JP2011142754A - Grounding hook - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、アースフックに関する。 The present invention relates to a ground hook.
電気設備に対する作業時において、電気の流入を防ぎ、作業の安全性を確保する観点から、アースフックによって電気設備を接地している。このアースフックにおいて、電線等に取り付けられる頭部金物は、例えば特許文献1に開示される電圧検出プローブの様に、操作棒に対する周方向の回転操作によって開閉される開閉フックを備えている。 When working on the electrical equipment, the electrical equipment is grounded by a ground hook from the viewpoint of preventing the inflow of electricity and ensuring the safety of the work. In this earth hook, a head hardware attached to an electric wire or the like is provided with an opening / closing hook that is opened and closed by a circumferential rotation operation with respect to an operation rod, as in a voltage detection probe disclosed in Patent Document 1, for example.
このアースフックにおいて、取り付け時における締め付け力(操作棒に対する回転トルク)には個人差があり、次のような問題がある。 In this earth hook, there are individual differences in the tightening force (rotational torque with respect to the operating rod) at the time of attachment, and there are the following problems.
第1に、締め過ぎによる問題点として、取り付け箇所が損傷してしまったり、開閉フックが変形してしまったりすることがある。また、締め過ぎた場合には、取り外しに手間を要するという問題もある。第2に、締め付け不足による問題点として、取り付けたアースフックが外れてしまうということがある。第3に、適正な締め付け力の把握が困難であることから、適性に締め付けられているかを確認するための確認作業を余儀なくされ、時間がかかってしまうという問題もある。 First, as a problem caused by overtightening, the attachment location may be damaged or the opening / closing hook may be deformed. In addition, there is a problem that it takes time and effort to remove it if it is tightened too much. Second, as a problem due to insufficient tightening, the attached earth hook may come off. Thirdly, since it is difficult to grasp the proper tightening force, there is a problem that it is necessary to perform confirmation work for confirming whether the tightening is properly performed, and it takes time.
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、開閉フックの取り付けを適正な締め付け力で行うことにある。 This invention is made | formed in view of such a situation, The objective is to perform attachment of an opening-and-closing hook with appropriate tightening force.
前記目的を達成するため、本発明は、電気絶縁性を有する操作棒と、前記操作棒に対する軸周りの回転操作によって開閉される開閉フックを備える頭部金物と、所定の接地箇所に取り付けられる接地金物と、前記頭部金物と前記接地金物との間を電気的に接続するアース線とを有するアースフックであって、
前記操作棒の先端と前記頭部金物との間に介在し、前記操作棒に対して与えられる回転トルクが設定トルク以下である場合に前記頭部金物へ回転力を伝達し、前記設定トルクを越えた場合に空転して前記頭部金物へ回転力を伝達しないトルク伝達機構を有することを特徴とする。
In order to achieve the above object, the present invention provides an operation rod having electrical insulation, a head hardware provided with an opening / closing hook that is opened and closed by a rotational operation around an axis with respect to the operation rod, and a grounding attached to a predetermined grounding location. A ground hook having a hardware and a ground wire that electrically connects the head hardware and the ground hardware,
When the rotational torque applied to the operating rod is less than or equal to a set torque, the rotational force is transmitted to the head hardware when interposed between the tip of the operating rod and the head hardware. When it exceeds, it has a torque transmission mechanism that idles and does not transmit the rotational force to the head hardware.
本発明によれば、トルク伝達機構により、操作棒に対して与えられる回転トルクが設定トルクを越えた場合に、頭部金物へ回転力が伝達されないので、作業者はトルク伝達機構が空転する程度の力(トルク)で操作棒を回転させることにより、開閉フックの取り付けを適正な締め付け力で行うことができる。 According to the present invention, when the rotational torque applied to the operating rod by the torque transmission mechanism exceeds the set torque, the rotational force is not transmitted to the head hardware. By rotating the operating rod with the force (torque), the opening / closing hook can be attached with an appropriate tightening force.
上記アースフックにおいて、前記トルク伝達機構の空転時にオン状態になるスイッチと、前記スイッチがオン状態となった場合に空転が生じたことを報知する報知部とを有することが好ましい。
このように構成すれば、操作棒が長く、空転の感触が操作棒を通じて伝わり難い状況であっても、作業者は空転が生じたことを認識できる。これにより、作業効率を高めることができる。
The ground hook preferably includes a switch that is turned on when the torque transmission mechanism is idling and a notification unit that informs that idling has occurred when the switch is turned on.
If comprised in this way, even if it is the situation where the operating rod is long and it is difficult for the feeling of idling to be transmitted through the operating rod, the operator can recognize that idling has occurred. Thereby, working efficiency can be improved.
上記アースフックにおいて、前記報知部は、光と音の少なくとも一方によって空転が生じたことを報知するものであり、前記操作棒における前記先端とは反対側の後端部に設けられていることが好ましい。
このように構成すれば、報知部による報知を、操作者に近い場所で音や光で確認できる。これにより、作業効率を一層高めることができる。
In the ground hook, the notification unit notifies that idle rotation has occurred due to at least one of light and sound, and is provided at a rear end portion of the operation rod opposite to the tip end. preferable.
If comprised in this way, the alerting | reporting by an alerting | reporting part can be confirmed with a sound or light in the place near an operator. Thereby, working efficiency can be improved further.
本発明によれば、開閉フックの取り付けを適正な締め付け力で行うことができる。 According to the present invention, the opening / closing hook can be attached with an appropriate tightening force.
===第1実施形態===
<アースフックの全体構成>
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すアースフック1は、操作棒10と、頭部金物20と、トルク伝達機構30と、アース線40と、接地金物50とを有する。
=== First Embodiment ===
<Overall configuration of ground hook>
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The ground hook 1 shown in FIG. 1 includes an
操作棒10は、アースフック1の取り付け時において作業者が把持する部分であり、直径が30mm〜40mmであって全体の長さが2m〜6m程度のパイプ状部材で構成されている。この操作棒10は、電気絶縁性を有する素材で作製されている。例えば、エポキシ樹脂で作製された樹脂パイプが用いられる。操作棒10の先端部分には、トルク伝達機構30が設けられており、このトルク伝達機構30を介して頭部金物20が取り付けられている。
The
なお、操作棒10は、3mを越える長さになると、複数本に分割して設けられる。これは、持ち運びにおける利便性を確保するためである。
頭部金物20は、機器に付属の取り付け金具、電線端子、電線等に取り付けられる部分であり、本体部21と、開閉フック22とを有している。
In addition, when the
The
図2に詳細を示すように、本体部21は、回転棒23と、中間歯車24と、金属カバー25とを有している。回転棒23は、金属カバー25内に回転可能な状態で収納されており、トルク伝達機構30からの回転力によって回転する。そして、この回転棒23の先端部分には、ねじ山23aが形成されている。中間歯車24もまた回転可能な状態で金属カバー25内に収納されている。この中間歯車24は、回転棒23に設けられたねじ山23aと噛み合っており、回転棒23の回転に伴って回転する。すなわち、ねじ山23aと中間歯車24とで円筒ウォームギアが構成されている。従って、回転棒23の回転は、直交方向に変換された状態で中間歯車24に伝達される。この中間歯車24は、開閉フック22の根元部分に設けられたセクタ歯車(扇形歯車)22aに噛み合っている。
As shown in detail in FIG. 2, the
開閉フック22は、金属で作製されたレバー状の部分である。そして、根元部分が金属カバー25内に収納されており、金属製の回動軸22bを中心に回動可能な状態で取り付けられている。回動軸22bよりも先端側の部分は、金属カバー25の外に露出しており、金属カバー25に対して近接する方向と離隔する方向とに移動される。前述したように、開閉フック22の根元部分には中間歯車24と噛み合っているセクタ歯車22aが設けられているので、開閉フック22は、回転棒23の回転に伴って、金属カバー25に対して近接したり離隔したりする。すなわち、回動軸22bを中心に開いたり閉じたりする。本実施形態において開閉フック22は、操作棒10が右方向(時計回り)に回転されることで閉じる方向に回動し、操作棒10が左方向(反時計回り)に回転されることで開く方向に回動する。閉じた状態で開閉フック22と金属カバー25の間には、アースの対象物(図2では電線W)が配置される。
The opening /
トルク伝達機構30は、操作棒10に対して与えられる回転トルクが設定トルク以下である場合に頭部金物20へ回転力を伝達する一方、この回転トルクが設定トルクを越えた場合に空転して頭部金物20へ回転力を伝達しないようにする部分である。このトルク伝達機構30については、後で説明する。
The
アース線40は、頭部金物20と接地金物50との間を電気的に接続する部材である。このアース線40は、直径が6mm〜10mm程度であって長さが数m〜十数m程度の金属ワイヤーと、この金属ワイヤーを被覆する樹脂製チューブとによって構成される。頭部金物20との間は、図2に示すように、開閉フック22とは反対側となる金属カバー25の背面部に、取り付け金具26によって接続されている。このアース線40により、頭部金物20と接地金物50とが導通して同電位となる。
The
接地金物50は、アース線40を所定の接地箇所へ電気的に接続するための部材である。本実施形態では、図1に示すように、金属製のコ字状フレーム51とねじ52とを有するクランプ型の接地金物50を例示している。この接地金物50は、例えば、地面に打ち込まれた打込接地棒(図示せず)に取り付けられる。なお、接地金物50は、クランプ型に限らず、クリップ型など種々のものを用いることができる。
The
<トルク伝達機構30の構成>
次に、トルク伝達機構30について説明する。ここで、図3(a)は、回転トルクを2.5N・mに設定した場合におけるトルク伝達機構30の部分拡大図である。図3(b)は、内部構造を説明する部分断面図である。図3(c)は、押圧ピン32と押圧ピン32の後端部32aが嵌合する凹部31eの位置を説明する図である。また、図4(a)は、回転トルクを4N・mに設定した場合におけるトルク伝達機構30の部分拡大図である。図4(b)は、内部構造を説明する部分断面図である。なお、図3(a),(b)及び図4(a),(b)において、図中左側が先端側に相当し、右側が後端側に相当する。
<Configuration of
Next, the
これらの図に示すように、トルク伝達機構30は、伝達部31と、押圧ピン32と、スプリング33と、外筒34とを含んでいる。
As shown in these drawings, the
伝達部31は、頭部金物20の回転棒23に接続された円筒状部材であり、操作棒10の先端部における内周側に、この操作棒10の長手方向へ移動可能かつ周方向(軸周り)に回転可能な状態で取り付けられている。伝達部31における軸方向の中間部分31bは、他の部分31a,31cに比べて一回り細く設けられている。この中間部分31bの表面に、設定トルクを示す目盛りが形成されている。便宜上、以下の説明では、中間部分31bよりも先端側の部分を先端部分31aといい、中間部分31bよりも後端側(先端側とは反対側)の部分を後端部分31cという。
The
伝達部31の後端部分31cは中間部分31bよりも一周り太く構成されている。このため、後端部分31cの周面と中間部分31bの周面との間には、これらの周面と直交する方向にリング状の段差面31dが形成される。そして、この段差面31dには、押圧ピン32の後端部が嵌まる半球形状の凹部31eが所定間隔で形成されている。本実施形態では、22.5度間隔で16個の凹部31eが形成されている。また、伝達部31の先端部分31aは、外筒34の内側を通って頭部金物20の回転棒23に接続されている。
The
押圧ピン32は、操作棒10の先端部に設けられたピン孔11に進退可能な状態で挿入されている。押圧ピン32の後端部32aは半球形状に構成されており、前述したように凹部31eに嵌るように配置されている。従って、本実施形態では16本の押圧ピン32が設けられている。スプリング33は、複数のピン孔11のそれぞれに挿入されており、対応する押圧ピン32を後端側へ押圧する。すなわち、押圧ピン32の後端部32aを凹部31eへ押し付けている。
The
通常状態において、押圧ピン32の先端側の部分はピン孔11に嵌っている。このため、スプリング33による押圧力が十分に強ければ、操作棒10に与えた回転力(トルク)は、押圧ピン32と凹部31eとを介して伝達部31に伝わる。そして、伝達部31が回転棒23に接続されているので、操作棒10に与えた回転力によって回転棒23が回転し、開閉フック22が開閉される。すなわち、操作棒10の回転力が頭部金物20に伝達される。
In the normal state, the tip side portion of the
一方、操作棒10に与えた回転力に対し、スプリング33による押圧力が不足している場合には、凹部31eの湾曲面に沿って押圧ピン32が先端方向へ押し戻されて凹部31eから外れる。この場合、操作棒10は、伝達部31に対して空回りをすることになり、操作棒10に与えた回転力は回転棒23には伝えられず、開閉フック22は開閉されない。すなわち、操作棒10の回転力は頭部金物20に伝達されない。そして、スプリング33による押圧ピン32の押圧力を変化させることで、空回りするまでの回転力を設定できる。
On the other hand, when the pressing force by the
外筒34は、操作棒10と伝達部31とを操作棒10の軸方向に対して相対的に移動させるための部材であり、頭部金物20に対して進退可能な状態で設けられている。この外筒34は、頭部金物20に対して進退することで、操作棒10を伝達部31に対して後端側へ移動させたり、先端側に移動させたりする。図3と図4との比較で判るように、操作棒10を後端側へ移動させると、スプリング33の圧縮度合いが強くなり、空回りするまでの必要トルクが増える。この外筒34には、伝達部31における中間部分31bに設けた目盛りを外部から視認させるための窓34aが設けられている。従って、操作者は、目盛りを視認しつつ外筒34の繰り出し量を決めることで、空回りするまでのトルク(設定トルク)を任意に設定できる。例えば、図3の例では設定トルクが2.5N・mであり、図4の例では設定トルクが4.0N・mである。
The
<アースフック1の使用方法について>
次に、本実施形態におけるアースフック1の使用方法について説明する。
アースフック1の取り付け作業において、作業者は、締め付けトルクを設定する。すなわち、伝達部31との間で空回りが生じるまでのトルクを設定する。この締め付けトルクの設定は、前述したように、トルク伝達機構30が有する外筒34の繰り出し量を調整することで行う。締め付けトルクを設定したならば、開閉フック22を開放状態にする。例えば、頭部金物20を手で押さえた状態で、操作棒10を周方向に回転させることにより、開閉フック22を開放状態にする。
<How to use the ground hook 1>
Next, the usage method of the ground hook 1 in this embodiment is demonstrated.
In attaching the ground hook 1, the operator sets a tightening torque. That is, the torque until idling with the
開閉フック22を開放状態にしたならば、必要に応じて操作棒10を継ぎ足す。前述したように、1本の操作棒10は3m以下であるので、アースをする対象物が3mよりも遠い場合には、その距離に応じて操作棒10を継ぎ足す。その後、接地金物50を所定の接地箇所に取り付ける。例えば、地面に打ち込まれた打込接地棒に取り付ける。
When the opening /
接地金物50を取り付けたら、アースをする対象物に頭部金物20を引っ掛ける。例えば、頭部金物20を電線に引っ掛ける。このとき、作業者は、操作棒10の後端側部分を持って先端側部分を上方に持ち上げる。そして、開閉フック22と本体部21との間に電線Wが位置するように、頭部金物20を移動させる。
When the grounding
開閉フック22と本体部21との間に電線が位置したならば、作業者は、操作棒10を右方向に回転させる。このとき、操作棒10に対する回転力が設定トルク以下であれば、伝達部31を介して、操作棒10の回転力が頭部金物20の回転棒23に伝達される。そして、開閉フック22と本体部21との間には電線Wがあるので、頭部金物20は電線Wによって回転方向の移動が規制され、操作棒10が頭部金物20とは別個に回転する。その結果、開放状態の開閉フック22が閉じる方向へ移動される。
If the electric wire is positioned between the opening /
開閉フック22が閉状態になったならば、作業者は操作棒10の回転を止める。前述したように、本実施形態のアースフック1では、設定トルク以上の回転力が操作棒10から与えられると、押圧ピン32が戻り方向に移動して伝達部31と操作棒10との間で空回りが生じる。これにより、作業者が操作棒10を強めに回転させることで、開閉フック22を必要以上の力で閉じてしまう不具合を防止できる。すなわち、開閉フックの取り付けを適正な締め付け力で行うことができる。
When the opening /
また、空転するまで操作棒10を回転させることで、開閉フック22は、設定トルクに対応する閉じ具合になっている。このため、開閉フック22の閉じ具合が不十分で外れてしまう不具合を防止できるし、取り付け後の確認作業も省略できる。
In addition, the opening /
===第2実施形態===
前述の第1実施形態では、空転が生じるまで操作棒10を強めに回転させることで、開閉フック22を所望の閉じ具合にしていた。ここで、操作棒10の長さが3mや6m程度にもなると、手の感触では空転を感じられない場合がある。特に、絶縁手袋をはめた状態では、空転を感じることが一層難しくなる。
=== Second Embodiment ===
In the first embodiment described above, the opening /
第2実施形態は、このような事情に鑑みてなされたものであり、空転が生じたことを作業者に対して報知できるようにした点に特徴を有している。以下、説明する。 The second embodiment has been made in view of such circumstances, and has a feature in that an operator can be notified that idling has occurred. This will be described below.
図5(a)に示すように、第2実施形態のアースフック1は、スイッチ61と、制御部62と、スピーカー63と、LED64と、電源65とを有している。
As shown in FIG. 5A, the ground hook 1 of the second embodiment includes a
スイッチ61は、伝達部31(図3等を参照)と操作棒10との空転を検出する部分である。本実施形態では、図5(b)に示すように、伝達部31の後端部分31cにおける外周面に取り付けられた接点部61aと、操作棒10の先端部分31aにおける内周面に取り付けられた導体対61bとを有している。接点部61aは、金属製の薄い板材によって構成され、操作棒10の長手方向において導体対61bと重なる位置に、複数枚設けられている。一方、導体対61bは、短冊状に形成された2本の金属板によって構成され、操作棒10の内周方向(すなわち、伝達部31の回転方向)に、接点部61aの幅よりも狭い間隔を空けて設けられている。そして、押圧ピン32が凹部31eから外れて隣の凹部31eに嵌るまでの空転状態において、図5(b)に一点鎖線で示すように、接点部61aが導体対61bを覆う位置に設けられている。これにより、伝達部31と操作棒10とが空転して接点部61aが導体対61bを通過する毎に、導体対61bが導通状態になる。このため、導体対61bの間の電気的な状態の変化(例えば電圧、電流、抵抗値の変化)を検出することにより、空転が生じたことを検出できる。なお、導体対61bと制御部62とは配線部材66を通じて電気的に接続されている。
The
制御部62は、電源65から給電を受けて動作し、スイッチ61から得られる空転の検出信号(電圧や電流の変化)に基づいて、スピーカー63やLED64を制御する。この制御部62は、例えばPIC(Peripheral Interface Controller)によって構成され、スイッチ61からの検出信号が空転を示す変化をした場合に、所定期間に亘って、スピーカー63からビープ音を出力させたり、LED64を点灯させたりする。スピーカー63は、操作棒10における後端部分31cに設けられており、制御部62から出力されるビープ信号に応じてビープ音を出力する。LED64もまた、操作棒10における後端部分31cに設けられており、制御部62から出力される制御信号に応じて点灯する。
The
第2実施形態のアースフック1では、伝達部31と操作棒10とが空転すると、スイッチ61で空転が検出され、制御部62がスピーカー63やLED64を制御する。そして、作業者は、スピーカー63からのビープ音やLED64の点灯を確認することで空転が生じたことを認識できる。そして、作業時に操作者が把持する操作棒10の後端部分31cに、スピーカー63やLED64が設けられているので、操作者に対して空転が生じたことを確実に認識させることができる。これにより、操作棒10を無駄に空転させずに済み、作業性を向上させることができる。また、スピーカー63、LED64、制御部62、電源65が操作棒10に内蔵されているので、作業の邪魔になり難い。この点でも作業性の向上が図れる。
In the ground hook 1 of the second embodiment, when the
===その他の実施形態===
前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良されると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
=== Other Embodiments ===
The above-described embodiments are intended to facilitate understanding of the present invention, and are not intended to limit the present invention. The present invention is changed and improved without departing from the gist thereof, and the present invention includes equivalents thereof.
例えば、前述の実施形態では、トルク伝達機構30を介して頭部金物20と操作棒10とが一体的に設けられていたが、この構成に限定されない。すなわち、頭部金物20と操作棒10とが着脱可能に構成されていてもよい。
For example, in the above-described embodiment, the
この場合、トルク伝達機構30は、操作棒10側に設けられていてもよく、頭部金物20側に設けられていてもよい。そして、操作棒10側に設けた場合には、頭部金物20の構成を簡素化できるとともに軽量化できる。一方、頭部金物20側に設けた場合には、操作棒10の先端重量が軽くなることから操作が容易になり、作業性を向上させることができる。
In this case, the
また、開閉フック22の形状は、アースの対象となるものに応じて適宜選択することができる。
In addition, the shape of the opening /
1 アースフック,10 操作棒,11 ピン孔,20 頭部金物,21 本体部,22 開閉フック,22a セクタ歯車,22b 回動軸,23 回転棒,23a ねじ山,24 中間歯車,25 金属カバー,26 取り付け金具,30 トルク伝達機構,31 伝達部,31a 先端部分,31b 中間部分,31c 後端部分,31d 段差面,31e 凹部,32 押圧ピン,32a 後端部,33 スプリング,34 外筒,34a 窓,40 アース線,50 接地金物,51 コ字状フレーム,52 ねじ,61 スイッチ,61a 接点部,61b 導体対,62 制御部,63 スピーカー,64 LED,65 電源,66 配線部材,W 電線 DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Ground hook, 10 Operation rod, 11 Pin hole, 20 Head hardware, 21 Main part, 22 Opening / closing hook, 22a Sector gear, 22b Rotating shaft, 23 Rotating rod, 23a Thread, 24 Intermediate gear, 25 Metal cover, 26 Mounting bracket, 30 Torque transmission mechanism, 31 Transmission portion, 31a Front end portion, 31b Intermediate portion, 31c Rear end portion, 31d Stepped surface, 31e Recessed portion, 32 Press pin, 32a Rear end portion, 33 Spring, 34 Outer tube, 34a Window, 40 Earth wire, 50 Ground metal, 51 U-shaped frame, 52 Screw, 61 Switch, 61a Contact part, 61b Conductor pair, 62 Control part, 63 Speaker, 64 LED, 65 Power supply, 66 Wiring member, W wire
Claims (3)
前記操作棒に対する軸周りの回転操作によって開閉される開閉フックを備える頭部金物と、
所定の接地箇所に取り付けられる接地金物と、
前記頭部金物と前記接地金物との間を電気的に接続するアース線と
を有するアースフックであって、
前記操作棒の先端と前記頭部金物との間に介在し、前記操作棒に対して与えられる回転トルクが設定トルク以下である場合に前記頭部金物へ回転力を伝達し、前記設定トルクを越えた場合に空転して前記頭部金物へ回転力を伝達しないトルク伝達機構を有することを特徴とするアースフック。 An operating rod having electrical insulation;
A head hardware comprising an opening and closing hook that is opened and closed by a rotating operation around an axis with respect to the operation rod;
A grounding hardware attached to a predetermined grounding location;
An earth hook having an earth wire for electrically connecting the head hardware and the ground hardware,
When the rotational torque applied to the operating rod is less than or equal to a set torque, the rotational force is transmitted to the head hardware when interposed between the tip of the operating rod and the head hardware. An earth hook, characterized by having a torque transmission mechanism that idles when exceeding and does not transmit rotational force to the head hardware.
前記スイッチがオン状態となった場合に空転が生じたことを報知する報知部と
を有することを特徴とする請求項1に記載のアースフック。 A switch that is turned on when the torque transmission mechanism is idle,
The ground hook according to claim 1, further comprising a notification unit that notifies that idling has occurred when the switch is turned on.
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Cited By (1)
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2010
- 2010-01-07 JP JP2010002335A patent/JP2011142754A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017146143A (en) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 中国電力株式会社 | Indirect hot-line tool ammeter |
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