JP2011137899A - 画像処理装置、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザに煩雑な作業を強いることなく、絵画風画像の画風に応じた額縁画像を生成する。
【解決手段】原画像を絵画風画像に変換する際、事前に変換後の絵画風画像に与える特定の効果を表す画風(「水墨画風」、「油絵画風」等」)をユーザに選択させ、選択された画風に応じた画像処理によって原画像を絵画風画像に変換する。変換時にユーザに選択された画風が「西洋画風」に分類される場合には、絵画風画像Ga1の周囲に西洋画用の額縁画像Gb1を配置した表示画像のデータを生成する。また、変換時にユーザに選択された画風が「日本画風」に分類される場合には、絵画風画像Ga2の周囲に日本画用の額縁画像Gb2を配置した表示画像のデータを生成する。生成したデータにより表される表示画像G1,G2をモニタに表示する。
【選択図】図5
【解決手段】原画像を絵画風画像に変換する際、事前に変換後の絵画風画像に与える特定の効果を表す画風(「水墨画風」、「油絵画風」等」)をユーザに選択させ、選択された画風に応じた画像処理によって原画像を絵画風画像に変換する。変換時にユーザに選択された画風が「西洋画風」に分類される場合には、絵画風画像Ga1の周囲に西洋画用の額縁画像Gb1を配置した表示画像のデータを生成する。また、変換時にユーザに選択された画風が「日本画風」に分類される場合には、絵画風画像Ga2の周囲に日本画用の額縁画像Gb2を配置した表示画像のデータを生成する。生成したデータにより表される表示画像G1,G2をモニタに表示する。
【選択図】図5
Description
本発明は、例えば写真撮影により得られた画像等から変換した絵画風画像の表示に際し、絵画風画像の周囲に額縁画像を表示させる際に用いて好適な画像処理技術に関するものである。
近年、例えばデジタルカメラにより撮影され画像データとして記録された画像、つまり写真を表示する装置として、種々のデジタルフォトフレーム(以下、DPFという。)が商品化されている。DPFは、多数の写真を手軽に鑑賞することを目的として画像表示を行うものである。また、DPFには、表示対象の写真を、特定の効果を与えることによって人が書いたよう絵画風の画像(以下、絵画風画像という。)に変換する機能を備えたものもある。係る機能を用いれば、ユーザは撮影された写真を新たな作品として鑑賞をすることができる。
ところで、実際の絵画を部屋に飾る際には、絵画を額縁に入れることが多く、額縁には絵画の作風によって、形状や、色、模様等の外観が異なるものが使用されるのが一般的である。しかし、DPFにおいては額縁に相当するものが本体フレームであるため、写真等を絵画風画像に変換できたとしても額縁を変更することができない。
これを解決する技術として、例えば下記特許文献1には以下の技術が記載されている。すなわち画像を表示用の液晶パネルを保護する保護パネルの周縁をレンズ状に形成する。一方、液晶パネルに画像を表させる際には、液晶パネルの外周部に額縁模様を表す画像である額縁画像を表示させ、表示した額縁画像を保護パネルの周縁部で拡大してユーザに観察させることにより、保護パネルの周縁部を額縁として機能させる。そして、ユーザの操作により額縁の種類が選択されたら、選択された種類の額縁を表す額縁画像を液晶パネルの外周部に表示させるというものである。係る技術によれば、絵画風画像の画風に合わせて額縁を変更することができる。
しかしながら、上記の技術は、ユーザの操作により異なる種類の額縁を表示する構成である。そのためユーザが写真等の画像を絵画風画像に変換して表示する際には、絵画風画像の画風が固定されている構成、及び絵画風画像の画風が変更可能な構成のいずれの構成においても、ユーザが額縁画像を自ら選択するといった煩雑な作業を行わなければ、絵画風画像の周囲に額縁画像を表示させることができないという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザに煩雑な作業を強いることなく、絵画風画像の画風に応じた額縁画像を生成することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る画像処理装置にあっては、原画像を、特定の効果を与えた絵画風画像に変換する画像変換手段と、前記画像変換手段が絵画風画像に与える特定の効果の種類と、前記絵画風画像の周囲に配置される画像であって特定の外観を有する額縁を表す額縁画像の種類との対応関係を示す対応情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている対応情報により示されている対応関係を参照し、前記画像変換手段により変換された絵画風画像の周囲に配置すべき額縁画像として、当該絵画風画像に与えられている特定の効果の種類に対応する額縁画像を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された額縁画像を前記画像変換手段により変換された絵画風画像の周囲に配置した画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成された画像を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係るプログラムにあっては、コンピュータを、原画像を、特定の効果を与えた絵画風画像に変換する画像変換手段と、前記画像変換手段が絵画風画像に与える特定の効果の種類と、前記絵画風画像の周囲に配置される画像であって特定の外観を有する額縁を表す額縁画像の種類との対応関係を示す対応情報を記憶する記憶手段に記憶されている対応情報により示されている対応関係を参照し、前記画像変換手段により変換された絵画風画像の周囲に配置すべき額縁画像として、当該絵画風画像に与えられている特定の効果の種類に対応する額縁画像を決定する決定手段と、出力手段に出力する画像として、前記決定手段により決定された額縁画像を絵画風画像の周囲に配置した画像を生成する画像生成手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザに煩雑な作業を強いることなく、絵画風画像の画風に応じた額縁画像を生成することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1(a)は本発明を適用したデジタルフォトフレーム(以下、DPFという。)1の正面図、図1(b)は、DPF1の側面図である。DPF1の正面は、本体2に保持された液晶表示パネル3によって構成される表示部により、ほぼ全域が占められている。また、DPF1の側面には、電源スイッチ4及び操作スイッチ5、メモリカードスロット6が設けられている。
図2は、DPF1の電気的構成を示したブロック図である。DPF1は、CPU(Central Processing Unit)11と、CPU11に接続されたROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access memory)13、内蔵メモリ14、電源スイッチ4及び操作スイッチ5を含むスイッチ部15、表示コントローラ16、メモリカードコントローラ17を有している。
ROM12には、CPU11に後述する動作を行わせるためのプログラムが記憶されている。RAM13は、CPU11が必要に応じて種々のデータを一時的に記憶する作業用のメモリである。
内蔵メモリ14は、本体2に内蔵されている記憶内容が書き換え可能なフラッシュメモリである。内蔵メモリ14には、各々が形状や、色、模様等の外観の異なる額縁をそれぞれ表す複数の額縁画像の画像データが記憶されている。額縁画像は、後述する絵画風画像の表示に際して絵画風画像の周囲に配置される画像であって、内蔵メモリ14には、日本画用及び西洋画用の2種類の額縁画像の画像データが記憶されている。日本画用及び西洋画用の2種類の額縁画像の画像データは、後述するエフェクトモードでユーザが選択可能な画風に対応して記憶されているデータである。
ここで、日本画用の額縁画像は、日本画への使用に適した外観を有する額縁を表す画像であり、西洋画用の額縁画像は、西洋画への使用に適した外観を有する額縁を表す画像である。日本画、又は西洋画への使用に適した外観(形状や、色、模様等)を有する額縁とは、日本画、又は西洋画の雰囲気に合うと考えられる外観の額縁を意味する。
表示コントローラ16は、CPU11から供給される表示用の画像データに基づき液晶表示パネル3を駆動することにより、画像データにより表される画像を液晶表示パネル3に表示させる。
メモリカードコントローラ17は、メモリカードスロット6に着脱自在に装着された各種のメモリカード18と接続されたメモリカード18とCPU11との間におけるデータの入出力を制御する入出力インターフェースである。
一方、DPF1には、動作モードとして通常モードとエフェクトモードとが用意されており、ユーザが操作スイッチ5を所定の手順で操作することによって、動作モードの切替が可能となっている。
通常モードは、一般的なDPFと同様に、メモリカード18に画像データとして記憶されている画像を液晶表示パネル3にそのまま表示する動作モードである。なお、DPF1において表示可能な画像は、例えばデジタルカメラによって写真撮影により得られた画像、つまり写真であり、例えばJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式により圧縮され、撮影日時等の付加情報と共に静止画ファイルとして記憶されている画像である。
エフェクトモードは、メモリカード18に記憶されている表示対象の画像を、絵画が有する特徴を備えた絵画風画像、つまり特定の効果を与えた絵画風画像に変換し、変換後の絵画風画像を液晶表示パネル3に表示する動作モードである。
また、エフェクトモードでは、絵画風画像への変換に際して目標とする絵画の種類、つまり変換後の絵画風画像に確保することができる特徴(画風)が選択可能である。選択可能な画風は、図3に示したように「水墨画風」、「油絵画風」、「鉛筆画風」、「パステル画風」の4種類であり、かつ大別すると日本画風と西洋画風との2種類に分類されている。なお、本実施形態においては、日本画風に分類されている画風は「水墨画風」のみである。
さらに、エフェクトモードでは、変換後の絵画風画像の表示に際し、絵画風画像の周囲に、前述した日本画用の額縁画像または西洋画用の額縁画像が表示される。絵画風画像の周囲に表示される額縁画像の種類は、変換後の絵画風画像に確保される画風に対応して予め決められている。すなわち図3に示したように、日本画風に分類される画風の絵画風画像には日本画用の額縁画像が、西洋画風に分類される絵画風画像の周囲には西洋画用の額縁画像が対応づけられている。図3に示した、変換後の絵画風画像に確保される画風の各々と、額縁画像の種類(日本画用、及び西洋画用)との対応関係を示す対応情報は、CPU11に各種の動作を行わせる先に述べたプログラムに組み込まれた状態でROM12に記憶されている。
以下、エフェクトモードにおけるDPF1の具体的な動作について説明する。エフェクトモードが設定されているとき、CPU11は、ROM12に記憶されているプログラムに従い実行する後述する処理を実行することにより、本実施形態の画像変換手段、設定手段、決定手段、画像生成手段として機能する。
図4は、エフェクトモードが設定されているときのCPU11の処理手順を示したフローチャートである。
エフェクトモードにおいて、CPU11は、例えばユーザによる所定のキー操作に応じて表示対象の画像データをメモリカード18から読み出し、RAM13に一時記憶する(ステップS1)。
次に、CPU11は、直ちにエフェクト名の一覧を液晶表示パネル3に表示し、ユーザに操作スイッチ5を所定の手順で操作させることにより、所望するエフェクトの種類(画風)を選択させる(ステップS2)。ここで、エフェクトの種類は、先に説明した「水墨画風」、「油絵画風」、「鉛筆画風」、「パステル画風」の4種類である。
その後、CPU11は、ユーザが操作スイッチ5を所定の手順で操作することによって、4種類のエフェクトのうちのいずれが選択されると(ステップS3:YES)、選択されたエフェクトの種類に応じて予め決められている内容の画像処理を原画像に施し、原画像を絵画風画像へ変換する(ステップS4)。
CPU11による原画像の絵画風画像への変換処理は、エフェクトの種類に応じた特殊効果フィルター、すなわち水墨画用、油絵画用、鉛筆画用、パステル画用の各フィルターを用いた画像処理により、目標とする絵画に応じた特定の効果を原画像に与える処理である。各フィルターは、市販のレタッチ用ソフトウエア、例えばAdobeシステム社によるAdobePhotoshop(商標)のような市販のソフトウエアパッケージに設けられている「アーティスティックフィルター」と同様の効果を表示対象の画像に与えるものである。
各フィルターによって表示対象の画像に与える特徴的な効果の一例は、以下の通りである。すなわち水墨画用のフィルターの効果の一例は、画像の細部を省略するとともにエッジを強調し、色を黒から白までのグレースケールで表現する効果である。また、油絵用のフィルターの効果の一例は、画像の細部を省略し、カンバス状のテクスチャを目立たせる効果である。また、パステル画用のフィルターの効果の一例は、明るい色の部分ではテクスチャを隠し、暗い部分ではパステルがこすり取られた状態にテクスチャを表現する効果である。また、鉛筆フィルターの効果の一例は、重要なエッジを保持するとともに、同色系の色が均一に分布する領域では、細部の輪郭が透けて見えるようにする効果である。
その後、CPU11は、ステップS2の処理に際してユーザに選択されたエフェクトの種類が日本画風(本実施形態では「水墨画風」)であったか否か、つまりステップS9の変換処理に際して目標とした絵画の種類が日本画に属するものであったか否かを確認する(ステップS5)。
CPU11は、エフェクトの種類が日本画風であった場合には(ステップS5:YES)、内蔵メモリ14から日本画用の額縁画像の画像データを読み出す(ステップS6)。また、CPU11は、エフェクトの種類が西洋画風(「油絵画風」、「鉛筆画風」、「パステル画風」のいずれか)であった場合には(ステップS5:NO)、内蔵メモリ14から西洋画用の額縁画像の画像データを読み出す(ステップS6)。
次に、CPU11は、内蔵メモリ14から読み出した画像データにより表される西洋画用、又は日本画用の額縁画像の中央部にステップS4の処理で原画像から変換した絵画風画像を配置(合成)した表示画像のデータを生成する(ステップS8)。つまりステップS8の処理においてCPU11は、絵画風画像の周囲に西洋画用、又は日本画用の額縁画像を配置した表示画像のデータを生成する。しかる後、CPU11は、生成したデータにより表される表示画像を液晶表示パネル3に表示し(ステップS9)、処理を完了する。
図5は、ステップS9の処理で液晶表示パネル3に表示される表示画像の例を便宜的に示した図である。図5(a)は、ユーザに選択されたエフェクトの種類が「油絵画風」であった場合の表示画像G1を示した図であり、油絵画風の効果が与えた絵画風画像Ga1(図において中央部に位置する最小の矩形領域)と、西洋画用の額縁画像Gb1とを例示した図である。また、図5(b)は、ユーザに選択されたエフェクトの種類が「水墨画風」であった場合の表示画像G2を示した図であり、水墨画風の効果が与えた絵画風画像Ga2(図において中央部に位置する最小の矩形領域)と、日本画用の額縁画像Gb2とを例示した図である。
以上のようにDPF1においては、エフェクトモードで表示対象の画像を絵画風画像に変換して表示するときには、絵画風画像の周囲に、変換後の絵画風画像に確保された画風(エフェクトの種類)に対応して予め決められている額縁を表す額縁画像が配置された画像が、ユーザに煩雑な作業を強いることなく自動的に生成することができる。その結果、ユーザに煩雑な作業を強いることなく、絵画風画像の周囲に、絵画風画像の画風に応じて異なる額縁を表す額縁画像を表示させることができる。
また、絵画風画像の周囲に表示される額縁画像は、絵画風画像に確保された画風が日本画風に分類される場合には、日本画への使用に適した外観を有する日本画用の額縁画像となり、かつ絵画風画像に確保された画風が西洋画風に分類される場合には、西洋画への使用に適した外観を有する西洋画用の額縁画像となる。よって、絵画風画像の表示に際しては、絵画風画像の画風に適する額縁画像を絵画風画像の周囲に表示させることができる。
(変形等)
本実施形態のDPF1には、エフェクト(画風)の種類を予め日本画風と西洋画風との2種類に分類しておくとともに、額縁画像として日本画用と西洋画用との2種類の額縁画像を記憶しておき、エフェクトモードの種類に応じて日本画用又は西洋画用の額縁画像を絵画風画像の周囲に表示させる構成を採用した。
本実施形態のDPF1には、エフェクト(画風)の種類を予め日本画風と西洋画風との2種類に分類しておくとともに、額縁画像として日本画用と西洋画用との2種類の額縁画像を記憶しておき、エフェクトモードの種類に応じて日本画用又は西洋画用の額縁画像を絵画風画像の周囲に表示させる構成を採用した。
しかし、本発明の実施に際しては、エフェクトの種類を日本画風と西洋画風とに分類せず、かつエフェクトの種類にそれぞれ対応する額縁画像を個別に記憶しておき、エフェクトの各々の種類に対応する額縁画像を絵画風画像の周囲に表示させる構成を採用してもよい。
係る構成を採用する際には、内蔵メモリ14に、額縁画像として、エフェクトの種類(水墨画風、油絵画風、鉛筆画風、パステル画風)に対応する額縁画像、つまり各々が水墨画、油絵画、鉛筆画、パステル画といった異なる絵画の使用に適した外観を有する額縁をそれぞれ表す4種類の額縁画像を記憶しておけばよい。同時に、図6(a)に示したような、変換後の絵画風画像に確保される画風の各々と、額縁画像の種類との対応関係を示す対応情報を、CPU11に各種の動作を行わせるプログラムに組み込んだ状態でROM12に記憶しておけばよい。
DPF1に、エフェクトの種類にそれぞれ対応する額縁画像を個別に記憶しておき、エフェクトの各々の種類に対応する額縁画像を絵画風画像の周囲に表示させる構成においても、絵画風画像の表示に際しては、ユーザに煩雑な作業を強いることなく、絵画風画像の画風に適する額縁画像を絵画風画像の周囲に表示させることができる。
さらに、DPF1には、例えば変換後の絵画風画像に確保可能な画風を、予め決められている単一の画風に固定した構成を採用してもよい。係る構成を採用する場合には、内蔵メモリ14に、絵画風画像に与える単一の画風に対応する外観を有する額縁を表す額縁画像のみを記憶しておけばよい。同時に、単一の画風が「油絵画風」であれば、図6(b)に示したような、油絵画風に油絵画用の額縁画像との対応関係を示す対応情報を、CPU11に各種の動作を行わせるプログラムに組み込んだ状態でROM12に記憶しておけばよい。
DPF1に、変換後の絵画風画像に確保可能な画風を、予め決められている単一の画風に固定した構成を採用する場合であっても、絵画風画像の表示に際しては、ユーザに煩雑な作業を強いることなく、絵画風画像の画風に適する額縁画像を絵画風画像の周囲に表示させることができる。
また、本実施形態においては、表示体対象の画像(原画像)を絵画風画像へ変換する方法として、表示体の画像に、エフェクトの種類に応じた特殊効果フィルター(水彩画用、油絵画用、鉛筆画用、パステル画用の各フィルター)を用いた画像処理を施す方法を用いた場合について説明した。
しかし、本発明においては、表示体対象の画像を絵画風画像へ変換する具体的な方法として任意の方法を採用することができる。表示体の画像を絵画風画像へ変換する方法としては、例えば原画像の各画素を対象として、キャンバス(RAM13内に設けた描画用の画像データ)上の各画素に対応する位置に、各画素に対応する色をブラシストロークと呼ばれるテクスチャ画像の形で順に塗り重ねることによって新たな画像を生成する方法を採用してもよい。
ブラシストロークを用いて新たな画像を生成する方法では、ブラシストロークの属性を元画素の各画素、及びユーザに選択されたエフェクトの種類に応じて変化させることによって、目標とする絵画の種類に応じた効果を絵画風画像に確保することとなる。ブラシストロークの属性としては、キャンバス上でのブラシストロークの密度や、ブラシストロークの大きさ(長さと幅)、方向、色、形状等である。
また、DPF1には、絵画風画像の表示に先立ち、エフェクトの種類、つまり絵画風画像に確保する特定の効果をユーザに選択させる構成を採用した。しかし、DPF1には、エフェクトの種類を、例えば表示対象の画像の内容に応じて自動的に設定したり、画像毎に一定の順序、又はランダムに切り替えたりする構成を採用してもよい。
表示対象の画像の内容としては、例えば画像内における任意の人物や、任意の人物の顔の有無や、画像内における色数や、特定の色(近似色を含む)が占める割合が考えられる。さらに、表示対象の画像の内容としては、例えば表示対象の画像に主要被写体を示す情報が付加されている場合には、主要被写体の種類(人物や風景等)であってもよい。
また、DPF1には、絵画風画像に確保する特定の効果を、特定の種類の絵画に対応する効果とした構成を採用した。しかし、DPF1には、絵画風画像に確保する特定の効果として、特定の種類の絵画に対応する効果とは異なる任意の効果を確保する構成を採用してもよい。
また、本実施形態においては、DPF1が絵画風画像に変換して表示する画像が、写真撮影により得られた画像(写真)である場合について説明した。しかし、本発明において絵画風画像の変換対象となる原画像は、写真撮影により得られた画像に限らず、例えば写真をスキャナで読み取り画像データとして記録されたものであっても構わない。
また、本実施形態においては、本発明をDPFに採用した場合について説明したが、本発明は、所定の画像処理機能を備えたものであれば、DPF以外の他の装置にも適用することができる。他の装置としては、例えばデジタルカメラや、デジタルカメラが内蔵された携帯電話端末等の任意の携帯情報端末、汎用的なパーソナルコンピュータ、プリンタである。
さらに、本発明は、絵画風画像に与えられている異なる特定の効果(画風)に対応した異なる額縁画像が記憶されており、任意の出力手段に出力される絵画風画像に対応した額縁画像を、絵画風画像の周囲に配置した画像を生成し、任意の出力手段に出力する構成を備えたものであれば、いかなる装置にも適用することができる。任意の出力手段には、画像を表示する任意の表示手段や、画像を印刷する任意の印刷手段が含まれる。
1 DPF
3 液晶表示パネル
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 内蔵メモリ
18 メモリカード
G1 表示画像
Ga1 絵画風画像
Gb1 額縁画像
G2 表示画像
Ga2 絵画風画像
Gb2 額縁画像
3 液晶表示パネル
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 内蔵メモリ
18 メモリカード
G1 表示画像
Ga1 絵画風画像
Gb1 額縁画像
G2 表示画像
Ga2 絵画風画像
Gb2 額縁画像
Claims (4)
- 原画像を、特定の効果を与えた絵画風画像に変換する画像変換手段と、
前記画像変換手段が絵画風画像に与える特定の効果の種類と、前記絵画風画像の周囲に配置される画像であって特定の外観を有する額縁を表す額縁画像の種類との対応関係を示す対応情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている対応情報により示されている対応関係を参照し、前記画像変換手段により変換された絵画風画像の周囲に配置すべき額縁画像として、当該絵画風画像に与えられている特定の効果の種類に対応する額縁画像を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された額縁画像を前記画像変換手段により変換された絵画風画像の周囲に配置した画像を生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段により生成された画像を出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記画像変換手段が絵画風画像に与える特定の効果の種類を設定する設定手段を備え、
前記決定手段は、前記記憶手段に記憶されている対応情報により示されている対応関係を参照し、前記画像変換手段により変換された絵画風画像の周囲に配置すべき額縁画像として、前記設定手段により設定された特定の効果の種類に対応する額縁画像を決定する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記決定手段が前記設定手段により設定された特定の効果の種類に応じて決定する額縁画像の種類には、日本画用と西洋画用との2種類が含まれることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- コンピュータを、
原画像を、特定の効果を与えた絵画風画像に変換する画像変換手段と、
前記画像変換手段が絵画風画像に与える特定の効果の種類と、前記絵画風画像の周囲に配置される画像であって特定の外観を有する額縁を表す額縁画像の種類との対応関係を示す対応情報を記憶する記憶手段に記憶されている対応情報により示されている対応関係を参照し、前記画像変換手段により変換された絵画風画像の周囲に配置すべき額縁画像として、当該絵画風画像に与えられている特定の効果の種類に対応する額縁画像を決定する決定手段と、
前記画像変換手段により変換された絵画風画像の周囲に配置すべき額縁画像として、当該絵画風画像に与えられている特定の効果の種類との対応関係が前記記憶手段に記憶されている対応情報によって示されている額縁画像を決定する決定手段と、
出力手段に出力する画像として、前記決定手段により決定された額縁画像を絵画風画像の周囲に配置した画像を生成する画像生成手段と
して機能させることを特徴とするプログラム。
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