JP2011239350A - 読取表示装置、読取表示方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

読取表示装置、読取表示方法およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011239350A
JP2011239350A JP2010111402A JP2010111402A JP2011239350A JP 2011239350 A JP2011239350 A JP 2011239350A JP 2010111402 A JP2010111402 A JP 2010111402A JP 2010111402 A JP2010111402 A JP 2010111402A JP 2011239350 A JP2011239350 A JP 2011239350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
display
read
document
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010111402A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5649850B2 (ja
Inventor
Takahiro Minami
崇博 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2010111402A priority Critical patent/JP5649850B2/ja
Publication of JP2011239350A publication Critical patent/JP2011239350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5649850B2 publication Critical patent/JP5649850B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】表示に対する自由度を向上して、ユーザにとっての利便性を向上することができる読取表示装置、読取表示方法およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】読取表示装置1は、載置された原稿を読み取る読取面10aと画像を表示する表示面10bとが一体とされた読取表示面10と、読取表示面10の上の原稿を読取画像データ40aとして読み取る読取手段20と、読取画像データ40aを解析して、原稿の読取表示面10での読取座標を特定する画像解析手段51と、読取座標に基づいて、読取表示面10に表示する際の読取表示面10での表示座標を演算する座標演算手段52と、座標演算手段52の演算結果に基づいて、読取画像データ40aを元に表示画像データ40bを作成する画像処理手段53と、表示画像データ40bを読取表示面10に表示する表示手段30とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像の読取と表示とを行う読取表示装置、読取表示方法およびコンピュータに読取と表示とをさせるためのコンピュータプログラムに関する。
従来、紙などの平面で構成された原稿を画像データとして読み取るスキャナ装置は、多種多様なものが考案されている。一般的に、これらのスキャナ装置を用いたとき、スキャナ装置で読み取った画像データを、パーソナルコンピュータ(PC)などの外部の端末に転送して、外部の端末において各種の作業が行われる。
近年、技術の進歩に伴って、様々な機器において小型化や高機能化が検討されており、スキャナ装置においても同様のことが要求されている。そこで、画像を表示する表示装置と画像を読み取るスキャナ装置とを一体とする装置が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。従来のスキャナ装置および表示装置には、情報を読み取る読取面と画像を表示する表示面とを一体とした読取表示面が設けられている。表示、スキャンという2つの機能を1つの機器で実現するため、スキャナ装置および表示装置には、2つの装置を小型化するという観点で非常に大きな貢献がある。
特開2004−153327号公報 特開2006−179977号公報
しかしながら、特許文献1の表示装置および特許文献2のスキャナ装置では、原稿をスキャンする面と画像を表示する面とを同一面としているため、考慮しなければならないことがある。例えば、スキャンした画像を表示する位置については、ユーザにとっての利便性に関わるため非常に重要である。従来の表示装置およびスキャナ装置においては、スキャンした画像を表示する位置について変更する手段がないため、表示に対する自由度が制限されている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、表示に対する自由度を向上して、ユーザにとっての利便性を向上することができる読取表示装置、読取表示方法およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る読取表示装置は、載置された原稿を読み取る読取面と画像を表示する表示面とが一体とされた読取表示面を備える読取表示装置であって、前記読取表示面の上の原稿を読取画像データとして読み取る読取手段と、前記読取画像データを解析して、原稿の前記読取表示面での読取座標を特定する画像解析手段と、前記読取座標に基づいて、前記読取表示面に表示する際の前記読取表示面での表示座標を演算する座標演算手段と、前記座標演算手段の演算結果に基づいて、前記読取画像データを元に表示画像データを作成する画像処理手段と、前記表示画像データを前記読取表示面に表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
この構成によると、座標演算手段によって、画像を表示する位置を変更できるので、原稿のサイズに応じて、読取表示面の適切な位置に原稿が表示される。そのため、表示に対する自由度を向上して、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
本発明に係る読取表示装置では、前記座標演算手段は、前記読取座標に対して予め設定された移動量に基づく演算を施して前記表示座標を算出する構成とされていることを特徴とする。
この構成によると、座標演算手段によって、ユーザにとって望ましい位置に原稿の画像を表示できる。
本発明に係る読取表示装置では、前記移動量は、前記読取座標により特定される位置と前記表示座標により特定される位置とが一致するように設定されていることを特徴とする。
この構成によると、読取表示面に載置した原稿と、読取表示面に表示された原稿の画像とが重なるため、読み取り可能な原稿のサイズを大きくすることができる。つまり、読取表示面において、原稿を読み取った領域と同じ領域に原稿の画像が表示されるので、原稿の画像を表示するための新たな領域を設ける必要が無い。そのため、読取表示面と略等しいサイズの原稿を読み取って、表示することができる。
本発明に係る読取表示装置では、前記移動量は、前記読取座標により特定される位置と前記表示座標により特定される位置とが異なる位置となるように設定されていることを特徴とする。
この構成によると、読取表示面に表示画像が表示されたとき、ユーザは原稿と原稿の画像との両方を視覚的に把握できるので、原稿の読み取りが完了したことをすばやく認知できる。
本発明に係る読取表示装置では、前記画像解析手段は、原稿の大きさを特定する構成とされ、前記移動量は、前記原稿の大きさを元に設定されていることを特徴とする。
この構成によると、読取表示面に表示画像が表示されたとき、ユーザは原稿と原稿の画像との両方を視覚的に把握できるので、原稿の読み取りが完了したことをすばやく認知できる。また、原稿のサイズに関わらず、原稿の画像は、原稿に近い位置に表示されるので、ユーザからの見た目に統一感を持たせることができる。
本発明に係る読取表示装置は、前記移動量を設定するための移動量設定手段を備えることを特徴とする。
この構成によると、移動量設定手段によって、ユーザにとってさらに望ましい位置に原稿の画像を表示でき、表示に対する自由度を向上できる。
本発明に係る読取表示方法は、読取表示装置に、載置された原稿を読み取る読取面と画像を表示する表示面とが一体とされた読取表示面での読取および表示をさせるための読取表示方法であって、読取表示装置に、前記読取表示面の上の原稿を読取画像データとして読み取らせる読取ステップと、読取表示装置に、前記読取画像データを解析して、原稿の前記読取表示面での読取座標を特定させる画像解析ステップと、読取表示装置に、前記読取座標に基づいて、前記読取表示面に表示する際の前記読取表示面での表示座標を演算させる座標演算ステップと、読取表示装置に、前記座標演算ステップの演算結果に基づいて、前記読取画像データを元に表示画像データを作成させる画像処理ステップと、読取表示装置に、前記表示画像データを前記読取表示面に表示させる表示ステップとを実行させることを特徴とする。
この構成によると、本発明に係る読取表示装置と同様の機能、作用を実現することができる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、載置された原稿を読み取る読取面と画像を表示する表示面とが一体とされた読取表示面での読取および表示をさせるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、前記読取表示面の上の原稿を読取画像データとして読み取らせる読取ステップと、コンピュータに、前記読取画像データを解析して、原稿の前記読取表示面での読取座標を特定させる画像解析ステップと、コンピュータに、前記読取座標に基づいて、前記読取表示面に表示する際の前記読取表示面での表示座標を演算させる座標演算ステップと、コンピュータに、前記座標演算ステップの演算結果に基づいて、前記読取画像データを元に表示画像データを作成させる画像処理ステップと、コンピュータに前記表示画像データを前記読取表示面に表示させる表示ステップとを実行させることを特徴とする。
この構成によると、本発明に係る読取表示装置と同様の機能、作用を実現することができる。
本発明に係る読取表示装置、読取表示方法およびコンピュータプログラムによれば、座標演算手段によって、画像を表示する位置を変更できるので、原稿のサイズに応じて、適切な位置に原稿が読取表示面に表示される。そのため、表示に対する自由度を向上して、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
本発明の実施の形態に係る読取表示装置の概略構成を示すブロック図である。 指示入力手段、入力制御手段およびCPUの動作を説明する説明図である。 原稿が載置された読取表示面を示す説明図である。 表示画像データの表示例1を示す説明図である。 表示例1を表示した読取表示面を示す説明図である。 表示画像データの表示例2を示す説明図である。 表示例2を表示した読取表示面を示す説明図である。 表示画像データの表示例3を示す説明図である。 表示例3を表示した読取表示面を示す説明図である。 本実施の形態に係る読取表示装置で、原稿の読み取りと表示とをする場合の処理フローを示すフロー図である。
以下、本発明の実施の形態に係る読取表示装置について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る読取表示装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る読取表示装置1は、載置された原稿を読み取る読取面10aと画像を表示する表示面10bとが一体とされた読取表示面10を備える。つまり、読取表示面10の全面に読取面10aおよび表示面10bの2層が形成されている。
読取表示装置1は、読取表示面10に載置された原稿を読取画像データ40aとして読み取る読取手段20と、読取画像データ40aを解析して、原稿の読取表示面10での読取座標を特定する画像解析手段51と、特定した読取座標に基づいて、読取表示面10に表示する際の読取表示面10での表示座標を演算する座標演算手段52と、座標演算手段52の演算結果に基づいて、読取画像データ40aを元に表示画像データ40bを作成する画像処理手段53と、表示画像データ40bを読取表示面10に表示する表示手段30とを備える。
この構成によると、座標演算手段52によって、画像を表示する位置を変更できるので、原稿のサイズに応じて、読取表示面の適切な位置に原稿が表示される。そのため、表示に対する自由度を向上して、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
座標演算手段52は、読取座標に対して予め設定された移動量に基づく演算を施して表示座標を算出する構成とされている。この構成によると、座標演算手段52によって、ユーザにとって望ましい位置に原稿の画像を表示できる。
読取表示装置1は、移動量を設定するための移動量設定手段54を備える。この構成によると、移動量設定手段54によって、ユーザにとってさらに望ましい位置に原稿の画像を表示でき、表示に対する自由度を向上できる。
読取表示装置1は、上述の読取表示面10、読取手段20および表示手段30に加えて、さらに画像データベース40、CPU50、指示入力手段60および入力制御手段70を備える構成とされている。
画像解析手段51、座標演算手段52、画像処理手段53および移動量設定手段54は、CPU50(中央処理装置)に対して予め組み込まれたコンピュータプログラム(コンピュータ)によって実現される。
読取表示面10において、読取面10aは、例えば、フォトダイオードセンサを2次元状に配列したものであり、表示面10bは、例えば、画素TFT素子を2次元状に配列したものである。読取表示面10は、例えば、ガラス基板の全面に読取面10aと表示面10bとの2層を形成した薄型平面デバイスである。
読取手段20は、CPU50からの指示により動作し、読み取った読取画像データ40aを画像データベース40に送信するものである。
表示手段30は、CPU50からの指示により動作し、画像データベース40に保存された表示画像データ40bを読取表示面10に送信するものである。
画像データベース40は、読取画像データ40aおよび表示画像データ40bを保存するものであって、通常の記憶装置を用いることができ、例えば、揮発性のDRAM(Dynamic Random Access Memory)などで構成されるメモリである。
指示入力手段60は、ユーザが指示を入力するためのボタン、キーボードおよびタッチパネルなどである。指示入力手段60で入力された指示は、指示情報として入力制御手段70に送信される。
入力制御手段70は、指示入力手段60からの指示情報を内部のレジスタに格納し、CPU50に通知するものである。CPU50は、入力制御手段70からの通知の後、入力制御手段70の内部のレジスタを読み出して、指示入力手段60からの指示情報を得る。
CPU50は、読取表示装置1を制御するものであって、予め組み込まれたコンピュータプログラムとユーザが入力した指示とを元に各種の動作を決定するものである。
図2は、指示入力手段、入力制御手段およびCPUの動作を説明する説明図である。
指示入力手段60は、ユーザが指示を入力するための複数のボタン61を備え、ボタン61はそれぞれ入力制御手段70に接続されている。
入力制御手段70は、それぞれのボタン61に対応するGPIO(General Purpose Input/Output:汎用入出力)71、それぞれのGPIO71に対応するステータスレジスタ72およびステータスレジスタ72に接続されたレジスタI/F73を備える。
CPU50は、GPIO71に接続されたインターラプトコントローラ55およびレジスタI/F56を備え、レジスタI/F56は、レジスタアクセスバス80を介してレジスタI/F73に接続されている。
ユーザによりボタン61が操作されると、GPIO71は、ボタン61からの信号を検知して、操作されたボタン61に対応するステータスレジスタ72に書き込む。同時に、GPIO71は、CPU50のインターラプトコントローラ55に対して割り込み通知を行う。CPU50は、ステータスレジスタ72を読み出すことによって、ユーザから指示が入力されたことを検知する。
次に、読取画像データと表示画像データとの詳細について説明する。
図3は、原稿が載置された読取表示面を示す説明図である。
読取表示装置1では、矩形状の読取表示面10の上に載置された原稿Tを元に読取画像データ40aが作成される。以下では説明のため、読取表示面10の左上隅を原点(0,0)とし、右方向にx軸を下方向にy軸をとったときの座標とするが、座標系の設定はこれに限定されない。矩形状の原稿Tは、左上隅が読取座標(Sx,Sy)に位置している。原稿Tの大きさは、x軸方向の長さが横幅Wであって、y軸方向の長さが縦幅Hであることから、原稿Tの右下隅は原稿右隅座標(Sx+W,Sy+H)である。なお、原稿Tは読取表示面10の上における任意の座標に載置することができる。また、読取座標を原稿Tの左上隅としたが、これに限定されず、例えば、原稿Tの中央、右上隅などであってもよい。
画像データベース40に保存された読取画像データ40aは、画像解析手段51によって解析され、原稿Tのエッジ検出が行われる。原稿Tのエッジ検出によって、原稿Tの外周の判定をして、読取座標(Sx,Sy)と原稿Tの大きさ(横幅W、縦幅H)とが特定される。
特定された読取座標から、座標演算手段52によって表示座標が算出される。以下では説明のため、表示画像データ40bにおいて原稿Tに対応する画像を原稿画像Pと記載する。画像処理手段53によって、座標演算手段52の演算結果と読取画像データ40aとを元に表示画像データ40bが作成される。
なお、指示入力手段60によって、移動量の設定を指示することができ、例えば、以下の表示例1ないし表示例3(図4Aないし図6B参照)に示すような表示画像データ40bとすることができる。
図4Aは、表示画像データの表示例1を示す説明図であって、図4Bは、表示例1を表示した読取表示面を示す説明図である。
表示例1において、原稿画像Pの左上隅は表示座標(Sx,Sy)であり、原稿画像Pの右下隅は画像右隅座標(Sx+W,Sy+H)である。原稿Tの左上隅は読取座標(Sx,Sy)であって、表示座標は、読取座標に対して移動量(0,0)となるように設定されている。
表示例1を読取表示面10に表示したとき(図4B参照)、原稿Tの読取座標(Sx,Sy)と原稿画像Pの表示座標(Sx,Sy)とが一致している。
上述したように、移動量は、読取座標により特定される位置と表示座標により特定される位置とが一致するように設定されている。この構成によると、読取表示面に載置した原稿と、読取表示面に表示された原稿の画像とが重なるため、読み取り可能な原稿のサイズを大きくすることができる。つまり、読取表示面において、原稿を読み取った領域と同じ領域に原稿の画像が表示されるので、原稿の画像を表示するための新たな領域を設ける必要が無い。そのため、読取表示面と略等しいサイズの原稿を読み取って、表示することができる。
図5Aは、表示画像データの表示例2を示す説明図であって、図5Bは、表示例2を表示した読取表示面を示す説明図である。
表示例2において、原稿画像Pの左上隅は表示座標(Sx+dx,Sy+dy)であり、原稿画像Pの右下隅は画像右隅座標(Sx+dx+W,Sy+dy+H)である。原稿Tの左上隅は読取座標(Sx,Sy)であって、表示座標は、読取座標に対して移動量(dx,dy)となるように設定されている。なお、dxおよびdyは任意の値であって、指示入力手段60によって、適宜入力または選択することができる。
表示例2を読取表示面10に表示したとき(図5B参照)、原稿Tの読取座標(Sx,Sy)であることから、原稿画像Pは、原稿Tと異なる座標に表示されている。
上述したように、移動量は、読取座標により特定される位置と表示座標により特定される位置とが異なる位置となるように設定されている。この構成によると、読取表示面に表示画像が表示されたとき、ユーザは原稿と原稿の画像との両方を視覚的に把握できるので、原稿の読み取りが完了したことをすばやく認知できる。
図6Aは、表示画像データの表示例3を示す説明図であって、図6Bは、表示例3を表示した読取表示面を示す説明図である。
表示例3において、原稿画像Pの左上隅は表示座標(Sx+0.01W,Sy+0.01H)であり、原稿画像Pの右下隅は画像右隅座標(Sx+0.01W+W,Sy+0.01H+H)である。原稿Tの左上隅は読取座標(Sx,Sy)であって、表示座標は、読取座標に対して移動量(0.01W,0.01H)となるように設定されている。本実施の形態においては、移動量を原稿の大きさの1%としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、移動量を原稿の大きさの10%とするなど、指示入力手段60によって、適宜入力または選択することができる。
表示例3を読取表示面10に表示したとき(図6B参照)、原稿Tの読取座標(Sx,Sy)であることから、原稿画像Pは、原稿Tと異なる座標に表示されている。
上述したように、画像解析手段51は、原稿の大きさを特定する構成とされ、移動量は、原稿の大きさを元に設定されている。この構成によると、読取表示面に表示画像が表示されたとき、ユーザは原稿と原稿の画像との両方を視覚的に把握できるので、原稿の読み取りが完了したことをすばやく認知できる。また、原稿のサイズに関わらず、原稿の画像は、原稿に近い位置に表示されるので、ユーザからの見た目に統一感を持たせることができる。
図7は、本実施の形態に係る読取表示装置で、原稿の読み取りと表示とをする場合の処理フローを示すフロー図であって、S1からS7まで順次処理されていく。
まず、ステップS1では、ユーザは原稿Tを読取表示面10の上に載置する(図3参照)。
ステップS2では、読取表示面10によって、原稿Tの読み取りを行う。つまり、ユーザが指示入力手段60を操作して、入力制御手段70からスキャンの開始が指示される。そして、読取手段20は、読取表示面10全体の走査を開始して、スキャンした読取画像データ40aを画像データベース40に転送する。具体的には、読取面10aの1つのフォトダイオードセンサが1つのピクセルに相当し、2次元状に配列された全てのフォトダイオードセンサから得られた情報を転送して、読取画像データ40aの転送が完了する。
ステップS3では、読取手段20から転送された読取画像データ40aが、画像データベース40に保存される。
ステップS4では、画像解析手段51によって、読取画像データ40aが解析される。つまり、画像解析手段51は、読取画像データ40aにおける原稿の外周を判定するために、原稿のエッジ検出を行う。なお、エッジ検出については公知の方法を用いており、例えば、傾き補正やOCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)などの前処理で行われる方法を適用することができる。
ステップS5では、移動量設定手段54により設定された移動量に基づいて、座標演算手段52は表示座標を算出する。なお、ユーザは、移動量を設定するための指示を指示入力手段60に入力することができ、入力された指示は入力制御手段70によってCPU50に通知される。移動量を設定することによって、表示画像データ40bを表示例1ないし表示例3(図4A、図5Aおよび図6A参照)のいずれかその他の設定とすることができる。なお、読取面10aと表示面10bとで解像度が異なる場合や、読取面10aと表示面10bとで座標空間が異なる場合は、座標演算手段52により座標を変換する演算を施せばよい。
ステップS6では、画像処理手段53によって、読取画像データ40aを元に表示画像データ40bが作成される。なお、画像処理手段53によって、例えば、カラー画像をモノクロ画像に変換することや色の濃度を変化することなど、公知の画像処理を施してもよい。
ステップS7では、表示手段30に表示画像データ40bが表示される。なお、予め読取画像データ40aを表示手段30に表示した後、表示画像データ40bが作成されたときに、表示画像データ40bを表示手段30に表示してもよい。
なお、本実施の形態での各ステップは、読取表示装置1にインストールしてあるコンピュータプログラムを用いて実行することができる。
本実施の形態に係る読取表示方法は、読取表示装置1に、載置された原稿を読み取る読取面10aと画像を表示する表示面10bとが一体とされた読取表示面10での読取および表示をさせるため、読取表示装置1(読取手段)に、読取表示面10の上の原稿を読取画像データ40aとして読み取らせる読取ステップと、読取表示装置1(画像解析手段)に、読取画像データ40aを解析して、原稿の読取表示面10での読取座標を特定させる画像解析ステップと、読取表示装置1(座標演算手段)に、読取座標に基づいて、読取表示面10に表示する際の読取表示面10での表示座標を演算させる座標演算ステップと、読取表示装置1(画像処理手段)に、座標演算ステップの演算結果に基づいて、読取画像データ40aを元に表示画像データ40bを作成させる画像処理ステップと、読取表示装置1(表示手段)に、表示画像データ40bを読取表示面10に表示させる表示ステップとを実行させる。この構成によると、本発明に係る読取表示装置と同様の機能、作用を実現することができる。
本実施の形態に係る読取表示方法では、座標演算ステップは、読取表示装置1に、読取座標に対して予め設定された移動量に基づく演算を施して表示座標を算出させる。
本実施の形態に係る読取表示方法では、移動量は、読取座標と表示座標とが同じ座標となるように設定されている。
本実施の形態に係る読取表示方法では、移動量は、読取座標と表示座標とが異なる座標となるように設定されている。
本実施の形態に係る読取表示方法では、画像解析ステップは、読取表示装置1に、原稿の大きさを特定させ、移動量は、前記原稿の大きさを元に設定されている。
本実施の形態に係る読取表示方法では、読取表示装置1に、移動量を設定するための移動量設定ステップをさらに実行させる。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、載置された原稿を読み取る読取面10aと画像を表示する表示面10bとが一体とされた読取表示面10での読取および表示をさせるため、コンピュータに、読取表示面10の上の原稿を読取画像データ40aとして読み取らせる読取ステップと、コンピュータに、読取画像データ40aを解析して、原稿の読取表示面10での読取座標を特定させる画像解析ステップと、コンピュータに、読取座標に基づいて、読取表示面10に表示する際の読取表示面10での表示座標を演算させる座標演算ステップと、読取表示装置に1、座標演算ステップの演算結果に基づいて、読取画像データ40aを元に表示画像データ40bを作成させる画像処理ステップと、コンピュータに、表示画像データ40bを読取表示面10に表示させる表示ステップとを実行させる。この構成によると、本発明に係る読取表示装置と同様の機能、作用を実現することができる。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムでは、座標演算ステップは、コンピュータに、読取座標に対して予め設定された移動量に基づく演算を施して表示座標を算出させる。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムでは、移動量は、読取座標と表示座標とが同じ座標となるように設定されている。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムでは、移動量は、読取座標と表示座標とが異なる座標となるように設定されている。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムでは、画像解析ステップは、コンピュータに、原稿の大きさを特定させ、移動量は、前記原稿の大きさを元に設定されている。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムでは、コンピュータに、移動量を設定するための移動量設定ステップをさらに実行させる。
1 読取表示装置
10 読取表示面
10a 読取面
10b 表示面
20 読取手段
30 表示手段
40 画像データベース
40a 読取画像データ
40b 表示画像データ
50 CPU
51 画像解析手段
52 座標演算手段
53 画像処理手段
54 移動量設定手段
60 指示入力手段
70 入力制御手段

Claims (8)

  1. 載置された原稿を読み取る読取面と画像を表示する表示面とが一体とされた読取表示面を備える読取表示装置であって、
    前記読取表示面の上の原稿を読取画像データとして読み取る読取手段と、
    前記読取画像データを解析して、原稿の前記読取表示面での読取座標を特定する画像解析手段と、
    前記読取座標に基づいて、前記読取表示面に表示する際の前記読取表示面での表示座標を演算する座標演算手段と、
    前記座標演算手段の演算結果に基づいて、前記読取画像データを元に表示画像データを作成する画像処理手段と、
    前記表示画像データを前記読取表示面に表示する表示手段とを備えること
    を特徴とする読取表示装置。
  2. 請求項1に記載の読取表示装置であって、
    前記座標演算手段は、前記読取座標に対して予め設定された移動量に基づく演算を施して前記表示座標を算出する構成とされていること
    を特徴とする読取表示装置。
  3. 請求項2に記載の読取表示装置であって、
    前記移動量は、前記読取座標により特定される位置と前記表示座標により特定される位置とが一致するように設定されていること
    を特徴とする読取表示装置。
  4. 請求項2に記載の読取表示装置であって、
    前記移動量は、前記読取座標により特定される位置と前記表示座標により特定される位置とが異なる位置となるように設定されていること
    を特徴とする読取表示装置。
  5. 請求項4に記載の読取表示装置であって、
    前記画像解析手段は、原稿の大きさを特定する構成とされ、
    前記移動量は、前記原稿の大きさを元に設定されていること
    を特徴とする読取表示装置。
  6. 請求項2から請求項5までのいずれか1つに記載の読取表示装置であって、
    前記移動量を設定するための移動量設定手段を備えること
    を特徴とする読取表示装置。
  7. 読取表示装置に、載置された原稿を読み取る読取面と画像を表示する表示面とが一体とされた読取表示面での読取および表示をさせるための読取表示方法であって、
    読取表示装置に、前記読取表示面の上の原稿を読取画像データとして読み取らせる読取ステップと、
    読取表示装置に、前記読取画像データを解析して、原稿の前記読取表示面での読取座標を特定させる画像解析ステップと、
    読取表示装置に、前記読取座標に基づいて、前記読取表示面に表示する際の前記読取表示面での表示座標を演算させる座標演算ステップと、
    読取表示装置に、前記座標演算ステップの演算結果に基づいて、前記読取画像データを元に表示画像データを作成させる画像処理ステップと、
    読取表示装置に、前記表示画像データを前記読取表示面に表示させる表示ステップとを実行させること
    を特徴とする読取表示方法。
  8. コンピュータに、載置された原稿を読み取る読取面と画像を表示する表示面とが一体とされた読取表示面での読取および表示をさせるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、前記読取表示面の上の原稿を読取画像データとして読み取らせる読取ステップと、
    コンピュータに、前記読取画像データを解析して、原稿の前記読取表示面での読取座標を特定させる画像解析ステップと、
    コンピュータに、前記読取座標に基づいて、前記読取表示面に表示する際の前記読取表示面での表示座標を演算させる座標演算ステップと、
    コンピュータに、前記座標演算ステップの演算結果に基づいて、前記読取画像データを元に表示画像データを作成させる画像処理ステップと、
    コンピュータに、前記表示画像データを前記読取表示面に表示させる表示ステップとを実行させること
    を特徴とするコンピュータプログラム。
JP2010111402A 2010-05-13 2010-05-13 読取表示装置、読取表示方法およびコンピュータプログラム Active JP5649850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010111402A JP5649850B2 (ja) 2010-05-13 2010-05-13 読取表示装置、読取表示方法およびコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010111402A JP5649850B2 (ja) 2010-05-13 2010-05-13 読取表示装置、読取表示方法およびコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011239350A true JP2011239350A (ja) 2011-11-24
JP5649850B2 JP5649850B2 (ja) 2015-01-07

Family

ID=45326798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010111402A Active JP5649850B2 (ja) 2010-05-13 2010-05-13 読取表示装置、読取表示方法およびコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5649850B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010062939A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Sharp Corp 画像表示/像検知装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010062939A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Sharp Corp 画像表示/像検知装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5649850B2 (ja) 2015-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4787213B2 (ja) マルチタッチ認識機能を有する表示装置
US8669955B2 (en) Portable display device, method of controlling portable display device, program, and recording medium
CN101751177B (zh) 液晶显示器
TWI490761B (zh) 觸控檢測方法及觸控感測器
JP2008305087A (ja) 表示装置
US20140068495A1 (en) Apparatus and method for processing handwriting input
JP2007207056A (ja) 情報入力システム
US20140115445A1 (en) Web page viewing server, web page viewing system, and web page viewing method
JP2016103137A (ja) ユーザインタフェース装置、画像処理装置及び制御用プログラム
WO2014119347A1 (ja) タッチパネル装置およびタッチパネル装置の制御方法
JP2009223430A (ja) 情報処理装置、手書き文字入力方法および手書き文字入力プログラム
JPWO2010116467A1 (ja) 画像表示装置、及び画像処理方法
US20160018917A1 (en) Touch system, touch apparatus, and mobile device
JP5649850B2 (ja) 読取表示装置、読取表示方法およびコンピュータプログラム
EP2975503A2 (en) Touch device and corresponding touch method
JP2015032261A (ja) 表示装置および制御方法
CN111886567B (zh) 操作输入装置、操作输入方法及计算机可读的记录介质
JP6318794B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
KR102553105B1 (ko) 이미지의 컨텐츠의 변경에 기반하여 이미지의 표시 위치 또는 면적을 제어하는 전자 장치
US10681228B2 (en) Display device, control method of display device, and program
KR102569170B1 (ko) 사용자 입력이 유지되는 시간에 기반하여 사용자 입력을 처리하는 방법 및 장치
US10044904B2 (en) Apparatus, image reading method, and storage medium for reading an image of a target object
JP5217589B2 (ja) 帳票イメージ表示装置
EP3579094B1 (en) Display device
JP6016508B2 (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5649850

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150