JP2011182536A - 直流地絡検出継電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】地絡回線を特定する機能を備えた直流地絡検出継電器を提供する。
【解決手段】直流地絡検出継電器10は、地絡事故が発生したときに直流電路の主回線に交流電圧を印加するための交流電圧供給手段として地絡電源11、カップリングコンデンサ12、N極選択スイッチ13N、P極選択スイッチ13P、第1および第2の抵抗141,142、第1乃至第3のスイッチ151〜153を具備し、交流電圧を主回線に印加したときに主回線から分岐された複数の分岐回線にそれぞれ流れる交流地絡電流に含まれている対地静電容量電流を除去するための対地静電容量電流除去手段として交流電源41、可変コイル42および除去用スイッチ43を具備し、対地静電容量電流除去手段によって対地静電容量電流が除去された交流地絡電流に基づいて地絡回線を特定するための地絡回線特定手段として入力選択部31、演算部32および表示部33を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流地絡検出継電器に関し、特に、地絡事故が発生した直流電路の分岐回線を特定する機能を備えた直流地絡検出継電器に関する。
地絡事故が発生した直流電路の分岐回線(以下、「地絡回線」と称する。)を特定する原理として、直流電路の主回線1から分岐された第2の分岐回線22のP極側おいて地絡事故が発生した場合について図6に示すように、直流地絡電流Igが地絡点からアースおよび直流地絡検出継電器100を通って直流電源1に帰ってくるという閉回路が成立することを利用して、第1乃至第3の分岐回線21〜23にそれぞれ設置された第1乃至第3の変流器1071〜1073によって直流地絡電流Igを検出して、事故検出情報を直流地絡検出装置106に送ることが知られている。
また、直流地絡検出装置106として、第1乃至第3の変流器1071〜1073によって検出した直流地絡電流Igを交流信号に変換して、変換した交流信号を用いて地絡回線を特定する交流変換方式のものが知られている。
このような交流変換方式の直流地絡検出装置106は、直流地絡検出継電器100のメイク接点信号に基づいて動作を開始すると、直流地絡検出継電器100の接点を切り離すとともに、トランジスタによる電子的可変抵抗を所定の周波数の正弦波で制御して交流電圧を発生し主回線1に印加する。また、第1乃至第3の変流器1071〜1073によって検出される交流地絡電流igには地絡電流irおよび対地静電容量電流ic(対地静電容量を流れる電流)の両方が含まれているため、地絡電流irと対地静電容量電流icとの位相差が90°であることを利用した同期整流処理を行って対地静電容量電流icを除去して地絡電流irのみを抽出している(たとえば、テンパール工業株式会社製の直流電路地絡電流携帯変換器(DSR−D)および直流電路地絡点携帯検出器(DSP−D)参照)。
なお、下記の特許文献1には、主回路に交流成分が重畳された場合は地絡と判断しないように、直流主回路の不平衡電流を検出する検出コイルに2つの検出巻線を巻き、それらの2つの検出巻線に交互に矩形波電流を流して、P地絡かN地絡のいずれの状態においても直流地絡検出継電器を作動させる直流電路地絡検出継電器において、P地絡を検出するP地絡検出回路の出力の立ち上がりでスタートし、N地絡を検出するN地絡検出回路の出力の立ち上がりでストップするPタイマと、N地絡検出回路の出力の立ち上がりでスタートし、P地絡検出回路の出力の立ち上がりでストップするNタイマとを設け、これらのPタイマとNタイマの出力を合成した信号でONするスイッチング素子を直流地絡検出継電器をドライブするスイッチング素子と直列に接続した直流電路地絡検出継電器が開示されている。
また、下記の特許文献2には、地絡電流検出用として、フィーダ毎に設置された直流地絡検出継電器が不動作となる微地絡が各フィーダに発生し、その地絡電流の合成分が母線用直流地絡検出継電器の検出すべき地絡電流値以上である場合、簡素な回路構成により各フィーダの直流地絡検出継電器を動作させるために、直流地絡検出継電器をフィーダ毎に備えた直流回路において、地絡電流を検出する直流地絡検出回路と、地絡事故を判定する判定回路と、この判定回路の動作時に大地に予め設定された大きさの地絡電流を流す地絡電流増幅回路とを備えた直流地絡検出装置が開示されている。
特開平11−260236号公報 特開平9−61484号公報
しかしながら、上述した交流変換方式の直流地絡検出装置では、電子的可変抵抗を制御して交流電圧を発生したり、同期整流処理を行って対地静電容量電流icを除去したりする必要がある。
また、上述した交流変換方式の直流地絡検出装置を用いて地絡回線を特定する方法では、直流地絡検出継電器と直流地絡検出装置とが別々に構成されているが、作業性およびコストの観点からは両者を一体化したいという要請がある。
本発明の目的は、地絡回線を特定する機能を備えた直流地絡検出継電器を提供することにある。
本発明の直流地絡検出継電器は、地絡事故が発生したときに直流電路の主回線(1)に交流電圧を印加するための交流電圧供給手段と、前記交流電圧を前記主回線に印加したときに、該主回線から分岐された複数の分岐回線(21〜23)にそれぞれ流れる交流地絡電流(ig1〜ig3)に含まれている対地静電容量電流(ic1〜ic3)を除去するための対地静電容量電流除去手段と、該対地静電容量電流除去手段によって前記対地静電容量電流が除去された前記交流地絡電流に基づいて地絡回線を特定するための地絡回線特定手段とを具備することを特徴とする。
ここで、前記交流電圧供給手段が、交流電源である地絡電源(11)と、入力端が前記地絡電源の一端にカップリングコンデンサ(12)を介してそれぞれ接続されたN極選択スイッチ(13N)およびP極選択スイッチ(13P)と、一端が前記N極選択スイッチの出力端に接続された第1の抵抗(141)と、一端が前記P極選択スイッチの出力端に接続された第2の抵抗(142)と、前記直流地絡検出継電器のメイク接点信号によって連動して開閉制御される第1乃至第3のスイッチ(151〜153)とを備え、前記地絡電源の他端が前記第1のスイッチを介してアースされており、前記第2のスイッチの一端が前記第1の抵抗の他端に接続されているとともに、該第2のスイッチの他端がアースされており、前記第3のスイッチの一端が前記第2の抵抗の他端に接続されているとともに、該第3のスイッチの他端がアースされており、前記N極選択スイッチの出力端が前記主回線のN極側に接続されており、前記P極選択スイッチの出力端が前記主回線のP極側に接続されていてもよい。
前記直流電路のN極側に地絡事故が発生した場合に前記N極選択スイッチが閉じられ、前記直流電路のP極側に地絡事故が発生した場合に前記P極選択スイッチが閉じられてもよい。
前記直流電路に地絡事故が発生した場合に、前記第1のスイッチが閉じられ、前記第2および第3のスイッチが開かれてもよい。
前記対地静電容量電流除去手段が、前記複数の分岐回線にそれぞれ設置された複数の変流器(51〜53)の1次側で前記対地静電容量電流を除去してもよい。
前記対地静電容量電流除去手段が、交流電源(41)と、該交流電源と前記複数の変流器(51〜53)との間に設けられた可変コイル(42)と、前記直流電路に地絡事故が発生した場合に閉じられる除去用スイッチ(43)とを備えてもよい。
前記交流電源が、前記地絡電源と同期して交流電圧を出力してもよい。
前記複数の変流器に、交流電圧を前記交流電源から前記可変コイルを介して印加するための複数の除去用巻線(71〜73)がそれぞれ設けられており、該複数の除去用巻線が直列に接続されていてもよい。
前記複数の変流器に、交流電圧を前記交流電源から前記可変コイルを介して印加するための直列貫通線が貫通されていてもよい。
前記地絡回線特定手段が、前記可変コイルのリアクタンス値(L)を変えたときの前記複数の変流器から入力される前記交流地絡電流の最小電流値を求め、前記複数の分岐回線のうち該求められた交流地絡電流の最小電流値が“0”以外の値である分岐回線を地絡回線として特定するための演算部(32)を備えてもよい。
前記対地静電容量電流除去手段が、前記複数の分岐回線にそれぞれ設置された複数の変流器から入力される前記交流地絡電流に対して地絡電流(ir)および対地静電容量電流(ic1〜ic3)の位相差が90°であることを利用した同期整流処理を行って該対地静電容量電流を除去して該地絡電流のみを抽出する同期整流回路(51)を備えてもよい。
前記地絡回線特定手段が、前記同期整流回路によって抽出された前記地絡電流の電流値を求め、前記複数の分岐回線のうち該求められた地絡電流の電流値が“0”以外の値である分岐回線を地絡回線として特定するための演算部(32)を備えてもよい。
前記地絡回線特定手段が、前記演算部によって求められた前記交流地絡電流の最小電流値または前記地絡電流の電流値を表示するための表示部(33)をさらに備えてもよい。
本発明の直流地絡検出継電器は、以下に示す効果を奏する。
(1)交流電圧供給手段、対地静電容量電流除去手段および地絡回線特定手段を直流地絡検出継電器に備えているので、直流電路に地絡事故が発生したときに直流地絡検出継電器において地絡回線を特定することができる。
(2)交流電圧供給手段として地絡電源を備えているので、従来の直流地絡検出装置のように電子的可変抵抗を制御して交流電圧を発生する必要がない。
(3)対地静電容量電流除去手段を可変コイルを用いて構成することにより、可変コイルのリアクタンス値を変えていけば対地静電容量電流を除去することができるので、従来の直流地絡検出装置のように同期整流処理を行って対地静電容量電流を除去する必要がなくなる。
(4)直流地絡検出継電器と直流地絡検出装置とを一体化することができるので、作業性を向上させることができるとともにコストを低減することができる。
本発明の第1の実施例による直流地絡検出継電器10の構成を示すブロック図である。 第2の分岐回線22のN極側で地絡事故が発生した場合の直流地絡検出継電器10の動作について説明するための図である。 図1に示した可変コイル42のリアクタンス値Lを変えたときの第1乃至第3の交流地絡電流ig1〜ig3の電流値の変化を示すグラフであり、(a)は第1および第3の交流地絡電流ig1,ig3の電流値の変化を示すグラフであり、(b)は第2の交流地絡電流ig2の電流値の変化を示すグラフである。 第2の分岐回線22のP極側で地絡事故が発生した場合の直流地絡検出継電器10の動作について説明するための図である。 本発明の第2の実施例による直流地絡検出継電器50の構成を示すブロック図である。 直流地絡回線探査方法の原理を説明するための図である。
上記の目的を、交流電圧供給手段、対地静電容量電流除去手段および地絡回線特定手段を直流地絡検出継電器に備えることにより実現した。
以下、本発明の直流地絡検出継電器の実施例について、図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施例による直流地絡検出継電器10は、従来の直流地絡検出継電器としての機能する手段のほかに、地絡事故が発生したときに直流電路の主回線1(図2参照)に交流電圧を印加するための交流電圧供給手段と、交流電圧を主回線1に印加したときに、主回線1から分岐された複数の分岐回線(図2の第1乃至第3の分岐回線21〜23参照)にそれぞれ流れる交流地絡電流igに含まれている対地静電容量電流icを除去するための対地静電容量電流除去手段と、対地静電容量電流除去手段によって対地静電容量電流icが除去された交流地絡電流igに基づいて地絡回線を特定するための地絡回線特定手段とを備えることを特徴とする。
直流地絡検出継電器10は、交流電圧供給手段として、交流電源である地絡電源11と、カップリングコンデンサ12と、N極選択スイッチ13Nと、P極選択スイッチ13Pと、第1および第2の抵抗141,142と、第1乃至第3のスイッチ151〜153とを具備する。
ここで、地絡電源11の一端は、カップリングコンデンサ12を介してN極選択スイッチ13Nの入力端とP極選択スイッチ13Pの入力端とに接続されている。地絡電源11の他端は、第1のスイッチ151を介してアース(接地)されている。
N極選択スイッチ13NおよびP極選択スイッチ13Pは、地絡極判定部21によって開閉制御される。すなわち、地絡極判定部21において直流電路のN極側に地絡事故が発生したと判定された場合にはN極選択スイッチ13Nが閉じられ、地絡極判定部21において直流電路のP極側に地絡事故が発生したと判定された場合にはP極選択スイッチ13Pが閉じられる。なお、地絡極判定部21における判定結果は、N極地絡表示ランプ22NおよびP極地絡表示ランプ22Pの点灯によって表示される。
N極選択スイッチ13Nの出力端は、直流電路の主回線1のN極側に接続されているとともに(図2参照)、第1の抵抗141の一端に接続されている。
P極選択スイッチ13Pの出力端は、主回線1のP極側に接続されているとともに(図2参照)、第2の抵抗142の一端に接続されている。
第1の抵抗141の他端は第2のスイッチ152の一端に接続されており、第2の抵抗142の他端は第3のスイッチ153の一端に接続されている。
第2のスイッチ152の他端および第3のスイッチ153の他端はアースされている。
第1および第3のスイッチ151〜153は、直流地絡検出継電器10のメイク接点信号によって連動して開閉制御される。すなわち、第1および第3のスイッチ151〜153は、通常時には第1のスイッチ151が開かれるとともに第2および第3のスイッチ152,153が閉じられ、一方、直流地絡検出継電器10によって地絡事故が検出されると第1のスイッチ151が閉じられるとともに第2および第3のスイッチ152,153が開かれる。
直流地絡検出継電器10は、地絡回線特定手段として、入力選択部31と、演算部32と、表示部33とを具備する。
入力選択部31は、図2に示すように、主回線1から分岐された第1乃至第3の分岐回線21〜23にそれぞれ設置された第1乃至第3の変流器51〜53の第1乃至第3の巻線61〜63から入力される第1乃至第3の交流地絡電流ig1〜ig3を直流地絡検出継電器10に設けられた選択スイッチ(不図示)を用いて選択できるようにされている。
演算部32は、入力選択部31から入力される第1乃至第3の交流地絡電流ig1〜ig3の電流値を演算により求め、求めた第1乃至第3の交流地絡電流ig1〜ig3の電流値を表示部33に表示させる。
直流地絡検出継電器10は、対地静電容量電流除去手段として、第1乃至第3の交流地絡電流ig1〜ig3に含まれている第1乃至第3の対地静電容量電流ic1〜ic3を第1乃至第3の変流器51〜53の1次側で除去するための対地静電容量電流除去部40(以下、「ic除去部40」と称する。)を具備する。
ここで、ic除去部40は交流電源41、可変コイル42および除去用スイッチ43を備えており、交流電源41は地絡電源11と同期して交流電圧を出力する。
第1乃至第3の変流器51〜53に設けられた第1乃至第3の除去用巻線71〜73は、図2に示すように、直列に接続されており、交流電源41から交流電圧が可変コイル42を介して印加される。
可変コイル42は、直流地絡検出継電器10に設けられたリアクタンス変更用つまみ(不図示)を用いてリアクタンス値Lが変えられるようにされている。
除去用スイッチ43は、直流地絡検出継電器10のメイク接点信号によって開閉制御される。すなわち、除去用スイッチ43は、通常時には開かれており、直流地絡検出継電器10によって地絡事故が検出されると閉じられる。
次に、第2の分岐回線22のN極側で地絡事故が発生した場合の直流地絡検出継電器10の動作について、図2および図3を参照して説明する。
図2に示すように第2の分岐回線22のN極側で地絡事故がすると、直流地絡検出継電器10の地絡極判定部21によって、N極地絡表示ランプ22Nが点灯されるとともに、N極選択スイッチ13Nが閉じられる。また、直流地絡検出継電器10のメイク接点信号によって、第1のスイッチ151が閉じられ、第2および第3のスイッチ152,153が開かれるとともに、ic除去部40の除去用スイッチ43が閉じられる。
これにより、地絡電源11から出力される交流電圧が、図2に矢印で示すように、カップリングコンデンサ12およびN極選択スイッチ13Nを経由して主回線1のN極側に印加される。また、ic除去部40の交流電源41から出力される交流電圧が、可変コイル42を介して第1乃至第3の除去用巻線71〜73に印加される。
このとき、第2および第3のスイッチ152,153が開かれることにより、直流地絡検出継電器10のアース線が切り離される。
地絡電源11から出力される交流電圧が主回線1のN極側に印加されると、地絡電流irが、地絡事故が発生した第2の分岐回線22にのみ流れる。また、第1乃至第3の交流地絡電流ig1〜ig3が、第1乃至第3の変流器51〜53の第1乃至第3の巻線61〜63によって検出されたのちに直流地絡検出継電器10の入力選択部31に入力される。
作業員は、直流地絡検出継電器10に設けられた選択用スイッチを用いて、第1の交流地絡電流ig1を選択する。
選択された第1の交流地絡電流ig1は、演算部32に出力されて、その電流値が求められたのちに表示部33に表示される。
作業員は、直流地絡検出継電器10に設けられたリアクタンス変更用つまみを回して可変コイル42のリアクタンス値Lを変えながら、表示部33に表示される第1の交流地絡電流ig1の最小電流値を求めて記録する。
続いて、作業員は、選択用スイッチを用いて第2の交流地絡電流ig2を選択する。
選択された第2の交流地絡電流ig2は、演算部32に出力されて、その電流値が求められたのちに表示部33に表示される。
作業員は、リアクタンス変更用つまみを回して可変コイル42のリアクタンス値Lを変えながら、表示部33に表示される第2の交流地絡電流ig2の最小電流値を求めて記録する。
続いて、作業員は、選択用スイッチを用いて第3の交流地絡電流ig3を選択する。
選択された第3の交流地絡電流ig3は、演算部32に出力されて、その電流値が求められたのちに表示部33に表示される。
作業員は、リアクタンス変更用つまみを回して可変コイル42のリアクタンス値Lを変えながら、表示部33に表示される第3の交流地絡電流ig3の最小電流値を求めて記録する。
地絡事故が発生していない第1および第3の分岐回線21,23には地絡電流irは流れないため、図3(a)に示すように、可変コイル42のリアクタンス値Lを変えて第1および第3の対地静電容量電流ic1,ic3を完全に除去したときの第1および第3の交流地絡電流ig1,ig3の最小電流値は“0”となる一方、地絡事故が発生している第2の分岐回線22(地絡回線)には地絡電流irが流れるため、図3(b)に示すように、可変コイル42のリアクタンス値Lを変えて第2の対地静電容量電流ic2を完全に除去したときの第2の交流地絡電流ig2の最小電流値は“0”以外の値(地絡電流irの電流値)となるので、作業員は、記録した第1乃至第3の交流地絡電流ig1〜ig3の最小電流値が“0”でない第2の分岐回線22を地絡回線として特定する。
次に、第2の分岐回線22のP極側で地絡事故が発生した場合の直流地絡検出継電器10の動作について、図4を参照して説明する。
図4に示すように第2の分岐回線22のP極側で地絡事故がすると、地絡極判定部21によって、P極地絡表示ランプ22Pが点灯されるとともに、P極選択スイッチ13Pが閉じられる。また、直流地絡検出継電器10のメイク接点信号によって、第1のスイッチ151が閉じられ、第2および第3のスイッチ152,153が開かれるとともに、ic除去部40の除去用スイッチ43が閉じられる。
これにより、地絡電源11から出力される交流電圧が、図4に矢印で示すように、カップリングコンデンサ12およびP極選択スイッチ13Pを経由して主回線1のP極側に印加される。また、ic除去部40の交流電源41から出力される交流電圧が、可変コイル42を介して第1乃至第3の除去用巻線71〜73に印加される。
このとき、第2および第3のスイッチ152,153が開かれることにより、直流地絡検出継電器10のアース線が切り離される。
地絡電源11から出力される交流電圧が主回線1のP極側に印加されると、地絡電流irが、地絡事故が発生した第2の分岐回線22にのみ流れる。また、第1乃至第3の交流地絡電流ig1〜ig3が、第1乃至第3の変流器51〜53の第1乃至第3の巻線61〜63によって検出されたのちに直流地絡検出継電器10の入力選択部31に入力される。
以降、作業員は、上述した第2の分岐回線22のN極側で地絡事故が発生した場合と同様の作業を行って、表示部33に表示される第1乃至第3の交流地絡電流ig1〜ig3の最小電流値を求めて記録する。
地絡事故が発生していない第1および第3の分岐回線21,23には地絡電流irは流れないため、第1および第3の交流地絡電流ig1,ig3の最小電流値は“0”となる一方、地絡事故が発生している第2の分岐回線22(地絡回線)には地絡電流irが流れるため、第2の交流地絡電流ig2の最小電流値は“0”以外の値(地絡電流irの電流値)となるので、作業員は、記録した第1乃至第3の交流地絡電流ig1〜ig3の最小電流値が“0”でない第2の分岐回線22を地絡回線として特定する。
以上の説明においては、第1乃至第3の変流器51〜53に第1乃至第3の除去用巻線71〜73を設けたが、第1乃至第3の変流器51〜53を順番に貫通する直列貫通線を設けてもよい。
本発明の第2の実施例による直流地絡検出継電器50について、図5を参照して説明する。
本実施例による直流地絡検出継電器50は、図5に示すように、地絡回線特定手段としてic除去部40の代わりに同期整流部51を具備する点で、図1に示した第1の実施例による直流地絡検出継電器10と異なる。
すなわち、本実施例による直流地絡検出継電器50は、可変コイル42のリアクタンス値Lを変えて第1乃至第3の対地静電容量電流ic1〜ic3を除去する代わりに、地絡電流irおよび第1乃至第3の対地静電容量電流ic1〜ic3の位相差が90°であることを利用した同期整流処理を行って第1乃至第3の対地静電容量電流ic1〜ic3を除去して地絡電流irのみを抽出する同期整流回路51を具備する点で、上述した第1の実施例による直流地絡検出継電器10と異なる。
なお、図示していないが、同期整流回路51には、同期整流処理を行うために、交流電圧が地絡電源16から入力される。
このように直流地絡検出継電器50では同期整流回路51を用いて第1乃至第3の対地静電容量電流ic1〜ic3を除去するため、表示部33には地絡電流irの電流値のみが表示されるので、作業員は、表示部33に表示された地絡電流irの電流値が“0”以外の値を示す分岐回線を地絡回線として特定する。
なお、地絡事故が発生した場合の直流地絡検出継電器50の動作については、作業員によるリアクタンス変更用つまみを用いた可変コイル42のリアクタンス値Lの変更が必要なくなる点以外は、上述した第1の実施例による直流地絡検出継電器10の動作と同様であるので、詳細な説明は省略する。
地絡電源11および交流電源41としては、以下のような電源を用いる。
(1)電源プラグから入力されるAC100Vの交流電圧をトランスによって所定の電圧値の交流電圧に変換したのちに、カップリングコンデンサによって直流分を取り除いて、交流電圧を出力する電源。
(2)蓄電池から出力される直流電圧をインバータ回路で交流電圧に変換したのちに、カップリングコンデンサ45によって直流分を取り除いて、交流電圧を出力する電源。
1 主回線
1〜23 第1乃至第3の分岐回線
3 直流電源
1〜53 第1乃至第3の変流器
1〜63 第1乃至第3の巻線
1〜73 第1乃至第3の除去用巻線
10,50 直流地絡検出継電器
11 地絡電源
12 カップリングコンデンサ
13N N極選択スイッチ
13P P極選択スイッチ
141,142 第1および第2の抵抗
151〜153 第1乃至第3のスイッチ
21 地絡極判定部
22N N極地絡表示ランプ
22P P極地絡表示ランプ
31 入力選択部
32 演算部
33 表示部
41 交流電源
42 可変コイル
43 除去用スイッチ
51 同期整流部
g1〜ig3 第1乃至第3の交流地絡電流
r 地絡電流
c1〜ic3 第1乃至第3の対地静電容量電流

Claims (13)

  1. 地絡事故が発生したときに直流電路の主回線(1)に交流電圧を印加するための交流電圧供給手段と、
    前記交流電圧を前記主回線に印加したときに、該主回線から分岐された複数の分岐回線(21〜23)にそれぞれ流れる交流地絡電流(ig1〜ig3)に含まれている対地静電容量電流(ic1〜ic3)を除去するための対地静電容量電流除去手段と、
    該対地静電容量電流除去手段によって前記対地静電容量電流が除去された前記交流地絡電流に基づいて地絡回線を特定するための地絡回線特定手段と、
    を具備することを特徴とする、直流地絡検出継電器。
  2. 前記交流電圧供給手段が、
    交流電源である地絡電源(11)と、
    入力端が前記地絡電源の一端にカップリングコンデンサ(12)を介してそれぞれ接続されたN極選択スイッチ(13N)およびP極選択スイッチ(13P)と、
    一端が前記N極選択スイッチの出力端に接続された第1の抵抗(141)と、
    一端が前記P極選択スイッチの出力端に接続された第2の抵抗(142)と、
    前記直流地絡検出継電器のメイク接点信号によって連動して開閉制御される第1乃至第3のスイッチ(151〜153)とを備え、
    前記地絡電源の他端が前記第1のスイッチを介してアースされており、
    前記第2のスイッチの一端が前記第1の抵抗の他端に接続されているとともに、該第2のスイッチの他端がアースされており、
    前記第3のスイッチの一端が前記第2の抵抗の他端に接続されているとともに、該第3のスイッチの他端がアースされており、
    前記N極選択スイッチの出力端が前記主回線のN極側に接続されており、
    前記P極選択スイッチの出力端が前記主回線のP極側に接続されている、
    ことを特徴とする、請求項1記載の直流地絡検出継電器。
  3. 前記直流電路のN極側に地絡事故が発生した場合に前記N極選択スイッチが閉じられ、前記直流電路のP極側に地絡事故が発生した場合に前記P極選択スイッチが閉じられることを特徴とする、請求項2記載の直流地絡検出継電器。
  4. 前記直流電路に地絡事故が発生した場合に、前記第1のスイッチが閉じられ、前記第2および第3のスイッチが開かれることを特徴とする、請求項2または3記載の直流地絡検出継電器。
  5. 前記対地静電容量電流除去手段が、前記複数の分岐回線にそれぞれ設置された複数の変流器(51〜53)の1次側で前記対地静電容量電流を除去することを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の直流地絡検出継電器。
  6. 前記対地静電容量電流除去手段が、
    交流電源(41)と、
    該交流電源と前記複数の変流器(51〜53)との間に設けられた可変コイル(42)と、
    前記直流電路に地絡事故が発生した場合に閉じられる除去用スイッチ(43)と、
    を備えることを特徴とする、請求項5記載の直流地絡検出継電器。
  7. 前記交流電源が、前記地絡電源と同期して交流電圧を出力することを特徴とする、請求項6記載の直流地絡検出継電器。
  8. 前記複数の変流器に、交流電圧を前記交流電源から前記可変コイルを介して印加するための複数の除去用巻線(71〜73)がそれぞれ設けられており、
    該複数の除去用巻線が直列に接続されている、
    ことを特徴とする、請求項6または7記載の直流地絡検出継電器。
  9. 前記複数の変流器に、交流電圧を前記交流電源から前記可変コイルを介して印加するための直列貫通線が貫通されていることを特徴とする、請求項6または7記載の直流地絡検出継電器。
  10. 前記地絡回線特定手段が、前記可変コイルのリアクタンス値(L)を変えたときの前記複数の変流器から入力される前記交流地絡電流の最小電流値を求め、前記複数の分岐回線のうち該求められた交流地絡電流の最小電流値が“0”以外の値である分岐回線を地絡回線として特定するための演算部(32)を備えることを特徴とする、請求項6乃至9いずれかに記載の直流地絡検出継電器。
  11. 前記対地静電容量電流除去手段が、前記複数の分岐回線にそれぞれ設置された複数の変流器から入力される前記交流地絡電流に対して地絡電流(ir)および対地静電容量電流(ic1〜ic3)の位相差が90°であることを利用した同期整流処理を行って該対地静電容量電流を除去して該地絡電流のみを抽出する同期整流回路(51)を備えることを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の直流地絡検出継電器。
  12. 前記地絡回線特定手段が、前記同期整流回路によって抽出された前記地絡電流の電流値を求め、前記複数の分岐回線のうち該求められた地絡電流の電流値が“0”以外の値である分岐回線を地絡回線として特定するための演算部(32)を備えることを特徴とする、請求項11記載の直流地絡検出継電器。
  13. 前記地絡回線特定手段が、前記演算部によって求められた前記交流地絡電流の最小電流値または前記地絡電流の電流値を表示するための表示部(33)をさらに備えることを特徴とする、請求項10または12記載の直流地絡検出継電器。
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