JP2011133071A - Self-holding solenoid valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自己保持型電磁弁に関する。 The present invention relates to a self-holding solenoid valve.
自己保持型電磁弁において、例えば、特許文献1に記載のものがある。図5に示すように、特許文献1の自己保持型電磁弁50は、バルブボディ51を備えるとともにバルブボディ51の一側面に所定の間隔をおいて離間する圧力流体供給ポート51a、圧力流体排出ポート51b及び排気ポート51cが形成されている。バルブボディ51内には各ポート51a〜51c間の連通状態を切り換える弁機構部60が設けられている。
For example, Patent Document 1 discloses a self-holding solenoid valve. As shown in FIG. 5, the self-
バルブボディ51の一側面部には、有底円筒状のボンネット52が一体的に連結されるとともに、ボンネット52内には、磁性体からなる有底円筒状のフレーム部材53が内嵌されている。フレーム部材53の内部には、コイル54aが複数巻回された円筒状のボビン54が配設されるとともに、ボビン54内に固定鉄心55が固着されている。また、フレーム部材53の内部であって、ボビン54よりもバルブボディ51側には、円筒状のガイドリング56が内嵌されるとともに、ガイドリング56内には可動鉄心57が貫挿されている。
A bottomed
可動鉄心57は、第1ばね部材58の弾発力の作用下に固定鉄心55に対して離間する方向に付勢されている。第1ばね部材58の一端部は可動鉄心57の環状突起部57aに係着されるとともに、他端部はガイドリング56の環状溝に係着されるように設けられている。固定鉄心55と可動鉄心57とは同軸上に設けられている。また、ボビン54とガイドリング56との間には、固定鉄心55及び可動鉄心57における一部の外周面を囲繞するように環状の永久磁石59が装着されている。
The
上記構成の自己保持型電磁弁50において、コイル54aに通電されてコイル54aが励磁されると、その励磁作用及び永久磁石59の吸引力が第1ばね部材58のばね力に打ち勝って可動鉄心57が固定鉄心55側に吸引されて移動し、可動鉄心57が固定鉄心55に当接した状態になる。そして、コイル54aへの通電を止めると、コイル54aの励磁作用による吸引力は消滅するが、可動鉄心57を固定鉄心55側へ吸引する永久磁石59の吸引力が第1ばね部材58のばね力よりも大きいため、可動鉄心57が固定鉄心55に吸着された状態が保持されるようになっている。
In the self-
しかしながら、特許文献1の自己保持型電磁弁50では、可動鉄心57における固定鉄心55側の一部を囲繞するように永久磁石59を配設することで、固定鉄心55と可動鉄心57との吸着面周りに永久磁石59が配設されている。固定鉄心55と可動鉄心57との吸着面周りに永久磁石59を配設すると、可動鉄心57を固定鉄心55側へ吸引する吸引力が大きくなるが、可動鉄心57が永久磁石59におけるガイドリング56側の端面に向けて吸着(横吸着)されやすくなる。よって、特許文献1の自己保持型電磁弁50では、永久磁石59による可動鉄心57の横吸着を可能な限り緩和させて、可動鉄心57を固定鉄心55側へスムーズに移動させるための手段が必要になってしまい、自己保持型電磁弁50の構成が複雑になってしまう。
However, in the self-holding
そこで、可動鉄心57が永久磁石59によって横吸着されることを回避するために、永久磁石59を可動鉄心57に対して可動鉄心57の移動方向に沿うように配置することが考えられる。この場合、永久磁石59に可動鉄心57が直接吸着されて、永久磁石59に衝撃が加わることを抑制するために、図5において二点鎖線で示すように、永久磁石59と可動鉄心57との間に固定鉄心55を介装させる必要がある。このため、可動鉄心57における所望のストローク長を得るため(ストローク調整のため)、固定鉄心55及び永久磁石59の位置を調整しようとする場合、固定鉄心55及び永久磁石59を別々に移動させなくてはならず、ストローク調整が面倒であるという問題があった。
Therefore, in order to prevent the
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、固定鉄心と永久磁石とを一体的に移動させて可動鉄心のストローク調整を簡単に行うことができ、且つ可動鉄心の横吸着を抑制することができる自己保持型電磁弁を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art, and its purpose is to easily move the fixed iron core and the permanent magnet to adjust the stroke of the movable iron core. It is an object of the present invention to provide a self-holding electromagnetic valve that can be performed and that can suppress lateral adsorption of a movable iron core.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、コイルが巻回された円筒状のボビンと、前記ボビン内に挿入される固定鉄心と、前記固定鉄心と同軸上に配設された可動鉄心と、前記コイルへの通電時に前記固定鉄心に前記可動鉄心を吸着させて自己保持するための永久磁石と、を備えた自己保持型電磁弁であって、前記固定鉄心における軸方向の両端側には当接部が形成されるとともに、両当接部同士は、両当接部の断面積よりも断面積が小さい連結部によって連結され、前記永久磁石が前記当接部の間に配設されていることを要旨とする。 In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is provided so that a cylindrical bobbin around which a coil is wound, a fixed iron core inserted into the bobbin, and coaxial with the fixed iron core. A self-holding electromagnetic valve comprising: a movable iron core; and a permanent magnet for self-holding the movable iron core by adsorbing the movable iron core when the coil is energized, Abutting portions are formed on both end sides, and both the abutting portions are connected by a connecting portion having a cross-sectional area smaller than the cross-sectional area of both abutting portions, and the permanent magnet is interposed between the abutting portions. The gist is that it is arranged.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記永久磁石は、前記連結部を囲繞するように前記当接部の間に配設されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記連結部は、両当接部よりも小径をなす小径部によって連結されていることを要旨とする。
The gist of the invention according to claim 2 is that, in the invention according to claim 1, the permanent magnet is disposed between the contact portions so as to surround the connecting portion.
The gist of the invention described in claim 3 is that, in the invention described in claim 1 or claim 2, the connecting part is connected by a small diameter part having a smaller diameter than both contact parts.
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記永久磁石は半円筒状をなすとともに、前記永久磁石が前記小径部の間に二つ配設されていることを要旨とする。 The invention according to claim 4 is the gist of the invention according to claim 3, wherein the permanent magnet has a semi-cylindrical shape and two permanent magnets are disposed between the small diameter portions. To do.
この発明によれば、固定鉄心と永久磁石とを一体的に移動させて可動鉄心のストローク調整を簡単に行うことができ、且つ可動鉄心の横吸着を抑制することができる。 According to the present invention, the fixed iron core and the permanent magnet can be integrally moved to easily adjust the stroke of the movable iron core, and the horizontal adsorption of the movable iron core can be suppressed.
以下、本発明を具体化した自己保持型電磁弁(以下、単に「電磁弁」と記載する)の一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1に示すように、電磁弁10は、空気の流路を切り換えるための弁体21を有する主弁部11と、弁体21を駆動させるためのソレノイド部31とから構成されている。
Hereinafter, an embodiment of a self-holding solenoid valve (hereinafter simply referred to as “solenoid valve”) embodying the present invention will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 1, the
まず、主弁部11について説明する。
主弁部11は、非磁性材製(合成樹脂材料製)である長箱状のボディ12を備えるとともに、ボディ12には、その長手方向の一端から他端に亘って貫通孔12aが形成されている。また、ボディ12の一側面には、ボディ12における長手方向の一端から他端に向かって、供給ポート13、出力ポート14及び排出ポート15がこの順序で形成されるとともに、各ポート13〜15は、貫通孔12aに向けて開口されている。供給ポート13には、正圧供給源(図示せず)から正圧空気が供給され、出力ポート14は、エアシリンダ等の空気圧機器(図示せず)に接続される。また、排出ポート15には、排気用配管(図示せず)が接続される。
First, the main valve part 11 will be described.
The main valve portion 11 includes a long box-
貫通孔12aの一端は、有底円筒状のリテーナ17が取り付けられることで封止されている。リテーナ17は、貫通孔12aの一端を封止する底部17aと、底部17aの周縁部から円筒状に延びる延在部17bとからなる。延在部17bは、その先端が出力ポート14における貫通孔12aへの開口周囲まで延びるように設けられている。延在部17bにおいて、供給ポート13と重合する位置には連通孔17cが形成され、供給ポート13とリテーナ17内とは連通孔17cを介して連通している。
One end of the through
また、延在部17bの先端部には、供給弁座18が貫通孔12aを囲むように形成されている。さらに、ボディ12において、出力ポート14と排出ポート15との間で貫通孔12aを囲む端面には排出弁座19が供給弁座18に対向するように形成されている。そして、供給弁座18と排出弁座19との間であって、且つ出力ポート14上に位置する空間に弁室20が区画形成されている。弁室20内には弁体21が収容されるとともに、弁体21は、供給弁座18及び排出弁座19それぞれに対して接離可能になっている。また、リテーナ17内と弁室20内とは連通している。
Further, a
弁体21は、貫通孔12aに挿入された円筒状をなすロッド22の外周面に嵌着されてロッド22と一体的に設けられている。ロッド22の一端側には外方へ突出する突出部22aが形成されるとともに、この突出部22aがリテーナ17内に位置するようにロッド22の一端側がリテーナ17内に挿通されている。突出部22aとリテーナ17の底部17aとの間には弁復帰ばね23が介在されている。弁体21は、弁復帰ばね23のばね力によって供給弁座18から離間する方向へ付勢されている。
The
そして、弁体21が弁復帰ばね23のばね力によって供給弁座18から離間する方向へ移動すると、弁体21は排出弁座19に着座して、供給ポート13と出力ポート14とが連通孔17c、リテーナ17内及び弁室20を介して連通し、出力ポート14から空気圧機器に正圧空気が供給されるようになっている。また、弁体21が弁復帰ばね23のばね力に抗して排出弁座19から離間する方向へ移動すると、弁体21は供給弁座18に着座して、出力ポート14と排出ポート15とが弁室20及び貫通孔12aを介して連通し、空気圧機器から出力ポート14に排出された空気が排出ポート15から排出されるようになっている。
When the
次に、ソレノイド部31について説明する。
ソレノイド部31は、磁性材料で形成された円筒状の磁気カバー32を備えるとともに、磁気カバー32の一端は、ボディ12の他端と接合されている。また、磁気カバー32の他端には挿入孔32aが形成されている。磁気カバー32の内側には、コイル33aが複数巻回された円筒状のボビン33が配設されている。
Next, the
The
磁気カバー32の内部であって、ボビン33よりもボディ12側には、ガイドリング34が設けられるとともに、磁気カバー32の他端内面とボディ12の他端面との間にボビン33及びガイドリング34が挟持されている。ガイドリング34及びボビン33内には、略円柱状をなすとともに磁性体の可動鉄心35が挿入されている。可動鉄心35の一端側は、貫通孔12aの他端側に入り込むように延在されるとともに、可動鉄心35の一端面はロッド22の他端面に当接している。また、可動鉄心35の一端には、外方に突出する鍔部35aが形成されるとともに、ガイドリング34と鍔部35aとの間に鉄心復帰ばね36が介在されている。可動鉄心35は、鉄心復帰ばね36のばね力によりロッド22を押圧する方向へ付勢されている。
A
また、ボビン33内には略円柱状をなすとともに磁性体の固定鉄心41が設けられている。固定鉄心41の一端面は磁極面となっており、この磁極面が可動鉄心35の他端面と対向するように配設されている。よって、可動鉄心35と固定鉄心41とは同軸上に配設されている。図1及び図2に示すように、固定鉄心41における軸方向の他端寄りには、固定鉄心41における軸方向の両端部よりも小径をなす連結部としての小径部42が形成されている。小径部42は、断面視すると円形状であるとともに固定鉄心41の軸方向に沿って同一径で延びるように形成されている。
The
また、固定鉄心41における軸方向の一端側には円柱状の第1当接部41aが形成されるとともに、第1当接部41aは小径部42よりも大径に形成される。さらに、固定鉄心41の他端側には、円板状のフランジ部41bが形成されるとともに、フランジ部41bは、小径部42及び第1当接部41aよりも大径に形成される。また、フランジ部41bと小径部42との間には、小径部42よりも大径をなすとともにフランジ部41bよりも小径をなす第2当接部41cが形成されている。第1及び第2当接部41a,41c同士は小径部42によって連結されている。そして、固定鉄心41は、第1当接部41a、小径部42及び第2当接部41cがボビン33内に挿入されている。また、ボビン33の他端側における内周部とフランジ部41bとの間には、微調整手段としてのOリング46が介在されている。
In addition, a cylindrical
固定鉄心41における軸方向の他端寄りにおいて、第1当接部41a、小径部42及び第2当接部41cによって囲まれた位置に凹部43が形成されている。凹部43は、固定鉄心41における周方向の全周に亘って凹むように形成されている。固定鉄心41の凹部43内には、半円筒状の永久磁石45が二つ配設されている。永久磁石45の内面における円弧の半径は、小径部42の半径よりも僅かに大きくなっている。このため、凹部43内に永久磁石45を配設したとき、永久磁石45の内面が小径部42の周面に沿うようになっている。また、二つの永久磁石45を凹部43内に配設するとともに円筒状に組み合わせた状態において、二つの永久磁石45よりなる円筒の外径は、ボビン33の内径より僅かに小さくなっている。
A
そして、二つの永久磁石45は、小径部42を囲繞するように凹部43内に設けられている。永久磁石45における長手方向の長さは、固定鉄心41の軸方向への凹部43の長さ、すなわち、第1当接部41a及び第2当接部41cにおける対向面間の長さよりも僅かに小さくなっている。永久磁石45は、永久磁石45における長手方向の両端面と、各端面に対向する第1当接部41a及び第2当接部41cとの間に隙間が形成されることなく凹部43内に配設されている。
The two
凹部43内に永久磁石45が配設された状態において、固定鉄心41は、可動鉄心35のストローク長が所望のストローク長になるように、ボビン33内での位置が調整される。このとき、固定鉄心41をボビン33内へ押し込む方向へ移動させると、第2当接部41cに永久磁石45が当接し、固定鉄心41と共に永久磁石45がボビン33の内周面によって固定鉄心41の軸方向に沿って案内されるように移動する。一方、固定鉄心41をボビン33から抜き出す方向へ移動させると、第1当接部41aに永久磁石45が当接し、固定鉄心41と共に永久磁石45がボビン33の内周面によって固定鉄心41の軸方向に沿って案内されるように移動する。
In a state where the
そして、固定鉄心41が可動鉄心35側に移動すると、Oリング46の弾性力により固定鉄心41を押し戻す反発力が発生する。このOリング46の反発力を利用して固定鉄心41の位置を微調整する。その後、挿入孔32aとフランジ部41bとの間をレーザー溶接により接合する。よって、固定鉄心41が磁気カバー32に対して固定されるとともに、固定鉄心41がボビン33内で保持される。その結果、永久磁石45が可動鉄心35に対して可動鉄心35の移動方向に沿うように配置される。
When the fixed
さて、上記構成の電磁弁10において、コイル33aに通電されてコイル33aが励磁されると、図3に示すように、コイル33aの周りに固定鉄心41、ガイドリング34及び磁気カバー32を通過する磁気回路L(図3に示す二点鎖線)が形成される。そして、コイル33aの励磁作用及び永久磁石45の吸引力が鉄心復帰ばね36のばね力に打ち勝って、可動鉄心35が固定鉄心41側に吸引されて移動し、可動鉄心35が固定鉄心41に当接した状態になる。すると、弁体21は、弁復帰ばね23のばね力によって供給弁座18から離間する方向へ移動するとともに、排出弁座19に着座し、供給ポート13と出力ポート14とが連通する。
Now, in the
ここで、可動鉄心35が固定鉄心41側に吸引されて移動し、可動鉄心35が固定鉄心41に当接することで、固定鉄心41に衝撃が伝わり、固定鉄心41に伝わった衝撃が永久磁石45に伝わろうとする。しかし、本実施形態では、固定鉄心41に小径部42が設けられているために、永久磁石45に伝わろうとする衝撃が小径部42に伝達され、さらに、小径部42からフランジ部41b及び磁気カバー32に分散される。このため、固定鉄心41から永久磁石45に伝わる衝撃が緩和される。
Here, the
一方、コイル33aへの通電を止めると、コイル33aの励磁作用による吸引力は消滅するが、このとき、小径部42を挟むように永久磁石45が配設されているため、小径部42は、二つの永久磁石45から発生する磁束の一部が通過して磁気飽和している。このため、小径部42を通過する磁束以外の磁束により磁気回路Lが維持され、この磁気回路Lにより可動鉄心35が固定鉄心41に吸着された状態が保持される。
On the other hand, when the energization to the
ここで、図4のグラフに示すように、小径部42は、その断面積が小さければ小さいほど永久磁石45の磁束により磁気飽和しやすいため、磁気回路Lの磁束密度が大きくなり可動鉄心35を固定鉄心41側へ吸引する吸引力が大きくなる。すなわち、本実施形態における小径部42の径は、小径部42が永久磁石45の磁束により飽和されながらも、磁気回路Lを維持することができ、且つ可動鉄心35が固定鉄心41に当接したときの衝撃に小径部42が十分に耐え得ることができる径に設定されている。
Here, as shown in the graph of FIG. 4, the smaller the cross-sectional area of the small-
次に、電流の極性を正逆反転させてコイル33aに通電すると、コイル33aから発生する磁束が磁気回路Lを打ち消す方向に作用し、可動鉄心35を固定鉄心41側へ吸引する吸引力が小さくなる。すると、鉄心復帰ばね36のばね力により可動鉄心35が元の位置に復帰しようとし、可動鉄心35がロッド22を押圧する押圧力が弁復帰ばね23のばね力に抗してロッド22が可動鉄心35に押圧されて、弁体21が排出弁座19から離間する方向へ移動する。そして、弁体21が供給弁座18に着座し、出力ポート14と排出ポート15とが連通する。
Next, when the current polarity is reversed in the forward and reverse directions and the
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)固定鉄心41における軸方向の両端側には第1当接部41a及び第2当接部41cが形成されるとともに、第1及び第2当接部41a,41c同士は小径部42によって連結されている。そして、固定鉄心41には、第1当接部41aと第2当接部41cとの間に凹部43が形成されるとともに、凹部43内に永久磁石45が配設されている。よって、凹部43内に永久磁石45が配設された状態で、ボビン33内に固定鉄心41を挿入することで、永久磁石45が可動鉄心35に対して可動鉄心35の移動方向に沿うように配置され、可動鉄心35の横吸着を抑制することができる。さらに、ボビン33内で固定鉄心41を移動させると、永久磁石45が第1当接部41a又は第2当接部41cに当接して、固定鉄心41と共に移動する。よって、可動鉄心35のストローク調整のため、固定鉄心41におけるボビン33内での位置を調整する際に、固定鉄心41と永久磁石45とを一体的に移動させることができ、可動鉄心35のストローク調整を簡単に行うことができる。また、コイル33aへの通電がされていない状態において、小径部42は、永久磁石45から発生する磁束の一部が通過して磁気飽和し、小径部42を通過する磁束以外の磁束により磁気回路Lが維持される。よって、固定鉄心41と永久磁石45とを一体的に移動可能とするために小径部42を形成したとしても、可動鉄心35と固定鉄心41との間に磁気回路Lが形成されるため、可動鉄心35が固定鉄心41に吸着された状態を保持するための磁気回路Lに悪影響を与えることがない。
In the above embodiment, the following effects can be obtained.
(1) A
(2)永久磁石45は、小径部42を囲繞するように配設されている。よって、小径部42を囲繞せずに小径部42の周りに部分的に永久磁石45が配置されている場合に比べて、効率良く小径部42を磁気飽和させることができるとともに、磁気回路Lの磁束密度を大きくすることができる。
(2) The
(3)永久磁石45は半円筒状をなすとともに、永久磁石45が凹部43内に二つ配設されている。よって、例えば、三つ以上に分割された永久磁石を凹部43内に配設する場合に比べて、二つの永久磁石45を凹部43内に配設するだけで円筒状に組み合わせることができ、その結果として、小径部42を囲繞するように永久磁石45を容易に配設することができる。
(3) The
(4)小径部42の径は、小径部42が永久磁石45の磁束により飽和することができ、且つ可動鉄心35が固定鉄心41に吸引されて可動鉄心35が固定鉄心41に当接したときの衝撃に小径部42が耐え得ることができる径に設定されている。よって、小径部42において、可動鉄心35を固定鉄心41側へ吸引する吸引力を発生させることができ、且つ永久磁石45へ伝わろうとする衝撃を小径部42により緩和することができる。
(4) The diameter of the
(5)永久磁石45は、固定鉄心41の凹部43内に配設されることで固定鉄心41に対して一体的に設けられている。よって、電磁弁10を組付ける際に、固定鉄心41と永久磁石45とを一つの部品として扱うことができ、固定鉄心を二分割するとともに永久磁石を両固定鉄心の間に挟みこむようにして組付ける場合と比較して、電磁弁10の組付け作業を容易に行うことができる。
(5) The
(6)上記構成の電磁弁10では、固定鉄心41におけるボビン33内での位置をOリング46の弾性力を利用して微調整可能とした。よって、固定鉄心41におけるボビン33内での位置を微調整することができ、可動鉄心35における所望のストローク長をより正確に得ることができる。
(6) In the
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、永久磁石45は半円筒状をなすとともに、この永久磁石45を凹部43内に二つ配設したが、これに限らず、例えば、三つ以上の永久磁石を小径部42の周りに配設してもよい。
In addition, you may change the said embodiment as follows.
In the embodiment, the
○ 実施形態において、永久磁石45は、小径部42を囲繞するように配設されていたが、これに限らず、例えば、小径部42を囲繞せずに小径部42の周りに部分的に永久磁石45を配置してもよい。
In the embodiment, the
○ 実施形態において、第1及び第2当接部41a,41c同士は断面視円形状の小径部42によって連結されているが、これに限らず、例えば、断面視矩形状の連結部によって第1及び第2当接部41a,41c同士が連結されていてもよい。
In the embodiment, the first and
○ 実施形態において、永久磁石45における長手方向の両端面と、各端面に対向する第1当接部41a及び第2当接部41cとの間に隙間が形成されていてもよい。これによれば、永久磁石45における長手方向の両端面と、各端面に対向する第1当接部41a及び第2当接部41cとの間に隙間が形成されていない場合に比べて、凹部43に永久磁石45を配設する作業、及び凹部43から永久磁石45を取り除く作業が容易になる。
In the embodiment, a gap may be formed between both longitudinal end surfaces of the
○ 実施形態において、固定鉄心41の他端にフランジ部41bを設けず、第2当接部41cのみを設け、第2当接部41cと挿入孔32aとの間を溶接してもよい。すなわち、固定鉄心41は、その両端が同径に形成されていてもよい。
In the embodiment, the
○ 実施形態において、ボビン33の他端側における内周部とフランジ部41bとの間に微調整手段としてOリング46を介在させたが、これに限らず、例えば、ばね板やスポンジ等の弾性体を介在させてもよい。
In the embodiment, the O-
○ 実施形態において、ボビン33の他端側における内周部とフランジ部41bとの間のOリング46の弾性力を利用することで、このOリング46を微調整手段として機能させたが、これに限らない。例えば、挿入孔32aに雌ねじを形成するとともにフランジ部41bの周面に雄ねじを形成して、挿入孔32aに対してフランジ部41bを螺進退させることで、固定鉄心41におけるボビン33内での位置を微調整可能としてもよい。この場合、挿入孔32aに形成された雌ねじ及びフランジ部41bに形成された雄ねじによって微調整手段が構成されている。
In the embodiment, by utilizing the elastic force of the O-
○ 実施形態において、ボビン33の他端側における内周部とフランジ部41bとの間にOリング46を設けなくてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
In the embodiment, the O-
Next, the technical idea that can be grasped from the above embodiment and other examples will be described below.
(イ)前記固定鉄心における前記ボビン内での位置を微調整可能な微調整手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の自己保持型電磁弁。 (A) The self-holding electromagnetic according to any one of claims 1 to 4, wherein fine adjustment means capable of fine adjustment of the position of the fixed iron core in the bobbin is provided. valve.
(ロ)前記固定鉄心の一端面は前記可動鉄心と対向する磁極面となっており、前記固定鉄心の他端には外方へ突出するフランジ部が形成され、前記フランジ部と前記ボビンとの間に前記微調整手段が設けられていることを特徴とする前記技術的思想(イ)に記載の自己保持型電磁弁。 (B) One end surface of the fixed iron core is a magnetic pole surface facing the movable iron core, and a flange portion protruding outward is formed at the other end of the fixed iron core, and the flange portion and the bobbin The self-holding solenoid valve according to the technical idea (a), wherein the fine adjustment means is provided between them.
(ハ)前記永久磁石と前記当接部との間に隙間が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4、及び前記技術的思想(イ),(ロ)のいずれか一項に記載の自己保持型電磁弁。 (C) A gap is provided between the permanent magnet and the contact portion, and any one of the technical ideas (A) and (B) The self-holding solenoid valve according to item.
L…磁気回路、10…自己保持型電磁弁、33…ボビン、33a…コイル、35…可動鉄心、41…固定鉄心、41a…第1当接部、41b…フランジ部、41c…第2当接部、42…連結部としての小径部、45…永久磁石、46…微調整手段としてのOリング。 L ... Magnetic circuit, 10 ... Self-holding solenoid valve, 33 ... Bobbin, 33a ... Coil, 35 ... Movable iron core, 41 ... Fixed iron core, 41a ... First contact portion, 41b ... Flange portion, 41c ... Second contact , 42... Small diameter portion as a connecting portion, 45. Permanent magnet, 46. O-ring as fine adjustment means.
Claims (4)
前記ボビン内に挿入される固定鉄心と、
前記固定鉄心と同軸上に配設された可動鉄心と、
前記コイルへの通電時に前記固定鉄心に前記可動鉄心を吸着させて自己保持するための永久磁石と、を備えた自己保持型電磁弁であって、
前記固定鉄心における軸方向の両端側には当接部が形成されるとともに、両当接部同士は、両当接部の断面積よりも断面積が小さい連結部によって連結され、前記永久磁石が前記当接部の間に配設されていることを特徴とする自己保持型電磁弁。 A cylindrical bobbin around which a coil is wound;
A fixed iron core inserted into the bobbin;
A movable iron core disposed coaxially with the fixed iron core;
A permanent magnet for self-holding the movable iron core by adsorbing the movable iron core when energizing the coil, and a self-holding solenoid valve,
Abutting portions are formed on both ends of the fixed iron core in the axial direction, and both the abutting portions are connected by a connecting portion having a cross-sectional area smaller than the cross-sectional area of both the abutting portions, and the permanent magnet is A self-holding solenoid valve, which is disposed between the contact portions.
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