JP2011151659A - 無線通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナ素子の近傍に専用の無給電素子を使用することなく広帯域化を図ることができ、また無給電素子を使用しない分、端末本体のデザイン・設計の自由度が上がり小型・薄型化が図れるとともにコストの削減が図れる無線通信端末を提供する。
【解決手段】フレキシブル部4を有する表示部8を無給電素子として利用する一方、一端を表示部8のフレキシブル部4と接続し、他端を接続位置(一端とフレキシブル部4の接続位置)より筐体長手方向における筐体端部側で第1回路基板3と接続する結合調整部6を新たに設け、結合調整部6によって表示部8の電気長を調整し、表示部8による共振周波数をアンテナ素子11の共振周波数の帯域外近傍へシフトさせるようにした。これにより、アンテナ素子11の近傍に専用の無給電素子を使用することなく広帯域化が図れる。また、アンテナ素子11の近傍に専用の無給電素子を設けない分、端末本体のデザイン・設計の自由度が上がり小型・薄型化が図れるとともにコストの削減が図れる。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話機等の無線通信端末に関し、特に、第1筐体と、第2筐体と、第1筐体と第2筐体を回転自在に連結するヒンジ部とを備えた無線通信端末に関する。
従来、複数の周波数で動作する無線通信端末におけるアンテナの広帯域化技術として無給電素子を用いた手段がある。例えば特許文献1には、図21に示すような広帯域アンテナが記載されている。この広帯域アンテナは、基板100にグランド板101を設けるとともに、1辺の長さ寸法a、bがλ/4未満である長方形の平板アンテナ素子102を設け、さらに、平板アンテナ素子102に対向する位置に延長部を有する拡大平板無給電素子103を設けている。平板アンテナ素子102の近傍に拡大平板無給電素子103を設けることで広帯域化を図っている。
図22は、平板アンテナ素子102の共振周波数調整による周波数帯域の変化を示す図である。この図の縦軸がVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)、横軸が周波数である。この図に示すように、拡大平板無給電素子103を設けることで、平板アンテナ素子102の共振周波数帯域CV10の近傍に拡大平板無給電素子103の共振周波数帯域CV11が得られ、これら2つの周波数帯域CV10、CV11が合わさった帯域が実際の帯域となる。
特開2007−082037号公報
しかしながら、上述した特許文献1で開示された従来技術では、アンテナ素子の近傍に専用の無給電素子を設けることから端末本体の厚みが増し、薄型・小型化を阻害してしまうという課題がある。また、アンテナ素子の近傍に専用の無給電素子を設ける分、コストが増すという課題もある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、アンテナ素子の近傍に専用の無給電素子を使用することなく広帯域化を図ることができる無線通信端末を提供することを目的とする。
本発明の無線通信端末は、第1筐体と第2筐体を回転自在に連結するヒンジ部を備えた無線通信端末において、前記第1筐体内に配置される表示部と、前記第1筐体内に配置され前記表示部が有するフレキシブル部を前記表示部と重なる面とは異なる側の面で接続するフレキ接続部を備えた第1回路基板と、一端を前記フレキシブル部と接続し他端を前記接続位置より筐体長手方向における筐体端部側で前記第1回路基板と接続する結合調整部と、前記第2筐体内に配置された第2回路基板と、前記第2筐体内に配置されたアンテナ素子と、前記第1回路基板と前記第2回路基板を接続する基板間接続部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、フレキシブル部を有する表示部を無給電素子として利用し、この表示部のフレキシブル部に結合調整部を接続して電気長を長くし、表示部による共振周波数を表示部のみのときよりも周波数の低い方へシフトさせる。つまり、表示部のみのときは表示部の共振周波数帯域がアンテナ素子の共振周波数帯内に含まれるため広帯域化されず、反共振となりアンテナ性能を低下させる場合があるが、表示部に結合調整部を接続することで表示部の電気長が長くなり、表示部の共振周波数を周波数の低い方へシフトすることになる。こうすることにより、表示部の共振周波数帯域がアンテナ素子の共振周波数帯域に隣接する程度の周波数へ移動することになり、広帯域化が図れる。このように、アンテナ素子の近傍に専用の無給電素子を使用することなく広帯域化を図ることができる。また、アンテナ素子の近傍に専用の無給電素子を配置しない分、端末本体のデザイン・設計の自由度が上がり小型・薄型化が図れるとともにコストの削減が図れる。
本発明の無線通信端末は、第1筐体と第2筐体を回転自在に連結するヒンジ部を備えた無線通信端末において、前記第1筐体内に配置される表示部と、前記第1筐体内に配置され前記表示部が有するフレキシブル部を前記表示部と重なる面とは異なる側の面で接続するフレキ接続部を備えた第1回路基板と、一端を前記フレキシブル部と接続し他端を前記接続位置より筐体長手方向における筐体端部側で前記表示部と前記第1回路基板の間に配置される表示部と同程度以上の大きさの板金と接続する結合調整部と、前記第2筐体内に配置された第2回路基板と、前記第2筐体内に配置されたアンテナ素子と、前記第1回路基板と前記第2回路基板を接続する基板間接続部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、フレキシブル部を有する表示部を無給電素子として利用し、この表示部のフレキシブル部に結合調整部を接続して電気長を長くし、表示部による共振周波数を表示部のみのときよりも周波数の低い方へシフトさせる。特に本発明では、結合調整部を第1回路基板に接続する代わりに、表示部の強度を補強するための板金に接続するようにしている。この板金に結合調整部を接続しても第1回路基板に接続する場合と何ら変わることなく広帯域化が図れる。また、アンテナ素子の近傍に専用の無給電素子を配置しない分、端末本体のデザイン・設計の自由度が上がり小型・薄型化が図れるとともにコストの削減が図れる。
本発明の無線通信端末は、第1筐体と第2筐体を回転自在に連結するヒンジ部を備えた無線通信端末において、前記第1筐体内に配置される表示部と、前記第1筐体内に配置され前記表示部が有するフレキシブル部を前記表示部と重なる面とは異なる側の面で接続するフレキ接続部を備えた第1回路基板と、一端を前記フレキシブル部と接続し他端を前記接続位置より筐体長手方向における筐体端部側で前記第1筐体内に配置される導体部品と接続する結合調整部と、前記第2筐体内に配置された第2回路基板と、前記第2筐体内に配置されたアンテナ素子と、前記第1回路基板と前記第2回路基板を接続する基板間接続部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、フレキシブル部を有する表示部を無給電素子として利用し、この表示部のフレキシブル部に結合調整部を接続して電気長を長くし、表示部による共振周波数を表示部のみのときよりも周波数の低い方へシフトさせる。特に本発明では、結合調整部を第1回路基板に接続する代わりに、導体部品に接続するようにしている。この導体部品に結合調整部を接続するようにしても第1回路基板に接続する場合と何ら変わることなく広帯域化が図れる。また、アンテナ素子の近傍に専用の無給電素子を配置しない分、端末本体のデザイン・設計の自由度が上がり小型・薄型化が図れるとともにコストの削減が図れる。
上記構成において、前記結合調整部は、導体部とリアクタンス部により構成されることを特徴とする。
上記構成によれば、リアクタンス部の値を調整することで導体部と接続された表示部の電気長の調整が可能となる。すなわち、表示部の共振周波数がアンテナ素子の帯域内である場合でもアンテナ帯域外近傍へ表示部の共振周波数を調整し広帯域化を図ることが可能となる。
上記構成において、前記結合調整部は、導体接続部を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、導体接続部を備えることで、導体部を確実に第1回路基板又は板金又は導体部品に接続することができる。
上記構成において、前記第1筐体は、導電性材料により構成されており、前記結合調整部は、前記第1筐体により構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、第1筐体と結合調整部を一体形成することが可能となり、デザイン・設計自由度の向上および小型・薄型化だけではなくコストの削減が図れる。
上記構成において、前記表示部の筐体長手方向の長さは、前記アンテナ素子の共振周波数帯域のλ/4以上からλ/2程度であることを特徴とする。
上記構成によれば、アンテナ素子の周波数帯域付近に表示部による共振が発生し易くなる。
上記構成において、前記表示部の筐体短手方向の長さは、前記アンテナ素子の共振周波数帯域のλ/4程度であることを特徴とする。
上記構成によれば、アンテナ素子の周波数帯域付近に表示部による共振が発生し易くなる。
上記構成において、前記結合調整部の筐体幅方向の長さは、前記フレキシブル部と接続する部分のフレキシブル部の導体幅の1/2以上程度覆う長さであることを特徴とする。
上記構成によれば、フレキシブル部と結合調整部の接続が直流的に接続されない場合でも高周波的に安定した接続を行うことが出来る。
本発明は、アンテナ素子の近傍に専用の無給電素子を使用することなく広帯域化を図ることができ、またアンテナ素子の近傍に専用の無給電素子を配置しない分、端末本体のデザイン・設計の自由度が上がり小型・薄型化が図れるとともにコストの削減が図れる。
本発明の実施の形態1に係る無線通信端末の内部構造を示す斜視図 図1の無線通信端末の内部構造を側方から見た図 図1の無線通信端末の機構概略を示すブロック図 図1の無線通信端末の表示部の外観を示す斜視図 図1の無線通信端末の第1回路基板に設けられたフレキ接続部の一例であり、(a)はコネクタ接続を示す図、(b)はACF接続を示す図 図1の無線通信端末の結合調整部と第1筐体の結合調整部が取付けられた部分を拡大した斜視図 図1の無線通信端末の結合調整部を示す図であり、(a)は導体部と導体接続部とリアクタンス部を示す斜視図、(b)はその側面図 図1の無線通信端末の結合調整部の導体接続部を示す斜視図 図1の無線通信端末の結合調整部における導体部と導体接続部を高周波的に接続した例を示す図 図1の無線通信端末の結合調整部において導体部の一部分に導体接続部を形成した例を示す図 図1の無線通信端末の結合調整部において導体部と導体接続部との間にリアクタンス部を構成した例を示す図 図1の無線通信端末の結合調整部において導体接続部と第1回路基板との間にリアクタンス部を構成した例を示す図 図1の無線通信端末における無給電素子の共振周波数調整による周波数帯域の変化を示す図 本発明の実施の形態2に係る無線通信端末の内部構造を示す斜視図 図14の無線通信端末の内部構造を側方から見た図 図14の無線通信端末の機構概略を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る無線通信端末の内部構造を示す斜視図 図17の無線通信端末の内部構造を側方から見た図 図17の無線通信端末の機構概略を示すブロック図 図17の無線通信端末における導体部品の一例を示す斜視図 特許文献1に記載された広帯域アンテナを示す図 図21の平板アンテナ素子の共振周波数調整による周波数帯域の変化を示す図
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信端末の内部構造を示す斜視図である。また、図2は本実施の形態の無線通信端末の内部構造を側方から見た図である。図1及び図2に示すように本実施の形態の無線通信端末1は、第1筐体1Aと、第2筐体1Bと、第1筐体1Aと第2筐体1Bを回転自在に連結するヒンジ部2とを有する折り畳構造を採る。第1筐体1A内には、少なくとも、第1回路基板3と、第1回路基板3と表示部(図2参照)8を電気的に接続するフレキシブル部4と、第1回路基板3上に設けられ、フレキシブル部4を第1回路基板3に接続するためのフレキ接続部5と、フレキシブル部4と第1回路基板3とを接続し、表示部8を無給電素子として使用する場合に表示部8の共振周波数を調整して広帯域化を図る結合調整部6とが設けられている。
図3は本実施の形態の無線通信端末1の機構概略を示すブロック図である。同図において、表示部8には画面部81とフレキシブル部4が設けられている。画面部81は液晶やOLED(Organic Light Emitting Diode、有機発光ダイオード)などの表示器である。図4は表示部8の外観を示す斜視図である。表示部8の短手(幅)方向の長さL2は所望の周波数帯に対してλ/4程度を想定し、また表示部8の長手方向の長さL1は所望の周波数帯に対してλ/4〜λ/2程度を想定している。所望の周波数帯としては1.5GHz〜2.2GHzを想定している。表示部8がこのような大きさの場合に所望の周波数帯付近に共振が発生し易くなる。
図3に戻り、表示部8のフレキシブル部4は、第1回路基板3上に設けられたフレキ接続部5と接続されて、第1回路基板3からの画面部81への信号伝送に使用される。第1回路基板3に設けられたフレキ接続部5としては、例えば図5の(a)に示すコネクタ20を使用したコネクタ接続、あるいは図5の(b)に示すACF(異方性導電フィルム)21を使用したACF接続が好適である。
図3に戻り、第2回路基板10にはアンテナ素子11が設けられている。表示部8のフレキシブル部4と第1回路基板3が結合調整部6により接続されている。図2に示すように、結合調整部6は、導体部61と、一端が導体部61の一部分に接続された導体接続部62と、導体接続部62の他端と第1回路基板3のグランドパターン7との間に設けられたリアクタンス部63とから構成される。図6は、結合調整部6と第1筐体1Aの結合調整部6が取付けられた部分を拡大した斜視図である。導体部61は方形状に形成されており、その筐体幅方向の長さL3がフレキシブル部4の導体幅の1/2以上程度となっている。導体部61は表示部8のフレキシブル部4と高周波的に接続される。すなわち、フレキシブル部4の信号線路(導体部)が樹脂に覆われているため、導体部61とは直流的には接続されず高周波的に接続される。
導体接続部62とリアクタンス部63は第1回路基板3上に設けられている。図7の(a)は導体部61と導体接続部62とリアクタンス部63を示す斜視図、図7の(b)はその側面図である。また、図8は導体接続部62を示す斜視図である。導体接続部62はバネ構造を有し、導体部61との接続を確実なものとする。
なお、導体部61と導体接続部62を直流的に接続する以外に、図9に示すように、導体部61と導体接続部62を離間させて容量結合による高周波的な接続も可能である。また直流的な接続ではあるが、図10に示すように、導体部61の一部分に導体接続部61aを形成するようにしてもよい。
リアクタンス部63は、集中定数により構成し、無給電素子として利用する表示部8の共振周波数が所望の周波数帯すなわちアンテナ素子11の共振周波数帯域(f1〜f2)の近傍(例えば、f1−50MHz、f2+50MHz)となるようにリアクタンス値が設定されている。なお、リアクタンス部63を省略することも可能である。例えば、導体部61を第1回路基板3に接続した際に表示部8の共振周波数が所望の周波数帯(アンテナ素子11の共振周波数帯域の近傍の周波数帯)となる場合に省略することができる。また、リアクタンス部63を導体部61と導体接続部62又は導体接続部62と第1回路基板3にて構成することも可能である。図11は、導体部61と導体接続部62との間にリアクタンス部63を構成した例である。図12は、導体接続部62Aと第1回路基板3との間にリアクタンス部63を構成した例である。このように浮遊容量を利用することで、後に実施の形態2で説明する板金や導体部品などリアクタンス部を構成するのが困難な場合に有用である。
図1に戻り、基板間接続部12は、第1回路基板3と第2回路基板10とを接続し、第1回路基板3と第2回路基板10との間の信号伝送に使用される。基板間接続部12は、表示部8のフレキシブル部4と同様に信号線路(導体部)を樹脂で覆った構造となっている。アンテナ素子11は、第2回路基板10と所定の距離離れて配置される。この場合、所定の距離とは2mm程度以上を指し、間隔が大きければ大きいほど放射抵抗が上がり、アンテナ性能が向上する。
本発明は、無線通信端末1が有する表示部8を無給電素子として利用して広帯域化を図るものであるが、現状のままでは表示部8の共振周波数を調整することが出来ずアンテナ素子11の共振周波数帯域内にある場合があるため広帯域にはならず、反共振となりアンテナ性能を低下させる可能性がある。そこで、本発明では現状の表示部8を利用して広帯域化が得られるように、表示部8に結合調整部6を接続して表示部8の電気長を調整し、共振周波数を低い方にシフトさせるようにした。
図13は、無給電素子の共振周波数調整による周波数帯域の変化を示す図であり、縦軸がVSWR、横軸が周波数である。この図において、CV1はアンテナ素子11の本来の共振周波数帯域、CV2は調整前の表示部8の共振周波数帯域、CV2’は調整後の表示部8の共振周波数帯域、CVはアンテナ素子11の実際の共振周波数帯域である。結合調整部6を介して表示部8のフレキシブル部4と第1回路基板3を接続することで、表示部8の共振周波数帯域がCV2からCV2’へシフトする(すなわち周波数の低い方へシフトする)。これにより、アンテナ素子11の実際の共振周波数帯域CVは、本来の周波数帯域CV1と周波数の低い方へシフトした表示部8の共振周波数帯域CV2’が合わさった帯域となり、広帯域となる。
このように本実施の形態の無線通信端末1によれば、フレキシブル部4を有する表示部8を無給電素子として利用する一方、一端をフレキシブル部4と接続し、他端を接続位置(一端とフレキシブル部4の接続位置)より筐体長手方向における筐体端部側で第1回路基板3のグランドパターン7と接続する結合調整部6を有し、結合調整部6によって表示部8の電気長を調整し、表示部8による共振周波数を表示部8のみのときよりも周波数の低い方へシフトさせるようにしたので、アンテナ素子11の近傍に専用の無給電素子を使用することなく広帯域化が図れる。また、アンテナ素子11の近傍に専用の無給電素子を配置しない分、端末本体のデザイン・設計の自由度が上がり小型・薄型化が図れるとともにコストの削減が図れる。
また、本実施の形態の無線通信端末1によれば、結合調整部6のリアクタンス部63の値を調整することで表示部8の電気長の調整が可能であり、またこのリアクタンス部63を有することで表示部8の共振周波数がアンテナ素子11の帯域内である場合でもアンテナ帯域外近傍へ表示部の共振周波数を調整し広帯域化を図ることが可能となる。
また、結合調整部6に導体接続部62を備えるので、導体部61を確実に第1回路基板3のグランドパターン7に接続することができる。
また、表示部8の筐体長手方向の長さL1をλ/4以上からλ/2程度、または、筐体短手方向の長さL2をλ/4程度を想定し、前記条件においてアンテナ素子11の周波数帯域付近に表示部8による共振が発生し易くなる。
また、結合調整部6の筐体幅方向の長さL3を、フレキシブル部4と接続する部分のフレキシブル部4の導体幅を1/2以上程度覆う長さとしたので、アンテナ素子11の周波数帯域付近に表示部8による共振が発生し易くなる。
なお、本実施の形態の無線通信端末1では、結合調整部6を導体部61と導体接続部62とリアクタンス部63とで構成したが、リアクタンス部63を省略することも可能である。また、第1筐体1Aを導電性材料により構成し、結合調整部6の導体部61と導体接続部62を第1筐体1Aにより構成することも可能であり、このように構成することで、第1筐体1Aと結合調整部6を一体形成することが可能となり(リアクタンス部63は除く)、コストの削減が図れる。
また、本実施の形態の無線通信端末1では、結合調整部6と第1回路基板3の接続位置を表示部8のフレキシブル部4と接続する位置より筐体長手方向における筐体端部側と表現しているが、前記筐体端部側とはヒンジ部2側(第1筐体1Aと第2筐体1Bの間側)、またはヒンジ部2とは異なる側のどちらの場合も示している。
(実施の形態2)
図14は、本発明の実施の形態2に係る無線通信端末の内部構造を示す斜視図である。また、図15は本実施の形態の無線通信端末の内部構造を側方から見た図である。また、図16は本実施の形態の無線通信端末の機構概略を示すブロック図である。なお、図14〜図16において、前述した図1〜図3と共通する部分には同一の符号を付けている。
図14及び図15に示すように、本実施の形態の無線通信端末30は、前述した実施の形態1の無線通信端末1と同様に、第1筐体1Aと、第2筐体1Bと、第1筐体1Aと第2筐体1Bを回転自在に連結するヒンジ部2とを有する折り畳構造を採る。第1筐体1A内には、少なくとも、第1回路基板3Aと、第1回路基板3Aと表示部(図15参照)8を電気的に接続するフレキシブル部4と、第1回路基板3A上に設けられ、フレキシブル部4を第1回路基板3Aに接続するためのフレキ接続部5と、第1回路基板3Aと表示部8との間に設けられた板金(表示部8の強度補強用の板金)31と、フレキシブル部4と板金31とを接続し、表示部8を無給電素子として使用するために、表示部8の共振周波数を調整して広帯域化する結合調整部6とが設けられている。
フレキシブル部4の信号線路(導体部)は樹脂で覆われており、結合調整部6とは直流的に接続せず高周波的に接続される。この場合、結合調整部6の導体部61と高周波的に接続される。また、結合調整部6の導体接続部62がリアクタンス部63を介して板金31に接続される。板金31は、特に第1回路基板3Aが小さい場合に用いられることが多く、端末本体が落下したときに表示部8が破損するのを防止するものである。また、板金31は一般的に表示部8と略同程度の大きさに形成される。
表示部8に結合調整部6を接続することで表示部8の電気長が長くなり、表示部8の共振周波数が表示部8のみのときよりも周波数の低い方へシフトする。特に本発明では、結合調整部6を第1回路基板3Aのグランドパターン(図示略)に接続する代わりに、表示部8の強度を補強するための板金31に接続するようにしており、この板金31に結合調整部6を接続しても第1回路基板3Aのグランドパターンに接続する場合と何ら変わることなく広帯域化が図れる。
このように本実施の形態の無線通信端末30によれば、フレキシブル部4を有する表示部8を無給電素子として利用する一方、一端をフレキシブル部4と接続し、他端を接続位置(一端とフレキシブル部4の接続位置)より筐体長手方向における筐体端部側で表示部8と第1回路基板3Aの間に配置される表示部8と同程度以上の大きさの板金31と接続する結合調整部6を有し、結合調整部6によって表示部8の電気長を調整し、表示部8による共振周波数をアンテナ素子11の共振周波数の帯域外近傍へシフトさせるようにしたので、アンテナ素子11の近傍に専用の無給電素子を使用することなく広帯域化が図れる。また、アンテナ素子11の近傍に専用の無給電素子を配置しない分、端末本体のデザイン・設計の自由度が上がり小型・薄型化が図れるとともにコストの削減が図れる。
また、結合調整部6に導体接続部62を備えるので、導体部61を確実に板金31に接続することができる。
また、本実施の形態の無線通信端末30では、結合調整部6と第1回路基板3Aの接続位置を表示部8のフレキシブル部4と接続する位置より筐体長手方向における筐体端部側と表現しているが、前記筐体端部側とはヒンジ部2側(第1筐体1Aと第2筐体1Bの間側)、またはヒンジ部2とは異なる側のどちらの場合も示している。
(実施の形態3)
図17は、本発明の実施の形態3に係る無線通信端末の内部構造を示す斜視図である。また、図18は本実施の形態の無線通信端末の内部構造を側方から見た図である。また、図19は本実施の形態の無線通信端末の機構概略を示すブロック図である。なお、図17〜図19において、前述した図1〜図3及び図14〜図16と共通する部分には同一の符号を付けている。
図17及び図18に示すように、本実施の形態の無線通信端末70は、結合調整部6のフレキシブル部4と接続する側の端と反対側の端を導体部品71に接続するようにしたものである。すなわち、前述した実施の形態1の無線通信端末1では第1回路基板3のグランドパターン7に接続し、実施の形態2の無線通信端末30では板金31に接続するようにしたが、本実施の形態の無線通信端末70では導体部品71に接続するようにした。結合調整部6を導体部品71に接続するようにしても第1回路基板3のグランドパターン7や板金31に接続する場合と何ら変わることなく広帯域化が図れる。
図20は導体部品71の一例を示す斜視図であり、(a)は導電性部材を断面コ字状に形成してなるレシーバクリップ71A、(b)はフラッシュメモリの一種であるSDメモリカード(登録商標)を収容するSDホルダ71Bである。いずれの導体部品71A、71Bもその周囲長が所望の周波数帯においてλ/10以上としている。
このように本実施の形態の無線通信端末70によれば、フレキシブル部4を有する表示部8を無給電素子として利用する一方、一端をフレキシブル部4と接続し、他端を接続位置(一端とフレキシブル部4の接続位置)より筐体長手方向における筐体端部側で第1筐体1A内に配置される導体部品71と接続する結合調整部6を有し、結合調整部6によって表示部8の電気長を調整し、表示部8による共振周波数をアンテナ素子11の共振周波数の帯域外近傍へシフトさせるようにしたので、アンテナ素子11の近傍に専用の無給電素子を使用することなく広帯域化が図れる。また、アンテナ素子11の近傍に専用の無給電素子を配置しない分、端末本体のデザイン・設計の自由度が上がり小型・薄型化が図れるとともにコストの削減が図れる。
また、結合調整部6に導体接続部62を備えるので、導体部61を確実に導体部品71に接続することができる。
なお、図18に示すように、本実施の形態では表示部8の強度補強のための板金31を設けているが、これは無くても構わない。
また、本実施の形態の無線通信端末70では、結合調整部6と第1回路基板3Aの接続位置を表示部8のフレキシブル部4と接続する位置より筐体長手方向における筐体端部側と表現しているが、前記筐体端部側とはヒンジ部2側(第1筐体1Aと第2筐体1Bの間側)、またはヒンジ部2とは異なる側のどちらの場合も示している。
本発明は、アンテナ素子の近傍に専用の無給電素子を使用することなく広帯域化を図ることができ、またアンテナ素子の近傍に専用の無給電素子を配置しない分、端末本体のデザイン・設計の自由度が上がり小型・薄型化が図れるとともにコストの削減が図れるといった効果を有し、第1筐体と、第2筐体と、第1筐体と第2筐体を回転自在に連結するヒンジ部とを備えた無線通信端末への適用が可能である。
1、30、70 無線通信端末
1A 第1筐体
1B 第2筐体
2 ヒンジ部
3、3A 第1回路基板
4 フレキシブル部
5 フレキ接続部
6 結合調整部
7 グランドパターン
8 表示部
10 第2回路基板
11 アンテナ素子
12 基板間接続部
20 コネクタ
21 ACF
31 板金
61 導体部
61a、62、62A 導体接続部
63 リアクタンス部
71 導体部品
71A レシーバクリップ
71B SDホルダ
81 画面部

Claims (9)

  1. 第1筐体と第2筐体を回転自在に連結するヒンジ部を備えた無線通信端末において、
    前記第1筐体内に配置される表示部と、
    前記第1筐体内に配置され前記表示部が有するフレキシブル部を前記表示部と重なる面とは異なる側の面で接続するフレキ接続部を備えた第1回路基板と、
    一端を前記フレキシブル部と接続し他端を前記接続位置より筐体長手方向における筐体端部側で前記第1回路基板と接続する結合調整部と、
    前記第2筐体内に配置された第2回路基板と、
    前記第2筐体内に配置されたアンテナ素子と、
    前記第1回路基板と前記第2回路基板を接続する基板間接続部と、
    を備えることを特徴とする無線通信端末。
  2. 第1筐体と第2筐体を回転自在に連結するヒンジ部を備えた無線通信端末において、
    前記第1筐体内に配置される表示部と、
    前記第1筐体内に配置され前記表示部が有するフレキシブル部を前記表示部と重なる面とは異なる側の面で接続するフレキ接続部を備えた第1回路基板と、
    一端を前記フレキシブル部と接続し他端を前記接続位置より筐体長手方向における筐体端部側で前記表示部と前記第1回路基板の間に配置される表示部と同程度以上の大きさの板金と接続する結合調整部と、
    前記第2筐体内に配置された第2回路基板と、
    前記第2筐体内に配置されたアンテナ素子と、
    前記第1回路基板と前記第2回路基板を接続する基板間接続部と、
    を備えることを特徴とする無線通信端末。
  3. 第1筐体と第2筐体を回転自在に連結するヒンジ部を備えた無線通信端末において、
    前記第1筐体内に配置される表示部と、
    前記第1筐体内に配置され前記表示部が有するフレキシブル部を前記表示部と重なる面とは異なる側の面で接続するフレキ接続部を備えた第1回路基板と、
    一端を前記フレキシブル部と接続し他端を前記接続位置より筐体長手方向における筐体端部側で前記第1筐体内に配置される導体部品と接続する結合調整部と、
    前記第2筐体内に配置された第2回路基板と、
    前記第2筐体内に配置されたアンテナ素子と、
    前記第1回路基板と前記第2回路基板を接続する基板間接続部と、
    を備えることを特徴とする無線通信端末。
  4. 前記結合調整部は、導体部とリアクタンス部により構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の無線通信端末。
  5. 前記結合調整部は、導体接続部を備えることを特徴とする請求項4に記載の無線通信端末。
  6. 前記第1筐体は、導電性材料により構成されており、前記結合調整部は、前記第1筐体により構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の無線通信端末。
  7. 前記表示部の筐体長手方向の長さは、前記アンテナ素子の共振周波数帯域のλ/4以上からλ/2程度であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の無線通信端末。
  8. 前記表示部の筐体短手方向の長さは、前記アンテナ素子の共振周波数帯域のλ/4程度であることを特徴とする請求項7に記載の無線通信端末。
  9. 前記結合調整部の筐体幅方向の長さは、前記フレキシブル部と接続する部分のフレキシブル部の導体幅の1/2以上程度覆う長さであることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の無線通信端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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