JP2011228157A - Connector - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、線状の端子にコンタクトが接触するとともに線状の端子を保持することで線状の端子に対して接続されるコネクタに関する。 The present invention relates to a connector connected to a linear terminal by contacting the linear terminal and holding the linear terminal.
線状の端子にコンタクトが接触するとともに線状の端子を保持することで線状の端子に対して接続されるコネクタとして、特許文献1や特許文献2に開示されたものが知られている。特許文献1或いは特許文献2に開示されたコネクタは、冷陰極管等の蛍光管の端部から突出した線状の端子に対して接続されるコネクタとして構成されている。
As a connector connected to a linear terminal by contacting the linear terminal and holding the linear terminal, those disclosed in
特許文献1においては、基板として設けられた平板状の部材に設置される筐体形状のソケット本体と、ソケット本体内で移動可能に設けられたカバー部材と、2つのコンタクト片として設けられた一対の端子接触部を有するとともにソケット本体に固定されるコンタクトと、の3つの構成部品を備えて構成されたコネクタが開示されている。そして、このコネクタは、カバー部材の移動に伴ってこのカバー部材に設けられたカム体によって一対の端子接触部が開閉され、蛍光管の線状の端子と一対の端子接触部とが接触し、線状の端子に対して電気的に接続される。
In
特許文献2の図7及び図8においては、基板として設けられた平板状の部材に設置されるコンタクトと、コンタクトに対して直線方向に沿ってスライド移動可能なスライダーとして設けられたハウジングと、を備えて構成されたコネクタが開示されている。また、このコネクタにおけるコンタクトには、ハウジングの内側に配置されて蛍光管の線状の端子に接触する接触部として設けられた一対の端子接触部と、この一対の端子接触部の近傍にそれぞれ設けられる押圧部と、ハウジングの更に外側に配置されてハウジングをスライド移動可能に支持する一対の側壁状のガイド板とが、一体に形成されている。ハウジングにはスライド軸が設けられ、一対の側壁状のガイド板は、スライド軸がスライド移動するスライド穴が形成されるとともに、底板により連結されている。そして、このコネクタは、ハウジングが直線方向に沿ってスライド移動し、ハウジングがコンタクトの押圧部を押圧することで、一対の端子接触部が変位して線状の端子に対して接触するように構成されている。
7 and 8 of
特許文献1に開示されたコネクタでは、構成部品として、ソケット本体、カバー部材、及びコンタクトの3つの部品が必要となるため、構成部品点数が多くなってしまうことになる。また、コネクタの適用対象として市場で求められるアプリケーション(例えば、液晶表示装置)において、薄型化を図るためには、そのアプリケーションに内蔵されるコネクタにおいても構造の薄型化を図ることが必要となる。これに対し、特許文献1に開示のコネクタの場合、コンタクトにおける一対の端子接触部が平板状の部材に対して垂直方向に延びるように設けられる。このため、特許文献1の開示のコネクタでは、液晶表示装置等のような市場で求められるアプリケーションの薄型化に直接に影響するコネクタ構造の薄型化を図ることが難しく、市場でのアプリケーションの薄型化の要求に対応することが困難である。
In the connector disclosed in
一方、特許文献2に開示されたコネクタでは、コンタクトとハウジングとが1つずつ設けられるため、コネクタの構成部品点数を最小化することができる。そして、一対の端子接触部が平板状の部材に対して平行に配置されるため、この端子接触部に対応する部分に関しては、コネクタ構造の薄型化を図ることが可能となる。また、特許文献2に開示のコネクタでは、ハウジングがコンタクトに対して直線方向にスライド移動して線状の端子に端子接触部を接触させて線状の端子への電気的な接続を完成させることになるため、線状の端子に対する接続工程の簡素化を図ることが可能となる。
On the other hand, in the connector disclosed in
しかしながら、特許文献2に開示のコネクタは、ハウジングの内側に配置される一対の端子接触部を有するコンタクトに一体に形成されてハウジングの更に外側に配置される大きなガイド板が設けられた構造となる。このため、コネクタ構造の大型化及び複雑化を招いてしまうことになる。
However, the connector disclosed in
また、特許文献2に開示のコネクタでは、線状の端子に外力をほとんど作用させることなく一対の端子接触部の間に線状の端子を配置可能であるものの、ハウジングに設けられたスライド軸が一対の側壁状のガイド板に形成されたスライド穴にスライド可能に保持されるのみの構造として構成されることになる。このため、線状の端子への電気的な接続が完成する前の状態においては、ハウジングのコンタクトに対する位置が安定せず、効率的な接続作業が阻害されてしまうことになる。よって、線状の端子に外力をほとんど作用させることなく一対の端子接触部の間に線状の端子を配置することができるとともに、その後、容易に効率よく接続作業を行うことができる構造が実現されることが望まれる。
Further, in the connector disclosed in
また、特許文献2に開示のコネクタでは、電気的な接続が完成した状態では、ハウジングによる保持力のみによって線状の端子が保持される。ハウジングによる保持力のみの場合、線状の端子を保持するための十分な保持力が不足する虞がある。例えば、高温雰囲気下で用いられるようなコネクタの場合、ハウジングによる保持力のみでは線状の端子を保持するための十分な保持力が不足する可能性が高くなってしまう。従って、ハウジングの保持力に加え、コンタクトによる保持力も確保することで線状の端子をより強固に保持可能な構造とすることが望まれる。しかしながら、線状の端子に外力をほとんど作用させることなく一対の端子接触部の間に線状の端子を配置することができることも必要となる。よって、線状の端子に外力をほとんど作用させることなく一対の端子接触部の間に線状の端子を配置可能であるとともに、線状の端子をより強固に保持可能な構造が実現されることが望まれる。
Further, in the connector disclosed in
本発明は、上記実情に鑑みることにより、構成部品点数を最小化できるとともに線状の端子に対する接続工程を簡素化でき、線状の端子に外力をほとんど作用させずに配置した後に容易に効率よく接続作業を行えるとともに線状の端子を強固に保持することができ、更に、市場でのアプリケーションの薄型化の要求に対応可能な薄型のコネクタ構造において構造の更なる小型化及び簡素化を図ることができるコネクタを提供することを目的とする。 In view of the above circumstances, the present invention can minimize the number of components and simplify the connection process for the linear terminals, and can be easily and efficiently performed after arranging the linear terminals with almost no external force. It is possible to perform connection work, hold the linear terminals firmly, and further reduce the size and simplify the structure in the thin connector structure that can meet the demand for thin application in the market. An object of the present invention is to provide a connector that can be used.
上記目的を達成するための第1発明に係るコネクタは、線状の端子にコンタクトが接触するとともに当該線状の端子を保持することで当該線状の端子に対して接続されるコネクタに関する。そして、第1発明に係るコネクタは、平板状の部材に設置されるとともに、前記線状の端子の側方に対して両側から接触する一対の端子接触部を有し、一体に形成された前記コンタクトと、前記コンタクトの側方を覆うとともに前記一対の端子接触部が並ぶ方向における当該コンタクトの両側壁のそれぞれに対して外側で摺接可能に配置され、一体に形成されたハウジングと、を備え、前記コンタクト及び前記ハウジングは、それぞれ1つずつ設けられ、前記一対の端子接触部は、前記コンタクトにおいてそれぞれ片持ち状に延びるように設けられるとともに、前記平板状の部材において前記コンタクトが設置される設置面に対して平行に延びるように配置され、前記ハウジングは、前記コンタクトに対して当該コンタクトの側壁に摺接しながら直線方向に沿って相対移動を行うことで前記一対の端子接触部を前記線状の端子に接触させて保持し、前記相対移動を行う前の状態においては当該コンタクトを弾性変形させて前記一対の端子接触部を開かせた状態で前記コンタクトの側壁に対して係止されることを特徴とする。 The connector which concerns on 1st invention for achieving the said objective is related with the connector connected with respect to the said linear terminal by a contact contacting a linear terminal and hold | maintaining the said linear terminal. And the connector which concerns on 1st invention has a pair of terminal contact part which contacts from the both sides with respect to the side of the said linear terminal while being installed in a flat member, The said integrally formed A contact, and a housing that is formed so as to be slidable outwardly with respect to both side walls of the contact in a direction in which the side of the contact and the pair of terminal contact portions are arranged, and is integrally formed. The contact and the housing are provided one by one, and the pair of terminal contact portions are provided so as to extend in a cantilever manner in the contact, and the contact is installed in the flat plate member. The housing is arranged so as to extend parallel to the installation surface, and the housing is in sliding contact with the side wall of the contact with respect to the contact. The pair of terminal contact portions are held in contact with the linear terminals by performing a relative movement along a linear direction, and the contacts are elastically deformed in a state before the relative movement to perform the pair of contact. The terminal contact portion of the contact is locked to the side wall of the contact.
この発明によると、一体に形成されたコンタクト及びハウジングが1つずつ設けられることでコネクタが構成されるため、コネクタの構成部品点数を最小化することができる。そして、コンタクトにおける一対の端子接触部が平板状の部材の設置面に対して平行に配置されるため、市場でのアプリケーションの薄型化の要求(例えば、液晶表示装置の薄型化の要求)に対応可能なようにコネクタ構造の薄型化を図ることができる。 According to the present invention, since the connector is configured by providing the contacts and the housing that are integrally formed one by one, the number of components of the connector can be minimized. And since a pair of terminal contact portions in the contact are arranged in parallel to the installation surface of the flat plate-like member, it meets the demand for thinning of applications in the market (for example, thinning of liquid crystal display devices). The connector structure can be thinned as possible.
また、ハウジングが、コンタクトの両側壁に外側で摺接可能に配置される。このため、本発明のコネクタは、特許文献2に開示されたコネクタとは異なり、ハウジングの内側に配置される一対の端子接触部を有するコンタクトに一体に形成されてハウジングの更に外側に配置される大きなガイド板が設けられたような構造となることがない。これにより、薄型のコネクタ構造において、構造の更なる小型化及び簡素化を図ることができる。また、本発明のコネクタでは、ハウジングがコンタクトに摺接しながら直線方向に相対移動することで線状の端子に端子接触部を接触させて線状の端子への電気的な接続が完成することになるため、線状の端子に対する接続工程の簡素化を図ることができる。
Further, the housing is disposed so as to be slidable on both side walls of the contact on the outside. For this reason, unlike the connector disclosed in
更に、本発明のコネクタでは、ハウジングは、コンタクトに対して相対移動する前の状態において一対の端子接触部を開かせた状態でコンタクトの側壁に対して係止される。このため、線状の端子と電気的に接続される前の状態において、開かせた一対の端子接触部の間に線状の端子を容易に外力をほとんど作用させることなく配置することができる。そして、線状の端子への電気的な接続が完成する前に、一旦、ハウジングがコンタクトの側壁に係止される状態を実現することができるため、その後、ハウジングをコンタクトに対して相対移動させるだけで、容易に効率よく接続作業を行うことができる。更に、ハウジングでコンタクトを弾性変形させて一対の端子接触部を開かせた状態で線状の端子が配置されるため、その後にハウジングが相対移動して電気的な接続が完成した状態では、ハウジングでの保持力に加えて、コンタクトの弾性力による保持力も確保されることになる。これにより、線状の端子をより強固に保持することができる。 Furthermore, in the connector according to the present invention, the housing is locked to the side wall of the contact in a state in which the pair of terminal contact portions are opened in a state before moving relative to the contact. For this reason, in a state before being electrically connected to the linear terminals, the linear terminals can be easily arranged between the pair of opened terminal contact portions with almost no external force applied. Then, before the electrical connection to the linear terminal is completed, the housing can be temporarily locked to the side wall of the contact, and thereafter the housing is moved relative to the contact. The connection work can be easily and efficiently performed. Furthermore, since the linear terminals are arranged in a state where the contacts are elastically deformed in the housing and the pair of terminal contact portions are opened, the housing is then relatively moved to complete the electrical connection. In addition to the holding force at 1, the holding force by the elastic force of the contact is also secured. Thereby, a linear terminal can be hold | maintained more firmly.
従って、本発明によると、構成部品点数を最小化できるとともに線状の端子に対する接続工程を簡素化でき、線状の端子に外力をほとんど作用させずに配置した後に容易に効率よく接続作業を行えるとともに線状の端子を強固に保持することができ、更に、市場でのアプリケーションの薄型化の要求に対応可能な薄型のコネクタ構造において構造の更なる小型化及び簡素化を図ることができるコネクタを提供することができる。 Therefore, according to the present invention, the number of components can be minimized, the connection process for the linear terminals can be simplified, and the connection work can be performed easily and efficiently after being arranged with almost no external force acting on the linear terminals. In addition, a connector that can hold the linear terminals firmly and that can further reduce the size and simplify the structure in a thin connector structure that can meet the demand for thin applications in the market. Can be provided.
第2発明に係るコネクタは、第1発明のコネクタにおいて、前記ハウジングは、前記設置面に対して垂直な方向に沿って移動することで、前記コンタクトに対して直線方向に沿って前記相対移動を行なうことを特徴とする。 The connector according to a second aspect is the connector according to the first aspect, wherein the housing moves along a direction perpendicular to the installation surface, thereby moving the relative movement along a linear direction with respect to the contact. It is characterized by performing.
この発明によると、一対の端子接触部が平板状の部材の設置面に対して平行に延びるように設けられることで薄型化が図られたコネクタにおいて、ハウジングが上記設置面と垂直に相対移動を行なうことで一対の端子接触部を線状の端子に接触させて電気的接続を完成するように構成される。このため、ハウジングの相対移動方向が設置面に沿って広がるように延びるコネクタ構造となることがなく、一対の端子接触部の配置に対してハウジングの相対移動方向をスペース効率よくコンパクトに設定することができる。これにより、コネクタ構造の更なる小型化を図ることができる。 According to the present invention, in the connector that is thinned by providing the pair of terminal contact portions so as to extend in parallel to the installation surface of the flat plate-like member, the housing moves relative to the installation surface perpendicularly. By carrying out, it is comprised so that a pair of terminal contact part may be made to contact a linear terminal and electrical connection may be completed. For this reason, there is no connector structure extending so that the relative movement direction of the housing spreads along the installation surface, and the relative movement direction of the housing is set to be space-efficient and compact with respect to the arrangement of the pair of terminal contact portions. Can do. Thereby, the connector structure can be further miniaturized.
第3発明に係るコネクタは、第1発明又は第2発明のコネクタにおいて、前記コンタクトには、前記一対の端子接触部のそれぞれに連続する部分から当該コンタクトの側壁の一部を構成する部分にまで亘って延長されるように形成され、前記一対の端子接触部とともに撓み可能に形成された一対の延長部が設けられ、前記ハウジングには、前記相対移動に伴って、前記コンタクトを外側から挟むように前記一対の延長部のそれぞれに対して接触する位置である延長部接触位置を調整可能な接触位置調整部が設けられ、前記接触位置調整部は、前記一対の延長部のそれぞれにおける前記延長部接触位置から前記一対の端子接触部のそれぞれにおける前記線状の端子に接触する位置までの前記コンタクトに沿った経路の長さ寸法を、前記ハウジングの前記相対移動に伴って、短くなるように調整することを特徴とする。 The connector according to a third aspect of the present invention is the connector according to the first or second aspect of the present invention, wherein the contact includes a portion that continues from each of the pair of terminal contact portions to a portion that constitutes a part of the side wall of the contact. A pair of extension portions formed so as to be able to bend together with the pair of terminal contact portions are provided, and the housing is configured to sandwich the contact from the outside with the relative movement. A contact position adjusting portion capable of adjusting an extension portion contact position, which is a position in contact with each of the pair of extension portions, and the contact position adjusting portion is the extension portion in each of the pair of extension portions. The length dimension of the path along the contact from the contact position to the position contacting the linear terminal in each of the pair of terminal contact portions, Wherein with the relative movement of, and adjusting to be shorter.
この発明によると、ハウジングの相対移動前の状態では、延長部接触位置から線状の端子に接触する位置までのコンタクトに沿った経路の長さ寸法が長く確保される。よって、ハウジングの相対移動前で一対の端子接触部の間に線状の端子が配置される状態においては、一対の延長部が撓み易い状態となるため、線状の端子を配置し易いように一対の端子接触部を容易に開かせることができる。一方、ハウジングの相対移動後の状態では、接触位置調整部の作動により、上記経路の長さ寸法が短く調整されることになる。このため、ハウジングの相対移動後で一対の端子接触部の間に線状の端子が保持される状態においては、一対の延長部が撓み難い状態となるため、線状の端子をより強固に保持することができる。従って、線状の端子を配置する際には一対の端子接触部の間を容易に開かせるとともに、線状の端子を保持する際にはより強固な保持力を確保することができるように、ハウジングの相対移動に伴って調整可能なコネクタ構造を実現することができる。 According to the present invention, in the state before the relative movement of the housing, the length dimension of the path along the contact from the extension portion contact position to the position contacting the linear terminal is ensured long. Therefore, in a state where the linear terminals are arranged between the pair of terminal contact portions before the relative movement of the housing, the pair of extension portions are easily bent, so that the linear terminals are easily arranged. The pair of terminal contact portions can be easily opened. On the other hand, in the state after the relative movement of the housing, the length dimension of the path is adjusted to be short by the operation of the contact position adjusting unit. For this reason, in a state in which the linear terminals are held between the pair of terminal contact portions after the relative movement of the housing, the pair of extension portions are hardly bent, so that the linear terminals are more firmly held. can do. Therefore, when arranging the linear terminals, it is easy to open between the pair of terminal contact portions, and when holding the linear terminals, it is possible to ensure a stronger holding force. A connector structure that can be adjusted in accordance with the relative movement of the housing can be realized.
第4発明に係るコネクタは、第3発明のコネクタにおいて、前記接触位置調整部は、前記ハウジングにおいて前記コンタクトの側壁に接触する壁部の一部として設けられるとともに、当該壁部の厚みが変化した部分を有するように形成されていることを特徴とする。 The connector according to a fourth aspect is the connector according to the third aspect, wherein the contact position adjusting portion is provided as a part of a wall portion that contacts the side wall of the contact in the housing, and the thickness of the wall portion is changed. It is formed to have a portion.
この発明によると、延長部接触位置から線状の端子に接触する位置までのコンタクトに沿った経路の長さ寸法をハウジングの相対移動に伴って調整する接触位置調整部について、ハウジングの壁部の一部を有効的に活用して構成することができる。よって、接触位置調整部をスペース効率よくコンパクトな構造で実現することができる。 According to the present invention, the contact position adjusting portion that adjusts the length dimension of the path along the contact from the extension portion contact position to the position contacting the linear terminal with the relative movement of the housing. A part can be used effectively. Therefore, the contact position adjusting unit can be realized with a space-efficient and compact structure.
第5発明に係るコネクタは、第4発明のコネクタにおいて、前記接触位置調整部は、前記ハウジングの壁部において段状に形成された部分を有するように設けられていることを特徴とする。 The connector according to a fifth aspect is the connector according to the fourth aspect, wherein the contact position adjusting portion is provided so as to have a stepped portion formed in the wall portion of the housing.
この発明によると、ハウジングの壁部に段状の部分を設けることで、より簡素な構造で接触位置調整部を実現することができる。 According to the present invention, the contact position adjusting unit can be realized with a simpler structure by providing the stepped portion on the wall portion of the housing.
第6発明に係るコネクタは、第1発明乃至第5発明のいずれかのコネクタにおいて、前記コンタクトには、前記一対の端子接触部のそれぞれに連続する部分から当該コンタクトの側壁の一部を構成する部分にまで亘って延長されるように形成され、前記一対の端子接触部とともに撓み可能に形成された一対の延長部が設けられ、前記一対の延長部のそれぞれは、複数回屈曲して延びるように形成されていることを特徴とする。 The connector according to a sixth aspect of the present invention is the connector according to any one of the first to fifth aspects of the present invention, wherein the contact includes a part of a side wall of the contact from a portion continuous with each of the pair of terminal contact portions. A pair of extension portions formed so as to be able to bend together with the pair of terminal contact portions, and each of the pair of extension portions is bent and extended a plurality of times. It is characterized by being formed.
この発明によると、一対の端子接触部とともに撓み可能でコンタクトの側壁の一部を構成する部分まで延びる一対の延長部が、複数回屈曲して延びるように形成される。このため、コンタクトが長大化してしまうことを抑制して小型化を図りつつ、一対の延長部におけるコンタクトに沿った経路の長さ寸法を長く確保できる。これにより、一対の端子接触部を容易に開かせて線状の端子を配置し易いように一対の延長部を撓み易く構成できるとともに、コネクタの小型化も図ることができるコネクタ構造を実現することができる。 According to the present invention, the pair of extension portions that can be bent together with the pair of terminal contact portions and extend to a portion constituting a part of the side wall of the contact are formed to bend and extend a plurality of times. For this reason, it is possible to secure a long length of the path along the contact in the pair of extension portions while suppressing the size of the contact from being increased and reducing the size. This realizes a connector structure in which the pair of extension portions can be easily bent so that the pair of terminal contact portions can be easily opened and the linear terminals can be easily arranged, and the connector can be miniaturized. Can do.
第7発明に係るコネクタは、第1発明乃至第6発明のいずれかのコネクタにおいて、前記ハウジングには、前記相対移動を行う前の状態において前記一対の端子接触部を開かせるように前記コンタクトを弾性変形させるとともに、前記相対移動が行われることで当該コンタクトを弾性回復させて当該一対の端子接触部を前記線状の端子に向かって閉じる方向に変位させる開閉部が設けられていることを特徴とする。 A connector according to a seventh aspect is the connector according to any one of the first to sixth aspects, wherein the housing is provided with the contacts so that the pair of terminal contact portions are opened before the relative movement is performed. An opening / closing part is provided that is elastically deformed and that elastically recovers the contact by performing the relative movement and displaces the pair of terminal contact parts toward the linear terminals. And
この発明によると、ハウジングがコンタクトの側壁に係止されて相対移動を行う前の状態においては、ハウジングに設けられた開閉部によって、一対の端子接触部が弾性変形して強制的に開かれた状態となる。一方、ハウジングの相対移動が行われると、ハウジングに設けられた開閉部も移動し、一対の端子接触部が弾性回復して閉じることで線状の端子が保持されることになる。このため、ハウジングの相対移動前後における一対の端子接触部に対する開閉部の位置の変化を有効的に活用して、ハウジングの相対移動前後でハウジングの動作に連動して一対の端子接触部を自動的に開閉させる機構を構成することができる。 According to this invention, in a state before the housing is engaged with the side wall of the contact and performs relative movement, the pair of terminal contact portions are elastically deformed and forcibly opened by the opening / closing portion provided in the housing. It becomes a state. On the other hand, when the relative movement of the housing is performed, the opening / closing portion provided in the housing also moves, and the pair of terminal contact portions recovers and closes, so that the linear terminals are held. For this reason, the change in the position of the opening / closing portion relative to the pair of terminal contact portions before and after the relative movement of the housing is effectively utilized, and the pair of terminal contact portions are automatically linked to the operation of the housing before and after the relative movement of the housing. It is possible to configure a mechanism that opens and closes.
第8発明に係るコネクタは、第7発明のコネクタにおいて、前記ハウジングは、前記設置面に対して垂直な方向に沿って移動することで、前記コンタクトに対して直線方向に沿って前記相対移動を行い、前記開閉部は、前記ハウジングにおいて、突出して形成された部分として設けられるとともに前記一対の端子接触部の間で前記設置面に対して垂直に移動する部分として設けられていることを特徴とする。 A connector according to an eighth aspect is the connector according to the seventh aspect, wherein the housing moves along a direction perpendicular to the installation surface, thereby moving the relative movement along a linear direction with respect to the contact. The opening / closing portion is provided as a protruding portion of the housing and is provided as a portion that moves perpendicularly to the installation surface between the pair of terminal contact portions. To do.
この発明によると、ハウジングの相対移動方向が設置面と垂直なため、設置面と平行に延びる一対の端子接触部の配置に対してハウジングの相対移動方向がスペース効率よくコンパクトに設定され、コネクタ構造の更なる小型化が図られる。そして、開閉部が、一対の端子接触部間でハウジングとともに設置面に垂直に移動する突出部分として設けられる。このため、更なる小型化が図られたコネクタ構造において、設置面に垂直な方向でのハウジングの相対移動の前後でハウジングの動作に連動して設置面に平行な一対の端子接触部を自動的に開閉させる機構を突出部分として簡素な構造で形成することができる。 According to the present invention, since the relative movement direction of the housing is perpendicular to the installation surface, the relative movement direction of the housing is set to be space-efficient and compact with respect to the arrangement of the pair of terminal contact portions extending in parallel to the installation surface. Can be further reduced in size. The opening / closing portion is provided as a protruding portion that moves perpendicularly to the installation surface together with the housing between the pair of terminal contact portions. For this reason, in the connector structure further reduced in size, a pair of terminal contact portions parallel to the installation surface are automatically linked to the operation of the housing before and after relative movement of the housing in a direction perpendicular to the installation surface. The mechanism that opens and closes can be formed as a protruding portion with a simple structure.
第9発明に係るコネクタは、第8発明のコネクタにおいて、前記コンタクトには、前記一対の端子接触部のそれぞれから突出するように形成された複数の第1突出片部が設けられ、前記ハウジングが前記コンタクトに対して取り付けられて係止される際には、前記一対の端子接触部の一方から突出する前記第1突出片部と他方から突出する前記第1突出片部との間に前記開閉部が受け入れられるように挿入され、複数の前記第1突出片部には、前記開閉部が挿入される挿入方向と反対の方向において外側に向かって広がるように傾斜した傾斜部分がそれぞれ設けられていることを特徴とする。 A connector according to a ninth invention is the connector according to the eighth invention, wherein the contact is provided with a plurality of first projecting pieces formed so as to project from each of the pair of terminal contact parts, When attached and locked to the contact, the opening / closing is between the first protruding piece portion protruding from one of the pair of terminal contact portions and the first protruding piece portion protruding from the other. The plurality of first projecting pieces are provided with inclined portions that are inclined so as to spread outward in a direction opposite to the insertion direction in which the opening / closing portion is inserted. It is characterized by being.
この発明によると、一対の端子接触部には、開閉部が間に挿入される複数の第1突出片部が設けられ、これらの第1突出片部には、開閉部の挿入方向と反対側で外側に広がる傾斜部分が設けられている。このため、ハウジングがコンタクトに対して取り付けられて係止する際には、挿入される開閉部が上記の傾斜部分に対して滑らかに摺動し、複数の第1突出片部が外側に向かって開かれ、一対の端子接触部も容易に開かれることになる。よって、ハウジングをコンタクトに係止させる際に、一対の端子接触部を更に容易に開かせることができる。 According to the present invention, the pair of terminal contact portions is provided with a plurality of first projecting pieces into which the opening and closing portions are inserted, and these first projecting pieces are on the opposite side to the insertion direction of the opening and closing portions. An inclined portion extending outward is provided. For this reason, when the housing is attached and locked to the contact, the inserted opening / closing portion slides smoothly with respect to the inclined portion, and the plurality of first projecting pieces are directed outward. The pair of terminal contact portions are easily opened. Therefore, when the housing is locked to the contact, the pair of terminal contact portions can be opened more easily.
第10発明に係るコネクタは、第1発明乃至第9発明のいずれかのコネクタにおいて、前記コンタクトには、前記一対の端子接触部のそれぞれから突出するように形成された複数の第2突出片部が設けられ、複数の前記第2突出片部のそれぞれには、前記一対の端子接触部が並ぶ方向と平行な方向における前記コンタクトの内側に向かって出っ張るように形成された出っ張り部分がそれぞれ設けられ、前記出っ張り部分のそれぞれは、前記相対移動が行われて前記一対の端子接触部に保持された前記線状の端子が前記設置面側と反対の方向へ移動することを規制することを特徴とする。 A connector according to a tenth invention is the connector according to any one of the first to ninth inventions, wherein the contact has a plurality of second projecting piece portions formed so as to project from each of the pair of terminal contact portions. Each of the plurality of second projecting pieces is provided with a protruding portion formed to protrude toward the inside of the contact in a direction parallel to the direction in which the pair of terminal contact portions are arranged. In addition, each of the protruding portions restricts movement of the linear terminals held by the pair of terminal contact portions in a direction opposite to the installation surface side by performing the relative movement. To do.
この発明によると、一対の端子接触部には、コンタクトの内側に向かって出っ張る出っ張り部分がそれぞれ形成された複数の第2突出片部が設けられている。そして、ハウジングの相対移動が行われて一対の端子接触部に線状の端子が保持された際には、上記の出っ張り部分によって、設置面側と反対側への線状の端子の移動が規制される。このため、一対の端子接触部に出っ張り部分を有する第2突出片部を設けるという簡素な構成によって、一対の端子接触部の間で保持された線状の端子の脱落を効率よく防止することができる。 According to the present invention, the pair of terminal contact portions is provided with a plurality of second projecting piece portions each formed with a protruding portion protruding toward the inside of the contact. When the linear movement of the housing is performed and the linear terminals are held by the pair of terminal contact portions, the movement of the linear terminals to the side opposite to the installation surface side is restricted by the protruding portion. Is done. For this reason, it is possible to efficiently prevent the linear terminals held between the pair of terminal contact portions from dropping off by a simple configuration in which the second protruding piece portion having a protruding portion is provided on the pair of terminal contact portions. it can.
第11発明に係るコネクタは、第1発明乃至第10発明のいずれかのコネクタにおいて、前記ハウジングの壁部の内側には、前記相対移動が行われたときに、前記一対の端子接触部のそれぞれに対して係合する内側係合部が設けられていることを特徴とする。 The connector according to an eleventh aspect of the present invention is the connector according to any one of the first to tenth aspects of the present invention, wherein each of the pair of terminal contact portions is disposed inside the wall portion of the housing when the relative movement is performed. An inner engagement portion that is engaged with is provided.
この発明によると、ハウジングの壁部内側には、ハウジングの相対移動後の状態で一対の端子接触部のそれぞれに係合する内側係合部が設けられている。このため、一対の端子接触部の間で線状の端子が保持された状態では、内側係合部が一対の端子接触部の両側から係合することで一対の端子接触部が開いてしまうことが規制されることになる。これにより、一対の端子接触部が開くことが防止されて、一対の端子接触部の間で線状の端子をより強固に保持することができ、線状の端子の脱落を効率よく防止することができる。 According to this invention, the inner side engaging part which engages with each of a pair of terminal contact part in the state after the relative movement of a housing is provided in the wall part inside of a housing. For this reason, in a state where the linear terminal is held between the pair of terminal contact portions, the pair of terminal contact portions is opened by the inner engagement portion engaging from both sides of the pair of terminal contact portions. Will be regulated. This prevents the pair of terminal contact portions from being opened, makes it possible to more securely hold the linear terminals between the pair of terminal contact portions, and efficiently prevent the linear terminals from falling off. Can do.
第12発明に係るコネクタは、第1発明乃至第11発明のいずれかのコネクタにおいて、前記一対の端子接触部における互いに対向する対向面のそれぞれには、当該一対の端子接触部の間で前記線状の端子を保持する前記コンタクトの弾性力の作用に伴って当該線状の端子を当該一対の端子接触部に対して前記設置面に垂直な方向における所定の位置に向かって誘導するガイド部が設けられていることを特徴とする。 The connector according to a twelfth aspect of the present invention is the connector according to any one of the first to eleventh aspects of the present invention, wherein each of the opposed surfaces of the pair of terminal contact portions facing each other has the line between the pair of terminal contact portions. A guide portion that guides the linear terminals toward a predetermined position in a direction perpendicular to the installation surface with respect to the pair of terminal contact portions in accordance with the action of the elastic force of the contacts that hold the shaped terminals. It is provided.
この発明によると、一対の端子接触部における対向面に、コンタクトの弾性力の作用で線状の端子を所定の位置に誘導するガイド部が設けられている。このため、一対の端子接触部が線状の端子を保持した状態では、線状の端子を設置面に垂直な方向における所定の位置において安定して保持することができる。 According to the present invention, the guide portion for guiding the linear terminal to a predetermined position by the action of the elastic force of the contact is provided on the opposing surfaces of the pair of terminal contact portions. For this reason, in a state where the pair of terminal contact portions hold the linear terminals, the linear terminals can be stably held at a predetermined position in a direction perpendicular to the installation surface.
第13発明に係るコネクタは、第12発明のコネクタにおいて、前記ガイド部は、前記対向面のそれぞれに形成されて前記接地面に垂直な方向に対して傾斜する勾配面を有していることを特徴とする。 A connector according to a thirteenth invention is the connector according to the twelfth invention, wherein the guide portion has a slope surface formed on each of the facing surfaces and inclined with respect to a direction perpendicular to the grounding surface. Features.
この発明によると、ガイド部が一対の端子接触部の対向面における勾配面を有する部分として設けられる。このため、一対の端子接触部に保持された線状の端子を設置面に垂直な方向における所定の位置に安定して保持することができるガイド部を勾配面の傾斜を利用した簡素な構成で実現することができる。 According to this invention, a guide part is provided as a part which has the inclined surface in the opposing surface of a pair of terminal contact part. For this reason, the guide portion that can stably hold the linear terminals held by the pair of terminal contact portions at a predetermined position in a direction perpendicular to the installation surface has a simple configuration using the inclination of the slope surface. Can be realized.
第14発明に係るコネクタは、第1発明乃至第13発明のいずれかのコネクタにおいて、前記コンタクト及び前記ハウジングのそれぞれには、前記ハウジングの前記相対移動が行われる前の状態において前記ハウジングを前記コンタクトに対して係止させるように互いに係止し合う係止部が凸状に形成された部分として設けられていることを特徴とする。 A connector according to a fourteenth aspect of the present invention is the connector according to any one of the first to thirteenth aspects of the present invention, wherein the contact and the housing are respectively connected to the housing in a state before the relative movement of the housing is performed. The latching | locking part which mutually latches so that it may latch with respect to is provided as a part formed in convex shape.
この発明によると、係止部が、コンタクト及びハウジングにおいて凸状に形成されて互いに係止し合う部分として設けられる。このため、ハウジングの相対移動前の状態でハウジングをコンタクトに係止させる係止部について、コンタクト及びハウジングにおける近接して配置された部分を利用した構成でスペース効率よく形成することができる。 According to the present invention, the locking portion is provided as a portion that is formed in a convex shape in the contact and the housing and locks with each other. For this reason, about the latching | locking part which latches a housing to a contact in the state before the relative movement of a housing, it can form in space efficient by the structure using the part arrange | positioned in the contact and the housing close.
第15発明に係るコネクタは、第14発明のコネクタにおいて、前記コンタクト及び前記ハウジングのうちの一方には、前記係止部として、間に溝状の凹部を形成する一対の第1凸部が形成され、前記コンタクト及び前記ハウジングのうちの他方には、前記係止部として、前記凹部に対して嵌り込む第2凸部が形成されていることを特徴とする。 A connector according to a fifteenth aspect is the connector according to the fourteenth aspect, wherein a pair of first convex portions forming a groove-shaped concave portion is formed between the contact and the housing as the locking portion. The other one of the contact and the housing is characterized in that a second convex portion that fits into the concave portion is formed as the locking portion.
この発明によると、コンタクト及びハウジングにおいて、一方に一対の第1凸部が形成されるとともに他方に第2凸部が形成された簡素な構成で容易に係止部を形成することができる。 According to the present invention, in the contact and the housing, the engaging portion can be easily formed with a simple configuration in which the pair of first convex portions is formed on one side and the second convex portion is formed on the other side.
第16発明に係るコネクタは、第1発明乃至第15発明のいずれかのコネクタにおいて、前記平板状の部材は、基板又は金属製のバー部材として設けられ、前記線状の端子は、蛍光管の端子として設けられていることを特徴とする。 A connector according to a sixteenth aspect of the present invention is the connector according to any one of the first to fifteenth aspects, wherein the flat plate member is provided as a substrate or a metal bar member, and the linear terminal is a fluorescent tube. It is provided as a terminal.
この発明によると、基板又は金属製のバー部材と蛍光管の端子とを接続するコネクタにおいて、構成部品点数を最小化できるとともに蛍光管の端子に対する接続工程を簡素化でき、蛍光管の端子に外力をほとんど作用させずに配置した後に容易に効率よく接続作業を行えるとともに蛍光管の端子を強固に保持することができ、更に、薄型のコネクタ構造において構造の更なる小型化及び簡素化を図ることができる。 According to the present invention, in the connector for connecting the substrate or the metal bar member and the fluorescent tube terminal, the number of components can be minimized and the connecting process to the fluorescent tube terminal can be simplified, and the external force is applied to the fluorescent tube terminal. Can be connected easily and efficiently after being placed with almost no action, and the terminal of the fluorescent tube can be firmly held, and the structure of the thin connector structure can be further miniaturized and simplified. Can do.
本発明によると、構成部品点数を最小化できるとともに線状の端子に対する接続工程を簡素化でき、線状の端子に外力をほとんど作用させずに配置した後に容易に効率よく接続作業を行えるとともに線状の端子を強固に保持することができ、更に、薄型のコネクタ構造において構造の更なる小型化及び簡素化を図ることができるコネクタを提供することができる。 According to the present invention, the number of components can be minimized, the connection process for the linear terminals can be simplified, and the connection work can be easily and efficiently performed after arranging the linear terminals with almost no external force. In addition, it is possible to provide a connector that can firmly hold the shaped terminal and can further reduce the size and simplify the structure in a thin connector structure.
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。尚、本発明は、線状の端子にコンタクトが接触するとともに線状の端子を保持することで線状の端子に対して接続されるコネクタに関して、広く適用することができるものである。また、以下の実施形態では、線状の端子が蛍光管の端子として設けられている場合を例にとって説明するが、この例に限らず、種々の形態の線状の端子に対して接続されるコネクタに関して、広く本発明を適用することができる。 Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings. The present invention can be widely applied to a connector that is connected to a linear terminal by contacting the linear terminal and holding the linear terminal. In the following embodiments, a case where a linear terminal is provided as a terminal of a fluorescent tube will be described as an example. However, the present invention is not limited to this example and is connected to various types of linear terminals. The present invention can be widely applied to connectors.
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るコネクタ1を示す斜視図である。本実施形態において例示するコネクタ1は、本実施形態における平板状の部材として設けられる基板(実装基板)と、本実施形態における線状の端子として設けられる冷陰極蛍光管等の蛍光管の端子と、を接続するためのコネクタとして構成されている。そして、このコネクタ1は、コンタクト11とハウジング12とを備えて構成されている。
(First embodiment)
FIG. 1 is a perspective view showing a
図2は、コンタクト11について斜め上方から見た状態を示す斜視図(図2(a))及び斜め下方から見た状態を示す斜視図(図2(b))である。また、図3は、ハウジング12について斜め上方から見た状態を示す斜視図(図3(a))及び斜め下方から見た状態を示す斜視図(図3(b))である。また、図4は、図1に示すコネクタ1の平面図(図4(a))、正面図(図4(b))、及び側面図(図4(c))である。また、図5は、図4(a)のA−A線矢視位置での断面図(図5(a))、図4(c)のB−B線矢視位置での断面図(図5(b))、及び図4(c)のC−C線矢視位置での断面図(図5(c))である。また、図6は、図4(c)のD−D線矢視位置での断面図である。
FIG. 2 is a perspective view (FIG. 2A) showing a state of the
図1乃至図6に示すように、コネクタ1においては、コンタクト11及びハウジング12は、それぞれ1つずつ設けられている。そして、このコネクタ1は、コンタクト11にハウジング12が係止された状態(図1、図4乃至図6に示す状態)で基板100(図4(b)及び図5においてその一部を示す)に対して設置されてはんだ付けにより実装される。尚、この基板100は、前述のように平板状の部材として設けられた実装基板として構成されており、例えば、図示しないフレーム部材やパネル部材等に対して固定され、市場で求められるアプリケーションとしての液晶表示装置のバックライトを構成する蛍光管に対してコネクタ1を介して接続されるプリント基板として設けられている。
As shown in FIGS. 1 to 6, in the
図7は、図1に示す状態のコネクタ1について蛍光管101とともに示す平面図(図7(a))及び正面図(図7(b))である。尚、図7は、コネクタ1が基板100に対して設置された状態を示している(基板100については、図7(b)でのみ図示し、図7(a)では図示を省略している)。蛍光管101の端部から突出する端子101aは、前述のように本実施形態における線状の端子を構成しており、図7に示すように、コネクタ1に対して配置される。コネクタ1においては、ハウジング12が取り付けられた状態のコンタクト11が基板100に対して設置される。
FIGS. 7A and 7B are a plan view (FIG. 7A) and a front view (FIG. 7B) showing the
図1、図2、図4乃至図7に示すように、コンタクト11は、実装部13、一対の端子接触部14、一対の延長部15、側壁(16、16)、複数の第1突出片部(17、17)、複数の第2突出片部(18、18)、設置面側脱落防止片部19、設置面側開放部20、等が設けられ、導電性の金属材料によって一体に形成されている。実装部13は、一対の脚状の部分として形成されて、基板100においてコンタクト11が設置される設置面100a(図4、図5、図7参照)に印刷や塗布等されたはんだの上に載置されてこの設置面100aにおいて実装される部分として設けられている。
As shown in FIGS. 1, 2, 4 to 7, the
一対の端子接触部14は、蛍光管101の端子101aの側方に対して両側から接触する端子接触部14aと端子接触部14bとを備えて構成されている。そして、一対の端子接触部14における各端子接触部(14a、14b)は、コンタクト11においてそれぞれ片持ち状に延びる矩形の板状の部分として設けられ、コンタクト11が設置面100aに設置された際にはそれぞれ設置面100aに対して平行に延びるように配置される。
The pair of
一対の延長部15は、一対の端子接触部14(14a、14b)のそれぞれに連続する部分からコンタクト11の各側壁16の一部を構成する部分にまで亘って延長されるように形成された延長部15a及び延長部15bを備えて構成されている。また、一対の延長部15は、一対の端子接触部14とともに撓み可能に形成されている。即ち、端子接触部14aから一方の側壁16の一部にまで亘って延びる延長部15aは端子接触部14aととともにその一方の側壁16に対して撓み可能に設けられている。また、端子接触部14bから他方の側壁16の一部にまで亘って延びる延長部15bは端子接触部14bととともにその他方の側壁16に対して撓み可能に設けられている。そして、一対の延長部15における延長部15a及び延長部15bのそれぞれは、複数回屈曲して延びるように形成されている。尚、本実施形態では、それぞれ半円弧状に2回屈強して延びる延長部15a及び延長部15bを例示している。
The pair of
側壁(16、16)は、一対で設けられ、設置面100aに対して垂直に延びるように配置されるとともに、一対の端子接触部14が並ぶ方向において並んだ状態で互いに平行に配置されている。一方の側壁16は延長部15aと一方の実装部13とを一体に連結するように設けられ、他方の側壁16は延長部15bと他方の実装部13とを一体に連結するように設けられている。そして、両側壁(16、16)は、この両側壁(16、16)に対して略垂直に配置される背面壁21によって一体に連結されている。
The side walls (16, 16) are provided as a pair, and are disposed so as to extend perpendicularly to the
複数の第1突出片部(17、17)は、一対の端子接触部14のそれぞれから設置面100a側と反対側に向かって(即ち、実装部13と反対側に向かって)突出するように形成された部分として設けられている。尚、本実施形態では、端子接触部14a及び端子接触部14bのそれぞれから第1突出片部17が1つずつ突出して形成された形態を例示している。
The plurality of first projecting piece portions (17, 17) project from each of the pair of
複数の第1突出片部(17、17)は、コンタクト11に対してハウジング12が取り付けられる際に、ハウジング12に設けられた後述の開閉部22がその間に挿入されることで開かれるように構成されている。即ち、ハウジング12がコンタクト11に対して取り付けられる際には、一対の端子接触部14のうちの一方の端子接触部14aから突出する第1突出片部17と他方の端子接触部14bから突出する第1突出片部17との間に上記開閉部22が受け入れられるように挿入される。これにより、開閉部22の移動に伴って、開閉部22が摺接することで付勢される各第1突出片部17とともに端子接触部14a及び端子接触部14bが外側に向かって開くように撓むことになる。尚、複数の第1突出片部(17、17)には、開閉部22が挿入される挿入方向と反対の方向において外側に向かって広がるように傾斜した傾斜部分がそれぞれ設けられている。
When the
複数の第2突出片部(18、18)は、一対の端子接触部14のそれぞれから設置面100a側と反対側に向かって突出するように形成された部分として設けられている。複数の第2突出片部(18、18)は、一対の端子接触部14の根元側(一対の延長部15に連続する側)に配置された複数の第1突出片部(17、17)に対し、一対の端子接触部14の先端側に配置されている。これにより、複数の第1突出片部(17、17)に開閉部22が摺接する際に、開閉部22に対して複数の第2突出片部(18、18)が干渉しないように構成されている。
The plurality of second projecting piece portions (18, 18) are provided as portions formed so as to project from each of the pair of
複数の第2突出片部(18、18)のそれぞれには、一対の端子接触部14が並ぶ方向と平行な方向におけるコンタクト11の内側に向かって出っ張るように屈曲形成された出っ張り部分18aがそれぞれ設けられている。この出っ張り部分18aのそれぞれは、ハウジング12による後述の相対移動が行われて一対の端子接触部14に保持された蛍光管101の端子101aが設置面100a側と反対の方向へ移動することを規制するように構成されている。
Each of the plurality of second projecting pieces (18, 18) has a protruding
尚、本実施形態では、第2突出片部18が、一対の端子接触部14の長手方向においてずれた位置にて端子接触部14a及び端子接触部14bのそれぞれから1つずつ突出して形成された形態を例示しているが、この通りでなくてもよい。例えば、第2突出片部18が、一対の端子接触部14の長手方向においてずれた位置にて端子接触部14a及び端子接触部14bのそれぞれから1つ又は複数交互に突出して形成された形態であってもよい。
In the present embodiment, the second protruding
設置面側脱落防止片部19は、端子接触部14aにおける設置面100aに対向する側の縁部分から設置面100aと略平行な方向に向かって突出するように形成された部分として設けられている。この設置面側脱落防止片部19は、一対の端子接触部14に保持された蛍光管101の端子101aが外力等の影響で設置面100a側に向かって移動した際にこの端子101aと当接することで、端子101aが一対の端子接触部14から脱落することを防止するように構成されている。
The installation surface side drop-
設置面側開放部20は、一対の端子接触部14のそれぞれから設置面100a側に向かって突出するように形成された部分として設けられている。この設置面側開放部(20、20)は、一対で設けられ、端子接触部14a及び端子接触部14bのそれぞれから突出するように形成されている。そして、各設置面側開放部20は、先端側において外側に向かって広がるように形成されている。このため、ハウジング12がコンタクト11に対して後述の相対移動を行って一対の端子接触部14間に蛍光管101の端子101aが保持された後に上記相対移動を行う前の状態にハウジング12を戻す作業の必要が生じた際(即ち、上記相対移動を行う前の状態と同じようにハウジング12がコンタクト11に係止された状態にハウジング12を戻す作業の必要が生じた際)には、その戻す作業に伴って、設置面側開放部20がハウジング12の開閉部22に摺接して一対の端子接触部14を開放可能に構成されている。これにより、ハウジング12を上記のように相対移動を行う前の状態に戻す際には、設置面側開放部20とともに一対の端子接触部14が開き、その間を開閉部22が通過し、ハウジング12を上記相対移動の方向と反対の方向へ移動させて相対移動を行う前の状態に戻すことが可能となる。
The installation surface
図1、図3乃至図7に示すように、ハウジング12は、コンタクト11が内側に配置されるケース状に外形が形成されるとともに、絶縁性の樹脂材料によって一体に形成されている。このハウジング12には、蛍光管101の端子101aが挿入されるスリット状の開口25aが形成された上面部25が設けられている。この上面部25は、平坦な面として形成され、実装機によって自動実装が行われるときにコネクタ1が吸着されて搬送される際の吸着面を構成している。また、ハウジング12における上面部25と反対側には、コンタクト11に対して被さるように取り付けられる際にコンタクト11が挿入されることになる大きな開口26が形成されている。
As shown in FIGS. 1, 3 to 7, the
また、ハウジング12は、コンタクト11の側方を覆うとともにこのコンタクト11の両側壁(16、16)のそれぞれに対して外側で摺接可能に配置される。そして、このハウジング12は、コンタクト11に対してこのコンタクト11の側壁(16、16)に摺接しながら直線方向に沿って相対移動を行うことで、一対の端子接触部14を蛍光管101の端子101aに接触させて保持するように構成されている。このとき、ハウジング12は、設置面100aに対して垂直な方向に沿って移動することで、コンタクト11に対して直線方向に沿って相対移動するように構成されている(第1実施形態についての以下の説明においては、一対の端子接触部14に端子101aを保持させるためのハウジング12による上記の相対移動のことを単に「相対移動」という)。一方、相対移動を行う前の状態においては、ハウジング12は、コンタクト11を弾性変形させて一対の端子接触部14を開かせた状態でコンタクト11の側壁(16、16)に対して係止されるように構成されている。以下、これらの構成について詳しく説明する。
Further, the
まず、図1、図4乃至図7に示すようにコンタクト11に対してハウジング12を係止させるための構成について説明する。図8は、図5(c)の一部を拡大して示す拡大断面図である。図2、図5及び図8に示すように、ハウジング12及びコンタクト11のそれぞれには、ハウジング12の相対移動が行われる前の状態においてハウジング12をコンタクト11に対して係止させるように互いに係止し合う係止部(27、28)が凸状に形成された部分として設けられている。
First, a configuration for locking the
上記の係止部(27、28)として、図2、図5(c)及び図8によく示すように、コンタクト11には、一対の第1凸部27が形成されている。この一対の第1凸部27の間には、溝状の凹部27cが形成される。一対の第1凸部27は、両側壁(16、16)の一部としてそれぞれ設けられ、第1凸部27a及び第1凸部27bをそれぞれ備えて構成されている。第1凸部27aは、実装部13に対向する側が段状に突出して形成され、実装部13とは反対側に傾斜面が形成された凸部として設けられている。第1凸部27bは、第1凸部27aに対して実装部13側に配置され、実装部13に対向する側が段状に突出して形成されるとともに実装部13とは反対側に傾斜面が形成された凸部として設けられている。
As shown in FIGS. 2, 5 (c), and FIG. 8, the
また、ハウジング12側における係止部(27、28)として、図5(c)及び図8によく示すように、凹部27cに対して嵌り込む第2凸部28が、ハウジング12における壁部の内側に形成されている。第2凸部28は、実装部13に対向する側に傾斜面が形成され、実装部13とは反対側が段状に突出して形成された段部として設けられている。第1凸部27及び第2凸部28が上述のように設けられていることで、ハウジング12がコンタクト11に取り付けられる際には、第2凸部28が第1凸部27aを乗り越えて凹部27cに嵌り易く、ハウジング12がコンタクト11に対して設置面100a側に相対移動する際には、第2凸部28が第1凸部27bを乗り越え易いように構成されている。尚、係止部(27、28)の形状や配置については、上述した例に限らず種々変更して実施してもよい。例えば、一対の第1凸部27がハウジング12の壁部の内側に設けられ、第2凸部28がコンタクト11の側壁16に設けられていてもよい。
Further, as the locking portions (27, 28) on the
次に、ハウジング12に設けられる開閉部22、接触位置調整部(23、23)、内側係合部(24、24)の構成について説明する。ここで、図9は、図1に示す状態からハウジング12がコンタクト11に対して相対移動した状態を示すコネクタ1の斜視図である。また、図10は、図9に示すコネクタ1の平面図(図10(a))、正面図(図10(b))、及び側面図(図10(c))である。また、図11は、図10(a)のE−E線矢視位置での断面図(図11(a))、図10(c)のF−F線矢視位置での断面図(図11(b))、及び図10(c)のG−G線矢視位置での断面図(図11(c))である。また、図12は、図10(c)のH−H線矢視位置での断面図である。尚、図9乃至図11では、コネクタ1の構造をより明瞭に図示する観点から、保持されている蛍光管101及びその端子101aの図示を省略している(図12では端子101aのみを二点鎖線で図示している)。また、図13は、図9に示す状態のコネクタ1について蛍光管101とともに示す平面図(図13(a))及び正面図(図13(b))である。また、図14は、図13(b)の一部を切欠き状態で拡大して示す拡大図である。
Next, the configuration of the opening / closing
図3乃至図8、図10乃至図14に示すように、開閉部22は、矩形断面のブロック状に形成され、このハウジング12の壁部からハウジング12の内側に突出した部分として設けられている。そして、開閉部22は、設置面100aに対して平行に突出して延びるように配置され、ハウジング12のコンタクト11に対する相対移動とともに、一対の端子接触部14の間で設置面100aに対して垂直な方向に移動する部分として設けられている。
As shown in FIGS. 3 to 8 and FIGS. 10 to 14, the opening / closing
ハウジング12がコンタクト11に取り付けられて係止される際には、ハウジング12の開口26の内側にコンタクト11が配置される。このとき、前述のように、開閉部22は、各第1突出片部17の傾斜部分に摺接しながら、端子接触部14a側の第1突出片部17と端子接触部14b側の第1突出片部17との間に挿入される。これにより、開閉部22は、ハウジング12がコンタクト11に対して相対移動を行う前の状態において一対の端子接触部14を開かせるようにコンタクト11を弾性変形させることになる。また、ハウジング12の相対移動が行われることで、開閉部22は、一対の端子接触部14の間を通過し、コンタクト11を弾性回復させて一対の端子接触部14を蛍光管101の端子101aに向かって閉じる方向に変位させるように構成されている(図13参照)。
When the
コンタクト11にハウジング12が係止された状態の断面図である図5(b)及び図6と、ハウジング12が相対移動した状態の断面図である図11(b)及び図12とによく示すように、ハウジング12には、接触位置調整部(23、23)が設けられている。尚、図6及び図12では、蛍光管101の端子101aを二点鎖線で図示している。接触位置調整部(23、23)は、ハウジング12の相対移動に伴って、コンタクト11を外側から挟むように一対の延長部15のそれぞれに対して接触する位置である延長部接触位置を調整可能な部分として一対で設けられている。図6では、ハウジング12の相対移動前の状態でのハウジング12及びコンタクト11における延長部接触位置P1について、ハウジング12がコンタクト11を外側から挟むように一対の延長部15のそれぞれに対して接触する端部位置を表す(この端部位置を通過する線として図示する)二点鎖線P1で示している。また、図12では、ハウジング12の相対移動後の状態でのハウジング12及びコンタクト11における延長部接触位置P2について、ハウジング12がコンタクト11を外側から挟むように一対の延長部15のそれぞれに対して接触する端部位置を表す(この端部位置を通過する線として図示する)二点鎖線P2で示している。
FIG. 5B and FIG. 6 are cross-sectional views of the state where the
接触位置調整部(23、23)は、ハウジング12においてコンタクト11の側壁16に接触する壁部の一部として設けられ、ハウジング12においてコンタクト11の各側壁16に対向するように平行に配置された各壁部の厚みが変化した部分を有するようにそれぞれ設けられている。そして、この接触位置調整部(23、23)のそれぞれは、ハウジング12の上記の各壁部における内壁部分において、ハウジング12の内側から外側に向かって凹むとともに設置面100a側に向かって凹むように、段状に形成された部分を有するように設けられている。
The contact position adjusting portions (23, 23) are provided as part of the wall portion that contacts the
各接触位置調整部23は、一対の延長部15のそれぞれにおける延長部接触位置(P1、P2)から一対の端子接触部14のそれぞれにおける蛍光管101の端子101aに接触する位置までのコンタクト11に沿った経路(L1、L2)の長さ寸法を、ハウジング12の相対移動に伴って、短くなるように調整するよう構成されている。即ち、一対の延長部15のそれぞれにおける延長部接触位置P1から一対の端子接触部14のそれぞれにおける端子101aに接触する位置までのコンタクト11に沿った経路L1(図6にて二点鎖線の両端矢印で示す経路L1)の長さ寸法は長く設定される。そして、ハウジング12が相対移動すると、ハウジング12の壁部の内壁部分における接触位置調整部23の段状に凹むように形成されている部分が、側壁16において第1凸部27bとして設けられた部分に接触することになる。これにより、一対の延長部15のそれぞれにおける延長部接触位置P2から一対の端子接触部14のそれぞれにおける端子101aに接触する位置までのコンタクト11に沿った経路L2(図12にて二点鎖線の両端矢印で示す経路L2)の長さ寸法が、上記の経路L1の長さ寸法よりも短くなるように設定されることになる。
Each contact
図13及び図14によく示すように、ハウジング12の壁部の内側には、内側係合部(24、24)が一対で設けられている。この内側係合部(24、24)は、ハウジング12の相対移動が行われたときに、一対の端子接触部14のそれぞれに対して係合する部分として設けられ、それぞれ、ハウジング12の各壁部の内側において内側に向かって突出した部分として形成されている。
As well shown in FIGS. 13 and 14, a pair of inner engagement portions (24, 24) are provided inside the wall portion of the
また、蛍光管101の端子101aが一対の端子接触部14に保持された状態の一部拡大図である図14によく示すように、一対の端子接触部14における互いに対向する対向面のそれぞれには、ガイド部(29、29)が設けられている。ガイド部(29、29)は、一対の端子接触部14の間で蛍光管101の端子101aを保持するコンタクト11の弾性力の作用に伴ってこの端子101aを一対の端子接触部14に対して設置面100aに垂直な方向における所定の位置に向かって誘導するように設けられている。
Further, as shown in FIG. 14 which is a partially enlarged view of the state in which the terminal 101a of the
尚、本実施形態で例示するガイド部(29、29)は、一対の端子接触部14における対向面にそれぞれ形成されて設置面100aに垂直な方向に対して傾斜する勾配面を有して構成されている。そして、上記の傾斜面は、端子接触部14a及び端子接触部14bのそれぞれにて、対向面における設置面100aに垂直な方向での中心側に向かって端子101aを誘導するように傾斜する一対の傾斜面として(対向面における設置面100aに垂直な方向での中心側に向かって且つ一対の端子接触部14の内側から外側に向かって傾斜する一対の傾斜面として)形成されている。これにより、コンタクト11の弾性力の作用に伴って端子101aが一対の端子接触部14に対して設置面100aに垂直な方向における中心側の所定の位置に向かって誘導されることになる。
Note that the guide portions (29, 29) exemplified in the present embodiment are configured to have slope surfaces that are formed on opposing surfaces of the pair of
また、図11(a)によく示すように、コンタクト11の背面壁21には、突起部30が設けられている。一方、ハウジング12の内側における背面壁21に対向する壁部には、ハウジング12の相対移動が完了した状態で突起部30に係合する段部31が設けられている。この突起部30と段部31との係合により、コンタクト11からハウジング12が外れないように構成されている。尚、突起部30は、背面壁21の一部が片持ち状に切り欠かれるとともに外側に向かって且つ設置面100a側に向かって突出した状態となるように折り曲げられたバネ状の部分として形成されている。このため、ハウジング12が相対移動する際には突起部30がコンタクト11の内側に向かって撓んで段部31の通過を許容し、ハウジング12の相対移動完了後には突起部30が段部31と係合してハウジング12が外れることが防止されるように構成されている。
Further, as well shown in FIG. 11A, a
尚、ハウジング12には、段部30に対向する位置において上面部25に向かって開口する取外し用穴32が形成されている。ハウジング12の相対移動が完了した後にハウジング12が相対移動を行う前の状態(ハウジング12がコンタクト11に係止された状態)に戻す際には、この取外し用穴32から細長い工具を挿入して突起部30を内側に撓ませることで、突起部30と段部31との係合を解除する作業が行われることになる。
The
次に、コネクタ1の作動について説明する。まず、ハウジング12がコンタクト11に取り付けられる際には、前述のように、開閉部22が複数の第1突出片部(17、17)の間に挿入されるようにして、ハウジング12が取り付けられる。そして、複数の第1突出片部(17、17)とともに一対の端子接触部14が開かれてその間に開閉部22が配置され、更に、一対の第1凸部27の間の凹部27cに第2凸部28が嵌り込んだ状態で、ハウジング12がコンタクト11に対して係止されて取り付けられる(図1、図4乃至図6参照)。
Next, the operation of the
ハウジング12がコンタクト11に係止された状態のコネクタ1は、図示しない実装機において、ハウジング12の上面部25が吸着されて基板100まで搬送される。そして、上面部25における吸着動作が解除されることで、コネクタ1は、その実装部13において、基板100の設置面100a上の所定位置に設置される。コネクタ1が設置された基板100が炉を通過することで、コネクタ1が、実装部13にて設置面100a上にはんだ付けされて固定され、実装される。尚、基板100は液晶表示装置のバックライトとしての蛍光管101が装着される基板として設けられており、コネクタ1は、基板100の縁部に沿って複数並んで実装される。
The
次いで、複数のコネクタ1が実装された基板100に対して複数の蛍光管101が装着される。各蛍光管101は、基板100に配置された各コネクタ1に対してその端子101aにて接続されることになり、まず、蛍光管101の端子101aがコネクタ1に対して配置される。このとき、蛍光管101及びその端子101aに対してほとんど外力が作用することなく、端子101aが一対の端子接触部14の間に挿入されて配置される。即ち、コネクタ1は、ZIF(Zero Insertion Force)コネクタとして構成されている。尚、蛍光管101は、例えば、基板100が固定されるフレーム部材やパネル部材上において、コネクタ1以外によっても支持される。また、蛍光管101におけるコネクタ1に接続される側と反対側の端部から突出した端子は、図示しない他のコネクタに対して接続される。
Next, the plurality of
図7に示すように、コネクタ1における一対の端子接触部14間に蛍光管101の端子101aが配置されると、次いで、ハウジング12のコンタクト11に対する相対移動が行われる。この相対移動が行われる際には、ハウジング12は、設置面100aに向かって垂直に付勢される。これにより、ハウジング12の第2凸部28がコンタクト11の第1凸部27bを乗り越え、ハウジング12がコンタクト11の側壁16に摺接しながらコンタクト11に対して相対移動することになる。そして、ハウジング12とともに移動する開閉部22が、一対の端子接触部14の間から設置面100a側に向かって垂直に移動し、この一対の端子接触部14の間を通過して抜け出ることでコンタクト11が弾性回復して閉じる方向に変位する。これにより、蛍光管101の端子101aが一対の端子接触部14に接触するとともに保持され、端子101aとコネクタ1とが電気的に接続されることになる。そして、端子101aは、ハウジング12の保持力と一対の端子接触部14の弾性力による保持力とによって強固に保持されることになる。
As shown in FIG. 7, when the terminal 101 a of the
ハウジング12のコンタクト11に対する相対移動が完了して端子101aとコネクタ1との接続が完成した状態では、ハウジング12の段部31がコンタクト11の突起部30に係合し、ハウジング12がコンタクト11から外れてしまうことが防止されている。また、接続が完成した状態では、蛍光管101の端子101aは、前述したガイド部(29、29)の作用によって、設置面100aに垂直な方向における所定の位置に安定して保持されている。また、接続が完成した状態では、一対の端子接触部14のそれぞれがハウジング12の内側係合部(24、24)に係合しており、更に、端子101aは、複数の第2突出片部(18、18)に設けられた出っ張り部分18aによって設置面100a側と反対側への脱落が防止されている。
When the relative movement of the
以上説明したコネクタ1によると、一体に形成されたコンタクト11及びハウジング12が1つずつ設けられることでコネクタ1が構成されるため、コネクタ1の構成部品点数を最小化することができる。そして、コンタクト11における一対の端子接触部14が基板100の設置面100aに対して平行に配置されるため、市場でのアプリケーションの薄型化の要求(例えば、液晶表示装置の薄型化の要求)に対応可能なようにコネクタ構造の薄型化を図ることができる。
According to the
また、コネクタ1では、ハウジング12が、コンタクト11の両側壁(16、16)に外側で摺接可能に配置される。このため、コネクタ1は、特許文献2に開示されたコネクタとは異なり、ハウジングの内側に配置される一対の端子接触部を有するコンタクトに一体に形成されてハウジングの更に外側に配置される大きなガイド板が設けられたような構造となることがない。これにより、コネクタ1によると、薄型のコネクタ構造において、構造の更なる小型化及び簡素化を図ることができる。また、コネクタ1では、ハウジング12がコンタクト11に摺接しながら直線方向に相対移動することで蛍光管101の端子101aに端子接触部(14a、14b)を接触させて蛍光管101の端子101aへの電気的な接続が完成することになるため、蛍光管101の端子101aに対する接続工程の簡素化を図ることができる。
In the
更に、コネクタ1では、ハウジング12は、コンタクト11に対して相対移動する前の状態において一対の端子接触部14を開かせた状態でコンタクト11の側壁(16、16)に対して係止される。このため、蛍光管101の端子101aと電気的に接続される前の状態において、開かせた一対の端子接触部14の間に端子101aを容易に外力をほとんど作用させることなく配置することができる。そして、端子101aへの電気的な接続が完成する前に、一旦、ハウジング12がコンタクト11の側壁(16、16)に係止される状態を実現することができるため、その後、ハウジング12をコンタクト11に対して相対移動させるだけで、容易に効率よく接続作業を行うことができる。更に、ハウジング12でコンタクト11を弾性変形させて一対の端子接触部14を開かせた状態で端子101aが配置されるため、その後にハウジング12が相対移動して電気的な接続が完成した状態では、ハウジング12での保持力に加えて、コンタクト11の弾性力による保持力も確保されることになる。これにより、蛍光管101の端子101aをより強固に保持することができる。
Further, in the
従って、本実施形態によると、構成部品点数を最小化できるとともに線状の端子101aに対する接続工程を簡素化でき、線状の端子101aに外力をほとんど作用させずに配置した後に容易に効率よく接続作業を行えるとともに線状の端子101aを強固に保持することができ、更に、市場でのアプリケーションの薄型化の要求に対応可能な薄型のコネクタ構造において構造の更なる小型化及び簡素化を図ることができるコネクタ1を提供することができる。
Therefore, according to the present embodiment, the number of components can be minimized and the connection process to the
また、コネクタ1によると、一対の端子接触部14が基板100の設置面100aに対して平行に延びるように設けられることで薄型化が図られたコネクタにおいて、ハウジング12が設置面101aと垂直に相対移動を行なうことで一対の端子接触部14を蛍光管101の端子101aに接触させて電気的接続を完成するように構成される。このため、ハウジング12の相対移動方向が設置面100aに沿って広がるように延びるコネクタ構造となることがなく、一対の端子接触部14の配置に対してハウジング12の相対移動方向をスペース効率よくコンパクトに設定することができる。これにより、コネクタ構造の更なる小型化を図ることができる。
Further, according to the
また、コネクタ1によると、ハウジング12の相対移動前の状態では、延長部接触位置P1から蛍光管101の端子101aに接触する位置までのコンタクト11に沿った経路L1の長さ寸法が長く確保される。よって、ハウジング12の相対移動前で一対の端子接触部14の間に蛍光管101の端子101aが配置される状態においては、一対の延長部15が撓み易い状態となるため、端子101aを配置し易いように一対の端子接触部14を容易に開かせることができる。一方、ハウジング12の相対移動後の状態では、接触位置調整部(23、23)の作動により、経路L2の長さ寸法が短く調整されることになる。このため、ハウジング12の相対移動後で一対の端子接触部14の間に蛍光管101の端子101aが保持される状態においては、一対の延長部15が撓み難い状態となるため、端子101aをより強固に保持することができる。従って、端子101aを配置する際には一対の端子接触部14の間を容易に開かせるとともに、端子101aを保持する際にはより強固な保持力を確保することができるように、ハウジング12の相対移動に伴って調整可能なコネクタ構造を実現することができる。
Further, according to the
また、コネクタ1によると、延長部接触位置(P1、P2)から蛍光管101の端子101aに接触する位置までのコンタクトに沿った経路(L1、L2)の長さ寸法をハウジング12の相対移動に伴って調整する接触位置調整部(23、23)について、ハウジング12の壁部の一部を有効的に活用して構成することができる。よって、接触位置調整部(23、23)をスペース効率よくコンパクトな構造で実現することができる。また、コネクタ1によると、ハウジング12の壁部に段状の部分を設けることで、より簡素な構造で接触位置調整部(23、23)を実現することができる。
Further, according to the
また、コネクタ1によると、一対の端子接触部14とともに撓み可能でコンタクト11の側壁(16、16)まで延びる一対の延長部15が、複数回屈曲して延びるように形成される。このため、コンタクト11が長大化してしまうことを抑制して小型化を図りつつ、一対の延長部15におけるコンタクト11に沿った経路の長さ寸法を長く確保できる。これにより、一対の端子接触部14を容易に開かせて蛍光管101の端子101aを配置し易いように一対の延長部15を撓み易く構成できるとともに、コネクタ1の小型化も図ることができるコネクタ構造を実現することができる。
According to the
また、コネクタ1によると、ハウジング12がコンタクト11の側壁(16、16)に係止されて相対移動を行う前の状態においては、ハウジング12に設けられた開閉部22によって、一対の端子接触部14が弾性変形して強制的に開かれた状態となる。一方、ハウジング12の相対移動が行われると、ハウジング12に設けられた開閉部22も移動し、一対の端子接触部14が弾性回復して閉じることで蛍光管101の端子101aが保持されることになる。このため、ハウジング12の相対移動前後における一対の端子接触部14に対する開閉部22の位置の変化を有効的に活用して、ハウジング12の相対移動前後でハウジング12の動作に連動して一対の端子接触部14を自動的に開閉させる機構を構成することができる。
Further, according to the
また、コネクタ1によると、ハウジング12の相対移動方向が設置面100aと垂直なため、設置面100aと平行に延びる一対の端子接触部14の配置に対してハウジング12の相対移動方向がスペース効率よくコンパクトに設定され、コネクタ構造の更なる小型化が図られる。そして、開閉部22が、一対の端子接触部14間でハウジング12とともに設置面100aに垂直に移動する突出部分として設けられる。このため、更なる小型化が図られたコネクタ構造において、設置面100aに垂直な方向でのハウジング12の相対移動の前後でハウジング12の動作に連動して設置面100aに平行な一対の端子接触部14を自動的に開閉させる機構を突出部分として簡素な構造で形成することができる。
Further, according to the
また、コネクタ1によると、一対の端子接触部14には、開閉部22が間に挿入される複数の第1突出片部(17、17)が設けられ、これらの第1突出片部(17、17)には、開閉部22の挿入方向と反対側で外側に広がる傾斜部分が設けられている。このため、ハウジング12がコンタクト11に対して取り付けられて係止する際には、挿入される開閉部22が上記の傾斜部分に対して滑らかに摺動し、複数の第1突出片部(17、17)が外側に向かって開かれ、一対の端子接触部14も容易に開かれることになる。よって、ハウジング12をコンタクト11に係止させる際に、一対の端子接触部14を更に容易に開かせることができる。
According to the
また、コネクタ1によると、一対の端子接触部14には、コンタクト11の内側に向かって出っ張る出っ張り部分18aがそれぞれ形成された複数の第2突出片部(18、18)が設けられている。そして、ハウジング12の相対移動が行われて一対の端子接触部14に蛍光管101の端子101aが保持された際には、上記の出っ張り部分18aによって、設置面100a側と反対側への端子101aの移動が規制される。このため、一対の端子接触部14に出っ張り部分18aを有する第2突出片部(18、18)を設けるという簡素な構成によって、一対の端子接触部14の間で保持された端子101aの脱落を効率よく防止することができる。
Further, according to the
また、コネクタ1によると、ハウジング12の壁部内側には、ハウジング12の相対移動後の状態で一対の端子接触部14のそれぞれに係合する内側係合部(24、24)が設けられている。このため、一対の端子接触部14の間で蛍光管101の端子101aが保持された状態では、内側係合部(24、24)が一対の端子接触部14の両側から係合することで一対の端子接触部14が開いてしまうことが規制されることになる。これにより、一対の端子接触部14が開くことが防止されて、一対の端子接触部14の間で蛍光管101の端子101aをより強固に保持することができ、端子101aの脱落を効率よく防止することができる。
In addition, according to the
また、コネクタ1によると、一対の端子接触部14における対向面に、コンタクト11の弾性力の作用で蛍光管101の端子101aを所定の位置に誘導するガイド部(29、29)が設けられている。このため、一対の端子接触部14が端子101aを保持した状態では、端子101aを設置面100aに垂直な方向における所定の位置において安定して保持することができる。
Further, according to the
また、コネクタ1によると、ガイド部(29、29)が一対の端子接触部14の対向面における勾配面を有する部分として設けられる。このため、一対の端子接触部14に保持された蛍光管101の端子101aを設置面100aに垂直な方向における所定の位置に安定して保持することができるガイド部(29、29)を勾配面の傾斜を利用した簡素な構成で実現することができる。
Further, according to the
また、コネクタ1によると、係止部(27、28)が、コンタクト11及びハウジング12において凸状に形成されて互いに係止し合う部分として設けられる。このため、ハウジング12の相対移動前の状態でハウジング12をコンタクト11に係止させる係止部(27、28)について、コンタクト11及びハウジング12における近接して配置された部分を利用した構成でスペース効率よく形成することができる。また、コネクタ1によると、コンタクト11に一対の第1凸部27が形成されるとともにハウジング12に第2凸部28が形成された簡素な構成で容易に係止部(27、28)を形成することができる。
Further, according to the
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図15は、本発明の第2実施形態に係るコネクタ2を示す正面図(図15(a))、側面図(図15(c))、その側面図に対する平面図(図15(b))及び底面図(図15(d))である。本実施形態において例示するコネクタ2は、本実施形態における平板状の部材として設けられるGNDバー(グラウンドバー)と、本実施形態における線状の端子として設けられる冷陰極蛍光管等の蛍光管の端子と、を接続するためのコネクタとして構成されている。そして、このコネクタ2は、コンタクト41とハウジング42とを備えて構成されている。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described. FIG. 15 is a front view (FIG. 15 (a)), a side view (FIG. 15 (c)), and a plan view corresponding to the side view (FIG. 15 (b)) showing the
図16は、コンタクト41について斜め上方から見た状態を示す斜視図(図16(a))及び斜め下方から見た状態を示す斜視図(図16(b))である。また、図17は、ハウジング42について斜め上方から見た状態を示す斜視図(図17(a))及び図17(a)とは異なる位置で斜め上方から見た状態を示す斜視図(図17(b))である。また、図18は、ハウジング42について斜め下方から見た状態を示す斜視図(図18(a))及び図18(a)とは異なる位置で斜め下方から見た状態を示す斜視図(図18(b))である。また、図19は、図15(a)のI−I線矢視位置での断面図である。また、図20は、図15(a)のJ−J線矢視位置での断面図(図20(a))、図15(a)のK−K線矢視位置での断面図(図20(b))、及び図15(d)のM−M線矢視位置での断面図(図20(c))である。また、図21は、図15に示す状態のコネクタ2がGNDバー102に対して設置された状態を示す正面図(図21(a))、側面図(図21(c))、その側面図に対する平面図(図21(b))及び底面図(図21(d))、背面図(図21(e))である。また、図22は、図21(a)のN−N線矢視位置での断面図(図22(a))及びその一部を拡大して示す拡大断面図(図22(b))である。
16 is a perspective view (FIG. 16 (a)) showing a state of the
図15乃至図22に示すように、コネクタ2においては、コンタクト41及びハウジング42は、それぞれ1つずつ設けられている。そして、このコネクタ2は、コンタクト41にハウジング42が係止された状態(図15、図19乃至図22に示す状態)でGNDバー102(図21及び図22においてその一部を示す)に対して設置される。尚、図19では、GNDバー102及び蛍光管103を二点鎖線で図示している。
As shown in FIGS. 15 to 22, in the
GNDバー102は、前述のように平板状の部材として設けられており、図示しないフレーム部材やパネル部材等に対して固定され、例えば、液晶表示装置のバックライトを構成する蛍光管103に対してコネクタ2を介して接続される接地側(グラウンド側)の導体を構成する金属製のバー部材として設けられている。また、蛍光管103の端部から突出する端子103aは、前述のように本実施形態における線状の端子を構成しており、図19に示すように、コネクタ2に対して配置される。コネクタ2においては、ハウジング42が取り付けられた状態のコンタクト41がGNDバー102に対して設置される。尚、本実施形態では、コネクタ2が接地側のGNDバー102に対して設置される場合を例にとって説明するが、この例に限らず、コネクタ2を適用することができる。例えば、フレーム部材やパネル部材等に対して接地側ではなく高圧側で固定される平板状の部材として設けられたバー部材であってこの高圧側の導体を構成する金属製のバー部材(金属バー)に対して、コネクタ2が設置されてもよい。
The
図15、図16、図19乃至図22に示すように、コンタクト41は、設置部43、一対の端子接触部44、一対の延長部45、側壁(46、46)、複数の突出片部(48、48)、等が設けられ、導電性の金属材料によって一体に形成されている。
As shown in FIGS. 15, 16, 19 to 22, the
設置部43には、取付部43a及び接点部43bが設けられている。取付部43aは、平板状に形成されるとともに一対の突出片部分が形成され、GNDバー102においてコンタクト41が設置される設置面102a(図21、図22参照)に対して係合して取り付けられる部分として設けられている。接点部43bは、取付部43aから屈曲部分を介して突出するように形成されるとともに、取付部43aに対して平行に延びる一対の突出片部分として形成されている。そして、この接点部43bは、GNDバー102に対して設置面102aと反対側において接触するように形成され、GNDバー102に対して電気的に接続される接点を構成する部分として設けられている。
The
コンタクト41は、設置部43において、GNDバー102にて切り欠かれた部分として形成された切欠部102bに挿入されるようにして、GNDバー102に取り付けられる(図21参照)。尚、取付部43aには、一対のストッパー部分43cが形成されている。コンタクト41にハウジング42が取り付けられた状態のコネクタ2がGNDバー102に取り付けられる際には、一対のストッパー部分43cがGNDバー102の縁部分に当接することで、コネクタ2がGNDバー102の切欠部102bに深く挿入され過ぎた状態で(過挿入の状態で)取り付けられてしまうことが防止されるように構成されている。
The
また、取付部43aにおける一対の突出片部分には、段状の突起部分として形成され、コンタクト41に対して取り付けられたハウジング42に対して係合可能な一対のハウジング側係合部分(43d、43d)が設けられている。この一対のハウジング側係合部分(43d、43d)とハウジング42とが係合することで、コンタクト41に対して一旦取り付けられたハウジング42がコンタクト41から外れてしまうことが防止されるように構成されている(図20(b)参照)。また、取付部43aには、コンタクト41がGNDバー102に対して取り付けられた際に、GNDバー102に形成された穴に嵌り込むことでこのGNDバー102に対して係合する一対のGND側係合部分(43e、43e)が設けられている(図16、図21参照)。一対のGND側係合部分(43e、43e)は、段状の突起部分として形成されており、一旦弾性変形した後に弾性回復することでGNDバー102に対して係合するように構成されている。この係合により、コンタクト12がGNDバー102に固定され、コンタクト12のGNDバー102からの脱落が防止される。
Further, the pair of protruding piece portions in the
一対の端子接触部44は、蛍光管103の端子103aの側方に対して両側から接触する端子接触部44aと端子接触部44bとを備えて構成されている。そして、一対の端子接触部44における各端子接触部(44a、44b)は、コンタクト41においてそれぞれ片持ち状に延びる矩形の板状の部分として設けられ、コンタクト41が設置面102aに設置された際にそれぞれ設置面102aに対して平行に延びるように配置される。また、一対の端子接触部44は、コンタクト41に対してハウジング42が取り付けられる際に、ハウジング42に設けられた後述の開閉部52がその間に挿入されることで開かれるように構成されている。尚、一対の端子接触部44の間に開閉部52が挿入され易いように、一対の端子接触部44の先端側は、外側に向かって広がるように形成されている。また、一対の端子接触部44における互いに対向する対向面のそれぞれには、第1実施形態のコネクタ1におけるガイド部(29、29)と同様に構成されるガイド部が設けられている。
The pair of
一対の延長部45は、一対の端子接触部44(44a、44b)のそれぞれに連続する部分からコンタクト41の各側壁46の一部を構成する部分にまで亘って延長されるように形成された延長部45a及び延長部45bを備えて構成されている。また、一対の延長部45は、一対の端子接触部44とともに撓み可能に形成されている。即ち、端子接触部44aから一方の側壁46の一部にまで亘って延びる延長部45aは端子接触部44aととともにその一方の側壁46に対して撓み可能に設けられている。また、端子接触部44bから他方の側壁46の一部にまで亘って延びる延長部45bは端子接触部44bととともにその他方の側壁46に対して撓み可能に設けられている。
The pair of
側壁(46、46)は、一対設けられ、設置面102aに対して垂直に延びるように配置される背面壁47に対して垂直に配置されるとともに、一対の端子接触部44が並ぶ方向において並んだ状態で互いに平行に配置されている。両側壁(46、46)は、この両側壁(46、46)に対して垂直に配置される上記の背面壁47によって一体に連結されている。そして、背面壁47は、両側壁(46、46)と設置部43における取付部43aとを連結するように設けられている。
A pair of side walls (46, 46) are provided, are arranged perpendicular to the
複数の突出片部(48、48)は、本実施形態における複数の第2突出片部として構成され、一対の端子接触部44のそれぞれから設置面102a側と反対側に向かって突出するように形成された部分として設けられている。複数の突出片部(48、48)のそれぞれには、一対の端子接触部44が並ぶ方向と平行な方向におけるコンタクト41の内側に向かって出っ張るように屈曲形成された出っ張り部分48aがそれぞれ設けられている。この出っ張り部分48aのそれぞれは、ハウジング42による後述の相対移動が行われて一対の端子接触部44に保持された蛍光管103の端子103aが設置面102a側と反対の方向へ移動することを規制するように構成されている。
The plurality of projecting pieces (48, 48) are configured as a plurality of second projecting pieces in the present embodiment, and project from each of the pair of
尚、本実施形態では、第2突出片部を構成する突出片部48が、一対の端子接触部44の長手方向においてずれた位置にて端子接触部44a及び端子接触部44bのそれぞれから1つずつ突出して形成された形態を例示しているが、この通りでなくてもよい。例えば、突出片部48が、一対の端子接触部44の長手方向においてずれた位置にて端子接触部44a及び端子接触部44bのそれぞれから1つ又は複数交互に突出して形成された形態であってもよい。
In the present embodiment, the protruding
図15、図17乃至図22に示すように、ハウジング42には、基部49、ケース部50、一対のスライド部51、等が設けられ、絶縁性の樹脂材料によって一体に形成されている。基部49は、GNDバー102の設置面102aに対してコンタクト41を介して配置される板状の部分として設けられている。
As shown in FIGS. 15, 17 to 22, the
ケース部50は、コンタクト41における一対の端子接触部44が内側に配置されるケース状の部分として設けられている。このケース部50には、基部49に一体化されている側と反対側において、蛍光管103の端子103aが挿入されるスリット状の開口50aが形成されている。また、ケース部50には、ハウジング42がコンタクト41に取り付けられる際に、一対の端子接触部44に対してその長手方向に沿って被さるように一対の端子接触部44が挿入されることになる開口50bが形成されている。
The
一対のスライド部(51、51)は、基部49と平行に延びるとともに互いに平行に配置された一対の略矩形の板状の部分として設けられ、基部49に対してケース部50と反対側で一体化されている。尚、ハウジング42がコンタクト41に取り付けられた状態では、一対のスライド部(51、51)は、一対の端子接触部44と平行な方向に沿って延びるように配置される。この一対のスライド部(51、51)は、コネクタ2がGNDバー102に取り付けられる際には、コンタクト41の設置部43とともにGNDバー102の切欠部102bに挿入される。そして、設置部43がGNDバー102に係合した状態で、基部49と一対のスライド部(51、51)との間にGNDバー102における切欠部102bの縁部分が配置され、一対のスライド部(51、51)がこの切欠部102bの縁部分に対してスライド移動自在に支持されることになる。
The pair of slide portions (51, 51) are provided as a pair of substantially rectangular plate-like portions extending in parallel with the
また、ハウジング42は、ケース部50において、コンタクト41の側方を覆うとともにこのコンタクト41の両側壁(46、46)のそれぞれに対して外側で摺接可能に配置される。そして、このハウジング42は、コンタクト41に対してこのコンタクト41の側壁(46、46)に摺接しながら直線方向に沿って相対移動を行うことで、一対の端子接触部44を蛍光管103の端子103aに接触させて保持するように構成されている。このとき、ハウジング42は、設置面102aに対して平行な方向であって且つGNDバー102の長手方向と垂直な方向に平行な方向に沿って移動することで、コンタクト11に対して直線方向に沿って相対移動するように構成されている(第2実施形態についての以下の説明においては、一対の端子接触部44に端子103aを保持させるためのハウジング42による上記の相対移動のことを単に「相対移動」という)。一方、相対移動を行う前の状態においては、ハウジング42は、コンタクト41を弾性変形させて一対の端子接触部44を開かせた状態でコンタクト41の側壁(46、46)に対して係止されるように構成されている。以下、これらの構成について詳しく説明する。
In addition, the
まず、図15、図19乃至図22に示すようにコンタクト41に対してハウジング42を係止させるための構成について説明する。図16、図18、図20及び図22に示すように、ハウジング42及びコンタクト41のそれぞれには、ハウジング42の相対移動が行われる前の状態においてハウジング42をコンタクト41に対して係止させるように互いに係止し合う係止部(54、55)が凸状に形成された部分として設けられている。
First, the structure for locking the
上記の係止部(54、55)として、図16及び図22によく示すように、コンタクト41には、設置部43における一対の端子接触部44が並ぶ方向と平行な方向の両側に、一対のコンタクト側凸部(54、54)が形成されている。一対のコンタクト側凸部(54、54)は、設置部43に対してハウジング42の基部49が対向する方向(即ち、一対の端子接触部44が配置される側と同じ方向)に向かって段状に低く盛り上がった凸部として設けられている。
As shown in FIGS. 16 and 22, as the above-described locking portions (54, 55), a pair of
また、ハウジング42側における係止部(54、55)として、図18及び図22によく示すように、一対のコンタクト側凸部(54、54)に対してそれぞれ係止し合う一対のハウジング側凸部(55、55)が、ハウジング42の基部49に形成されている。一対のハウジング側凸部(55、55)は、基部49においてコンタクト41の設置部43に対向する方向(即ち、一対のスライド部51が配置される側と同じ方向)に向かって段状に突出した凸部として設けられている。そして、各ハウジング側凸部55は、コンタクト41の正面側(一対の端子接触部44の先端側が配置される側)から背面側(背面壁47が配置される側)に向かう方向において、各コンタクト側凸部54に当接して係止することになる。尚、設置部43にて低く盛り上がって形成されたコンタクト側凸部54における角部分は、ハウジング42の相対移動の際にハウジング側凸部55が乗り越えやすいように、曲面状に又は面取り加工が施された状態に形成されている。
Further, as shown in FIGS. 18 and 22, as the locking portions (54, 55) on the
コンタクト側凸部54及びハウジング側凸部55が上述のように構成されていることで、ハウジング42がコンタクト41に取り付けられる際には、ハウジング側凸部55がコンタクト側凸部54に係止することになる。そして、ハウジング42がコンタクト41に対して設置面102aと平行に相対移動する際には、ハウジング側凸部55がコンタクト側凸部54を乗り越えることになる。尚、係止部(54、55)の形状や配置については、上述した例に限らず種々変更して実施してもよい。
Since the contact-side
次に、ハウジング42に設けられる開閉部52及び接触位置調整部(53、53)の構成について説明する。ここで、図23は、図15に示す状態からハウジング42がコンタクト41に対して相対移動した状態のコネクタ2についてGNDバー102及び蛍光管103の一部とともに示す正面図(図23(a))、側面図(図23(c))、その側面図に対する平面図(図23(b))及び底面図(図23(d))、背面図(図23(e))である。また、図24は、図23(a)のR−R線矢視位置での断面図である。また、図25は、図23(b)のS−S線矢視位置での断面図(図25(a))及びその一部を切欠き状態で拡大して示す拡大断面図(図25(b))である。
Next, the structure of the opening / closing
図15、図19乃至図21、図23及び図24に示すように、開閉部52は、ケース部50の内側において基部49に対して垂直な方向に向かってブロック状に突出する部分として設けられている。そして、開閉部52は、ハウジング42のコンタクト41に対する相対移動とともに、一対の端子接触部44の間で設置面102aに対して平行な方向に移動する部分として設けられている。また、開閉部52における基部49と平行な方向における両端部分(52a、52a)は、それぞれ先端側に向かって細くなるように形成されるとともにその最も先端側の部分が円弧面状の曲面となるように形成されている(図19、図24参照)。これにより、開閉部52が、一対の端子接触部44を開きながらこの一対の端子接触部44の間を通過し易いように構成されている。
As shown in FIG. 15, FIG. 19 to FIG. 21, FIG. 23, and FIG. 24, the opening / closing
ハウジング42がコンタクト41に取り付けられて係止される際には、ハウジング42の開口50bの内側にコンタクト41が配置される。このとき、開閉部52は、一対の端子接触部44の間に挿入される。これにより、開閉部52は、ハウジング42がコンタクト41に対して相対移動を行う前の状態において一対の端子接触部44を開かせるようにコンタクト41を弾性変形させることになる。そして、ハウジング42の相対移動の際には、ハウジング42は、コンタクト41に対して、一対の端子接触部44が延びる方向と反対方向に向かって設置面102aと平行に(図24の矢印Q方向に)相対移動する。このハウジング42の相対移動が行われることで、開閉部52は、一対の端子接触部44の間を通過し、コンタクト41を弾性回復させて一対の端子接触部44を蛍光管103の端子103aに向かって閉じる方向に変位させるように構成されている(図24参照)。
When the
コンタクト41にハウジング42が係止された状態の断面図である図19と、ハウジング42が相対移動した状態の断面図である図24とによく示すように、ハウジング42には、接触位置調整部(53、53)が設けられている。接触位置調整部(53、53)は、ハウジング42の相対移動に伴って、コンタクト41を外側から挟むように一対の延長部45のそれぞれに対して接触する位置である延長部接触位置を調整可能な部分として一対で設けられている。図19では、ハウジング42の相対移動前の状態でのハウジング42及びコンタクト41における延長部接触位置P3について、ハウジング42がコンタクト41を外側から挟むように一対の延長部45のそれぞれに対して接触する端部位置を表す(この端部位置を通過する線として図示する)二点鎖線P3で示している。また、図24では、ハウジング42の相対移動後の状態でのハウジング42及びコンタクト41における延長部接触位置P4について、ハウジング42がコンタクト41を外側から挟むように一対の延長部45のそれぞれに対して接触する端部位置を表す(この端部位置を通過する線として図示する)二点鎖線P4で示している。
As shown well in FIG. 19, which is a cross-sectional view of the state where the
接触位置調整部(53、53)は、ハウジング42のケース部50においてコンタクト41の側壁46に接触する壁部の一部として設けられ、ハウジング42においてコンタクト41の各側壁46及び各延長部(45a、45b)に対向するように配置された各壁部の厚みが変化した部分を有するようにそれぞれ設けられている。そして、この接触位置調整部(53、53)のそれぞれは、ケース部50の各壁部における内壁部分において、ケース部50の内側に向かって且つ一対の端子接触部44の先端側に向かって傾斜面を介して段状に盛り上がるように形成された部分として設けられている。
The contact position adjusting portion (53, 53) is provided as a part of a wall portion that contacts the
各接触位置調整部53は、一対の延長部45のそれぞれにおける延長部接触位置(P3、P4)から一対の端子接触部44のそれぞれにおける蛍光管103の端子103aに接触する位置までのコンタクト41に沿った経路(L3、L4)の長さ寸法を、ハウジング42の相対移動に伴って、短くなるように調整するよう構成されている。即ち、一対の延長部45のそれぞれにおける延長部接触位置P3から一対の端子接触部44のそれぞれにおける端子103aに接触する位置までのコンタクト41に沿った経路L3(図19にて二点鎖線の両端矢印で示す経路L3)の長さ寸法は長く設定される。そして、ハウジング42が相対移動すると、ケース部50の壁部の内壁部分における各接触位置調整部53の段状に盛り上がるように形成されている部分が、各延長部(45a、45b)に接触することになる。これにより、一対の延長部45のそれぞれにおける延長部接触位置P4から一対の端子接触部44のそれぞれにおける端子103aに接触する位置までのコンタクト41に沿った経路L4(図24にて二点鎖線の両端矢印で示す経路L4)の長さ寸法が、上記の経路L3の長さ寸法よりも短くなるように設定されることになる。
Each contact
次に、コネクタ2の作動について説明する。まず、ハウジング42がコンタクト41に取り付けられる際には、前述のように、開口50bからケース部50の内側に一対の端子接触部44が挿入されるとともに開閉部52が一対の端子接触部44の間に挿入されるようにして、ハウジング42が取り付けられる。そして、一対の端子接触部44が開かれてその間に開閉部52が配置され、更に、ハウジング側凸部55がコンタクト側凸部54に係止した状態で、ハウジング42がコンタクト41に対して係止されて取り付けられる(図15、図19、図20参照)。
Next, the operation of the
ハウジング42がコンタクト41に係止された状態のコネクタ1は、そのコンタクト41の設置部43において、GNDバー102の設置面102aの所定位置に設置される。このとき、一対のGND側係合部分(43e、43e)がGNDバー102に形成された穴に嵌まり込んで係合することで、コネクタ2がコンタクト41においてGNDバー102に対して固定される。尚、GNDバー102は液晶表示装置のバックライトとしての蛍光管103が装着されるGNDバーとして設けられており、コネクタ2は、GNDバー102に沿って複数並んで設置される。
The
次いで、複数のコネクタ2が設置されたGNDバー102に対して複数の蛍光管103が装着される。各蛍光管103は、GNDバー102に配置された各コネクタ2に対してその端子103aにて接続されることになり、まず、蛍光管103の端子103aがコネクタ2に対して配置される。このとき、蛍光管103及びその端子103aに対してほとんど外力が作用することなく、端子103aが一対の端子接触部44の間に挿入されて配置される。即ち、コネクタ2は、ZIF(Zero Insertion Force)コネクタとして構成されている。尚、蛍光管103は、GNDバー102が固定されるフレーム部材やパネル部材上において、コネクタ2以外によっても支持される。また、蛍光管103におけるコネクタ2に接続される側と反対側の端部から突出した端子は、図示しない他のコネクタに対して接続される。
Next, a plurality of
コネクタ2における一対の端子接触部44間に蛍光管103の端子103aが配置されると(図19参照)、次いで、ハウジング42のコンタクト41に対する相対移動が行われる。この相対移動が行われる際には、ハウジング42は、設置面102aに平行に一対の端子接触部44と反対方向に(図24の矢印Q方向に)付勢される。これにより、図25によく示すように、ハウジング側凸部55がコンタクト側凸部54を乗り越え、ハウジング42がコンタクト41の側壁46に摺接しながらコンタクト41に対して相対移動することになる。そして、ハウジング42とともに移動する開閉部52が、一対の端子接触部44の間から設置面102aに平行に移動し、この一対の端子接触部44の間を通過して抜け出ることでコンタクト41が弾性回復して閉じる方向に変位する。これにより、蛍光管103の端子103aが一対の端子接触部44に接触するとともに保持され、端子103aとコネクタ2とが電気的に接続されることになる。そして、端子103aは、ハウジング42の保持力と一対の端子接触部44の弾性力による保持力とによって強固に保持されることになる。
When the terminal 103a of the
ハウジング42のコンタクト41に対する相対移動が完了して端子103aとコネクタ2との接続が完成した状態では、ハウジング42がコンタクト41のハウジング側係合部43dに係合し、ハウジング42がコンタクト41から外れてしまうことが防止されている。また、接続が完成した状態では、端子103aは、複数の突出片部(48、48)に設けられた出っ張り部分48aによって設置面102aと反対側への脱落が防止されている。
When the relative movement of the
以上説明したコネクタ2によると、一体に形成されたコンタクト41及びハウジング42が1つずつ設けられることでコネクタ2が構成されるため、コネクタ2の構成部品点数を最小化することができる。そして、コンタクト41における一対の端子接触部44がGNDバー102の設置面102aに対して平行に配置されるため、市場でのアプリケーションの薄型化の要求(例えば、液晶表示装置の薄型化の要求)に対応可能なようにコネクタ構造の薄型化を図ることができる。
According to the
また、コネクタ2では、ハウジング42が、コンタクト41の両側壁(46、46)に外側で摺接可能に配置される。このため、コネクタ2は、特許文献2に開示されたコネクタとは異なり、ハウジングの内側に配置される一対の端子接触部を有するコンタクトに一体に形成されてハウジングの更に外側に配置される大きなガイド板が設けられたような構造となることがない。これにより、コネクタ2によると、薄型のコネクタ構造において、構造の更なる小型化及び簡素化を図ることができる。また、コネクタ2では、ハウジング42がコンタクト41に摺接しながら直線方向に相対移動することで蛍光管103の端子103aに端子接触部(44a、44b)を接触させて蛍光管103の端子103aへの電気的な接続が完成することになるため、蛍光管103の端子103aに対する接続工程の簡素化を図ることができる。
In the
更に、コネクタ2では、ハウジング42は、コンタクト41に対して相対移動する前の状態において一対の端子接触部44を開かせた状態でコンタクト41の側壁(46、46)に対して係止される。このため、蛍光管103の端子103aと電気的に接続される前の状態において、開かせた一対の端子接触部44の間に端子103aを容易に外力をほとんど作用させることなく配置することができる。そして、端子103aへの電気的な接続が完成する前に、一旦、ハウジング42がコンタクト41の側壁(46、46)に係止される状態を実現することができるため、その後、ハウジング42をコンタクト41に対して相対移動させるだけで、容易に効率よく接続作業を行うことができる。更に、ハウジング42でコンタクト41を弾性変形させて一対の端子接触部44を開かせた状態で端子103aが配置されるため、その後にハウジング42が相対移動して電気的な接続が完成した状態では、ハウジング42での保持力に加えて、コンタクト41の弾性力による保持力も確保されることになる。これにより、蛍光管103の端子103aをより強固に保持することができる。
Further, in the
従って、本実施形態によると、構成部品点数を最小化できるとともに線状の端子103aに対する接続工程を簡素化でき、線状の端子103aに外力をほとんど作用させずに配置した後に容易に効率よく接続作業を行えるとともに線状の端子103aを強固に保持することができ、更に、市場でのアプリケーションの薄型化の要求に対応可能な薄型のコネクタ構造において構造の更なる小型化及び簡素化を図ることができるコネクタ2を提供することができる。
Therefore, according to the present embodiment, the number of components can be minimized and the connection process to the
また、コネクタ2によると、ハウジング42の相対移動前の状態では、延長部接触位置P3から蛍光管103の端子103aに接触する位置までのコンタクト41に沿った経路L3の長さ寸法が長く確保される。よって、ハウジング42の相対移動前で一対の端子接触部44の間に蛍光管103の端子103aが配置される状態においては、一対の延長部45が撓み易い状態となるため、端子103aを配置し易いように一対の端子接触部44を容易に開かせることができる。一方、ハウジング42の相対移動後の状態では、接触位置調整部(53、53)の作動により、経路L4の長さ寸法が短く調整されることになる。このため、ハウジング42の相対移動後で一対の端子接触部44の間に蛍光管103の端子103aが保持される状態においては、一対の延長部45が撓み難い状態となるため、端子103aをより強固に保持することができる。従って、端子103aを配置する際には一対の端子接触部44の間を容易に開かせるとともに、端子103aを保持する際にはより強固な保持力を確保することができるように、ハウジング42の相対移動に伴って調整可能なコネクタ構造を実現することができる。
Further, according to the
また、コネクタ2によると、ハウジング42がコンタクト41の側壁(46、46)に係止されて相対移動を行う前の状態においては、ハウジング42に設けられた開閉部52によって、一対の端子接触部44が弾性変形して強制的に開かれた状態となる。一方、ハウジング42の相対移動が行われると、ハウジング42に設けられた開閉部52も移動し、一対の端子接触部44が弾性回復して閉じることで蛍光管103の端子103aが保持されることになる。このため、ハウジング42の相対移動前後における一対の端子接触部44に対する開閉部52の位置の変化を有効的に活用して、ハウジング42の相対移動前後でハウジング42の動作に連動して一対の端子接触部44を自動的に開閉させる機構を構成することができる。
Further, according to the
また、コネクタ2によると、一対の端子接触部44には、コンタクト41の内側に向かって出っ張る出っ張り部分48aがそれぞれ形成された複数の第2突出片部(48、48)が設けられている。そして、ハウジング42の相対移動が行われて一対の端子接触部44に蛍光管103の端子103aが保持された際には、上記の出っ張り部分48aによって、設置面102a側と反対側への端子103aの移動が規制される。このため、一対の端子接触部44に出っ張り部分48aを有する第2突出片部(48、48)を設けるという簡素な構成によって、一対の端子接触部44の間で保持された端子103aの脱落を効率よく防止することができる。
Further, according to the
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、次のように変更して実施してもよい。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made as long as they are described in the claims. For example, the following modifications may be made.
(1)第1及び第2実施形態では、液晶表示装置のバックライトを構成する蛍光管の端子に対して接続されるコネクタを例にとって説明したが、この例に限らず本発明を適用することができる。線状の端子は、蛍光管の端子以外の端子であってもよく、また、平板状の部材は、基板や金属製のバー部材(GNDバー、金属バー)以外の平板状の部材であってもよい。即ち、線状の端子にコンタクトが接触するとともに線状の端子を保持することで線状の端子に対して接続されるコネクタに関して、本発明を広く適用することができる。 (1) In the first and second embodiments, the connector connected to the terminal of the fluorescent tube constituting the backlight of the liquid crystal display device has been described as an example. However, the present invention is not limited to this example and the present invention is applied. Can do. The linear terminal may be a terminal other than the terminal of the fluorescent tube, and the flat member is a flat member other than a substrate or a metal bar member (GND bar, metal bar). Also good. That is, the present invention can be widely applied to a connector that is connected to a linear terminal by contacting the linear terminal and holding the linear terminal.
(2)コンタクトにおける一対の端子接触部、一対の延長部、側壁、複数の第1突出片部、複数の第2突出片部については、第1及び第2実施形態で例示した形態に限らず、形状等を種々変更して実施してもよい。ハウジングにおける開閉部、接触位置調整部、内側係合部については、第1及び第2実施形態で例示した形態に限らず、形状等を種々変更して実施してもよい。コンタクト及びハウジングにおける係止部については、第1及び第2実施形態で例示した形態に限らず、形状等を種々変更して実施してもよい。 (2) About a pair of terminal contact part in a contact, a pair of extension part, a side wall, a plurality of 1st projection piece parts, and a plurality of 2nd projection piece parts, it is not restricted to the form illustrated in the 1st and 2nd embodiment. The shape and the like may be changed variously. The opening / closing part, the contact position adjusting part, and the inner engaging part in the housing are not limited to the forms exemplified in the first and second embodiments, and may be implemented with various modifications. About the latching | locking part in a contact and a housing, you may carry out by changing not only the form illustrated by 1st and 2nd embodiment but a shape etc. variously.
(3)ハウジングのコンタクトに対する相対移動方向については、第1及び第2実施形態で例示した方向に限らず、コンタクトの側壁に摺接しながら直線方向に沿ってハウジングが相対移動するものであればよい。 (3) The direction of relative movement of the housing with respect to the contact is not limited to the direction exemplified in the first and second embodiments, but may be any as long as the housing moves relative to the side wall of the contact along the linear direction. .
(4)第1実施形態では、接触位置調整部が、ハウジングにおいてコンタクトの側壁に接触する壁部の厚みが変化した部分を有するように形成されている形態を例にとって説明したが、この通りでなくてもよい。例えば、図26及び図27に断面図を示すコネクタ3、或いは図28に断面図を示すコネクタ4を実施してもよい。尚、図26乃至図28の説明においては、第1実施形態と同様に構成される要素については、図面において同一の符号を付することで、説明を省略する。
(4) In the first embodiment, the contact position adjusting portion has been described by taking as an example a form in which the thickness of the wall portion contacting the side wall of the contact in the housing is changed. It does not have to be. For example, the
図26及び図27に示すコネクタ3には、接触位置調整部(60、60)が設けられている。各接触位置調整部60は、コンタクト11の側壁(16、16)において段状に盛り上がるように形成された部分を有するように設けられたコンタクト側接触位置調整部60aと、ハウジング12の壁部の厚みが変化した部分を有するように設けられたハウジング側接触位置調整部60bとを備えて構成されている。尚、図26(a)は、ハウジング12がコンタクト11に対して相対移動する前の状態の断面図であって第1実施形態における図5(b)に対応する状態の断面図を示している。一方、図26(b)は、ハウジング12がコンタクト11に対して相対移動した後の状態の断面図であって第1実施形態における図11(b)に対応する状態の断面図を示している。図26では、蛍光管101の端子101aの図示を省略している。また、図27(a)は、図26(a)の一部を拡大して示す拡大断面図(図27(a))であり、図27(b)は、図26(b)の一部を拡大して示す拡大断面図である。
The
ハウジング12がコンタクト11に対して相対移動して、図26(a)及び図27(a)に示す状態から図26(b)及び図27(b)に示す状態へとコネクタ3の状態が移行することにより、コンタクト側接触位置調整部60aとハウジング側接触位置調整部60bとの接触位置状態が変化することになる。これにより、接触位置調整部(60、60)は、延長部接触位置から一対の端子接触部14のそれぞれにおける端子101a(図示省略)に接触する位置までのコンタクト11に沿った経路の長さ寸法を短くなるように調整するよう構成されている。この接触位置調整部(60、60)を備えるコネクタ3においても、接触位置調整部23を備えるコネクタ1と同様の効果を奏することができる。
The
図28に示すコネクタ4には、ハウジング12において、接触位置調整部(61、61)が設けられている。各接触位置調整部61は、コンタクト11の側壁16の一部を構成する延長部(15a、15b)の縁部分が嵌まり込むことでこの縁部分を保持するように形成された凹み部分を備えて構成されている。即ち、接触位置調整部61は、ハウジング12がコンタクト11に対して相対移動したときに、嵌まり込んだ延長部(15a、15b)の縁部分を保持することで所定の経路の長さ寸法を短くなるよう調整する部分として設けられている。尚、図28(a)は、ハウジング12がコンタクト11に対して相対移動する前の状態の断面図であって第1実施形態における図5(b)に対応する状態の断面図を示している。一方、図28(b)は、ハウジング12がコンタクト11に対して相対移動した後の状態の断面図であって第1実施形態における図11(b)に対応する状態の断面図を示している。図28では、蛍光管103の端子103aの図示を省略している。
The
ハウジング12がコンタクト11に対して相対移動して、図28(a)に示す状態から図28(b)に示す状態へとコネクタ4の状態が移行することにより、延長部(15a、15b)の縁部分が接触位置調整部61に嵌まり込むことになる。これにより、接触位置調整部(61、61)は、延長部接触位置から一対の端子接触部14のそれぞれにおける端子101a(図示省略)に接触する位置までのコンタクト11に沿った経路の長さ寸法を短くなるように調整するよう構成されている。この接触位置調整部(61、61)を備えるコネクタ4においても、接触位置調整部23を備えるコネクタ1と同様の効果を奏することができる。
When the
本発明は、線状の端子にコンタクトが接触するとともに線状の端子を保持することで線状の端子に対して接続されるコネクタに関して、広く適用することができるものである。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be widely applied to a connector that is connected to a linear terminal by contacting the linear terminal and holding the linear terminal.
1 コネクタ
11 コンタクト
12 ハウジング
14 一対の端子接触部
16 側壁
100 基板(平板状の部材)
100a 設置面
101a 蛍光管の端子(線状の端子)
DESCRIPTION OF
Claims (16)
平板状の部材に設置されるとともに、前記線状の端子の側方に対して両側から接触する一対の端子接触部を有し、一体に形成された前記コンタクトと、
前記コンタクトの側方を覆うとともに前記一対の端子接触部が並ぶ方向における当該コンタクトの両側壁のそれぞれに対して外側で摺接可能に配置され、一体に形成されたハウジングと、
を備え、
前記コンタクト及び前記ハウジングは、それぞれ1つずつ設けられ、
前記一対の端子接触部は、前記コンタクトにおいてそれぞれ片持ち状に延びるように設けられるとともに、前記平板状の部材において前記コンタクトが設置される設置面に対して平行に延びるように配置され、
前記ハウジングは、前記コンタクトに対して当該コンタクトの側壁に摺接しながら直線方向に沿って相対移動を行うことで前記一対の端子接触部を前記線状の端子に接触させて保持し、前記相対移動を行う前の状態においては当該コンタクトを弾性変形させて前記一対の端子接触部を開かせた状態で前記コンタクトの側壁に対して係止されることを特徴とする、コネクタ。 A connector that is connected to the linear terminal by contacting the linear terminal and holding the linear terminal,
The contact that is installed on a flat plate-shaped member and has a pair of terminal contact portions that are in contact with the side of the linear terminal from both sides, and is integrally formed,
A housing that is formed so as to be slidable on the outer side with respect to both side walls of the contact in the direction in which the pair of terminal contact portions are arranged and covers the side of the contact;
With
The contact and the housing are each provided one by one,
The pair of terminal contact portions are provided so as to extend in a cantilever manner in the contacts, and are arranged so as to extend in parallel to an installation surface on which the contacts are installed in the flat plate member,
The housing holds the pair of terminal contact portions in contact with the linear terminals by performing a relative movement along a linear direction while sliding on the side wall of the contact with respect to the contact. The connector is characterized in that the contact is elastically deformed to be engaged with the side wall of the contact in a state where the pair of terminal contact portions are opened before the contact is performed.
前記ハウジングは、前記設置面に対して垂直な方向に沿って移動することで、前記コンタクトに対して直線方向に沿って前記相対移動を行なうことを特徴とする、コネクタ。 The connector according to claim 1,
The connector is characterized in that the housing moves along a direction perpendicular to the installation surface to perform the relative movement along a linear direction with respect to the contact.
前記コンタクトには、前記一対の端子接触部のそれぞれに連続する部分から当該コンタクトの側壁の一部を構成する部分にまで亘って延長されるように形成され、前記一対の端子接触部とともに撓み可能に形成された一対の延長部が設けられ、
前記ハウジングには、前記相対移動に伴って、前記コンタクトを外側から挟むように前記一対の延長部のそれぞれに対して接触する位置である延長部接触位置を調整可能な接触位置調整部が設けられ、
前記接触位置調整部は、前記一対の延長部のそれぞれにおける前記延長部接触位置から前記一対の端子接触部のそれぞれにおける前記線状の端子に接触する位置までの前記コンタクトに沿った経路の長さ寸法を、前記ハウジングの前記相対移動に伴って、短くなるように調整することを特徴とする、コネクタ。 The connector according to claim 1 or 2, wherein
The contact is formed to extend from a portion continuous to each of the pair of terminal contact portions to a portion constituting a part of the side wall of the contact, and can be bent together with the pair of terminal contact portions. A pair of extensions formed in the
The housing is provided with a contact position adjusting portion capable of adjusting an extension portion contact position, which is a position in contact with each of the pair of extension portions so as to sandwich the contact from the outside with the relative movement. ,
The contact position adjusting portion is a length of a path along the contact from the extension portion contact position in each of the pair of extension portions to a position in contact with the linear terminal in each of the pair of terminal contact portions. The size of the connector is adjusted so as to be shortened with the relative movement of the housing.
前記接触位置調整部は、前記ハウジングにおいて前記コンタクトの側壁に接触する壁部の一部として設けられるとともに、当該壁部の厚みが変化した部分を有するように形成されていることを特徴とする、コネクタ。 The connector according to claim 3,
The contact position adjusting portion is provided as a part of a wall portion that contacts the side wall of the contact in the housing, and is formed to have a portion in which the thickness of the wall portion has changed, connector.
前記接触位置調整部は、前記ハウジングの壁部において段状に形成された部分を有するように設けられていることを特徴とする、コネクタ。 The connector according to claim 4,
The connector is characterized in that the contact position adjusting portion is provided so as to have a stepped portion formed in a wall portion of the housing.
前記コンタクトには、前記一対の端子接触部のそれぞれに連続する部分から当該コンタクトの側壁の一部を構成する部分にまで亘って延長されるように形成され、前記一対の端子接触部とともに撓み可能に形成された一対の延長部が設けられ、
前記一対の延長部のそれぞれは、複数回屈曲して延びるように形成されていることを特徴とする、コネクタ。 The connector according to any one of claims 1 to 5,
The contact is formed to extend from a portion continuous to each of the pair of terminal contact portions to a portion constituting a part of the side wall of the contact, and can be bent together with the pair of terminal contact portions. A pair of extensions formed in the
Each of the pair of extension portions is formed to be bent and extend a plurality of times.
前記ハウジングには、前記相対移動を行う前の状態において前記一対の端子接触部を開かせるように前記コンタクトを弾性変形させるとともに、前記相対移動が行われることで当該コンタクトを弾性回復させて当該一対の端子接触部を前記線状の端子に向かって閉じる方向に変位させる開閉部が設けられていることを特徴とする、コネクタ。 The connector according to any one of claims 1 to 6,
In the housing, the contacts are elastically deformed so that the pair of terminal contact portions are opened in a state before the relative movement is performed, and the contacts are elastically recovered by the relative movement to be performed. An opening / closing part is provided for displacing the terminal contact part in the direction close to the linear terminal.
前記ハウジングは、前記設置面に対して垂直な方向に沿って移動することで、前記コンタクトに対して直線方向に沿って前記相対移動を行い、
前記開閉部は、前記ハウジングにおいて、突出して形成された部分として設けられるとともに前記一対の端子接触部の間で前記設置面に対して垂直に移動する部分として設けられていることを特徴とする、コネクタ。 The connector according to claim 7, wherein
The housing moves along a direction perpendicular to the installation surface to perform the relative movement along a linear direction with respect to the contact;
The opening / closing portion is provided as a protruding portion in the housing and is provided as a portion that moves perpendicularly to the installation surface between the pair of terminal contact portions. connector.
前記コンタクトには、前記一対の端子接触部のそれぞれから突出するように形成された複数の第1突出片部が設けられ、
前記ハウジングが前記コンタクトに対して取り付けられて係止される際には、前記一対の端子接触部の一方から突出する前記第1突出片部と他方から突出する前記第1突出片部との間に前記開閉部が受け入れられるように挿入され、
複数の前記第1突出片部には、前記開閉部が挿入される挿入方向と反対の方向において外側に向かって広がるように傾斜した傾斜部分がそれぞれ設けられていることを特徴とする、コネクタ。 The connector according to claim 8, wherein
The contact is provided with a plurality of first protruding piece portions formed so as to protrude from each of the pair of terminal contact portions,
When the housing is attached and locked to the contact, between the first protruding piece portion protruding from one of the pair of terminal contact portions and the first protruding piece portion protruding from the other. Inserted in such a way that the opening and closing part is received,
The plurality of first projecting pieces are each provided with an inclined portion that is inclined so as to spread outward in a direction opposite to the insertion direction in which the opening / closing portion is inserted.
前記コンタクトには、前記一対の端子接触部のそれぞれから突出するように形成された複数の第2突出片部が設けられ、
複数の前記第2突出片部のそれぞれには、前記一対の端子接触部が並ぶ方向と平行な方向における前記コンタクトの内側に向かって出っ張るように形成された出っ張り部分がそれぞれ設けられ、
前記出っ張り部分のそれぞれは、前記相対移動が行われて前記一対の端子接触部に保持された前記線状の端子が前記設置面側と反対の方向へ移動することを規制することを特徴とする、コネクタ。 The connector according to any one of claims 1 to 9,
The contact is provided with a plurality of second protruding piece portions formed so as to protrude from each of the pair of terminal contact portions,
Each of the plurality of second projecting pieces is provided with a protruding portion formed to protrude toward the inside of the contact in a direction parallel to the direction in which the pair of terminal contact portions are arranged,
Each of the protruding portions restricts movement of the linear terminals held by the pair of terminal contact portions in a direction opposite to the installation surface side by performing the relative movement. ,connector.
前記ハウジングの壁部の内側には、前記相対移動が行われたときに、前記一対の端子接触部のそれぞれに対して係合する内側係合部が設けられていることを特徴とする、コネクタ。 The connector according to any one of claims 1 to 10,
An inner engagement portion that engages with each of the pair of terminal contact portions when the relative movement is performed is provided inside the wall portion of the housing. .
前記一対の端子接触部における互いに対向する対向面のそれぞれには、当該一対の端子接触部の間で前記線状の端子を保持する前記コンタクトの弾性力の作用に伴って当該線状の端子を当該一対の端子接触部に対して前記設置面に垂直な方向における所定の位置に向かって誘導するガイド部が設けられていることを特徴とする、コネクタ。 The connector according to any one of claims 1 to 11,
Each of the opposing surfaces of the pair of terminal contact portions facing each other is provided with the linear terminals in accordance with the action of the elastic force of the contacts that hold the linear terminals between the pair of terminal contact portions. A connector characterized in that a guide portion is provided for guiding the pair of terminal contact portions toward a predetermined position in a direction perpendicular to the installation surface.
前記ガイド部は、前記対向面のそれぞれに形成されて前記接地面に垂直な方向に対して傾斜する勾配面を有していることを特徴とする、コネクタ。 The connector according to claim 12,
The connector according to claim 1, wherein the guide portion has a slope surface formed on each of the facing surfaces and inclined with respect to a direction perpendicular to the grounding surface.
前記コンタクト及び前記ハウジングのそれぞれには、前記ハウジングの前記相対移動が行われる前の状態において前記ハウジングを前記コンタクトに対して係止させるように互いに係止し合う係止部が凸状に形成された部分として設けられていることを特徴とする、コネクタ。 The connector according to any one of claims 1 to 13,
Each of the contact and the housing is formed with a protruding portion that locks the housing so that the housing is locked to the contact in a state before the relative movement of the housing is performed. A connector, characterized in that it is provided as a separate part.
前記コンタクト及び前記ハウジングのうちの一方には、前記係止部として、間に溝状の凹部を形成する一対の第1凸部が形成され、
前記コンタクト及び前記ハウジングのうちの他方には、前記係止部として、前記凹部に対して嵌り込む第2凸部が形成されていることを特徴とする、コネクタ。 The connector according to claim 14, wherein
One of the contact and the housing is formed with a pair of first convex portions that form a groove-shaped concave portion therebetween as the locking portion,
The other of the contact and the housing is formed with a second convex portion that fits into the concave portion as the locking portion.
前記平板状の部材は、基板又は金属製のバー部材として設けられ、
前記線状の端子は、蛍光管の端子として設けられていることを特徴とする、コネクタ。 The connector according to any one of claims 1 to 15,
The flat plate member is provided as a substrate or a metal bar member,
The said linear terminal is provided as a terminal of a fluorescent tube, The connector characterized by the above-mentioned.
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