JP2011144750A - Internal combustion engine with supercharger - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、内燃機関に関し、特に過給機を備える内燃機関に関する。 The present invention relates to an internal combustion engine, and more particularly to an internal combustion engine including a supercharger.
従来、出力の向上、実用回転域でのトルクの向上、あるいは燃費の向上等を目的として、過給機を備える内燃機関が公知である。
特許文献1には、過給機のコンプレッサに対し補助燃料を散布する補助燃料供給装置を備えたディーゼルエンジンが開示されている。この過給機付き内燃機関では、回転するコンプレッサの羽根により補助燃料を粉砕気化させて内燃機関の燃焼室に供給する。これにより、膨張行程での燃焼時間の短縮、高負荷時の排ガスの清浄化および出力向上を図っている。
Conventionally, an internal combustion engine equipped with a supercharger has been known for the purpose of improving output, improving torque in a practical rotation range, or improving fuel efficiency.
一方、特許文献2には、過給機のコンプレッサに対し燃料を噴射する1つの燃料噴射弁を備えたガソリンエンジンが開示されている。この過給機付き内燃機関では、回転するコンプレッサの羽根により燃料噴霧と吸気との混合気を攪拌し、均質かつ等量の混合気をコンプレッサ下流の複数の燃焼室に分配している。この構成により、低コストで製造可能なSPI(シングルポートインジェクション)方式の内燃機関において、各燃焼室への燃料の分配性の向上を図っている。
On the other hand,
上述の特許文献1および特許文献2の過給機付き内燃機関では、いずれも、燃料が気化しにくい低温かつ低負荷の条件では、コンプレッサに対し散布または噴射した燃料がコンプレッサの軸部分に付着すると、燃料が液滴になることがある。この場合、十分に気化していない燃料が燃焼室に供給されるおそれがある。また、これらの過給機付き内燃機関では、例えばエンジン停止前の低負荷の条件のときにも燃料を散布または噴射するため、エンジン停止時、燃焼室に多くの未燃焼の燃料が残ったり、多くのエバポガスが排出されたりするおそれがある。
In the internal combustion engine with a supercharger described in
また、特許文献1の過給機付き内燃機関では、補助燃料供給装置の燃料噴出孔が吸気管の内側、すなわち吸気通路に大きく突出している(図1〜3参照)。さらに、特許文献2の過給機付き内燃機関では、吸気通路のうち、コンプレッサによる圧縮過程の吸気が通過する部分に、燃料噴射弁からの燃料を吸気通路に噴射するための開口が形成されている(第2図参照)。このような構成では、吸気に乱れや圧損が生じ、コンプレッサの効率の低下を招くおそれがある。
Moreover, in the internal combustion engine with a supercharger disclosed in
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンプレッサに対し噴射する燃料が気化し易く、かつ、コンプレッサの効率が高い過給機付き内燃機関を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to provide an internal combustion engine with a supercharger in which the fuel injected into the compressor is easily vaporized and the efficiency of the compressor is high. .
請求項1に記載の発明は、内燃機関と吸気管と過給機と第1燃料噴射装置と制御部とを備える。吸気管は、内燃機関の燃焼室に吸気を導く。過給機は、吸気管内に回転可能に設けられる軸部、および当該軸部の外周に設けられる羽根部からなるコンプレッサを有している。過給機は、コンプレッサを、軸部を中心として回転させることにより吸気の圧力を高めることが可能である。第1燃料噴射装置は、吸気の流れ方向においてコンプレッサの上流側の、コンプレッサから所定の距離離れた位置に設けられている。第1燃料噴射装置は、コンプレッサの軸部に向けてホローコーン状の燃料を噴射可能である。制御部は、第1燃料噴射装置からの燃料の噴射を制御する。
The invention described in
本発明では、コンプレッサから所定の距離離れた位置に設けられた第1燃料噴射装置からホローコーン状の燃料が噴射される。ホローコーン状の燃料噴霧の内部には、略円錐状の空間が形成される。そのため、コンプレッサの軸部に向けて噴射された燃料の大部分は、軸部に付着することなく、軸部外周の羽根部に付着する。回転するコンプレッサの羽根部に付着した燃料は、比較的容易に気化する。これにより、十分に気化した燃料を内燃機関の燃焼室に供給することができる。その結果、燃焼室内の燃料は良好に燃焼し、未燃焼の燃料が燃焼室内に残留することや外部に排出されることが抑制される。
また、本発明では、コンプレッサに付着した燃料の気化熱により圧縮過程の吸気が冷却される。これにより、コンプレッサによる圧縮に必要な仕事を低減することができる。したがって、コンプレッサの効率を向上することができる。
In the present invention, hollow cone fuel is injected from a first fuel injection device provided at a predetermined distance from the compressor. A substantially conical space is formed inside the hollow cone fuel spray. Therefore, most of the fuel injected toward the shaft portion of the compressor adheres to the blade portion on the outer periphery of the shaft portion without adhering to the shaft portion. The fuel adhering to the rotating compressor blades vaporizes relatively easily. As a result, sufficiently vaporized fuel can be supplied to the combustion chamber of the internal combustion engine. As a result, the fuel in the combustion chamber burns well, and unburned fuel is prevented from remaining in the combustion chamber and discharged to the outside.
In the present invention, the intake air in the compression process is cooled by the heat of vaporization of the fuel adhering to the compressor. Thereby, the work required for compression by the compressor can be reduced. Therefore, the efficiency of the compressor can be improved.
請求項2に記載の発明では、吸気管は、吸気の流れ方向においてコンプレッサの上流側に位置し管軸が軸部の回転軸と略平行の関係または略一致する関係となる第1直状部、当該第1直状部の管軸と相異なる方向の管軸をもつ第2直状部、および第1直状部と第2直状部とを接続する曲がり部を有している。本発明では、第1燃料噴射装置は、吸気管の曲がり部に設けられている。このような構成では、例えば略円柱状の第1燃料噴射装置の軸をコンプレッサの軸部の回転軸と略一致させて、第1燃料噴射装置を吸気管に設けるのが容易である。この第1燃料噴射装置として、軸と燃料の噴射方向とが略一致するものを用いれば、「噴射された燃料の大部分をコンプレッサの羽根部に付着させることが可能な」構成を容易に実現することができる。また、この場合、第1燃料噴射装置の先端(燃料噴射口の部分)を吸気管の内側に突出させることなく、第1燃料噴射装置を吸気管に設けることができる。これにより、吸気の乱れや圧損によるコンプレッサの効率の低下を抑制することができる。このように、本発明では、簡単な構成で、噴射した燃料の十分な気化、およびコンプレッサの効率の向上を達成することができる。
In the invention according to
第1燃料噴射装置からの燃料が所定の期間において間欠的に噴射される場合、圧縮過程の吸気の冷却効果は、所定の期間において間欠的、すなわち不連続なものとなる。この場合、所定の期間においてコンプレッサの効率が変動し、コンプレッサの回転が不安定になるおそれがある。そこで、請求項3に記載の発明では、制御部は、第1燃料噴射装置からの燃料が連続的に噴射されるよう制御する。これにより、圧縮過程の吸気の冷却効果を連続的(所定の期間において一定)にすることができる。したがって、コンプレッサの効率および回転を安定にすることができる。
When the fuel from the first fuel injection device is intermittently injected in a predetermined period, the cooling effect of the intake air during the compression process is intermittent, that is, discontinuous in the predetermined period. In this case, the efficiency of the compressor fluctuates during a predetermined period, and the rotation of the compressor may become unstable. Therefore, in the invention described in
請求項4に記載の発明では、制御部は、内燃機関の負荷状態に応じて第1燃料噴射装置から噴射する燃料の量を調節する。例えば制御部は、内燃機関の負荷状態が高負荷のときは第1燃料噴射装置から噴射する燃料の量を増大させ、内燃機関の負荷状態が低負荷のときは第1燃料噴射装置から噴射する燃料の量を減少させる。これにより、圧縮過程の吸気の温度が上昇する高負荷のときは冷却効果を増大させることができるとともに、圧縮過程の吸気の温度が低い低負荷のときには第1燃料噴射装置から噴射する燃料を節約することができる。その結果、第1燃料噴射装置から噴射する燃料によって吸気を効果的に冷却することができる。 In the invention according to claim 4, the control unit adjusts the amount of fuel injected from the first fuel injection device in accordance with the load state of the internal combustion engine. For example, the control unit increases the amount of fuel injected from the first fuel injection device when the load state of the internal combustion engine is high, and injects from the first fuel injection device when the load state of the internal combustion engine is low. Reduce the amount of fuel. As a result, the cooling effect can be increased when the intake air temperature during the compression process increases, and the fuel injected from the first fuel injection device can be saved when the intake air temperature during the compression process is low and the load is low. can do. As a result, the intake air can be effectively cooled by the fuel injected from the first fuel injection device.
請求項5に記載の発明は、吸気の流れ方向においてコンプレッサの下流側に設けられ、制御部によって燃料の噴射が制御される第2燃料噴射装置をさらに備える。制御部は、燃焼室に供給される燃料として、第2燃料噴射装置から噴射される燃料が主の燃料となるよう、第1燃料噴射装置から噴射される燃料が補助的な燃料となるよう、燃料の噴射を制御しつつ、内燃機関の負荷状態が所定の状態のとき、第1燃料噴射装置からの燃料の噴射を停止する。本発明では、第2燃料噴射装置から噴射される燃料により内燃機関の回転が継続されるため、第1燃料噴射装置からの燃料の噴射を停止することが可能である。そのため、例えば制御部が、内燃機関の負荷状態が低負荷のときには第1燃料噴射装置からの燃料の噴射を停止する、すなわち噴射する燃料の量をゼロにするよう制御する構成とした場合、第1燃料噴射装置から噴射する燃料、および当該噴射に係るエネルギーを節約することができる。さらに、この場合、内燃機関の負荷状態が低負荷となった直後に内燃機関が停止しても、燃焼室に未燃焼の燃料が残ったり、エバポガスが排出されたりするのを抑制することができる。
The invention according to
請求項6に記載の発明は、内燃機関の回転数を検出可能な回転数検出手段と、吸気管を流れる吸気の量を検出可能な吸気量検出手段と、吸気の流れ方向においてコンプレッサの下流側の吸気の圧力を検出可能な過給圧検出手段と、をさらに備える。制御部は、回転数検出手段、吸気量検出手段、および過給圧検出手段により検出された値のうち、少なくとも1つの値に基づいて内燃機関の負荷状態を判定する。これにより、内燃機関の負荷状態を精度よく判定することができ、結果、コンプレッサの効率を効果的に向上することができる。 According to a sixth aspect of the present invention, there is provided a rotation speed detection means capable of detecting the rotation speed of the internal combustion engine, an intake air amount detection means capable of detecting the amount of intake air flowing through the intake pipe, and a downstream side of the compressor in the intake air flow direction. And a supercharging pressure detecting means capable of detecting the pressure of the intake air. The control unit determines the load state of the internal combustion engine based on at least one value among the values detected by the rotation speed detection means, the intake air amount detection means, and the boost pressure detection means. Thereby, the load state of the internal combustion engine can be accurately determined, and as a result, the efficiency of the compressor can be effectively improved.
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態による過給機付き内燃機関を適用したガソリンエンジンシステムをを図1に示す。ガソリンエンジンシステム10は、車両に搭載されている。ガソリンエンジンシステム10の過給機付き内燃機関1は、内燃機関(以下、「エンジン」という)2、吸気管3、過給機4、第1燃料噴射装置としてのインジェクタ5、および電子制御装置(以下、「ECU」という)6などを備えている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(One embodiment)
A gasoline engine system to which an internal combustion engine with a supercharger according to an embodiment of the present invention is applied is shown in FIG. The
エンジン2は、略円筒状のシリンダ21を複数有し、当該シリンダ21の内側にピストン22を収容している。ピストン22は、シリンダ21の内側に軸方向へ往復移動可能に設けられ、シリンダ21の内壁との間に燃焼室23を形成している。エンジン2には、第2燃料噴射装置としてのインジェクタ7、および点火プラグ8が設けられている。
The
インジェクタ7および点火プラグ8は、先端が燃焼室23に突出するようにして設けられている。インジェクタ7には、図示しない燃料タンクから燃料としてのガソリンが供給される。インジェクタ7は、先端の燃料噴射口71から燃焼室23に燃料を噴射する。点火プラグ8は、先端部分に放電による火花を生じさせる。これにより、燃焼室23内の燃料が燃焼する。
The
吸気管3は、エンジン2に接続している。また、エンジン2には、排気管9が接続している。吸気管3は、エンジン2に空気を導入する。排気管9は、エンジン2から排出される排気を外部へ導く。吸気管3は、一方の端部が吸気口31を形成し、他方の端部がエンジン2に接続している。吸気管3は、内側に、吸気口31とエンジン2の燃焼室23とを接続する吸気通路32を形成している。吸気管3は、他方の端部が分岐し、それぞれが各燃焼室23に接続している。吸気口31から吸入された空気(吸気)は、吸気通路32を通じてエンジン2の各燃焼室23へ導かれる。
The
吸気管3には、吸気口31側から順にエアクリーナ33、インジェクタ5、過給機4、インタークーラ34、およびスロットル35等が設けられている。以下、吸気通路32の吸気の流れは、吸気口31側を上流とし、燃焼室23側を下流とする。エンジン2には、吸気通路32と燃焼室23との間を開閉する吸気弁24が設けられている。
The
排気管9は、一方の端部がエンジン2に接続し、他方の端部が排気口91を形成している。排気管9は、エンジン2の燃焼室23と排気口91とを接続する排気通路92を形成している。排気管9には、エンジン2の燃焼室23側から順に過給機4および排気浄化部93が設けられている。以下、排気通路92の排気の流れは、燃焼室23側を上流とし、排気口91側を下流とする。エンジン2には、排気通路92と燃焼室23との間を開閉する排気弁25が設けられている。
The
エアクリーナ33は、吸気に含まれる異物を捕集することで吸気を浄化する。インジェクタ5は、エアクリーナ33の下流側に設けられている。インジェクタ5には、図示しない燃料タンクから燃料としてのガソリンが供給される。インジェクタ5は、先端の燃料噴射口51から燃料を吸気通路32に噴射する。これにより、燃料を含んだ空気を燃焼室23に供給することが可能である。
The
過給機4は、コンプレッサ41およびタービン42を有している。コンプレッサ41とタービン42とは、シャフト43によって接続されている。そのため、タービン42とコンプレッサ41とは、同期して回転する。タービン42は、排気通路92に設けられている。排気が排気通路92を流れることにより、タービン42は回転する。コンプレッサ41は、吸気通路32に設けられている。タービン42の回転にともなってコンプレッサ41が回転することにより、吸気通路32を流れる空気は、圧力が高められ、エンジン2の燃焼室23へ過給される。コンプレッサ41により圧縮されて温度が上昇した吸気は、コンプレッサ41の下流側に設けられたインタークーラ34により冷却される。これにより、吸気の空気密度が高まり、より多くの量の吸気を燃焼室23に供給することができる。インジェクタ5および過給機4については、後に詳述する。
The supercharger 4 has a
スロットル35は、インタークーラ34の下流側に設けられている。スロットル35は、吸気通路32を開閉する。これにより、スロットル35は、エンジン2の燃焼室23に吸入される空気の流量を調整する。スロットル35を通過した空気は、エンジン2の各燃焼室23へ分配される。
The
排気浄化部93は、排気通路92において過給機4の下流側に設けられている。本実施形態のようなガソリンエンジンシステム10の場合、排気浄化部93は、例えばモノリス三元触媒を有している。これにより、排気通路92を流れる排気は、浄化されて外部へ排出される。
The
ECU6は、図示しないCPU、ROM、およびRAM等からなるマイクロコンピュータによって構成されている。ECU6は、ROMに記録されているコンピュータプログラムにしたがってガソリンエンジンシステム10を搭載する車両の各部を制御する。ECU6は、特許請求の範囲における制御部を構成している。
The
図1に示すように、ECU6は、第1燃料噴射装置としてのインジェクタ5、スロットル35、第2燃料噴射装置としてのインジェクタ7、および点火プラグ8のそれぞれに接続している。インジェクタ5は、ECU6からの指令に基づき、燃料を吸気通路32に噴射する。スロットル35は、ECU6からの指令に基づき、吸気通路32を開閉する。インジェクタ7は、ECU6からの指令に基づき、燃料を所定のタイミングで間欠的に燃焼室23に噴射する。点火プラグ8は、ECU6からの指令に基づき、所定のタイミングで、先端部分に放電による火花を生じさせる。
As shown in FIG. 1, the
過給機付き内燃機関1は、回転数検出手段としてのエンジン回転数センサ61、吸気量検出手段としてのエアフローメータ62、および過給圧検出手段としての過給圧センサ63を備えている。エンジン回転数センサ61、エアフローメータ62、および過給圧センサ63のそれぞれは、ECU6に接続している。
The supercharger-equipped
エンジン回転数センサ61は、エンジン2の図示しないクランクシャフトの近傍に設けられ、クランクシャフトの回転数、すなわちエンジン2の回転数を検出する。エンジン回転数センサ61は、検出したエンジン2の回転数を電気信号としてECU6へ出力する。エアフローメータ62は、吸気管3のエアクリーナ33とインジェクタ5との間に設けられ、吸気通路32を流れる吸気の量を検出する。エアフローメータ62は、検出した吸気の量を電気信号としてECU6へ出力する。過給圧センサ63は、吸気管3のスロットル35の下流側に設けられ、過給機4により加圧された吸気の圧力、すなわち過給圧を検出する。過給圧センサ63は、検出した過給圧を電気信号としてECU6へ出力する。
The
ECU6は、エンジン回転数センサ61、エアフローメータ62、および過給圧センサ63により検出された値のうち、少なくとも1つの値に基づいてエンジン2の負荷状態を判定する。例えば、エンジン回転数センサ61による検出値(エンジン2の回転数を示す値)が高いとき「高負荷状態」、低いとき「低負荷状態」であると判定したり、あるいは過給圧センサ63による検出値(過給圧を示す値)の高低に応じて「高負荷状態」や「低負荷状態」の判定をするといった具合である。
The
ECU6は、図示しないアクセルペダルに取り付けられたアクセルセンサに接続している。アクセルセンサは、アクセルペダルの踏み込み量を検出し、当該踏み込み量を電気信号としてECU6へ出力する。ECU6は、アクセルセンサから入力されたアクセルペダルの踏み込み量をもとにアクセル開度を算出する。ECU6は、算出したアクセル開度に基づき、スロットル35の作動を制御する。これにより、吸気通路32の開閉が制御され、吸気の量が調節される。
The
ECU6は、算出したアクセル開度、検出した吸気の量、および判定したエンジン2の負荷状態等に基づき、目標燃料噴射量を算出する。ECU6は、算出した目標燃料噴射量に基づき、インジェクタ7およびインジェクタ5からの燃料の噴射を制御する。本実施形態では、ECU6は、燃焼室23に供給される燃料として、インジェクタ7から噴射される燃料が主の燃料となるよう、インジェクタ5から噴射される燃料が補助的な燃料となるよう、燃料の噴射を制御する。この構成では、インジェクタ5から噴射された補助的な量の燃料を含む混合気が燃焼室23に吸入されるため、膨張行程でインジェクタ7から燃焼室23に噴射する燃料の量を低減することができる。これは、インジェクタ7の噴射時間の短縮化につながる。また、インジェクタ7からの燃料と混合気との同時燃焼により、燃焼室23の圧力を速やかに上昇させることができる。
The
次に、インジェクタ5および過給機4等について詳述する。
図2(A)に示すように、過給機4のコンプレッサ41は、軸部411および羽根部412からなる。軸部411は、略円柱状に形成され、その軸を回転軸として、吸気管3内(吸気通路32)に回転可能に設けられている。羽根部412は、軸部411の外周に設けられている。軸部411は、シャフト43に対し同軸となるよう、シャフト43のタービン42とは反対側の端部に設けられている。そのため、排気通路92を流れる排気によりタービン42が回転すると、コンプレッサ41も回転する。これにより、コンプレッサ41は、吸気の圧力を高めることが可能である。
Next, the
As shown in FIG. 2A, the
インジェクタ5は、略円柱状に形成され、吸気管3のコンプレッサ41の上流側、コンプレッサ41から所定の距離離れた位置に設けられている。
吸気管3は、コンプレッサ41の上流側に位置し管軸Ax1が軸部411の回転軸と略一致する関係となる第1直状部301、当該第1直状部301の管軸Ax1と相異なる方向の管軸Ax2をもつ第2直状部302、および第1直状部301と第2直状部302とを接続する曲がり部303を有している。本実施形態では、管軸Ax1と管軸Ax2とは、概ね直角に交わる。曲がり部303には、内側と外側とを連通する取付穴310が形成されている。
The
The
インジェクタ5は、その軸が軸部411の回転軸と略一致するようにして、曲がり部303の取付穴310に挿入されている。また、インジェクタ5は、その先端の燃料噴射口51の部分が吸気管3の内側、すなわち吸気通路32に突出しないような状態で曲がり部303に設けられている。
The
図2(B)に示すように、インジェクタ5の先端には、略円筒状の筒部52および当該筒部52の端部を塞ぐ底部53からなる有底筒状のノズルボディ54が形成されている。燃料噴射口51は、底部53に形成されている。燃料噴射口51は、ノズルボディ54の内側と外側とを連通する。底部53の内壁面531は、テーパ状に形成されている。内壁面531には、内周縁部、すなわち燃料噴射口51の開口周りに弁座532が形成されている。
As shown in FIG. 2B, a bottomed
ノズルボディ54の内側には、略円筒状の通路部材55が設けられている。通路部材55は、一方の端部が内壁面531に当接するようにして設けられている。これにより、筒部52の内周壁と通路部材55の外周壁との間に略円筒状の燃料通路56が形成されている。
A substantially
通路部材55の内壁面531側端部には、通路部材55の外側と内側を連通する通路551が形成されている。これにより、燃料通路56は、通路551を経由して燃料噴射口51に連通可能である。本実施形態では、通路551は、図2(C)に示すように、通路部材55に4つ形成されている。
A
通路部材55の内側には、略円柱状のニードル57が軸方向に往復移動可能に設けられている。ニードル57の一方の端部の外周縁部には、テーパ状のシート部571が形成されている。シート部571は、弁座532に当接可能である。
A substantially
ニードル57は、図示しない電磁駆動部により往復移動される。電磁駆動部は、ECU6により、その駆動が制御される。ニードル57のシート部571が弁座532から離間したとき、すなわち離座したとき、燃料通路56の燃料は、通路551を経由して燃料噴射口51から噴射される。一方、シート部571が弁座532に当接したとき、すなわち着座したとき、燃料通路56と燃料噴射口51との間が遮断され、燃料噴射口51からの燃料の噴射は停止する。
The
本実施形態では、図2(C)に示すように、4つの通路551は、それぞれの方向が相異なるようにして形成されている。そのため、通路551を経由して燃料噴射口51から噴射された燃料は、霧状となって旋回しながらインジェクタ5の軸方向へ飛んでいく。このときの燃料の旋回の方向は、図2(C)において反時計回りの方向である。
In the present embodiment, as shown in FIG. 2C, the four
インジェクタ5から噴射された燃料は、図3(A)に示すように、ホローコーン状の噴霧となる。すなわち、インジェクタ5は、コンプレッサ41の軸部411に向けてホローコーン状の燃料を噴射可能である。図3(A)および(B)に示すように、ホローコーン状の燃料噴霧の内部には、略円錐状の空間Sが形成される。そのため、コンプレッサ41の軸部411に向けて噴射された燃料の大部分は、軸部411に付着することなく、軸部411外周の羽根部412に付着する。回転するコンプレッサ41の羽根部412に付着した燃料は、比較的容易に気化する。これにより、十分に気化した燃料をエンジン2の燃焼室23に供給することができる。
The fuel injected from the
本実施形態では、コンプレッサ41に付着した燃料の気化熱により圧縮過程の吸気が冷却される。図4は、コンプレッサ41の上流側の吸気の圧力およびコンプレッサ41の下流側の吸気の圧力、ならびに、それぞれのエンタルピーおよびエントロピーの関係を示したものである。図中、pは圧力、Tは温度、iはエンタルピー、sはエントロピー、nはポリトロープ指数を表す。また、P1はコンプレッサ41の上流側の吸気の圧力、P2はコンプレッサ41の下流側の吸気の圧力を示している。
In the present embodiment, the intake air in the compression process is cooled by the heat of vaporization of the fuel adhering to the
図4において、「コンプレッサ41の上流側の吸気のエントロピーをS1、エンタルピーをI1」で示し、「インジェクタ5から燃料を噴射しない場合のコンプレッサ41の下流側の吸気のエントロピーをS2、エンタルピーをI2」で示し、「インジェクタ5から燃料を噴射することでコンプレッサ41の下流側の吸気が燃料の気化熱により冷却された場合のエントロピーをS2’、エンタルピーをI2’」で示している。
In FIG. 4, “the intake entropy upstream of the
図4から、インジェクタ5から燃料を噴射して吸気を冷却することにより、コンプレッサ41の下流側の吸気のエントロピーが減少し、吸気の圧縮に必要な仕事が低減することがわかる。よって、本実施形態のようにインジェクタ5から燃料を噴射して吸気を冷却すれば、吸気の圧縮に必要な仕事が低減するため、コンプレッサ41の効率を向上することができる。
It can be seen from FIG. 4 that when the fuel is injected from the
インジェクタ5から過剰な量の燃料を噴射した場合、「冷却により低減する仕事」以上に「圧縮に必要な仕事」が増大するおそれがある。そのため、本実施形態では、ECU6は、「冷却により低減する仕事」以上に「圧縮に必要な仕事」が増大しないよう、インジェクタ5から噴射する燃料の量を制限する。
When an excessive amount of fuel is injected from the
次に、コンプレッサの効率の変化に関し、本実施形態と比較例との違いについて説明する。
ここで、比較例は、機械的構成は本実施形態と同様であるが、インジェクタ5からの燃料が所定の期間において間欠的に噴射される例である(図5(A)参照)。この場合、圧縮過程の吸気の冷却効果は、所定の期間において間欠的、すなわち不連続なものとなる。そのため、比較例では、図5(B)に示すように所定の期間においてコンプレッサ41の効率が変動し、コンプレッサ41の回転が不安定になるおそれがある。
Next, the difference between the present embodiment and the comparative example will be described regarding the change in the efficiency of the compressor.
Here, although a mechanical structure is the same as that of this embodiment, a comparative example is an example in which the fuel from the
一方、本実施形態では、ECU6は、インジェクタ5からの燃料が連続的に噴射されるよう制御する。よって、本実施形態では、インジェクタ5から噴射される燃料の量は、所定の期間において一定である(図5(C)参照)。このような制御は、例えば、インジェクタ5から噴射される燃料の量が所定の期間において一定となるよう、インジェクタ5の電磁駆動部をデューティー比に基づいて制御することにより実現可能である。この構成により、本実施形態では、圧縮過程の吸気の冷却効果を連続的(所定の期間において一定)にすることができる。その結果、図5(D)に示すように所定の期間においてコンプレッサ41の効率を一定にすることができ、コンプレッサ41の回転を安定にすることができる。
On the other hand, in this embodiment, ECU6 controls so that the fuel from the
なお、本実施形態では、図5(C)に示すように、ECU6は、判定したエンジン2の負荷状態に応じてインジェクタ5から噴射する燃料の量を調節する。例えば、エンジン2の負荷状態が高負荷のときはインジェクタ5から噴射する燃料の量を増大させ、エンジン2の負荷状態が低負荷のときはインジェクタ5から噴射する燃料の量を減少させるといった具合である。
In the present embodiment, as shown in FIG. 5C, the
また、ECU6は、例えば判定したエンジン2の負荷状態が低負荷のときにはインジェクタ5からの燃料の噴射を停止する、すなわち噴射する燃料の量をゼロにするよう制御する。ここで、「エンジン2の負荷状態が低負荷のとき」とは、例えば、クランキング時、エンジン始動直後、アイドリング時、エンジン停止直前など、エンジン2の回転数が比較的低いときである。本実施形態では、主にインジェクタ7から燃焼室23に燃料が供給される構成のため、例えばインジェクタ5からの燃料の噴射を停止しても、エンジン2は運転が継続される。
Further, for example, when the determined load state of the
以上説明したように、本実施形態では、第1燃料噴射装置としてのインジェクタ5は、コンプレッサ41の上流側の、コンプレッサ41から所定の距離離れた位置に設けられている。インジェクタ5は、コンプレッサ41の軸部411に向けてホローコーン状の燃料を噴射可能である。このように、本実施形態では、コンプレッサ41から所定の距離離れた位置に設けられたインジェクタ5からホローコーン状の燃料が噴射される。ホローコーン状の燃料噴霧の内部には、略円錐状の空間が形成される。そのため、コンプレッサ41の軸部411に向けて噴射された燃料の大部分は、軸部411に付着することなく、軸部411外周の羽根部412に付着する。回転するコンプレッサ41の羽根部412に付着した燃料は、比較的容易に気化する。これにより、十分に気化した燃料をエンジン2の燃焼室23に供給することができる。その結果、燃焼室23内の燃料は良好に燃焼し、未燃焼の燃料が燃焼室23内に残留することや外部に排出されることが抑制される。
As described above, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、コンプレッサ41に付着した燃料の気化熱により圧縮過程の吸気が冷却される。これにより、コンプレッサ41による圧縮に必要な仕事を低減することができる。したがって、コンプレッサ41の効率を向上することができる。
In this embodiment, the intake air in the compression process is cooled by the heat of vaporization of the fuel adhering to the
また、本実施形態では、吸気管3は、コンプレッサ41の上流側に位置し管軸Ax1が軸部411の回転軸と略一致する関係となる第1直状部301、当該第1直状部301の管軸Ax1と相異なる方向の管軸Ax2をもつ第2直状部302、および第1直状部301と第2直状部302とを接続する曲がり部303を有している。本実施形態では、インジェクタ5は、吸気管3の曲がり部303に設けられている。このような構成では、略円柱状のインジェクタ5の軸をコンプレッサ41の軸部411の回転軸と略一致させて、第インジェクタ5を吸気管3に設けるのが容易である。本実施形態では、インジェクタ5は軸と燃料の噴射方向とが略一致するため、「噴射された燃料の大部分をコンプレッサ41の羽根部412に付着させることが可能な」構成を容易に実現することができる。また、この場合、インジェクタ5の先端(燃料噴射口51の部分)を吸気管3の内側に突出させることなく、インジェクタ5を吸気管3に設けることができる。これにより、吸気の乱れや圧損によるコンプレッサ41の効率の低下を抑制することができる。このように、本実施形態では、簡単な構成で、噴射した燃料の十分な気化、およびコンプレッサ41の効率の向上を達成することができる。
Further, in the present embodiment, the
上述した比較例のようにインジェクタ5からの燃料が所定の期間において間欠的に噴射される場合、圧縮過程の吸気の冷却効果は、所定の期間において間欠的、すなわち不連続なものとなる。この場合、所定の期間においてコンプレッサ41の効率が変動し、コンプレッサ41の回転が不安定になるおそれがある。そこで、本実施形態では、ECU6は、インジェクタ5からの燃料が連続的に噴射されるよう制御する。これにより、圧縮過程の吸気の冷却効果を連続的(所定の期間において一定)にすることができる。したがって、コンプレッサ41の効率および回転を安定にすることができる。
When the fuel from the
また、本実施形態では、ECU6は、エンジン2の負荷状態に応じてインジェクタ5から噴射する燃料の量を調節する。例えばECU6は、エンジン2の負荷状態が高負荷のときはインジェクタ5から噴射する燃料の量を増大させ、エンジン2の負荷状態が低負荷のときはインジェクタ5から噴射する燃料の量を減少させる。これにより、圧縮過程の吸気の温度が上昇する高負荷のときは冷却効果を増大させることができるとともに、圧縮過程の吸気の温度が低い低負荷のときにはインジェクタ5から噴射する燃料を節約することができる。その結果、インジェクタ5から噴射する燃料によって吸気を効果的に冷却することができる。
In the present embodiment, the
また、本実施形態は、コンプレッサ41の下流側に設けられ、ECU6によって燃料の噴射が制御される第2燃料噴射装置としてのインジェクタ7をさらに備える。ECU6は、燃焼室23に供給される燃料として、インジェクタ7から噴射される燃料が主の燃料となるよう、インジェクタ5から噴射される燃料が補助的な燃料となるよう、燃料の噴射を制御しつつ、エンジン2の負荷状態が所定の状態のとき、インジェクタ5からの燃料の噴射を停止する。本実施形態では、インジェクタ7から噴射される燃料によりエンジン2の回転が継続されるため、インジェクタ5からの燃料の噴射を停止することが可能である。ECU6は、エンジン2の負荷状態が低負荷のときにはインジェクタ5からの燃料の噴射を停止する、すなわち噴射する燃料の量をゼロにするよう制御する。そのため、インジェクタ5から噴射する燃料、および当該噴射に係るエネルギーを節約することができる。さらに、エンジン2の負荷状態が低負荷となった直後にエンジン2が停止しても、燃焼室23に未燃焼の燃料が残ったり、エバポガスが排出されたりするのを抑制することができる。
In addition, the present embodiment further includes an
また、本実施形態は、エンジン2の回転数を検出可能なエンジン回転数センサ61と、吸気管3を流れる吸気の量を検出可能なエアフローメータ62と、コンプレッサ41の下流側の吸気の圧力を検出可能な過給圧センサ63と、をさらに備える。ECU6は、エンジン回転数センサ61、エアフローメータ62、および過給圧センサ63により検出された値のうち、少なくとも1つの値に基づいてエンジン2の負荷状態を判定する。これにより、エンジン2の負荷状態を精度よく判定することができ、結果、コンプレッサ41の効率を効果的に向上することができる。
In the present embodiment, the
(他の実施形態)
上述の実施形態では、タービンの回転によりコンプレッサを回転させる過給機、所謂ターボチャージャーを用いる例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、過給機として、例えばクランクシャフトの回転によりコンプレッサを回転させる過給機、または電動モータの力によりコンプレッサを回転させる過給機などの所謂スーパーチャージャーを用いることとしてもよい。本発明では、スーパーチャージャーを用いる場合でも、コンプレッサの効率を向上することができる。
(Other embodiments)
In the above-mentioned embodiment, the example using the supercharger which rotates a compressor by rotation of a turbine, what is called a turbocharger was shown. On the other hand, in another embodiment of the present invention, as a supercharger, for example, a so-called supercharger such as a supercharger that rotates a compressor by rotation of a crankshaft or a supercharger that rotates a compressor by the force of an electric motor. It is good also as using. In the present invention, the efficiency of the compressor can be improved even when a supercharger is used.
本発明の他の実施形態では、第1燃料噴射装置は、ホローコーン状の燃料を噴射可能であれば、上述の実施形態の形状および構成(図2参照)に限らず、如何なる形状および構成であってもよい。
また、本発明の他の実施形態では、吸気管は、第1直状部、第2直状部および曲がり部を有しない構成としてもよい。また、第1燃料噴射装置は、コンプレッサの上流側の、コンプレッサから所定の距離離れた位置に設けられ、コンプレッサの軸部に向けてホローコーン状の燃料を噴射可能であれば、吸気管に対し如何なる向きで設けられていてもよい。
In another embodiment of the present invention, the first fuel injection device is not limited to the shape and configuration of the above-described embodiment (see FIG. 2) as long as it can inject a hollow cone-like fuel. May be.
In another embodiment of the present invention, the intake pipe may be configured not to include the first straight portion, the second straight portion, and the bent portion. Further, the first fuel injection device is provided at a position on the upstream side of the compressor at a predetermined distance from the compressor, and can inject any hollow cone-shaped fuel toward the compressor shaft so that any air can be injected into the intake pipe. It may be provided in the direction.
また、本発明の他の実施形態では、制御部は、第1燃料噴射装置からの燃料が間欠的に噴射されるよう制御することとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、第2燃料噴射装置を、各燃焼室に突出するように設るのでなく、各燃焼室に接続される吸気管(分岐した吸気管)のそれぞれに設けることとしてもよい。あるいは、第2燃料噴射装置を吸気管の分岐部分の上流側に1つのみ設ける構成としてもよい。
Moreover, in other embodiment of this invention, a control part is good also as controlling so that the fuel from a 1st fuel-injection apparatus is injected intermittently.
In another embodiment of the present invention, the second fuel injection device is not provided so as to protrude into each combustion chamber, but provided in each intake pipe (branched intake pipe) connected to each combustion chamber. It is good as well. Alternatively, only one second fuel injection device may be provided on the upstream side of the branch portion of the intake pipe.
また、本発明の他の実施形態では、第2燃料噴射装置を備えない構成としてもよい。このような構成の内燃機関としては、例えばコンプレッサの上流側に1つの燃料噴射装置(第1燃料噴射装置)のみを備える内燃機関(SPI方式のガソリンエンジン)を考えることができる。
また、本発明はディーゼルエンジンに適用することもできる。この場合の構成としては、内燃機関は点火プラグを備えず、第1燃料噴射装置から補助的な量の燃料を噴射し、第2燃料噴射装置から内燃機関の燃焼室に燃料を直接噴射する構成を考えることができる。
In another embodiment of the present invention, the second fuel injection device may not be provided. As an internal combustion engine having such a configuration, for example, an internal combustion engine (SPI type gasoline engine) having only one fuel injection device (first fuel injection device) upstream of a compressor can be considered.
The present invention can also be applied to a diesel engine. In this case, the internal combustion engine does not include an ignition plug, and an auxiliary amount of fuel is injected from the first fuel injection device, and fuel is directly injected from the second fuel injection device into the combustion chamber of the internal combustion engine. Can think.
また、本発明の他の実施形態では、制御部は、「回転数検出手段、吸気量検出手段および過給圧検出手段」以外の検出手段(例えばアクセルの踏み込み量を検出可能なアクセルセンサ等)により検出された値に基づき、内燃機関の負荷状態を判定することとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、排気再循環装置(EGR)を備える構成としてもよい。
In another embodiment of the present invention, the control unit includes a detection means other than the “rotation speed detection means, intake air amount detection means, and boost pressure detection means” (for example, an accelerator sensor capable of detecting an accelerator depression amount). The load state of the internal combustion engine may be determined based on the value detected by.
In another embodiment of the present invention, an exhaust gas recirculation device (EGR) may be provided.
このように、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。 Thus, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be applied to various embodiments without departing from the scope of the invention.
1:過給機付き内燃機関、2:エンジン(内燃機関)、23:燃焼室、3:吸気管、4:過給機、41:コンプレッサ、411:軸部、412:羽根部、5:インジェクタ(第1燃料噴射装置)、6:ECU(制御部) 1: internal combustion engine with a supercharger, 2: engine (internal combustion engine), 23: combustion chamber, 3: intake pipe, 4: supercharger, 41: compressor, 411: shaft part, 412: blade part, 5: injector (First fuel injection device), 6: ECU (control unit)
Claims (6)
前記燃焼室に吸気を導く吸気管と、
前記吸気管内に回転可能に設けられる軸部、および当該軸部の外周に設けられる羽根部からなるコンプレッサを有し、当該コンプレッサを前記軸部を中心として回転させることにより前記吸気の圧力を高めることが可能な過給機と、
前記吸気の流れ方向において前記コンプレッサの上流側の、前記コンプレッサから所定の距離離れた位置に設けられ、前記軸部に向けてホローコーン状の燃料を噴射可能な第1燃料噴射装置と、
前記第1燃料噴射装置からの燃料の噴射を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする過給機付き内燃機関。 An internal combustion engine having a combustion chamber;
An intake pipe for guiding intake air to the combustion chamber;
A compressor having a shaft portion rotatably provided in the intake pipe and a blade portion provided on an outer periphery of the shaft portion, and increasing the pressure of the intake air by rotating the compressor around the shaft portion; A turbocharger capable of
A first fuel injection device that is provided upstream of the compressor in the flow direction of the intake air and at a predetermined distance from the compressor, and capable of injecting hollow cone-shaped fuel toward the shaft portion;
A control unit that controls injection of fuel from the first fuel injection device;
An internal combustion engine with a supercharger.
前記第1燃料噴射装置は、前記曲がり部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の過給機付き内燃機関。 The intake pipe is located on the upstream side of the compressor in the flow direction of the intake air, and a first straight part, the first straight part having a pipe axis substantially parallel to or substantially coincident with the rotation axis of the shaft part. A second straight part having a tube axis in a direction different from the tube axis of the shaped part, and a bent part connecting the first straight part and the second straight part,
2. The internal combustion engine with a supercharger according to claim 1, wherein the first fuel injection device is provided at the bent portion.
前記制御部は、前記燃焼室に供給される燃料として、前記第2燃料噴射装置から噴射される燃料が主の燃料となるよう、前記第1燃料噴射装置から噴射される燃料が補助的な燃料となるよう、燃料の噴射を制御しつつ、前記内燃機関の前記負荷状態が所定の状態のとき、前記第1燃料噴射装置からの燃料の噴射を停止することを特徴とする請求項4に記載の過給機付き内燃機関。 A second fuel injection device provided on the downstream side of the compressor in the flow direction of the intake air and controlled to inject fuel by the control unit;
The control unit is configured such that the fuel injected from the first fuel injection device is an auxiliary fuel so that the fuel injected from the second fuel injection device becomes a main fuel as the fuel supplied to the combustion chamber. The fuel injection from the first fuel injection device is stopped when the load state of the internal combustion engine is a predetermined state while controlling the fuel injection so that Internal combustion engine with a supercharger.
前記吸気管を流れる吸気の量を検出可能な吸気量検出手段と、
前記吸気の流れ方向において前記コンプレッサの下流側の吸気の圧力を検出可能な過給圧検出手段と、をさらに備え、
前記制御部は、前記回転数検出手段、前記吸気量検出手段、および前記過給圧検出手段により検出された値のうち、少なくとも1つの値に基づいて前記負荷状態を判定することを特徴とする請求項4または5に記載の過給機付き内燃機関。 A rotational speed detection means capable of detecting the rotational speed of the internal combustion engine;
Intake air amount detection means capable of detecting the amount of intake air flowing through the intake pipe;
Supercharging pressure detecting means capable of detecting the pressure of the intake air downstream of the compressor in the flow direction of the intake air,
The control unit determines the load state based on at least one value among values detected by the rotation speed detection unit, the intake air amount detection unit, and the supercharging pressure detection unit. The internal combustion engine with a supercharger according to claim 4 or 5.
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