JP2011117767A - コンタクトプローブ及びそれを備えた検査用プローバ - Google Patents

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Abstract

【課題】イニシャルコスト及び製造コストの低減化を図るとともに、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができるコンタクトプローブ及びそれを備えた検査用プローバを提供する。
【解決手段】検査用プローバ100は、コンタクトプローブ10及びプリント基板44を備え、コンタクトプローブ10は、プランジャ11、コイルばね12、ワイヤ13、マイクロチューブ14を備え、コイルばね12は、一端がプランジャ11の基部11aに、他端がワイヤ13の先端に形成された塊状端子13aにそれぞれ接続されており、ワイヤ13の先端には、ワイヤ13の外径よりも大きい外径の球形状の塊状端子13aが形成され、塊状端子13aが形成された側と反対側の端部がプリント基板44の電極パッド44bに接続された構成を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、半導体集積回路の電気的特性を検査する際に使用されるコンタクトプローブ及びそれを備えた検査用プローバに関する。
近年、この種の検査用プローバを介して電気的特性が検査される半導体デバイスや半導体集積回路等(以下「IC等」という。)において、アナログIC等ではアナログ信号の高周波数化が進み、デジタルIC等ではデジタル信号の高速化が進んでいる。これに伴い、片持ち梁(カンチレバー)型のコンタクトプローブ(例えば、特許文献1参照)よりも信号伝送経路の短縮化が図れ、外部ノイズに強い垂直型のコンタクトプローブが検査用プローバに多用されるようになってきている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に開示された垂直型のコンタクトプローブを用いてIC等を検査する検査プローバの構成例を図6に示す。図6に示すように、従来の垂直型のコンタクトプローブ80は、プランジャ81及び82、コイルばね83、ケース84を備えている。プランジャ81はIC85の半田ボール85aに接触し、プランジャ82はプリント基板86の電極パッド86aに接触する。電極パッド86aには、図示しない検査装置と接続するため、ワイヤ87が半田付けされている。この構成により、コンタクトプローブ80は、プリント基板86を介して、IC85の半田ボール85aと検査装置との間の信号を中継するようになっている。
また、IC等の電極間ピッチの極小化に対応するため、WST(Wire Space Transformer)型の検査プローバが知られている。
WST型の検査プローバを用いてIC等を検査する場合の構成例を図7に示す。図7(a)に示すように、従来のWST型の検査プローバ90は、下部ダイ91、下部端子92、上部ダイ93、上部端子94、導電性弾性体95、基板96、ケーブル97を備えている。
下部端子92は、IC99の電極パッド99aに接触されるものである。上部端子94は、ケーブル97の芯線97aに接触している。ケーブル97の芯線97aは、上部端子94と良好な電気的接続を行うため、図7(b)に示すように加工される。すなわち、図7(b)左側に示すように、ケーブル97の芯線97aは、基板96の貫通孔に挿入された後、接着剤98で固定される。その後、基板96の底面96aからはみ出した芯線97a及び接着剤98が切削されて底面96aと同一面とされる。そして、図7(b)右側に示すように、切削後の芯線97aの表面に金メッキ層97bが形成される。以上の構成により、検査プローバ90は、IC等の電極間ピッチの極小化に対応することができるようになっている。
特開2009−216553号公報([0030]〜[0033]、図3) 特開2009−085948号公報([0034]〜[0036]、図7)
しかしながら、従来の垂直型のコンタクトプローブ80を用いた検査プローバや、従来のWST型の検査プローバ90では、以下に示すような課題があった。
(1)コンタクトプローブ80を用いた検査プローバでは、新規製作する場合、被検査体であるIC等の仕様ごとにプリント基板86を設計、製作する必要がある。また、新規製作後に、IC等の仕様変更(特に電極位置、電極形状の変更)があった場合、仕様変更に応じてプリント基板86を再設計、再製作する必要がある。したがって、プリント基板86の新規製作や再製作のたびに、作画費用やフィルム代、シルク版代等の高額なイニシャルコストが必要となる。特に、IC等は少量多品種化の傾向にあり、少量多品種生産のIC等を検査対象とする検査プローバではイニシャルコストが高額となり、その回収が困難となってきている。
(2)また、コンタクトプローブ80を用いた検査プローバでは、プリント基板86の材質として一般的には樹脂等の有機材料を用いるが、有機材料では線膨張係数が比較的大きく、周囲温度によりパターン間隔が変化しやすいので、IC等の電極間ピッチの極小化に対応できない。プリント基板86の材質をセラミックとすれば、線膨張係数を有機材料よりも小さくできてIC等の電極間ピッチの極小化に対応可能となるが、プリント基板86のコストアップにより検査プローバの製造コストが増大してしまう。
(3)一方、WST型の検査プローバ90では、IC等の電極間ピッチの極小化に対応できるが、コンタクトプローブを用いるものと比較すると下部ダイ91や上部ダイ93を設ける必要があり、装置構成が複雑となって製造コストが増大してしまう。さらに、基板96とケーブル97との接続箇所の加工処理及び金メッキ層97bの形成処理が必要となり製造コストが増大する。
(4)また、WST型の検査プローバ90では、上部端子94の先端は、良好な電気的接続を得るため鋭利に形成されているので、長期間使用されると上部端子94の先端と接触する金メッキ層97bが損傷する。したがって、基板96の底面96aを再切削して金メッキ層97bを再度形成しなければならないので、メンテナンスの面においても多大な工数を必要とする。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであり、イニシャルコスト及び製造コストの低減化を図るとともに、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができるコンタクトプローブ及びそれを備えた検査用プローバを提供することを目的とする。
本発明のコンタクトプローブは、被検査体に設けられた電極に接触する接触端子と、塊状に形成された塊状端子を先端に有するワイヤと、一端が前記接触端子に接触し他端が前記塊状端子に接触して前記一端と前記他端との間で伸縮する弾性体と、前記接触端子と前記弾性体の前記一端との接触部、前記塊状端子及び前記弾性体を収容する収容体と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明のコンタクトプローブは、塊状に形成された塊状端子を先端に有するワイヤによって被検査体に対し信号を授受することができるので、従来のコンタクトプローブが備えていたプリント基板側のプランジャが不要となる。また、この構成により、本発明のコンタクトプローブは、プランジャが不要になったことでプランジャとプリント基板との接触抵抗部が無くなり、検査回路全体の電気抵抗値を低減できる。
その結果、本発明のコンタクトプローブを備えた検査用プローバにおいては、従来のコンタクトプローブのプランジャが接続されていたプリント基板(以下「従来構造のプリント基板」という。)が不要となるので、被検査体の仕様に応じて従来構造のプリント基板を設計、製作する必要がない。
また、本発明のコンタクトプローブを備えた検査用プローバでは、従来構造のプリント基板が不要となるので、高価なセラミック基板で従来構造のプリント基板を構成したり、WST型のような複雑な構成にしたりすることなく、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができる。
したがって、本発明のコンタクトプローブは、イニシャルコスト及び製造コストの低減化を図るとともに、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができる。
また、本発明のコンタクトプローブは、前記塊状端子が、球体形状、楕円体形状、半球体形状、円錐体形状、多角錐体形状、円柱体形状、半円柱体形状、立方体形状、直方体形状のうちのいずれか1つの形状を有し、前記ワイヤの径方向における前記塊状端子の外形寸法が前記ワイヤの外径寸法よりも大きいことが好ましい。
また、本発明のコンタクトプローブは、前記収容体が、前記塊状端子を収容する側の端面部において前記ワイヤ及び前記塊状端子の少なくとも一方を固定する固定部を備えた構成を有するのが好ましい。
また、本発明のコンタクトプローブは、前記収容体の前記端面部に前記ワイヤを貫通させる絞り孔が形成されており、前記絞り孔の内径は、前記ワイヤの径方向における前記塊状端子の外形寸法よりも小さく、前記ワイヤの外径よりも大きい構成を有するのが好ましい。
本発明の検査用プローバは、コンタクトプローブを複数備えた構成を有している。
この構成により、本発明の検査用プローバにおいては、従来構造のプリント基板が不要となるので、被検査体の仕様に応じて従来構造のプリント基板を設計、製作する必要がない。
また、本発明の検査用プローバでは、従来構造のプリント基板が不要となるので、高価なセラミック基板で従来構造のプリント基板を構成したり、WST型のような複雑な構成にしたりすることなく、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができる。
したがって、本発明の検査用プローバは、イニシャルコスト及び製造コストの低減化を図るとともに、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができる。
本発明は、イニシャルコスト及び製造コストの低減化を図るとともに、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができるという効果を有するコンタクトプローブ及びそれを備えた検査用プローバを提供することができるものである。
本発明に係る検査用プローバの第1実施形態における構成図である。 本発明に係る検査用プローバの第1実施形態において、コンタクトプローブの塊状端子側を固定した場合の構成図である。 本発明に係る検査用プローバの第2実施形態における構成図である。 本発明に係る検査用プローバの第2実施形態におけるコンタクトプローブの構成図及びコンタクトプローブの塊状端子側を固定した場合の構成図である。 本発明に係る検査用プローバの第3実施形態における構成図である。 従来のコンタクトプローブを備えた検査プローバの構成図である。 従来のWST型の検査用プローバの構成図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の検査用プローバを、ICを被検査体として電気的特性を検査するものに適用した例を挙げて説明する。
(第1実施形態)
本発明に係る検査用プローバの第1実施形態について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態における検査用プローバ100は、BGA(Ball Grid Array)タイプのIC60の電気的特性を検査するものである。IC60の上面には、信号入出力用又は電源電圧印加用の半田ボール61が格子点状に形成されている。図示を省略したが、検査用プローバ100には保持装置が接続されており、この保持装置は検査用プローバ100を保持して図中上下方向に移動させるようになっている。
検査用プローバ100は、コンタクトプローブ10、下部ハウジング41、上部ハウジング42、ねじ43、プリント基板44を備えている。プリント基板44には、貫通孔44a及び電極パッド44bが形成されている。
コンタクトプローブ10は、プランジャ11、コイルばね12、ワイヤ13、マイクロチューブ14を備えている。ワイヤ13の先端には、塊状端子13aが形成されている。
プランジャ11は、導電性材料で構成され、コイルばね12に接触する基部11aと、先端がクラウン状に形成された先端部11bと、を備えている。検査用プローバ100が図中下方向に移動すると、先端部11bがIC60の半田ボール61に電気的に接続されるようになっている。図示の例では、先端部11bをクラウン状としたが、先端部11bの形状はこれに限定されず、IC60の端子形状に対応させて円錐状、平面状、すり鉢状等の形状とするのが好ましい。ここで、プランジャ11は、本発明に係る接触端子を構成する。
コイルばね12は、線接触又は面接触により、一端がプランジャ11の基部11aに接続され、他端がワイヤ13の先端に形成された塊状端子13aに接続されている。また、コイルばね12は、導電性材料で構成され、一端(基部11a側)と他端(塊状端子13a側)との間で伸縮するようになっている。ここで、コイルばね12は、本発明に係る弾性体を構成する。なお、プランジャ11及び後述するマイクロチューブ14を導電性材料で構成した場合は、コイルばね12を絶縁材料で構成することもできる。
ワイヤ13は、例えば、外径が50μm程度の銅、アルミニウム、金等の導電性材料で構成され、先端にはワイヤ13の外径よりも大きい外径の球形状の塊状端子13aが形成されている。また、塊状端子13aが形成された側と反対側のワイヤ13の端部は、電極パッド44bに接続されている。
塊状端子13aは、例えば、半導体の製造工程において使用されるボンディングワイヤのボールと同様に形成されたものである。具体的には、塊状端子13aは、ボンディングワイヤの形成装置において、ワイヤ13の先端に対向して設けられた放電電極と、ワイヤ13の先端との間に高電圧を印加して両者間に放電を起こし、その放電エネルギによりワイヤ13の先端を溶融し、球形状に形成されたものである。球形状の塊状端子13aの外径寸法としては、ワイヤ13の外径寸法の1.5〜2倍程度とするのが好ましい。
本実施形態では塊状端子13aの形状を球形状としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、楕円体形状、半球体形状、円錐体形状、多角錐体形状、円柱体形状、半円柱体形状、立方体形状、直方体形状のいずれか1つの形状であってもよい。この場合、ワイヤ13の径方向における各形状の外形寸法が、ワイヤ13の外径寸法よりも大きいことが好ましい。
マイクロチューブ14は、導電性材料又は電気的絶縁材料で筒状に形成され、IC60側の端面部14aと、プリント基板44側の端面部14bと、を備えている。また、マイクロチューブ14は、プランジャ11とコイルばね12との接触部と、コイルばね12と、塊状端子13aとを収容するようになっている。マイクロチューブ14の内径は、コイルばね12の収縮に応じて、収容物がスムーズに動く範囲で決定される。ここで、マイクロチューブ14は、本発明に係る収容体を構成する。
下部ハウジング41は、電気的絶縁材料で形成され、マイクロチューブ14の端面部14a側を保持する段加工部41aを備えている。段加工部41aにはプランジャ11の先端部11bを貫通させる貫通孔41bが形成されている。貫通孔41bの内径は、プランジャ11の基部11aの外径より小さく、プランジャ11の先端部11bの外径より大きい寸法である。この構成により、マイクロチューブ14の端面部14aは、段加工部41aの径方向面に接するか近接する構成となっている。
上部ハウジング42は、電気的絶縁材料で形成され、マイクロチューブ14の端面部14b側を保持する段加工部42aを備えている。この段加工部42aにはワイヤ13を貫通させる貫通孔42bが形成されている。貫通孔42bの内径は、塊状端子13aの外径より小さく、ワイヤ13の外径より大きい寸法である。この構成により、マイクロチューブ14の端面部14bは、段加工部42aの径方向面に接するか近接する構成となっている。
下部ハウジング41及び上部ハウジング42は、ねじ43によって互いに固定されている。また、下部ハウジング41及び上部ハウジング42は、図示しないねじによってプリント基板44と固定されている。
プリント基板44には、高周波信号を入出力するための信号回路、電源を供給するための電源回路、接地電位にある接地回路が形成され、各回路はIC60の電気的特性を検査する検査装置(図示省略)に接続されている。プリント基板44に形成された信号回路、電源回路及び接地回路には、それぞれ、信号用電極パッド、電源用電極パッド及び接地用電極パッドが形成されており、各電極パッド(電極パッド44bを含む)には所定のワイヤ13が電気的に接続されるようになっている。
以上の構成において、検査用プローバ100に接続された保持装置によって検査用プローバ100が図中下方向に移動されると、コイルばね12の収縮によってプランジャ11が半田ボール61に押し付けられる。その結果、プリント基板44の電極パッド44bと半田ボール61との間が電気的に接続され、検査用プローバ100はIC60の電気的測定を行うことができる。このとき、塊状端子13aは、コイルばね12の収縮によって段加工部42aの径方向面に接した状態となっている。
また、図1に示したように、下部ハウジング41と上部ハウジング42との間にコンタクトプローブ10が組み込まれ、下部ハウジング41及び上部ハウジング42は、ねじ43によって互いに固定されている。したがって、コンタクトプローブ10の交換が必要になった場合でも、コンタクトプローブ10の再組み込みが容易に行える。また、ワイヤ13、コイルばね12、プランジャ11及びマイクロチューブ14は、フリーな状態にて組み込まれているので、パーツ毎に交換が容易にできる。
また、前述のように、コイルばね12は、線接触又は面接触により、一端がプランジャ11の基部11aに接続され、他端がワイヤ13の先端に形成された塊状端子13aに接続されているので、従来のもののように、鋭利な金属と電極端子とが接触するものではないため、長寿命化が図れる。万一、塊状端子13aが損傷したとしても損傷したワイヤ13のみを交換可能で、メンテナンスの容易化、コストダウン化が図れる。
なお、前述の実施形態では、塊状端子13aがフリーな状態にあるものとしたが、図2に示すように、塊状端子13aを固定することもできる。
まず、図2(a)に示すように、下部ハウジング41と上部ハウジング42との間にコンタクトプローブ10を組み込んだ後に、マイクロチューブ14の端面部14b側に導電性接着剤51を塗布して硬化し、ワイヤ13及び塊状端子13aを、マイクロチューブ14や上部ハウジング42に固定することができる。ここで、導電性接着剤51は、本発明に係る固定部を構成する。
次に、図2(b)に示すように、下部ハウジング41と上部ハウジング42との間にコンタクトプローブ10(金属製)を組み込む前に、マイクロチューブ14の端面部14b側から、マイクロチューブ14の内壁、ワイヤ13、塊状端子13aを半田52により互いに固定することができる。ここで、半田52は、本発明に係る固定部を構成する。なお、図2(b)において、半田52に代えて導電性接着剤51を用いてもよい。
なお、図2(a)及び(b)においては、ワイヤ13及び塊状端子13aの両方を固定する例を挙げたが、本発明はこれに限定されず、ワイヤ13及び塊状端子13aのいずれか一方を固定する構成としてもよい。
以上のように、本実施形態における検査用プローバ100によれば、塊状に形成された塊状端子13aを先端に有するワイヤ13によってIC60に対し信号を授受することができ、従来構造のプリント基板が不要となるので、従来のもののように、IC60の仕様に応じて従来構造のプリント基板を設計、製作する必要がない。
また、本実施形態における検査用プローバ100では、従来構造のプリント基板が不要となるので、高価なセラミック基板で従来構造のプリント基板を構成したり、WST型のような複雑な構成にしたりすることなく、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができる。
具体的には、従来の検査用プローバでは、有機材料で従来構造のプリント基板を構成した場合は電極間ピッチが300μm程度までしか対応できず、例えば110μm程度の電極間ピッチに対応させるにはセラミック基板で従来構造のプリント基板を構成する必要があり製造コストが増大することとなる。これに対し、本実施形態における検査用プローバ100では、例えば90μm程度の外径のマイクロチューブ14を用いることにより、製造コストを増大させることなく、110μm程度の電極間ピッチに対応させることができる。
前述のように、本実施形態における検査用プローバ100は、イニシャルコスト及び製造コストの低減化を図るとともに、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができる。
また、本実施形態における検査用プローバ100は、従来のものと比較して、接触箇所が1ヶ所省略でき、その結果、検査回路全体の電気抵抗値を低減できる。
また、本実施形態における検査用プローバ100は、IC60の仕様変更に柔軟かつ容易に対応することができる。具体的には、IC60の半田ボール61が平面型の電極パッドに仕様変更された場合、先端部11bの形状をクラウン形状から例えば円錐形状に変更するため、プランジャ11のみを交換すればよい。また、IC60の半田ボール61のピッチが仕様変更されたとしても、コンタクトプローブ10を変更することなく、下部ハウジング41と上部ハウジング42の変更で対応できる。
(第2実施形態)
図3に示すように、本発明の第2実施形態における検査用プローバ200は、第1実施形態におけるコンタクトプローブ10(図1参照)の構成を一部変更したコンタクトプローブ20を備えたものである。したがって、検査用プローバ100と同様な構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態におけるコンタクトプローブ20は、プランジャ11、コイルばね12、ワイヤ13、マイクロチューブ21を備えている。
マイクロチューブ21は、導電性材料又は電気的絶縁材料で筒状に形成され、IC60側の端面部21aと、プリント基板44側の端面部21bと、を備えている。ここで、マイクロチューブ21は、本発明に係る収容体を構成する。
図4(a)に示すように、マイクロチューブ21の端面部21a側には、カシメ部21cが形成されている。カシメ部21cの内径は、プランジャ11の基部11aの外径より小さく、プランジャ11の先端部11bの外径より大きい寸法である。
マイクロチューブ21の端面部21b側には、ワイヤ13を貫通させる絞り孔21dが形成されている。絞り孔21dの内径は、塊状端子13aの外径より小さく、ワイヤ13の外径より大きい寸法である。
前述のように構成されたコンタクトプローブ20は、第1実施形態のコンタクトプローブ10(図1参照)と異なり、単体で製品化することができる点に特徴を有している。
図4(a)に示した例では、塊状端子13aがフリーな状態にあるものとしたが、塊状端子13aを固定することもできる。
例えば、図4(b)に示すように、マイクロチューブ21の端面部21b側に導電性接着剤51を塗布して硬化し、ワイヤ13及び塊状端子13aをマイクロチューブ21に固定することができる。なお、導電性接着剤51によって、ワイヤ13及び塊状端子13aのいずれか一方をマイクロチューブ21に固定する構成としてもよい。
また、例えば、図4(c)に示すように、マイクロチューブ21の端面部21b側から半田52によって、ワイヤ13及び塊状端子13aをマイクロチューブ21に固定することができる。なお、半田52によって、ワイヤ13及び塊状端子13aのいずれか一方をマイクロチューブ21に固定する構成としてもよい。
以上のように、本実施形態における検査用プローバ200によれば、塊状に形成された塊状端子13aを先端に有するワイヤ13によってIC60に対し信号を授受することができ、従来構造のプリント基板が不要となるので、従来のもののように、IC60の仕様に応じて従来構造のプリント基板を設計、製作する必要がない。
また、本実施形態における検査用プローバ200では、従来構造のプリント基板が不要となるので、高価なセラミック基板で従来構造のプリント基板を構成したり、WST型のような複雑な構成にしたりすることなく、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができる。
したがって、本実施形態における検査用プローバ200は、イニシャルコスト及び製造コストの低減化を図るとともに、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができる。
また、本実施形態におけるコンタクトプローブ20は、第1実施形態のコンタクトプローブ10(図1参照)と異なり、単体で独立して使用できるものである。したがって、コンタクトプローブ20の交換が必要になった場合でも容易に交換できる。
(第3実施形態)
図5に示すように、本発明の第3実施形態における検査用プローバ300は、第1実施形態におけるコンタクトプローブ10(図1参照)の構成を一部変更したコンタクトプローブ30を備えたものである。したがって、検査用プローバ100と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態におけるコンタクトプローブ30は、プランジャ11、導電性コイルばね31、ワイヤ13を備えている。導電性コイルばね31は、導電性材料で構成され、本発明に係る弾性体を構成する。
下部ハウジング45は、電気的絶縁材料で形成され、プランジャ11と導電性コイルばね31との接触部と、導電性コイルばね31の下部とを収容する段加工部45aを備えている。段加工部45aにはプランジャ11の先端部11bを貫通させる貫通孔45bが形成されている。貫通孔45bの内径は、プランジャ11の基部11aの外径より小さく、プランジャ11の先端部11bの外径より大きい寸法である。
上部ハウジング46は、電気的絶縁材料で形成され、塊状端子13a及び導電性コイルばね31の上部を収容する段加工部46aを備えている。この段加工部46aにはワイヤ13を貫通させる貫通孔46bが形成されている。貫通孔46bの内径は、塊状端子13aの外径より小さく、ワイヤ13の外径より大きい寸法である。
下部ハウジング45及び上部ハウジング46は、ねじ43によって互いに固定されている。また、下部ハウジング45及び上部ハウジング46は、図示しないねじによってプリント基板44と固定されている。
前述のように、本実施形態では、第1実施形態におけるマイクロチューブ14を廃止し、下部ハウジング45の段加工部45aと、上部ハウジング46の段加工部46aとで、プランジャ11と導電性コイルばね31との接触部と、導電性コイルばね31と、塊状端子13aとを収容することにより、コンタクトプローブ30を構成している。ここで、下部ハウジング45及び上部ハウジング46は、本発明に係る収容体を構成する。
また、前述の実施形態では、塊状端子13aがフリーな状態にあるものとしたが、図2(a)に示したものと同様に、例えば導電性接着剤51を使用して、ワイヤ13及び塊状端子13aの少なくとも一方を上部ハウジング46に固定することもできる。
以上のように、本実施形態における検査用プローバ300によれば、塊状に形成された塊状端子13aを先端に有するワイヤ13、導電性コイルばね31及びプランジャ11によってIC60に対し信号を授受することができ、従来構造のプリント基板が不要となるので、従来のもののように、IC60の仕様に応じて従来構造のプリント基板を設計、製作する必要がない。
また、本実施形態における検査用プローバ300では、従来構造のプリント基板が不要となるので、高価なセラミック基板で従来構造のプリント基板を構成したり、WST型のような複雑な構成にしたりすることなく、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができる。
したがって、本実施形態における検査用プローバ300は、イニシャルコスト及び製造コストの低減化を図るとともに、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができる。
また、本実施形態におけるコンタクトプローブ30は、第1実施形態のコンタクトプローブ10(図1参照)及び第2実施形態のコンタクトプローブ20(図3参照)と異なり、マイクロチューブ14を必要としないので、装置の簡略化及び製造コストの低減化を図ることができる。
以上のように、本発明に係るコンタクトプローブ及びそれを備えた検査用プローバは、イニシャルコスト及び製造コストの低減化を図るとともに、被検査体の電極間ピッチの極小化に対応することができるという効果を有し、半導体集積回路の電気的特性を検査する際に使用されるコンタクトプローブ及びそれを備えた検査用プローバ等として有用である。
10、20、30 コンタクトプローブ
11 プランジャ(接触端子)
11a 基部
11b 先端部
12 コイルばね(弾性体)
13 ワイヤ
13a 塊状端子
14、21 マイクロチューブ(収容体)
14a、21a 端面部
14b、21b 端面部
21c カシメ部
21d 絞り孔
31 導電性コイルばね(弾性体)
41 下部ハウジング
41a、42a、45a、46a 段加工部
41b、42b、45b、46b 貫通孔
42 上部ハウジング
43 ねじ
44 プリント基板
44a 貫通孔
44b 電極パッド
45 下部ハウジング(収容体)
46 上部ハウジング(収容体)
51 導電性接着剤(固定部)
52 半田(固定部)
60 IC
61 半田ボール
100、200、300 検査用プローバ

Claims (5)

  1. 被検査体に設けられた電極に接触する接触端子と、塊状に形成された塊状端子を先端に有するワイヤと、一端が前記接触端子に接触し他端が前記塊状端子に接触して前記一端と前記他端との間で伸縮する弾性体と、前記接触端子と前記弾性体の前記一端との接触部、前記塊状端子及び前記弾性体を収容する収容体と、を備えたことを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 前記塊状端子は、球体形状、楕円体形状、半球体形状、円錐体形状、多角錐体形状、円柱体形状、半円柱体形状、立方体形状、直方体形状のうちのいずれか1つの形状を有し、前記ワイヤの径方向における前記塊状端子の外形寸法が前記ワイヤの外径寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  3. 前記収容体は、前記塊状端子を収容する側の端面部において前記ワイヤ及び前記塊状端子の少なくとも一方を固定する固定部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンタクトプローブ。
  4. 前記収容体の前記端面部に前記ワイヤを貫通させる絞り孔が形成されており、前記絞り孔の内径は、前記ワイヤの径方向における前記塊状端子の外形寸法よりも小さく、前記ワイヤの外径よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載のコンタクトプローブ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のコンタクトプローブを複数備えたことを特徴とする検査用プローバ。
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