JP2011144823A - 自動変速機用制御モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

自動変速機用制御モジュールおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】極めて信頼性の高い絶縁手段を採用した自動変速機用制御モジュールおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】TCU2から突出する複数のターミナル6と配線ユニット3の表面に露出した複数のターミナル8とを接合した一体構成の制御モジュールにおいて、隣り合うターミナル8の間に、垂直に突起する壁14を設け、隣り合う壁14は接合されたターミナル6、8の長手方向の全域を包囲するように並列に形成され、その垂直方向の上端部と、長手方向の内外端部はいずれも開放されて、壁14の上端部は、ターミナル6の長手方向に折れ曲がった外形形状に沿って垂直方向および長手方向に所定の沿面距離だけ突出して形成され、かつ絶縁材が壁14の垂直方向の開放端から注入され、重力作用により壁間を一旦充満して後、動粘度に伴う流動の時間遅れをもって長手方向の両側から流出し、接合されたターミナル6、8の表面を所定の被膜厚さに被覆する。
【選択図】図2

Description

本発明は、制御回路と、この制御回路を外部に電気的に接続する配線部とを一体構成とした制御モジュールとその製造方法に関し、特に、自動車に搭載される自動変速機用の制御モジュールに適用して好適である。
〔従来の技術〕
従来の制御モジュールとしては、自動車の自動変速機のハウジング内に、制御モジュールを配置するものが知られている。ハウジング内には、作動油が貯留され、制御モジュールは作動油に曝される。作動油の中には、自動変速機から発生した摩耗粉や切削片などの導電性異物が含まれており、制御モジュールは、この導電性異物による短絡を防止する配慮が必要となる。
従来例として、例えば、特許文献1に開示される制御モジュールでは、制御回路部を外部に電気的に接続する配線部と組み合わせ、それぞれの端子同士を接合して接続し、この制御回路部および配線部をカバーおよびベースの間に収納している。そして、カバーおよびベースのそれぞれの外周側は互いに嵌合して気密を保持するとともに、内部には突部を設けてカバーおよびベースと接触させ、接触部を溶着して密閉した空間領域を構成している。
この空間領域に制御回路部およびそれぞれの端子同士の接合部を位置させて、この空間領域に作動油が浸入するのを二重に防止することで導電性異物に対する絶縁性を保持している。
〔従来技術の不具合〕
しかしながら、シール性が不十分であったり、また、何らかの原因でシール性に欠陥が生じたときに、作動油が浸入し、露出したままの制御回路部の端子および接合部などの部位間が導電性異物により短絡する恐れがあり、絶縁の信頼性に不満がある。
米国特許出願公開第2007/0051596号明細書
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、極めて信頼性の高い絶縁手段を採用した自動変速機用制御モジュールおよびその製造方法を提供することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の手段によれば、自動変速機の内部に搭載される自動変速機用制御モジュールであって、制御回路を内蔵する制御回路部と、制御回路部から突出する複数の回路側端子と、内部に複数の導体がモールドされて配線される配線部と、配線部の表面に露出する複数の配線側端子とを備え、回路側端子と配線側端子とが電気的に導通するように接合され、接合された回路側端子と配線側端子の全ての表面が、気中に露出しないように絶縁材で被覆されることを特徴としている。
これにより、接合された回路側端子と配線側端子の全ての表面が、絶縁材により被覆されるので、作動油中の導電性異物の摩耗粉堆積による短絡やヒゲバリ状の異物による偶発的なブリッジ短絡を完全に防止することができ、絶縁の信頼性を極めて高くすることができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の手段によれば、配線部には、複数の配線側端子の隣り合う配線側端子の間に、配線側端子の長手方向に沿って延び、垂直に突起する壁がそれぞれ設けられることを特徴としている。
これにより、壁が隣り合う配線側端子間の空間距離を遮断した絶縁壁として作用できる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載の手段によれば、壁の垂直方向および長手方向の端部は、回路側端子の長手方向に折れ曲がった外形形状に沿って、垂直方向および長手方向に所定の距離だけ突出して形成されていることを特徴としている。
これにより、壁の垂直方向の高さは、回路側端子の長手方向に折れ曲がった外形形状と垂直方向および長手方向に所定の沿面距離を確保することができ、実際の自動変速機の作動油に含まれる可能性のある最大級の導電性異物に対しても、垂直方向を乗越える、または長手方向(水平方向)に回り込む偶発的なブリッジ短絡の防止が可能となる。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載の手段によれば、自動変速機用制御モジュールを製造する製造方法において、隣り合う壁同士の間に形成される溝に、絶縁材を滴下するとともに、滴下した絶縁材を、壁の長手方向に関して、制御回路部側と反制御回路部側の両側へ流動させ、接合された回路側端子と配線側端子の表面を被覆することを特徴としている。
この方法によれば、絶縁材を滴下するのみで、絶縁材は、重力作用にて各端子表面上に広がり、かつ裏面へ回り込んで壁間に流動する。そして、流動した絶縁材は動粘度を有しているので長手方向の両端から流出するのに遅れ時間が生じ、壁間に充満するように溜まった後、徐々に流出する。これにより、各端子の裏面にも絶縁材を付着させ全表面を容易に被覆できる。よって、この方法での絶縁作業は、簡単かつ低コストに実施できる。
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載の手段によれば、自動変速機用制御モジュールの製造方法において、それぞれの壁と回路側端子との間隙が、0.3〜2.0mmの範囲であり、かつ、絶縁材の動粘度が、10〜1000cStの範囲であることを特徴としている。
絶縁材を垂直方向に滴下して長手(水平)方向に流出させる被覆方法では、滴下して各端子と各壁との間隙を通過して裏面へ回り込む通過量と、回り込んで裏面に流動し、壁間に充満するように溜まった後、長手方向の両端より流出する流出量とのバランスが各端子の裏面にも絶縁材を付着させ全表面を良好に被覆するためのポイントとなる。つまり、絶縁材の動粘度に基づく流動のしにくさ、し易さ、即ち、流動の時間遅れの大きさが影響し、これが大きいと流出タイミングが遅れ、絶縁材は一旦充満し易くなり、逆に、小さいと素通りして、充満しにくくなる。また、間隙の大きさは、絶縁材が間隙を通過する通過量にも影響し、結局、間隙の大きさと絶縁材の動粘度の大きさは、良好な被覆を得るための必要条件となる。
従って、請求項5の手段となる隙間および動粘度の数値範囲であれば、結果として、上記の通過量と流出量とのバランスがとれて、壁間に充満するように溜まった後、長手方向の両端より流出する被覆方法が採用できる。これにより、各端子の裏面にも絶縁材を付着させ全表面の良好な被覆が可能となる。
〔請求項6の手段〕
請求項6に記載の手段によれば、自動変速機用制御モジュールの製造方法において、隣り合う壁の長手方向の制御回路部側へのリブの付設によって、絶縁材の制御回路部側への流動を抑制することを特徴としている。
これにより、長手方向の制御回路部側への絶縁材の流出量が抑えられ、壁間での絶縁材の充満をし易くするとともに、絶縁材の長手方向の反制御回路部側への流出を促進して、各端子の裏面や、各端子の裏面に構成される絶縁材の回り込みが困難なギャップであっても被覆を確実に実施できる。また、絶縁材の所定位置での滴下により長手方向の反制御回路部側への流動を促進できるので、絶縁材の滴下位置を長手方向に移動させなくて済み、絶縁作業がより簡単となる。
〔請求項7の手段〕
請求項7に記載の手段によれば、隣り合う壁の長手方向の制御回路部側と反制御回路部側の両側へのリブの付設によって、絶縁材の制御回路部側と反制御回路部側の両側への流動を抑制することを特徴としている。
これにより、長手方向の制御回路部側と反制御回路部側の両側への絶縁材の流出量が抑えられるので、例えば、間隙と絶縁材の動粘度の大きさが所定の範囲を外れた場合であっても壁間での絶縁材の充満をし易くするとともに、流出後において絶縁材がリブ高さまで滞留させることができる。この結果、各端子の裏面に構成される絶縁材の回り込みが困難なギャップであっても被覆を確実に実施できる。また、リブ高さやリブ形状を変えることにより所望の被膜厚さを簡単に調整することができる。
制御モジュールの構成を示し、(a)は分解斜視図であり、(b)は全体斜視図である(実施例1)。 (a)は図1のA部詳細斜視図であり、(b)は(a)のB−B断面図であり、(c)は(b)のC−C断面である(実施例1)。 制御モジュールのターミナル接合部の絶縁材の被覆状態を示し、(a)は長手方向の縦断面図であり、(b)は(a)のI−I横断面図であり、(c)は(a)のII−II横断面図であり、(d)は(a)のIII−III横断面図であり、(e)は(a)のIV−IV横断面図である(実施例1)。 絶縁壁の端部にリブを付設した制御モジュールのターミナル接合部の絶縁材の被覆状態を示し、(a)は長手方向の縦断面図であり、(b)は(a)のI−I横断面図であり、(c)は(a)のII−II横断面図であり、(d)は(a)のIII−III横断面図であり、(e)は(a)のIV−IV横断面図である(実施例1の変形例1)。 絶縁壁の端部に他のリブを付設した制御モジュールのターミナル接合部の絶縁材の被覆状態を示し、(a)は長手方向の縦断面図であり、(b)は(a)のI−I横断面図であり、(c)は(a)のII−II横断面図であり、(d)は(a)のIII−III横断面図であり、(e)は(a)のIV−IV横断面図である(実施例1の変形例2)。
この発明の最良の実施形態を、図に示す実施例1とともに説明する。
〔実施例1の構成〕
本発明の実施例1による制御モジュールの構成について説明する。なお、以下の説明では、制御モジュールは、自動変速機の中に組み込まれ、自動変速機の制御を行うものを例にして説明する。
まず、図1、2を用いて、本実施例による制御モジュールの全体構成について説明する。制御モジュール1は、変速機制御ユニット(TCU)2と、配線ユニット3とから構成されている。
TCU2は、CPUと、ROMやRAMなどのメモリと、入出力部(I/O)などが収納された矩形平板状の制御回路部であり、樹脂で封止されている。TCU2のケース5の側面には、外部から信号が入力し、また外部に信号を出力するための導電端子であるターミナル6が複数設けられている。ケース5とターミナル6の間はシールされており、ケース内部には作動油等が浸入しない構造となっている。
また、ケース5から突出したターミナル6は、図2(b)に示すように、その長手方向に根元部6c、ベント部6b、およびターミナル部6aを形成している。そして、ベント部6bは、根元部6cとターミナル部6aとの略中央を傾斜状に折り曲げて形成され、外力または熱による変形が生じても応力緩和を図り、ターミナル6が破損(断線)することを防止している。
配線ユニット3は、複数のバスバー7と、複数の接合端子台9と、センサ接続端子部10と、コネクタ結合端子部12とから構成される矩形平板状の構造部材である。バスバー7は、平角線状の導通部材である。複数のバスバー7は、互いに離間して絶縁を保持するように樹脂材料によりインサートモールドされる。複数のバスバー7のモールド内の配線引き回しは任意であり、バスバー7同士の干渉回避や最短距離の確保のため、二次元もしくは三次元に配置されるが、詳細な引き回し形状の図示は省略する。
複数のバスバー7の一端側がそれぞれの接合端子台9の表面にそれぞれ導通部を露出してターミナル8を構成する。また、複数のバスバー7の他端側は、コネクタ結合端子部12またはセンサ接続端子部10にそれぞれ分かれて接続している。
従って、各接合端子台9とコネクタ結合端子部12およびセンサ接続端子部10とは、樹脂モールドにより一体的に内部配線がなされた各バスバー7によって独立した電気的導通がなされるものである。
そして、TCU2と配線ユニット3とを組み合わせ、TCU2のターミナル6と配線ユニット3の接合端子台9に露出したターミナル8とを、例えば、レーザ溶接等で接合し、電気的に導通することによって、TCU2と配線ユニット3とを一体構成とした制御モジュール1が得られる。
以上のように、制御モジュール1は、単に、TCU2と配線ユニット3とを組み合わせ、各ターミナル6、8同士を接合するという簡単な方法で製造でき、配線ユニット3は予め内部配線されているため、新たな配線作業や絶縁処理が一切不要であり、単に、コネクタの挿着により外部と制御信号の入出力が良好に実行できるものである。
次に、本実施例で採用する接合端子台9の詳細について以下に説明する。図2に示すように、各バスバー7は、例えば、厚さ0.5mmの銅製薄板をプレスで幅1mm程度の線状に打ち抜いて形成される。各バスバー7は、その全域が樹脂によりインサートモールドされ、その一端が樹脂モールドの表面に露出してターミナル8を形成する。
ターミナル8はその長手方向に段差を有して高低2段に折れ曲がっている。高段は接合相手のターミナル6のターミナル部6aと接合するターミナル部8aと、低段は高段のターミナル部8aを高い剛性を有して保持するためのターミナル食い込み部8b、8cとを形成している。従って、ターミナル部6aとターミナル8aとを接合するとき、ターミナル部8aはターミナル部6aと面接触できるが、ターミナル食い込み部8b、8cとターミナル部6aとは、段差分のギャップが形成されることとなる。
なお、ターミナル食い込み部8cの長手方向の長さは、ターミナル部8aの所定の剛性が保持されて、ターミナル部8aの浮き上がりやハネを防止する最小限のものであればよく、ターミナル食い込み部8cとターミナル部6aとは、長手方向の長さが一致して端子エンドを構成している。また、ターミナル6とターミナル8の各幅は略同等に形成され、少なくともターミナル6の幅がターミナル8の幅よりも大きくならないように設定される。
また、接合端子台9には、複数の壁14が並列に配置されている。各壁14は、隣り合うターミナル8の間に長手方向に沿って延び、ターミナル8が露出するモールド表面(以下、基端面という)に垂直に所定の高さだけ突起している。つまり、ターミナル8が隣り合う壁14間の略中心に位置するように配置され、ターミナル8の両側との間に所定の間隙d(図2(c)参照)を形成している。そして、隣り合う壁14の垂直方向の端部が開放した状態で構成されている。以下、この隣り合う壁14の垂直方向に開放した端部を垂直方向の解放端と呼称する。
また、各壁14の長手方向のTCU2側を内端部とし、反TCU側を外端部としたとき、各壁14の内端部は、図2(b)に示すように、ターミナル6の根元部6cの近傍まで延在し、ケース5との干渉を避けるよう僅かの隙間を残して配置される。外端部は、ターミナル8のターミナル食い込み部8cの少なくとも端子エンドまで延在し、好ましくは端子エンドから所定の距離だけ突出して形成されている。そして、隣り合う壁14の長手方向の内端部および外端部はともに全域開放した状態で構成されている。以下、この隣り合う壁14の長手方向の内端部および外端部で開放した端面を長手方向の解放端と呼称する。
これにより、接合されたターミナル6とターミナル8の周囲を、隣り合う壁14の両内面と基端面との三面(以下、単に、各壁14の三面という)で包囲し、垂直方向と長手方向の各端部が解放した溝構造が形成でき、各壁14は絶縁壁として作用させることが可能となる。
また、各壁14の垂直方向の端部までの高さを、絶縁壁として作用させるための必要最小限の沿面距離が得られるように、折れ曲がりを有するターミナル6の外形形状に沿って所定の距離だけ突出させている。
つまり、図2(b)に示すように、各壁14の長手方向の所定の位置から、段差形状に切り欠かれて所定の高さが形成されている。この壁14の段差形状は、ターミナル6とターミナル8とを接合した際に、ターミナル接合部4からの各壁14の垂直方向の端部との距離、ならびにターミナル6のベント部6bと長手方向の端部との距離が所定値以上となるように切り欠かれたものである。
絶縁壁の高さを大きくすることによって、大きな沿面距離が確保できるが、これとともに各壁14が大型化して、他部品と干渉したり、接合端子台9のコンパクト化を損なうこととなる。よって、絶縁壁として作用する各壁14において、段差形状の切り欠きが、絶縁壁の小型化、コンパクト化を狙いとしながら、ターミナル6やターミナル8ならびにターミナル接合部4までの沿面距離を必要最小限に確保したものとなり、良好な絶縁性を得ることができるものである。
これにより、ターミナル6やターミナル8ならびにターミナル接合部4が露出したままでも、壁14の垂直方向を乗越える「ヒゲバリ異物」の侵入も、壁14の水平方向(長手方向)を回り込む「ヒゲバリ異物」の侵入などいわゆる偶発的なブリッジ短絡が構造的に防止できる。
本実施例では、上述するように、各壁14の三面により接合されたターミナル6とターミナル8を包囲して、各壁14を絶縁壁として作用させている。そして、各壁14の垂直方向の突出高さをターミナル6の外形形状に沿って切り欠き、所定の沿面距離を確保している。これにより、偶発的なブリッジ短絡を構造的に防止している。
本実施例では、さらに、接合されたターミナル6とターミナル8の露出表面を絶縁材で全面被覆することを特徴としている。これにより、ターミナル6の根元部6cの各壁14の三面により包囲できなかった僅かな露出領域での偶発的なブリッジ短絡を完全に防止するものである。以下に、絶縁材の被覆方法を図3に基づいて説明する。
本実施例では、図3(a)に示すように、垂直方向の開放端を上方側に向けて配置し、適度な動粘度を有する粘液状の絶縁材が図示しない注入ノズルを介して、上方から、各壁14の三面で包囲された接合されたターミナル6とターミナル8の上に、滴下、注入される。
絶縁材の滴下は、まずターミナル6の根元部6c近傍(図示I−I断面)から注入され、必要に応じて注入口を長手方向に移動しながら所定量の絶縁材が注入される。そして、1列目の滴下が終了すれば、つづいて隣りの2列目に移行し滴下を開始する。そして、これを順次繰り返して完了する。なお、絶縁材の滴下、注入は上記のシリーズ式注入法であっても、複数の注入ノズルによるパラレル式注入法であってもよく、どちらも重力作用を利用するので簡単かつ良好に注入できる。また、各壁14は、絶縁材の注入の案内壁としても作用している。
図3(b)左図に示すように、図示のI−I断面近傍では、絶縁材は壁14の垂直方向の突出高さが高いことにより、比較的多量に注入される。注入された絶縁材はターミナル6の表面を広がって流動し、一部は長手方向に、一部は壁方向に向かい壁14との間隙を通過してターミナル6の裏面に回り込む。回り込んだ絶縁材は基端面にまで達し、続いて注入される絶縁材によって基端面に積み上がって、動粘度に伴う流動の時間遅れによって、一旦は基端面と裏面との間に絶縁材が充満することとなる。これにより、ターミナル6の裏面もしくはギャップであっても、絶縁材の付着は十分になされる。
そして、充満した時点で注入が終了すると、適度な注入量によって両壁14内に一旦充満した絶縁材は、この充満過程と並行して生じる両壁14の長手方向の内端部の開放端からの流出過程によって、図示矢印Pのように流出する。この流出過程は充満過程と同時に進行するのでなく絶縁材の動粘度に伴う流動の時間遅れをもって進行するものである。そして、暫時して、余剰の絶縁材は流出し、ターミナル6の裏面を含む全表面に必要な所定の被膜厚さの絶縁材が付着して被覆が成形される(図3(b)右図参照)。
ここで、絶縁材の動粘度とは、どの程度固体表面から流れ落ちにくいかを示す指標であり、これが小さいと絶縁材がすぐに落ち、よって被膜厚さが維持できず、逆に、大きいと絶縁材がなかなか落ちず、よって被膜厚さは維持できるが裏面への回り込みが不良となるものである。また、絶縁材の動粘度の違いは、所定の間隙を通過するときの通り易さ、通りにくさに影響を及ぼす。本実施例のようにターミナル6、8と壁14との間隙dでの通過は、間隙dが小さく、動粘度が大きいと絶縁材がターミナル6の下方に流動しにくく、時間がかかることを示すものである。
このように、絶縁材の動粘度は、被膜厚さや間隙の通過量(回り込み量)や流動遅れ時間等の特性値に影響を及ぼすものである。従って、本実施例で採用する絶縁材の好適な動粘度は、これらの目標特性値を得るための発明者らによる予備実験によって決められている。発明者らは実験結果を「実験計画手法」に基づく解析により、選定している。
絶縁材の動粘度は、絶縁作業の環境温度または使用する絶縁材温度で変わるものであるが、常温条件換算にて、絶縁材の適正な動粘度範囲を、各ターミナル6、8と各壁14との間隙dが0.3〜2.0mmの範囲であれば、10〜1000cStの範囲が良好であることを導き出している。そして、その間隙dおよび動粘度のそれぞれ最小値ならびに最大値の組合せでの試作により、許容範囲内の特性をもつ絶縁被覆が得られることを確認している。従って、上記の条件下であれば、被膜厚さや通過量(回り込み量)や流動の時間遅れが同時成立して良好な被覆が実現できるものである。
次に、必要に応じて長手方向に移動しながら所定量の絶縁材が注入される場合は、図示のII−II断面近傍までは壁14の垂直方向の突出高さが高いことにより、上記する図示のI−I断面近傍と同様の滴下と流出の各過程が実行される。従って、ターミナル6の裏面に、一旦充満する絶縁材は、ターミナル6とターミナル8との間にギャップが存在しても、そのギャップ内に回り込んで被覆することが可能となる。
つづいて、図示のIII−III断面近傍では、壁14の垂直方向の突出高さは切り欠きにより低く形成されていることとターミナル接合部4であることから裏面への絶縁材の回り込みは必要がなく、よって図示のI−I断面近傍の滴下時の絶縁材もしくは図示のII−II断面近傍の滴下時の長手方向に流れ込む絶縁材の供給もあって、注入は不要となるか、あっても比較的少量の滴下で十分である。表面に滴下して広がった余剰の絶縁材は、重力作用によって水平方向、即ち、図示のIV−IV断面近傍へ流出し、後述するIV−IV断面近傍に滴下した絶縁材とともに、壁14の長手方向の外端部の開放端から適度な動粘度に基づく流動の時間遅れを伴って図示矢印Qのように流出する。
つづいて、図示のIV−IV断面近傍では、壁14の突出高さは低く、ターミナル6とターミナル8とはギャップを有して配設されるので、このギャップに絶縁材の回り込みが可能なように比較的多量の絶縁材を、少なくともギャップ位置の水準高さまでは一旦充満する量の絶縁材の滴下、注入がなされる。そして、このIV−IV断面近傍においても、図示のI−I断面近傍と同様の滴下と流出の各過程が生じ、壁14の長手方向の外端部の開放端から適度な動粘度に基づく流動の時間遅れを伴って絶縁材は図示矢印Qのように流出する。
以上のように、絶縁材による被覆方法を、ターミナル8と接合された折れ曲がりを有するターミナル6との長手方向の外形形状に沿って、特徴的な4つの断面位置で注入する注入口を必要に応じて長手方向に移動する要領の場合について説明した。しかし、上述したように、好適な絶縁材の動粘度範囲であれば、特定の位置、例えば、I−I断面近傍の1箇所のみからの適量な注入のみで、垂直方向ならびに長手方向の流動が実施でき、絶縁材の動粘度に伴う流動の時間遅れが、壁14の高さの高い領域での充満と、壁14の高さの低い領域での水平方向の流動を好適なタイミングで実施することが容易となる。従って、この場合は、さらに、絶縁被覆作業が、簡単かつ迅速に実施できる。
これにより、接合されたターミナル6とターミナル8の露出した表面は全て所定の被膜厚さで被覆される。そして、例えば、熱硬化性の絶縁材であれば、所定の温度で所定の時間の熱硬化処理により、図3に二点鎖線で示すように、所定の被膜厚さの均一で強固な絶縁被覆が得られる。
〔実施例1の効果〕
これにより、接合されたターミナル6およびターミナル8の露出表面が、全て絶縁被覆されるので、作動油中に導電性異物が含まれていても異物の経時的な堆積による短絡やヒゲバリ状異物によるブリッジ短絡を物理的に、かつ完全に防止することができる。
また、接合されたターミナル6およびターミナル8を三面で包囲する壁14の垂直方向ならびに長手方向の形状を、ターミナル6の長手方向に折れ曲がる外形形状に沿って所定の距離だけ突出させて沿面距離を確保したので、絶縁壁として作用でき、仮に、絶縁被覆が不十分であったり破損が生じてしまっても、たとえ大きさが最大級のものであっても、導電性異物によるブリッジ短絡を構造的に回避することが可能となる。
従って、物理的な絶縁被覆と構造的な沿面距離確保によって、極めて信頼性の高い制御モジュールが得られる。
また、被覆方法として、粘液状の絶縁材を滴下するのみで、絶縁材は、重力作用にて各端子表面上を広がり、かつ裏面へ回り込んで壁間に充満し、そして動粘度による流動の時間遅れを伴って、余剰の絶縁材が長手方向の各開放端から流出し、各ターミナル表面を所定の被膜厚さにて均一に被覆するので、絶縁作業が、簡単かつ低コストに実施できる。
〔変形例1〕
実施例1で採用した接合端子台9の各壁14は、それぞれ長手方向に並列し、長手方向の内外端部と垂直方向の上端部は一様に開放された開放端を形成し、垂直方向の上方開放端は絶縁材を滴下、注入する注入口とし、長手方向の両開放端は余剰絶縁材が流出する流出口として利用している。これと異なって、本変形例では、長手方向の両開放端の内の一方の内端部の開放端に、リブを付設した構成を採用している。
図4に示すように、リブ16は、その横断面が台形状となる形状に形成されており、あたかもターミナル6の根元部6cおよびベント部6bの外形に沿った形状であり、外形と所定の間隙を一様に形成して付設されている。この間隙の大きさは任意に設定可能であるが、通常は、上方から滴下した絶縁材がターミナル6と各壁14との間隙を通過してターミナル6の裏面に容易に回り込むような間隙に決められる。
従って、実施例1と同様に、まず図示I−I断面近傍から絶縁材が注入される。I−I断面近傍では、絶縁材は壁14の垂直方向の突出高さが高いものの台形状のリブ16によって高さ方向に底上げされるため、実質の絶縁材の注入量が少なくて一時的に充満過程が実行される。そして、流動の時間遅れを伴って流出過程が実行されるが、本変形例では、一時的な充満量が少ないことから、長手方向の内端部からの余剰の絶縁材の流出が少なくなる。
そして、実際には、長手方向に広がる絶縁材とともに、一時的に充満される絶縁材が、台形状のリブ16の斜面によって、長手方向の外端部の開放端へ向かう流動を促進して、内端部からの流出を一層減少させることとなる。つまり、台形状のリブ16によって、内端部からの余剰の絶縁材の流出量を減少させ、この減少分の絶縁材を外端部からの流出分に回すことができるので、実施例1で説明した必要に応じて実施する注入ノズルの長手方向の移動および注入が必要なくなる可能性がある。これにより、絶縁被覆の被膜厚さや強固さを損なうことなく、絶縁材の注入がより簡単に短時間で済み、また、余剰絶縁材として使用しなかった絶縁材廃棄量も減少できる。
〔変形例2〕
変形例1で採用したリブ16は、各壁14の長手方向の内端部にのみ付設したことを特徴としている。これと異なって、本変形例は、リブ17を各壁14の長手方向の内端部および外端部に付設した構成を採用している。
図5に示すように、リブ17は、その横断面が矩形状に形成されており、リブ高さが少なくともターミナル8のターミナル部8a以上で、多くても壁14の垂直方向の切り欠き端またはターミナル6の根元部6c以下である。
従って、実施例1と同様に、まず図示I−I断面近傍から絶縁材が注入される。I−I断面近傍では、絶縁材は壁14の垂直方向の突出高さが高いことにより、壁14内を一時的に充満するように注入される。充満するための実質の絶縁材の注入量は、変形例1と比べて、底上げがない分増加するが、流出過程では所定の高さのリブ17によって余剰の絶縁材の流出量が制限されることとなる。つまり、リブ17の高さに相当する絶縁材が滞留して、余剰の絶縁材は、長手方向の外端部のリブ17によって部分的に開放された開放端から流出する。このとき、この滞留した絶縁材は、少なくともターミナル8のターミナル部8aの全表面を被覆して、ターミナル6とターミナル8との間に形成されるギャップにおいても表面が被覆される。
従って、本変形例の構成と方法によれば、実施例1のように絶縁材を上方から滴下させ、各壁14間に一旦充満させて各ターミナル6、8の裏面や各ターミナル6、8間のギャップを良好に絶縁被覆することができないような場合、例えば間隙dと動粘度の選定が好適範囲でなくなっても、滴下方向に対し裏面位置関係となる各ターミナル6、8の間に形成されるギャップも絶縁材の付着が確保され、ギャップの表面の完全被覆が良好に実施できる。また、リブ高さやリブ形状を変えることにより所望の被膜厚さを簡単に調整することができる。
1 制御モジュール
2 変速機制御ユニット(TCU、制御回路部)
3 配線ユニット(配線部)
4 ターミナル接合部
6 ターミナル(回路側端子)
8 ターミナル(配線側端子)
14 壁
16、17 リブ
d 間隙

Claims (7)

  1. 自動変速機の内部に搭載される自動変速機用制御モジュールであって、
    制御回路を内蔵する制御回路部と、
    前記制御回路部から突出する複数の回路側端子と、
    内部に複数の導体がモールドされて配線される配線部と、
    前記配線部の表面に露出する複数の配線側端子とを備え、
    前記回路側端子と前記配線側端子とが電気的に導通するように接合され、
    接合された前記回路側端子と前記配線側端子の全ての表面が、気中に露出しないように絶縁材で被覆されることを特徴とする自動変速機用制御モジュール。
  2. 請求項1に記載の自動変速機用制御モジュールにおいて、
    前記配線部には、前記複数の配線側端子の隣り合う前記配線側端子の間に、前記配線側端子の長手方向に沿って延び、垂直に突起する壁がそれぞれ設けられることを特徴とする自動変速機用制御モジュール。
  3. 請求項2に記載の自動変速機用制御モジュールにおいて、
    前記壁の垂直方向および長手方向の端部は、前記回路側端子の長手方向に折れ曲がった外形形状に沿って、垂直方向および長手方向に所定の距離だけ突出して形成されていることを特徴とする自動変速機用制御モジュール。
  4. 請求項2または請求項3に記載の自動変速機用制御モジュールを製造する製造方法において、
    隣り合う前記壁同士の間に形成される溝に、絶縁材を滴下するとともに、
    滴下した前記絶縁材を、前記壁の長手方向に関して、制御回路部側と反制御回路部側の両側へ流動させ、前記接合された回路側端子と配線側端子の表面を被覆することを特徴とする自動変速機用制御モジュールの製造方法。
  5. 請求項4に記載の自動変速機用制御モジュールの製造方法において、
    それぞれの前記壁と前記回路側端子との間隙が、0.3〜2.0mmの範囲であり、
    かつ、前記絶縁材の動粘度が、10〜1000cStの範囲であることを特徴とする自動変速機用制御モジュールの製造方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載の自動変速機用制御モジュールの製造方法において、
    隣り合う前記壁の長手方向の前記制御回路部側へのリブの付設によって、
    前記絶縁材の前記制御回路部側への流動を抑制することを特徴とする自動変速機用制御モジュールの製造方法。
  7. 請求項4または請求項5に記載の自動変速機用制御モジュールの製造方法において、
    隣り合う前記壁の長手方向の前記制御回路部側と前記反制御回路部側の両側へのリブの付設によって、前記絶縁材の前記制御回路部側と前記反制御回路部側の両側への流動を抑制することを特徴とする自動変速機用制御モジュールの製造方法。
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