JP2011198820A - 発熱素子の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱素子を適切に冷却できる発熱素子の冷却装置を提供する。
【解決手段】発熱素子が配置される主面と、複数の第1凸部42a〜42eを備える放熱部52および該放熱部52を周囲する第1接合部43が形成された他の主面と、を有する第1放熱体4と、第1接合部43の接合面44に接合される接合面53を有する第2接合部52を有し、第1接合部43に第2接合部52を接合して第1放熱体4と組み合わせることで、放熱部52を受容して冷媒流路を形成する第2放熱体5と、を備える発熱素子の冷却装置であって、第2放熱体5は、少なくとも互いに隣り合う第1凸部42a〜42e間に挿入される第2凸部51a〜51fを有することを特徴とする発熱素子の冷却装置。
【選択図】 図4

Description

本発明は、発熱素子の冷却装置に関するものである。
従来より、発熱素子を冷却する冷却装置として、一対の放熱体を各放熱体に備えられた接合部で組み合わせてなるものが知られている。このような発熱素子の冷却装置として、一対の放熱体の接合部間から、冷媒が漏れ出すことを防止するために、一対の放熱体の接合部間にO−リングなどのシール部材を配置し、該シール部材を介して、一対の放熱体を接合した発熱素子の冷却装置が開示されている(特許文献1)。
特開2008−124430号公報
しかしながら、従来技術では、シール部材を圧縮させた状態で、一対の放熱体を接合部で接合するものであるため、各放熱体の接合部は、圧縮による反力により変形しないように、一定の厚みで形成されている。そのため、一対の放熱体を組み合わせて形成された冷媒流路は、一対の放熱体の接合部分において、冷媒流路を形成する他の部分よりも狭くなり、冷媒流路内に段差部分が生じていた。特に、一対の放熱体の接合部分は、冷媒流路の発熱素子側に形成されるため、段差部分も発熱素子側となり、この段差部分の影響により、冷媒の流れが抑制され、発熱素子を適切に冷却できない場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、発熱素子を適切に冷却できる発熱素子の冷却装置を提供することである。
本発明は、複数の第1凸部が形成された放熱部および該放熱部を周囲する第1接合部を有する第1放熱体と、第1接合部の接合面に接合される接合面を有する第2接合部を有する第2放熱体とを備える発熱素子の冷却装置において、少なくとも第1放熱体の放熱部の互いに隣り合う第1凸部間に挿入される第2凸部を、第2放熱体に設けることより、上記課題を解決する。
本発明によれば、冷媒流路内の冷媒の流れを発熱素子側に導くことができ、発熱素子を適切に冷却することができる。
本実施形態に係る半導体装置の正面図である。 図1に示す半導体装置の側面図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。 図1のIV-IV線に沿う断面図である。 半導体素子と放熱フィンとの位置関係を説明するための図である。 図4のV-V線に沿う部分断面図である。 図4のVI−VI線に沿う部分断面図である。 冷媒流路内を流れる冷媒の流れを説明するための図である。 冷媒流路内を流れる冷媒の流れのシミュレーション結果を示す図である。 冷媒流路内を流れる冷媒の流れのシミュレーション結果を示す図である。 第2実施形態に係る半導体装置の断面図である。 第3実施形態に係る半導体装置の断面図である。 第4実施形態に係る半導体装置の断面図である。 半導体モジュールの温度と半導体モジュール近傍の冷媒の温度との関係を示すグラフである。
以下、本発明の本実施形態を図面に基づいて説明する。
≪第1実施形態≫
本実施形態に係る半導体装置は、スイッチング素子やダイオードを含む半導体モジュールと、半導体モジュールを冷却するための冷却器とからなるものである。このような半導体装置は、例えば、ハイブリッド車や燃料電池車等の電動車両用駆動モーターへの電力供給を制御するインバータ装置に用いることができる。
図1は第1実施形態に係る半導体装置の正面図、図2は図1に示す半導体装置の側面図である。図1および図2に示すように、本実施形態に係る半導体装置1は、3つの半導体モジュール2a〜2cと、2つの冷却器3,7(第1冷却器3および第2冷却器7)とから構成されている。冷却器3,7は、半導体モジュール2a〜2cを、図示しない絶縁層を介して挟み込むことにより、半導体モジュール2a〜2cを冷却するようになっている。
冷却器3,7による冷却対象物である半導体モジュール2a〜2cは、三相インバータブリッジ回路を個別に構成するIGBTなどのトランジスタやダイオードからなる半導体素子21,22を有している。これら半導体素子21,22の両主面には、はんだ付けにより形成されたはんだ層23,24を介して、一対の電極25,26が接続されている。また、半導体装置1を構成する各半導体モジュール2a〜2cは、端子電極27,28に電気的に接続されており、端子電極27,28を介して、電力の入力/出力が可能となっている。なお、電極端子27,28は、電気伝導性および熱伝導性が良好な銅、アルミニウム、または、これらの合金を原材料として構成される。
第1冷却器3および第2冷却器7は、半導体モジュール2a〜2cを冷却するための冷却器であり、図1に示すように、第1冷却器3は、各半導体モジュール2a〜2cの下側に配置されており、第2冷却器7は、各半導体モジュール2a〜2cの上側に配置されている。ここで、図3は、図2のIII-III線に沿う断面図である。
第1冷却器3は、図3に示すように、各半導体モジュール2a〜2cに対応して設けられた3つの第1放熱体4a〜4cに、単一の第2放熱体5を組み合わせて構成されており、これら第1放熱体4a〜4cと第2放熱体5とが組み合わさることにより、内部に流路(以下、冷媒流路。)が形成されている。そして、導入パイプ31から、第1冷却器3内に形成された冷媒流路内に冷媒が連続的に導入され、導入された冷媒が、X方向に沿って、この冷媒流路を流れることにより、各半導体モジュール2a〜2cにより発生した熱を放熱できるようになっている。なお、第1冷却器3内に導入された冷媒は、排出パイプ32から連続的に排出されることとなる。また、第1冷却器3を構成する各第1放熱体4a〜4cおよび第2放熱体5は、例えば、熱伝導性の優れたアルミニウムやアルミニウム合金などを原材料として、ダイカスト法などにより、それぞれ個別に成型されてなるものである。
図4は、図1のIV-IV線に沿う断面図であり、図4中においては、第1冷却器3を構成する3つの第1放熱体4a〜4cのうち、第1放熱体4aを通る断面を示している。以下、3つの第1放熱体4a〜4cのうち、第1放熱体4aを例示して説明を行なうが、他の第1放熱体4b,4cも、第1放熱体4aと同様の構成を有するものである。第1放熱体4aは、図4に示すように、一方の主面に、半導体モジュール2aが配置され、半導体モジュール2aから伝達された熱を受熱するような構成となっている。また、第1放熱体4aは、他方の主面に、受熱した熱を放熱するための放熱部41と、放熱部41を周囲する接合部43とを有している。なお、接合部43は、後述する第2放熱体5の接合部52に接合するための部分である。
図5は、半導体素子21,22と放熱部41との位置関係を説明するための図であり、第1放熱体4aをZ軸方向に沿って半導体モジュール2a側から見た図である。なお、図5においては、半導体素子21,22を実線で、放熱フィン42a〜42eを点線で、放熱部41を一点鎖線で、それぞれ示している。図4、図5に示すように、放熱部41は、第2放熱体5側に向かって突出した複数の放熱フィン42a〜42eを有しており、これら複数の放熱フィン42a〜42eは、図4、図5に示すように、半導体素子21,22を中心として、Y方向に所定の間隔で配列されている。また、これら複数の放熱フィン42a〜42eは、図5、図6に示すように、X方向(すなわち、冷媒の流れ方向)に沿って、連続的に延伸してなるものである。ここで、図6は、図4に示すVI- VI線に沿う断面図であり、図6は、複数の放熱フィン42a〜42eのうち、放熱フィン42cを通る断面図である。そのため、図6中においては、複数の放熱フィン42a〜42eのうち、放熱フィン42cのみの断面形状を示しているが、放熱フィン42c以外の他の放熱フィン42a,42b,42d,42eも同様の形状となっている。なお、複数の放熱フィン42a〜42eの突出高さは、特に限定されないが、例えば、半導体モジュール2aの高さと同程度の高さに形成することができる。
接合部43は、図4、図5に示すように、放熱部41を周囲している。また、接合部43は、接合面44を有しており、この接合面44において、シール部材6を介して、第2放熱体5の接合部52に形成された接合面53と、ろう接によって接合され、これにより、第1放熱体4aと第2放熱体5とが組み合わされている。同様にして、第1放熱体4a以外の他の第1放熱体4b,4cも、第2放熱体5と組み合わされている。そして、このように、第1放熱体4a〜4cと第2放熱体5とが、接合部43および接合部52において、互いに接合することにより、第1放熱体4a〜4cの放熱部41が、第2放熱体5に受容されているとともに、第1冷却器3内に冷媒流路が形成されている。なお、接合部43と接合部52とは、冷媒の漏れを有効に防止するため、接合部43の接合面44と接合部52の接合面53とでシール部材6を両側から押圧した状態で接合されている。このようなシール部材6としては、ゴム材料からなるシールリングを用いてもよいし、または液状ガスケットを用いてもよい。
一方、第2放熱体5は、図4に示すように、接合部52と、複数の凸部51a〜51fとを有する。上述したように、接合部52には接合面53が形成されており、接合部52は、この接合面53において、シール部材6を介して、接合部42の接合面43と接合されている。
複数の凸部51a〜51fは、図4に示すように、第1放熱体4a側に向かって突出しており、また、Y方向に所定の間隔で配列されている。ここで、図4は、上述したように、第1放熱体4aを通る断面図であるため、図4においては、第2放熱体5のうち第1放熱体4aと組み合わされている部分を示しているが、第2放熱体5のうち他の第1放熱体4b,4cと組み合わされている部分においても、同様の構成となっている。また、図7は、図4のVII-VII線に沿う断面図であり、図7は、複数の凸部51a〜51fのうち、凸部51dを通る断面図である。図7に示すように、凸部51dは、X方向(冷媒の流れ方向)に沿って、連続的に延伸してなるものであり、また、X方向(冷媒の流れ方向)に傾斜した傾斜面511,512を有している。なお、図7中においては、複数の凸部51a〜51fのうち、凸部51dのみの断面形状を示しているが、凸部51d以外の他の凸部51a〜51c,51e,51fも同様の形状となっている。
また、複数の凸部51b〜51eは、図4に示すように、互いに隣り合う放熱フィン42a〜42e間に挿入されるように形成されている。具体的には、凸部51bは、放熱フィン42aと放熱フィン42bとの間に挿入されるように形成されており、凸部51cは、放熱フィン42bと放熱フィン42cとの間に挿入されるように形成されている。同様に、凸部51dおよび凸部51eも、それぞれ、放熱フィン42cと放熱フィン42dの間および放熱フィン42dと放熱フィン42eとの間に挿入されるように形成されている。さらに、凸部51aは、放熱フィン42aと該放熱フィン42aに隣り合う第2接合部52との間に挿入されるように形成されており、同様に、凸部51fは、放熱フィン42eと該放熱フィン42eに隣り合う第2接合部52との間に挿入されるように形成されている。
続いて、第1放熱体4a〜4cと第2放熱体5とを組み合わせてなる第1冷却器3内を流れる冷媒の流れを、図8に従って説明する。図8は、第1冷却器3内を流れる冷媒の流れを説明するための図である。なお、図8においては、図3と同じ断面における冷媒の流れを示しており、図8中においては、冷媒流路内を流れる冷媒の流れを破線の矢印で示している。また、図8中においては、複数の凸部51a〜51fのうち、凸部51dを通る断面における冷媒の流れを説明するが、凸部51d以外の他の凸部51a〜51c,51e,51fを通る断面においても、同様に、冷媒が流れる。
第1冷却器3において、冷媒は、図8中の破線の矢印で示すように、連続的に、導入パイプ31から第1冷却器3の冷媒流路内へと導入され、第1放熱体4a、第1放熱体4b、第1放熱体4cに対応する流路部分を通過して、排出パイプ32から第1冷却器3の外部へと排出される。ここで、図8は複数の凸部51a〜51fのうち、放熱フィン42cと放熱フィン42dとの間に挿入されている凸部51dを通る断面図であるため、図8に示す冷媒の流れは、放熱フィン42cと放熱フィン42dとの間を流れる冷媒の流れを示していることになる(図4参照)。また、放熱フィン42aと放熱フィン42bとの間、放熱フィン42bと放熱フィン42cとの間、放熱フィン42dと放熱フィン42eとの間、放熱フィン42aと該放熱フィン42aに隣り合う接合部52との間、および放熱フィン42eと該放熱フィン42eに隣り合う接合部52との間においても、同様にして冷媒が流れる。そして、第1放熱体4aに対応する流路部分を流れた冷媒は、第1放熱体4b、第1放熱体4cに対応する流路部分も、同様に流れ、排出パイプ32から排出されることとなる。このように、冷媒が、冷媒流路を連続的に流れることで、第1放熱体4a〜4cが冷却され、その結果、各第1放熱体4a〜4cに配置される各半導体モジュール2a〜2cが冷却される。なお、導入パイプ31と排出パイプ32とは、図示しないポンプおよびラジエータを含む冷媒循環装置に接続され、排出パイプ32から排出された冷媒は、冷媒循環装置にて冷却された後、再び導入パイプ31に導入されることで、循環している。
また、本実施形態では、凸部51dは、図4に示すように、放熱フィン42cと放熱フィン42dとの間に挿入されており、さらに、凸部51dは、図8に示すように、冷媒の流れ方向に傾斜する傾斜面511,512を有している。そのため、冷媒流路のうち半導体モジュール2aが配置されている部分では、冷媒は、図8に示すように、凸部51dの傾斜面511に沿って流れることとなり、これにより、第1放熱体4aの主面側に導かれることとなる。そのため、第1放熱体4aの主面近傍に、良好に冷媒を流すことができる。
ここで、半導体モジュール2aで発生した熱は、半導体モジュール2aが配置されている第1放熱体4aにより受熱され、第1放熱体4aの放熱フィン42a〜42eに熱拡散する。そのため、第1放熱体4aの主面側を流れる冷媒により、第1放熱体4aの放熱フィン42a〜42eが冷却され、これにより、第1放熱体4aに配置された半導体モジュール2aが冷却されることとなる。
また、第1放熱体4aに対応する流路部分と同様に、第1放熱体4b,4cに対応する流路部分においても、凸部51dに傾斜面511,512が形成されているため、冷媒は、凸部51dの傾斜面511に沿って流れることとなり、第1放熱体4b,4cの主面側に導かれることとなる。そして、同様に、各第1放熱体4b,4cの主面近傍を、冷媒が連続的に流れることにより、第1放熱体4b,4cの放熱フィン42a〜42eが冷却され、これにより、第1放熱体4b,4cに配置されている半導体モジュール2b,2cが冷却される。
また、半導体装置1は、上述した第1冷却器3以外に、第2冷却器7を備えており、第2冷却器7は、図3、図4に示すように、放熱フィン71a〜71eと、導入パイプ72と、排出パイプ73とを有している。上述した第1冷却器3と同様に、第2冷却器7において、冷媒は、連続的に、導入パイプ72から第2冷却器7の冷媒流路内へと導入され、放熱フィン71a〜71eが形成された冷媒流路内を流れる。そして、同様に、第2冷却器7は、半導体モジュール2a〜2cから伝達された熱を、放熱フィン71a〜71eを介して、冷媒流路内を流れる冷媒に放熱することで、半導体モジュール2a〜2cを冷却する。なお、冷媒流路を通過した冷媒は、排出パイプ73から排出される。
以上のように、本実施形態の半導体装置1では、第1冷却器3を構成する第2放熱体5において、互いに隣り合う放熱フィン42a〜42e間、および放熱フィン42a,42eと該放熱フィン42a,42eに隣り合う第2接合部52との間に挿入されるように、複数の凸部51a〜51fが形成されており、これにより、冷媒の流れを各第1放熱体4a〜4cの主面側に導くことができる。ここで、図9A、図9Bは、冷媒流路内を流れる冷媒の流れのシミュレーション結果を示す図であり、図9Aは、第1放熱体4aに対向する領域に凸部51a〜51fが形成されている場合における冷媒流路内を流れる冷媒の流れのシミュレーション結果を示しており、図9Bは、第1放熱体4aに対向する領域に凸部51a〜51fが形成されていない場合における冷媒流路内を流れる冷媒の流れのシミュレーション結果を示している。なお、図9A、図9Bにおいては、シミュレーションの結果得られた冷媒の流れを矢印で表しており、冷媒の流れの速さを白黒の濃淡で表している。すなわち、冷媒の流れが速いほど、冷媒の流れは、濃い黒色の矢印で表される。また、図9A、図9Bに示す断面部分は、図7に示す断面部分に相当する。
本実施形態のように、第1放熱体4aに対向する領域に凸部51a〜51fが形成されている場合には、図9Aに示すように、凸部51dにより、冷媒の流れが第1放熱体4aの主面側に導かれ、これにより、第1放熱体4aの主面側における冷媒の流れが良好なものとなる。なお、図9A中においては、複数の凸部51a〜51fのうち、凸部51dを通る断面における冷媒の流れを示しているが、凸部51d以外の他の凸部51a〜51c,51e,51fを通る断面においても同様となる。
一方、図9Bに示すように、第1放熱体4aに対向する領域に凸部51a〜51fが形成されていない場合には、第1放熱体4aの主面側の冷媒の流れが、第1放熱体4aに対向する第2放熱体5の主面側の冷媒の流れよりも遅くなる。これは、第1放熱体4aの接合部43と第2放熱体5の接合部52との接合部分に段差が形成されており、この段差の影響により、第1放熱体4aの主面側の冷媒の流れが抑制されるためである。
このように、第1放熱体4aに対向する領域に凸部51a〜51fを形成することで、冷媒の流れを第1放熱体4aの主面側に導くことができ、第1放熱体4aの主面側の冷媒の流れを良好なものにすることができる。これにより、第1放熱体4aを効率的に冷却することができ、その結果、半導体モジュール2aを適切に冷却することができる。特に、本実施形態では、第2放熱体5の主面から突出した凸部51a〜51fを形成することで、第2放熱体5に凸部51a〜51fを形成していない場合と比べ、放熱フィン42a〜42eの高さを放熱するために十分な高さとしながら、冷媒の流れを第1放熱体4aの主面側に良好に導くことができる。なお、冷媒流路のうち第1放熱体4b,4cに対応する流路部分においても、第1放熱体4b,4cに対向する領域に凸部51a〜51fをそれぞれ設けることで、同様に、半導体モジュール2b,2cを適切に冷却することができる。
一方、本実施形態とは異なり、凸部51a〜51fを設けていない場合、互いに隣り合う放熱フィン42a〜42e間、および放熱フィン42a,42eと該放熱フィン42a,42eに隣り合う第2接合部52との間に形成される流路の広さは、放熱フィン42a〜42eの高さにより、決定されることとなる。そのため、凸部51a〜51fを設けていない場合、放熱フィン42a〜42eの高さを高くすると、流路の広さが広くなり、第1放熱体4a〜4cの主面側の冷媒の流れを良好なものにすることができない。また、凸部51a〜51fを設けていない場合に、流路の広さを狭くするため、放熱フィン42a〜42eの高さを低くすると、放熱フィン42a〜42eによる放熱が不十分なものとなってしまう。これに対して、本実施形態では、凸部51a〜51fを形成することで、放熱フィン42a〜42eの高さを放熱するために十分な高さとしながら、前記流路の広さを冷媒の流れが良好となる広さに制御することができる。これにより、第1放熱体4a〜4cの主面側の冷媒の流れを良好なものにすることができるため、第1放熱体4a〜4cを効率的に冷却することができ、その結果、半導体モジュール2a〜2cを適切に冷却することができる。
また、本実施形態では、半導体モジュール2a〜2cが配置される部分の流路の広さを冷媒の流れが良好となる広さとしながら、放熱フィン42a〜42eの高さを高くすることができる。これにより、放熱フィン42a〜42eの放熱面積を大きくすることができるため、放熱フィン42a〜42eをより効率的に冷却でき、その結果、各第1放熱体4a〜4cに配置される各半導体モジュール2a〜2cをより適切に冷却することができる。さらに、放熱フィン42a〜42eの高さを高くすることで、放熱フィン42a〜42eの熱容量を大きくすることもできるため、例えば、短時間(例えば、数秒から10秒程度)に大きな電流を半導体モジュール2a〜2cに通電し、半導体モジュール2a〜2cの発熱量が一時的に急速に増大した場合においても、放熱フィン42a〜42eがより多くの熱を蓄えることができ、半導体モジュール2a〜2cの温度上昇を適切に抑制することができる。
さらに、本実施形態では、各凸部51a〜51fに、冷媒の流れ方向(X方向)に傾斜する傾斜面511,512が形成されている。この傾斜面511に沿って冷媒が流れることにより、各凸部51a〜51fに向かって流れる冷媒の流れを、第1放熱体4a〜4cの主面側まで、良好に導くことができる。
≪第2実施形態≫
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。図10は、第2実施形態に係る半導体装置1aの断面図であり、図10中においては、第1冷却器3aを構成する3つの第1放熱体4a〜4cのうち、第1放熱体4aを通る断面を示している。第2実施形態に係る半導体装置1aは、以下に説明する以外は第1実施形態の半導体装置1と同様の構成と作用を有し、その重複する説明は省略する。
第2実施形態に係る半導体装置1aは、図10に示すように、Y方向に所定の間隔で配列された複数の凸部54a〜54fを有しており、これらの凸部54a〜54fは、第1実施形態と同様に、互いに隣り合う放熱フィン42a〜42e間、および放熱フィン42a,42eと該放熱フィン42a,42eに隣り合う第2接合部52との間に挿入されるように形成されている。
さらに、凸部54a〜54fは、図10に示すように、半導体モジュール2aからの距離が近いほど、高さが低く形成されており、この点において、第1実施形態と異なる。ここで、各凸部54a〜54fの高さは、第2放熱体5aの基準面(第1放熱体4aに対向する第2放熱体5aの主面に平行な任意の面であり、図10においてはその一例を示す。)から、各凸部54a〜54fの頂部までの突出高さをいう。すなわち、図10に示すように、半導体モジュール2aからの距離が複数の凸部54a〜54fのうち最も近い凸部54c,54dの高さh1は、半導体モジュール2aからの距離が凸部54c,54dの次に近い凸部54b,54eの高さh2より低くなっており、同様に、半導体モジュール2aからの距離が凸部54c,54dの次に近い凸部54b,54eの高さh2は、半導体モジュール2aからの距離が凸部54b,54eの次に近い凸部54a,54fの高さh3より低くなっている。なお、図10は、上述したように、第1放熱体4aを通る断面図であるため、第2放熱体5aのうち第1放熱体4aと組み合わされている部分を示しているが、第2放熱体5aのうち他の第1放熱体4b,4cと組み合わされている部分においても、同様の構成となっている。
第2実施形態によれば、上述した第1実施形態の効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、半導体装置1aの第1冷却器3aにおいては、凸部54a〜54fは、各半導体モジュール2a〜2cからの距離が近いほど、高さが低く形成されているため、図10に示すように、複数の放熱フィン42a〜42eのうち各半導体モジュール2a〜2cからの距離が近い放熱フィンほど、放熱面積が大きくなる。そのため、各半導体モジュール2a〜2cからの距離が近い放熱フィンほど効率よく冷却することができ、これにより、半導体モジュール2a〜2cをより適切に冷却することができる。
さらに、第2実施形態の半導体装置1aでは、凸部54a〜54fは、半導体モジュール2a〜2cからの距離が近いほど、高さが低く形成されている一方、半導体モジュール2a〜2cからの距離が遠いほど、高さが高く形成されている。このように、半導体モジュール2a〜2cからの距離に応じて、凸部54a〜54fの高さを変えることで、冷媒流路の広さを適切に制御することができ、第1放熱体4a〜4cの主面側の冷媒の流れを良好なものにすることができる。
≪第3実施形態≫
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。図11は、第3実施形態に係る半導体装置1bを示す断面図であり、図11中においては、第1冷却器3bを構成する3つの第1放熱体4a〜4cのうち、第1放熱体4aを通る断面を示している。第3実施形態に係る半導体装置1bは、以下に説明する以外は第1実施形態の半導体装置1と同様の構成と作用を有し、その重複する説明は省略する。
第3実施形態の半導体装置1bは、図11に示すように、Y方向に所定の間隔で配列された複数の放熱フィン45a〜45eおよび複数の凸部55a〜55fを有しており、これらの凸部55a〜55fは、第1実施形態と同様に、互いに隣り合う放熱フィン45a〜45e間、および放熱フィン45a,45eと該放熱フィン45a,45eに隣り合う第2接合部52との間に挿入されるように形成されている。また、複数の凸部55a〜55fは、第2実施形態と同様に、半導体モジュール2aからの距離が近いほど、高さが低く形成されている。
一方、第3実施形態では、複数の放熱フィン45a〜45eは、図11に示すように、半導体モジュール2aからの距離が近いほど、高さが高く形成されている。ここで、放熱フィン45a〜45eの高さとは、第1放熱体4a〜4cの基準面(第2放熱体5bに対向する第1放熱体4a〜4cの主面に平行な任意の面であり、図11においてはその一例を示す。)から、放熱フィン45a〜45eの頂部までの突出高さをいう。すなわち、図11に示すように、半導体モジュール2aからの距離が複数の放熱フィン45a〜45eのうち最も近い放熱フィン45cの高さh4は、半導体モジュール2aからの距離が放熱フィン45cの次に近い放熱フィン45b,45dの高さh5より高くなっており、同様に、半導体モジュール2aからの距離が放熱フィン45cの次に近い放熱フィン45b,45dの高さh5は、半導体モジュール2aからの距離が放熱フィン45b,45dの次に近い放熱フィン45a,45eの高さh6より高くなっている。なお、図11は、上述したように、第1放熱体4aを通る断面図であるため、第2放熱体5bのうち第1放熱体4aと組み合わされている部分を示しているが、第2放熱体5bのうち他の第1放熱体4b,4cと組み合わされている部分においても、同様の構成となっている。
第3実施形態によれば、上述した第1実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。すなわち、半導体装置1bの第1冷却器3bにおいては、凸部55a〜55fが、半導体モジュール2a〜2cからの距離が近いほど、高さが低く形成されていることに加えて、放熱フィン45a〜45eが、半導体モジュール2a〜2cからの距離が近いほど、高さが高く形成されている。これにより、半導体モジュール2a〜2cからの距離が近い放熱フィン45a〜45eほど、放熱面積をより大きくすることができるため、半導体モジュール2a〜2cからの距離が近い放熱フィンをより効率的に冷却することができ、これにより、半導体モジュール2a〜2cをより適切に冷却することができる。
さらに、第3実施形態では、第2実施形態と同様に、凸部55a〜55fが、各半導体モジュール2a〜2cからの距離が近いほど、高さが低く形成されている一方、半導体モジュール2a〜2cからの距離が遠いほど、高さが高く形成されているため、冷媒流路の広さを適切な広さに制御することができ、第1放熱体4a〜4cの主面側の冷媒の流れを良好なものにすることができる。
≪第4実施形態≫
続いて、本発明の第4実施形態について説明する。図12は、第4実施形態に係る半導体装置1cを示す断面図である。第4実施形態に係る半導体装置1cは、以下に説明する以外は第1実施形態の半導体装置1と同様の構成と作用を有し、その重複する説明は省略する。
第4実施形態の半導体装置1cでは、第2放熱体5cが、図12に示すように、3つの第1放熱体4a〜4cのうち第1放熱体4cに対向する領域のみに凸部51a〜51fを有する構成となっている。ここで、上述したように、冷媒は、導入パイプ31から冷媒流路内に導入され、冷媒流路内を流れ、排出パイプ32から排出される。そのため、第1放熱体4cは、3つの第1放熱体4a〜4cのうち、冷媒の流れ方向の最も下流側に配置されており、凸部51a〜51fは、冷媒の流れ方向の最も下流側に配置されている第1放熱体4cに対向する領域のみに形成されていることとなる。
ここで、図13は、図12に示す半導体装置1cにおいて、冷媒の流れ方向に沿って配置された半導体モジュール2a〜2cの温度と半導体モジュール2a〜2c近傍の冷媒の温度との関係を説明するグラフである。図13においては、横軸に冷媒流路の冷媒導入部分からの冷媒の流れ方向の距離をとっており、その距離が大きいほど冷媒の流れ方向の下流側となる。また、図13においては、冷媒の流れ方向に沿って配置された半導体モジュール2a〜2cの温度をそれぞれT2a,T2b,T2c(図13の実線の黒丸)で表し、各半導体モジュール2a〜2c近傍の冷媒の温度をそれぞれTWa,TWb,TWc(図13の実線の白丸)で表し、第1放熱体4cに対向する領域に凸部51a〜51fを設けていない場合の半導体モジュール2cの温度をT2c’(図13の破線の白丸)で表している。
冷媒が冷媒流路を上流側から下流側へと流れる際に、冷媒が、第1放熱体4a、第1放熱体4b、第1放熱体4cの順に、各第1放熱体4a〜4cの放熱フィン42a〜42eと熱交換を行うことで、冷媒の温度(TWa,TWb,TWc)は、図13に示すように、冷媒の流れ方向の下流側になるほど上昇することとなる。
本実施形態においては、冷媒の流れ方向の下流側に配置された第1放熱体4cに対向する領域に、凸部51a〜51fが形成されている。そのため、上述したように、冷媒の流れを第1放熱体4cの主面側に良好に導くことができ、第1放熱体4cの主面側の冷媒の流れを良好なものとすることができる。これにより、冷媒の温度が上昇してしまう下流側に配置された第1放熱体4cにおいても、冷媒により第1放熱体4cを効率良く冷却することができ、第1放熱体4cに配置された半導体モジュール2cを適切に冷却することができる。その結果、冷媒の温度が上昇してしまう下流側においても、図13に示すように、半導体モジュール2cの温度T2cの上昇を有効に抑制することができる。
一方、第1放熱体4cに対向する領域に凸部51a〜51fが形成されていない場合は、上述したように、第1放熱体4cの主面側の冷媒の流れが抑制されるため、冷媒により、第1放熱体4cを効率良く冷却することができず、図13に示すように、半導体モジュール2cの温度T2c’は、冷媒の温度の上昇にともない高くなることとなる。
これに対して、本実施形態では、第1放熱体4cに対向する領域に凸部51a〜51fを形成することで、上述した第1実施形態の効果に加え、冷媒の温度が上昇してしまう下流側においても、図13に示すように、半導体モジュール2cの温度T2cの上昇を有効に抑制するという効果を奏することができる。
さらに、本実施形態では、図12に示すように、第1冷却器3を構成する3つの第1放熱体4a〜4cのうち第1放熱体4cに対向する領域のみに凸部51a〜51fを形成するものであるため、冷媒流路のうち凸部51a〜51fを形成していない第1放熱体4a,4bに対応する流路部分を比較的広くすることができる。そして、その結果として、第1冷却器3全体としての圧力損失を抑えることができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述した実施形態においては、3つの半導体モジュール2a〜2cを、2つの冷却器3,7で冷却する半導体装置1を例示したが、半導体装置1が備える半導体モジュールの数は特に限定されず、例えば、インバータ装置に用いられる半導体装置においては、6つの半導体モジュールを備える構成としてもよい。あるいは、単一の半導体モジュールを冷却器3,7で冷却する構成としてもよく、その場合には、第1冷却器3を、単一の第1放熱体と単一の第2放熱体とを組み合わせてなるものとすることができる。
また、上述した実施形態では、第1冷却器3と第2冷却器7とを半導体モジュール2a〜2cの両主面に配置し、半導体モジュール2a〜2cを両側から冷却する半導体装置1を例示したが、半導体装置1の構成はこれに限定されず、例えば、第2冷却器7を第1冷却器3と同様の構成としてもよいし、または、半導体モジュール2a〜2cの片面のみを1つの第1冷却器3で冷却する構成としてもよい。
さらに、上述した実施形態では、互いに隣り合う放熱フィン42a〜42e間および放熱フィン42a,42eと該放熱フィン42a,42eに隣り合う第2接合部52との間の全ての隙間に挿入されるように、複数の凸部51a〜51fを形成する構成を例示したが、この構成に限定されるものではなく、一部の隙間のみに挿入されるように、凸部を形成する構成としてもよい。例えば、互いに隣り合う放熱フィン42a〜42e間のみに挿入されるように、凸部51b〜51eのみを形成する構成としてもよいし、または、半導体モジュール2a〜2cの直下に位置する凸部51c,51dのみを形成する構成としてもよい。
また、上述した第4実施形態では、第2放熱体5cにおいて、冷媒の流れ方向の最も下流側に配置される第1放熱体4cに対向する領域のみに凸部51a〜51fを形成する構成を例示したが、凸部51a〜51fが形成される領域はこれに限定されず、例えば、第1放熱体4cに対向する領域に加え、第1放熱体4bに対向する領域にも、凸部51a〜51fを形成する構成としてもよい。また、第1放熱体4b、4cに対向する領域に凸部を形成する場合、第1放熱体4bおよび/または第1放熱体4cに対向する領域に形成した凸部を、第2実施形態に係る凸部54a〜54fとしてもよいし、第3実施形態に係る凸部55a〜55fとしてもよい。また、第1放熱体4b、4cに対向する領域に凸部を形成する場合、例えば、第1放熱体4bに対向する領域に形成する凸部を、第1放熱体4cに対向する領域に形成する凸部よりも、高さが低くなるように形成してもよい。
なお、上述した実施形態の半導体素子21,22は本発明の発熱素子に、放熱フィン42a〜42e,45a〜45eは本発明の第1凸部に、第1放熱体4a〜4cの接合部43は本発明の第1接合部に、凸部51a〜51f,54a〜54e,55a〜55eは本発明の第2凸部に、第2放熱体5,5a,5b,5cの接合部52は本発明の第2接合部にそれぞれ相当する。
1,1a,1b,1c…半導体装置
2a〜2c…半導体モジュール
21,22…半導体素子
23,24…はんだ層
25,26…電極
27,28…電極端子
3,3a,3b,3c…第1冷却器
4a〜4c…第1放熱体
41…放熱部
42a〜42e,45a〜45e…放熱フィン
43…接合部
44…接合面
5,5a,5b,5c…第2放熱体
51a〜51f,54a〜54e,55a〜55e…凸部
511,512…傾斜面
52…接合部
53…接合面
6…シール部材
7…第2冷却器

Claims (6)

  1. 発熱素子が配置される主面と、複数の第1凸部を備える放熱部および該放熱部を周囲する第1接合部が形成された他の主面と、を有する第1放熱体と、
    前記第1接合部の接合面に接合される接合面を有する第2接合部を有し、前記第1接合部に前記第2接合部を接合して前記第1放熱体と組み合わせることで、前記放熱部を受容して冷媒流路を形成する第2放熱体と、を備える発熱素子の冷却装置であって、
    前記第2放熱体は、少なくとも互いに隣り合う前記第1凸部間に挿入される第2凸部を有することを特徴とする発熱素子の冷却装置。
  2. 請求項1に記載の発熱素子の冷却装置であって、
    前記第2放熱体は、前記第2凸部を複数有し、
    前記複数の第2凸部のうち一部は、前記第1凸部と該第1凸部に隣り合う前記第2接合部との間に挿入されるように形成されていることを特徴とする発熱素子の冷却装置。
  3. 請求項1または2に記載の発熱素子の冷却装置であって、
    前記第2凸部は、前記発熱素子からの距離が近いほど、高さが低く形成されていることを特徴とする発熱素子の冷却装置。
  4. 請求項3に記載の発熱素子の冷却装置であって、
    前記第1凸部は、前記発熱素子からの距離が近いほど、高さが高く形成されていることを特徴とする発熱素子の冷却装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の発熱素子の冷却装置であって、
    冷媒の流れ方向に沿って配置された複数の前記第1放熱体と、前記第2放熱体とが組み合わせされてなり、
    前記第2凸部は、前記複数の第1放熱体のうち少なくとも前記冷媒の流れ方向の下流側に配置された前記第1放熱体に対向する領域に形成されていることを特徴とする発熱素子の冷却装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の発熱素子の冷却装置であって、
    前記第2凸部には、前記冷媒の流れ方向に傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴とする発熱素子の冷却装置。
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