JP2011156755A - Discharge device and liquid droplet discharge device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、吐出装置及び液滴吐出装置に関する。 The present invention relates to a discharge device and a droplet discharge device.
特許文献1には、以下に示す清掃装置が開示されている。この清掃装置は、表面が高分子樹脂からなる清掃部材4、それを保持する容器5および清掃した塗料を排出する排出配管6から構成されており、支持体12により支持されている。清掃手順は次の通りである。まず、清掃部材4および容器5が口金3のリップ部10の真下で停止し上昇する。この動作で清掃部材4の上部が口金3のリップ部10に密着する。この密着した状態で清掃部材4がリップ部10に沿って移動し、リップ部に付着した塗料をこすり落とす、あるいはかき落とす等して除去し、清掃を完了する。清掃後は、清掃装置5が下降して塗布が開始される。なお、清掃部材4によってリップ部10から清掃された不要塗料は、容器5に溜まり排出配管6から排出される。
Patent Document 1 discloses a cleaning device shown below. The cleaning device includes a cleaning member 4 whose surface is made of a polymer resin, a container 5 that holds the cleaning member 4, and a discharge pipe 6 that discharges the cleaned paint, and is supported by a
また、特許文献2には、昇降可能なダイコータのダイ本体10に設けたスリットから塗布液を供給しながら移動させて被塗布材W上に塗布液を塗布したのち、塗布液の供給を停止するとともにダイ本体を上昇させて塗布液ビードを切り離し、その後、ダイ本体を降下させてダイ本体の長手方向に進退可能なブレード16にダイ本体のリップ部13を接触させた状態とし、ついで、前記ブレードを移動させることにより前記リップ部に保持された塗布液SSを掻取り除去するダイコータのリップ部における塗布液除去方法が開示されている。
Further, in Patent Document 2, the coating liquid is applied to the material to be coated W by being moved while supplying the coating liquid from a slit provided in the
本発明は、硬化性材料を払拭する払拭部材に付着した硬化性材料を効率よく除去することを課題とする。 An object of the present invention is to efficiently remove the curable material attached to the wiping member for wiping the curable material.
請求項1の発明は、刺激に反応して硬化する硬化性材料を、一方向に沿って形成された吐出孔から吐出する吐出部と、前記吐出部の前記吐出孔が形成された吐出面に付着した硬化性材料を払拭する払拭部材と、前記払拭部材に付着した硬化性材料を、前記刺激により硬化させる硬化手段と、前記硬化手段によって硬化した硬化性材料を前記払拭部材から除去する除去手段と、を備える吐出装置。 According to the first aspect of the present invention, there is provided a discharge portion that discharges a curable material that is cured in response to a stimulus from a discharge hole formed along one direction, and a discharge surface on which the discharge hole of the discharge portion is formed. A wiping member for wiping off the curable material attached thereto, a curing means for curing the curable material attached to the wiping member by the stimulus, and a removing means for removing the curable material cured by the curing means from the wiping member. And a discharge device comprising:
請求項2の発明は、前記吐出部からの硬化性材料の非吐出時において、前記吐出孔を被覆する被覆部材を備える請求項1に記載の吐出装置。 The invention according to claim 2 is a discharge device according to claim 1, further comprising a covering member that covers the discharge hole when the curable material is not discharged from the discharge portion.
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の吐出装置と、液滴を吐出する液滴吐出部と、前記吐出部から前記硬化性材料が吐出され、その吐出された前記硬化性材料へ前記液滴吐出部から液滴が吐出され、前記液滴が付与された前記硬化性材料を記録媒体へ転写する中間転写体と、を備える液滴吐出装置。 The invention according to claim 3 is the discharge device according to claim 1 or claim 2, a droplet discharge portion that discharges droplets, and the curable material is discharged from the discharge portion, and the cured is discharged A liquid droplet ejection apparatus comprising: an intermediate transfer body that ejects liquid droplets from the liquid droplet ejection unit onto a conductive material and transfers the curable material to which the liquid droplets have been applied to a recording medium.
本発明の請求項1の構成によれば、払拭部材に付着した硬化性材料を硬化させずに除去する場合に比べ、硬化性材料を払拭する払拭部材に付着した硬化性材料を効率よく除去できる。 According to the configuration of the first aspect of the present invention, the curable material attached to the wiping member for wiping the curable material can be efficiently removed as compared with the case where the curable material attached to the wiping member is removed without being cured. .
本発明の請求項2の構成によれば、吐出面を被覆しない場合に比べ、吐出部の吐出孔に存在する硬化性材料が硬化しにくくできる。 According to the configuration of the second aspect of the present invention, the curable material present in the discharge hole of the discharge portion can be harder to cure than when the discharge surface is not covered.
本発明の請求項3の構成によれば、払拭部材に付着した硬化性材料を硬化させずに除去する場合に比べ、硬化性材料を払拭する払拭部材に付着した硬化性材料を効率よく除去できる。 According to the configuration of the third aspect of the present invention, the curable material attached to the wiping member for wiping the curable material can be efficiently removed as compared with the case where the curable material attached to the wiping member is removed without being cured. .
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。 Below, an example of an embodiment concerning the present invention is described based on a drawing.
(本実施形態に係る液滴吐出装置の全体構成)
まず、本実施形態に係る液滴吐出装置の全体構成を説明する。図1は、本実施形態に係る液滴吐出装置の全体構成を示す概略図である。
(Overall configuration of the droplet discharge device according to the present embodiment)
First, the overall configuration of the droplet discharge device according to the present embodiment will be described. FIG. 1 is a schematic diagram illustrating the overall configuration of a droplet discharge device according to the present embodiment.
本実施形態に係る液滴吐出装置10は、液滴の一例としてのインク滴を吐出する装置であって、具体的には、インク滴を記録媒体Pに転写することによって画像を形成する画像形成装置である。
The
画像が形成される記録媒体Pとしては、例えば、浸透媒体(例えば、普通紙や、インクジェットコート紙等)や非浸透媒体(例えば、アート紙、樹脂フィルムなど)が用いられる。なお、記録媒体Pとしては、これらに限られず、その他、半導体基板などの工業製品であってもよい。 As the recording medium P on which an image is formed, for example, a penetrating medium (for example, plain paper or ink jet coated paper) or a non-penetrating medium (for example, art paper or resin film) is used. The recording medium P is not limited to these, and may be an industrial product such as a semiconductor substrate.
液滴吐出装置10は、図1に示すように、インク滴が付与された硬化性溶液16を記録媒体Pの表面へ転写する中間転写体の一例としての中間転写ベルト12と、中間転写ベルト12によって硬化性溶液16が転写される記録媒体Pを搬送する搬送手段の一例としての搬送ベルト40と、を備えている。
As shown in FIG. 1, the
搬送ベルト40は、環状に形成され、シーム(継ぎ目)の無い無端ベルトで構成されている。なお、搬送ベルト40は、シーム有りのベルトであってもよい。
The
搬送ベルト40の内周側には、搬送ベルト40が巻き掛けられる巻掛部材の一例としての複数の巻掛ロール42A、42B、42Cが設けられている。巻掛ロール42Aは、中間転写ベルト12から見て、記録媒体Pの搬送方向における上流側(図1における左側)に配置され、巻掛ロール42Bは、巻掛ロール42A及び中間転写ベルト12から見て、記録媒体Pの搬送方向における下流側(図1における右側)に配置されている。巻掛ロール42Cは、後述する平板44から見て、中間転写ベルト12の配置側とは反対側(図1における下側)に配置されている。
A plurality of winding rolls 42 </ b> A, 42 </ b> B, 42 </ b> C as an example of a winding member around which the
複数の巻掛ロール42A、42B、42Cは、1つ又は複数のロールが、搬送ベルト40をその外周側に押して搬送ベルト40に張力を付与している。また、複数の巻掛ロール42A、42B、42Cのいずれかが、回転駆動することにより、搬送ベルト40が一方向(図1における時計周り方向)へ回転する(循環移動する)ように構成されている。
The plurality of winding rolls 42 </ b> A, 42 </ b> B, and 42 </ b> C apply tension to the
搬送ベルト40の外周側(図1における上側)には、記録媒体Pを搬送ベルト40の表面(外周面)に押し当てる押当ロール46が、搬送ベルト40を挟んで巻掛ロール42Aに対向する位置に設けられている。搬送ベルト40は、押当ロール46によって押し当てられた記録媒体Pを静電力等により搬送ベルト40の表面に付着させて、記録媒体Pを収容する記録媒体収容部(図示省略)から、記録媒体Pが排出される記録媒体排出部(図示省略)へ向けてその記録媒体Pを搬送するように構成されている。
On the outer peripheral side (upper side in FIG. 1) of the
搬送ベルト40の内周側には、搬送ベルト40によって搬送される記録媒体Pを平滑に保つための平板(プラテン)44が設けられている。平板44は、巻掛ロール42Aと巻掛ロール42Bとの間であって、搬送ベルト40を挟んで中間転写ベルト12に対向する位置(中間転写ベルト12の図1における下方)に配置されている。
A flat plate (platen) 44 for keeping the recording medium P transported by the
この平板44には、後述の転写部材22の一部を構成する転写ロール48が設けられている。
The
なお、記録媒体Pを搬送する搬送手段としては、搬送ベルト40に限られず、例えば、記録媒体Pを挟んで搬送する搬送ロール対や、表面に記録媒体Pを付着させて搬送する搬送ドラムで構成されていてもよい。
The transport means for transporting the recording medium P is not limited to the
中間転写ベルト12は、環状に形成され、シーム(継ぎ目)の無い無端ベルトで構成されている。なお、中間転写ベルト12は、シーム有りのベルトであってもよい。
The
中間転写ベルト12の内周側には、中間転写ベルト12が巻き掛けられる巻掛部材の一例としての複数の巻掛ロール13A、13B、13C、13Dが設けられている。巻掛ロール13Aは、後述の硬化装置23から見て、記録媒体Pの搬送方向における上流側(図1における左側)に配置され、巻掛ロール13Bは、巻掛ロール13A及び硬化装置23から見て、記録媒体Pの搬送方向における下流側(図1における右側)に配置されている。巻掛ロール13Cは、巻掛ロール13Bから見て、記録媒体Pの搬送方向における下流側(図1における右側)であって、搬送ベルト40の配置側とは反対側(図1における上側)に配置されている。中間転写ベルト12は、巻掛ロール13Aと巻掛ロール13Bとの間において、搬送ベルト40との間で記録媒体Pを挟むように構成されている。
A plurality of
巻掛ロール13Dは、巻掛ロール13Aから見て、記録媒体Pの搬送方向における上流側(図1における左側)であって、搬送ベルト40の配置側とは反対側(図1における上側)に配置されている。
The winding roll 13D is on the upstream side (left side in FIG. 1) in the conveyance direction of the recording medium P as viewed from the winding
複数の巻掛ロール13A、13B、13C、13Dは、1つ又は複数のロールが、中間転写ベルト12をその外周側に押して中間転写ベルト12に張力を付与している。また、複数の巻掛ロール13A、13B、13Cのいずれかが、回転駆動することにより、中間転写ベルト12が一方向(図1における反時計周り方向)へ回転する(循環移動する)ように構成されている。
One or more of the plurality of winding
なお、中間転写体としては、中間転写ベルト12に限られず、中間転写ドラムであってもよい。また、中間転写ベルト12の表面(外周面)には、硬化性溶液16を剥離しやすくするために離型層を設けてもよい。離型層に用いられる材料としては、例えば、フッ素系樹脂材料等が挙げられる。
The intermediate transfer member is not limited to the
中間転写ベルト12の外周側(図1における上側)には、刺激に反応して硬化する硬化性材料の一例としての硬化性溶液16を吐出する吐出部18を備える吐出装置19が、巻掛ロール13Cと巻掛ロール13Dとの間に設けられている。吐出装置19の吐出部18が中間転写ベルト12の表面に硬化性溶液16を吐出することにより、中間転写ベルト12の表面に硬化性溶液層16Aが形成されるようになっている。なお、硬化性溶液16及び吐出装置19の具体的な構成は、後述する。
On the outer peripheral side of the intermediate transfer belt 12 (upper side in FIG. 1), a
この吐出装置19から見て中間転写ベルト12の回転方向下流側には、液滴を吐出する液滴吐出部の一例として、吐出装置19によって吐出された硬化性溶液16(硬化性溶液層16A)にインク滴を吐出して画像を形成するインクジェット記録ヘッド20が、中間転写ベルト12の外周側に設けられている。
On the downstream side in the rotation direction of the
インクジェット記録ヘッド20は、例えば、中間転写ベルト12の回転方向上流側から順に、ノズルから黒色のインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッド20K、ノズルからシアン色のインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッド20C、ノズルからマゼンタ色のインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッド20M、ノズルからイエロー色のインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッド20Yを備えて構成されている。これらのインクジェット記録ヘッド20は、圧電式(ピエゾ)、サーマル式などにより駆動され、相対移動する中間転写ベルト12の表面の硬化性溶液16にインク滴を吐出して画像を記録するように構成されている。
The
インクジェット記録ヘッド20は、中間転写ベルト12の幅方向(中間転写ベルト12の回転方向と直交する方向)に沿って長さを有しており、その幅方向に沿った記録幅が被記録領域以上とされている。
The
また、インクジェット記録ヘッド20が吐出するインクとしては、溶媒として水性溶媒を含む水性インク、溶媒として油性溶媒を含む油性インク、紫外線硬化型インク、相変化型ワックスインクなどが挙げられる。これらインクの構成については、特に制限はなく、公知の構成のものが適応される。
Examples of the ink ejected by the
インクジェット記録ヘッド20から見て中間転写ベルト12の回転方向下流側には、インク滴が付与された硬化性溶液16(硬化性溶液層16A)を中間転写ベルト12から記録媒体Pに転写する転写部材22が、中間転写ベルト12を内周側及び外周側から挟むようにして設けられている。
A transfer member that transfers the curable solution 16 (
転写部材22は、中間転写ベルト12が巻き掛けられた巻掛ロール13Aと、搬送ベルト40の内周側に配置された転写ロール48と、を備えて構成されている。転写部材22では、転写ロール48が巻掛ロール13A側へ圧力を加えた状態で、記録媒体Pが中間転写ベルト12と搬送ベルト40との間に挟まれて搬送される。これにより、中間転写ベルト12の表面の硬化性溶液16(硬化性溶液層16A)が記録媒体Pへ押し付けられる。
The
転写部材22から見て中間転写ベルト12の回転方向下流側には、硬化性溶液16を硬化させる硬化手段の一例としての硬化装置23が、中間転写ベルト12の内周側に設けられている。この硬化装置23が、転写部材22によって記録媒体Pへ押し付けられた中間転写ベルト12表面の硬化性溶液16(硬化性溶液層16A)を硬化させることで、その硬化性溶液16(硬化性溶液層16A)が中間転写ベルト12から記録媒体Pへ転写されるようになっている。なお、硬化装置23の具体的な構成については、後述する。
A curing
硬化装置23から見て中間転写ベルト12の回転方向下流側には、中間転写ベルト12の表面に残留している硬化性溶液16を除去する除去装置24が、中間転写ベルト12の外周側に設けられている。
A
除去装置24は、中間転写ベルト12に接触して、中間転写ベルト12に残留した硬化性溶液16をかき取る除去部材24Aを備えている。除去部材24Aは、例えば、ポリウレタンなどのゴム材料でできた板状のブレードで構成されている。また、除去装置24は、除去部材24Aがかき取った硬化性溶液16を収容する収容部24Bを備えている。収容部24Bは、上部が開放された箱体で構成され、除去部材24Aがかき取って落下させた硬化性溶液16を受ける受け部となっている。
The removing
(硬化性溶液16)
次に、硬化性溶液16について説明する。
(Curing solution 16)
Next, the
硬化性溶液16は、外部からの刺激(エネルギー)により硬化する硬化性材料を少なくとも含んでいる。ここで、硬化性溶液16に含有される「外部からの刺激(エネルギー)により硬化する硬化性材料」とは、外部からの刺激によって硬化し、「硬化性樹脂」となる材料を意味する。具体的には、例えば、硬化性のモノマー、硬化性のマクロマー、硬化性のオリゴマー、硬化性のプレポリマー等が挙げられる。
The
硬化性材料としては、例えば、紫外線硬化性材料、電子線硬化性材料、熱硬化性材料等が挙げられる。紫外線硬化性材料は、硬化がし易く、他のものに比べ硬化速度も速く、取り扱いやすいため、最も望ましい。電子線硬化性材料は、重合開始剤が不要であり、硬化後の層の着色制御が実施しやすい。熱硬化性材料は、大掛りな装置を必要とすることなく硬化される。なお、硬化性材料は、これらに限られず、例えば湿気、酸素等により硬化する硬化性材料を適用してもよい。なお、ここで言う硬化性材料は、硬化後は不可逆である。 Examples of the curable material include an ultraviolet curable material, an electron beam curable material, and a thermosetting material. UV curable materials are most desirable because they are easy to cure, have a faster cure speed and are easier to handle than others. The electron beam curable material does not require a polymerization initiator, and it is easy to control the coloration of the cured layer. Thermoset materials are cured without the need for extensive equipment. The curable material is not limited to these, and a curable material that is cured by moisture, oxygen, or the like may be applied. In addition, the curable material said here is irreversible after hardening.
紫外線硬化性材料を硬化することにより得られる「紫外線硬化性樹脂」としては、例えば、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、マレイミド樹脂、エポキシ樹脂、オキセタン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリビニルエーテル樹脂などが挙げられる。そして、その硬化性溶液16は、紫外線硬化性のモノマー、紫外線硬化性のマクロマー、紫外線硬化性のオリゴマー、及び紫外線硬化性のプレポリマーの少なくとも1種を含んでいる。また、硬化性溶液16は、紫外線硬化反応を進行させるための紫外線重合開始剤を含んでいることが望ましい。さらに硬化性溶液16は、必要に応じて、重合反応をより進行させるための、反応助剤、重合促進剤等を含んでいてもよい。
Examples of the “ultraviolet curable resin” obtained by curing the ultraviolet curable material include acrylic resin, methacrylic resin, urethane resin, polyester resin, maleimide resin, epoxy resin, oxetane resin, polyether resin, and polyvinyl ether resin. Etc. The
ここで、紫外線硬化性のモノマーとしては、例えば、アルコール/多価アルコール/アミノアルコール類のアクリル酸エステル、アルコール/多価アルコール類のメタクリル酸エステル、アクリル脂肪族アミド、アクリル脂環アミド、アクリル芳香族アミド類等のラジカル硬化性材料;エポキシモノマー、オキセタンモノマー、ビニルエーテルモノマー等のカチオン硬化性材料;などが挙げられる。上記紫外線硬化性のマクロマー、紫外線硬化性のオリゴマー、紫外線硬化性のプレポリマーとしては、これらモノマーを重合させたものの他、エポキシ、ウレタン、ポリエステル、ポリエーテル骨格に、アクリロイル基やメタクリロイル基の付加した、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ウレタンメタクリレート、ポリエステルメタクリレート等のラジカル硬化性材料が挙げられる。 Here, examples of the ultraviolet curable monomer include alcohol / polyhydric alcohol / amino alcohol acrylic ester, alcohol / polyhydric alcohol methacrylate, acrylic aliphatic amide, acrylic alicyclic amide, acrylic aromatic Radical curable materials such as aromatic amides; and cationic curable materials such as epoxy monomers, oxetane monomers, and vinyl ether monomers. The UV curable macromer, UV curable oligomer, and UV curable prepolymer include those obtained by polymerizing these monomers, acryloyl groups and methacryloyl groups added to epoxy, urethane, polyester, and polyether skeletons. , Radical curable materials such as epoxy acrylate, urethane acrylate, polyester acrylate, polyether acrylate, urethane methacrylate, and polyester methacrylate.
電子線硬化性材料を硬化することにより得られる「電子線硬化性樹脂」としては、例えば、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。そして、その硬化性溶液16は、電子線硬化性のモノマー、電子線硬化性のマクロマー、電子線硬化性のオリゴマー、及び電子線硬化性のプレポリマーの少なくとも1種を含んでいる。
Examples of the “electron beam curable resin” obtained by curing the electron beam curable material include acrylic resin, methacrylic resin, urethane resin, polyester resin, polyether resin, and silicone resin. The
ここで、電子線硬化性のモノマー、電子線硬化性のマクロマー、電子線硬化性のオリゴマー、電子線硬化性のプレポリマーとしては、紫外線硬化性の材料と同様のものが挙げられる。 Here, examples of the electron beam curable monomer, the electron beam curable macromer, the electron beam curable oligomer, and the electron beam curable prepolymer include the same materials as the ultraviolet curable material.
熱硬化性材料を硬化することにより得られる「熱硬化性樹脂」としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、アルキド樹脂などが挙げられる。そして、その硬化性溶液16は、熱硬化性のモノマー、熱硬化性のマクロマー、熱硬化性のオリゴマー、及び熱硬化性のプレポリマーの少なくとも1種を含んでいる。また重合の際に硬化剤を添加してもよい。また、硬化性溶液16は、熱硬化反応を進行させるための熱重合開始剤を含んでもよい。
Examples of the “thermosetting resin” obtained by curing the thermosetting material include an epoxy resin, a polyester resin, a phenol resin, a melamine resin, a urea resin, and an alkyd resin. The
ここで、熱硬化性のモノマーとしては、例えば、フェノール、ホルムアルデヒド、ビスフェノールA、エピクロルヒドリン、シアヌリル酸アミド、尿素、グリセリン等のポリアルコール、無水フタル酸、無水マレイン酸、アジピン酸等の酸などが挙げられる。熱硬化性のマクロマー、熱硬化性のオリゴマー、熱硬化性のプレポリマーとしては、これらのモノマーを重合させたものや、エポキシプレポリマー、ポリエステルプレポリマーなどが挙げられる。 Here, examples of the thermosetting monomer include polyalcohols such as phenol, formaldehyde, bisphenol A, epichlorohydrin, cyanuric amide, urea and glycerin, acids such as phthalic anhydride, maleic anhydride, and adipic acid. It is done. Examples of the thermosetting macromer, thermosetting oligomer, and thermosetting prepolymer include those obtained by polymerizing these monomers, epoxy prepolymers, polyester prepolymers, and the like.
以上のように、硬化性材料は、紫外線、電子線、熱等の外部エネルギーにより硬化(例えば、重合反応が進行することによる硬化)するものであれば何でもよい。 As described above, the curable material may be anything as long as it is cured (for example, cured by the progress of the polymerization reaction) by external energy such as ultraviolet rays, electron beams, and heat.
上記硬化性材料の中でも、画像記録の高速化という観点を考慮すると、硬化速度の速い材料(例えば、重合の反応速度が速い材料)が望ましい。このような硬化性材料としては、例えば、放射線硬化型の硬化性材料(上記紫外線硬化性材料、電子線硬化性材料等)が挙げられる。 Among the curable materials, a material having a high curing speed (for example, a material having a high polymerization reaction speed) is desirable in view of speeding up image recording. Examples of such a curable material include a radiation curable curable material (the above-described ultraviolet curable material, electron beam curable material, and the like).
硬化性材料は、中間転写ベルト12等との濡れ性を考慮して、Siやフッ素等による変性がされていてもよい。また硬化性材料は、硬化速度と硬化度を考慮すると、多官能のプレポリマーを含有するのが望ましい。
The curable material may be modified with Si or fluorine in consideration of wettability with the
また、これらの材料としては、インクに対して吸液性を有する材料(吸液性材料)が好ましい。吸液性材料とは、吸液性材料とインクを質量比30:100で24時間混合した後、混合液中からフィルターにより吸液性材料を取り出した時、吸液性材料の質量がインク混合前に対して5%以上増加するものである。 In addition, as these materials, materials having a liquid absorbing property to ink (liquid absorbing material) are preferable. The liquid-absorbing material means that after the liquid-absorbing material and the ink are mixed at a mass ratio of 30: 100 for 24 hours, the liquid-absorbing material is mixed with the ink when the liquid-absorbing material is taken out from the mixed solution with a filter. This is an increase of 5% or more.
このように、硬化性溶液16がインク吸液性材料を含有することによって、速やかにインク液体成分(例えば、水、水性溶媒)が、樹脂層に取り込まれ画像が固定化するため、インク間の境界部での混色が抑制され、画像ムラが抑制され、さらには転写時の圧力によるインクの転写ムラが軽減される。
As described above, since the
吸液性材料は、例えば樹脂(以下、吸液樹脂と称する場合がある)や、表面親インク性を持たせた無機粒子(例えば、シリカ、アルミナ、ゼオライトなど)等があげられ、用いるインクに応じて選択される。 Examples of the liquid-absorbing material include a resin (hereinafter sometimes referred to as a liquid-absorbing resin) and inorganic particles (for example, silica, alumina, zeolite, etc.) having surface ink affinity. Is selected accordingly.
具体的には、インクとして水性インクを用いる場合は、吸液性材料として吸水材料を用いることが望ましい。また、インクとして油性インクを用いる場合は、吸液性材料として吸油材料を用いることが望ましい。 Specifically, when water-based ink is used as the ink, it is desirable to use a water-absorbing material as the liquid-absorbing material. When oil-based ink is used as the ink, it is desirable to use an oil-absorbing material as the liquid-absorbing material.
また、硬化性溶液16には、その他の添加剤が、適宜添加されていてもよい。
In addition, other additives may be appropriately added to the
(硬化装置23)
次に、硬化装置23の構成について説明する。
(Curing device 23)
Next, the configuration of the
硬化装置23は、記録媒体Pに接触した状態の硬化性溶液16(硬化性溶液層16A)へ中間転写ベルト12を介して刺激を供給するように構成されている。従って、中間転写ベルト12は、刺激を記録媒体Pへ伝播させる機能を有する。例えば、下記のように、刺激として紫外線や電子線を用いる場合には、紫外線や電子線を透過する機能を有し、刺激として熱を用いる場合には、熱を伝達させる機能を有する。
The curing
また、硬化装置23には、硬化装置23の刺激を遮断するための遮断部材26が設けられている。遮断部材26は、例えば、刺激の供給側(図1における下側)が開放された箱状に形成されている。遮断部材26は、例えば、下記のように、刺激として紫外線や電子線を用いる場合には、紫外線や電子線を遮蔽する機能を有し、刺激として熱を用いる場合には、断熱する機能を有する。
Further, the curing
なお、硬化装置23の配置位置は、中間転写ベルト12の内周側に限られず、例えば、搬送ベルト40の内周側に配置されていてもよい。
The arrangement position of the
硬化装置23の種類は、適用する硬化性溶液に含まれる硬化性材料の種類に応じて選択される。具体的には、例えば、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化性材料を適用する場合、硬化装置23としては硬化性溶液16(硬化性溶液層16A)に紫外線を照射する紫外線照射装置を適用する。
The type of the
また、電子線の照射により硬化する電子線硬化性材料を適用する場合、硬化装置23として硬化性溶液16(硬化性溶液層16A)に電子線を照射する電子線照射装置を適用する。
Moreover, when applying the electron beam curable material hardened | cured by electron beam irradiation, the electron beam irradiation apparatus which irradiates an electron beam to the curable solution 16 (
また、熱の付与により硬化する熱硬化性材料を適用する場合、硬化装置23として硬化性溶液16(硬化性溶液層16A)に熱を付与する熱付与装置を適用する。
Moreover, when applying the thermosetting material hardened | cured by provision of heat, the heat provision apparatus which provides heat to the curable solution 16 (
ここで、紫外線照射装置としては、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、デイープ紫外線ランプ、マイクロ波を用い外部から無電極で水銀灯を励起するランプ、紫外線レーザー、キセノンランプ、UV−LEDなどが適用される。 Here, examples of the ultraviolet irradiation device include metal halide lamps, high-pressure mercury lamps, ultra-high pressure mercury lamps, deep ultraviolet lamps, lamps that excite mercury lamps from the outside using microwaves, ultraviolet lasers, xenon lamps, UV-LEDs, etc. Applies.
また、電子線照射装置としては、例えば、走査型/カーテン型等があり、カーテン型はフィラメントで生じた熱電子を、真空チャンバー内のグリッドによって引き出し、さらに高電圧(例えば70乃至300kV)によって、一気に加速させ、電子流となり、窓箔を通過して、大気側に放出する装置である。 Further, as an electron beam irradiation device, for example, there are a scanning type / curtain type, etc. The curtain type draws thermoelectrons generated in a filament by a grid in a vacuum chamber, and further, by a high voltage (for example, 70 to 300 kV), It is a device that accelerates at once, becomes an electron flow, passes through the window foil, and is released to the atmosphere side.
また、熱付与装置としては、例えば、ハロゲンランプ、セラミックヒータ、ニクロム線ヒータ、マイクロ波加熱、赤外線ランプなどが適用される。また、熱付与装置としては、電磁誘導方式の加熱装置も適用される。 Moreover, as a heat provision apparatus, a halogen lamp, a ceramic heater, a nichrome wire heater, a microwave heating, an infrared lamp etc. are applied, for example. An electromagnetic induction heating device is also used as the heat application device.
(吐出装置19の構成)
次に、吐出装置19の構成について説明する。
(Configuration of discharge device 19)
Next, the configuration of the
吐出装置19の吐出部18は、平面図である図3に示すように、スリットダイで構成されており、一方向(具体的には、中間転写ベルト12の幅方向)に沿って形成された吐出孔(スリット)18Aから中間転写ベルト12の表面に硬化性溶液16を吐出するようになっている。また、吐出部18は、中間転写ベルト12の幅方向(中間転写ベルト12の移動方向と直交する方向)に沿って長さを有しており、その幅方向に沿った吐出幅が被記録領域以上とされている。
As shown in FIG. 3 which is a plan view, the
また、吐出部18は、中間転写ベルト12の外周方向(図1における上方)およびその反対方向(図1における下方)に沿って、中間転写ベルト12から離間した離間位置(図2、図4(B)(C)参照)と中間転写ベルト12に接近した接近位置(図1、図4(A)参照)との間を移動可能に構成されている。
Further, the
吐出装置19は、図3及び図4に示すように、さらに、吐出孔18Aが形成された吐出面18Bに付着した硬化性溶液16を払拭する払拭部材52を有する払拭機構54と、払拭部材52に付着した硬化性溶液16を刺激により硬化させる硬化手段の一例としての硬化装置60と、硬化装置60によって硬化した硬化性溶液16を払拭部材52から除去する除去手段としての除去装置62と、吐出部18からの硬化性溶液16の非吐出時において吐出面18B(具体的には、吐出孔18A)を被覆する被覆部材72を有する被覆機構70と、を備えている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
このように、吐出装置19では、払拭機構54、硬化装置60、除去装置62及び被覆機構70によって、吐出部18をメンテナンスするためのメンテナンス装置が構成されている。
Thus, in the
払拭機構54は、図5に示すように、上述の払拭部材52と、吐出部18の長手方向(中間転写ベルト12の幅方向)に沿って延びる軸部56と、この軸部56に基端部が取り付けられた腕部材58と、を有している。
As shown in FIG. 5, the
軸部56は、図示しない支持部材(支持フレーム)に固定されている。また、軸部56は、中間転写ベルト12の外周側(図2における上側)であって、離間位置に位置する場合の吐出部18よりも中間転写ベルト12側(図2における下側)であって、吐出部18の吐出面18Bよりも中間転写ベルト12の移動方向下流側(図2における左側)に配置されている。
The
腕部材58は、先端部が軸部56から吐出部18側(図5における右側、図3における上側)へ延び出ている。また、腕部材58は、軸部56の軸方向(中間転写ベルト12の幅方向)に沿って、吐出部18の長手方向一端よりも長手方向外側に退避した第1退避位置(図4(A)参照)と、吐出部18の長手方向他端よりも長手方向外側に退避した第2退避位置(図4(B)(C))との間を移動可能とされている。腕部材58の先端側における中間転写ベルト12とは反対側の面(図2における上面)に、払拭部材52が配置されている。
The
払拭部材52は、吐出部18が離間位置に位置する場合において、腕部材58が第1退避位置から第2退避位置に移動することによって、吐出部18の吐出面18Bに接触して、吐出面18Bを払拭するようになっている。
The wiping
払拭部材52としては、例えば、シリコンゴム、フッ素ゴム、EPDM等の従来のゴムにフッ素処理したもの、ETFEフィルムなどが用いられる。
As the wiping
硬化装置60は、図4に示すように、第2退避位置に配置されており、第2退避位置に位置する場合の払拭部材52に付着した硬化性溶液16を硬化させるように構成されている。硬化装置60としては、硬化装置23と同様に構成されている。硬化装置60と吐出部18との間には、硬化装置60の刺激を遮断するための遮断部材61が設けられている。遮断部材61は、図4に示すように、例えば、側板61Aと底板61Bを有するL字状に構成されている。側板61Aによって、硬化装置60から吐出部18へ向かう刺激を遮断し、底板61B、硬化装置60から中間転写ベルト12側(図4における下側)へ向かう刺激を遮断するようになっている。遮断部材61は、例えば、上述のように、刺激として紫外線や電子線を用いる場合には、紫外線や電子線を遮蔽する機能を有し、刺激として熱を用いる場合には、断熱する機能を有する。なお、遮断部材61は、遮断部材26と一体に形成され、遮断部材61及び遮断部材26が一つの部材で構成されていてもよい。
As shown in FIG. 4, the curing
除去装置62は、図4(C)に示すように、第2退避位置に配置されており、図6に示すように、断面コの字状に形成された除去部材64を有している。除去部材64は、払拭部材52の吐出面18Bへの接触面(図6における上面)52A及び両側の側面52Bに接触するようになっている。
As shown in FIG. 4C, the removing
除去部材64は、腕部材58の長手方向に沿って移動することにより、第2退避位置に位置する場合の払拭部材52に付着すると共に、硬化装置60によって硬化した硬化性溶液16を擦り取るようになっている。
The
除去部材64としては、払拭部材52と同様に、例えば、シリコンゴム、フッ素ゴム、EPDM等の従来のゴムにフッ素処理したもの、ETFEフィルムなどが用いられる。なお、除去部材64としては、硬化した硬化性溶液16が付着しやすくするため、シリコンゴム等、粘着性を有する粘着性材料を用いるのが望ましい。
Similar to the wiping
被覆機構70は、図7に示すように、上述の被覆部材72と、吐出部18の長手方向(中間転写ベルト12の幅方向)に沿って延びる軸部74と、この軸部74に基端部が回転可能に取り付けられた腕部材76と、を有している。
As shown in FIG. 7, the
軸部74は、中間転写ベルト12の外周側(図2における上側)であって、離間位置に位置する場合の吐出部18よりも中間転写ベルト12側(図2における下側)であって、吐出部18の吐出面18Bよりも中間転写ベルト12の移動方向上流側(図2における右側)に配置されている。
The
腕部材76は、図7に示すように、先端部が軸部74の径方向外側へ延び出ている。その腕部材76の先端部に被覆部材72が配置されている。腕部材76は、被覆部材72が吐出面18Bに接触して吐出面18Bを被覆する被覆位置(図7において実線で示す位置)と、吐出面18Bから退避した退避位置(図7において破線で示す位置)との間を回転移動可能とされている。
As shown in FIG. 7, the
なお、被覆部材72は、外部からの刺激を遮ればよいので、被覆位置において、吐出面18Bに接触せず、吐出面18Bとの間に隙間が形成されていてもよい。
Since the covering
(本実施形態に係る液滴吐出装置10の作用)
次に、本実施形態に係る液滴吐出装置10の作用を説明する。
(Operation of the
Next, the operation of the
本実施形態に係る液滴吐出装置10では、まず、中間転写ベルト12が回転し、吐出部18から中間転写ベルト12の表面に硬化性溶液16が吐出される。なお、中間転写ベルト12の表面に吐出された硬化性溶液16は、硬化性溶液層16Aを形成する。
In the
次に、中間転写ベルト12の表面に吐出された硬化性溶液16(硬化性溶液層16A)は、各色のインクジェット記録ヘッド20に対向する位置へ搬送され、インクジェット記録ヘッド20Y、20M、20C、20Kから画像情報に基づいた各色のインク滴が吐出される。これにより、硬化性溶液16(硬化性溶液層16A)がインクを吸収し、中間転写ベルト12の表面にカラー画像が形成される。
Next, the curable solution 16 (
次に、インク滴が付与された硬化性溶液16(硬化性溶液層16A)は、転写部材22によって記録媒体Pに押し付けられる。記録媒体Pに押し付けられた硬化性溶液16(硬化性溶液層16A)は、硬化装置23により中間転写ベルト12を介して硬化され、記録媒体Pに転写されると共に定着される。
Next, the curable solution 16 (
記録媒体Pへの画像形成が終了すると、吐出部18は離間位置(図4(B)参照)へ移動する。次に、腕部材58が軸部56に沿って、第1退避位置から第2退避位置に移動する。これにより、吐出部18の吐出面18Bが、払拭部材52によって払拭される。吐出面18Bが払拭された後に、被覆機構70の腕部材76が軸部74を中心に被覆位置に回転し、吐出部18の吐出面18Bが、被覆部材72によって被覆される。このように、被覆部材72は、吐出部18の非吐出時において吐出面18Bを被覆し、吐出部18は待機状態となる。吐出部18の吐出面18Bが被覆部材72によって被覆されることで、吐出孔18Aに存在する硬化性溶液16が、硬化装置60及び硬化装置23からの刺激を受けにくくなる。これにより、吐出孔18Aに存在する硬化性溶液16が硬化することで生じる吐出孔18Aの詰まりが抑制される。
When the image formation on the recording medium P is completed, the
次に、払拭部材52に付着した硬化性溶液16が、第2退避位置において硬化装置60によって硬化される。
Next, the
次に、図4(C)に示すように、除去部材64が、硬化装置60によって硬化した硬化性溶液16を擦り取る。
Next, as shown in FIG. 4C, the removing
以上のように、本実施形態では、払拭部材52に付着した硬化性溶液16を硬化させた後に除去するので、硬化性溶液16を硬化させずに除去する場合に比べて、硬化性溶液16が払拭部材52から剥離しやすくなる。従って、本実施形態に構成によれば、払拭部材52に付着した硬化性溶液16を硬化させずに除去する場合に比べ、その硬化性溶液16が効率よく除去される。
As described above, in the present embodiment, since the
なお、液滴吐出装置10としては、中間転写ベルト12を有さず、直接、記録媒体Pの表面へ吐出部18が硬化性溶液16を吐出し、その硬化性溶液16へインクジェット記録ヘッド20がインク滴を吐出し、インク滴が付与された硬化性溶液16を硬化装置23が硬化させる構成であってもよい。
The
また、除去装置としては、図8に示すように、除去部材としての除去ロール84を一対備えた除去装置86であってもよい。この除去装置86では、図8に示すように、一対の除去ロール84の外周が払拭部材52の角部(エッジ)52Cにそれぞれ接触し、一対の除去ロール84が回転することで、払拭部材52の付着した硬化性溶液16を擦り取るようになっている。
Moreover, as a removal apparatus, as shown in FIG. 8, the
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications, changes, and improvements can be made.
10 液滴吐出装置
12 中間転写ベルト(中間転写体の一例)
16 硬化性溶液
18A 吐出孔
18 吐出部
18B 吐出面
19 吐出装置
20 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出部の一例)
52 払拭部材
60 硬化装置(硬化手段)
62 除去装置(除去手段)
72 被覆部材
P 記録媒体
10 Liquid
16
52 Wiping
62 Removal device (removal means)
72 Coating member P Recording medium
Claims (3)
前記吐出部の前記吐出孔が形成された吐出面に付着した硬化性材料を払拭する払拭部材と、
前記払拭部材に付着した硬化性材料を、前記刺激により硬化させる硬化手段と、
前記硬化手段によって硬化した硬化性材料を前記払拭部材から除去する除去手段と、
を備える吐出装置。 A discharge part that discharges a curable material that cures in response to a stimulus from a discharge hole formed along one direction;
A wiping member for wiping the curable material attached to the ejection surface in which the ejection holes of the ejection part are formed;
Curing means for curing the curable material attached to the wiping member by the stimulus;
Removing means for removing the curable material cured by the curing means from the wiping member;
A discharge device comprising:
液滴を吐出する液滴吐出部と、
前記吐出部から前記硬化性材料が吐出され、その吐出された前記硬化性材料へ前記液滴吐出部から液滴が吐出され、前記液滴が付与された前記硬化性材料を記録媒体へ転写する中間転写体と、
を備える液滴吐出装置。 The discharge device according to claim 1 or 2,
A droplet discharge section for discharging droplets;
The curable material is discharged from the discharge portion, the droplet is discharged from the droplet discharge portion to the discharged curable material, and the curable material to which the droplet is applied is transferred to a recording medium. An intermediate transfer member;
A droplet discharge device comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010020257A JP2011156755A (en) | 2010-02-01 | 2010-02-01 | Discharge device and liquid droplet discharge device |
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Publications (1)
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Cited By (1)
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WO2015022788A1 (en) * | 2013-08-12 | 2015-02-19 | 大日本スクリーン製造株式会社 | Inkjet printing apparatus |
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2010
- 2010-02-01 JP JP2010020257A patent/JP2011156755A/en active Pending
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WO2015022788A1 (en) * | 2013-08-12 | 2015-02-19 | 大日本スクリーン製造株式会社 | Inkjet printing apparatus |
JP2015036207A (en) * | 2013-08-12 | 2015-02-23 | 株式会社Screenホールディングス | Ink jet printing device |
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