JP2011164913A - コミュニケーション連携システム、コミュニケーション連携方法およびコミュニケーション連携用プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】異なるコミュニケーション手段に跨ってコミュニケーションした場合にも、共通の話題について行ったコミュニケーションの履歴情報を提示できるようにする。
【解決手段】コミュニケーションを実現するためのコミュニケーション手段が起動したときに、コミュニケーションの識別情報とコミュニケーションの起点になったオブジェクトの識別情報とを対応させて、またはオブジェクトを起点にして起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションの識別情報と当該コミュニケーションに応答するために起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションの識別情報とを対応させて、関係情報記憶部1に格納する関係情報登録手段3と、コミュニケーションの内容等とコミュニケーションの識別情報とを対応して設定したコミュニケーション情報をコミュニケーション情報記憶部2に格納するコミュニケーション内容登録手段4とを備えている。
【選択図】図35

Description

本発明はコミュニケーション連携システム、コミュニケーション連携方法およびコミュニケーション連携用プログラムに関し、特に、コンピュータを介するコミュニケーションにおいて、共通の話題について行ったコミュニケーションの履歴情報を、異なるコミュニケーション手段に跨ってコミュニケーションした場合にも提示することができるコミュニケーション連携システム、コミュニケーション連携方法およびコミュニケーション連携用プログラムに関する。
離れた場所にいる人との情報共有を円滑に進め、仕事の生産性を向上させるシステムとして、「ユニファイドコミュニケーションシステム」がある(例えば、非特許文献1参照)。ユニファイドコミュニケーションシステムは、電話や電子メール、ビデオ会議、Web会議、インスタント・メッセージなど複数のコミュニケーション手段を統合して利用できるシステムである。
ユニファイドコミュニケーションシステムでは、連絡を取りたい相手が在席しているか、電話に出られるかどうかといった状態を、パーソナルコンピュータなどで事前に確認することができる。その結果、コミュニケーションの相手にとって都合がよい連絡手段を選ぶことによって、一般的なコミュニケーションを行う際に発生していた無駄な時間や手間を減らすことができる。
ユニファイドコミュニケーションシステムでは、コミュニケーション相手に対して複数のコミュニケーション手段の中から最適なコミュニケーション手段を選ぶことが可能になり、複数のコミュニケーション手段に跨った履歴を残すことが可能である。しかし、それらの履歴は時系列なものであり、コミュニケーション履歴同士の関係は管理されない。
異なるコミュニケーションシステムの間でも横断的にコミュニケーションを行うことができるようにするコミュニケーション活動情報処理手法がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたシステムでは、ユーザ毎の関心情報、活動状態、通知を受け取る手段などがユーザのプロファイルとして管理される。そして、コミュニケーションが発生した時点で、そのコミュニケーションを行っているユーザのプロファイル情報を基に、関係があるプロファイルを持つユーザに対してコミュニケーションへの参加が促される。また、それぞれのコミュニケーションには識別子が付与される。そして、新たにコミュニケーションの開始の契機になったコミュニケーションの識別子にもとづいて、別のコミュニケーションを開始することができる。そのような仕組みによって、複数のコミュニケーション手段に跨ったコミュニケーションを連携させることができる。
特許第4292819号
"イノベーティブな技術 40 [17] ユニファイド・コミュニケーション"、[online]、平成21年4月28日、日経ビジネス、[平成21年11月4日検索]、インターネット、<URL :http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090420/192498/>
しかし、特許文献1に記載されたシステムでは、コミュニケーションの開始の契機であったコミュニケーションと関係があるコミュニケーション履歴を抽出することはできるが、ある話題、たとえば特定の文書ファイルに関するコミュニケーションの履歴を参照することができない。その理由は、契機であったコミュニケーションとの関係は管理されているが、コミュニケーションを開始した元々の契機に関する情報を管理できないためである。
そこで、本発明は、異なるコミュニケーション手段に跨ってコミュニケーションした場合にも、共通の話題について行ったコミュニケーションの履歴情報を提示することができるコミュニケーション連携システム、コミュニケーション連携方法およびコミュニケーション連携用プログラムを提供することを目的とする。
本発明によるコミュニケーション連携システムは、コミュニケーションを実現するためのコミュニケーション手段が起動したときに、当該コミュニケーションの識別情報と当該コミュニケーションの起点になったオブジェクトの識別情報とを対応させて、またはオブジェクトを起点にして起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションの識別情報と当該コミュニケーションに応答するために起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションの識別情報とを対応させて、関係情報記憶部に格納する関係情報登録手段と、コミュニケーションの内容および付属情報とコミュニケーションの識別情報とを対応して設定したコミュニケーション情報をコミュニケーション情報記憶部に格納するコミュニケーション内容登録手段と、関係情報記憶部およびコミュニケーション情報記憶部を検索し、コミュニケーションの起点であったオブジェクトが共通するコミュニケーションのコミュニケーション情報の一覧を作成する履歴情報検索手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によるコミュニケーション連携方法は、コミュニケーションを実現するためのコミュニケーション手段が起動したときに、当該コミュニケーションの識別情報と当該コミュニケーションの起点になったオブジェクトの識別情報とを対応させて、またはオブジェクトを起点にして起動したコミュニケーション手段による関係コミュニケーションの識別情報と当該コミュニケーションに応答するために起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションの識別情報とを対応させて、関係情報記憶部に格納し、コミュニケーションの内容および付属情報とコミュニケーションの識別情報とが対応して設定されているコミュニケーション情報をコミュニケーション情報記憶部に格納し、関係情報記憶部およびコミュニケーション情報記憶部を検索し、コミュニケーションの起点であったオブジェクトが共通するコミュニケーションのコミュニケーション情報の一覧を作成することを特徴とする。
本発明によるコミュニケーション連携用プログラムは、コンピュータに、コミュニケーションを実現するためのコミュニケーション手段が起動したときに、当該コミュニケーションの識別情報と当該コミュニケーションの起点になったオブジェクトの識別情報とを対応させて、またはオブジェクトを起点にして起動したコミュニケーション手段による関係コミュニケーションの識別情報と当該コミュニケーションに応答するために起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションの識別情報とを対応させて、関係情報記憶部に格納する処理と、コミュニケーションの内容および付属情報とコミュニケーションの識別情報とが対応して設定されているコミュニケーション情報をコミュニケーション情報記憶部に格納する処理と、関係情報記憶部およびコミュニケーション情報記憶部を検索し、コミュニケーションの起点であったオブジェクトが共通するコミュニケーションのコミュニケーション情報の一覧を作成する処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、異なるコミュニケーション手段に跨ってコミュニケーションした場合にも、共通の話題について行ったコミュニケーションの履歴情報を提示することができる。
本発明によるコミュニケーション連携システムの第1の実施形態を示すブロック図である。 情報記憶部に記憶されるテーブルの一例を示す説明図である。 アプリケーション監視処理を示すフローチャートである。 通常アプリケーション起動時処理を示すフローチャートである。 コミュニケーションアプリケーション起動時処理を示すフローチャートである。 コミュニケーション起動パネル表示処理を示すフローチャートである。 コミュニケーション起動パネル操作処理を示すフローチャートである。 インスタントメッセンジャ監視処理を示すフローチャートである。 メール監視処理を示すフローチャートである。 電話監視処理を示すフローチャートである。 インスタントメッセンジャ起動処理を示すフローチャートである。 メール起動処理を示すフローチャートである。 電話起動処理を示すフローチャートである。 履歴表示処理を示すフローチャートである。 履歴・関連アイテム表示処理を示すフローチャートである。 本発明によるコミュニケーション連携システムの第2の実施形態を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるインスタントメッセンジャ起動処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるメール起動処理を示すフローチャートである。 引用情報埋め込み処理を示すフローチャートである。 本発明によるコミュニケーション連携システムの第3の実施形態を示すブロック図である。 情報記憶部に記憶されるテーブルの他の例を示す説明図である。 第3の実施形態におけるコミュニケーション起動パネル操作処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態における履歴・関連アイテム表示処理を示すフローチャートである。 ユーザ操作(ドラッグ&ドロップ)の一例を示す説明図である。 コミュニケーション起動パネルの表示例を示す説明図である。 情報記憶部の記憶状態の例を示す説明図である。 コミュニケーション一覧A,B,Tの例を示す説明図である。 コミュニケーション起動パネルの表示例を示す説明図である。 情報記憶部の記憶状態の例を示す説明図である。 コミュニケーション一覧A,B,Tの例を示す説明図である。 情報記憶部の記憶状態の例を示す説明図である。 コミュニケーション一覧A,B,Tの例を示す説明図である。 引用情報の一例を示す説明図である。 情報記憶部の記憶状態の例を示す説明図である。 本発明によるコミュニケーション連携システムの主要部を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、本発明によるコミュニケーション連携システムの第1の実施形態を示すブロック図である。図1に示すコミュニケーション連携システムでは、アプリケーション監視部10と、パネル管理部20と、コミュニケーション履歴表示部30と、コミュニケーション情報登録部40と、コミュニケーション手段監視部50と、情報記憶部60とが設けられている。それぞれは、計算機においてプログラムに従って動作する。
アプリケーション監視部10は、アプリケーション監視手段101と、関係情報検索手段102と、オブジエクトID取得手段103とを含む。
アプリケーション監視手段101は、計算機のオペレーティングシステムにおけるイベント情報を監視し、イベント情報の内容に応じて、関係情報検索手段102を呼び出す機能と、オブジェクトID取得手段103を呼び出す機能と、パネル表示手段201を呼び出す機能と、コミュニケーション実行監視手段502を呼び出す機能とを有する。
関係情報検索手段102は、アプリケーション監視手段101から呼び出され、関係情報記憶部601とコミュニケーション情報記憶部602とを検索する機能を有する。オブジェクトID取得手段103は、アプリケーション監視手段101から呼び出され、フォーカスが当たっているオブジェクトのIDを取得する機能を有する。
パネル管理部20は、パネル表示手段201と、コミュニケーション履歴表示開始手段202と、コミュニケーション開始手段203とを含む。
パネル表示手段201は、アプリケーション監視手段101から呼び出され、コミュニケーション起動パネルを表示部(図示せず)に表示する機能と、コミュニケーション履歴表示開始手段202を呼び出す機能と、コミュニケーション起動パネルの操作に応じて、コミュニケーション監視手段203を呼び出す機能とを有する。
コミュニケーション履歴表示開始手段202は、パネル表示手段201から呼び出され、履歴情報検索手段301を呼び出す機能を有する。コミュニケーション開始手段203は、パネル表示手段201から呼び出され、コミュニケーション手段起動手段501を呼び出す機能を有する。
コミュニケーション履歴表示部30は、履歴情報検索手段301と、コミュニケーション履歴表示手段302とを含む。
履歴情報検索手段301は、コミュニケーション履歴表示開始手段202から呼び出され、関係情報記憶部601とコミュニケーション情報記憶部602とを検索する機能と、コミュニケーション履歴表示手段302を呼び出す機能とを有する。コミュニケーション履歴表示手段302は、履歴情報検索手段301から呼び出され、履歴情報検索手段301から渡されたコミュニケーション履歴情報を表示部(図示せず)に表示する機能を有する。
コミュニケーション情報登録部40は、コミュニケーション情報取得手段401と、コミュニケーション情報登録手段402とを含む。
コミュニケーション情報取得手段401は、コミュニケーション実行監視手段502から呼び出され、対象のコミュニケーションの情報を取得する機能と、コミュニケーション情報登録手段402を呼び出す機能とを有する。
コミュニケーション情報登録手段402は、コミュニケーション情報取得手段401から呼び出され、コミュニケーション情報取得手段401から渡されたコミュニケーション情報を、関係情報記憶部601とコミュニケーション情報記憶部602とに記録する機能を有する。
コミュニケーション手段監視部50は、コミュニケーション手段起動手段501と、コミュニケーション実行監視手段502とを含む。
コミュニケーション手段起動手段501は、コミュニケーション開始手段203から呼び出され、コミュニケーション手段を起動する機能と、コミュニケーション実行監視手段502を呼び出す機能とを有する。
コミュニケーション実行監視手段502は、アプリケーション監視手段101、およびコミュニケーション手段起動手段501から呼び出され、コミュニケーション手段によるコミュニケーションの実行状況を監視する機能と、コミュニケーション情報取得手段401を呼び出す機能とを有する。
情報記憶部60は、関係情報記憶部601と、コミュニケーション情報記憶部602とを含む。関係情報記憶部601は、図2に示すように、関係情報管理テーブル6011の情報を記憶する。コミュニケーション情報記憶部602は、図2に示すように、コミュニケーション情報管理テーブル6021の情報を記憶する。
なお、本実施形態では、関係情報記憶部601に記録される関係情報管理テーブル6011と、コミュニケーション情報記憶部602に記録されるコミュニケーション情報管理テーブル6021とにテーブルが振り分けられる構成を用いるが、全てのテーブルを一つの記憶部に記録するように構成されてもよく、記憶部の構成は、図1に示された構成に限定されない。また、各テーブルで管理される情報についても、図2に示された項目に限定されない。
次に、図3〜図15のフローチャートを参照して本実施形態の動作を説明する。
以下、アプリケーション監視処理、通常アプリケーション起動時処理、コミュニケーションアプリケーション起動時処理、コミュニケーション起動パネル表示処理、コミュニケーション起動パネル操作処理、インスタントメッセンジャ監視処理、メール監視処理、電話監視処理、インスタントメッセンジャ起動処理、メール起動処理、電話起動処理、履歴表示処理、および履歴・関連アイテム表示処理の各処理を順に説明する。
まず、図3のフローチャートを参照してアプリケーション監視処理を説明する。
アプリケーション監視処理の起動に応じて、アプリケーション監視手段101は、定期的に、またはオペレーティングシステムからのイベント発生毎に、イベントを監視し、イベント情報を取得する(ステップS101)。そして、取得したイベント情報がコミュニケーションアイコンをドラッグ&ドロップ(D&D)したイベントを示す情報であるか判断する(ステップS102)。
イベント情報がコミュニケーションアイコンをドラッグ&ドロップしたイベントを示す情報である場合には、コミュニケーション起動パネル表示処理を呼び出し(ステップS105)、ステップS101に戻る。イベント情報がコミュニケーションアイコンをドラッグ&ドロップしたイベントを示す情報ではない場合には、アプリケーション監視手段101は、取得したイベント情報が、アプリケーションが起動したというイベントを示す情報であるか否か判断する(ステップS103)。
イベント情報がアプリケーションが起動したというイベントを示す情報ではない場合には、ステップS101に戻る。イベント情報がアプリケーションが起動したというイベントを示す情報である場合には、アプリケーション監視手段101は、取得したイベント情報がコミュニケーションツールが起動したというイベントを示す情報であるか否か判断する(ステップS104)。
イベント情報がコミュニケーションツールが起動したというイベントを示す情報である場合には、アプリケーション監視手段101は、コミュニケーションアプリケーション起動時処理を呼び出し(ステップS107)、ステップS101に戻る。イベント情報がコミュニケーションツールが起動したというイベントを示す情報ではない場合には、アプリケーション監視手段101は、通常アプリケーション起動時処理を呼び出し(ステップS106)、ステップS101に戻る。
次に、図4のフローチャートを参照して通常アプリケーション起動時処理を説明する。
アプリケーション監視手段101は、オブジェクトID取得手段103を呼び出し、イベント情報によって起動が検知されたアプリケーションが扱っているオブジェクトのIDを取得する(ステップS201)。そして、アプリケーション監視手段101は、オブジェクトID取得手段103からの返却結果にもとづいてオブジェクトIDを取得できたかどうか判断する(ステップS202)。
オジェクトIDを取得できない場合には、アプリケーション取得手段101は、通常アプリケーション起動時処理を終了する。オブジェクトIDを取得できた場合には、アプリケーション取得手段101は、取得したオブジェクトIDを基に、関係情報検索手段102を呼び出す。関係情報検索手段102は、関係情報記憶部601とコミュニケーション情報記憶部602とを検索する(ステップS203)。
そして、アプリケーション監視手段101は、関係情報検索手段102からの返却結果にもとづいて関係情報が存在するか否か判断する(ステップS204)。関係情報が存在する場合は、コミュニケーション起動パネル表示処理(ステップS205)を実行する。関係情報が存在しない場合は、アプリケーション取得手段101は、通常アプリケーション起動時処理を終了する。
次に、図5のフローチャートを参照してコミュニケーションアプリケーション起動時処理を説明する。
アプリケーション監視手段101は、オブジェクトID取得手段103を呼び出し、イベント情報によって起動が検知されたコミュニケーションアプリケーションが扱っているコミュニケーションを一意に表す情報をオブジェクトIDとして取得し(ステップS301)、コミュニケーション起動パネル表示処理(ステップS302)を実行する。そして、イベント情報によって起動が検知されたコミュニケーション手段に応じて呼び出す処理に分岐する。
すなわち、起動が検知されたコミュニケーション手段がインスタントメッセンジャである場合には、アプリケーション監視手段101は、インスタントメッセンジャ監視処理を実行する(ステップS303,S304)。起動が検知されたコミュニケーション手段が電子メール(以下、メールという。)である場合には、アプリケーション監視手段101は、メール監視処理を実行する(ステップS305,S306)。起動が検知されたコミュニケーション手段が電話である場合には、アプリケーション監視手段101は、電話監視処理を実行する(ステップS307,S308)。起動が検知されたコミュニケーション手段がそれら以外の場合には、コミュニケーションアプリケーション起動時処理を終了する。
次に、図6のフローチャートを参照してコミュニケーション起動パネル表示処理を説明する。
アプリケーション監視手段101は、イベント情報がコミュニケーションアイコンをドラッグ&ドロップしたイベントを示す情報であるか否か判断する(ステップS401)。
イベント情報がコミュニケーションアイコンをドラッグ&ドロップしたイベントを示す情報である場合には、アプリケーション監視手段101は、オブジェクトID取得手段103を呼び出し、イベント情報によりドロップした先のアプリケーションが扱っているオブジェクトのIDを取得する(ステップS402)。そして、アプリケーション監視手段101は、オブジェクトID取得手段103からの返却結果にもとづいてオブジェクトIDを取得できたか否か判断する(ステップS403)。
オジェクトIDが取得できない場合には、コミュニケーション起動パネル表示処理を終了する。オブジェクトIDを取得できた場合には、アプリケーション監視手段101は、取得したオブジェクトIDを基に、パネル表示手段201を呼び出す。パネル表示手段201は、IMボタン、メールボタン、電話ボタンがあり、履歴ボタンがないコミュニケーション起動パネルを、ドロップした場所に表示し(ステップS404)、コミュニケーション起動パネル操作処理を呼び出す(ステップS406)。
イベント情報がコミュニケーションアイコンをドラッグ&ドロップしたイベントを示す情報でない場合には、アプリケーション監視手段101は、起動したことが検知されたアプリケーションの情報を基に、パネル表示手段201を呼び出す。パネル表示手段201は、IMボタン、メールボタン、電話ボタン、履歴ボタンがあるコミュニケーション起動パネルを表示し(ステップS405)、ステップS406に進む。
次に、図7のフローチャートを参照してコミュニケーション起動パネル操作処理を説明する。
パネル表示手段201は、コミュニケーション起動パネルに対する操作を待つ(ステップS501)。操作が行われた場合には、操作されたボタンに応じて処理を分岐する。
すなわち、パネル表示手段201は、操作の対象がIMボタンか否か判断し(ステップS502)、IMボタンであればインスタントメッセンジャ起動処理を呼び出す(ステップS503)。また、操作の対象がメールボタンか否か判断し(ステップS504)、メールボタンであればメール起動処理を呼び出す(ステップS505)。また、操作の対象が電話ボタンか否か判断し(ステップS506)、電話ボタンであれば電話起動処理を呼び出す(ステップS507)。また、操作の対象が履歴ボタンか否か判断し(ステップS508)、履歴ボタンであればステップS509に進む。いずれにも該当しない場合はステップS501に戻って、操作待ちの状態を繰り返す。
ステップS509では、パネル表示手段201は、アプリケーション監視手段101から呼び出されたときに渡されたアプリケーションの情報に応じて処理を分岐する。すなわり、アプリケーションの情報が通常のアプリケーションを示す情報である場合には、履歴表示処理を呼び出す(ステップS510)。アプリケーションの情報がコミュニケーションアプリケーションを示す情報である場合には、履歴・関連アイテム表示処理を呼び出す(ステップS511)。
次に、図8のフローチャートを参照してインスタントメッセンジャ監視処理を説明する。
アプリケーション監視手段101は、インスタントメッセンジャアプリケーションが終了していないことを条件として(ステップS600)、コミュニケーション実行監視手段502を呼び出し、インスタントメッセンジャのメッセージ送信を監視する(ステップS601)。
メッセージの送信が行われると、コミュニケーション実行監視手段502は、コミュニケーション情報取得手段401を呼び出し、送信したメッセージに対するコミュニケーション情報を取得する(ステップS602)。コミュニケーション情報取得手段401は、取得したコミュニケーション情報を基にコミュニケーション情報登録手段402を呼び出す。コミュニケーション情報登録手段402は、コミュニケーション情報記憶部602に、コミュニケーション情報を登録する(ステップS603)。
そして、ステップS600に戻り、インスタントメッセンジャアプリケーションが終了するまでステップS601からステップS603の処理を繰り返す。
次に、図9のフローチャートを参照してメール監視処理を説明する。
アプリケーション監視手段101は、メールアプリケーションが終了していないことを条件として(ステップS700)、コミュニケーション実行監視手段502を呼び出し、メール送信を監視する(ステップS701)。
メール送信が行われると、コミュニケーション実行監視手段502は、コミュニケーション情報取得手段401を呼び出し、送信したメールに対するコミュニケーション情報を取得する(ステップS702)。コミュニケーション情報取得手段401は、取得したコミュニケーション情報を基にコミュニケーション情報登録手段402を呼び出す。コミュニケーション情報登録手段402は、コミュニケーション情報記憶部602に、コミュニケーション情報を登録する(ステップS703)。
そして、ステップS700に戻り、メールアプリケーションが終了するまでステップS701からステップS703の処理を繰り返す。
次に、図10のフローチャートを参照して電話監視処理を説明する。
アプリケーション監視手段101は、電話アプリケーションが終了していないことを条件として(ステップS800)、コミュニケーション実行監視手段502を呼び出し、電話発信を監視する(ステップS801)。
電話の発信が行われると、コミュニケーション実行監視手段502は、コミュニケーション情報取得手段401を呼び出し、発信した電話に対するコミュニケーション情報を取得する(ステップS802)。コミュニケーション情報取得手段401は、取得したコミュニケーション情報を基にコミュニケーション情報登録手段402を呼び出す。コミュニケーション情報登録手段402は、コミュニケーション情報記憶部602に、コミュニケーション情報を登録する(ステップS803)。
そして、ステップS800に戻り、電話アプリケーションが終了するまでステップS801からステップS803の処理を繰り返す。
次に、図11のフローチャートを参照してインスタントメッセンジャ起動処理を説明する。
コミュニケーション開始手段203は、オブジェクトIDをパラメータとしてコミュニケーション手段起動手段501を呼び出してインスタントメッセンジャの起動を要求する(ステップS901)。コミュニケーション手段起動手段501は、インスタントメッセンジャ(IM)アプリケーションを起動し(ステップS902)、オブジェクトIDをパラメータとしてコミュニケーション実行監視手段502を呼び出す。コミュニケーション実行監視手段502はインスタントメッセンジャのメッセージ送信を監視する(ステップS903)。
メッセージの送信が行われると、コミュニケーション実行監視手段502は、コミュニケーション情報取得手段401を呼び出し、送信したメッセージに対するコミュニケーション情報を取得する(ステップS904)。コミュニケーション情報取得手段401は、取得したコミュニケーション情報とオブジェクトIDを基にコミュニケーション情報登録手段402を呼び出す。コミュニケーション情報登録手段402は、コミュニケーション情報記憶部602に、コミュニケーション情報を登録する(ステップS905)。
コミュニケーション実行監視手段502は、インスタントメッセンジャ起動処理が呼び出される元となったアプリケーションがコミュニケーションアプリケーションであるかどうか判別し、コミュニケーションアプリケーションの場合にはステップS908に、コミュニケーションアプリケーションではない場合にはステップS907に進む(ステップS906)。
ステップS907では、コミュニケーション情報登録手段402は、関係情報記憶部601に、コミュニケーション情報とオブジェクトIDとの関係を種別「OC」(object call )として記録し、インスタントメッセンジャ起動処理を終了する。ステップS908では、コミュニケーション情報登録手段402は、関係情報記憶部601に、コミュニケーション情報とオブジェクトIDとの関係を種別「CC」(communication call)として登録する。
そして、コミュニケーション情報登録手段402は、オブジェクトIDに対応するコミュニケーション情報を基にコミュニケーション情報記憶部602を検索し、同じスレッドのコミュニケーション情報のうち、時間の値が最も古いものを抽出する(ステップS909)。さらに、コミュニケーション情報登録手段402は、抽出したコミュニケーション情報のIDを基に種別が「OC」である行を、関係情報記憶部601から検索し、関係元のオブジェクトIDを取得する(ステップS910)。
コミュニケーション情報登録手段402は、ステップS905の処理で登録したコミュニケーション情報と、ステップS910の処理で取得したオブジェクトIDとの関係を種別「OC」として記録し(ステップS911)、インスタントメッセンジャ起動処理を終了する。
次に、図12のフローチャートを参照してメール起動処理を説明する。
コミュニケーション開始手段203は、オブジェクトIDをパラメータとしてコミュニケーション手段起動手段501を呼び出してメールの起動を要求する(ステップS1001)。
コミュニケーション手段起動手段501は、メールアプリケーションを起動し(ステップS1002)、オブジェクトIDをパラメータとしてコミュニケーション実行監視手段502を呼び出す。コミュニケーション実行監視手段502はメールの送信を監視する(ステップS1003)。
メール送信が行われると、コミュニケーション実行監視手段502は、コミュニケーション情報取得手段401を呼び出し、送信したメールに対するコミュニケーション情報を取得する(ステップS1004)。コミュニケーション情報取得手段401は、取得したコミュニケーション情報とオブジェクトIDを基にコミュニケーション情報登録手段402を呼び出す。コミュニケーション情報登録手段402は、コミュニケーション情報記憶部602にコミュニケーション情報を登録する(ステップS1005)。
コミュニケーション実行監視手段502は、メール起動処理が呼び出される元となったアプリケーションがコミュニケーションアプリケーションであるかどうか判別し、コミュニケーションアプリケーションの場合にはステップS1008に進み、コミュニケーションアプリケーションではない場合にはステップS1007に進む(ステップS1006)。
ステップS1007では、コミュニケーション情報登録手段402は、関係情報記憶部601に、コミュニケーション情報とオブジェクトIDとの関係を種別「OC」として登録し、メール起動処理を終了する。ステップS1008では、コミュニケーション情報登録手段402は、関係情報記憶部601に、コミュニケーション情報とオブジェクトIDとの関係を種別「CC」として登録する。
そして、コミュニケーション情報登録手段402は、オブジェクトIDに対応するコミュニケーション情報を基にコミュニケーション情報記憶部602を検索し、同じスレッドのコミュニケーション情報のうち、時間の値が最も古いものを抽出する(ステップS1009)。さらに、コミュニケーション情報登録手段402は、抽出したコミュニケーション情報のIDを基に種別が「OC」である行を、関係情報記憶部601から検索し、関係元のオブジェクトIDを取得する(ステップS1010)。
コミュニケーション情報登録手段402は、ステップS1005の処理で登録したコミュニケーション情報と、ステップS1010の処理で取得したオブジェクトIDとの関係を種別「OC」として記録し(ステップS1011)、メール起動処理を終了する。
次に、図13のフローチャートを参照して電話起動処理を説明する。
コミュニケーション開始手段203は、オブジェクトIDをパラメータとしてコミュニケーション手段起動手段501を呼び出して電話の起動を要求する(ステップS1101)。
コミュニケーション手段起動手段501は、電話アプリケーションを起動し(ステップS1102)、オブジェクトIDをパラメータとしてコミュニケーション実行監視手段502を呼び出す。コミュニケーション実行監視手段502は、電話の発信開始を監視する(ステップS1103)。
電話の発信が開始されると、コミュニケーション実行監視手段502は、コミュニケーション情報取得手段401を呼び出し、発信した電話に対するコミュニケーション情報を取得する(ステップS1104)。コミュニケーション情報取得手段401は、取得したコミュニケーション情報とオブジェクトIDを基にコミュニケーション情報登録手段402を呼び出す。コミュニケーション情報登録手段402は、コミュニケーション情報記憶部602にコミュニケーション情報を登録する(ステップS1105)。
コミュニケーション実行監視手段502は、電話起動処理が呼び出される元となったアプリケーションがコミュニケーションアプリケーションであるか否か判別し、コミュニケーションアプリケーションの場合にはステップS1108に進み、コミュニケーションアプリケーションではない場合にはステップS1107に進む(ステップS1106)。
ステップS1107の処理では、コミュニケーション情報登録手段402は、関係情報記憶部601に、コミュニケーション情報とオブジェクトIDとの関係を種別「OC」として登録し、電話起動処理を終了する。ステップS1108の処理では、コミュニケーション情報登録手段402は、関係情報記憶部601に、コミュニケーション情報とオブジェクトIDとの関係を種別「CC」として登録する。
そして、コミュニケーション情報登録手段402は、オブジェクトIDに対応するコミュニケーション情報を基にコミュニケーション情報記憶部602を検索し、同じスレッドのコミュニケーション情報のうち、時間の値が最も古いものを抽出する(ステップS1109)。さらに、コミュニケーション情報登録手段402は、抽出したコミュニケーション情報のIDを基に種別が「OC」である行を、関係情報記憶部601から検索し、関係元のオブジェクトIDを取得する(ステップS1110)。
コミュニケーション情報登録手段402は、ステップS1105の処理で登録したコミュニケーション情報と、ステップS1110の処理で取得したオブジェクトIDの関係を種別「OC」として記録し(ステップS1111)、電話起動処理を終了する。
次に、図14のフローチャートを参照して履歴表示処理を説明する。
コミュニケーション履歴表示開始手段202は、オブジェクトIDをパラメータとして履歴情報検索手段301を呼び出す(ステップS1201)。履歴情報検索手段301は、オブジェクトIDを基に種別が「OC」である行を、関係情報記憶部601から検索し、コミュニケーション一覧Aを取得する(ステップS1202)。
履歴情報検索手段301はコミュニケーション一覧Aの先頭行を読み込む(ステップS1203)。履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Aから読み込んだ行のIDの値を基に、コミュニケーション情報記憶部602を検索し、同じスレッドの値を持つコミュニケーション一覧Bを取得する(ステップS1204)。
履歴情報検索手段301は、既にコミュニケーション一覧Tが存在する場合には、コミュニケーション一覧Bをコミュニケーション一覧Tに連結する(ステップS1205)。なお、コミュニケーション一覧Tが存在しない場合は、コミュニケーション一覧Bをコミュニケーション一覧Tとする。
履歴情報検索手段301が読み込んでいるコミュニケーション一覧Aの行が最終行であればステップS1208へと進み(ステップS1206)、最終行でなければ、履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Aの次の行を読み込み(ステップS1207)、ステップS1204に戻る。
ステップS1208では、履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧TのIDを基に、コミュニケーション情報記憶部602を検索し、コミュニケーション一覧Tにコミュニケーション情報を連結する。
そして、履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Tの時間の値を基に、コミュニケーション一覧Tをソートする(ステップS1209)。履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Tをパラメータとして、コミュニケーション履歴表示手段302を呼び出す。コミュニケーション履歴表示手段302は、コミュニケーション履歴をコミュニケーション起動パネルに表示する(ステップS1210)。その後、履歴表示処理を終了する。
次に、図15のフローチャートを参照して履歴・関連アイテム表示処理を説明する。
コミュニケーション履歴表示開始手段202は、オブジェクトIDをパラメータとして履歴情報検索手段301を呼び出す(ステップS1301)。履歴情報検索手段301は、オブジェクトIDに対応するコミュニケーション情報を基にコミュニケーション情報記憶部602を検索し、同じスレッドのコミュニケーション情報のうち、時間の値が最も古いものを抽出する(ステップS1302)。さらに、履歴情報検索手段301は、抽出したコミュニケーション情報のIDを基に種別が「OC」である行を、関係情報記憶部601から検索し、関係元のオブジェクトIDを取得する(ステップS1303)。
履歴情報検索手段301は、オブジェクトIDを基に種別が「OC」である行を、関係情報記憶部601から検索し、コミュニケーション一覧Aを取得する(ステップS1304)。履歴情報検索手段301はコミュニケーション一覧Aの先頭行を読み込む(ステップS1305)。履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Aから読み込んだ行のIDの値を基に、コミュニケーション情報記憶部602を検索し、同じスレッドの値を持つコミュニケーション一覧Bを取得する(ステップS1306)。
履歴情報検索手段301は、既にコミュニケーション一覧Tが存在する場合には、コミュニケーション一覧Bをコミュニケーション一覧Tに連結する(ステップS1307)。なお、コミュニケーション一覧Tが存在しない場合には、コミュニケーション一覧Bをコミュニケーション一覧Tとする。
履歴情報検索手段301が読み込んでいるコミュニケーション一覧Aの行が最終行であればステップS1310に進み、最終行でなければステップS1309に進む(ステップS1308)。ステップS1309では、履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Aの次の行を読み込み、ステップS1306に戻る。
ステップS1310では、履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧TのIDを基に、コミュニケーション情報記憶部602を検索し、コミュニケーション一覧Tにコミュニケーション情報を連結する。
そして、履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Tの時間の値を基に、コミュニケーション一覧Tをソートする(ステップS1311)。履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧TとステップS1303で取得したオブジェトIDとをパラメータとして、コミュニケーション履歴表示手段302を呼び出す。コミュニケーション履歴表示手段302は、コミュニケーション履歴と関連アイテムをコミュニケーション起動パネルに表示する(ステップS1312)。その後、履歴・関連アイテム表示処理を終了する。
本実施形態の効果を説明する。本実施形態では、アプリケーション監視部10がオブジェクトを特定し、そのオブジェクトを起点として始めたコミュニケーション情報と、オブジェクトとコミュニケーションとの関係を情報記憶部に登録するように構成されているので、オブジェクトに関係する複数のコミュニケーション手段に跨った履歴を表示することができる。
実施形態2.
図16は、本発明によるコミュニケーション連携システムの第2の実施形態を示すブロック図である。図16に示すコミュニケーション連携システムには、図1に示された第1の実施形態の構成に加えて、引用情報埋め込み部70がある。引用情報埋め込み部70は、引用情報取得手段701と、引用情報埋め込み手段702とを含む。また、第2の実施形態では、コミュニケーション手段監視部50におけるコミュニケーション実行監視手段502’は、アプリケーション監視手段101およびコミュニケーション手段起動手段501から呼び出され、コミュニケーション手段によるコミュニケーションの実行状況を監視する機能とコミュニケーション情報取得手段401を呼び出す機能とに加えて、引用情報取得手段701を呼び出す機能を有する。また、第2の実施形態では、コミュニケーション手段起動手段501は、コミュニケーション実行監視手段502’を呼び出す。その他の構成は、図1に示された第1の実施形態の構成と同じである。
引用情報取得手段701は、コミュニケーション実行監視手段502’から呼び出され、関係情報記憶部601とコミュニケーション情報記憶部602とを検索する機能と、引用情報埋め込み手段702を呼び出す機能とを有する。引用情報埋め込み手段702は、引用情報取得手段701より呼び出され、コミュニケーションアプリケーションに対して引用情報を埋め込む機能を有する。
次に、本実施形態の動作を説明する。以下、アプリケーション監視処理、通常アプリケーション起動時処理、コミュニケーションアプリケーション起動時処理、コミュニケーション起動パネル表示処理、コミュニケーション起動パネル操作処理、インスタントメッセンジャ監視処理、メール監視処理、電話監視処理、インスタントメッセンジャ起動処理、メール起動処理、電話起動処理、履歴表示処理、および履歴・関連アイテム表示処理の各処理のうち、インスタントメッセンジャ起動処理、メール起動処理および引用情報埋め込み処理の各処理を順に説明する。それら以外の処理は、第1の実施形態における処理と同様である。
まず、図17のフローチャートを参照して第2の実施形態におけるインスタントメッセンジャ起動処理を説明する。第1の実施形態におけるインスタントメッセンジャ起動処理との違いは、図11に示されたステップS902とステップS903との間に、引用情報埋め込み処理(ステップS921)が実行されることであり、それ以外の処理は第1の実施形態における処理と同様である。
次に、図18のフローチャートを参照して第2の実施形態におけるメール起動処理を説明する。第1の実施形態におけるメール起動処理との違いは、図12に示されたステップS1002とステップS1003との間に、引用情報埋め込み処理(ステップS1021)が実行されることであり、それ以外の処理は第1の実施形態の処理と同様である。
次いで、図19のフローチャートを参照して引用情報埋め込み処理を説明する。コミュニケーション実行監視手段502’は、オブジェクトIDをパラメータとして引用情報取得手段701を呼び出す(ステップS1401)。また、コミュニケーション履歴表示開始手段202から呼び出されたときに渡されたオブジェクトIDが通常のアプリケーションが扱うオブジェクトのIDである場合には、ステップS1405に進む(ステップS1402)。オブジェクトIDがコミュニケーションアプリケーションが扱うオブジェクトのIDである場合には、引用情報取得手段701は、オブジェクトIDに対応するコミュニケーション情報を基にコミュニケーション情報記憶部602を検索し、同じスレッドのコミュニケーション情報のうち、時間の値が最も古いものを抽出する(ステップS1403)。
さらに、引用情報取得手段701は、抽出したコミュニケーション情報のIDを基に、種別が「OC」である行を関係情報記憶部601から検索し、関係元のオブジェクトIDを取得する(ステップS1404)。また、引用情報取得手段701は、オブジェクトIDを基に、種別が「OC」である行を関係情報記憶部601から検索し、コミュニケーション一覧Aを取得する(ステップS1405)。
引用情報取得手段701は、コミュニケーション一覧Aの先頭行を読み込む(ステップS1406)。引用情報取得手段701は、コミュニケーション一覧Aから読み込んだ行のIDの値を基に、コミュニケーション情報記憶部602を検索し、同じスレッドの値を持つコミュニケーション一覧Bを取得する(ステップS1407)。
引用情報取得手段701は、既にコミュニケーション一覧Tが存在する場合は、コミュニケーション一覧Bをコミュニケーション一覧Tに連結する(ステップS1408)。なお、コミュニケーション一覧Tが存在しない場合には、コミュニケーション一覧Bをコミュニケーション一覧Tとする。
引用情報取得手段701が読み込んでいるコミュニケーション一覧Aの行が最終行であればステップS1411に進み、最終行でなければステップS1410に進む(ステップS1409)。
ステップS1410では、引用情報取得手段701はコミュニケーション一覧Aの次の行を読み込み、ステップS1407に戻る。
ステップS1411では、引用情報取得手段701は、コミュニケーション一覧TのIDを基に、コミュニケーション情報記憶部602を検索し、コミュニケーション一覧Tにコミュニケーション情報を連結する。引用情報取得手段701は、コミュニケーション一覧Tの時間の値を基に、コミュニケーション一覧Tをソートして、引用情報を作成する(ステップS1412)。
さらに、引用情報取得手段701は、引用情報をパラメータとして、引用情報埋め込み手段702を呼び出す。引用情報埋め込み手段702は、コミュニケーションアプリケーションの編集画面に引用情報を埋め込む(ステップS1413)。その後、引用情報埋め込み処理を終了する。
第2の実施形態の効果を説明する。第2の実施形態では、第1の実施形態の場合と同様に、アプリケーション監視部10がオブジェクトを特定し、そのオブジェクトを起点として始めたコミュニケーション情報と、オブジェクトとコミュニケーションとの関係を情報記憶部に登録するように構成されているので、オブジェクトに関係する複数のコミュニケーション手段に跨った履歴を表示することができる。第2の実施形態では、さらに、引用情報埋め込み部70が情報記憶部に登録されている情報を基に引用情報を作成するように構成されているので、複数のコミュニケーション手段に跨って引用情報を利用できる。
実施形態3.
図20は、本発明によるコミュニケーション連携システムの第3の実施形態を示すブロック図である。図20に示すコミュニケーション連携システムでは、図1に示された第1の実施形態の構成に加えて、文書文書関係登録部80と文書関係情報記憶部603とがある。本実施形態では、文書関係情報記憶部603は、情報記憶部60に含まれている。また、コミュニケーション履歴表示部30において、履歴情報検索手段301’は、コミュニケーション履歴表示開始手段202から呼び出され、関係情報記憶部601と、コミュニケーション情報記憶部602と、文書関係情報記憶部603とを検索する機能と、コミュニケーション履歴表示手段302’を呼び出す機能とを有する。コミュニケーション履歴表示手段302’は、履歴情報検索手段301’から呼び出され、履歴情報検索手段301’から渡されたコミュニケーション履歴情報を表示する機能を有する。その他の構成は、図1に示された第1の実施形態の構成と同じである。
文書関係登録部80は、文書間の関係を登録する機能を有する。文書関係登録部80は、自動的に文書間の関係を取得して登録するものでもよいし、利用者が明示的に関係を入力することにより文書間の関係を登録するものでもよい。
図21は、情報記憶部60に記憶されるテーブルの例を示す説明図である。図21に示すように、コミュニケーション情報記憶部602は、コミュニケーション情報管理テーブル6021の情報を記憶する。文書関係情報記憶部603は、図21に示すように、文書関係情報管理テーブル6031の情報を記憶する。文書関係情報管理テーブル6031には、ある文書(オブジェクトの一例)に関連する他の文書を特定可能な情報が格納されている。なお、図21に示すコミュニケーション情報管理テーブル6021の情報は、図2に示された例と同じである。
また、本実施形態では、関係情報記憶部601に記録される関係情報管理テーブル6011と、コミュニケーション情報記憶部602に記録されるコミュニケーション情報管理テーブル6021と、文書関係情報記憶部603に記録される文書関係情報管理テーブル6031とにテーブルが振り分けられる構成を用いるが、全てのテーブルを一つの記憶部に記録するように構成されてもよく、記憶部の構成は、図20に示された構成に限定されない。また、各テーブルで管理される情報についても、図21に示された項目に限定されない。
次に、本実施形態の動作を説明する。以下、アプリケーション監視処理、通常アプリケーション起動時処理、コミュニケーションアプリケーション起動時処理、コミュニケーション起動パネル表示処理、コミュニケーション起動パネル操作処理、インスタントメッセンジャ監視処理、メール監視処理、電話監視処理、インスタントメッセンジャ起動処理、メール起動処理、電話起動処理、履歴表示処理、および履歴・関連アイテム表示処理の各処理のうち、コミュニケーション起動パネル操作処理および履歴・関連アイテム表示処理の各処理を順に説明する。それら以外の処理は、第1の実施形態における処理と同様である。
まず、図22のフローチャートを参照して第3の実施形態におけるコミュニケーション起動パネル操作処理を説明する。第1の実施形態とは異なり、ステップS508で、パネル表示手段201が、操作の対象が履歴ボタンであると判断した場合には履歴・関連アイテム表示処理を呼び出す(ステップS511)。それ以外の処理は、図7に示された第1の実施形態における処理と同様である。
次に、図23のフローチャートを参照して第3の実施形態における履歴・関連アイテム表示処理を説明する。
第1の実施形態とは異なり、ステップS1301の後にステップS1301−2の処理が実行され、ステップS1311の後にステップS1312’の処理およびステップS1313’の処理が実行される。
ステップS1301−2では、履歴情報検索手段301’は、コミュニケーション履歴表示開始手段202から呼び出された時に渡されたオブジェクトIDが通常のアプリケーションが扱うオブジェクトのIDである場合には、ステップS1304に進む。オブジェクトIDが通常のアプリケーションが扱うオブジェクトのIDでない場合(コミュニケーションアプリケーションが扱うオブジェクトのIDである場合)に、ステップ1302に進む。
ステップS1312’では、履歴情報検索手段301’は、オブジェクトIDを基に、文書関係情報記憶部603を検索し、オブジェクトIDを含む関連アイテム一覧を取得する。また、ステップS1317’では、履歴情報検索手段301’は、コミュニケーション一覧Tと関連アイテム一覧をパラメータとして、コミュニケーション履歴表示手段302’を呼び出す。コミュニケーション履歴表示手段302’は、コミュニケーション履歴と関連アイテムをコミュニケーション起動パネルに表示する。その後、履歴・関連アイテム表示処理を終了する。その他の処理は第1の実施形態における処理と同様である。
ステップS1312’,S1313の処理が実行されることによって、あるオブジェクト(オブジェクトAとする。)に関連する他のオブジェクトのコミュニケーション情報の一覧が、オブジェクトAのコミュニケーション情報の一覧が追加される。
第3の実施形態の効果を説明する。第3の実施形態では、第1の実施形態の場合と同様に、アプリケーション監視部10がオブジェクトを特定し、そのオブジェクトを起点として始めたコミュニケーション情報と、オブジェクトとコミュニケーションとの関係を情報記憶部に登録するように構成されているので、オブジェクトに関係する複数のコミュニケーション手段に跨った履歴を表示することができる。第3の実施形態では、さらに、文書関係情報記憶部603に文書間の関係を登録するように構成されているので、文書間の関係までたどって関連アイテムを表示することができる。
実施例1.
次に、本発明の具体的な実施例を説明する。ここでは、ユーザAとユーザBとがコミュニケーションを行う場合を例にする。
ユーザAが、例えば、Microsoft社製のWindows(登録商標)オペレーティングシステムが動作している端末で、共有サーバABCにあるファイル「文書A」を、文書ファイルを編集するアプリケーションで開いているときに、ユーザBに対して質問する必要が発生したとする。本実施例では、その場合、ユーザAは、図24に示すように、画面上に表示されているコミュニケーションアイコン1001を、文書Aが開かれているアプリケーションウィンドウ1002にドラッグ&ドロップする動作を行う。
すると、ステップS101(図3参照)で、アプリケーション監視手段101が、イベント情報を取得し、イベント情報が「コミュニケーションアイコンのD&D」であるから、コミュニケーション起動パネル表示処理が実行される(ステップS102,S105)。
イベント情報が「コミュニケーションアイコンのD&D」であるから、アプリケーション監視手段101は、オブジェクトID取得手段103を呼び出し、イベント情報によってドロップした先のアプリケーションが扱っているオブジェクトのID「¥¥ABC¥文書A」を取得する(図6におけるステップS401〜S402参照)。
オブジェクトIDが取得できたので、アプリケーション監視手段101は、取得したオブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」を基に、パネル表示手段201を呼び出す。パネル表示手段201は、図25に例示するようなコミュニケーション起動パネル1003を表示する(ステップS403〜S404参照)。
次に、ユーザAは、表示されたコミュニケーション起動パネルのIMボタンをクリックする。すると、インスタントメッセンジャが起動され、ユーザBへのメッセージを送信する。操作の対象がIMボタンであるから、パネル表示手段201は、インスタントメッセンジャ起動処理を呼び出す(図7におけるステップS501〜S503参照)。
コミュニケーション開始手段203は、オブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」をパラメータとしてコミュニケーション手段起動手段501を呼び出す。コミュニケーション手段起動手段501はインスタントメッセンジャアプリケーションを起動し、オブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」をパラメータとしてコミュニケーション実行監視手段502を呼び出しインスタントメッセンジャのメッセージ送信を監視する(図11におけるステップS901〜S903参照)。図17に示された実施形態ではステップS902とステップS903との間に、引用情報埋め込み処理が実行されるが、この時点では引用情報の埋め込みは行われないので、引用情報埋め込み処理の説明についてはここでは説明を省略し、後述する。
ユーザAがインスタントメッセンジャでユーザBに対して「これって何本いるのですか?」というメッセージを送信したとする。コミュニケーション実行監視手段502は、メッセージ送信を検知して、コミュニケーション情報取得手段401を呼び出し、例えば、送信したメッセージに対するコミュニケーション情報「ID=IM000001、手段=IM、スレッド=SI00001、from=A@nec.com、to=B@nec.com、時間=20091010120000、本文=これって何本いるのですか?」を取得する(ステップS904参照)。
IDはコミュニケーションを一意に表す値であり、手段はインスタントメッセンジャを表す値であり、スレッドはインスタントメッセンジャ内部で管理しているメッセージのスレッドを表す値であり、fromはメッセージの送り主を示す値であり、toとはメッセージの受け取り主を示す値であり、時間はメッセージを送信した時刻であり、本文とはメッセージの内容である。
コミュニケーション情報取得手段401は、取得したコミュニケーション情報「ID=IM000001、手段=IM、スレッド=SI00001、from=A@nec.com、to=B@nec.com、時間=20091010120000、本文=これって何本いるのですか?」とオブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」とを基に、コミュニケーション情報登録手段402を呼び出す。コミュニケーション情報登録手段402は、コミュニケーション情報記憶部602にコミュニケーション情報を登録する(ステップS905参照)。
オブジェクトIDの形式から、インスタントメッセンジャ起動処理が呼び出される元となったアプリケーションがコミュニケーションアプリケーションではないと判別されるので、コミュニケーション情報登録手段402は、関係情報記憶部601に、オブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」を関係元とし、コミュニケーション情報のID「IM000001」を関係先とし、種別を「OC」として登録する(ステップS906〜S907参照)。
この時点における情報記憶部の各テーブルの状態を図26の説明図に示す。
次に、ユーザBが、例えば、Microsoft社製のWindows(登録商標)オペレーテイングシステムが動作している端末でユーザAからのインスタントメッセンジャのメッセージを受け取ったとする。すると、図3に示されたステップS101で、アプリケーション監視手段101が、イベント情報を取得する。イベント情報は「インスタントメッセンジャの起動」であるから、コミュニケーションアプリケーション起動時処理が実行され、イベント監視に戻る(ステップS103,S104,S107参照)。
アプリケーション監視手段101は、コミュニケーションアプリケーション起動時処理におけるステップS301の処理で、オブジェクトID取得手段103を呼び出す。オブジェクトID取得手段103は、インスタントメッセンジャが受信したメッセージを一意に表す情報「IM000001」をオブジェクトIDとして取得し、アプリケーション監視手段101に返却する。そして、コミュニケーション起動パネル表示処理に進む。
また、起動アプリケーションはインスタントメッセンジャであるから、並行して、インスタントメッセンジャ監視処理が呼び出される(図5におけるステップS303,S304参照)。コミュニケーション起動パネル表示処理では、コミュニケーション起動パネルが表示される。そして、コミュニケーション起動パネル操作処理(ステップS401〜S405参照)に進む。
ユーザBは、インスタントメッセンジャでユーザAから送信されてきたメッセージ「これって何本いるのですか?」を読み、コミュニケーション起動パネルの履歴ボタンを押す。すると、パネル表示手段201は、操作の対象が履歴ボタンであり、インスタントメッセンジャはコミュニケーションアプリケーションであるから、履歴・関連アイテム表示処理を実行する(図7におけるステップS501〜S511参照)。
履歴・関連アイテム表示処理で、コミュニケーション履歴表示開始手段202は、オブジェクトID「IM000001」をパラメータとして履歴情報検索手段301を呼び出す。履歴情報検索手段301は、オブジェクトID「IM000001」に対応するコミュニケーション情報をコミュニケーション情報記憶部602から検索し、スレッド「SI000001」を取得し、同じスレッドの値を持つコミュニケーション情報のうち、時間の値が最も古いものであるコミュニケーション情報を抽出する(図15におけるステップS1302参照)。
この場合、「ID=IM000001、手段=IM、スレッド=SI00001、from=A@nec.com、to=B@nec.com、時間=20091010120000、本文=これって何本いるのですか?」が該当するので、履歴情報検索手段301は、抽出したコミュニケーション情報のID「IM000001」を基に、種別が「OC」である行を関係情報記憶部601から検索し、関係元のオブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」を取得する(ステップS1303参照)。
履歴情報検索手段301は、オブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」を基に、種別が「OC」である行を関係情報記憶部601から検索し、コミュニケーション一覧Aを取得する(ステップS1304参照)。この時点のコミュニケーション一覧Aの状態を図27の(1)に示す。
履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Aの先頭行を読み込む(ステップS1305参照)。履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Aから読み込んだ行のID「IM000001」の値を基に、コミュニケーション情報記憶部602を検索し、同じスレッドの値「SI00001」を持つコミュニケーション一覧Bを取得する(ステップS1306参照)。この時点のコミュニケーション一覧Bの状態を図27の(2)に示す。
履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Tが存在しないので、コミュニケーション一覧Bをコミュニケーション一覧Tとする(ステップS1307参照)。この時点のコミュニケーション一覧Tの状態を図27の(3)に示す。
コミュニケーション一覧Aは1行のみを含むので最終行に該当し、ステップS1310に進む(ステップS1308参照)。履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧TのIDを基に、コミュニケーション情報記憶部602を検索し、コミュニケーション一覧Tにコミュニケーション情報を連結する(ステップS1310参照)。
履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Tの時間の値を基に、コミュニケーション一覧Tをソートする(ステップS1311)。この時点のコミュニケーション一覧Tの状態を図27の(4)に示す。
履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧TとステップS1303の処理で取得したオブジェトID「¥¥ABC¥文書A」をパラメータとして、コミュニケーション履歴表示手段302を呼び出す。コミュニケーション履歴表示手段302は、コミュニケーション履歴では、コミュニケーション一覧Tが空であるため、コミュニケーション履歴には、何も表示せず、「¥¥ABC¥文書A」をクリックするとオブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」のファイルが開くようにするための表示を、関連アイテムとしてコミュニケーション起動パネルに表示する(ステップS1312参照)。
図28は、履歴ボタンが押されたときのコミュニケーション起動パネルの表示例を示す説明図である。ユーザBがコミュニケーション起動パネルに表示された関連アイテムをクリックすると、「¥¥ABC¥文書A」のファイルが文書編集アプリケーションによって開かれる。
このとき、アプリケーション監視処理が実行され、コミュニケーション起動パネルが表示されるが、その処理は既に説明したとおりである。
「¥¥ABC¥文書A」のファイルを見たのち、ユーザBが、インスタントメッセンジャのユーザAからのメッセージに対して、「あれは、一本で大丈夫です」と返答を行ったとする。すると、既にステップS302の処理で呼び出されていたインスタントメッセンジャ監視処理で、コミュニケーション実行監視手段502が、メッセージ送信を検知して、コミュニケーション情報取得手段401を呼び出す。コミュニケーション実行監視手段502は、送信したメッセージに対するコミュニケーション情報「ID=IM000002、手段=IM、スレッド=SI00001、from=B@nec.com、to=A@nec.com、時間=20091010120010、本文=あれは、一本で大丈夫です」を取得する(図8におけるステップS602参照)。
コミュニケーション情報取得手段401は、取得したコミュニケーション情報「ID=IM000002、手段=IM、スレッド=SI00001、from=B@nec.com、to=A@nec.com、時間=20091010120005、本文=あれは、一本で大丈夫です」を基にコミュニケーション情報登録手段402を呼び出す。コミュニケーション情報登録手段402は、コミュニケーション情報記憶部602に、コミュニケーション情報「ID=IM000002、手段=IM、スレッド=SI00001、from=B@nec.com、to=A@nec.com、時間=20091010120010、本文=あれは、一本で大丈夫です」を登録する(図11におけるステップS905参照)。この時点における情報記憶部の各テーブルの状態を図29に示す。
次に、ユーザAがユーザBからのインスタントメッセンジャのメッセージを受け取る。すると、アプリケーション監視手段101が、図3におけるステップS101の処理でイベント情報を取得する。イベント情報は「インスタントメッセンジャの起動」であるから、コミュニケーションアプリケーション起動時処理が実行され、イベント監視に戻る(ステップS103,S104,S107参照)。
アプリケーション監視手段101は、図5に示されたコミュニケーションアプリケーション起動時処理におけるステップS301で、オブジェクトID取得手段103を呼び出す。オブジェクトID取得手段103は、インスタントメッセンジャが受信したメッセージを一意に表す情報「IM000002」をオブジェクトIDとして取得し、アプリケーション監視手段101に返却する。そして、コミュニケーション起動パネル表示処理に進む。
また、起動アプリケーションはインスタントメッセンジャであるから、並行して、インスタントメッセンジャ監視処理が呼び出される(図5におけるステップS303,S304参照)。コミュニケーション起動パネル表示処理では、コミュニケーション起動パネルが表示される。そして、コミュニケーション起動パネル操作処理(ステップS401〜S405)に進む。
ユーザAは、インスタントメッセンジャでユーザBから送信されてきたメッセージ「あれは、一本で大丈夫です」を読み、コミュニケーション起動パネルの履歴ボタンを押す。
すると、パネル表示手段201は、操作の対象が履歴ボタンであり、インスタントメッセンジャはコミュニケーションアプリケーションであるため、履歴・関連アイテム表示処理(図7におけるステップS501〜S511参照)に進む。
コミュニケーション履歴表示開始手段202は、履歴・関連アイテム表示処理で、オブジェクトID「IM000002」をパラメータとして履歴情報検索手段301を呼び出す。履歴情報検索手段301は、オブジェクトID「IM000002」に対応するコミュニケーション情報をコミュニケーション情報記憶部602から検索し、スレッド「SI000001」を取得し、同じスレッドの値を持つコミュニケーション情報のうち、時間の値が最も古いものであるコミュニケーションを抽出する(ステップS1302参照)。
この場合、「ID=IM000001、手段=IM、スレッド=SI00001、from=A@nec.com、to=B@nec.com、時間=20091010120000、本文=これって何本いるのですか?」が該当するので、履歴情報検索手段301は、抽出したコミュニケーション情報のID「IM000001」を基に種別が「OC」である行を、関係情報記憶部601から検索し、関係元のオブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」を取得する(ステップS1303参照)。
履歴情報検索手段301は、オブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」を基に、種別が「OC」である行を関係情報記憶部601から検索し、コミュニケーション一覧Aを取得する(ステップS1304参照)。この時点のコミュニケーション一覧Aの状態を図30の(1)に示す。
履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Aの先頭行を読み込む(ステップS1305参照)。履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Aから読み込んだ行のID「IM000001」の値を基に、コミュニケーション情報記憶部602を検索し、同じスレッドの値「SI00001」を持つコミュニケーション一覧Bを取得する(ステップS1306参照)。この時点のコミュニケーション一覧Bの状態を図30の(2)に示す。
履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Tが存在しないので、コミュニケーション一覧Bをコミュニケーション一覧Tとする(ステップS1307参照)。この時点のコミュニケーション一覧Tの状態を図30の(3)に示す。
メッセージ「あれは、一本で大丈夫です」はコミュニケーション一覧Aの最終行にあるので、ステップS1310に進む(ステップS1308参照)。履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧TのIDを基に、コミュニケーション情報記憶部602を検索し、コミュニケーション一覧Tにコミュニケーション情報を連結する(ステップS1310参照)。履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧Tの時間の値を基に、コミュニケーション一覧Tをソートする(ステップS1311参照)。この時点のコミュニケーション一覧Tの状態を図30の(4)に示す。
履歴情報検索手段301は、コミュニケーション一覧TとステップS1303の処理で取得したオブジェトID「¥¥ABC¥文書A」とをパラメータとして、コミュニケーション履歴表示手段302を呼び出す。コミュニケーション履歴表示手段302は、コミュニケーション履歴ではコミュニケーション一覧Tが空であるため、何も表示せず、「¥¥ABC¥文書A」をクリックするとオブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」のファイルが開くようにするための表示を、関連アイテムとしてコミュニケーション起動パネルに表示する(ステップS1312参照)。
ユーザAは、ユーザBにインスタントメッセージによる回答について詳細な説明を聞きたいと考えて電話をすることにしたとする。その場合、例えば、ユーザAは、表示されているコミュニケーション起動パネルの電話ボタンをクリックする。すると、電話アプリケーションが起動される。そこで、ユーザBに電話を掛けて詳細な説明を聞いたとする。
すると、操作の対象が電話ボタンであるから、パネル表示手段201は、電話起動処理を呼び出す(図7におけるステップS506,S507参照)。コミュニケーション開始手段203は、オブジェクトID「IM000002」をパラメータとしてコミュニケーション手段起動手段501を呼び出す。コミュニケーション手段起動手段501は、電話アプリケーションを起動する。そして、オブジェクトID「IM000002」をパラメータとしてコミュニケーション実行監視手段502を呼び出し電話の発信開始を監視する(図13におけるステップS1101〜S1103参照)。
ユーザAがユーザBに電話をかけると、コミュニケーション実行監視手段502は、発信開始を検知して、コミュニケーション情報取得手段401を呼び出し、発信開始した電話に対するコミュニケーション情報「ID=TEL000001、手段=電話、スレッド=ST00001、from=A@nec.com、to=B@nec.com、時間=20091010120500」を取得する(ステップS1104参照)。
コミュニケーション情報取得手段401は、取得したコミュニケーション情報「ID=TEL000001、手段=電話、スレッド=ST00001、from=A@nec.com、to=B@nec.com、時間=20091010120500」とオブジェクトID「IM000002」とを基にコミュニケーション情報登録手段402を呼び出す。コミュニケーション情報登録手段402は、コミュニケーション情報記憶部602に、コミュニケーション情報を登録する(ステップS1105参照)。
オブジェクトIDの形式から、電話起動処理が呼び出される元となったアプリケーションがコミュニケーションアプリケーションであることが判別されるので、コミュニケーション情報登録手段402は、関係情報記憶部601に、オブジェクトID「IM000002」を関係元とし、コミュニケーション情報のID「TEL000001」を関係先とし、種別を「CC」として登録する(ステップS1106〜S1108参照)。
そして、コミュニケーション情報登録手段402は、オブジェクトID「IM000002」に対応するコミュニケーション情報を基にコミュニケーション情報記憶部602を検索し、同じスレッドの値「SI000001」を持つコミュニケーション情報のうち、時間の値が最も古いものを抽出する(ステップS1109参照)。この場合、「ID=IM000001、手段=IM、スレッド=SI00001、from=A@nec.com、to=B@nec.com、時間=20091010120000、本文=これって何本いるのですか?」が該当するので、コミュニケーション情報登録手段402は、抽出したコミュニケーション情報のID「IM000001」を基に、種別が「OC」である行を関係情報記憶部601から検索し、関係元のオブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」を取得する(ステップS1110参照)。
コミュニケーション情報登録手段402は、ステップS1110の処理で取得したオブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」を関係元とし、ステップS1105の処理で登録したコミュニケーション情報のID「TEL000001」を関係先とし、種別を「OC」として登録する(ステップS1111)。そして、電話起動処理は終了する。この時点における、情報記憶部の各テーブルの状態を図31に示す。
なお、このとき、ユーザBはユーザAからの電話を着信する。そのときに、アプリケーション監視処理が実行され、コミュニケーション起動パネルが表示されるが、その処理は既に説明したとおりである。
ユーザAは、電話でユーザBからの詳細な説明を聞いた後に通話を終了したとする。その後、ユーザAは、ユーザBにお礼のメールを書くために、「¥¥ABC¥文書A」のファイルを開いているアプリケーションにフォーカスを当て、コミュニケーション起動パネルからメールボタンを押してメールアプリケーションを起動したとする。
このとき、アプリケーション監視処理が実行され、「¥¥ABC¥文書A」を起点としてコミュニケーション起動パネルが表示されるが、その処理は既に説明したとおりである。
ユーザAがメールボタンを押すと、操作の対象がメールボタンであるから、パネル表示手段201は、メール起動処理を呼び出す(図7におけるステップS501,S504,S505参照)。
コミュニケーション開始手段203は、オブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」をパラメータとしてコミュニケーション手段起動手段501を呼び出す。コミュニケーション手段起動手段501は、メールアプリケーションを起動し、引用情報埋め込み処理を実行する(第2実施形態の図18におけるステップS1001,S1002,S1021参照)。
コミュニケーション実行監視手段502’は、オブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」をパラメータとして引用情報取得手段701を呼び出す。オブジェクトIDが通常のアプリケーションが扱うオブジェクトのIDであるので、ステップS1405に進む(図19におけるステップS1402参照)。引用情報取得手段701は、オブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」を基に、種別が「OC」である行を関係情報記憶部601から検索し、コミュニケーション一覧Aを取得する(ステップS1405参照)。この時点のコミュニケーション一覧Aの状態を図32の(1)に示す。
引用情報取得手段701は、コミュニケーション一覧Aの先頭行を読み込む(ステップS1406参照)。引用情報取得手段701は、コミュニケーション一覧Aから読み込んだ行のIDの値「IM000001」を基に、コミュニケーション情報記憶部602を検索し、同じスレッドの値「SI000001」を持つコミュニケーション一覧Bを取得する(ステップS1407参照)。この時点のコミュニケーション一覧Bの状態を図32の(2)に示す。
引用情報取得手段701は、コミュニケーション一覧Tが存在しないので、コミュニケーション一覧Bをコミュニケーション一覧Tとする(ステップS1408参照)。この時点のコミュニケーション一覧Tの状態を図32の(3)に示す。
引用情報取得手段701は、読み込んでいるコミュニケーション一覧Aの行について処理を判別する。最終行ではないのでコミュニケーション一覧Aの次の行を読み込み、ステップS1407に進む(ステップS1409,S1410参照)。引用情報取得手段701は、コミュニケーション一覧Aから読み込んだ行のIDの値「TEL000001」を基に、コミュニケーション情報記憶部602を検索し、同じスレッドの値「ST000001」を持つコミュニケーション一覧Bを取得する(ステップS1407参照)。この時点のコミュニケーション一覧Bの状態を図32の(4)に示す。
引用情報取得手段701は、コミュニケーション一覧Tが存在するので、コミュニケーション一覧Bをコミュニケーション一覧Tに連結する(ステップS1408参照)。この時点のコミュニケーション一覧Tの状態を図32の(5)に示す。
引用情報取得手段701は、読み込んでいるコミュニケーション一覧Aの行について処理を判別する。最終行であるからステップS1411に進む(ステップS1409参照)。引用情報取得手段701は、コミュニケーション一覧TのIDを基に、コミュニケーション情報記憶部602を検索し、コミュニケーション一覧Tにコミュニケーション情報を連結する(ステップS1411参照)。この時のコミュニケーション一覧Tの状態を図32の(6)に示す。
引用情報取得手段701は、コミュニケーション一覧Tの時間の値を基に、コミュニケーション一覧Tをソートして、引用情報を作成する(ステップS1416参照)。図33は、引用情報の一例を示す説明図である。なお、引用情報の書式は図33に示す書式に限定されない。図33に示す例は一例であって、コミュニケーション一覧Tの情報から様々な引用情報を作成することができる。
引用情報取得手段701は、引用情報をパラメータとして、引用情報埋め込み手段702を呼び出す。引用情報埋め込み手段702は、メールアプリケーションの編集画面に引用情報を埋め込む(ステップS1417参照)。そして、引用情報埋め込み処理を終了する。
ユーザAが、引用情報が埋め込まれたメールを元にメールを書き終えて送信すると、メール起動処理が引き続き実行される。コミュニケーション実行監視手段502は、メールの送信を検知し、コミュニケーション情報取得手段401を呼び出し、送信したメールに対するコミュニケーション情報「ID=MAIL000001、手段=メール、スレッド=SM00001、from=A@nec.com、to=B@nec.com、時間=20091010121000、本文=ありがとうございました。〜〜」を取得する。取得したコミュニケーション情報とオブジェクトIDを基にコミュニケーション情報登録手段402を呼び出す。コミュニケーション情報登録手段402は、コミュニケーション情報記憶部602にコミュニケーション情報を記録する(図12におけるステップS1005参照)。
なお、上記の説明では、コミュニケーション情報の本文の値について、「〜〜」を用いて途中から省略がなされているが、実際には、メールで送信されたメールの内容の全てが取得され、コミュニケーション情報記憶部602に登録される。メール起動処理が呼び出される元になったアプリケーションはコミュニケーションアプリケーションではないので、コミュニケーション情報登録手段402は、関係情報記憶部601に、オブジェクトID「¥¥ABC¥文書A」を関係元とし、ステップS1005の処理で登録されたコミュニケーション情報のID「MAIL000001」を関係先とし、種別を「OC」として登録し、メール起動処理は終了する(ステップS1006〜S1007)。この時点における、情報記憶部の各テーブルの状態を図34に示す。
図35は、本発明によるコミュニケーション連携システムの主要部を示すブロック図である。図35に示すように、コミュニケーション連携システムは、コミュニケーションを実現するためのコミュニケーション手段が起動したときに、当該コミュニケーションの識別情報(例えば、図2に示す関係情報管理テーブル6011における「IM000001」)と当該コミュニケーションの起点になったオブジェクトの識別情報(例えば、図2に示す関係情報管理テーブル6011における「¥¥ABC¥文書A」)とを対応させて、またはオブジェクトを起点にして起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションの識別情報(例えば、図2に示す関係情報管理テーブル6011における「IM000001」)と当該コミュニケーションに応答するために起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションの識別情報(例えば、図2に示す関係情報管理テーブル6011における「IM000002」)とを対応させて、関係情報記憶部1(図1、図16および図20に示す関係情報記憶部601に相当)に格納する関係情報登録手段3(図1、図16および図20に示すコミュニケーション情報記憶手段402の一部に相当)と、コミュニケーションの内容(例えば、図2に示すコミュニケーション情報管理テーブル6021における「本文」)および付属情報(例えば、図2に示すコミュニケーション情報管理テーブル6021における「手段」、「スレッド」、「from 」、「to」、「時間」)とコミュニケーションの識別情報(例えば、図2に示すコミュニケーション情報管理テーブル6021における「ID」)とを対応して設定したコミュニケーション情報をコミュニケーション情報記憶部2(図1、図16および図20に示すコミュニケーション情報記憶部602に相当)に格納するコミュニケーション内容登録手段4(図1、図16および図20に示すコミュニケーション情報記憶手段402の一部に相当)と、関係情報記憶部1およびコミュニケーション情報記憶部2を検索し、コミュニケーションの起点であったオブジェクトが共通するコミュニケーションのコミュニケーション情報の一覧(例えば、図27、図30および図32に示すコミュニケーション一覧T)を作成する履歴情報検索手段5(図1、図16および図20に示す履歴情報検索手段301に相当)とを備えている。
上記の各実施形態には、以下のような発明も開示されている。
(1)あらかじめ決められている複数のコミュニケーション手段を特定可能な画像を含むパネル画像(例えば、図25に示すコミュニケーション起動パネル1003)を表示部に表示するパネル表示手段(図1、図16および図20に示すパネル表示手段201に相当)と、表示部に表示された複数の画像から選択された画像に対応するコミュニケーション手段を起動するコミュニケーション手段起動手段(図1、図16および図20に示すコミュニケーション手段起動手段501に相当)と、起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションのコミュニケーション情報と、当該コミュニケーションがオブジェクトを起点にするコミュニケーションであったのか、オブジェクトを起点にして起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションに応答するためのコミュニケーションであったのかを示す情報(図2に示す「OC」、「CC」に相当)とを取得するコミュニケーション情報取得手段(図1、図16および図20に示すコミュニケーション情報取得手段401に相当)とをさらに備えたコミュニケーション連携システム。
(2)パネル表示手段が、パネル画像に履歴操作を示す画像を含めて表示部に表示し図28参照)、履歴情報検索手段が、履歴操作を示す画像が選択されたときに(図7におけるステップS508参照)、コミュニケーション情報の一覧を作成するコミュニケーション連携システム。
(3)関係情報記憶部およびコミュニケーション情報記憶部を検索し、引用情報として、コミュニケーションの起点であったオブジェクトが共通するコミュニケーションのコミュニケーション情報の一覧を作成する引用情報取得手段(図16に示す引用情報取得手段701に相当)と、引用情報取得手段が作成した引用情報を、コミュニケーション手段に供給する引用情報埋め込み手段(図16に示す引用情報埋め込み手段702に相当)とをさらに備えたコミュニケーション連携システム。
(4)オブジェクトに関連する他のオブジェクトを特定可能な関係情報管理テーブル(図20に示す文書関係情報記憶部603に相当)をさらに備え、履歴情報検索手段(図20に示す履歴情報検索手段301’に相当)が、関係情報管理テーブルを参照して、オブジェクトのコミュニケーション情報の一覧に、当該オブジェクトに関連する他のオブジェクトのコミュニケーション情報の一覧を追加するコミュニケーション連携システム。
本発明は、ある文書ファイルを参照したときに、その文書ファイルに関して異なるコミュニケーション手段に跨って行ったコミュニケーションの履歴を容易に参照する用途に適用可能である。また、異なるコミュニケーション手段に跨って、ある話題についてのコミュニケーションを引用してコミュニケーションを続けるといった用途にも適用可能である。
1 関係情報記憶部
2 コミュニケーション情報記憶部
3 関係情報登録手段
4 コミュニケーション内容登録手段
5 履歴情報検索手段
10 アプリケーション監視部
20 パネル管理部
30 コミュニケーション履歴表示部
40 コミュニケーション情報登録部
50 コミュニケーション手段監視部
60 情報記憶部
70 引用情報埋め込み部
80 文書関係登録部
101 アプリケーション監視手段
102 関係情報検索手段
103 オブジェクトID取得手段
201 パネル表示手段
202 コミュニケーション履歴表示開始手段
203 コミュニケーション開始手段
301 履歴情報検索手段
301’ 履歴情報検索手段
302 コミュニケーション履歴表示手段
302’ コミュニケーション履歴表示手段
401 コミュニケーション情報取得手段
402 コミュニケーション情報登録手段
501 コミュニケーション手段起動手段
502 コミュニケーション実行監視手段
502’ コミュニケーション実行監視手段
601 関係情報記憶部
602 コミュニケーション情報記憶部
603 文書関係情報記憶部
701 引用情報取得手段
702 引用情報埋め込み手段
1001 コミュニケーションアイコン
1002 アプリケーションウィンドウ
1003 コミュニケーション起動パネル
6011 関係情報管理テーブル
6021 コミュニケーション情報管理テーブル
6031 文書関係情報管理テーブル

Claims (9)

  1. オブジェクトを起点にするコミュニケーションの履歴情報を提示するコミュニケーション連携システムであって、
    コミュニケーションを実現するためのコミュニケーション手段が起動したときに、当該コミュニケーションの識別情報と当該コミュニケーションの起点になったオブジェクトの識別情報とを対応させて、またはオブジェクトを起点にして起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションの識別情報と当該コミュニケーションに応答するために起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションの識別情報とを対応させて、関係情報記憶部に格納する関係情報登録手段と、
    コミュニケーションの内容および付属情報とコミュニケーションの識別情報とを対応して設定したコミュニケーション情報をコミュニケーション情報記憶部に格納するコミュニケーション内容登録手段と、
    前記関係情報記憶部および前記コミュニケーション情報記憶部を検索し、コミュニケーションの起点であったオブジェクトが共通するコミュニケーションのコミュニケーション情報の一覧を作成する履歴情報検索手段とを備えた
    ことを特徴とするコミュニケーション連携システム。
  2. あらかじめ決められている複数のコミュニケーション手段を特定可能な画像を含むパネル画像を表示部に表示するパネル表示手段と、
    前記表示部に表示された複数の画像から選択された画像に対応するコミュニケーション手段を起動するコミュニケーション手段起動手段と、
    起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションのコミュニケーション情報と、当該コミュニケーションがオブジェクトを起点にするコミュニケーションであったのか、オブジェクトを起点にして起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションに応答するためのコミュニケーションであったのかを示す情報とを取得するコミュニケーション情報取得手段とを備えた
    請求項1記載のコミュニケーション連携システム。
  3. パネル表示手段は、パネル画像に履歴操作を示す画像を含めて表示部に表示し、
    履歴情報検索手段は、前記履歴操作を示す画像が選択されたときに、コミュニケーション情報の一覧を作成する
    請求項2記載のコミュニケーション連携システム。
  4. 関係情報記憶部およびコミュニケーション情報記憶部を検索し、引用情報として、コミュニケーションの起点であったオブジェクトが共通するコミュニケーションのコミュニケーション情報の一覧を作成する引用情報取得手段と、
    前記引用情報取得手段が作成した引用情報を、コミュニケーション手段に供給する引用情報埋め込み手段とを備えた
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のコミュニケーション連携システム。
  5. オブジェクトに関連する他のオブジェクトを特定可能な関係情報管理テーブルを備え、
    履歴情報検索手段は、前記関係情報管理テーブルを参照して、オブジェクトのコミュニケーション情報の一覧に、当該オブジェクトに関連する他のオブジェクトのコミュニケーション情報の一覧を追加する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のコミュニケーション連携システム。
  6. オブジェクトを起点にするコミュニケーションの履歴情報を提示するコミュニケーション連携方法であって、
    コミュニケーションを実現するためのコミュニケーション手段が起動したときに、当該コミュニケーションの識別情報と当該コミュニケーションの起点になったオブジェクトの識別情報とを対応させて、またはオブジェクトを起点にして起動したコミュニケーション手段による関係コミュニケーションの識別情報と当該コミュニケーションに応答するために起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションの識別情報とを対応させて、関係情報記憶部に格納し、
    コミュニケーションの内容および付属情報とコミュニケーションの識別情報とが対応して設定されているコミュニケーション情報をコミュニケーション情報記憶部に格納し、
    前記関係情報記憶部および前記コミュニケーション情報記憶部を検索し、コミュニケーションの起点であったオブジェクトが共通するコミュニケーションのコミュニケーション情報の一覧を作成する
    ことを特徴とするコミュニケーション連携方法。
  7. あらかじめ決められている複数のコミュニケーション手段を特定可能な画像を含むパネル画像を表示部に表示し、
    前記表示部に表示された複数の画像から選択された画像に対応するコミュニケーション手段を起動し、
    起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションのコミュニケーション情報と、当該コミュニケーションがオブジェクトを起点にするコミュニケーションであったのか、オブジェクトを起点にして起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションに応答するためのコミュニケーションであったのかを示す情報とを取得する
    請求項6記載のコミュニケーション連携方法。
  8. コンピュータに、
    コミュニケーションを実現するためのコミュニケーション手段が起動したときに、当該コミュニケーションの識別情報と当該コミュニケーションの起点になったオブジェクトの識別情報とを対応させて、またはオブジェクトを起点にして起動したコミュニケーション手段による関係コミュニケーションの識別情報と当該コミュニケーションに応答するために起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションの識別情報とを対応させて、関係情報記憶部に格納する処理と、
    コミュニケーションの内容および付属情報とコミュニケーションの識別情報とが対応して設定されているコミュニケーション情報をコミュニケーション情報記憶部に格納する処理と、
    前記関係情報記憶部および前記コミュニケーション情報記憶部を検索し、コミュニケーションの起点であったオブジェクトが共通するコミュニケーションのコミュニケーション情報の一覧を作成する処理と
    を実行させるためのコミュニケーション連携用プログラム。
  9. あらかじめ決められている複数のコミュニケーション手段を特定可能な画像を含むパネル画像を表示部に表示する処理と、
    前記表示部に表示された複数の画像から選択された画像に対応するコミュニケーション手段を起動する処理と、
    起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションのコミュニケーション情報と、当該コミュニケーションがオブジェクトを起点にするコミュニケーションであったのか、オブジェクトを起点にして起動したコミュニケーション手段によるコミュニケーションに応答するためのコミュニケーションであったのかを示す情報とを取得する処理と
    を実行させるための請求項8記載のコミュニケーション連携用プログラム。
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