JP2011179569A - Disc brake - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ディスクブレーキに関する。 The present invention relates to a disc brake.
従来、電動モータの回転を遊星歯車機構により減速し、この減速された回転を回転/直動変換機構により直線運動に変換することによりピストンを推進させる電動のディスクブレーキが知られている(例えば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, there is known an electric disc brake that propels a piston by decelerating the rotation of an electric motor by a planetary gear mechanism and converting the decelerated rotation to a linear motion by a rotation / linear motion conversion mechanism (for example, Patent Document 1).
このようなディスクブレーキにおいては、遊星歯車機構をサブアセンブリ化することで、組立て性を向上させることができる。例えば、複数個の遊星歯車(プラネタリギヤ)を支持するキャリアを軸線方向に分割して2つの部品で構成し、各遊星歯車を回転可能に支持する各ピンを利用して両部品を相対して位置決めさせる構造が知られている。この構造は、両部品に形成する上記ピン穴の位置決め精度(ケーシングの加工精度)を管理するため、製造が煩雑となる傾向にある。
本発明の目的は、製造が容易なディスクブレーキを提供することにある。
In such a disc brake, the assemblability can be improved by sub-assembling the planetary gear mechanism. For example, a carrier that supports a plurality of planetary gears (planetary gears) is divided into two parts in the axial direction, and both parts are positioned relative to each other using pins that rotatably support each planetary gear. The structure to make it known is known. Since this structure manages the positioning accuracy (casing processing accuracy) of the pin holes formed in both parts, the manufacturing tends to be complicated.
An object of the present invention is to provide a disc brake that is easy to manufacture.
上記課題を解決するために、本発明のディスクブレーキは、キャリパ本体のシリンダ内に設けられブレーキパッドをディスクロータへ押圧させる押圧部材と、前記キャリパ本体に取付けられる電動モータと、前記電動モータの回転力を増力させる減速機構と、該減速機構により増力された回転力を直線運動に変換する回転/直動変換機構と、該回転/直動変換機構により得られた直線運動により前記押圧部材を推進させ、推進させた前記押圧部材を駐車制動位置に保持させる駐車ブレーキ機構と、を有するディスクブレーキであって、前記減速機構は、前記電動モータからの回転力が入力/出力される太陽歯車と、前記太陽歯車の回転軸を中心に公転する複数個の遊星歯車と、各遊星歯車に噛合される内歯歯車と、各遊星歯車を回転可能に支持して各遊星歯車の公転に伴い自転することにより前記電動モータからの回転力が入力/出力されるキャリア部材と、を有し、前記キャリア部材は、前記複数個の遊星歯車に対して軸方向一側に位置して前記キャリパ本体に軸支される第1軸部と、前記複数個の遊星歯車に対して前記第1軸部の反対側で前記キャリパ本体に軸支される第2軸部と、前記複数個の遊星歯車を各々その軸方向の片側でのみ前記第1軸部に回転可能に支持する支持部と、前記複数個の遊星歯車の間を通って延びて前記第1軸部と前記第2軸部とを一体に結合させる架橋部と、を有することを特徴とする。 In order to solve the above problems, a disc brake according to the present invention includes a pressing member that is provided in a cylinder of a caliper body and presses a brake pad against a disc rotor, an electric motor attached to the caliper body, and rotation of the electric motor. A speed reduction mechanism that increases the force, a rotation / linear motion conversion mechanism that converts the rotational force increased by the speed reduction mechanism into linear motion, and the pressing member is propelled by the linear motion obtained by the rotation / linear motion conversion mechanism And a parking brake mechanism that holds the pushed pressing member in a parking braking position, wherein the speed reduction mechanism includes a sun gear to which rotational force from the electric motor is input / output, A plurality of planetary gears revolving around the rotation axis of the sun gear, an internal gear meshed with each planetary gear, and each planetary gear rotatably supported And a carrier member to which rotational force from the electric motor is input / output by rotating along with the revolution of each planetary gear, and the carrier member is axial with respect to the plurality of planetary gears. A first shaft portion that is located on one side and is pivotally supported on the caliper body, and a second shaft portion that is pivotally supported on the caliper body on the opposite side of the first shaft portion with respect to the plurality of planetary gears. A supporting portion that rotatably supports the plurality of planetary gears on the first shaft portion only on one axial side thereof, and the first shaft portion extending between the plurality of planetary gears. And a bridging portion for integrally joining the second shaft portion.
製造が容易なディスクブレーキを提供することができる。 A disc brake that is easy to manufacture can be provided.
本発明の一実施形態を添付した図を参照して説明する。なお、本実施形態においては、図1に示されるキャリパ浮動型の電動ディスクブレーキ1を説明する。ディスクブレーキ1は、車輪とともに回転するディスクロータ1Aと、ナックル等の車体側の非回転部分(図示しない)に固定されるキャリア5と、ディスクロータ1Aの軸方向(図1における左右方向)両側に配設されてキャリア5により支持される一対のブレーキパッド2、3と、キャリア5によりディスクロータ1Aの軸方向へ移動可能に支持されるキャリパ4と、を有する。該キャリパ4の主体であるキャリパ本体6は、円筒形に形成されてインナパッド2に対向する基部側に設けられるシリンダ部7と、シリンダ部7からディスクロータ1Aを跨いで延びてアウタパッド3に対向する先端側に設けられる爪部8と、を有する。シリンダ部7は、インナパッド2側が開口して反対側(図1における右側)が底壁9を有する有底のシリンダ10を有する。
An embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In the present embodiment, the caliper floating type electric disc brake 1 shown in FIG. 1 will be described. The disc brake 1 includes a
上記シリンダ部7のシリンダ10内には、有底円筒形に形成されて底部がインナパッド2に対向するように向けられたピストン12(押圧部材)がシリンダ10に摺動可能に収容される。シリンダ10の内壁には、シリンダ10の周方向に沿って環状に形成された溝部に収容されたピストンシール11が設けられている。このピストンシール11の内周面には、ピストン12の外周面が移動可能に接触している。キャリパ本体6は、底壁9とピストン12とにより画定される液圧室13を有し、該液圧室13には、マスタシリンダ等の液圧供給源からの液圧が、シリンダ部7に設けられた供給ポート(図示しない)を通じて供給されるように構成されている。ピストン12には、インナパッド2に対向する対向面に凹部14が設けられ、この凹部14に、インナパッド2の背面に形成された凸部15を係合させることにより、シリンダ10に対するピストン12の回転が阻止されている。また、ピストン12の底部側とキャリパ本体6との間には、液圧室13内へ異物が入り込むことを阻止するダストブーツ16が設けられる。
In the
キャリパ本体6には、ハウジング35を介して電動モータ38が取付けられる。また、キャリパ本体6およびハウジング35には、電動モータ38の回転力を増力(減速)させる減速機構と、減速機構により増力された回転力を直線運動(以下、必要に応じて直線運動と直動とを使い分ける)に変換し、得られた直線運動によりピストン12をシリンダ10に対して推進させるボールランプ機構28(回転/直動変換機構)と、ブレーキパッド2、3の摩耗量に応じてピストン12のシリンダ10に対する位置を調整するパッド摩耗調整機構17と、が設けられる。
An
パッド摩耗調整機構17は、調整ナット18とプッシュロッド19とを有する。調整ナット18は、ピストン12に対して回転可能に嵌合され、ピストン12に形成されたテーパ状の摩擦面20に摩擦係合される摩擦面21を有している。該摩擦面21は、フランジ部分のボールランプ機構28側に設けられた皿ばね22およびスラストベアリング23により、摩擦面20に押圧されるように構成されている。なお、調整ナット18の先端部(ピストン12の内底部側)は、ピストン12の内底部に形成される空間24に移動可能に気密に嵌合され、該空間24は、通路25およびダストブーツ16を介して大気に連通される。また、皿ばね22は、ピストン12の内壁に形成された環状の溝に嵌合された止め輪によりピストン12に対する抜け(図1における右方向への移動)が阻止されている。
The pad
プッシュロッド19は、軸形状の一端が調整ナット18のねじ穴に螺合され、フランジ形状の他端部がシリンダ10に固定されたリテーナ26によりシリンダ10の軸方向へ案内されるとともにその軸回りの回転が阻止されている。また、プッシュロッド19は、他端がコイルばね27のばね力によりシリンダ10の底部側(図1における右側)へ付勢されることにより、ボールランプ機構28の回転直動プレート29へスラストワッシャ30を介して押圧されている。パッド摩耗調整機構17は、調整ナット18とプッシュロッド19とが多条ねじにより接続されることにより、調整ナット18とプッシュロッド19との間で回転/直線運動変換が可能である。上記多条ねじのねじ山の間には所定の隙間、いわゆるビルトインクリアランスが設定されている。これにより、調整ナット18とプッシュロッド19とがビルトインクリアランス分だけ相対直線運動できる構造になっており、液圧室13に液圧が付加されたときにピストン12が摺動するようになっている。なお、コイルばね27のばね力は、皿ばね22のばね力よりも大きく設定される。
One end of the
ボールランプ機構28は、シリンダ10に対して軸方向(図1における左右方向)に移動可能で、かつ軸回りに回転可能に支持された回転直動プレート29と、シリンダ10の底壁9により支持され、かつピン31により軸回りの回転が阻止された固定プレート32と、を有する。回転直動プレート29および固定プレート32は、各々の対向面に相対して形成された複数個(本実施形態では、各々3個)の傾斜を有するボール溝29A、32Aを有し、回転直動プレート29と固定プレート32との相対するボール溝29A、32A間には、各々鋼球からなるボール33が組み込まれている。この構成により、回転直動プレート29が固定プレート32に対して軸回りに回転されると、相対するボール溝29A、32A間を各ボール33が転動することにより、回転直動プレート29が、軸回りに回転しながら軸方向へ移動される。なお、回転直動プレート29および固定プレート32のボール溝29A、32Aは、一定の傾斜を有する他、傾斜を変化させて構成することもできる。
The
ディスクブレーキ1は、キャリパ4の液圧室13の底部側(図1における右側)のハウジング35内に構成された駐車ブレーキ機構34を有する。該駐車ブレーキ機構34は、回転規制機構34Aと、遊星歯車機構36と平歯多段機構37とにより構成される前述した減速機構と、を含む。駐車ブレーキ機構34は、ボールランプ機構28の回転直動プレート29に連結された駆動軸39が、液圧室13の底壁9を貫通してハウジング35内に延び、該駆動軸39の先端部には、平歯多段機構37の第2減速歯車43が取り付けられている。なお、液圧室13とハウジング35との間は、底壁9に設けられたシール部材40によりシールされている。また、第2減速歯車43は、駆動軸39に取り付けられた止め輪83により駆動軸39に対する軸方向への移動が阻止されている。
The disc brake 1 has a
遊星歯車機構36は、電動モータ38のシャフト58に固定された太陽歯車44と、該太陽歯車44に噛合される複数個(本実施形態では、3個)の遊星歯車45と、各遊星歯車45に噛合される内歯歯車46と、各遊星歯車45を各ピン47(支持部)により回転可能に片持ち支持するキャリア41(第1軸部)と、を有する。なお、内歯歯車46は、ハウジング35に形成されたボス35Bの外周面により軸回りに回転可能に軸支されるとともに、後述するホルダ85の外周面に固定されたワッシャ49により軸方向への移動が阻止されている。
The
キャリア41は、円盤状部41Aとこの円盤状部41Aの一面側に配置される軸部41Bとが一体となった形状に形成されており、円盤状部41Aの外周の一部分には、後述するレバー54の爪部55が係合可能なラチェット歯57が形成され、円盤状部41Aの中心部と外周縁との間には、遊星歯車45を回転可能に片持ち支持する各ピン47が圧入固定される貫通穴であるピン穴41Cが円周方向に沿って等間隔(本実施形態においては120°ずつ)に形成されている。また、円盤状部41Aの中央部で軸部41Bと反対側の面には、後述するホルダ85の先端部が挿入される凹部41Dと、この凹部41Dから放射状に延びる複数の溝82(本実施形態においては3つ)とが形成されている。キャリア41の軸部41Bは、外周側に小歯車41Eが形成されるとともに、内周側にキャリア41の中心軸上に位置する固定穴41Fが形成されている。この固定穴41Fには、ピン84が圧入固定されるようになっている。ピン84は、一端(図1における右側の端)が、ハウジング35に取り付けられたカバー61の凹部61に回転可能に支持され、他端(電動モータ38側)が、太陽歯車44および電動モータ38のシャフト58を囲繞するように設けられたホルダ85(図3も参照)の先端部に形成された固定穴85Cに圧入固定される。ホルダ85は、複数個の遊星歯車45に対してキャリア41(第1軸部)の反対側に配置された円環形状をなす後端部85B(第2軸部)を有している。該後端部85Bは、キャリパ本体6、より詳細には、ハウジング35に形成されたボス35Bの内周面により、回転可能に軸支される。また、ホルダ85は、後端部85Bからキャリア41に向けて軸方向(図1における右方向)へ太陽歯車44を越えて延び、その後、R部を介してピン84に向けて延びる複数個(本実施形態では、3個)のリブ85A(架橋部)を有する。また、後端部85Bの外周側にはワッシャ49を位置決めするための段部85Dが形成されている。
The
図3に示されるように、3つのリブ85Aは、各々所定幅を有してホルダ85の後端部85Bにその周方向へ120°の角度位相で設けられる。また、3つのリブ85Aは、後端部85Bから延びて最終的に集合して円環形の先端部を形成する。そして、該ホルダ85の先端部(リブ85Aの先端部と換言することもできる)が、キャリア41の凹部41D内に挿入されてピン84に圧入固定されるることにより、キャリア41(第1軸部)とホルダ85の後端部85B(第2軸部)とが一体に結合される。
As shown in FIG. 3, the three
ここで、各リブ85Aは、図4に示されるように、相互に隣接する遊星歯車45間を通過するようにして延びるので、ホルダ85が遊星歯車45に干渉することはない。また、ホルダ85は、前述したワッシャ49をハウジング35のボス35Bの端面と各遊星歯車45との間に介在させたことにより、軸方向への移動が阻止される。さらに、ホルダ85は、図5に示されるように、各リブ85AのR部を介してピン84に向けて延びる部分(ホルダ85の軸線に対して垂直に延びる部分)が、キャリア41の各溝82に係合されることにより、キャリア41に対する軸回りの回転が阻止されている。また、キャリア41にピン84、各ピン47を固定して各ピン47に各遊星歯車45を嵌め込んだ状態で、ワッシャ49を組み込んだホルダ85をピン84に固定することで、キャリアアッシーAを組み立てることができ、このキャリアアッシーAをキャリパ本体6、より詳細には、ハウジング35に形成されたボス35Bに組み込むことで、電動ディスクブレーキ1の製造を容易に行なうことができる。
Here, as shown in FIG. 4, the
図5に示されるように、回転規制機構34Aは、各々涙滴形に形成されて内歯歯車46の一側面(図1における右側、すなわちキャリア41側の側面)の外縁部に突出して設けられる第1凸部51および第2凸部52と、ハウジング35の所定位置に固定された固定ピン53により該固定ピン53の回りに回転可能に支持されるレバー54と、ハウジング35の所定位置に設けれられてレバー54を固定ピン53の回りに図5における時計回り方向へ付勢する所定のセット荷重に設定されたコイルばね56と、を有する。レバー54は、コイルばね56の延長上(図5における下側)に形成される爪部55を有する。
As shown in FIG. 5, the
回転規制機構34Aは、図6(A)に示される第1凸部51と第2凸部52との双方がレバー54に接触していない状態で、内歯歯車46が図6(A)における時計回り方向へ回転して第1凸部51が爪部55に接触すると、レバー54が固定ピン53の回りに反時計回り方向へ回転して爪部55がキャリア41に接触するように構成される。一方、内歯歯車46が反時計回り方向に回転して第2凸部52が爪部55に接触すると、レバー54が時計回り方向へ回転して爪部55がハウジング35の規制部35Aに当接するように構成される。
The
回転規制機構34Aは、上述したキャリア41のラチェット歯57を含んで構成され、レバー54の爪部55とラチェット歯57との係合は、キャリア41の時計回り方向への回転(ピストン12の戻り方向に対応する回転)を規制する(図9(A)参照)ようになっている。一方、反時計回り方向への回転は、ラチェット歯57で爪部55を押圧してラチェット歯57のプロフィールに応じてレバー54を固定ピン53の回りに時計回り方向へ回転させる(ラチェット歯57が爪部55を押し上げて乗り越える)ことにより(図10(A)参照)、その回転は規制されない構造になっている。
The
図1に示されるように、平歯多段機構37は、キャリア41の小歯車41Bに噛合する大歯車60Aと小歯車60Bとが一体に形成された第1減速歯車60と、該第1減速歯車60の小歯車60Bに噛合する大歯車43Aが形成された第2減速歯車43と、により構成される。第1減速歯車60は、一端がカバー61に固定されるとともに他端がハウジング35に固定されたシャフト62により回転可能に支持される。第2減速歯車43と駆動軸39とは、スプライン結合されて軸回りの相対回転が阻止されている。
As shown in FIG. 1, the spur
なお、図1における符号70は、電動モータ38を制御する電子制御ユニットであり、符号71は、駐車ブレーキの作動/解除信号を電子制御ユニット70へ出力する駐車スイッチである。
1 is an electronic control unit that controls the
次に、本実施形態の作用を説明する。まず、液圧ブレーキとしてのディスクブレーキ1の制動時における作用を説明する。運転者によりブレーキペダルが踏み込まれると、ブレーキペダルの踏力に応じた液圧(作動油圧)がマスタシリンダ(図示しない)から液圧回路を介してキャリパ4内の液圧室13に供給される。これにより、ピストン12がピストンシール11を撓ませながら前進(図1における左方向へ移動)してインナパッド2がディスクロータ1Aに押付けられ、その反力によりキャリパ4がキャリア5に対して図1における右方向へ移動され、爪部8に取り付けられたアウタパッド3がディスクロータ1Aに押付けられる。その結果、ディスクロータ1が一対のブレーキパッド2、3により挟み付けられることで制動力が発生する。
Next, the operation of this embodiment will be described. First, the action at the time of braking of the disc brake 1 as a hydraulic brake will be described. When the driver depresses the brake pedal, a hydraulic pressure (working hydraulic pressure) corresponding to the depressing force of the brake pedal is supplied from a master cylinder (not shown) to the
そして、運転者がブレーキペダルを開放すると、マスタシリンダからの液圧の供給が途絶え、液圧室13内の液圧が低下する。これにより、ピストンシール11の弾性によりピストン12が原位置まで戻され、その結果、制動力が解除される。ブレーキパッド2、3の摩耗に伴いピストン12の移動量が増大すると、ピストン12とピストンシール11との間に滑りが生じることにより、ピストン12の原位置を移動させてパッドクリアランスを一定に調整する。なお、パッド摩耗調整機構17の詳細な動作は、当業者における周知技術であるため、ここではその説明を省略する。
When the driver releases the brake pedal, the supply of fluid pressure from the master cylinder is interrupted, and the fluid pressure in the
次に、駐車ブレーキ機構34の作用を説明する。図6(A)は、駐車ブレーキのリリース状態、すなわち、駐車ブレーキが解除された状態を概略的に図解するものであり、図6〜図11の(B)は、それぞれ(A)の状態に対応するボール33のボール溝29A、32Aに対する位置を表す。図6(A)に示される駐車ブレーキのリリース状態において、駐車スイッチ71が操作されて駐車ブレーキが適用されると、電子制御ユニット70の制御に基づき電動モータ38が作動し、これにより、遊星歯車機構36および平歯多段機構37が駆動され、キャリア41には、ピン84の回りに図6(A)における反時計回り方向へ回転するトルクが付与される。この状態では、ボールランプ機構28は、コイルばね27のばね力により回転直動プレート29の軸回りの回転が抑止されていることから、キャリア41は回転しない。これにより、キャリア41に付与されるトルクの反力が平歯多段機構37を介して遊星歯車機構36に入力され、これにより、キャリア41の反力を受ける形で、内歯歯車46が図6(A)における時計回り方向へ回転する。
Next, the operation of the
そして、図7(A)に示されるように、内歯歯車46の第1凸部51がレバー54の爪部55に接触すると、ボールランプ機構28を駆動させるトルクが、レバー54を固定ピン53の回りに回転させるために必要なトルクよりも小さく設定されていることから、内歯歯車46は回転しない。これにより、図8(A)に示されるように、キャリア41は、図8(A)における反時計回り方向へ回転する。そして、電動モータ38の回転がボールランプ機構28(回転/直動変換機構)により直線運動に変換されてピストン12が推進されると、前述した制動力が発生する。
7A, when the first
ここで、レバー54を固定ピン53の回りに回転させるのに必要なトルクと、ボールランプ機構28を順回転(ピストン12を推進させる時の回転)させるのに必要なトルクとを比較すると、レバー54を固定ピン53の回りに回転させるためのトルクよりも、ボールランプ機構28を回転させるためのトルクが大きく設定されている。これにより、ラチェット歯57がレバー54を押し上げながら、キャリア41が図8(A)における反時計回り方向へ回転する。そして、要求される制動力が得られると、電子制御ユニット70の制御により電動モータ38への通電が減少され、制動力の反力によりボールランプ機構28が順回転に対して逆回転する。
Here, when the torque required to rotate the
これにより、キャリア41は、最初に図8(A)における時計回り方向へ回転するが、内歯歯車46にも図8(A)における時計回り方向へのトルクが付与されているため、図9(A)に示されるように、レバー54の爪部55がラチェット歯57の谷部57Aに入り込む位置までキャリア41が回転すると、図9(A)に示されるように、レバー54の爪部55とラチェット歯57とが噛合される。これにより、キャリア41の図9(A)における時計回り方向への回転が阻止され、ディスクブレーキ1の制動力が保持される。
As a result, the
この状態で、駐車スイッチ71が操作され、駐車ブレーキの適用が解除されると、電子制御ユニット70の制御に基づき電動モータ38が作動し、これにより、遊星歯車機構36および平歯多段機構37が駆動され、キャリア41には、ピン84の回りに図9(A)における時計回り方向へ回転するようなトルクが付与される。この図9(A)に示される状態では、レバー54の爪部55とラチェット歯57とが噛合されていることから、キャリア41は、図9(A)における時計回り方向への回転が阻止され、回転しない。
In this state, when the
一方、内歯歯車46は、キャリア41に付与されるトルクの反力により図9(A)における反時計回り方向へ回転し、第2凸部52がレバー54の爪部55に当接する。これにより、レバー54が固定ピン53の回りに図9(A)における時計回り方向へ回転し、図10(A)に示されるように、レバー54の爪部55とラチェット歯57との噛み合いが解除される。その結果、キャリア41が図10(A)における反時計回り方向へ回転し、この回転が平歯多段機構37を介してボールランプ機構28に伝達され、ボールランプ機構28が図11(A)に示される初期位置に復帰し、駐車ブレーキのリリース、すなわち、駐車ブレーキの解除が完了する。
On the other hand, the
この実施形態では以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、従来技術のディスクブレーキにおける遊星歯車機構(減速機構)のキャリアに相当する部品をキャリアの軸方向に分割してキャリア41とホルダ85との2つの部品で構成し、キャリア41(第1軸部)とホルダ85とを共通の軸線上に配置されたピン84のみで結合する構造を採用したことにより、例えば、各遊星歯車を支持する各ピン47(支持部)によって2つの部品を結合させるような遊星歯車を両持ちにした減速機を採用したディスクブレーキと比較した場合、遊星歯車機構36の同軸度を容易に確保することができる。ここで本実施形態の遊星歯車機構36の場合、位置精度が要求されるのは、ホルダ85の後端部85Bと固定穴85Cとの同軸度と、キャリア41の各ピン47と固定穴41Fとの位置精度とでだけであり、比較的少ない箇所の仕上げ加工で遊星歯車機構36を電動ディスクブレーキ1に組み込むことが可能になる。したがって、生産性を向上させることができるとともに製造コストの増大を抑制することができる。
This embodiment has the following effects.
According to this embodiment, a part corresponding to the carrier of the planetary gear mechanism (reduction mechanism) in the disc brake of the prior art is divided into two parts of the
また、本実施形態によれば、遊星歯車機構36を構成するキャリア41、ホルダ85および遊星歯車をサブアセンブリ化してキャリアアッシーAを構成することが可能になり、組立が容易になることから、製造(組立)工程を合理化することができる。
また、本実施形態によれば、ホルダ85の先端部(リブ85Aの先端部と換言することもできる)をキャリア41の凹部41A内に挿入し、ホルダ85の各リブ85A(架橋部)をキャリア41の溝82に係合させたので、仮にピン84の圧入固定力が不足している場合であっても、ホルダ85がキャリア41に対して確実に回り止めされ、ホルダ85の各リブ85Aが遊星歯車45に干渉することがなく、装置の信頼性を確保することができる。
また、本実施形態によれば、キャリアアッシーAは、一端(キャリア41側)がカバー61により支持されるとともに他端(ホルダ85側、より詳しくは後端部85B〔第2軸部〕)がハウジング35により支持される両端支持(両持ち)であるので、第1減速歯車60および回転規制機構34Aからの反力(ラジアル荷重)が当該キャリア部品に入力された場合であっても、軸が傾くことがなく、作動音、効率等の基本性能、ならびに回転規制機構34A(駐車ブレーキ機構34)の信頼性を確保することができる。特に、本実施形態のディスクブレーキ1のように、キャリア41にラチェット歯57が形成されている場合、ラチェット歯57が爪部55に噛合された時に、キャリア41にラジアル荷重が作用するが、キャリア部品を両端支持構造としたことで、剛性は確保される。
Further, according to the present embodiment, the
Further, according to the present embodiment, the tip end portion of the holder 85 (which can also be referred to as the tip end portion of the
Further, according to the present embodiment, the carrier assembly A has one end (the
なお、本実施形態においては、回転/直動変換機構としてボールランプ機構28を採用し、これにパッド摩耗調整機構17を組み合わせてディスクブレーキ1を構成したが、ボールランプ機構28およびパッド摩耗調整機構17の代わりに、例えば、ボールねじ機構等の高効率連続ねじを使用することができる。
また、三角ねじに代表される逆作動性がない滑りねじを使用する場合、内歯歯車46をハウジング35に固定することで、回転規制機構34Aが不要になる。この場合、より低コストでの製造が可能になる。
In the present embodiment, the
Further, in the case of using a sliding screw having no reverse operability represented by a triangular screw, the
1 ディスクブレーキ、2 インナパッド(ブレーキパッド)、3 アウタパッド(ブレーキパッド)、6 キャリパ本体、10 シリンダ、12 ピストン(押圧部材)、28 ボールランプ機構(回転/直動変換機構)、34 駐車ブレーキ機構、36 遊星歯車機構(減速機構)、37 平歯多段機構(減速機構)、38 電動モータ、41 キャリア(第1軸部)、44 太陽歯車、45 遊星歯車、46 内歯歯車、47 ピン(支持部)、85 ホルダ、85A リブ(架橋部)、85B ホルダの後端部(第2軸部)
1 disc brake, 2 inner pad (brake pad), 3 outer pad (brake pad), 6 caliper body, 10 cylinder, 12 piston (pressing member), 28 ball ramp mechanism (rotation / linear motion conversion mechanism), 34
Claims (1)
前記減速機構は、
前記電動モータからの回転力が入力/出力される太陽歯車と、前記太陽歯車の回転軸を中心に公転する複数個の遊星歯車と、各遊星歯車に噛合される内歯歯車と、各遊星歯車を回転可能に支持して各遊星歯車の公転に伴い自転することにより前記電動モータからの回転力が入力/出力されるキャリア部材と、を有し、
前記キャリア部材は、
前記複数個の遊星歯車に対して軸方向一側に位置して前記キャリパ本体に軸支される第1軸部と、前記複数個の遊星歯車に対して前記第1軸部の反対側で前記キャリパ本体に軸支される第2軸部と、前記複数個の遊星歯車を各々その軸方向の片側でのみ前記第1軸部に回転可能に支持する支持部と、前記複数個の遊星歯車の間を通って延びて前記第1軸部と前記第2軸部とを一体に結合させる架橋部と、
を有することを特徴とするディスクブレーキ。 A pressing member provided in the cylinder of the caliper main body for pressing the brake pad against the disc rotor, an electric motor attached to the caliper main body, a reduction mechanism for increasing the rotational force of the electric motor, and an increase in force by the reduction mechanism A rotation / linear motion conversion mechanism that converts rotational force into linear motion, and the pressing member is propelled by the linear motion obtained by the rotation / linear motion conversion mechanism, and the propelled pressing member is held at the parking brake position. A disc brake having a parking brake mechanism,
The deceleration mechanism is
A sun gear to which rotational force from the electric motor is input / output, a plurality of planetary gears revolving around the rotation axis of the sun gear, an internal gear meshed with each planetary gear, and each planetary gear And a carrier member to which the rotational force from the electric motor is input / output by rotating with the revolution of each planetary gear.
The carrier member is
A first shaft portion axially supported by the caliper body and positioned on one side in the axial direction with respect to the plurality of planetary gears; A second shaft portion that is pivotally supported by the caliper body, a support portion that rotatably supports the plurality of planetary gears on the first shaft portion only on one side in the axial direction, and a plurality of planetary gears. A bridging portion that extends through and connects the first shaft portion and the second shaft portion together;
A disc brake characterized by comprising:
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