JP2011234046A - 無線受信機、送信機、システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ARCが有効になると、ARCによって入力された音声データを伝送し、ARCが無効になると、外部音声入力から入力された音声データを伝送すること。
【解決手段】第二の音声データの通信が開始されることを検出する検出部(CECコマンド認識部311)と、検出されると、第一の音声データの出力を停止し、第二の音声データを無線で出力する無線入出力部(WiHDレシーバ305)とを備える無線受信機(WiHD―Rxアダプタ30)が構築される。
【選択図】図1
【解決手段】第二の音声データの通信が開始されることを検出する検出部(CECコマンド認識部311)と、検出されると、第一の音声データの出力を停止し、第二の音声データを無線で出力する無線入出力部(WiHDレシーバ305)とを備える無線受信機(WiHD―Rxアダプタ30)が構築される。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の音声データのうち、いずれか1つを無線伝送する際に、伝送する音声データを切り換える無線映像・音声データ伝送装置に関する。
AV機器間で、非圧縮のベースバンド映像信号と、デジタル音声信号とを無線伝送する標準規格であるWirelessHD(WiHD)が策定されている。
WiHDは、ブルーレイディスク(BD:Blu-ray(登録商標) Disc)レコーダ等のデジタルビデオレコーダ、STB(Set−top box)、およびパソコンなどに蓄えられたHD動画データを、ケーブル接続を用いることなく、ハイビジョンテレビなどで視聴するための技術仕様である。
また、WiHDで送受信される信号には、双方向の制御信号も含んでいる。そのため、テレビとデジタルビデオレコーダとを連動させるため、および、ホームシアターを構成する各機器の一元的な制御等のため、プロトコルが定義されている。
加えて、WiHDによれば、高品質のコンテンツの伝送が可能であるために、提供されるコンテンツが不正に再生されたり、違法にコピーされたりしないように、コンテンツ保護方式として、DTCP(Digital Transmission Content Protection)が定義されている。
また、WiHDの通信モデルは、物理レイヤ、MAC(medium access control)サブレイヤ、アダプテーションサブレイヤの3つに機能的に区分されている。
これらの3つのレイヤのうちの物理レイヤとして、データ伝送の物理的な方式が、2種類規定されている。具体的には、HRP(High−rate physical layer)、およびLRP(Low−rate physical layer)の2種類の物理レイヤが規定されている。
前者のHRPにおいては、3Gbps以上の高速伝送が可能であり、主に、高品位なコンテンツを非圧縮で伝送するために用いられ、周波数帯の特性上、指向性が高いという特徴がある。一方、後者のLRPにおいては、用いられる電波が、無指向の電波であり、主に、機器間の制御信号、および、電波の経路情報等の伝送に用いられる。
このような特徴を有するWiHDの無線伝送方法について、例えば、特許文献1および非特許文献1に示されている。
また、WiHDの技術分野では、High Definition Multimedia Interface(HDMI)の動画データ及び制御信号を、WiHDを介して送受信するHDMI pass throughも開示されている。例えば、HDMIケーブルを介して受信したHDMI信号を、WiHDで伝送するWiHD−Txアダプタと、WiHD信号を受信し、受信されたWiHD信号を、HDMI信号にして送出するWiHD−Rxアダプタとを、一組のペアとして使用することで、通常の有線HDMIケーブルの代わりに用いることができる。
HDMIは、HDMIケーブル接続された2つの機器の間で、HD動画データを、高速に伝送する通信インタフェースであり、すなわち、HD動画データを、デジタルテレビジョン信号、すなわち、非圧縮(ベースバンド)の画像データと、その画像データの画像に付随する音声データとして、高速に伝送する通信インタフェースである。
HDMIについては、次の各技術が、開示されている(非特許文献2)。つまり、画像データと音声データとを、HDMI信号を出力する機能を備えた機器(「HDMIソース」とする)から、テレビやAVアンプなどの、HDMI信号を入力する機能を備えた機器(「HDMIシンク」とする)に、一方向に伝送するTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)チャンネルの技術が開示されている。また、HDMIソースが、HDMIシンクの再生能力等の情報を格納しているE−EDID(Enhanced Extended Display Identification Data)を読み出すのに利用するDDC(Display Data Channel)ラインや、HDMIソースとHDMIシンクとの間で、双方向の通信を行うためのCEC (Consumer Electronics Control) ライン、HDMIシンクからHDMIソースへの一方向で音声信号を伝送したり、HPDラインと組み合わせて、双方向のデータ通信を行ったりすることができるUtilityラインなどが、HDMI規格として開示されている。
DDCラインは、HDMIシンクからHDMIソースに、再生能力情報等を伝達するために利用される。「DDC」とは、ディスプレイのプラグ&プレイを実現するために、HDMI出力機器に、ディスプレイの機種情報などを伝える機能として定められた、VESA(Video Electronics Standards Association)の規格である。DDCによって伝達される情報として、HDMI入力機器の機種情報や、再生可能な画像・音声フォーマット、HDMI機器に付与する物理アドレス(Physical Address)などがある。これら、DDCによって伝達する情報は、E−EDID(Enhanced Extended Display Identification Data)として、HDMIシンクのメモリに格納されている。
E−EDIDは、HDMIシンクによる、HPD(Hot Plug Detect Signal)ラインの電圧レベルに応答して、接続されたHDMIソースから読み出される。HDMIソースは、HPDラインがハイレベルであれば、HDMIシンクのEDIDを読み出すことができる。ただし、HDMIシンクは、+5V Powerラインに、HDMIケーブルを介して、電圧がハイレベルで供給されている場合にのみ、HPDをハイレベルにする。即ち、HDMIシンクは、+5V Powerラインにて、HDMIソースの接続を検出し、HDMIソースは、HPDラインにて、HDMIシンクの接続を検出することができる。
CECは、テレビおよび種々のAV機器を、HDMIケーブルで接続し、HDMIケーブルに含まれているCECラインを介して、双方向に制御コマンドを送受信可能なCECコマンドを利用して、AV機器を制御する機能である。
CECでは、CECコマンドによる通信のために、各機器に対して、論理アドレス(Logical Address、以下LA)と物理アドレス(Physical Address、以下PA)とを定義している。
PAは、HDMIソースの接続トポロジを反映して決定されるアドレスで、HDMIシンクからHDMIソースへ、前述のDDCを介して、一方向に伝送される。HDMIシンクにおいては、HDMI入力部ごとに、E−EDIDメモリが、論理的には独立したメモリとして提供され、それぞれ異なるPAがセットされる。各HDMI入力部で提供されるPAは、自機器が取得したPAに、HDMI入力部毎に異なる値を加えて決定される。たとえば、AVアンプのような、HDMI入力部と、HDMI出力部の両方を備える機器は、HDMI出力部が接続された機器から、AVアンプ自身のPAを取得し、取得された当該PAに、HDMI入力部毎の値を加えて、AVアンプにさらに接続されたHDMI出力機器のPAを決定する。従って、HDMI入力部を備え、ルートとなる機器(以下、ルート機器)のPAを0.0.0.0として、階層的に決定される。HDMI出力部をもたず、HDMI入力部のみを備えるテレビは、ルート機器として、常にPA0.0.0.0を持つ。ルート機器に接続された機器については、例えば、当該機器の第一のHDMI入力部に接続された機器には1.0.0.0、第二のHDMI入力部に接続された機器には2.0.0.0、のように与えられる。入力部と出力部の両方を備えた機器は、自身のPAから、さらに入力部毎にPAを決定する。例えば、PAが1.0.0.0の機器の入力部に接続された機器のPAにおいては、それぞれ、第一の入力部では1.1.0.0となり、第二の入力部では、1.2.0.0となる。
他方、LAは、HDMI接続されたCEC対応機器に与えられ、CECコマンドの送受信を行うための宛先アドレスとして用いられる。
CECでは、コマンドの相手先を指定して送信するコマンドと、HDMIで接続されたすべてのCEC対応機器にコマンドを通知するブロードキャストコマンドとが定義されており、これらを組み合わせて通信を行う。CECコマンドは、送信元機器のLAと、宛先機器のLAと、オペコードと、オペランドから構成される。
LAは、0から15まであるが、通常の機器は、0〜14までのいずれかを取得する。15は、宛先アドレスとして指定した場合に、ブロードキャスト、つまり、CECネットワーク内の全ての機器を宛先としたコマンドを意味する。LAは、デバイスタイプごとに、特定のアドレス範囲の値を取得する必要があり、例えば、テレビは0、レコーディングデバイスは1、2、9のいずれか、オーディオシステムは、5のみ、のようになっている。新たにLAを取得する機器は、取得したいアドレスに対して、<Polling Message>コマンドを送信し、応答がない場合に、そのアドレスを取得する。新たにアドレスを取得した機器は、取得したLAを、送信元アドレスとし、パラメタに、自身のPAをつけて、<Report Physical Address>コマンドをブロードキャストする。
ARC(Audio Return Channel)は、HDMIのUtilityラインのみ(Single Mode)または、UtilityラインとHPDラインとの両方(Common Mode)を使って、HDMIシンクからHDMIソースへ、音声データを伝送する機能である。ここで、ARCで伝送される音声信号は、IEC60958規格に定義される信号から、物理層の規格の一部を変更した信号である。IEC60958規格は、デジタルオーディオ信号を、リアルタイムに伝送するための規格である。IEC60958の信号は、バイフェーズマーク変調されているため、その信号中にクロック成分を含んでいる。以下、本明細書では、ARCが、Single Modeで伝送されているか、Common Modeで伝送されているかは、区別することなくARCと記述し、いずれかの方法で、音声データが入力することを、「ARCによって入力する」、出力することを、「ARCによって出力する」と記述する。また、HDMIシンクからHDMIシンクへ、ARCのいずれかの方法で、音声データが一方向に伝送されることを、「ARCで伝送される」と記述する。
HDMIシンクから、ARCで音声データを伝送するためには、HDMIシンクとHDMIソースの間で、所定のCECコマンドを使って通信を行い、互いのARC機能をアクティベートしなければ、ARCによる出力を行ってはいけない。加えて、Single Modeの場合には、+5Powerラインがハイレベルに、Common Modeの場合には、+5V Powerライン及びHPDラインがそれぞれハイレベルになっていなければ、ARCによる出力を行ってはいけない。
WirelessHD Specification Version 1.0 Overview、2007年10月9日
High Definision Multimedia Interface Specification Version1.4
WiHDでは、LRPをつかって、HRPを受信する機器(WiHD−Rx)から、HRPを送信する機器(WiHD−Tx)へ、デジタル音声データを送信することができる(以下、WiHD音声バックチャネル機能)。
一方で、HDMIでは、HDMIケーブル一本にて、HDMIシンクからHDMIソースへ、デジタル音声データを伝送するARCがあるが、ARCを利用するためには、HDMIシンクとHDMIソースとが、ともにARCに対応している必要があり、いずれか一方でも、対応していない場合には、HDMIシンクは、SPDIF(Sony Philips Digital InterFace)などの、HDMI以外の方法で音声を出力して、HDMIソースが受信する必要がある。このため、HDMIによって出力された映像・音声データを、WiHD−Txアダプタが、WiHDの無線によって送信し、WiHD−Rxアダプタで受信して、HDMIに出力するシステムにおいては、ARCだけでなく、SPDIFなどの、外部音声入力端子を介した音声データも、WiHD音声バックチャネル機能に対応する必要がある。
しかしながら、WiHD音声バックチャンネル機能では、2つの音声を同時に伝送することができないため、外部音声入力と、ARCとで、音声の入出力を切り換えながら利用する必要がある。
上記を達成するために、本発明の第一の無線受信機は、無線受信機であって、無線入出力部と、映像・音声データ(映像音声データ、映像−音声データ)を前記無線入出力部が受信すると、受信した前記映像・音声データを有線で出力し、制御コマンドの入出力を行う映像・音声データ出力部と、第一の音声データを入力する第一の音声入力部と、第二の音声データを入力する第二の音声入力部と、前記第二の音声データの通信が開始されること、および、停止されることをそれぞれ検出する検出部とを備え、前記無線入出力部は、無線送信機からの映像・音声データを受信し、前記映像・音声データ出力部を介して受信した制御コマンドを前記無線送信機に出力し、前記無線送信機からの制御コマンドを受信して、受信された当該制御コマンドを、前記映像・音声データ出力部を介して出力させ、前記第一の音声入力部により入力された前記第一の音声データ、および、前記第二の音声入力部により入力された前記第二の音声データのいずれか一方を無線で前記無線送信機に出力し、前記第一の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、前記第二の音声データの通信が開始されることを検出すると、前記第一の音声データの出力を停止し、前記第二の音声データを無線で出力し、前記第二の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、前記第二の音声データの通信が停止されることを検出すると、前記第二の音声データの出力を停止し、前記第一の音声データを出力する無線受信機である。
また、本発明の第一の無線送信機は、無線送信機であって、無線入出力部と、映像・音声データを受信し、受信した前記映像・音声データを、前記無線入出力部を介して送信させ、制御コマンドの入出力を行う映像・音声データ入力部と、第一の音声データを出力する第一の音声出力部と、第二の音声データを出力する第二の音声出力部と、音声出力切換部とを備え、前記無線入出力部は、前記映像・音声データ入力部により受信された前記映像・音声データを無線受信機に送信し、前記映像・音声データ入力部を介して受信した制御コマンドを前記無線受信機に出力し、前記無線受信機からの制御コマンドを受信して、受信された当該制御コマンドを、前記映像・音声データ入力部を介して出力させ、前記無線受信機から音声データを受信し、前記音声出力切換部は、前記無線入出力部が受信した当該音声データを、前記第一の音声データ出力部に前記第一の音声データとして出力させるか、または、前記第二の音声データ出力部に前記第二の音声データとして出力させるかのいずれか一方を行い、前記第一の音声データ出力部から出力中に、当該無線送信機が第一の制御コマンドを受信すると、前記第一の音声データ出力部からの出力を停止させ、前記第二の音声データ出力部から出力させ、前記第二の音声データ出力部から出力中に、当該無線送信機が第二の制御コマンドを受信すると、前記第二の音声データ出力部からの出力を停止させ、前記第一の音声データ出力部から出力させる無線送信機である。
また、本発明の第一の無線映像・音声送受信システムは、前記第一の無線受信機と、前記第二の無線送信機から構成される。
そして、より具体的には、下記の第二の無線受信機等の態様が構築されてもよい。
本発明の第二の無線受信機は、映像・音声データを無線入出力部が受信すると、受信した映像・音声データを有線で出力し、制御コマンドの入出力を行う映像・音声データ出力部と、第一の音声データを入力する第一の音声入力部と、第二の音声データを入力する第二の音声入力部と、無線送信機からの映像・音声データを受信し、前記映像・音声データ出力部を介して受信した制御コマンドを出力し、無線送信機からの制御コマンドを受信して前記映像・音声データ出力部を介して出力し、前記第一の音声データか第二の音声データのいずれか一方を無線で出力する無線入出力部とを有しており、前記無線入出力部は、第一の音声データを無線で出力中に、第一の制御コマンドを受信すると、第一の音声データの出力を停止し、第二の音声データを無線で出力し、第二の音声データを無線で出力中に、第二の制御コマンドを受信すると、第二の音声データの出力を停止し、第一の音声データを無線で出力する無線受信機である。
また、本発明の第二の無線送信機は、受信した映像・音声データを無線入出力部を介して送信し、制御コマンドの入力を行う映像・音声データ入力部と、音声データを出力する第一の音声出力部と、音声データを出力する第二の音声出力部と、映像・音声データを無線受信機に送信し、前記映像音声データ入力部を介して受信した制御コマンドを出力し、無線受信機からの制御コマンドを受信して前記映像・音声データ入力部を介して出力し、無線受信機から音声データを受信する無線入出力部と、無線入出力部が受信した音声データを第一の音声データ出力部か第二の音声データ出力部のいずれか一方から出力する音声出力切換部と、を有しており、前記音声出力切換部は、第一の音声データ出力部から出力中に第一の制御コマンドを受信すると、第一の音声データ出力部からの出力を停止し、第二の音声データ出力部から出力し、第二の音声データ出力部から音声データを出力中に第二の制御コマンドを受信すると第二の音声データ出力部からの音声データの出力を停止し、第一の音声データ出力部から音声データを出力する無線送信機である。
また、本発明の第二の無線映像・音声送受信システムは、例えば、前記第二の無線受信機と、前記第二の無線送信機から構成されてもよい。
これらの構成により、無線受信機に接続されたシンク機器から、無線送信機に接続されたソース機器に第二の音声データ出力を介して、音声データを伝送する場合において、シンク機器が第二の音声データの出力を開始することを示す制御コマンド(例えばCECコマンド)を送信すると、無線受信機及び無線送信機は、当該制御コマンドを検出し、第二の音声データを無線伝送する。また、ソース機器が第二の音声データの出力の停止を要求する制御コマンド(例えばCECコマンド)を送信すると、無線受信機及び無線送信機は、当該制御コマンドを検出し、第二の音声データの無線伝送を停止する。シンク機器が第二の音声データの出力ができない場合には、シンク機器は前記第二の音声データの出力を示す制御コマンドを送信しないため、第一の音声データの伝送を行う(実施の形態1を参照)。
また、本発明の第三の無線受信機は、映像・音声データを無線入出力部が受信すると、受信した映像・音声データを有線で出力し、制御コマンドの入出力を行う映像・音声データ出力部と、第一の音声データを入力する第一の音声入力部と、第二の音声データを入力する第二の音声入力部と、第二の音声データの入力を検出する音声入力検出部と、無線送信機からの映像・音声データを受信し、前記映像・音声データ出力部を介して受信した制御コマンドを出力し、無線送信機からの制御コマンドを受信して前記映像・音声データ出力部を介して出力し、前記第一の音声データか第二の音声データのいずれか一方を無線で出力する無線入出力部と、を有しており、前記無線入出力部は、第一の音声データを無線で出力中に、音声入力検出部が第二の音声データの入力を検出すると、第一の音声データの出力を停止し、第二の音声データを無線で出力するとともに、第二の音声データの入力を無線送信機に通知する制御コマンドを送信し、第二の音声データを無線で出力中に、音声入力検出部が第二の音声データの入力が無くなったことを検出すると、第二の音声データの出力を停止し、第一の音声データを出力するとともに、第二の音声データの入力が無くなったことを無線送信機に通知する制御コマンドを送信する無線受信機である。
また、本発明の第三の無線送信機は、受信した映像・音声データを無線入出力部を介して送信し、制御コマンドの入出力を行う映像・音声データ入力部と、音声データを出力する第一の音声出力部と、音声データを出力する第二の音声出力部と、映像・音声データを無線受信機に送信し、前記映像音声データ入力部を介して受信した制御コマンドを出力し、無線受信機からの制御コマンドを受信して前記映像・音声データ入力部を介して出力し、無線受信機から音声データを受信する無線入出力部と、無線入出力部が受信した音声データを第一の音声データ出力部か第二の音声データ出力部のいずれか一方から出力する音声出力切換部とを有しており、前記音声出力切換部は、第一の音声データ出力部から出力中に、前記無線受信機から第二の音声データの入力を通知する制御コマンドを受信すると、第一の音声データ出力部からの出力を停止して第二の音声データ出力部から出力し、第二の音声データ出力部から音声データを出力中に前記無線受信機から第二の音声データの入力が無くなったことを通知する制御コマンドを受信すると第二の音声データ出力部からの音声データの出力を停止し、第一の音声データ出力部から音声データを出力する無線送信機である。
また、本発明の第三の無線映像・音声送受信システムは、例えば、前記第三の無線受信機と、前記第三の無線送信機から構成されてもよい。
これらの構成により、第二無線受信機に接続されたシンク機器から、無線送信機に接続されたソース機器に第二の音声データ出力を介して、音声データを伝送する場合において、シンク機器が第二の音声データの出力を開始すると、第二無線受信機は音声入力検出部(例えば、図7の音声信号検出部507)が第二の音声データの入力を検出し、第二の音声データを無線伝送する。また、第二の送信機は第二の無線受信機からの制御コマンドを受信し、音声データを第二の音声データ出力部から出力する。また、シンク機器が第二の音声データを出力しない場合には、音声入力検出部は第二の音声データの入力を検出しないため、第一の音声データの伝送を行う(実施の形態2を参照)。
また、前記第一の無線映像・音声送受信システム、前記第二の無線映像・音声送受信システム、または、第三の無線映像・音声送受信システムにおける、無線受信機と無線送信機との間で送受信される無線信号は、WirelessHDの規格に規定されるHRP(High-rate physical layer)による映像・音声データと、LRP(Low-rate physical layer)による音声データ及び制御コマンドとであってもよい。
この構成により、無線送信機と無線受信機との間における、WirelessHDによる、高品位なコンテンツの伝送を行うことができる。
また、前記第一の無線映像・音声送受信システム、前記第二の無線映像・音声送受信システム、または、第三の無線映像・音声送受信システムにおいて、無線送信機は、さらにHDMI(High Definition Multimedia Interface)規格に従った映像・音声データを入力し、CEC(Consumer Electronics Control)に規定される制御コマンドを送受信し、少なくともひとつの音声出力として、ARC(Audio Return Channel)に規定される音声データを出力し、無線受信機は、さらにHDMI(High Definition Multimedia Interface)規格に従った映像・音声データを出力し、CEC(Consumer Electronics Control)に規定される制御コマンドを送受信し、少なくともひとつの音声入力として、ARC(Audio Return Channel)に規定される音声データを入力してもよい。
この構成により、HDMIに規定される高品位なコンテンツを無線で伝送することを可能にするとともに、第二の無線映像・音声送受信システムは、CECに規定される制御コマンドを検出し、第二の音声データとして、ARC規格に従った音声データを、無線受信機から無線送信機に伝送することができる。
WiHD−Rxアダプタ及びWiHD−Txアダプタを使って、WiHD−RxアダプタからWiHD−Txアダプタに、音声を、WiHD音声バックチャネル伝送するシステムにおいて、ARCと外部音声入力との2種類の音声入力がある場合に、接続機器において、ARCが有効になると、ARCによって入力された音声データを伝送し、ARCが無効になると、外部音声入力から入力された音声データを伝送するシステムが実現できる。
また、外部音声入力から入力した音声データを、音声バックチャネル伝送している状態において、接続された機器が、ARCの使用を開始すると、即座にWiHDにおいても、ARCによって入力された音声データの伝送に切り換えることができる。
これにより、WiHD−Rxアダプタに接続された機器、及び、WiHD−Txアダプタに接続された機器は、ARCと外部音声入力とのいずれの音声を伝送するかを明示的に指定することなく、音声データを伝送させることができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態の無線受信機は、無線受信機(WiHD−Rxアダプタ30、50)であって、無線入出力部(WiHDレシーバ305)と、映像・音声データを前記無線入出力部が受信すると、受信した前記映像・音声データを有線(HDMIケーブル31)で出力し、制御コマンドの入出力を行う映像・音声データ出力部(HDMIトランスミッタ306)と、第一の音声データ(SPDIFの音声信号302S)を入力する第一の音声入力部(外部音声入力端子302)と、第二の音声データ(ARCの信号301aS)を入力する第二の音声入力部(HDMI出力端子301(の入力部301a))と、前記第二の音声データの通信が開始されること、および、停止されることをそれぞれ検出する検出部(CECコマンド認識部311、音声信号検出部507(通信検出部311x))とを備え、前記無線入出力部は、無線送信機(WiHD−Txアダプタ40、60)からの映像・音声データを受信し、前記映像・音声データ出力部を介して受信した制御コマンドを前記無線送信機に出力し、前記無線送信機からの制御コマンドを受信して、受信された当該制御コマンドを、前記映像・音声データ出力部を介して出力させ、前記第一の音声入力部により入力された前記第一の音声データ(SPDIFの音声信号302S)、および、前記第二の音声入力部により入力された前記第二の音声データ(ARCの信号301aS)のいずれか一方を無線で前記無線送信機に出力し、前記第一の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、前記第二の音声データの通信が開始されることを検出すると(S303aからS305へ、S501)、前記第一の音声データの出力を停止し、前記第二の音声データを無線で出力し(S305、S502)、前記第二の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、前記第二の音声データの通信が停止されることを検出すると(S313aからS315へ、S511)、前記第二の音声データの出力を停止し、前記第一の音声データを出力する(S315、S512)無線受信機である。
実施の形態の無線受信機は、無線送信機(WiHD−Txアダプタ40、60)であって、無線入出力部(WiHDトランスミッタ405)と、映像・音声データを受信し、受信した前記映像・音声データを、前記無線入出力部を介して送信させ、制御コマンドの入出力を行う映像・音声データ入力部(HDMIレシーバ406)と、第一の音声データ(SPDIFの音声信号302S)を出力する第一の音声出力部(外部音声出力端子402)と、第二の音声データ(ARCの信号301aS)を出力する第二の音声出力部(HDMI入力端子401(の出力部401a))と、音声出力切換部(出力信号切換部403)とを備え、前記無線入出力部は、前記映像・音声データ入力部により受信された前記映像・音声データを無線受信機(WiHD−Rxアダプタ30、50)に送信し、前記映像・音声データ入力部を介して受信した制御コマンドを前記無線受信機に出力し、前記無線受信機からの制御コマンドを受信して、受信された当該制御コマンドを、前記映像・音声データ入力部を介して出力させ、前記無線受信機から音声データ(SPDIFの音声信号302S、または、ARCの信号301aS)を受信し、前記音声出力切換部は、前記無線入出力部が受信した当該音声データを、前記第一の音声データ出力部に前記第一の音声データとして出力させるか、または、前記第二の音声データ出力部に前記第二の音声データとして出力させるかのいずれか一方を行い、前記第一の音声データ出力部から出力中に、当該無線送信機が第一の制御コマンド(S401(CECコマンド311cA)、S601)を受信すると、前記第一の音声データ出力部からの出力を停止させ、前記第二の音声データ出力部から出力させ(S405、S602)、前記第二の音声データ出力部から出力中に、当該無線送信機が第二の制御コマンド(S411(CECコマンド311cB)、S611)を受信すると、前記第二の音声データ出力部からの出力を停止させ、前記第一の音声データ出力部から出力させる無線送信機である。
なお、これらの無線受信器および無線送信機は、1つの課題を解決するために設けられる2つの部品として用いられ、単一性を有する。
(実施の形態1 : CECコマンドで切り換え)
以下で示されるように、例えば、無線受信器(WiHD−Rxアダプタ30)において、前記無線入出力部(WiHDレシーバ305)は、前記第一の音声データ(SPDIFの音声信号302S)を無線で出力中に、前記検出部(CECコマンド認識部311)が、第一の制御コマンド(CECコマンド311cA)を当該無線受信機が受信したことを検知することにより、前記第二の音声データ(ARCの信号301aS)の通信が開始されることを検出すると、前記第一の音声データの出力を停止し、前記第二の音声データを無線で出力し、前記第二の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、第二の制御コマンド(CECコマンド311cB)を当該無線受信器が受信したことを検知することにより、前記第二の音声データの通信が停止されることを検出すると、前記第二の音声データの出力を停止し、前記第一の音声データを無線で出力してもよい。
以下で示されるように、例えば、無線受信器(WiHD−Rxアダプタ30)において、前記無線入出力部(WiHDレシーバ305)は、前記第一の音声データ(SPDIFの音声信号302S)を無線で出力中に、前記検出部(CECコマンド認識部311)が、第一の制御コマンド(CECコマンド311cA)を当該無線受信機が受信したことを検知することにより、前記第二の音声データ(ARCの信号301aS)の通信が開始されることを検出すると、前記第一の音声データの出力を停止し、前記第二の音声データを無線で出力し、前記第二の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、第二の制御コマンド(CECコマンド311cB)を当該無線受信器が受信したことを検知することにより、前記第二の音声データの通信が停止されることを検出すると、前記第二の音声データの出力を停止し、前記第一の音声データを無線で出力してもよい。
そして、無線送信機(WiHD−Txアダプタ40)において、前記第一の制御コマンドおよび前記第二の制御コマンドのそれぞれは、前記第二の音声データの通信が開始される際、および、停止される際に、それぞれ通信され、通信される際に、当該無線送信機に受信されるCEC(Consumer Electronics Control)コマンド(CECコマンド311cA、CECコマンド311cB)でもよい。
図1は、実施の形態1に係るAVシステム100の構成図である。
AVシステム100は、本技術が適用された映像表示システムの一例であり、図1に示すように、テレビ10と、BDシステム20と、WiHD−Rxアダプタ30およびWiHD−Txアダプタ40(無線送受信システム30x)とを備える。
テレビ10は、WiHDのHRPを受信することができるWiHD−Rxアダプタ30と、HDMIケーブル31を介して接続されている。
テレビ10は、HDMIケーブル31を介して受信した映像・音声データを再生し、または、放送受信用アンテナ(図示せず)を介して受信した放送信号をデコードして、映像・音声を再生し、出力する装置である。また、テレビ10は、放送信号の音声データを、自身の有する外部音声出力あるいは、ARCによる出力によって、他の機器に出力することもできる。
WiHD−Rxアダプタ30は、自身が有するアンテナ部323(図2)を介して、HRPまたはLRPを受信して、HDMIの信号に変換して、テレビ10に送信し、テレビ10から、ARCによって出力された音声データあるいは、CECコマンドを、WiHDのLRPに変換して、アンテナ部323を介して、WiHD−Txアダプタ40へ送信する装置である。
BDシステム20は、WiHD−Txアダプタ40と、HDMIケーブル41を介して接続されている。
そして、BDシステム20は、BDに記録されたAVコンテンツを再生する場合、HDMIを介して、WiHD-Txアダプタ40へ送信する。このとき、BDシステム20は、当該AVコンテンツの映像信号を送信するとともに、当該AVコンテンツの音声を、自身が有するスピーカから出力する。そして、この場合において、テレビ10は、BDシステム20から受信する映像信号を再生し、表示する。
一方で、BDシステム20は、ARCまたは、外部音声入力のデジタル音声データを入力し、再生することができる。例えば、WiHD−Txアダプタ40は、LRPで、デジタル音声データを受信し、受信されたデジタル音声データを、ARCまたは、外部音声出力のいずれか一方で出力し、BDシステム20がARCを備えている場合には、ARCを介して音声データを入力し、BDシステム20が備えるスピーカで再生させる。
しかし、WiHD−Txアダプタ40に接続される機器、あるいは、WiHD−Rxアダプタ30に接続される機器のいずれかが、ARCに対応していない場合には、ARCによって音声データを伝送することができない。このため、このような接続形態の場合には、WiHD−Rxアダプタ30は、SPDIF等の、HDMI以外の外部音声入力端子(以下、外部音声入力端子)を介して、音声データを入力し、WiHD−Txアダプタ40は、SPDIF等の、HDMI以外の外部音声出力端子(以下、外部音声出力端子)を介して音声を出力する。これにより、WiHD−Rx30アダプタ及び、WiHD−Txアダプタ40は、接続される機器が、ARCに対応している場合、および、対応していない場合のいずれの場合でも、HDMIシンクからの音声データを、HDMIソースへ伝送することができる。
このように、デジタル音声データを受信する機能を備えることで、BDに記録されたAVコンテンツを、BDシステム20で再生する場合にも、テレビ10が備えるチューナー(図示せず)を介して受信したコンテンツを視聴する場合にも、BDシステム20が有するスピーカから、音声を出力することができる。
図2は、実施の形態に係るWiHD−Rxアダプタ30の、主要な機能構成を示すブロック図である。
WiHD−Rxアダプタ30は、HDMI出力端子301、外部音声入力端子302、入力信号切換部303、制御部304、WiHDレシーバ305、HDMIトランスミッタ306を備える。
HDMI出力端子301は、HDMIケーブル31を接続する端子で、HDMIトランスミッタ306が出力するTMDS信号を出力するTMDSライン、CECコマンド(図2のCECコマンド311cを参照)を送受信するCECライン、E−EDIDデータを送受信するDDCライン、及び、ARCなどで利用されるUtilityラインなど、多数のケーブルを含んでいる。
外部音声入力端子302は、SPDIFなどの音声データを、入力信号切換部303に入力する端子である。なお、外部音声入力端子302は、SPDIFに限らず、アナログ音声入力など、その他の音声入力であってもよい。
入力信号切換部303は、外部音声入力端子302からの入力、または、HDMI出力端子301からの、ARCによって入力する音声データのいずれか一方を、符号化部321に送信する。入力元の信号は、制御部304からの指示で切り換える。
また、制御部304は、CECコマンド認識部311と、記憶部312と有する。
制御部304は、HDMI入力端子301のCECラインから入力されるCECコマンドを受信すると、符号化部321へ通知し、復号化部324からCECコマンドを受信すると、HDMI出力端子301のCECラインへ出力する。また同時に、送受信されるCECコマンドについて、記憶部312を参照しつつ、CECコマンド認識部311が解析し、ARCによる音声出力を開始すること通知するコマンドを検出した場合には、入力信号切換部303の入力元を、ARCによる入力に切り換える指示を行い、ARCによる音声出力の停止を指示するコマンドを検出した場合には、入力切換部303の入力元を、外部音声入力端子302に切り換える指示を行う。CECコマンドの検出による切り換えの処理の詳細については後述する。
HDMIトランスミッタ306は、復号化部324によって復号化された映像・音声信号を、HDMIの映像・音声信号であるTMDSに変換して、HDMI出力端子301を介して出力する。
WiHDレシーバ305は、符号化部321と、WiHD制御部322と、アンテナ部323と、復号化部324を備える。
アンテナ部323は、複数のアンテナ素子を有しており、これによりHRPを受信、また、LRPの送受信を行う。非圧縮の映像・音声データは、HRPとして伝送され、制御信号または音声データは、LRPとして送受信される。なお、本明細書において、「信号が伝送される」という場合、2つの機器の少なくとも一方から他方への信号の送信が行われることを意味する。
復号化部324は、アンテナ部323が受信したHRPまたはLRPを復号し、映像または音声は、HDMIトランスミッタ306に送信し、制御コマンドは、制御部304に送信する。
符号化部321は、入力信号切換部303から入力された音声信号や、制御部304から入力されたCECコマンドを、WiHDのLRPで伝送できるように符号化し、アンテナ部323に送信する。
WiHD制御部322は、アンテナ部323の制御を行い、WiHD接続の管理を行う。
なお、本明細書において、「WiHD信号」は、WiHDの規格に従い、HRPまたはLRPとして送受信される信号の総称として用いている。
図3は、実施の形態1に係るWiHD−Txアダプタ40の主要な機能構成を示すブロック図である。
WiHD−Txアダプタ40は、HDMI入力端子401、外部音声出力端子402、出力信号切換部403、制御部404、WiHDトランスミッタ405、HDMIレシーバ406を備える。
HDMI入力端子401は、HDMIケーブル41を接続する端子で、BDシステム20などのHDMIソースからのTMDS信号を受信するTMDSライン、CECコマンドを送受信するCECライン、E−EDIDデータを送受信するDDCライン及び、ARCなどで利用されるUtilityラインなどの、多数のケーブルを含んでいる。
外部音声出力端子402は、SPDIFなどの音声データを、他の機器に出力する端子である。なお、外部音声入力端子402は、SPDIFに限らず、アナログ音声出力など、その他の音声出力であってもよい。
出力信号切換部403は、復号化部423から入力されたデジタル音声データを、外部音声出力端子402または、HDMI入力端子401を介した、ARCによる出力のいずれか一方で送信する。信号の出力先は、制御部404からの指示で切り換える。
制御部404は、CECコマンド認識部411と、記憶部412と有する。
制御部404は、アンテナ部424が受信し、復号化部423か復号した制御コマンドを受信すると、HDMI入力端子401のCECラインへ、CECコマンドを送信し、CECラインからCECコマンドを受信すると、符号化部421に、CECコマンドを送信する。また、同時に、送受信されるCECコマンドについて、記憶部412を参照しつつ、CECコマンド認識部411が解析し、ARCによる音声出力を開始することを通知するコマンドを検出した場合には、出力信号切換部403の出力先を、ARCによる出力に切り換える指示を行い、ARC機能の停止を指示するコマンドを検出した場合には、出力信号切換部403の出力先を、外部音声出力端子402に切り換える指示を行う。CECコマンドの検出による切り換えの処理の詳細については後述する。
HDMIレシーバ406は、HDMI入力端子401を介して受信した、映像・音声信号を受信して、符号化部421に送信する。
WiHDトランスミッタ405は、符号化部421と、WiHD制御部422と、アンテナ部424と、復号化部423を備える。
アンテナ部424は、複数のアンテナ素子を有し、HRPを受信し、また、LRPの送受信を行う。非圧縮の映像・音声信号は、HRP信号として伝送され、制御信号または音声信号は、LRP信号として送受信される。
復号化部423は、アンテナ部424が受信したLRPを復号し、制御コマンドは制御部404に送信し、音声データは出力信号切換部403に送信する。
符号化部421は、HDMIレシーバ406から入力された映像・音声データは、HRPで送信できるように符号化し、制御部404から入力されたCECコマンドは、LRPで伝送できるように符号化し、アンテナ部424に送信する。
WiHD制御部422は、アンテナ部424の制御を行い、WiHD接続の管理を行う。
以下、図2から図5を参照しつつ、WiHD−Rxアダプタ30及び、WiHD−Txアダプタ40において、CECコマンドを検出することで、WiHD音声バックチャネルで伝送されるデジタル音声データの入出力に、ARCを用いる場合と、外部音声入力・出力を用いる場合とを切り換える方法について説明する。
図4a、図4bは、実施の形態1にかかるWiHD−Rxアダプタ30の動作の流れを示す流れ図である。
図5a、図5bは、実施の形態1にかかるWiHD−Txアダプタ40の動作の流れを示す流れ図である。
WiHD−Rxアダプタ30、およびWiHD−Txアダプタ40は、電源が入ると、WiHDで通信可能な機器を確認する。その結果、通信可能な範囲内に、WiHDで通信可能な機器を発見すると、WiHD−Rxアダプタ30のWiHD制御部322、及び、WiHD−Txアダプタ40のWiHD制御部422は、それぞれの有するアンテナ部、符号化部、復号化部を介して、制御信号の送受信を行い、お互いに、制御コマンド及び映像・音声データを送受信するためのアドレス情報を取得する。また、送受信するデータを暗号化するための鍵情報の交換も行う。
次に、WiHD−Rxアダプタ30の制御部322は、テレビ10から、HDMI出力端子301を介して、E−EDIDデータを取得し、アンテナ部323を介して、WiHD−Txアダプタ40へ、その内容を転送する。この際、E−EDIDに含まれるPAの値を、WiHD−TxアダプタにHDMIケーブルで接続されている機器のPAとして、記憶部312に保存する。また、当該PAの値から、テレビ10のPAを算出する。即ち、取得した4桁のPAのうち、0以外の値になっている桁で、もっとも下位の桁を0にする。例えば、取得したPAが1.2.0.0の場合には、2の値の桁を0にした1.0.0.0が、HDMI出力端子301に接続した機器のPAとなる。制御部304は、テレビ10から取得したPAから、テレビ10自身のPAを算出し、算出されたPAを、記憶部312に、WiHD−Rxアダプタ30にHDMIケーブルで接続された機器のPAとして保存する。
WiHD−Rxアダプタ30の制御部304は、HDMI出力端子301を介して、CECコマンドを受信した場合に、符号化部321及びアンテナ部を介して、WiHD−Txアダプタ40に送信する。ただし、<Report Physical Address>コマンドを受信した場合には、パラメタのPAと、記憶部312に保存されたPAを比較し、一致する場合には、当該コマンドの送信元LAを、WiHD−Rxアダプタ30にHDMIケーブル31で接続された機器のアドレスとして、PAとLAとを関連付けして保存する。
入力信号切換部303は、電源オンしてから、特に指示を受信しない場合には、外部音声入力からの信号を入力する。
WiHD−Txアダプタ40の制御部404は、WiHD−Rxアダプタ30が送信したE−EDIDを、E−EDID記憶部407に保存する。HDMI入力端子401に含まるDDCライン(図示せず)を介して、E−EDID送信要求を受信した場合に、要求されたアドレスの値を送信する。また、E−EDIDに含まれるPAの値を、WiHD−Txアダプタ40にHDMIケーブルで接続されている機器のPAとして、記憶部412に保存する。また、E−EDIDに含まれるPAの値から、WiHD−Rxアダプタ30にHDMIケーブルで接続されている機器のPAを算出し、記憶部412に保存する。ここで、PAの算出方法は、前記WiHD−Rxアダプタ30において算出する場合(先述の説明を参照)と同様である。
WiHD−Rxアダプタ30の制御部304は、HDMI出力部301を介して、CECコマンドを受信した場合に、符号化部321及びアンテナ部323を介して、WiHD−Txアダプタ40に、CECコマンドとして送信する。ただし、当該CECコマンドが、<Report Physical Address>コマンドであった場合には、パラメタのPAと、記憶部311に保存されたPA、即ち、WiHD−Rx30アダプタに接続された機器のPAと、WiHD−Txアダプタ40に接続された機器のPAとそれぞれ比較し、一致した場合には、当該コマンドの送信元LAの値を、PAと関連付けして保存する。これにより、WiHD−Rxアダプタ30に接続された機器のPA及びLAと、WiHD−Txアダプタ40に接続された機器のPA及びLAとを保存することができる。ただし、PAが0.0.0.0であった場合には、<Report Physical Address>を受信がなくとも、LAの値は0とみなして保存する。
WiHD−Txアダプタ40の制御部404は、HDMI入力部401を介して、CECコマンドを受信した場合に、符号化部421及びアンテナ部424を介して、WiHD−Rxアダプタ30に送信する。<Report Physical Address>コマンドを受信した場合には、WiHD−Rxアダプタと同様に、パラメタのPAと、記憶部412に保存されたPAを比較し、一致する場合には、当該コマンドの送信元LAの値を、PAと関連付けして保存する。
(ARCで入出力する場合)
テレビ10とBDシステム20の間において、ARCを使用する際には、まずBDシステム20から、<Initiate ARC>コマンドが送信される。テレビ10は、<Initiate ARC>コマンドを受信すると、送信元のLAのHDMI入力端子が、ARC対応であるかを確認し、ARC対応であると確認された場合にのみ、<Report ARC Iniated>コマンドを送信する。
テレビ10とBDシステム20の間において、ARCを使用する際には、まずBDシステム20から、<Initiate ARC>コマンドが送信される。テレビ10は、<Initiate ARC>コマンドを受信すると、送信元のLAのHDMI入力端子が、ARC対応であるかを確認し、ARC対応であると確認された場合にのみ、<Report ARC Iniated>コマンドを送信する。
図4aにより、WiHD−Rxアダプタ30の動作が示される。
テレビ10が、CECラインを介して、CECコマンドを送信すると、WiHD−Rxアダプタ30の制御部304が、コマンドを受信する(ステップS301)。制御部304は、符号化部321及びアンテナ部323を介して、受信された当該コマンドを、WiHD−Txアダプタ40へ送信する(ステップS302)とともに、CECコマンド認識部にて、受信された当該コマンドの内容を調べる。
そして、受信したCECコマンドが、<Report ARC Initiated>以外であった場合には、なにもしない(ステップS303でNo)。
一方、受信したCECコマンドが、<Report ARC Initiated>であった場合(ステップS303でYes)には、当該コマンドは、HDMIのARC機能が有効になったことを意味する。
ただし、CECコマンドとしては、直接接続していない機器のコマンドも受信することができるため、WiHD−Rxアダプタ30において、入力信号切換部303の制御が必要か否かを確認する必要がある。
そこで、制御部304は、受信したコマンドの送信元LAと、宛先LAとについて、それぞれ、記憶部312に記憶されているLAと比較する(S304)。コマンドの送信元LAが、WiHD−Rxアダプタ30に接続されている機器のLAで、かつ、宛先のLAが、WiHD−Txアダプタ40に接続されている機器のLAである場合に、WiHD−Rxアダプタ30にHDMIケーブル31で接続した機器が、ARCを有効にし、音声データをARCによって出力し始めることを意味する(ステップS304でYes)。
従って、このような、ステップS304でYesの場合に、制御部204は、入力信号切換部303に、信号の入力元を、ARCで入力するように切り換える指示を出し(ステップS305)、WiHD−Txアダプタ40へ、受信したCECコマンドを通知する。
図5aにより、WiHD−Txアダプタ40の動作が示される。
WiHD−Txアダプタ40は、WiHD−Rxアダプタ30からのCECコマンドの通知を、アンテナ部424を介して受信し、復号化部423にて復号し、制御部404がこれを受信する(図5aのS401)。制御部404は、HDMI入力端子401を介してCECコマンドを送信する(ステップS402)とともに、CECコマンド認識部411にて、受信したコマンドの内容を調べる。
ここで、受信したCECコマンドが、<Report ARC Initiated>であった場合(ステップS403でYES)には、当該コマンドは、HDMIのARC機能が有効になったことを意味する。
ただし、直接接続していない機器のCECコマンドの送受信の場合もあるため、WiHD−Txアダプタ40において、出力信号切換部403の制御が必要か否かを確認する必要がある。
そこで、制御部404は、受信したコマンドの送信元LAと、宛先LAとについて、それぞれ、記憶部412に記憶されているLAと比較する(S404)。コマンドの送信元LAが、WiHD−Rxアダプタ30に接続されている機器のLAで、かつ、宛先のLAが、WiHD−Txアダプタ40に接続されている機器のLAである場合に、WiHD−Rxアダプタ30にHDMIケーブル31で接続した機器が、ARCを有効にし、音声データを、ARCによって出力し始めることを意味する(ステップS404でYes)。
従って、このような、ステップS404でYesの場合に、制御部403は、出力信号切換部403に信号の出力先を、ARCで出力するように切り換える指示を出す(ステップS405)。
以上のように実施することで、WiHD−Rx30及びWiHD−Tx40に接続されたテレビ10及びBDシステム20において、ARCの送信、受信が有効になると同時に、WiHDにおいても、ARCを伝送できるようにすることができる。
また、テレビ10とBDシステム20の間において、ARCの使用を停止する際には、まずBDシステム20から、<Terminate ARC>コマンドが送信される。テレビ10は、<Terminate ARC>コマンドを受信すると、送信元のLAのHDMI入力端子がARC対応であるかを確認し、ARC対応である場合に、<Report ARC Terminated>コマンドを送信する。
図5bにより、WiHD−Txアダプタ40の動作が示される。
BDシステム20が、CECラインを介して、CECコマンドを送信すると、WiHD−Txアダプタ40の制御部404がコマンドを受信する(ステップS411)。制御部404は、符号化部421及びアンテナ部424を介して、当該コマンドを、WiHD−Rxアダプタ30へ送信する(ステップS412)とともに、CECコマンド認識部411にて、当該コマンドの内容を調べる。
ここで、受信したCECコマンドが、<Terminate ARC>であった場合(ステップS413)には、当該コマンドは、HDMIのARC機能が無効にする要求を意味する。
ただし、直接接続していない機器のCECコマンドの送受信の場合もあるため、WiHD−Txアダプタ40において、出力信号切換部403の制御が必要か否かを確認する必要がある。
そこで、制御部404は、受信したコマンドの送信元LAと、宛先LAとについて、それぞれ、記憶部412に記憶されているLAと比較する(S414)。コマンドの宛先LAが、WiHD−Rxアダプタ30に接続されている機器のLAで、かつ、送信元LAが、WiHD−Txアダプタ40に接続されている機器のLAである場合に、WiHD−Txアダプタ40に、HDMIケーブル41で接続した機器が、ARCの入力を無効にすることを意味する(ステップS414でYes)。
従って、制御部404は、このような、ステップS414でYesの場合に、出力信号切換部403に、信号の出力先を、外部音声出力で出力するように切り換える指示を出す(ステップS415)。
図4bにより、WiHD−Rxアダプタ30の動作が示される。
一方、WiHD−Rxアダプタ30は、WiHD−Txアダプタ40からのCECコマンドの通知を、アンテナ部323を介して受信し、復号化部324にて復号し、制御部304がこれを受信する(S311)。制御部304は、HDMI入力端子301を介して、CECコマンドを送信する(ステップS312)とともに、CECコマンド認識部311にて、受信したコマンドの内容を調べる。
ここで、受信したCECコマンドが、<Terminate ARC>であった場合(ステップS313でYes)には、当該コマンドは、HDMIのARC機能を無効にすることを意味する。
ただし、CECコマンドは、直接接続していない機器のコマンドも受信することができるため、WiHD−Rxアダプタ30において、入力信号切換部303の制御が必要か否かを確認する必要がある。
そこで、制御部304は、受信したコマンドの送信元LAと、宛先LAとについて、それぞれ、記憶部312に記憶されているLAと比較する(S314)。コマンドの宛先LAが、WiHD−Rxアダプタ30に接続されている機器のLAで、かつ、送信元LAが、WiHD−Txアダプタ40に接続されている機器のLAである場合に、WiHD−Txアダプタ40にHDMIケーブル41で接続した機器が、ARCの入力を無効にすることを意味する(ステップS314でYes)。
従って、制御部304は、このような、ステップS314でYesの場合に、入力信号切換部303に、信号の入力元を、外部音声入力で入力するように切り換える指示を出す(ステップS315)。
以上のように実施することで、WiHD−Rx30及びWiHD−Tx40に接続されたテレビ10及びBDシステム20において、ARCの送信、受信がそれぞれ無効になると同時に、WiHDにおいても、ARCの伝送を中止し、外部音声入力・出力での伝送に切り換えることができる。
また、外部音声入力から入力した音声データを、音声バックチャネル伝送している状態において、接続された機器が、ARCの使用を開始すると、即座に、WiHDにおいても、ARCによって入力された音声データの伝送に切り換えることができる。
なお、本実施例においては、ARCによる伝送の開始を検出する方法として、<Report ARC Initiated>コマンドの検出を説明したが、HDMI規格において、ARCを開始するために送受信されるCECコマンドであれば、他のコマンドを検出してもよい。同様に、ARCによる伝送の停止を検出する方法として、<Terminate ARC>コマンドの検出を説明したが、ARCを停止するために送受信されるCECコマンドであれば、他のコマンドを検出してもよい。
(実施の形態2 : ARC信号検出で切り換え)
以下で示されるように、例えば、無線受信器(WiHD−Rxアダプタ50)において、前記検出部(音声信号検出部507、制御部504)は、前記第二の音声データ(ARCの信号301aS)の入力を検出し、前記無線入出力部は、前記第一の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、前記第二の音声データの入力を検出することにより、前記第二の音声データの通信が開始されることを検出すると(S501)、前記第一の音声データの出力を停止し、前記第二の音声データを無線で出力するとともに(S502)、前記第二の音声データの通信が開始されることを通知する制御コマンドを、前記無線送信機(WiHD−Txアダプタ60)に送信し(S503)、第二の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、前記第二の音声データの入力が無くなったことを検出することにより、前記第二の音声データの通信が停止されることを検出すると(S511)、前記第二の音声データの出力を停止し、前記第一の音声データを出力するとともに(S512)、前記第二の音声データの通信が停止されることを通知する制御コマンドを、前記無線送信機に送信してもよい(S513)。
以下で示されるように、例えば、無線受信器(WiHD−Rxアダプタ50)において、前記検出部(音声信号検出部507、制御部504)は、前記第二の音声データ(ARCの信号301aS)の入力を検出し、前記無線入出力部は、前記第一の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、前記第二の音声データの入力を検出することにより、前記第二の音声データの通信が開始されることを検出すると(S501)、前記第一の音声データの出力を停止し、前記第二の音声データを無線で出力するとともに(S502)、前記第二の音声データの通信が開始されることを通知する制御コマンドを、前記無線送信機(WiHD−Txアダプタ60)に送信し(S503)、第二の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、前記第二の音声データの入力が無くなったことを検出することにより、前記第二の音声データの通信が停止されることを検出すると(S511)、前記第二の音声データの出力を停止し、前記第一の音声データを出力するとともに(S512)、前記第二の音声データの通信が停止されることを通知する制御コマンドを、前記無線送信機に送信してもよい(S513)。
そして、無線送信機において、前記音声出力切換部(出力信号切換部403)は、前記第一の音声データ出力部から出力中に、前記無線受信機から、当該無線受信機への、前記第二の音声データ(302S)の入力を通知する前記第一の制御コマンドを受信すると(S601)、前記第一の音声データ出力部からの出力を停止させ、前記第二の音声データ出力部から出力させ(S602)、前記第二の音声データ出力部から出力中に、前記無線受信機から、当該無線受信機への、前記第二の音声データの入力が無くなったことを通知する前記第二の制御コマンドを受信すると(S611)、前記第二の音声データ出力部からの出力を停止させ、前記第一の音声データ出力部から出力させでもよい(S612)。
図6は、実施の形態2に係るAVシステム101の構成図である。
AVシステム101は、本技術が適用された映像表示システムの一例であり、図6に示すように、テレビ10と、BDシステム20と、WiHD−Rxアダプタ50およびWiHD−Txアダプタ60(無線送受信システム50x)とを備える。テレビ10及びBDシステム20は、実施の形態1と同じであるため、説明を適宜、省略する。
図7は、実施の形態2に係るWiHD−Rxアダプタ50の主要な機能構成を示すブロック図である。
WiHD−Rxアダプタ30は、HDMI出力端子301、外部音声入力端子302、入力信号切換部303、制御部304、WiHDレシーバ305、HDMIトランスミッタ306を備える。
ここで、入力信号切換部303、WiHDレシーバ305及びHDMIトランスミッタ306は、実施の形態1にかかるWiHD−Rxアダプタ30と同様であるため、説明を適宜、省略する。
音声信号検出部507は、ARCによって音声データが入力されているか、否かを検出し、音声データの入力が検出された際には、制御部504に、ARCによる入力の開始を通知する。
制御部504は、音声信号検出部507から、ARCによる入力の開始を通知された場合には、入力信号切換部303の入力元を、ARCによる入力に切り換える指示を行い、符号化部321及びアンテナ部323を介して、ARCによる入力開始を通知する制御コマンドを、WiHD−Txアダプタ60に通知する(S503)。
また、制御部504は、音声信号検出部507から、ARCによる入力の停止を通知された場合には、入力信号切換部303の入力元を、外部音声入力に切り換える指示を行い、符号化部321及びアンテナ部323を介して、ARCによる入力停止を通知する制御コマンドを、WiHD−Txアダプタ60に通知する(S513)。
図8は、実施の形態2に係るWiHD−Txアダプタ60の主要な機能構成を示すブロック図である。
WiHD−Txアダプタ60は、HDMI入力端子401、外部音声出力端子402、出力信号切換部403、制御部604、WiHDトランスミッタ405、HDMIレシーバ406、E−EDID記憶部407を備える。
ここで、入力信号切換部403、WiHDトランスミッタ405、HDMIレシーバ406、WiHDトランスミッタ405、E−EDID記憶部407は、実施の形態1にかかるWiHD−Txアダプタ40が備えているものと同様であるため、説明を適宜、省略する。
制御部604は、復号化部423を介して、WiHD−Rxアダプタ50からの制御コマンドを受信する。WiHD−Rxアダプタ50から、ARCによる入力の開始を通知する制御コマンド(S503)を受信した場合には(S601)、出力信号切換部403の出力先を、ARCによる出力に切り換える指示を行う(S602)。また、WiHD−Rxアダプタ50から、ARCによる入力の停止を通知する制御コマンド(S513)を受信した場合には(S611)、出力信号切換部403の出力先を、外部音声出力に切り換える指示を行う(S612)。
以下、図7から図10を参照しつつ、WiHD−Rxアダプタ50及び、WiHD−Txアダプタ60において、入力される音声信号を検出することで、WiHD音声バックチャネルで伝送されるデジタル音声データの入出力に、ARCを用いる場合と、外部音声入力・出力を用いる場合とを切り換える方法について説明する。
図9a、図9bは、実施の形態2に係るWiHD−Rxアダプタ50の動作の流れを示す流れ図である。
図10a、図10bは、実施の形態2に係るWiHD−Txアダプタ60の動作の流れを示す流れ図である。
WiHD−Rxアダプタ50、WiHD−Txアダプタ60は、実施の形態1と同様に、電源が入ると、WiHDで通信可能な機器を確認し、通信可能な範囲内に、WiHDで通信可能な機器を発見すると、WiHD−Rxアダプタ50のWiHD制御部50、及び、WiHD−Txアダプタ60のWiHD制御部60は、お互いに制御コマンド及び映像・音声データを送受信するためのアドレス情報を取得する。また、送受信するデータを暗号化するための鍵情報の交換も行う。
次に、WiHD−Rxアダプタ50の制御部504は、テレビ10からHDMI出力端子301を介して、E−EDIDデータを取得し、アンテナ部324を介して、WiHD−Txアダプタ60へその内容を転送する。
WiHD−Txアダプタ60の制御部604は、WiHD−Rxアダプタ50から、E−EDID情報を受信すると、E−EDID記憶部407(図8)に、そのデータを保存する。E−EDID記憶部407は、HDMI入力端子401を介して、接続されたHDMIソースから、E−EDID送信要求を受信すると、要求されたアドレスの情報を送信する。
また、制御部604は、HDMI入力端子401を介して、CECコマンドを受信した場合に、符号化部421及びアンテナ部を介して、WiHD−Rxアダプタ50に送信する。
(ARCによる伝送を開始するときの動作)
テレビ10とBDシステム20の間において、ARCを使用する際には、まずBDシステム20から、<Initiate ARC>コマンドが送信される。テレビ10は、<Initiate ARC>コマンドを受信すると、送信元のLAのHDMI入力端子がARC対応であるかを確認し、ARC対応である場合にのみ、<Report ARC Iniated>コマンドを送信する。
テレビ10とBDシステム20の間において、ARCを使用する際には、まずBDシステム20から、<Initiate ARC>コマンドが送信される。テレビ10は、<Initiate ARC>コマンドを受信すると、送信元のLAのHDMI入力端子がARC対応であるかを確認し、ARC対応である場合にのみ、<Report ARC Iniated>コマンドを送信する。
テレビ10が、CECラインを介して、CECコマンドを送信すると、WiHD−Rxアダプタ30の制御部504が、コマンドを受信し、当該CECコマンドを、WiHD−Txアダプタ60へ送信する。
WiHD−Txアダプタ60は、WiHD−Rxアダプタ50からのCECコマンドの通知を、アンテナ部424を介して受信し、復号化部423にて復号し、制御部604が、これを受信する。制御部604は、HDMI入力端子401を介して、受信したコマンドを、CECコマンドとして送信する。
WiHD−Rxアダプタ50と、WiHD−Txアダプタ60を介して、テレビ10とBDシステム20の間で、CECコマンドの送受信を行い、所定のシーケンスを実施することで、テレビ10は、ARCによる音声データを出力することができるようになる。
テレビ10が、ARCによる音声データの出力を開始すると、WiHD−Rxアダプタ50は、HDMI出力端子301を介して、音声データを受信する。
図9aは、WiHD−Rxアダプタ50の動作を示す図である。
音声信号検出部507は、音声データの入力を検出すると、制御部504へ、ARCによる音声データの入力が開始されたことを通知する(ステップS501)。制御部504は、音声信号検出部507から、ARCによる入力が開始かれた際の通知を受信すると、入力信号切換部303に、音声データの入力元を、ARCによる入力に切り換えるように指示する(ステップS502)。また、制御部503は、WiHDレシーバ305の、符号化部321及びアンテナ部323を介して、WiHD−Txアダプタ60に対して、ARCによる入力開始を通知する制御コマンドを送信する(S503)。
図10aは、WiHD−Txアダプタ60の動作を示す図である。
WiHD−Txアダプタ60の制御部604は、WiHD−Rxアダプタ50から、ARCによる入力開始を通知する制御コマンドを受信すると(S601)、出力信号切換部403に対して、出力先を、ARCによる出力に切り換える指示を出す(S602)。
以上のように実施することで、WiHD−Rxアダプタ50及びWiHD−Txアダプタ60にそれぞれ接続されたテレビ10及びBDシステム20において、ARCによる出力、ARCによる入力が有効になると同時に、WiHDにおいてもARCを伝送できるようにすることができる。
(ARCによる伝送を停止するときの動作)
テレビ10とBDシステム20の間において、ARCによる伝送を停止する際には、BDシステム20から、<Terminate ARC>コマンドが送信される。テレビ10は、<Terminate ARC>コマンドを受信すると、送信元のLAのHDMI入力端子が、ARC対応であるかを確認し、ARC対応である場合のみ、<Report ARC Iniated>コマンドを送信し、ARCによる、音声データの出力を停止する。
テレビ10とBDシステム20の間において、ARCによる伝送を停止する際には、BDシステム20から、<Terminate ARC>コマンドが送信される。テレビ10は、<Terminate ARC>コマンドを受信すると、送信元のLAのHDMI入力端子が、ARC対応であるかを確認し、ARC対応である場合のみ、<Report ARC Iniated>コマンドを送信し、ARCによる、音声データの出力を停止する。
テレビ10がCECラインを介して、CECコマンドを送信すると、WiHD−Rxアダプタ50の制御部504が、コマンドを受信し、当該CECコマンドを、WiHD−Txアダプタ60へ送信する。
WiHD−Txアダプタ60は、WiHD−Rxアダプタ50からのCECコマンドの通知を、アンテナ部424を介して受信し、復号化部423にて復号し、制御部604がこれを受信する。制御部604は、HDMI入力端子401を介して、受信したコマンドを、CECコマンドとして送信する。
WiHD−Rxアダプタ50とWiHD−Txアダプタ60を介して、テレビ10とBDシステム20の間で、CECコマンドの送受信を行い、所定のシーケンスを実施すると、テレビ10は、ARCによる音声データの出力を停止する。
図9bは、WiHD−Rxアダプタ50の動作を示す図である。
音声信号検出部507は、音声データの入力が無くなった事を検出すると、制御部504へ、ARCによる音声データの入力が停止されたことを通知する(ステップS511)。制御部504は、音声信号検出部507から、ARCによる入力が停止された際の通知を受信すると、入力信号切換部303に、音声データの入力元を、外部音声入力端子302に切り換えるように指示する(ステップS512)。また、制御部504は、WiHDレシーバ305の、符号化部321及びアンテナ部323を介して、WiHD−Txアダプタ60に対して、ARCによる入力停止を通知する制御コマンドを送信する(S513)。
図10bは、WiHD−Txアダプタ60の動作を示す図である。
そして、WiHD−Txアダプタ60において、S513で送信された制御コマンドが受信され(S611)、出力信号切換部403の出力先が、外部音声出力端子402に切り換えられる(S612)。
図10cは、WiHD−Txアダプタ60の動作を示す図である。
また、BDシステム20における、電源オフや、HDMIケーブルを外した等の理由で、WiHD−Txアダプタ60のHDMI入力端子401の+5V Powerラインへの電源供給が停止した場合には、次のように動作する。
すなわち、制御部604は、+5V Powerラインへの電源供給がなくなったこと(S621)を検出すると(ステップS622でYes)、出力信号切換部403の出力先を、外部音声出力に切り換える指示を出し(ステップS623)、WiHD制御部422へ、+5V Powerラインの状態が遷移し、ローレベルになったことを通知する。WiHD制御部422は、HDMI入力端子401の状態変化として、符号化部421及びアンテナ部424を介して、+5V Powerラインの状態が遷移し、ローレベルになったことを、WiHD−Rxアダプタ50に通知する(ステップS624)。
図9cは、WiHD−Rxアダプタ50の動作を示す図である。
WiHD−Rxアダプタ50は、WiHD−Txアダプタ60から、+5V Powerラインの状態遷移の通知を受信する(ステップS521)。すると、受信がされたことが、制御部504に通知される。制御部504は、+5V Powerラインがローレベルになった場合には(ステップS522でYes)、入力信号切換部303に、信号の入力元を、外部音声入力端子302に切り換えるように指示する(ステップS523)。また、HDMI出力端子301の+5V Powerラインへの電源供給を停止し、ローレベルにする。テレビ10は、自身が備えるHDMI入力端子への、+5V Powerラインの電圧が、所定の値よりも高い場合にのみ、ARCによる音声出力が可能であるため、ローレベルになると、ARCによる音声出力を停止する。
以上のように実施することで、WiHD−Rxアダプタ50及びWiHD−Txアダプタ60にそれぞれ接続されたテレビ10及びBDシステム20において、ARCによる出力、ARCによる入力が無効になると同時に、WiHDにおいても、ARCを伝送できるようにすることができる。
また、外部音声入力端子を介して入力した音声データを、WiHD音声バックチャネル伝送している状態において、接続された機器が、ARCの使用を開始すると、即座に、WiHDにおいても、ARCによって入力された音声データの伝送に切り換えることができる。
なお、本技術を実施する際における、実施の形態は、この限りでなく、例えば、実施の形態1におけるWiHD−Rxアダプタ30は、<Report ARC Initiated>を検出したときに、ARCによる入力開始を通知する制御コマンド(実施の形態2のS503参照)を、WiHD−Txアダプタ40に送信することで、実施の形態2におけるWiHD−Txアダプタ60と組み合わせて使用することもできる。また、HDMIシンク及びHDMIソースは、上記の実施の形態に関わらず、HDMI規格が定める所定のCECコマンドの送受信を行う必要があるため、実施の形態2におけるWiHD−Rxアダプタ50と、実施の形態1におけるWiHD−Txアダプタ40とを組み合わせて実施することも可能である。
このようにして、WiHD−RxアダプタからWiHD−Txアダプタに、LRPにて音声を伝送する際において、HDMIのARC入力と、SPDIFなどの外部音声入力などの、複数の音声入力に対応する方法が提供される。つまり、実施の形態1に示されるように、例えば、(1)WiHD−xアダプタ及び、WiHD−Txアダプタのそれぞれに接続された機器の間において送受信される制御コマンド(CECコマンド)を検出し、ARCによる伝送を開始する場合には、ARCによって入力された音声データを伝送し、ARCによる伝送を停止する場合、及び、ARCによる伝送ができない場合には、外部音声入力によって入力された音声データを伝送する。また、実施の形態2に示されるように、例えば、(2)WiHD−Rxアダプタにおいて、ARCによる音声データの入力を検出し、ARCによる音声データの入力が検出された際には、WiHD−Txアダプタに、ARCによる音声データの入力を通知する制御コマンドを送信し、WiHD−Txアダプタが、前記制御コマンドを受信すると、ARCによる音声データの出力を開始する。
こうして、例えば、次の動作が行われてもよい。ただし、次の説明は、単なる一例である。
つまり、出力機器(HDMI出力機器、HDMIソース、BDシステム20)および入力機器(HDMI入力機器、HDMIシンク、テレビ10)において、出力機器が、映像および音声の信号を、HDMIで出力し、入力機器が、出力された信号を、HDMIで入力してもよい。つまり、映像および音声を、出力機器から入力機器に伝送する通信がされてもよい。
なお、ここで、伝送される映像は、例えば、HD(High Definition)の映像(動画)であり、大きなデータ量の映像である。
そして、伝送される音声は、例えば、出力機器(BDシステム20)が有する記憶ディスク(BD)に記憶され、入力機器(テレビ10)により出力される音声でもよい。
一方、近年においては、HDMIの信号などを無線通信する、WirelessHD(WiHD)などの無線通信が利用されつつある(非特許文献1等を参照)。
そこで、無線送受信システム30xA(無線送受信システム30x、50x)においては、送信側無線通信部(WiHDレシーバ305)および受信側無線通信部(WiHDトランスミッタ405)(無線通信部305x(図2、図3))が、無線通信を行い、出力機器および入力機器に、HDMIでの通信を、当該無線通信を介して行わせてもよい。
つまり、例えば、送信側無線通信部が、出力機器により出力される、HDMIの信号を、無線通信で送信してもよい。そして、受信側無線通信部が、送信された信号を受信し、受信された信号を入力機器に入力させてもよい。
これにより、入力機器(テレビ10)と、出力機器との間で、長いHDMIケーブルを設ける必要がなく、入力機器と出力機器との、HDMIの通信が簡単にできたり、ユーザから見た美感が向上できたりする。
一方、出力機器および入力機器は、逆方向、つまり、入力機器(テレビ10)から出力機器(BDシステム20)への方向での、SPDIF等の音声信号(図2の音声信号302Sを参照)の通信も行う。
なお、具体的には、例えば、このような、入力機器から出力機器への音声信号は、入力機器(テレビ10)に設けられたチューナーにより受信された音声の音声信号でもよい。
つまり、入力機器(テレビ10)により、HDMIの方式とは別の、他の方式(SPDIF等)での音声信号302Sが出力されて、出力機器(BDシステム20)により、出力された、SPDIF等における音声信号302Sが入力される。
そこで、無線通信部305x(図2、図3)が、入力機器により出力された、SPDIF等での音声信号302Sを(LRPのWiHD音声バックチャネルで)無線通信し、入力機器および出力機器に、この音声信号302Sの通信を、当該無線通信を介して行わせてもよい。
つまり、送信側無線通信部(WiHDレシーバ305)が、入力機器により出力された、SPDIF等での音声信号302Sを、無線通信で送信し、受信側無線通信部(WiHDトランスミッタ405)が、送信された、SPDIF等の音声信号302Sを受信し、受信された音声信号302Sを、出力機器に入力させてもよい。
これにより、SPDIF等の、他の方式の通信における通信ケーブルも不要になり、十分かつ確実に、美感が向上できる。
一方、近年においては、HDMIでの通信により、入力機器(テレビ10)から出力機器(BDシステム20)への、音声の通信を行う、オーディオリターンチャンネル(ARC)での、音声の通信の技術が使われつつある。このARCは、HDMI1.4(非特許文献2)から導入された最新の技術である。市販される機器(テレビ、BDレコーダ等)のうちの最新のものにおいては、このARCの機能が実装されるようになりつつある。
そして、入力機器として、ARCに対応していない、ARCの通信を行わない入力機器10a(図1)が用いられる場合がある一方で、ARCに対応した、ARCでの通信を行う入力機器10b(図1)が用いられる場合もある。ここで、例えば、ARCに対応しない入力機器10bは、HDMI1.4に対応していない、旧式の機器であり、ARCに対応した入力機器10bは、HDMI1.4に対応した、最新の機器でもよい。
また、出力機器についても、ARCに対応していない出力機器10aが用いられる場合もあるし、ARCに対応した出力機器10bが用いられる場合もある。
そして、無線通信においては、例えば、先述のように、2つの音声を同時に伝送することができない。つまり、WiHDのLRPにおける、WiHD音声バックチャンネル機能での無線通信においては、第1の音声の信号を伝送するのと同時に、第1の音声とは別の第2の音声の信号を伝送することはできず、2つの音声を同時に伝送することができない。なお、例えば、2つの音声の同時の伝送ができないのは、無線通信(WiHD)における、帯域の制限のためである。
そこで、本無線送受信システム(無線送受信システム30x)においては、前記無線送信機および前記無線受信機は、WirelessHDの無線通信を行い、BDシステム20(出力機器)により、HDMIで信号が出力され、出力された当該信号が、テレビ(入力機器)により入力されるのに際して、前記BDシステムから前記テレビへの、当該信号の通信を、当該無線通信を介して行わせる、送信側のアダプタ、および、受信側のアダプタでもよい。
そして、通信検出部311x(第1の検出部(CECコマンド認識部311)および第2の検出部(CECコマンド認識部411))が、前記テレビにより、SPDIF(Sony Philips Digital InterFace)での音声信号302sが出力され、前記BDシステムにより、出力された、SPDIFにおける当該音声信号302sが入力されるのか(例えば、<Report ARC Initiated>が送信されていないか)、前記テレビにより、HDMIにおけるARCでの、音声(信号301aS)の出力がされて、出力された、ARCにおける当該音声が、前記BDシステムに入力され、ARCでの通信がされるのか(<Report ARC Initiated>の送信がされたか)、何れであるかを検出してもよい(S301、S303aを参照)。
なお、より具体的には、例えば、通信検出部311xが、入力機器(テレビ10)が、当該入力機器10bが有するARC機能をアクティベートし、かつ、出力機器(BDシステム20)が、当該出力機器(出力機器20b)のARC機能をアクティベートしたか否かを検知し、何れのARCの機能もアクティベートされたと検知された場合に、ARCの通信がされることを検出してもよい。
つまり、さらに具体的には、例えば、通信検出部311x(CECコマンド認識部311、411)が、ARCの機能がアクティベートされたことを示すCECコマンド311cA(<Report ARC Initiated>)が送信されたか否かを検知し、送信されたと検知された場合に、ARCの通信がされることを検出してもよい(S301およびS303a、S401およびS403a)。
なお、例えば、実施の形態2で示されるように、通信検出部311x(音声信号検出部507、制御部604)が、入力機器から出力機器に通信されるデータが、ARCでのデータか否かを検知することにより、ARCでのデータと検知された場合に、ARCでの通信がされることを検出してもよい(S501、S601)。
そして、通信切換部303x(受信側切換部(入力信号切換部303)、送信側切換部(出力信号切換部403))が、ARCでの通信がされないことが検出された場合には、SPDIFでの前記音声信号302Sを、前記無線通信(WiHD音声バックチャネルの通信)を介して通信させ、ARCでの前記音声(信号301aS)を、前記無線通信を介して通信させず(S315)、ARCでの通信がされることが検出された場合には、SPDIFでの前記音声信号302Sを、前記無線通信を介して通信させず、ARCでの前記音声(信号301aS)を、前記無線通信(WiHD音声バックチャネルの通信)を介して通信させてもよい(S305)。
なお、より具体的には、例えば、通信検出部311xは、前記無線受信機に設けられた第1の前記検出部(CECコマンド認識部311)と、前記無線送信機に設けられた第2の検出部(CECコマンド認識部411)とを含んでもよい。
そして、通信切換部303xは、前記無線受信機に設けられた受信側切換部(入力信号切換部303)と、前記無線送信機に設けられた送信側切換部(出力信号切換部403)とを含んでもよい。
つまり、例えば、WiHD−Rxアダプタ30に設けられた第1の検出部(CECコマンド認識部311)が、ARCの通信がされるか否かを検出するのと共に、WiHD−Txアダプタ40に設けられた第2の検出部(CECコマンド認識部411)も、ARCの通信がされるか否かの検出をしてもよい。
そして、入力信号切換部303は、第1の検出部(CECコマンド認識部311)により、ARCの通信がされることが検出されない場合にのみ、入力機器により(外部音声入力端子302へと)出力される、SPDIF等の音声信号302Sを、無線通信で送信させ、第1の検出部により、ARCの通信がされることが検出された場合には、HDMI出力端子301(の入力部301a)へと出力される、ARCの信号301aSを、無線通信で送信させてもよい。
なお、同様に、出力信号切換部403は、第2の検出部(CECコマンド認識部411)により、ARCの通信がされることが検出されない場合にのみ、無線通信で受信される信号を、SPDIF等の音声信号302Sとして、外部音声出力端子402(図3)から出力機器(BDシステム20)に入力させ、検出された場合には、ARCの信号301aSとして、HDMI入力端子401(の出力部401a)から出力機器に入力させてもよい。
なお、図2の入力部301aは、ARCの信号301aSを入力する入力部である。具体的には、先述のように、例えば、入力部301aは、HDMI出力端子301におけるUtilityライン(または、UtilityラインおよびHPDラインの両方)でもよい。同様に、図3の出力部401aは、ARCの信号301aSの出力部である。
より具体的には、例えば、実施の形態1で示されるように、<Report ARC Initiated>のCECコマンドの送信と、<Terminate ARC>のCECコマンドの送信とがそれぞれ検出されてもよい。そして、<Report ARC Initiated>の検出から(S305、S405)、<Terminate ARC>の検出まで(S315、S415)の期間において、ARCの信号301aが、無線通信を介して通信され、他の期間でのみ、SPDIF等での音声信号302Sが、無線通信を介して、通信されてもよい。
こうして、本無線受信機(WiHD−Rxアダプタ30等)において、CECコマンド認識部311、入力信号切換部303などの複数の構成が組み合わせられ、組み合わせによる相乗効果が生じる。これに対して、従来例においては、これらの構成のうちの全部又は一部を欠き、相乗効果は生じない。この点において、本無線受信器は、従来例に対して、相違する。
同様に、本無線送信機も、構成、作用、効果の点において、従来例に対して相違する。
なお、HDMIの信号を出力するBDシステム20が、HDMI1.4に対応したBDシステム(出力機器20b)で、かつ、HDMIの信号を入力する前記テレビも、HDMI1.4に対応したテレビ(入力機器10b)である場合に、ARCでの通信がされることが検出されてもよい。
なお、先述された、無線通信において、2つの音声を同時に伝送することができないとは、具体的には、例えば、閾値より高い品質での伝送ができないことでもよいし、品質に関わらず、如何なる品質でも伝送できないことでもよい。
なお、上述されたそれぞれの機能を実現するためのコンピュータプログラムが構築されてもよいし、そのコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体が構築されてもよいし、それぞれの機能が実装された集積回路が構築されてもよいし、他の種類の物が構築されてもよい。また、上述のそれぞれの工程が含まれる方法が構築されてもよい。
また、単なる細部については、上述の説明の通りの形態が採られてもよいし、他の形態が採られてもよい。他の形態は、上述の説明から、当業者が容易に思い付く形態でもよいし、思い付くことが困難である、更に改良発明が適用された形態などでもよい。
また、異なる複数の実施形態に記載された複数の要素などの、互いに異なる複数の箇所に記載された複数の要素は、適宜組み合わせられてよい。如何なる組み合わせをしたケースも、本発明が適用されている限り、本発明の範囲に属する。
WiHD−Rxアダプタ及びWiHD−Txアダプタを使って、WiHD−RxアダプタからWiHD−Txアダプタに、音声を、WiHD音声バックチャネル伝送するシステムにおいて、ARCと外部音声入力の2種類の音声入力がある場合に、接続機器において、ARCが有効になると、ARCによって入力された音声データを伝送し、ARCが無効になると、外部音声入力から入力された音声データを伝送するシステムが実現できる。
また、外部音声入力から入力した音声データを、音声バックチャネル伝送している状態において、接続された機器が、ARCの使用を開始すると、即座にWiHDにおいても、ARCによって入力された音声データの伝送に切り換えることができる。
これにより、WiHD−Rxアダプタ及び、WiHD−Txアダプタに接続された機器は、ARCと外部音声入力と、いずれの音声を伝送するかを明示的に指定することなく、音声データを伝送させることができる。
10 テレビ
20 BDシステム
30、50 WiHD−Rxアダプタ
31、41 HDMIケーブル
40、60 WiHD−Txアダプタ
100、101 AVシステム
301 HDMI出力端子
302 外部音声入力端子
303 入力信号切換部
304、404、504、604 制御部
305 WiHDレシーバ
306 HDMIトランスミッタ
311、411 CECコマンド認識部
312、412 記憶部
321、421 符号化部
322、422 WiHD制御部
323、423 アンテナ部
324、424 復号化部
401 HDMI入力端子
402 外部音声出力端子
403 出力信号切換部
405 WiHDトランスミッタ
406 HDMIレシーバ
407 E−EDID記憶部
507 音声信号検出部
20 BDシステム
30、50 WiHD−Rxアダプタ
31、41 HDMIケーブル
40、60 WiHD−Txアダプタ
100、101 AVシステム
301 HDMI出力端子
302 外部音声入力端子
303 入力信号切換部
304、404、504、604 制御部
305 WiHDレシーバ
306 HDMIトランスミッタ
311、411 CECコマンド認識部
312、412 記憶部
321、421 符号化部
322、422 WiHD制御部
323、423 アンテナ部
324、424 復号化部
401 HDMI入力端子
402 外部音声出力端子
403 出力信号切換部
405 WiHDトランスミッタ
406 HDMIレシーバ
407 E−EDID記憶部
507 音声信号検出部
Claims (14)
- 無線受信機であって、
無線入出力部と、
映像・音声データを前記無線入出力部が受信すると、受信した前記映像・音声データを有線で出力し、制御コマンドの入出力を行う映像・音声データ出力部と、
第一の音声データを入力する第一の音声入力部と、
第二の音声データを入力する第二の音声入力部と、
前記第二の音声データの通信が開始されること、および、停止されることをそれぞれ検出する検出部とを備え、
前記無線入出力部は、
無線送信機からの映像・音声データを受信し、
前記映像・音声データ出力部を介して受信した制御コマンドを前記無線送信機に出力し、
前記無線送信機からの制御コマンドを受信して、受信された当該制御コマンドを、前記映像・音声データ出力部を介して出力させ、
前記第一の音声入力部により入力された前記第一の音声データ、および、前記第二の音声入力部により入力された前記第二の音声データのいずれか一方を無線で前記無線送信機に出力し、
前記第一の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、前記第二の音声データの通信が開始されることを検出すると、
前記第一の音声データの出力を停止し、前記第二の音声データを無線で出力し、
前記第二の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、前記第二の音声データの通信が停止されることを検出すると、
前記第二の音声データの出力を停止し、前記第一の音声データを出力する無線受信機。 - 請求項1記載の無線受信機であって、
前記検出部は、前記第二の音声データの入力を検出し、
前記無線入出力部は、
前記第一の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、前記第二の音声データの入力を検出することにより、前記第二の音声データの通信が開始されることを検出すると、
前記第一の音声データの出力を停止し、前記第二の音声データを無線で出力するとともに、前記第二の音声データの通信が開始されることを通知する制御コマンドを、前記無線送信機に送信し、
第二の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、前記第二の音声データの入力が無くなったことを検出することにより、前記第二の音声データの通信が停止されることを検出すると、
前記第二の音声データの出力を停止し、前記第一の音声データを出力するとともに、前記第二の音声データの通信が停止されることを通知する制御コマンドを、前記無線送信機に送信する請求項1記載の無線受信機。 - 請求項1記載の無線受信機であって、
前記無線入出力部は、
前記第一の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、第一の制御コマンドを当該無線受信機が受信したことを検知することにより、前記第二の音声データの通信が開始されることを検出すると、
前記第一の音声データの出力を停止し、前記第二の音声データを無線で出力し、
前記第二の音声データを無線で出力中に、前記検出部が、第二の制御コマンドを当該無線受信器が受信したことを検知することにより、前記第二の音声データの通信が停止されることを検出すると、
前記第二の音声データの出力を停止し、前記第一の音声データを無線で出力する無線受信機。 - 無線送信機であって、
無線入出力部と、
映像・音声データを受信し、受信した前記映像・音声データを、前記無線入出力部を介して送信させ、制御コマンドの入出力を行う映像・音声データ入力部と、
第一の音声データを出力する第一の音声出力部と、
第二の音声データを出力する第二の音声出力部と、
音声出力切換部とを備え、
前記無線入出力部は、
前記映像・音声データ入力部により受信された前記映像・音声データを無線受信機に送信し、
前記映像・音声データ入力部を介して受信した制御コマンドを前記無線受信機に出力し、
前記無線受信機からの制御コマンドを受信して、受信された当該制御コマンドを、前記映像・音声データ入力部を介して出力させ、
前記無線受信機から音声データを受信し、
前記音声出力切換部は、
前記無線入出力部が受信した当該音声データを、前記第一の音声データ出力部に前記第一の音声データとして出力させるか、または、前記第二の音声データ出力部に前記第二の音声データとして出力させるかのいずれか一方を行い、
前記第一の音声データ出力部から出力中に、当該無線送信機が第一の制御コマンドを受信すると、
前記第一の音声データ出力部からの出力を停止させ、前記第二の音声データ出力部から出力させ、
前記第二の音声データ出力部から出力中に、当該無線送信機が第二の制御コマンドを受信すると、
前記第二の音声データ出力部からの出力を停止させ、前記第一の音声データ出力部から出力させる無線送信機。 - 前記音声出力切換部は、
前記第一の音声データ出力部から出力中に、前記無線受信機から、当該無線受信機への、前記第二の音声データの入力を通知する前記第一の制御コマンドを受信すると、
前記第一の音声データ出力部からの出力を停止させ、前記第二の音声データ出力部から出力させ、
前記第二の音声データ出力部から出力中に、前記無線受信機から、当該無線受信機への、前記第二の音声データの入力が無くなったことを通知する前記第二の制御コマンドを受信すると、
前記第二の音声データ出力部からの出力を停止させ、前記第一の音声データ出力部から出力させる請求項4記載の無線送信機。 - 前記第一の制御コマンドおよび前記第二の制御コマンドのそれぞれは、前記第二の音声データの通信が開始される際、および、停止される際に、それぞれ通信され、通信される際に、当該無線送信機に受信されるCEC(Consumer Electronics Control)コマンドである請求項4記載の無線送信機。
- 映像・音声データを、無線信号を介して伝送する無線映像・音声送受信システムであって、
請求項1に記載の無線受信機と、
請求項4に記載の無線送信機とから構成される無線映像・音声送受信システム。 - 映像・音声データを無線信号を介して伝送する無線映像・音声送受信システムであって、
請求項2に記載の無線受信機と、
請求項5に記載の無線送信機とから構成される無線映像・音声送受信システム。 - 請求項7または8に記載の無線映像・音声送受信システムであって、
当該無線映像・音声送受信システムにおける、前記無線送信機及び前記無線受信機は、
無線信号の送受信として、WirelessHDの規格に規定されるHRPによる、映像・音声データの送受信を行うと共に、LRPによる、音声データ及び制御コマンドの送受信を行う無線映像・音声送受信システム。 - 請求項7、8または9のいずれかに記載の無線映像・音声送受信システムであって、
前記無線送信機は、
さらに、HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格に従った映像・音声データを入力し、
CEC(Consumer Electronics Control)に規定される制御コマンドを送受信し、
少なくとも1つの音声出力として、ARC(Audio Return Channel)に規定される音声データを出力し、
前記無線受信機は、
さらに、HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格に従った映像・音声データを出力し、
CEC(Consumer Electronics Control)に規定される制御コマンドを送受信し、
少なくとも1つの音声入力として、ARC(Audio Return Channel)に規定される音声データを入力する無線映像・音声送受信システム。 - 請求項7記載の無線映像・音声送受信システムであって、
前記無線送信機および前記無線受信機は、WirelessHDの無線通信を行い、BDシステムにより、HDMIで信号が出力され、出力された当該信号が、テレビにより入力されるのに際して、前記BDシステムから前記テレビへの、当該信号の通信を、当該無線通信を介して行わせる、送信側のアダプタ、および、受信側のアダプタであり、
当該無線映像・音声送受信システムは、
前記テレビにより、SPDIF(Sony Philips Digital InterFace)での音声信号が出力され、前記BDシステムにより、出力された、SPDIFにおける当該音声信号が入力されるのか、前記テレビにより、HDMIにおけるARCでの、音声の出力がされて、出力された、ARCにおける当該音声が、前記BDシステムに入力され、ARCでの通信がされるのか、何れであるかを検出する通信検出部と、
ARCでの通信がされないことが検出された場合には、SPDIFでの前記音声信号を、前記無線通信を介して通信させ、ARCでの前記音声を、前記無線通信を介して通信させず、
ARCでの通信がされることが検出された場合には、SPDIFでの前記音声信号を、前記無線通信を介して通信させず、ARCでの前記音声を、前記無線通信を介して通信させる通信切換部とを備え、
前記通信検出部は、前記無線受信機に設けられた第1の前記検出部と、前記無線送信機に設けられた第2の検出部とを含み、
前記通信切換部は、前記無線受信機に設けられた音声入力切換部と、前記無線送信機に設けられた前記音声出力切換部とを含む無線映像・音声送受信システム。 - 前記通信検出部は、ARCでの通信がされる際に、前記テレビおよび前記BDシステムの間で通信されるCECコマンドが、前記テレビおよび前記BDシステムの間で通信されることを検知し、検知されない場合に、ARCでの通信がされないことを検出し、当該CECコマンドの通信が検知された場合に、ARCでの通信がされることを検出する請求項11記載の無線映像・音声送受信システム。
- 無線受信方法であって、
無線入出力工程と、
映像・音声データを前記無線入出力工程で受信すると、受信した前記映像・音声データを有線で出力し、制御コマンドの入出力を行う映像・音声データ出力工程と、
第一の音声データを入力する第一の音声入力工程と、
第二の音声データを入力する第二の音声入力工程と、
前記第二の音声データの通信が開始されること、および、停止されることをそれぞれ検出する検出工程とを含み、
前記無線入出力工程では、
無線送信機からの映像・音声データを受信し、
前記映像・音声データ出力工程で受信した制御コマンドを前記無線送信機に出力し、
前記無線送信機からの制御コマンドを受信して、受信された当該制御コマンドを、前記映像・音声データ出力工程で出力させ、
前記第一の音声入力工程で入力された前記第一の音声データ、および、前記第二の音声入力工程で入力された前記第二の音声データのいずれか一方を無線で前記無線送信機に出力し、
前記第一の音声データを無線で出力中に、前記検出工程で、前記第二の音声データの通信が開始されることを検出すると、
前記第一の音声データの出力を停止し、前記第二の音声データを無線で出力し、
前記第二の音声データを無線で出力中に、前記検出工程で、前記第二の音声データの通信が停止されることを検出すると、
前記第二の音声データの出力を停止し、前記第一の音声データを出力する無線受信方法。 - 無線送信方法であって、
無線入出力工程と、
映像・音声データを受信し、受信した前記映像・音声データを、前記無線入出力工程で送信させ、制御コマンドの入出力を行う映像・音声データ入力工程と、
第一の音声データを出力する第一の音声出力工程と、
第二の音声データを出力する第二の音声出力工程と、
音声出力切換工程とを備え、
前記無線入出力工程では、
前記映像・音声データ入力工程で受信された前記映像・音声データを無線受信機に送信し、
前記映像・音声データ入力工程で受信した制御コマンドを前記無線受信機に出力し、
前記無線受信機からの制御コマンドを受信して、受信された当該制御コマンドを、前記映像・音声データ入力工程で出力させ、
前記無線受信機から音声データを受信し、
前記音声出力切換工程では、
前記無線入出力工程で受信した前記音声データを、前記第一の音声データ出力工程で前記第一の音声データとして出力させるか、または、前記第二の音声データ出力工程で前記第二の音声データとして出力させるかのいずれか一方の出力を行わせ、
前記第一の音声データ出力工程で出力中に、当該無線送信方法を実行する無線送信機が第一の制御コマンドを受信すると、
前記第一の音声データ出力工程での出力を停止させ、前記第二の音声データ出力工程で出力させ、
前記第二の音声データ出力工程で出力中に、当該無線送信機が第二の制御コマンドを受信すると、
前記第二の音声データ出力工程での出力を停止させ、前記第一の音声データ出力工程で出力させる無線送信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010101380A JP2011234046A (ja) | 2010-04-26 | 2010-04-26 | 無線受信機、送信機、システムおよび方法 |
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Family Applications (1)
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JP2010101380A Pending JP2011234046A (ja) | 2010-04-26 | 2010-04-26 | 無線受信機、送信機、システムおよび方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112399217A (zh) * | 2020-11-05 | 2021-02-23 | 海信视像科技股份有限公司 | 显示设备及与功放设备建立通信连接的方法 |
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2010
- 2010-04-26 JP JP2010101380A patent/JP2011234046A/ja active Pending
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CN112399217A (zh) * | 2020-11-05 | 2021-02-23 | 海信视像科技股份有限公司 | 显示设备及与功放设备建立通信连接的方法 |
CN112399217B (zh) * | 2020-11-05 | 2022-11-25 | 海信视像科技股份有限公司 | 显示设备及与功放设备建立通信连接的方法 |
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