JP2011234102A - Portable speaker device and electronic appliance - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、イヤホン、ヘッドホン等の携帯用スピーカ装置及び当該携帯用スピーカ装置を備える電子機器に関する。 The present invention relates to a portable speaker device such as an earphone or a headphone, and an electronic apparatus including the portable speaker device.
近年、ポータブルオーディプレーヤ等のオーディオ機器をはじめとした電子機器の小型化及びパーソナル化に伴い、内部にスピーカユニットを有するイヤホン等の携帯用スピーカ装置が広く普及している。 In recent years, along with downsizing and personalization of electronic devices such as audio devices such as portable audio players, portable speaker devices such as earphones having a speaker unit therein have become widespread.
例えば、特許文献1では、ハウジングの一部を着脱交換可能にすることで、ハウジング容積の変更に伴う音質の調整や、外観デザインの変更を可能とするイヤホンが開示されている。 For example, Patent Document 1 discloses an earphone that enables adjustment of sound quality accompanying a change in housing volume and a change in appearance design by making a part of the housing detachable and replaceable.
また、例えば、特許文献2では、電子音響変換器が内蔵されたユニットケース本体を構成するコード導出部材支持部の外周部を、ユニットケース本体の背面に設けられた装飾用のキャップ部材が回動する電気音響変換装置が開示されている。 Also, for example, in Patent Document 2, a decorative cap member provided on the back surface of the unit case main body rotates around the outer periphery of the cord lead member supporting portion constituting the unit case main body in which the electroacoustic transducer is built. An electroacoustic transducer is disclosed.
例えば、特許文献2に示される携帯用スピーカ装置は、キャップ部材とコード導出部材支持部との取り付け機構を備える。このキャップ部材の係合凸部は、コード導出部材支持部に設けられた係合凹部に係合している。キャップ部材をコード導出部材支持部から取り外すことを繰り返す際、係合凸部は破損又は磨耗する。この係合凸部の破損又は磨耗により、キャップ部材はコード導出部材支持部から外れ易くなる場合がある。 For example, the portable speaker device disclosed in Patent Document 2 includes an attachment mechanism for a cap member and a cord lead member support portion. The engaging convex portion of the cap member is engaged with an engaging concave portion provided in the cord lead-out member supporting portion. When the removal of the cap member from the cord lead-out member support portion is repeated, the engagement convex portion is damaged or worn. The cap member may be easily detached from the cord lead-out member support portion due to breakage or wear of the engaging convex portion.
本発明は、上述した事情に鑑みてなされものであって、上述のような問題点を解決することを課題の一例とするものである。すなわち、交換可能な蓋部の被取り付け部に対する固定力を長期的に維持すること、簡便な作業で円滑に取り付けができること等を可能にする携帯用スピーカ装置を提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of the situation mentioned above, Comprising: It solves the above problems as an example of a subject. That is, an object of the present invention is to provide a portable speaker device that can maintain the fixing force of the replaceable lid portion to the attached portion for a long period of time and can be smoothly attached by a simple operation.
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係る携帯用スピーカ装置は、スピーカユニットと、当該スピーカユニットを収容する筐体部と、当該筐体部に取り付けられる蓋部とを備え、前記蓋部と前記筐体部は、前記スピーカユニットの音響放射側に対して逆側に設けられる空気室を構成しており、前記蓋部は、第1の蓋部及び第2の蓋部を備え、前記第1の蓋部が備える嵌合部と、前記第2の蓋部が備える被嵌合部は、当該第1の蓋部と当該第2の蓋部との間に設けられ、前記第1の蓋部は開口部を備え、当該開口部の内側には前記嵌合部が配置されており、前記第2の蓋部は、前記被嵌合部を支持する底面部と、当該底面部と当該被嵌合部との間に間隙を備え、前記第1の蓋部の開口部は、前記被嵌合部の外形に対応する平面形状を備え、前記被嵌合部は、第1の蓋部の開口部及び前記嵌合部の外形に対応する平面形状を備え、前記嵌合部は前記第2の蓋部の間隙内に配置され、前記被嵌合部は前記第1の蓋部の開口部に配置されて、当該嵌合部および当該被嵌合部が互いに取り外し可能に嵌合することを特徴とする。 In order to solve the above-described problem, a portable speaker device according to the first aspect of the present invention includes a speaker unit, a housing portion that houses the speaker unit, and a lid portion that is attached to the housing portion. The lid portion and the casing portion constitute an air chamber provided on the opposite side to the sound radiation side of the speaker unit, and the lid portion includes a first lid portion and a second lid portion. A fitting portion provided in the first lid portion and a fitted portion provided in the second lid portion are provided between the first lid portion and the second lid portion, The first lid portion includes an opening portion, the fitting portion is disposed inside the opening portion, the second lid portion includes a bottom surface portion that supports the fitted portion, A gap is provided between the bottom surface portion and the fitted portion, and the opening of the first lid portion is a planar shape corresponding to the outer shape of the fitted portion. The fitted portion has a planar shape corresponding to the opening of the first lid portion and the outer shape of the fitting portion, and the fitting portion is disposed in the gap of the second lid portion. The fitted portion is disposed in the opening of the first lid portion, and the fitting portion and the fitted portion are detachably fitted to each other.
また、上記課題を解決するために、請求項21に記載の発明に係る電子機器は、請求項1に記載の携帯用スピーカ装置を備えることを特徴とする。 In order to solve the above problem, an electronic apparatus according to a twenty-first aspect of the present invention includes the portable speaker device according to the first aspect.
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明に係る携帯用スピーカ装置の一実施の形態であるイヤホン10の構成について、図1、図2及び図3を用いて説明する。図1は、本発明に係る携帯用スピーカ装置の一実施の形態であるイヤホン10の外観構成を模式的に示す斜視図である。図2は、本発明に係る携帯用スピーカ装置の一実施の形態であるイヤホン10の内部構成を模式的に示す斜視図である。図3は、本発明に係る携帯用スピーカ装置の一実施の形態であるイヤホン10を分解した状態の各部の構成を模式的に示す分解斜視図である。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
A configuration of an
図1、図2及び図3に示すように、本実施の形態のイヤホン10は、スピーカユニット400と、筐体部500と、耳介挿入部600と、蓋部20とを備えている。そして、本実施の形態のイヤホン10の蓋部20は、第1の蓋部100と、第2の蓋部200と、第3の蓋部300とからなる。
As shown in FIGS. 1, 2, and 3, the
スピーカユニット400は、音声信号発生源となるオーディオ機器等から送信される音声信号を音波に変換するための公知の構成要素を有する電気音響変換素子を備えている。電気音響変換素子は、動電型(ダイナミック型)の電気音響変換素子、圧電型の電気音響変換素子等、特に限定されない。本実施の形態では、スピーカユニット400は、動電型の電気音響変換素子であり、フレームと、フレームに支持される振動体と、磁気回路とを備える。振動体は、振動板、エッジ、ボイスコイル、ボイスコイル支持部を備える。磁気回路は、ヨーク、磁石、プレートを備える。このスピーカユニット400が有するフレームは、筐体部500に支持されている。スピーカユニット400の前面側(音響放射側)、背面側(音響放射側に対して逆側)における各空間は、振動板によって区画されている。また振動板が、通気性が低い又は実質的に通気性がない材料で形成され、各空間を空気が移動することを実質的に抑止しても構わない。また、スピーカユニット400の背面側の空間は、スピーカユニット400、筐体部500、蓋部20とで実質的に気密となっていても構わない。なお、スピーカユニット400の背面側の空間が気密である場合、筐体部500とフレームとが互いに周方向で接触することで、空気がフレームと筐体部500との間を通過するのを抑止しても構わない。
The
筐体部500は、スピーカユニット400を収容している。また、筐体部500は、スピーカユニット400から放射された音波を、耳介挿入部600を介して外耳道に導く音響管510を備えている。蓋部20の中心軸は、音響管510の中心軸に対して所定の角度を成している。また、音響管510は、筐体部500に対して連続して形成されていることに限らず、筐体部500から取り外し可能に別部材で形成されても構わない。
The
また、筐体部500と音響管510とは、一体成形されていてもよい。また、蓋部20に対する音響管510の角度を変化可能となるように、筐体部500と音響管510とを係合させ、連結しても構わない。この場合、ユーザーは好みに合わせて音響管510の角度を調節して、ユーザーの耳に対して適切な装着状態を維持することができる。また、筐体部500の材料は、樹脂材料(例えば、PSやABS等)、金属(例えば、アルミニウム、鉄等)、又はこれらの複合材等を用いることができる。
Moreover, the housing |
耳介挿入部600は、音響管510を通過するスピーカユニット400からの音波を外耳道に導く。耳介挿入体600は、音響管510の一部に支持される筒状部610と、耳介と接する外耳道接触部620とを備えている。筒状部610は、音響管510に対して着脱可能にしても構わない。外耳道接触部620は、弾性体で構成することで、ユーザーに適度な装着感を与え、適切な装着状態を維持することができる。また、異なる外形の外耳道接触部620を有する複数の耳介挿入部600をイヤホン10が備え、ユーザーの好みに合わせて適宜交換できるように構成しても構わない。
The
また、耳介挿入部600と音響管510との間に、音質を調整できる音響用フィルタ(図示せず)が配置されても構わない。音響用フィルタの配置位置は、例えば、耳介挿入部600側における音響管510の端部、又は蓋部200側における音響管510の端部、これら端部間の中間部であってもよい。なお、外耳道接触部620は、例えば、シリコーンゴム等の樹脂材料で構成されても構わない。
Further, an acoustic filter (not shown) that can adjust the sound quality may be disposed between the
蓋部20は、筐体部500の音響管510側とは逆側に取り付けられている。この蓋部20は、筐体部500内に配置されるスピーカユニット400の背面側(音響放射側に対し逆側)にて、空気室700を形成している。この空気室700は、実質的には、筐体部500、スピーカユニット400、蓋部20とで構成されている。
The
蓋部20は、第1の蓋部100と、第2の蓋部200と、第3の蓋部300とを備える。本実施の形態では、一方の蓋部としての第1の蓋部100が他方の蓋部としての第2の蓋部200を介して筐体部500に取り付けられている。なお、一方の蓋部と他方の蓋部とはそれぞれ後述する開口部を有している。空気室700は、この開口部によって開口されている。なお、蓋部20は、公知の樹脂材料で構成される。また、蓋部20は、筐体部500と同様の材料で構成されても構わない。
The
第1の蓋部100は、筐体部500側に嵌合部110を備える。第2の蓋部200は、嵌合部110に対応する被嵌合部210を備える。この嵌合部110と被嵌合部210とは、着脱可能に嵌合する。なお、これ以降、嵌合部110と被嵌合部210とを嵌合し、第1の蓋部100を第2の蓋部200に対して取り付ける動作や、第1の蓋部100を第2の蓋部200から取り外す動作を総称して、単に嵌合動作と呼称する。本実施の形態では、嵌合部110と被嵌合部210とが着脱可能に嵌合しており、イヤホン10は、第1の蓋部100と第2の蓋部200との取り付け機構を備える。
The
そして、第1の蓋部100の筐体部500側とは逆側には、第3の蓋部300が取り付けられている。この第3の蓋部300は、スピーカユニット400、蓋部20、筐体部500とで構成される空気室700を気密にしている。また、スピーカユニット400側における、第3の蓋部300の近傍に吸音材(図示せず)が設けられており、第3の蓋部300から外部への音漏れを抑制している。第3の蓋部300の外表面は、様々な形状・模様・色彩を施して多様なデザインとすることができる。また、イヤホン10が複数種類の第3の蓋部300を備えることで、ユーザーが好みに合わせて適宜交換することを可能にする。なお、イヤホン10は、形状が異なる第3の蓋部300を複数備えていても構わない。また、イヤホン10が、形状が実質的に同じであるか、或いは意匠性が異なる第3の蓋部300を複数備えても構わない。
A
次に、イヤホン10について、第1の蓋部100の構成及び第2の蓋部200の構成、並びに両者が取り付けられた状態での各部の構成を、図4及び図5並びに図6を用いて詳細に説明する。図4は、本発明に係る携帯用スピーカ装置の一実施の形態であるイヤホン10の第1の蓋部100の構成を模式的に示す斜視図であって、図4(a)は第3の蓋部300側(筐体部500側とは逆側)から見た斜視図、図4(b)は筐体部500側から見た斜視図である。図5は、本発明に係る携帯用スピーカ装置の一実施の形態であるイヤホン10の第2の蓋部200の構成を模式的に示す斜視図であって、図5(a)は第1の蓋部100側(筐体部500側とは逆側)から見た斜視図、図5(b)は第1の蓋部100側(筐体部500側とは逆側)から見た正面図、図5(c)は筐体部500側から見た底面図である。図6は、本発明に係る携帯用スピーカ装置の一実施の形態であるイヤホン10の第2の蓋部200に対して第1の蓋部100を取り付けた状態の各部の内部構成を模式的に示す斜視図である。
Next, with regard to the
第1の蓋部100は、図4に示すように、底面部120と、底面部120の内周部120Aから内側に向けて延在する嵌合部110と、底面部120を囲む外周筒部130とを備えている。底面部120の外形は、矩形の平面形状を有している。底面部120の外形は、筐体部500と略同じ又は大きい。第1の蓋部100は、底面部120の内側(例えば、中央)に、被嵌合部210に対応する形状を有する開口部121を備える。開口部121は、略円形状に形成されており、その外径は、被嵌合部210の径方向の外形寸法と略同じ又は大きい。
As shown in FIG. 4, the
また、嵌合部110は、対向する一対の嵌合片110L、110Rを備える。嵌合片110L、110Rは、底面部120の内周側面から底面部120の内側又は中央に向かって、板状に形成されている。また、開口部121は、平面形状が略円形状である第1の開口部121Aと、平面形状が矩形状である第2の開口部121B(121L、121R)とを備える。第2の開口部121L、121Rは、第1の開口部121Aを挟んで対向して配置され、第1の開口部121Aより外周筒部130側に配置されている。嵌合片110L、110Rが有する外側端部又はその一部は、底面部120或いは外周筒部130に支持され、第2の開口部121B内に配置されている。また、嵌合片110L、110Rの内側端部又はその一部が、第2の開口部121Bから内側に突出している。これにより、嵌合片110L、110Rは、外周筒部130から開口部121に向かう方向(径方向)にて所定の長さを備え、嵌合動作が可能な撓み量となる長さに設定されている。
Moreover, the
また、図4(b)及び図6に示すように、嵌合片110L、110Rは、外側端部と内側端部との間に傾斜状部111を備える。この傾斜状部111は、嵌合片110L、110Rの外側端部から内側端部にかけて、被嵌合部210側に緩やかに傾斜している。本実施の形態では、嵌合片110L、110Rの内側端部側であって、上記の傾斜する部分が傾斜状部111となっている。すなわち、嵌合片110L、110Rの内側端部は、底面部120の形成面に対して被嵌合部210側に配置されている。
Further, as shown in FIGS. 4B and 6, the
嵌合部110が傾斜状部111を備えることで、被嵌合部210に対し付勢力を作用させることができる。特に、第1の蓋部100を第2の蓋部200に対して取り付ける際、嵌合片110L、110Rが、後述する被嵌合片210L、210Rによって筐体部500側に押圧されて撓むことにより、付勢力を被嵌合片210に作用させる。これにより、第1の蓋部100と第2の蓋部200との固定力を比較的大きくでき、意図しないで外れることを抑止することができる。また、第2の蓋部200の後述する平坦部222が、傾斜状部111に対して第1の蓋部100に向かう方向に外力を作用させ、被嵌合片210が、傾斜状部111に対して筐体部500に向かう方向に外力を作用させることで、傾斜状部111を筐体部500側に湾曲させても構わない。この湾曲した傾斜状部111は、被嵌合部210に比較的大きい付勢力を作用させることが可能になる。なお、本実施の形態では、第1の蓋部100が第2の蓋部200に固定される強さ(すなわち、固定力)、又は嵌合部110と被嵌合部210とが固定される強さを、以下、単に嵌合強度と呼称する。
Since the
また、嵌合部110が有する内側端部の被嵌合部210側には、凸部115が設けられている。凸部115は、後述する被嵌合片210L、210Rに設けられた凹部215と対応している。また、この凸部115は、図6に示すように、凹部215に対応する配置及び寸法を有している。これにより、第1の蓋部100を第2の蓋部200に取り付けた際に、第1の蓋部100が第2の蓋部200に対して周方向に外力が作用しても、凸部115と凹部215との係合によって、嵌合強度を比較的大きくすることができる。また、凸部115は、半球面等の滑らかな表面形状であっても良く、矩形等の突起形状であっても構わない。また、嵌合部110と被嵌合部210とが嵌合する際、傾斜状部111を設けたことにより、凸部115が凹部215内に嵌まり、比較的大きい固定力を得ることができる。
Moreover, the
外周筒部130は、底面部120の外周部を囲むと共に立設されている。また、外周筒部130は、その中心軸方向における長さは、底面部120の厚みより大きい厚さを備える。また、筐体部500側における外周筒部130の内側側面には、後述する第2の蓋部200の段部232と係合する段部131が設けられている。これにより、第1の蓋部100を第2の蓋部200に取り付けた際、第1の蓋部100が第2の蓋部200に対して径方向にて外力が作用しても、段部131と段部232との係合によって、第1の蓋部100と第2の蓋部200とが位置ズレすることを抑止でき、嵌合強度を比較的大きくすることができる。
The outer peripheral
第2の蓋部200は、図5に示すように、底面部220と、底面部220の外周部を囲む外周筒部230と、第1の蓋部100の嵌合部110と嵌合する被嵌合部210と、被嵌合部210を底面部220から離れた位置にて支持する壁部240と、壁部240から外側に突出する板状の天面部250とを備えている。底面部220は、矩形の平面形状を有する。また、底面部220の外形は、第1の蓋部100と同様に、筐体部500と略同じ又は大きい。底面部220の内側(例えば、中央)には、図5(a)に示すように、嵌合部110に向かって壁部240が立設されている。
As shown in FIG. 5, the
壁部240は、底面部220の内側から周方向に沿って立設される第1の壁部241(241A、241B)と、第1の壁部241に連続して立設される第2の壁部242(242A、242B)と、第2の壁部242に連続して立設される第3の壁部243(243L、243R)と、第1の壁部241に連続して立設される第4の壁部244(244A、244B)とを備える。第2の壁部242は、第1の壁部241を基端として径方向に沿って延出する。第3の壁部243は、第1の壁部241と第2の壁部242とを連結し、天面部250の外周部に沿って延在する。第4の壁部244は、第1の壁部241の配置位置に対して、第3の壁部243側とは逆側に配置されている。また、被嵌合部210は、第1の壁部241、第4の壁部244、第3の壁部243の一部とで構成される凹部を、平面形状として備える。即ち、被嵌合部210の平面形状は、径方向にて、凹部を備える。
The wall portion 240 includes a first wall portion 241 (241A, 241B) that is erected along the circumferential direction from the inside of the
第1の壁部241Aと241Bの間の距離は、嵌合部110の嵌合片110Lと嵌合片110Rとの距離と略同じ又は小さい。また、嵌合動作の際、第1の壁部241Aと241Bとの間に、嵌合片110L、110Rが挿入されて配置される。嵌合動作は、後述するように(図7参照)、例えば、第1の蓋部100を第2の蓋部200に対してねじ込むような回転動作である。このねじ込む回転動作の際、嵌合片110L、110Rの外周側面が壁部240に当接し、回転動作の回転軸が実質的に被嵌合部210の中心軸となる。
The distance between the
第2の壁部242A、242Bは、被嵌合部210の中心位置に対して、点対称に配置されている。第2の壁部242A、242B間の距離は、第1の蓋部100が有する第1の開口部121Aの外径と略同じ又は小さい。第2の壁部242は、嵌合部110を被嵌合部210に嵌合する際の、嵌合部110の回転方向に対して交差する方向に延在する。そして、第2の壁部242は、第1の蓋部100を第2の蓋部200に対して取り付ける回転動作の際、第1の蓋部100の回転動作を抑止する。即ち、第2の壁部242は、嵌合片110L、110Rが被嵌合部210の中心軸に対して回転動作する、回転動作規制部の一部となっている。このため、第1の蓋部100は、第2の蓋部200に対して所定の位置に配置され、第1の蓋部100と第2の蓋部200との取り付けを可能にする。
The
第3の壁部243Lと243Rとの間の距離は、第1の蓋部100が有する第1の開口部121Aの外径と略同じ又は小さい。嵌合片110L、110Rは、第1の蓋部100の回転動作の際、第3の壁部243L、243Rに当接又は沿って移動する。即ち、第3の壁部243は、嵌合片110L、110Rが被嵌合部210の中心軸に対して回転動作する、回転動作規制部の一部となっている。
The distance between the
第4の壁部244は、第1の壁部241の外側にて、径方向に延在する。第4の壁部244Aと244Bとの間の距離は、第1の蓋部100が有する第1の開口部121Aの外径と略同じ又は小さい。第4の壁部244は、嵌合部110を被嵌合部210から離合する際の、嵌合部110の回転方向に対して交差する方向に延在する。そして、第4の壁部244は、第1の蓋部100を第2の蓋部200に対して取り外す回転動作の際、第1の蓋部100の回転動作を抑止する。即ち、第4の壁部244は、嵌合片110L、110Rが被嵌合部210の中心軸に対して回転動作する、回転動作規制部の一部となっている。このため、第1の蓋部100は、第2の蓋部200に対して所定の位置に配置され、第1の蓋部100と第2の蓋部200との取り外しを可能にする。
The
壁部240の上部側(第1の蓋部100側)には、嵌合部110に対応する被嵌合部210が設けられている。被嵌合部210は、被嵌合片210Lと被嵌合片210Rとを備える。被嵌合片210L、210Rは、天面部250に連続して板状に形成されている。また、被嵌合片210L、210Rの外周部は、第1の壁部241、第2の壁部242、第3の壁部243に沿う形状を備える。また、被嵌合部210の外周部の一部は、第3の壁部243の外径より大きい外径を有する。即ち、第3の壁部243近傍に配置される被嵌合片210の外周部は、第3の壁部243より外側に突出している。第3の壁部243近傍に配置される被嵌合部210の外周部は、第1の嵌合部をねじ込む際、嵌合部110L、110Rの上端部(第1の蓋部100側)の動作を、上下方向(第2の蓋部200の中心軸に沿う方向)にて規制する。被嵌合部210、特に第3の壁部243近傍に配置される被嵌合部210の外周部は、回転動作規制部の一部となっている。
A
また、被嵌合片210L、210Rは、図5(b)に示すように、半円板状に形成されている。また、嵌合動作の際、被嵌合片210Lと被嵌合片210Rとの間に、嵌合片110Lと嵌合片110Rが挿入される。また、被嵌合片210L、210Rは、第1の蓋部100の開口部121内に配置される。
Moreover, the to-
また、被嵌合片210L、210Rの底面(筐体部500に対向する面)には、周方向に沿って、傾斜状部210Aが設けられている。この傾斜状部210Aを設けることで、第2の壁部242から第3の壁部243に向かう方向にて、被嵌合部210の厚さが小さくなっている。また、傾斜状部210Aと底面部220との間の距離は、第2の壁部242から第3の壁部243に向かう方向にて大きくなっている。第2の蓋部200が傾斜状部210Aを備えることで、嵌合動作の際、被嵌合部210は嵌合部110に対して比較的大きい付勢力を作用させることができる。特に、第1の蓋部100を第2の蓋部200に対して回転するに伴い、嵌合片110L、110Rが徐々に筐体部500側に押圧されて、被嵌合片210L、210Rに対する付勢力が徐々に増大する。このため、嵌合部110と被嵌合部210は、比較的大きい嵌合強度で嵌合することができる。また、嵌合動作後、嵌合部110による被嵌合部210への付勢力を比較的大きい状態で維持することが可能となる。
In addition,
また、被嵌合片210L、210Rの底面(筐体部500に対向する面)には、図5(c)及び図6に示すように、嵌合部110の凸部115と係合する凹部215が設けられている。この凹部215を設けることで、嵌合部110の凸部115と被嵌合部210の凹部215とが係合し、比較的大きい嵌合強度で嵌合することができる。また、周方向に沿う外力が第1の蓋部100に作用して、意図せず、嵌合部110が被嵌合部210から外れることを抑止できる。
Further, as shown in FIG. 5C and FIG. 6, a concave portion that engages with the
一方、底面部220は、第1の壁部241、第2の壁部242、第3の壁部243を囲む平坦部222を備える。平坦部222は、図6に示すように、嵌合時に嵌合片110L、110Rの一部と当接する。この平坦部222は、傾斜状部111を有する嵌合部110の一部を、第2の蓋部200に対して所定の高さで支持する。この時、傾斜状部111の内側端部は、平坦部222に対して被嵌合部210側に配置される。このため、嵌合動作の際、傾斜状部111は、被嵌合部210に比較的大きい付勢力を作用させることができる。また、傾斜状部111による被嵌合部210に対する付勢力が比較的大きい状態で、嵌合片110L、110Rを固定することができ、嵌合強度を向上させることができる。
On the other hand, the
また、第2の蓋部200が有する外周筒部230は、平坦部222から外周部にかけて、係合部としての段部232を備える。一方、第1の蓋部100の外周筒部130は、傾斜状部111から外周部にかけて、第2の蓋部が有する段部232に対応する、被係合部としての段部131を備える。第2の蓋部200の段部232と第1の蓋部100の段部131とが係合することで、第1の蓋部100が第2の蓋部200に対し、径方向或いは中心軸方向にて位置決めされること、第1の蓋部100と第2の蓋部200とを固定することが可能になる。
Moreover, the outer
また、底面部220の角部には、傾斜面部223が設けられている。この傾斜面部223は、底面部220から外周筒部230に向かう方向にて、低くなっている。すなわち、底面部220の角部近傍では、底面部220から外周筒部230に向かう方向にて、平坦部222、傾斜面部223、外周筒部230の上端部231の順番で配設されている。この傾斜面部223を設けることで、嵌合動作の際、第2の蓋部200に対して第1の蓋部100を効率良く回転させることができる。特に、第2の蓋部200の角部近傍に傾斜面部223が設けられていない場合には、第1の蓋部100が第2の蓋部200から周方向に沿う反力を受ける。傾斜面部223を第2の蓋部200の底面部220の角部近傍に設けることで、反力を比較的小さくすることができる。
In addition, inclined
また、第1の蓋部100が回転するにつれて、後述するように(図8参照)、段部131が傾斜面部223に沿って乗り上がり、嵌合片110L、110Rが被嵌合片210L、210Rに効率良く嵌合させることができる。よって、底面部220の角部に傾斜面部223を設けることで、円滑な嵌合動作を実現することができる。
As the
ここで、図6に示すように、第2の蓋部200の底面部220と第1の蓋部100とが接触する面を含む平面をX面とする。また、第2の蓋部200の被嵌合部210の底面側(筐体部500側)と嵌合部110とが接触する面を含む平面をY面とする。また、第1の蓋部100の底面部120の筐体部500側とは逆側の面(第2の蓋部200の天面部250の筐体部500とは逆側の面と略同じ平面)を含む平面をZ面とする。更に、外周筒部130または外周筒部230の内部であって、X面とY面との間隙を第1の間隙721とし、Y面とZ面との間隙を第2の間隙722とする。
Here, as shown in FIG. 6, a plane including a surface where the
図6に示されるように、第2の蓋部200は、中心軸方向における被嵌合部210と底面部220との間に、第1の間隙721を備える。第1の蓋部100は、外周筒部130の内側にて、第2の間隙722を備える。嵌合部110は、第2の間隙722内に配置され、被嵌合部210は第2の間隙722内に配置されている。また、嵌合部110は、径方向で異なる位置に配置される底面部220と被嵌合部210とにより挟み込まれて固定されている。このとき、嵌合部110の傾斜状部111、被嵌合部210の傾斜状部210A、及び底面部220の平坦部222が設けられていることによって、中心軸方向にて、比較的大きな嵌合強度を得ることができる。また、段部131と段部232とが係合して固定されていることによって、径方向で比較的大きな嵌合強度を得ることができる。また、凸部115と凹部215とが係合して固定されていることによって、周方向に比較的大きな嵌合強度を得ることができる。
As shown in FIG. 6, the
図5には、第2の蓋部200の底面部220が開口部221を備えることが示されている。この開口部221は、第3の壁部243又は平坦部222に隣接して配置されている。開口部221は、嵌合部110に対向する位置に配置されている。開口部221は、湾曲状の平面形状を備え、被嵌合部210の下方側(筐体部500側)に配置されている。また、開口部221は、図示の例では、第1の壁部241、第2の壁部242、第3の壁部243に沿って形成されている。
FIG. 5 shows that the
また、筐体部500と蓋部20との間には、空気室700が設けられている。この空気室700は、図6に示すX面を境界面として筐体部500側を第1の空気室710に、筐体部500側とは逆側(第1の蓋部100側)を第2の空気室720に分けられる。第1の空気室710は、筐体部500と第2の蓋部200との間に設けられている。第2の空気室720は、第2の蓋部200と第1の蓋部100との間に設けられている。また、第1の空気室710は、第2の蓋部200が備える開口部221を介して、第2の空気室720と連通している。第2の空気室は、開口部221、開口部121、第1の間隙721、第2の間隙722とで構成されている。また、空気室700は、筐体部500側に配置されるスピーカユニット400、第3の蓋部300とで、気密になっている。
An
一般に、スピーカユニット400の音響特性は、スピーカユニット400の背面側における空間の容積(本実施の形態では空気室700の容積の大きさに相当)に影響されることが知られている。本実施の形態では、蓋部20を設けることで、スピーカユニット400の背面側における空間を比較的大きくすることができる。特に、筐体部500と、第1の蓋部100、第2の蓋部200、第3の蓋部300とで空気室700を構成することで、比較的大きい容積をスピーカユニット400の背面側に設けることができる。このため、イヤホン10の音響特性を向上させることができる。
In general, it is known that the acoustic characteristics of the
また、例えば、空気室700の容積を変化させてイヤホン10の音響特性を調整すべく、複数の蓋部20をイヤホン10は備えていても構わない。複数の蓋部20は互いに異なる形状を備えることで、筐体部500との間に設けられる空気室700を異なる容積に変更可能にする。特に、第1の蓋部100は第2の蓋部200に対して取り外し可能に接続されている。そのため、ユーザーの好みに合わせて、適宜第1の蓋部100を交換することで、ユーザーの好む音響特性をイヤホン10が備えることができる。また、イヤホン10の音響特性を調整すべく、複数の吸音材をイヤホン10は備えていても構わない。
Further, for example, the
次に、イヤホン10の第1の蓋部100と第2の蓋部200とを取り付ける動作の説明を、図7及び図8を用いて詳細に説明する。図7は、本発明に係る携帯用スピーカ装置の一実施の形態であるイヤホン10の第2の蓋部200に対して第1の蓋部100を取り付ける動作中の各部の外観構成を模式的に示す斜視図である。図8は、本発明に係る携帯用スピーカ装置の一実施の形態であるイヤホン10の第2の蓋部200に対して第1の蓋部100を取り付ける動作中の各部の内部構成を模式的に示す斜視図である。
Next, the operation of attaching the
第2の蓋部200に対して第1の蓋部100を取り付ける際、まず、図7(a)に示すように、嵌合部110と被嵌合部210とを、所定の位置に配置した後、嵌合部110を被嵌合部210に挿入する。具体的には、まず、図8(a)に示すように、第1の蓋部100を第2の蓋部200に当接させる。この時、被嵌合部210は、第1の蓋部100の開口部121内に配置される。また、嵌合部110は、被嵌合部210の凹部(第1の壁部241、第4の壁部244、第3の壁部243の一部とで構成される凹部)内に配置される。このとき、第1の蓋部100の段部131は、図8(a)に示すように、第2の蓋部200の外周筒部230の上端部231と接触している。
When the
図7(b)に示すように、第1の蓋部100を第2の蓋部200に対して回転させる。具体的には、第1の蓋部100を、第2の蓋部200の中心軸を回転軸として時計回りに90°回転させる。このとき、段部131は、図8(b)に示すように、外周筒部230の一部である上端部231から離れ、外周筒部230の他の一部である傾斜面部223に乗り上げる。また、第1の蓋部100は、第2の蓋部200から浮き上がる。第1の蓋部100を回転させる際、傾斜面部223を設けていることにより、底面部220の角部付近で回転方向に対する反力が比較的小さく、比較的小さい回転力で第1の蓋部100を回転させることができる。
As illustrated in FIG. 7B, the
段部131が傾斜面223に乗り上げることで、嵌合部110の嵌合片110L、110Rは、被嵌合部210の被嵌合片210L、210Rの底面に押圧される。また、嵌合部110の嵌合片110L、110Rは、底面部220の平坦部222と天面部250との間(具体的には第1の間隙721)に進入する。また、被嵌合部210が傾斜状部210Aを備えることで、嵌合片110L、110Rは、被嵌合片210L、210Rに付勢力を作用させることができる。このため、第1の蓋部100の中心軸方向における揺動を規制することができ、円滑な嵌合動作を可能にする。
When the
図7(c)に示すように、第1の蓋部100を時計回りに90°回転させると、嵌合部110が第2の壁部242に当接し回転動作が制限される。このとき、段部131は、傾斜面部223を乗り越えて、外周筒部130の周方向における所定の位置にて、外周筒部230の段部232と係合する。この間、第2の蓋部200に対して浮き上がった第1の蓋部100は、第2の蓋部200へ沈み込む動作をする。この沈み込む動作の際、第2の蓋部200が傾斜面部223を備えることで、スムーズな嵌合動作が可能となる。また、嵌合片110L、110Rは、被嵌合片210L、210Rの底面側と平坦部222との間に、被嵌合片210L、210Rに付勢力を作用させた状態で挟持される。
As shown in FIG. 7C, when the
また、嵌合動作における嵌合片110L、110Rは、凸部115を備えることで、被嵌合片210L、210Rに対し、比較的大きい付勢力を作用させることができる。また、嵌合動作が終了する際、凸部115と凹部215とが係合する際、凸部115と凹部215とが接触する接触音や、段部131と上端部231とが衝突する衝突音や振動が生じる。ユーザーは、この接触音、衝突音や振動により、嵌合動作が終了したことを認識することができる。よって、必要以上に嵌合動作を行うことを抑止でき、嵌合片110L、110Rには負荷が加わることを抑止できる。
In addition, the
このように、第1の蓋部100を第2の蓋部200に取り付ける動作は、第1の蓋部100の嵌合部110を第2の蓋部210へ挿入し、時計回りへ90°回転させるという簡便な動作で、比較的大きい嵌合強度を得ることができる。また、第1の蓋部100を第2の蓋部200から取り外す動作は、取り付ける際の回転方向とは逆向きに回転させることで実現することができる。この取り外し動作は、取り付け動作と実質的に同様であるため、説明を省略する。
As described above, the operation of attaching the
上述したように、本実施の形態では、蓋部20は、第1の蓋部100における嵌合部110の傾斜状部111、第2の蓋部200における被嵌合部210の傾斜状部210A、及び底面部220の平坦部222を備える。このため、嵌合部110を被嵌合部210及び底面部220によって中心軸方向にて挟んで固定することができる。また、嵌合動作時、嵌合動作後も、嵌合片110L、110Rによる付勢力が被嵌合部210に作用し、意図せず、第1の蓋部100と第2の蓋部200とが外れることを抑止できる。また、第2の蓋部200が傾斜面部223を備えることで、比較的小さい回転力で第1の蓋部100を第2の蓋部200から取り外すことができる。従って、円滑な嵌合動作と同時に、第1の蓋部100と第2の蓋部200とが、比較的大きい嵌合強度で固定されることを可能にする。
As described above, in the present embodiment, the
また、本実施の形態では、第1の蓋部100における外周筒部120の段部131と第2の蓋部200における外周筒部230の段部232とが係合して固定されている。また、嵌合部110の凸部115と被嵌合部210の凹部215とが係合して固定されている。第1の蓋部100と第2の蓋部200が、これら段部131、232、凸部115、凹部215を備えることにより、径方向や周方向において比較的大きな嵌合強度を得ることができる。
In the present embodiment, the
また、一般に蓋部の取り付け動作時には、係合部や被係合部には大きな負荷が加わる。また、この取り付け動作が繰り返されることで、係合部又は被係合部の一部が磨耗したり、損傷したりする場合がある。このような磨耗や損傷が発生すると係合部と被係合部との間の固定力が低減してしまう場合がある。本実施の形態では、上述のような嵌合機構を採用することで、磨耗や損傷の発生を抑止することができる。 In general, a large load is applied to the engaging portion and the engaged portion during the lid attaching operation. Further, when this attachment operation is repeated, the engaging portion or a part of the engaged portion may be worn or damaged. When such wear or damage occurs, the fixing force between the engaging portion and the engaged portion may be reduced. In the present embodiment, it is possible to suppress the occurrence of wear and damage by adopting the fitting mechanism as described above.
このように、本実施の形態では、固定力を長期的に維持すること、簡便な作業で円滑な取り付け動作をすることを可能にする。また、イヤホンが備える複数の蓋部から、適切な蓋部を選択して交換することで、ユーザーの好みに適合した音響特性を得ることができる。 As described above, in the present embodiment, it is possible to maintain the fixing force for a long time and to perform a smooth attachment operation with a simple operation. In addition, by selecting and exchanging an appropriate lid from a plurality of lids included in the earphone, it is possible to obtain acoustic characteristics suitable for the user's preference.
ところで、上記イヤホン10を、例えばポータブルオーディオプレーヤ、ポータブルビデオプレーヤ、テレビ、パソコン、携帯電話、卓上型オーディオプレイヤー等の電子機器に用いても構わない。図9は、本発明に係る携帯用スピーカ装置の一実施の形態であるイヤホン10を備えたポータブルオーディオプレーヤ900の外観構成を模式的に示す正面図である。ポータブルオーディオプレーヤ900は、樹脂材料や金属部材で形成された携帯型ケース901、携帯型ケース901の正面902上に設けられた各種操作スイッチ903及びディスプレイ904を備える。また、ポータブルオーディオプレーヤ900は、底面905にコネクタを備え、ポータブルオーディオプレーヤ900内の信号生成装置と、他の電子機器内の信号処理装置とを相互に電気的に接続することができる。
Incidentally, the
イヤホン10は、リモートコントローラ部906、プラグ部907及びコード部908と共に、ポータブルオーディオプレーヤ900に外付品として取り付けられる。リモートコントローラ部906は、その小型スイッチ、小型モニタ等により、ポータブルオーディオプレーヤ900を、コード部908を介して、リモートコントロール可能に構成されている。リモートコントローラ部906は、例えば、音量調整、左右耳用ごとの出力バランス制御、画面表示内容や番組或いはゲーム内容の選択、変更等を外部操作により実行可能に構成されている。また、このような制御は、正面902上に設けられた操作スイッチ903で行うことも可能である。また、イヤホン10は、コード部908を介して受信した音声信号を音波に変換して音声出力するように構成されている。
The
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。本実施の形態では、携帯用スピーカ装置として、イヤホン10を記載したが、これに限定されず、ヘッドホン等であっても構わない。
As described above, the embodiments of the present invention have been described in detail with reference to the drawings. However, the specific configuration is not limited to these embodiments, and the design can be changed without departing from the scope of the present invention. Is included in the present invention. In addition, each of the above-described embodiments can divert each other's technology as long as there is no particular contradiction or problem in its purpose and configuration. In the present embodiment, the
本実施の形態では、容積が互いに異なる第1の蓋部100、又は互いに材料等が異なる吸音材を備える第1の蓋部100を複数用意し、ユーザーの好みに合わせて適宜交換するように構成できる。これにより、ユーザーの好みに合う音響特性をイヤホン10が提供することができる。
In the present embodiment, a plurality of
また、本実施の形態では、筐体部500側に嵌合部110を備える第1の蓋部100が配置され、この第1の蓋部100の背面側に被嵌合部210を備える第2の蓋部200が配置されている。これに限定されず、必要に応じて、被嵌合部210を備える第1の蓋部100が配置され、この第1の蓋部100の背面側に、嵌合部110を備える第2の蓋部100が配置されても構わない。この場合、第1の蓋部200が備える被嵌合部210は、第2の蓋部200側に設けられる。また、第2の蓋部200が備える嵌合部110は、第1の蓋部100側に設けられる。また、本実施の形態では、第1の蓋部の底面部120及び第2の蓋部220の外形形状は矩形としたが、本発明はこれに限定されず、例えば八角形など、複数の湾曲状又は複数の直線状と、隣接する2つの湾曲部又は2つの直線部とで構成される複数の角部を備える、多角形状にすることもできる。
Further, in the present embodiment, the
10 イヤホン
20 蓋部
100 第1の蓋部
110 嵌合部
111 傾斜状部
115 凸部
120 底面部
120A 内周部
121 開口部
130 外周筒部
131 段部
200 第2の蓋部
210 被嵌合部
215 凹部
220 底面部
221 開口部
222 平坦部
223 傾斜面部
230 外周筒部
232 段部
240 壁部
241 第1の壁部
242 第2の壁部
243 第3の壁部
244 第4の壁部
250 天面部
300 第3の蓋部
400 スピーカユニット
500 筐体部
510 音響管
600 耳介挿入部
700 空気室
900 ポータブルオーディオプレーヤ
DESCRIPTION OF
Claims (21)
前記蓋部と前記筐体部は、前記スピーカユニットの音響放射側に対して逆側に設けられる空気室を構成しており、
前記蓋部は、第1の蓋部及び第2の蓋部を備え、
前記第1の蓋部が備える嵌合部と、前記第2の蓋部が備える被嵌合部は、当該第1の蓋部と当該第2の蓋部との間に設けられ、
前記第1の蓋部は開口部を備え、当該開口部の内側には前記嵌合部が配置されており、
前記第2の蓋部は、前記被嵌合部を支持する底面部と、当該底面部と当該被嵌合部との間に間隙を備え、
前記第1の蓋部の開口部は、前記被嵌合部の外形に対応する平面形状を備え、
前記被嵌合部は、第1の蓋部の開口部及び前記嵌合部の外形に対応する平面形状を備え、
前記嵌合部は前記第2の蓋部の間隙内に配置され、前記被嵌合部は前記第1の蓋部の開口部に配置されて、当該嵌合部および当該被嵌合部が互いに取り外し可能に嵌合することを特徴とする携帯用スピーカ装置。 A speaker unit; a housing unit that houses the speaker unit; and a lid unit that is attached to the housing unit.
The lid portion and the housing portion constitute an air chamber provided on the opposite side to the acoustic radiation side of the speaker unit,
The lid portion includes a first lid portion and a second lid portion,
The fitting portion provided in the first lid portion and the fitted portion provided in the second lid portion are provided between the first lid portion and the second lid portion,
The first lid portion includes an opening, and the fitting portion is disposed inside the opening.
The second lid portion includes a bottom surface portion that supports the fitted portion, and a gap between the bottom surface portion and the fitted portion.
The opening of the first lid portion has a planar shape corresponding to the outer shape of the fitted portion,
The fitted portion includes a planar shape corresponding to the opening of the first lid portion and the outer shape of the fitting portion,
The fitting portion is disposed in a gap between the second lid portions, the fitted portion is disposed in an opening of the first lid portion, and the fitting portion and the fitted portion are mutually connected. A portable speaker device, which is detachably fitted.
前記第1の蓋部は、底面部と、当該底面部を囲む外周筒部とを備え、当該底面部は前記開口部を構成する内周部を有し、
前記第2の蓋部は、当該第2の蓋部の底面部から立設される壁部と、当該壁部から外側に突出する板状の天面部とを備え、
前記第2の蓋部の間隙は、前記天面部と当該第2の蓋部の底面部と前記壁部とで構成されており、
前記嵌合部は、前記第1の蓋部の前記外周筒部又は前記底面部に支持され、
前記第2の蓋部の間隙を第1の間隙として、前記第1の蓋部は第2の間隙を備え、
前記第2の間隙は、前記第1の蓋部の底面部が有する前記筐体部側に対し逆側に配置される面と前記嵌合部との間に設けられており、
前記嵌合部は、前記第1の間隙内に配置され、
前記被嵌合部は、前記第2の間隙内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯用スピーカ装置。 An air chamber is configured on the back side of the speaker unit by the casing, the first lid, and the second lid.
The first lid portion includes a bottom surface portion and an outer peripheral cylindrical portion surrounding the bottom surface portion, and the bottom surface portion has an inner peripheral portion constituting the opening,
The second lid portion includes a wall portion erected from the bottom surface portion of the second lid portion, and a plate-like top surface portion protruding outward from the wall portion,
The gap between the second lid portions is composed of the top surface portion, the bottom surface portion of the second lid portion, and the wall portion,
The fitting portion is supported by the outer peripheral cylindrical portion or the bottom surface portion of the first lid portion,
The gap between the second lid portions is a first gap, and the first lid portion is provided with a second gap,
The second gap is provided between the fitting portion and a surface disposed on the opposite side to the housing portion side of the bottom surface portion of the first lid portion,
The fitting portion is disposed in the first gap;
The portable speaker device according to claim 1, wherein the fitted portion is disposed in the second gap.
前記嵌合部の回転方向に対して交差する方向に延在する前記第2の壁部は、当該嵌合部の回転を規制することを特徴とする請求項2に記載の携帯用スピーカ装置。 The wall portion includes a first wall portion extending in the circumferential direction, and a second wall portion disposed outside the first wall portion and extending along the radial direction, The fitting portion is disposed so as to rotate in the first gap with the central axis of the fitted portion as a substantial rotation axis.
The portable speaker device according to claim 2, wherein the second wall portion extending in a direction intersecting with the rotation direction of the fitting portion restricts rotation of the fitting portion.
前記第3の壁部は、前記天面部の外周部に沿って、前記第2の蓋部の底面部に立設され、
前記嵌合部は、前記第3の壁部に沿って、前記第1の間隙内に配置されることを特徴とする請求項3に記載の携帯用スピーカ装置。 The wall portion includes a third wall portion that connects the first wall portion and the second wall portion,
The third wall portion is erected on the bottom surface portion of the second lid portion along the outer peripheral portion of the top surface portion.
The portable speaker device according to claim 3, wherein the fitting portion is disposed in the first gap along the third wall portion.
前記傾斜状部には、前記凸部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の携帯用スピーカ装置。 The fitting portion includes an inclined portion that is inclined along a direction from the fitting portion toward the fitted portion,
The portable speaker device according to claim 5, wherein the convex portion is provided on the inclined portion.
前記第2の蓋部の底面部は、その角部近傍に設けられる傾斜面部と、当該傾斜面部に対して内側に設けられる平坦部とを備え、
前記傾斜面部は、前記底面部から前記筐体部に向かって傾斜しており、
前記第1の蓋部の外周筒部は、前記傾斜面部を通過して、当該第1の蓋部に対し所定の位置に配置されることを特徴とする請求項7に記載の携帯用スピーカ装置。 The first lid portion and the second lid portion have a rectangular planar shape,
The bottom surface portion of the second lid portion includes an inclined surface portion provided in the vicinity of the corner portion, and a flat portion provided inside the inclined surface portion,
The inclined surface portion is inclined from the bottom surface portion toward the housing portion,
The portable speaker device according to claim 7, wherein the outer peripheral cylindrical portion of the first lid portion is disposed at a predetermined position with respect to the first lid portion through the inclined surface portion. .
前記一方の蓋部は、前記第1の空気室と前記第2の空気室とを連通させる開口部を備えることを特徴とする請求項8に記載の携帯用スピーカ装置。 The air chamber is a first air composed of one of the first lid portion and the second lid portion that is disposed on the speaker unit side, the housing portion, and the speaker unit. A chamber, and a second air chamber composed of the one lid portion and the other lid portion,
The portable speaker device according to claim 8, wherein the one lid portion includes an opening that allows the first air chamber and the second air chamber to communicate with each other.
前記第2の蓋部が有する開口部は、前記第3の壁部の外側であって、当該第3の壁部に沿って設けられていることを特徴とする請求項12に記載の携帯用スピーカ装置。 The one lid is the second lid, and the other lid is the first lid;
13. The portable device according to claim 12, wherein the opening portion of the second lid portion is provided outside the third wall portion and along the third wall portion. Speaker device.
前記第4の壁部は、前記第1の壁部の外側にて、径方向に延在して、前記嵌合部の回転を規制することを特徴とする請求項14に記載の携帯用スピーカ装置。 The third wall portion is arranged on one end side of the first wall portion, and the fourth wall portion is arranged on the other end side of the wall portion,
The portable speaker according to claim 14, wherein the fourth wall portion extends in a radial direction outside the first wall portion and restricts rotation of the fitting portion. apparatus.
前記筐体部に対し、前記複数の他方の蓋部は交換可能に取り付けられることを特徴とする請求項15に記載の携帯用スピーカ装置。 A plurality of the other lid,
The portable speaker device according to claim 15, wherein the plurality of other lid portions are attached to the casing portion in a replaceable manner.
前記音響管には、耳介挿入部が取り付けられていることを特徴とする請求項17に記載の携帯用スピーカ装置。 The casing includes an acoustic tube provided on the acoustic radiation side with respect to the speaker unit,
The portable speaker device according to claim 17, wherein an auricle insertion portion is attached to the acoustic tube.
An electronic apparatus comprising the portable speaker device according to claim 1.
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