JP2011142593A

JP2011142593A - 移動通信方法、移動局及びリレーノード

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Publication number: JP2011142593A
Application number: JP2010003371A
Authority: JP
Inventors: Mikio Iwamura; 幹生岩村; Anil Umesh; アニールウメシュ; Hideaki Takahashi; 秀明高橋
Original assignee: NTT Docomo Inc
Current assignee: NTT Docomo Inc
Priority date: 2010-01-08
Filing date: 2010-01-08
Publication date: 2011-07-21
Anticipated expiration: 2030-01-08
Also published as: US20130003644A1; EP2523489A4; JP5285628B2; WO2011083864A1; EP2523489A1

Abstract

【課題】リレーノードＲＮと無線基地局ＤｅＮＢとの間の距離も変化する場合であっても、効率的に、各移動局ＵＥにおける信号の送信タイミングを調整する。
【解決手段】本発明に係る移動通信方法は、移動局ＵＥが、リレーノードＲＮから個別の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄを取得する工程Ａと、移動局ＵＥが、リレーノードＲＮから報知されている共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃを取得する工程Ｂと、移動局ＵＥが、個別の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄ及び共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃに基づいて、リレーノードＲＮに対する信号の送信タイミングを調整する工程Ｃとを有する。
【選択図】図１

Description

本発明は、移動通信方法、移動局及びリレーノードに関する。

３ＧＰＰで仕様化が進められているＬＴＥ-Ａｄｖａｎｃｅ方式の移動通信システムでは、図１に示すように、Ｕｎインターフェイスを介して無線基地局ＤｅＮＢに接続し、Ｕｕインターフェイスを介して複数の移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３に接続することができるリレーノードＲＮを設けることができる。

また、無線基地局ＤｅＮＢは、Ｕｕインターフェイスを介して他の移動局ＵＥとはリレーノードＲＮを介さずに直接通信を行うことができる。

かかるリレーノードＲＮは、干渉を回避するために、Ｕｎインターフェイスを介して無線基地局ＤｅＮＢから信号を受信している期間には、Ｕｕインターフェイスを介して移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３に対して信号を送信することができない。

同様に、かかるリレーノードＲＮは、Ｕｕインターフェイスを介して移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３に対して信号を送信している期間には、Ｕｎインターフェイスを介して無線基地局ＤｅＮＢから信号を受信することができない。

また、複数の移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３によって送信された信号は、干渉を回避するために、所定時間範囲内で、リレーノードＲＮに到着する必要がある。このため、リレーノードＲＮは、送信タイミング調整情報ＴＡ（ＴｉｍｉｎｇＡｄｖａｎｃｅ）を用いて、各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３における信号の送信タイミングを調整することができる。

ＬＴＥ方式やＬＴＥ-Ａｄｖａｎｃｅ方式の移動通信システムでは、複数の移動局ＵＥ間の上り信号の直交性を保つため、無線基地局は、所定時間範囲内で各移動局ＵＥからの上り信号を受信できるように、各移動局ＵＥにおける信号の送信タイミングを調整する制御を行っている。

また、移動局ＵＥは、無線基地局から受信した下り信号の受信タイミングに基づいて、無線基地局から指示された送信タイミング調整情報ＴＡに従って、送信タイミングを調整して上り信号を送信している。

リレーノードＲＮも、無線基地局ＤｅＮＢに直接Ｕｕインターフェイスで接続する他の移動局ＵＥとの間で上り回線を共有するため、無線基地局ＤｅＮＢが所定時間範囲内でリレーノードＲＮからの上り信号を受信できるように、無線基地局ＤｅＮＢからの送信タイミング調整情報ＴＡに従って、送信タイミングを調整して上り信号を送信する必要がある。

かかる送信タイミングの調整量は、伝搬遅延に依存するため、一般に送受信間の距離に依存する。したがって、モビリティに伴い、かかる送信タイミングを調整する必要がある。

３ＧＰＰＴＳ３６.３２１ｖ９.１.０３ＧＰＰＴＲ３６.８１４ｖ１.５.０３ＧＰＰＴＲ３６.８０６ｖ９.０.０

かかる移動通信システムでは、リレーノードＲＮと各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３との間の距離だけでなく、リレーノードＲＮと無線基地局ＤｅＮＢとの間の距離も変化する可能性がある。

この場合、リレーノードＲＮにおける信号の送信タイミングは、無線基地局ＤｅＮＢからの送信タイミング調整情報ＴＡに従って調整される必要がある。

しかしながら、リレーノードＲＮは、Ｕｎインターフェイスにおける信号の送受信タイミングとＵｕインターフェイスにおける信号の送受信タイミングとで時分割する必要があるため、Ｕｎインターフェイスにおける上り信号の送信タイミングを変更した場合、Ｕｕインターフェイスにおける上り信号の受信タイミングも合わせて変更する必要がある。すなわち、リレーノードＲＮ配下の全移動局ＵＥに対して、一斉に送信タイミング調整をかける必要が生じる。

しかしながら、現段階では、かかる移動通信システムにおいて、このような状況を考慮して、各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３における信号の送信タイミングを調整する方法について検討されていない。

そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、リレーノードＮと無線基地局ＤｅＮＢとの間の距離も変化する場合であっても、効率的に、各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３における信号の送信タイミングを調整することができる移動通信方法、移動局及びリレーノードを提供することを目的とする。

本発明の第１の特徴は、移動通信方法であって、移動局が、リレーノードから個別の送信タイミング調整情報を取得する工程Ａと、前記移動局が、前記リレーノードから報知されている共通の送信タイミング調整情報を取得する工程Ｂと、前記移動局が、前記個別の送信タイミング調整情報及び前記共通の送信タイミング調整情報に基づいて、前記リレーノードに対する信号の送信タイミングを調整する工程Ｃとを有することを要旨とする。

本発明の第２の特徴は、移動局であって、リレーノードから個別の送信タイミング調整情報を取得し、該リレーノードから報知されている共通の送信タイミング調整情報を取得するように構成されている取得部と、前記個別の送信タイミング調整情報及び前記共通の送信タイミング調整情報に基づいて、前記リレーノードに対する信号の送信タイミングを調整するように構成されている送信部とを具備することを要旨とする。

本発明の第３の特徴は、無線基地局から信号を受信している期間と移動局に対して信号を送信している期間とが重ならないように調整するリレーノードであって、前記リレーノード配下のセルで通信中の移動局における信号の送信タイミングを共通に調整するための送信タイミング調整情報を報知するように構成されている共通送信タイミング調整情報送信部と、前記リレーノード配下のセルで通信中の移動局における信号の送信タイミングを個別に調整するための送信タイミング調整情報を送信するように構成されている個別送信タイミング調整情報送信部とを具備することを要旨とする。

以上説明したように、本発明によれば、リレーノードＲＮと無線基地局ＤｅＮＢとの間の距離も変化する場合であっても、効率的に、各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３における信号の送信タイミングを調整することができる移動通信方法、移動局及びリレーノードを提供することができる。

本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。本発明の第１の実施形態に係るリレーノードの機能ブロック図である。本発明の第１の実施形態に係る移動局の機能ブロック図である。本発明の第１の実施形態に係る移動局による上り信号の送信タイミングの調整方法について説明するための図である。

（本発明の第１の実施形態に係る移動通信システム）
図１乃至図４を参照して、本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。

本実施形態に係る移動通信システムは、ＬＴＥ-Ａｄｖａｎｃｅｄ方式の移動通信システムであって、図１に示すように、無線基地局ＤｅＮＢと、リレーノードＲＮと、複数の移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３とを具備している。

無線基地局ＤｅＮＢとリレーノードＲＮとの間は、Ｕｎインターフェイスによって接続されるように構成されており、リレーノードＲＮと各移動局ＵＥ＃１乃至＃３との間は、Ｕｕインターフェイスによって接続されるように構成されている。

図２に示すように、リレーノードＲＮは、報知情報送信部１０と、Ｕｕインターフェイス部１１と、Ｕｎインターフェイス部１２と、ＴＡ管理部１３とを具備している。

報知情報送信部１０は、リレーノードＲＮ配下のセルにおいて、ＭＩＢ（ＭａｓｔｅｒＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＢｌｏｃｋ）やＳＩＢ（ＳｙｓｔｅｍＩｎｆｏｒｍａｉｔｉｏｎＢｌｏｃｋ）等の報知情報を送信するように構成されている。

例えば、報知情報送信部１０は、リレーノードＲＮ配下のセルで通信中の移動局ＵＥにおける信号の送信タイミングを共通に調整するための送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃを含む報知情報を送信するように構成されている。

Ｕｕインターフェイス部１１は、Ｕｕインターフェイスを介して、各移動局ＵＥ＃１乃至＃３との間で通信を行うように構成されている。

ここで、Ｕｕインターフェイス部１１は、無線基地局ＤｅＮＢから信号を受信していない期間に、ＰＤＳＣＨ（ＰｈｙｓｉｃａｌＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ）やＰＤＣＣＨ（ＰｈｙｓｉｃａｌＤｏｗｎｌｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌＣｈａｎｎｅｌ）やＰＨＩＣＨ（ＰｈｙｓｉｃａｌＨＡＲＱＩｎｄｉｃａｔｏｒＣｈａｎｎｅｌ）を介して、各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３宛ての信号を送信するように構成されている。

すなわち、Ｕｕインターフェイス部１１は、各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３に対して信号を送信している期間を、無線基地局ＤｅＮＢから信号を受信している期間と重ならないように調整する。

ここで、Ｕｕインターフェイス部１１は、無線基地局ＤｅＮＢから受信した信号の復号時間や各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３宛ての信号の生成時間等を考慮して、上述の調整を行うように構成されている。

また、Ｕｕインターフェイス部１１は、各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３によって送信された信号が所定時間範囲内でリレーノードＲＮに到着することができるように、各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３に対して個別に送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄを割り当てるように構成されている。

Ｕｕインターフェイス部１１は、個別シグナリング等によって、リレーノードＲＮ配下のセルで通信中の移動局ＵＥにおける信号の送信タイミングを個別に調整するための送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄを送信するように構成されている。

Ｕｎインターフェイス部１２は、Ｕｎインターフェイスを介して、無線基地局ＤｅＮＢとの間で通信を行うように構成されている。

ここで、Ｕｎインターフェイス部１２は、各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３から信号を受信していない期間に、ＰＵＳＣＨ（ＰｈｙｓｉｃａｌＵｐｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ）やＰＵＣＣＨ（ＰｈｙｓｉｃａｌＵｐｌｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌＣｈａｎｎｅｌ）を介して、無線基地局ＤｅＮＢ宛ての信号を送信するように構成されている。

すなわち、Ｕｎインターフェイス部１２は、無線基地局ＤｅＮＢに対して信号を送信している期間を、各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３から信号を受信している期間と重ならないように調整する。

ここで、Ｕｎインターフェイス部１２は、各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３から受信した信号の復号時間や無線基地局ＤｅＮＢ宛ての信号の生成時間等を考慮して、上述の調整を行うように構成されている。

ＴＡ管理部１３は、リレーノードＲＮ配下のセルにおいて報知した送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃを及び各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３に対して個別に割り当てた送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄを管理するように構成されている。

図３に示すように、移動局ＵＥは、ＴＡ取得部２１と、状態管理部２２と、送信部２３とを具備している。

ＴＡ取得部２１は、Ｕｕインターフェイスを介してリレーノードＲＮから個別シグナリング等によって送信された送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄを取得するように構成されている。

また、ＴＡ取得部２１は、リレーノードＲＮによって送信されている報知情報に含まれている送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃを取得するように構成されている。ここで、ＴＡ取得部２１は、周期的に、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃを取得するように構成されていてもよい。

状態管理部２２は、移動局ＵＥとリレーノードＲＮとの間の同期状態を管理するように構成されている。

ここで、ＴＡ取得部２１が、所定タイマが満了するまでに、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃ及びＴＡ_ｄを取得することができなかった場合には、状態管理部２２は、移動局ＵＥとリレーノードＲＮとの間の上りリンクの同期外れを検出するように構成されている。

かかる所定タイマは、ＴＡ取得部２１によって送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃ及びＴＡ_ｄが受信された際にリセットされる。また、かかる所定タイマの値は、リレーノードＲＮから報知或いは個別制御によって移動局ＵＥに対して設定されている。

また、所定タイマは、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃと送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄとで独立なタイマが使用されてもよい。この結果、リレーノードＲＮによって送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃ及びＴＡ_ｄが送信される頻度を個別に調整できる。

例えば、リレーノードＲＮがバスに設置された場合、車内の移動局ＵＥとリレーノードＲＮとの間の距離は、バスが移動中はほぼ不変だが、リレーノードＲＮと無線基地局ＤｅＮＢとの間の距離は、著しく変化する。したがって、このような場合は、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃ用の所定タイマの値を短く設定し、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄ用の所定タイマの値を長く設定することで、信号量を削減することができる。

送信部２３は、Ｕｕインターフェイスを介して、リレーノードＲＮに対して、信号を送信するように構成されている。

ここで、送信部２３は、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄ及び送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃに基づいて、リレーノードＲＮに対する信号の送信タイミングを調整するように構成されている。

具体的には、図４に示すように、送信部２３は、リレーノードＲＮに対する信号の送信タイミングを、基準タイミングＴよりも、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄによって指定される時間及び送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃによって指定される時間の和だけ早いタイミングとなるように調整してもよい。

ここで、送信部２３は、リレーノードＲＮから受信した信号の復号時間やリレーノードＲＮ宛ての信号の生成時間等を考慮して、上述の調整を行うように構成されている。

また、送信部２３は、移動局ＵＥとリレーノードＲＮとの間の上りリンクの同期外れが検出された場合、ＰＲＡＣＨ（ＰｈｙｓｉｃａｌＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＣｈａｎｎｅｌ）を介してリレーノードＲＮに対してＲＡプリアンブルを送信することによって、ランダムアクセス手順を開始するように構成されている。

本発明の第１の実施形態に係る移動通信システムによれば、各移動局ＵＥ＃１乃至ＵＥ＃３が、リレーノードＲＮから取得した送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄ及び送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃという２種類の送信タイミング調整情報ＴＡを用いて、リレーノードＲＮに対する信号の送信タイミングを調整することができるため、リレーノードＲＮと無線基地局ＤｅＮＢとの間の距離も変化する場合であっても、干渉を回避することができる。

送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄを用いるのは、リレーノードＲＮと配下の移動局ＵＥとの間の距離が、移動局ＵＥごとに異なる場合に対応するためで、移動局ＵＥが移動してリレーノードＲＮとの間の距離が変わる場合に対応するためである。

一方、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃを用いるのは、リレーノードＲＮと無線基地局ＤｅＮＢとの間の距離が変わった場合に、リレーノードＲＮ配下の移動局ＵＥに対して一斉に同じ量の送信タイミング調整を行うためである。これにより、各移動局ＵＥに対して個別に送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄを送信する必要性を省くことができ、信号量を大幅に削減できる。

以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。

本実施形態の第１の特徴は、移動通信方法であって、移動局ＵＥが、リレーノードＲＮから個別の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄを取得する工程Ａと、移動局ＵＥが、リレーノードＲＮから報知されている共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃを取得する工程Ｂと、移動局ＵＥが、個別の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄ及び共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃに基づいて、リレーノードＲＮに対する信号の送信タイミングを調整する工程Ｃとを有することを要旨とする。

本実施形態の第１の特徴において、工程Ｃにおいて、移動局ＵＥは、リレーノードＲＮに対する信号の送信タイミングを、基準タイミングＴよりも、個別の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄによって指定される時間及び共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃによって指定される時間の和だけ早いタイミングとなるように調整してもよい。

本実施形態の第１の特徴において、移動局ＵＥが、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄ用の所定タイマ（第１タイマ）が満了するまでに、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄを取得することができなかった場合に、移動局ＵＥとリレーノードＲＮとの間の上りリンクの同期外れを検出する工程と、移動局ＵＥが、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄ用の所定タイマとは別の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃ用の所定タイマ（第２タイマ）が満了するまでに、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃを取得することができなかった場合に、移動局ＵＥとリレーノードＲＮとの間の上りリンクの同期外れを検出する工程とを有してもよい。

本実施形態の第１の特徴において、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄ用の所定タイマは、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄが取得された際にリセットされ、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃ用の所定タイマは、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃが取得された際にリセットされてもよい。

本実施形態の第２の特徴は、リレーノードＲＮから個別の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄを取得し、リレーノードＲＮから報知されている共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃを取得するように構成されているＴＡ取得部２１と、個別の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄ及び共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃに基づいて、リレーノードＲＮに対する信号の送信タイミングを調整するように構成されている送信部２３とを具備することを要旨とする。

本実施形態の第２の特徴において、送信部２３は、リレーノードＲＮに対する信号の送信タイミングを、基準タイミングＴよりも、個別の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄによって指定される時間及び共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃによって指定される時間の和だけ早いタイミングとなるように調整してもよい。

本実施形態の第２の特徴において、移動局ＵＥとリレーノードＲＮとの間の上りリンクの同期状態を管理するように構成されている状態管理部２２を更に具備し、取得部２３が、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄ用の所定タイマが満了するまでに、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄを取得することができなかった場合に、状態管理部２２は、移動局ＵＥとリレーノードＲＮとの間の上りリンクの同期外れを検出するように構成されており、取得部２３が、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄ用の所定タイマとは別の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃ用の所定タイマが満了するまでに、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃを取得することができなかった場合に、状態管理部２２は、移動局ＵＥとリレーノードＲＮとの間の上りリンクの同期外れを検出するように構成されていてもよい。

本実施形態の第２の特徴において、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄ用の所定タイマは、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄが取得された際にリセットされ、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃ用の所定タイマは、送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃが取得された際にリセットされてもよい。

本実施形態の第３の特徴は、無線基地局ＤｅＮＢから信号を受信している期間と移動局ＵＥに対して信号を送信している期間とが重ならないように調整するリレーノードＲＮであって、リレーノードＲＮ配下のセルで通信中の移動局ＵＥにおける信号の送信タイミングを共通に調整するための送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃを報知するように構成されている報知情報送信部１０と、リレーノードＲＮ配下のセルで通信中の移動局ＵＥにおける信号の送信タイミングを個別に調整するための送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄを送信するように構成されているＵｕインターフェイス部を具備することを要旨とする。

なお、上述の実施形態では、共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃ及び移動局個別の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄの両方を用いた送信タイミング調整方法について説明したが、どちらか一方のみを用いるように構成されていてもよい。どちらを用いるかは、リレーノードＲＮから報知又は個別制御によって移動局ＵＥに指定されてもよい。

特に、共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃに対応していない移動局ＵＥが存在した場合は、かかる移動局ＵＥに対しては移動局個別の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｄのみを用いるように設定し、共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃに対応している移動局ＵＥに対しては共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃを用いるように設定してもよい。

ＬＴＥ−Ａｄｖａｎｃｅｄ方式は、ＬＴＥ方式に対するバックワードコンパティビリティを保障する必要があるため、リレーノードＲＮ配下にはＵｕインタフェースを使ってリレーノードＲＮと接続するＬＴＥ方式の移動局ＵＥも存在してよい。かかるＬＴＥ方式の移動局ＵＥは、共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃに対応していない場合もある。

また、リレーノードＲＮにおいて、移動局ＵＥが共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃに対応しているか否かについて把握し、適用する送信タイミング調整情報を決定するため、移動局ＵＥから、共通の送信タイミング調整情報ＴＡ_ｃへの対応可否に関する情報が、リレーノードＲＮに対して通知されてもよい。

なお、上述の移動局ＵＥや無線基地局ＤｅＮＢやリレーノードＲＮの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。

ソフトウェアモジュールは、ＲＡＭ（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ）や、フラッシュメモリや、ＲＯＭ（ＲｅａｄＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ）や、ＥＰＲＯＭ（ＥｒａｓａｂｌｅＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＲＯＭ）や、ＥＥＰＲＯＭ（ＥｌｅｃｔｒｏｎｉｃａｌｌｙＥｒａｓａｂｌｅａｎｄＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＲＯＭ）や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、ＣＤ-ＲＯＭといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。

かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ＡＳＩＣ内に設けられていてもよい。かかるＡＳＩＣは、移動局ＵＥや無線基地局ＤｅＮＢやリレーノードＲＮ内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして移動局ＵＥや無線基地局ＤｅＮＢやリレーノードＲＮ内に設けられていてもよい。

以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。

ＲＮ…リレーノード
１０…報知情報送信部
１１…Ｕｕインターフェイス部
１２…Ｕｎインターフェイス部
１３…ＴＡ管理部
ＵＥ…移動局
２１…ＴＡ取得部
２２…状態管理部
２３…送信部

Claims

移動局が、リレーノードから個別の送信タイミング調整情報を取得する工程Ａと、
前記移動局が、前記リレーノードから報知されている共通の送信タイミング調整情報を取得する工程Ｂと、
前記移動局が、前記個別の送信タイミング調整情報及び前記共通の送信タイミング調整情報に基づいて、前記リレーノードに対する信号の送信タイミングを調整する工程Ｃとを有することを特徴とする移動通信方法。
前記工程Ｃにおいて、前記移動局は、前記リレーノードに対する信号の送信タイミングを、基準タイミングよりも、前記個別の送信タイミング調整情報によって指定される時間及び前記共通の送信タイミング調整情報によって指定される時間の和だけ早いタイミングとなるように調整することを特徴とする請求項１に記載の移動通信方法。
前記移動局が、第１タイマが満了するまでに、前記個別の送信タイミング調整情報を取得することができなかった場合に、該移動局と前記リレーノードとの間の上りリンクの同期外れを検出する工程と、
前記移動局が、前記第１タイマとは別の第２タイマが満了するまでに、前記共通の送信タイミング調整情報を取得することができなかった場合に、該移動局と前記リレーノードとの間の上りリンクの同期外れを検出する工程とを有することを特徴とする請求項１に記載の移動通信方法。
前記第１タイマは、前記個別の送信タイミング調整情報が取得された際にリセットされ、前記第２タイマは、前記共通の送信タイミング調整情報が取得された際にリセットされることを特徴とする請求項３に記載の移動通信方法。
リレーノードから個別の送信タイミング調整情報を取得し、該リレーノードから報知されている共通の送信タイミング調整情報を取得するように構成されている取得部と、
前記個別の送信タイミング調整情報及び前記共通の送信タイミング調整情報に基づいて、前記リレーノードに対する信号の送信タイミングを調整するように構成されている送信部とを具備することを特徴とする移動局。
前記送信部は、前記リレーノードに対する信号の送信タイミングを、基準タイミングよりも、前記個別の送信タイミング調整情報によって指定される時間及び前記共通の送信タイミング調整情報によって指定される時間の和だけ早いタイミングとなるように調整することを特徴とする請求項５に記載の移動局。
前記移動局と前記リレーノードとの間の上りリンクの同期状態を管理するように構成されている状態管理部を更に具備し、
前記取得部が、第１タイマが満了するまでに、前記個別の送信タイミング調整情報を取得することができなかった場合に、前記状態管理部は、前記移動局と前記リレーノードとの間の上りリンクの同期外れを検出するように構成されており、
前記取得部が、前記第１タイマとは別の第２タイマが満了するまでに、前記共通の送信タイミング調整情報を取得することができなかった場合に、前記状態管理部は、前記移動局と前記リレーノードとの間の上りリンクの同期外れを検出するように構成されていることを特徴とする請求項５に記載の移動局。
前記第１タイマは、前記個別の送信タイミング調整情報が取得された際にリセットされ、前記第２タイマは、前記共通の送信タイミング調整情報が取得された際にリセットされることを特徴とする請求項７に記載の移動局。
無線基地局から信号を受信している期間と移動局に対して信号を送信している期間とが重ならないように調整するリレーノードであって、
前記リレーノード配下のセルで通信中の移動局における信号の送信タイミングを共通に調整するための送信タイミング調整情報を報知するように構成されている共通送信タイミング調整情報送信部と、
前記リレーノード配下のセルで通信中の移動局における信号の送信タイミングを個別に調整するための送信タイミング調整情報を送信するように構成されている個別送信タイミング調整情報送信部とを具備することを特徴とするリレーノード。