JP2011124625A - Cabinet and display device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、キャビネット及び表示装置に係り、特に、排気用の開口が設けられているキャビネット及びそのようなキャビネットを備える表示装置に関する。 The present invention relates to a cabinet and a display device, and more particularly, to a cabinet provided with an exhaust opening and a display device including such a cabinet.
一般に、テレビのキャビネットには放熱用の開口(放熱口)が設けられている。そして、近年一般的になっているテレビである薄型テレビでは、対流による自然放出の観点からキャビネット上部に放熱口が設けられることが多い。そのような構造の場合、上部から水をこぼすと容易にキャビネット内部に水が浸入してしまいテレビが故障してしまうおそれがある。当然、上部に放熱口が無ければキャビネット内部の温度が上昇してしまい、故障の原因となる。 Generally, a television cabinet is provided with an opening for heat dissipation (a heat radiation port). And in the thin television which is a television generally used in recent years, a heat radiation opening is often provided in the upper part of the cabinet from the viewpoint of spontaneous emission by convection. In such a structure, if water is spilled from the upper part, water may easily enter the cabinet and the television may break down. Naturally, if there is no heat radiating opening at the top, the temperature inside the cabinet will rise, causing a failure.
そこで、キャビネット内部に水が進入しないように様々な技術が提案され採用されている。例えば、屋外で使用することを前提としたテレビにあって、金属キャビネットにて完全に内部を保護し、防水する技術がある(特許文献1参照)。そして、この技術では、同時に金属キャビネットにフィン構造をつけることによって放熱も実現している。また、電源のオンオフにあわせて、天井部に設けたスリットを開閉動作させる技術もある(特許文献2参照)。 Therefore, various techniques have been proposed and adopted so that water does not enter the cabinet. For example, there is a technique for completely protecting the interior with a metal cabinet and waterproofing in a television set that is assumed to be used outdoors (see Patent Document 1). And in this technique, heat dissipation is also realized by attaching a fin structure to the metal cabinet at the same time. In addition, there is a technique for opening and closing a slit provided in a ceiling portion in accordance with turning on and off of a power supply (see Patent Document 2).
また、図1(a)の側面図に示すように、テレビ100のキャビネット120上面に設けられた排気部130を階段状にするとともに、段と段の間を開口101とし、さらに、段の面を傾斜面102として、内部に水105を進入しずらくさせた技術もあり、本願出願人の製品に採用されている。さらに、図1(c)に示すように開口101に、傾斜面102からリブ(壁)103を若干延出させて、水105をより進入しずらくさせた技術もある。
In addition, as shown in the side view of FIG. 1A, the
ところで、特許文献1に開示の技術では、量産型のテレビにおいてはコストがかかりすぎ、また重量も重くなり、本技術を採用することは出来なかった。また、特許文献2に開示の技術では、電源がオンしているときは、スリットが開いているため、水が進入してしまう虞があり、対策としては不十分で別の技術が求められていた。また、構造的によりシンプルな技術に対する要望が強かった。また、図1(a)に示した技術では、シンプルな構造で上部からの防水に効果的に対応可能となっているが、図1(b)に示すように、傾斜部102に水105が溜まり内部に侵入してしまうおそれもある。また図1(c)の構造でも、水105が傾斜部に溜まって斜面上部を越えるとテレビ内部に侵入してしまうことから別の技術が求められていた。
By the way, with the technique disclosed in
本発明の目的は、このような状況に鑑みなされたものであって、上記課題を解決する技術を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a technique for solving the above-described problems.
本発明に係る装置は、上下方向に複数段に形成された放熱用の開口を備える表示装置のキャビネットであって、前記開口を構成する形状は、後方が低くなるように前後方向に所定長さ形成された傾斜面と、前記傾斜面において横方向に延びて形成された溝とを備えている。
また、前記傾斜面は、表示装置の上面部分において、後ろ方向に向かうにつれて低くなる階段状に形成され、前記開口は、複数の前記傾斜面の間に形成されてもよい。
また、前記溝は、端部が中央部分より低くなってもよい。
また、前記溝は、キャビネット内部において凸状になっており、凸状部が表示装置内部の熱放出を促すように機能してもよい。
本発明に係る別の装置は表示装置であって、上記のキャビネットと、薄型表示パネルとを備える。
The device according to the present invention is a cabinet of a display device having a heat radiation opening formed in a plurality of stages in the vertical direction, and the shape constituting the opening has a predetermined length in the front-rear direction so that the rear becomes lower. An inclined surface formed and a groove formed extending in the lateral direction on the inclined surface are provided.
In addition, the inclined surface may be formed in a stepped shape that decreases in the rearward direction on the upper surface portion of the display device, and the opening may be formed between the plurality of inclined surfaces.
The groove may have an end lower than the central portion.
The groove may have a convex shape inside the cabinet, and the convex portion may function to promote heat release inside the display device.
Another device according to the present invention is a display device, and includes the above cabinet and a thin display panel.
本発明によれば、排気用の開口が設けられている表示装置において、その開口から水の進入のおそれを低減する技術を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, in the display apparatus provided with the opening for exhaust_gas | exhaustion, the technique which reduces the possibility of water approaching from the opening can be provided.
次に、本発明を実施するための形態を、図面を参照して具体的に説明する。本実施形態の特徴の概要は、テレビのキャビネットに設けられた排気口において、傾斜部に排水溝を設けて、傾斜部から内部に水が進入しないような構造にする。 Next, embodiments for carrying out the present invention will be specifically described with reference to the drawings. The outline of the feature of the present embodiment is that a drainage groove is provided in an inclined portion in an exhaust port provided in a television cabinet so that water does not enter the inside from the inclined portion.
図2は、本実施形態に係るテレビ10について主にキャビネット20の上面に設けられた排気部30に着目して模式的に示した図である。図2(a)はテレビ10の背面図であり、図2(b)は、図2(a)の側端部(図示で左側端部)を示した図である。この排気部30は、概ね図1の従来技術で示した排気部130と同様の構造を有しているが、異なる点は、主に傾斜面12に溝13を設けた点にある。また、図3は、図2に対応した構造のテレビ10の上から水がかかったときの、水50の動きに着目して示した図である。さらに、図4に傾斜面12の形状を示している。なお、本実施形態における図面において、図面が煩雑になる場合には適宜符号を省略している。
FIG. 2 is a diagram schematically illustrating the
具体的には、主に図2(b)に示すように、排気部30は、後方に下がるように階段状に3段で形成された傾斜面12と、二つの傾斜面12の間に設けられた開口11とを備えている。図2(a)において開口11は墨塗りで示している。さらに、傾斜面12は、図2(a)や図3(b)に示すように左右方向に伸びて、また、図2(b)に示すように、後側が低くなるように形成されている。この構造によって、上からこぼれ落ちてきた水50等が後側に流れ落ちるようになっている。さらに、傾斜面12の前後方向の略中央には左右に伸びる溝13が形成されて、開口11から水50が内部に入り難い構造になっている。ここでは、溝13は断面V字形状であるが、この形状に限らず、例えば、断面U字形状であってもよい。また、2段目の溝13と3段目の溝13の深さは異なってもよいし、形状及び深さとも異なってもよい。
Specifically, as shown mainly in FIG. 2 (b), the
また、図4(a)〜(c)に示すように、溝13の深さは左右中央位置(A−A断面部分)で一番浅く、側方に向かうにつれて深くなり、左右端部である溝側端部13bにおいて一番深くなっている。つまり、図4(a)及び(b)の比較で分かるように、溝13の溝下端部13aは、中央で一番高い位置に形成され、溝側端部13bで一番低い位置になるように形成されて、溝13に入った水50が溝側端部13bから排出されるようになっている。
Further, as shown in FIGS. 4A to 4C, the depth of the
そして、図3や図4に示すように、テレビ10のキャビネット20上部にこぼれた水50は、傾斜面12を伝わって、階段を下りるように下に落ちる。そして、上から落ちてきた水50が開口11に入り込まないように、傾斜面12の前方側端部12aは、上の傾斜面12の後方側端部12bよりも前方側に入り込むような位置になっている。つまり、上面視で傾斜面12の一部が重なるようになっている。また、2段目の傾斜面12と三段目の傾斜面12も同様の配置となっている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
そして、1段目の傾斜面12から2段目の傾斜面12に落ちてきた水50は全て又は一部が溝13に入り込み、溝13に入った水50は、溝側端部13bに向かって流れ溝側端部13bから排出される。2段目の傾斜面12の溝13に取り込まれなかった水50は、3段目の傾斜面12に伝わり、水50の全部又は一部が溝13に取り込まれ、溝13を伝わって溝側端部13bから排出される。
All or part of the
つぎに、傾斜面12に設けた溝13の排熱整流機能について説明する。図1で示したような形状の場合、傾斜面102のキャビネット120内部側の面が、空気(熱)を前方へ移動させるように作用し、開口101からの排熱効率が低下してしまう。一方、本実施形態では、図5(a)及び(b)に示すように、溝13がキャビネット20の内部において突状になっている。その結果、溝13が空気(熱)の移動方向を変え、開口11の排熱効率を向上させることができる。
Next, the exhaust heat rectification function of the
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について説明する。 The present invention has been described based on the embodiments. This embodiment is an exemplification, and it will be understood by those skilled in the art that various modifications can be made to combinations of the respective constituent elements and processing processes, and such modifications are also within the scope of the present invention. . Hereinafter, modified examples will be described.
図6は、傾斜面212の変形例を示す。この傾斜面212は、溝213を左右方向に一直線にするのではなく、中央から側方端部に向かうに従って、後方向に向かうように若干斜めに形成されている。このような構造とすることで、側方端部に向かうにしたがって、溝213において中央の方から伝わった水と上からこぼれ落ちてきた水とが合流し量が増えて溝213から溢れてしまう場合であっても、内部(前側)ではなく外部(後側)にこぼれやすくすることができる。なお、2段目の傾斜面212は図2等の形状とし、3段目の傾斜面212を本変形例の形状としてもよい。
FIG. 6 shows a modification of the
また、図7(a)〜(c)の変形例に係る傾斜面312を示している。図7(a)の傾斜面312は、傾斜面312の面を溝313(溝下端部313a)の左右方向の傾斜にあわせて、中央から側端面に向かうに従って低くなるような形状となっている。
Moreover, the
さらに、図7の変形例を図8に示す。図8(a)がキャビネット(テレビ)420の背面図で、図8(b)が左右中央の断面図であり、図8(c)が左右の端部の断面構造を示している。図示のように、2段目の傾斜面412の溝413は左右方向全部に形成され、3段目の傾斜面の溝413では、図8(a)及び図8(b)に示すように中央の領域にのみ形成され、図8(a)及び図8(c)に示すように左右の端部側には形成されていない。
Further, a modification of FIG. 7 is shown in FIG. FIG. 8A is a rear view of the cabinet (television) 420, FIG. 8B is a cross-sectional view at the left and right center, and FIG. 8C shows a cross-sectional structure of the left and right end portions. As shown in the figure, the
これら変形例に係る溝213〜413が形成される態様は、溝213〜413の下に設けられる各種の端子等の配置にあわせて、それら端子等に水かがかからないように適宜選択されればよい。
The mode in which the
さらに、図9(a)は、別の変形例の排気部530を有するテレビ510を示しており、図9(b)はキャビネット520に設けられた排気部530を拡大した図で、図9(c)は排気部530の断面図である。この排気部530、キャビネット520の背面に形成されており、階段状ではなく、同一垂直面に開口511が形成されている。ここでは、上下に3段形成されている。さらに、開口511の底面部分は傾斜面512で形成されている。そして、傾斜面512には、左右方向に延びる排水用の溝513が形成されている。ただし、溝513は外に排出するために、途中から後方側に曲り、溝513の一方の端部である排水部514をキャビネット後面まで延出させ外部に露出させている。また、それぞれの排水部514は、互いに左右方向の位置が重ならないようになっており、1段目の溝513は概ね開口511の幅方向全長に亘って形成され、開口511の図示左側端部近傍で曲がって排水部514が形成されている。一方、一番下側である3段目の溝513は、左右方向の略中央から右側に形成されている。そして、真ん中の2段目の513の排出部は、1段目と2段目の各排水部514の左右中間位置に配置されている。このような構成によって、溝513に入り込んだ水が適切に排出される。
Further, FIG. 9A shows a
10、510 テレビ
11、511 開口
12、212、312、412、512 傾斜面
13、213、313、413、513 溝
13a 溝下端部13
13b 溝側端部13
20、520 キャビネット
30、530 排気部
514 排水部
10, 510
13b
20, 520
Claims (5)
前記開口を構成する形状は、後方が低くなるように前後方向に所定長さ形成された傾斜面と、
前記傾斜面において横方向に延びて形成された溝と
を備えていることを特徴とするキャビネット。 A cabinet of a display device having a heat dissipation opening formed in a plurality of stages in the vertical direction,
The shape constituting the opening is an inclined surface formed with a predetermined length in the front-rear direction so that the rear is lower;
And a groove formed extending in the lateral direction on the inclined surface.
前記開口は、複数の前記傾斜面の間に形成されていることを特徴とする請求項1にキャビネット。 The inclined surface is formed in a staircase shape that becomes lower toward the rear direction in the upper surface portion of the display device,
The cabinet according to claim 1, wherein the opening is formed between a plurality of the inclined surfaces.
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JP2014228802A (en) * | 2013-05-24 | 2014-12-08 | 船井電機株式会社 | Display device |
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2009
- 2009-12-08 JP JP2009278308A patent/JP2011124625A/en active Pending
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