JP2011142414A - 避雷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 空中線に接続されている給電線1Bであり、かつ、周波数fpの高周波信号に対して周波数fr(fp>fr)の不要な高周波信号が流れる給電線1Bに接続される避雷装置であって、一端が短絡されて接地されると共に他端が給電線1Bに接続され、周波数fpの高周波信号に対して接続点Aでのインピーダンスを無限大にするために、周波数fpの高周波信号の波長λpを基に長さが設定された基本スタブ11と、基本スタブ11に分岐して接続されると共に周波数frの不要な高周波信号に対して接続点Aでのインピーダンスをゼロにするために、長さが設定された補正スタブ12とを備える。
【選択図】 図3
Description
この実施の形態による避雷装置と、この避雷装置が適用されている送信設備とを図1に示す。図1の送信設備は送信機1A、2Aを備えている。送信機1A、2Aは、給電線1B、2Bによって空中線1C、2Cにそれぞれ接続されている。給電線1B、2Bは送信機1A、2Aからの高周波信号を流すための同軸ケーブル(分布定数線路)である。空中線1C、2Cは設置柱3に対して離れて設置されている。空中線1C、2Cは給電線1B、2Bを流れて来る高周波信号を、電波で空中に放出する。また、設置柱3には、空中線1C、2Cを落雷から保護するために避雷針4が設置され、避雷針4は接地線5によって接地されている。これにより、避雷針4に落雷があると、雷による強電流は接地線5を経て大地に流れる。
fp>fr
である。
0.5λ×(150/370)=0.2027λ
で算出される点と、チャートの中心とを直線102で結ぶ。この後、抵抗成分がゼロであるときのインピーダンスを表す円103と、直線102とが交差する点での、正規化リアクタンスの値j3.3を得る。なお、値λは通過周波数fpおよび阻止周波数frの中で高い方の周波数の波長であり、この実施の形態では波長λpである。
0.25λ×(150/370)=0.1014λ
で算出される点と、チャートの中心とを直線104で結ぶ。この後、抵抗成分がゼロであるときのインピーダンスを表す円103と、直線104とが交差する点での、正規化リアクタンスの値j0.74を得る。
3.3×0.74/(3.3+0.74)=0.604
で算出される値から、j0.604になる。
0.25−0.87=0.163
の値から、0.163λである。
fp=160MHz
fr=60MHz
である場合の、避雷装置10の周波数特性を図6に示す。図6に示すように、60MHzでの減衰量がほぼ30dbであり、160MHzでの減衰量がほぼゼロである。この実測データからも、この実施の形態による避雷装置10、20がフィルタとしての機能を持つことが示されている。
実施の形態1では、図7に示すように、送信機1Aの高周波信号の周波数をfpと、送信機2Aの高周波信号の周波数をfrとが、
fp>fr
の関係にあったが、この実施の形態では、
fp<fr
の関係にある場合について説明する。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。この実施の形態では、実施の形態1の基本スタブ11と補正スタブ12の代わりに、基本スタブ21と補正スタブ22とを備えている。
0.25λ×(150/370)=0.1014λ
で算出される位置だけ離れた点と、チャートの中心とを直線201で結ぶ。この後、抵抗成分がゼロであるときのインピーダンスを表す円103と、直線201とが交差する点での、正規化リアクタンスの値−j1.36を得る。なお、値λは波長λrである。
0.5λ×(150/370)=0.2027λ
で算出される位置だけ離れた点と、チャートの中心とを直線202で結ぶ。この後、抵抗成分がゼロであるときのインピーダンスを表す円103と、直線202とが交差する点での、正規化リアクタンスの値−j0.305を得る。
(−1.36)×(−0.305)/((−1.36)+(−0.305))
=−0.249
で算出される値から、−j0.249になる。
この実施の形態を基にした送信設備を図10に示す。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。図10の送信設備では、実施の形態1または実施の形態2による複数の避雷装置10、20を、給電線1B、2Bに対してfrの1/4波長の間隔あるいはその奇数倍の間隔で直列に接続する。つまり、この実施の形態では、避雷装置が複数の避雷装置10、20によって構成される。
先に述べた実施の形態1〜実施の形態3では、補正スタブ12、22の長さL2、L6を求める際にスミスチャートを利用したが、この実施の形態では三角関数を利用して長さL2、L6を求める。
Z0:伝送路の特性インピーダンス
ZL:負荷インピーダンス
Γs:入力端から伝送路を見た反射係数
γ:伝播定数(γ=α+jβ:αは減衰定数、βは位相定数)
d:入力端から伝送路の終端までの線路長
以下では、伝送路が無損失である場合について説明する。伝送路が無損失である場合には伝播定数γにおいて減衰定数α=0になることから、無損失伝送路のインピーダンスは次のとおりである。
ZL=0
であるので、先の数16式にこの条件を代入すると、
β=2π/λ
であるので、インピーダンスは、
<具体例1>
具体例1は、通過周波数fpと阻止周波数frとが、
通過周波数fp>阻止周波数fr×1.5
の関係にある場合である。
<具体例2>
具体例2は、通過周波数fpと阻止周波数frとが、
通過周波数fp<阻止周波数fr×0.5
の関係にある場合である。
<具体例3>
具体例3は、通過周波数fpと阻止周波数frとが、
通過周波数fp(=fr×1.5)>阻止周波数fr
の関係にある場合である。
<具体例4>
具体例4は、通過周波数fpと阻止周波数frとが、
通過周波数fp(=fr×0.5)<阻止周波数fr
の関係にある場合である。
d=d1+(fpのλ/4)
である。そして、逆符号のインピーダンスは、
1B、2B 給電線
1C、2C 空中線
10、20 避雷装置
11、21 基本スタブ(第1の分布定数線路)
12、22 補正スタブ(第2の分布定数線路)
Claims (3)
- 空中線に接続されている給電線であり、かつ、所定の高周波信号に対して低い周波数の不要な高周波信号が流れる給電線に接続される避雷装置であって、
一端が短絡されて接地されると共に他端が前記給電線に接続され、前記所定の高周波信号に対して接続点でのインピーダンスを無限大にするために、前記所定の高周波信号の波長を基に長さが設定された第1の分布定数線路と、
前記第1の分布定数線路に分岐して接続されると共に前記不要な高周波信号に対して前記接続点でのインピーダンスをゼロにするために、長さが設定された第2の分布定数線路と、
を備えることを特徴とする避雷装置。 - 空中線に接続されている給電線であり、かつ、所定の高周波信号に対して高い周波数の不要な高周波信号が流れる給電線に接続される避雷装置であって、
前記給電線に接続され、前記給電線に流れる不要な高周波信号に対して接続点でのインピーダンスをゼロにするために、前記不要な高周波信号の波長を基に長さが設定された第1の分布定数線路と、
一端が短絡されて接地されると共に前記第1の分布定数線路に分岐して他端が接続され、前記所定の高周波信号に対して前記接続点でのインピーダンスを無限大にするために、長さが設定された第2の分布定数線路と、
を備えることを特徴とする避雷装置。 - 請求項1または請求項2に記載の複数の避雷装置を、給電線に対して所定の間隔をおいて直列に接続したことを特徴とする避雷装置。
Priority Applications (1)
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JP2010000801A JP5371792B2 (ja) | 2010-01-05 | 2010-01-05 | 避雷装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016058795A (ja) * | 2014-09-05 | 2016-04-21 | 中国電力株式会社 | 臨時用無線フィルタ装置、臨時用無線フィルタ方法および臨時用無線フィルタプログラム |
US11171398B2 (en) | 2017-02-14 | 2021-11-09 | Sony Interactive Entertainment Inc. | Electronic device |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008004360A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Nippon Dengyo Kosaku Co Ltd | 先端短絡(λ/4)同軸回路 |
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- 2010-01-05 JP JP2010000801A patent/JP5371792B2/ja not_active Expired - Fee Related
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