JP2011188475A - 信号系列割当装置及び信号系列割当方法 - Google Patents

信号系列割当装置及び信号系列割当方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 信号系列を効率的、かつ適切に割り当てる。
【解決手段】 信号系列割当装置1は、通信エリア内のエリアのうち、信号系列を割り当てるエリアのエリア半径を算出するセル半径算出部2と、エリア半径に基づいて通信エリアに割り当てる信号系列を構成する信号数を算出する信号数算出部5と、信号数に基づいて通信エリアに信号系列を割り当てる信号系列割当部7と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動機が接続開始時等に基地局へ送出するランダムアクセス制御信号の信号系列を割り当てる信号系列割当装置及び信号系列割当方法に関する。
移動体通信において、移動機は接続開始時等に基地局へランダムアクセス制御信号を送出する。LTE(Long Term Evolution)方式においては、その際に使用する制御信号系列であるRACH Root Sequence(以降、信号系列)を、基地局の通信エリアである基地局セクタごとに運用者が割り当てる必要がある。例えば、非特許文献1では、RACH Root Sequenceは838個の系列数から成ることが記載されている。
3GPP(3RD Generation Partnership Project) TS36.211 V8.7.0 (5.7.2 Preamble sequence generation)
ところで、信号系列を基地局セクタごとに割り当てる際、基地局セクタごとに移動機から基地局までの最大伝搬距離等(エリア内の高速動線の有無や、装置内遅延も考慮する必要がある)に応じて、信号系列を構成する信号を一つ以上(複数個)割り当てる必要があり、かつ周辺の基地局セクタで信号の重複がないように繰り返し割り当てる必要がある。
しかし、信号系列を構成する信号の数は絶対数が決まっており、必要最小限の割り当て数を算出しないと、信号系列を構成する信号が不足する恐れがある。信号が不足すると、同じ信号を繰り返し割り当てることになり、その結果、周辺の基地局セクタで信号が重複し、移動機が通信接続できなくなる恐れがある。
そこで、本発明は、信号系列を効率的、かつ適切に割り当てる信号系列割当装置及び信号系列割当方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の信号系列割当装置は、移動体通信システムにおける基地局の複数の通信エリアに対して1つ以上の信号から構成される信号系列を割り当てる信号系列割当装置であって、通信エリア内のエリアのうち、信号系列を割り当てるエリアのエリア半径を算出するエリア半径算出手段と、前記エリア半径算出手段により算出されたエリア半径に基づいて、通信エリアに割り当てる信号系列を構成する信号数を算出する信号数算出手段と、前記信号数算出手段により算出された信号数に基づいて、通信エリアに信号系列を割り当てる信号系列割当手段と、を備えている。
また、本発明の信号系列割当方法は、移動体通信システムにおける基地局の複数の通信エリアに対して1つ以上の信号から構成される信号系列を割り当てる信号系列割当装置が、通信エリア内のエリアのうち、信号系列を割り当てるエリアのエリア半径を算出するエリア半径算出ステップと、信号系列割当装置が、前記エリア半径算出ステップにおいて算出されたエリア半径に基づいて、通信エリアに割り当てる信号系列を構成する信号数を算出する信号数算出ステップと、信号系列割当装置が、前記信号数算出ステップにおいて算出された信号数に基づいて、通信エリアに信号系列を割り当てる信号系列割当ステップと、を含んでいる。
この発明によれば、通信エリア内のエリアのうち、信号系列を割り当てるエリアのエリア半径を算出し、算出されたエリア半径に基づいて、通信エリアに割り当てる信号系列を構成する信号数を算出し、算出された信号数に基づいて、通信エリアに信号系列を割り当てる。これにより、信号系列を割り当てるエリアに対して、信号系列を過剰に割り当てることなく、必要最小限の信号系列を割り当てることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、各通信エリアに対して、割り当て可能な信号を含む信号テーブルが予め2つ以上に分割された複数の分割信号テーブルのうち1つの分割信号テーブルを選択する分割信号テーブル選択手段をさらに備え、前記信号系列割当手段は、通信エリアに信号系列を割り当てる際、前記分割信号テーブル選択手段により当該通信エリアに対して選択された分割信号テーブルと、前記信号数算出手段により算出された信号数とに基づいて、当該通信エリアに信号系列を割り当てることが好ましい。
この発明によれば、各通信エリアに対して、割り当て可能な信号を含む信号テーブルが予め2つ以上に分割された複数の分割信号テーブルのうち1つの分割信号テーブルを選択し、通信エリアに信号系列を割り当てる際、当該通信エリアに対して選択された分割信号テーブルと、当該通信エリアに対して信号数算出手段により算出された信号数とに基づいて、当該通信エリアに信号系列を割り当てる。これにより、各通信エリアに対して、それぞれ独立した分割信号テーブルを割り当てることができ、信号系列をより柔軟に割り当てることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、前記分割信号テーブル選択手段は、一の管理主体が管理する基地局の通信エリアのうち、他の管理主体が管理する基地局の通信エリアと隣接する通信エリアである境界エリアに対して、他の管理主体が管理する基地局における境界エリアに割り当てられている信号系列を構成する信号と異なる信号から構成される分割信号テーブルを選択することが好ましい。
この発明によれば、境界エリアに対して、隣接する他の管理主体の境界エリアと異なる分割信号テーブルを選択する。これにより、管理主体ごとに信号系列を割り当てる通信エリア(管轄)が分かれている場合、各管轄の境界エリアに対して異なる分割信号テーブルを選択することで、境界エリアにおいては管轄を跨いで信号系列の重複確認を行う必要がなくなる。つまり、通信エリアに対して、他の管理主体が管理する管轄との干渉も考慮に入れて、必要最小限の信号系列を割り当てることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、前記分割信号テーブル選択手段は、予め定められた通信エリアに対して、周辺の通信エリアとは異なる分割信号テーブルを選択することが好ましい。
この発明によれば、予め定められた通信エリアに対して、周辺の通信エリアとは異なる分割信号テーブルを選択する。例えば、移動機が高速で移動する通信エリア(例えば新幹線の沿線上等。以降、高速動線と呼ぶ)では、ドップラシフトの影響から信号系列が周辺の信号系列に干渉し、接続品質に影響を与える恐れがある。この発明により、例えば、高速動線に対して周辺の通信エリアとは異なる分割信号テーブルを対応付けることで、周辺の信号系列の干渉を受けず、接続品質に影響を与えることがなくなる。つまり、通信エリアに対して、周辺の信号系列の干渉も考慮に入れて、必要最小限の信号系列を割り当てることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、前記エリア半径算出手段は、基地局からの電波を送信するアンテナの高さと当該電波の送信方向とに基づいてエリア半径を算出することが好ましい。
この発明によれば、基地局からの電波を送信するアンテナの高さと当該電波の送信方向とに基づいてエリア半径を算出する。従来のW−CDMA方式を用いている移動体通信システムでは、エリア半径の大きさに基づいてランダムアクセス制御信号を割り当てる必要はなかったため、エリア半径の設定としては、基地局装置の処理能力の限界までをセル半径としてみなすことができた。しかしながら、実際の基地局から移動機への最大伝搬距離と差分が大きく、信号系列を過剰に割り振ってしまうため、信号系列の重複を回避する割り当てにおいて、信号系列の離隔の確保が困難となる。この発明により、実際に電波が届くサービスエリアに近いセル半径を算出することができる。そして、そのセル半径に基づき信号数を算出して信号系列を割り当てることで、通信エリアに対して、必要最小限の信号系列を割り当てることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、前記エリア半径算出手段は、基地局と当該基地局からの電波を送信するアンテナとの伝搬遅延に基づいてエリア半径を算出することが好ましい。
この発明によれば、基地局と当該基地局からの電波を送信するアンテナとの伝搬遅延に基づいてエリア半径を算出する。これにより、例えば、基地局装置を送信規定点とし、電波を送信するアンテナと接続されている当該基地局間との伝搬遅延を考慮してエリア半径を算出することができ、実際に電波が届くサービスエリアに近いセル半径を算出することができる。そして、そのセル半径に基づき信号数を算出して信号系列を割り当てることで、通信エリアに対して、必要最小限の信号系列を割り当てることができる。なお、伝搬遅延は実測によって求めることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、前記エリア半径算出手段は、基地局からの電波を中継して増幅させる電波増幅装置の装置内遅延量に基づいてエリア半径を算出することが好ましい。
この発明によれば、基地局からの電波を中継して増幅させる電波増幅装置の装置内遅延量に基づいてエリア半径を算出する。これにより、実際に電波が届くサービスエリアに近いセル半径を算出することができる。そして、そのセル半径に基づき信号数を算出して信号系列を割り当てることで、通信エリアに対して、必要最小限の信号系列を割り当てることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、前記エリア半径算出手段は、基地局からの電波を中継して増幅させる電波増幅装置の電波の増幅度合いに基づいてエリア半径を算出することが好ましい。
この発明によれば、基地局からの電波を中継して増幅させる電波増幅装置の電波の増幅度合いに基づいてエリア半径を算出する。これにより、実際に電波が届くサービスエリアに近いセル半径を算出することができる。そして、そのセル半径に基づき信号数を算出して信号系列を割り当てることで、通信エリアに対して、必要最小限の信号系列を割り当てることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、前記信号系列割当手段は、所定の基点との距離が短い通信エリアから順に信号系列を割り当てることが好ましい。
この発明によれば、所定の基点との距離が短い通信エリアから順に信号系列を割り当てる。これにより、周辺の通信エリアで信号が重複しないようにすることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、前記信号系列割当手段は、信号系列を通信エリアに割り当てる際、当該通信エリアと、当該信号系列を構成する信号と同じ信号を少なくとも1つを含む信号系列を割り当てた別の通信エリアとの離隔距離を確保できる信号系列を割り当て、割り当て可能な信号すべてについて所定の離隔距離を確保できない場合は、最も長い離隔距離を確保できる信号から構成される信号系列を割り当てることが好ましい。
この発明によれば、信号系列を通信エリアに割り当てる際、当該通信エリアと、当該信号系列を構成する信号と同じ信号を少なくとも1つを含む信号系列を割り当てた別の通信エリアとの離隔距離を確保できる信号系列を割り当て、割り当て可能な信号すべてについて所定の離隔距離を確保できない場合は、最も長い離隔距離を確保できる信号から構成される信号系列を割り当てる。これにより、周辺の通信エリアで信号の重複がないように、あるいは同じ信号を割り当てられた通信エリアとなるべく離隔距離がとれるように、繰り返し信号系列を割り当てることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、前記信号系列割当手段は、基地局の複数の通信エリアのうち、基地局に対する信号系列の送信タイミングが互いに異なる通信エリアに、重複する信号を含む信号系列を割り当てることが好ましい。
この発明によれば、基地局の複数の通信エリアのうち、基地局に対する信号系列の送信タイミングが互いに異なる通信エリアに、重複する信号を含む信号系列を割り当てる。このような場合、当該通信エリアにおいて、基地局に対する信号系列の送信タイミングが互いに異なる(衝突しない)ため、重複する信号を含む信号系列を割り当てても移動機は通信接続することが可能である。つまり、信号系列を割り当てるエリアに対して、信号系列を過剰に割り当てることなく、必要最小限の信号系列を割り当てることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、前記信号系列割当手段は、基地局の複数の通信エリアのうち、基地局に対する信号系列の送信タイミングが互いに異なり、かつ前記信号数算出手段により算出された信号数が互いに同じである通信エリアに、同じ信号を含む信号系列を割り当てることが好ましい。
この発明によれば、基地局の複数の通信エリアのうち、基地局に対する信号系列の送信タイミングが互いに異なり、かつ前記信号数算出手段により算出された信号数が互いに同じである通信エリアに、同じ信号を含む信号系列を割り当てる。これにより、信号系列を割り当てるエリアに対して、信号系列を過剰に割り当てることなく、必要最小限の信号系列を割り当てることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、前記信号系列割当手段は、当該基地局のうち、前記信号数算出手段により算出された信号数が大きい通信エリア順に信号系列を割り当てることが好ましい。
この発明によれば、当該基地局のうち、前記信号数算出手段により算出された信号数が大きい通信エリア順に信号系列を割り当てる。これにより、基地局の複数の通信エリアのうち、基地局に対する信号系列の送信タイミングが互いに異なる通信エリアに、重複する信号を含む信号系列を割り当てる際の処理が具体化され、繰り返し信号系列を割り当てることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、前記信号系列割当手段は、一の通信エリアに信号系列を割り当てる際、当該一の通信エリアにおける基地局に対する信号系列の送信タイミングと同じであり、かつ当該信号系列を構成する信号と同じ信号を少なくとも1つを含む信号系列を割り当てた他の通信エリアと、一の通信エリアとの離隔距離を確保できる信号系列を割り当てることが好ましい。
この発明によれば、一の通信エリアに信号系列を割り当てる際、当該一の通信エリアにおける基地局に対する信号系列の送信タイミングと同じであり、かつ当該信号系列を構成する信号と同じ信号を少なくとも1つ含む信号系列を割り当てた他の通信エリアと、一の通信エリアとの離隔距離を確保できる信号系列を割り当てる。これにより、基地局に対する信号系列の送信タイミングが同じである通信エリア同士で信号の重複がないように、あるいは、基地局に対する信号系列の送信タイミングが同じで同じ信号を割り当てられた通信エリアとなるべく離隔距離がとれるように、繰り返し信号系列を割り当てることができる。
また、本発明の信号系列割当装置において、前記信号系列割当手段は、一の通信エリアに離隔距離を確保できる信号系列を割り当てることができない場合、他の通信エリアにおける基地局に対する信号系列の送信タイミングを異なる送信タイミングに変更することが好ましい。
この発明によれば、一の通信エリアに離隔距離を確保できる信号系列を割り当てることができない場合、他の通信エリアにおける基地局に対する信号系列の送信タイミングを異なる送信タイミングに変更する。これにより、基地局に対する信号系列の送信タイミングが同じである通信エリア同士で信号の重複がないように、あるいは、基地局に対する信号系列の送信タイミングが同じで同じ信号を割り当てられた通信エリアとなるべく離隔距離がとれるように、繰り返し信号系列を割り当てることができる。
本発明によれば、信号系列を効率的、かつ適切に割り当てることができる。
本実施形態の信号系列割当装置の構成を示すブロック図である。 信号系列割当装置1のハードウェア構成図である。 基地局諸元管理部9が保持するデータの例を示すテーブルである。 設定パラメータ管理部10が保持するデータの例を示すテーブルである。 信号系列管理部11が保持するデータの例を示すテーブルである。 信号系列管理部11が保持するデータの別の例を示すテーブルである。 基地局からの電波の到来エリアを示す図である。 基地局装置本体とアンテナと電波増幅装置との構成における電波の到来エリアを示す図である。 分割信号テーブルの例を示す図である。 境界セクタの範囲の例を示す図である。 基地局セクタに対する信号系列の割り当てを示す説明図である。 信号系列割当装置1の処理を示すフローチャートである。 信号系列割当部7の離隔距離確保の処理を示すフローチャートである。 基地局セクタに対する重複した信号系列の割り当てを示す説明図(その1)である。 基地局セクタに対する重複した信号系列の割り当てを示す説明図(その2)である。 基地局セクタに対する重複した信号系列の割り当てを示す説明図(その3)である。 基地局セクタに対する離隔距離を確保した信号系列の割り当てを示す説明図である。
添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態の信号系列割当装置の構成を示すブロック図である。図1に示される通り、この信号系列割当装置1は、セル半径算出部2(エリア半径算出手段)、セル半径補正部3、所要信号算出部4、信号数算出部5(信号数算出手段)、分割信号テーブル選択部6(分割信号テーブル選択手段)、信号系列割当部7(信号系列割当手段)、設計データベース管理部8、基地局諸元管理部9、設定パラメータ管理部10、及び信号系列管理部11を含んで構成されている。
信号系列割当装置1は、CPU等のハードウェアから構成されているものである。図2は、信号系列割当装置1のハードウェア構成図である。図1に示される信号系列割当装置1は、物理的には、図2に示すように、CPU51、主記憶装置であるRAM52及びROM53、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置54、ディスプレイ等の出力装置55、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール56、ハードディスク等の補助記憶装置57等を含むコンピュータシステムとして構成されている。図1に示す各機能ブロックの機能は、図2に示すCPU51、RAM52等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU51の制御のもとで入力装置54、出力装置55、通信モジュール56を動作させるとともに、RAM52や補助記憶装置57におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。以下、図1に示す機能ブロックに基づいて、各機能ブロックを説明する。
設計データベース管理部8は、基地局諸元管理部9、設定パラメータ管理部10、信号系列管理部11を備えており、信号系列割当装置1が信号系列を割り当てる際に必要とする基本データを保持している。
基地局諸元管理部9は、セル半径算出部2がセル半径を算出する際に利用する基礎データを保持する。基地局諸元管理部9が保持するデータの一つの具体例を図3に示す。基地局諸元管理部9は、例えば、図3に示す、基地局ID、基地局名、基地局セクタ番号、緯度/経度、標高、送信周波数、アンテナ種別、アンテナ高、指向方向、電気チルト角、及び機械チルト角等を保持する。
設定パラメータ管理部10は、セル半径補正部3がセル半径を補正する際、また所要信号算出部4(あるいは分割信号テーブル選択部6)が分割信号テーブルを選択する際に利用するデータを保持する。設定パラメータ管理部10が保持するデータの一つの具体例を図4に示す。設定パラメータ管理部10は、例えば、図4に示す、基地局ID、開閉/装置(開空間は屋外型、閉空間は屋内型を示す)、管轄フラグ、高速動線フラグ、アンテナと基地局間の遅延量である光区間遅延量、及び電波増幅装置内での遅延量である装置内遅延量等を保持する。
信号系列管理部11は、所要信号算出部4(あるいは分割信号テーブル選択部6)や信号系列割当部7が利用する、割り当て可能な信号を含む信号テーブルや分割信号テーブルに関するデータを保持する。信号系列管理部11が保持するデータの一つの具体例を図5に示す。信号系列管理部11は、例えば、図5に示す、信号ID、管轄フラグ、及び高速動線フラグ等を保持する。信号系列管理部11が保持するデータの別の具体例を図6に示す。図6と図5との違いは、高速動線フラグ列を複数持つか持たないかの違いである(説明は後述する)。
ここで図5と図9とを用いて分割信号テーブルについて説明する。図5の管轄フラグA列のデータは、ある管轄Aに選択する分割信号テーブルの情報を示している。つまり、信号IDが1〜28の信号から構成される分割信号テーブルが管轄Aに選択されることになる。なお、信号ID26、27、28からなる追加割当用予備Mは、信号の追加割り当て時の予備として保持しておくものであり、通常の信号割り当て時には追加割当用予備Mに含まれる信号は割り当てない。このように、分割信号テーブルに含まれる一部信号を、追加割当用予備として保持しておくことも可能である。図9のTable1は、図5の管轄フラグA列のデータが示す分割信号テーブルを異なる形式で示した図である。同様に、図9のTable2は、図5の管轄フラグB列のデータが示す分割信号テーブルを異なる形式で示した図である。
セル半径算出部2は、基地局セクタ内のエリアのうち、信号系列を割り当てるエリアのセル半径を、基地局諸元管理部9のデータに基づいて算出し、所要信号算出部4に出力する。具体的には、セル半径算出部2は、セル半径を算出する際に、セル半径を、基地局からの電波の到来方向、基地局からの電波を送信するアンテナの高さ、アンテナの標高データに基づいて算出する。それにより、実際の電波の到来エリアに近いエリアをセル半径として扱うことができる。
図7は、基地局からの電波の到来エリアを示す図である。セル半径Rは、従来の考え方に基づくセル半径であって、基地局装置の処理能力の限界までを到来エリアとした際のセル半径である。一方、セル半径r1は、セル半径算出部2によって算出されたセル半径であって、電波の到来方向X1、アンテナの高さh1、電波が送信されるアンテナと電波を受信する位置との標高差から、到来エリアを求めた際のセル半径である。なお、差分距離e1は、セル半径Rとセル半径r1との差分の距離を示しており、不要なセル半径として扱える。このように、セル半径r1を基に信号系列を割り当てることで、従来の考え方に基づくセル半径Rを基に信号系列を割り当てるより、差分距離e1の分、信号を過剰に割り当てなくてよい。
セル半径補正部3は、より正確な電波の到来エリアに基づくセル半径を求めるために、設定パラメータ管理部10が保持するデータのエリア要因(例えば、基地局装置本体とアンテナとの伝搬遅延、電波増幅装置の装置内遅延量、および電波増幅装置による電波の増幅度合いなど)に基づいて、セル半径算出部2が算出したセル半径の補正を行う。
図8は、基地局装置本体とアンテナとの距離が離れており、さらに、基地局からの電波を中継して増幅させる電波増幅装置がある場合の構成を示す図である。図8においては、基地局装置本体とアンテナとが、例えば光ファイバで接続され(無線区間の光化)、それらが距離o2離れている場合、電波の到来エリアがその距離o2に基づいて変化する。そこで、セル半径補正部3は、基地局装置を送信規定点とし、電波を送信するアンテナと接続されている当該基地局間との伝搬遅延(設定パラメータ管理部10が保持する光区間遅延量)に基づいてエリア半径を補正する。ここで、伝搬遅延は、基地局装置とアンテナとの距離が長くなるほど大きくなる。
また、電波増幅装置により電波が増幅された場合、設定パラメータ管理部10が保持する装置内遅延量に基づいてエリア半径を補正する。さらに、電波の到来エリアはその増幅度合いに基づいて変化する。例えば、図8に示す構成の場合、到来エリアがさらに距離a2増加する。そこで、セル半径補正部3は、さらに、電波増幅装置による電波の増幅度合いに基づいてエリア半径を補正してもよい。
所要信号算出部4は、信号数算出部5と分割信号テーブル選択部6とから構成される。所要信号算出部4は、セル半径算出部2からセル半径を入力する。
信号数算出部5は、セル半径算出部2から入力されたセル半径と、設定パラメータ管理部10及び信号系列管理部11が保持するデータとに基づいて、基地局セクタに割り当てる信号系列に含まれる信号数を算出する。移動体通信においては、一般的に、セル半径が大きいほど、より多くの信号数を必要とする。よって、信号数算出部5は、具体的には、セル半径の大きさに比例した信号数を算出する。また、信号数算出部5は、例えば、予めセル半径と信号数との対応関係を保持しており、その対応関係に基づいて、セル半径から信号数を算出してもよい。信号数算出部5(あるいは所要信号算出部4)は、算出した信号数を信号系列割当部7に出力する。
分割信号テーブル選択部6は、割り当て可能な信号を含む信号テーブルが予め2つ以上の分割信号テーブルに分割されている場合、設定パラメータ管理部10と信号系列管理部11とが保持するデータに基づいて、各基地局セクタに対して、1つの分割信号テーブルを選択する。例えば、図4において基地局IDが111111の基地局セクタに対して分割信号テーブルを選択する際に、分割信号テーブル選択部6は、図4のテーブルから基地局IDが111111の管轄フラグはAであると判定し、続いて図5のテーブルから管轄フラグAの分割信号テーブルを取得し、当該基地局セクタに当該分割信号テーブルを選択する。ここで、図4のテーブルにおいて、管轄フラグと高速動線フラグとが両方指定されていた場合、分割信号テーブル選択部6は、高速動線フラグが示す分割信号テーブルを選択する。なお、この場合、分割信号テーブル選択部6は、管轄フラグが示す分割信号テーブルを選択してもよい。
ここで、ある管理主体(例えば管理主体A)が管理する基地局の基地局セクタのうち、他の管理主体(例えば管理主体B)が管理する基地局セクタと隣接する基地局セクタを境界セクタと呼ぶことにする。
図10は、管理主体Aと管理主体Bとが管理する、境界セクタを含む基地局セクタの範囲を示した図である。管轄Aは管理主体Aが管理する基地局セクタの範囲を示し、管轄Bは管理主体Bが管理する基地局セクタの範囲を示している。そして、境界セクタA1は管理主体Aが管理する境界セクタの範囲を示し、境界セクタB1は管理主体Bが管理する境界セクタの範囲を示している。
図10の場合において、信号系列割当装置1が管轄Aの信号系列を割り当てる際、分割信号テーブル選択部6は、境界セクタA1に対して、境界セクタB1の分割信号テーブルとは異なる分割信号テーブルを選択してもよい。同様に、信号系列割当装置1が管轄Bの信号系列を割り当てる際、分割信号テーブル選択部6は、境界セクタB1に対して、境界セクタA1の分割信号テーブルとは異なる分割信号テーブルを選択してもよい。例えば、分割信号テーブル選択部6は、境界セクタA1に対して図9におけるTable1が示す分割信号テーブルを選択し、境界セクタB1に対して図9におけるTable2が示す分割信号テーブルを選択する。
また、分割信号テーブル選択部6は、予め定められた基地局セクタに対して、周辺の基地局セクタとは異なる分割信号テーブルを選択してもよい。例えば、高速鉄道の線路付近を含む基地局セクタに対しては、ドップラシフトの影響から信号系列が周辺の基地局セクタの信号系列に干渉し、接続品質に影響を与えないように、分割信号テーブル選択部6は、周辺の基地局セクタとは異なる分割信号テーブルを選択する。具体的には、分割信号テーブル選択部6は、高速鉄道の線路付近を含む基地局セクタに対しては、図5において高速動線フラグがONである信号から構成される分割信号テーブルを選択する。なお、図5では高速動線フラグ列は1つしかないが、図6のように、複数種類の高速動線フラグ列を持ち、高速鉄道の線路付近を含む各基地局セクタに対して、異なる高速動線フラグ列を選択してもよい。
分割信号テーブル選択部6(あるいは所要信号算出部4)は、基地局セクタと分割信号テーブルとの選択関係を、信号系列割当部7に出力する。
信号系列割当部7は、所要信号算出部4(あるいは信号数算出部5)から入力した信号数と信号系列管理部11が保持するデータに基づいて、基地局セクタに信号系列を割り当てる。具体的には、信号系列割当部7は、信号系列管理部11が保持する、割り当て可能な信号を含む信号テーブル(あるいは分割信号テーブル)から、所要信号算出部4(あるいは信号数算出部5)から入力した信号数分の信号を選択し、選択した信号から構成される信号系列を基地局セクタに割り当てる。信号を選択する際は、連続した信号、または離散した信号等、任意の信号を選択してよい。なお、信号系列割当部7は、信号系列の割り当て結果を出力装置55、補助記憶装置57、及び外部装置(例えばLTE NW System)等に出力してもよい。
信号系列割当部7は、所定の基点との距離が短い基地局セクタから順に信号系列を割り当ててもよい。
また、信号系列割当部7は、所要信号算出部4(あるいは分割信号テーブル選択部6)から、基地局セクタと分割信号テーブルとの選択関係をさらに入力してもよい。その場合、信号系列割当部7は、基地局セクタに信号系列を割り当てる際、当該基地局セクタに対して選択された分割信号テーブルと、信号系列割当部7が入力した信号数とに基づいて、当該基地局セクタに信号系列を割り当てる。
また、信号系列割当部7は、信号系列を基地局セクタに割り当てる際、当該基地局セクタと、当該信号系列を構成する信号と同じ信号を少なくとも1つ含む信号系列を割り当てた別の基地局セクタとの離隔距離を確保できる信号系列を割り当て、割り当て可能な信号すべてについて所定の離隔距離を確保できない場合は、最も長い離隔距離を確保できる信号から構成される信号系列を割り当ててもよい。
図11を参照しながら、上記に示した信号系列割当部7の信号系列の割り当てについて具体的に説明する。図11は基地局セクタに対する信号系列の割り当てを示す説明図である。図11に示す通り、基準点となる予め定められた基点、基地局セクタα1〜α6、β1が含まれている。ここで、信号数算出部5(あるいは所要信号算出部4)により、基地局セクタα1の信号数は4、基地局セクタα2の信号数は5、基地局セクタα3の信号数は3、基地局セクタα4の信号数は4、基地局セクタα5の信号数は9、基地局セクタα6の信号数は3、基地局セクタβの信号数は3、が算出されているとする。また、分割信号テーブル選択部6(あるいは所要信号算出部4)により、基地局セクタα1〜α6に対しては分割信号テーブルTable1が選択され、基地局セクタβ1に対しては分割信号テーブルTable2が選択されているとする。
まず、信号系列割当部7は、分割信号テーブルTable1が選択された基地局セクタに対し、基点との距離が短い基地局セクタから順に信号系列を割り当てていく。つまり、基点から一番距離が短い基地局セクタα1に対して、信号系列割当部7は、基地局セクタα1の信号数が4なので分割信号テーブルTable1の信号IDが1〜4の4個分の信号から構成される信号系列を割り当てる。それと同時に、信号系列割当部7は、基地局セクタα1に信号IDが1〜4の信号系列を割り当てたという割り当て情報を、信号系列管理部11に保持する。以下の説明では、基地局セクタに信号系列を割り当てる際、その割り当て情報を信号系列管理部11に保持するものとする。次に基点から距離が短い基地局セクタα2に対して、信号系列割当部7は、基地局セクタα2の信号数が5なので分割信号テーブルTable1から、既に割り当てられた信号を除いた、信号IDが5から5個分である5〜9の信号から構成される信号系列を割り当てる。基地局セクタα3〜α5も同様の手順で、信号系列割当部7は図11に示したような信号系列を割り当てる。
ここで、信号系列割当部7が、基地局セクタα6の信号系列を割り当てる場合について説明する。信号系列割当部7は、ここまで基地局セクタα1〜α5に対して、分割信号テーブルTable1において割り当て可能な信号をすべて割り当てている。そこで信号系列割当部7は、基地局セクタα6に対して、分割信号テーブルTable1の最初に戻り、信号IDが1〜4の信号から構成される信号系列を割り当てようとする。その際、信号系列割当部7は、基地局セクタα6と、すでに同じ信号が割り当てられた基地局セクタα1との離隔距離(例えば、図11における基地局セクタα1とα6のそれぞれの扇形内の点の内、それぞれの点を結ぶ直線の距離が最も短くなるような直線の距離)を求める。なお扇形はサービスエリアを表す。ここで、信号系列割当部7は所定の離隔距離を確保できなかったと仮定する。次に、信号系列割当部7は信号ID5〜9の信号から構成される信号系列が割り当てられた基地局セクタα2に対して同様に離隔距離を求め、この場合は、信号系列割当部7は所定の離隔距離を確保できたとする。そこで信号系列割当部7は、基地局セクタα2で割り当てられている信号系列を構成する信号IDが5〜9のうち、5〜7の3個分(基地局セクタα6の信号数)の信号から構成される信号系列を基地局セクタα6に対して割り当てる。
なお、上記において、信号系列割当部7が、基地局α1〜α5のすべてに対して離隔距離が確保できない場合、信号系列割当部7は、最も長い離隔距離を確保できる基地局α2の信号から構成される信号系列を基地局α6に対して割り当てる。
次に、信号系列割当部7は、分割信号テーブルTable2が選択された基地局セクタに対し、基点との距離が短い基地局セクタから順に信号系列を割り当てていく。つまり、基点から一番距離が短い基地局セクタβ1に対して、基地局セクタβ1の信号数が3なので分割信号テーブルTable2の信号IDが29〜31の3個分の信号から構成される信号系列を割り当てる。以上のようにして、信号系列割当部7は、入力した信号数や基地局セクタと分割信号テーブルとの選択関係に基づいて、基地局セクタに信号系列を割り当てる。
また、信号系列割当部7は、基地局の複数の基地局セクタのうち、基地局に対する信号系列の送信タイミングが互いに異なる基地局セクタに、重複する信号を含む信号系列を割り当てる。信号系列割当部7は、基地局の複数の基地局セクタのうち、基地局に対する信号系列の送信タイミングが互いに異なり、かつ信号数算出部5(あるいは所要信号算出部4)により算出された信号数が互いに同じである基地局セクタに、同じ信号を含む信号系列を割り当ててもよい。さらに、信号系列割当部7は、当該基地局のうち、信号数算出部5(あるいは所要信号算出部4)により算出された信号数が大きい基地局セクタ順に信号系列を割り当ててもよい。また、信号系列割当部7は、基地局の複数の基地局セクタのうち、基地局に対する信号系列の送信タイミングが互いに異なる場合、当該基地局セクタに可能な限り同一の信号を含む信号系列を割り当ててもよい。
以下、送信タイミングについて説明する。W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式とは異なるOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式を用いた移動体通信システムにおいては、3つのグループID(基地局セクタのグループに対して割り当てる識別情報)を考慮した上で、基地局セクタにIDを割り当てる必要がある。3つのグループIDとはLocal IDとCell Group IDとHopping patternとを示す。ここで、基地局セクタにおける信号系列の送信タイミングは、基地局セクタに割り当てられたLocal IDに基づいて定まる。例えば、3つの基地局セクタにそれぞれLocal IDとして0、1及び2が割り当てられている場合、Local IDが0の基地局セクタにおける信号系列の送信タイミングと、Local IDが1の基地局セクタにおける信号系列の送信タイミングと、Local IDが2の基地局セクタにおける信号系列の送信タイミングとは全て異なる。つまり、基地局セクタに割り当てられたLocal IDが異なれば、基地局セクタにおける信号系列の送信タイミングも異なる。従って、同一基地局内の基地局セクタ間は同期がとられているため、Local IDが異なれば信号系列の送信タイミングが異なる(衝突しない)ため、同一の信号を含む信号系列を割り当てることが可能である。また、異なる基地局間においても同期がとられている場合は、異なる基地局間の基地局セクタ間でLocal IDが異なれば信号系列の送信タイミングが異なる(衝突しない)ため、同一の信号を含む信号系列を割り当てることが可能である。なお、一般的に、Local IDは上記のように3つのIDである0〜2で構成される。
図14及び図15を参照しながら、上記に示した信号系列割当部7の信号系列の割り当てについて具体的に説明する。図14は信号系列割当部7による基地局セクタに対する重複した信号系列の割り当てを示す説明図である。図14(a)は、重複しない信号系列の割り当てを示す図であり、図14(b)は、重複する信号系列の割り当てを示す図である。図14(a)及び(b)に示す通り、基地局セクタγ1〜γ3が含まれている。ここで、基地局セクタγ1〜γ3のLocal IDとして、それぞれ0〜2が割り当てられ、信号数算出部5(あるいは所要信号算出部4)により、基地局セクタγ1〜γ3の信号数として、それぞれ5が割り当てられているとする。なお、特に断りが無い限り、図14及び以降で説明する図15〜図17に含まれる全ての基地局セクタに対して、分割信号テーブル選択部6により、信号IDが1〜50の信号から構成される分割信号テーブルが選択されているとする。
図14(a)において、信号系列割当部7は、各基地局セクタに対して重複しない信号系列を割り当てる。具体的には、信号系列割当部7は、まず基地局セクタγ1に対して、信号数が5であることから、信号IDが1〜5の信号から構成される信号系列を割り当てる。次に、信号系列割当部7は、基地局セクタγ2に対して、基地局セクタγ1の信号系列と重複しない5個の信号である信号IDが6〜10の信号から構成される信号系列を割り当てる。同様に、信号系列割当部7は、基地局セクタγ3に対して、基地局セクタγ1及びγ2の信号系列と重複しない5個の信号である信号IDが11〜15の信号から構成される信号系列を割り当てる。
一方、図14(b)において、信号系列割当部7は、基地局の複数の基地局セクタのうち、基地局に対する信号系列の送信タイミングが互いに異なり、かつ信号数が互いに同じである基地局セクタに、同じ信号を含む信号系列を割り当てる。具体的には、信号系列割当部7は、割り当てられたLocal IDが互いに異なり、信号数が5で同じである基地局セクタγ1〜γ3に対して、それぞれ信号IDが1〜5の信号から構成される信号系列を割り当てる。
図15は、各基地局セクタの信号数が異なる場合の、信号系列割当部7による基地局セクタに対する重複した信号系列の割り当てを示す説明図である。図15(a)は、重複しない信号系列の割り当てを示す図であり、図15(b)は、重複する信号系列の割り当てを示す図である。図15(a)及び(b)に示す通り、基地局セクタγ4〜γ6が含まれている。ここで、基地局セクタγ4〜γ6のLocal IDとして、それぞれ0〜2が割り当てられ、信号数算出部5(あるいは所要信号算出部4)により、基地局セクタγ4〜γ6の信号数として、それぞれ3〜5が割り当てられているとする。
図15(a)において、信号系列割当部7は、各基地局セクタに対して重複しない信号系列を割り当てる。具体的には、信号系列割当部7は、まず基地局セクタγ4に対して、信号数が3であることから、信号IDが1〜3の信号から構成される信号系列を割り当てる。次に、信号系列割当部7は、基地局セクタγ5に対して、基地局セクタγ4の信号系列と重複しない4個の信号である信号IDが4〜7の信号から構成される信号系列を割り当てる。次に、信号系列割当部7は、基地局セクタγ6に対して、基地局セクタγ4及びγ5の信号系列と重複しない5個の信号である信号IDが8〜12の信号から構成される信号系列を割り当てる。
一方、図15(b)において、信号系列割当部7は、基地局の複数の基地局セクタのうち、割り当てられたLocal IDが互いに異なる基地局セクタについて、所要信号算出部4により算出された信号数が大きい基地局セクタ順に、重複する信号を含む信号系列を割り当てる。具体的には、信号系列割当部7は、まず基地局セクタγ4〜6のうち信号数が最も大きい基地局セクタγ6に対して、信号数が5であることから、信号IDが1〜5の信号から構成される信号系列を割り当てる。次に、信号系列割当部7は、基地局セクタγ6の次に信号数が大きい基地局セクタγ5に対して信号系列を割り当てる。ここで、基地局セクタγ5と先ほど信号系列を割り当てた基地局セクタγ6とはLocal IDが異なる、つまり基地局に対する信号系列の送信タイミングが異なることから、信号系列割当部7は、基地局セクタγ5に対して、基地局セクタγ6で割り当てた信号系列が含む信号を重複して含む信号系列を割り当てることができる。具体的に、信号系列割当部7は、基地局セクタγ5に対して、信号数が4であることから、信号IDが1〜4の信号から構成される信号系列を割り当てる。同様に、信号系列割当部7は、次に信号数が大きい基地局セクタγ4に対して、信号数が3であることから、信号IDが1〜3の信号から構成される信号系列を割り当てる。
ここで、信号系列割当部7は、基地局セクタγ5に対して、信号IDが1〜4の信号から構成される信号系列を割り当てたが、信号IDが2〜5の信号から構成される信号系列を割り当ててもよい。また、信号系列割当部7は、続き番号ではなく、信号IDが1及び3〜5の信号から構成される信号系列を割り当ててもよい。以降の図16及び図17の説明においても、任意の一つの信号IDの割り当てパターンを示しているが、上記と同様に、これに限るものではない。
図16は、図15と同様に、各基地局セクタの信号数が異なる場合の、信号系列割当部7による基地局セクタに対する重複した信号系列の割り当てを示す説明図である。図16は、図15と異なり、基地局の複数の基地局セクタに重複したLocalIDが割り当てられている。図16(a)は、重複しない信号系列の割り当てを示す図であり、図16(b)は、重複する信号系列の割り当てを示す図である。図16(a)及び(b)に示す通り、基地局セクタγ7〜γ12が含まれている。ここで、基地局セクタγ7〜γ12のLocal IDとして、それぞれ0、1、2、0、1及び2が割り当てられ、信号数算出部5(あるいは所要信号算出部4)により、基地局セクタγ7〜γ12の信号数として、それぞれ3、4、5、6、7及び8が割り当てられているとする。
図16(a)において、信号系列割当部7は、各基地局セクタに対して重複しない信号系列を割り当てる。具体的には、信号系列割当部7は、まず基地局セクタγ7に対して、信号数が3であることから、信号IDが1〜3の信号から構成される信号系列を割り当てる。次に、信号系列割当部7は、基地局セクタγ8に対して、基地局セクタγ7の信号系列と重複しない4個の信号である信号IDが4〜7の信号から構成される信号系列を割り当てる。同様にして、信号系列割当部7は、基地局セクタγ9に対して、信号IDが8〜12の信号から構成される信号系列を割り当て、基地局セクタγ10に対して、信号IDが13〜18の信号から構成される信号系列を割り当て、基地局セクタγ11に対して、信号IDが19〜25の信号から構成される信号系列を割り当て、基地局セクタγ12に対して、信号IDが26〜33の信号から構成される信号系列を割り当てる。
一方、図16(b)において、信号系列割当部7は、基地局の複数の基地局セクタのうち、割り当てられたLocal IDが互いに異なる基地局セクタについて、所要信号算出部4により算出された信号数が大きい基地局セクタ順に、重複する信号を含む信号系列を割り当てる。具体的には、信号系列割当部7は、まず基地局セクタγ7〜12のうち信号数が最も大きい基地局セクタγ12に対して、信号数が8であることから、信号IDが1〜8の信号から構成される信号系列を割り当てる。次に、信号系列割当部7は、基地局セクタγ12と異なるLocal IDが割り当てられた基地局セクタのうち、信号数が基地局セクタγ12の次に最も大きい基地局セクタである基地局セクタγ11に対して、信号数が7であることから、信号IDが1〜7の信号から構成される信号系列を割り当てる。同様に、信号系列割当部7は、基地局セクタγ12と異なるLocal IDが割り当てられた基地局セクタのうち、信号数が基地局セクタγ11の次に最も大きい基地局セクタである基地局セクタγ10に対して、信号数が6であることから、信号IDが1〜6の信号から構成される信号系列を割り当てる。
次に、信号系列割当部7は、基地局セクタγ12と異なるLocal IDが割り当てられた基地局セクタに対してそれぞれ1回信号系列を割り当てたので、最後に信号系列を割り当てた基地局セクタγ10の次に信号数が最も大きい基地局セクタである基地局セクタγ9に対して、信号系列を割り当てる。この際、信号系列割当部7は、同じ基地局の基地局セクタのうち、同じLocal IDが割り当てられた基地局セクタγ12に割り当てられた信号系列に含まれる信号と異なる信号を含む信号系列を基地局セクタγ9に対して割り当てる。よって、信号系列割当部7は、基地局セクタγ12の信号系列が信号ID1〜8で構成されていること、基地局セクタγ9の信号数が5であることから、基地局セクタγ9に対して、信号IDが9〜13の信号から構成される信号系列を割り当てる。次に、信号系列割当部7は、基地局セクタγ9と異なるLocal IDが割り当てられた基地局セクタのうち、信号数が基地局セクタγ9の次に最も大きい基地局セクタである基地局セクタγ8に対して、信号数が4であること、及び同じLocal IDが割り当てられた基地局セクタγ11の信号系列が信号ID1〜7で構成されていることから、信号IDが9〜12の信号から構成される信号系列を割り当てる。同様に、信号系列割当部7は、基地局セクタγ9と異なるLocal IDが割り当てられた基地局セクタのうち、信号数が基地局セクタγ8の次に最も大きい基地局セクタである基地局セクタγ7に対して、信号数が3であること、及び同じLocal IDが割り当てられた基地局セクタγ10の信号系列が信号ID1〜6で構成されていることから、信号IDが9〜11の信号から構成される信号系列を割り当てる。
以上の図14及び図15を参照しながら説明した信号系列割当部7の信号系列の割り当てについて、信号系列割当部7は、信号数が大きい基地局セクタ順に信号系列を割り当てたが、これに限るものではない。例えば、信号数が小さい基地局セクタ順に信号系列を割り当てたり、信号数に関係なくランダムに基地局セクタに信号系列を割り当てたりしてもよい。
信号系列割当部7は、一の基地局セクタに信号系列を割り当てる際、当該一の基地局セクタにおける基地局に対する信号系列の送信タイミングと同じであり、かつ当該信号系列を構成する信号と同じ信号を少なくとも1つ含む信号系列を割り当てた他の基地局セクタと、一の基地局セクタとの離隔距離を確保できる信号系列を割り当ててもよい。また、その際、信号系列割当部7は、一の基地局セクタに離隔距離を確保できる信号系列を割り当てることができない場合、他の基地局セクタにおける基地局に対する信号系列の送信タイミングを異なる送信タイミングに変更してもよい。
図17を参照しながら、上記に示した信号系列割当部7の信号系列の割り当てについて具体的に説明する。図17(a)は、基地局間(基地局Pと基地局Q)が同期している場合に、信号系列割当部7により、基地局Pの基地局セクタγ13〜γ17に対する信号系列の割り当てが完了し、信号系列割当部7により、基地局Qの基地局セクタγ18〜γ20のうち、基地局セクタγ18に信号系列を割り当てる際の図を示している。ここで、基地局セクタγ13〜γ17のLocal IDとして、それぞれ2、1、0、1及び0が割り当てられ、基地局セクタγ18〜γ20のLocal IDとして、それぞれ0、1及び2が割り当てられ、信号数算出部5(あるいは所要信号算出部4)により、基地局セクタγ13〜γ18の信号数として、それぞれ3、5、6、7、8及び7が割り当てられているとする。なお、基地局セクタγ18に対して、分割信号テーブル選択部6により、信号IDが1〜20の信号から構成される分割信号テーブルが選択されているとする。
信号系列割当部7は、基地局セクタγ18と同じLocal IDである0が割り当てられた基地局セクタγ17との離隔距離D4(例えば、図17(a)における基地局セクタγ18とγ17のそれぞれの扇形内の点の内、それぞれの点を結ぶ直線の距離が最も短くなるような直線の距離)を求める。なお扇形はサービスエリアを表す。ここで、信号系列割当部7は、離隔距離D4が所定の値(例えば5km)以上確保できなかったと仮定する。同様に、信号系列割当部7は、基地局セクタγ18と同じLocal IDである0が割り当てられた基地局セクタγ15との離隔距離D5を求め、離隔距離D5が所定の値(例えば5km)以上確保できなかったと仮定する。この場合、信号系列割当部7は、基地局セクタγ18に対して、基地局セクタγ17及び基地局セクタγ15に割り当てられている信号系列に含まれる信号とは異なる信号を含む信号系列を割り当てる必要がある。つまり、信号系列割当部7は、基地局セクタγ18に対して、信号IDが15以降の7個の信号IDを含む信号系列を割り当てる必要がある。しかしながら基地局セクタγ18に対して選択されている分割信号テーブルに含まれる信号IDは1〜20であり、信号系列割当部7は15〜20の6個の信号IDしか割り当てることができない。
そこで、信号系列割当部7は、基地局セクタγ18との離隔距離を確保できなかった基地局セクタのうち任意の一つの基地局セクタのLocal IDを、当該基地局セクタと同じ基地局内の隣接する基地局セクタのLocal IDとなるべく重複しないLocal IDに変更する。そして、信号系列割当部7は、Local IDを変更した基地局セクタを含む基地局内の全ての基地局セクタについて、再度信号系列を割り当て直す。なお、信号系列割当部7は、全ての基地局セクタについて再度信号系列を割り当て直すのではなく、Local IDを変更した基地局セクタに対する影響がある基地局セクタのみについて再度信号系列を割り当て直してもよい。
具体的には、図17(b)に示す通り、信号系列割当部7は、基地局セクタγ18との離隔距離を確保できなかった基地局セクタγ15のLocal IDを、隣接する基地局セクタγ14及びγ16のLocal IDである1と重複しない2に変更する。そして、信号系列割当部7は基地局セクタγ15と、基地局セクタγ15と同じLocal IDが割り当てられた基地局セクタγ13とについて、信号系列を割り当て直し、基地局セクタγ15に対して信号IDが1〜6の信号から構成される信号系列を割り当て、基地局セクタγ13に対して信号IDが9〜11の信号から構成される信号系列を割り当てる。
以上の基地局PにおけるLocal IDの変更及び信号系列の再割り当てにより、信号系列割当部7は、基地局セクタγ18に対して、離隔距離D4のみに基づき、信号ID9〜20の信号のうち7個の信号を割り当てることができる。そこで、信号系列割当部7は、基地局セクタγ18に対して、信号IDが9〜15の信号から構成される信号系列を割り当てる。なお、以上の説明では、新しく基地局セクタに信号系列を割り当てる際に、離隔距離に関する調整を行ったが、例えば、離隔距離に関する調整を行わずに一通り全ての基地局セクタに信号系列を割り当てた後に、各基地局セクタに対して離隔距離に関する調整を行ってもよい。
上記のような信号系列の再割り当てにおいて、一部の基地局セクタにおいてLocal IDが変更される。ここで、一般的に、同じLocal IDが割り当てられた基地局セクタ同士の離隔距離(以降、Local ID離隔距離)の確保も必要となる。つまり、基地局に対する信号系列の送信タイミングが同じであり、かつ当該信号系列を構成する信号と同じ信号を少なくとも1つ含む信号系列を割り当てた基地局セクタ同士の離隔距離(以降、信号系列離隔距離)の確保を考慮する必要があると同時に、Local ID離隔距離の確保も考慮する必要がある。
ここで、Local ID離隔距離を確保できない場合は、下りの通信品質が下がる程度にとどまる。一方、信号系列離隔距離を確保できない場合、セル半径が縮んでしまうことになり、十分な基地局エリアを確保できなくなる。そのため、運用上では、例えば、Local ID離隔距離の確保よりも、信号系列離隔距離の確保を優先する。なお、一般的に、確保する必要があるLocal ID離隔距離は、例えば1kmであり、確保する必要がある信号系列離隔距離は、例えば5kmである。
続いて、このように構成された信号系列割当装置1の処理について説明する。図12は信号系列割当装置1の処理を示すフローチャートである。
まず、信号系列割当装置1により、信号系列を割り当てる対象の基地局セクタ(対象基地局セクタ)が選択される(S1)。次に、信号系列割当装置1において、セル半径算出部2により、対象基地局セクタのセル半径が算出される(S2、エリア半径算出ステップ)。次に、セル半径算出部2に含まれるセル半径補正部3により、セル半径が補正される(S3)。次に、所要信号算出部4に含まれる分割信号テーブル選択部6により、対象基地局セクタに対して分割信号テーブルが選択される(S4)。
次に、所要信号算出部4に含まれる信号数算出部5により、補正されたセル半径に基づいて対象基地局セクタの信号数が算出される(S5、信号数算出ステップ)。次に、信号系列割当部7により、対象基地局セクタに対して選択された分割信号テーブルと信号数とに基づいて、対象基地局セクタに信号系列が割り当てられる(S6、信号系列割当ステップ)。以上のS1〜S6の手順を、信号系列を割り当てる対象の全ての基地局セクタに対して繰り返し適用する。
ここで、S6における処理の詳細の一例を、図13を用いて説明する。図13は信号系列割当装置1に含まれる信号系列割当部7の離隔距離確保に関する処理を示すフローチャートである。以降の説明では、上述のS5の次に移る先は、上述のS6の代わりに後述のS31とする。
まず、信号系列割当装置1において、信号系列割当部7により、S4で対象基地局セクタに対して選択された分割信号テーブルを構成する信号が、S5で算出された信号数分選択される(S31)。次に、信号系列割当部7により、同一の信号が他の基地局セクタに割り当てられていないかの重複が判断される(S32)。
S32において、信号が他の基地局セクタに一度も割り当てられていない場合は、信号系列割当部7により、選択された信号から構成される信号系列が対象基地局基地局セクタに割り当てられる(S37)。S32において、当該信号が他の基地局セクタ(割当済基地局セクタ)に割り当てられていた場合は、信号系列割当部7により、対象基地局セクタと割当済基地局セクタとの離隔距離を計算する(S33)。S33において、離隔距離が確保できる場合は、S37に移る。S33において、離隔距離が確保できない場合は、信号系列割当部7により、離隔距離が確保できなかった信号を信号系列管理部11に記憶する(S34)。
次に、信号系列割当部7により、分割信号テーブルを構成する信号すべてについて離隔距離が確保できないかどうかを判断される(S35)。一部の信号について離隔距離が確保できる場合は、S31に移り、当該一部の信号について同様の手順を進める。S35において、分割信号テーブルを構成する信号すべてについて離隔距離が確保できない場合は、信号系列割当部7により、それら信号の中で最も離隔距離が確保できる信号が選択され(S36)、S37に移る。
次に、このように処理された信号系列割当装置1の作用効果について説明する。
セル半径算出部2と信号数算出部5(または所要信号算出部4)と信号系列割当部7とにより、基地局セクタ内のエリアのうち、信号系列を割り当てるエリアのエリア半径を算出し、算出されたエリア半径に基づいて、基地局セクタに割り当てる信号系列を構成する信号数を算出し、算出された信号数に基づいて、基地局セクタに信号系列を割り当てる。これにより、信号系列を割り当てるエリアに対して、信号系列を過剰に割り当てることなく、必要最小限の信号系列を効率的、かつ適切に割り当てることができる。
また、セル半径補正部3により、基地局からの電波を送信するアンテナの高さと当該電波の送信方向とに基づいてエリア半径を算出することで、実際に電波が届くサービスエリアに近いセル半径を算出することができる。または、セル半径補正部3により、基地局と当該基地局からの電波を送信するアンテナとの伝搬遅延も考慮してエリア半径を算出することで、実際に電波が届くサービスエリアに近いセル半径を算出することができる。なお、伝搬遅延をもたらす具体例としては、例えば、距離が挙げられる。または、セル半径補正部3により、基地局からの電波を中継して増幅させる電波増幅装置の装置内遅延量と電波の増幅度合いとに基づいてエリア半径を算出することで、実際に電波が届くサービスエリアに近いセル半径を算出することができる。そして、そのセル半径に基づき信号数を算出して信号系列を割り当てることで、基地局セクタに対して、必要最小限の信号系列を効率的、かつ適切に割り当てることができる。
また、分割信号テーブル選択部6により、各基地局セクタに対して、それぞれ独立した分割信号テーブルを割り当てることができ(例えば図9のTable1とTable2)、信号系列をより柔軟に割り当てることができる。また、分割信号テーブル選択部6により、図10の境界セクタA1と境界セクタB1とのように、境界エリアに対して、隣接する他の管理主体の境界エリアと異なる分割信号テーブルが選択されることで、基地局セクタに対して、他の管理主体が管理する管轄との干渉も考慮に入れて、必要最小限の信号系列を効率的、かつ適切に割り当てることができる。また、分割信号テーブル選択部6により、周辺の基地局セクタとは異なる分割信号テーブルが選択されることで、周辺の信号系列の干渉を受けず、接続品質に影響を与えることがなくなる。つまり、基地局セクタに対して、周辺の信号系列の干渉も考慮に入れて、必要最小限の信号系列を効率的、かつ適切に割り当てることができる。
また、信号系列割当部7により、図11に示したように、所定の基点との距離が短い基地局セクタから順に信号系列を割り当てることで、周辺の基地局セクタで信号が重複しないようにすることができる。また、信号系列割当部7により、図13で示したフローチャートのように信号系列を割り当てることで、周辺の基地局セクタで信号の重複がないように、あるいは同じ信号を割り当てられた基地局セクタとなるべく離隔距離がとれるように、繰り返し信号系列を効率的、かつ適切に割り当てることができる。
また、信号系列割当部7により、基地局の複数の基地局セクタのうち、同一基地局内の基地局セクタ間及び、異なる基地局間においても同期がとられている場合において、割り当てられたLocal IDが互いに異なる基地局セクタに、重複する信号を含む信号系列を割り当てる。このような場合、当該基地局セクタにおいて、基地局に対する信号系列の送信タイミングが互いに異なる(衝突しない)ため、重複する信号を含む信号系列を割り当てても移動機は通信接続することが可能である。つまり、信号系列を割り当てるエリアに対して、信号系列を過剰に割り当てることなく、必要最小限の信号系列を割り当てることができる。
また、信号系列割当部7により、基地局の複数の基地局セクタのうち、割り当てられたLocal IDが互いに異なり、かつ信号数算出部5により算出された信号数が互いに同じである基地局セクタに、同じ信号を含む信号系列を割り当てる。これにより、信号系列を割り当てるエリアに対して、信号系列を過剰に割り当てることなく、必要最小限の信号系列を割り当てることができる。
また、信号系列割当部7により、当該基地局のうち、信号数算出部5により算出された信号数が大きい基地局セクタ順に信号系列を割り当てる。これにより、基地局の複数の基地局セクタのうち、割り当てられたLocal IDが互いに異なる基地局セクタに、重複する信号を含む信号系列を割り当てる際の処理が具体化され、繰り返し信号系列を割り当てることができる。
また、信号系列割当部7により、一の基地局セクタに信号系列を割り当てる際、当該一の基地局セクタにおける割り当てられたLocal IDと同じであり、かつ当該信号系列を構成する信号と同じ信号を少なくとも1つ含む信号系列を割り当てた他の基地局セクタと、一の基地局セクタとの離隔距離を確保できる信号系列を割り当てる。これにより、割り当てられたLocal IDが同じである基地局セクタ同士で信号の重複がないように、あるいは、割り当てられたLocal IDが同じで同じ信号を割り当てられた基地局セクタとなるべく離隔距離がとれるように、繰り返し信号系列を割り当てることができる。
また、信号系列割当部7により、一の基地局セクタに離隔距離を確保できる信号系列を割り当てることができない場合、他の基地局セクタのLocal IDを異なるLocal IDに変更する。これにより、割り当てられたLocal IDが同じである基地局セクタ同士で信号の重複がないように、あるいは、割り当てられたLocal IDが同じで同じ信号を割り当てられた基地局セクタとなるべく離隔距離がとれるように、繰り返し信号系列を割り当てることができる。
なお、本実施形態では、信号系列割当部7は、分割信号テーブル選択部6により当該基地局セクタに対して選択された分割信号テーブルに含まれる信号を割り当てるものとして説明しているが、これに限るものではない。例えば、所定の条件を満たした場合は、他の分割信号テーブルに含まれる信号から構成される信号系列を割り当てることができる。
また、本実施形態では、各基地局セクタに対して順番に信号系列を割り当てているが、これに限るものではない。例えば、ある基地局セクタAに信号系列を割り当てた後に、別の基地局セクタBの信号系列を割り当てる際、離隔距離確保の関係上、基地局セクタAの(すでに割り当て済みの)信号系列を別の信号系列に再割り当てすることができる。このように、すでに割り当て済みの信号系列を再割り当てすることで、信号系列をより効率的、かつ適切に割り当てることができる。
1…信号系列割当装置1、2…セル半径算出部2、3…セル半径補正部3、4…所要信号算出部4、5…信号数算出部5、6…分割信号テーブル選択部6、7…信号系列割当部7、8…設計データベース管理部8、9…基地局諸元管理部9、10…設定パラメータ管理部10、11…信号系列管理部11、51…CPU、52…RAM、53…ROM、54…入力装置、55…出力装置、56…通信モジュール、57…補助記憶装置

Claims (16)

  1. 移動体通信システムにおける基地局の複数の通信エリアに対して1つ以上の信号から構成される信号系列を割り当てる信号系列割当装置であって、
    通信エリア内のエリアのうち、信号系列を割り当てるエリアのエリア半径を算出するエリア半径算出手段と、
    前記エリア半径算出手段により算出されたエリア半径に基づいて、通信エリアに割り当てる信号系列を構成する信号数を算出する信号数算出手段と、
    前記信号数算出手段により算出された信号数に基づいて、通信エリアに信号系列を割り当てる信号系列割当手段と、
    を備える信号系列割当装置。
  2. 各通信エリアに対して、割り当て可能な信号を含む信号テーブルが予め2つ以上に分割された複数の分割信号テーブルのうち1つの分割信号テーブルを選択する分割信号テーブル選択手段をさらに備え、
    前記信号系列割当手段は、通信エリアに信号系列を割り当てる際、前記分割信号テーブル選択手段により当該通信エリアに対して選択された分割信号テーブルと、前記信号数算出手段により算出された信号数とに基づいて、当該通信エリアに信号系列を割り当てる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の信号系列割当装置。
  3. 前記分割信号テーブル選択手段は、一の管理主体が管理する基地局の通信エリアのうち、他の管理主体が管理する基地局の通信エリアと隣接する通信エリアである境界エリアに対して、他の管理主体が管理する基地局における境界エリアに割り当てられている信号系列を構成する信号と異なる信号から構成される分割信号テーブルを選択することを特徴とする、請求項2に記載の信号系列割当装置。
  4. 前記分割信号テーブル選択手段は、予め定められた通信エリアに対して、周辺の通信エリアとは異なる分割信号テーブルを選択することを特徴とする、請求項2または3に記載の信号系列割当装置。
  5. 前記エリア半径算出手段は、基地局からの電波を送信するアンテナの高さと当該電波の送信方向とに基づいてエリア半径を算出することを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の信号系列割当装置。
  6. 前記エリア半径算出手段は、基地局と当該基地局からの電波を送信するアンテナとの伝搬遅延に基づいてエリア半径を算出することを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の信号系列割当装置。
  7. 前記エリア半径算出手段は、基地局からの電波を中継して増幅させる電波増幅装置の装置内遅延量に基づいてエリア半径を算出することを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の信号系列割当装置。
  8. 前記エリア半径算出手段は、基地局からの電波を中継して増幅させる電波増幅装置の電波の増幅度合いに基づいてエリア半径を算出することを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載の信号系列割当装置。
  9. 前記信号系列割当手段は、所定の基点との距離が短い通信エリアから順に信号系列を割り当てることを特徴とする、請求項1〜8の何れか一項に記載の信号系列割当装置。
  10. 前記信号系列割当手段は、信号系列を通信エリアに割り当てる際、当該通信エリアと、当該信号系列を構成する信号と同じ信号を少なくとも1つ含む信号系列を割り当てた別の通信エリアとの離隔距離を確保できる信号系列を割り当て、割り当て可能な信号すべてについて所定の離隔距離を確保できない場合は、最も長い離隔距離を確保できる信号から構成される信号系列を割り当てることを特徴とする、請求項1〜9の何れか一項に記載の信号系列割当装置。
  11. 移動体通信システムにおける基地局の複数の通信エリアに対して1つ以上の信号から構成される信号系列を割り当てる信号系列割当装置が、通信エリア内のエリアのうち、信号系列を割り当てるエリアのエリア半径を算出するエリア半径算出ステップと、
    信号系列割当装置が、前記エリア半径算出ステップにおいて算出されたエリア半径に基づいて、通信エリアに割り当てる信号系列を構成する信号数を算出する信号数算出ステップと、
    信号系列割当装置が、前記信号数算出ステップにおいて算出された信号数に基づいて、通信エリアに信号系列を割り当てる信号系列割当ステップと、
    を含む信号系列割当方法。
  12. 前記信号系列割当手段は、基地局の複数の通信エリアのうち、基地局に対する信号系列の送信タイミングが互いに異なる通信エリアに、重複する信号を含む信号系列を割り当てることを特徴とする、請求項1〜10の何れか一項に記載の信号系列割当装置。
  13. 前記信号系列割当手段は、基地局の複数の通信エリアのうち、基地局に対する信号系列の送信タイミングが互いに異なり、かつ前記信号数算出手段により算出された信号数が互いに同じである通信エリアに、同じ信号を含む信号系列を割り当てることを特徴とする、請求項12に記載の信号系列割当装置。
  14. 前記信号系列割当手段は、当該基地局のうち、前記信号数算出手段により算出された信号数が大きい通信エリア順に信号系列を割り当てることを特徴とする、請求項12または13に記載の信号系列割当装置。
  15. 前記信号系列割当手段は、一の通信エリアに信号系列を割り当てる際、当該一の通信エリアにおける基地局に対する信号系列の送信タイミングと同じであり、かつ当該信号系列を構成する信号と同じ信号を少なくとも1つ含む信号系列を割り当てた他の通信エリアと、前記一の通信エリアとの離隔距離を確保できる信号系列を割り当てることを特徴とする、請求項12〜14の何れか一項に記載の信号系列割当装置。
  16. 前記信号系列割当手段は、前記一の通信エリアに離隔距離を確保できる信号系列を割り当てることができない場合、前記他の通信エリアにおける基地局に対する信号系列の送信タイミングを異なる送信タイミングに変更することを特徴とする、請求項15に記載の信号系列割当装置。
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