JP2011218299A - 空気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクト且つシンプルな構成でありながら、除去効率および安全性が向上された空気浄化装置を提供する。
【解決手段】空気に含まれるVOCを捕捉して除去する空気浄化装置であって、空気を通過させる収容空間12aと、収容空間12a中に配設されて、収容空間12aを流れて通過する空気のVOCを捕捉して、VOCが除去された空気を収容空間12aから排出させる流入側捕捉部10とを有し、流入側捕捉部10が、VOCを捕捉可能な多孔質構造を有する材料が積層されて形成された上流側捕捉層21と、上流側捕捉層21の材料を担持させて難燃性を持たせた波板状のプリーツフィルタ35と、収容空間12aにおける上流側捕捉層21の下流側に配設されて、上流側捕捉層21の材料よりも小さな多孔質構造を有する材料が積層されて形成された下流側捕捉層31とを備え、円筒状のハニカム基部83およびハニカム芯部84からなる排出側捕捉部80も備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空気中に含まれる揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds、以下、単に「VOC」と称する)を捕捉除去するための空気浄化装置に関する。
上記VOCの一例としては、例えばトルエン、ベンゼン、ホルムアルデヒド等が挙げられ、これらは常温常圧において空気中に容易に揮発する性質を有している。このようなVOCは、例えば塗装や印刷等の作業現場において製品として用いられたり、塗料製造現場において溶剤として用いられたりすることが多い。このような作業現場において、揮発したVOCを大量に吸い込むと健康に影響を及ぼすことがあるため、従来、空気浄化装置を設置して空気中のVOCを捕捉して除去することで、作業者や周辺環境に影響を及ばさないように配慮がなされている。
従来の空気浄化装置として、設置場所やVOCの種類等に応じた種々の構成のものが提案されており、その中でも、VOCを含んだ空気を吸引してフィルタを通過させることでVOCを捕捉除去する構成の装置が広く知られている。例えば特許文献1には複数の光触媒フィルタを設けた装置が開示され、また特許文献2にはオゾン発生素子により酸化分解させる装置が開示されており、このようにVOCの除去効率を高める様々な工夫が以前からなされている。
特開2004−16705号公報 特開2007−152026号公報
最近、作業環境の改善促進や化学物質の排出規制強化に伴って、大規模製造現場のみならず中小の作業現場においても、外部へのVOCの排出を抑制すべく空気浄化装置の導入が進みつつある。このような中小の作業現場においては、設置スペースの関係等から、コンパクト且つシンプルな構成でありながら高い除去効率が確保された空気浄化装置が要求される場合が多い。このような要求に対し、例えば特許文献1に開示された空気浄化装置は、塵埃フィルタ7および光触媒フィルタ9を合計3層分設け、このフィルタ間に光源8が挟まれた構成となっているために、一定の除去効率を達成できるとしても多くの構成部材が必要とされるために装置全体が大型化しやすく、コンパクト且つシンプルに構成することが困難であった。このように、高い除去効率を確保しようとすると、必然的に装置が複雑化して大型化しがちであるために、コンパクト且つシンプルな構成でありながら高い除去効率が確保された空気浄化装置を実現することが難しいという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、コンパクト且つシンプルな構成でありながら除去効率および安全性が向上された空気浄化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る空気浄化装置は、浄化対象気体に含まれる捕捉対象物を捕捉して除去する空気浄化装置であって、浄化対象気体を通過させる気体流路(例えば、実施形態における収容空間12a、排気ダクト70)と、前記気体流路中に配設されて、前記気体流路を流れて通過する浄化対象気体の捕捉対象物を捕捉して、捕捉対象物が除去された浄化対象気体を前記気体流路から排出させる捕捉部材(例えば、実施形態における流入側捕捉部10)とを有し、前記捕捉部材が、捕捉対象物を捕捉可能な多孔質構造を有する材料からなる上流側捕捉用粒状物が積層されて形成された上流側固形捕捉部材(例えば、実施形態における上流側捕捉層21)と、前記気体流路における前記上流側固形捕捉部材の下流側に配設されて、前記上流側捕捉用粒状物の材料よりも小さな多孔質構造を有する材料からなる下流側捕捉用粒状物が積層されて形成された下流側固形捕捉部材(例えば、実施形態における下流側捕捉層31)とを備える。
上述の空気浄化装置において、前記気体流路には、前記上流側固形捕捉部材および前記下流側固形捕捉部材を収容するとともに、前記上流側固形捕捉部材および前記下流側固形捕捉部材に対して内部に取り込んだ浄化対象気体を通過させる収容筐体が配設されており、前記収容筐体は、浄化対象気体を前記収容筐体の内部に取り込む吸入部(例えば、実施形態における吸入筒11)と、前記吸入部から取り込まれて前記上流側固形捕捉部材および前記下流側固形捕捉部材を通過した浄化対象気体を、前記収容筐体の下流側の前記気体流路に導く接続部(例えば、実施形態における流入ダクト16)とを備えて構成され、前記吸入部に対して所定間隔をおいて前記上流側固形捕捉部材が位置するように、前記上流側固形捕捉部材を収容し、前記接続部が、下流側に向けて狭まるように形成されていることが好ましい。
なお、前記気体流路における前記上流側固形捕捉部材と前記下流側固形捕捉部材との間に、捕捉対象物を捕捉可能な多孔質構造を有する材料の成分をシート状の不織布に含有させて形成されたシート状捕捉部材(例えば、実施形態におけるプリーツフィルタ35)が配設されたことが好ましい。
上述の空気浄化装置において、前記上流側捕捉用粒状物の材料、前記下流側捕捉用粒状物の材料および前記シート状捕捉部材に含有される材料が、高い放熱性を備えていることが好ましい。
また、前記上流側捕捉用粒状物の材料、前記下流側捕捉用粒状物の材料および前記シート状捕捉部材に含有される材料が、ゼオライト、活性炭、二酸化ケイ素および酸化アルミニウムのいずれか、またはこれらのうちの2つ以上を混合して生成されるものであることが好ましい。
さらに、前記気体流路における前記捕捉部材の下流側に、円筒状となってその軸を浄化対象気体の流れ方向と略一致させて配設された排出側捕捉部材(例えば、実施形態における排出側捕捉部80)が配設されており、前記排出側捕捉部材が、捕捉対象物を捕捉可能な多孔質構造を有する材料の成分をシート状の不織布に含有させて形成された第1排出側捕捉部材(例えば、実施形態におけるハニカム基部83)と、捕捉対象物を捕捉可能な多孔質構造を有する材料の成分をシート状の不織布に含有させて波板状に形成された第2排出側捕捉部材(例えば、実施形態におけるハニカム芯部84)とを備え、前記第1排出側捕捉部材と前記第2排出側捕捉部材とを積層させた状態で円筒状とされて配設されたことが好ましい。
本発明に係る空気浄化装置は、捕捉対象物を捕捉可能な多孔質構造を有する材料からなる上流側固形捕捉部材と、この上流側固形捕捉部材を構成する材料よりも小さな多孔質構造を有する材料からなる下流側固形捕捉部材とを備えて構成される。そのため、上流側固形捕捉部材および下流側固形捕捉部材の各々において、構成する材料の多孔質構造に応じた分子サイズの捕捉対象物(VOC)が効率良く除去されるので、構成部材を必要以上に追加して設ける必要がない。よって、装置全体をコンパクト且つシンプルに構成しつつ、高い除去効率を確保可能となる。
上述の空気浄化装置において、吸入部に対して所定間隔をおいて上流側固形捕捉部材が位置するように、収容筐体内に上流側固形捕捉部材が収容されるとともに、接続部が下流側に向けて狭まるように形成された構成が好ましい。このように構成することで、上流側固形捕捉部材および下流側固形捕捉部材の全体に対して均一に浄化対象気体を通過させることができるので、効率良く捕捉対象物を捕捉でき除去効率を一層高めることが可能となる。
なお、上流側固形捕捉部材と下流側固形捕捉部材との間に、シート状捕捉部材が配設された構成が好ましい。このように構成すると、装置を大型化させることなくコンパクトに構成したままで、さらに捕捉対象物の除去効率を高めることが可能となる。
上述の空気浄化装置において、上流側捕捉用粒状物の材料、下流側捕捉用粒状物の材料およびシート状捕捉部材に含有される材料が、高い放熱性を備えた構成が好ましい。このような特性を有した材料を用いて構成することで、捕捉対象物を捕捉する部分の温度上昇を防止でき、引火等の虞がない安全性の高い空気浄化装置を実現可能となる。
また、上流側固形捕捉部材、下流側固形捕捉部材およびシート状捕捉部材に含有される成分が、ゼオライト、活性炭、二酸化ケイ素および酸化アルミニウムのいずれか、またはこれらのうちの2つ以上を混合して生成されるものであることが好ましい。このように、表面に微小孔が形成されて多孔質構造を有した物質を用いることで、空気中の捕捉対象物をこの微小孔で捕捉させて、捕捉対象物を効率良く除去できるようになる。
さらに、気体流路における捕捉部材の下流側に、円筒状となった排出側捕捉部材が配設された構成が好ましい。このように構成した場合、捕捉部材において捕捉対象物を一部捕捉できない場合であっても、排出側捕捉部材で捕捉して効率的に除去することができるので、装置全体としての除去効率を高めることが可能となる。
本発明を適用した空気浄化装置の(a)は正面図を、(b)は左側面図を、(c)は平面図をそれぞれ示す。 図1(c)におけるII−II部分の断面図である。 図2におけるIII−III部分の断面図である。
以下、図面を参照ながら、本発明の実施形態について説明する。まず、図1〜3を参照しながら、本発明を適用した空気浄化装置1の全体構成について説明する。
空気浄化装置1は、図1に示すように、略直方体に形成された本体枠8の上部に設置された流入側捕捉部10、本体枠8の内部に配設された吸引ファン50、サイレンサー60および排出側捕捉部80から構成される。
そして、流入側捕捉部10の下端部と吸引ファン50の吸引口とが流入ダクト16によって接続されて、流入側捕捉部10を通過した空気が吸引ファン50に吸入されるようになっている。吸引ファン50の排出口とサイレンサー60の流入口とが流出ダクト55によって接続されて、吸引ファン50から排出された空気がサイレンサー60に流入するようになっている。サイレンサー60の排出口には、上方に延びて本体枠8から突出した排気ダクト70が接続されており、この排気ダクト70の内部に排出側捕捉部80が配設されている。なお、以下に説明する空気浄化装置1は、特に流入側捕捉部10および排出側捕捉部80の構成に特徴を有している。
流入側捕捉部10は、図1および2に示すように、収容筐体12、上流側捕捉部材20および下流側捕捉部材30から構成される。
収容筐体12は、内部に収容空間12aが形成されており、この収容空間12a内に上流側捕捉部材20および下流側捕捉部材30が収容保持される。また、収容筐体12の上部には、上方に突出して収容空間12aに連通した例えば直径が約200mmの吸入筒11が形成されている。この吸入筒11から流入したVOC含有空気は、上流側捕捉部材20の上部に設けられた導入空間12bにおいて拡散されて、上流側捕捉部材20および下流側捕捉部材30を通過する(詳しくは後述)。
上流側捕捉部材20は、VOCを捕捉するための上流側捕捉層21、この上流側捕捉層21の外周部を覆って包む不織布シート22、および上流側捕捉層21を収容保持するための空間を有した収容カセット23から構成される。
上流側捕捉層21は、粉末状のハイシリカゼオライト(例えば、ユニオン昭和(株)社製)と無機系バインダーとの混練物を押し出して形成された例えば直径が約1mm、高さが約4mmの円柱状のペレットを、多数積層させて形成されたものである。このように、ハイシリカゼオライトのペレットからなる上流側捕捉層21は、不織布シート22で包まれた状態で収容カセット23に収容され、収容カセット23に形成された空間(例えば、縦幅が約350mm、横幅が約350mm、高さが約100mmの直方体)の形状に保持される。この上流側捕捉層21の材料としてのハイシリカゼオライトは、吸着熱を蓄えにくい(放熱性の高い)材料であって、捕捉されたVOCが堆積しても引火等することがなく安全性が向上されている。
なお、本実施形態における上流側捕捉層21の材料としてのハイシリカゼオライトは、微細孔を含めた表面積全体が400m/g以上で、その表面に形成された微細孔の平均径が約0.6〜0.9nmに形成されている。また、本実施形態においては、以下に説明する上流側捕捉層21以外に用いられるハイシリカゼオライトについても、ユニオン昭和(株)社製のハイシリカゼオライトを用いた構成を例示している。
不織布シート22は、例えば有機系天然繊維(例えば不織布)に、上流側捕捉層21の材料としてのハイシリカゼオライトの粉末を担持させ難燃性を持たせた上で、シート状に形成したゼオライトシート(例えば、日清紡ホールディングス(株)社製)である。また、上述したように、この不織布シート22は上流側捕捉層21を包むことで、上流側捕捉層21を構成するペレット状のハイシリカゼオライトが、収容カセット23の外部に飛散しないように保持する機能も有している。
収容カセット23は、上述したように、不織布シート22に包まれた上流側捕捉層21を収容保持するための空間が内部に形成されており、上流側捕捉層21を収容保持可能な強度を有して構成される。また、収容カセット23の上下両面には、上下に貫通した複数の通気孔23aが形成されている。
下流側捕捉部材30は、VOCを捕捉するための下流側捕捉層31、この下流側捕捉層31の外周部を覆って包む外側不織布シート32、収容カセット33、プリーツフィルタ35および内側不織布シート36から構成される。
プリーツフィルタ35は、上述のように上流側捕捉層21の材料としてのハイシリカゼオライトの粉末を担持させた不織布シート22に対して、プリーツ成形を施すことにより波板状に形成されたシートであり、不織布シート22と同様の吸着性能を有している。このプリーツフィルタ35は波板状に形成されているため、例えば図2に示すように上から下へ空気が通過する際、空気とプリーツフィルタ35とをより広い面積で接触させることが可能となり、単に波板状に形成するという簡易な構成でありながら、空気に含まれるVOCの除去効率を向上させることができる。
内側不織布シート36は、上述した不織布シート22と同様にして形成されるVOCを捕捉する機能を有したシートであり、プリーツフィルタ35の周囲を取り囲んで配設される。なお、プリーツフィルタ35は、例えば厚みが約0.4mmとなって薄く形成されているが、内側不織布シート36によって囲まれているために吸引圧力によって破損等することがない。
下流側捕捉層31は、上述した上流側捕捉層21と同様に、ハイシリカゼオライトを材料としたペレットを積層させて形成されたものであり、内側不織布シート36で囲まれたプリーツフィルタ35と一体的に外側不織布シート32によって囲まれて収容カセット33に収容され、収容カセット33に形成された空間(例えば、縦幅が約350mm、横幅が約350mm、高さが約100mmの直方体)の形状に保持される。この下流側捕捉層31の材料として用いられるハイシリカゼオライトは、微細孔を含めた表面積全体が400m/g以上に形成され、その微細孔の平均径が約0.6nmのものが用いられる。すなわち、下流側捕捉層31は、上流側捕捉層21と比較して小さな多孔質構造を有している。
外側不織布シート32は、上述した不織布シート22と同様にして形成されるVOCを捕捉する機能を有したシートであり、内側不織布シート36(プリーツフィルタ35)および下流側捕捉層31を一体的に包んで配設される。この外側不織布シート32は下流側捕捉層31を包むことで、下流側捕捉層31を構成するペレット状のハイシリカゼオライトが、収容カセット33の外部に飛散しないように保持する機能も有している。
収容カセット33は、外側不織布シート32に包まれた内側不織布シート36(プリーツフィルタ35)および下流側捕捉層31を収容保持するための空間が内部に形成されており、これらを収容保持可能な強度を有して構成される。また、収容カセット33の上下両面には、上下に貫通した複数の通気孔33aが形成されている。なお、プリーツフィルタ35は、この収容カセット33に収容されているので、下流側捕捉部材30が収容空間12aに収容された状態においても、プリーツ形状が崩れて平坦になることがなく波板形状が維持される。
このような構成部材からなる流入側捕捉部10は、図2に示すように、収容筐体12に対して上流側捕捉部材20と下流側捕捉部材30とが上下に重なった状態で収容される。この収容状態において、上流側捕捉部材20の上側に、吸入筒11から吸入された空気を上流側捕捉部材20の上側表面全体に導くための高さ50mm程度の導入空間12bが形成されている。
流入ダクト16は、流入側捕捉部10の下端部に繋がるストレート部13、このストレート部13に繋がるテーパ部14、このテーパ部14に繋がるとともに吸引ファン50の吸引口と繋がるダクト本体部15とから構成される。
吸引ファン50は、電動モータ51により駆動されて、収容空間12aに負圧を作用させることで吸入筒11から収容空間12aに空気を吸入させるとともに、吸入した空気を、流出ダクト55およびサイレンサー60を介して排気ダクト70から外部に排出させるようになっている。
サイレンサー60は、内部に例えば膨張室が形成されるとともに吸音材が充填されており、サイレンサー60内に空気を通過させることで、低周波数域から高周波数域までの騒音が減衰されるようになっている。
排出側捕捉部80は、上段ハニカムフィルタ81a、中段ハニカムフィルタ81b、下段ハニカムフィルタ81c、およびこれらのハニカムフィルタ81a,81b,81cを収容保持するためのハニカム用カセット75から構成され、例えば直径150mm程度の円筒状の排気ダクト70の先端内部に挿入されている。この3つのハニカムフィルタは、高さが例えば50mm程度で互いに同一構成となっているため、下段ハニカムフィルタ81cを例にあげて説明する。下段ハニカムフィルタ81cは、図3に示すように、円筒状となった内側フィルタ部82aと、この内側フィルタ部82aの外側に位置して円筒状となった外側フィルタ部82bとから構成される。
内側フィルタ部82aは、シート状の不織布からなるハニカム基部83の表面に、シート状の不織布を波板状にコルゲートしたハニカム芯部84を貼り付けて、これらを一体的に円筒状にしたものである。ハニカム基部83には、下流側捕捉層31の材料としてのハイシリカゼオライトの粉末が担持されており、一方、ハニカム芯部84には、上流側捕捉層21の材料としてのハイシリカゼオライトの粉末が担持されている。外側フィルタ部82bも同様に、ハニカム基部83とハニカム芯部84とから構成されている。なお、ここでは、内側フィルタ部82aと外側フィルタ部82bとからなる3つのハニカムフィルタを例示して説明したが、本発明はこの個数構成に限定されるものではなく、空気中に含まれるVOCの種類や濃度に応じて任意に変更可能である。
ハニカム用カセット75は、排気ダクト70の内部形状に合わせて形成されており、蓋部75aと底部75bとの間に3つのハニカムフィルタ81a,81b,81cを挟持して保持する構成となっている。蓋部75aおよび底部75bには、複数の通気穴(図示せず)が開口形成されている。そのため、サイレンサー60からの空気が、底部75bの通気穴から流入してハニカムフィルタ81c,81b,81aを通過し、蓋部75aの通気穴から外部に放出される。また、ハニカム用カセット75は、排気ダクト70に挿入されることで、排気ダクト70の内部に突出形成されたストッパー70aに当接し、上部が排気ダクト70の上方に突出している。このような構成のため、ハニカムフィルタ81a,81b,81cを交換する場合には、排気ダクト70の上方に突出した部分を掴んでハニカム用カセット75を取り出すことができ、交換作業を簡便に行うことができる。
このようにして形成される3つのハニカムフィルタ81a,81b,81cは、その円筒軸を排気ダクト70の軸に略一致させるようにして、排気ダクト70の内部に配設されている。また、上下に重なるハニカムフィルタ同士(上段ハニカムフィルタ81aと中段ハニカムフィルタ81b、および中段ハニカムフィルタ81bと下段ハニカムフィルタ81c)は、互いの円筒軸の位置をずらして配設されている。そのため、排出側捕捉部80における圧力損失を抑えつつ、流入側捕捉部10で捕捉できなかったVOCを効率良く捕捉可能である。
以上、空気浄化装置1の全体構成について説明した。ところで、近年において作業環境の改善促進や化学物質の排出規制強化に伴って、例えば中小企業の有機溶剤を使用する作業現場においても、外部へのVOCの排出を抑制すべく空気浄化装置の導入が進みつつある。このような作業現場においては、設置スペースの関係等から、コンパクト且つシンプルな構成でありながら除去効率および安全性が向上された空気浄化装置が要求される場合が多い。しかし従来、除去効率および安全性を向上させようとすると、どうしても空気浄化装置の構成が複雑となって大型化しがちであったために、コンパクト且つシンプルな構成でありながら除去効率および安全性が向上された空気浄化装置を実現することが困難であった。
上記の従来の課題に対し、本発明を適用した空気浄化装置1は、特に流入側捕捉部10、流入ダクト16および排出側捕捉部80に特徴構成を有することにより、「コンパクト且つシンプルな構成」および「除去効率および安全性の向上」の要求を満たしている。それでは以下において、吸入筒11から吸入された空気に含まれるVOCが、空気浄化装置1における流入側捕捉部10および排出側捕捉部80でどのようにして捕捉されるのかについて詳しく説明する。
電動モータ51により吸引ファン50を稼動させて、収容空間12aおよび流入ダクト16に負圧を作用させることにより、吸入筒11から収容空間12aに空気を吸入させる。このとき、流入側捕捉部10には、吸入筒11と連通した導入空間12bが形成されており、この導入空間12bによって、吸入された空気を上流側捕捉部材20の上側表面全体に均一に導いた上で、上流側捕捉部材20内を上から下へと通過させることができるようになっている。このように、上流側捕捉部材20の全体を利用してVOCを効率良く捕捉できるので、上流側捕捉部材20をコンパクトに構成しつつ除去効率を向上させることが可能である。
上流側捕捉部材20に吸入された空気は、不織布シート22、上流側捕捉層21および不織布シート22の順に、上流側捕捉部材20内を上から下へと通過していく。この上流側捕捉部材20を通過する際、空気に含まれるVOCのうち比較的分子サイズの大きな物質が、上流側捕捉層21に形成された微細孔で捕捉されて除去される。また、上流側捕捉層21の上面側および下面側に位置した不織布シート22を通過する際にも、不織布シート22に練りこまれたハイシリカゼオライトの微細孔においてVOCが捕捉されて除去されるので、VOCの除去効率をより高めることが可能となっている。
このようにして、上流側捕捉部材20を上から下へと通過することで、VOCのうち主として比較的分子サイズの大きい物質が捕捉されて除去されるが、一方、VOCのうち比較的分子サイズの小さいものが含まれているとき、上流側捕捉層21を形成するハイシリカゼオライトの微細孔の大きさとVOCの分子サイズとの関係から、それを上流側捕捉部材20において除去することが困難な場合がある。そこで、このような比較的分子サイズの小さいVOCを捕捉して除去するために、上流側捕捉部材20とは別に下流側捕捉部材30が設けられている。
上流側捕捉部材20を上から下へと通過した空気は、上流側捕捉部材20の下方に位置した下流側捕捉部材30に流入する。この下流側捕捉部材30に流入した空気は、外側不織布シート32、内側不織布シート36、プリーツフィルタ35、内側不織布シート36、下流側捕捉層31、外側不織布シート32の順に、下流側捕捉部材30内を上から下へと通過する。上記部材うち、外側不織布シート32、プリーツフィルタ35、内側不織布シート36には、上述したように上流側捕捉層21を形成するハイシリカゼオライトが担持されているので、これらの部材を通過する際に上流側捕捉部材20で捕捉しきれなかった比較的分子サイズの大きなVOCが捕捉されて除去される。
プリーツフィルタ35においては、上流側捕捉層21では捕捉困難であるが下流側捕捉層31で捕捉可能な分子サイズのVOCを、下流側捕捉層31に流入する前に捕捉可能となっている。また、下流側捕捉層31を形成するハイシリカゼオライトは、上流側捕捉層21を形成するハイシリカゼオライトよりも微細孔で平均径が小さいため、上流側捕捉層21では捕捉困難な比較的分子サイズの小さなVOCを捕捉除去可能である。このように、上流側捕捉層21、プリーツフィルタ35および下流側捕捉層31のそれぞれにおいて、分子サイズの異なるVOCを分担して効率良く除去することができるので、装置全体を小型化しつつ十分な除去効率を実現できる。
図2から分かるように、下流側捕捉部材30を通過した空気はストレート部13に達した後、テーパ部14において断面積が絞られて流速が高められた状態でダクト本体部15に導かれる。ここで、ストレート部13は、下流側捕捉部材30の下面全体を覆うように下流側捕捉部材30に接続されるとともに、このストレート部13とダクト本体部15とが、テーパ部14によって繋がれている。このように、テーパ部14を形成することにより、下流側捕捉部材30の下面全体に均一に負圧を作用させることができるので、下流側捕捉部材30をコンパクトに構成しつつVOCの除去効率を高めることが可能である。
ダクト本体部15から吸引ファン50に吸引された空気は、流出ダクト55を介してサイレンサー60に流入して騒音が低減された後、排気ダクト70に導かれる。この排気ダクト70に導かれた空気は、排出側捕捉部80を通過する際に、流入側捕捉部10(上流側捕捉部材20および下流側捕捉部材30)において捕捉しきれなかったVOCが除去されて、VOC濃度が低いクリーンな空気となって排気ダクト70から外部に排出される。このように、流入側捕捉部10において高濃度のVOCを除去し、さらに排出側捕捉部80において流入側捕捉部10を通過した低濃度のVOCを除去することで、空気浄化装置1から外部にクリーンな空気を排出可能となる。
このようにして、吸入筒11から吸入した空気を、空気浄化装置1の内部を通過させて排気ダクト70から排出させることにより、空気中に含まれるVOCをどの程度捕捉して除去できるかについて試験を行い、その試験結果の一例を以下に示す。本発明に係る空気浄化装置1により、例えばトルエンの98.88%、ホルムアルデヒドの98.46%、トリクロロエチレンの96.11%、ジクロロメタンの95.86%、ラッカーシンナーの99.13%を除去することができた。なお、上記の試験結果は、各物質につきそれぞれ2回試験を実施し、それらの結果のうち除去効率の低い方を例示したものである。また、上記試験は、温度14.4℃、湿度38%の条件下で実施するとともに、上記物質のうち、アルデヒド類については高速液体クロマトグラフ法、それ以外の物質についてはガスクロマトクロマトグラフ法に基づいて分析することにより行った。
ところで、上流側捕捉部材20、下流側捕捉部材30は、それぞれ収容カセット23、収容カセット33に収容されて構成されているので、交換する際には収容カセットごと取り外して交換作業が行えるので、作業性が良い。また、排出側捕捉部80は、本体枠8から上方に突出した排気ダクト70の先端部近傍に配設されているので、各ハニカムフィルタ81a,81b,81cの交換作業を行いやすい構成となっている。
上述の実施形態では、上流側捕捉層21、下流側捕捉層31を形成するペレットの材料、および不織布シート22等の各不織布に含有させる粉末として、吸着熱を蓄えにくく(放熱性が高く)安全性が向上されたハイシリカゼオライトを用いた構成を例示して説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。このハイシリカゼオライト以外に、例えば、ゼオライト、活性炭、二酸化ケイ素および酸化アルミニウムのいずれか、またはこれらのうちの2つ以上を混合して生成される多孔質構造を有した材料であって、吸着熱を蓄えにくく安全性が向上された材料を用いることも可能である。
上述の実施形態において、流入側捕捉部10および排出側捕捉部80でVOCを捕捉する構成を例示して説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。空気中に含まれるVOCの種類や濃度に応じて、例えばプリーツフィルタ35を取り除いた構成、すなわち、不織布シート22に包まれた上流側捕捉層21、外側不織布シート32に包まれた下流側捕捉層31、および排出側捕捉部80においてVOCを捕捉除去する構成も可能である。また、例えば排出側捕捉部80を取り除いた構成、すなわち、不織布シート22に包まれた上流側捕捉層21、内側不織布シート36に包まれたプリーツフィルタ35、および外側不織布シート32に包まれた下流側捕捉層31においてVOCを捕捉除去する構成も可能である。さらには、例えばプリーツフィルタ35および排出側捕捉部80を取り除いた構成、すなわち、不織布シート22に包まれた上流側捕捉層21、および外側不織布シート32に包まれた下流側捕捉層31においてVOCを捕捉除去する構成も可能である。このように、必要に応じて内側不織布シート36に包まれたプリーツフィルタ35、および排出側捕捉部80を用いた構成とすることにより、必要とされる除去性能を実現させることが可能になる。
上述の実施形態において、上流側捕捉層21および下流側捕捉層31を、それぞれ1種類のハイシリカゼオライトから構成した例について説明したが、本発明はこの構成に限定して解釈されるものではない。例えば、微細孔の平均径が異なる複数の多孔質物質を混合して上流側捕捉層21に用いるとともに、複数の多孔質物質が混合されて上流側捕捉層21に用いたものよりも小さい平均径となった多孔質物質を下流側捕捉層31に用いる構成でも良い。
上述した本発明に係る空気浄化装置1は、有機溶剤を使用する現場以外にも、例えば塵や埃等の異物が完全に排除されたクリーンルームを形成する場合にも利用可能である。
1 空気浄化装置
10 流入側捕捉部(捕捉部材)
11 吸入筒11(吸入部)
12a 収容空間(気体流路)
16 流入ダクト(接続部)
21 上流側捕捉層(上流側固形捕捉部材)
31 下流側捕捉層(下流側固形捕捉部材)
35 プリーツフィルタ(シート状捕捉部材)
70 排気ダクト(気体流路)
80 排出側捕捉部(排出側捕捉部材)
83 ハニカム基部(第1排出側捕捉部材)
84 ハニカム芯部(第2排出側捕捉部材)

Claims (6)

  1. 浄化対象気体に含まれる捕捉対象物を捕捉して除去する空気浄化装置であって、
    浄化対象気体を通過させる気体流路と、
    前記気体流路中に配設されて、前記気体流路を流れて通過する浄化対象気体の捕捉対象物を捕捉して、捕捉対象物が除去された浄化対象気体を前記気体流路から排出させる捕捉部材とを有し、
    前記捕捉部材が、
    捕捉対象物を捕捉可能な多孔質構造を有する材料からなる上流側捕捉用粒状物が積層されて形成された上流側固形捕捉部材と、
    前記気体流路における前記上流側固形捕捉部材の下流側に配設されて、前記上流側捕捉用粒状物の材料よりも小さな多孔質構造を有する材料からなる下流側捕捉用粒状物が積層されて形成された下流側固形捕捉部材とを備えることを特徴とする空気浄化装置。
  2. 前記気体流路には、前記上流側固形捕捉部材および前記下流側固形捕捉部材を収容するとともに、前記上流側固形捕捉部材および前記下流側固形捕捉部材に対して内部に取り込んだ浄化対象気体を通過させる収容筐体が配設されており、
    前記収容筐体は、
    浄化対象気体を前記収容筐体の内部に取り込む吸入部と、
    前記吸入部から取り込まれて前記上流側固形捕捉部材および前記下流側固形捕捉部材を通過した浄化対象気体を、前記収容筐体の下流側の前記気体流路に導く接続部とを備えて構成され、
    前記吸入部に対して所定間隔をおいて前記上流側固形捕捉部材が位置するように、前記上流側固形捕捉部材を収容し、
    前記接続部が、下流側に向けて狭まるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気浄化装置。
  3. 前記気体流路における前記上流側固形捕捉部材と前記下流側固形捕捉部材との間に、
    捕捉対象物を捕捉可能な多孔質構造を有する材料の成分をシート状の不織布に含有させて形成されたシート状捕捉部材が配設されたことを特徴とする請求項1または2に記載の空気浄化装置。
  4. 前記上流側捕捉用粒状物の材料、前記下流側捕捉用粒状物の材料および前記シート状捕捉部材に含有される材料が、高い放熱性を備えていることを特徴とする請求項3に記載の空気浄化装置。
  5. 前記上流側捕捉用粒状物の材料、前記下流側捕捉用粒状物の材料および前記シート状捕捉部材に含有される材料が、
    ゼオライト、活性炭、二酸化ケイ素および酸化アルミニウムのいずれか、またはこれらのうちの2つ以上を混合して生成されるものであることを特徴とする請求項3または4に記載の空気浄化装置。
  6. 前記気体流路における前記捕捉部材の下流側に、円筒状となってその軸を浄化対象気体の流れ方向と略一致させて配設された排出側捕捉部材が配設されており、
    前記排出側捕捉部材が、捕捉対象物を捕捉可能な多孔質構造を有する材料の成分をシート状の不織布に含有させて形成された第1排出側捕捉部材と、捕捉対象物を捕捉可能な多孔質構造を有する材料の成分をシート状の不織布に含有させて波板状に形成された第2排出側捕捉部材とを備え、前記第1排出側捕捉部材と前記第2排出側捕捉部材とを積層させた状態で円筒状とされて配設されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014082460A (ja) * 2012-09-28 2014-05-08 Ube Ind Ltd ガスの処理装置、ガスの処理カートリッジ及びガスの処理方法
CN103962241A (zh) * 2013-02-04 2014-08-06 珠海格力电器股份有限公司 空气净化器及空气净化器的控制方法
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