JP2011209982A - 情報分析処理システム及び情報分析処理方法 - Google Patents

情報分析処理システム及び情報分析処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作者の操作入力に対し関連性の低いユニットも確実に画面表示でき、当該関連性の低いユニットがどれであるかを確実に認識させる。
【解決手段】情報分析処理システム1においては、分析処理対象とする楽曲に対応する歌手名を指定する操作信号が分析者用PC端末400の入力制御部404に入力される。WEBサーバ300は、歌唱履歴データベース1133にアクセスし、上記操作信号により指定された歌手名に対応した所定の楽曲に対する歌唱を行った、複数の消費者それぞれのUIDを取得する。そして、ユーザプロファイルデータベース1134にアクセスし、上記UIDが取得された消費者の数を、各ユニットごとにカウントする。そして、各ユニットそれぞれに対応したユニット表示領域USに、上記カウントされた当該ユニットに属する消費者の数の大小に対応した×印Mを表示する、画像情報を生成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、消費者の動向を分析する情報分析処理システム及び情報分析処理方法に関する。
従来、消費者の動向を分析する技術が提唱されている。例えば特許文献1に記載の従来技術では、各消費者としてのユーザの興味を表すユーザプロファイルが、ユーザプロファイルデータベースに保持されている。そして、例えば広告主等の情報提供者は、情報提供者端末を用いて、広告したい商品の特徴を表すキーワードを入力する。すると、サーバは、情報提供者によって入力されたキーワードに対して、上記ユーザプロファイルデータベースをもとに、当該キーワードとマッチした、ユニットとしてのユーザグループであるグループ1を抽出する。次に、サーバは、上記ユーザプロファイルデータベースをもとに、上記抽出されたグループ1と類似した興味を持つユーザグループであるグループ2を選択する。次に、サーバは、上記グループ1及びグループ2から同一グループ内の多くのユーザが持っている興味等を発見し、知識体系として知識体系データベースに記録する。
そして、サーバは、以上の結果を情報提供者端末に送信し、ビジュアライズ化して表示させる。これにより、情報提供者は、広告商品などを表現するキーワードなどを入力するだけで、宣伝したい商品に興味を持つ可能性のあるユーザグループを画面で確認することができる。
特開2001−75972号公報
上記従来技術では、操作者の操作入力内容に対し関連性が高いユニットほど画面中央に表示され、当該関連性が低くなるにつれて、ユニットの表示位置が画面中央から離れていくよう画面表示されている。したがって、この場合には、操作者の操作入力内容に対し関連性の低いユニットについては、画面表示されない場合があった。この結果、操作者は、当該関連性の低いユニットがどれであるかを認識することができない場合があった。
本発明の目的は、操作者の操作入力に対し関連性の低いユニットも確実に画面表示でき、当該関連性の低いユニットがどれであるかを確実に認識させることができる情報分析処理システム及び情報分析処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明の情報分析処理システムは、分析処理対象とする商品に関連する商品関連識別情報を指定する第1操作信号を入力する第1信号入力手段と、複数の商品の識別情報と当該商品に対する複数の消費者の消費行動履歴とを対応付けた消費履歴情報を記憶した消費者データベースと、前記消費者データベースにアクセスし、前記第1操作信号により指定される前記商品関連識別情報に対応した所定の商品に対して消費行動を行った、複数の消費者それぞれの識別情報を取得する識別情報取得手段と、予め実行されたクラスタリングによって複数の消費者の識別情報と複数のユニットとを対応付けたクラスタリング情報を記憶したクラスタリングデータベースと、前記クラスタリングデータベースにアクセスし、前記識別情報取得手段で識別情報が取得された消費者の数を、各ユニットごとにカウントする消費者計数手段と、各ユニットそれぞれに対応したユニット表示領域に、前記消費者計数手段によりカウントされた当該ユニットに属する前記消費者の数の大小に対応した少なくとも1つの識別子を表示する、画像情報を生成する画像生成手段とを有することを特徴とする。
本願第1発明では、予め、複数の商品の識別情報と当該商品に対する複数の消費者の消費行動履歴とが対応付けられ、消費履歴情報として消費者データベースに記憶されている。本願第1発明の情報分析処理システムは、第1信号入力手段を有する。操作者が適宜の操作手段を操作し分析処理対象とする商品に関連する商品関連識別情報を指定すると、第1信号入力手段が当該操作に対応した第1操作信号を入力する。この第1操作信号が入力されると、識別情報取得手段が上記消費者データベースにアクセスし、上記商品関連識別情報に対応した所定の商品に対し消費行動を行った複数の消費者を特定し、それら複数の消費者の識別情報を取得する。
また、本願第1発明においては、予めクラスタリングが実行されており、そのクラスタリングによって複数の消費者の識別情報と複数のユニットとが対応付けられ、クラスタリング情報としてクラスタリングデータベースに記憶されている。上記のようにして特定の商品を消費した消費者が特定されると、消費者計数手段がクラスタリングデータベースにアクセスし、識別情報取得手段で識別情報が取得された消費者の数を各ユニットごとにカウントする。これにより、特定の商品を消費した消費者が、各ユニットごとに何人ずつ含まれるかがカウントされる。画像生成手段は、このカウント結果に応じて画像情報を生成する。これにより、当該画像情報を用いた適宜の表示手段が、上記カウントされた各ユニットごとの消費者の数の大小を、少なくとも1つの識別子により画像表示することができる。
これにより、カウントされた消費者の数が多いか少ないかに関係なく、全ユニットの該当する消費者の数を視覚的に表現することができる。したがって、操作者の操作入力内容に対し関連性が高いユニットを画面中央に表示する手法と異なり、操作者の操作入力に対し関連性の低いユニットも確実に画面表示できる。この結果、操作者は、当該関連性の低いユニットがどれであるかを確実に認識することができる。
第2の発明の情報分析処理システムは、上記第1発明において、分析処理対象とする、前記商品が消費された期間範囲を特定する第2操作信号を入力する第2操作入力手段をさらに有し、前記識別情報取得手段は、前記消費者データベースにアクセスし、前記第2操作信号により特定された期間範囲内に、前記第1操作信号により指定される前記商品関連識別情報に対応した商品に対して消費行動を行った、前記複数の消費者それぞれの識別情報を取得することを特徴とする。
本願第2発明においては、操作者が適宜の操作手段を操作し分析処理対象とする商品が消費された期間を指定すると、第2信号入力手段が当該指定された期間範囲を特定する第2操作信号を入力する。これにより、特定の期間に特定の商品を消費した消費者が各ユニットごとに何人ずつ含まれるかをカウントでき、各ユニットごとの当該商品の消費者数の大小を視覚的にわかりやすく表現することができる。
第3の発明の情報分析処理システムは、上記第1又は第2発明において、前記画像生成手段は、前記複数のユニット表示領域を互いに同じ大きさの単位格子でそれぞれ表示すると共に、それら複数の単位格子を六法格子状に配列して表示する画像情報を生成する、格子画像生成手段を備えることを特徴とする。
これにより、互いに類似するユニットどうしを六法格子中の隣接位置に配置することで、正方形の4頂点に4つのユニットをそれぞれ配置する手法と異なり、当該類似性をわかりやすく表現することができる。
第4の発明の情報分析処理システムは、上記第1乃至第3発明のいずれかにおいて、前記識別情報取得手段は、前記商品としての歌唱楽曲の識別情報と当該歌唱楽曲に対する消費行動履歴としての歌唱履歴とを対応付けた歌唱履歴情報を記憶した前記消費者データベースにアクセスし、前記第1操作信号により指定される前記商品関連識別情報に対応した所定の歌唱楽曲に対する歌唱を行った、複数の消費者それぞれの識別情報を取得することを特徴とする。
これにより、特定の歌唱楽曲を歌唱した消費者が各ユニットごとに何人ずつ含まれるかをカウントでき、各ユニットごとの当該歌唱楽曲の歌唱者数の大小を視覚的にわかりやすく表現することができる。
第5の発明の情報分析処理システムは、上記第4発明において、前記第1信号入力手段は、前記商品関連識別情報として、分析処理対象の前記歌唱楽曲に対応する歌手識別情報を指定する前記第1操作信号を入力することを特徴とする。
これにより、操作者が特定の歌手の歌手識別情報を適宜の操作手段で入力することで、当該歌手の楽曲に対する歌唱者数が、各ユニットごとに視覚的にわかりやすく表現される。また操作者は、当該歌手の楽曲に対し興味のない又は興味が薄いユニットがどれであるかを確実に認識することができる。
上記目的を達成するために、第6の発明の情報分析処理方法は、分析処理対象とする商品に関連する商品関連識別情報を指定する操作信号を入力する信号入力手順と、複数の商品の識別情報と当該商品に対する複数の消費者の消費行動履歴とを対応付けた消費履歴情報を記憶した消費者データベースにアクセスし、前記操作信号により指定される前記商品関連識別情報に対応した所定の商品に対して消費行動を行った、複数の消費者それぞれの識別情報を取得する識別情報取得手順と、予め実行されたクラスタリングによって複数の消費者の識別情報と複数のユニットとを対応付けたクラスタリング情報を記憶したクラスタリングデータベースにアクセスし、前記識別情報取得手順において識別情報が取得された消費者の数を、各ユニットごとにカウントする消費者計数手順と、各ユニットそれぞれに対応したユニット表示領域に、前記消費者計数手順においてカウントされた当該ユニットに属する前記消費者の数の大小に対応した少なくとも1つの識別子を表示する、画像情報を生成する画像生成手順とを有することを特徴とする。
本願第6発明では、操作者が適宜の操作手段を操作し分析処理対象とする商品に関連する商品関連識別情報を指定すると、信号入力手順で当該操作に対応した操作信号が入力される。この操作信号が入力されると、識別情報取得手順において上記消費者データベースにアクセスが行われ、上記商品関連識別情報に対応した所定の商品に対し消費行動を行った複数の消費者が特定され、それら複数の消費者の識別情報が取得される。
このようにして特定の商品を消費した消費者が特定されると、消費者計数手順においてクラスタリングデータベースにアクセスが行われ、識別情報取得手順で識別情報が取得された消費者の数が各ユニットごとにカウントされる。これにより、特定の商品を消費した消費者が、各ユニットごとに何人ずつ含まれるかがカウントされる。画像生成手順では、このカウント結果に応じて画像情報が生成される。これにより、当該画像情報を用いて、上記カウントされた各ユニットごとの消費者の数の大小を、少なくとも1つの識別子により画像表示することができる。
これにより、カウントされた消費者の数が多いか少ないかに関係なく、全ユニットの該当する消費者の数を視覚的に表現することができる。したがって、操作者の操作入力内容に対し関連性が高いユニットを画面中央に表示する手法と異なり、操作者の操作入力に対し関連性の低いユニットも確実に画面表示できる。この結果、操作者は、当該関連性の低いユニットがどれであるかを確実に認識することができる。
本発明によれば、操作者の操作入力に対し関連性の低いユニットも確実に画面表示でき、当該関連性の低いユニットがどれであるかを確実に認識させることができる。
本発明の一実施の形態の情報分析処理システムの全体構成を表すシステム構成図である。 楽曲マスタデータベースの記憶内容の一例を概念的に表す表である。 歌手マスタデータベースの記憶内容の一例を概念的に表す表である。 歌唱履歴データベースの記憶内容の一例を概念的に表す表である。 ユーザプロファイルデータベースの記憶内容の一例を概念的に表す表である。 分析者用PC端末に接続されたディスプレイに表示される分析用画面の一例を表す説明図である。 分析者用PC端末及びWEBサーバの間で実行される、情報分析処理方法による制御手順を表すシーケンス図である。 一時テーブルの記憶内容の一例を概念的に表す表である。 ステップSB200の詳細手順を表すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1を用いて、本実施形態の情報分析処理システムの全体構成を説明する。
図1において、情報分析処理システム1は、DBサーバ100と、計算用PC端末200と、WEBサーバ300と、分析者用PC端末400とを有している。
DBサーバ100は、制御部101と、通信制御部103と、記憶部110とを有している。
制御部101は、図示しないCPU及びRAM、ROM等のメモリを備えている。この制御部101は、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、記憶部110に予め記憶された各種プログラムを実行する。これにより、DBサーバ100全体の制御を行う。
通信制御部103は、上記計算用PC端末200との間で、例えばLocal Area Network(LAN)等のネットワークNW1を介し行われる情報通信の制御を行う。またこれと共に、上記WEBサーバ300との間で、例えばLAN等のネットワークNW2を介し行われる情報通信の制御を行う。
記憶部110は、例えばHard Disk Drive(HDD)等で構成されている。この記憶部110は、OS記憶エリア111と、RDBMS記憶エリア112と、データベース記憶エリア113とを備えている。
OS記憶エリア111には、所定のOperating System(OS)が記憶されている。OSは、コンピュータシステム全体を管理するソウトウェアである。
RDBMS記憶エリア112には、所定のRelational DataBase Management System(RDBMS)が記憶されている。RDBMSは、いわゆるリレーショナルデータベースを管理するソフトウェアである。
データベース記憶エリア113には、会員データベース(図示せず)、楽曲マスタデータベース1131(後述の図2参照)、歌手マスタデータベース1132(後述の図3参照)、消費者データベースとしての歌唱履歴データベース1133(後述の図4参照)、及び、クラスタリングデータベースとしてのユーザプロファイルデータベース1134(後述の図5参照)が記憶されている。
会員データベースには、歌唱楽曲の伴奏再生業務、言い換えれば、カラオケ業務に係わる会員として登録された複数の消費者の会員情報が記憶されている。会員情報には、消費者の識別情報であるUID、性別、及び生年月日等が含まれている。
上記構成であるDBサーバ100は、上記ネットワークNW1を介し計算用PC端末200に接続されていると共に、上記ネットワークNW2を介しWEBサーバ300に接続されている。
計算用PC端末200には、ディスプレイ220、キーボード221、及びマウス222が接続されている。また、計算用PC端末200は、制御部201と、通信制御部202と、出力制御部203と、入力制御部204と、記憶部210とを有している。
制御部201は、図示しないCPU及びRAM、ROM等のメモリを備えている。この制御部201は、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、記憶部210に予め記憶された各種プログラムを実行する。これにより、計算用PC端末200全体の制御を行う。
通信制御部202は、上記DBサーバ100との間で、上記ネットワークNW1を介し行われる情報通信の制御を行う。
出力制御部203は、上記ディスプレイ220への映像信号の出力に関する制御を行う。入力制御部204は、上記キーボード221やマウス222を介した情報の入力に関する制御を行う。
記憶部210は、例えばHDD等で構成されている。この記憶部210は、所定のOSが記憶されたOS記憶エリア211と、ユーザプロファイル決定処理プログラムが記憶されたプログラム記憶エリア212とを備えている。
ユーザプロファイル決定処理プログラムは、上記DBサーバ100のユーザプロファイルデータベース1134に記憶されるクラスタリング情報(後述)を生成する処理を制御部201に実行させるためのプログラムである。本実施形態においては、制御部201は、所定の間隔で、例えば1回/月の間隔で、このユーザプロファイル決定処理プログラムに従って所定のクラスタリングを実行する。なお、クラスタリングとは、例えば公知のK−means法やSelf Organizing Maps(SOM)法などのクラスタリング手法を用いて、複数のデータを外的基準なしに自動的に分類する手法、又は、そのアルゴリズムである。
一方、WEBサーバ300は、制御部301と、通信制御部302,303と、記憶部310とを有している。
制御部301は、図示しないCPU及びRAM、ROM等のメモリを備えている。この制御部301は、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、記憶部310に予め記憶された各種プログラムを実行する。これにより、WEBサーバ300全体の制御を行う。
通信制御部302は、上記DBサーバ100との間で上記ネットワークNW2を介し行われる情報通信の制御を行う。通信制御部303は、上記分析者用PC端末400との間で、例えばWide Area Network(WAN)等のネットワークNW3を介し行われる情報通信の制御を行う。
記憶部310は、例えばHDD等で構成されている。この記憶部310は、所定のOSが記憶されたOS記憶エリア311と、WEBサーバプログラムが記憶されたプログラム記憶エリア312と、嗜好マップ画像記憶エリア313とを備えている。
WEBサーバプログラムは、所定のウェブブラウザに対し、Hyper Text Markup Language(HTML)や画像等のオブジェクトの表示を提供する処理を制御部301に実行させるためのプログラムである。
嗜好マップ画像記憶エリア313には、制御部301によって生成される画像情報(詳細は後述)が記憶される。
上記構成であるWEBサーバ300は、上記ネットワークNW3を介し分析者用PC端末400に接続されている。
分析者用PC端末400には、ディスプレイ420、キーボード421、及びマウス422が接続されている。また、分析者用PC端末400は、制御部401と、通信制御部402と、出力制御部403と、入力制御部404と、記憶部410とを有している。
制御部401は、図示しないCPU及びRAM、ROM等のメモリを備えている。この制御部401は、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、記憶部410に予め記憶された各種プログラムを実行する。これにより、分析者用PC端末400全体の制御を行う。
通信制御部402は、上記WEBサーバ300との間で、上記ネットワークNW3を介し行われる情報通信の制御を行う。
出力制御部403は、上記ディスプレイ420への映像信号の出力に関する制御を行う。入力制御部404は、上記キーボード421やマウス422を介した情報の入力に関する制御を行う。なお、この入力制御部404は、各請求項記載の、第1信号入力手段及び第2信号入力手段として機能する。
記憶部410は、例えばHDD等で構成されている。この記憶部410は、所定のOSが記憶されたOS記憶エリア411と、所定のウェブブラウザが記憶されたウェブブラウザ記憶エリア412とを備えている。
図2に、上記楽曲マスタデータベース1131の記憶内容の一例を示す。
図2に示すように、楽曲マスタデータベース1131には、複数の歌唱楽曲の識別情報である楽曲IDと、当該歌唱楽曲に対応する歌手の識別情報である歌手IDとが対応付けられて記憶されている。なお、歌唱楽曲(以下、省略して「楽曲」と称する)は、商品に相当する。
図3に、上記歌手マスタデータベース1132の記憶内容の一例を示す。
図3に示すように、歌手マスタデータベース1132には、複数の歌手の歌手IDと、当該歌手の歌手名とが対応付けられて記憶されている。なお、歌手名は、歌唱楽曲に対応する歌手識別情報に相当すると共に、商品に関連する商品関連識別情報に相当する。
図4に、上記歌唱履歴データベース1133の記憶内容の一例を示す。
図4に示すように、歌唱履歴データベース1133には、複数の楽曲の楽曲IDと、当該楽曲に対する複数の消費者の歌唱履歴とを対応付けた歌唱履歴情報が記憶されている。なお、歌唱履歴は、消費行動履歴に相当する。歌唱履歴情報は、消費履歴情報に相当する。
歌唱履歴情報には、楽曲に対する歌唱を行った消費者のUID、当該楽曲が歌唱された日時情報である歌唱日時、及び、当該楽曲の楽曲IDが含まれている。なお、消費者が楽曲に対する歌唱を行ったこと、すなわち、消費者が楽曲を歌唱したことは、消費者が楽曲に対して消費行動を行ったことに相当する。
図5に、上記ユーザプロファイルデータベース1134の記憶内容の一例を示す。
図5に示すように、ユーザプロファイルデータベース1134には、計算用PC端末200の制御部201によって予め実行されたクラスタリングによって生成された、クラスタリング情報が記憶されている。クラスタリング情報は、クラスタリングによって、複数の消費者のUIDと、互いに嗜好又は消費行動時期の異なる複数のユニット(詳細には複数のユニットの識別情報であるユニットID。以下同様)とを対応付けた情報である。なお、上記ユニットの数は、予め定められている。
すなわち、このユーザプロファイルデータベース1134には、複数の消費者のUIDと、当該消費者の属するユニットのユニットIDとが対応付けられて記憶されている。本実施形態では、上記DBサーバ100の歌唱履歴データベース1133に記憶された、複数の楽曲に対する複数の消費者の歌唱履歴情報に基づき、当該複数の消費者のUIDが、複数のユニットにクラスタリングされている。
なお、クラスタリングの際に使用されるデータとしては、上記歌唱履歴データベース1133に記憶された、複数の楽曲に対する複数の消費者の歌唱履歴情報に限られない。例えば、複数の商品としての物品に対する複数の消費者の、消費履歴情報としての購入履歴情報などに基づき、当該複数の消費者のUIDが、複数のユニットにクラスタリングされていてもよい。
ここで、本実施形態においては、操作者が分析者用PC端末400に接続されたキーボード421やマウス422を用いて、当該分析者用PC端末400に予めインストールされた所定のアプリケーションを起動させると、分析者用PC端末400に接続されたディスプレイ420に、所定の分析用画面が表示される。
図6に、分析者用PC端末400に接続されたディスプレイ420に表示される分析用画面の一例を示す。
図6に示すように、分析用画面Pには、歌手名入力ボックスT1と、期間入力ボックスT2と、結果画像表示領域T3と、分析開始ボタンSとが含まれている。歌手名入力ボックスT1は、分析処理対象としたい楽曲に対応する歌手の歌手名が入力される欄である。期間入力ボックスT2は、分析処理対象としたい期間範囲が入力される欄である。結果画像表示領域T3は、分析処理の結果画像が表示される領域である。分析開始ボタンSは、分析処理を開始させるためのボタンである。
ディスプレイ420に分析用画面Pが表示されると、操作者は、マウス422を操作して歌手名入力ボックスT1を、キーボード421による入力先として選択する。そして、キーボード421を操作して、この歌手名入力ボックスT1に、分析処理対象としたい楽曲に対応する歌手の歌手名を入力する。この例では「Artist1」と入力されている。すると、分析者用PC端末400の入力制御部404(図1参照)は、上記歌手名入力ボックスT1に入力するキーボード421の操作に対応した、分析処理対象の楽曲に対応する歌手名を指定する操作信号を入力する。なお、この操作信号は、各請求項記載の、第1操作信号及び操作信号に相当する。また、この操作信号を入力する手順は、各請求項記載の信号入力手順に相当する。
また、操作者は、マウス422を操作して期間入力ボックスT2を、キーボード421による入力先として選択する。そして、キーボード421を操作して、この期間入力ボックスT2に、分析処理対象としたい期間範囲を入力する。この例では「2009/01/01〜2009/12/31」と入力されている。なお、上記期間範囲は、この例のように「年/月/日」単位に限られず、時間単位を含んでいてもよい。すると、上記入力制御部404は、上記期間入力ボックスT2に入力するキーボード421の操作に対応した、分析処理対象とする、楽曲が歌唱された期間範囲を特定する操作信号を入力する。なお、この操作信号は、各請求項記載の第2操作信号に相当する。また、上記楽曲が歌唱された期間範囲は、商品が消費された期間範囲に相当する。
そして、操作者は、歌手名及び期間範囲の入力が完了したら、マウス422を操作して分析開始ボタンSをクリックする。これにより、分析指示信号が上記ネットワークNW3を介しWEBサーバ300へ出力され、WEBサーバ300において、分析処理対象の楽曲に対応する歌手の歌手名及び期間範囲に基づいて、分析処理が行われる。
WEBサーバ300における分析処理では、上記DBサーバ100の歌唱履歴データベース1133にアクセスされ、上記特定された期間範囲内に、上記指定される歌手名に対応した楽曲を歌唱した、複数の消費者それぞれのUIDが取得される。その後、上記DBサーバ100のユーザプロファイルデータベース1134にアクセスされ、前述した各ユニットごとに、上記UIDが取得された消費者の数がカウントされる。そして、そのカウント結果に基づいた画像情報が生成され、上記ネットワークNW3を介し分析者用PC端末400へ出力される。これにより、上記画像情報に対応した画像が、分析者用PC端末400に接続されたディスプレイ420に表示された、上記分析用画面Pの結果画像表示領域T3に、分析処理の結果画像として表示される。
この図6に示すように、分析用画面Pの結果画像表示領域T3には、分析処理の結果画像として、各ユニットそれぞれに対応した複数のユニット表示領域USと、×印Mとを含む画像が表示される。なお、上記×印Mは、識別子に相当する。
複数のユニット表示領域USは、互いに同じ大きさの円形状の単位格子でそれぞれ表示されている。またこれと共に、それら複数の単位格子は、六法格子状に配列され表示されている。そして、それら各ユニット表示領域USには、対応するユニットのユニットIDがそれぞれ記されている。この例では、一例として、36個のユニットに対応した36個のユニット表示領域USを示している。
また、このとき、互いに類似するユニットどうしは、対応するユニット表示領域USどうしが隣接位置となるように配置されている。すなわち、この例では、例えばユニットID=8であるユニットについては、当該ユニットに隣接したユニットID=1,2,7,9,13,14であるユニットが、類似するユニットである。
また、×印Mは、上記ユニット表示領域USに表示される。この×印Mは、上記各ユニットごとにカウントされた、当該ユニットに属する消費者の数の大小に対応している。また、この例では、上記カウントされた各ユニットごとの消費者の数の大小は、少なくとも1つの×印Mの疎密で表現されている。すなわち、ユニットに属する消費者の数が多くなるにつれて、対応するユニット表示領域USに表示される×印Mの数は多くなっている。逆に、ユニットに属する消費者の数が少なくなるにつれて、対応するユニット表示領域USに表示される×印Mの数は少なくなっている。なお、ユニットに属する消費者の数と同数の×印Mを、当該ユニットに対応するユニット表示領域USに表示するようにしてもよい。
なお、ユニット表示領域としては、上記のような互いに同じ大きさの単位格子に限られない。例えば、棒グラフや円グラフ等でユニット表示領域を表示するようにしてもよい。また、識別子としては、上記×印Mに限られない。例えば、上記カウントされたユニットに属する消費者の数の大小に対応した、数値や色分布等で識別子を表現するようにしてもよい。
図7を用いて、分析者用PC端末400及びWEBサーバ300の間で実行される、本実施形態における情報分析処理方法による制御手順を説明する。なお、この図7では、基本的に図中上側から下側に向かっての時系列変化で各手順を示している。
図7において、分析者用PC端末400に予めインストールされた所定のアプリケーションが起動されると、まずステップSA100で、分析者用PC端末400の制御部401は、出力制御部403を介しディスプレイ420に制御信号を出力し、上記分析用画面Pを表示させる。なお、この時点では、当該分析用画面Pにおける上記歌手名入力ボックスT1、期間入力ボックスT2、及び結果画像表示領域T3内は、空白となっている。
その後、ステップSA110で、分析者用PC端末400の制御部401は、操作者による上記歌手名入力ボックスT1に入力するキーボード421の操作に対応した、分析処理対象の楽曲に対応する歌手名を指定する操作信号を、キーボード421及び入力制御部404を介し入力する。そして、上記入力した操作信号により指定された歌手名をXとする。
そして、ステップSA120に移り、分析者用PC端末400の制御部401は、操作者による上記期間入力ボックスT2に入力するキーボード421の操作に対応した、分析処理対象とする、楽曲が歌唱された期間範囲を特定する操作信号を、キーボード421及び入力制御部404を介し入力する。そして、上記入力した操作信号により特定された期間範囲をDとする。
その後、ステップSA130で、分析者用PC端末400の制御部401は、上記マウス422を介し分析開始ボタンSがクリックされたかどうかを判定する。分析開始ボタンSがクリックされるまで判定が満たされず、ループして待機する。そして、分析開始ボタンSがクリックされたら判定が満たされて、ステップSA140に移る。
ステップSA140では、分析者用PC端末400の制御部401は、上記ステップSA110で入力された操作信号により指定された歌手名=X、及び、上記ステップSA120で入力された操作信号により特定された期間範囲=D、に基づいた分析指示信号を、通信制御部402及びネットワークNW3を介し、WEBサーバ300へ出力する。
これにより、WEBサーバ300の制御部301は、ネットワークNW3及び通信制御部303を介し、上記分析指示信号を入力する。すると、WEBサーバ300の制御部301は、ステップSB100で、通信制御部302及びネットワークNW2を介し、上記DBサーバ100の歌手マスタデータベース1132(図3参照)にアクセスする。そして、上記入力された分析開始信号に基づき、上記ステップSA110で指定された歌手名=Xをキーとして、当該歌手名=Xに対応付けられた歌手IDを取得する。そして、その取得した歌手IDをX′とする。
そして、ステップSB110に移り、WEBサーバ300の制御部301は、通信制御部302及びネットワークNW2を介し、上記DBサーバ100の歌唱履歴データベース1133(図4参照)にアクセスする。そして、上記入力された分析開始信号に基づき、歌唱日時が上記ステップSA120で特定された期間範囲=D内で、かつ、歌手IDが上記ステップSB100で取得された歌手ID=X′と一致した、すべての歌唱履歴情報に含まれるUIDを取得する。すなわち、このステップでは、制御部301は、歌唱履歴データベース1133にアクセスし、所定の楽曲、具体的には、上記期間範囲を特定する操作信号により特定された期間範囲=D内に、上記歌手名を指定する操作信号により指定される歌手名=Xに対応した楽曲、に対する歌唱を行った、複数の消費者それぞれのUIDを取得している。このステップが、各請求項記載の識別情報取得手段として機能すると共に、識別情報取得手順に相当する。
なお、このステップSB110で使用されるデータ、すなわち、上記歌唱履歴データベース1133に記憶された歌唱履歴情報は、予め実行されたクラスタリングの際に使用されたデータと同じデータであるとは限らない。すなわち、このステップSB110では、クラスタリングが実行された際には市場に投入されていなかった楽曲に対しての歌唱履歴を含む歌唱履歴情報を用いてもよい。これにより、クラスタリングが実行された際には、未知であったデータに対しても対応することができる。
その後、ステップSB120で、WEBサーバ300の制御部301は、通信制御部302及びネットワークNW2を介し、上記DBサーバ100のユーザプロファイルデータベース1134(図5参照)にアクセスする。そして、上記ステップSB110で取得されたUIDをユニットIDごとに分類し、UIDの数、言い換えれば、上記ステップSB110でUIDが取得された消費者の数を、各ユニットごとにカウントする。このステップが、各請求項記載の消費者計数手段として機能すると共に、消費者計数手順に相当する。
そして、ステップSB130移り、WEBサーバ300の制御部301は、上記ステップSB120でのカウント結果をテーブル化し、一時テーブル(後述の図8参照)として、DBサーバ100の制御部101内のRAM等のメモリに記憶させる。
その後、ステップBS200で、WEBサーバ300の制御部301は、上記ステップSA100で分析者用PC端末400に接続されたディスプレイ420に表示された分析用画面Pの結果画像表示領域T3に、分析処理の結果画像として表示する画像情報を生成する、画像情報生成処理を実行する。なお、この詳細内容については後述の図9で説明するが、このステップでは、制御部301は、上記ユニット表示領域USに、上記ステップSB120で各ユニットごとにカウントされた、当該ユニットに属する消費者の数の大小に対応した上記×印を表示する画像情報を生成する。
そして、ステップSB140に移り、WEBサーバ300の制御部301は、上記ステップSB200で生成された画像情報を、通信制御部303及びネットワークNW3を介し、分析者用PC端末400へ出力する。
これにより、分析者用PC端末400の制御部401は、ネットワークNW3及び通信制御部402を介し、上記画像情報を入力する。すると、分析者用PC端末400の制御部401は、ステップSA150で、出力制御部403を介しディスプレイ420に制御信号を出力する。そして、上記ステップSA100でディスプレイ420に表示された分析用画面Pの結果画像表示領域T3に、上記入力された画像情報に対応した画像を、分析処理の結果画像として表示させる。その後、このフローを終了する。
なお、本実施形態では、上記のように、予め実行されたクラスタリングによって生成されたクラスタリング情報を利用して上記画像情報を生成している。したがって、その都度クラスタリングを実行してクラスタリング情報を生成し、当該クラスタリング情報を利用して上記画像情報を生成する場合に比べ、処理時間を短縮することができる。
図8に、上記一時テーブルの一例を示す。図8に示すように、一時テーブルには、各ユニットごとに、当該ユニットのユニットIDと、上記図7のステップSB120でカウントされた当該ユニットに属する消費者の数とが記憶されている。
図9を用いて、上記図7のステップSB200の詳細手順を説明する。
図9において、まずステップSB205で、制御部301は、初期状態の画像情報を生成する。この例では、制御部301は、背景色を白色で表示し、かつ、上記複数のユニット表示領域US(図6参照)を互いに同じ大きさの円形状の単位格子で表示すると共に、それら複数の単位格子を六法格子状に配列して表示する、画像情報を生成する。
その後、ステップSB210で、制御部301は、上記図7のステップSB130で生成された一時テーブルのレコード数を検出する。そして、その検出したレコード数をCとする。なお、「レコード」は、テーブル又はデータベースを構成するデータの単位である。例えば、上記図8に示す一時テーブルでは、1つのユニットに係わるユニットIDと消費者の数とのデータ、すなわち、1行分のデータが1レコードとなる。
そして、ステップSB215に移り、制御部301は、上記一時テーブルのレコード数をカウントするための変数iの値を1に設定する。
その後、ステップSB220で、制御部301は、上記一時テーブルに記憶されたi番目のデータ、すなわち、ユニットID、及び、上記図7のステップSB120でカウントされた消費者の数を示すデータ、を取得する。そして、その取得したデータをRとする。
そして、ステップSB225に移り、制御部301は、上記ステップSB220で取得されたデータ=Rに含まれる消費者の数を示すデータが表す当該消費者の数が0であるかどうかを判定する。消費者の数が0である場合には、判定が満たされて後述のステップSB265に移る。一方、消費者の数が0でない場合には、判定が満たされずステップSB230に移る。
ステップSB230では、制御部301は、予め、WEBサーバ300の記憶部310の適宜の領域に記憶された、各ユニットそれぞれに対応したxy座標を参照して、上記ステップSB220で取得されたデータ=Rに含まれるユニットIDに対応するxy座標を取得する。そして、その取得したxy座標のx座標の値をUとし、y座標の値をVとする。なお、上記記憶部310の適宜の領域に記憶された各ユニットそれぞれに対応したxy座標は、上記ステップSB205で生成される初期状態の画像情報における、各ユニット表示領域USそれぞれの位置に対応した座標である。
その後、ステップSB235で、制御部301は、上記ステップSB220で取得されたデータ=Rに含まれる消費者の数を示すデータが表す当該消費者の数をカウントするための変数jの値を0に設定する。
そして、ステップSB240に移り、制御部301は、図示しない乱数発生器に制御信号を出力し、所定の範囲内の乱数を2つ発生させる。そして、それら発生させた2つの乱数をそれぞれB1及びB2とする。
その後、ステップSB245で、制御部301は、上記ステップSB230で取得されたxy座標(U,V)のx座標の値Uに、上記ステップSB240で発生された乱数=B1を加え、x座標の値をAに設定する。またこれと共に、上記ステップSB230で取得されたxy座標(U,V)のy座標の値Vに、上記ステップSB240で発生された乱数=B2を加え、y座標の値をBに設定する。
そして、ステップSB250に移り、制御部301は、この時点で生成されている画像情報における、上記ステップSB245で設定されたxy座標(A,B)の位置に、上記×印M(図6参照)をプロットした画像情報を生成する。すなわち、このステップでは、制御部301は、上記ステップSB220で取得されたデータ=Rに含まれるユニットIDに対応するユニット表示領域USに、×印Mを表示する画像情報を生成している。このステップを繰り返し行うことで、上記図7のステップSB120でカウントされたユニットに属する消費者の数の大小を、×印Mの疎密で表現する画像情報を生成することができる。
その後、ステップSB255で、制御部301は、上記変数jの値に1を加え、ステップSB260に移る。
ステップSB260では、制御部301は、上記変数jの値が、上記ステップSB220で取得されたデータ=Rに含まれる消費者の数を示すデータが表す当該消費者の数と等しくなったかどうかを判定する。これは言い換えれば、上記ステップSB220で取得されたデータ=Rに含まれるユニットIDに対応するユニット表示領域USに、上記ステップSB220で取得されたデータ=Rに含まれる消費者の数を示すデータが表す当該消費者の数と同数の×印Mをプロットした画像情報を生成したかどうかを判定している。変数jの値がデータ=Rに含まれる消費者の数を示すデータが表す当該消費者の数と等しくなるまで、判定が満たされず上記ステップSB240に戻り、同様の手順を繰り返す。そして、変数jの値がデータ=Rに含まれる消費者の数を示すデータが表す当該消費者の数と等しくなった場合には、判定が満たされてステップSB265に移る。
ステップSB265では、制御部301は、上記変数iの値に1を加え、ステップSB270に移る。
ステップSB270では、制御部301は、上記変数iの値が、上記ステップSB210で検出されたレコード数=Cよりも大きいかどうかを判定する。i≦Cである場合には、判定が満たされず上記ステップSB220に戻り、同様の手順を繰り返す。一方、i>Cである場合には、判定が満たされて、この時点で生成されている画像情報を、制御部301内のRAM等のメモリに記憶すると共に、上記嗜好マップ画像記憶エリア313に記憶させて、このルーチンを終了する。
なお、上記において、ステップSB200のすべての手順、すなわち、ステップSB205〜ステップSB270が、各請求項記載の画像生成手段として機能すると共に、画像生成手順に相当する。また、それらステップSB205〜ステップSB270のうち、ステップSB205が格子画像生成手段として機能する。
以上説明したように、本実施形態においては、予め、上記歌唱履歴情報が、上記DBサーバ100の歌唱履歴データベース1133(図4を参照)に記憶されている。そして、操作者が上記キーボード421を操作し、分析処理対象とする楽曲に関連する商品関連識別情報、上記の例では当該楽曲に対応する歌手名を指定すると、上記入力制御部404が当該操作に対応した操作信号を入力する。そして、この歌手名を指定する操作信号が入力されると、WEBサーバ300の制御部301が上記歌唱履歴データベース1133にアクセスし、上記指定された歌手名に対応した所定の楽曲に対する歌唱を行った、複数の消費者を特定し、それら複数の消費者のUIDを取得する(図7のステップSB110を参照)。
また、本実施形態においては、予めクラスタリングが実行されており、そのクラスタリングによって生成されたクラスタリング情報が、上記DBサーバ100のユーザプロファイルデータベース1134(図5を参照)に記憶されている。そして、上記のようにして特定の楽曲を歌唱した消費者が特定されると、WEBサーバ300の制御部301は、上記ユーザプロファイルデータベース1134にアクセスし、上記UIDが取得された消費者の数を各ユニットごとにカウントする(図7のステップSB120を参照)。これにより、特定の楽曲を歌唱した消費者が、各ユニットごとに何人ずつ含まれるかがカウントされる。そして、WEBサーバ300の制御部301は、このカウント結果に応じて画像情報を生成し(図7のステップSB200を参照)、その生成された画像情報を、分析者用PC端末400へ出力する。これにより、当該画像情報を用いた分析者用PC端末400に接続されたディスプレイ420が、上記カウントされた各ユニットごとの消費者の数の大小を、上記×印Mにより画像表示することができる。
これにより、カウントされた消費者の数が多いか少ないかに関係なく、全ユニットの該当する消費者の数を視覚的に表現することができる。したがって、操作者の操作入力内容に対し関連性が高いユニットを画面中央に表示する手法と異なり、操作者の操作入力に対し関連性の低いユニットも確実に画面表示できる。この結果、操作者は、当該関連性の低いユニットがどれであるかを確実に認識することができる。
また、本実施形態では特に、操作者が上記キーボード421を操作し、分析処理対象とする、楽曲が歌唱された期間範囲を指定すると、入力制御部404が当該指定された期間範囲を特定する操作信号を入力する。また、WEBサーバ300の制御部301は、楽曲の楽曲IDと当該楽曲に対する歌唱履歴とを対応付けた歌唱履歴情報を記憶した、上記歌唱履歴データベース1133にアクセスする。そして、上記特定された期間範囲内に、上記指定される歌手名に対応した楽曲に対する歌唱を行った、複数の消費者それぞれのUIDを取得する。これらにより、特定の期間に特定の楽曲を歌唱した消費者が各ユニットごとに何人ずつ含まれるかをカウントできる。この結果、各ユニットごとの当該楽曲の歌唱者数の大小を視覚的にわかりやすく表現することができる。
また、本実施形態では特に、入力制御部404は、分析処理対象の楽曲に対応する歌手名を指定する操作信号を入力する。これにより、操作者が特定の歌手の歌手名をキーボード421で入力することで、当該歌手の楽曲に対する歌唱者数が、各ユニットごとに視覚的にわかりやすく表現される。また、操作者は、当該歌手の楽曲に対し興味のない又は興味が薄いユニットがどれであるかを確実に認識することができる。
また、本実施形態では特に、WEBサーバ300の制御部301は、上記複数のユニット表示領域USを互いに同じ大きさの単位格子でそれぞれ表示すると共に、それら複数の単位格子を六法格子状に配列して表示する、画像情報を生成する(図9のステップSB205を参照)。これにより、互いに類似するユニットどうしを六法格子中の隣接位置に配置することで、正方形の4頂点に4つのユニットをそれぞれ配置する手法と異なり、当該類似性をわかりやすく表現することができる。また特に、制御部301は、上記図7のステップSB120でカウントされたユニットに属する消費者の数の大小を上記×印Mの疎密で表現する、画像情報を生成する。これにより、各ユニットにおいて、カウントされた消費者の数を操作者にとって視覚的にわかりやすく表現することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を説明する。
(1)分析処理対象とする商品を物品とする場合
上記実施形態においては、分析処理対象とする商品を楽曲とした場合を例にとって説明したが、これに限られず、分析処理対象とする商品は物品であってもよい。
この場合には、操作者は、キーボード421を操作して、分析処理対象とする物品に関連する商品関連識別情報として、当該物品に対応する商品名を入力する。すると、入力制御部404は、当該キーボード421の操作に対応した、分析処理対象とする物品に対応する商品名を指定する操作信号を入力する。また、操作者は、キーボード421を操作して、分析処理対象とする、物品が消費された期間範囲、すなわち、物品が購入された期間範囲を入力する。すると、入力制御部404は、当該キーボード421の操作に対応した、分析処理対象とする、物品が購入された期間範囲を特定する操作信号を入力する。
また、これら商品名を指定する操作信号及び期間範囲を特定する操作信号が入力されると、これら操作信号に基づく分析指示信号が、WEBサーバ300へ出力される。すると、WEBサーバ300の制御部301は、消費者データベースとして、複数の物品の識別情報と当該物品に対する複数の消費者の購入履歴とを対応付けた購入履歴情報を記憶したデータベースにアクセスする。なお、上記購入履歴は、消費行動履歴に相当する。上記購入履歴情報は、消費履歴情報に相当する。
そして、制御部301は、上記特定された期間範囲内に、上記指定された商品名に対応した物品に対する消費行動としての購入行動を行った、複数の消費者それぞれのUIDを取得する。その後は、上記実施形態と同様に、制御部301は、ユーザプロファイルデータベース1134にアクセスし、上記UIDが取得された消費者の数を各ユニットごとにカウントして、当該カウント結果に応じて画像情報を生成する。
なお、本変形例においては、分析処理対象とする物品に関連する商品関連識別情報として、当該物品に対応する商品名を指定していたが、これに限られず、物品に対応するJapanese Article Number(JAN)コードや、物品の製造会社名などを指定するようにしてもよい。
本変形例によっても、上記実施形態と同様の効果を得る。
なお、以上における情報分析処理システム1のシステム構成は一例であり、他のシステム構成で情報分析処理システムを実現するようにしてもよい。さらに、画像情報の生成に関する処理等の各処理は、上記実施形態や(1)の変形例とは別の装置が実行するようにしてもよい。
なお、以上において、図1中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図7及び図9に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 情報分析処理システム
100 DBサーバ
1133 歌唱履歴データベース(消費者データベース)
1134 ユーザプロファイルデータベース(クラスタリングデータベース)
200 計算用PC端末
300 WEBサーバ
301 制御部
400 分析者用PC端末
401 制御部
404 入力制御部(第1信号入力手段、第2信号入力手段)
420 ディスプレイ
421 キーボード
M ×印(識別子)
US ユニット表示領域

Claims (6)

  1. 分析処理対象とする商品に関連する商品関連識別情報を指定する第1操作信号を入力する第1信号入力手段と、
    複数の商品の識別情報と当該商品に対する複数の消費者の消費行動履歴とを対応付けた消費履歴情報を記憶した消費者データベースと、
    前記消費者データベースにアクセスし、前記第1操作信号により指定される前記商品関連識別情報に対応した所定の商品に対して消費行動を行った、複数の消費者それぞれの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    予め実行されたクラスタリングによって複数の消費者の識別情報と複数のユニットとを対応付けたクラスタリング情報を記憶したクラスタリングデータベースと、
    前記クラスタリングデータベースにアクセスし、前記識別情報取得手段で識別情報が取得された消費者の数を、各ユニットごとにカウントする消費者計数手段と、
    各ユニットそれぞれに対応したユニット表示領域に、前記消費者計数手段によりカウントされた当該ユニットに属する前記消費者の数の大小に対応した少なくとも1つの識別子を表示する、画像情報を生成する画像生成手段と
    を有することを特徴とする情報分析処理システム。
  2. 分析処理対象とする、前記商品が消費された期間範囲を特定する第2操作信号を入力する第2操作入力手段をさらに有し、
    前記識別情報取得手段は、
    前記消費者データベースにアクセスし、前記第2操作信号により特定された期間範囲内に、前記第1操作信号により指定される前記商品関連識別情報に対応した商品に対して消費行動を行った、前記複数の消費者それぞれの識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報分析処理システム。
  3. 前記画像生成手段は、
    前記複数のユニット表示領域を互いに同じ大きさの単位格子でそれぞれ表示すると共に、それら複数の単位格子を六法格子状に配列して表示する画像情報を生成する、格子画像生成手段を備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報分析処理システム。
  4. 前記識別情報取得手段は、
    前記商品としての歌唱楽曲の識別情報と当該歌唱楽曲に対する消費行動履歴としての歌唱履歴とを対応付けた歌唱履歴情報を記憶した前記消費者データベースにアクセスし、前記第1操作信号により指定される前記商品関連識別情報に対応した所定の歌唱楽曲に対する歌唱を行った、複数の消費者それぞれの識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の情報分析処理システム。
  5. 前記第1信号入力手段は、
    前記商品関連識別情報として、分析処理対象の前記歌唱楽曲に対応する歌手識別情報を指定する前記第1操作信号を入力する
    ことを特徴とする請求項4記載の情報分析処理システム。
  6. 分析処理対象とする商品に関連する商品関連識別情報を指定する操作信号を入力する信号入力手順と、
    複数の商品の識別情報と当該商品に対する複数の消費者の消費行動履歴とを対応付けた消費履歴情報を記憶した消費者データベースにアクセスし、前記操作信号により指定される前記商品関連識別情報に対応した所定の商品に対して消費行動を行った、複数の消費者それぞれの識別情報を取得する識別情報取得手順と、
    予め実行されたクラスタリングによって複数の消費者の識別情報と複数のユニットとを対応付けたクラスタリング情報を記憶したクラスタリングデータベースにアクセスし、前記識別情報取得手順において識別情報が取得された消費者の数を、各ユニットごとにカウントする消費者計数手順と、
    各ユニットそれぞれに対応したユニット表示領域に、前記消費者計数手順においてカウントされた当該ユニットに属する前記消費者の数の大小に対応した少なくとも1つの識別子を表示する、画像情報を生成する画像生成手順と
    を有することを特徴とする情報分析処理方法。
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