えられる。
さらに好ましくは、指定手段は、複数の装置の各々の位置を指定する指定操作を受け付ける受け付け手段(S25~S31)、および指定操作によって指定された位置を基準として複数の第1エリアを定義する定義手段(S33)を含む。
複数の第1エリアは平面を鳥瞰した状態を表す参照画像上で指定される一方、複数の第2エリアは平面を捉えるカメラから出力された被写界像に割り当てられる。このため、カメラの位置および/または向きによっては、第2エリアの一部または全部が被写界像からはみ出し、被写界像に割り当てられた第2エリアのサイズが予想を下回るおそれがある。
この発明では、被写界像に割り当てられた複数の第2エリアがサイズ条件を満足する適正エリアとサイズ条件から外れる不適正エリアに分類され、適正エリアに属する部分被写界の動き係数はカメラから出力された被写界像に基づいて検出される一方、不適正エリアに属する部分被写界の動き係数は適正エリアについて検出された動き係数に基づいて検出される。これによって、被写界像に割り当てられた第2エリアのサイズの減少に起因する動き検出精度の低下が抑制される。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
[基本的構成]
[基本的構成]
図1を参照して、この実施例の動き検出装置は、基本的に次のように構成される。指定手段1は、空間を定義する平面を鳥瞰した状態を表す参照画像上で複数の第1エリアを指定する。割り当て手段2は、指定手段1によって指定された複数の第1エリアにそれぞれ対応する複数の第2エリアを平面を捉えるカメラ6から出力された被写界像に割り当てる。分類手段3は、割り当て手段2によって割り当てられた複数の第2エリアをサイズ条件に合致する適性エリアとサイズ条件から外れる不適正エリアとに分類する。第1検出手段4は、分類手段3によって分類された適正エリアに属する部分被写界の動き係数をカメラ6から出力された被写界像に基づいて検出する。第2検出手段5は、分類手段3によって分類された不適正エリアに属する部分被写界の動き係数を第1検出手段4によって検出された動き係数に基づいて検出する。
複数の第1エリアは平面を鳥瞰した状態を表す参照画像上で指定される一方、複数の第2エリアは平面を捉えるカメラ6から出力された被写界像に割り当てられる。このため、カメラ6の位置および/または向きによっては、第2エリアの一部または全部が被写界像からはみ出し、被写界像に割り当てられた第2エリアのサイズが予想を下回るおそれがある。
この実施例では、被写界像に割り当てられた複数の第2エリアがサイズ条件を満足する適正エリアとサイズ条件から外れる不適正エリアに分類され、適正エリアに属する部分被写界の動き係数はカメラ6から出力された被写界像に基づいて検出される一方、不適正エリアに属する部分被写界の動き係数は適正エリアについて検出された動き係数に基づいて検出される。これによって、被写界像に割り当てられた第2エリアのサイズの減少に起因する動き検出精度の低下が抑制される。
[実施例]
[実施例]
図2を参照して、この実施例の混雑度測定装置10は、撮像面で捉えられた被写界(3次元空間)を表す画像データを繰り返し出力するカメラ12を含む。カメラ12から出力された画像データは、画像処理回路14によって取り込まれ、CPU14pによってカメラ画像表示処理を施される。この結果、被写界を表す画像つまりカメラ画像がモニタ16に表示される。
図3を参照して、カメラ12は、平面FS1を有する部屋の壁面上部に設置され、平面FS1を斜め上方から捉える。したがって、カメラ画像は、図4に示す要領でモニタ画面に表示される。図3および図4に示すように、平面FS1は互いに直交するX軸およびY軸によって定義され、カメラ画像は互いに直交するU軸およびV軸に沿って再現される。
部屋の天井には、空調装置D_1〜D_6が既定の距離を隔てて設置される。空調装置D_1〜D_6の各々は、X軸に沿う2方向およびY軸に沿う2方向の合計4方向にそれぞれ対応する4つの吹き出し口を有し、指定温度を有する空気を指定の風量で出力する。部屋の温度は、こうして出力された空気によって調整される。
入力装置18の操作によって測定エリア設定モードが選択されると、CPU14pによって次の処理が実行される。
まず、図5に示すマップ画像がモニタ16に表示される。マップ画像は、平面FS1を鳥瞰した状態を模式的に表す画像に相当する。マップ画像にはまた、空調装置D_1〜D_6をそれぞれ表すマークM_1〜M_6が、空調装置D_1〜D_6の位置に対応して表示される。
マップ画像の表示が完了すると、変数Kが“1”に設定される。入力装置18に設けられたマウスポインタによってマークM_Kがクリックされると、クリックされた位置を示す座標つまりクリック座標が算出される。算出されたクリック座標は変数Kに対応してエリアレジスタ14r1に記述され、変数Kはその後にインクリメントされる。クリック操作はマークM_1〜M_6に対応して合計6回受け付けられ、これによってマークM_1〜M_6にそれぞれ対応する6つのクリック座標がエリアレジスタ14r1に設定される。
マップ画像は、こうして設定された6つのクリック座標を基準として、図8(A)に示す要領で分割される。マップ画像には、分割位置を定義する太線および細線が描画される。太線はマークM_1〜M_6を囲むように描かれ、細線はマークM_1〜M_6の各々から放射状に延びるように描かれる。
この結果、分割エリアMP_1_1〜MP_1_4がマークM_1の周辺に割り当てられ、分割エリアMP_2_1〜MP_2_4がマークM_2の周辺に割り当てられ、分割エリアMP_3_1〜MP_3_4がマークM_3の周辺に割り当てられる。同様に、分割エリアMP_4_1〜MP_4_4がマークM_4の周辺に割り当てられ、分割エリアMP_5_1〜MP_5_4がマークM_5の周辺に割り当てられ、分割エリアMP_6_1〜MP_6_4がマークM_6の周辺に割り当てられる。
エリアレジスタ14r1には、こうして割り当てられた分割エリアMP_K_L(K:1〜6,L:1〜4)を定義する複数のXY座標と、分割エリアMP_K_Lの面積に対応する数値を示す正規化係数α_K_Lが記述される。正規化係数α_K_Lは、分割エリアMP_K_Lの面積を単位面積で割り算することによって求められる。
数1に示す校正パラメータP11〜P33は、平面FS1を定義するXY座標系とカメラ画像を定義するUV座標系との間で平面射影変換を行うための行列に相当する。したがって、所望のXY座標を数1に適用することで、カメラ画像上の対応するUV座標が算出される。こうして変換された複数のUV座標は変換元の複数のXY座標に対応してエリアレジスタ14r1に記述され、分割エリアMP_K_Lに対応する測定エリアDT_K_Lは図8(B)に示す要領でカメラ画像上に定義される。
測定エリアDT_K_Lの定義が完了すると、定義された測定エリアDT_K_Lに属するカメラ画像が鳥瞰画像に変換され、変換された鳥瞰画像のサイズが“SZ_K_L”として検出される。鳥瞰画像は既定の高さに配置された仮想カメラから平面FS1を捉えた状態を表す画像に相当し、サイズSZ_K_Lは仮想カメラの高さで正規化された数値を示す。こうして検出されたサイズSZ_K_Lは、変数KおよびLに対応してエリアレジスタ14r1に記述される。
測定エリアDT_K_Lの一部がカメラ画像からはみ出した場合、サイズSZ_K_Lは、測定エリアDT_K_Lの他の一部(カメラ画像に収まっている測定エリア)に属する一部のカメラ画像に基づいて生成された鳥瞰画像のサイズを示す。図8(B)においては、たとえば測定エリアDT_1_1の一部がカメラ画像からはみ出す。この場合、サイズSZ_1_1は、図8(B)に斜線で示すエリアのカメラ画像に基づく鳥瞰画像のサイズを示す。
こうして定義された測定エリアDT_K_Lは、サイズ条件に合致する適正エリアとサイズ条件から外れる不適正エリアとに分類される。ここで、サイズ条件とは、サイズSZ_K_Lが基準値REFを上回るという条件に相当する。したがって、サイズSZ_K_Lが基準値REFを上回る測定エリアDT_K_Lは適正エリアに分類され、サイズSZ_K_Lが基準値REF以下の測定エリアDT_K_Lは不適正エリアに分類される。
不適正エリアが検出されると、エラーが報知される。エラーは、不適正エリアに別の色を付すなどのように不適正エリアを特定した状態で報知される。操作者は、このような報知によって不適正エリアの存在を認識する。
エラー報知に対して操作者が入力装置18上でキャンセル操作を行うと、エリアレジスタ14r1がクリアされる。操作者は、カメラ12および/または空調機D1〜D6の配置を変更した上で、測定エリア設定モードの下での操作を再度実行する。一方、エラー報知に対して操作者が入力装置18上で登録操作を行うと、測定エリアDT_K_Lが不適正エリアであることを示す拡張子が変数KおよびLに対応してエリアレジスタ14r1に記述される。こうして測定エリアDT_K_Lに設定された拡張子は、混雑度測定モードにおいて参照される。
入力装置18の操作によって混雑度測定モードが選択されると、測定周期が到来する毎に次の処理がCPU14pによって実行される。
まず、動きを示す画像つまり動き画像がカメラ画像上で検出される。続いて、フラグFLGが“0”に設定され、測定エリアDT_K_Lに拡張子が設定されているか否か(つまり、測定エリアDT_K_Lが適正エリアであるか否か)が判別される。
拡張子が設定されていなければ、測定エリアDT_K_Lは適正エリアであるとみなされ、測定エリアDT_K_Lに属するカメラ画像の画素数が検出される。検出された画素数は、変数P1_K_Lに設定される。また、カメラ画像上で検出された動き画像から測定エリアDT_K_Lに属する動き画像が区分され、区分された動き画像の画素数が変数P2_K_Lに設定される。
測定エリアDT_K_Lの混雑の程度を示す混雑度CR_K_Lは、こうして設定された変数P1_K_LおよびP2_K_Lとレジスタ14rに記述された正規化係数α_K_Lとに基づいて算出される。具体的には、混雑度CR_K_Lは、変数P2_K_Lを変数P1_K_Lで割り算し、これによって得られた割り算値に正規化係数α_Kを掛け算することで求められる。
一方、測定エリアDT_K_Lに拡張子が設定されていれば、測定エリアDT_K_Lは不適正エリアとみなされ、変数KおよびLの値が図7に示す退避レジスタ14r2の共通のカラムに記述される。また、変数KおよびLの値が退避されたことを表明するべく、フラグFLGが“1”に更新される。
不適正エリアについては、以下の要領で混雑度が算出される。まず変数Nが“1”〜“Nmax”の各々に設定され(Nmax:退避レジスタ14r2において数値が記述されたカラムの総数)、退避レジスタ14r2のN番目のカラムに記述された2つの数値が変数KおよびLにそれぞれ設定される。これによって、1または2以上の不適正エリアが順に指定される。
続いて、指定された不適正エリアに隣接する1または2以上の適正エリアが指定された不適正エリアの周辺から探索される。指定された不適正エリアに隣接する1または2以上の適正エリアが発見されると、発見された1または2以上の適正エリアの混雑度の平均値が指定された不適正エリアの混雑度として設定される。これに対して、指定された不適正エリアに隣接する適正エリアが発見されなければ、既定値が指定された不適正エリアの混雑度として設定される。
空調装置D1〜D6の出力は、こうして得られた混雑度CR_1_1〜CR_6_4に基づいて制御される。具体的には、混雑度が大きい測定エリアに対応する空調装置の出力が強められ、混雑度が小さい測定エリアに対応する空調装置の出力が弱められる。
図9を参照して、測定エリアDT_1_2およびDT_1_3が適正エリアである一方、測定エリアDT_1_1およびDT_1_4が不適正エリアである場合において、人物H1およびH2が測定エリアDT_1_2を移動し、人物H3が測定エリアDT_1_3を移動することを想定する。
すると、測定エリアDT_1_2の混雑度は測定エリア_1_2に属する画像の画素数と人物H1およびH2を表す動き画像の画素数と正規化係数α_1_2とに基づいて算出され、測定エリアDT_1_3の混雑度は測定エリアDT_1_3に属する画像の画素数と人物H3を表す動き画像の画素数と正規化係数α_1_3とに基づいて算出される。これに対して、測定エリアDT_1_1の混雑度は測定エリアDT_1_2の混雑度に基づいて算出され、測定エリアDT_1_4の混雑度は測定エリアDT_1_3の混雑度に基づいて算出される。
CPU14pは、図10に示す撮像タスク,図11〜図14に示す測定エリア設定タスク,および図15〜図17に示す混雑度測定タスクを含む複数のタスクを実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、記録媒体20に保存される。
図10を参照して、ステップS1ではカメラ画像表示処理を実行する。この結果、カメラ画像がモニタ16に表示される。ステップS3では現時点の動作モードが測定エリア設定モードであるか否かを判別し、ステップS7では現時点の動作モードが混雑度測定モードであるか否かを判別する。
ステップS3でYESであれば、ステップS5で測定エリア設定タスクを起動し、その後にステップS15に進む。ステップS7でYESであれば、測定エリアが設定済みであるか否かをステップS9で判別する。判別結果がYESであればステップS11で混雑度測定タスクを起動してからステップS15に進み、判別結果がNOであればそのままステップS15に進む。ステップS3およびS7のいずれもNOであれば、ステップS13で他の処理を実行し、その後にステップS15に進む。
ステップS15ではモード変更操作が行われたか否かを繰り返し判別する。判別結果がNOからYESに更新されると、起動中のタスクをステップS17で終了し、その後にステップS3に戻る。
図11を参照して、ステップS21ではマップ画像をモニタ16に表示し、ステップS23では変数Kを“1”に設定する。ステップS25ではエリア指定のためのクリック操作が行われたか否かを判別し、判別結果がNOからYESに更新されるとステップS27でクリック座標を算出する。算出された座標は、変数Kに対応してエリアレジスタ14r1に記述される。ステップS29では変数Kが“6”に達したか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS31で変数KをインクリメントしてからステップS25に戻る一方、判別結果がYESであればステップS33に進む。
ステップS33では、クリック座標を参照してマップ画像を分割する。この結果、合計24個の分割エリアMP_1_1〜MP_6_4がマップ画像上に割り当てられる。ステップS35では分割画像MP_1_1〜MP_6_4の位置を示す太線および細線をマップ画像上に描画する。
ステップS37では変数Kを“1”に設定し、ステップS39では変数Lを“1”に設定し、そしてステップS41では分割エリアMP_K_Lを定義する複数のXY座標を算出する。算出されたXY座標は、変数KおよびLに対応してエリアレジスタ14r1に記述される。ステップS43では、分割エリアMP_K_Lの面積を正規化し、正規化係数α_K_Lを算出する。算出された正規化係数α_K_Lもまた、変数KおよびLに対応してエリアレジスタ14r1に記述される。
ステップS45では、分割エリアMP_K_Lを定義する複数のXY座標の各々を数1に従ってUV座標に変換する。変換されたUV座標は変数KおよびLに対応してエリアレジスタ14r1に記述され、これによって分割エリアMP_K_Lに対応する測定エリアDT_K_Lがカメラ画像に割り当てられる。なお、カメラ12の位置および/または向きによっては、測定エリアDT_K_Lの少なくとも一部がカメラ画像からはみ出すおそれがある。
ステップS47では、こうして割り当てられた測定エリアDT_K_Lに属する一部のカメラ画像を鳥瞰画像に変換し、変換された鳥瞰画像のサイズを“SZ_K_L”として検出する。検出されたサイズSZ_K_Lは、変数KおよびLに対応してエリアレジスタ14r1に記述される。
ステップS49では変数Lが“4”に達したか否かを判別し、ステップS53では変数Kが“6”に達したか否かを判別する。ステップS49の判別結果がNOであれば、ステップS51で変数LをインクリメントしてからステップS41に戻る。ステップS49の判別結果がYESでかつステップS53の判別結果がNOであれば、ステップS55で変数KをインクリメントしてからステップS39に戻る。ステップS49の判別結果およびステップS53の判別結果のいずれもがYESであれば、ステップS57に進む。
ステップS57では変数Kを“1”に設定し、ステップS59では変数Lを“1”に設定し、そしてステップS61ではサイズSZ_K_Lが基準値REFを上回るか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS71に進み、判別結果がYESであればステップS63に進む。この結果、サイズSZ_K_Lが基準値REFを上回る測定エリアDT_K_Lが適正エリアに分類され、サイズSZ_K_Lが基準値REF以下の測定エリアDT_K_Lが不適正エリアに分類される。
ステップS63では変数Lが“4”に達したか否かを判別し、ステップS67では変数Kが“6”に達したか否かを判別する。ステップS63の判別結果がNOであれば、ステップS65で変数LをインクリメントしてからステップS61に戻る。ステップS63の判別結果がYESでかつステップS67の判別結果がNOであれば、ステップS69で変数KをインクリメントしてからステップS59に戻る。ステップS63の判別結果およびステップS67の判別結果のいずれもがYESであれば、処理を終了する。
ステップS71では、測定エリアDT_K_Lを特定した状態でエラーを報知する。ステップS73ではキャンセル操作が行われたか否かを判別し、ステップS75では登録操作が行われたか否かを判別する。ステップS73の判別結果がYESであれば、ステップS77でエリアレジスタ14r1をクリアし、その後に処理を終了する。ステップS75の判別結果がYESであればステップS79に進み、変数KおよびLに対応して拡張子をエリアレジスタ14r1に記述する。拡張子の記述が完了すると、ステップS63に戻る。
図15を参照して、ステップS81では測定周期が到来したか否かを判別する。判別結果がNOからYESに更新されるとステップS83に進み、動きを示す画像つまり動き画像をカメラ画像上で検出する。ステップS85ではフラグFLGを“0”に設定し、ステップS87では変数Kを“1”に設定し、そしてステップS89では変数Lを“1”に設定する。ステップS91では測定エリアDT_K_Lに拡張子が割り当てられているか否かをエリアレジスタ14r1を参照して判別し、判別結果がNOであればステップS93に進む一方、判別結果がYESであればステップS95に進む。
ステップS95では変数KおよびLの現在の値を退避レジスタ14r2に設定し、ステップS97ではフラグFLGを“1”に設定する。ステップS97の処理が完了すると、ステップS107に進む。
ステップS93では、測定エリアDT_K_Lに属するカメラ画像の画素数を検出し、検出された画素数を変数P1_K_Lに設定する。ステップS99ではステップS83で検出された動き画像から測定エリアDT_K_Lに属する動き画像を区分し、ステップS101では区分された動き画像の画素数を変数P2_K_Lに設定する。
ステップS103では、測定エリアDT_K_Lに属する動き画像が測定エリアDT_K_Lに占める割合を、ステップS93およびS101でそれぞれ設定された変数P1_K_LおよびP2_K_Lに基づいて算出する。割合(=RT_K_L)は、変数P2_K_Lを変数P1_K_Lで割り算した値に相当する。ステップS105では、エリアレジスタ14r1に記述された正規化係数α_K_LをステップS103で算出された割合RT_K_Lに掛け算して、測定エリアDT_K_Lの混雑度を“CR_K_L”として算出する。
ステップS107では変数Lが“4”に達したか否かを判別し、ステップS111では変数Kが“6”に達したか否かを判別する。ステップS107の判別結果がNOであれば、ステップS109で変数LをインクリメントしてからステップS91に戻る。ステップS107の判別結果がYESでかつステップS111の判別結果がNOであれば、ステップS113で変数KをインクリメントしてからステップS89に戻る。ステップS107の判別結果およびステップS111の判別結果のいずれもがYESであれば、ステップS115に進む。
ステップS115ではフラグFLGが“1”であるか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS133に進む一方、判別結果がYESであればステップS117に進む。ステップS117では変数Nを“1”に設定し、ステップS119では退避レジスタ14r2のN番目のカラムに設定された2つの数値を変数KおよびLにそれぞれ設定する。
ステップS121では測定エリアDT_K_Lの周辺から1または2以上の適正エリアを探索し、ステップS123では探索に成功したか否かつまり隣接する1または2以上の適正エリアが発見されたか否かを判別する。
判別結果がYESであればステップS125の処理を経てステップS129に進み、判別結果がNOであればステップS127の処理を経てステップS129に進む。ステップS125では、発見された1または2以上の適正エリアにそれぞれ対応する1または2以上の混雑度の平均値を測定エリアDT_K_Lの混雑度CR_K_Lとして算出する。ステップS127では、既定値を混雑度CR_K_Lとして設定する。
ステップS129では変数Nが最大値Nmaxに達したか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS131で変数NをインクリメントしてからステップS119に戻る一方、判別結果がYESであればステップS133に進む。ステップS133では、ステップS105,S125,S127で得られた混雑度に基づいて空調装置D1〜D6の出力を制御する。このような空調制御が完了すると、ステップS81に戻る。
以上の説明から分かるように、CPU14pは、空間を定義する平面FS1を鳥瞰した状態を表すマップ画像上で複数の分割エリアMP_1_1〜MP_6_4を指定し(S21~S35)、指定された複数の分割エリアMP_1_1〜MP_6_4にそれぞれ対応する複数の測定エリアDT_1_1〜DT_6_4を平面FS1を捉えるカメラ12から出力された被写界像に割り当てる(S37~S55)。CPU14pはまた、カメラ画像に割り当てられた測定エリアDT_1_1〜DT_6_4をサイズ条件に合致する適正エリアとサイズ条件から外れる不適正エリアとに分類し(S57~S69, S75, S79)、適正エリアに属する部分被写界の混雑度(=動き係数)をカメラ12から出力された被写界像に基づいて検出する(S83~S93, S99~S113)一方、不適正エリアに属する部分被写界の混雑度を適正エリアについて検出された混雑度に基づいて検出する(S95~S97, S115~S131)。
分割エリアMP_1_1〜MP_6_4は平面FS1を鳥瞰した状態を表すマップ画像上で指定される一方、測定エリアDT_1_1〜DT_6_4は平面FS1を捉えるカメラ12から出力された被写界像に割り当てられる。このため、カメラ12の位置および/または向きによっては、いずれかの測定エリアの一部または全部が被写界像からはみ出し、被写界像上に残った当該測定エリアのサイズが予想を下回るおそれがある。
この実施例では、測定エリアDT_1_1〜DT_6_4がサイズ条件を満足する適正エリアとサイズ条件から外れる不適正エリアに分類され、適正エリアに属する部分被写界の混雑度はカメラ12から出力された被写界像に基づいて検出される一方、不適正エリアに属する部分被写界の混雑度は適正エリアについて検出された混雑度に基づいて検出される。これによって、被写界像に割り当てられた測定エリアのサイズの減少に起因する動き検出精度の低下が抑制される。
なお、この実施例では、マウスポインタのクリック操作によってマークM_1〜M_6の各々の座標を指定するようにしている。しかし、これに代えて、マークM_1〜M_6の各々の座標値を直接的に指定するようにしてもよい。
また、この実施例では、壁面上部に設置されたカメラ12によって斜め上方から平面FS1を捉えるようにしているが、これに代えて天井に設定された全方位カメラによって真上から平面FS1を捉えるようにしてもよい。
さらに、この実施例では空調装置の出力を適応的に制御することを想定しているが、空調装置の出力に代えて或いは空調装置の出力とともに、照明装置の出力(つまり明るさ)を適応的に制御するようにしてもよい。
また、この実施例では、数1を参照した平面射影変換を想定しているが、これに代えて透視射影変換を行うようにしてもよい。
なお、この実施例では、平面FS1を鳥瞰した状態を模式的に表す画像をマップ画像として採用している。しかし、マップ画像は、上述した数1を参照した鳥瞰変換をカメラ画像に対して施すことで生成するようにしてもよい。ただし、この場合は、カメラ12の位置および/または向きによって、平面FS1の一部が再現できないおそれがある。
10 …混雑度測定装置
12 …カメラ
14 …画像処理回路
14p …CPU
16 …モニタ
18 …入力装置
12 …カメラ
14 …画像処理回路
14p …CPU
16 …モニタ
18 …入力装置
Claims (6)
- 空間を定義する平面を鳥瞰した状態を表す参照画像上で複数の第1エリアを指定する指定手段、
前記指定手段によって指定された複数の第1エリアにそれぞれ対応する複数の第2エリアを前記平面を捉えるカメラから出力された被写界像に割り当てる割り当て手段、
前記割り当て手段によって割り当てられた複数の第2エリアをサイズ条件に合致する適性エリアと前記サイズ条件から外れる不適正エリアとに分類する分類手段、
前記分類手段によって分類された適正エリアに属する部分被写界の動き係数を前記カメラから出力された被写界像に基づいて検出する第1検出手段、および
前記分類手段によって分類された不適正エリアに属する部分被写界の動き係数を前記第1検出手段によって検出された動き係数に基づいて検出する第2検出手段を備える、動き検出装置。 - 前記サイズ条件は注目する第2エリアに属する部分被写界を鳥瞰した状態を表す部分鳥瞰画像のサイズが基準を上回るという条件に相当する、請求項1記載の動き検出装置。
- 前記分類手段による前記不適正エリアの抽出に対応して報知を出力する報知手段をさらに備える、請求項1または2記載の動き検出装置。
- 前記第2検出手段は、前記分類手段によって分類された1または2以上の不適正エリアの各々を指定する指定手段、前記指定手段によって指定された不適正エリアに接する適正エリアを前記分類手段によって分類された1または2以上の適正エリアの中から探索する探索手段、および前記探索手段によって発見された適正エリアについて前記第1検出手段によって検出された動き係数に基づいて前記指定手段によって指定された不適正エリアの動き係数を算出する算出手段を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の動き検出装置。
- 前記空間に向けて出力を発生する複数の装置の動作を前記第1検出手段および/または第2検出手段の検出結果に基づいて調整する調整手段をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の動き検出装置。
- 前記指定手段は、前記複数の装置の各々の位置を指定する指定操作を受け付ける受け付け手段、および前記指定操作によって指定された位置を基準として前記複数の第1エリアを定義する定義手段を含む、請求項5記載の動き検出装置。
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JP2010130205A JP2011257862A (ja) | 2010-06-07 | 2010-06-07 | 動き検出装置 |
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Family Applications (1)
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JP2010130205A Withdrawn JP2011257862A (ja) | 2010-06-07 | 2010-06-07 | 動き検出装置 |
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JP4966820B2 (ja) * | 2007-10-29 | 2012-07-04 | パナソニック株式会社 | 混雑推定装置および方法 |
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2010
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2011
- 2011-06-06 WO PCT/JP2011/062927 patent/WO2011155439A1/ja active Application Filing
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Publication number | Publication date |
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