JP2011226097A - 車道用舗装の施工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アスファルト系の車道用舗装や樹脂系の車道用舗装において、轍が発生し易い部分の耐久性を向上させるための車道用舗装の施工装置を提供する。
【解決手段】間接式樹脂系舗装の施工装置は、硬質骨材を含む骨材と樹脂バインダとから成る樹脂系混合材料Wを混合させるための、材料排出口11aを複数設け、樹脂系舗装1の施工場所近傍に設置する混合機11と、前記施工場所で混合した樹脂系混合材料Wを車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させる複数の搬送振り分け手段12と、この排出された樹脂系混合材料Wを舗装道路幅方向に均一に拡散させた後、樹脂系混合材料Wの表面を加圧しながら敷き均す敷き均し機14とで構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】間接式樹脂系舗装の施工装置は、硬質骨材を含む骨材と樹脂バインダとから成る樹脂系混合材料Wを混合させるための、材料排出口11aを複数設け、樹脂系舗装1の施工場所近傍に設置する混合機11と、前記施工場所で混合した樹脂系混合材料Wを車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させる複数の搬送振り分け手段12と、この排出された樹脂系混合材料Wを舗装道路幅方向に均一に拡散させた後、樹脂系混合材料Wの表面を加圧しながら敷き均す敷き均し機14とで構成されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、車道用舗装の施工装置に係わり、更に詳しくはアスファルト系の車道用舗装や、樹脂系の車道用舗装において、特に大型車が走行する轍部が発生する部分や、轍部が発生し易い部分の舗装密度を高くし、その轍が発生する部分や、轍が発生し易い部分の耐久性を向上させることを可能とした車道用舗装の施工装置に関するものである。
一般に車道用舗装では、車両の通行によって道路に凹み、即ち、轍掘れが発生する。例えば、骨材を瀝青材料で結合したアスファルト舗装は、アスファルトの流動による流動轍が発生し、骨材(硬質骨材、弾性骨材)を熱硬化性樹脂の樹脂バインダで結合した樹脂系舗装は摩耗や粒取れによる摩耗轍が発生する。
この道路に凹状に発生した轍掘れは、車両通行の安全性と走行時の快適性等に大きな影響を与えるため、例えば、轍掘れ深さ(轍掘量)が3cm以上になった場合は、補修作業や修復作業を行っている。このような轍掘れの補修作業や修復作業には、多くの手間と時間がかかる上に、多大な経費がかかるため、従来から種々の対策や研究が行われている。
例えば図21及び図22(a)〜(c)に示す樹脂系舗装中の弾性舗装1(硬質骨材と弾性骨材とを樹脂バインダで結合)を施工する際、路床2上に所定厚さの基礎地盤3を敷設し、この基礎地盤3上に、硬質骨材と弾性骨材と樹脂バインダとの混合材から成る弾性舗装材料4を施工機等により施工する。この場合、図示しない施工機に投入された前記弾性舗装材料4を施工機に設けられた一つの吐出口5により舗装道路の車線の中央部1aに吐出させ(図22(a))、吐出させた弾性舗装材料4を図22(b)に示すように、敷き均し工具等のレーキ6a,6bを使用して作業員が舗装道路の端部まで敷き拡げる作業を行っていた。しかしながら、弾性舗装材料4の場合、上記のようなレーキ6a,6bを使用して作業員が敷き拡げても、弾性舗装材料4の吐出地点(車線の中央部1a)の材料密度は、敷き拡げた後の弾性舗装材料4の敷設領域(1b,1b)よりも材料密度が高く、作業員が敷き拡げた部分の弾性舗装材料4の材料密度は、車線の中央部1aよりも常に低いと言う現象が生じていた。
この材料密度が常に低くなる原因としては、弾性舗装材料4が車線の中央部に集中的に吐出され、吐出された弾性舗装材料4を作業員が人力によってレーキ6a,6bで道路の横断方向に敷き拡げる際の作業上の要因と材料の性状に関する要因が起因している。
作業上の要因は、弾性舗装材料4の自重や粘性による抵抗で作業員が敷き拡げにかなりの労力を要すること、及び縦断方向に走行しながら連続的に短時間で作業を進めなければならないこと、更に作業スペースが狭く作業性が悪く、また作業人員の数が制約されることなどが挙げられる。
このような作業能率上、吐出された弾性舗装材料4を均一に敷き拡げることは困難である。材料の性状に関する要因は、吐出された弾性舗装材料は樹脂バインダが自重により下部に沈降しやすいこと、及び樹脂バインダはその粘性によって骨材よりも移動し難いことが挙げられる。一般的には、敷き拡げ作業では吐出された弾性舗装材料の表面近傍を敷き拡げることから、吐出部と敷き拡げ部では樹脂比率が異なり、敷き拡げ部は樹脂比率が小さい傾向になる。
この結果、上記のように敷設された弾性舗装1上を車両が走行すると、損傷し易い轍掘れが発生する部位は、材料密度が吐出口直下である車線の中央部1aよりもその両側の若干低い部分である事が判明し、バスやトラック等の重荷重車両の通過により短期間に轍が発生し、弾性舗装1の耐久性に問題が生じていた。このような舗装道路の耐久性の問題は、弾性舗装1のみならず、アスファルト舗装においても同様であった。
また、図23(a)〜(c)は、従来の他の実施形態を示し、この実施形態は、コンベヤ8により、混合装置吐出口から供給された弾性舗装材料4を載置して基礎地盤3の車線中央部に順次投入して積層させる。
即ち、図23(a)に示すように、混合機を弾性舗装1の基礎地盤3上に沿って移動させながら、コンベヤ8を介して弾性舗装材料4を順次投入して積層させる。そして、上記の従来例と同様に、図23(b)に示すように、吐出させた弾性舗装材料4を敷き均し工具等のレーキ6a,6bを使用して、作業員が弾性舗装道路の端部まで敷き拡げる作業を行う。更に、図23(c)に示すように、弾性舗装材料4が均一の厚さで平滑な面となるように敷き拡げる作業が終了したら、図示しない加圧スクリード等を使用して弾性舗装道路の表面の仕上げ作業を行うものである。
しかしながら、この従来の弾性舗装材料4の場合においても、上記と同様にレーキ6a,6bを使用して作業員が敷き拡げても弾性舗装材料4の吐出地点(車線の中央部1a)の材料密度は、敷き拡げた後の弾性舗装材料4の敷設領域(1b,1b)よりも材料密度が高く、作業員が敷き拡げた部分の弾性舗装材料4の材料密度は、車線の中央部1aよりも常に低いと言う現象が生じていた。
そこで、従来のアスファルト舗装においては、轍掘れの対策としてアスファル層内にアスファルトの側方への流動を阻止する網状もしくはラス状の部材を敷設したり(例えば、特許文献1参照)、轍掘れし易い部分の舗装を剛性の高い材料により締め固めて固化させたり(例えば、特許文献2参照)するアスファルト舗装が提案されている。
しかしながら、従来の轍掘れの対策には、他の材料を使用したり、その材料を埋設して固化させるのに多くの手間と時間がかかり、また舗装材料を均一に敷設する場合にも多くの手間と時間がかかり、耐久性を向上させることが難しいと言う問題があった。
この発明はかかる従来の課題に着目し、間接式樹脂系の舗装装置や、直接式樹脂系の舗装装置を使用して舗装することで、車両走行によって損傷を受けやすい舗装道路の轍掘れが発生する部分や轍掘れが発生し易い部分における密度を確実上昇させることで舗装道路の耐久性を向上させることが出来ると共に、舗装材料を吐出させて材料の自重により密度を高めることが出来るので敷き均し装置や敷き均し部材での敷き拡げ労力を軽減でき、敷設作業の作業能率を高めることが出来る車道用舗装の施工装置を提供することを目的とするものである。
この発明は上記目的を達成するため、硬質骨材を含む骨材と樹脂バインダとから成る樹脂系混合材料を混合させるため、材料排出口を複数設け、樹脂系舗装の施工場所近傍に設置する混合機と、前記施工場所で混合した樹脂系混合材料を車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させる複数の搬送振り分け手段と、この排出された樹脂系混合材料を舗装道路幅方向に敷き拡げた後、樹脂系混合材料の表面を加圧しながら敷き均す敷き均し機(スムーサ)とで構成したことを要旨とするものである。
ここで、前記樹脂系混合材料の搬送振り分け手段が、混合機の排出口側と連結または分離可能な二列の移動可能な搬送コンベヤであり、前記混合機のベース部と搬送振り分け手段の脚部とにキャスターを設けることも可能である。
また、前記樹脂系混合材料の搬送振り分け手段が、排出口を複数設けた移動可能なコンテナを使用することも可能である。
また、硬質骨材を含む骨材と樹脂バインダとから成る樹脂系混合材料を混合させるための樹脂系舗装の、施工場所近傍に設置する混合機と、この混合機から排出された樹脂系混合材料を直接受け取り、車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に対応した複数箇所の排出口を備えた搬送手段、排出された舗装材料を車道の幅方向に均一に拡散させる拡散手段、拡散した舗装材料の表面を均した後、表面を仕上げて均一の厚さとなるように仕上げる敷き均し手段をそれぞれ備えた施工機(フィニッシャー)とにより構成したことを要旨とするものである。
ここで、前記搬送手段がバーフィーダであり、前記拡散手段が拡散スクリューである。
この発明は、上記のように硬質骨材を含む骨材と樹脂バインダとから成る樹脂系混合材料を混合させるための、材料排出口を複数設け、樹脂系舗装の施工場所近傍に設置する混合機と、前記施工場所で混合した樹脂系混合材料を車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させる複数の搬送振り分け手段と、この排出された樹脂系混合材料を舗装道路幅方向に敷き拡げた後、樹脂系混合材料の表面を加圧しながら敷き均す敷き均し機(スムーサ)とで構成したので、車両走行によって損傷を受けやすい舗装道路の轍掘れが発生する部分及び轍掘れが発生し易い部分における密度を確実に上昇させることで舗装道路の耐久性を向上させることが出来る効果がある。
また、硬質骨材を含む骨材と樹脂バインダとから成る樹脂系混合材料を混合させるための樹脂系舗装の施工場所近傍に設置する混合機と、この混合機から排出された樹脂系混合材料を直接受け取り、車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に対応した複数箇所の排出口を備えた搬送手段、排出された舗装材料を車道の幅方向に均一に拡散させる拡散手段、拡散した舗装材料の表面を均した後、表面を仕上げて均一の厚さとなるように仕上げる敷き均し機をそれぞれ備えた施工機(フィニッシャー)とにより構成したので、舗装材料を吐出させて材料の自重により密度を高めることが出来るので敷き均し装置や敷き均し部材での敷き拡げ労力を軽減できる効果があり、更に敷設作業の作業能率を高めることが出来る効果がある。
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。 なお、従来例と同一構成要素は同一符号を付して説明は省略する。
図1は、この発明の間接式樹脂系舗装の施工装置の第1実施形態の説明図を示し、この間接式樹脂系舗装の施工装置は、硬質骨材を含む骨材と樹脂バインダとから成る樹脂系混合材料Wを混合させるための材料排出口11aを複数設け、樹脂系舗装1(弾性舗装1)の施工場所近傍に設置する混合機11と、前記施工場所で混合した樹脂系混合材料Wを車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させる複数の搬送振り分け手段12と、この排出された樹脂系混合材料Wを舗装道路幅方向にレーキ等で敷き拡げた後、樹脂系混合材料Wの表面を加圧しながら敷き均す敷き均し機13(スムーサ)とで構成されている。
前記樹脂系混合材料Wを搬送振り分け手段12としては、図1に示すような混合機11の排出口11a側と連結または分離可能な二列の移動可能な搬送コンベヤ14であったり、図2に示すように、排出口15aを複数設けた移動可能な移動可能なコンテナ15(台車)で構成することも可能である。
また、前記混合機11のベース部11xと搬送振り分け手段12(搬送コンベヤ14)の脚部12xとに図3に示すように、キャスター16を設けて移動出来るようにしても良い。更に、図4に示すように、前記搬送振り分け手段12(搬送コンベヤ14)は、二列に設けて樹脂系混合材料Wの排出方向を任意に設定できるようにすることも出来る。
前記混合機11は、図5及び図6に示すように、車両17の荷台上に設置しておき、樹脂系舗装の現場近傍まで混合機11を搬送または輸送して、車両17の荷台上で硬質骨材を含む骨材と樹脂バインダとから成る樹脂系混合材料Wを混合させ、搬送振り分け手段12(コンテナ15や搬送コンベヤ14)により樹脂系混合材料Wを敷き均し機14(スムーサ)に排出させて供給するようにしても良い。
図7及び図8は、複数の排出口11aを備えた混合機11と幅広い搬送振り分け手段12としての搬送コンベヤ14の正面図と、斜視図を示し、混合機11で混合された樹脂系混合材料Wを幅広い搬送コンベヤ14の両側に振り分けて車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させるように構成したものである。
図9及び図10は、複数の排出口11aを備えた混合機11とキャスター16を備えた二台の搬送振り分け手段としての搬送コンベヤ14a,14bを設置した他の実施形態であり、混合機11の複数(この実施形態では二箇所)の排出口11aに対して搬送コンベヤ14a,14bを二股状に任意の角度で設置して接続し、混合機11で混合された樹脂系混合材料Wを任意の角度で設置した所定の長さの二台の搬送コンベヤ14a,14b上に供給排出し、車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させるように構成したものである。
図11は、所定の長さの二台の搬送コンベヤ14a,14bを混合機11の二箇所の排出口11aに対して直交する向きに設置した他の実施形態を示し、混合機11で混合された樹脂系混合材料Wを直交する向きに設置した二台の搬送コンベヤ14a,14bでそれぞれ180度の位置に排出させて、車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させるように構成したものである。
また図12は、混合機11のベース部11xと、搬送コンベヤ14の脚部12xとにキャスター16を設け、混合機11のベース部11xと、搬送コンベヤ14の脚部12xとをリンク18により連結固定したもので、混合機11と搬送振り分け手段12の搬送コンベヤ14とは常に一体的に移動出来るように構成したものである。
次に、図13及び図14は、樹脂系混合材料Wの搬送振り分け手段12の他の実施形態を示し、この実施形態は、搬送振り分け手段12として、図13の場合には、通常の車輪を備えたコンテナ15zを使用して混合機11で混合された樹脂系混合材料Wを排出口11aから受け取り、車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させるように構成したり、または区画された収容部を備え、かつ排出口15aを複数設けた移動可能な移動可能なコンテナ15zを使用して、車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させるようにしたものである。
以上のように、間接式樹脂系舗装の施工装置は、上述したように、硬質骨材を含む骨材と樹脂バインダとから成る樹脂系混合材料Wを混合させるための、材料排出口11aを複数設け、樹脂系舗装1(弾性舗装1)の施工場所近傍に設置する混合機11と、前記施工場所で混合した樹脂系混合材料Wを車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させる複数の搬送振り分け手段12と、この排出された樹脂系混合材料Wを舗装道路幅方向にレーキ等で敷き拡げた後、樹脂系混合材料Wの表面を加圧しながら敷き均す敷き均し機14(スムーサ)とで構成し、混合機11で混合した樹脂系混合材料Wを搬送振り分け手段12で所定の位置、即ち、車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に振り分け、この排出された樹脂系混合材料Wを舗装道路幅方向に敷き拡げ、その後に樹脂系混合材料Wの表面を加圧しながら敷き均す敷き均し機14(スムーサ)で締め固めるものである。
また、図15及び図16は、混合機11を施工現場に設置した直結式樹脂系舗装の施工装置20の実施形態の説明図と、車両17の荷台上に設置した混合機11の直結式樹脂系舗装の施工装置の実施形態の説明図を示し、混合機11の排出口11aから排出された樹脂系混合材料Wを固定された搬送コンベヤ14cを介して直結式樹脂系舗装の施工装置として使用する施工機21(フィニッシャー)に供給し、車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させるようにしたものである。
即ち、施工機21(フィニッシャー)は、図17〜図19に示すように、混合機11から排出された樹脂系混合材料Wを直接受け取り、車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に対応した複数箇所の排出口22a,22bを備えた搬送手段22と、排出された樹脂系混合材料Wを車道の幅方向に均一に拡散させる拡散手段23と、拡散した舗装材料の表面を均した後、表面を仕上げて均一の厚さとなるように仕上げる敷き均し機24とをそれぞれ備えている。
前記搬送手段22としては、この実施形態では例えば、バーフィーダであり、前記拡散手段23として、この実施形態では例えば、拡散スクリューを使用している。
そして、この直結式樹脂系舗装の施工装置20を使用して施工する場合には、混合機11の排出口11aから排出された樹脂系混合材料Wを固定された搬送コンベヤ14cを介して直結式樹脂系舗装の施工装置として使用する施工機21(フィニッシャー)に供給し、車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させ、排出された樹脂系混合材料Wを拡散手段23により車道の幅方向に均一に拡散させ、拡散した樹脂系混合材料Wの表面を均した後、敷き均し機24により表面を仕上げて均一の厚さとなるように仕上げるのである。
図20は、直結式アスファルト系舗装の施工装置として使用する施工機21(フィニッシャー)の側面図を示しており、この実施形態では、予めプラントや工場等で混合したアスファルトWxの舗装材料をトラック等の車両Tにより施工場所まで搬送し、そして施工現場で施工機21(フィニッシャー)にアスファルトWxの舗装材料を排出させて、上記と同様な方法によって拡散手段23により車道の幅方向に均一に拡散させ、拡散したアスファルトの舗装材料を均した後、敷き均し機24により表面を仕上げて均一の厚さとなるように仕上げるのである。
以上のような施工装置により樹脂系の車両用舗装を施工することで、車両走行によって損傷を受けやすい舗装道路の轍掘れが発生する部分及び轍掘れが発生し易い部分における密度を確実に上昇させることで舗装道路の耐久性を向上させることが出来る。また舗装材料を吐出させて材料の自重により密度を高めることが出来るので敷き均し装置や敷き均し部材での敷き拡げ労力を軽減できる効果があり、更に敷設作業の作業能率を高めることが出来る効果がある。
更に、硬質骨材を含む骨材と樹脂バインダとから成る樹脂系混合材料を混合させるための樹脂系舗装の施工場所近傍に設置する混合機と、この混合機から排出された樹脂系混合材料を直接受け取り、車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に対応した複数箇所の排出口を備えた搬送手段、排出された舗装材料を車道の幅方向に均一に拡散させる拡散手段、拡散した舗装材料の表面を均した後、表面を仕上げて均一の厚さとなるように仕上げる敷き均し機をそれぞれ備えた施工機(フィニッシャー)とにより構成したので、舗装材料を吐出させて材料の自重により密度を高めることが出来るので敷き均し装置や敷き均し部材での敷き拡げ労力を軽減できる効果があり、更に敷設作業の作業能率を高めることが出来るものである。
この発明では、一般道路、高速道路における樹脂系舗装道路の樹脂系舗装材料や、アスファルト舗装道路に於けるアスファルト舗装材料でも有効に実施することが出来る。
1 車道用舗装(弾性舗装) 1a 車線の中央部
2 路床
3 基礎地盤
4 弾性舗装材料
5 吐出口
6a,6b レーキ
7 混合装置 吐出口
8 投入コンベヤ
11 混合機
11a 材料排出口
11x ベース部
12 搬送振り分け手段
12x 脚部
13 敷き均し機(スムーサ)
14 搬送コンベヤ
14a,14b 搬送コンベヤ
15,15z コンテナ(台車)
16 キャスター
17 車両
18 リンク
20 施工装置
21 施工機(フィニッシャー)
22a,22b 排出口
23 拡散手段
24 敷き均し機
T トラック
W 樹脂系混合材料 Wx アスファルト
2 路床
3 基礎地盤
4 弾性舗装材料
5 吐出口
6a,6b レーキ
7 混合装置 吐出口
8 投入コンベヤ
11 混合機
11a 材料排出口
11x ベース部
12 搬送振り分け手段
12x 脚部
13 敷き均し機(スムーサ)
14 搬送コンベヤ
14a,14b 搬送コンベヤ
15,15z コンテナ(台車)
16 キャスター
17 車両
18 リンク
20 施工装置
21 施工機(フィニッシャー)
22a,22b 排出口
23 拡散手段
24 敷き均し機
T トラック
W 樹脂系混合材料 Wx アスファルト
Claims (7)
- 硬質骨材を含む骨材と樹脂バインダとから成る樹脂系混合材料を混合させるための、材料排出口を複数設け、樹脂系舗装の施工場所近傍に設置する混合機と、前記施工場所で混合した樹脂系混合材料を車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に排出させる複数の搬送振り分け手段と、この排出された樹脂系混合材料を舗装道路幅方向に敷き拡げた後、樹脂系混合材料の表面を加圧しながら敷き均す敷き均し機とで構成して成る車道用舗装の施工装置。
- 前記樹脂系混合材料の搬送振り分け手段が、混合機の排出口側と連結または分離可能な二列の移動可能な搬送コンベヤである請求項1に記載の車道用舗装の施工装置。
- 前記混合機のベース部と搬送振り分け手段の脚部とにキャスターを設けた請求項1または2に記載の車道用舗装の施工装置。
- 前記樹脂系混合材料の搬送振り分け手段が、排出口を複数設けた移動可能な移動可能なコンテナである請求項1に記載の車道用舗装の施工装置。
- 硬質骨材を含む骨材と樹脂バインダとから成る樹脂系混合材料を混合させるための樹脂系舗装の施工場所近傍に設置する混合機と、この混合機から排出された樹脂系混合材料を直接受け取り、車道用舗装の轍掘れが発生している部分及び轍掘れが発生し易い部分に対応した複数箇所の排出口を備えた搬送手段、排出された舗装材料を車道の幅方向に均一に拡散させる拡散手段、拡散した舗装材料の表面を均した後、表面を仕上げて均一の厚さとなるように仕上げる敷き均し手段をそれぞれ備えた施工機(フィニッシャー)とにより構成したことを特徴とする車道用舗装の施工装置。
- 前記搬送手段がバーフィーダである請求項5に記載の車道用舗装の施工装置。
- 前記拡散手段が拡散スクリューである請求項5または請求項6に記載の車道用舗装の施工装置。
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---|---|---|---|
JP2010095035A JP2011226097A (ja) | 2010-04-16 | 2010-04-16 | 車道用舗装の施工装置 |
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JP7196366B1 (ja) | 2021-03-29 | 2022-12-26 | 日本国土開発株式会社 | 建設用装置及び建設用装置の組立方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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