JP2011139289A - 画像記録制御装置、画像記録制御方法および撮像装置 - Google Patents

画像記録制御装置、画像記録制御方法および撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011139289A
JP2011139289A JP2009297857A JP2009297857A JP2011139289A JP 2011139289 A JP2011139289 A JP 2011139289A JP 2009297857 A JP2009297857 A JP 2009297857A JP 2009297857 A JP2009297857 A JP 2009297857A JP 2011139289 A JP2011139289 A JP 2011139289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
frame rate
normal
stream
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009297857A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Nakai
伸郎 中井
Shigeyuki Okada
茂之 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2009297857A priority Critical patent/JP2011139289A/ja
Publication of JP2011139289A publication Critical patent/JP2011139289A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】異なるフレームレートで撮像された複数の動画像データを効率よく管理可能な技術を提供する。
【解決手段】フレームバッファ16は通常よりも高いフレームレートで撮像された動画像のフレームを格納する。フレーム間引き部18はフレームバッファのフレームを所定間隔で間引きして通常フレームレートのフレームを生成する。通常フレームレートフレーム符号化部36は間引きされたフレームを符号化して通常フレームレートのストリームを生成する。高フレームレートフレーム符号化部38は通常フレームレートのストリーム生成と並行して、所定の期間に限り、フレームバッファに格納されているフレームを符号化して高フレームレートのストリームを生成する。制御部22は所定の期間を特定する関連情報を生成する。ファイル連結部32は通常フレームレートのストリーム、高フレームレートのストリームおよび関連情報を連結して単一のファイルを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の動画像を符号化して管理する画像記録制御装置、およびそれを搭載した撮像装置に関する。
近年、一般ユーザが静止画のみならず、手軽に動画像を撮影することができるデジタルムービーカメラが普及してきており、それらの中には撮影に際してフレームレートを変更したり、異なるフレームレートの動画を同時に撮像したりすることができるものもある(特許文献1参照)。これらの動画は記録メディア等に記録された後、例えばPC(Personal Computer)やテレビで鑑賞される。
特開2007−195050号公報
同一シーンについて異なるフレームレートで撮影ができると、例えば重要なシーンについては時間分解能の高い高フレームレートで撮影することができて便利である。しかしながら、同一のシーンについてフレームレートを変えて撮像した場合、その分動画像のデータ量が増加する。また、同一のシーンに関連した、フレームレートの異なる動画像データが複数存在することとなり、動画像データの管理が煩雑となる。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、異なるフレームレートで撮像された複数の動画像データを効率よく管理することができる技術を提供することにある。
本発明のある態様は画像記録制御装置である。この装置は、通常よりも高いフレームレートで撮像された動画像のフレームを格納するフレームバッファと、前記フレームバッファに格納されているフレームを所定の間隔で間引きして通常のフレームレートのフレームを生成するフレーム間引き部と、前記フレーム間引き部で間引きされたフレームを符号化して通常のフレームレートのストリームを生成する通常フレームレートフレーム符号化部と、通常のフレームレートのストリーム生成と並行して、高フレームレートで撮像すべき期間に限り、前記フレームバッファに格納されている通常よりも高いフレームレートで撮像された動画像のフレームを符号化して高フレームレートのストリームを生成する高フレームレートフレーム符号化部と、前記高フレームレートで撮像すべき期間を特定するための関連情報を生成する制御部と、前記通常のフレームレートのストリーム、前記高フレームレートのストリームおよび前記関連情報を連結して、ファイル操作の単位となる単一のファイルを生成するファイル連結部とを含む。
本発明の別の態様は撮像装置である。この装置は、映像を取得するセンサと、前記センサが取得した映像に基づいてフレームを生成するフレーム生成部と、上述した画像記録制御装置とを含む。
本発明のさらに別の態様は画像記録制御方法である。この方法は、通常よりも高いフレームレートで撮像された動画像のフレームを、所定の間隔で間引いて生成した通常のフレームレートの動画像のフレームを符号化して通常のフレームレートのストリームを生成し、高フレームレートで撮像すべき期間に限り、前記通常のフレームレートのストリームの生成と並行して、間引く前の通常よりも高いフレームレートで撮像された動画像のフレームを符号化して高フレームレートのストリームを生成し、前記通常のフレームレートのストリームと前記高フレームレートのストリームとを連結してファイル操作の単位となる単一のファイルを生成する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、異なるフレームレートで撮像された複数の動画像データを効率よく管理することができる。
実施の形態に係る撮像装置の内部構成を模式的に示した図である。 実施の形態にかかる撮像装置の処理の流れを説明するフローチャートである。 通常フレームレートフレーム符号化部が符号化の対象とする通常フレームレートフレーム群と、高フレームレートフレーム符号化部が符号化の対象とする第1高フレームレートフレーム群および第2高フレームレートフレーム群との関係の一例を模式的に表した図である。 チャプタが埋め込まれたストリームを伸張したときの、チャプタとフレームとの位置関係の一例を示す図である。 ファイル連結部が生成するファイルの構造の一例を模式的に表した図である。 ファイル連結部が生成するファイルの構造の別例を模式的に表した図である。 ファイルに格納される関連情報の記録形式の一例を模式的に表した図である。 ファイルに格納される関連情報の記録形式の別例を模式的に表した図である。
本発明の実施の形態の概要を述べる。実施の形態は、240fps(frames per second)のフレームレートで動画フレームを生成してフレームバッファに格納しておき、通常の撮影モードでは、60fpsのフレームレートになるまでフレームを間引いてからストリームを生成する。ユーザから高速撮影を行う旨の指示がある間は、60fpsのフレームレートのストリームの生成に加えて、フレームを間引きする前の240fpsのフレームレートのストリームも生成する。撮影終了後、生成されたフレームレートの異なる複数のストリームを連結して単一のファイルとして保存する。
図1は、実施の形態に係る撮像装置200の内部構成を模式的に示した図である。撮像装置200は、センサ10、操作部12、フレーム生成部14、および画像記録制御装置100を含む。画像記録制御装置100はさらに、フレームバッファ16、フレーム間引き部18、画像符号化部20、制御部22、ファイル連結部32、および記録部34を含む。
フレーム生成部14は、センサ10が取得した映像のフレームを生成する。センサ10は、CCD(Charge Coupled Devices)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの図示しない固体撮像素子であり、フレーム生成部14はセンサ10から出力されるアナログの三原色信号R、G、Bを処理して、デジタルの輝度信号Yおよび色差信号Cr、Cbのフレームに変換する。フレームバッファ16は、フレーム生成部14が生成したフレームを一時的に保存する。
フレーム間引き部18は、フレームバッファ16に格納されているフレームを間引きする。フレームバッファ16にはフレーム生成部14が生成した、フレームレートが240fpsのフレームが格納されており、フレーム間引き部18は、当該フレームを四分の一に間引くことにより、フレームレートが60fpsのフレームを生成する。ここでフレーム生成部14が生成するフレームのフレームレートと、フレーム間引き部18が生成するフレームのフレームレートとは様々な組み合わせがあってもよい。例えば、フレーム生成部14が600fpsのフレームを生成してもよく、フレーム間引き部18は間引きの枚数を自由に変更できるようにしてもよい。
画像符号化部20はさらに、通常フレームレートフレーム符号化部36と高フレームレートフレーム符号化部38とのふたつの画像符号化部を含む。
通常フレームレートフレーム符号化部36は、フレーム間引き部18が生成したフレームを符号化して通常フレームレートストリーム24を生成する。通常フレームレートフレーム符号化部36は、当該フレームを所定の規格にしたがい符号化する。動画像の符号化には、国際標準化機関であるISO(International Organization for Standardization)/IEC(International Electrotechnical Commission)によって標準化されたMPEG(Moving Picture Experts Group)シリーズの規格(MPEG−1、MPEG−2およびMPEG−4)、電気通信に関する国際標準機関であるITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector)によって標準化されたH.26xシリーズの規格(H.261、H.262およびH.263)、もしくは両方の標準化機関によって合同で標準化された最新の動画像圧縮符号化標準規格であるH.264/AVC(両機関における正式勧告名はそれぞれMPEG-4 Part 10: Advanced Video CodingとH.264)に準拠する技術、その拡張標準であるH.264/AVC Annex G、すなわちH.264/SVC(Scalable Video Coding)が用いられる。
高フレームレートフレーム符号化部38は、操作部12に入力されたユーザの指示がある間、フレームバッファ16に格納されているフレームを符号化し、ストリームを生成する。したがって、高フレームレートフレーム符号化部38が生成するストリームは、通常フレームレートフレーム符号化部36が生成するストリームよりも高いフレームレート(240fps)のストリームとなる。以後、ユーザの指示により高フレームレートフレーム符号化部38がフレームバッファ16に格納されているフレームを直接符号化してストリームを生成する動作を「高速撮影モード」と呼ぶ。高フレームレートフレーム符号化部38も通常フレームレートフレーム符号化部36と同様に、MPEG−2、またはMPEG−4、H.264/AVC、H.264/SVCなどの規格にしたがい圧縮符号化する。
通常フレームレートフレーム符号化部36がフレーム間引き部18の生成した一連のフレームをすべて符号化して一つのストリーム(通常フレームレートストリーム24)を生成するのに対し、高フレームレートフレーム符号化部38は、ユーザから高速撮影モードの指示がある度に、その指示がある期間に符号化する。例えばユーザが1度目の高速撮影モードの指示を行うと、高フレームレートフレーム符号化部38は第1高フレームレートストリーム26を生成する。以後、高フレームレートフレーム符号化部38はユーザから高速撮影モードの指示がある度にストリームを生成し、n回目の指示で第n高フレームレートストリーム28を生成する。
高フレームレートフレーム符号化部38が生成するストリームはフレームレートが高く、映像を高い時間分解能で撮影することができる一方で、多くの記録容量を要する。反対に、通常フレームレートフレーム符号化部36が生成する通常フレームレートストリーム24はフレームが間引きされているため時間分解能は落ちるが、その分記憶容量は少なくなる。これらの性質を利用して、映像全体を通常フレームレートストリーム24で記録し、例えば重要なシーンについては高速撮影モードで撮影することにより、記憶容量を抑えつつ、重要なシーンを高い時間分解能で記録することが可能となる。
制御部22は、操作部12に入力されたユーザの指示に基づいて関連情報30を生成する。ここで「関連情報」とは、センサ10に入力された映像を通常フレームレートフレーム符号化部36と高フレームレートフレーム符号化部38とが共に符号化したときに、両者が生成したストリームを関連づける情報である。例えば、通常フレームレートフレーム符号化部36と高フレームレートフレーム符号化部38とが重複して符号化した部分を特定する情報、すなわち、高フレームレートで撮像すべき期間を特定する情報である。関連情報の具体例については後述する。
ファイル連結部32は、通常フレームレートフレーム符号化部36が生成した通常フレームレートストリーム24、高フレームレートフレーム符号化部38が生成したひとつ以上の高フレームレートストリーム、および制御部22が生成した関連情報30を多重化して連結し、単一のファイルを生成する。ここで「単一のファイル」とはファイル操作の単位となるファイルを意味し、ひとつのファイル名の下で一括してファイルの複製や削除、ファイル転送等の操作の対象となる。ファイルとしては、例えばMP4ファイルフォーマットにしたがったコンテナファイルを利用することができる。当該コンテナファイルには、各符号化データのヘッダ情報、メタデータ、時刻情報などを記述したコンテナを含めることができる。
記録部34は、ファイル連結部32が生成したファイルを格納する。記録部34としては例えば、内蔵メモリとして、半導体メモリまたはハードディスクを採用することができる。また、リムーバブルメモリとして、メモリーカード、リムーバブルハードディスク、または光ディスクを採用することができる。
画像記録制御装置100の構成は、ハードウェア的には、任意のプロセッサ、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図2は、実施の形態にかかる撮像装置200の処理の流れを説明するフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、例えばユーザが撮像装置200の電源ボタン(図示しない)を押すと開始する。
ユーザが動画撮影を選択した場合(S10Y)、フレーム生成部14はセンサ10が取得した映像のフレームを生成してフレームバッファ16に格納する(S12)。ユーザが操作部12を介して高速撮影モードを選択する場合(S14Y)、高フレームレートフレーム符号化部38は、フレームバッファ16に格納されている高フレームレートのフレームを符号化する(S16)。ユーザが高速撮影モードを選択しない場合には(S14N)、高フレームレートフレーム符号化部38は符号化を実行しない。
フレーム間引き部18は、フレームバッファ16に格納されているフレームを所定の枚数間引きする(S18)。通常フレームレートフレーム符号化部36は、フレーム間引き部18が出力した通常のフレームレートのフレームを符号化する(S20)。ここで動画像の撮影を終了しない場合には(S22N)、ステップS12に戻り、フレームの符号化を続行する。動画像の撮影を終了する場合には(S22Y)、制御部22は関連情報30を生成する(S24)。その後ファイル連結部32は、通常フレームレートフレーム符号化部36が生成した通常フレームレートストリーム24、高フレームレートフレーム符号化部38が生成した一つ以上の高フレームレートのストリーム、および制御部22が生成した関連情報30を連結してひとつのファイルを生成する(S26)。ファイル連結部32がファイルを生成するか、あるいは動画撮影でない場合に(S10N)、本処理は終了する。
なお、図2において通常フレームレートフレーム符号化部36と高フレームレートフレーム符号化部38とが符号化処理を直列に実行する場合について説明したが、両者は並列に符号化処理を実行してもよい。
以下、制御部22が生成する関連情報30の具体例について図を参照しながら説明する。
図3は、通常フレームレートフレーム符号化部36が符号化の対象とする通常フレームレートフレーム群40と、高フレームレートフレーム符号化部38が符号化の対象とする第1高フレームレートフレーム群42および第2高フレームレートフレーム群44との関係の一例を模式的に表した図である。本例では通常フレームレートフレーム群40のフレームレートは60fpsであり、第1高フレームレートフレーム群42および第2高フレームレートフレーム群44のフレームレートは240fpsであるとする。
通常フレームレートフレーム群40の撮影開始時刻を原点とする時間軸46と、通常フレームレートフレーム群40の第1番目のフレームのフレーム番号を1とし、以後順番に通し番号をふったときのフレーム番号を表すフレーム軸48とを考える。通常フレームレートフレーム群40は時刻0から始まって時刻T5で終了する。このとき通常フレームレートフレーム群40は、1番目のフレームからF5番目のフレームまで存在し、その間のフレームの総数はN0枚である。
時刻T1においてユーザが操作部12を介して高速撮影モードを選択すると、高フレームレートフレーム符号化部38は第1高フレームレートフレーム群42の符号化を開始する。時刻T2においてユーザが高速撮影モードを終了すると、高フレームレートフレーム符号化部38は符号化を終了する。第1高フレームレートフレーム群は時刻T1からT2までのD1の期間に撮影されたフレーム群ということになる。
時刻T3においてユーザが再度高速撮影モードを選択すると、高フレームレートフレーム符号化部38は第2高フレームレートフレーム群44の符号化を開始する。D2の時間が経過し、時刻T4においてユーザが高速撮影モードを終了すると、高フレームレートフレーム符号化部38は符号化を終了する。
この例では、通常フレームレートフレーム群40と第1高フレームレートフレーム群42とは時刻T1からT2までのD1の期間において重複する。そこで両者の重複部分を特定する関連情報30として、時刻T1とT2とのセットが考えられる。また、両者の重複が始まる時刻T1と重複する期間であるD1とのセットも重複部分を特定する関連情報30とすることができる。同様に、通常フレームレートフレーム群40と第2高フレームレートフレーム群44とは時刻T3からT4までのD2の期間において重複するので、T3とT4のセットあるいはT3とD2のセットを通常フレームレートフレーム群40と第2高フレームレートフレーム群44との重複部分を特定する関連情報30とすることができる。
ユーザが高速撮影モードを選択した時刻T1において、通常フレームレートフレーム群40はF1番目のフレームであったとする。その後時刻T2においてユーザが高速撮影モードを終了したとき、通常フレームレートフレーム群40はF2番目のフレームであったとする。このとき、通常フレームレートフレーム群40と第1高フレームレートフレーム群42との重複部分は、通常フレームレートフレーム群40のフレーム番号F1とF2とのセットで特定することができる。また、F1番目のフレームとF2番目とのフレームの間にN1枚の通常フレームレートフレーム群40のフレームがあるとすれば、通常フレームレートフレーム群40と第1高フレームレートフレーム群42との重複部分は、通常フレームレートフレーム群40のフレーム番号F1と重複部分の枚数N1とのセットでも特定することができる。したがって、F1とF2とのセットあるいはF1とN1とのセットを通常フレームレートフレーム群40と第1高フレームレートフレーム群42との重複部分を特定する関連情報30とすることができる。
通常フレームレートフレーム群40と第2高フレームレートフレーム群44との場合も同様で、時刻T3の時の通常フレームレートフレーム群40のフレーム番号をF3、時刻T4の時の通常フレームレートフレーム群40のフレーム番号をF4とし、その間のフレーム数をN2とすれば、F3とF4とのセットあるいはF3とN2とのセットを通常フレームレートフレーム群40と第2高フレームレートフレーム群44との重複部分を特定する関連情報30とすることができる。
ここで、通常フレームレートフレーム群40のフレーム数N1またはN2のかわりに、対応する第1高フレームレートフレーム群42または第2高フレームレートフレーム群44のフレーム数を用いることも可能である。この場合、第1高フレームレートフレーム群42および第2高フレームレートフレーム群44のフレームレートは通常フレームレートフレーム群40の4倍(240fps/60fps=4)であるので、対応するフレームの枚数もそれぞれ4倍となる。
図4は、関連情報30の別の例を模式的に表した図である。本例は、ストリームの中に映像の区切りデータとしてチャプタ(chapter)が埋め込まれる場合の例である。
本例においては、図4はチャプタが埋め込まれたストリームを伸張したときの、チャプタとフレームとの位置関係の一例を示す図である。第1のチャプタ52aは、チャプタ付きストリーム50内に存在し、第1高フレームレートフレーム群42が開始する直前に埋め込まれている。また、第2のチャプタ52bは、第1高フレームレートフレーム群42が終了した直後に埋め込まれている。したがって第1のチャプタ52aと第2のチャプタ52bとのセットを、チャプタ付きストリーム50と第1高フレームレートフレーム群42との重複部分を特定する関連情報30とすることができる。なお、チャプタ52は、関連情報30としてファイル連結部32が埋め込む。
図5は、ファイル連結部32が生成するファイル54の構造の一例を模式的に表した図である。ファイル54は、ファイルの先頭からヘッダ56、関連情報30、通常フレームレートストリーム24、第1高フレームレートストリーム26の順に格納され、終端に第n高フレームレートストリーム28を含む。ここでヘッダ56は各ストリームの先頭位置の情報等を格納する。このように、各ストリームを順番に格納する場合は、ファイル連結部32がファイル54を生成するときの制御が簡単になる点で有利である。
なお、ヘッダ56や関連情報30はファイルの先頭でなくてもよく、例えばファイルの終端にあってもよい。この場合、通常フレームレートストリーム24が先頭となるため、ファイルを探索することなく即座に映像全体を再生できる点で有利である。また、関連情報30はヘッダ56の一部として格納されていてもよい。
図6は、ファイル連結部32が生成するファイル54の構造の別例を模式的に表した図である。本例では、先頭にヘッダ56および関連情報30が格納される点では図5に示す例と同じであるが、各ストリームファイルは所定の基準で分割され、分散して格納される点で異なる。また、ヘッダ56は各ストリームの先頭位置の情報のみならず、分割された各ストリームの先頭位置の情報も格納される。
図6において、通常フレームレートストリーム24はm個の単位に分割され、第1のストリームその1(符号24a)、第1のストリームその2(符号24b)と続いて第1のストリームそのn(符号24c)に至り、最後に第1のストリームそのm(符号24d)として格納される。分割された通常フレームレートストリーム24の間に、分割された第2のストリームその1(符号26a)や第2のストリームその2(符号26b)が格納される。同様に、第nのストリームも分割されて格納される(符号28a)。このように、各ストリームを分割して記録する方式は、記録時の制御が複雑になるものの、記録部34の記録領域に対して効率的に記録できる点で有利である。記録領域内に物理的に連続して大きな空き領域がなく、小さな空き領域しか存在しないような場合でも、ファイルを小さな単位に分割して記録できれば、そのような小さな空き領域に記録することができるからである。
したがって、上述したファイルを分割するための「所定の基準」とは、記録部34の記録領域を効率よく利用するために用意するデータ記録の最小単位であり、例えばストリームに記録されている映像の時間や、データのサイズあるいはチャプタ52によって区切られる単位が用いられる。これらの基準およびその最小単位は、記録部34の容量やファイルシステムの制限などを考慮して実験的に定めればよい。
図7は、ファイル54に格納される関連情報30の記録形式の一例を模式的に表した図である。本例では、関連情報30として、上述した時刻T0から時刻T5までの各時刻を用いる場合について説明する。
まず、関連情報30を記録する領域の先頭に、記録すべき関連情報30の個数を格納する。本例では、記録すべき関連情報は時刻T0から時刻T5までの6個であるから、関連情報30の個数として6を格納する。次に、通常フレームレートフレーム群40の開始時刻であるT0と終了時刻であるT5を格納し、次に第1高フレームレートフレーム群42の開始時刻であるT1と終了時刻であるT2を格納する。最後に第2高フレームレートフレーム群44の開始時刻であるT3と終了時刻であるT4を格納する。フレーム群の数が増えた場合も同様の形式で格納すればよい。また、開始時刻と終了時刻は必ずセットで保存されるので、記録すべき関連情報30の個数としてはセットの個数を記録してもよい。本例の場合では、開始時刻と終了時刻のセットは3セットあるため、関連情報30の個数として3を格納する。
なお、関連情報30としては、通常フレームレートフレーム群40の開始時刻であるT0と終了時刻であるT5は省略することが可能である。
図8は、ファイル54に格納される関連情報30の記録形式の別例を模式的に表した図である。本例では、関連情報30として、上述した各フレーム群の先頭のフレーム番号とフレームの枚数とを用いる場合について説明する。
本例の場合は、図7に示す例と異なり、記録すべき関連情報30の個数は格納されず、先頭から順に関連情報30が格納される。具体的には、まず通常フレームレートフレーム群40のフレームの総数であるN0が格納される。次に第1高フレームレートフレーム群42の先頭フレームに対応する通常フレームレートフレーム群40のフレーム番号であるF1と、第1高フレームレートフレーム群42と重複する区間の通常フレームレートフレーム群40のフレーム枚数であるN1が格納される。続いて、第2高フレームレートフレーム群44の先頭フレームに対応する通常フレームレートフレーム群40のフレーム番号であるF3と、第1高フレームレートフレーム群42と重複する区間の通常フレームレートフレーム群40のフレーム枚数であるN2が格納される。最後に関連情報30の終端を示す識別子であるターミネータが格納される。関連情報30の先頭からターミネータまでの間の情報を読み込むことにより、関連情報30の個数が格納されていなくても、関連情報を正しく読み取ることが可能となる。
なお、関連情報30として、通常フレームレートフレーム群40のフレームの総数であるN0は省略することもできる。
以上の構成による動作は以下のとおりである。ユーザは、実施の形態にかかる撮像装置を用いて記録に残したい映像を撮像するに際し、その中でも特に重要なシーンについては高速撮影をする。撮影を終了すると、映像全体が60fpsのフレームレートで記録されており、高速撮影をしたシーンについては240fpsのフレームレートで撮影された映像もあわせて記録されている。この結果、異なるフレームレートで撮影された映像が複数存在することになるが、これらは単一のファイルにまとめられて記録される。
以上説明したように実施の形態によれば、映像全体を通常のフレームレートで撮影し、重要なシーンについては合わせて高フレームレートで撮影することにより、重要でないシーンの符号量を抑えることが可能となり、結果として記憶容量を節約することができる。また、重要なシーンは別のストリームとして生成されるため、重要なシーンの取出しが容易となる。さらに、すべてのストリームと関連情報30とをまとめてひとつのファイルとして生成されるため、ストリームごとに別ファイルを生成する場合と比較して、ファイルのコピーや転送、削除等の管理が容易となる。また、ストリームファイルの一部を消失した結果、一連のストリームファイルがすべて再生できなくなるということも防止できる。
すべての機器が、例えば240fpsのような高フレームレートで撮影されたストリームを再生できるとは限らないが、実施の形態によれば、映像全体を通常のフレームレートで撮影してあるため、高フレームレートで撮影されたストリームを再生できない機器においても映像を再生することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、上記実施の形態では、画像符号化部20が通常フレームレートフレーム符号化部36と高フレームレートフレーム符号化部38とのふたつ画像符号化部を含む場合について説明したが、いずれかの演算速度が十分速い場合には、ひとつの画像符号化部としてもよい。この場合、高速撮影モード時には通常のフレームレートの映像と高フレームレートの映像とを時分割で符号化することになる。回路の規模を小さくできることから、コストや消費電力を抑えられる点で有利である。
また、上記実施の形態では、通常フレームレートフレーム符号化部36と高フレームレートフレーム符号化部38とはそれぞれ独立して演算する場合を想定したが、演算結果を共有できるようにしてもよい。例えば、高フレームレートフレーム符号化部38が計算した4枚分のフレームの動きベクトルを合成すれば、通常フレームレートフレーム符号化部36で計算すべき1枚分の動きベクトルとなる。この結果を共有することにより、全体として演算時間と消費電力とを抑えられる点で有利である。
また、上記実施の形態では、チャプタ52を関連情報30として記録する場合について説明したが、ストリームに埋め込むチャプタ52自体に、対応する高フレームレートの映像の情報を持たせてもよい。この場合、上述の例ではチャプタ52aに第1高フレームレートフレーム群42の開始を、チャプタ52bに第1高フレームレートフレーム群42の終了を情報として記録することになる。また上述の例では、チャプタ52aとチャプタ52bとをもって第1高フレームレートフレーム群42の関連情報30として説明したが、チャプタ52aと第1高フレームレートフレーム群42のフレーム数や時間等を関連情報30とすることもできる。
また、上記実施の形態では、フレーム生成部14が常時240fpsのフレームを生成する場合について説明したが、通常は60fpsの動画を生成し、高速撮影モードの場合のみ240fpsのフレームを生成するようにしてもよい。この場合、高速撮影モードではない場合のフレーム生成部14の演算量が減り、フレーム間引き部18の演算も不要となるため、消費電力を抑えられる点で有利である。また、フレームレートが低い場合にはセンサ10における受光量を多くすることができるため、ノイズを抑制する効果も得られる。
10 センサ、 12 操作部、 14 フレーム生成部、 16 フレームバッファ、 18 フレーム間引き部、 20 画像符号化部、 22 制御部、 30 関連情報、 32 ファイル連結部、 36 通常フレームレートフレーム符号化部、 38 高フレームレートフレーム符号化部、 100 画像記録制御装置、 200 撮像装置。

Claims (6)

  1. 通常よりも高いフレームレートで撮像された動画像のフレームを格納するフレームバッファと、
    前記フレームバッファに格納されているフレームを所定の間隔で間引きして通常のフレームレートのフレームを生成するフレーム間引き部と、
    前記フレーム間引き部で間引きされたフレームを符号化して通常のフレームレートのストリームを生成する通常フレームレートフレーム符号化部と、
    通常のフレームレートのストリーム生成と並行して、高フレームレートで撮像すべき期間に限り、前記フレームバッファに格納されている通常よりも高いフレームレートで撮像された動画像のフレームを符号化して高フレームレートのストリームを生成する高フレームレートフレーム符号化部と、
    前記高フレームレートで撮像すべき期間を特定する情報を、前記通常のフレームレートのストリームと前記高フレームレートのストリームとを関連づけるための関連情報として生成する制御部と、
    前記通常のフレームレートのストリーム、前記高フレームレートのストリームおよび前記関連情報を連結して、ファイル操作の単位となる単一のファイルを生成するファイル連結部とを含むことを特徴とする画像記録制御装置。
  2. 前記高フレームレートで撮像すべき期間は、操作部より入力された、ユーザからの指示が存在する期間であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御部は、前記ユーザからの指示のタイミングにおける前記通常のフレームレートのストリームにおけるフレーム番号を前記関連情報として生成することを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記制御部は、前記ユーザからの指示があった時刻を前記関連情報として生成することを特徴とする請求項2に記載の装置。
  5. 映像を取得するセンサと、
    前記センサが取得した映像に基づいてフレームを生成するフレーム生成部と、
    請求項1から4のいずれかに記載の画像記録制御装置とを含むことを特徴とする撮像装置。
  6. 通常よりも高いフレームレートで撮像された動画像のフレームを、所定の間隔で間引いて生成した通常のフレームレートの動画像のフレームを符号化して通常のフレームレートのストリームを生成し、高フレームレートで撮像すべき期間に限り、前記通常のフレームレートのストリームの生成と並行して、間引く前の通常よりも高いフレームレートで撮像された動画像のフレームを符号化して高フレームレートのストリームを生成し、前記通常のフレームレートのストリームと前記高フレームレートのストリームとを連結してファイル操作の単位となる単一のファイルを生成することを特徴とする画像記録制御方法。
JP2009297857A 2009-12-28 2009-12-28 画像記録制御装置、画像記録制御方法および撮像装置 Pending JP2011139289A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009297857A JP2011139289A (ja) 2009-12-28 2009-12-28 画像記録制御装置、画像記録制御方法および撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009297857A JP2011139289A (ja) 2009-12-28 2009-12-28 画像記録制御装置、画像記録制御方法および撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011139289A true JP2011139289A (ja) 2011-07-14

Family

ID=44350264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009297857A Pending JP2011139289A (ja) 2009-12-28 2009-12-28 画像記録制御装置、画像記録制御方法および撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011139289A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016115960A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 株式会社イマジオム 映像記録装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004242267A (ja) * 2002-12-10 2004-08-26 Sony Computer Entertainment Inc 画像編集方法、装置および画像再生方法、装置
JP2007195050A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Canon Inc 撮像装置、撮像方法及び制御プログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004242267A (ja) * 2002-12-10 2004-08-26 Sony Computer Entertainment Inc 画像編集方法、装置および画像再生方法、装置
JP2007195050A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Canon Inc 撮像装置、撮像方法及び制御プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016115960A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 株式会社イマジオム 映像記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4769717B2 (ja) 画像復号化方法
US20090103630A1 (en) Image processing device
JP5193291B2 (ja) 2d映像メディア標準に基づいて3d映像ファイルを生成及び再生するためのシステム及び方法
US8184700B2 (en) Image decoder
US9167199B2 (en) Image input apparatus with high-speed, high-quality still image successive capturing capability and still image successive capturing method using the same
JP4881210B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置及びそれらの制御方法
JP2009246935A (ja) 画像処理装置およびそれを搭載した撮像装置
WO2014141638A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP6270555B2 (ja) 画像処理システム、撮像装置及びその制御方法
EP2974265A1 (en) Imaging apparatus and imaging apparatus control method
US8165217B2 (en) Image decoding apparatus and method for decoding prediction encoded image data
JP4440863B2 (ja) 符号化復号化装置、符号化復号化方法、符号化復号化集積回路、および符号化復号化プログラム
CN102006445A (zh) 图像编辑装置及搭载其的摄像装置、图像再生装置及搭载其的摄像装置
US20100039536A1 (en) Video recording device and method
JP2011146847A (ja) 画像再生制御装置、画像再生制御方法および撮像装置
JP2008252682A (ja) 画像表示装置およびそれを搭載した撮像装置
JP2011139289A (ja) 画像記録制御装置、画像記録制御方法および撮像装置
JP2008072182A (ja) 動画像復号化装置、動画像復号化方法、動画像復号化プログラム、動画像符号化装置、動画像符号化方法、動画像符号化プログラム、及び動画像符号化復号化装置
JP2011139291A (ja) 画像再生制御装置、画像再生制御方法および撮像装置
JP2011146846A (ja) 画像再生制御装置、画像再生制御方法および撮像装置
JP2011139293A (ja) 画像再生制御装置、画像再生制御方法および撮像装置
US11611749B2 (en) Encoding apparatus, image capturing apparatus, control method, and storage medium
JP2005051810A (ja) デジタルカメラ
RU2628198C1 (ru) Способ межканального предсказания и межканальной реконструкции для многоканального видео, снятого устройствами с различными углами зрения
JP2004274488A (ja) 動画データの記録方法及びその再生方法並びに動画データの記録装置及びその再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121107

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130404

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20130515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140520