JP2011248614A - System and method for evaluating utility loss amount of production line - Google Patents
System and method for evaluating utility loss amount of production line Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011248614A JP2011248614A JP2010120861A JP2010120861A JP2011248614A JP 2011248614 A JP2011248614 A JP 2011248614A JP 2010120861 A JP2010120861 A JP 2010120861A JP 2010120861 A JP2010120861 A JP 2010120861A JP 2011248614 A JP2011248614 A JP 2011248614A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- production line
- utility
- place
- simulation
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- General Factory Administration (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
Description
本発明は、工場における生産ラインで用いられる用役(蒸気等)の計測、評価に適用して、工場の生産ラインの用役ロス量を評価するシステムおよび方法に関する。 The present invention relates to a system and method for evaluating a utility loss amount of a production line in a factory by applying it to measurement and evaluation of a utility (steam or the like) used in a production line in the factory.
鉄鋼・石油化学・食品・医薬品などの各種産業プラントにおいては、製品生産の効率を上げる方法を検討する判断材料とするため、製品生産時に発生する種々のムダの“見える化”を行っている。そのための技術として、エネルギーのロスを顕在化する方法や工程のロスを顕在化する方法が知られている。 In various industrial plants such as steel, petrochemicals, foods, and pharmaceuticals, various wastes that occur during product production are “visualized” in order to use them as judgment materials for studying ways to increase the efficiency of product production. As a technique for that purpose, a method for realizing an energy loss and a method for realizing a process loss are known.
例えば、特許文献1には、エネルギー使用量を低減させるために、品種別の複数の工程について工程間の段取りを含む各工程別のエネルギー原単位に応じた情報を求めるエネルギー情報解析手段と、品種別の工程情報を記憶する工程情報記憶手段と、品種に応じた加工およびスケジュールの条件に応じて、上記エネルギー情報解析手段によって得られた情報、および上記工程情報記憶手段に記憶された情報からエネルギー需要予測情報を含むスケジュールを生成するスケジューリングシステムが開示されている。このシステムが備えるエネルギー情報解析手段は、計測した設備エネルギー消費量と工程情報から、段取りで発生するエネルギー消費量、段取り時間、工程安定までの無駄時間、損失量から構成される工程段取り情報を求めるものである(特許文献1)。特許文献2では、工場で用いるエネルギーの原単位を管理して比較することにより、そのロスを評価する技術が開示されている。この方法では、エネルギーの供給を受けるファシリティ系のエネルギー消費データと、生産系のエネルギー消費データ、原動力系のエネルギー製造データを取得し、リアルタイムでのエネルギー原単位を算出する。その値と予め入力しておく原単位目標値データとを比較することにより、目標値との誤差の時系列パターンを視覚化するものである(特許文献2)。特許文献3では、工程におけるロスを顕在化する方法が開示されている。この方法では、賃率、実作業に要する基準時間、基準時間に所定の余裕時間を付加した標準時間といった工程に関する情報を予め記憶しておき、さらに工程で発生する実績情報を収集する。そして、これらの情報を利用することで生産によるロス工数を金額換算した生産ロス全額を算出する。これをリアルタイムで表示することにより、工程ロスが発生した時点で、その対応を促すものである(特許文献3)。
For example,
1970年代のオイルショック以降、産業界における省エネルギー化(以下、「省エネ」と略称する。)は広く行われており、その結果として、エネルギー消費量、CO2排出量は90年代以降ほぼ横ばいのまま推移している。しかし、日本が新たに掲げるCO2の25%削減目標は非常に高度な目標であり、各種工場では今まで行ってきた以上の省エネを行うことが求められている。こうした状況下、既に省エネ対策がとられている工場においてさらなる省エネを行うためには、まずは使用した蒸気・温水・冷水・エアといった各種用役(ユーティリティ)のムダがどこにあるかを明らかにし、その改善箇所を工場の運営管理者へと示す技術が重要になりつつある。 Since the oil shock in the 1970s, energy conservation in the industry (hereinafter abbreviated as “energy saving”) has been widely performed. As a result, energy consumption and CO2 emissions have remained almost flat since the 1990s. is doing. However, the 25% reduction target for CO2 newly set by Japan is a very advanced target, and various factories are required to save more energy than has been done so far. Under these circumstances, in order to achieve further energy saving in factories where energy-saving measures have already been taken, first of all, it is clarified where the waste of various utilities (utilities) such as used steam, hot water, cold water, and air is located. Technology to show improvement points to factory managers is becoming important.
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、計測した設備エネルギー消費量(すなわち、実際の生産ラインにおいて生じたムダが含まれている設備エネルギー消費量の実績データ)に基づいてエネルギー需要予測情報を生成するので、生成したエネルギー需要予測情報にも、実際の生産ラインにおいて生じたムダが上乗せされてしまう。特許文献2に記載された技術では、エネルギー原単位の目標値と現在値との比較によってロスを示すとしているが、この目標値の算出方法については何も示されていない。特許文献3に記載された技術では、工程における工数ロスを示すことが出来るが、工数は人員と時間に関する量であり、用役のロスを顕在化できるものではない。
However, in the technique described in
本発明は、上述の点に鑑み、工場の生産ラインが必要とする用役の需要量の時系列パターンを導出し、実際の生産ラインにおける実績データとの比較によって用役量のムダを明らかにできるようにすることを目的とする。 In view of the above points, the present invention derives a time-series pattern of utility demand required by a production line of a factory, and clarifies the waste of utility by comparing with actual data in an actual production line. The purpose is to be able to.
本発明では、ユーザが生産ラインモデル作成部を通して作成した用役量を付与した生産ラインモデルを用いて、シミュレーション実行部が、生産ラインのシミュレーションを実行する。用役需要パターン生成部は、このシミュレーションを行う中で得られた生産ライン全体の用役需要量に基づき、生産ライン全体が必要とする用役の需要の時系列パターンを生成する。 In the present invention, the simulation execution unit executes the simulation of the production line using the production line model to which the usage amount created by the user through the production line model creation unit is given. The utility demand pattern generation unit generates a time series pattern of utility demands required by the entire production line based on the utility demand amount of the entire production line obtained during the simulation.
本発明によれば、工場の生産ラインが必要とする用役の需要量の時系列パターンを導出するので、実際の生産ラインにおける用役使用量の実績データとの比較によって用役のムダを顕在化することが可能となる。 According to the present invention, the time series pattern of the utility demand required by the production line of the factory is derived, so that the waste of utility is revealed by comparison with the actual usage data in the actual production line. Can be realized.
以下、本発明を実施するための形態を、図を参照しながら説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態における生産ラインの用役ロス量評価システム101の全体構成を示すブロック図である。この用役ロス量評価システム101は、生産ラインモデル作成部105と、記憶装置106と、シミュレーション実行部108と、用役需要パターン生成部109と、比較結果生成部110と、インタフェース111〜116とから構成される。
Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
[First Embodiment]
FIG. 1 is a block diagram showing an overall configuration of a service
インタフェース111は、ユーザ103が端末装置(ディスプレイ,マウス,キーボードを備えた入出力端末)104を通じて生産ライン情報102を入力するためのインタフェースである。生産ラインモデル作成部105は、インタフェース111を通じて入力された生産ライン情報102に従い、ペトリネットによる生産ラインモデルを作成する処理を行う。
The
記憶装置106は、生産ラインモデル作成部105によって作成された生産ラインモデルを、インタフェース112を通じて記憶するための記憶装置である。
The
インタフェース115は、ユーザ103が端末装置104を通じてシミュレーションを実行させるためのインタフェースである。シミュレーション実行部108は、ユーザ103の指示に従いシミュレーション実行に関する処理を行う。インタフェース113は、シミュレーション実行部108が記憶装置106に保存されている生産ラインモデルを利用する場合に、生産ラインモデルを記憶装置106から取得するためのインタフェースである。
The
用役需要パターン生成部109は、シミュレーション実行部108がシミュレーションを行う中で得られた各シミュレーション時間における生産ライン全体の用役需要量を取得して、用役の需要の時系列パターンを生成する処理を行う。
The utility demand
インタフェース114は、工場の生産ラインに設けられた各種用役量測定センサ107から実際の用役の使用量についての情報を取得するためのインタフェースである。比較結果生成部110は、用役需要パターン生成部109によって生成された用役の需要の時系列パターンと、各種用役量測定センサ107から取得した実際の用役の使用量との比較を行い、その比較結果を生成する処理を行う。インタフェース116は、比較結果生成部110が生成した比較結果を端末装置104の画面に表示するためのインタフェースである。
The
図2は、図1に示した用役ロス量評価システム101を適用する工場の生産ライン全体の概略図である。この工場では、次に示す4つの工程で製品の生産を行っているとする。
FIG. 2 is a schematic diagram of the entire production line of a factory to which the utility loss
(工程1)
原料倉庫201内に保管されている原料Aを生産ライン202に載せ、蒸気供給装置203を通じて蒸気供給を行い、中間製品Aを生成する。生成した中間製品Aを仕掛品置場204へと搬送する。
(Process 1)
The raw material A stored in the
(工程2)
原料倉庫205内に保管されている原料Bを生産ライン206に載せ、工程3にて作成された中間製品Cを融合装置207によって一体とし中間製品Bを生成する。生成した中間製品Bを仕掛品置場208に搬送する。
(Process 2)
The raw material B stored in the
(工程3)
原料倉庫209内に保管されている原料Cを生産ライン210に載せ、蒸気供給装置211を通じて蒸気供給を行い、中間製品Cを生成する。生成した中間製品Cを仕掛品置場212に搬送する。
(Process 3)
The raw material C stored in the
(工程4)
仕掛品置場204に置かれている中間製品Aを生産ライン213に載せ、工程2によって作成された中間製品Bを融合装置214によって一体とする。そして、一体としたものに蒸気供給装置215を通じて蒸気を供給し製品を完成させる。完成した製品を製品倉庫216へと搬送する。
(Process 4)
The intermediate product A placed in the work in
図3は、図2に示した各工程1〜4を原料・中間製品が通過するために要する時間と、各工程1〜4で使用される蒸気の量とを示す図である。
この通過時間や使用蒸気量の値としては、工場を稼動する中で得られたデータから見積もられる値や、製品の研究開発時に得られた原料・中間製品が最小限必要とする値などが入る。本実施の形態では、後者の値を入れるものとする。
FIG. 3 is a diagram showing the time required for the raw material / intermediate product to pass through each
The value of this transit time and the amount of steam used includes values estimated from data obtained during factory operations, and the minimum required values of raw materials and intermediate products obtained during product research and development. . In this embodiment, the latter value is entered.
図4は、図2に示した中間製品Aの仕掛品置場204,中間製品Bの仕掛品置場208,中間製品Cの仕掛品置場212において、中間製品を保管できる上限個数を示す図である。
なお、図4では、中間製品Aの仕掛品置場204を仕掛品置場Aと表し、中間製品Bの仕掛品置場208を仕掛品置場Bと表し、中間製品Cの仕掛品置場212を仕掛品置場Cと表している。各仕掛品置場A〜Cには図4に記された制限個数より多い数の仕掛品を保管ができないと仮定する。このため、仕掛品置場にこの数の中間製品が既に存在している場合、また仕掛品置場に存在する中間製品の数がこの数を超えると見積もられる場合には、その仕掛品置場に至る中間製品の生産ライン、工程は止まることとなる。
FIG. 4 is a diagram showing the maximum number of intermediate products that can be stored in the in-process
In FIG. 4, the work-in-
図5は、図2で示した生産ライン202,206,210及び213を持つ工場の用役系統原動棟(原動設備)と生産ラインとの関係を示す模式図である。
用役系統原動棟501は、生産ライン202,206,210及び213において使用される蒸気等の各種用役の全てを供給している。用役系統原動棟501から供給される各種用役は、生産ライン202,206,210及び213の各種装置に分配される前に、図1にも示した各種用役量測定センサ107によってその供給総量が測定される。なお、生産ライン202,206,210及び213からは、各種用役戻り(例えば蒸気の場合には水)が用役系統原動棟501に供給される。
FIG. 5 is a schematic diagram showing the relationship between the utility system power building (power facility) of the factory having the
The utility
次に、図1に示した用役ロス量評価システム101で実施する生産ラインのシミュレーション方法について述べる。シミュレーション方法としては、離散事象シミュレーションを用いるものとし、本実施例ではその一手段としてペトリネットを用いるものとする。ペトリネットは離散事象システムを表現するためのシミュレーション手法であり、生産ラインのシミュレーションとしても用いられている。
Next, a production line simulation method implemented by the utility
図6は、ペトリネットの基本的な構成要素を示す図である。ペトリネットは、プレース601と、トークン602と、アーク603と、トランジション604とで構成される。
FIG. 6 is a diagram showing basic components of the Petri net. The Petri net includes a
図7は、このペトリネットを用いた生産ラインのシミュレーションの例を示す図である。
プレースとアークとトランジションとを接続して、生産ラインを表現する。プレースは工程そのものや工程の一部分を表し、トークンは工程の途中にある原料・中間製品を表している。プレースには、時間付ペトリネットという手法を用いて時間を与えることができるため、時間に沿ったトークンの移動を表現することができる。これにより、原料・中間製品の移動を示すことができる。
FIG. 7 is a diagram showing an example of a production line simulation using this Petri net.
A place, arc and transition are connected to express a production line. The place represents the process itself or a part of the process, and the token represents the raw material / intermediate product in the middle of the process. Since a time can be given to a place using a method called a timed Petri net, the movement of a token along the time can be expressed. Thereby, movement of a raw material and an intermediate product can be shown.
トランジションは、アークによって接続されたプレースの全てにトークンがある時に限り、次のプレースにトークンを移動させることが可能となる。また、移動先ではトークンの数は1つとなる。図7の例では、プレース701とプレース702の両方にトークンがない限り、トランジション704を通じてプレース703にトークンを移すことはできない。これによって、2つ以上の原料・中間製品が生産で必要な時、どちらかが欠けている場合にそれらを合わせた中間製品・製品を作ることができないことを表すことができる。また、プレースは複数のトークンを乗せることを可能として原料倉庫・仕掛品置場とすることも可能である。
A transition can move a token to the next place only when there are tokens in all of the places connected by the arc. In addition, the number of tokens is one at the destination. In the example of FIG. 7, the token cannot be transferred to the
図7に示したようなペトリネットを用いた生産ラインのシミュレーションそのものは、生産ラインの製品の流れの効率をみるために使われてきた方法である。ただし、本発明においては、用役必要量の変化を予測するという目的のため、以下に説明するように、プレースに用役量を設定できるようにしている。そして、トークンが存在している間、そのプレースに設定された用役量が使用されていることとみなす。 The production line simulation itself using the Petri net as shown in FIG. 7 is a method that has been used to see the efficiency of the product flow in the production line. However, in the present invention, for the purpose of predicting a change in the required amount of utility, the usage amount can be set in a place as described below. Then, while the token exists, it is considered that the utility amount set for the place is used.
次に、図1に示した用役ロス量評価システム101によって生産ラインの用役需要量を評価する方法について述べる。図1に示した用役ロス量評価システム101において、ユーザ103は、生産ライン情報102を端末装置104を通じて入力し、生産ラインモデル作成部105は、この生産ライン情報102を用いてペトリネットによる生産ラインモデルを作成する。
Next, a method for evaluating the service demand amount of the production line by the service
図8は、生産ライン情報102を入力して生産ラインモデルを作成させるために端末装置104に表示される用役ロス量評価ツールの画面構成例を示す図である。用役ロス量評価ツール801の画面には、領域802〜805が設けられている。
FIG. 8 is a diagram illustrating a screen configuration example of the utility loss amount evaluation tool displayed on the
領域802には、生産ラインの各部分・全体または工程全体を表す一般プレースと、倉庫や仕掛品置場を表すプレースと、アークとトランジションとが表示されており、マウス操作(ドラッグ)により、これらのプレースやアークやトランジションを選択して領域803に配置することが可能である。この領域803でこれらのプレースやアークやトランジションをつなぎ合わせることで、ペトリネットによる生産ラインのモデルを構築できる。
In the
そして、領域803に配置した一般プレースの上にマウスポインタ806を合わせてクリックすることで、領域804及び805にて、図3に示したような通過時間や各種用役量を設定することができる。領域804では、トークンが当該プレースを通過するまでの時間を設定できる。領域805では、当該プレースにて使われるとする用役の種別(例えば蒸気)を選択し、その用役の量を入力し、その量の単位を選択して設定を行うことができる。図8に示した領域805では、選択できる用役種別が1つになっているが、図示しない初期設定画面により、複数の用役種別(例えば蒸気と電気)を領域805で選択できるように初期設定することも可能になっている。
When the
図9は、図8に示した用役ロス量評価ツール801の領域803に配置した倉庫・仕掛品置場用のプレースの上にマウスポインタ901を合わせてクリックした状態を示す図である。
この状態では、図8に示した領域804及び805に代えて、初期状態トークン個数やトークン上限個数を入力して設定するための領域902が表示される。初期状態トークン個数は、既に倉庫・仕掛品置場に存在している原料・中間製品の個数を意味する。それに対してトークン上限個数は、図4に示したような、倉庫・仕掛品置場に置くことのできる原料・中間製品の個数の限度を示している。入力したこれらの個数を設定するために設定ボタン903を押下した時、初期状態トークン個数がトークン上限個数を上回っている場合には、警告メッセージが表示され、再入力できるようになっている。
FIG. 9 is a diagram showing a state in which the
In this state, an
図10は、図8及び9に示した用役ロス量評価ツール801での入力操作に基づき、生産ラインモデル作成部105が、図2に示した生産ラインのペトリネットモデルを作成した例を示す図である。
このペトリネットモデルでは、各工程がそれぞれ1つのプレースとして表されており、プレース1001は工程1を、プレース1002は工程2を、プレース1003は工程3を、プレース1004は工程4を表している。また、プレース1005は原料倉庫201を、プレース1006は中間製品Aの仕掛品置場204を、プレース1007は原料倉庫205を、プレース1008は中間製品Bの仕掛品置場208を、プレース1009は原料倉庫209を、プレース1010は中間製品Cの仕掛品置場212を、プレース1011は製品倉庫216を表している。
FIG. 10 shows an example in which the production line
In this Petri net model, each process is represented as one place.
図10には図示していないが、プレース1001〜1004に対しては、図3に示したとおりの各工程の通過時間と使用用役量が図8の領域804及び805の操作によって設定されており、プレース1006,1008,1010に対しては、図4に示したとおりの上限個数が図9の領域902の操作によって設定されている。
Although not shown in FIG. 10, for the
図10に示したペトリネットモデルは一例であり、モデル化を行うユーザ毎に異なってもよい。例えば、工程1について、生産ライン202に原料を載せるまでの搬送区間、ライン202に載せてから蒸気供給装置203に到達するまでの区間、蒸気供給装置203で蒸気供給を受ける区間、その後ライン202を抜けるまでの区間、仕掛品置場204への搬送区間、のように5つのプレースにするなどの種々の方法がある。以下、生産ラインモデル作成部105が、図10に示したペトリネットモデルを作成したものとして説明を行う。なお、作成したペトリネットモデルは、図1に示したインタフェース112を通して記憶装置106に保存することで、再利用することも可能である。
The Petri net model shown in FIG. 10 is an example, and may be different for each user who performs modeling. For example, with respect to the
次に、図1に示した用役ロス量評価システム101において、ユーザ103が、図10に示したペトリネットモデルに基づくシミュレーションの実行を端末装置104を通じて指示した場合の、シミュレーション実行部108の処理について説明する。
Next, in the utility
図11は、シミュレーション実行を指示された場合のシミュレーション実行部108の処理を示すフローチャートである。
まず、シミュレーション実行部108は、シミュレーション時間tに0を代入する(ステップS1)。続いてシミュレーション実行部108は、トークンが存在しているプレースに対して、図8の領域805で設定された用役量の合計を算出し、算出結果を図1の用役需要パターン生成部109へ送信する(ステップS2)。
FIG. 11 is a flowchart showing the processing of the
First, the
続いてシミュレーション実行部108は、各倉庫・仕掛品置場プレースに対して、存在するトークン個数と図9の領域902で設定されたトークン上限個数との比較を行う。この時、個数の値が一致した場合は、そのプレースに至る生産ラインへトークンを供給する各倉庫・仕掛品置場プレースからの生産ラインへのトークン移動をロック、すなわち移動できないようにする。他方、値が不一致の場合は、そのプレースに至る生産ラインへトークンを供給する各倉庫・仕掛品置場プレースからの生産ラインへのトークン移動がロックされているか判定し、ロックされている場合には、そのロックを解除する(ステップS3)。
Subsequently, the
続いてシミュレーション実行部108は、ロックのかかっていない各倉庫・仕掛品置場プレースと、「トークン存在時間=図8の領域804で設定された時間」となっている一般プレースとから、トークンを次のプレースへ移動する(ステップS4)。続いてシミュレーション実行部108は、シミュレーション時間tが、予め設定された(例えばユーザがシミュレーション実行を指示する際に入力した)シミュレーション終了時間に達したか判定する(ステップS5)。シミュレーション終了時間に達していない場合は、シミュレーション実行部108は、シミュレーション時間tを1単位時間分(例えば1分)だけ進め(ステップS6)、ステップS2へと戻ってシミュレーションを続行する。ステップS5においてシミュレーション終了時間に達した場合は、シミュレーション実行部108は処理を終了する。
Subsequently, the
図12は、図10に示したペトリネットモデルについて、シミュレーション上の時間が120分である時の状態を示す図である。
各トークンの下の数字は、トークンがそのプレースに至ってからのシミュレーション上の時間を示している。プレース1001で表される工程1に製品が着いてから10分経ち、プレース1004で表される工程4に製品が着いてから10分経過し、プレース1002で表される工程2に製品が着いてから15分経過したことを示している。また、プレース1010で表される中間製品Cの仕掛品置場には仕掛品が2つあり、図4で示した上限個数であるため工程3では生産が行われていない(トークンが存在していない)。この図12の状態における蒸気の必要量は、図3に示した各工程1〜4の使用蒸気量から確認でき、工程1と工程4とで合わせて15kg必要であることが分かる。
FIG. 12 is a diagram showing a state when the simulation time is 120 minutes for the Petri net model shown in FIG.
The numbers below each token indicate the simulation time since the token reached that place. 10 minutes have passed since the product arrived at
図1に示した用役ロス量評価システム101において、用役需要パターン生成部109は、シミュレーション実行部108が図11の処理を実行する中でステップS2で送信された用役量の合計の算出結果を元に、用役の需要の時系列パターンを生成する。
In the utility loss
図13は、シミュレーション上の時間が120分に達するまでに用役需要パターン生成部109が生成した用役の需要の時系列パターンを示す図である。シミュレーション上の時間が120分である時の必要用役量1301は、図12を参照して説明したのと同じく15kgとなっている。
FIG. 13 is a diagram showing a time series pattern of utility demand generated by the utility demand
図14は、シミュレーション上の時間が300分に達するまでに用役需要パターン生成部109が生成した用役の需要の時系列パターンを示す図である。
図13や図14に示した用役の需要の時系列パターンは、図3に示した各工程1〜4で使用される最低限必要な蒸気の需要量を足し合わせてできたものであるため、生産ライン全体で最低限供給されるべき用役量の時系列パターンである。そのため、シミュレーションと同様の条件で生産を行った場合、実際に生産ラインで使用された用役量とを比較することによって、用役量のロスを評価することが可能となる。
FIG. 14 is a diagram showing a time series pattern of utility demands generated by the utility demand
The time series pattern of utility demand shown in FIG. 13 and FIG. 14 is the result of adding the minimum required amount of steam used in each
ここで、図10に示した生産ラインモデルはモデルとして作成されうるものの一例であるとした。しかし、例えば工程1について、ライン202にのせてから蒸気供給装置203に到達するまでの区間、蒸気供給装置203で蒸気供給を受ける区間、その後ライン202を抜けるまでの区間、とプレースを3つにより細分化してモデル化した場合には、シミュレーション時間幅に対して必要な用役量をより細かい形で与えることができるため、用役量のロス量評価がより詳細に与えられることとなる。
Here, the production line model shown in FIG. 10 is an example of what can be created as a model. However, for example, with respect to the
図1に示した用役ロス量評価システム101において、比較結果生成部110は、まず用役需要パターン生成部109によって生成された図13や図14のような用役の需要の時系列パターンを取得する。続いて比較結果生成部110は、インタフェース114を通じて工場の生産ラインの各種用役量測定センサ107から実際の用役の使用量についての情報を取得する。そして比較結果生成部110は、用役の需要の時系列パターンと実際の用役の使用量との比較結果を生成し、インタフェース116を通じて比較結果を端末装置104に送信する。
In the utility
図15は、比較結果生成部110によって生成されて端末装置104の画面に表示される比較結果の一例を示す図である。
用役需要パターン生成部109によって生成された用役の需要の時系列パターン1501に対して、実際の用役の使用量1502が重ねて表示されている。図から分かるように、シミュレーション上の時間が約150分に達してから約195分に達するまでの期間1503は、実際に必要な用役量が少ないにも関わらず、多くの用役を供給してしまっていることが分かり、省エネの可能性を確認することができる。このようにして、ユーザとして想定される工場の経営者や現場の責任者等が省エネを行うための判断材料として役立てることが可能となる。
FIG. 15 is a diagram illustrating an example of a comparison result generated by the comparison
The
〔第2の実施の形態〕
上述した第1の実施の形態では、各工程が図3に示した時間通りに終了することを前提としてシミュレーションを行っている。しかし、工場の生産ラインは装置故障のためにラインが停止することもあり、予想通りに動くとは限らない。また、製品の品質に問題が発見されて中間製品や製品が除去されることもある。このような場合、シミュレーション結果と実際の用役の使用量を比較したとき、生産状況が異なる状態同士で用役量を比較してしまうこととなる。
[Second Embodiment]
In the first embodiment described above, the simulation is performed on the assumption that each step is completed as shown in FIG. However, the factory production line may stop due to equipment failure, and it may not work as expected. In addition, problems may be discovered in product quality and intermediate products and products may be removed. In such a case, when the simulation result and the actual usage amount of the utility are compared, the usage amount is compared between the different production states.
そのため、第2の実施の形態として、そうした場合における用役ロス量評価システム101の運用方法について述べる。この運用方法は、実際に生産を行った際に生産ラインの停止あるいは中間製品や製品の除去が発生した場合に、その後、それらの状況を加味したシミュレーションのみを改めて行うことにより、生産状況が同じ状態で用役量を比較できるようにするものである。
Therefore, as a second embodiment, an operation method of the utility loss
図16は、第2の実施の形態における生産ラインの用役ロス量評価システムの全体構成を示すブロック図であり、図1と共通する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。図1に示した用役ロス量評価システムと異なる点は、ユーザ103が入力する情報に、ライン停止・廃棄情報1601が加わったことである。
FIG. 16 is a block diagram showing the overall configuration of the production line utility loss amount evaluation system in the second embodiment, and the same reference numerals are given to the same parts as in FIG. The difference from the utility loss evaluation system shown in FIG. 1 is that line stop / discard
実際に生産を行った後、ユーザ103は、生産ライン停止や仕掛品や製品の廃棄といったライン停止・廃棄情報1601を入手し、端末装置104を通してライン停止・廃棄情報1601を入力する。これにより、生産ラインモデル作成部105が、ライン停止・廃棄情報1601を加えた生産ラインモデルを作成する。
After the actual production, the
図17は、端末装置104に表示される用役ロス量評価ツールの画面構成例を示す図である。
この画面は、図8に示した用役ロス量評価ツール画面と基本的には同じであるが、プレースにマウスポインタを合わせてクリックしたときに、画面の右側に領域1701が表示される点が異なっている。この領域1701では、マウスポインタを合わせたプレースに対して、生産ラインに遅延が発生した時間(何時何分という時刻)と、その遅延時間(何時間何分遅延したかという時間の長さ)と、仕掛品や製品を除去した時刻の情報とを入力して設定することができる。
FIG. 17 is a diagram illustrating a screen configuration example of the utility loss amount evaluation tool displayed on the
This screen is basically the same as the utility loss evaluation tool screen shown in FIG. 8, except that an
図17では、一般プレースに対しての画面例を示したが、倉庫や仕掛品置場を表すプレースにマウスポインタを合わせてクリックしたときにも、仕掛品や製品を除去した時刻の情報を入力して設定するための領域が同様にして表示される。 FIG. 17 shows an example of a screen for a general place. However, when the mouse pointer is clicked on a place representing a warehouse or a work in progress place, information on the time when the work in progress or product is removed is input. The area for setting is displayed in the same manner.
また、図17に示した領域1701では、除去した仕掛品や製品の個数を入力する欄は設けられていない(個数が自動的に1個として設定される)。しかし、複数個の仕掛品や製品を除去した場合を考慮して、図示しない初期設定画面により、除去した仕掛品や製品の個数を領域1701で入力して設定できるように初期設定することも可能になっている。
In the
図18,図19は、図16に示した用役ロス量評価システム101において、ユーザ103がシミュレーションの実行を端末装置104を通じて指示した場合の、シミュレーション実行部108の処理を示すフローチャートである。
なお、ユーザ103は、シミュレーション実行を指示する際に、シミュレーション開始時刻として、実際の生産(生産ラインの停止あるいは中間製品や製品の除去が発生した生産)が開始された時刻と同じ時刻を入力しておくものとする。
18 and 19 are flowcharts showing processing of the
When the
図18に示すように、シミュレーション実行部108は、まず、シミュレーション実行が指示された際に入力されたシミュレーション開始時刻の情報を取得する(ステップS21)。続いてシミュレーション実行部108は、各プレースにおける(遅延が発生したシミュレーション時間)を、図17の領域1701で各プレースに対して設定された遅延が発生した時間と、ステップS21で取得したシミュレーション開始時刻との差分として求める(ステップS22)。例えば、シミュレーション開始時刻(すなわち実際の生産の開始時刻)が13時であり、遅延が発生した時間が14時であれば、ステップS22では、(遅延が発生したシミュレーション時間)が60分として求められる。
As shown in FIG. 18, the
続いてシミュレーション実行部108は、各プレースにおける(製品・中間製品を除去したシミュレーション時間)を、図17の領域1701で各プレースに対して設定された除去時刻と、ステップS21で取得したシミュレーション開始時刻との差分として求める(ステップS23)。例えば、シミュレーション開始時刻が13時であり、除去時刻が14時30分であれば、ステップS23では、(製品・中間製品を除去したシミュレーション時間)が90分として求められる。そしてシミュレーション実行部108は、図18の処理を終了して、図19の処理に移行する。
Subsequently, the
図19の処理では、シミュレーション実行部108は、まず、シミュレーション時間tに0を代入する(ステップS31)。続いてシミュレーション実行部108は、図11に示したステップS2〜S4と同じ処理を繰り返す(ステップS32)。
In the process of FIG. 19, the
続いてシミュレーション実行部108は、図18のステップS22で求めた各プレースにおける(遅延が発生したシミュレーション時間)と、現在のシミュレーション時間tとを比較する。そして、この2つの時間が一致しているプレースを遅延状態とする(ステップS33)。
Subsequently, the
続いてシミュレーション実行部108は、遅延状態となっている各プレースにおいて、遅延時間t’と、図17の領域1701で設定された遅延時間とを比較する。そして、この2つの時間が一致しているプレースの遅延状態を解消し、そのプレースの遅延時間t’を0とする(ステップS34)。
Subsequently, the
続いてシミュレーション実行部108は、図18のステップS23で求めた各プレースにおける(製品・中間製品を除去したシミュレーション時間)と、現在のシミュレーション時間tとを比較する。そして、この2つの時間が一致しているプレースに存在しているトークンを、図17の領域1701で設定された個数分除去する(ステップS35)。
Subsequently, the
続いてシミュレーション実行部108は、シミュレーション時間tが、予め設定されたシミュレーション終了時間に達したか判定する(ステップS36)。シミュレーション終了時間に達していない場合は、シミュレーション実行部108は、遅延状態となっている各プレースの遅延時間t’を1単位時間分だけ進め(ステップS37)、シミュレーション時間tを1単位時間分だけ進め(ステップS38)、ステップS32へと戻ってシミュレーションを続行する。ステップS36においてシミュレーション終了時間に達した場合は、シミュレーション実行部108は処理を終了する。
Subsequently, the
なお、図16に示した用役ロス量評価システムにおいても、用役需要パターン生成部109と比較結果生成部110の働きは、図1に示した用役ロス量評価システム101におけるものと同じである。比較結果生成部110は、比較を行う際、各種用役量測定センサ107に記録されている実際の生産時の用役使用量のデータを取得するが、各種用役量測定センサ107にデータログ機能がない場合は、各種用役量測定センサ107が実際の生産時に測定した用役使用量のデータを記憶装置106に保存しておき、記憶装置106から用役使用量のデータを取得することとしてもよい。
In the utility loss amount evaluation system shown in FIG. 16, the functions of the utility demand
また、図16に示した用役ロス量評価システムでは、ライン停止・廃棄情報1601をユーザ103が入力するようになっているが、生産ラインに関する情報と作成したペトリネット生産ラインモデルとを結びつけるための情報を記憶装置106に入力しておくことにより、生産ラインにおける情報を記録した各種システムから、自動的にライン停止・廃棄情報1601を入力することも可能である。
In the service loss evaluation system shown in FIG. 16, the
〔第3の実施の形態〕
図1に示した用役ロス量評価システム101では、用役需要パターン作成部109によって用役の需要の時系列パターンを作成することができる。そこで、図3の蒸気の例のように各工程、部分で使われる用役について、最低限必要となる用役量ではなく生産ラインに向かうまでのロスを考慮した値を設定すれば、図5に示した用役系統原動棟501から生産ライン202,206,210及び213に供給すべき最低限必要な用役量の時系列パターンを求めることができる。そのため、図1に示した用役ロス量評価システム101を、産業プラントの運転制御システムに対して適用することが可能である。
[Third Embodiment]
In the utility loss
図20は、産業プラントの運転制御システムの全体構成を示すブロック図である。
このプラント運転制御システム1901は、インタフェース1903と、インタフェース1905と、用役需要量演算モジュール1906と、インタフェース1909と、インタフェース1910と、用役需要量補正モジュール1911と、最適運転制御モジュール1912と、インタフェース1913と、記憶装置1914と、インタフェース1915とで構成される。
FIG. 20 is a block diagram showing the overall configuration of an operation control system for an industrial plant.
The plant
インタフェース1903は、経営資源計画(ERP)システム1902のスケジューラから生産設備の情報として時刻情報を持った生産計画を取得するためのインタフェースである。インタフェース1905は、製造実行システム(MES)及び分散制御システム(DCS)1904から製造処方を読み込むためのインタフェースである。
The
用役需要量演算モジュール1906は、生産設備に与える温水・冷水・エア・電機・蒸気などの各種必要用役量を、生産計画と製造処方から時刻情報を持った用役需要パターンとして推定するためのロジックを持つ演算モジュールである。
The utility demand
インタフェース1909は、生産設備1907と用役設備1908の状態量を取得するためのインタフェースである。インタフェース1910は、外気温などの環境条件の状態量を取得するためのインタフェースである。
The
用役需要量補正モジュール1911は、用役需要量演算モジュール1906から得られた用役需要パターンを、生産設備1907と用役設備1908と環境条件の状態量を利用して補正するためのロジックを持つ演算モジュールである。
The utility
最適運転制御モジュール1912は、用役需要量補正モジュール1911によって補正された用役需要パターンを利用して複数の用役設備に対して負荷を分散する最適計算を行う手段と、各種用役設備が必要とされる用役量を出力するまでにかかる時間及び最適計算の結果を利用して用役設備に対する運転計画を決定する手段とを持つ演算モジュールである。
The optimum
インタフェース1913は、最適運転制御モジュール1912が決定した運転計画に従った動作を行うように用役設備1908に運転指令を行うためのインタフェースである。記憶装置1914は、用役需要量演算モジュール1906,用役需要量補正モジュール1911及び最適運転制御モジュール1912が必要とするデータを保持する記憶装置である。インタフェース1915は、記憶装置1914からデータを取得するためのインタフェースである。
The
プラント運転制御システム1901は、このような構成により、生産設備で必要となる最小限の用役量の時系列パターンを推定して、省エネを図るシステムである。
With such a configuration, the plant
図21は、図20に示したプラント運転制御システム1901の用役需要量演算モジュール1906に、図1に示した用役ロス量評価システム101を組込んだブロック図である。
図21に示したように、用役需要量演算モジュール1906に用役ロス量評価システム101を組込み、生産計画に基づいて必要となる原料の数を入力するようにし、さらに第1の実施の形態で説明したように各種生産ラインの情報を入力可能として、用役ロス量評価システム101内の用役需要パターン生成部109が生成する用役の需要の時系列パターンを用役ロス量評価システム101から出力させれば、生産ラインを対象にプラント運転制御システム1901を適用することが可能となる。
21 is a block diagram in which the utility loss
As shown in FIG. 21, the utility loss
なお、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various other application examples and modifications can of course be taken without departing from the gist of the present invention described in the claims.
101…用役ロス量評価システム,102…生産ライン情報,103…ユーザ,104…端末装置,105…生産ラインモデル作成部,106…記憶装置,107…各種用役量測定センサ,108…シミュレーション実行部,109…用役需要パターン生成部,110…比較結果生成部,111〜116…インタフェース,201…原料Aの原料倉庫,202…工程1の生産ライン,203…蒸気供給装置,204…仕掛品置場A,205…原料Bの原料倉庫,206…工程2の生産ライン,207…原料Bと中間製品Cの融合装置,208…仕掛品置場B,209…原料Cの原料倉庫,210…工程3の生産ライン,211…蒸気供給装置,212…仕掛品置場C,213…工程4の生産ライン,214…中間製品Aと中間製品Cの融合装置,215…蒸気供給装置,216…製品倉庫,501…用役系統原動棟,601…プレース,602…トークン,603…アーク,604…トランジション,701…プレース,702…トークン,703…プレース,704…トランジション,801…用役ロス量評価ツールの画面構成例,802〜805…用役ロス量評価ツール画面の1領域,806…マウスポインタ,901…マウスポインタ,902…用役ロス量評価ツール画面の1領域,903…設定ボタン,1001…工程1を表すプレース,1002…工程2を表すプレース,1003…工程3を表すプレース,1004…工程4を表すプレース,1005…原料Aの原料倉庫201を表すプレース,1006…仕掛品置場A204を表すプレース,1007…原料Bの原料倉庫205を表すプレース,1008…仕掛品置場B208を表すプレース,1009…原料Cの原料倉庫209を表すプレース,1010…仕掛品置場C210を表すプレース,S1〜S6…シミュレーション実行部108の処理の流れを示すフロー,1301…用役ロス量評価システム101で求めた用役需要時系列パターンのt=120分時点,1501…用役ロス量評価システム101で求めた用役需要時系列パターン,1502…センサ503で測った実際の蒸気使用量,1601…ライン停止・中間製品等、廃棄情報,1701…用役ロス量評価ツール画面の1領域,S21〜S23…シミュレーション実行部108が遅延発生時刻をシミュレーション時間として求めるフロー図,S31〜S38・・・シミュレーション実行部108の処理の流れを示すフロー図,1901…プラント運転制御システム,1902…経営資源計画(ERP)システム,1903…経営資源計画(ERP)システム102のスケジューラから時刻情報を持った生産計画を取得するインタフェース,1904…製造実行システム、分散制御システム(MES、DCS),1905…製造実行システム(MES)や分散制御システム(DCS)104から製造処方を読み込むインタフェース,1906…用役需要量演算モジュール,1907…生産設備,1908…用役設備,1909…生産設備と用役設備の状態量を取得するインタフェース,1910…外気温などの環境条件の状態量を取得するインタフェース,1911…用役需要量補正モジュール,1912…最適運転制御モジュール,1913…用役設備に起動・停止の指示を出すインタフェース,1914…記憶装置,1915…記憶装置から時定数のデータを取得するインタフェース
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記生産ラインモデルに基づき、前記生産ラインのシミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、
前記シミュレーション実行部がシミュレーションを行う中で得られた前記生産ラインの全体の用役需要量に基づき、前記生産ラインの全体が必要とする用役の需要の時系列パターンを生成する用役需要パターン生成部と、を有することを特徴とする
生産ラインの用役ロス量評価システム。 The amount of service required when the raw material or intermediate product passes through the factory production line, the time required for the raw material or intermediate product to pass through part or all of the production line, Create a production line model based on the fact that the conditions under which the next production starts when raw materials or intermediate products move from multiple production lines to a smaller number of production lines are entered as production line information. Production line model creation department,
Based on the production line model, a simulation execution unit that executes a simulation of the production line;
A utility demand pattern for generating a time series pattern of utility demands required by the entire production line based on the overall utility demand of the production line obtained during the simulation performed by the simulation execution unit. A production line utility loss evaluation system characterized by comprising a generation unit.
請求項1記載の生産ラインの用役ロス量評価システム。 The said production line model preparation part produces the production line model using a Petri net, The utilization loss amount evaluation system of the production line of Claim 1 characterized by the above-mentioned.
ペトリネットのプレースとして、原料または中間製品が通過する前記生産ラインの通過部分を表すプレースと、原料または中間製品を保管する倉庫または仕掛品置場を表すプレースとを選択したことを示す情報と、
前記通過部分を表すプレースに対して、当該プレースにおいて必要となる用役量を設定したことを示す情報と、
が入力されたことに基づき、前記選択されたプレースを含み、且つ、前記通過部分を表すプレースに対して用役量を設定した生産ラインモデルを作成することを特徴とする
請求項2記載の生産ラインの用役ロス量評価システム。 The production line model creation unit
Information indicating that a place representing a passage part of the production line through which raw materials or intermediate products pass and a place representing a warehouse or work in progress storage place for storing raw materials or intermediate products are selected as Petri net places;
Information indicating that the usage amount necessary for the place is set for the place representing the passing part;
The production line model according to claim 2, wherein a production line model including the selected place and having a usage amount set for the place representing the passing portion is created based on the input of. Line usage loss evaluation system.
請求項3記載の生産ラインの用役ロス量評価システム。 The simulation execution unit obtains the usage amount set in the place at a place where a token exists at a predetermined time interval at the time of executing the simulation, and calculates the total of the obtained usage amount, 4. The utility loss evaluation system for a production line according to claim 3, wherein the calculation result is transmitted to the utility demand pattern generation unit.
請求項4記載の生産ラインの用役ロス量評価システム。 The production line model creation unit has a token for a place representing the warehouse or work-in-process place based on the input of the maximum number of tokens that can exist for the place representing the warehouse or work-in-process place. 5. The service line loss evaluation system for a production line according to claim 4, wherein an upper limit number is set.
請求項5記載の生産ラインの用役ロス量評価システム。 Further, a comparison result generation unit that compares the time series pattern of the utility demand generated by the utility demand pattern generation unit with the utility amount actually used in the production line and generates the comparison result The utility loss amount evaluation system for a production line according to claim 5.
前記シミュレーション実行部は、前記ライン停止または製品廃棄の情報を用いて、シミュレーションの各時点での状態を変更することを特徴とする
請求項6記載の生産ラインの用役ロス量評価システム。 The production line model creation unit creates a production line model to which the information on the line stop or product disposal is added based on the input of the information about the line stop or product disposal actually generated in the production line,
The said simulation execution part changes the state in each time of simulation using the information of the said line stop or product disposal, The utilization loss amount evaluation system of the production line of Claim 6 characterized by the above-mentioned.
工場の生産ラインを原料または中間製品が通過する際に必要となる用役量と、前記生産ラインの一部または全体を原料または中間製品が通過するために要する時間と、前記生産ラインのうちの複数の生産ラインからそれよりも少ない数の生産ラインへと原料または中間製品が移っていく場合に次の生産が始まる条件とが生産ライン情報として入力されたことに基づき、前記生産ラインモデル作成部が、生産ラインモデルを作成するステップと、
前記生産ラインモデルに基づき、前記シミュレーション実行部が、前記生産ラインのシミュレーションを実行するステップと、
前記シミュレーションを行う中で得られた前記生産ラインの全体の用役需要量に基づき、前記用役需要パターン生成部が、前記生産ラインの全体が必要とする用役の需要の時系列パターンを生成するステップと、を有することを特徴とする
生産ラインの用役ロス量評価方法。 In the production line utility loss evaluation method in the system having the production line model creation unit, the simulation execution unit, and the utility demand pattern generation unit,
The amount of service required when the raw material or intermediate product passes through the factory production line, the time required for the raw material or intermediate product to pass through part or all of the production line, When the raw material or intermediate product moves from a plurality of production lines to a smaller number of production lines, the conditions for starting the next production are input as production line information, and the production line model creation unit Creating a production line model,
Based on the production line model, the simulation execution unit executes a simulation of the production line;
Based on the total utility demand of the production line obtained during the simulation, the utility demand pattern generation unit generates a time series pattern of utility demand required by the entire production line. And a step of evaluating the utility loss amount of the production line.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010120861A JP2011248614A (en) | 2010-05-26 | 2010-05-26 | System and method for evaluating utility loss amount of production line |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010120861A JP2011248614A (en) | 2010-05-26 | 2010-05-26 | System and method for evaluating utility loss amount of production line |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011248614A true JP2011248614A (en) | 2011-12-08 |
Family
ID=45413798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010120861A Pending JP2011248614A (en) | 2010-05-26 | 2010-05-26 | System and method for evaluating utility loss amount of production line |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011248614A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014174928A1 (en) * | 2013-04-23 | 2014-10-30 | 横河電機株式会社 | Production energy management system and computer program |
WO2015159652A1 (en) * | 2014-04-15 | 2015-10-22 | 横河電機株式会社 | Energy management system, energy management method, and program |
JP2018081336A (en) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | 株式会社Ihi | Resource management system |
-
2010
- 2010-05-26 JP JP2010120861A patent/JP2011248614A/en active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014174928A1 (en) * | 2013-04-23 | 2014-10-30 | 横河電機株式会社 | Production energy management system and computer program |
JP2014215701A (en) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | 横河電機株式会社 | Production energy management system and computer program |
WO2015159652A1 (en) * | 2014-04-15 | 2015-10-22 | 横河電機株式会社 | Energy management system, energy management method, and program |
JP2015204020A (en) * | 2014-04-15 | 2015-11-16 | 横河電機株式会社 | Energy management system, energy management method, and program |
US10693318B2 (en) | 2014-04-15 | 2020-06-23 | Yokogawa Electric Corporation | Energy management system, energy management method, and program |
JP2018081336A (en) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | 株式会社Ihi | Resource management system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6109066B2 (en) | Energy management method | |
US8670962B2 (en) | Process simulation utilizing component-specific consumption data | |
JP5858080B2 (en) | Operation planning method and operation planning system | |
Lu et al. | An IoT-enabled simulation approach for process planning and analysis: a case from engine re-manufacturing industry | |
EP2500853A2 (en) | Graphical language for optimization and use | |
JP2011065626A (en) | Apparatus and method for supporting plant construction planning | |
CN105518725A (en) | Production system simulation device, production system simulation method, and production system simulation program | |
Monostori et al. | Digital enterprise solution for integrated production planning and control | |
JP2011248614A (en) | System and method for evaluating utility loss amount of production line | |
CA2924040C (en) | Asset management in a process control system | |
Rahman et al. | A Simulation-Based Approach for Line Balancing Under Demand Uncertainty in Production Environment | |
Elmabrouk et al. | Crashing project activities using linear programming technique | |
Brimley et al. | Smart scheduling of a batch manufacturer’s operations by utilization of a genetic algorithm to minimize electrical demand | |
Mohamed et al. | Digital Twins for Energy-Efficient Manufacturing | |
Putz et al. | Making sustainability paradigms a part of PPC | |
Heinzl | Methods for hybrid modeling and simulation-based optimization in energy-aware production planning | |
JP2004157746A (en) | System for evaluating/predicting/planning/managing environmental efficiency/load of total quantity of a plurality of objects in past/future, evaluating/predicting/planning/managing method, and program for it | |
Teufl et al. | Optimised–developing a state of the art system for production planning for industry 4.0 in the construction industry using simulation-based optimisation | |
Li et al. | Recursive operation time maximization model for the maintenance of power generation equipment | |
Shubin et al. | Control and optimization tools for the incorporation of innovative technologies in Net Zero energy settlement design | |
Stich et al. | Energy simulation for the integration of virtual power plants into production planning | |
JP2007156872A (en) | Management method of production process | |
JP2011028416A (en) | Plant optimum operation planning device | |
Danket et al. | Designing advance production planning and scheduling optimization model for reduce total cost of the cement production process under time-of-use electricity prices | |
Kaufman et al. | Industrial energy optimization: managing energy consumption for higher profitability |