JP2011156324A - 複合打撃練習機 - Google Patents

Abstract

【課題】安全な仮想球を生成する噴水装置を提供しつつ、あわせて実物球の打撃に即時移行できる打撃練習装置の実現。
【解決手段】噴水の頂上水玉の活用に当たって、噴水の動態に関心を奪われるのを排除する必要があり、水柱部分を筒状の側壁で緩やかに包むことで認識を断絶させた。水玉部分は光を反射する特性があるので独立した存在であるかのごとく扱われる。また打撃を受けても液体なので質量反応は十分あるにもかかわらず、固体の破砕は伴わないのできわめて安全である。次に実物球への移行に際しては、側壁ケースの上端に１打ごとに実物球を設置するのであるが、噴水流の退避路に用いるべく噴口とケース下端の連絡部位は空隙構造とした。これによって噴水自体は停止の必要はない。
次に一体に構築すれば、床面に対し着脱自在とすることが出来、床面の状態を指定する必要はなくこれによって多様な床面との組み合わせを得る。
【選択図】図１

Description

発明の詳細な説明

本発明は噴水を原理として安全な仮想球を生成し、あわせて実物球への間断なき置き換えを実現する水玉生成装置に関するものである。

打撃訓練用の補助装置は仮想球、実物球ともに旧来より多種多様に提供されてきたが、実際物を繰り返し打撃することにおいて破砕を免れない危険を秘めていた。また実際物でない仮想球装置も近年登場しているが、複雑な構造で規模も大型で普及に適するとは言いがたい。

他方「噴水」は公知の技術といってよく、さまざまな分野で広く応用されてきているが、打撃標的には用いられないまま今日まで来た。ところでもしこれを打撃シュミレーションの標的とするならば、少なくても従来の打撃訓練装置より危険度は低いはずである。そこでこの噴水水玉を仮想球に活用することを考えたのである。

特許公開２０００７−３７９４６ 特許公開２００１−２３８９９０ 実用新案公開 平６−４８７３９

本発明は液体を仮想球として標的に用いる安全性に優れた装置として、加えて実物球への置き換え交換を間断なく円滑に行なえる一体装置に関するものである。

課題を解決する手段

噴水の水柱部分を弾性素材の側壁で緩やかに包む構造の水玉生成装置であって、側壁の支持部と噴口の中間には通水空隙が設けてある。

図３はゴルフの素振り訓練に用いるために本発明を実施した例である。その構造は床下に噴口３を距離を離して設置、ゴム素材の筒１が支持部２によって床上に設置され、固定はされていない。人工芝８に筒の外径相当の穴を設けてこれを嵌めこんだ後、人工芝の縁を床に固定する。圧力調整可能な加圧水流７から水柱６および水玉４が生成されるように、噴口の位置に筒をあわせ床面５にも通過穴を設ける。水玉の大きさは圧力に比例する。

発明の効果

側壁を設けることによって、練習者は噴水の動静への関心を絶たれ、標的意識が明確になる。打撃の際には標的は破砕されるが、飛行現象に繋がらないので弾道に関心を奪われることを免れる。反面質量反応は十分感得できるので打撃点への注視が誘導され正確な反復訓練に寄与する。

ゴム素材であれば打撃の繰り返しによく耐え、床面に非固定なので誤って打撃しても破砕応力も免れる。水玉は一撃ごとに破砕されるが、液体なので危険はないうえに即時復元されるので、効率的訓練に向く。

そのままゴルフ球を載せて実物打撃に切り替えることも出来、ボールが飛び去れば間断なく仮想球が復元している。したがって練習者が多種のスイングイメージを実際に体得する訓練に絶好である。

斜視図 断面図 斜視図

１ 側壁
２ 支持部
３ 噴口
４ 水玉
５ 床面
６ 水柱
７ 有圧水流
８ 人工芝

Claims (3)

1. 噴水の水柱を、弾性素材の側壁１で緩やかに包む構造の水玉生成装置であって、
   噴口３と側壁の支持部２の中間は通水空隙を設けている。
2. この構成をもって打撃練習機としたもの。
3. この構成を一体に構築し、床面に対し着脱自在にしたもの。

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