JP2011122546A - Variable valve system of internal combustion engine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、機関弁である吸気弁や排気弁の少なくとも作動角(開弁期間)を機関運転状態に応じて可変にできる内燃機関の可変動弁装置に関する。 The present invention relates to a variable valve operating apparatus for an internal combustion engine that can vary at least the operating angle (opening period) of an intake valve and an exhaust valve, which are engine valves, according to an engine operating state.
周知のように、制御軸を回転制御することによって吸気弁の作動角やバルブリフト量を可変にする可変動弁装置は、機関を停止させた際に、バルブスプリングの付勢力などに起因する正負の交番トルクによって吸気弁の作動角やバルブリフト量が小さくなる方向へ前記制御軸を自動的に回転させてしまう。 As is well known, a variable valve device that makes the operating angle of the intake valve and the valve lift variable by controlling the rotation of the control shaft is positive or negative caused by the urging force of the valve spring when the engine is stopped. Due to this alternating torque, the control shaft is automatically rotated in a direction in which the operating angle of the intake valve and the valve lift amount are reduced.
このため、最小作動角や最小リフト量が、機関始動に適さない例えば零あるいは零に近い微小な作動角・リフトとなるような可変動弁装置では、機関の始動が困難になるおそれがある。 For this reason, in a variable valve system in which the minimum operating angle and the minimum lift amount are not suitable for engine starting, for example, zero or a minute operating angle / lift close to zero, it may be difficult to start the engine.
そこで、以下の特許文献1に示された可変動弁装置では、ばねによって付勢されたプランジャを制御軸に設けたカムに作用させて、機関停止時に最小作動角や最小リフト量よりも大きな作動角・リフト量に保持するようにして、機関の始動性を向上させる技術も提供されている。
Therefore, in the variable valve operating apparatus disclosed in
しかしながら、前記特許文献1に記載の従来技術にあっては、プランジャとカムによって制御軸の軸方向の一箇所のみを付勢保持しているため、前記制御軸に対する付勢保持力を十分に大きくすることができない。
However, in the prior art described in
この結果、始動に適した所望の作動角やリフト量に安定に保持することができないといった技術的課題を招来している。 As a result, there is a technical problem that the desired operating angle and lift amount suitable for starting cannot be stably maintained.
本発明は、前記従来の可変動弁装置の技術的課題に鑑みて案出されたもので、請求項1に記載の発明は、とりわけ、制御軸を機関弁の作動角が大きくなる回転方向へ付勢する複数の付勢手段を、前記制御軸の軸方向の複数箇所に設けたことを特徴としている。
The present invention has been devised in view of the technical problem of the conventional variable valve operating device, and the invention according to
請求項1に記載の発明によれば、機関の停止時に、制御軸を複数の付勢手段によって付勢することにより、最小作動角や最小リフト量よりも大きな作動角やリフト量に安定に保持することが可能になる。 According to the first aspect of the present invention, when the engine is stopped, the control shaft is urged by the plurality of urging means, so that the operation angle and the lift amount larger than the minimum operation angle and the minimum lift amount are stably maintained. It becomes possible to do.
以下、本発明に係る内燃機関の可変動弁装置の各実施形態を図面に基づいて詳述する。この実施形態では、可変動弁装置をV型6気筒内燃機関の片バンク3気筒の吸気側に適用したものを示している。
〔第1実施形態〕
前記内燃機関01は、図1に示すように一般的な構造であって、内部にクランク軸02を回転自在に収容すると共に、シリンダボア内にピストン03が摺動自在に収容されたシリンダブロック04と、該シリンダブロック04の上端に配置固定されて、ヘッドカバー06によって上端が閉塞されたシリンダヘッド05と、該シリンダヘッド05の上端部に気筒毎に設けられた吸気側の動弁装置07及び排気側の動弁装置08と、を備えており、前記吸気側の動弁装置07に吸気弁3,3のバルブリフト量と作動角を機関運転状態に応じて可変にする可変機構が設けられている。
Hereinafter, embodiments of a variable valve operating apparatus for an internal combustion engine according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In this embodiment, the variable valve operating device is applied to the intake side of one-bank three-cylinder of a V-type six-cylinder internal combustion engine.
[First Embodiment]
The
前記可変機構を備えた吸気側動弁装置07は、図1〜図4に示すように、前記シリンダヘッド05に図外のバルブガイドを介して摺動自在に設けられて、吸気ポート1を開閉する一気筒当たり2つの吸気弁3,3と、機関前後方向に配置された内部中空状の駆動軸4と、各吸気弁3,3の上端部に配設されたフォロアである各スイングアーム6、6を介して各吸気弁3,3を開閉作動させる一対の揺動カム7,7と、駆動軸4の後述する駆動カム5と揺動カム7,7との間を連係し、前記駆動カム5の回転力を揺動運動に変換して揺動カム7,7に揺動力として伝達する伝達機構8と、該伝達機構8の姿勢を可変にして各吸気弁3,3のバルブリフト量及び作動角を機関運転状態に応じて可変制御する制御機構9と、を備えている。なお、前記作動角とは、吸気弁3,3が開弁している期間をいう。
As shown in FIGS. 1 to 4, the intake side
前記吸気弁3,3は、シリンダヘッド05の上端部内に収容されたほぼ円筒状のボアの底部とバルブステム上端部のスプリングリテーナ3aとの間に弾装されたバルブスプリング10によって吸気ポート1の各開口端を閉塞する方向に付勢されている。
The
前記駆動軸4は、外周に前記駆動カム5が設けられていると共に、シリンダヘッド05の上部に設けられた5つの軸受部11によって回転自在に軸支されている。また、駆動軸4は、一端部に設けられた図外のスプロケットを介して機関のクランクシャフトから回転力が伝達されて、図1の時計方向(矢印方向)に回転するようになっている。
The
前記駆動カム5は、ほぼ円盤状に形成されたカム本体と、該カム本体の外側部に一体に設けられた筒状のボス部と、からなり、このボス部に径方向に穿設されたピン孔に挿通する固定用ピンを介して前記駆動軸4に固定されている。また、この駆動カム5は、前記揺動カム7,7の一端側に配置されていると共に、前記ボス部がカム本体を挟んで揺動カム7,7と反対側の位置に配置されている。したがって、カム本体側がスペーサを介して揺動カム7,7側に位置している。前記カム本体は、外周面が偏心円のカムプロフィールに形成されて、軸心Yが駆動軸4の軸心Xから径方向へ所定量だけオフセットしている。
The
前記各スイングアーム6は、図1及び図4に示すように、凹状一端部6aの下面が前記各吸気弁3のステムエンドに当接していると共に、他端部6bの球面状下面がシリンダヘッド05に形成された保持穴1a内に保持された油圧ラッシアジャスタ13の球面状の頭部に当接支持されて、この油圧ラッシアジャスタ13の頭部を枢支点として揺動するようになっている。また、スイングアーム6は、中空状のほぼ中央位置に各揺動カム7が当接するローラ14が回転自在に支持されている。
As shown in FIGS. 1 and 4, each
前記各揺動カム7は、図1及び図4に示すように、同一形状のほぼ雨滴状を呈し、基端部側に前記駆動軸4の外周面に嵌挿される円筒状のカムシャフト7aが一体に形成されて、該カムシャフト7aを介して揺動支軸としての前記駆動軸4の軸心Xを中心として揺動自在に支持されている。また、各揺動カム7は、基端部と先端側のカムノーズ部7bとの間の下面にはカム面7cがそれぞれ形成されている。このカム面7cは、基端部側のベースサークル面と、該ベースサークル面からカムノーズ部7b側に円弧状に延びるランプ面と、該ランプ面からカムノーズ部7bの先端側に有する最大リフトの頂面に連なるリフト面とが形成されており、該ベースサークル面とランプ面、リフト面及び頂面とが、揺動カム7の揺動位置に応じて各スイングアーム6のローラ14の外周面の変位した位置に当接するようになっている。
As shown in FIGS. 1 and 4, each of the
また、この各揺動カム7は、前記カム面7cがリフト面側に移動して吸気弁3,3を開作動させる揺動方向が前記駆動軸4の回転方向(矢印方向)と同一に設定されている。したがって、前記駆動軸4と各揺動カム7との間の摩擦係数によって、各揺動カム7がリフトする方向に連れ回りトルクが発生する。このため、各揺動カム7の駆動効率が向上する。
Each
さらに、前記駆動カム5側の揺動カム7は、前記カムシャフト7aを挟んだカムノーズ部7bと反対側の位置に連結部7dが一体に突設されており、この連結部7dには、後述するリンクロッド17の他端部と連結する連結ピン20が挿通されるピン孔が両側面方向へ貫通形成されている。
Further, the
なお、前記各ローラ14が、各スイングアーム6の上面から突出した状態に配置されて、スイングアーム6,6の上面との間に比較的大きな隙間が形成されていることから、作動中において前記スイングアーム6,6と各揺動カム7,7の連結部7dやリンクロッド17の他端部17bとの干渉が防止される。したがって、各揺動カム7が最も跳ね上がった位置でも、該干渉が防止されるのである。
The
前記伝達機構8は、図1〜図4に示すように、駆動軸4の上方に機関巾方向に沿って配置されたロッカアーム15と、該ロッカアーム15と駆動カム5とを連係するリンクアーム16と、ロッカアーム15と前記一方の揺動カム7の連結部7dとを連係するリンクロッド17とによって多節リンク機構に形成されている。
As shown in FIGS. 1 to 4, the
前記ロッカアーム15は、後述する制御偏心軸26に揺動自在に支持された一端側の筒状基部15aと、該筒状基部15aの外面から機関の内側へ二股状にほぼ並行に突設された第1、第2アーム部15b、15cとから構成されている。
The
前記筒状基部15aは、ほぼ内部に後述する制御偏心軸26の外周に微小隙間をもって嵌合支持される支持孔15dが貫通形成されている。
The
前記第1アーム部15bは、先端部が二股状に形成されて、該二股部間に前記リンクアーム16の後述する突出端が連結ピン12を介して回転自在に連結されている。
The
一方、前記第2アーム部15cは、先端部のブロック部15fにリフト調整機構21が設けられていると共に、該リフト調整機構21の後述する枢支ピン19に前記リンクロッド17の後述する一端部17aが回転自在に連係している。また、前記ブロック部15fの両側部には、前記枢支ピン19が上下方向移動可能な図外の長孔が横方向から貫通形成されている。
On the other hand, the
また、前記第1アーム部15bと第2アーム部15cは、互いに揺動方向へ異なった角度で設けられて上下に位置ずれ状態に配置され、第1アーム部15bの先端部が第2アーム部15cの先端部よりも僅かな傾斜角度をもって下方に傾斜している。
In addition, the
前記リンクアーム16は、比較的大径な円環部と、該円環部の外周面所定位置に突設された前記突出端とを備え、円環部の中央位置には、前記駆動カム5の外周面を回転自在に嵌合支持する嵌合孔16aが形成されている。
The
前記各リンクロッド17は、プレス成形によって一体に形成され、横断面ほぼコ字形状に形成されており、内側がコンパクト化を図るために、ほぼ円弧状に折曲形成されていると共に、一端部17aがピン孔に挿通された前記枢支ピン19を介して第2アーム部15cの先端部に連結され、他端部17bがピン孔に挿通した連結ピン20を介して前記一方の揺動カム7の連結部7dに回転自在に連結されている。また、このリンクロッド17は、一気筒当たり一つだけ設けられていることから、構造が簡素化されると共に軽減化が図れる。
Each of the
また、このリンクロッド17によって、揺動カム7は、連結部7dが引き上げられることで吸気弁3,3をリフトさせるが、ローラ14からの入力を受けるカムノーズ部7bは揺動中心に対して連結部7dの逆側に配置されていることから、各揺動カム7の倒れの発生が抑制できる。
Also, the
前記リフト調整機構21は、ロッカアーム15の第2アーム部15cのブロック部15fの前記長孔に配置された前記枢支ピン19と、前記ブロック部15fの下部内に前記長孔に向かって穿設された調整用雌ねじ孔に下方から螺着した図外の調整ボルトと、ブロック部15fの上部内に前記長孔に向かって穿設された図外の固定用雌ねじ孔に上方から螺着したロック用ボルト22とを備えている。
The
そして、各構成部品の組み付け後に、前記調整ボルトによって前記枢支ピン19の長孔内での上下位置を調整することによって各吸気弁3,3のリフト量を微調整し、該調整作業が終了した時点で前記ロック用ボルト22を締め付けることによって枢支ピン19の位置を固定するようになっている。
Then, after assembling each component, the lift amount of each
前記制御機構9は、図1、図2及び図4に示すように、駆動軸4の上方位置に平行に配置された内部中空状の制御軸24と、該制御軸24に径方向へ突出して設けられた支持部材であるブラケット25と、該ブラケット25の先端部に設けられた内部中空状の制御偏心軸26と、前記制御軸24を回転駆動するアクチュエータ31と、を備えている。
As shown in FIGS. 1, 2, and 4, the
前記制御軸24は、外周面の各気筒に対応する位置に所定長さの平坦面24aが形成されていると共に、該平坦面24aのほぼ両端部側に一対の雌ねじ孔24bが内部径方向に貫通形成されている。
The
前記ブラケット25は、ほぼコ字形状に形成されて、図4及び図5にも示すように、前記制御軸24の平坦面24a側に軸方向に沿って配置された細長い板状の支持片27と、該支持片27の長手方向の両端部に一体に設けられた支持部であるブラケット片28,28と、から構成されている。
The
前記支持片27は、その長手方向の長さが前記ロッカアーム15の筒状基部15aの長さとほぼ同一に設定されていると共に、幅長さが制御軸24の外径よりも僅かに大きく設定されている。また、支持片27は、前記制御軸24の各雌ねじ孔24bと対応する位置に、一対のボルト挿通孔27aが貫通形成されている。
The length of the
前記両ブラケット片28,28は、前記支持片27の両端部から上面に対して約90°の角度でほぼL字形状に突出していると共に、各先端部には前記制御偏心軸26の両端部を固定支持する支持孔28a、28aが穿設されていると共に、各基端部側には前記制御軸24が挿通される軸挿通孔28b、28bが穿設されている。
The
前記ブラケット25は、前記支持片27の両ボルト挿通孔27a、27aと前記制御軸24の両雌ねじ孔24b、24bにそれぞれ挿通螺着した一対の固定ボルト30、30によって後述するアーム部材36と共に、前記制御軸24に共締め固定されている。
The
前記制御偏心軸26は、前述したように前記ロッカアーム25の筒状基部15aを回転自在に支持しており、両端部が例えばかしめによって前記両ブラケット片28、28の支持孔28a、28aに固定されている。また、この制御偏心軸26は、その軸心P1が前記制御軸24の軸心Pに対して比較的大きな偏心量αをもって偏心している。
As described above, the control
前記アクチュエータ31は、シリンダヘッド05の後端部に固定された電動モータ32と、該電動モータ32の回転駆動力を前記制御軸24に伝達する減速機であるボール螺子機構33とから構成されている。
The
前記電動モ−タ32は、比例型のDCモータによって構成され、機関の運転状態を検出する電子コントローラ34からの制御信号によって駆動するようになっている。この電子コントローラ34は、機関回転数を検出するクランク角センサや、吸入空気量を検出するエアーフローメータ、機関の水温を検出する水温センサ及び制御軸24の回転位置を検出するポテンショメータ等の各種のセンサからの検出信号をフィードバックして現在の機関運転状態を演算などにより検出して、前記電動モータ32に制御信号を出力している。このような電動モータ32によって回転駆動するアクチュエータによれば、機関の油温などに拘わらず迅速な切り換え応答性を期待できる。
The
前記アクチュエータ31は、制御軸24を正逆回転制御し、この回転位置に応じて前記伝達機構8などを介して前記吸気弁3,3のバルブリフト量(作動角)を微小リフトから最大リフトまで制御するようになっている。
The
また、前記制御軸24は、気筒毎に設けられた保持機構35によって、内燃機関01の停止時においてその回転位置を微小リフトよりも大きな、機関始動に適した小リフトに制御する回転位置に保持されるようになっている。
Further, the
すなわち、前記保持機構35は、図2〜図6に示すように、各気筒にそれぞれ設けられて、基端部36aが前記制御軸24側に固定されたアーム部材36と、該アーム部材36の先端部36bを下方から押圧して、前記制御軸24を、図4中、時計方向(バルブリフト量を増加する方向)へ所定量だけ回転させる付勢手段37と、から構成されている。
That is, as shown in FIGS. 2 to 6, the holding
前記各アーム部材36は、平板状に形成され、前記基端部36a側の幅方向位置に一対のボルト孔36cが穿設されていると共に、基端部36aが前記制御軸24の平坦面24aとブラケット25の支持片27との間に前記両ボルト30、30によって共締め固定されて、制御軸24やブラケット25及び制御偏心軸26と一体になって基端部36a側を中心に回転するようになっている。なお、この各アーム部材36は、平板状以外に細長いロッド状に形成することも可能である。
Each of the
前記付勢手段37は、シリンダヘッド05の上端部に形成された図外の支持孔に保持される有底円筒状のボディ38と、該ボディ38の摺動用穴38a内に摺動自在収容されたプランジャ39と、前記ボディ38の底壁38b側の内部に設けられて前記プランジャ39を進出方向へ付勢するばね部材であるコイルスプリング40と、から主として構成されている。
The biasing means 37 is slidably accommodated in a bottomed
前記ボディ38は、上端部が開口38c形成されていると共に、底壁38bのほぼ中央位置にガイド孔38dが貫通形成されている。
The
前記プランジャ39は、球状の先端部39aが前記ボディ38の開口38cから突出して前記アーム部材36の下面に当接可能に設けられていると共に、下端部に外周が円筒状に切欠された小径軸部39bを有し、この小径軸部39bの外周に前記コイルスプリング40が挿通保持されている。
The
また、プランジャ39の小径軸部39bの下部には、軸状のストッパ部41が軸心方向から固定されている。このストッパ部41は、図4及び図5に示すように、前記ボディ底壁38bのガイド孔38d内を摺動自在にガイドされて、先端側のフランジ部41aがガイド孔38dの外側孔縁に当接した時点で前記プランジャ39の最大進出位置を規制するようになっている。
Further, a shaft-shaped
したがって、前記プランジャ39は、コイルスプリング40のばね付勢力によって進出して前記ストッパ部41によって最大進出位置が規制された状態では、図5に示すように、先端部39aがアーム部材36を押圧して制御軸24を図中時計方向へ回転させるようになっている。斯かる制御軸24の回転位置では、各吸気弁3,3が微小リフトよりも大きな機関始動に適した所定の小リフトとなるように前記フランジ部41aの位置が設定されている。
Therefore, in the state where the
以下、前記本実施形態の可変動弁装置の作動を説明する。 Hereinafter, the operation of the variable valve operating apparatus of the present embodiment will be described.
例えば、機関のアイドリング運転時などの低回転域では、電子コントローラ34からの制御信号によって電動モータ32が回転駆動し、この回転トルクによってボール螺子機構33を介して制御軸24が例えば図4に示すように反時計方向の所定の位置に回転駆動される。したがって、制御偏心軸26は、同じ位置になって駆動軸4から下方向へ僅かに移動する。これにより、伝達機構8の全体が、駆動軸4を中心として時計方向に傾動する。このため、各揺動カム7も時計方向へ回動して、ローラ14の当接位置がカム面7cのベースサークル部側寄りになる。
For example, in a low rotation range such as during idling operation of the engine, the
よって、駆動カム5の回転に伴いリンクアーム16を介してロッカアーム15を押し上げると、リンクロッド17を介して揺動カム7の連結部7dを持ち上げ揺動カム7を時計方向に回転させ、そのリフトがスイングアーム6のローラ14に伝達されてバルブリフトするが、そのリフト量及び作動角が十分小さくなり、微小リフト・作動角になる。
Therefore, when the
したがって、かかる機関の低回転軽負荷領域では、各吸気弁3のバルブリフト量が十分に小さくなり、これによって、各吸気弁3の開時期が遅くなり、排気弁とのバルブオーバーラップがなくなる。このため、燃焼改善などによって、燃費の向上と機関の安定した回転が得られる。
Therefore, in the low rotation light load region of such an engine, the valve lift amount of each
なお、このとき、前記プランジャ39は、アーム部材36よって下方へ押圧されることからコイルスプリング40のばね力に抗して後退移動している。
At this time, since the
次に、機関運転状態が低中回転中負荷領域に移行すると、電子コントローラ34からの制御信号によって電動モータ32を介して制御軸24が、図5に示す側からさらに時計方向へ回転して制御偏心軸26も同じ位置まで回動して該駆動軸4に接近する。
Next, when the engine operating state shifts to the low / medium rotation / load range, the
このため、ロッカアーム15とリンクアーム16などの伝達機構8全体が駆動軸4を中心に反時計方向へ回動し、これによって、各揺動カム7,7も相対的に反時計方向(リフト方向)へ回動する。
For this reason, the
したがって、開弁時のピークリフトになると、揺動カム7のリフトがスイングアーム6のニードルローラ14に伝達されてバルブリフトするが、そのリフト量及び作動角が増加して中間リフト、中間作動角になる。
Therefore, when the peak lift is reached when the valve is opened, the lift of the
よって、かかる機関の低中回転中負荷の領域では、各吸気弁3のバルブリフト量および作動角が大きくなり、燃費とトルクの向上が図れる。
Therefore, the valve lift amount and the operating angle of each
さらに、例えば、機関高回転高負荷領域に移行した場合は、電子コントローラ34からの制御信号によって電動モータ32がボール螺子機構33を介して制御軸24をさらに時計方向へ回転させると、図6に示すように、制御偏心軸26も同じ方向へ回動して駆動軸4に最も接近した位置に移動する。
Further, for example, in the case of shifting to the engine high rotation / high load region, when the
このため、伝達機構8全体が、さらに反時計方向へ回動し、これによって、各揺動カム7,7も相対的にさらに反時計方向(リフト方向)へ回動する。したがって、開弁時のピークリフトになると、各揺動カム7のリフトがスイングアーム6のローラ14に伝達されてバルブリフトするが、そのリフト量及び作動角がさらに増加して最大リフト、最大作動角になる。
For this reason, the
よって、かかる運転領域では、バルブリフト量及び作動角が最大になり、排気弁とのバルブオーバーラップが増加すると共に、閉時期が十分に遅くなる。この結果、吸気充填効率が向上して十分な出力が確保できる。 Therefore, in such an operation region, the valve lift amount and the operating angle are maximized, the valve overlap with the exhaust valve is increased, and the closing timing is sufficiently delayed. As a result, the intake charging efficiency is improved and a sufficient output can be secured.
そして、イグニッションスイッチをオフ操作して内燃機関01の駆動を停止させた場合には、電子コントローラ34から電動モータ32への通電が遮断され、このとき、前記揺動カム7,7や伝達機構8に、前記バルブスプリング10のばね力などに起因して交番トルクが発生する。この交番トルクによって前記制御軸24に、図4に示す反時計方向(微小リフト方向)の回転力が作用する。
When the ignition switch is turned off to stop the driving of the
このため、中間リフト、中間作動角から最大リフト、最大作動角までの間においては、保持機構35のアーム部材36も制御軸24と一緒に反時計方向へ回動する。しかしながら、交番トルクよりもコイルスプリング40のばね力を強くしているため、制御軸24は、コイルスプリング40のばね力が作用し始める位置で回転を停止する。このため、機関01を確実に再始動させることができる。
Therefore, the
これによって、プランジャ39の先端部39aが、アーム部材36の先端部36b側を押し上げて制御軸24を時計方向へ回転させ、所定の回転位置、つまり前記ストッパ部41で規制される位置に保持される(図5参照)。このため、前記吸気弁3,3は、機関始動に適した小リフト状態に保持される。
As a result, the
また、このとき、前記アーム部材36先端部36bに対する前記プランジャ先端部39aの当接位置は、図4に示す位置(微小リフト位置)では基端部36aから最も離間した位置になり、プランジャ39が上昇するに伴って図5に示すように基端部36aに接近した位置になる。このように、基端部36aから最も離間した位置では、アーム部材36の梃子作用によって該アーム部材36の回動性、つまり制御軸24の時計方向への回転性が良好になる。
Further, at this time, the contact position of the plunger
その後、前述のように、内燃機関01の始動後に、中回転中負荷あるいは高回転高負荷域に移行して、前記制御軸24が時計方向へ回転して中リフトあるいは最大リフトとなるように制御する場合には、前記アーム部材36は、図6の一点鎖線及び実線に示すように、プランジャ39の先端部39aから離間する。このため、前記電動モータ32に対する駆動負荷が作用しないようになっている。
Thereafter, as described above, after the
以上のように、本実施形態では、気筒毎に設けられた複数の保持機構35(付勢手段)によって、機関停止時において一本の制御軸24の回転位置を制御したため、常時始動に適した回転位置に安定に保持することが可能になる。
As described above, in the present embodiment, the rotational position of one
しかも、例えば、前記アイドリング運転中などの微小リフト時に故障によって機関が停止した場合でも、前記制御軸24を保持機構35によって始動に適した回転位置に速やかに復帰させることができるので、フェールセーフ機能も十分に発揮できる。
In addition, for example, even when the engine is stopped due to a failure during a minute lift such as during the idling operation, the
また、保持機構35の全体構造は、比較的簡単であることから、製造コストの高騰を抑制できる。
Further, since the entire structure of the
さらに、前記ストッパ部41によってプランジャ39の必要以上の突出量を規制することによって、制御軸24を回転駆動する電動モータ32の負荷を軽減することができる。
Furthermore, by restricting the protrusion amount of the
なお、前記各コイルスプリング40のばねセット荷重を適宜小さく設定することによって、微小リフト制御時などにおける電動モータ32の負荷を軽減させることが可能になる。
In addition, by setting the spring set load of each
〔第2実施形態〕
図7〜図10は第2実施形態を示し、各構成部材を組み付ける際に、各気筒間における各吸気弁3,3の微小リフト調整を調整ボルトにより行う前記リフト調整機構21の他に、大リフト制御におけるリフト量を調整できる第2リフト調整機構29を設けたものである。
[Second Embodiment]
FIGS. 7 to 10 show a second embodiment. In addition to the
すなわち、第1実施形態のような可変動弁装置は、制御軸24と制御偏心軸26が別体になっていることから、制御軸24に対する制御偏心軸26の部品精度の影響でアライメントが各気筒によって異なると、気筒間同士の吸気弁3,3のリフト量や作動角、リフト中心角位相にばらつきが生じてしまう。つまり、前記リフト調整機構21を用いない場合には、図11に示すように、理論上のリフト量(太い実線)に対して実リフト特性(細い実線)が微小リフト域から最大リフトまで大きく変化してしまうことが明らかである。この結果、燃焼室内への吸入空気量に差が発生して機関の運転性や安定性を損なうおそれがある。
That is, in the variable valve system as in the first embodiment, the
そこで、前記リフト調整機構21によって各構成部材の組付時に、前記リンクロッド17の長さを調整して微小リフト量などのばらつきを調整するようになっている。
Therefore, when the components are assembled by the
しかし、このリフト調整機構21によって各構成部材の微小リフト姿勢時のリフト量を調整した場合には、図12に示すように、前記制御機構9の姿勢変化による理論上のリフト量の変化特性(太い実線)に対して、実リフト特性(細い実線と破線)が最大リフト姿勢側へリフト量を変化させていけばいくほどリフト量に大きな誤差が発生して、最大リフト域で最も大きくなることが分かった。
However, when the lift amount at the time of the minute lift posture of each component is adjusted by the
そこで、本実施形態では、制御機構9のアライメントを調整する方法として、第2リフト調整機構29によって制御軸24に対する制御偏心軸26の偏心量α(距離)を調整することによって、前記リフト量の誤差を解消したものである。
Therefore, in the present embodiment, as a method for adjusting the alignment of the
以下、具体的な構造を説明すると、前記リフト調整機構21を備えているなどの基本構造は第1実施形態と同様であるから共通の部材は同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
Hereinafter, a specific structure will be described. Since the basic structure including the
すなわち、図7及び図8に示すように、制御軸24は、第1実施形態と同じく外周面の各気筒に対応する位置に平坦面24aが形成されている。一方、ブラケット25は、正面ほぼコ字形状に形成されて、支持片27と各ブラケット片28、28が同一平面上に配置されていると共に、先端部には前記制御偏心軸26を固定支持する支持孔28a、28aが穿設されている。
That is, as shown in FIGS. 7 and 8, the
前記支持片27は、各ブラケット片28、28に直角に向いたほぼ板状に形成されていると共に、ブラケット片28、28側の一側縁ほぼ中央位置には、後述するアーム部材36が制御軸24との間に介装される際に、アーム部材36のそれ以上の挿入を規制するほぼL字形状の折曲部27bが一体に設けられている。
The
また、前記各ブラケット片28、28の支持片27側の端部には、前記制御軸24が挿通される一対の軸挿通孔42、42が貫通形成されている。この各軸挿通孔42、42は、前記ブラケット片28、28の長手方向に沿ってほぼ長円形の長孔に形成されている。
Further, a pair of shaft insertion holes 42 and 42 through which the
また、前記アーム部材36は、基端部36a側が前記ブラケット25の支持片27の内面と制御軸24の平坦面24aとの間に介装されて、前記各ボルト30、30によって共締め固定されている。また、このアーム部材36は、調整シムとして機能し、その厚さtが異なる複数のものが予め用意されている。
The
したがって、この実施形態によれば、制御機構9の各構成部材を組み付ける際、つまり、制御軸24の平坦面24aとブラケット25の支持片27の内面との間の隙間に、前記アーム部材36の基端部36a側を挿入してボルト30、30により固定する際に、板厚tの異なるいずれかのアーム部材36を選択して挿入することによって、前記軸挿通孔42、42を介してブラケット25全体を前記制御軸24対して径方向、つまりブラケット片28、28の長手方向へ僅かに移動させることができる。これによって、前記制御軸24の軸心Pに対する制御偏心軸26の軸心P1までの偏心量αを調整する。
Therefore, according to this embodiment, when assembling the constituent members of the
この場合、アーム部材36の板厚tが厚い場合は、支持片27が制御軸24から離れて制御偏心軸26が近づくことから偏心量αが小さくなり、板厚tが薄い場合は、支持片27が制御軸24に近づいて制御偏心軸26が離れることから偏心量αが大きくなる。
In this case, when the plate thickness t of the
この実施形態によれば、前記制御軸24と制御偏心軸26との偏心量αを任意に調整することができるため、制御機構9のアライメントを調整することが可能になる。このため、図9A、Bに示す微小リフト制御時から図10A、Bに示す最大リフト制御時までの実リフト変化特性(図13の細い実線)は、図13に示すように、理論上のリフト変化特性(太い実線)に対して誤差が十分に少なくなる。この結果、機関運転状態のいずれの場合においても、各気筒間の吸気弁3,3のリフトのばらつきがなくなり、機関の運転性や安定性が向上する。
According to this embodiment, since the amount of eccentricity α between the
また、制御軸24と支持片27との間の隙間にアーム部材36を挿入して挟み込むことにより、機関駆動中のトルク変動やロッカアーム15の揺動運動より制御偏心軸26に発生する力は、ブラケット25の制御軸24の軸心Pの曲げモーメントになる。この曲げモーメントは、アーム部材36を介して制御軸24に伝達されるため、回転力を制御軸24の平坦面24aで受けることができる。このため、各ボルト30,30に曲げモーメントが作用しないことから、該曲げモーメントに弱いボルト30,30の耐久性の向上が図れる。
Further, by inserting and sandwiching the
特に、前記制御軸24に対する制御偏心軸26の偏心量αが大きくなればなるほど可変機構の姿勢変化が大きくなって、気筒間同士のリフト量のばらつきが大きくなりやすいため、前述の効果が大きい。
In particular, the greater the amount of eccentricity α of the control
また、この実施形態では、図9、図10に示すように、前記アーム部材36が立ち上がった状態に設けられていることから、前記保持機構35のボディ38やプランジャ39などがヘッドカバー06側に設けられている。
In this embodiment, as shown in FIGS. 9 and 10, since the
そして、機関のアイドリング運転時などの微小リフト制御中には、図9A、Bに示すように、前記アーム部材36の先端部36bがプランジャ39をコイルスプリング40のばね力に抗して押圧しているが、機関停止時には、前記プランジャ39が最大に進出動してアーム部材36を押圧して、制御軸24を始動に最適な小リフト側に制御する。
During minute lift control such as when the engine is idling, the
また、機関中負荷、高負荷域では、図10A,Bに示すように、プランジャ
39がアーム部材36と離間することから、電動モータ32の負荷が抑制される。したがって、第1実施形態と同様な作用効果が得られる。
〔第3実施形態〕
図14及び図15は第3実施形態を示し、第2リフト調整機構29の構造を変更したもので、ブラケット25を第1実施形態と同じ構造にすると共に、制御軸24が挿通される各ブラケット片28、28の軸挿通孔42、42を各ブラケット片28、28の長手方向に沿った長円形状に形成すると共に、該アーム部材36のボルト孔43、43もアーム部材36の長手方向に沿って長円状の長孔に形成されている。また、板厚t及び距離uの異なる複数のアーム部材36を用意しておく。
Further, in the middle engine load and the high load region, as shown in FIGS. 10A and 10B, the
[Third Embodiment]
14 and 15 show the third embodiment, in which the structure of the second
したがって、保持機構35の各構成部材を組み付ける際に、前記アーム部材36の基端部36a先端を前記支持片27の折曲部27bに突き当てた状態で、制御軸24に対し前記ブラケット25とアーム部材36を、前記軸挿通孔42,42及びボルト孔43、43の長孔を介してボルト30,30の軸心とブラケット25との間の距離uを調整することができる。その後、各ボルト30,30で固定するようになっている。このとき、予め、前記最適な板厚tのアーム部材36を選択しておく。この場合、前記距離uを短くすると前記偏心量αが小さくなり、長くすると偏心量αが大きくなる。また、前記アーム部材36の板厚tを厚くすると、制御軸24に対する制御偏心軸26の位相θ(=傾き角度)が大きくなり、板厚tを薄くすると小さくなる。
Therefore, when assembling the constituent members of the
この実施形態の場合も、第2実施形態と同様な作用効果が得られると共に、特に、ボルト30,30に大きな曲げモーメントが作用しなくなることから、ボルト30,30の耐久性が向上する。
In the case of this embodiment as well, the same effects as the second embodiment can be obtained, and in particular, since a large bending moment does not act on the
また、機関のアイドリング運転時などの微小リフト制御中には、図14A、Bに示すように、前記アーム部材36の先端部36bがプランジャ39をコイルスプリング40のばね力に抗して押圧しているが、機関停止時には、前記プランジャ39が最大に進出動してアーム部材36を押圧して、制御軸24を始動に最適な小リフト側に制御する。
Further, during minute lift control such as during idling operation of the engine, the
また、機関中負荷、高負荷域では、図15A,Bに示すように、プランジャ
39がアーム部材36と離間することから、電動モータ32の負荷が抑制される。したがって、第1実施形態と同様な作用効果が得られる。
Further, in the middle engine load and the high load region, as shown in FIGS. 15A and 15B, the
〔第4実施形態〕
図16は第4実施形態を示し、保持機構35のプランジャ39の進退移動を切り換える切換機構46を設けたものである。
[Fourth Embodiment]
FIG. 16 shows a fourth embodiment in which a
前記切換機構46は、前記ボディ38の周壁上端部に径方向に沿って形成された収容孔47と、該収容孔47に摺動自在に設けられたロック部材であるピストン48と、前記プランジャ39の前記収容孔47に対応する位置に形成されて、前記ピストン48が係脱可能なロック穴である係合穴49と、前記ピストン48を係合穴49方向へ付勢するコイルばね50と、該コイルばね50のばね力に抗してピストン48を収容孔47方向へ後退移動させる油圧回路51とから構成されている。
The
前記収容孔47は、ボディ38の周壁に径方向から貫通形成され、外端開口がボディ38の外側面にボルト52固定された閉塞板53によって閉塞されていると共に、該閉塞板53に穿設された小径な空気孔53aに連通している。
この空気孔53aは、前記ピストン48の摺動性を確保するものである。
The
The
前記ピストン48は、その軸方向の長さが前記収容孔47の軸方向長さよりも僅かに短く設定されて、後端縁が前記閉塞板53の内面に当接した最大後退位置で前記収容孔47内に完全に埋没状態となるように収容されるようになっている。
The
また、前記ピストン48は、前記プランジャ39が摺動用穴38a内を最大に後退移動した位置で前記コイルばね50のばね力によって先端部が前記係合穴49内に係合するようになっている。
The
前記油圧回路51は、オイルパン54内のオイルを吸入して供給通路55に吐出するオイルポンプ56と、前記供給通路55の下流側に設けられて、前記係合穴49に油圧を給排する給排通路57と、前記供給通路55と給排通路57及びドレン通路58とを選択的に切り換える電磁切換弁59と、該電磁切換弁59に制御信号を出力する前記電子コントローラ34と、を備えている。
The
前記オイルパン54のオイルは、機関の潤滑油、あるいは別途専用のオイルであってもよく、また前記オイルポンプ56は、トロコイド型あるいはベーン型などの小型のポンプによって構成されている。
The oil in the
前記給排通路57は、シリンダヘッド05の内部に形成されたメイン通路57aと、前記ボディ38の周壁の径方向に貫通形成されて、メイン通路に接続された第1油孔57aと、前記プランジャ39の先端部39a側の内部に径方向へ貫通形成されて、一端が前記第1油孔57aに、他端が前記収容孔47を介して前記ピストン48の前端面(受圧面)に臨む第2油孔57cとから構成されている。
The supply /
前記電磁切換弁59は、2方向2位置弁であって、電子コントローラ34から出力された制御信号によって、前記供給通路55と給排通路57とを連通するか、あるいは供給通路55を閉止すると共に、給排通路57とドレン通路58を連通するように流路を切換制御するようになっている。
The
他の保持機構35やアーム部材36などの構成は、第1実施形態と同様である。
Other configurations of the
そして、内燃機関01が通常に駆動している場合は、図16に示すように、電子コントローラ34からの制御信号によって電磁切換弁59は、供給通路5の下流端を閉止すると共に、給排通路57とドレン通路58とを連通させる。
When the
このため、前記ピストン48の受圧面に油圧が作用しないことから、該ピストン48はコイルばね50のばね力によって先端部が係合穴49内に係合してプランジャ39の進出動を規制している。
For this reason, since no hydraulic pressure acts on the pressure receiving surface of the
一方、前記電動モータ32の故障などによって前記制御軸24を回転させることができない場合、特に、制御軸24が最小リフト制御中、つまり図16中最大反時計方向の回転位置でロックしてアーム部材36がプランジャ39の先端部39aに当接した状態となってしまった場合(図16の一点鎖線)には、これを検出した前記電子コントローラ34から電磁切換弁59に制御信号が出力されて、前記給排通路57とドレン通路58との連通を遮断すると共に、給排通路57と供給通路55とを連通させる。
On the other hand, when the
これによって、前記ピストン48は、受圧面に作用した油圧によりコイルばね50のばね力に抗して後退動して、全体が収容孔47内に収容されて、係合穴49との係合が解除され、プランジャ39の移動が許容される。
As a result, the
このため、プランジャ39は、図中2点鎖線で示すように、コイルスプリング40のばね力で前記ストッパ部41によって規制されるまで最大に進出して、アーム部材36を実線位置まで時計方向へ回動させる。したがって、制御軸24は、内燃機関01の運転可能な回転位置、つまり吸気弁3,3を所定のリフト量、作動角に制御して車両の走行を確保する。このように、フェールセーフ機能が発揮させることによって車両の安全性を向上させることが可能になる。
For this reason, as indicated by a two-dot chain line in the figure, the
また、前記電動モータ32が正常な状態に復帰した場合には、前記電磁吸気弁切換弁59によって供給通路55と給排通路57との連通を遮断すると共に、給排通路57とドレン通路58とを連通させる。このため、例えば機関01の停止時に制御軸24が交番トルクなどに起因して反時計方向へ回転してアーム部材36を一点鎖線まで反時計方向へ最大に回動させる。
Further, when the
そうすると、プランジャ39は、図16に示す自身の後端縁がガイド孔38dの内側孔縁に当接するまで最大後退移動することから、前記収容孔47と係合穴49が合致する。これにより、ピストン48は、コイルばね50のばね力によって進出して、先端部が係合穴49に係合して、プランジャ39を最大後退位置に保持する。このため、プランジャ39が、アーム部材36と離間して当接が回避される。
Then, the
この結果、制御軸24を回転駆動させる前記電動モータ32やボール螺子機構33の駆動負荷が無くなり、常時十分なトルクと速やかな駆動が得られる。
As a result, the driving load of the
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、前記保持機構35を気筒全体ではなく、例えば、制御軸の軸方向両端側に位置する2つの気筒のみに設けることも可能である。
The present invention is not limited to the configuration of the above-described embodiment, and the
また、前記ピストン48を油圧では無く、電気的に進退動させることも可能である。さらに、吸気側ばかりか排気側にも設けることも可能である。
Further, the
前記実施形態から把握される前記請求項以外の発明の技術的思想について以下に説明する。
〔請求項a〕請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記付勢手段は、気筒毎に設けられていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項b〕請求項2に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記可変機構は、
回転駆動力が伝達される駆動軸と、
前記制御軸の回転中心から偏心した位置に設けられた偏心軸と、
前記駆動軸の回転運動が揺動運動に変換されて、前記偏心軸を中心に揺動するロッカアームと、
該ロッカアームの揺動力が伝達されて揺動することで前記機関弁を開閉させる揺動カムと、を備え、
前記制御軸に前記偏心軸を支持部材を介して取り付けると共に、該支持部材に前記ばね部材の付勢力が作用するように構成したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項c〕請求項bに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記偏心軸は、その位置が前記支持部材を介して前記制御軸に対して離間あるいは近接調整可能に形成されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項d〕請求項cに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記支持部材は、前記偏心軸を支持する支持部と、該支持部と前記制御軸との間に介在される調整シムとによって構成され、
前記ばね部材の付勢力が前記調整シムに直接作用していることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
The technical ideas of the invention other than the claims ascertained from the embodiment will be described below.
[Claim a] The variable valve operating apparatus for an internal combustion engine according to
The variable valve operating apparatus for an internal combustion engine, wherein the urging means is provided for each cylinder.
[Claim b] The variable valve operating apparatus for an internal combustion engine according to claim 2,
The variable mechanism is
A drive shaft to which rotational driving force is transmitted;
An eccentric shaft provided at a position eccentric from the rotation center of the control shaft;
A rocker arm that rotates about the eccentric shaft, wherein the rotational motion of the drive shaft is converted into a swing motion;
A rocking cam that opens and closes the engine valve by rocking when the rocking force of the rocker arm is transmitted,
A variable valve operating apparatus for an internal combustion engine, wherein the eccentric shaft is attached to the control shaft via a support member, and the biasing force of the spring member acts on the support member.
[Claim c] A variable valve operating apparatus for an internal combustion engine according to claim b,
The variable valve operating apparatus for an internal combustion engine, wherein the eccentric shaft is formed such that a position thereof can be adjusted to be separated from or close to the control shaft via the support member.
[Claim d] In the variable valve operating apparatus for an internal combustion engine according to claim c,
The support member includes a support portion that supports the eccentric shaft, and an adjustment shim interposed between the support portion and the control shaft,
The variable valve operating apparatus for an internal combustion engine, wherein an urging force of the spring member directly acts on the adjustment shim.
この発明によれば、部材の共用化によって部品点数の削減が図れる。
〔請求項e〕請求項2に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記プランジャの所定以上の突出量を規制するストッパ部を設けたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
According to this invention, the number of parts can be reduced by sharing the members.
[Claim e] In the variable valve operating apparatus for an internal combustion engine according to claim 2,
A variable valve operating apparatus for an internal combustion engine, comprising a stopper portion for restricting a protruding amount of the plunger more than a predetermined amount.
この発明によれば、ストッパ部によってプランジャの必要以上の突出量を規制することによって、制御軸を回転駆動するアクチュエータの負荷を軽減することができる。
〔請求項f〕請求項eに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記プランジャが前記ストッパ部によって突出量が規制されて先端部が前記アーム部材と当接している状態では、前記機関弁が最大作動角と最小作動角との間の作動角となることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項g〕請求項2に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記プランジャが、前記ばね部材によって付勢されて進出した状態と、前記ばね部材の付勢力に抗して後退した状態に選択的に切り換え可能な切換手段を備えていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項h〕請求項gに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記切換手段は、前記プランジャと該プランジャが摺動する摺動用孔との間に設けられたロック機構を備えていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項i〕請求項hに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記ロック機構は、前記プランジャ側と摺動用孔側のいずれか一方に設けられたロック部材と、他方に設けられて、前記ロック部材が係脱可能なロック穴と、によって構成され、前記ロック部材の作動は電気的に制御されることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項j〕請求項iに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記ロック部材は、油圧によって前記ロック穴から退出するように構成され、前記油圧は油圧制御弁によって制御されることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項k〕請求項3に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記付勢手段は、前記制御軸の少なくとも軸方向両端に設けたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項l〕請求項3に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記付勢手段は、前記制御軸の軸方向中心位置を中心とした対称位置に設けられていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
According to this invention, it is possible to reduce the load of the actuator that rotationally drives the control shaft by restricting the protrusion amount of the plunger more than necessary by the stopper portion.
[Claim f] The variable valve operating apparatus for an internal combustion engine according to claim e,
The engine valve has an operating angle between a maximum operating angle and a minimum operating angle in a state in which the protrusion amount of the plunger is regulated by the stopper portion and the tip end portion is in contact with the arm member. A variable valve operating device for an internal combustion engine.
[Claim g] In the variable valve operating apparatus for an internal combustion engine according to claim 2,
An internal combustion engine comprising switching means capable of selectively switching between a state where the plunger is urged and advanced by the spring member and a state where the plunger is retracted against the urging force of the spring member. Variable valve gear.
(Claim h) In the variable valve operating apparatus for an internal combustion engine according to claim g,
The variable valve operating apparatus for an internal combustion engine, wherein the switching means includes a lock mechanism provided between the plunger and a sliding hole through which the plunger slides.
[Claim i] In the variable valve operating apparatus for an internal combustion engine according to claim h,
The lock mechanism includes a lock member provided on one of the plunger side and the sliding hole side, and a lock hole provided on the other side to which the lock member can be engaged and disengaged. The variable valve operating apparatus for an internal combustion engine is characterized in that the operation of is controlled electrically.
(Claim j) In the variable valve operating apparatus for an internal combustion engine according to claim i,
The variable valve operating apparatus for an internal combustion engine, wherein the lock member is configured to be retracted from the lock hole by hydraulic pressure, and the hydraulic pressure is controlled by a hydraulic control valve.
[Claim k] In the variable valve operating apparatus for an internal combustion engine according to
The variable valve operating apparatus for an internal combustion engine, wherein the urging means is provided at least at both axial ends of the control shaft.
[Claim 1] In the variable valve operating apparatus for an internal combustion engine according to
The variable valve operating apparatus for an internal combustion engine, wherein the urging means is provided at a symmetrical position about an axial center position of the control shaft.
1…シリンダヘッド
3…吸気弁(機関弁)
4…駆動軸
5…駆動偏心カム
7…揺動カム
8…伝達機構
9…制御機構
15…ロッカアーム
15a…筒状基部
15b…第1アーム部
15c…第2アーム部
16…リンクアーム
17…リンクロッド
18…連結ピン
24…制御軸
25…ブラケット
26…制御偏心軸
27…支持片
28…ブラケット片
30…ボルト
31…電動アクチュエータ
32…電動モータ
33…ボール螺子機構
35…保持機構
36…アーム部材
37…付勢手段
38…ボディ
39…プランジャ
40…コイルスプリング(付勢部材)
41…ストッパ部
41a…フランジ部
46…切換機構
1 ...
DESCRIPTION OF
41:
Claims (3)
前記制御軸を前記機関弁の作動角が大きくなる回転方向へ付勢する複数の付勢手段を、前記制御軸の軸方向の複数箇所に設けたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。 A variable valve operating apparatus provided with a variable mechanism for each cylinder for varying the operating angle of the engine valve of each cylinder by controlling the rotation of the control shaft,
A variable valve operating apparatus for an internal combustion engine, characterized in that a plurality of urging means for urging the control shaft in the rotational direction in which the operating angle of the engine valve increases is provided at a plurality of locations in the axial direction of the control shaft. .
前記制御軸の複数箇所に、径方向へ突出するように設けられた複数のアーム部材と、
前記制御軸が機関弁の作動角を大きくする前記各アーム部材の揺動方向の側面にそれぞれ当接可能に設けられた複数のプランジャと、
該各プランジャが進出する方向に付勢力を付与するばね部材と、を備え、
前記各プランジャと前記各アーム部材の当接部と前記制御軸の回転中心との間の距離は、前記機関弁の作動角が最小となる前記制御軸の回転位置で最長となり、機関弁の作動角が大きくなるにしたがって短くなるように設定したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。 A variable valve operating apparatus provided with a variable mechanism for each cylinder for varying the operating angle of the engine valve of each cylinder by controlling the rotation of a control shaft,
A plurality of arm members provided at a plurality of locations of the control shaft so as to protrude in the radial direction;
A plurality of plungers provided so that the control shaft can come into contact with the side surfaces in the swing direction of the arm members that increase the operating angle of the engine valve;
A spring member that applies a biasing force in a direction in which each plunger advances,
The distance between the contact portion of each plunger and each arm member and the rotation center of the control shaft is the longest at the rotation position of the control shaft where the operation angle of the engine valve is minimum, and the operation of the engine valve A variable valve operating apparatus for an internal combustion engine, wherein the variable valve operating apparatus is set to be shortened as the angle increases.
前記制御軸を前記機関弁の作動角が大きくなる回転方向へ付勢する複数の付勢手段を設けると共に、
前記制御軸の軸方向中心位置の少なくとも両側に前記付勢手段をそれぞれ設けたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。 A variable valve operating apparatus provided with a variable mechanism for each cylinder for varying the lift amount of the engine valve of each cylinder by controlling the rotation of the control shaft,
A plurality of urging means for urging the control shaft in a rotational direction in which the operating angle of the engine valve is increased;
A variable valve operating apparatus for an internal combustion engine, characterized in that the urging means is provided on at least both sides of an axial center position of the control shaft.
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