JP2011146793A - 無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】FSS受信局にヌルを形成する複数の基地局から送信された各信号がFSS受信局において電力差を有する場合でも、複数の基地局それぞれの送信電力を維持しながら、ヌル制御を継続する無線通信システム及び無線通信方法を提供する。
【解決手段】ST404では、センサ局200が、FSS受信局に対して干渉抑圧を行う複数の基地局1〜3のうち、FSS受信局に干渉を与える基地局が1つでも存在し、かつ、その基地局が他の基地局に比べて小さい干渉を与えると判定した場合、ST406において、その基地局に中継情報を送信する。ST407では、中継情報を受信した基地局のセル内に存在し、FSS受信局との距離が近い待ち受け中の端末を中継局とする。ST417では、中継局はその基地局に代わり、他の基地局と連携してFSS受信局に対する干渉を抑圧する。
【選択図】図6

Description

本発明は、干渉抑圧を行う無線通信システム及び無線通信方法に関する。
2007年末に開催された世界無線通信会議(WRC-07)にて、IMT−Advancedの移動通信サービス用に新たな周波数帯の割り当てが行われた。これにより、世界100カ国以上の国々が3.4〜3.6GHz帯をIMT−Advancedのサービスに使用することを表明し、この周波数帯は事実上の移動通信用国際周波数となった。
この帯域は、C−bandと呼ばれ、既存の固定衛星通信(FSS: Fixed Satellite Service)において活用されており、主に降雨減衰の激しい赤道直下の国々や広大な国土を有する国々では、テレビ放送や災害時の緊急回線として使用されている。このような国々では、FSSは重要な通信手段となっているため、IMT−AdvancedではFSSと同一周波数を共用するにあたり、FSSへ干渉を与えないようにする必要がある。
一般的に、FSS受信局は、FSS衛星局からの信号を受信するために、その指向性は上方を向いている。そのため、IMT−Advanced移動局からIMT−Advanced基地局(以下、単に「基地局」という)へ電波を送信する上り回線(Uplink: UL)では、下り回線(Downlink: DL)と比べてFSSへの干渉が小さい。
従来、IMT−Advancedの下り回線によるFSSへの干渉を抑圧する方法として、例えば、非特許文献1に開示の技術を適用する方法が考えられる。非特許文献1には、図1に示すように、ROF(Radio Over Fiber)経由で予め重み付けされた信号を複数の基地局から同時に送信することにより、複数の無線局(図中MT1〜MT4)への同一周波数送信を実現し、所望の無線局(MT1)以外の無線局への干渉を抑圧し、所望の無線局のC/Iを最大化することができる。
具体的には、所望の無線局以外の無線局をFSS受信局とすれば、FSS受信局が基地局からの伝搬路特性を推定し、推定した伝搬路特性に基づいて、FSS受信局の位置におけるIMT−Advanced信号をゼロとする(またはゼロに近づける)ようにFSS受信局がヌルウェイトを算出し、算出したヌルウェイトを複数の基地局に送信する。複数の基地局は、FSS受信局から送信されたヌルウェイトを用いて、送信信号を同時に送信することにより、FSS受信局への干渉を抑圧することができる。
なお、この方法では、基地局からFSS受信局までの伝搬路特性を推定するため、基地局からパイロット信号などの既知信号を送信し、FSS受信局がこれを受信する必要がある。
電子情報通信学会、無線通信システム信学技報、RCS2002, Vol.102, No.86, p.7-12, May.2002.「プレ重み付け複局同時送信による遍在アンテナシステムのダウンリンクにおける同一周波数空間多重の提案」
しかしながら、IMT−AdvancedシステムとFSSシステムに上述した非特許文献1に開示の技術を適用した場合、図2に示すように、ヌルウェイトを用いて送信する複数の基地局1〜3にFSS受信局からの距離が遠い基地局1が含まれ、基地局1が最大送信電力で送信しても、FSS受信局において推定した各チャネル推定値(伝搬路特性)の電力に差が生じると、ヌル制御では、FSS受信局で受信した各基地局からの信号が同程度の電力になるように、ヌルウェイトが算出される。このため、基地局1からの信号の電力に合わせて基地局2,3の送信電力が小さくなる。この結果、基地局2,3のサービスエリアが小さくなるという問題がある。
本発明の目的は、FSS受信局にヌルを形成する複数の基地局から送信された各信号がFSS受信局において電力差を有する場合でも、複数の基地局それぞれの送信電力を維持しながら、ヌル制御を継続する無線通信システム及び無線通信方法を提供することである。
本発明の無線通信システムは、複数の無線通信基地局装置が連携して、他の無線通信システムの受信局に対して干渉を抑圧する無線通信システムであって、前記複数の無線通信基地局装置及び前記受信局のチャネル推定値を算出するチャネル推定値算出手段と、算出された前記チャネル推定値に基づいて、前記受信局に干渉を与える無線通信基地局装置が1つでも存在し、かつ、他の無線通信基地局装置に比べて小さい干渉を与える無線通信基地局装置が存在する場合、当該無線通信基地局装置は無線通信端末装置による中継が必要と判断する比較手段と、を有する監視装置と、中継が必要と判断された前記無線通信基地局装置のセル内に存在し、当該無線通信基地局装置に代わり、他の無線通信基地局装置と連携して、前記受信局に対して干渉を抑圧する信号を送信する無線通信端末装置と、を具備する構成を採る。
本発明の無線通信方法は、複数の無線通信基地局装置が連携して、他の無線通信システムの受信局に対して干渉を抑圧する無線通信方法であって、監視装置が前記複数の無線通信基地局装置及び前記受信局のチャネル推定値を算出するチャネル推定値算出工程と、前記監視装置が、算出された前記チャネル推定値に基づいて、前記受信局に干渉を与える無線通信基地局装置が1つでも存在し、かつ、他の無線通信基地局装置に比べて小さい干渉を与える無線通信基地局装置が存在する場合、当該無線通信基地局装置は無線通信端末装置による中継が必要と判断する比較工程と、中継が必要と判断された前記無線通信基地局装置のセル内に存在し、当該無線通信基地局装置に代わり、他の無線通信基地局装置と連携して、無線通信端末装置が前記受信局に対して干渉を抑圧する信号を送信する送信工程と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、FSS受信局にヌルを形成する複数の基地局から送信された各信号がFSS受信局において電力差を有する場合でも、複数の基地局それぞれの送信電力を維持しながら、ヌル制御を継続することができる。
非特許文献1に開示の干渉抑圧方法を示す模式図 IMT−AdvancedシステムとFSSシステムに非特許文献1に開示の技術を適用した場合に生じる課題を示す図 本発明の一実施の形態に係る基地局の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係るセンサ局の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る端末の構成を示すブロック図 図3に示した基地局、図4に示したセンサ局及び図5に示した端末がFSS受信局に対して干渉を抑圧する手順を示すシーケンス図 図6に示したシーケンス図を模式的に示した図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(一実施の形態)
図3は、本発明の一実施の形態に係る基地局100の構成を示すブロック図である。この図において、受信RF部102は、アンテナ101を介して受信した信号にダウンコンバート、A/D変換等の所定の無線受信処理を施し、受信ベースバンド処理部103に出力する。
受信ベースバンド処理部103は、受信RF部102から出力された信号に復調及び復号等のベースバンド処理を施し、ベースバンド処理を施した信号を受信データとして上位レイヤ112に出力する一方、抽出部104に出力する。また、受信したパイロット信号から端末の移動速度を検出し、端末選択部105に出力する。
抽出部104は、受信ベースバンド処理部103から出力された受信データに中継情報が含まれる場合には、受信データから中継情報を抽出し、抽出した中継情報を端末選択部105、送信データ生成部106及びウェイト乗算部109に出力する。また、受信データに中継局用ヌルウェイトが含まれる場合には、受信データから中継局用ヌルウェイトを抽出し、抽出した中継局用ヌルウェイトを送信データ生成部106に出力する。さらに、受信データに基地局用ヌルウェイトが含まれる場合には、受信データから基地局用ヌルウェイトを抽出し、抽出した基地局用ヌルウェイトをウェイト乗算部109に出力する。なお、中継情報とは、端末による中継が必要であることを示す情報である。
端末選択部105は、自局のセルに属する端末の通信状態及び位置を管理し、抽出部104から中継情報を取得すると、オペレータから上位レイヤ112を経由して通知される端末情報(待ち受け中、位置など)と受信ベースバンド処理部103から通知された移動速度情報に基づいて、自局のセル内に存在し、FSS受信局との距離が近い待ち受け中で、かつ、移動速度の小さい端末を中継局として選択する。端末選択部105は、選択した端末の識別情報(端末ID)を送信データ生成部106に出力する。
送信データ生成部106は、抽出部104及び端末選択部105からの出力がない場合、下り回線の送信データを生成して送信ベースバンド処理部108に出力する。また、送信データ生成部106は、端末選択部105から端末IDが、抽出部104から中継情報がそれぞれ出力された場合、端末IDを宛先として中継情報を含めて送信データを生成し、送信ベースバンド処理部108に出力する。さらに、送信データ生成部106は、抽出部104から中継局用ヌルウェイトが出力された場合、端末選択部105から出力された端末IDを宛先として中継局用ヌルウェイトを含めて送信データを生成し、送信ベースバンド処理部108に出力する。
パイロット信号生成部107は、パイロット信号を生成して送信ベースバンド処理部108に出力する。
送信ベースバンド処理部108は、送信データ生成部106から出力された送信データ及びパイロット信号生成部107から出力されたパイロット信号に符号化及び変調などのベースバンド処理を施し、ウェイト乗算部109に出力する。
ウェイト乗算部109は、抽出部104から基地局用ヌルウェイトが出力された場合、送信ベースバンド処理部108から出力された信号に基地局用ヌルウェイトを乗算し、基地局用ヌルウェイトを乗算した信号を送信RF部110に出力する。また、ウェイト乗算部109は、抽出部104から中継情報が出力された場合、送信ベースバンド処理部108から出力された信号にウェイトを乗算せず、そのまま信号を送信RF部110に出力する。ただし、ウェイト乗算部109は、送信ベースバンド処理部108から出力された信号がパイロット信号である場合にも、ウェイトを乗算せず、パイロット信号をそのまま送信RF部110に出力する。
送信RF部110は、送信ベースバンド処理部108から出力された信号にA/D変換、増幅、アップコンバート等の所定の無線送信処理を施し、無線送信処理を施した信号をアンテナ111を介して無線送信する。
送信RF部110から無線送信された基地局100の信号は、FSS受信局近傍に設けられた端末に受信され、測定が行われる。そのため、この端末をセンサ局として、以下、その構成について説明する。
図4は、本発明の一実施の形態に係る監視装置としてのセンサ局200の構成を示すブロック図である。この図において、受信RF部202は、アンテナ201を介して受信した信号にダウンコンバート、A/D変換等の所定の無線受信処理を施し、受信ベースバンド処理部203に出力する。
受信ベースバンド処理部203は、受信RF部202から出力された信号に復調及び復号等のベースバンド処理を施し、チャネル推定値算出部204に出力する。
チャネル推定値算出部204は、受信ベースバンド処理部203から出力された信号に含まれるパイロット信号を用いて、基地局100とセンサ局200との間のチャネル推定値を算出し、算出したチャネル推定値を電力比較部205及びヌルウェイト算出部207に出力する。また、後述する中継を行う端末(以下、「中継局」という)から送信された信号に含まれるパイロット信号を用いて、中継局とセンサ局200との間のチャネル推定値を算出し、電力比較部205及びヌルウェイト算出部207に出力する。
電力比較部205は、チャネル推定値算出部204から出力されたチャネル推定値を取得する。このチャネル推定値は、FSS受信局に対して干渉抑圧を連携して行う複数の基地局分取得される。取得された複数のチャネル推定値に基づいて、FSS受信局に与える干渉電力を比較する。このとき、FSS受信局に干渉を与える基地局が1つでも存在し、かつ、他の基地局に比べて小さい干渉を与える基地局が存在する場合、この干渉の小さい基地局は端末による中継が必要と判断し、その旨を中継情報生成部206に通知する。また、中継局の移動に伴い、中継が必要な基地局と同様の上記条件を満たす場合、他の中継局による中継が必要と判断し、その旨を中継情報生成部206に通知する。
中継情報生成部206は、電力比較部205から通知された内容に基づいて、端末による中継が必要な基地局へその旨を通知する中継情報を生成し、送信ベースバンド処理部208に出力する。
ヌルウェイト算出部207は、チャネル推定値算出部204から出力されたチャネル推定値が基地局100とセンサ局200との間のチャネル推定値のみである場合には、これらのチャネル推定値を用いて基地局用ヌルウェイトを算出する。また、ヌルウェイト算出部207は、チャネル推定値が基地局100とセンサ局200との間のチャネル推定値及び中継局とセンサ局200との間のチャネル推定値である場合には、これらのチャネル推定値を用いて、基地局用ヌルウェイト及び中継局用ヌルウェイトを算出する。算出されたヌルウェイトは送信ベースバンド処理部208に出力される。
送信ベースバンド処理部208は、中継情報生成部206から出力された中継情報及びヌルウェイト算出部207から出力されたヌルウェイトに符号化及び変調などのベースバンド処理を施し、送信RF部209に出力する。
送信RF部209は、送信ベースバンド処理部208から出力された信号にA/D変換、増幅、アップコンバート等の所定の無線送信処理を施す。無線送信処理を施された信号は、アンテナ210を介して無線送信される。
図5は、本発明の一実施の形態に係る端末300の構成を示すブロック図である。この図において、受信RF部302は、アンテナ301を介して受信した信号にダウンコンバート、A/D変換等の所定の無線受信処理を施し、ウェイト乗算部307及び受信ベースバンド処理部303に出力する。
受信ベースバンド処理部303は、受信RF部302から出力された信号に復調及び復号等のベースバンド処理を施し、ベースバンド処理を施した信号を受信データとして出力する一方、抽出部304に出力する。
抽出部304は、受信ベースバンド処理部303から出力された受信データに中継情報又は中継局用ヌルウェイトが含まれる場合には、受信データから中継情報又は中継局用ヌルウェイトを抽出し、抽出した中継情報をパイロット信号生成部305に出力し、中継局用ヌルウェイトをウェイト乗算部307に出力する。
パイロット信号生成部305は、抽出部304から中継情報を取得すると、パイロット信号を生成し、送信ベースバンド処理部306に出力する。
送信ベースバンド処理部306は、パイロット信号生成部305から出力されたパイロット信号に符号化及び変調などのベースバンド処理を施し、送信RF部308に出力する。
ウェイト乗算部307は、受信RF部302から出力された信号に抽出部304から出力された中継局用ヌルウェイトを乗算し、中継局用ヌルウェイトを乗算した信号を送信RF部308に出力する。
送信RF部308は、ウェイト乗算部307から出力された信号及び送信ベースバンド処理部306から出力されたパイロット信号にA/D変換、増幅、アップコンバート等の所定の無線送信処理を施す。無線送信処理を施した信号は、アンテナ309を介して無線送信される。
図6は、上述した基地局100、センサ局200及び端末300がFSS受信局に対して干渉を抑圧する手順を示すシーケンス図である。また、図7は、図6に示すシーケンス図を模式的に示した図である。ここでは、FSS受信局に対して干渉抑圧を行う複数の基地局を基地局1〜3として説明する。なお、以下において、主に図6を用いて説明するが、図6と図7に示した符番はそれぞれ対応している。図6において、ステップ(以下、「ST」と省略する)401では、基地局1〜3がパイロット信号をそれぞれ生成し、ST402では、基地局1〜3がパイロット信号をセンサ局200に送信する。
ST403では、センサ局200は、基地局1〜3との間の各チャネル推定値を算出し、ST404では、算出したチャネル推定値に基づいて、FSS受信局に干渉を与える基地局が1つでも存在し、かつ、他の基地局に比べて小さい干渉を与える基地局が存在するかを判定する。ここでは、この条件に該当する基地局が基地局1であるとし、基地局1は端末による中継が必要と判断される。
ST405では、センサ局200は、基地局1に端末による中継が必要であることを示す中継情報を生成し、ST406において、中継情報を基地局1に通知する。
ST407では、基地局1は、中継情報を受信すると、自局のセル内に存在し、FSS受信局との距離が近い待ち受け中の端末を中継局として選択し、ST408では、中継局として選択した端末に中継情報を送信する。
ST409では、端末300は、中継情報を受信すると、パイロット信号を生成し、ST410では、パイロット信号をセンサ局200に送信する。
ST411では、センサ局200は、端末300から送信されたパイロット信号を用いて、端末300とセンサ局200との間のチャネル推定を行い、ST412では、チャネル推定によって得られたチャネル推定値を用いて、ヌルウェイトを算出する。
ST413では、センサ局200は、算出したヌルウェイトを基地局1〜3に通知し、ST414では、基地局1は、センサ局200から通知された中継局用ヌルウェイトを含めて送信データを生成し、ST415において、中継局用ヌルウェイトを端末300に転送する。
ST416では、端末300は、基地局1から転送された中継局用ヌルウェイトを下り回線の送信データに乗算し、また、基地局2、3は、センサ局から通知された基地局用ヌルウェイトを下り回線の送信データに乗算する。ST417では、端末300が中継局用ヌルウェイトを乗算した送信データを送信し、また、基地局2、3が基地局用ヌルウェイトを乗算した送信データを送信する。
これにより、基地局2、3は送信電力を低下させることなく、FSS受信局への干渉を抑圧することができる。
このように本実施の形態によれば、FSS受信局に対して干渉抑圧を行う複数の基地局のうち、FSS受信局に干渉を与える基地局が1つでも存在し、かつ、その基地局が他の基地局に比べて小さい干渉を与える場合、その基地局のセル内に存在し、FSS受信局との距離が近い待ち受け中の端末を中継局とし、その基地局に代えて中継局と他の基地局とが連携してFSS受信局に対する干渉を抑圧する。これにより、FSS受信局における電力が小さい基地局に合わせて他の基地局の送信電力が小さくなることを回避し、複数の基地局それぞれの送信電力を維持しながら、FSS受信局に対するヌル制御を継続することができる。
本発明にかかる無線通信システム及び無線通信方法は、例えば、IMT−Advancedシステム等に適用できる。
101、111、201、210、301、309 アンテナ
102、202、302 受信RF部
103、203、303 受信ベースバンド処理部
104、304 抽出部
105 端末選択部
106 送信データ生成部
107、305 パイロット信号生成部
108、208、306 送信ベースバンド処理部
109、307 ウェイト乗算部
110、209、308 送信RF部
112 上位レイヤ
204 チャネル推定値算出部
205 電力比較部
206 中継情報生成部
207 ヌルウェイト算出部

Claims (6)

  1. 複数の無線通信基地局装置が連携して、他の無線通信システムの受信局に対して干渉を抑圧する無線通信システムであって、
    前記複数の無線通信基地局装置及び前記受信局のチャネル推定値を算出するチャネル推定値算出手段と、
    算出された前記チャネル推定値に基づいて、前記受信局に干渉を与える無線通信基地局装置が1つでも存在し、かつ、他の無線通信基地局装置に比べて小さい干渉を与える無線通信基地局装置が存在する場合、当該無線通信基地局装置は無線通信端末装置による中継が必要と判断する比較手段と、
    を有する監視装置と、
    中継が必要と判断された前記無線通信基地局装置のセル内に存在し、当該無線通信基地局装置に代わり、他の無線通信基地局装置と連携して、前記受信局に対して干渉を抑圧する信号を送信する無線通信端末装置と、
    を具備する無線通信システム。
  2. 前記無線通信端末装置は、待ち受け中である請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記無線通信端末装置は、自装置の移動速度が所定値よりも小さい請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記無線通信端末装置は、前記受信局との距離が近い請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記無線通信端末装置は、中継が必要と判断された前記無線通信基地局装置から下り回線の送信データ及びヌルウェイトを受信し、受信したヌルウェイトを受信した送信データに乗算して送信する請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 複数の無線通信基地局装置が連携して、他の無線通信システムの受信局に対して干渉を抑圧する無線通信方法であって、
    監視装置が前記複数の無線通信基地局装置及び前記受信局のチャネル推定値を算出するチャネル推定値算出工程と、
    前記監視装置が、算出された前記チャネル推定値に基づいて、前記受信局に干渉を与える無線通信基地局装置が1つでも存在し、かつ、他の無線通信基地局装置に比べて小さい干渉を与える無線通信基地局装置が存在する場合、当該無線通信基地局装置は無線通信端末装置による中継が必要と判断する比較工程と、
    中継が必要と判断された前記無線通信基地局装置のセル内に存在し、当該無線通信基地局装置に代わり、他の無線通信基地局装置と連携して、無線通信端末装置が前記受信局に対して干渉を抑圧する信号を送信する送信工程と、
    を具備する無線通信方法。
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