JP2011191897A - 画像持出管理システム、携帯画像表示端末及び画像管理装置 - Google Patents

画像持出管理システム、携帯画像表示端末及び画像管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 秘匿性の高い文書などの画像データの管理を容易化することができる画像持出管理システム、携帯画像表示端末及び画像管理装置を提供する。
【解決手段】 画像管理装置と、画像管理装置に対し着脱可能に接続される複数の携帯画像表示端末とからなる。携帯画像表示端末は、画像管理装置から画像データを受信する画像受信部と、画像データを保持する画像記憶部と、画像記憶部内の画像データを表示する画像表示部と、ユーザ操作に基づいて画像データを画像記憶部から消去する画像消去部と、画像データの消去履歴を保持する消去履歴記憶部と、画像管理装置へ消去履歴を送信する履歴送信部とを備え、画像管理装置は、携帯画像表示端末へ画像データを送信する画像送信部と、携帯画像表示端末から画像データの消去履歴を受信する履歴受信部と、画像データの送信履歴及び消去履歴を保持する持出履歴記憶部とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像持出管理システム、携帯画像表示端末及び画像管理装置に係り、さらに詳しくは、画像管理装置と、画像管理装置に対し着脱可能に接続される複数の携帯画像表示端末とからなる画像持出管理システムの改良に関する。
多数の画像データを保持し、ユーザが選択した画像データを表示し、必要に応じて画像データを消去し、或いは、書き換えることができる携帯可能な画像表示端末として、電子ペーパーがある(例えば、特許文献1から3)。電気泳動方式の電子ペーパーの場合、白色及び黒色の粒子を透明な分散媒と共に収容させた多数のマイクロカプセルを基板上に配置する。そして、透明電極を介して印加される電界によって各粒子をマイクロカプセル中で移動させることにより、マイクロカプセル単位で白又は黒が表示される。
この様な電子ペーパーは、電力を消費することなく画像表示が行え、消去及び書込みによる画像の更新が繰返し可能であることから、紙媒体に変わるものとして注目されている。特に、閲覧を制限したい文書の場合、電子ペーパーに書き込んで可視化する方が、紙媒体に印刷して可視化するのに比べて、閲覧を特定のユーザに制限し、或いは、閲覧期間を制御することができるので、機密情報の漏洩防止に効果的である。
一方、電子ペーパーなどの携帯画像表示端末に画像データを書き込む画像管理装置としては、ユーザIDに基づいてログインを許可した場合にだけ、原稿を光学的に読み取り、読み取った画像データを携帯画像表示端末に書き込むことができる複合機がある。この複合機では、原稿から読み取った画像データの書き込みをログインが許可された場合のみとすることにより、読取画像の閲覧を特定のユーザに制限している。
特開2007−122377号公報 特開2003−76354号公報 特開2008−192089号公報
上述した様な画像持出管理システムにおいて、携帯画像表示端末を介して持ち出された画像データとして、どのような画像データがあり、どの端末によって持ち出されたのかを管理装置側で識別できれば、秘匿性の高い文書などの画像データを管理する上で好ましい。また、携帯画像表示端末上で画像データがユーザによって消去された場合に、どの画像データがいつ消去されたのかを識別できれば、便利である。特に、持出期限を過ぎて消去された画像データと識別できれば、ユーザが持出期限前に消去した画像データが画像管理装置上で消去されずにいつまでも保持されるのを抑制することができる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、秘匿性の高い文書などの画像データの管理を容易化することができる画像持出管理システム、携帯画像表示端末及び画像管理装置を提供することを目的とする。特に、携帯画像表示端末を介して持ち出された画像データとして、どのような画像データがあり、どの端末によって持ち出されたかを画像管理装置側で識別することができる画像持出管理システムを提供することを目的とする。また、携帯画像表示端末上で画像データがユーザによって消去された場合に、どの画像データがいつ消去されたかを画像管理装置側で識別することができる画像持出管理システム、携帯画像表示端末及び画像管理装置を提供することを目的とする。
第1の本発明による画像持出管理システムは、画像管理装置と、上記画像管理装置に対し着脱可能に接続される2以上の携帯画像表示端末とからなり、上記携帯画像表示端末が、上記画像管理装置から画像データを受信する画像受信部と、上記画像データを保持する画像記憶部と、上記画像記憶部内の画像データを表示する画像表示部と、ユーザ操作に基づいて上記画像データを上記画像記憶部から消去する画像消去部と、上記画像データの消去履歴を保持する消去履歴記憶部と、上記画像管理装置へ上記消去履歴を送信する履歴送信部とを備え、上記画像管理装置が、上記携帯画像表示端末へ画像データを送信する画像送信部と、上記携帯画像表示端末から上記画像データの消去履歴を受信する履歴受信部と、上記画像データの送信履歴及び上記消去履歴を保持する持出履歴記憶部とを備えて構成される。
この画像持出管理システムでは、携帯画像表示端末によりユーザ操作に基づいて画像データを消去した際の消去履歴が画像管理装置へ送信され、画像管理装置により画像データを携帯画像表示端末へ送信した際の送信履歴と消去履歴とが保持される。この様な構成によれば、携帯画像表示端末を介して持ち出された画像データとして、どのような画像データがあり、どの端末によって持ち出されたかを送信履歴によって画像管理装置側で識別することができる。さらに、携帯画像表示端末上で画像データがユーザによって消去された場合に、どの画像データがいつ消去されたかを消去履歴によって画像管理装置側で識別することもできる。従って、秘匿性の高い文書などの画像データの管理を容易化することができる。
第2の本発明による画像持出管理システムは、上記構成に加え、上記携帯画像表示端末が、上記画像データに関連付けて持出期限情報を保持する持出期限記憶部を備え、上記画像消去部が、上記持出期限情報に基づいて、受信後に持出期限が過ぎた上記画像データを上記画像記憶部から消去し、上記送信履歴には、上記持出期限情報が含まれるように構成される。この様な構成によれば、携帯画像表示端末上で持出期限を過ぎて消去された画像データがあるか否かを送信履歴によって画像管理装置側で識別することができる。
第3の本発明による画像持出管理システムは、上記構成に加え、上記消去履歴記憶部が、ユーザ操作に基づく上記消去履歴と、持出期限情報に基づく上記消去履歴とを識別可能に保持するように構成される。この様な構成によれば、ユーザによって消去された画像データの有無と、持出期限を過ぎて消去された画像データの有無とを消去履歴によって画像管理装置側で識別することができる。
第4の本発明による画像持出管理システムは、上記構成に加え、上記画像管理装置が、上記画像データを上記送信履歴に関連付けて保持する持出画像記憶部と、上記持出期限情報に基づいて、上記画像データを上記持出画像記憶部から消去する蓄積画像消去部とを備えて構成される。この様な構成によれば、携帯画像表示端末上では持出期限を過ぎて自動消去された画像データが画像管理装置内にいつまでも保持され続けるのを抑制することができる。
第5の本発明による画像持出管理システムは、上記構成に加え、上記画像管理装置が、上記画像データを上記送信履歴に関連付けて保持する持出画像記憶部と、上記消去履歴に基づいて、上記画像データを上記持出画像記憶部から消去する蓄積画像消去部とを備えて構成される。この様な構成によれば、携帯画像表示端末上ではユーザによって消去された画像データが画像管理装置内にいつまでも保持され続けるのを抑制することができる。
第6の本発明による画像持出管理システムは、上記構成に加え、上記携帯画像表示端末が、上記画像管理装置からユーザIDを受信するID受信部と、上記ユーザIDを保持するID記憶部とを備え、上記画像管理装置が、ユーザIDを入力するためのID入力部と、上記ID入力部により入力されたユーザID及び上記携帯画像表示端末から取得したユーザIDを比較するユーザID照合部と、上記ユーザID照合部による比較結果に基づいて、上記携帯画像表示端末に対し、画像データの消去を要求する画像消去要求部とを備えて構成される。
この画像持出管理システムでは、携帯画像表示端末においてユーザIDが保持され、画像管理装置において入力されたユーザIDと携帯画像表示端末から取得したユーザIDとが比較される。この様な構成によれば、携帯画像表示端末に対し、ユーザIDの比較結果に応じて画像データの消去を要求させることができる。
第7の本発明による画像持出管理システムは、上記構成に加え、上記携帯画像表示端末が、上記画像データに関連付けて持出期限情報を保持する持出期限記憶部を備え、上記画像消去部が、上記持出期限情報に基づいて、受信後に持出期限が過ぎた上記画像データを上記画像記憶部から消去し、上記画像消去要求部が、上記ID入力部により入力されたユーザIDと上記携帯画像表示端末から取得したユーザIDとが一致していなかった場合に、上記携帯画像表示端末に対し、画像データの消去を要求するように構成される。この様な構成によれば、ユーザIDを入力したユーザが携帯画像表示端末に画像データを書き込んだ際のユーザと異なる場合に、携帯画像表示端末上で消去されずに残っている画像データを強制的に消去させることができる。
第8の本発明による画像持出管理システムは、上記構成に加え、上記画像管理装置が、上記ユーザID照合部による比較結果において上記ID入力部により入力されたユーザIDと上記携帯画像表示端末から取得したユーザIDとが一致していた場合に、画像データを消去するか否かを照会するためのダイアログ画面を表示するダイアログ表示部を備えて構成される。この様な構成によれば、ユーザIDを入力したユーザが携帯画像表示端末に画像データを書き込んだ際のユーザと同じであっても、携帯画像表示端末上で消去されずに残っている画像データを必要に応じて消去させることができる。
第9の本発明による画像持出管理システムは、上記構成に加え、上記携帯画像表示端末が、電力供給を行う着脱可能な主電源と、上記主電源による電力供給が遮断された場合に、上記主電源に代わって電力供給を行う補助電源と、上記主電源による電力供給の遮断を検出する検出部とを備え、上記画像消去部が、上記検出部による検出結果に基づいて、全ての画像データを上記画像記憶部から消去するように構成される。この様な構成によれば、主電源による電力供給が遮断された場合に、画像データが携帯画像表示端末上で保持され続けるのを抑制することができる。
第10の本発明による携帯画像表示端末は、画像管理装置に対し着脱可能に接続される携帯画像表示端末であって、上記画像管理装置から画像データを受信する画像受信部と、上記画像データを保持する画像記憶部と、上記画像記憶部内の画像データを表示する画像表示部と、ユーザ操作に基づいて上記画像データを上記画像記憶部から消去する画像消去部と、上記画像データの消去履歴を保持する消去履歴記憶部と、上記画像管理装置へ上記消去履歴を送信する履歴送信部とを備えて構成される。
第11の本発明による画像管理装置は、画像データを保持するとともに、ユーザ操作に基づく上記画像データの消去履歴を保持する携帯画像表示端末が着脱可能に接続される画像管理装置であって、上記携帯画像表示端末へ画像データを送信する画像送信部と、上記携帯画像表示端末から上記画像データの消去履歴を受信する履歴受信部と、上記画像データの送信履歴及び上記消去履歴を保持する持出履歴記憶部とを備えて構成される。
本発明による画像持出管理システム、携帯画像表示端末及び画像管理装置によれば、携帯画像表示端末を介して持ち出された画像データとして、どのような画像データがあり、どの端末によって持ち出されたかを送信履歴によって画像管理装置側で識別することができる。さらに、携帯画像表示端末上で画像データがユーザによって消去された場合に、どの画像データがいつ消去されたかを消去履歴によって画像管理装置側で識別することもできる。従って、秘匿性の高い文書などの画像データの管理を容易化することができる。
本発明の実施の形態1による画像持出管理システム100の一構成例を示した斜視図である。 図1の画像持出管理システム100の概略構成の一例を示したブロック図である。 図1の画像持出管理システム100における電子ペーパー10の一構成例を示したブロック図である。 図3の電子ペーパー10の動作の一例を模式的に示した説明図であり、画像データを一定期間表示する表示部11が示されている。 図3の電子ペーパー10の動作の一例を示した図であり、画像データ1の消去履歴が示されている。 図1の画像持出管理システム100における複合機30の一構成例を示したブロック図である。 図6の複合機30の動作の一例を示した図であり、画像データ1の消去履歴が示されている。 図6の複合機30の動作の一例を示した図であり、画像データ1の送信履歴が示されている。 図6の複合機30の動作の一例を示した図であり、表示部31に表示される持出履歴の確認画面60が示されている。 本発明の実施の形態2による画像持出管理システム100における複合機30の一構成例を示したブロック図である。 図10の複合機30の動作の一例を示した図であり、ログイン時に表示部31に表示されるダイアログ画面80が示されている。 図10の複合機30のログイン時の動作の一例を示したフローチャートである。 図10の複合機30のログイン時の動作の一例を示したフローチャートである。 図3の電子ペーパー10の動作の一例を示したフローチャートである。 図10の複合機30の端末接続時の動作の一例を示したフローチャートである。
実施の形態1.
<画像持出管理システム>
図1は、本発明の実施の形態1による画像持出管理システム100の一構成例を示した斜視図であり、電子ペーパー10、通信ケーブル20及び複合機30からなるシステムが示されている。電子ペーパー10は、通信ケーブル20を介して複合機30に着脱可能に接続される携帯可能な画像表示端末であり、矩形形状の薄型筐体の一方の主面には、表示部11、電源SW(スイッチ)12及び操作部13が設けられている。
複合機(Multifunction Peripheral:MFP)30は、スキャナ機能、プリンタ機能、FAX(ファクシミリ)送受信機能などの機能を備えた画像管理装置であり、これらの機能を選択的に実行させることができる。複合機30の筐体上面には、動作状態などを表示する表示部31と、スタートキー、テンキーなどの操作キーからなる操作部32が設けられている。
通信ケーブル20は、電子ペーパー10又は複合機30に対し、一端に設けられた接続部を介して着脱可能に装着される伝送線である。通信ケーブル20としては、シリアルデータ通信の規格を満たす通信ケーブル、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブルが用いられ、通信ケーブル20を介して複合機30が電子ペーパー10に電力を供給することができる。
<システム概要>
図2は、図1の画像持出管理システム100の概略構成の一例を示したブロック図であり、複合機30において読み取られた画像データが電子ペーパー10に書き込まれ、ユーザ操作に基づく画像データの消去履歴が複合機30に転送される様子が示されている。複合機30は、原稿を光学的に読み取る読取部33と、読取部33によって原稿から読み取られた画像データを保持する読取画像記憶部34と、持出履歴を保持する持出履歴記憶部35とを含む。
電子ペーパー10は、表示部11、操作部13、画像記憶部14、表示制御部15、消去部16及び消去履歴記憶部17を含む。画像記憶部14は、複合機30から転送された画像データを保持するためのメモリである。表示制御部14は、画像記憶部14内の画像データに基づいて表示部11を制御し、画像表示を行う。表示部11による画像の表示方式としては、電気泳動方式、電子粉流体方式又は液晶方式のいずれかが用いられる。
電子粉流体方式の電子ペーパー10の場合、浮遊状態に近い高流動性を有する電子粉流体を、例えば、ガラス板に透明電極を接合させた2つの基板間に封入し、透明電極を介して印加される電界によって電子粉流体を駆動することにより、画像表示が行われる。
消去部16は、操作部13からの入力信号に基づいて、画像記憶部14から画像データを消去する。消去履歴記憶部17は、画像データの消去履歴を保持するためのメモリである。複合機30の持出履歴記憶部35には、電子ペーパー10から転送された消去履歴と、画像データを電子ペーパー10に送信した際の送信履歴とが、画像データの持出履歴として保持される。
この画像持出管理システム100では、電子ペーパー10を介して持ち出された画像データとして、どのような画像データがあり、どの端末によって持ち出されたかを送信履歴によって複合機30側で識別することができる。さらに、電子ペーパー10上で画像データがユーザによって消去された場合に、どの画像データがいつ消去されたかを消去履歴によって複合機30側で識別することもできる。
<電子ペーパー>
図3は、図1の画像持出管理システム100における電子ペーパー10の一構成例を示したブロック図である。この電子ペーパー10は、表示部11、電源SW12、操作部13、画像記憶部14、表示制御部15、消去部16及び消去履歴記憶部17の他に、持出期限記憶部18、受信部41、ID記憶部42、RTC43、送信部44、照合部45、電源管理部46、主電源47、補助電源48及び検出部49を備えて構成される。
受信部41は、通信ケーブル20を介して複合機30から画像データを受信し、画像記憶部14に書き込む。この受信部41は、画像データを識別するための画像IDと、画像データの持出期限を規定するための持出期限情報とを受信し、画像記憶部14又は持出期限記憶部18内に書き込む。画像ID及び持出期限情報は、画像データごとに受信される。また、受信部41は、複合機30側でログインが許可され、ログインユーザIDとして転送されるユーザID及びパスワードを受信し、ID記憶部42内に書き込む。
画像記憶部14には、複合機30から転送された複数の画像データ1が保持され、また、画像ID2が画像データ1に関連付けて保持される。持出期限記憶部18には、複合機30から転送された持出期限情報3が画像ID2に関連付けて保持される。画像データ1及び持出期限情報3は、画像ID2を介して互いに関連付けられている。ID記憶部42には、複合機30から転送されたログインユーザID4及びパスワード5と、電子ペーパー10を識別するための端末ID6とが保持される。
RTC(Real Time Clock:リアルタイムクロック)43は、画像データ1の閲覧時間及び持出期限を監視するための計時手段であり、計時結果を表示制御部15及び消去部16へ出力する。照合部45は、操作部13において入力されたパスワードをID記憶部42内のパスワード5と比較し、その比較結果を表示制御部15へ出力する。
表示制御部15は、画像記憶部14内の画像データ1を表示部11に一定期間表示し、最後に操作されてから一定時間が経過すれば、ロック状態に移行する。このロック状態は、画像データの非表示状態であり、パスワードの入力によるユーザ認証によって解除される。具体的には、操作部13を介して入力されたパスワードが、ID記憶部42内に保持されているパスワード5と一致すれば、ロック状態は解除され、一致しなければ、解除されず、ロック状態が維持される。
消去部16は、ユーザ操作に基づいて、画像データ1を画像記憶部14から消去する。具体的には、操作部13からの入力信号に基づいて、画像データ1と、関連する画像ID2及び持出期限情報3とが消去される。この消去部16では、持出期限記憶部18内の持出期限情報3に基づいて、受信後に持出期限が過ぎた画像データ1を画像記憶部14から消去する自動消去動作も行われる。
消去履歴記憶部17には、画像データ1の消去履歴が保持される。この消去履歴記憶部17には、ユーザ操作に基づく消去履歴と、持出期限情報3に基づく消去履歴とが識別可能に保持される。消去履歴記憶部17内の消去履歴は、画像データ1が画像記憶部14から消去された際に、消去部16によって更新される。
送信部44は、通信ケーブル20を介して複合機30へ消去履歴記憶部17内の消去履歴を送信する。画像記憶部14、消去履歴記憶部17、持出期限記憶部18及びID記憶部42は、いずれも不揮発性の半導体記憶素子からなる。
電源管理部46は、主電源47及び補助電源48による電力供給を管理する。主電源47は、着脱可能に装着され、電力供給を行うための二次電池である。補助電源48は、主電源47による電力供給が遮断された場合に、主電源47に代わって電力供給を行うための電力保持デバイスであり、例えば、電気ニ重層コンデンサが用いられる。電気ニ重層コンデンサは、例えば、正極及び負極として活性炭を用い、これらの電極間に充填された電解液と接触する電極表面に形成されるイオン吸着層(電気ニ重層)へのイオンの吸着及び離脱を利用して充放電が行われる。
電源管理部46は、通信ケーブル20の接続時に、通信ケーブル20を介して供給される電力によって主電源47及び補助電源48を充電する。電源SW12の操作による電源オン時には、少なくとも受信部41、送信部44、表示制御部15及び消去部16に対し、主電源47から電力を供給し、電源オフ時には、これらの電力供給を遮断する。また、RTC43に対しては、電源オン又はオフに関わらず、主電源47から電力が供給される。
検出部49は、主電源47による電力供給の遮断を検出し、その検出結果を消去部16へ出力する。具体的には、主電源47が取り外され、或いは、主電源47の電池残量が所定の閾値を下回ったことが、電圧レベル又は電流レベルに基づいて検知された場合に、主電源47による電力供給が遮断されたと判断する。このとき、消去部16に対して補助電源48から電力が供給される。
消去部16は、検出部49による検出結果に基づいて、全ての画像データ1と、関連する画像ID2及び持出期限情報3とを画像記憶部14及び持出期限記憶部18から消去するとともに、ログインユーザID4及びパスワード5をID記憶部42から消去する。つまり、主電源47による電力供給の遮断時には、複合機30から転送されたデータが全て消去されるので、画像データ1、ログインユーザIDなどが電子ペーパー10上で保持され続けるのを防止することができる。
<閲覧の制限>
図4は、図3の電子ペーパー10の動作の一例を模式的に示した説明図であり、画像データを一定期間表示する表示部11が示されている。表示部11には、画像記憶部14内の画像データ1が一定期間表示される。すなわち、画像データ1を消去し、或いは、表示画像を変更するための操作などが最後に行われてから一定時間が経過すれば、ロック状態に移行し、画像データ1の非表示状態となる。
ロック状態は、所定のパスワードを入力することによるユーザ認証によって解除される。すなわち、ロック状態は、入力されたパスワードが、ID記憶部42内に保持されているパスワード5と一致すれば、解除され、画像表示が再開される。一方、パスワードが承認されなければ、ロック状態は解除されない。この様に画像データ1の閲覧期間を制御し、ロック状態の解除を特定のユーザに制限することにより、画像データ1の漏洩を効果的に防止している。
<消去履歴>
図5は、図3の電子ペーパー10の動作の一例を示した図であり、画像データ1の消去履歴が示されている。この消去履歴は、画像記憶部14から画像データ1を消去した際に、消去履歴記憶部17に書き込まれる消去情報である。
具体的には、画像ID、書込み日時、消去日時及び消去原因が画像データ1ごとに消去履歴として記録されている。書込み日時は、消去対象の画像データ1が電子ペーパー10に書き込まれた際の時刻情報である。一方、消去日時は、消去対象の画像データ1が電子ペーパー10から実際に消去された際の時刻情報である。消去原因は、画像データ1が、ユーザ操作に基づいて消去されたのか、或いは、持出期限を過ぎて自動消去されたのかを識別するための識別情報である。
この例では、画像ID「010」の画像データが、2010/01/08の12:00に書き込まれ、2010/01/08の18:00に期限到達によって自動消去されている。また、画像ID「011」の画像データが、2010/01/09の09:00に書き込まれ、2010/01/09の12:05にユーザ操作によって消去されている。さらに、画像ID「012」の画像データが、2010/01/09の15:00に書き込まれ、2010/01/09の17:55にユーザ操作によって消去されている。
<複合機>
図6は、図1の画像持出管理システム100における複合機30の一構成例を示したブロック図である。この複合機30は、表示部31、操作部32、読取部33、読取画像記憶部34及び持出履歴記憶部35の他に、受信部50、送信部51、消去部55、登録ID記憶部56、認証部57及び表示制御部58を備えて構成される。
持出履歴記憶部35は、持出画像記憶部52、送信履歴記憶部53及び消去履歴記憶部54からなる。送信部51は、通信ケーブル20を介して電子ペーパー10へ読取画像記憶部34内の画像データ1を送信する。送信履歴記憶部53には、送信部51から送信された画像ID2、持出期限情報3、ログインユーザID4及びパスワード5と、端末ID6などが送信履歴として保持される。
送信履歴記憶部53内において、ログインユーザID4、パスワード5及び端末ID6は、画像ID2に関連付けて保持され、また、持出期限情報3は、画像ID2に関連付けて保持されている。この様な送信履歴は、画像データ1が電子ペーパー10へ送信された際に、送信部51によって更新される。
持出画像記憶部52には、送信部51から送信された複数の画像データ1が保持される。この持出画像記憶部52には、画像データ1に関連付けて画像ID2が保持され、各画像データ1は、画像ID2を介して送信履歴記憶部53内の送信履歴に関連付けられている。
持出期限情報3は、例えば、原稿内の所定の位置に印刷された文字列、バーコード又は2次元コードを読み取ることにより、原稿から自動的に抽出される。或いは、原稿内に埋め込まれたRF−IDと通信することにより、自動抽出される。この様な持出期限情報3の自動抽出に失敗した場合には、操作部32を介して入力された持出期限が適用され、或いは、予め定められた持出期限がデフォルトの設定として適用される。
受信部50は、通信ケーブル20を介して電子ペーパー10から画像データ1の消去履歴を受信し、消去履歴記憶部54に書き込む。消去部55は、送信履歴記憶部53内の持出期限情報3に基づいて、画像データ1を持出画像記憶部52から消去する蓄積画像消去手段である。持出期限情報3に基づく画像データ1の消去により、電子ペーパー10上では持出期限を過ぎて自動消去された画像データ1が複合機30内にいつまでも保持され続けるのを防止することができる。
消去部55では、消去履歴記憶部54内の消去履歴に基づいて、画像データ1を持出画像記憶部52から消去する動作も行われる。消去履歴に基づく画像データ1の消去により、電子ペーパー10上ではユーザによって消去された画像データ1が複合機30内にいつまでも保持され続けるのを防止することができる。消去履歴記憶部54内の消去履歴は、画像データ1が持出画像記憶部52から消去された際に、消去部55によって更新される。
表示制御部58は、表示部31を制御し、必要に応じて、消去履歴、送信履歴又は画像データ1を表示する。認証部57は、操作部32において入力されたユーザIDに基づいて、ログインを許可する。例えば、操作部32を介して入力されたユーザID及びパスワードを登録ID記憶部56内に予め保持されている登録ID及び登録ワードと照合し、その照合結果に基づいてログインを許可する。
読取部33は、認証部57によりログインが許可された場合に、原稿の読み取りを行う。従って、送信部51では、認証部57によりログインが許可された場合に、電子ペーパー10へ画像データ1が送信される。このとき、ログインが許可されたユーザIDがログインユーザIDとして、画像データ1と共に送信され、送信履歴記憶部53には、ログインユーザID4が送信履歴として保持される。
<消去履歴>
図7は、図6の複合機30の動作の一例を示した図であり、画像データ1の消去履歴が示されている。この消去履歴は、電子ペーパー10から転送された消去履歴に基づいて作成され、消去履歴記憶部54に書き込まれる消去情報である。具体的には、端末ID、書込みユーザ、画像ID、書込み日時、消去日時、消去原因及び消去ユーザが画像データ1ごとに消去履歴として記録されている。
書込みユーザは、消去対象の画像データ1が電子ペーパー10に書き込まれた際のログインユーザを示す識別情報である。一方、消去ユーザは、消去対象の画像データ1が電子ペーパー10から実際に消去された際のログインユーザを示す識別情報である。
この例では、端末ID「01」に対し、書込みユーザ「#1」が、画像ID「010」の画像データを、2010/01/08の12:00に電子ペーパー10に書き込み、2010/01/08の18:00に期限到達によって電子ペーパー10から自動消去されている。また、画像ID「011」の画像データが、2010/01/09の09:00に書き込まれ、2010/01/09の12:05に消去ユーザ「#1」によるユーザ操作によって消去されている。さらに、画像ID「012」の画像データが、2010/01/09の15:00に書き込まれ、2010/01/09の17:55に消去ユーザ「#2」によるユーザ操作によって消去されている。
そして、書込みユーザ「#2」が、画像ID「013」の画像データを、2010/01/09の18:00に書き込み、2010/01/09の19:00に期限到達によって自動消去されている。また、端末ID「02」に対し、書込みユーザ「#1」が、画像ID「020」の画像データを、2010/01/10の09:00に書き込み、2010/01/10の10:00に期限到達によって自動消去されている。
<送信履歴>
図8は、図6の複合機30の動作の一例を示した図であり、画像データ1の送信履歴が示されている。この送信履歴は、送信部51が電子ペーパー10へ画像データ1を送信した際に作成され、送信履歴記憶部53に書き込まれる送信情報である。具体的には、端末ID、ログインユーザ、画像ID、書込み日時及び持出期限が画像データ1ごとに送信履歴として記録されている。
この例では、端末ID「01」に対し、ログインユーザ「#1」が、画像ID「110」の画像データを、2010/01/10の12:00に電子ペーパー10に書き込み、持出期限は、2010/01/10の18:00となっている。また、画像ID「111」の画像データが、2010/01/10の12:00に書き込まれ、持出期限は、2010/01/11の12:00となっている。さらに、画像ID「112」の画像データが、2010/01/11の12:00に書き込まれ、持出期限は、2010/01/17の12:00となっている。
そして、ログインユーザ「#2」が、画像ID「120」の画像データを、2010/01/17の18:00に書き込み、持出期限は、2010/01/17の21:00となっている。
<持出履歴の確認画面>
図9は、図6の複合機30の動作の一例を示した図であり、表示部31に表示される持出履歴の確認画面60が示されている。この確認画面60は、画像データ1の持出履歴を確認するためのユーザ操作に基づいて表示される。
確認画面60には、持出履歴として、端末ID、ログインユーザ、画像ID、書込み日時、持出期限及びアイコン61が画像データ1ごとに表示されている。アイコン61を操作すれば、対応する画像データ1を表示部31上に表示させることができる。その際、画像データ1は、例えば、サムネイル化して表示される。
本実施の形態によれば、電子ペーパー10を介して持ち出された画像データとして、どのような画像データがあり、どの端末によって持ち出されたかを送信履歴によって複合機30側で識別することができる。さらに、電子ペーパー10上で画像データがユーザによって消去された場合に、どの画像データがいつ消去されたかを消去履歴によって複合機30側で識別することもできる。従って、秘匿性の高い文書などの画像データの管理を容易化することができる。
また、電子ペーパー10への画像データ1の書き込みが、ユーザIDに基づいてログインを許可した場合に制限されるので、画像データ1の閲覧を特定のユーザに制限することができる。さらに、送信履歴としてログインが許可されたユーザIDが保持されるので、電子ペーパー10を介して誰が画像データを持ち出したかをログインユーザID4によって複合機30側で識別することもできる。
実施の形態2.
実施の形態1では、ログインを許可した場合に、原稿から画像を読み取り、電子ペーパー10へ画像データ1を送信する複合機30の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、ログインを許可したユーザIDと電子ペーパー10から取得したユーザIDとを照合し、その照合結果に基づいて、電子ペーパー10に対し、画像データ1の消去を要求する場合について説明する。
図10は、本発明の実施の形態2による画像持出管理システム100における複合機30の一構成例を示したブロック図である。この複合機30は、図6の複合機30と比較すれば、ユーザID照合部71及び画像消去要求部72を備えている点で異なる。
ユーザID照合部71は、電子ペーパー10から取得したログインユーザID4と、認証部57によりログインが許可されたユーザIDとを比較し、その比較結果を画像消去要求部72へ出力する。画像消去要求部72は、ユーザID照合部71による比較結果に基づいて、電子ペーパー10に対し、画像データ1の消去を要求する。
具体的には、今回ログインが許可されたユーザIDと電子ペーパー10から取得したログインユーザID4とが一致していなかった場合、電子ペーパー10に対し、持出期限前の画像データ1を含む全ての画像データ1、画像ID2、持出期限情報3、ログインユーザID4及びパスワード5の消去を要求する。
一方、今回ログインが許可されたユーザIDと電子ペーパー10から取得したログインユーザID4とが一致していた場合には、ユーザ操作に基づいて画像データ1の消去が要求される。このとき、表示制御部58は、画像データ1を消去するか否かを照会するためのダイアログ画面を表示部31上に表示する。そして、ユーザが画像データ1の消去を指示すれば、電子ペーパー10に対して画像データ1の消去が要求される。
<ダイアログ画面>
図11は、図10の複合機30の動作の一例を示した図であり、ログイン時に表示部31に表示されるダイアログ画面80が示されている。このダイアログ画面80は、持出期限前の画像データ1を電子ペーパー10から消去するか否かをユーザに確認するための入力画面であり、ログインを許可したユーザIDが電子ペーパー10から取得したログインユーザID4と一致している場合に表示される。
ダイアログ画面80には、アイコン81,82が表示され、アイコン81が操作されれば、画像データ1の消去要求が電子ペーパー10へ送信される。一方、アイコン82が操作された場合には、消去要求は送信されず、ログイン許可時の画面に復帰する。
図12及び図13のステップS101〜S119は、図10の複合機30のログイン時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、認証部57は、操作部32を介してユーザID及びパスワードが入力されれば、予め登録されている登録ID及び登録ワードと照合し、その照合結果に基づいてログインを許可する(ステップS101)。
このとき、ログインが許可されれば、持出期限前の画像データ1が電子ペーパー10上にあるか否かがチェックされ(ステップS102)、ログインが許可されなければ、この処理を終了する。
読取部33は、持出期限前の画像データ1がなければ、直ちに原稿の読み取りを開始する(ステップS108)。一方、持出期限前の画像データ1が存在する場合には、ユーザID照合部71により電子ペーパー10からログインユーザID4が取得され、今回ログインが許可されたユーザIDと比較される(ステップS103)。
このとき、表示制御部58は、ユーザIDが一致すれば、持出期限前の画像データ1を消去するか否かを照会するためのダイアログ画面を表示部31上に表示する(ステップS104)。そして、ユーザが持出期限前の画像データ1の消去を選択すれば、電子ペーパー10に対して画像データ1の消去要求が送信される(ステップS105,S106)。ユーザが持出期限前の画像データ1の消去を選択しなければ、直ちに原稿の読み取りが開始される(ステップS105,S108)。
一方、表示制御部58は、ユーザIDが一致しなかった場合、電子ペーパー10上の全画像データ1、画像ID2、持出期限情報3、ログインユーザID4及びパスワード5を消去しても良いか否かを確認するための確認画面を表示部31上に表示する(ステップS109)。そして、ユーザが全データの消去に同意すれば、電子ペーパー10に対して全データの消去要求が送信される(ステップS110,S111)。ユーザが全データの消去に同意しなければ、ログアウトしてこの処理を終了する(ステップS110,S112)。
ステップS106及びS111において消去要求が送信された後、消去履歴記憶部54内の消去履歴が更新され、原稿の読み取りが開始される(ステップS107,S108)。このとき、消去履歴として、今回のログインユーザIDが消去ユーザとして書き込まれる。
次に、送信部51は、原稿から持出期限情報3の抽出に成功すれば、画像データ1、画像ID2、持出期限情報3、ログインユーザID4及びパスワード5を電子ペーパー10へ送信する(ステップS113,S114)。一方、持出期限情報3の抽出に失敗した場合には、期限情報の入力画面が表示部31上に表示される(ステップS113,S117)。
このとき、ユーザにより期限情報が入力されれば、入力データに基づいて持出期限が設定され、ユーザによる期限情報の入力がなければ、デフォルトの設定が適用される(ステップS118,S119)。そして、画像データ1、画像ID2、持出期限情報3、ログインユーザID4及びパスワード5が電子ペーパー10へ送信される(ステップSS114)。
ステップS108,S113,S114,S117〜S119の処理手順は、原稿の読み取りが終了するまで繰り返され、読み取りが終了すれば、ログアウトしてこの処理を終了する(ステップS115,S116)。
図14のステップS201〜S211は、図3の電子ペーパー10の動作の一例を示したフローチャートである。まず、消去部16は、主電源47が遮断されれば、補助電源48を用いて、全画像データ1、画像ID2、持出期限情報3、ログインユーザID4及びパスワード5を画像記憶部14、持出期限記憶部18及びID記憶部42から消去し、この処理を終了する(ステップS201,S211)。
次に、消去部16は、持出期限記憶部18内の持出期限情報3を参照し(ステップS201,S202)、持出期限に達した画像データ1があれば、画像記憶部14から当該画像データ1と、対応する画像ID2及び持出期限情報3を消去する(ステップS203,S209)。
次に、表示制御部15は、画像記憶部14内の画像データ1を表示部11に表示し、前回の操作から一定時間が経過すれば、ロック状態に移行する(ステップS203〜S205)。照合部45は、ロック時に、操作部13を介してパスワードが入力されれば、ID記憶部42内のパスワード5と比較し、その比較結果を表示制御部15へ出力する(ステップS206)。このとき、表示制御部15は、操作部13を介して入力されたパスワードがID記憶部42内のパスワード5と一致すれば、ロック状態を解除し、画像表示を再開する(ステップS207)。
次に、消去部16は、ユーザ操作に基づいて画像データ1の消去が要求され、或いは、複合機30から画像データ1の消去要求を受信した場合に、対応する画像データ1、画像ID2及び持出期限情報3を消去する(ステップS208,S209)。ステップS201からステップS209までの処理手順は、持出期限前の画像データ1がなくなるまで繰り返され、持出期限前の画像データ1がなくなればこの処理を終了する(ステップS210)。
図15のステップS121〜S125は、図10の複合機30の端末接続時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、受信部50は、電子ペーパー10が接続されれば、当該電子ペーパー10上にログインユーザID4が保持されているか否かをチェックし、ログインユーザID4が保持されていれば、電子ペーパー10から画像データ1の消去履歴を取得する(ステップS121,S122)。そして、消去部55は、持出期限前に消去された画像データ1があれば、対応する画像データ1を持出画像記憶部52から消去し、消去履歴記憶部54内の消去履歴を更新する(ステップS123〜S125)。
一方、消去部55は、電子ペーパー10上にログインユーザID4が保持されていなかった場合、電子ペーパー10の持ち出し中に主電源47による電力供給が遮断されたと判断し、対応する画像データ1を持出画像記憶部52から消去し、消去履歴記憶部54内の消去履歴を更新する(ステップS121,S124,S125)。
本実施の形態では、電子ペーパー10によりログインユーザID4が保持され、ログインを許可したユーザIDと電子ペーパー10から取得したログインユーザID4とが比較される。この様な構成により、電子ペーパー10に対し、ユーザIDの比較結果に応じて画像データ1の消去を要求させることができる。
特に、今回のログインユーザが電子ペーパー10上に残っている画像データ1を書き込んだユーザと異なる場合に、電子ペーパー10上で消去されずに残っている画像データ1を強制的に消去させることができる。また、今回のログインユーザが電子ペーパー10上に残っている画像データ1を書き込んだユーザと同じであっても、電子ペーパー10上で消去されずに残っている画像データ1を必要に応じて消去させることができる。
なお、実施の形態1及び2では、原稿から読み取った画像データ1が電子ペーパー10に書き込まれる場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。電子ペーパー10に書き込む画像データ1としては、例えば、パーソナルコンピュータから転送され、或いは、ネットワーク上の文書サーバーからダウンロードした画像データであっても良い。
10 電子ペーパー
11 表示部
12 電源SW
13 操作部
14 画像記憶部
15 表示制御部
16 消去部
17 消去履歴記憶部
18 持出期限記憶部
20 通信ケーブル
30 複合機
31 表示部
32 操作部
33 読取部
34 読取画像記憶部
35 持出履歴記憶部
41 受信部
42 ID記憶部
43 RTC
44 送信部
45 照合部
46 電源管理部
47 主電源
48 補助電源
49 検出部
50 受信部
51 送信部
52 持出画像記憶部
53 送信履歴記憶部
54 消去履歴記憶部
55 消去部
56 登録ID記憶部
57 認証部
58 表示制御部
71 ユーザID照合部
72 画像消去要求部
80 ダイアログ画面
100 画像持出管理システム

Claims (11)

  1. 画像管理装置と、上記画像管理装置に対し着脱可能に接続される2以上の携帯画像表示端末とからなる画像持出管理システムにおいて、
    上記携帯画像表示端末は、上記画像管理装置から画像データを受信する画像受信部と、
    上記画像データを保持する画像記憶部と、
    上記画像記憶部内の画像データを表示する画像表示部と、
    ユーザ操作に基づいて上記画像データを上記画像記憶部から消去する画像消去部と、
    上記画像データの消去履歴を保持する消去履歴記憶部と、
    上記画像管理装置へ上記消去履歴を送信する履歴送信部とを備え、
    上記画像管理装置は、上記携帯画像表示端末へ画像データを送信する画像送信部と、
    上記携帯画像表示端末から上記画像データの消去履歴を受信する履歴受信部と、
    上記画像データの送信履歴及び上記消去履歴を保持する持出履歴記憶部とを備えたことを特徴とする画像持出管理システム。
  2. 上記携帯画像表示端末は、上記画像データに関連付けて持出期限情報を保持する持出期限記憶部を備え、
    上記画像消去部は、上記持出期限情報に基づいて、受信後に持出期限が過ぎた上記画像データを上記画像記憶部から消去し、
    上記送信履歴には、上記持出期限情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像持出管理システム。
  3. 上記消去履歴記憶部は、ユーザ操作に基づく上記消去履歴と、持出期限情報に基づく上記消去履歴とを識別可能に保持することを特徴とする請求項2に記載の画像持出管理システム。
  4. 上記画像管理装置は、上記画像データを上記送信履歴に関連付けて保持する持出画像記憶部と、
    上記持出期限情報に基づいて、上記画像データを上記持出画像記憶部から消去する蓄積画像消去部とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像持出管理システム。
  5. 上記画像管理装置は、上記画像データを上記送信履歴に関連付けて保持する持出画像記憶部と、
    上記消去履歴に基づいて、上記画像データを上記持出画像記憶部から消去する蓄積画像消去部とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像持出管理システム。
  6. 上記携帯画像表示端末は、上記画像管理装置からユーザIDを受信するID受信部と、
    上記ユーザIDを保持するID記憶部とを備え、
    上記画像管理装置は、ユーザIDを入力するためのID入力部と、
    上記ID入力部により入力されたユーザID及び上記携帯画像表示端末から取得したユーザIDを比較するユーザID照合部と、
    上記ユーザID照合部による比較結果に基づいて、上記携帯画像表示端末に対し、画像データの消去を要求する画像消去要求部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像持出管理システム。
  7. 上記携帯画像表示端末は、上記画像データに関連付けて持出期限情報を保持する持出期限記憶部を備え、
    上記画像消去部は、上記持出期限情報に基づいて、受信後に持出期限が過ぎた上記画像データを上記画像記憶部から消去し、
    上記画像消去要求部は、上記ID入力部により入力されたユーザIDと上記携帯画像表示端末から取得したユーザIDとが一致していなかった場合に、上記携帯画像表示端末に対し、画像データの消去を要求することを特徴とする請求項6に記載の画像持出管理システム。
  8. 上記画像管理装置は、上記ユーザID照合部による比較結果において上記ID入力部により入力されたユーザIDと上記携帯画像表示端末から取得したユーザIDとが一致していた場合に、画像データを消去するか否かを照会するためのダイアログ画面を表示するダイアログ表示部を備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像持出管理システム。
  9. 上記携帯画像表示端末は、電力供給を行う着脱可能な主電源と、
    上記主電源による電力供給が遮断された場合に、上記主電源に代わって電力供給を行う補助電源と、
    上記主電源による電力供給の遮断を検出する検出部とを備え、
    上記画像消去部が、上記検出部による検出結果に基づいて、全ての画像データを上記画像記憶部から消去することを特徴とする請求項1に記載の画像持出管理システム。
  10. 画像管理装置に対し着脱可能に接続される携帯画像表示端末において、
    上記画像管理装置から画像データを受信する画像受信部と、
    上記画像データを保持する画像記憶部と、
    上記画像記憶部内の画像データを表示する画像表示部と、
    ユーザ操作に基づいて上記画像データを上記画像記憶部から消去する画像消去部と、
    上記画像データの消去履歴を保持する消去履歴記憶部と、
    上記画像管理装置へ上記消去履歴を送信する履歴送信部とを備えたことを特徴とする携帯画像表示端末。
  11. 画像データを保持するとともに、ユーザ操作に基づく上記画像データの消去履歴を保持する携帯画像表示端末が着脱可能に接続される画像管理装置において、
    上記携帯画像表示端末へ画像データを送信する画像送信部と、
    上記携帯画像表示端末から上記画像データの消去履歴を受信する履歴受信部と、
    上記画像データの送信履歴及び上記消去履歴を保持する持出履歴記憶部とを備えたことを特徴とする画像管理装置。
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