JP2011172647A - 磁気共鳴イメージング装置及び高周波コイル - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及び高周波コイル Download PDF

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Abstract

【課題】磁気共鳴イメージング装置において、バランのサイズを変えることなく、同軸ケーブルのシールド線に流れる不平衡電流の抑制効果を向上すること。
【解決手段】磁気共鳴イメージング装置の高周波コイルを構成するバランは、内側ケースとしての内体61を構成する絶縁体611の表裏両面の導電体612,613と、外側ケースとしての外体62を構成する絶縁体621の表裏両面の導電体622,623とを用いて2回巻きされた導電体と、導電体に接続された複数のコンデンサ群64とによって構成され、同軸ケーブルを流れる不平衡電流の周波数とほぼ同一周波数で共振する共振回路を備える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、同軸ケーブルのシールド線に流れる不平衡電流を抑制する磁気共鳴イメージング(MRI)装置及び高周波(RF)コイルに関する。
磁気共鳴現象を利用した磁気共鳴イメージングにおいては、静磁場中に置かれた被検体に対し、撮影断面決定用の傾斜磁場と共に高周波磁場が印加される。この高周波磁場により励起された原子から発生するMR(magnetic resonance)信号は、位置情報付加用の傾斜磁場を印加しながら収集される。高周波磁場の被検体への送信及び被検体からのMR信号の受信にはRFコイルが用いられる。
通常、全身用の送信RFコイルは、傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイルの内側に配置されており、装置カバーにて覆われている。受信RFコイルは、送信RFコイルの内側で、被検体のすぐ近傍に配置される。MR信号は、受信RFコイルのコイルエレメントによって電磁波から電気信号に変換される。電気信号とされたMR信号は、プリアンプで増幅された後、MRI装置本体に送られ、画像化のための周知の各種の処理が施される。
MR信号は高周波な信号であるため、受信RFコイルからプリアンプへの伝送や、プリアンプからMRI装置本体への伝送等には同軸ケーブル(又は、シールド付複合ケーブル)が使用される。同軸ケーブルは、中心導電体を誘電体で覆い、その周囲をシールド線で囲む多層構造となっている。受信RFコイルとプリアンプやMRI装置本体との間でシールド線におけるグラウンド(GND)電位のズレがあると、同軸ケーブルのシールド線に不平衡電流が流れる。シールド線の不平衡電流の影響によって、受信RFコイルが発熱したり、受信RFコイルの部品が破損したりする場合がある。受信RFコイルが発熱して過熱すると、被検体が火傷を負ったりする可能性がある。
そこで、不平衡電流を抑制するために同軸ケーブル(又は、シールド付複合ケーブル)にバラン(BALUN:平衡不平衡変換器)が備えられる場合がある。また、MRI装置における過大な不平衡電流の発生を操作者に報知する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−136145号公報
送信RFコイルから高周波磁場が送信される時に、受信RFコイルの周辺に高周波の電磁界が生成される。受信RFコイルの同軸ケーブルにその電磁界が乗ると、不平衡電流が流れようとする。この発熱により、バランが破損したり、受信RFコイルのカバーの温度が上昇したりするおそれがある。
そこで、バランの不平衡電流の抑制特性を向上させる必要がある。バランの不平衡電流の抑制特性を向上させるには、バランに使用される共振回路のQを高くする必要がある。そのためには、共振回路を構成する回路パターンのインダクタンス値を大きくする必要がある。インダクタンス値は巻数の2乗及びコイルの断面積に比例するため、インダクタンス値を大きくするにはコイルの断面積を大きくすることが有用ではある。しかし、コイルの断面積を大きくするとバランのサイズが大きくなるため、同軸ケーブルの自由度の制約等、使用上の制約が大きくなる。
本発明は、上述のような事情を考慮してなされたもので、バランのサイズを変えることなく、同軸ケーブルのシールド線に流れる不平衡電流の抑制効果を向上することができる磁気共鳴イメージング装置及び高周波コイルを提供することを目的とする。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、上述した課題を解決するために、静磁場を発生する静磁場磁石と、前記静磁場に重畳される傾斜磁場を被検体に印加する傾斜磁場コイルと、前記被検体から発生する電磁波の磁気共鳴信号を受信して電気信号に変換するコイルエレメント、前記電気信号を伝送するシールド付ケーブル、及び、前記ケーブルを挿通可能とする形状のバランを備える高周波コイルと、前記電気信号に基づいて再構成画像を生成する画像処理部と、を備えた磁気共鳴イメージング装置において、前記バランは、複数巻きされた導電体によって構成されるコイルと、前記導電体に接続されたコンデンサとによって構成され、前記ケーブルを流れる不平衡電流の周波数とほぼ同一周波数で共振する共振回路を備える。
本発明に係る高周波コイルは、上述した課題を解決するために、被検体から発生する電磁波の磁気共鳴信号を受信して電気信号に変換するコイルエレメント、前記電気信号を伝送するシールド付ケーブル、及び、前記ケーブルを挿通可能とする形状のバランを備える高周波コイルにおいて、前記バランは、複数巻きされた導電体と、前記導電体に接続されたコンデンサとによって構成され、前記ケーブルを流れる不平衡電流の周波数とほぼ同一周波数で共振する共振回路を備える。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置及び高周波コイルによると、バランのサイズを変えることなく、同軸ケーブルのシールド線に流れる不平衡電流の抑制効果を向上することができる。
本実施形態の磁気共鳴イメージング装置のハードウェア構成を示す概略図。 従来のRFコイルの構成を示す模式図。 図2に示す従来のRFコイルに備えるバランの構成を示す断面図。 図2に示す従来のRFコイルに備えるバランの構成を示す斜視図。 図3に示す従来のRFコイルに備えるバランが構成する共振回路の回路図。 本実施形態のRFコイルの構成の第1例を示す模式図。 図6に示す本実施形態のRFコイルの第1例に備えるバランの構成を示す断面図。 図7に示す本実施形態のRFコイルに備えるバランが構成する共振回路の回路図。 本実施形態のRFコイルの構成の第2例を示す模式図。 図9に示す本実施形態のRFコイルの第2例に備えるバランの構成を示す断面図。 図9に示す本実施形態のRFコイルの第2例に備えるバランの構成を示す断面図。 図9に示す本実施形態のRFコイルの第2例に備えるバランの構成を示す断面図。 図12に示す本実施形態のRFコイルに備えるバランが構成する共振回路の回路図。 図9に示す本実施形態のRFコイルの第2例に備えるバランの構成を示す断面図である。 図14に示す本実施形態のRFコイルに備えるバランが構成する共振回路の回路図。
本発明に係る磁気共鳴イメージング(MRI:magnetic resonance imaging)装置及びRFコイルの実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のMRI装置のハードウェア構成を示す概略図である。
図1は、本実施形態のMRI装置10を示す。このMRI装置10は、大きくは、撮像系11と制御系12とから構成される。
MRI装置10の撮像系11には、架台(図示しない)が備えられ、その架台内に、静磁場磁石21と、この静磁場磁石21の内部であって静磁場磁石21と同軸上に形成されるシムコイル22と、静磁場磁石21の内部に形成される傾斜磁場コイルユニット23とを収容する。また、撮像系11には、後述するRFコイル24と、患者Pを架台内に進退させる寝台機構25とが設けられる。
一方、MRI装置10の制御系12には、静磁場電源31、傾斜磁場電源33、シムコイル電源32、送信器34、受信器35、シーケンスコントローラ(シーケンサ)36及び画像処理装置37が設けられる。
静磁場磁石21は、励起する際に静磁場電源31と接続される。静磁場電源31から供給された電流によって撮像領域(FOV:field of view)に静磁場を形成させる。
シムコイル22はシムコイル電源32と接続され、シムコイル電源32からシムコイル22に電流を供給して、静磁場を均一化する。
傾斜磁場コイルユニット23は、X軸傾斜磁場コイル23x、Y軸傾斜磁場コイル23y及びZ軸傾斜磁場コイル23zで構成される。また、傾斜磁場コイルユニット23の内側には寝台機構25の天板26が設けられ、その天板26には患者Pが載置される。天板26は、寝台機構25によって移動させられる。
また、傾斜磁場コイルユニット23は、傾斜磁場電源33と接続される。傾斜磁場コイルユニット23のX軸傾斜磁場コイル23x、Y軸傾斜磁場コイル23y及びZ軸傾斜磁場コイル23zはそれぞれ、傾斜磁場電源33のX軸傾斜磁場電源33x、Y軸傾斜磁場電源33y及びZ軸傾斜磁場電源33zとそれぞれ接続される。そして、X軸傾斜磁場電源33x、Y軸傾斜磁場電源33y及びZ軸傾斜磁場電源33zからそれぞれX軸傾斜磁場コイル23x、Y軸傾斜磁場コイル23y及びZ軸傾斜磁場コイル23zに供給された電流により、撮像領域にそれぞれX方向の傾斜磁場Gx、Y方向の傾斜磁場Gy、Z方向の傾斜磁場Gzを形成する。
RFコイル24は、送信器34及び受信器35と接続される。RFコイル24は、送信器34からラーモア周波数(共鳴周波数)の高周波(RF:radio frequency)信号を受けて患者Pの撮像部位(被検体)に高周波磁場パルスを送信する機能と、撮像部位内部の原子核スピンの高周波信号による励起に伴って発生したMR信号を受信して受信器35に与える機能とを有する。RFコイル24の送受方式としては、送信コイルと受信コイルとを1つのコイルで兼用する、本実施形態で説明する方式と、送信コイルと受信コイルに別々のコイルを用いる方式に分けられる。なお、MRI装置10にはRFコイル24を設けるが、図1では、RFコイル24の一例としての頭部用コイルのみを例示している。
一方、制御系12のシーケンスコントローラ36は、寝台機構25、傾斜磁場電源33、送信器34及び受信器35と接続される。シーケンスコントローラ36は、図示しないプロセッサ、例えばCPU(central processing unit)及びメモリを備えており、寝台機構25、傾斜磁場電源33、送信器34及び受信器35を駆動させるために必要な制御情報、例えば傾斜磁場電源33に印加すべきパルス電流の強度や印加時間、印加タイミング等の動作制御情報を記述したシーケンス情報を記憶する。
また、シーケンスコントローラ36は、記憶した所定のシーケンスに従って寝台機構25を駆動させることによって、天板26を架台に対してZ方向に進退させる。さらに、シーケンスコントローラ36は、記憶した所定のシーケンスに従って傾斜磁場電源33、送信器34及び受信器35を駆動させることによって、架台内にX軸傾斜磁場Gx、Y軸傾斜磁場Gy,Z軸傾斜磁場Gz及びRF信号を発生させる。
送信器34は、シーケンスコントローラ36から受けた制御情報に基づいてRF信号をRFコイル24に与える。一方、受信器35は、RFコイル24から受けたMR信号に対して増幅処理等の所要の信号処理を実行すると共にA/D(analog to digital)変換することにより、受信器35からデジタル化されたMR信号である生データ(raw data)を生成する。また、生成した生データをシーケンスコントローラ36に与える。シーケンスコントローラ36は、受信器35からの生データを受けて画像処理装置37に与える。
画像処理装置37は、プロセッサとしてのCPU51、メモリ52、HDD(hard disk drive)53、IF(interface)54、表示装置55及び入力装置56等、コンピュータとしての基本的なハードウェアから構成される。CPU51は、共通信号伝送路としてのバスBを介して、画像処理装置37を構成する各ハードウェア構成要素52,53,54,55及び56に相互接続されている。また、画像処理装置37は、IF54を介して病院基幹のLAN(local area network)等のネットワークNに相互通信可能に接続されることで、ネットワークN上の図示しない画像管理装置(サーバ)から後述する過去の画像を取得することができる。
なお、画像処理装置37には、各種アプリケーションプログラムやデータを記憶したメディアから各種アプリケーションプログラムやデータを読み込むドライブを具備する場合もある。
CPU51は、半導電体で構成された電子回路が複数の端子を持つパッケージに封入されている集積回路(LSI)の構成をもつ制御装置である。CPU51は、メモリ52に記憶しているプログラムを実行する機能を有する。又は、CPU51は、HDD53に記憶しているプログラム、ネットワークNから転送されIF54で受信されてHDD53にインストールされたプログラムを、メモリ52にロードして実行する機能を有する。
メモリ52は、ROM(read only memory)及びRAM(random access memory)等の要素を兼ね備える記憶装置である。メモリ52は、BIOS(basic input/output system)、IPL(initial program loading)及び画像を記憶したり、CPU51のワークメモリやデータの一時的な記憶に用いたりする機能を有する。
HDD53は、磁性体を塗布又は蒸着した金属のディスクを着脱不能で内蔵する構成をもつ記憶装置である。HDD53は、画像処理装置37にインストールされたプログラム(アプリケーションプログラムの他、OS(operating system)等も含まれる)や画像を記憶する機能を有する。また、OSに、ユーザに対する情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力装置56によって行なうことができるGUI(graphical user interface)を提供させることもできる。
IF54は、パラレル接続仕様やシリアル接続仕様に合わせたコネクタによって構成される。IF54は、各規格に応じた通信制御を行ない、ネットワークNに相互接続することができる機能を有する。MRI装置10は、IF54及びネットワークNを介して、図示しない読影機器や医用画像データサーバ等と通信可能に接続される。
表示装置55は、画像合成回路、D/A(digital to analog)変換回路及び2次元のモニタ等によって構成される。表示装置55は、モニタを介してMRI画像を表示する機能を有する。
入力装置56としては、技師等のオペレータによって操作が可能なキーボードやマウス等によって構成される。入力装置56は、操作に従った入力信号をCPU51に送る機能を有する。
ここで、RFコイル24は、多層構造の同軸ケーブル(又は、シールド付複合ケーブル)のシールド線のみに流れる不平衡電流によって発熱や素子の破損等を引き起こされる。そのため、不平衡電流を抑制する様々な手法がとられているが、その手法の1つとして、RFコイル24の同軸ケーブルをバランに挿通させる手法がある。
まず、従来のRFコイルに備えるバランについて、図2乃至図5を用いて説明する。
図2は、従来のRFコイルの構成を示す模式図である。図3は、図2に示す従来のRFコイルに備えるバランの構成を示す断面図(同軸ケーブルの挿通方向を軸とする縦断面図及び横断面図)である。図4は、図2に示す従来のRFコイルに備えるバランの構成を示す斜視図である。図5は、図3に示す従来のRFコイルに備えるバランが構成する共振回路の回路図である。
図2は、従来のRFコイル24´及び受信器35を示す。図2に示すように、RFコイル24´は、MR信号を電磁波として受信して電気信号に変換するコイルエレメント1と、電気信号としてのMR信号を伝送する同軸ケーブル2と、同軸ケーブル2と電気的に導通され、同軸ケーブル2を挿通可能とする形状のバランBとによって構成される。バランBは、図3に示すように、同軸ケーブル2を挿通する円筒形状の2重構造を有し、すなわち、内側の内体B1と、外側の外体B2とを備える。内体B1は、絶縁体B11と、絶縁体B11の表(おもて)面のみに設けられる導電体(銅箔)B12とによって構成される。外体B2は、絶縁体B21と、絶縁体B21の表面のみに設けられる導電体B22とによって構成される。
導電体B22にはスリット(絶縁部)B5が設けられる。スリットB5には1つのコンデンサB4、又は、複数のコンデンサ群B4が設けられるが、図3乃至図5では、スリットB5にコンデンサ群B4が設けられる場合について例示している。スリットB5の両端は、コンデンサ群B4を介して電気的に接続される。また、バランBは、同軸ケーブル2の挿通方向における二端のうち一端で導電体B12と導電体B22とを電気的に接続する導電体B31と、その導電体B31の他端で導電体B12と導電体B22とを電気的に接続する導電体B32とを備える。
バランBは、導電体B31,B12,B32,B22,コンデンサB4,導電体B22,B31が順に接続された閉回路を構成する。その閉回路は、閉回路によって構成されるインダクタ成分とコンデンサB4とによって、同軸ケーブル2に流れる不平衡電流の周波数とほぼ同一周波数で共振する共振回路(図5に図示、インダクタについては省略)である。
図3に示すバランBに同軸ケーブル2を挿通させると、バランBは、同軸ケーブル2のシールド線に流れる不平衡電流を抑制する。すなわち、同軸ケーブル2のシールド線に不平衡電流が流れると、不平衡電流に伴って発生する図3に示す磁束のほとんどがバランBの内体B1と外体B2と間を通過するが、不平衡電流に伴って発生する磁束の相互誘導によってバランBが構成する共振回路(図5に図示)に電流が流れ、その電流を打ち消すように共振回路に逆向きの電流が発生する。その結果、磁場が打ち消されて、不平衡電流が抑制される。
しかしながら、図5に示す共振回路を有するバランBを用いると、バランBの大きさの制約から、インダクタンス値を大きくすることが困難であり、Q(=2πfL/R)を高くすることが困難である。そのため、バランBでは、共振回路の特性を向上できず、同軸ケーブル2のシールド線に流れる不平衡電流の抑制効果が小さい。
続いて、本実施形態のRFコイル24に備えるバランについて、図6乃至図15を用いて説明する。なお、本実施形態のRFコイル24に備えるバランは、複層構造のケースによる2重構造を有する。なお、複層構造とは、絶縁体と導電体とが交互に重ねられた構造である。
図6は、本実施形態のRFコイル24の構成の第1例を示す模式図である。図7は、図6に示す本実施形態のRFコイル24の第1例に備えるバラン6の構成を示す断面図である。図8は、図7に示す本実施形態のRFコイル24に備えるバラン6が構成する共振回路の回路図である。
図6は、本実施形態のRFコイル24及び受信器35を示す。図6に示すように、RFコイル24は、MR信号を電磁波として受信して電気信号に変換するコイルエレメント1と、電気信号としてのMR信号を伝送する同軸ケーブル2と、同軸ケーブル2と電気的に導通され、同軸ケーブル2を挿通可能とする形状のバラン6とによって構成される。RFコイル24は全て非磁性体により構成される。
バラン6は、図7に示すように、同軸ケーブル2を挿通する円筒形状の2重構造を有し、すなわち、内側ケースとしての内体61と、外側ケースとしての外体62とを備える。内体61は、絶縁体611と、絶縁体611の表面に設けられる導電体612と、絶縁体611の裏面に設けられる導電体613との複層構造によって構成される。外体62は、絶縁体621と、絶縁体621の表面に設けられる導電体622と、絶縁体621の裏面に設けられる導電体623との複層構造によって構成される。
導電体622にはスリット65が設けられる。スリット65には1つのコンデンサ64、又は、複数のコンデンサ群64が設けられる。図7及び図8では、スリット65にコンデンサ群64が設けられる場合について例示している。スリット65の両端は、コンデンサ群64を介して電気的に接続される。また、バラン6は、同軸ケーブル2の挿通方向におけるバラン6の二端のうち一端で、導電体612と導電体622とを電気的に接続する導電体630と、その導電体630と同一端で、導電体613と導電体623とを電気的に接続する導電体631と、同軸ケーブル2の挿通方向における導電体630,631の他端で、導電体612と導電体623とを電気的に接続する導電体632と、その導電体632と同一端で、導電体613と導電体622とを電気的に接続する導電体633とを備える。
バラン6は、導電体630,612,632,623,631,613,633,622、コンデンサ64、導電体622,630が順に接続された閉回路を構成する。その閉回路は、閉回路によって構成されるインダクタ成分とコンデンサ64とによって、同軸ケーブル2に流れる不平衡電流の周波数とほぼ同一周波数で共振する共振回路(図8に図示、インダクタについては省略)である。
なお、円筒形状の内体61及び外体62は、例えば、表裏両面に導電体が装着された両面のフレキシブル基板を曲げ加工することでそれぞれ構成される。
ここで、共振回路の共振周波数が、不平衡電流の周波数、例えば、静磁場強度が1.5[T]の場合は64[MHz]、3[T]の場合は128[MHz]になるように、コンデンサ64の値を調整する。
図7に示すように、バラン6では、導電体を2回巻き構造とすることでインダクタンス値を大きく(4倍)でき、従来のバランBと比較して、同じ共振周波数であればQを高くすることが可能である。そのため、バラン6では、共振回路の特性を向上することができるので、同軸ケーブル2のシールド線に流れる不平衡電流の抑制効果が向上する。
図9は、本実施形態のRFコイル24の構成の第2例を示す模式図である。図10は、図9に示す本実施形態のRFコイル24の第2例に備えるバラン6の構成を示す断面図である。なお、図10に示すバラン6が構成する共振回路は、図8と同等である。
図10に示すバラン6の構成は、図7に示すバラン6の構成と異なり、外体62が箱型形状である。例えば、図10に示す円筒形状の内体61は、表裏両面に導電体が装着された両面のフレキシブル基板を曲げ加工することで構成される一方、箱型形状の外体62は、表裏両面に導電体が装着された両面のプリント基板4つを貼り付けることで構成される。しかしながら、箱型形状の外体62は、横断面が四角形となる場合に限定されるものではなく、6つの両面のプリント基板を貼り付けて1つの共振回路を構成し、横断面が六角形となる場合であってもよい。
図11は、図9に示す本実施形態のRFコイル24の第2例に備えるバラン6の構成を示す断面図である。なお、図11に示すバラン6が構成する共振回路は、図8と同等である。
図11に示すバラン6の構成は、図7に示すバラン6の構成と異なり、内体61及び外体62が共に箱型形状である。例えば、図11に示す箱型形状の内体61及び外体62は、表裏両面に導電体が装着された両面のプリント基板4つを貼り付けることでそれぞれ構成される。
なお、バラン6について、図11に示す箱型形状の内体61及び外体62は、表裏両面に導電体が装着された4つの両面のプリント基板を貼り付けて1つの共振回路(図8に図示)を構成される。しかしながら、箱型形状の内体61及び外体62は、横断面が四角形となる場合に限定されるものではなく、6つの両面のプリント基板を貼り付けて1つの共振回路を構成し、横断面が六角形となる場合であってもよい。
図12は、図9に示す本実施形態のRFコイル24の第2例に備えるバラン6の構成を示す断面図である。図13は、図12に示す本実施形態のRFコイル24に備えるバラン6が構成する共振回路の回路図である。
図12に示すように、バラン6の導電体622にはスリット65が設けられ、導電体623には、スリット67が設けられる。スリット65には1つのコンデンサ641、又は、複数のコンデンサ群641が設けられ、スリット67には1つのコンデンサ642、又は、複数のコンデンサ群642が設けられる。図12及び図13では、スリット65にコンデンサ群641が設けられ、スリット67にコンデンサ群642が設けられる場合について例示している。
同軸ケーブル2のシールド線に不平衡電流が流れると、図7、図10及び図11に示すバラン6のコンデンサ64に電界が集中する。コンデンサの誘電損は印加電圧の2乗に比例するので、図12、図13に示すバラン6では、共振回路内にコンデンサ64を分割したコンデンサ群641と、コンデンサ群642とを直列に設置し、各コンデンサ群641,642当たりの印加電圧を低くすることで全体の誘電損を低減させる。具体的には、導電体のインダクタンス値が均等になるように、外絶縁体621の表裏両面にコンデンサ群641,642をそれぞれ配置する。
また、図12に示すバラン6のコンデンサ群641,642は誘電損で発熱する。そこで実用的には、コンデンサ群641,642の設置場所として、熱を分散させるためにコンデンサ群641,642を分割して位置をずらして配置、例えば挿通方向にずらして配置して両者をできるだけ離すことで、バラン6の発熱の集中を緩和する。その場合の共振周波数の調整は、絶縁体621の表面のコンデンサ641を可変容量コンデンサとし、その容量を変更することで実現してもよい。
以上に基づいて図12に示すバラン6のスリット65とスリット67とは、熱を分散させるために両者ができるだけ離れるようにそれぞれ設けられる。
バラン6は、導電体630,612,632,623、コンデンサ642、導電体623,631,613,633,622、コンデンサ641、導電体622,630が順に接続された閉回路を構成する。その閉回路は、閉回路によって構成されるインダクタ成分とコンデンサ641,642とによって、同軸ケーブル2に流れる不平衡電流の周波数とほぼ同一周波数で共振する共振回路(図13に図示、インダクタについては省略)である。
次に、バラン6の特性を上げる目的で、インダクタンス値を大きくするため、3回巻き構造にしたバラン6について説明する。
図14は、図9に示す本実施形態のRFコイル24の第2例に備えるバラン6の構成を示す断面図である。図15は、図14に示す本実施形態のRFコイル24に備えるバラン6が構成する共振回路の回路図である。
図14に示すバラン6の構成は、図11に示すバラン6の構成と同様に、内体61及び外体62が共に箱型形状である。例えば、図14に示す箱型形状の内体61及び外体62は、3層基板4つを貼り付けることでそれぞれ構成される。
図14に示すように、バラン6は、同軸ケーブル2を挿通する箱型形状の2重構造を有し、すなわち、内側ケースとしての内体61と、外側ケースとしての外体62とを備える。なお、バラン6は、同軸ケーブル2を挿通する円筒形状の2重構造を有してもよい。内体61は、絶縁体611a,611bと、絶縁体611a,611bの表面にそれぞれ設けられる導電体612a,612bと、絶縁体611bの裏面に設けられる導電体613bとの複層構造によって構成される。外体62は、絶縁体621a,621bと、絶縁体621a,621bの表面にそれぞれ設けられる導電体622a,622bと、絶縁体621bの裏面に設けられる導電体623bとの複層構造によって構成される。
導電体622aにはスリット65が設けられる。スリット65には複数のコンデンサ群64が設けられる。スリット65の両端は、コンデンサ群64を介して電気的に接続される。また、バラン6は、同軸ケーブル2の挿通方向におけるバラン6の二端のうち一端で、導電体612aと導電体622aとを電気的に接続する導電体634と、その導電体634と同一端で、導電体612bと導電体622bとを電気的に接続する導電体635と、それら導電体634,635と同一端で、導電体613bと導電体623bとを電気的に接続する導電体636と、同軸ケーブル2の挿通方向における導電体634,635,636の他端で、導電体612bと導電体622aとを電気的に接続する導電体637と、その導電体637と同一端で、導電体612aと導電体623bとを電気的に接続する導電体638と、それら導電体637,638と同一端で、導電体613bと導電体622bとを電気的に接続する導電体639とを備える。
バラン6は、導電体634,612a,638,623b,636,613b,639,622b,635,612b,637,622a,コンデンサ64,導電体622a,634が順に接続された閉回路を構成する。その閉回路は、閉回路によって構成されるインダクタ成分とコンデンサ64とによって、同軸ケーブル2に流れる不平衡電流の周波数とほぼ同一周波数で共振する共振回路(図15に図示、インダクタについては省略)である。
なお、バラン6について、図14に示す箱型形状の内体61及び外体62は、表裏両面に導電体が装着された4つの3層基板を貼り付けて1つの共振回路(図15に図示)を構成される。しかしながら、箱型形状の内体61及び外体62は、横断面が四角形となる場合に限定されるものではなく、例えば、6つの3層基板を貼り付けて1つの共振回路を構成し、横断面が六角形となる場合であってもよい。
また、本実施形態のRFコイル24では、図6乃至図13を用いて導電体の2回巻き構造のバラン6について、図14及び図15を用いて導電体の3回巻き構造のバラン6についてそれぞれ説明したが、導電体が4回巻き以上の多数巻き構造であってもよい。導電体の巻数を増やすことにより、バラン6のサイズをよりコンパクトにまとめることが可能となる。
本実施形態のMRI装置10によると、バラン6を複数巻き構造とすることで、バラン6のサイズを変えることなく、インダクタンス値が大きくなり、同じ共振周波数であればQが高くなる。よって、MRI装置10によると、共振回路の特性を向上させ、同軸ケーブル2のシールド線に流れる不平衡電流の抑制効果を向上することができる。
10 MRI装置(磁気共鳴イメージング装置)
21 静磁場磁石
23 傾斜磁場コイルユニット
23x X軸傾斜磁場コイル
23y Y軸傾斜磁場コイル
23z Z軸傾斜磁場コイル
24 RFコイル
35 受信器
36 シーケンスコントローラ
37 画像処理装置
1 コイルエレメント
2 同軸ケーブル(複合ケーブル)
6 バラン
61 内体
611,611a,611b 内体の絶縁体
612,612a,612b 内体の表面の導電体
613,613b 内体の裏面の導電体
62 外体
621,621a,621b 外体の絶縁体
622,622a,622b 外体の表面の導電体
623,623b 外体の裏面の導電体
630,631,632,633,634,635,636,637,638,639 側面の導電体
64,641,642 コンデンサ又はコンデンサ群
65,67 スリット

Claims (14)

  1. 静磁場を発生する静磁場磁石と、
    前記静磁場に重畳される傾斜磁場を被検体に印加する傾斜磁場コイルと、
    前記被検体から発生する電磁波の磁気共鳴信号を受信して電気信号に変換するコイルエレメント、前記電気信号を伝送するシールド付ケーブル、及び、前記ケーブルを挿通可能とする形状のバランを備える高周波コイルと、
    前記電気信号に基づいて再構成画像を生成する画像処理部と、を備えた磁気共鳴イメージング装置において、
    前記バランは、
    複数巻きされた導電体によって構成されるコイルと、前記導電体に接続されたコンデンサとによって構成され、前記ケーブルを流れる不平衡電流の周波数とほぼ同一周波数で共振する共振回路を備えることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記バランは、前記導電体と絶縁体とが交互に重ねられた複層構造のケースを有し、前記絶縁体を挟む前記導電体を用いて複数巻きされたことを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記バランが前記ケースによる2重構造を有し、内側ケースとしての内体と外側ケースとしての外体とを備える場合、
    前記導電体は、
    前記内体を構成する絶縁体の表面に形成される第1の導電体と、
    前記内体の絶縁体の裏面に形成される第2の導電体と、
    前記外体を構成する絶縁体の表面に形成される第3の導電体と、
    前記外体の絶縁体の裏面に形成される第4の導電体と、
    前記ケーブルの挿通方向における前記バランの二端のうち一端で、前記第1の導電体と前記第3の導電体とを電気的に接続する第5の導電体と、
    前記一端で、前記第2の導電体と前記第4の導電体とを電気的に接続する第6の導電体と、
    前記二端のうち他端で、前記第1の導電体と前記第4の導電体とを電気的に接続する第7の導電体と、
    前記他端で、前記第2の導電体と前記第3の導電体とを電気的に接続する第8の導電体と、によって構成されたことを特徴とする請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記内体を両面プリント基板によって構成することを特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記外体を両面のプリント基板によって構成することを特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記内体を両面のフレキシブル基板によって構成することを特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記外体の絶縁体の表面上に絶縁部を設けることで、前記第1の絶縁部の両端が前記コンデンサを介して電気的に接続されるように構成される一方、前記外体の絶縁体の裏面上に第2の絶縁部を設けることで、前記第2の絶縁部の両端が前記コンデンサを介して電気的に接続されるように構成されることを特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記第1の絶縁部のコンデンサを、前記共振回路の周波数を調整する可変容量コンデンサとすることを特徴とする請求項7に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記第1の絶縁部のコンデンサが複数設けられる場合、前記第1の絶縁部のコンデンサ群のうち少なくとも1つを前記可変容量コンデンサとすることを特徴とする請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記第1の絶縁部のコンデンサ及び前記第2の絶縁部のコンデンサは、熱を分散させるために設置位置をずらして配置されたことを特徴とする請求項7に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記バランが前記ケースによる2重構造を有し、内側ケースとしての内体と外側ケースとしての外体とを備える場合、
    前記導電体は、
    前記内体を構成する内側の絶縁体の表面に形成される第1の導電体と、
    前記内体を構成する外側の絶縁体の表面に形成される第2の導電体と、
    前記内体を構成する前記外側の絶縁体の裏面に形成される第3の導電体と、
    前記外体を構成する外側の絶縁体の表面に形成される第4の導電体と、
    前記外体を構成する内側の絶縁体の表面に形成される第5の導電体と、
    前記外体を構成する前記内側の絶縁体の裏面に形成される第6の導電体と、
    前記導電体が3回巻きされるように、前記ケーブルの挿通方向における前記バランの二端を用いて前記第1乃至第6の導電体を電気的に接続する第7の導電体と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 前記内体及び前記外体を3層基板によって構成することを特徴とする請求項11に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 被検体から発生する電磁波の磁気共鳴信号を受信して電気信号に変換するコイルエレメント、前記電気信号を伝送するシールド付ケーブル、及び、前記ケーブルを挿通可能とする形状のバランを備える高周波コイルにおいて、
    前記バランは、
    複数巻きされた導電体と、前記導電体に接続されたコンデンサとによって構成され、前記ケーブルを流れる不平衡電流の周波数とほぼ同一周波数で共振する共振回路を備えることを特徴とする高周波コイル。
  14. 前記バランは、前記導電体と絶縁体とが交互に重ねられた複層構造のケースを有し、前記絶縁体を挟む前記導電体を用いて複数巻きされたことを特徴とする請求項13に記載の高周波コイル。
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