JP2011246939A - Runner unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、折戸や引戸に適用されるランナーユニットに関し、高さ調整機構や前後調整機構に代表される調整機構を改良したものである。 The present invention relates to a runner unit applied to a folding door and a sliding door, and is an improvement of an adjustment mechanism represented by a height adjustment mechanism and a front / rear adjustment mechanism.
この種のランナーユニットのひとつに吊車型のランナーユニットがある。そこでは、ガイドレールで走行案内される走行部と、戸パネルに固定される装着部と、これら両者を連結するランナー軸などでランナーユニットを構成している。装着部は、戸パネルに埋設する状態で組み付けることが多く、その内部には高さ調整機構や前後調整機構などの調整機構を組み込むことが多い。例えば特許文献1の吊車型のランナーユニットでは、装着部の内部に高さ調整機構と前後調整機構を設けている。高さ調整機構は、調整ねじと、調整ねじで往復操作される調整ピースと、調整ピースの往復動作を上下動作に変換する逆L字状のレバーとからなる。前後調整機構は、調整ねじと、ランナー軸を支持するランナー台と、ランナー台で縦軸回りに回転自在に支持した雌ねじ体とからなり、調整ねじでランナー台を前後に揺動操作して前後調整できるようにしている。
One of these types of runner units is a suspended-car runner unit. There, a runner unit is constituted by a travel section that is travel-guided by a guide rail, a mounting section that is fixed to a door panel, and a runner shaft that connects both of them. The mounting portion is often assembled in a state of being embedded in the door panel, and an adjustment mechanism such as a height adjustment mechanism or a front / rear adjustment mechanism is often incorporated therein. For example, in the suspension vehicle type runner unit of
特許文献2の吊車型のランナーユニットでは、走行部のボディに高さ調整機構を設けており、同機構は、調整ねじと、調整ねじで往復操作される調整ピースと、調整ピースの往復動作を上下動作に変換するレバーとで構成してある。レバーは、ローラー軸を利用して揺動可能に支持してあり、その操作端でランナー軸を支持している。
In the suspension type runner unit of
同様に、特許文献3の吊車型のランナーユニットにおいても、高さ調整機構を走行部のボディに設けている。そこでは、ランナー軸の上端に逆台形状の調整体を固定しておき、その傾斜面をボディにねじ込んだ調整ねじで直接調整操作して、ランナー軸の高さを調整できるようにしている。 Similarly, also in the suspension type runner unit of Patent Document 3, a height adjustment mechanism is provided in the body of the traveling unit. There, an inverted trapezoidal adjustment body is fixed to the upper end of the runner shaft, and the height of the runner shaft can be adjusted by directly adjusting the inclined surface with an adjustment screw screwed into the body.
特許文献1のランナーユニットや、特許文献2のランナーユニットでは、調整ねじと、調整ピースと、動作変換用のレバーなどで高さ調整機構を構成しており、調整ねじを回転操作するだけで、ランナー軸を上下に調整移動して戸パネルの高さを調整できる。しかし、調整ねじと、調整ピースと、レバーとの三者で動作変換を行なって、ランナー軸を上下に調整するので、高さ調整機構が占める空間が大きくなるのを避けられず、走行部や、装着部を小形化するうえで限界があった。高さ調整機構の構成部品点数が多いため部品コストが嵩み、さらに組み付けに手間が掛かることもあり、ランナーユニットのコストが高くなるのを避けられない。加えて、高さ調整機構に加えて前後調整機構を備えていることが標準化されている現状では、ランナーユニットの構造が複雑化し、コストはさらに嵩みやすい。
In the runner unit of
その点、ランナー軸の上端に固定した調整体を、走行部のボディにねじ込んだ調整ねじで直接に調整操作する特許文献3のランナーユニットによれば、部品点数が少ない分だけ高さ調整機構の構造を簡素化し、組み付けに要する手間も軽減できる。しかし、調整体の斜面と直交する調整ねじで調整体を直接に調整操作するので、調整時には、調整体の斜面が調整ねじの突端面に沿ってスライドしながら上下動するのを避けられず、調整ねじのねじ込み操作に大きな力を要する。また、調整ねじを一定量ねじ込むときのランナー軸の調整移動量が小さい不利もある。 On the other hand, according to the runner unit of Patent Document 3 in which the adjustment body fixed to the upper end of the runner shaft is directly adjusted with an adjustment screw screwed into the body of the traveling unit, the height adjustment mechanism is reduced by the number of parts. The structure can be simplified and the labor required for assembly can be reduced. However, since the adjustment body is directly adjusted with the adjustment screw perpendicular to the slope of the adjustment body, it is inevitable that the slope of the adjustment body moves up and down while sliding along the protruding end surface of the adjustment screw during adjustment. A large force is required for screwing the adjusting screw. Further, there is a disadvantage that the adjustment movement amount of the runner shaft when the adjustment screw is screwed in a certain amount is small.
上記のように、従来の調整機構は、調整ねじとランナー軸(調整対象)とを交差配置する関係上、両者の間にカムやレバーなどの動作変換構造を設ける必要があり、これが調整機構を複雑化し、ランナーユニットの小形化を阻む要因となっていた。加えて、調整ねじ、調整ピース、レバーなどの動作変換構造を構成する部品の寸法のばらつきによって、調整ねじのねじ込み動作とランナー軸の調整動作とに動作遅れを生じやすく、そのため、作業者の意図どおりに調整作業を行なうのが困難であった。また、動作変換構造を介さずに、調整体を調整ねじで直接的に調整操作する調整機構においては、調整操作を円滑にしかも軽快に行なえない点で操作性に問題がある。 As described above, the conventional adjustment mechanism needs to provide an operation conversion structure such as a cam or a lever between the adjustment screw and the runner shaft (adjustment target) because it crosses the adjustment screw. It became complicated and became a factor that hindered downsizing of the runner unit. In addition, due to variations in the dimensions of the parts that make up the motion conversion structure, such as adjustment screws, adjustment pieces, and levers, there is a tendency for an operation delay to occur between the screwing operation of the adjustment screw and the adjustment operation of the runner shaft. It was difficult to carry out the adjustment work as expected. In addition, in an adjustment mechanism that directly adjusts an adjustment body with an adjustment screw without using a motion conversion structure, there is a problem in operability in that the adjustment operation cannot be performed smoothly and lightly.
本発明は上記の技術背景の下に提案されたものであって、その目的とするところは、動作変換構造を簡素化して調整機構を簡素化し、走行部や装着部を小形化できるランナーユニットを提供することにある。
本発明の目的は、動作変換構造を構成する部品の寸法のばらつきに伴なう調整対象の調整動作の遅れを一掃でき、したがって、作業者の意図どおりに調整作業を的確に、しかも軽快に行なうことができるランナーユニットを提供することにある。
The present invention has been proposed under the above technical background, and the object of the present invention is to provide a runner unit that can simplify the motion conversion structure, simplify the adjustment mechanism, and reduce the size of the traveling part and the mounting part. It is to provide.
The object of the present invention is to eliminate the delay of the adjustment operation to be adjusted due to the variation in the dimensions of the parts constituting the motion conversion structure, and therefore, the adjustment work is performed accurately and lightly as intended by the operator. It is to provide a runner unit that can.
本発明に係るランナーユニットは、ガイドレール1で走行案内されるランナーユニット5に、戸パネルP1・P2の高さや前後位置を調整する調整機構が組み込んである。調整機構は、回転可能に支持した調整ねじ28と、調整ねじ28のねじ込み動作を調整対象7に直接伝動する伝動体30とを含む。伝動体30は、断面が円形の転動体、密巻きしたばね体55、屈曲可能なワイヤー、屈曲可能なフレキシブル軸57、屈曲可能なチェーンリンク、屈曲可能なばね板、およびボールチェーンから選択される少なくともいずれかひとつを伝動要素にして構成する。伝動体30を中途部が屈曲する状態で配置して、調整ねじ28の調整動作を調整対象7の調整移動方向へ直接変換できることを特徴とする。伝動体30を中途部が屈曲する状態で配置するとは、図11に示すように伝動体30が周回状に連続している形態を含むこととする。
In the runner unit according to the present invention, an adjustment mechanism that adjusts the height and front / rear position of the door panels P1 and P2 is incorporated in the
本発明におけるランナーユニットとは、吊車型のランナーユニットにおいては、ガイドレール1で走行案内される走行部5Aと、戸パネルP1・P2に装着される装着部5Bと、これら両者5A・5Bを連結するランナー軸7とを含む概念である。また、戸車型のランナーユニットにおいては、ハウジングと車輪などを含む概念である。
The runner unit in the present invention is a suspended-runner type runner unit that connects the traveling
ガイドレール1で走行案内される走行部5Aと、戸パネルP1・P2に装着される装着部5Bと、これら両者5A・5Bを連結するランナー軸7とを備えた吊車型のランナーユニットにおいて、走行部5Aのボディ10に、ランナー軸7を調整対象とする高さ調整機構を組み付ける。高さ調整機構は、調整ねじ28と、複数個のボール44あるいは複数個のローラーからなる伝動体30と、伝動体30を収容するガイド溝17を含む。
In a suspension-wheel-type runner unit having a traveling
高さ調整機構は、走行部5Aのボディ10で回転のみ自在に支持した調整ねじ28と、調整ねじ28で往復操作される調整ピース29と、調整ピース29とランナー軸7の受動片22との間に配置した2組の伝動体30とで構成する。2組の伝動体30は、ランナー軸7の対向する周面に分離配置する。
The height adjustment mechanism includes an
走行部5Aのボディ10は、ランナー軸7の軸中心を通る垂直面で分割された前後ケース10a・10bを接合して構成する。前後ケース10a・10bの分割面に臨んで、ランナー軸7を収容する軸穴15と、調整ねじ28および調整ピース29を収容する調整穴16と、伝動体30を収容するガイド溝17を形成する。
The
ガイド溝17は、ランナー軸7の受動片22の上下動を許す上直線溝47と、調整ピース29に設けた操作腕41の往復動を許す下直線溝48と、これら直線溝47・48の間に設けられる変向溝49とでへ字状に形成する。
The
調整ねじ28は調整穴16に装填した第1・第2の軸受体31・32で回転自在に軸支する。調整ピース29は、調整ねじ28のねじ軸36に噛み合う雌ねじ部40と、雌ねじ部40から突設されて、伝動体30を受け止める前後一対の操作腕41とで構成する。
The
丸軸状のランナー軸7の上部に、前後に平行な平坦面20を備えた調整軸部21を設ける。調整軸部21の平坦面20に、前後一対の受動片22を張り出し形成する。ガイド溝17の上直線溝47と変向溝49の開口を、調整軸部21の平坦面20で塞ぐ。
An
ガイドレール1で走行案内される走行部5Aと、戸パネルP1・P2に装着される装着部5Bと、これら両者を連結するランナー軸7とを備えた吊車型のランナーユニットにおいて、走行部5Aにランナー軸7を調整対象とする高さ調整機構を組み付ける。高さ調整機構は、走行部5Aのボディ10にねじ込んだ調整ねじ28と、調整ねじ28とランナー軸7の受動壁56との間に配置される伝動体30とで構成する。伝動体30は、密巻きしたばね体55、屈曲可能なワイヤー、屈曲可能なフレキシブル軸57、屈曲可能なチェーンリンク、屈曲可能なばね板、およびボールチェーンから選択される少なくともいずれかひとつを伝動要素にして構成する。
In a suspension type runner unit including a traveling
本発明においては、回転可能に支持した調整ねじ28と、調整ねじ28のねじ込み動作を調整対象7に直接伝動する伝動体30を含んで調整機構を構成した。また、伝動体30は、例えばボールやローラーなどの断面が円形の転動体や、屈曲可能なフレキシブル軸などを伝動要素にして構成し、伝動体30を中途部が屈曲する状態で配置した。このように、伝動体30を中途部が屈曲する状態で配置すると、操作力の伝動と、調整ねじ28の調整動作を調整対象7の調整移動方向へ変換する動作変換とを同時に行なえるので、動作変換構造を簡素化できる。
In the present invention, the adjustment mechanism is configured to include the
また、動作変換構造を簡素化できる分だけ、全体コストを削減しながら、例えばランナーユニットの走行部5Aや装着部5Bを小形化しコンパクト化できる。さらに、中途部が屈曲する伝動体30で、操作力の伝動と動作方向の変換とを同時に行なうので、伝動体30の入力端と出力端において動作遅れを生じる余地がなく、動作変換構造を構成する部品の寸法のばらつきに伴なう調整対象の調整動作の遅れを一掃できる。したがって、調整作業を作業者の意図どおりに的確に、しかも軽快に行なうことができる。
Further, for example, the running
ボディ10に設けた高さ調整機構を、調整ねじ28と、ボール44やローラーを伝動要素とする伝動体30と、伝動体30用のガイド溝17などで構成すると、調整ねじ28の調整動作を円滑に、しかも遅滞なくランナー軸7に伝えることができる。ボール44やローラーが転動しながら動作変換を行なえるうえ、伝動体30が不適切に屈曲するのをガイド溝17で規制して確動機構化できるからである。また、複数個のボール44やローラーは隙間のない状態で連続しているので、伝動体30の入出力端における移動量を一致させることができ、調整ねじ28の調整量と同じ量だけランナー軸7を調整して、さらに正確に調整作業を行なうことができる。
When the height adjusting mechanism provided on the
調整ねじ28と、調整ピース29と、2組の伝動体30とで構成高さ調整機構を構成し、ランナー軸7の対向する周面に2組の伝動体30を分離配置すると、ランナー軸7の受動片22を2組の伝動体30で安定した状態でバランスよく支持できる。また、調整ねじ28の調整動作を、ランナー軸7の受動片22に対して2組の伝動体30で均等に伝動できる。したがって、全体として走行部5Aに偏加重が作用するのを防止して、常に安定した状態で走行部5Aをガイドレール1に沿って移動させることができる。
If the
分割された前後ケース10a・10bでボディ10を構成し、前後ケース10a・10bの分割面に臨んで軸穴15と調整穴16とガイド溝17を形成すると、前後ケース10a・10bを成形する過程で軸穴15、調整穴16、およびガイド溝17を一気に形成できる。また、分割された前後ケース10a・10bの一方に大半の部品を組み付けることができるので、調整機構の組み立てに要する手間を軽減でき、全体としてランナーユニットの製造コストを削減できる。
A process of forming the front and
ガイド溝17を上直線溝47と、下直線溝48と、両溝47・48の間の変向溝49とでへ字状に形成すると、伝動体30が変向溝49を通過する過程で、動作変換を円滑にしかも的確に行なえる。また、伝動体30の入力端と出力端における移動動作が、上直線溝47および下直線溝48に沿う直線動作となるので、調整ねじ28から伝動体30の入力端への伝動構造や、伝動体30の出力端からランナー軸7への伝動構造を簡素化できる。
When the
調整ねじ28を第1・第2の軸受体31・32で回転自在に軸支すると、常に安定した状態で調整ねじ28を回転操作でき、しかも調整ねじ28をねじ軸心方向へがたつく余地のない状態でしっかりと支持できる。したがって、調整ねじ28の調整操作をより確実に行なえる。また、雌ねじ部40と、伝動体30を受け止める前後一対の操作腕41とで構成した調整ピース29によれば、2組の伝動体30を前後一対の操作腕41で同時に移動操作できるので、調整ねじ28から伝動体30の入力端に至る伝動構造を簡素化できる。
When the adjusting
調整軸部21の平坦面20に張り出した前後一対の受動片22は、ガイド溝17の内部に入り込んで伝動体30の出力端で支持される。また、平坦面20は、ガイド溝17の上直線溝47と変向溝49の開口を塞いで、伝動体30が上直線溝47および変向溝49からはみ出るのを防止できる。これにより、伝動体30がガイド溝17から脱落するのを確実に防止でき、とくにボール44やローラーを伝動要素とする場合であっても、これらの伝動要素をガイド溝17に沿って的確に移動案内することができる。
The pair of front and rear
ボディ10に設けた高さ調整機構の伝動体30を、ばね体55と、ワイヤーと、フレキシブル軸57と、チェーンリンクと、ばね板、ボールチェーンのいずれかを伝動要素にして構成すると、ボール44やローラーを伝動要素とする場合に比べて、伝動体30を簡素化できる。調整ねじ28とランナー軸7との間の操作力の伝動と、動作方向の変換とを、中途部が屈曲する少なくとも1個の伝動要素で同時に行なえるからである。
When the
(実施例1) 図1ないし図7は本発明に係るランナーユニットをフリー折戸に適用した実施例1を示す。本発明における前後・左右・上下とは、図2に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表示した前後・左右・上下の表記に従うものとする。図2に示すフリー折戸は、2組のパネル対で構成されており、各パネル対は開口枠の上下に設けたガイドレール1・2で屈折自在に案内支持してある。各パネル対は、2個の戸パネルP1・P2の隣接縁どうしをヒンジ3で屈折自在に連結して構成してあり、パネル対の両側端の上下に設けたランナーユニット5と振れ止め6を上下のガイドレール1・2で走行案内して、開口面を開閉できるようにしてある。符号4は開閉用の把手である。上側のガイドレール1は、下向きに開口する断面C字状のアルミニウム条材(金属条材)からなり、その下面側の前後にランナーユニット5のローラー11を転動案内するレール壁8を有し、両レール壁8の間にレール開口が設けてある(図5参照)。
(Example 1) FIG. 1 thru | or FIG. 7 shows Example 1 which applied the runner unit based on this invention to the free folding door. In the present invention, “front / rear / left / right / upper / lower” refers to the crossing arrows shown in FIG. The free folding door shown in FIG. 2 is composed of two sets of panel pairs, and each panel pair is guided and supported by
図3においてランナーユニット5は、ガイドレール1で走行案内される走行部5Aと、戸パネルP1・P2に装着される装着部5Bと、これら両者を連結するランナー軸7とで構成する。走行部5Aは、横長ブロック状のボディ10と、ボディ10の前後面に配置した4個のローラー11と、前後のローラー11を遊転自在に軸支するローラー軸12と、ボディ10の内部に組み込んだ高さ調整機構(調整機構)などで構成する。左右のローラー軸12の間の、ボディ10の前後中央にランナー軸7が配置され、高さ調整機構で支持してある。
In FIG. 3, the
図4に示すようにボディ10は、ランナー軸7の軸中心を通る垂直面で分割した前ケース10aおよび後ケース10bを接合して構成する。前後ケース10a・10bの分割面には、ランナー軸7を収容する上下方向の軸穴15と、高さ調整機構の構成部品を収容する調整穴16、およびガイド溝17が凹み形成してある。このように、前後ケース10a・10bの分割面に軸穴15、調整穴16、ガイド溝17を凹み形成すると、前後ケース10a・10bの成形時に軸穴15、調整穴16、ガイド溝17を同時にしかも正確に形成できるので、走行部5Aをより少ないコストで製造できる。
As shown in FIG. 4, the
図1に示すように、調整穴16は、ボディ10の側端面の下部から軸穴15にわたって、斜め上向きに傾斜する状態で形成してある。前後ケース10a・10bの分割面どうしを接合し、両ケース10a・10bを前後に貫通するかしめピン18で固定することにより、前後ケース10a・10bを分離不能に一体化できる。左右のローラー軸12も、前後ケース10a・10bを一体化した状態を保持することに役立っている。
As shown in FIG. 1, the
ランナー軸7は、下端にフランジ19(図3参照)が張り出してある丸軸からなるが、その上部の前後には平行な平坦面20を備えた調整軸部21が設けてあり、調整軸部21の平坦面20の上端に、前後一対の受動片22が張り出してある(図4参照)。ランナー軸7をボディ10に組み付けた状態において、先の受動片22が後述する伝動体30で支持される。
The
軸穴15は、調整軸部21を収容する断面が四角形の上軸穴24と、ランナー軸7の丸軸部分を収容する下軸穴25とで構成する。そのため、ランナー軸7とボディ10とは相対回動できない。しかし、ランナー軸7の丸軸部分と装着部5Bとは相対回動できるので、折り畳み開閉するときの戸パネルP1・P2とランナー軸7との相対動作は、装着部5Bで吸収することができる。
The
高さ調整機構は、ランナー軸7を調整対象としており、調整ねじ28と、調整ねじ28で往復操作される調整ピース29と、調整ピース29とランナー軸7の受動片22との間に配置した伝動体30と、第1・第2の軸受体31・32とガイド溝17などで構成する。
The height adjustment mechanism targets the
調整ねじ28は、操作頭部35と、操作頭部35に連続するねじ軸36と、ねじ軸36より小径の支軸37とを備えており、ねじ軸36の基部に外嵌した平座金状の第1軸受体31と、支軸37を支持する第2軸受体32とで回転自在に軸支してある。第2軸受体32は逆台形状のプラスチックブロックからなり、その上下中央に支軸37用の軸受穴33が貫通する状態で形成してある。調整ねじ28に第1・第2の軸受体31・32を組み付け、第1軸受体31を調整穴16の装填溝38に差し込み装着し、さらに、第2軸受体32を調整穴16の内奥に装着することにより、調整ねじ28が回転のみ自在に支持される。この状態の調整ねじ28の中心軸は、軸穴15ヘ向かって上り傾斜している。図4に示すように調整穴16は、操作頭部35を収容する傾斜下端側の丸穴と、ねじ軸36や第2軸受体32および調整ピース29を収容する断面が四角形の角穴とからなる。
The
調整ピース29は、調整ねじ28のねじ軸36に噛み合う四角形状の雌ねじ部40と、雌ねじ部40から突設される前後一対の操作腕41とを一体に備えたダイキャスト成形品からなる。雌ねじ部40にはねじ軸36に噛み合うねじ穴42が形成してある。先の第2軸受体32の前後厚みは、前後一対の操作腕41の対向間隔より僅かに小さく設定してある。ねじ軸36にねじ込んだ調整ピース29を、調整ねじ28とともに調整穴16に組み込んだ状態では、前後一対の操作腕41の突端が、ガイド溝17内へ入り込んでいる。
The
伝動体30は、断面が円形の転動体と、密巻きしたばね体と、屈曲可能なワイヤーと、屈曲可能なフレキシブル軸と、屈曲可能なチェーンリンクと、屈曲可能なばね板と、ボールチェーンの少なくともいずれかひとつを伝動要素にして構成する。この実施例では、4個のボール(鋼球)44を伝動要素にして伝動体30を構成し、2組の伝動体30をランナー軸7の対向する周面に分離配置した。詳しくは、4個のボール(転動体)44を平坦面20に接する状態でランナー軸7の前後に配置して、ガイド溝17で移動案内するようにした。
The
ガイド溝17は断面コ字状の溝からなり、ランナー軸7の受動片22の上下動を許す上直線溝47と、調整ピース29の操作腕41の往復動を許す斜めの下直線溝48と、これらの直線溝47・48の間に設けられる変向溝49とでへ字状に形成してある。このように、ガイド溝17をへ字状に形成すると、4個のボール44を入出力端間の中途部で屈曲させて、調整ねじ28のねじ込み動作を、伝動体30でランナー軸7の上下動作に直接変換することができる。
The
ガイド溝17の溝幅は、ボール44の直径に僅かな余裕寸法を加えた寸法に設定してあり、例えば、操作腕41に外接する入力端のボール44が調整ピース29で変向溝49へ向かって押し込み操作されるとき、4個のボール44は同時に転がり移動する。このときの入力端のボール44の移動量と、受動片22に外接する出力端のボール44の移動量とは同じである。また、4個のボールは殆ど隙間のない状態で連続しているので、入出力端のボール44の動きに動作遅れを生じることはない。
The groove width of the
図1および図3に示すように、高さ調整機構とランナー軸7をボディ10に組み込んだ状態においては、上直線溝47および変向溝49の開口面は、ランナー軸7の前後の平坦面20で塞がれており、下直線溝48の開口面は、第2軸受体32の前後面で塞がれている。したがって、ボール44がガイド溝17から脱落することはなく、4個のボール44をガイド溝17に沿って的確に移動できる。図1に示すように、出力端のボール44がガイド溝17の変向溝49に位置している状態では、受動片22は上直線溝47の下部に位置しており、操作腕41の突端は下直線溝48の調整穴16寄りに位置している。また、調整ピース29の雌ねじ部40は、第1軸受体32の近傍に位置している。このときの戸パネルP1・P2の上面は、ガイドレール1から最も遠く離れた位置にある。
As shown in FIGS. 1 and 3, when the height adjusting mechanism and the
上記の状態から、操作頭部35にあてがったドライバーTで調整ねじ28を緩み側へ回転操作すると、図3に示すように、雌ねじ部40がねじ軸36の基端部分から中途部へ移動し、その分だけ操作腕41が下直線溝48の内部へ進入する。また、操作腕41の進入寸法と同じ距離だけ、4個のボール44が同時に移動して、出力端に位置するボール44によって、ランナー軸7が伝動体30を介して上向きに押し上げられる。その結果、図1において実線位置にあった戸パネルP1・P2は想像線で示すように上方へ移動し、ガイドレール1との上下間隔が小さくなる。この状態から、調整ねじ28をねじ込み操作すると、雌ねじ部40がねじ軸36の基端部分へ近づくので、ランナー軸7が伝動体30とともに下降し、戸パネルP1・P2はより低い位置へ調整移動することになる。
When the
以上のように、回転可能に支持した調整ねじ28のねじ込み動作を、調整ピース29と伝動体30でランナー軸7に直接伝動する高さ調整機構によれば、従来のこの種の調整機構に比べて動作変換構造を簡素化できる。これは、調整ねじ28の調整動作を4個のボール44でランナー軸7に直接伝動できるうえ、4個のボール44とガイド溝17との協同作用で、調整ねじ28の調整動作をランナー軸7の調整移動方向へ直接変換できるからである。また、動作変換構造を簡素化できる分だけ、全体コストを削減しながら、動作変換構造が占める空間をより小さくして走行部5Aを小形化しコンパクト化できる。
As described above, according to the height adjusting mechanism that directly transmits the screwing operation of the adjusting
さらに、先に説明したように、伝動体30の入力端と出力端において動作遅れを生じる余地がないので、動作変換構造を構成する部品の寸法のばらつきに伴なう調整対象の調整動作の遅れを一掃できる。したがって、調整作業を作業者の意図どおりに的確に、しかも軽快に行なうことができる。
Further, as described above, since there is no room for causing an operation delay at the input end and the output end of the
(実施例2) 図8は、本発明に係るランナーユニットの実施例2を示す。そこでは、高さ調整機構を、ボディ10の調整穴16にねじ込んだ調整ねじ28と、2個のボール44を伝動要素とする伝動体30と、ランナー軸7の上端に固定した受動枠51と、ボール44を移動案内するガイド溝17とで構成した。受動枠51は、ランナー軸7を前後に貫通するピン52で固定してあり、その上端の一側には受動片22が張り出してある。ピン52は、ボディ10に設けたスライド溝53に沿って上下動できる。軸穴15は、受動枠51の上下動を許す上軸穴24と、ランナー軸7を支持する下軸穴25とで構成してある。このように、ボディ10にねじ込んだ調整ねじ28でボール44を直接移動操作する場合には、調整ピース29を省略して高さ調整機構の構造をさらに簡素化できる。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同じとする。
(Example 2) FIG. 8 shows Example 2 of the runner unit according to the present invention. The height adjusting mechanism includes an adjusting
(実施例3) 図9は、本発明に係るランナーユニットの実施例3を示す。そこでは、伝動体30を密巻きしたばね体55で形成し、ランナー軸7の上端に上拡がりテーパー状の受動壁56を備えた受動枠51をピン52で固定した。ばね体55はガイド溝17に装填されて、その入力端が調整ねじ28の軸端に外接しており、その出力端が受動壁56に外接している。調整ねじ28の軸端および受動壁56には、それぞればね体55に内嵌するばね受座が突設してある。このように、密巻きした1個のばね体55を伝動要素とする伝動体30によれば、高さ調整機構の構造をさらに簡素化できる。
(Example 3) FIG. 9 shows Example 3 of the runner unit according to the present invention. In this case, the
実施例3のランナーユニットにおいて、密巻きしたばね体55に代えて図10に示すフレキシブル軸57を適用することができる。フレキシブル軸57は、丸線材を密巻きして形成した内ばね58と、断面が三角形の線材を内ばね58の外面に巻き付けて形成した外ばね59とで構成してある。フレキシブル軸57を伝動要素とする伝動体30によれば、内ばね58の外屈曲部分に隙間ができるのを外ばね59で防いで、調整ねじ28の調整動作を受動壁56へ的確に伝動できる。
In the runner unit of the third embodiment, a
(実施例4) 図11ないし図13は、本発明に係る調整機構を、ボディ10に組み込んだ前後調整機構に適用した実施例を示す。前後調整機構は、ランナー軸7を調整対象としており、図12に示すようにボディ10で回転自在に支持した調整ねじ28と、調整ねじ28で往復操作される調整ピース29と、調整ピース29の操作腕41とランナー軸7の受動片22との間に配置した伝動体30と、伝動体30用のガイド溝17などで構成する。図11に示すようにボディ10には、ランナー軸7を前後動可能に案内する前後に長い調整溝70が形成してあり、調整溝70はボディ10に固定した断面が長円状の金属管(アルミニウム管)71で形成してある。調整溝70は実施例1における軸穴15に相当する。前後調整時のランナー軸7の回転を阻止するために、ランナー軸7は断面長円状に形成してある。
(Embodiment 4) FIGS. 11 to 13 show an embodiment in which the adjustment mechanism according to the present invention is applied to a front-rear adjustment mechanism incorporated in the
伝動体30を構成する一群のボール44は、鍵穴形に周回するガイド溝17に沿って装填してある。ガイド溝17は、横臥U字状のU字溝72と、先の金属管71の周囲に沿うC字状のC字溝73とで無端状に形成してあり、U字溝72の前側の直線溝に臨んで、操作腕41の左右移動を許す操作溝74が形成してある(図13参照)。同様に、C字溝73の直線溝に臨んで、ランナー軸に固定した受動片22の前後移動を許す操作溝75が形成してある。図13に示すように、操作腕41は横臥L字状に形成してある。ボディ10は、ボディ本体10cと、ボディ本体10cの下面に組み付けられる下前ケース10dと下後ケースeとで構成してある(図13参照)。
A group of
調整ねじ28を緩み側へ回転操作すると、調整ピース29がランナー軸7側へ向かって移動して、操作腕41の右側面に外接するボール44の一群をC字溝73側へ移動させる。そのため、ランナー軸7の受動片22はボディ10の後面側へ移動して、ガイドレール1に対する戸パネルP1・P2の位置を後側へ調整移動できる。このとき、受動片22の後面と操作腕41の左側面との間のボール群は、C字溝73およびU字溝72に沿って周回し、操作腕41に追随して移動する。逆に、調整ねじ28をねじ込み操作すると、調整ピース29がランナー軸7から遠ざかる向きへ移動するので、ボール44の一群が上記とは逆向きに移動して、ランナー軸7を前側へ調整移動できる。この実施例においても、中途部が屈曲する伝動体30で、操作力の伝動と動作方向の変換とを同時に行なうことができる。
When the
図14および図15に上記の各実施例とは異なる高さ調整機構の参考例を示す。図14では、ランナー軸7が固定されるボディ62と、ボディ62の左右に設けた揺動軸63で上下揺動可能に軸支した左右一対のローラーアーム64と、各ローラーアーム64の揺動端の前後にローラー軸12で支持したローラー11などで走行部5Aを構成した。ローラーアーム64の隣接部分には、互いに噛み合うギヤ歯65・66が形成してあり、図14に向かって左側のギヤ歯65を調整ねじ28で調整操作して、高さ調整を行なえるようにした。調整ねじ28はボディ62に直接ねじ込んであり、その突端でギヤ歯65に設けた調整座67を受け止めている。ランナー軸7はピン68でボディ62に固定してある。
14 and 15 show a reference example of a height adjustment mechanism different from the above embodiments. In FIG. 14, a
図14に示す状態から調整ねじ28を緩めると、左右のローラーアーム64が調整ねじ28に追随して同時に揺動しようとする。このとき、ローラー11は戸パネルP1・P2の重量を支えてガイドレール1のレール壁8で受け止められている。そのため、ローラー11が揺動することはなく、ローラーアーム64の揺動量に相当する距離をボディ62が下降して吸収する。逆に、調整ねじ28をねじ込み操作するとボディ62が上昇する。したがって、調整ねじ28の締緩操作によって、戸パネルP1・P2の高さを調整することができる。この走行部5Aは、ローラー11とボディ62とが相対的に上下揺動することで高さ調整を行なう点が従来の走行部と大きく異なる。
When the
図15の走行部5Aは、図14の走行部5Aと同様にローラー11とボディ62とが相対的に上下揺動することで高さ調整を行なうが、左右一対のローラーアーム64を1個の揺動軸63で軸支する点が異なる。詳しくは、左右一対のローラーアーム64を交差させ、交差部分を共通する1個の揺動軸63で軸支して、各ローラーアーム64を揺動可能に支持した。さらに、図15へ向かって左側のローラーアーム64に調整ねじ28をねじ込んで、右側のローラーアーム64に設けた調整座67を調整ねじ28の突端で受け止めるようにした。この高さ調整機構では、調整ねじ28をねじ込むと、左側のローラーアーム64と調整座67との間隔が大きくなり、調整ねじ28を緩めると先の間隔が小さくなる。このローラーアーム64の揺動によって、戸パネルP1・P2の高さを調整することができる。
The traveling
図14および図15の走行部5Aは次の形態で実施することができる。
ガイドレール1で走行案内される走行部5Aが、ボディ62と、ボディ62で上下揺動可能に支持された一対のローラーアーム64と、各ローラーアーム64で軸支したローラー11とを備えており、
一方のローラーアーム64を調整ねじ28で調整操作して、一対のローラーアーム64とローラー11とを、ボディ62に対して相対的に上下揺動できるランナーユニット。
14 and 15 can be implemented in the following manner.
The traveling
A runner unit capable of swinging up and down relatively with respect to the
左右一対のローラーアーム64が、ボディ62の左右に設けた揺動軸63で上下揺動可能に支持されており、
両ローラーアーム64は、隣接部分に設けたギヤ歯65・66を介して連動可能に連結されており、
一方のギヤ歯65に設けた調整座67が、ボディ62にねじ込んだ調整ねじ28の突端で受け止められており、
調整座67を備えたローラーアーム64を調整ねじ28で調整操作して、一対のローラーアーム64とローラー11とを、ボディ62に対して相対的に上下揺動できるランナーユニット。
A pair of left and
Both
An
A runner unit capable of vertically swinging the pair of
左右一対のローラーアーム64を交差させ、交差部分をボディ62に設けた1個の揺動軸63で軸支して、各ローラーアーム64が揺動可能に支持支持されており、
いずれか一方のローラーアーム64にねじ込んだ調整ねじ28の突端で、他方のローラーアーム64に設けた調整座67が受け止められており、
調整座67を備えたローラーアーム64を調整ねじ28で調整操作して、一対のローラーアーム64とローラー11とを、ボディ62に対して相対的に上下揺動できるランナーユニット。
A pair of left and
An
A runner unit capable of vertically swinging the pair of
実施例1では、複数個のボール44を伝動要素にして伝動体30を構成したが、ボール44に代えて、複数個のローラー(転動体)を伝動要素にして伝動体30を構成することができる。また、ローラー周面の一定位置に周回溝を形成しておき、複数個のローラーを列状に配置したのち、周回溝に巻き掛けたバンドでローラー列を一体化することができる。ボール44とローラーを組み合わせて伝動体30を構成してもよい。
In the first embodiment, the
実施例3では、密巻きしたばね体55を伝動要素にして伝動体30を構成したが、密巻きしたばね体55に代えて屈曲可能なワイヤーや、屈曲可能なチェーンリンクや、屈曲可能なばね板や、ボールチェーンを適用することができ、必要があれば先の転動体と組み合わせて伝動体30を構成できる。金属線材を編み込んで形成される屈曲可能なワイヤーを伝動要素とする場合には、その入力端および出力端に金属製のキャップを外嵌固定しておくとよい。屈曲可能なばね板を伝動要素とする場合には、その板厚を基準にしてガイド溝17を形成しておく。
In the third embodiment, the
調整軸部21は、断面が四角形である必要はなく、少なくとも前後一対の平坦面20を備えていればよい。丸ピンの両端を断面半円状に切削しておき、これをランナー軸7に圧嵌固定して受動片22を形成することができる。軸穴15は、ボディ10を上下に貫通する状態で形成してあってもよい。ボディ10は、中央のケースと、同ケースの前後面に固定される前ケースおよび後ケースの3個の部品で構成することができる。ローラー11は走行部5Aの前後に4個設ける必要はなく、少なくとも1個あればよい。ガイド溝17は断面が円形であってもよい。
The
本発明のランナーユニットは、上吊型の折戸以外に、下荷重型の折戸や引戸などを支持する戸車型のランナーユニットにも適用できる。 The runner unit of the present invention can be applied to a door type runner unit that supports a lower load type folding door, a sliding door, and the like in addition to the upper hanging type folding door.
1 ガイドレール
5 ランナーユニット
5A 走行部
5B 装着部
7 ランナー軸(調整対象)
10 ボディ
15 軸穴
16 調整穴
17 ガイド溝
20 平坦面
22 受動片
28 調整ねじ
29 調整ピース
30 伝動体
44 ボール
47 上直線溝
48 下直線溝
49 変向溝
1
DESCRIPTION OF
Claims (8)
調整機構は、回転可能に支持した調整ねじ(28)と、調整ねじ(28)のねじ込み動作を調整対象(7)に直接伝動する伝動体(30)とを含み、
伝動体(30)が、断面が円形の転動体、密巻きしたばね体(55)、屈曲可能なワイヤー、屈曲可能なフレキシブル軸(57)、屈曲可能なチェーンリンク、および屈曲可能なばね板、ボールチェーンから選択される少なくともいずれかひとつを伝動要素にして構成されており、
伝動体(30)を中途部が屈曲する状態で配置して、調整ねじ(28)の調整動作を調整対象(7)の調整移動方向へ直接変換できることを特徴とするランナーユニット。 An adjustment mechanism for adjusting the height and front / rear position of the door panels (P1, P2) is incorporated in the runner unit (5) guided by the guide rail (1).
The adjustment mechanism includes an adjustment screw (28) rotatably supported, and a transmission body (30) that directly transmits the screwing operation of the adjustment screw (28) to the adjustment target (7).
A transmission body (30) having a circular cross section, a tightly wound spring body (55), a bendable wire, a bendable flexible shaft (57), a bendable chain link, and a bendable spring plate; It is configured with at least one selected from the ball chain as a transmission element,
A runner unit characterized in that the transmission body (30) is arranged in a state where the midway portion is bent, and the adjustment operation of the adjustment screw (28) can be directly converted into the adjustment movement direction of the adjustment object (7).
走行部(5A)のボディ(10)に、ランナー軸(7)を調整対象とする高さ調整機構が組み付けられており、
高さ調整機構が、調整ねじ(28)と、複数個のボール(44)あるいは複数個のローラーからなる伝動体(30)と、伝動体(30)を収容するガイド溝(17)を含む請求項1に記載のランナーユニット。 A traveling portion (5A) that is guided by the guide rail (1), a mounting portion (5B) that is mounted on the door panel (P1, P2), and a runner shaft (7) that couples both (5A, 5B). A suspended-runner unit equipped with
A height adjustment mechanism for adjusting the runner shaft (7) is assembled to the body (10) of the traveling part (5A),
The height adjustment mechanism includes an adjustment screw (28), a transmission body (30) composed of a plurality of balls (44) or a plurality of rollers, and a guide groove (17) for receiving the transmission body (30). Item 2. The runner unit according to item 1.
2組の伝動体(30)が、ランナー軸(7)の対向する周面に分離配置してある請求項1または2に記載のランナーユニット。 The height adjustment mechanism includes an adjustment screw (28) that is rotatably supported by the body (10) of the traveling unit (5A), an adjustment piece (29) that is reciprocated by the adjustment screw (28), and an adjustment piece ( 29) and two sets of transmission bodies (30) arranged between the passive piece (22) of the runner shaft (7),
The runner unit according to claim 1 or 2, wherein two sets of transmission bodies (30) are separately arranged on opposing circumferential surfaces of the runner shaft (7).
前後ケース(10a・10b)の分割面に臨んで、ランナー軸(7)を収容する軸穴(15)と、調整ねじ(28)および調整ピース(29)を収容する調整穴(16)と、伝動体(30)を収容するガイド溝(17)とが形成してある請求項2または3に記載のランナーユニット。 The body (10) of the traveling part (5A) is configured by joining front and rear cases (10a, 10b) divided by a vertical plane passing through the axis center of the runner shaft (7),
Facing the dividing surface of the front and rear cases (10a, 10b), a shaft hole (15) for accommodating the runner shaft (7), an adjustment hole (16) for accommodating the adjustment screw (28) and the adjustment piece (29), The runner unit according to claim 2 or 3, wherein a guide groove (17) for accommodating the transmission body (30) is formed.
調整ピース(29)が、調整ねじ(28)のねじ軸(36)に噛み合う雌ねじ部(40)と、雌ねじ部(40)から突設されて、伝動体(30)を受け止める前後一対の操作腕(41)とで構成してある請求項3から5のいずれかひとつに記載のランナーユニット。 The adjustment screw (28) is rotatably supported by the first and second bearing bodies (31, 32) loaded in the adjustment hole (16),
The adjustment piece (29) is engaged with the screw shaft (36) of the adjustment screw (28) and the pair of front and rear operation arms projecting from the female screw portion (40) and receiving the transmission body (30) (41) and the runner unit according to any one of claims 3 to 5.
調整軸部(21)の平坦面(20)に、前後一対の受動片(22)が張り出し形成されており、
ガイド溝(17)の上直線溝(47)と変向溝(49)の開口が、調整軸部(21)の平坦面(20)で塞いである請求項3から6のいずれかひとつに記載のランナーユニット。 An adjustment shaft portion (21) having a flat surface (20) parallel to the front and rear is provided on the top of the round shaft-shaped runner shaft (7),
A pair of front and rear passive pieces (22) are formed in a projecting manner on the flat surface (20) of the adjustment shaft portion (21).
The opening of the upper straight groove (47) and the turning groove (49) of the guide groove (17) is blocked by the flat surface (20) of the adjustment shaft portion (21). Runner unit.
走行部(5A)に、ランナー軸(7)を調整対象とする高さ調整機構が組み付けられており、
高さ調整機構が、走行部(5A)のボディ(10)にねじ込んだ調整ねじ(28)と、調整ねじ(28)とランナー軸(7)の受動壁(56)との間に配置される伝動体(30)とで構成されており、
伝動体(30)が、密巻きしたばね体(55)、屈曲可能なワイヤー、屈曲可能なフレキシブル軸(57)、屈曲可能なチェーンリンク、屈曲可能なばね板、ボールチェーンから選択される少なくともいずれかひとつを伝動要素にして構成してある請求項1、3、4、5、7のいずれかひとつに記載のランナーユニット。 A suspension vehicle provided with a traveling part (5A) guided by the guide rail (1), a mounting part (5B) attached to the door panels (P1 and P2), and a runner shaft (7) connecting both of them. Type runner unit,
A height adjustment mechanism for adjusting the runner shaft (7) is assembled to the traveling part (5A),
The height adjusting mechanism is disposed between the adjusting screw (28) screwed into the body (10) of the traveling portion (5A), and the adjusting screw (28) and the passive wall (56) of the runner shaft (7). It consists of a transmission body (30),
The transmission body (30) is at least one selected from a closely wound spring body (55), a bendable wire, a bendable flexible shaft (57), a bendable chain link, a bendable spring plate, and a ball chain. The runner unit according to any one of claims 1, 3, 4, 5, and 7, wherein one of the transmission elements is a transmission element.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010120404A JP2011246939A (en) | 2010-05-26 | 2010-05-26 | Runner unit |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105507713A (en) * | 2015-12-29 | 2016-04-20 | 蒋卫振 | Door/window guide rail capable of quickly regulating height |
-
2010
- 2010-05-26 JP JP2010120404A patent/JP2011246939A/en active Pending
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