JP2011257792A - ネットワークシステム,管理サーバおよび仮想マシンの配置方法 - Google Patents

ネットワークシステム,管理サーバおよび仮想マシンの配置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異なるクラウドシステム間で仮想マシンイメージを配置する場合にも、効率的に仮想マシンを配置する。
【解決手段】第1のシステムが、第1のシステム以外の第2のシステムにおいて生成された仮想マシンのイメージが有する第1の性能情報と、第1のシステムに対して予め設定された第1の所定の係数とに基づいて、第2の性能情報を生成する第1性能情報生成部33と、第2の性能情報に基づいて、仮想マシンを、第1のシステムにそなえられた2以上のサーバのいずれかに対して配置する配置部34とをそなえる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークシステム,管理サーバおよび仮想マシンの配置方法に関する。
仮想マシン管理サーバが、DB(Data Base)ら各仮想マシンの所定時間毎のパフォーマンスを示す実測データと、各仮想マシンを稼働させる各サーバの記憶容量に関するデータと、各仮想マシンの記憶容量に関するデータとを読み出し、読み出したデータを算出条件に用いて、複数の仮想マシンの各々を複数のサーバのいずれかで稼働させた場合の各時間における各仮想マシンのパフォーマンスを示す値の合計値が最大となるような、仮想マシンとサーバの組み合わせを算出し、算出した組み合わせに従って、各仮想マシンのファイルをその仮想マシンに対応するサーバの記憶領域に格納して各仮想マシンの再配置を行うことで、複数の仮想マシンを複数のサーバで効率良く稼働させる技術が下記特許文献1において開示されている。
特開2005−115653号公報
しかしながら、複数のクラウドシステムにまたがって、仮想マシンを効率的に配置することについては考慮されておらず、さらに、各クラウドシステムは、通常、同一の性能や構成を有していない。このため、ユーザが、あるクラウドシステム内で稼動している仮想マシンを、他のクラウドシステムで稼動させようとする場合、移動先のクラウドシステム内において仮想マシンを効率的に配置するための信頼できる情報がなく、効率的な配置が行なえない。さらには、仮想マシンを効率的に配置するための信頼できる情報がないため、移動先のクラウドシステムにおいて、ユーザが期待する仮想マシンのパフォーマンスを得られるか不明である。
1つの側面では、異なるクラウドシステム間で仮想マシンを配置する場合にも、効率的に仮想マシンを配置することを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の1つとして位置付けることができる。
1つの案では、仮想マシンが動作する2以上のサーバをそなえた複数のシステムをそなえ、該複数のシステムのうち1のシステムである第1のシステムが、該複数のシステムのうち該第1のシステム以外の第2のシステムにおいて生成された第1の仮想マシンのイメージが有する第1の性能情報と、該第1のシステムに対して予め設定された第1の所定の係数とに基づいて、第2の性能情報を生成する第1生成部と、該第2の性能情報に基づいて、該第1の仮想マシンを、該第1のシステムにそなえられた該2以上のサーバのいずれかに対して配置する配置部と、をそなえるネットワークシステムを用いる。
また、仮想マシンが動作する2以上のサーバをそなえた複数のシステムをそなえたネットワークシステムのうち1のシステムにおいて、該2以上のサーバを管理する管理サーバであって、該複数のシステムのうち該第1のシステム以外のシステムにおいて生成された第1の仮想マシンのイメージが有する第1の性能情報と、該第1のシステムに対して予め設定された所定の係数とに基づいて、第2の性能情報を生成す生成部と、該第2の性能情報に基づいて、該第1の仮想マシンを該1のシステムにそなえられた該2以上のサーバのいずれかに対して配置する配置部と、をそなえる管理サーバを用いる。
さらに、仮想マシンが動作する2以上のサーバをそなえた複数のシステムをそなえたネットワークシステムにおける、仮想マシンの配置方法であって、該複数のシステムのうち1のシステムである第1のシステムにおいて、該複数のシステムのうち該第1のシステム以外の第2のシステムで生成された第1の仮想マシンのイメージが有する第1の性能情報と、該第1のシステムに対して予め設定された第1の所定の係数とに基づいて、第2の性能情報を生成し、該第1のシステムにおいて、該第2の性能情報に基づいて、該第1の仮想マシンを、該第1のシステムにそなえられた該2以上のサーバのいずれかに対して配置する、処理を含む配置方法を用いる。
異なるクラウドシステム間で仮想マシンイメージを配置する場合にも、仮想マシンの効率的な配置が可能となる。
実施形態の一例にかかるシステムの構成を示すブロック図である。 (a),(b)は、実施形態の一例にかかる仮想マシンおよび基準仮想マシンのイメージを示す図である。 (a)〜(c)は、実施形態の一例にかかる仮想マシン配置部の動作を説明するための図である。 実施形態の一例にかかるネットワークシステムの構成を示す図である。 実施形態の一例としてのネットワークシステムにおける仮想マシンの配置手法の全体的な流れを説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としての基準仮想マシンイメージの作成を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としての性能変換係数の算出を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としての共通形式の性能情報を有する仮想マシンイメージの作成を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としての仮想マシンの配置方法を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例にかかるシステムの構成を示すブロック図である。 (a),(b)は、実施形態の一例にかかる仮想マシン配置部の動作を説明するための図である。 実施形態の一例としての仮想マシンの配置方法を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としての負荷情報に基づく仮想マシンの配置方法を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としての仮想マシンの負荷情報を示す図である。
以下、図面を参照して本ネットワークシステム,管理サーバおよび仮想マシンの配置方法に係る実施の形態を説明する。
〔A〕実施形態の説明
図1は実施例の一例にかかるシステムの構成を示すブロック図である。
図1に示されるシステム1は、仮想マシンサーバ2,仮想マシン管理サーバ3およびファイルサーバ4をそなえている。また、仮想マシンサーバ2,仮想マシン管理サーバ3およびファイルサーバ4は、それぞれLAN(Local Area Network)を介して相互に通信可能に接続されている。また、ユーザ装置5が、インターネット等を介して仮想マシン管理サーバ3,ファイルサーバ4と通信可能に接続されている。このシステム1は、例えば、ユーザ装置5に対して、所定のクラウドサービスを提供するクラウドシステムである。
ユーザ装置5は、例えば、PC(Personal Computer)であり、CPU(Central Processing Unit)およびROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置をそなえる。
ファイルサーバ4は、例えば、CPUや、HDD等の記憶装置をそなえ、仮想マシンや後述する基準仮想マシンのイメージ(ファイルシステム等の内容をそのままファイル化したもの)40,50を記憶するサーバである。また、ファイルサーバ4のCPUは、仮想マシン管理サーバ3からの指示に応じて、自身の保持する仮想マシンイメージを、仮想マシン管理サーバ3の指示する仮想マシンサーバ2に送信することもできる。
図2(a),(b)は、仮想マシンおよび基準仮想マシンのイメージを示す図である。図2(a)は、仮想マシンのイメージ40を、図2(b)は、基準仮想マシンのイメージ50をそれぞれ示している。
基準仮想マシンとは、システム内でベンチマークテストを行なう仮想マシンである。基準仮想マシンを動作させることにより得られる性能情報(後述)に基づいて、後述する性能変換係数が算出される。すなわち、基準仮想マシンは、性能変換係数を算出するために必要な情報を取得するために用いられる仮想マシンである。
ここで、例えば、仮想マシンのイメージ40および基準仮想マシンのイメージ50は、それぞれ属性とファイルシステムイメージとをそなえている。
属性とは、例えば、仮想マシンのID,カーネルのバージョン等の情報である。本実施形態の一例においては、イメージ40の属性は、後述する性能情報変換部22により作成された共通形式の性能情報をそなえ、イメージ50の属性は、後述する性能情報取得部21により取得された性能情報をそなえる。
ファイルシステムイメージとは、例えば、Linux(登録商標)等OS(Operation System)のバイナリファイルやライブラリファイル等である。
なお、ファイルシステムイメージや、属性のうち共通形式の性能情報または性能情報以外の部分は、それぞれ既知の仮想マシンイメージに含まれるファイルシステム,属性と同様であり、これらについての詳細な説明は省略する。
仮想マシンサーバ2は、仮想マシンを動作させるためのサーバであり、物理マシン(物理サーバ)が1例として挙げられる。仮想マシンサーバ2(物理マシン)は、例えば、制御部20および記憶部26をそなえる。
制御部20は、例えば、CPUであり、記憶部26に記憶された各種アプリケーションプログラムを実行することにより種々の演算や制御を行ない、これにより、各種機能を実現する制御処理装置である。
記憶部26は、例えばROM,RAM等のメモリや、HDDであり、例えばLinuxであるホストOSや各種アプリケーションプログラムが記憶する。
ホストOS上の仮想マシン制御プログラムをCPUである制御部20が実行することで、仮想マシンサーバ2の物理マシンを分割して仮想マシンを実現する。なお、仮想マシンの実現方法は既知の種々の手法を用いて実現可能であり、その詳細な説明は省略する。
仮想マシンサーバ2において、例えば、物理マシンがそなえるCPUである制御部20が、記憶部26に格納されたアプリケーションプログラム等を実行することにより、性能情報取得部21,性能情報変換部22,イメージ作成部23および付与部24としての機能を実現する。
性能情報取得部21(第1,2取得部)は、例えば、ユーザ装置5からの指示に基づく仮想マシン管理サーバ3からの指示を契機に、仮想マシンサーバ2上で稼動している仮想マシンまたは基準仮想マシンについて、1以上の性能情報を取得する。例えば、仮想マシンや基準仮想マシン上で動作するOS(ゲストOS)から性能情報を取得する。
ここで、性能情報とは、あるシステム内における仮想マシンの性能を表す情報であり、例えば、システム内のハードウェア構成に依存する情報である。性能情報としては、例えば、CPU使用率,ディスクI/O(Input/Output)帯域幅使用率,メモリ使用量,ネットワークI/O帯域幅使用率,性能情報計測時のCPUサイクル,CPUコア数等を用いることができる。性能情報は、これらの情報の単位時間当たりの平均値,ピーク値,一日または一ヶ月毎の周期変化等であってもよく、仮想マシンの配置に用いられる情報であればよい。
また、性能情報取得部21は、仮想マシンまたは基準仮想マシンの実行を契機として、仮想マシンサーバ2上で稼動している仮想マシンまたは後述する基準仮想マシンについて、1以上の性能情報を取得することもできる。なお、例えば、取得された性能情報は、仮想マシン管理サーバ3に送信され、仮想マシン管理サーバ3において、仮想マシンごとに管理される。
なお、性能情報取得部21の機能は既知の種々の手法を用いて実現可能であり、その詳細な説明は省略する。
性能情報変換部22(第2生成部)は、例えば、性能変換係数に基づいて、性能情報取得部21が取得した性能情報を変換する。具体的には、例えば、性能情報取得部21が取得した性能情報を性能変換係数で除算することで、性能情報を変換する。以下、この変換された性能情報を共通形式の性能情報という場合がある。ここで、性能変換係数とは、後述する変換係数算出部35により算出される係数であり、例えば、CPUサイクルで正規化されたCPU使用率係数,ディスクI/O帯域幅使用率係数,メモリ使用量係数,ネットワークI/O帯域幅使用率係数である。さらに、共通形式の性能情報としては、例えば、CPUサイクルで正規化されたCPU使用率,ディスクI/O帯域幅使用率,メモリ使用量,ネットワークI/O帯域幅使用率である。
上述のように、性能情報変換部22は、性能変換係数に基づいて、性能情報取得部21が取得した性能情報を変換し、共通形式の性能情報を生成する。
なお、例えば、性能情報取得部21が、複数の性能情報を取得した場合には、性能情報変換部22は、取得された複数の性能情報を、これらの複数の性能情報にそれぞれ対応する複数の性能変換係数を用いて、それぞれ変換を行なう。例えば、性能情報取得部21が、性能情報として、ディスクI/O帯域幅使用率,メモリ使用量を取得した場合には、性能情報変換部22は、性能変換係数として、ディスクI/O帯域幅使用率係数,メモリ使用量係数を用いて、それぞれの性能情報を除算することで性能情報を変換する。
イメージ作成部23(イメージ作成部)は、例えば、仮想マシンサーバ2上で稼動している仮想マシンや基準仮想マシンのイメージを作成する。さらに、イメージ作成部23は、作成した仮想マシンや基準仮想マシンのイメージをファイルサーバ4に格納する。なお、イメージ作成部23の機能は既知の種々の手法を用いて実現可能であり、その詳細な説明は省略する。
付与部24は、例えば、イメージ作成部23によって作成された仮想マシンのイメージに、性能情報変換部22により生成された共通形式の性能情報を付与する。具体的には、仮想マシンイメージの属性に共通形式の性能情報を書き込む。
ここで、付与される共通形式の性能情報とは、例えば、CPUサイクルで正規化されたCPU使用率,ディスクI/O帯域幅使用率,メモリ使用量,ネットワークI/O帯域幅使用率である。ここで、例えば、CPUコア数など、クラウドシステムが変わった場合において変化する値ではないが、仮想マシンを配置するための情報として必要な値についても、共通形式の性能情報として仮想マシンイメージに付与してもよい。
仮想マシン管理サーバ3は、例えば、仮想マシンサーバ2およびファイルサーバ4を管理するサーバであって、図1に示すように、記憶部31および制御部32をそなえている。
記憶部31は、例えばROM,RAM等のメモリや、HDDであり、後述する性能変換係数や、アプリケーションプログラム等の各種データを記憶する。
各種データとは、例えば、各仮想マシンサーバ2,ファイルサーバ4,仮想マシンサーバ2上で稼動する仮想マシン,仮想マシンのイメージに関する情報や、各仮想マシンの性能情報である。
制御部32は、例えば、CPU等から構成され、記憶部31に記憶されたアプリケーションプログラム等をCPUが実行することで、性能情報逆変換部33,仮想マシン配置部34,変換係数算出部35としての機能を実現する。
性能情報逆変換部33(第1生成部)は、例えば、後述する変換係数算出部35で算出され、予め記憶部31に記憶された性能変換係数を用いて、仮想マシンイメージが有する共通形式の性能情報を変換するものである。具体的には、性能情報逆変換部33は、仮想マシンイメージが有する共通形式の性能情報に対して性能変換係数を乗算することで、仮想マシンイメージが有する性能情報を変換し、仮想マシン配置部34が仮想マシンの配置に用いる情報を生成する。以下、この性能情報逆変換部33による共通形式の性能情報に対する変換を、性能情報変換部22の性能情報取得部21が取得した性能情報に対する変換と区別して、「逆変換」という場合がある。
なお、例えば、仮想マシンイメージが、複数の共通形式の性能情報を有する場合には、それぞれの共通形式の性能情報に対して、対応する性能変換係数を用いて逆変換を行なう。すなわち、性能情報逆変換部33は、第2性能情報生成部として機能する。例えば、性能情報逆変換部33は、複数の共通形式の性能情報、ディスクI/O帯域幅使用率,メモリ使用量に対して、それぞれ、ディスクI/O帯域幅使用率係数,メモリ使用量係数を用いて変換を行なう。
仮想マシン配置部34(配置部)は、例えば、仮想マシンや基準仮想マシンを仮想マシンサーバ2に配置する。ここで、配置とは、仮想マシンサーバ2がそなえる記憶部26に仮想マシンや基準仮想マシンのイメージをコピーすることを意味する。具体的には、例えば、性能情報逆変換部33によって変換された一以上の性能情報に基づいて、仮想マシンイメージを、仮想マシンサーバ2に配置するとともに、仮想マシンサーバ2において、仮想マシンを起動させる。また、仮想マシン配置部34は、ファイルサーバ4に対して、仮想マシンイメージを、仮想マシンサーバ2に対して送信するように指示することで仮想マシンイメージを配置してもよい。さらに、仮想マシン配置部34は、ファイルサーバ4から、仮想マシンイメージを取得し、仮想マシンサーバ2に対して仮想マシンイメージを配置してもよい。
なお、性能情報を持たない仮想マシンイメージや、基準仮想マシンイメージについては、仮想マシン配置部34は、例えば、初期設定で決められた適当な仮想マシンサーバ2で動作するように、これらのイメージを配置する。
ここで、仮想マシン配置部34の動作の一例を説明するために図3(a)〜(c)を参照する。図3(a)〜(c)は、仮想マシン配置部34の動作の一例を説明するため図であり、図3(a)は、各仮想マシンの性能を示す図である。また、図3(b)は、仮想マシンが、仮想マシンサーバに適切に配置された場合の一例を示す図であり、図3(c)は、仮想マシンが、仮想マシンサーバに適切に配置された場合の他の一例を示す図である。
図3(a)〜(c)の例においては、3台の仮想マシンサーバX,Y,Zおよび4つの仮想マシン(仮想マシンイメージ)A,B,C,Dをそなえたシステムを表している。仮想マシンA〜Dにおいては、それぞれ性能情報逆変換部33によって逆変換された性能情報が、CPUサイクルで正規化されたCPU使用率が20%,40%,80%,40%であるものとする。
ここで、例えば、できるだけ仮想マシンサーバのエネルギーを節約する目的で配置を行なうことを考えると、一例として、仮想マシンを配置しない仮想マシンサーバを設けるべく、図3(b)のように仮想マシンが配置されることが望ましい。すなわち、仮想マシン管理サーバ3の仮想マシン配置部34は、仮想マシンサーバXに対しては、仮想マシンA,Cを、仮想マシンサーバYには、仮想マシンB,Dを、それぞれ配置し、仮想マシンサーバZには仮想マシンを配置しない。
このように配置することにより、一台の仮想マシンサーバ(例えば仮想マシンサーバZ)は、電源をOFFすることができるためエネルギーを節約することができる。
上記実施形態の一例では、仮想マシン配置部34は、エネルギーを節約することを目的として仮想マシンの配置を行なっているが、これに限定されるものではない。例えば、仮想マシン配置部34は、各仮想マシンサーバX〜Zにおいて、CPU使用率ができるだけ均等になるように仮想マシンA〜Dを仮想マシンサーバに対して配置してもよい。
すなわち、図3(c)のように各仮想マシンサーバX〜Z全てに仮想マシンA〜Dのいずれかを配置することにより、各仮想マシンサーバの負荷を分散させ処理を高速化することができる。
上述のように、性能情報逆変換部33によって逆変換された性能情報に基づいて、仮想マシン配置部34は、仮想マシンを仮想マシンサーバに配置する。
上記実施形態の一例では、仮想マシン配置部34は、エネルギーを節約することを目的として仮想マシンの配置を行なっているが、これに限定されるものではない。例えば、仮想マシン配置部34は、各仮想マシンサーバX〜Zにおいて、CPU使用率ができるだけ均等になるように仮想マシンA〜Dを仮想マシンサーバに対して配置してもよい。
なお、仮想マシン配置部34の機能は、上述の機能に限定されるものではなく、仮想マシン配置部34の機能は既知の種々の手法を用いても実現可能である。なお、その詳細な説明は省略する。
変換係数算出部35(第1,2算出部)は、性能変換係数を算出するものである。具体的には、変換係数算出部35は、性能情報取得部21により取得した、仮想マシンサーバ2上で動作する基準仮想マシンの一以上の性能情報を、それぞれ対応する、基準仮想マシンイメージが予め有する一以上の性能情報によって除算することで、一以上の性能変換係数を算出する。
ここで、性能変換係数としては、前述の如く、例えば、CPUサイクルで正規化されたCPU使用率係数,ディスクI/O帯域幅使用率係数,メモリ使用量係数,ネットワークI/O帯域幅使用率係数を用いることができる。CPUコア数など、クラウドシステムが変わった場合において変化する値ではないが、共通形式の性能情報として仮想マシンイメージに付与する情報に対しては、性能変換係数は不要である。
上述の如く構成されたシステムを複数そなえた、実施形態の一例にかかるネットワークシステムの構成を図4に示す。図4に示すネットワークシステム10は、クラウドシステムAおよびクラウドシステムBをそなえている。また、クラウドシステムAとクラウドシステムBとは、インターネットを介して通信可能に接続されている。さらに、ユーザ装置5は、インターネットを介して、クラウドシステムAおよびクラウドシステムBと通信可能に接続されている。
クラウドシステムAは、仮想マシンサーバ2−1A,2−1B,仮想マシン管理サーバ3−A,およびファイルサーバ4−Aをそなえている。クラウドシステムAにおいて、仮想マシンサーバ2−1A,2−1B,仮想マシン管理サーバ3−A,およびファイルサーバ4−Aは、LANを介して相互に通信可能に接続されている。
クラウドシステムBは、仮想マシンサーバ2−1B,2−2B,仮想マシン管理サーバ3−B,およびファイルサーバ4−Bをそなえている。クラウドシステムBにおいて、仮想マシンサーバ2−1B,2−2B,仮想マシン管理サーバ3−B,およびファイルサーバ4−Bは、LANを介して相互に通信可能に接続されている。
以下、仮想マシンサーバを示す符号としては、複数の仮想マシンサーバのうち1つを特定する必要があるときには符号2−1A,2−2A,2−1B,2−2Bを用いるが、任意の仮想マシンサーバを指すときには符号2を用いる。
なお、クラウドシステム内において、任意の仮想マシンサーバを指すときには符号2―A,2−Bを用いる。
また、仮想マシン管理サーバを示す符号としては、複数の仮想マシン管理サーバのうち1つを特定する必要があるときには符号3−A,3−Bを用いるが、任意の仮想マシン管理サーバを指すときには符号3を用いる。
さらに、ファイルサーバを示す符号としては、複数のファイルサーバのうち1つを特定する必要があるときには符号4−A,4−Bを用いるが、任意のファイルサーバを指すときには符号4を用いる。
上述の如く構成された、実施形態の一例としてのネットワークシステム10における仮想マシンの配置手法の全体的な流れを、図5に示すフローチャート(ステップA1〜A4)を参照しながら説明する。
まず、初期状態に置いて、基準仮想マシンイメージには、性能情報が付与されていないため、任意のクラウドシステムにおいて、性能情報が付与された基準仮想マシンイメージを作成する(ステップA1)。次に、各クラウドシステムにおいて、この性能情報が付与された基準仮想マシンイメージを用いて、性能変換係数を算出し、各クラウドシステム内にそなえられた仮想マシン管理サーバに性能変換係数を格納する(ステップA2)。そして、この性能変換係数を用いて、共通形式の性能情報を算出し、共通形式の性能情報が付与された仮想マシンイメージが作成される(ステップA3)。その後、性能変換係数と、共通形式の性能情報とに基づいて、クラウドシステムをまたがった仮想マシンの配置処理を行なう(ステップA4)。
次に、性能情報が付与された基準仮想マシンイメージを作成するステップの詳細、すなわち図5におけるステップA1の詳細な動作を、図6に示すフローチャート(ステップA10〜A13)を参照しながら説明する。
ユーザは、インターネットに接続されたユーザ装置5を用いて、ユーザ装置5の内部記憶装置または外部記憶装置に格納されている基準仮想マシンイメージを適当なクラウドシステム内(例えばクラウドシステムA)のファイルサーバ4−Aにアップロードする。このアップロードとともに、仮想マシン管理サーバ3−Aに対して、アップロードした仮想マシンイメージの実行を指示する。この指示を契機に、仮想マシン管理サーバ3−Aがそなえる仮想マシンン配置部34が、ファイルサーバ4−Aから、実行を指示された仮想マシンイメージを仮想マシンサーバ2−Aに配置し、仮想マシンサーバ2−Aに対して仮想マシンの実行を指示する。これにより、基準仮想マシンが仮想マシンサーバ2−Aで実行(起動)される(ステップA10)。仮想マシンサーバ2−Aで、基準仮想マシンが実行されると、例えば、ユーザ装置からの指示に基づいた仮想マシン管理サーバ3−Aからの指示を契機として、性能情報取得部21によって基準仮想マシンの性能情報が取得される(ステップA11)。
そして、例えば、ユーザ装置から仮想マシン管理サーバ3−A経由で送られてくる基準仮想マシンのイメージ作成指示を契機に、仮想マシンサーバ2−Aのイメージ作成部23は、仮想マシンサーバ3−A上で稼動する基準仮想マシンのイメージを作成する(ステップA12)。なお、仮想マシンをシャットダウンする等の所定のタイミングで、仮想マシンサーバ2のイメージ作成部23は、仮想マシンサーバ3−A上で稼動する基準仮想マシンのイメージを作成してもよい。そして、イメージ作成部23によって作成された基準仮想マシンイメージは、付与部24により、性能情報取得部21によって取得した性能情報が、基準仮想マシンイメージの属性に付与されるとともに、ファイルサーバ4−Aに保存される(ステップA13)。なお、基準仮想マシンに対する処理を行なう際には、性能情報変換部22は動作しない。そして、性能情報が付与された基準仮想マシンイメージは、ユーザ装置からの指示に基づいて、ファイルサーバ4−Aから読み出され、ユーザ装置5の内部記憶装置または外部記憶装置に格納される。
次に、性能変換係数を算出するステップの詳細、すなわち図5におけるステップA2の詳細な動作を、図7に示すフローチャート(ステップA20〜A23)を参照しながら説明する。
ユーザは、ユーザ装置5を用いて、ユーザ装置5の内部記憶装置または外部記憶装置に格納されている性能情報が付与された基準仮想マシンイメージを適当なクラウドシステム(例えばクラウドシステムB)内のファイルサーバ4−Bにアップロードする。ユーザ装置は、このアップロードとともに、基準仮想マシンイメージがアップロードされたファイルサーバ4−Bと同一クラウドシステム内にそなえられた仮想マシン管理サーバ3−Bに対して、基準仮想マシンイメージを実行するように指示を行なう。これにより、基準仮想マシンを仮想マシンサーバ2−Bで実行させる。なお、例えば、仮想マシン管理サーバ3−Bが、ファイルサーバ4−Bに対して基準仮想マシンイメージの送信を指示する際に、ファイルサーバ4−Bに格納された基準仮想マシンイメージの有する性能情報を取得する(ステップA20)。仮想マシンサーバ2−Bで、基準仮想マシンが実行されると、例えば、ユーザ装置からの指示に基づいた仮想マシン管理サーバ3−Bからの指示を契機として、性能情報取得部21によって基準仮想マシンの性能情報が取得される(ステップA21)。その後、仮想マシン管理サーバ3−Bは、性能情報取得部21から送信された性能情報を受信することにより、ステップA21にて取得された性能情報を取得する。そして、変換係数算出部35により、ステップA21にて取得した性能情報と予め基準仮想マシンイメージが有する性能情報とに基づいて、性能変換係数を算出する(ステップA22)。そして、この性能変換係数を仮想マシン管理サーバ3−Bに格納する(ステップA23)。
次に、共通形式の性能情報が付与された仮想マシンイメージを作成するステップの詳細、すなわち図5におけるステップA3の詳細な動作を、図8に示すフローチャート(ステップA30〜A34)を参照しながら説明する。
ユーザは、ユーザ装置5を用いて、ユーザ装置5の内部記憶装置または外部記憶装置に格納されている仮想マシンイメージを適当なクラウドシステム(例えばクラウドシステムA)内のファイルサーバ4−Aにアップロードする。ユーザ装置は、このアップロードとともに、仮想マシン管理サーバ3−Aに対して、基準仮想マシンイメージを実行するように指示を行なうことで、基準仮想マシンを仮想マシンサーバ2−Aで実行させる(ステップA30)。仮想マシンサーバ2−Aで、仮想マシンが実行されると、例えば、ユーザ装置からの指示に基づいた仮想マシン管理サーバ3−Aからの指示を契機として、性能情報取得部21によって仮想マシンの性能情報が取得される(ステップA31)。そして、例えば、ユーザ装置から仮想マシン管理サーバ3−A経由で送られてくる仮想マシンのイメージ作成指示を契機に、仮想マシンサーバ2−Aのイメージ作成部23は、仮想マシンサーバ3−A上で稼動する仮想マシンのイメージを作成する(ステップA32)。なお、仮想マシンをシャットダウンする等の所定のタイミングで、仮想マシンサーバ2−Aのイメージ作成部23は、仮想マシンサーバ3−A上で稼動する仮想マシンのイメージを作成してもよい。
次に、性能情報変換部22は、仮想マシン管理サーバ3−Aに格納された性能変換係数を読み出し、この性能変換係数を用いて、ステップA31で取得した性能情報を、共通形式の性能情報に変換する(ステップA33)。そして、性能情報付与部24が、イメージ作成部23によって作成された仮想マシンイメージに、共通形式の性能情報を付与する(ステップA34)。その後、共通形式の性能情報が付与された仮想マシンイメージは、ファイルサーバ4−Aに格納される。
次に、性能変換係数と、共通形式の性能情報とに基づいて、クラウドシステムをまたがった仮想マシンの配置処理を行なうステップの詳細、すなわち図5におけるステップA4の詳細な動作を、図9に示すフローチャート(ステップA40〜A44)を参照しながら説明する。
ユーザは、ユーザ装置5を用いて、適当なクラウドシステム(例えばクラウドシステムA)内のファイルサーバ4−Aから、共通形式の性能情報が付与された仮想マシンイメージを取得し、ユーザ装置5の内部記憶装置または外部記憶装置に一旦格納する。その後、他のクラウドシステム(例えばクラウドシステムB)内のファイルサーバ4−Bに対して仮想マシンイメージをアップロードするとともに、仮想マシン管理サーバ3−Bに対して、仮想マシンイメージを実行するように指示を行なう(ステップA40)。仮想マシン管理サーバ3−Bは、ユーザ装置から実行指示された仮想マシンイメージから共通形式の性能情報を取得し(ステップA41)、性能情報逆変換部33が、仮想マシン管理サーバ3−B自身が有する性能変換係数を用いて、共通形式の性能情報を逆変換する(ステップA42;第1生成ステップ)。そして、配置部34は、逆変換された性能情報に基づいて、仮想マシンを配置するのに適した仮想マシンサーバ2−Bを決定し(ステップA43;配置ステップ)、仮想マシンを配置して仮想マシンを起動する(ステップA44)。
さて、上述したステップA40〜A44の処理を、本実施形態に係る、ネットワークシステム10において、仮想マシンイメージをクラウドシステムAからクラウドシステムBへ移動させる場合について説明することで、本件の効果を説明する。
まず、予め基準仮想マシンイメージに添付されている性能情報をPref,クラウドシステムAにおいて基準仮想マシンイメージを実行して得られた性能情報をPref(A)とすると、クラウドシステムAにおける性能変換係数R(A)は(1)式で表される。
R(A)=Pref(A)÷Pref ・・・(1)
ここで、性能情報は、例えば、CPUサイクルで正規化されたCPU使用率であり、Pref,Pref(A)は、それぞれ、10%,10%だとすると、クラウドシステムAの性能変換係数R(A)=1となる。
同様に、準仮想マシンイメージに添付されている性能情報をPref,クラウドシステムBにおいて基準仮想マシンイメージを実行して得られた性能情報をPref(B)とすると、クラウドシステムBにおける性能変換係数R(B)は(2)式で表される。
R(B)=Pref(B)÷Pref ・・・(2)
ここで、Pref(B)は、5%だとすると、クラウドシステムBの性能変換係数R(B)=0.5となる。
次に、クラウドシステムA内で、計測された仮想マシンの性能情報をPapp(A)とすると、クラウドシステムA内で作成される仮想マシンイメージに添付される共通形式の性能情報Pappは(3)式で表される。
Papp=Papp(A)÷R(A) ・・・(3)
ここで、クラウドシステムA内で計測された仮想マシンの性能情報Papp(A)は、60%だとすると、R(A)=1なので、共通形式の性能情報Papp=60%となる。
次に、ステップA42の処理、すなわち、共通形式の性能情報の逆変換を行なう。逆変換された性能情報をPapp(B)は、(4)式のように表される。
Papp(B)=Papp×R(B) ・・・(4)
ここで、共通形式の性能情報Papp=60%,クラウドシステムBにおける性能変換係数R(B)=0.5より、逆変換された性能情報をPapp(B)=30%となる。
一の仮想マシンのCPU使用率を30%と仮定した場合に、クラウドシステムAでは、仮想マシン二台分のCPU使用率が必要であったが、クラウドシステムBでは、仮想マシン一台分のCPU使用率で済むということがわかる。
性能情報を共通形式に変換する処理や、逆変換を行なう処理を行なわない場合においては、クラウドシステムBでは、クラウドシステムA内で計測された仮想マシンの性能情報Papp(A)=60%を用いて仮想マシンの配置を行なうことが考えられる。
しかし、本ネットワークシステム10では、性能情報を共通形式に変換する処理や、逆変換を行なう処理を行なうことにより、クラウドシステムBにおいては、Papp(B)=30%を用いて仮想マシンの配置を行なうことができる。このため、必要以上にCPU使用率が高いと把握して仮想マシンの配置を行なうことがなくなる。すなわち、より信頼性の高い情報に基づいて、仮想マシンを配置することができ、クラウドシステムを跨いでも仮想マシンを適切に配置することができる。
このように、実施形態の一例にかかるネットワークシステム10によれば、共通形式に変換された性能情報を逆変換することで、異なるクラウドシステム間で仮想マシンイメージを配置する場合にも、効率的に仮想マシンの配置が可能となる。
また、性能情報を共通形式に変換し、仮想マシンイメージに付与し、各クラウドシステムでは、この共通形式の性能情報を逆変換するため、異なるクラウドシステム間で、仮想マシンの配置に必要な情報を伝達することができる。
さらに、信頼性の高い情報を用いて効率的に仮想マシンンの配置が可能となるため、クラウドシステム間で、仮想マシンイメージを移動させた場合にも、ユーザの期待するパフォーマンスを得ることができる。
また、ユーザの期待するパフォーマンスを得ながら、仮想マシンイメージをクラウドシステム間で移動させることができるので、ユーザは、仮想マシンの可用性を満たしながら、所望のクラウドシステムを選択することができる。
〔B〕変形例の説明
図10は変形例としてのシステム100の構成を示すブロック図である。このシステム100は、上述したシステム1の仮想マシンサーバ2に負荷情報取得部25をそなえるものであり、その他の部分は、上述したシステム1と同様に構成されている。なお、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
仮想マシンサーバ2において、例えば、物理マシンがそなえるCPUである制御部20が、記憶部26に格納されたアプリケーションプログラム等を実行することにより、負荷情報取得部25としての機能を実現する。
負荷情報取得部25は、例えば、ユーザ装置5からの指示に基づく仮想マシン管理サーバ3からの指示を契機に、仮想マシンサーバ2上で動作する仮想マシンの負荷情報を取得する。負荷情報とは、例えば、仮想マシンに対するリクエスト数などの情報であり、単位時間当たりの平均値,ピーク値、一日または一ヶ月毎の周期変化等であってもよく、仮想マシンの配置に用いられる情報であればよい。
負荷情報取得部25は、例えば、仮想マシンのOS(ゲストOS)から負荷情報を取得する。また、負荷情報取得部25は、仮想マシンの実行を契機として、仮想マシンサーバ2上で稼動している仮想マシンについて、負荷情報を取得することもできる。
本変形例においては、付与部24は、イメージ作成部23によって作成された仮想マシンのイメージに、性能情報変換部22により生成された共通形式の性能情報および負荷情報取得部25により取得された負荷情報を付与する。具体的には、仮想マシンイメージの属性に共通形式の性能情報および負荷情報を書き込む。
また、仮想マシン配置部34は、例えば、性能情報逆変換部33によって変換された一以上の性能情報および仮想マシンイメージの有する負荷情報に基づいて、仮想マシンイメージを、ファイルサーバ4から仮想マシンサーバ2に配置する。
ここで、変形例における仮想マシン配置部34の動作の一例を説明するために図11,図12を参照する。図11(a),(b)は、仮想マシン配置部34の動作の一例を説明するため図であり、図11(a)は、各仮想マシンの性能を示す図である。また、図11(b)は、仮想マシンが、仮想マシンサーバに適切に配置された場合の一例を示す図である。図11の例においては、6台の仮想マシンA,B,C,D,E,F,3台の仮想マシンサーバX,Y,Zをそなえたシステムを表している。仮想マシンA〜Fは、それぞれ性能情報逆変換部33によって逆変換された性能情報として、CPUサイクルで正規化されたCPU使用率が15%,30%,60%,30%,30%,30%である。また、仮想マシンA〜Fは、負荷情報として、それぞれ高負荷な時間帯が、一定,朝,一定,夜,朝,夜となっている。
また、図12は、変形例における、仮想マシンの配置処理を説明するためのフローチャートである。
ここで、各仮想マシンサーバX〜Zにおいて、CPU使用率が80%を超えないように仮想マシンを配置することを目的とする例について説明する。仮想マシン管理サーバ3の仮想マシン配置部34は、逆変換された性能情報から、仮想マシンA,Dを同一の仮想マシンサーバ(例えば仮想マシンサーバX)にて実行することを決定する(ステップA50)。なお、このステップA50は、上述のステップA4の処理と同様である。
しかし、他の仮想マシンのCPU使用率はいずれも30%であり、どのように仮想マシンサーバに配置するかは一意に決定されないため、次に、仮想マシン配置部34は、負荷情報に基づいて仮想マシンの配置を決定する(ステップA51)。
ここでは、例えば、仮想マシンサーバに対する付加を一定にするために、仮想マシン配置部34は、仮想マシンB,Dを仮想マシンサーバYに配置し、仮想マシンE,Fを仮想マシンサーバZに配置する。
次に、負荷情報に基づいて仮想マシンサーバを配置するステップの詳細、すなわち図12におけるステップA51の詳細な動作を、図13に示すフローチャート(ステップA60〜A64)及び図14に示す各仮想マシンの負荷情報を参照しながら説明する。
図14は、時間帯毎の、各仮想マシンが提供するサービスへ対するアクセス数、すなわち、各仮想マシンに対する負荷情報を示した図である。図14は、仮想マシンA,Bは昼にアクセスが多く、仮想マシンC,Dは夜から明け方にかけてアクセスが多いことを示している。
まず、変形例における仮想マシン配置部34は、仮想マシン同士の組み合わせを作成する。例えば、仮想マシンA及びB、仮想マシンC及びDの組み合わせや、仮想マシンA及びC、仮想マシンB及びDの組み合わせ、仮想マシンA及びD、仮想マシンB及びCの組み合わせを作成する(ステップA60)。仮想マシン配置部34は、ステップA60で作成した各組み合わせについて、図14に示した時間帯毎の負荷情報を加算し(ステップA61)、各仮想マシンの組で、最も負荷の高い時間帯の負荷を抽出する(ステップA62)。
具体的には、仮想マシンA,Bの組では、10−12時において負荷が最大であり、仮想マシンA,Bの組における最大の負荷情報L(A,B)=150+90=240である。また、仮想マシンC,Dの組における最大の負荷情報L(C,D)=135+70=205である。また、仮想マシンA,Cの組における最大の負荷情報L(A,C)=135+1=136であり、仮想マシンB,Dの組における最大の負荷情報L(B,D)=150+2=152である。さらに、仮想マシンA,Dの組における最大の負荷情報L(A,D)=80+30=110であり、仮想マシンB,Cの組における最大の負荷情報L(B,C)=150+3=153である。
次に、仮想マシン配置部34は、各組み合わせの最大となる負荷同士を比較し、最大となる負荷が小さい組み合わせに基づいて仮想マシンを仮想マシンサーバに配置する(ステップA63,A64)。具体的には、仮想マシンA及びB,C及びDの組み合わせでは、負荷情報の最大値は240であり、仮想マシンA及びC,B及びDの組み合わせでは、負荷情報の最大値は152である。また、仮想マシンA及びD,B及びCの組み合わせでは、負荷情報の最大値は153である。
従って、仮想マシン配置部34は、負荷情報の最大値が、最も小さい仮想マシンA及びC,B及びDの組み合わせを選択し、この組み合わせに基づいて仮想マシンサーバに配置する。
このように、変形例としてのシステム100によれば、上述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる他、性能情報のみならず負荷情報に基づいて、仮想マシンの配置を行なうため、より効率的な仮想マシンの配置を行なうことができる。
〔C〕その他
なお、開示の技術は上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、本実施形態の一例では、性能情報変換部22は、仮想マシンサーバ2に備えられているが、これに限定されるものではない。例えば、仮想マシン管理サーバ3が、性能情報変換部22をそなえてもよい。なお、この場合、例えば、仮想マシン管理サーバ3が、性能情報取得部21により取得された性能情報を取得し、自身が保持する性能変換係数を用いて、共通形式の性能情報を生成する。
また、本実施形態の一例では、イメージ作成部23は、仮想マシンサーバ2に備えられているが、これに限定されるものではない。例えば、仮想マシン管理サーバ3が、イメージ作成部23をそなえてもよい。
また、本実施形態の一例では、付与部24は、仮想マシンサーバ2に備えられているが、これに限定されるものではない。例えば、仮想マシン管理サーバ3が、付与部24をそなえてもよい。なお、この場合、例えば、付与部24は、性能情報変換部22により生成された共通形式の性能情報を取得し、仮想マシンイメージに付与する。
さらに、本実施形態の一例では、変換係数算出部35は、仮想マシン管理サーバ3に備えられているが、これに限定されるものではない。例えば、仮想マシンサーバ2が、変換係数算出部35をそなえてもよい。なお、この場合においても、変換係数算出部35により算出された性能変換係数は、仮想マシン管理サーバ3の記憶部31に保持される。
また、本実施形態の一例では、クラウドシステムA内において、仮想マシンサーバ2−Aを2台そなえる場合を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、仮想マシンサーバ2−Aを1個または3個以上縦続接続してもよい。
さらに、本実施形態の一例では、クラウドシステムB内において、仮想マシンサーバ2−Bを2台そなえる場合を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、仮想マシンサーバ2−Bを1個または3個以上縦続接続してもよい。
また、本実施形態の一例では、システム1,100が、それぞれ1台の仮想マシンサーバ2をそなえる場合を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、システム1,100は、それぞれ2台以上の仮想マシンサーバをそなえてもよい。
また、本実施形態の一例では、2つのクラウドシステムA,Bをそなえる場合を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、クラウドシステムは3以上であってもよい。
なお、仮想マシンサーバ2,仮想マシン管理サーバ3,ファイルサーバ4に備えられるCPUの各機能を実現するための種々のアプリケーションプログラムは、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
仮想マシンが動作する2以上のサーバをそなえた複数のシステムをそなえ、
該複数のシステムのうち1のシステムである第1のシステムが、
該複数のシステムのうち該第1のシステム以外の第2のシステムにおいて生成された第1の仮想マシンのイメージが有する第1の性能情報と、該第1のシステムに対して予め設定された第1の所定の係数とに基づいて、第2の性能情報を生成する第1生成部と、
該第2の性能情報に基づいて、該第1の仮想マシンを、該第1のシステムにそなえられた該2以上のサーバのいずれかに対して配置する配置部と、をそなえたことを特徴とするネットワークシステム。
(付記2)
該第1生成部は、該第1の性能情報に、該第1の所定の係数を乗じることで、該第2の性能情報を生成することを特徴とする付記1記載のネットワークシステム。
(付記3)
該第2のシステムが、
該第2のシステムにおける該第1の仮想マシンの第2の性能情報を取得する第1取得部と、
該第2のシステムに対して予め設定された第2の所定の係数に基づいて、該第2の性能情報を変換し、該第1の性能情報を生成する第2生成部と、
該第1仮想マシンのイメージを作成するイメージ作成部と、
該イメージ作成部によって作成されたイメージに、該第1の性能情報を付与することにより、該第1の性能情報を有する該第1仮想マシンのイメージを作成する付与部と、をそなえることを特徴とする付記1または付記2記載のネットワークシステム。
(付記4)
該第2生成部は、該第2の性能情報を、該第2の所定の係数で除することで、該第1の性能情報を生成することを特徴とする付記3記載のネットワークシステム。
(付記5)
該第1のシステムが、
基準仮想マシンの第1の基準性能情報を取得する第2取得部と、
該基準仮想マシンのイメージが予めそなえる第2の基準性能情報と、該第1の基準性能情報とに基づいて、該第1の所定の係数を算出する第1算出部と、をそなえたことを特徴とする付記3に記載のネットワークシステム。
(付記6)
該第2のシステムにおいて、
該第1取得部は、該基準仮想マシンの第3の基準性能情報を取得し、
該第2のシステムが、
該基準仮想マシンのイメージが予めそなえる該第2の基準性能情報と、該第1の基準性能情報とに基づいて、該第2の所定の係数を算出する第2算出部をそなえたことを特徴とする付記5記載のネットワークシステム。
(付記7)
該第1算出部は、該第1の基準性能情報を、該第2の基準性能情報で除することで、該第1の所定の係数を算出することを特徴とする付記5記載のネットワークシステム。
(付記8)
該第2算出部は、該第3の基準性能情報を、該第2の基準性能情報で除することで、該第2の所定の係数を算出することを特徴とする付記6記載のネットワークシステム。
(付記9)
該基準仮想マシンのイメージが予めそなえる該第2の基準性能情報は、該複数のシステムのうちいずれかのシステムがそなえる、仮想マシンの性能情報を取得する取得部によって取得されたものであることを特徴とする付記5記載のネットワークシステム。
(付記10)
仮想マシンが動作する2以上のサーバをそなえた複数のシステムをそなえたネットワークシステムのうち1のシステムにおいて、該2以上のサーバを管理する管理サーバであって、
該複数のシステムのうち該第1のシステム以外のシステムにおいて生成された第1の仮想マシンのイメージが有する第1の性能情報と、該第1のシステムに対して予め設定された所定の係数とに基づいて、第2の性能情報を生成す生成部と、
該第2の性能情報に基づいて、該第1の仮想マシンを該1のシステムにそなえられた該2以上のサーバのいずれかに対して配置する配置部と、をそなえたことを特徴とする管理サーバ。
(付記11)
該生成部は、該第1の性能情報に、該所定の係数を乗じることで、該第2の性能情報を生成することを特徴とする付記10記載の管理サーバ。
(付記12)
仮想マシンが動作する2以上のサーバをそなえた複数のシステムをそなえたネットワークシステムにおける、仮想マシンの配置方法であって、
該複数のシステムのうち1のシステムである第1のシステムにおいて、該複数のシステムのうち該第1のシステム以外の第2のシステムで生成された第1の仮想マシンのイメージが有する第1の性能情報と、該第1のシステムに対して予め設定された第1の所定の係数とに基づいて、第2の性能情報を生成する第1生成ステップと、
該第1のシステムにおいて、該第2の性能情報に基づいて、該第1の仮想マシンを、該第1のシステムにそなえられた該2以上のサーバのいずれかに対して配置する配置ステップと、をそなえたことを特徴とする仮想マシンの配置方法。
(付記13)
該第1生成ステップは、該第1の性能情報に、該第1の所定の係数を乗じることで、該第2の性能情報を生成することを特徴とする付記12記載の仮想マシンの配置方法
(付記14)
該第2のシステムにおいて、
該第2のシステムにおける該第1仮想マシンの第2の性能情報を取得する第1取得ステップと、
該第2のシステムに対して予め設定された第2の所定の係数に基づいて、該第2の性能情報を変換し、該第1の性能情報を作成する第2生成ステップと、
該第1仮想マシンのイメージを作成するイメージ作成ステップと、
該イメージ作成ステップによって作成されたイメージに、該第1の性能情報を付与する付与ステップと、をそなえることで、該第1の性能情報を有する該第1仮想マシンのイメージを作成することを特徴とする付記12記載の仮想マシンの配置方法。
(付記15)
該第2生成ステップは、該第2の性能情報を、該第2の所定の係数で除することで、該第1の性能情報を生成することを特徴とする付記14記載の仮想マシンの配置方法。
(付記16)
該第1のシステムにおいて、
該基準仮想マシンの第1の基準性能情報を取得する第2取得ステップと、
該基準仮想マシンのイメージが予めそなえる該第2の基準性能情報と、該第1の基準性能情報とに基づいて、該第1の所定の係数を算出する第1算出ステップと、をそなえたことを特徴とする付記14記載の仮想マシンの配置方法。
(付記17)
該第2のシステムにおいて、
該第1取得ステップは、基準仮想マシンの第3の基準性能情報を取得し、
該基準仮想マシンのイメージが予めそなえる第2の基準性能情報と、該第3の基準性能情報とに基づいて、該第2の所定の係数を算出する第2算出ステップをそなえたことを特徴とする付記14記載の仮想マシンの配置方法。
(付記18)
該第1算出ステップは、該第1の基準性能情報を、該第2の基準性能情報で除することで、該第1の所定の係数を算出することを特徴とする付記16記載の仮想マシンの配置方法。
(付記19)
該第2算出ステップは、該第3の基準性能情報を、該第2の基準性能情報で除することで、該第2の所定の係数を算出することを特徴とする付記17記載の仮想マシンの配置方法。
(付記20)
仮想マシンが動作する2以上のサーバをそなえた複数のシステムをそなえたネットワークシステムのうち1のシステムにおける、仮想マシンの配置機能をコンピュータに実行させるための仮想マシン配置用のプログラムであって、
該複数のシステムのうち該1のシステム以外のシステムにおいて生成された、第1の仮想マシンのイメージが有する第1の性能情報と、該第1のシステムに対して予め設定された第1の所定の係数とに基づいて、第2の性能情報を生成する生成ステップと、
該第2の性能情報に基づいて、該第1の仮想マシンを該1のシステムにそなえられた該2以上のサーバのいずれかに対して配置する配置ステップと、を該コンピュータに実行させることを特徴とする仮想マシン配置用のプログラム。
(付記21)
仮想マシンが動作するサーバであって、
該仮想マシンの第1の性能情報を取得する取得部と、
所定の係数に基づいて、該第1の性能情報を変換し、該第2の性能情報を生成する生成部と、
該仮想マシンのイメージを作成するイメージ作成部と、
該イメージ作成部によって作成されたイメージに、該第2の性能情報を付与する付与部と、をそなえることを特徴とするサーバ。
1,100 システム
2,2−1A,2−2A,2−1B,2−2B 仮想マシンサーバ
3,3−A,3−B 仮想マシン管理サーバ
4,4−A,4−B ファイルサーバ
5 ユーザ装置
20 制御部
21 性能情報取得部
22 性能情報変換部
23 イメージ作成部
24 付与部
25 負荷情報取得部
26 記憶部
31 記憶部
32 制御部
33 性能情報逆変換部
34 仮想マシン配置部
35 変換係数算出部
40 仮想マシンイメージ
50 基準仮想マシンイメージ
A,B クラウドシステム
10 ネットワークシステム

Claims (10)

  1. 仮想マシンが動作する2以上のサーバをそなえた複数のシステムをそなえ、
    該複数のシステムのうち1のシステムである第1のシステムが、
    該複数のシステムのうち該第1のシステム以外の第2のシステムにおいて生成された第1の仮想マシンのイメージが有する第1の性能情報と、該第1のシステムに対して予め設定された第1の所定の係数とに基づいて、第2の性能情報を生成する第1生成部と、
    該第2の性能情報に基づいて、該第1の仮想マシンを、該第1のシステムにそなえられた該2以上のサーバのいずれかに対して配置する配置部と、をそなえたことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 該第1生成部は、該第1の性能情報に、該第1の所定の係数を乗じることで、該第2の性能情報を生成することを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム
  3. 該第2のシステムが、
    該第2のシステムにおける該第1の仮想マシンの第2の性能情報を取得する第1取得部と、
    該第2のシステムに対して予め設定された第2の所定の係数に基づいて、該第2の性能情報を変換し、該第1の性能情報を生成する第2生成部と、
    該第1仮想マシンのイメージを作成するイメージ作成部と、
    該イメージ作成部によって作成されたイメージに、該第1の性能情報を付与することにより、該第1の性能情報を有する該第1仮想マシンのイメージを作成する付与部と、をそなえることを特徴とする請求項1または請求項2記載のネットワークシステム。
  4. 該第2生成部は、該第2の性能情報を、該第2の所定の係数で除することで、該第1の性能情報を生成することを特徴とする請求項3記載のネットワークシステム。
  5. 該第1のシステムが、
    基準仮想マシンの第1の基準性能情報を取得する第2取得部と、
    該基準仮想マシンのイメージが予めそなえる第2の基準性能情報と、該第1の基準性能情報とに基づいて、該第1の所定の係数を算出する第1算出部と、をそなえたことを特徴とする請求項3に記載のネットワークシステム。
  6. 該第2のシステムにおいて、
    該第1取得部は、該基準仮想マシンの第3の基準性能情報を取得し、
    該第2のシステムが、
    該基準仮想マシンのイメージが予めそなえる該第2の基準性能情報と、該第3の基準性能情報とに基づいて、該第2の所定の係数を算出する第2算出部をそなえたことを特徴とする請求項5記載のネットワークシステム。
  7. 該第1算出部は、該第1の基準性能情報を、該第2の基準性能情報で除することで、該第1の所定の係数を算出することを特徴とする請求項5記載のネットワークシステム。
  8. 該第2算出部は、該第3の基準性能情報を、該第2の基準性能情報で除することで、該第2の所定の係数を算出することを特徴とする請求項6記載のネットワークシステム。
  9. 仮想マシンが動作する2以上のサーバをそなえた複数のシステムをそなえたネットワークシステムのうち1のシステムにおいて、該2以上のサーバを管理する管理サーバであって、
    該複数のシステムのうち該第1のシステム以外のシステムにおいて生成された第1の仮想マシンのイメージが有する第1の性能情報と、該第1のシステムに対して予め設定された所定の係数とに基づいて、第2の性能情報を生成す生成部と、
    該第2の性能情報に基づいて、該第1の仮想マシンを該1のシステムにそなえられた該2以上のサーバのいずれかに対して配置する配置部と、をそなえたことを特徴とする管理サーバ。
  10. 仮想マシンが動作する2以上のサーバをそなえた複数のシステムをそなえたネットワークシステムにおける、仮想マシンの配置方法であって、
    該複数のシステムのうち1のシステムである第1のシステムにおいて、該複数のシステムのうち該第1のシステム以外の第2のシステムで生成された第1の仮想マシンのイメージが有する第1の性能情報と、該第1のシステムに対して予め設定された第1の所定の係数とに基づいて、第2の性能情報を生成する第1生成ステップと、
    該第1のシステムにおいて、該第2の性能情報に基づいて、該第1の仮想マシンを、該第1のシステムにそなえられた該2以上のサーバのいずれかに対して配置する配置ステップと、をそなえたことを特徴とする仮想マシンの配置方法。
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