JP2011163836A - 粒状材料の粒度計測システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】粒状材料Sの画像Gから粒径加積曲線P(d)を作成することができるシステム及びプログラムの提供。
【解決手段】所定採取場1又は破砕装置2から供給される粒状材料Sの撒き出し画像Gをコンピュータ10に入力し、検出手段17により画像G中の各粒状材の輪郭を検出し、各粒状材の輪郭から粒径d及び面積eを求め、算出手段18により複数の粒径diについて画像G中の粒状材料Sの全体面積Eに対するその粒径di以上の粒状材の面積割合(=Σe/E)を粒度インデクスIiとして算出する。コンピュータ10の記憶手段16に粒状材料Sの標本Tから求めた各粒径diの粒度インデクスIiとその粒径di以下の粒状材の加積通過率P(di)との関係式Kを記憶しておき、作成手段20により各粒径diの粒度インデクスIiを関係式Kにより加積通過率P(di)に変換して粒状材料Sの粒径加積曲線P(d)を作成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は粒状材料の粒度計測システム及びプログラムに関し、とくに特定の採取場又は破砕装置から供給される粒状材料の粒度を簡易に計測するシステム及びプログラムに関する。
ダム・堤防・路体・路盤・路床・コンクリート・舗装・植栽基盤等の土木構造物を構築する場合に、粒度が調整された骨材や砕石ではなく、現場付近の地山等の採取場で調達された地盤材料、原石を破砕装置等で砕いただけの岩砕材料その他の粒状材料S(異なる粒径の粒状材が混在する土木材料)を用いる工法を採用する場合がある(例えば非特許文献1のCSG(Cemented Sand and Gravel)工法等)。例えばCSG工法では、材料合理化の観点から、調達した粒状材料S(CSG材)に水及びセメントを混合してそのまま構造物の材料(CSG)とするので、構造物の品質(とくに強度)を確保するために粒状材料Sの粒度が規定範囲内にあるか否かを確認・管理することが必要となる。
図11は、CSG工法によって構築する土木構造物の強度管理方法の一例を示す(ひし形理論、非特許文献1参照)。先ず、粒状材料S(CSG材)の粒度について数多くの粒度試験を行い、粒度が最も粗い標本Tr(大径粒状材の含有率が最も多い標本。以下、最粗粒標本ということがある。)と粒度が最も細かい標本Ts(小径粒状材の含有率が最も多い標本。以下、最細粒標本ということがある。)とを選定する。次いで、最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsの範囲内の粒状材料Sを用いたCSGについて単位水量を変えながら強度試験を行い、強度不足となる下限値と施工に不向きな上限値とを検出する。そのうえでCSGの製造時ないし打設時に、CSGの粒度及び単位水量を、最粗粒標本Trの粒度−強度曲線(図中の点線)と最細粒標本Tsの粒度−強度曲線(図中の実線)と2本の許容単位水量範囲を示す縦線とで囲まれた「ひし形」(斜線部分)の規定範囲内となるように管理する。図示例のひし形の規定範囲内で最も低い強度はCSG強度と呼ばれ、このひし形の範囲内にあるCSGを用いることで構造物にCSG強度以上の強度を確保することができる。
一般に粒状材料Sの粒度は、混在している各粒状材の粒径dを横軸(対数軸)とし、その粒径d以下の粒状材の全体に対する質量百分率P(d)(粒径dの粒状材より小径の粒状材の総質量/粒状材全体の総質量×100。以下、加積通過率ということがある。)を縦軸(線形軸)とした片対数グラフ、すなわち図10に示すような粒径加積曲線P(d)によって表される。従って、図10に示すように粒状材料Sの最粗粒標本Trの粒径加積曲線Pr(d)と最細粒標本Tsの粒径加積曲線Ps(d)とを予め求めておき、継続的に供給される粒状材料Sの粒径加積曲線P(d)を求めて粒径加積曲線Pr(d)と粒径加積曲線Ps(d)とで囲まれた範囲(規定範囲)内にあるか否かを確認すれば、図11のひし形理論に基づく粒度の品質管理が実現できる。
しかし、様々な粒径dの粒状材が混在している粒状材料Sの粒径加積曲線Pを作成するためには、例えばダム等の土木工事においては1回当たり数百kgにもなる大量の粒状材料Sを何度も篩分けする作業と、篩い分け毎(篩目のサイズ毎)に通過率(通過質量)を求める作業とが必要であり、しかも現段階ではそれらを全て人力で行う必要があるため、多大な労力と時間を要する問題点がある。CSG工法の品質管理では、とくに施工開始当初において使用する粒状材料Sの粒度をできるだけ頻繁に(例えば1回/1時間で)確認することが求められているが(非特許文献1参照)、粒径加積曲線の作成作業を頻繁に繰り返すことは多大な労力を要する。
これに対し、特許文献1及び2が開示するように、画像解析技術を用いて粒状材料Sの粒度を求める方法が提案されている。例えば特許文献1は、岩砕材料の全体又は一部の画像を画像処理することで材料中の各粒状材の輪郭を特定し、その輪郭と同一面積の等価径で各粒状材を単純立体(球又は立方体)にモデル化し、その単純立体モデルの体積に岩砕材料(原石)の比重を乗じて質量を算出して粒度分布曲線を作成する方法を提案している。また特許文献2は、砂礫が堆積している観測域を複数の異なる方向の照明で照射しながら陰影位置の異なる複数の画像を撮影し、陰影位置の異なる画像を合成することにより観測域内の個々の礫を分離識別すると共に、各礫の粒度(半径)を計測してその分布を分析する方法を提案している。特許文献1及び2のような画像解析技術を用いて粒状材料Sの粒度を管理できれば、従来の篩い分け方法に比して土木構造物の品質管理の簡単化及び精度向上を図ることができる。
特開2003−010726号公報 特開2006−078234号公報 特開昭61−061623号公報 特開2009−036533号公報
柳川城二「ダム事業における新技術−台形CSGダム−」建設工業調査会出版、ベース設計資料、No.136土木編、2008年3月20日発行、インターネット(URL:http://www.kenkocho.co.jp/html/136/sa_136.html) 岡野康彦「破砕・粉砕・篩分け(その2)」骨材資源、通巻No.122、1999年
しかし特許文献1及び2の方法は、粒状材料Sの画像から輪郭が検出できる範囲の各粒状材の粒度分布を求めるのみであり、輪郭が検出された各粒状材の粒状材料S全体に対する割合、すなわち加積通過率を求めることができない問題点がある。図10を参照して上述したように、CSG工法等で用いる粒状材料Sの粒度を管理するためには、粒状材料S中の粒径d毎に全体に対する加積通過率P(d)を求めて粒径加積曲線P(d)を作成し、その粒径加積曲線P(d)を最粗粒標本Trの粒径加積曲線Pr(d)と最細粒標本Tsの粒径加積曲線Ps(d)とで囲まれた規定範囲と比較して粒度品質を確認しなければならないが、特許文献1及び2の画像解析方法では輪郭が検出できる粒状材の粒径に限界があり、輪郭が検出できない粒状材を考慮して輪郭が検出された粒状材の加積通過量Pを把握することは困難である。粒状材料Sの粒度管理に画像解析方法を適用するためには、粒状材料Sの画像から各粒状材の全体に対する加積通過率Pを把握して最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsと比較できる技術が必要である。
そこで本発明の目的は、粒状材料の画像から粒径加積曲線を作成することができるシステム及びプログラムを提供することにある。
本発明者は、粒状材料S中の粒径d以下の粒状材の全体に対する加積通過率P(d)と、その粒状材料Sの画像Gにおける粒径d以上の粒状材の全体に対する面積割合との関係に注目した。例えば図6(A)に示すような粒状材料Sの画像Gから、特定の粒径di(例えば10mm)以下の全ての粒状材を検出することは画像解析上困難であるが、その粒径di(例えば10mm)以上の全ての粒状材は比較的簡単に検出することができ、画像Gの全体面積Eに対する粒径di以上の粒状材の面積eの総和(Σe)の面積割合Σe/E(以下、粒度インデクスIiということがある。)を算出することができる。図5は、同じ地山から採取された複数の粒状材料Sについて、それぞれ篩分け作業等の従来方法により粒径di=10mm、20mm、30mm、40mm以下の粒状材の加積通過率P(di)を求めると共に、その撒き出し画像Gから各粒径di=10mm、20mm、30mm、40mm以上の粒状材の粒度インデクスIiを算出し、それらの結果を二次平面(加積通過率P(d)を縦軸とし面積割合(Σe/E)を横軸とした平面)上にプロットしたものである。
図5のグラフは、各粒状材料Sの異なる粒径diにおける加積通過率P(di)がそれぞれ、粒度インデクスIiの多次元回帰モデル(y=Σa・x)で表わせることを示している。また、同図は特定の地山から採取した複数の粒状材料Sを対象としたものであるが、本発明者は更なる実験により、他の地山から採取した粒状材料Sについても、地山毎に適切な回帰モデルを用いることにより、その地山から採取した粒状材料Sの異なる粒径diにおける加積通過率P(d)とその粒径di以上の粒状材の粒度インデクスとの間に関係式を設定できることを見出した。図5のような関係式(例えば多次元回帰モデル)を利用すれば、粒状材料Sの画像Gから複数の粒径dの加積通過率P(d)を推定することができ、その加積通過率P(d)を用いて粒状材料Sの粒径加積曲線P(d)を作成することできる。本発明は、この知見に基づく研究開発の結果、完成に至ったものである。
図1のブロック図を参照するに、本発明による粒状材料の粒度品質管理システムは、所定採取場1又は破砕装置2から供給される粒状材料Sの撒き出し画像G(図6(A)参照)を撮影する撮像装置5、画像G中の各粒状材の輪郭を検出する検出手段17、各粒状材の輪郭から粒径d及び面積eを求め且つ複数の粒径diについて画像G中の粒状材料Sの全体面積Eに対するその粒径di以上の粒状材の面積割合(=Σe/E)を粒度インデクスIiとして算出する算出手段18、粒状材料Sの標本Tから求めた各粒径diの粒度インデクスIiとその標本T中の粒径di以下の粒状材の加積通過率P(di)との関係式K(図5参照)を記憶する記憶手段16、並びに算出した各粒径diの粒度インデクスIiを関係式Kにより加積通過率P(di)に変換して粒径加積曲線P(d)を作成する作成手段20を備えてなるものである。
また、図1及び図2の流れ図を参照するに、本発明による粒状材料の粒度計測プログラムは、所定採取場1又は破砕装置2から供給される粒状材料Sの粒度を計測するためコンピュータ10を、粒状材料Sの撒き出し画像G(図6(A)参照)を入力する入力手段14、画像G中の各粒状材の輪郭を検出する検出手段17、各粒状材の輪郭から粒径d及び面積eを求め且つ複数の粒径diについて画像G中の粒状材料Sの全体面積Eに対するその粒径di以上の粒状材の面積割合(=Σe/E)を粒度インデクスIiとして算出する算出手段18、粒状材料Sの標本Tから求めた各粒径diの粒度インデクスIiとその標本T中の粒径di以下の粒状材の加積通過率P(di)との関係式K(図5参照)を記憶する記憶手段16、並びに算出した各粒径diの粒度インデクスIiを関係式Kにより加積通過率P(di)に変換して粒径加積曲線P(d)を作成する作成手段20として機能させるものである。
好ましくは、図1に示すように、粒状材料Sから所定粒径D未満の微小粒状材を分離する分離装置6を設け、コンピュータ10の入力手段14に所定粒径D未満の微小粒状材が分離された粒状材料Sの撒き出し画像Gを入力し、記憶手段16に微小粒状材分離後の粒状材料標本Tから求めた粒度インデクスIiと加積通過率P(di)との関係式Kを記憶し、作成手段20により所定粒径D以上の粒径加積曲線P(d≧D)を作成する。
更に好ましくは、微小粒状材を分離する前後の粒状材料Sの重量M及び含水率Zを計測する計測器7、8を設け、コンピュータ10の入力手段14に微小粒状材を分離する前後の粒状材料Sの重量M及び含水率Zを入力し、コンピュータ10に重量M及び含水率Zの計測値から粒状材料S中の微小粒状材の加積通過率P(D)を求める演算手段25とを設け、作成手段20により、微小粒状材分離後の粒状材料Sの各粒径diの加積通過率P(di)とその粒状材料S中の微小粒状材の加積通過率P(D)とから粒径加積曲線P(d)を作成する。
或いは、コンピュータ10の記憶手段16に粒状材料Sの標本Tから求めた所定粒径D未満の微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)をその標本T中の微小粒状材の加積通過率P(D)の関数U、Rとして記憶し、コンピュータ10に粒状材料S中の微小粒状材の加積通過率P(D)から関数U、Rにより微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)を推定する推定手段27を設け、作成手段20により、微小粒状材分離後の粒状材料Sの粒径加積曲線P(d≧D)と粒状材料の微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)とを合成して粒径加積曲線P(d)を作成してもよい。
望ましくは、コンピュータ10の記憶手段16に粒状材料Sの最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsの粒径加積曲線Pr、Psを記憶し、コンピュータ10に、粒状材料Sの粒径加積曲線P(d)と最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsの粒径加積曲線Pr(d)、Ps(d)とを比較して粒度品質を判定する判定手段24を設ける。或いは、それに代えて又は加えて、コンピュータ16の記憶手段16に継続的に供給される粒状材料Sから作成した粒度インデクスI又は粒径加積曲線P(d)を累積記憶し、今回供給材料の粒度インデクスI又は粒径加積曲線P(d)と前回供給材料の粒度インデクスIt−1又は粒径加積曲線P(d)t−1とを比較して粒状材料Sの粒度変動を判定する判定手段24を設けてもよい。
本発明による粒状材料の粒度品質管理システム及びプログラムは、粒状材料Sの撒き出し画像Gから検出手段17により各粒状材の輪郭を検出し、算出手段18において各粒状材の輪郭から各粒状材の粒径d及び面積eを求め且つ複数の粒径diについて撒き出し画像G中の粒状材料Sの全体面積Eに対するその粒径di以上の粒状材の面積割合(=Σe/E)を粒度インデクスIiとして算出し、予め粒状材料Sの標本Tから求めた各粒径diの粒度インデクスIiとその粒径di以下の粒状材の加積通過率P(di)との関係式Kに基づき、作成手段20において各粒径diの粒度インデクスIiを加積通過率P(di)に変換して粒径加積曲線P(d)を作成するので、次の有利な効果を奏する。
(イ)粒状材料Sの画像から粒径加積曲線P(d)を短時間で簡易に作成することができ、労力や時間を要する篩い分け作業等を必要としないので、例えばCSG工法等の粒状材料Sを用いた建設工事(フィルダム等の建設工事)に適用した場合に、粒状材料Sの品質管理の容易化を図ると共に粒径加積曲線の作成頻繁を増やすことで品質管理の高精度化を図ることができる。
(ロ)また、予め粒状材料Sの最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsの粒径加積曲線Pr、Psを求めておけば、作成した粒径加積曲線P(d)をその径加積曲線Pr(d)、Ps(d)とを比較することにより、粒状材料Sの粒度品質を簡易に判定することができる。
(ハ)更に、継続的に供給される粒状材料Sの粒度インデクスI又は粒径加積曲線P(d)を累積記憶しておけば、そのインデクスI又は曲線Pの変動から粒状材料Sの粒度の経時的変動を迅速に把握することができ、例えばCSG工法等の粒状材料Sを用いた建設工事において品質管理の更なる精度向上に貢献できる。
(ニ)また、粒状材料S中に画像から輪郭が検出できない微小粒状材が含まれている場合でも、予め微小粒状材を分離した粒状材料Sの標本Tから粒度インデクスIiと加積通過率P(di)との関係式Kを求めておけば、微小粒状材を分離した粒状材料Sの撒き出し画像Gから微小粒状材の粒径D以上の粒径加積曲線P(d≧D)を作成することができる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態及び実施例を説明する。
本発明の粒度計測システムの一実施例のブロック図である。 本発明の粒度計測プログラムの流れ図の一例である。 微小粒状材の加積通過率の算出方法(図2のステップS108)の詳細な流れ図の一例である。 粒状材料の撒き出し画像の各粒状材の輪郭から面積を算出する方法の一例の説明図である。 粒状材料の各粒径diの粒度インデクスIiとその粒状材料中の粒径di以下の粒状材の加積通過率P(di)との関係式を示すグラフの一例である。 粒状材料の撒き出し画像から各粒状材の輪郭を検出する方法の一例の説明図である。 本発明のシステムで作成した粒状材料の粒径加積曲線を示すグラフの一例である。 本発明のシステムで作成した粒状材料の粒径加積曲線を示すグラフの他の一例である。 本発明のシステムで作成した粒状材料の粒径加積曲線を示すグラフの更にの一例である。 粒状材料の最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsの粒径加積曲線Pr、Psを示すグラフの一例である。 従来のCSG工法における粒度管理方法の一例の説明図である。
図1は、本発明の粒度計測システムのブロック図を示す。図示例のシステムは、粒状材料Sの撒き出し画像Gを撮影する撮像装置5と、その撒き出し画像Gを入力して粒状材料Sの粒径加積曲線P(d)を作成するコンピュータ10とを有する。例えばCSG工法で土木構造物を構築する場合に、現場付近の所定採取場(地山や地層)1で調達してダンプトラック等の運搬機械3で工事現場へ継続的に供給される地盤材料等の全体又は一部を品質管理用の粒状材料Sとし、その粒径加積曲線P(d)を運搬単位毎に作成して粒状材料Sの粒度品質を管理する。運搬機械3で搬送する材料が均質とみなせる場合は、運搬機械3上の一部を管理対象の粒状材料Sとすれば足りる。なお、本発明の適用対象は地山等から調達される地盤材料等に限らず、例えば原石を所定破砕装置2で破砕して継続的に供給される岩砕材料等のように、種類や起源に応じてほぼ同様の粒径加積曲線(粒度分布)で近似できる粒状材料Sに広く適用できる。
図示例の撮像装置5は、粒状材料Sを、例えば地表に敷設したシート上に薄く撒き出して画像G(図6(A)参照)を撮像する。後述するように撒き出し画像Gから所定粒径D(例えば5mm)以上の粒状材の輪郭を全て検出可能とするため、所定粒径D以上の粒状材が埋もれない厚さに粒状材料Sを撒き出して撮影することが望ましい。また、後述する算出手段18によって算出する粒度インデクスIiが撒き出しの厚さや広さ(面積)によって変動しうるため、粒状材料Sは常に同じ方法(厚さや広さ)で撒き出すことが望ましい。シート上に撒き出す方法に代えて、ベルトコンベア等の移動式運搬機械3上に薄く載置した粒状材料Sを撮像して撒き出し画像Gとしてもよい。また、撮像装置5に照明装置(図示せず)を含め、照明装置により照明方向を変えながら粒状材料Sの複数の撒き出し画像Gを撮影することが望ましい。照明方向を変えて陰影の異なる複数の撒き出し画像Gを用いることで、画像Gから粒状材の輪郭を検出する際に、陰影の影響を避けて粒状材の輪郭の検出精度を高めることが期待できる。
また、図示例のコンピュータ10は、キーボード等の入力装置11と、ディスプレイ等の出力装置12と、一次又は二次記憶装置等の記憶手段16とを有する。記憶装置16には、後述するように粒状材料Sの粒度インデクスIiを加積通過率P(di)に変換する関係式Kその他のパラメタを記憶する。また内蔵プログラムとして、撮像装置5や入力装置11から撒き出し画像Gその他のデータを入力する入力手段14と、その撒き出し画像Gから粒状材料S中の各粒状材の輪郭を検出する検出手段17と、各粒状材の輪郭から粒状材料Sの粒度インデクスIiを算出する算出手段18と、算出した粒度インデクスIiを加積通過率P(di)に変換して粒径加積曲線P(d)を作成する作成手段20と、作成した粒径加積曲線P(d)等を出力装置12に出力する出力手段13とを有する。なお、図示例のコンピュータ10は、内臓プログラムとして関係式Kを設定する関係式設定手段26を有しているが、後述するように本発明は関係式Kが記憶手段16に記憶されていれば足り、関係式設定手段26は本発明に必須のものではない。
好ましくは、図示例のように、粒状材料Sから所定粒径D(例えば5mm)未満の微小粒状材(シルト・粘土等)を分離する分離装置6を粒径計測システムに含め、分離装置6により粒状材料Sから微小粒状材を分離したうえで撒き出し画像Gを撮像してコンピュータ10に入力する。例えば、粒状材料S中に画像Gから輪郭を検出することが困難な粒径D未満の微小粒状材が多量に含まれていると、その粒径D以上の粒状材が微小粒状材に埋もれてしまい、検出手段17において撒き出し画像Gから必要な粒状材の輪郭を正確に検出することが難しくなる。また、微小粒状材が団子状に固まり又は大径の粒子にこびり付くことによって、検出手段17が粒状材の粒径を誤認識し、算出手段18で算出する粒度インデクスIiに誤差を生じるおそれがある。予め分離装置6によって粒状材料Sから微小粒状材を分離しておくことにより、検出手段17における各粒状材の輪郭検出精度を高め、算出手段18における粒度インデクスIiの算出精度の向上を図ることができる。使用する分離装置6は粒状材料S中の微小粒状材の状態に応じて異なりうるが、例えば微小粒状材が乾燥している場合は篩い分け装置とし、微小粒状材が湿潤して他の粒状材にこびり付いている場合は水洗い装置等とすることができる。ただし、分離装置6は本発明のシステムに必須のものではなく、例えば粒状材料S中に含まれる微小粒状材が少なく、検出手段17において粒状材の粒径を誤認識するおそれが小さいときは、分離装置6は省略可能である。
図2は、図1のシステムを用いて粒状材料Sの粒径加積曲線P(d)を作成する方法の流れ図を示す。以下、図2の流れ図を参照して図1のシステムを説明する。図2のステップS101〜S104は、コンピュータ10の関係式設定手段26により、粒状材料Sの各粒径diの粒度インデクスIiとその粒径di以下の粒状材の加積通過率P(di)との関係式Kを設定する初期処理を示す。先ずステップS101において、粒状材料Sの標本Tを用い、図1の場合は分離装置6により標本Tから所定粒径D(例えば5mm)未満の微小粒状材を分離したうえで、撮像装置5により標本Tの撒き出し画像Gを撮像してコンピュータ10に入力する。また、その微小粒状材分離後の標本Tについて、標本T中の複数の粒径di(例えば図5に示す10mm、20mm、30mm、40mm等)以下の粒状材の加積通過率P(di)を篩い分けその他の従来方法により求め、求めた各粒径diの加積通過率P(di)を入力装置11からコンピュータ10に入力する。
ステップS102において、撒き出し画像Gをコンピュータ10の検出手段17に入力し、図6(C)に示すように画像G中の個々の粒状材の輪郭を検出する。例えば画像Gを画素の明暗に基づいて二値化処理し、その二値化画像からラベリングやパターンマッチング等の手法を用いて各粒子の輪郭を抽出する(図6(B)参照)。好ましくは撮像装置5で撮影した陰影の異なる複数の標本Tの撒き出し画像Gを入力し、その複数の画像Gを検出手段17で合成して粒状材の輪郭を強調した合成画像を作成し、その合成画像から各粒子の輪郭を抽出する。画像G中の全ての粒状材の輪郭を検出することが難しい場合でも、輪郭が検出できる限界の微小粒径D(例えば5mm)以上の粒状材の輪郭を全て検出することが望ましく、少なくともステップS101において加積通過率P(di)を求めた最小の粒径di(例えば10mm)以上の粒状材の輪郭を全て検出する。
ステップS103において、検出手段17で検出した標本T中の各粒状材の輪郭を算出手段18に入力し、各粒状材の粒径di及び面積eを求める。例えば、図4(A)のように粒状材が球体とみなせる場合は、その粒状材の面積等価径を粒径diとし、その球体の断面積を面積eとする。或いは図4(B)に示すように、各粒状材の輪郭に楕円形を(例えば最小二乗近似により)フィッティングさせて長径b・短径aを求め、その短径aを粒状材の粒径di(篩い径)とし、近似した楕円形の面積を粒状材の面積eとする。楕円近似に代えて各粒状材の輪郭に外接する最小矩形を求め、その最小矩形の短径aを粒径diとし、その最小矩形の面積を粒状材の面積eとしてもよい。或いは各粒状材の輪郭内部の画素数を面積に換算して各粒状材の面積eを算出することも可能である。
またステップS103において、各粒状材の粒径di及び面積eを求めたのち、標本T中の複数の粒径di(例えば10mm、20mm、30mm、40mm等)について、それぞれ各粒径di以上の粒状材の面積の総和Σeを求め、撒き出し画像Gの撮影領域全体の面積Eに対する粒径di以上の粒状材の面積割合(=Σe/E)を各粒径diの粒度インデクスIiとして算出する。撮影領域全体の面積Eに代えて、撒き出し画像G中の輪郭検出限界の微小粒径D(例えば5mm)以上の全粒状材の面積の総和E(画像G内の輪郭が検出できない粒状材を含まない面積)を求め、その全粒状材の面積合計Eに対する各粒径di以上の粒状材の面積の総和Σeを算出して粒径diの粒度インデクスIiとしてもよい。
次いで、ステップS104において、算出手段18で求めた複数の粒径diの粒度インデクスIiを関係式設定手段26に入力し、関係式設定手段26においてステップS101で入力した各粒径diの加積通過率P(di)と算出手段18で求めた粒度インデクスIiとの関係式Kを設定する。例えば図5に示すように、標本T中の各粒径diの加積通過率P(di)及び粒度インデクスIiを二次平面上にプロットし、加積通過率P(di)を目的変数(従属変数)とし粒度インデクスIiを説明変数(独立変数)とする適切な回帰モデル(例えば粒度インデックスの多項式(多次元回帰モデル)、対数関数、べき関数、指数関数等)を設定して関係式Kとし、設定した関係式Kを記憶手段16に記憶する。
好ましくは、ステップS101において複数の標本Tの撒き出し画像Gを撮像すると共にその複数の標本Tからそれぞれ加積通過率P(di)を求め、ステップS104において複数の標本Tから求めた加積通過率P(di)及び粒度インデクスIiに基づき関係式Kを設定する。図5から分かるように、同じ採取場で採取した粒状材料Sの標本Tから求めた各粒径diの加積通過率P(di)及び粒度インデクスIiは概ね近似しているが、標本T毎に多少の変動がみられるので、複数の標本Tに基づき相関係数rのできるだけ大きい関係式Kを設定することにより、後述する粒度インデクスIiから加積通過率P(di)を推定する精度を高めることができる。本発明者の実験によれば、例えば粒状材料Sの5〜10程度の標本Tを用いることにより、相関係数rが0.995程度の関係式Kを設定することが可能である。
なお、ステップS101〜S104の関係式Kの設定は、必ずしも工事現場で行う必要はなく、例えば実験室等において粒状材料Sの複数の標本Tを用いて予め関係式Kを設定し、その関係式Kを現場のコンピュータ10に入力して記憶手段16に記憶することも可能である。この場合は、ステップS101〜S104に代えて関係式Kをコンピュータ10に入力するステップを設ければ足り、粒状材料Sの標本Tから関係式Kを求めるコンピュータ10の関係式設定手段26は省略可能である。
図2のステップS105〜S110は、記憶手段16に記憶された関係式Kに基づき、採取場1又は破砕装置2から継続的に供給される粒状材料Sの粒径加積曲線P(d)を作成する処理を示す。先ずステップS105において、上述したステップS101と同様に、図1の場合は粒状材料Sから分離装置6により所定粒径D(例えば5mm)未満の微小粒状材を分離したうえで、撮像装置5により粒状材料Sの撒き出し画像Gを撮像してコンピュータ10に入力する。またステップS106〜107において、上述したステップS102〜103と同様に、コンピュータ10の検出手段17により撒き出し画像G中の個々の粒状材の輪郭を検出し、算出手段18によって粒状材料S中の複数の粒径di(例えば10mm、20mm、40mm等)の粒度インデクスIiを算出する。
ステップS110において、粒状材料S中の複数の粒径diの粒度インデクスIiを作成手段20に入力し、作成手段20において関係式Kにより各粒径diの粒度インデクスIiを加積通過率P(di)に変換して粒径加積曲線P(d)を作成する。図7は、分離装置5で所定粒径D未満の微小粒状材分離後の粒状材料Sについて、作成手段20において作成した所定粒径D以上の粒径加積曲線P(d≧D)の一例を示す。図示例の粒径加積曲線Pは、算出手段18により複数の粒径di(図示例では10mm、20mm、40mm)の粒度インデクスIiを算出し、それらの粒度インデクスIiを作成手段20において図5の関係式Kにより加積通過率P(di)に変換し、変換した加積通過率P(di)を粒径di別にプロットして連結したものである。
ステップS111〜112は、ステップS110で作成した粒状材料Sの粒径加積曲線P(d)を判定手段24に入力し、判定手段24において、粒状材料Sの粒径加積曲線P(d)を最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsの粒径加積曲線Pr(d)、Ps(d)と比較して粒度品質を判定する処理を示す。このような最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsは、上述したように粒状材料Sの数多くの粒度試験によって予め選定し、その粒度試験で求めた粒径加積曲線Pr(d)、Ps(d)を例えばステップS101において記憶手段16に登録しておくことができる。或いは、図7に示すように所定粒径D未満の微小粒状材を分離した粒状材料Sの粒径加積曲線P(d≧D)と対比する場合は、最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsから微小粒状材を分離した所定粒径D以上の粒径加積曲線Pr(d≧D)、Ps(d≧D)を作成して記憶手段16に登録しておくことができる(図10も参照)。例えば、判定手段24により粒状材料の粒径加積曲線P(d≧D)が粒径加積曲線Pr(d≧D)、Ps(d≧D)の間の規定範囲内にあるか否か(正常か否か)、何れの粒径加積曲線Pr、Psの側に変動しているか(変動の傾向)等を確認することにより、粒状材料Sの粒度品質を判定する。
図2のステップS113は、ステップS111〜112において粒状材料Sの粒度品質が規定範囲外であると判定された場合に、必要に応じて粒状材料Sの粒度を調整する処理を示す。粒度の調整方法は、例えば図7において粒状材料Sの粒径加積曲線P(d≧D)が最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsの何れの側に外れているかによって相違するが、粒径加積曲線Pの判定結果を総合的に考慮して粒状材料Sの粒度を調整することができる。粒度調整後にステップS105へ戻り、上述したステップS105〜S112の処理をやり直す。ただし、ステップS113の粒度調整は本発明に必須の処理ではなく、ステップS113において図11のひし形の規定範囲内となるように粒状材料Sに混合する単位水量を調整することも可能であり、規定範囲外であると判定された粒状材料Sを土木工事に使用しない場合はステップS113を省略できる。
ステップS111〜112で粒状材料Sの粒度品質が規定範囲内であると判定された場合はステップS114へ進み、例えば図7の今回供給された粒状材料Sの各粒径diの粒度インデクスI及び/又は粒径加積曲線P(d≧D)を記憶手段16に累積記憶したのち、ステップS115において粒状材料Sの粒度計測を継続するか否かを判断する。継続する場合はステップS105へ戻り、次回供給される粒状材料St+1について上述したステップS105〜S112を繰り返し、各粒径のdiの粒度インデクスIt+1を算出して粒径加積曲線Pt+1を作成する。ステップS114において粒状材料Sの粒度インデクスI及び/又は粒径加積曲線Pを記憶手段16に累積記憶しておくことにより、次回以降のステップS111〜112の判定処理において、判定手段24により今回供給材料Sの粒度インデクスI又は粒径加積曲線P(d)と前回供給材料St−1の粒度インデクスIt−1又は粒径加積曲線P(d)t−1とを比較して粒状材料Sの粒度の経時的変化(粒度変動)を判定し、粒状材料Sの粒度品質の変化を迅速に把握することが可能となる。
本発明は、粒状材料Sの撒き出し画像Gから比較的容易に検出できる各粒径diの粒度インデクスIiとその粒径diの加積通過率P(d)との関係式を用いることにより、粒状材料Sの撒き出し画像Gから複数の粒径dの加積通過率P(d)を推定し、その加積通過率P(d)を用いて粒状材料Sの粒径加積曲線Pを簡易に作成することができる。また、その粒径加積曲線Pを最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsの径加積曲線Pr、Psと比較することで、継続的に供給される粒状材料Sが最粗粒試料Trと最細粒標本Tsとで囲まれた規定範囲内にあるか否かという粒度品質も簡単に行うことができる。従って、粒状材料Sの粒度管理が必要とされる土木工事に本発明を適用することで、従来方法に比して粒状材料Sの粒度管理の頻度を大幅に増やすことができ、粒状材料を用いて構築する土木構造物の品質管理の精度向上に貢献することができる。
こうして本発明の目的である「粒状材料の画像から粒径加積曲線を作成することができるシステム及びプログラム」の提供を達成できる。
図7を参照して上述したように、本発明では図2の流れ図により微小粒状材分離後の粒状材料Sから所定粒径D(例えば5mm)以上の粒径加積曲線P(d≧D)を作成し、その粒径加積曲線P(d≧D)を最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsの所定粒径D以上の粒径加積曲線Pr(d≧D)、Ps(d≧D)と対比することで粒度品質を簡易に判定することができる。しかし、図7の粒径加積曲線P(d≧D)には所定粒径D未満の微小粒状材の含有率が反映されておらず、とくに粒状材料S中に所定粒径D未満の微小粒状材が多量に含まれている場合は、所定粒径Dの近傍において粒状材料Sの粒径加積曲線P(d≧D)と最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsとを対比し、その何れの側に変動しているか(変動の傾向)等を確認することが難しくなる。最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsとの対比を簡単化するためには、所定粒径D未満の微小粒状材の含有率を考慮した粒径加積曲線P(d≧D)を作成することが有用である。
図1の実施例では、粒径計測システムに微小粒状材を分離する分離装置6を含めると共に、微小粒状材を分離する前後の粒状材料Sの重量M及び含水率Zを計測する計測器7、8を含め、その重量M及び含水率Zの計測値から粒状材料S中の微小粒状材の加積通過率P(D)を求める演算手段25をコンピュータ10に設けている。図2のステップS108は、コンピュータ10の演算手段25において、微小粒状材を分離する前後の粒状材料Sの重量M及び含水率Zの計測値から粒状材料S中の微小粒状材の含有率すなわち加積通過率P(D)を求める処理を示す。ステップS110において演算手段25で求めた微小粒状材の加積通過率P(D)を作成手段20へ入力し(図1も参照)、作成手段20において図7の粒状材料Sの粒径加積曲線P(d≧D)を微小粒状材の加積通過率P(D)に応じて調整することにより、例えば図8に示すような微小粒状材の含有率を考慮した粒状材料Sの粒径加積曲線P(d≧D)を作成する。
図3は、図2のステップS108の演算手段25による処理の詳細な流れ図を示す。先ず、ステップS201〜S202において分離装置6で所定粒径D(例えば5mm)未満の微小粒状材を分離する前の粒状材料Sの重量Mb及び含水率Zbを重量計測器7b及び含水率計測器8bにより計測し、ステップS203において微小粒状材分離前の粒状材料Sの乾燥重量Mdbを算出する。次いで、ステップS204〜S205において分離装置6で微小粒状材を分離した後の粒状材料Sの重量Ma及び含水率Zaを重量計測器7a及び含水率計測器8aにより計測し、ステップS206において微小粒状材分離後の粒状材料Sの乾燥重量Mdaを算出する。重量計測器7b、7aの一例は、天秤、ロードセル等の粒状材料Sの質量測定で従来使用される装置であり、含水率計測器8b、8aの一例は、粒状材料Sに近赤外線を照射して透過光又は反射光の減衰量から粒状材料Sの含水率を非接触的に計測する近赤外線水分計(特許文献3参照)やRI水分計である。ステップS207において、微小粒状材分離前後の粒状材料Sの乾燥重量Mdb、Mdaから、粒状材料S中の所定粒径D未満の微小粒状材の質量百分率すなわち加積通過率P(D)を算出する。
図2のステップS110において、作成手段20により、演算手段25から入力した粒状材料S中の所定粒径D未満の微小粒状材の加積通過率P(D)と、算出手段18で算出した粒度インデクスIiを関係式Kにより変換した各粒径diの加積通過率P(di)とから、図8に示すような微小粒状材の加積通過率P(D)を考慮した粒径加積曲線P(d≧D)を作成する。具体的には、微小粒状材の加積通過率P(D)から所定粒径D以上の質量割合を求め(100−P(D))、その質量割合と関係式Kから変換した加積通過率P(di)(所定粒径D以上の粒状材全体に占める粒径di以上の粒状材の質量割合)を乗算することで各粒径diの加積通過率P´(di)(=P(D)+(100−P(D))×P(di))を再計算する。再計算後の各粒径diの加積通過率P´(di)と微小粒状材の加積通過率P(D)とを粒径di別にプロットして連結することにより、図8のような粒径加積曲線P(d≧D)を作成することができる。
微小粒状材の加積通過率P(D)を考慮して作成した粒状材料Sの粒径加積曲線P(d≧D)は、ステップS111〜112において、図8に示すように最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsの粒径加積曲線Pr(d)、Ps(d)と直接比較して粒度品質を判定することができる。例えば、図8において粒状材料Sの粒径加積曲線P(d≧D)は、粒径加積曲線Pr、Psの規定範囲内にあるが、所定粒径Dの近傍において最粗粒標本Tr側よりも最細粒標本Ts側に近接しており、平均粒径よりも若干細かい粒径分布であると判定できる。また、図8のような粒径加積曲線P(d≧D)を累積記憶しておけば、ステップS111〜112において今回と前回の粒径加積曲線Pとを比較することにより、粒状材料Sの粒度の正確な経時的変化(粒度変動)を迅速に把握することができる。
なお、図3のステップS208〜S211は、本発明の粒径計測システムに粒状材料Sの粒径di毎の吸水率q及び表乾密度ρを計測する計測器(図示せず)を含め、コンピュータ10の演算手段25により、その吸水率q及び表乾密度ρの計測値から粒状材料Sの表面水量Wを算出する処理を示す。図11を参照して上述したように、CSG工法では粒状材料Sの粒度と共に単位水量を管理する必要があり(図11のひし形(斜線部分)の規定範囲を参照)、粒状材料Sの表面水量Wが求まれば単位水量の管理に利用できる。図3の流れ図ではステップS208〜209において粒状材料Sの吸水率qを計測器から入力し、ステップS202で計測した含水率Zbに基づき粒状材料Sの表面水率ωを算出する。そして、ステップS210において粒状材料Sの表乾密度ρを計測器から入力し、ステップS211において粒状材料Sの表面水率ωと表乾密度ρとから表面水量Wを算出する。例えば、図3のステップS113において、ステップS211で求めた表面水量Wに基づき、粒状材料Sに混合する水量を図11の「ひし形」の規定範囲内となるように調整・管理する。
また、図2のステップS114において、今回供給材料Sの各粒径diの粒度インデクスI及び粒径加積曲線P(d)と共にステップS211で求めた表面水量Wを記憶手段16に累積記憶しておけば、次回以降のステップS111〜112の判定処理において、判定手段24により今回及び前回の粒度インデクスIと粒径加積曲線P(d)と表面水量Wとを比較して粒度及び表面水量の変動を迅速に判定することができる。粒状材料Sの粒度及び表面水量の変動を迅速に把握することにより、CSG工法等の粒状材料Sを用いた建設工事における詳細な品質管理が可能となり、管理精度の更なる向上が期待できる。
また、図1の実施例においてコンピュータ10の記憶手段16に、粒状材料Sの標本Tから求めた所定粒径D未満の微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)を、その標本T中の微小粒状材の加積通過率P(D)の関数U、Rとして記憶しておけば、コンピュータ10の推定手段27において、上述した演算手段25で求めた粒状材料S中の微小粒状材の加積通過率P(D)から関数U、Rにより微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)を推定することができる。更に、作成手段20において、例えば図8に示すような微小粒状材分離後の粒状材料Sの粒径加積曲線P(d≧D)と、推定手段27で推定した粒状材料Sの微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)とを合成することにより、例えば図9に示すような全粒径範囲にわたる粒径加積曲線P(d)を作成することができる。
従来から、地盤材料等の粒状材料Sの粒径加積曲線(粒度分布)を正規分布関数、対数正規分布関数、Talbot(Gates−Gaudin−Schuhmann)関数、Gaudin−Meloy関数、Rosin−Rammler関数等で近似できることが知られている(非特許文献2参照)。また本発明者らは、粒状材料Sの複数の標本Tから所定粒径D(例えば50mm)未満の微小粒状材の粒径加積曲線P(d<D)の近似関数を推定し、粒状材料Sの撒き出し画像Gから所定粒径D以上の粒径加積曲線P(d≧D)を画像解析技術を用いて作成し、粒径加積曲線P(d≧D)と粒径加積曲線P(d<D)の近似関数とを所定粒径Dの加積通過率P(D)で一致するように合成して粒状材料Sの全粒径範囲にわたる粒径加積曲線P(d)を作成するシステムを開発し、特許文献4に開示した。
本発明においても、予め粒状材料Sの標本Tから所定粒径D未満の微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)の近似関数Uを求めておけば、特許文献4の場合と同様に、作成手段20において粒度インデクスIiから求めた所定粒径D以上の粒径加積曲線P(d≧D)と微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)の近似関数Uとを合成することにより、粒状材料Sの全粒径範囲にわたる粒径加積曲線P(d)を作成することができる。粒状材料Sの所定粒径D未満の粒径加積曲線P(d≦D)は、例えば微小粒状材の所定粒径Dに対する粒径比(=d/D)の所定指数関数U{(d/D)}として近似することができる。そのような指数関数Pの一例は、Talbot関数(P/P(D)=(d/D))、Gaudin−Meloy関数(P/P(D)=1−(1−d/D))、又はRosin−Rammler関数(P/P(D)=1−exp(−d/D)))である。
図2のステップS109は、コンピュータ10の推定手段27により、粒状材料S中の微小粒状材の加積通過率P(D)から関数Uにより微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)を推定する処理を示す。例えば、上述した所定指数関数U{(d/D)}の指数nが微小粒状材の加積通過率P(D)に拘わらず一定であれば、演算手段25で求めた微小粒状材の加積通過率P(D)を指定関数U{(d/D)}へ代入することにより、微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)を推定することができる。図2のステップS110において、推定手段27で推定した微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)を作成手段20に入力し、その粒径加積曲線P(d≦D)と所定粒径D以上の粒径加積曲線P(d≧D)とを連結することにより、図9に示すような全粒径範囲にわたる粒径加積曲線P(d)を作成することができる。
また、特許文献4が開示するように、微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)を所定指数関数U{(d/D)}で近似した場合に、その指数関数U{(d/D)}の指数nが粒状材料S中の微小粒状材の加積通過率P(D)に依存して変化する場合がある。その場合は、粒状材料Sの複数の標本Tから指数関数U{(d/D)}を求めると共に、その指数nと粒状材料S中の微小粒状材の加積通過率P(D)との関係式Rを検出し、その関係式Rをコンピュータ10の記憶手段16に記憶しておく。図2のステップS109において、先ず演算手段25で求めた微小粒状材の加積通過率P(D)から指数nを求めて指数関数U{(d/D)}を定めたうえで、その指数関数U{(d/D)}に微小粒状材の加積通過率P(D)を代入することにより、微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)を推定する。ステップS110において、図9のような全粒径範囲にわたる粒径加積曲線P(d)を作成しておけば、ステップS111〜112において最粗粒標本Tr及び最細粒標本Tsの粒径加積曲線Pr(d)、Ps(d)と全粒径範囲にわたり比較することができ、粒状材料Sの粒度品質を高精度で判定することが可能となる。
1…採取場(地山) 2…破砕装置
3…運搬装置 5…撮像装置
6…分離装置6、8…計測器
7a、8a…重量計測器 7b、8b…含水率計測器
10…コンピュータ 11…入力装置
12…出力装置 14…入力手段
15…出力手段 16…記憶手段
17…検出手段 18…算出手段
20…作成手段 21…調整手段
22…合成手段 24…判定手段
25…演算手段 26…関係式設定手段
27…推定手段
S…粒状材料 T…粒状材料標本
P…加積通過率、粒径加積曲線 I…粒度インデクス
Di…粒径 Ei…面積
G…撒き出し画像 M…重量
Z…含水率

Claims (12)

  1. 所定採取場又は破砕装置から供給される粒状材料の撒き出し画像を撮影する撮像装置、前記画像中の各粒状材の輪郭を検出する検出手段、前記各粒状材の輪郭から粒径及び面積を求め且つ複数の粒径diについて画像中の粒状材料の全体面積に対する当該粒径di以上の粒状材の面積割合を粒度インデクスIiとして算出する算出手段、前記粒状材料の標本から求めた各粒径diの粒度インデクスIiと当該標本中の粒径di以下の粒状材の加積通過率P(di)との関係式を記憶する記憶手段、並びに前記算出した各粒径diの粒度インデクスIiを前記関係式により加積通過率P(di)に変換して粒径加積曲線P(d)を作成する作成手段を備えてなる粒状材料の粒度計測システム。
  2. 請求項1のシステムにおいて、前記粒状材料から所定粒径D未満の微小粒状材を分離する分離装置を設け、前記記憶手段に微小粒状材分離後の粒状材料標本から求めた粒度インデクスIiと加積通過率P(di)との関係式を記憶し、前記作成手段により所定粒径D以上の粒径加積曲線P(d≧D)を作成してなる粒状材料の粒度計測システム。
  3. 請求項2のシステムにおいて、前記微小粒状材を分離する前後の粒状材料の重量及び含水率を計測する計測器、並びに前記重量及び含水率の計測値から粒状材料中の微小粒状材の加積通過率P(D)を求める演算手段を設け、前記作成手段により、前記微小粒状材分離後の粒状材料の各粒径diの加積通過率P(di)と当該粒状材料中の微小粒状材の加積通過率P(D)とから粒径加積曲線P(d≧D)を作成してなる粒状材料の粒度計測システム。
  4. 請求項3のシステムにおいて、前記記憶手段に粒状材料の標本から求めた所定粒径D未満の微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)を当該標本中の微小粒状材の加積通過率P(D)の関数として記憶し、前記粒状材料中の微小粒状材の加積通過率P(D)から前記関数により微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)を推定する推定手段を設け、前記作成手段により、前記微小粒状材分離後の粒状材料の粒径加積曲線P(d≧D)と当該粒状材料の微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)とを合成して粒径加積曲線P(d)を作成してなる粒状材料の粒度計測システム。
  5. 請求項1から4の何れかシステムにおいて、前記記憶手段に粒状材料の最粗粒標本及び最細粒標本の粒径加積曲線Pr、Psを記憶し、前記粒状材料の粒径加積曲線Pと最粗粒標本及び最細粒標本の粒径加積曲線Pr、Psとを比較して粒度品質を判定する判定手段を設けてなる粒状材料の粒度計測システム。
  6. 請求項1から4の何れかのシステムにおいて、前記記憶手段に継続的に供給される粒状材料から作成した粒度インデクスI又は粒径加積曲線Pを累積記憶し、今回供給材料の粒度インデクスI又は粒径加積曲線Pと前回供給材料の粒度インデクスIt−1又は粒径加積曲線Pt−1とを比較して粒状材料の粒度変動を判定する判定手段を設けてなる粒状材料の粒度計測システム。
  7. 所定採取場又は破砕装置から供給される粒状材料の粒度を計測するためコンピュータを、前記粒状材料の撒き出し画像を入力する入力手段、前記画像中の各粒状材の輪郭を検出する検出手段、前記各粒状材の輪郭から粒径及び面積を求め且つ複数の粒径diについて画像中の粒状材料の全体面積に対する当該粒径di以上の粒状材の面積割合を粒度インデクスIiとして算出する算出手段、前記粒状材料の標本から求めた各粒径diの粒度インデクスIiと当該粒径di以下の粒状材の加積通過率P(di)との関係式を記憶する記憶手段、並びに前記算出した各粒径diの粒度インデクスIiを前記関係式により加積通過率P(di)に変換して粒径加積曲線P(d)を作成する作成手段として機能させる粒状材料の粒度計測プログラム。
  8. 請求項7のプログラムにおいて、前記撒き出し画像を所定粒径D未満の微小粒状材が分離された粒状材料の撒き出し画像とし、前記記憶手段に微小粒状材分離後の粒状材料標本から求めた粒度インデクスIiと加積通過率P(di)との関係式を記憶し、前記作成手段により所定粒径D以上の粒径加積曲線P(d≧D)を作成してなる粒状材料の粒度計測プログラム。
  9. 請求項8のプログラムにおいて、前記入力手段に微小粒状材を分離する前後の粒状材料の重量及び含水率を入力し、前記コンピュータを、前記重量及び含水率の入力値から粒状材料中の微小粒状材の加積通過率P(D)を求める演算手段として機能させ、前記作成手段により、前記微小粒状材分離後の粒状材料の各粒径diの加積通過率P(di)と当該粒状材料中の微小粒状材の加積通過率P(D)とから粒径加積曲線P(d≧D)を作成してなる粒状材料の粒度計測プログラム。
  10. 請求項9のプログラムにおいて、前記記憶手段に粒状材料の標本から求めた所定粒径D未満の微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)を当該標本中の微小粒状材の加積通過率P(D)の関数として記憶し、前記コンピュータを、前記粒状材料中の微小粒状材の加積通過率P(D)から前記関数により微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)を推定する推定手段として機能させ、前記作成手段により、前記微小粒状材分離後の粒状材料の粒径加積曲線P(d≧D)と当該粒状材料の微小粒状材の粒径加積曲線P(d≦D)とを合成して粒径加積曲線P(d)を作成してなる粒状材料の粒度計測プログラム。
  11. 請求項7から10の何れかプログラムにおいて、前記記憶手段に粒状材料の最粗粒標本及び最細粒標本の粒径加積曲線Pr、Psを記憶し、前記コンピュータを、前記粒状材料の粒径加積曲線Pと最粗粒標本及び最細粒標本の粒径加積曲線Pr、Psとを比較して粒度品質を判定する判定手段として機能させてなる粒状材料の粒度計測プログラム。
  12. 請求項7から10の何れかのシステムにおいて、前記記憶手段に継続的に供給される粒状材料の粒度インデクスI又は粒径加積曲線Pを累積記憶し、前記コンピュータを、今回供給材料の粒度インデクスI又は粒径加積曲線Pと前回供給材料の粒度インデクスIt−1又は粒径加積曲線Pt−1とを比較して粒状材料の粒度変動を判定する判定手段として機能させてなる粒状材料の粒度計測プログラム。
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