JP2011151223A - Laser device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、誘導ラマン散乱による波長変換系を備えたレーザ装置に関する。 The present invention relates to a laser device including a wavelength conversion system using stimulated Raman scattering.
従来から、エルビウム(Er)やイットリビウム(Yb)などの希土類元素がレーザ媒質としてドープされた希土類添加ファイバーが、1[μm]帯、1.5[μm]帯の、高出力・高輝度光源として用いられてきた(例えば、特許文献1を参照)。また、希土類添加ファイバーから出射された波長1.5[μm]帯のレーザ光を、ラマンシフト用のダブルクラッドファイバーに導入し、誘導ラマン散乱により波長1.6〜1.7[μm]帯に波長変換して出力する技術が提案されている(例えば、非特許文献1を参照)。 Conventionally, rare earth doped fibers doped with rare earth elements such as erbium (Er) and yttrium (Yb) as a laser medium have been used as high-power and high-intensity light sources in 1 [μm] and 1.5 [μm] bands. Have been used (see, for example, Patent Document 1). In addition, a laser beam having a wavelength of 1.5 [μm] emitted from a rare earth-doped fiber is introduced into a double-clad fiber for Raman shift, and a wavelength of 1.6 to 1.7 [μm] is obtained by stimulated Raman scattering. Techniques for wavelength conversion and output have been proposed (see, for example, Non-Patent Document 1).
しかしながら、上記のような希土類添加ファイバーを光源または増幅器として用いたレーザ装置は、出射されるレーザ光の出力波長が限られるという課題があった。一方、非特許文献1に提案されたような技術では、波長変換前のレーザ光(増幅光)を出射する光源系のファイバーと、波長変換系のファイバーとが必要であり、レーザ装置の構成が複雑化するという課題があった。
However, the laser device using the rare earth-doped fiber as described above as a light source or an amplifier has a problem that the output wavelength of the emitted laser light is limited. On the other hand, in the technique proposed in Non-Patent
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、簡明な構成で、希土類添加ファイバー単体とは異なる波長のレーザ光を出力可能なレーザ装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a laser apparatus that can output laser light having a wavelength different from that of a rare earth-doped fiber alone with a simple configuration.
本発明を例示する態様に従えば、レーザ媒質がドープされたファイバーと、前記レーザ媒質を励起する第1ポンプ光を出射する第1ポンプ光源と、ラマンポンプ用の第2ポンプ光を出射する第2ポンプ光源と、誘導ラマン散乱用のシード光を出射するシード光源とを備え、前記ファイバーに、第1ポンプ光、第2ポンプ光、及びシード光を入射することにより、ファイバーからシード光波長の増幅光を出射させるように構成したことを特徴とするレーザ装置が構成される。 According to an embodiment of the present invention, a fiber doped with a laser medium, a first pump light source that emits a first pump light that excites the laser medium, and a second pump light that emits a second pump light for a Raman pump. A two-pump light source and a seed light source that emits seed light for stimulated Raman scattering, and the first pump light, the second pump light, and the seed light are incident on the fiber, so that the wavelength of the seed light from the fiber is increased. A laser apparatus characterized by emitting amplified light is configured.
なお、前記ファイバーはシングルクラッド構造であり、第1ポンプ光、第2ポンプ光、及びシード光がコアに入射されることが本発明の好ましい一態様である。また、前記ファイバーはレーザ媒質がコアにドープされたダブルクラッド構造であり、第2ポンプ光及びシード光がコアに入射され、第1ポンプ光がクラッドに入射されることも本発明の好ましい一態様である。さらに、前記ファイバーはレーザ媒質が第1クラッドにドープされたトリプルクラッド構造であり、シード光がコアに入射され、第2ポンプ光が第1クラッドに入射され、第1ポンプ光が第2クラッドに入射されることも本発明の好ましい一態様である。 In addition, it is a preferable aspect of the present invention that the fiber has a single cladding structure, and the first pump light, the second pump light, and the seed light are incident on the core. In addition, it is preferable that the fiber has a double clad structure in which a laser medium is doped in a core, the second pump light and the seed light are incident on the core, and the first pump light is incident on the clad. It is. Further, the fiber has a triple clad structure in which a laser medium is doped in the first clad, the seed light is incident on the core, the second pump light is incident on the first clad, and the first pump light is incident on the second clad. Incident incidence is also a preferable aspect of the present invention.
以上の本発明において、前記ファイバーの長さが、当該ファイバーから出射させるストークス光の波長に基づいて設定されることが好ましい態様である。 In the present invention described above, it is preferable that the length of the fiber is set based on the wavelength of Stokes light emitted from the fiber.
本発明のレーザ装置によれば、レーザ媒質がドープされたファイバーに、レーザ媒質を励起する第1ポンプ光、ラマンポンプ用の第2ポンプ光、及び誘導ラマン散乱用のシード光を入射することにより、ファイバーからシード光波長の増幅光が出射される。すなわち、ひとつのファイバー内で、基本レーザ光の増幅〜ラマンポンプ〜ラマンシフトが行われる。そのため、簡明な構成で、例えば1.1〜1.2[μm]帯や1.6〜1.7[μm]帯などのような、希土類添加ファイバー単体と異なる波長の増幅光を出力可能なレーザ装置を提供することができる。 According to the laser apparatus of the present invention, the first pump light for exciting the laser medium, the second pump light for the Raman pump, and the seed light for stimulated Raman scattering are incident on the fiber doped with the laser medium. The amplified light having the seed light wavelength is emitted from the fiber. That is, amplification of the basic laser beam, Raman pump, and Raman shift are performed in one fiber. Therefore, it is possible to output amplified light having a wavelength different from that of a rare earth-doped fiber alone, such as a 1.1 to 1.2 [μm] band or a 1.6 to 1.7 [μm] band, with a simple configuration. A laser device can be provided.
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。第1構成形態のレーザ装置1の概要構成を図1に示す。本発明のレーザ装置は、レーザ媒質がドープされたファイバー50と、レーザ媒質を励起する第1ポンプ光を出射する第1ポンプ光源10と、ラマンポンプ用の第2ポンプ光を出射する第2ポンプ光源20と、誘導ラマン散乱用のシード光を出射するシード光源30と、これらの光源の作動を制御する制御装置(不図示)とを備え、ファイバー50に、第1ポンプ光、第2ポンプ光、及びシード光を入射することにより、ファイバー50からシード光波長の増幅光を出射させるように構成される。
Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings. A schematic configuration of the
第1構成形態のレーザ装置1においては、ファイバー50としてシングルクラッド構造のファイバー51が用いられ、第1ポンプ光、第2ポンプ光、及びシード光がコアに入射される。具体的には、図2にファイバー51の断面図を示すように、コア51aにレーザ媒質としてYb(イットリビウム)がドープされたシングルクラッド構造の希土類添加ファイバーが例示される。
In the
第1ポンプ光源10は、Ybを励起する励起光(第1ポンプ光)Lp1を出射するレーザ光源であり、例えば、出力波長976[nm]の半導体レーザが用いられる。第2ポンプ光源20は、ラマン媒質(石英)を励起する励起光(第2ポンプ光)Lp2を出射するレーザ光源であり、例えば、出力波長1064[nm]の半導体レーザやYVO4レーザ、DPSS(半導体励起固体レーザ)レーザなどが用いられる。シード光源30は、誘導ラマン散乱用のシード光Lsを出射するレーザ光源であり、例えば、第1ストークス(1st stokes)光の波長に相当する波長1113[nm]のレーザ光を出力する半導体レーザなどが用いられる。
The first
第1ポンプ光源10の出力は、カプラ41を介してファイバー51のコア51aに結合されており、第1ポンプ光源10から出射されたYb励起用の第1ポンプ光Lp1がコア51aに導入される。第2ポンプ光源20の出力及びシード光源30の出力は、カプラ42を介してファイバー51のコア51aに結合されており、これらの光源から出射されたラマンポンプ用の第2ポンプ光Lp2及び第1ストークスのシード光Lsがコア51aに導入される。
The output of the first
このような構成のレーザ装置1においては、まず、コア51aにおいて波長976[nm]の第1ポンプ光Lp1によりレーザ媒質のYbが励起され、コア51aを伝播する波長1064[nm]の第2ポンプ光Lp2がシード光となって、誘導放出により波長1064[nm]のレーザ光が増幅される。波長1064[nm]の光強度が高くなると、コアの基材である石英がラマン媒質として励起され、コア51aを伝播する波長1113[nm]のシード光Ls(第1ストークス光)が誘導ラマン散乱効果により増幅される。そのため、ファイバー51のコア径およびファイバー長を適切に設定することにより、ファイバー51からストークス波長(例えば第1ストークス波長1113[nm])の増幅光を出力させることができる。
In the
次に、第2構成形態のレーザ装置2について、図3及び図4を参照して説明する。このレーザ装置2は、ファイバー50としてレーザ媒質Ybがコア52aにドープされたダブルクラッド構造のファイバー52が用いられ、コア52aに第2ポンプ光Lp2及びシード光Ls、第1クラッド52bに第1ポンプ光Lp1が入射される。第1ポンプ光源10、第2ポンプ光源20、シード光源30は、上述したレーザ装置1と同様であるが、第1ポンプ光源10は、図示のように複数のレーザ光源11,11,11…から構成することが可能であり、導入可能な最大の個数は、第1クラッド52bの形状(直径、NA)、およびレーザ光源11の出力ファイバーの形状(直径、NA)などから決まる。
Next, the
第1ポンプ光源10(11,11,11…)の出力は、カプラ43を介してファイバー52の第1クラッド52bに結合されており、第1ポンプ光源10から出射されたYb励起用の第1ポンプ光Lp1が第1クラッド52bに導入される。第2ポンプ光源20の出力及びシード光源30の出力は、カプラ44を介してファイバー52のコア52aに結合されており、これらの光源から出射されたラマンポンプ用の第2ポンプ光Lp2及び第1ストークスのシード光Lsがコア52aに導入される。
The output of the first pump light source 10 (11, 11, 11,...) Is coupled to the
このような構成のレーザ装置2においては、第1クラッド52bに導入された波長976[nm]の第1ポンプ光Lp1がファイバーの長さ方向に伝播しつつコア52aに入射してYbを励起し、コア52aに導入された波長1064[nm]の第2ポンプ光Lp2がシード光となって、誘導放出により波長1064[nm]のレーザ光が増幅される。波長1064[nm]の光強度が高くなると、基材である石英がラマン媒質として励起され、コア52aを伝播する波長1113[nm]のシード光Ls(第1ストークス光)が誘導ラマン散乱効果により増幅される。なお、シード光Lsとして第2、第3ストークス波長の光を入射し、これらの波長の増幅光を取り出すように構成してもよい。
In the
そのため、ファイバー52のコア/クラッド径およびファイバー長を適切に設定することにより、ファイバー52からストークス波長(例えば第1ストークス波長1113[nm])の増幅光を出力させることができる。また、レーザ装置2によれば、レーザ装置1に比べて、より高出力の第1ポンプ光(Yb励起光)をファイバー52に導入し、ラマンポンプ光の光強度を増大させることができるため、高出力のストークス光を得ることができる。
Therefore, by appropriately setting the core / cladding diameter and the fiber length of the
次に、第3構成形態のレーザ装置3について、図5及び図6を参照して説明する。このレーザ装置3は、ファイバー50として第1クラッド53bにレーザ媒質Ybがドープされたトリプルクラッド構造のファイバー53が用いられ、コア53aにシード光Ls、第1クラッド53bに第2ポンプ光Lp2、第2クラッド53cに第1ポンプ光Lp1が入射される。なお、第1クラッド53b及びコア53aにYbをドープしてもよい。第1ポンプ光源10、第2ポンプ光源20、シード光源30は、上記レーザ装置2と同様であり、第1ポンプ光源10は、図示のように複数のレーザ光源12,12,12…から構成することが可能であり、導入可能な最大の個数は、第1クラッド53bの形状(直径、NA)、およびレーザ光源12の出力ファイバーの形状(直径、NA)などから決まる。
Next, the
第1ポンプ光源10(12,12,12…)の出力はカプラ45を介してファイバー53の第2クラッド53cに結合されており、第1ポンプ光源10から出射されたYb励起用の第1ポンプ光Lp1が第2クラッド53cに導入される。第2ポンプ光源20の出力はカプラ46を介して第1クラッド53bに結合されており、第2ポンプ光源20から出射されたラマンポンプ用の第2ポンプ光Lp2が第1クラッド53bに導入される。シード光源30の出力はカプラ46を介してコア53aに結合されており、シード光源30から出射された第1ストークスのシード光Lsがコア53aに導入される。
The output of the first pump light source 10 (12, 12, 12,...) Is coupled to the
このような構成のレーザ装置3においては、第2クラッド53cに導入された波長976[nm]の第1ポンプ光Lp1がファイバーを伝播しつつ第1クラッド53bに入射してYbを励起し、第1クラッド53bに導入された波長1064[nm]の第2ポンプ光Lp2がシード光となって、波長1064[nm]のレーザ光が増幅される。増幅された波長1064[nm]のレーザ光はコア53aに入射し、基材である石英がラマン媒質として励起され、コア53aを伝播する波長1113[nm]のシード光Ls(第1ストークス光)が誘導ラマン散乱効果により増幅される。
In the
そのため、ファイバー53の各層の断面積およびファイバー長を適切に設定することにより、ファイバー53からストークス波長(例えば第1ストークス波長1113[nm])の増幅光を出力させることができる。また、レーザ装置3によれば、レーザ装置1,2の構成と比較して、レーザ媒質を添加した領域の断面積を大きくすることができる。これは、ファイバー光増幅器として見たときのSaturation Energyが大きく、一方、シード光Lsは直径の小さなコア53aを伝播しており、誘導ラマン散乱効果により増幅される際もビーム品質の劣化がない。従って、この構成によれば、ビーム品質が高くかつ大きなパルスエネルギーを持つ高出力のストークス光を得ることができる。
Therefore, by appropriately setting the cross-sectional area and the fiber length of each layer of the
次に、第3構成形態のレーザ装置3で、波長1113[nm]の第1ストークスの増幅光を出力させる場合について、図7にシミュレーション結果、図8にその算出条件を示す。ここで、図7の横軸はファイバー53の入射端を0としたときのファイバー長さ方向の位置、縦軸はファイバー内のレーザ光のパワーであり、図中に実線で波長976[nm]のレーザ光(第1ポンプ光)の強度変化、一点鎖線で波長1064[nm]のレーザ光(第2ポンプ光)の強度変化、点線で波長1113[nm]のレーザ光(第1ストークス光)の強度変化を示す。なお、図中には細かい点線で第2ストークス光の強度変化を付記している。
Next, with respect to the case where the first Stokes amplified light having a wavelength of 1113 [nm] is output by the
また、図8に示すように、Yb励起用の第1ポンプLp1光は平均パワー100[W]のCW(連続波)、ラマンポンプ用の第2ポンプ光Lp2はパルス繰り返し周波数4[MHz]、パルス幅1[nsec]、入射パワーのピーク125[W]平均0.5[W]であり、第1ストークスのシード光Lsの入射パワーは平均0.1[W]である。なお、第1ストークスのシード光LsはCWでも、第2ポンプ光Lp2に同期したパルス光のどちらでも良い。 As shown in FIG. 8, the first pump Lp 1 light for Yb excitation has CW (continuous wave) with an average power of 100 [W], and the second pump light Lp 2 for Raman pump has a pulse repetition frequency of 4 [MHz. ], Pulse width 1 [nsec], incident power peak 125 [W] average 0.5 [W], and the first Stokes seed light Ls incident power average 0.1 [W]. Incidentally, the seed light Ls of the first Stokes even CW, may be either synchronized with the pulsed light to the second pump light Lp 2.
シミュレーションデータから、まず、第2クラッド53cに入射された波長976[nm]の第1ポンプ光Lp1が、第1クラッド53bにドープされたYbを励起して急速に減衰する一方、第1クラッド53bに入射された波長1064[nm]の第2ポンプ光Lp2がシード光となり、誘導放出により平均パワー90[W]程度(ピークパワー20[kW]程度)に増幅される(ファイバー端から4[m]程度)。
From the simulation data, first, the first pump light Lp 1 having a wavelength of 976 [nm] incident on the
次に、増幅された波長1064[nm]のレーザ光がポンプ光となり、コア53aを伝播する波長1113[nm]のシード光Ls(第1ストークス光)が誘導ラマン散乱効果により増幅される。この例ではファイバー端から7m程度で、第1ストークス光が平均パワー約80[W](ピークパワー20[kW])まで増幅されることがわかる。その後第1ストークス光が減衰し、ラマン散乱により第2ストークス光が発生する。
Next, the amplified laser light having a wavelength of 1064 [nm] serves as pump light, and the seed light Ls (first Stokes light) having a wavelength of 1113 [nm] propagating through the
ここではファイバー端から10[m]まで計算しており、第2ストークス光が発生しているが、このデータから明らかなように、ファイバー長を7[m]程度に設定することにより第2ストークス光の発生を抑止し第1ストークス光のみを出射させることができる。このように、2次のストークス光を発生させないようにするには、ファイバー長を最適化すれば良いが、第1ストークス光(シード光Ls)の入射パワーを調整しても良い。なお、第2ストークス波長の増幅光を出射させる場合には、第1ストークス波長のシード光に加えて、第2ストークス波長のシード光を入射することにより単色性を高めることができる。第3ストークス以降も同様である。 Here, the calculation is performed up to 10 [m] from the fiber end, and the second Stokes light is generated. As is apparent from this data, the second Stokes light is set by setting the fiber length to about 7 [m]. Generation of light can be suppressed and only the first Stokes light can be emitted. Thus, in order not to generate the secondary Stokes light, the fiber length may be optimized, but the incident power of the first Stokes light (seed light Ls) may be adjusted. When the amplified light having the second Stokes wavelength is emitted, the monochromaticity can be improved by making the seed light having the second Stokes wavelength incident in addition to the seed light having the first Stokes wavelength. The same applies to the third Stokes and beyond.
このように、以上説明したレーザ装置によれば、ひとつのファイバー内で、基本レーザ光の増幅〜ラマンポンプ〜ラマンシフトが行われるため、簡明な構成で、希土類添加ファイバー単体と異なる波長の増幅光を出力可能なレーザ装置を提供することができる。 As described above, according to the laser device described above, amplification of the basic laser light, Raman pump, and Raman shift are performed in one fiber, so that the amplified light having a simple configuration and a wavelength different from that of the rare earth-doped fiber alone is obtained. Can be provided.
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態では、レーザ媒質としてYb(イットリビウム)をドープしたファイバーを例示したが、Er(エルビウム)等の他のレーザ媒質をドープしたファイバーであってもよい。ファイバー50(51,52,53)としてErドープファイバーを用いる場合について簡潔に構成を例示すると、第1ポンプ光源10(11,12)には、波長980[nm]の半導体レーザを用い、Erを励起する。第2ポンプ光源20には波長1550[nm]の半導体レーザを用い、波長1550[nm]の光は励起されたErによって増幅される。第3ポンプ光源30には波長1650[nm]の半導体レーザを用い、波長1650[nm]のシード光は、誘導ラマン散乱効果により増幅される。これにより、Er添加ファイバー単体と異なる波長1650[nm]の増幅光を出力させることができる。
The preferred embodiments of the present invention have been described above, but the present invention is not limited to these embodiments. For example, in the embodiment, a fiber doped with Yb (yttrium) is exemplified as the laser medium, but a fiber doped with another laser medium such as Er (erbium) may be used. When the Er-doped fiber is used as the fiber 50 (51, 52, 53), the configuration is briefly illustrated. For the first pump light source 10 (11, 12), a semiconductor laser having a wavelength of 980 [nm] is used, and Er is used. Excited. A semiconductor laser having a wavelength of 1550 [nm] is used as the second
Lp1 第1ポンプ光
Lp2 第2ポンプ光
Ls シード光
1〜3 レーザ装置
10 第1ポンプ光源
20 第2ポンプ光源
30 シード光源
50 ファイバー
51 シングルクラッド構造のファイバー(51a コア)
52 ダブルクラッド構造のファイバー(52a コア、52b 第1クラッド)
53 トリプルクラッド構造のファイバー(53a コア、53b 第1クラッド、53c 第2クラッド)
Lp 1 First pump light Lp 2 Second pump light
52 Double clad fiber (52a core, 52b first clad)
53 Triple-clad fiber (53a core, 53b first clad, 53c second clad)
Claims (5)
前記レーザ媒質を励起する第1ポンプ光を出射する第1ポンプ光源と、
ラマンポンプ用の第2ポンプ光を出射する第2ポンプ光源と、
誘導ラマン散乱用のシード光を出射するシード光源とを備え、
前記ファイバーに、前記第1ポンプ光、前記第2ポンプ光、及び前記シード光を入射することにより、前記ファイバーから前記シード光波長の増幅光を出射させるように構成したことを特徴とするレーザ装置。 A fiber doped with a laser medium;
A first pump light source that emits first pump light for exciting the laser medium;
A second pump light source that emits a second pump light for a Raman pump;
A seed light source that emits seed light for stimulated Raman scattering,
A laser apparatus configured to emit amplified light having a wavelength of the seed light from the fiber by causing the first pump light, the second pump light, and the seed light to enter the fiber. .
前記第1ポンプ光、前記第2ポンプ光、及び前記シード光がコアに入射されることを特徴とする請求項1に記載のレーザ装置。 The fiber is a single clad structure,
The laser device according to claim 1, wherein the first pump light, the second pump light, and the seed light are incident on a core.
前記第2ポンプ光及び前記シード光が前記コアに入射され、前記第1ポンプ光がクラッドに入射されることを特徴とする請求項1に記載のレーザ装置。 The fiber has a double clad structure in which the laser medium is doped in the core,
2. The laser device according to claim 1, wherein the second pump light and the seed light are incident on the core, and the first pump light is incident on a clad.
前記シード光が前記コアに入射され、前記第2ポンプ光が前記第1クラッドに入射され、前記第1ポンプ光が第2クラッドに入射されることを特徴とする請求項1に記載のレーザ装置。 The fiber has a triple clad structure in which the laser medium is doped in a first clad,
2. The laser device according to claim 1, wherein the seed light is incident on the core, the second pump light is incident on the first cladding, and the first pump light is incident on the second cladding. .
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