JP2011101151A - タイムスロット割り当て方法、プログラム及び装置 - Google Patents

タイムスロット割り当て方法、プログラム及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的なタイムスロットの割り当てを行う。
【解決手段】本方法は、送信元nodeから宛先nodeへのパケット送信に対してslotの割り当てが必要である、送信元node及び宛先nodeの各組み合わせについて、ネットワークにおけるnode間のlinkのうちの未使用linkにて送信元nodeから宛先nodeへの経路を形成し得るslotがあるか判断する工程と、未使用linkによる経路を形成し得るslotがあると判断された各組み合わせについて、未使用linkによる経路を形成し得るslot毎に、未使用linkによる経路の中から最短経路を特定し、特定された最短経路におけるホップ数と、送信元node及び宛先nodeの組み合わせに対応する割り当て優先度と、当該slotで使用済みのlinkの数とを評価関数に適用して評価値を算出し、記憶部に格納する工程と、最大評価値を特定し、最大評価値に対応する送信元node、宛先node、最短経路及びslot番号を含む割り当て情報を記憶部に格納する工程とを含む。
【選択図】図3

Description

本技術は、有線ネットワークにおいて時分割でデータ転送を行う分野の技術に関する。
例えば、時分割でデータ転送を行う技術として、TDM(Time Division Multiplexing)などの技術が知られている。TDMでは、1フレームを複数のタイムスロットに区切り、タイムスロット毎に別々のデータ転送を行う。
なお、タイムスロット毎にデータ転送を行う場合、利用経路が増えると、その分タイムスロットも多く必要となる。但し、より多くのタイムスロットを設けるためには、1フレームをより細かく区切る必要があり、その結果、1経路当たりの帯域が狭くなってしまう。
特表2004−511957号公報 特開平11−252171号公報
しかしながら、従来技術では、有線ネットワークにおいて適切な順序でデータ転送経路に対してタイムスロットの割り当てを行うようにはなっておらず、必ずしも効率的ではない。
従って、本技術の目的は、有線ネットワークにおいてデータ転送経路に対して効率的なタイムスロットの割り当てを行うための技術を提供することである。
本タイムスロット割り当て方法は、ネットワークにおける送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードへのパケット送信に対して割り当てが必要となるタイムスロットのスロット本数を格納するスロット情報格納部と、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に割り当て優先度を格納する優先度格納部と、ネットワークにおけるノード間のリンクの使用状態をタイムスロット毎に格納するリンク情報格納部と、割り当て情報格納部と、記憶装置とにアクセス可能なコンピュータにより実行される方法である。そして、本タイムスロット割り当て方法は、スロット情報格納部に格納されているスロット本数が1以上である、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせの各々について、ノード間のリンクのうちリンク情報格納部において未使用となっているリンクである未使用リンクによって送信元ノードから宛先ノードへの経路を形成し得るタイムスロットが存在するか判断する判断ステップと、上記判断ステップにおいて、未使用リンクによる経路を形成し得るタイムスロットが存在すると判断された組み合わせの各々について、未使用リンクによる経路を形成し得るタイムスロット毎に、未使用リンクによる経路の中から最短経路を特定し、特定された最短経路におけるホップ数と、優先度格納部に格納され且つ当該組み合わせに対応する割り当て優先度と、リンク情報格納部において当該タイムスロットで使用済みとなっているリンクの数とを所定の評価関数に適用することにより評価値を算出し、送信元ノードと宛先ノードと最短経路とタイムスロットの識別情報とに対応付けて記憶装置に格納する評価値算出ステップと、記憶装置に格納された評価値の中から最大評価値を特定し、記憶装置に格納され且つ当該最大評価値に対応する送信元ノード、宛先ノード、最短経路及びタイムスロットの識別情報を含むスロット割り当て情報を割り当て情報格納部に格納するステップとを含む。
有線ネットワークにおいてデータ転送経路に対して効率的なタイムスロットの割り当てを行うことができる。
図1は、本技術の実施の形態の前提となる時分割データ転送方式を説明するための図である。 図2は、時分割データ転送方式において、1フレームを3分割した場合の例を示す図である。 図3は、本実施の形態における管理サーバの機能ブロック図である。 図4は、帯域情報格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図5は、図1に示したネットワーク構成をノード番号で表現した場合の図である。 図6は、パケット送信の流れを可視化した図である。 図7は、優先度格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図8は、リンク情報格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図9は、上り方向のリンクと下り方向のリンクとを別々に表した場合の図である。 図10は、スロット情報格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図11は、最小ホップ数格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図12は、評価値格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図13は、割り当て情報格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図14は、タイムスロットの割り当てを行う際の処理フロー(第1の部分)を示す図である。 図15は、隣接行列の一例を示す図である。 図16は、評価値算出処理の処理フローを示す図である。 図17は、評価値の具体的な計算例を説明するための図である。 図18は、タイムスロットの割り当てを行う際の処理フロー(第2の部分)を示す図である。 図19は、リンク情報格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図20は、スロット情報格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図21は、隣接行列の一例を示す図である。 図22は、従来手法によってタイムスロットを割り当てた場合の一例を示す図である。 図23は、本実施の形態に係る手法によってタイムスロットを割り当てた場合の一例を示す図である。 図24は、本実施の形態に係る手法によるシミュレーションの結果を示す図である。 図25は、シミュレーション時の第1のネットワーク構成(ツリー型)を示す図である。 図26は、シミュレーション時の第2のネットワーク構成(ラダー型)を示す図である。 図27は、シミュレーション時の第3のネットワーク構成(スター型)を示す図である。 図28は、本技術の第1の態様に係るタイムスロット割り当て方法の処理フローを示す図である。 図29は、本技術の第2の態様に係るタイムスロット割り当て装置の機能ブロック図を示す図である。 図30は、コンピュータの機能ブロック図である。
まず、図1及び図2を用いて、本実施の形態の前提となる時分割データ転送方式を簡単に説明する。例えば、図1に示すようなネットワークを想定して説明する。図1において、ルータ104はルータ105、ルータ106及びルータ107と接続され、ルータ105はルータ106及びルータ107と接続され、ルータ106はルータ107と接続されている。さらに、ルータ4はエッジルータ100と接続され、ルータ105はエッジルータ101と接続され、ルータ106はエッジルータ102と接続され、ルータ107はエッジルータ103と接続されている。なお、エッジルータ100乃至103の各々は、外部ネットワーク(図示せず)に接続されているものとする。また、本実施の形態における主要な処理を実施する管理サーバ200は各エッジルータと制御線(図示せず)によって接続されている。なお、本実施の形態では、外部ネットワークに接続されていないルータ104乃至107を中継ルータと呼ぶこともある。また、エッジルータ及び中継ルータについてはノードと呼ぶこともある。なお、これは簡単なネットワークの一例であるから、ネットワーク構成はこれに限定されるものではない。
例えばエッジルータ100に外部ネットワークからのパケットが到着すると(図1:ステップ(1))、エッジルータ100は、スロット割り当て要求を管理サーバ200に送信する(ステップ(2))。例えばこのスロット割り当て要求には、送信元エッジルータ及び宛先エッジルータの指定が含まれる。なお、本実施の形態では、送信元エッジルータを送信元ノードと呼び、宛先エッジルータを宛先ノードと呼ぶことにする。ここでは、エッジルータ100が送信元ノードとして指定され、エッジルータ103が宛先ノードとして指定されたものとする。
そして、管理サーバ200は、送信元ノード及び宛先ノードの指定を含むスロット割り当て要求をエッジルータ100から受信すると、指定された送信元ノードから宛先ノードへのパケット送信に対して事前に割り当てておいたタイムスロット(以下、単にスロットと呼ぶ場合もある)の番号をエッジルータ100に送信する(ステップ(3))。この際、送信元ノードから宛先ノードまでの経路情報も併せて送信する。なお、管理サーバ200では、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に、いずれのタイムスロットを使用するかを事前に決定しておく。ここでは、エッジルータ100からエッジルータ103へのパケット送信に対してスロット2が割り当てられていたものとする。
そして、エッジルータ100は、タイムスロットの番号(すなわち、2)と経路情報とを管理サーバ200から受信すると、これらを受信した直後のスロット2において、スロット2を予約するための制御パケット(予約パケットとも呼ぶ)を、経路情報に従ってエッジルータ3に送信する(ステップ(4))。この予約パケットを送信することにより、経路上の中継ルータ(図1では、ルータ104及びルータ107)に、エッジルータ100からエッジルータ103へのパケット送信をスロット2で行うことを知らせる。
そして、以降のスロット2においては、エッジルータ100からエッジルータ103へのパケット送信が行われる(ステップ(5))。例えば、「エッジルータ100−>ルータ104−>ルータ107−>エッジルータ103」の経路でパケット送信を行う場合、スロット2においては、ルータ104は、エッジルータ100からのパケットを受信すると、従来のルーティング処理を行うことなくルータ107に転送する。同様に、スロット2においては、ルータ107は、ルータ104からのパケットを受信すると、従来のルーティング処理を行うことなくエッジルータ103に転送する。
例えば図2に、1フレームを3つのタイムスロットに区切った場合の例を示す。図2の例では、スロット0(図2の時間軸では、t0〜t1、t3〜t4、・・・)において、エッジルータ100とエッジルータ101との間のパケット通信が行われ、スロット1(図2の時間軸上では、t1〜t2、t4〜t5、・・・)において、エッジルータ100とエッジルータ102との間のパケット通信が行われ、スロット2(図2の時間軸上では、t2〜t3、t5〜t6、・・・)において、エッジルータ101とエッジルータ103との間のパケット通信が行われるようになっている。図2は、パケット通信を行う経路が3つの場合の例を示しており、パケット通信を行う経路が他にもある場合には、1フレームを4つ以上のタイムスロットに区切っておく。
このような時分割データ転送方式によれば、中継ルータにおいて、パケットバッファリング及びルーティングテーブル検索処理を行わなくて済むようになる。従って、パケットバッファリング及びルーティング処理で消費していた電力を削減でき、中継ルータの省電力化が図れる。
しかしながら、例えば、ネットワークの規模が大きくなると、パケット通信を行う経路も増えるため、より多くのタイムスロットが必要となる。但し、より多くのタイムスロットを設けるためには、上で述べたように1フレームをより細かく区切る必要があり、その結果、1経路当たりの帯域が狭くなってしまう。そこで、本実施の形態では、管理サーバ200において、以下に述べるような処理を実施することにより、パケット通信を行う全ての経路が、なるべく少ないタイムスロットに収まるようにする。以下、本技術の一実施の形態に係る管理サーバ200について説明する。
図3に、管理サーバ200の機能ブロック図を示す。管理サーバ200は、帯域情報格納部2001と、優先度格納部2003と、リンク情報格納部2005と、スロット本数計算部2007と、スロット情報格納部2009と、最小ホップ数計算部2011と、最小ホップ数格納部2013と、評価値算出部2015と、評価値格納部2017と、割り当て決定部2019と、割り当て情報格納部2021と、スロット割り当て処理部2023とを有する。
なお、スロット本数計算部2007は、帯域情報格納部2001に格納されるデータに基づき、送信元ノード及び宛先ノードの各組み合わせについて、送信元ノードから宛先ノードへのパケット送信に対して割り当てが必要となるタイムスロットの本数を計算し、スロット情報格納部2009に格納する。最小ホップ数計算部2011は、帯域情報格納部2001とリンク情報格納部2005とに格納されるデータに基づき、送信元ノードから宛先ノードまでの最小ホップ数を計算し、最小ホップ数格納部2013に格納する。評価値算出部2015は、優先度格納部2003とリンク情報格納部2005とスロット情報格納部2009と最小ホップ数格納部2013とに格納されるデータに基づき、後で説明する評価値を算出し、評価値格納部2017に格納する。また、評価値算出部2015は、評価値を算出した後、最大評価値を特定するよう、割り当て決定部2019に指示する。割り当て決定部2019は、評価値算出部2015からの指示に応じて、評価値格納部2017に格納されている評価値の中から最大評価値を特定したり、送信元ノードと宛先ノードとスロット番号と経路情報とを含むスロット割り当て情報を生成して割り当て情報格納部2021に格納したりする。また、割り当て決定部2019は、リンク情報格納部2005及びスロット情報格納部2009に格納されるデータを更新し、割り当てが必要な経路が存在する場合には、再度評価値を計算するよう評価値算出部2015に指示する。スロット割り当て処理部2023は、エッジルータからスロット割り当て要求を受信した場合、スロット割り当て要求で指定された送信元ノード及び宛先ノードに対応するスロット割り当て情報を割り当て情報格納部2021から取得し、エッジルータに送信する。
図4に、帯域情報格納部2001に格納されるデータの一例を示す。図4の例では、帯域情報格納部2001には、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に送信元ノードから宛先ノードへのパケット送信に関する通信帯域(単位:Mbps(megabit per second))の情報が予め格納されるようになっている。なお、以下の説明をわかりやすくするために、図1に示したエッジルータ100のノード番号は「0」であり、エッジルータ101のノード番号は「1」であり、エッジルータ102のノード番号は「2」であり、エッジルータ103のノード番号は「3」であるものとする。また、ルータ104のノード番号は「4」であり、ルータ105のノード番号は「5」であり、ルータ106のノード番号は「6」であり、ルータ107のノード番号は「7」であるものとする。従って、図1に示したネットワーク構成を、ノード番号を用いて表現すると図5のようになる。
例えば、図4では、ノード「0」からノード「2」へ、10Mbpsのパケット送信が行われることを表している。また、ノード「0」からノード「3」へ、5Mbpsのパケット送信が行われることを表している。さらに、ノード「1」からノード「2」へ5Mbpsのパケット送信が行われることを表している。また、ノード「1」からノード「3」へ10Mbpsのパケット送信が行われることを表している。さらに、ノード「2」からノード「1」へ10Mbpsのパケット送信が行われることを表している。なお、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせのうち、パケット送信が行われない組み合わせについては、通信帯域として「0」が設定される。すなわち、図4では、例えばノード「0」からノード「1」へはパケット送信が行われないことを表している。なお、図4に示した内容を見やすいように図示すると、図6のようになる。図6における矢印は、パケット送信が行われることを表している。このように、本実施の形態では、送信元ノードと宛先ノードとの間で、どのぐらいの通信帯域のパケット送信が行われるか等の情報が事前に与えられ、管理サーバ200の帯域情報格納部2001に格納されるものとする。
図7に、優先度格納部2003に格納されるデータの一例を示す。図7の例では、優先度格納部2003には、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に割り当て優先度が格納されるようになっている。なお、図7では、値が小さいほど、割り当て優先度が高いことを示している。すなわち、図7では、送信元ノード「0」及び宛先ノード「2」についての割り当て優先度(=1)が最も高く、送信元ノード「1」及び宛先ノード「2」についての割り当て優先度(=5)が最も低くなっている。本実施の形態では、帯域情報格納部2001に格納される通信帯域が大きいほど、割り当て優先度が高くなるように優先度格納部2003を設定しておく。なお、帯域情報格納部2001で「0」が設定されている組み合わせについては、優先度格納部2003において「−」が設定される。
図8に、リンク情報格納部2005に格納されるデータの一例を示す。図8の例では、上り方向のリンクの使用状態と下り方向のリンクの使用状態とを別々に管理するようになっている。例えば図5では、上り方向のリンクと下り方向のリンクとをまとめて1本の線で表しているが、これらを別々に図示すると図9のようになる。すなわち、図9における矢印の本数(20本)分のレコードが、リンク情報格納部2005に格納される。さらに、図8の例では、リンク情報格納部2005には、当該リンクの両端ノードのうち始点側ノードの番号(src)の列と、当該リンクの両端ノードのうち終点側ノードの番号(dst)の列と、スロット0の列と、スロット1の列と、・・・と、スロットnの列とが含まれる。なお、スロット0からスロットnまでの各列において、当該スロットで使用済みのリンクについては「1」が設定され、当該スロットで未使用のリンクについては「0」が設定される。
図10に、スロット情報格納部2009に格納されるデータの一例を示す。図10の例では、スロット情報格納部2009には、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に送信元ノードから宛先ノードへのパケット送信に対して割り当てが必要となるタイムスロットの本数(以下、スロット本数と呼ぶ)が格納される。例えば図10では、ノード「0」からノード「2」へのパケット送信に対して2本のタイムスロットを割り当てる必要があることを表している。また、ノード「0」からノード「3」へのパケット送信に対して1本のタイムスロットを割り当てる必要があることを表している。さらに、ノード「1」からノード「2」へのパケット送信に対して1本のタイムスロットを割り当てる必要があることを表している。また、ノード「1」からノード「3」へのパケット送信に対して2本のタイムスロットを割り当てる必要があることを表している。さらに、ノード「2」からノード「1」へのパケット送信に対して2本のタイムスロットを割り当てる必要があることを表している。なお、詳細は後で説明するが、帯域情報格納部2001に格納されるデータを基に、スロット本数が計算され、スロット情報格納部2009に設定される。
図11に、最小ホップ数格納部2013に格納されるデータの一例を示す。図11の例では、最小ホップ数格納部2013には、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に送信元ノードから宛先ノードまでの最小ホップ数が格納される。なお、最小ホップ数は、例えばダイクストラ法などにより計算され、最小ホップ数格納部2013に設定される。なお、帯域情報格納部2001で「0」が設定されている組み合わせについては、最小ホップ数格納部2013において「−」が設定される。
図12に、評価値格納部2017に格納されるデータの一例を示す。図12の例では、評価値格納部2017には、送信元ノードの列と、宛先ノードの列と、スロット番号の列と、経路の列と、評価値の列とが含まれる。評価値格納部2017には、評価値算出部2015により算出された評価値と、当該評価値に関連する送信元ノード、宛先ノード、スロット番号及び経路とが格納される。
図13に、割り当て情報格納部2021に格納されるデータの一例を示す。図13の例では、割り当て情報格納部2021には、送信元ノードの列と、宛先ノードの列と、スロット番号の列と、経路の列とが含まれる。割り当て情報格納部2021には、送信元ノードから宛先ノードへのパケット送信に対して割り当てられたタイムスロットの番号と、送信元ノードから宛先ノードまでの経路とが格納される。なお、スロット割り当て処理部2023は、エッジルータからスロット割り当て要求を受信した場合、割り当て情報格納部2021から、スロット割り当て要求で指定された送信元ノード及び宛先ノードに対応するスロット番号及び経路を取得し、エッジルータに送信する
次に、図14乃至図21を用いて管理サーバ200の処理内容について説明する。なお、前提として、帯域情報格納部2001には図4に示したようなデータが格納され、優先度格納部2003には図7に示したようなデータが格納されているものとする。また、リンク情報格納部2005には図8に示したようなレコードが格納され、スロット0からスロットnまでの各列における値は、全て「0」で初期化されているものとする。
まず、スロット本数計算部2007が、帯域情報格納部2001に格納されているデータに基づき、送信元ノード及び宛先ノードの各組み合わせについて、送信元ノードから宛先ノードへのパケット送信に対して割り当てが必要となるタイムスロットの本数を計算し、スロット情報格納部2009に格納する(図14:ステップS1)。具体的には、帯域情報格納部2001に格納されている通信帯域の最大公約数を算出し、送信元ノード及び宛先ノードの各組み合わせについて、当該組み合わせに対応する通信帯域を最大公約数で除した値を、スロット本数として算出する。例えば図4に示したようなデータが帯域情報格納部2001に格納されている場合、最大公約数は5となり、通信帯域が10(Mbps)であれば、スロット本数は2本(=10÷5)となる。また、通信帯域が5(Mbps)であれば、スロット本数は1本(=5÷5)となる。なお、通信帯域が0である場合には、スロット本数は0となる。従って、本ステップの処理を実施すると、スロット情報格納部2009には、図10に示したようなデータが格納される。このように、最大公約数を基準にスロット本数を決定することで、より無駄のない、タイムスロットの割り当てを行うことができるようになる。なお、スロット1本分の帯域と実際の物理的な帯域とで1スロットの期間が決まる。上の例で物理的な帯域が10Mbpsであれば、1スロット0.5秒であり、物理的な帯域が5Mbpsであれば、1スロット1秒となる。
そして、最小ホップ数計算部2011が、帯域情報格納部2001及びリンク情報格納部2005に格納されているデータに基づき、送信元ノード及び宛先ノードの各組み合わせについて、送信元ノードから宛先ノードまでの最小ホップ数を計算し、最小ホップ数格納部2013に格納する(ステップS3)。具体的には、送信元ノード及び宛先ノードの各組み合わせについて、リンク情報格納部2005に格納されているデータから生成される隣接行列を用いてダイクストラ法により、送信元ノードから宛先ノードまでの最短経路を特定し、最短経路におけるホップ数を最小ホップ数として算出する。なお、帯域情報格納部2001において0が設定されている、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせについては最小ホップ数を計算しなくともよい。例えば図8に示したようなデータがリンク情報格納部2005に格納されている場合、図15に示すような隣接行列が生成される。例えば、始点側ノード(src)をノードxとし、終点側ノード(dst)をノードyとした場合に、ノードxとノードyとの間にリンクが存在すれば、隣接行列の(x,y)成分には「1」が設定される。一方、ノードxとノードyとの間にリンクが存在しなければ、隣接行列の(x,y)成分には「0」が設定される。例えば、図8では、ノード「0」からノード「4」へのリンクが存在しているので、図15に示した隣接行列の(0,4)成分には「1」が設定されている。なお、ダイクストラ法により最短距離を特定する処理自体は、従来と変わらないので、詳細な説明は省略する。また、ステップS1及びステップS3については処理順序を入れ替えることが可能であり、並列に実行することも可能である。
その後、評価値算出部2015は、スロット情報格納部2009において送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせのうち先頭の組み合わせを処理対象として特定する(ステップS5)。ここでは、処理順序が予め定められているものとする。例えば、図10(スロット情報格納部2009)において、送信元ノードのノード番号が小さいものから順に処理する場合には、送信元ノード「0」及び宛先ノード「1」の組み合わせ、送信元ノード「0」及び宛先ノード「2」の組み合わせ、送信元ノード「0」及び宛先ノード「3」の組み合わせ、送信元ノード「1」及び宛先ノード「0」の組み合わせ、・・・、送信元ノード「3」及び宛先ノード「1」の組み合わせ、送信元ノード「3」及び宛先ノード「2」の組み合わせという順序となる。この場合、送信元ノード「0」及び宛先ノード「1」の組み合わせが先頭の組み合わせであり、ステップS5において処理対象として特定される。また、評価値算出部2015は、評価値格納部2017にデータが格納されているデータをクリアする(ステップS7)。なお、評価値格納部2017にデータが格納されていない場合には、本ステップをスキップしてもよい。また、ステップS5及びステップS7については処理順序を入れ替えることが可能であり、並列に実行することも可能である。
そして、評価値算出部2015は、スロット情報格納部2009において、処理対象の組み合わせに係るスロット本数が0であるか判断する(ステップS9)。スロット情報格納部2009において、処理対象の組み合わせに係るスロット本数が0の場合(ステップS9:Yesルート)、以下で説明する評価値算出処理(ステップS11)をスキップし、ステップS13の処理に移行する。なお、スロット本数が0に設定されているというのは、タイムスロットの割り当てが不要ということである。
一方、スロット情報格納部2009において、処理対象の組み合わせに係るスロット本数が1以上の場合(ステップS9:Noルート)、評価値算出部2015は、優先度格納部2003とリンク情報格納部2005とスロット情報格納部2009と最小ホップ数格納部2013とに格納されているデータを用いて、処理対象の組み合わせについて評価値算出処理を実施する(ステップS11)。なお、評価値算出処理については図16及び図17を用いて説明する。
まず、評価値算出部2015は、変数iを0に設定する(図16:ステップS31)。なお、以下の処理において、iはスロットの番号を表す。そして、評価値算出部2015は、リンク情報格納部2005に格納されているデータに基づき、スロットiの未使用リンクによって送信元ノードから宛先ノードまでの経路を形成可能であるか判断する(ステップS33)。スロットiの未使用リンクによって送信元ノードから宛先ノードまでの経路を形成できない場合(ステップS33:Noルート)、スロットiを割り当てることはできないと判断し、以下で説明するステップS35乃至ステップS39をスキップし、ステップS41の処理に移行する。
一方、スロットiの未使用リンクによって送信元ノードから宛先ノードまでの経路を形成可能な場合(ステップS33:Yesルート)、評価値算出部2015は、スロットiの未使用リンクによって形成される、送信元ノードから宛先ノードまでの経路のうち最短経路を特定する(ステップS35)。具体的には、リンク情報格納部2005に格納されているデータから生成される隣接行列を用いてダイクストラ法により、送信元ノードから宛先ノードまでの最短経路を特定する。なお、隣接行列を用いてダイクストラ法により最短経路を特定する処理は、基本的にはステップS3で述べた処理と同じである。但し、未使用リンクによって形成される最短経路を特定するためには、使用済みのリンクは存在しないものとみなしてダイクストラ法を適用する必要がある。従って、本ステップでは、スロットiで既に使用済みのリンクがある場合には、隣接行列内の該当箇所の値を「1」から「0」に置き換える。そして、ダイクストラ法により最短経路を特定する。
そして、評価値算出部2015は、最小ホップ数格納部2013から処理対象の組み合わせに対応する最小ホップ数を取得し、ステップS35において特定した最短経路におけるホップ数が最小ホップ数+αより大きいか判断する(ステップS37)。なお、「最小ホップ数+α」は、許容ホップ数を示しており、本ステップでは、ステップS35において特定した最短経路におけるホップ数が許容ホップ数を超えているか判断する。「α」の値は予め定められているものとする。ステップ35において特定した最短経路におけるホップ数が最小ホップ数+αより大きい場合(ステップS37:Yesルート)、ステップS39をスキップし、ステップS41の処理に移行する。なお、ステップS35において特定した最短経路におけるホップ数が許容ホップ数を超えている場合、その経路でパケット送信を行うと、遅延時間が大きくなってしまう。従って、本実施の形態では、遅延時間が大きくなってしまうような経路は割り当てないようにする。
一方、ステップS35において特定した最短経路におけるホップ数が最小ホップ数+α以下の場合(ステップS37:Noルート)、評価値算出部2015は、優先度格納部2003から処理対象の組み合わせに対応する割り当て優先度を取得する。また、評価値算出部2015は、リンク情報格納部2005において、スロットiの使用済みリンクの数を計数する。具体的には、リンク情報格納部2005のスロットiの列において、「1」が設定されているリンクの数を計数する。
そして、評価値算出部2015は、割り当て優先度と、ステップS35において特定した最短経路におけるホップ数と、スロットiにおける使用済みリンク数とを用いて評価値を算出する(ステップS39)。具体的には、以下の式によって算出する。
評価値 =(割り当て優先度の逆数)×(ホップ数)×(使用済みリンク数+1)
なお、算出された評価値は、送信元ノード、宛先ノード、スロットi及び最短経路に対応付けて評価値格納部2017に格納される。
例えば、ノード「0」からノード「2」までの経路をスロット0に割り当てようとした場合の計算例を図17(a)を用いて説明する。ここでは、ステップS35において「0−>4−>6−>2」という経路(ホップ数=3)が最短経路として特定されたものとする。なお、本実施の形態では、ノード番号の系列で経路を表す(以下、同じ)。そして、優先度格納部2003(図7)において、送信元ノード「0」及び宛先ノード「2」の組み合わせに対応する割り当て優先度は1である。また、リンク情報格納部2005(図8)において、スロット0の使用済みリンク数は0である。従って、この場合の評価値は、(1/1)×3×(0+1)=3となる。なお、送信元ノード「0」と、宛先ノード「2」と、スロット番号「0」と、経路「0−>4−>6−>2」と、評価値「3」とが評価値格納部2017に格納される。
上で述べた式は一例であって、必ずしも上で述べた式を用いらなければならないわけではない。上で述べた式では、割り当て優先度が高いほど評価値が大きくなり、ホップ数が大きいほど評価値が大きくなり、使用済みリンク数が大きいほど評価値が大きくなるようにしているが、同じような性質を持つ式であれば、他の式を採用するようにしてもよい。例えば乗算するのではなく加算するような式を採用してもよい。また、各要素(割り当て優先度、ホップ数及び使用済みリンク数)の中で、重要視したい要素に重み付けを行うような式を採用してもよい。
そして、評価値算出部2015は、スロットiが最終スロット(すなわち、i=n)であるか、又は、スロットiの使用済みリンク数が0であるか判断する(ステップS41)。スロットiが最終スロットではなく、スロットiの使用済みリンク数が0でもなければ(ステップS41:Noルート)、評価値算出部2015は、変数iを1インクリメントする(ステップS43)。その後、ステップS33に戻り、上で述べた処理を繰り返す。すなわち、次のスロットについて処理を実施する。
一方、スロットiが最終スロットの場合、又は、スロットiの使用済みリンク数が0である場合(ステップS41:Yesルート)、評価値算出処理を終了し、元の処理に戻る。なお、本実施の形態では、先頭のタイムスロット(すなわち、スロット0)から順に、割り当て可能であるか判断していくので、スロットiの使用済みリンク数が0の場合、次のスロットの使用済みリンク数も0となる。この場合、次のスロットについて処理を実施しても、割り当て優先度とホップ数と使用済みリンク数とが全て同じになるため、算出される評価値は今回と同じ値になる。従って、ステップS41では、同じような計算を行わないようにするため、スロットiの使用済みリンク数が0であるか判断し、スロットiの使用済みリンク数が0であれば、評価値算出処理を終了する。これにより、処理負荷の削減に繋がる。
以上のような処理を実施することにより、割り当て優先度とホップ数と使用済みリンク数とを考慮した評価値を算出することができる。
図14の説明に戻って、評価値算出処理(ステップS11)を実施した後、評価値算出部2015は、処理対象の組み合わせが最後の組み合わせであるか判断する(ステップS13)。例えば、上で述べたように、送信元ノードのノード番号が小さいものから順に処理する場合には、送信元ノード「3」及び宛先ノード「2」の組み合わせが最後の組み合わせである。処理対象の組み合わせが最後の組み合わせの場合(ステップS13:Yesルート)、評価値算出部2015は、最大評価値を特定するよう、割り当て決定部2019に指示する。その後、処理は端子Aを介してステップS17(図18)に移行する。
一方、処理対象の組み合わせが最後の組み合わせでなければ(ステップS13:Noルート)、評価値算出部2015は、予め定められた処理順序に従い、次の組み合わせを処理対象として特定する(ステップS15)。そして、ステップS9に戻る。すなわち、予め定められた処理順序で、全ての組み合わせについて処理するまで、上で述べた処理を繰り返す。
例えば、送信元ノード「1」及び宛先ノード「3」の組み合わせが処理対象として特定された場合には、次のような評価値が算出される。ここでは、図17(b)に示すように、ステップS35(図16)において「1−>5−>7−>3」という経路(ホップ数=3)が最短経路として特定されたものとする。なお、優先度格納部2003(図7)において、送信元ノード「1」及び宛先ノード「3」の組み合わせに対応する割り当て優先度は2である。また、リンク情報格納部2005(図8)において、スロット0の使用済みリンク数は0である。従って、この場合の評価値は、(1/2)×3×(0+1)=1.5となる。なお、送信元ノード「1」と、宛先ノード「3」と、スロット番号「0」と、経路「1−>5−>7−>3」と、評価値「1.5」とが評価値格納部2017に格納される。
また、例えば、送信元ノード「2」及び宛先ノード「1」の組み合わせが処理対象として特定された場合には、次のような評価値が算出される。ここでは、図17(c)に示すように、ステップS35(図16)において「2−>6−>5−>1」という経路(ホップ数=3)が最短経路として特定されたものとする。なお、優先度格納部2003(図7)において、送信元ノード「2」及び宛先ノード「1」の組み合わせに対応する割り当て優先度は3である。また、リンク情報格納部2005(図8)において、スロット0の使用済みリンク数は0である。従って、この場合の評価値は、(1/3)×3×(0+1)=1となる。なお、送信元ノード「2」と、宛先ノード「1」と、スロット番号「0」と、経路「2−>6−>5−>1」と、評価値「1」とが評価値格納部2017に格納される。
図18の説明に移行して、端子Aの後、割り当て決定部2019は、評価値格納部2017に評価値が格納されているか判断する(図18:ステップS17)。評価値格納部2017に評価値が格納されていない場合(ステップS17:Noルート)、割り当て可能なタイムスロットが存在しないと判断し、以下で説明するステップS19乃至ステップS27をスキップし処理を終了する。なお、評価値格納部2017に評価値が格納されていないということは、送信元ノードから宛先ノードまでの経路を形成可能なタイムスロットが1つも存在しなかったということである。
一方、評価値格納部2017に評価値が格納されている場合(ステップS17:Yesルート)、割り当て決定部2019は、評価値格納部2017に格納されている評価値の中から最大評価値を特定する(ステップS19)。
そして、割り当て決定部2019は、評価値格納部2017から、最大評価値に対応する送信元ノード、宛先ノード、経路及びスロット番号を抽出する。そして、割り当て決定部2019は、抽出した送信元ノード、宛先ノード、経路及びスロット番号を含むスロット割り当て情報を生成し、割り当て情報格納部2021に格納する(ステップS21)。例えば、図12に示したようなデータが評価値格納部2017に格納され、評価値「3」が最大評価値として特定された場合には、評価値「3」に対応する送信元ノード「0」、宛先ノード「2」、スロット番号「0」及び経路「0−>4−>6−>2」を含むスロット割り当て情報が生成され、割り当て情報格納部2021に格納される。これは、ノード「0」からノード「2」へのパケット送信に対してスロット0を割り当てたことを表し、送信経路として「0−>4−>6−>2」を用いることを意味する。
そして、割り当て決定部2019は、リンク情報格納部2005における、最大評価値に対応するスロット番号の列において、最大評価値に対応する経路に含まれるリンクの使用状態を使用済み(「1」)に設定する(ステップS23)。例えば、最大評価値に対応するスロット番号及び経路としてスロット番号「0」及び経路「0−>4−>6−>2」が抽出された場合に、本ステップの処理を実施すると、リンク情報格納部2005には図19に示すようなデータが格納される。図8に示したデータと比較すると、図19では、リンク情報格納部2005内のスロット0の列において、始点側ノード「0」及び終点側ノード「4」に係るリンクと、始点側ノード「4」及び終点側ノード「6」に係るリンクと、始点側ノード「6」及び終点側ノード「2」に係るリンクとに対応する値がそれぞれ「1」になっている。
そして、割り当て決定部2019は、スロット情報格納部2009において、最大評価値に対応する送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせについてのスロット本数を1デクリメントする(ステップS25)。すなわち、上で説明したステップS21において、送信元ノードから宛先ノードへのパケット送信に対してタイムスロットを割り当てているので、スロット情報格納部2009内の該当するスロット本数を1減ずる。例えば送信元ノード「0」から宛先ノード「0」へのパケット送信に対してタイムスロットを割り当て、本ステップの処理を実施すると、スロット情報格納部2009には図20に示すようなデータが格納される。図10に示したデータと比較すると、図20では、送信元ノード「0」及び宛先ノード「2」の組み合わせについてのスロット本数が1本になっている。
そして、割り当て決定部2019は、タイムスロットの割り当てが全て完了したか判断する(ステップS27)。具体的には、スロット情報格納部2009に格納されているスロット本数が全て0になったか判断し、スロット本数が全て0になっている場合には、タイムスロットの割り当てが全て完了したものと判断する。タイムスロットの割り当てが全て完了した場合(ステップS27:Yesルート)、処理を終了する。
一方、タイムスロットの割り当てが全て完了していなければ(ステップS27:Noルート)、端子Bを介してステップS5(図14)に戻り、上で述べた処理を繰り返す。なお、端子Bを介して図14の処理に戻った場合、評価値格納部2017に格納されているデータは、ステップS7においてクリアされる。すなわち、ある経路に対してタイムスロットの割り当てを行った場合、リンクの使用状態を更新し、最新の状態にて評価値を計算し直す。
なお、ステップS35(図16)で述べたように、スロットiで既に使用済みのリンクがある場合には、隣接行列内の該当箇所の値を「1」から「0」に置き換える。例えば図19に示したようなデータがリンク情報格納部2005に格納され、変数iが0の場合には、ステップS35において図21に示すような隣接行列が生成される。なお、上で述べたように、図19では、始点側ノード「0」及び終点側ノード「4」に係るリンクと、始点側ノード「4」及び終点側ノード「6」に係るリンクと、始点側ノード「6」及び終点側ノード「2」に係るリンクとに対応する値がそれぞれ「1」(すなわち、使用済み)になっている。そのため、図21に示す隣接行列内の(0,4)成分、(4,6)成分、(6,2)成分の各々の値は「0」に設定されている。
以上のような処理を実施することにより、割り当て優先度と送信元ノードから宛先ノードまでに必要なホップ数と使用済みリンク数とを考慮した評価値に従ってタイムスロットの割り当てを行うことができる。例えば、送信元ノードから宛先ノードまでに必要なホップ数が大きいほど、評価値も大きくなるので、結果的に、ホップ数の小さい経路よりもホップ数の大きい経路が優先されることとなる。さらに、使用済みリンク数が大きいほど、評価値も大きくなるので、結果的に、使用済みリンク数の小さいタイムスロットよりも、使用済みリンク数の大きいタイムスロットを優先的に割り当てるようになる。これにより、より無駄のない割り当てを行うことができるようになり、パケット通信を行う経路が増えても、なるべく少ないタイムスロットによってパケット通信を実現することができる。
例えば図10に示したスロット情報格納部2009におけるスロット本数の合計は8本(=2+1+1+2+2)である。ここで、例えば1つのタイムスロットにつき1経路を割り当てた場合には、図22に示すように8つのタイムスロットが必要となる。なお、図22において、スロット0及び1の各々には、ノード「0」からノード「2」へのパケット送信が割り当てられている。また、スロット2及び3の各々には、ノード「1」からノード「3」へのパケット送信が割り当てられている。さらに、スロット4及び5の各々には、ノード「2」からノード「1」へのパケット送信が割り当てられている。また、スロット6には、ノード「0」からノード「3」へのパケット送信が割り当てられている。さらに、スロット7には、ノード「1」からノード「2」へのパケット送信が割り当てられている。
一方で、本実施の形態に係る手法によれば、図23に示すように3つのタイムスロットで済むようになる。図23において、スロット0及び1の各々には、ノード「0」からノード「2」へのパケット送信と、ノード「1」からノード「3」へのパケット送信と、ノード「2」からノード「1」へのパケット送信とが割り当てられている。なお、ノード間のリンクは上り方向と下り方向とに分かれているため、ノード「0」からノード「2」へのパケット送信と、ノード「2」からノード「1」へのパケット送信とを同一のタイムスロットで行っても衝突は生じない。同様に、ノード「2」からノード「1」へのパケット送信と、ノード「1」からノード「3」へのパケット送信とを同一のタイムスロットで行っても衝突は生じない。また、図23において、スロット2には、ノード「0」からノード「3」へのパケット送信と、ノード「1」からノード「2」へのパケット送信とが割り当てられている。このように、本実施の形態に係る手法によれば、少ないタイムスロットで済むようになる。
なお、上では簡単なネットワーク構成を例に説明したが、本実施の形態に係る手法によれば、他のネットワーク構成であっても、パケット通信が必要な経路を、少ないタイムスロットに割り当てることができる。例えばツリー型ネットワーク、ラダー型ネットワーク及びスター型ネットワークの各々において、本実施の形態に係る手法に従ってシミュレーションを行った場合のシミュレーション結果の一例を図24に示す。なお、図24は、図25乃至図27に示すような各ネットワークにおいて、ランダムに送信元ノード及び宛先ノードを選択し、計64経路を割り当てた場合のシミュレーション結果を示す。
図24では、シミュレーションを行ったネットワークの形状の列と、各ネットワークにおけるエッジルータ及び中継ルータの総数を示すノード総数の列と、各ネットワークにおけるエッジルータの総数を示すエッジ総数の列と、従来手法の列と、本手法の列とを示している。従来手法の列は、従来手法でタイムスロットの割り当てを行った場合のスロット数を示す。なお、従来手法とは、1タイムスロットにつき1経路を割り当てる方法である。従って、いずれのネットワーク構成においても64スロットとなっている。また、本手法の列は、本実施の形態に係る手法に従ってシミュレーションを5回行った場合の平均スロット数を示す。
なお、図25は、ツリー型ネットワークを示す。図25に示すツリー型ネットワークは、17台のエッジルータと、62台の中継ルータとを有する。なお、図25において、四角はエッジルータを表し、丸は中継ルータを表している(図26及び図27において同じ)。図25では、ツリー部分が2つ存在し、個々のツリー部分は31台の中継ルータで構成される。また、ツリー部分において根ノードに当たる中継ルータは1のエッジルータと接続されている。また、ツリー部分において葉ノードに当たる16台の中継ルータは、各々異なる1のエッジルータと接続されている。図25に示すようなツリー型ネットワークでは、本実施の形態に係る手法によれば、64経路をおよそ12.6スロットに割り当てることができる。
また、図26は、ラダー型ネットワークを示す。図26に示すラダー型ネットワークは、16台のエッジルータと、10台の中継ルータとを有する。図26では、中継ルータは、2台×5台(縦×横)で配置され、縦方向で隣り合う中継ルータ同士が接続され、横方向で隣り合う中継ルータ同士も接続されている。また、四隅の中継ルータの各々は、4台のエッジルータと接続されている。図26に示すようなラダー型ネットワークでは、本実施の形態に係る手法によれば、64経路をおよそ18.8スロットに割り当てることができる。なお、これは、図26において、左側のエッジルータから右側のエッジルータまでの任意の32経路と、右側のエッジルータから左側のエッジルータまでの任意の32経路との計64経路を割り当てた場合のシミュレーション結果である。
さらに、図27に、スター型ネットワークの一例を示す。図27に示すスター型ネットワークは、16台のエッジルータと、2台の中継ルータを有する。図27では、中継ルータ同士が接続されており、各中継ルータは、8台のエッジルータと接続されている。図27に示すようなスター型ネットワークでは、本実施の形態に係る手法によれば、64経路をおよそ32スロットに割り当てることができる。
なお、これは、図27において、左側のエッジルータから右側のエッジルータまでの任意の32経路と、右側のエッジルータから左側のエッジルータまでの任意の32経路との計64経路を割り当てた場合のシミュレーション結果である。なお、図27に示すスター型ネットワークでは、中継ルータ間のリンクが他の2つのネットワーク構成に比べて少ないため、スロット数も多く必要となっている。但し、従来手法に比べれば、半分のスロット数で済む。
以上本技術の一実施の形態を説明したが、本技術はこれに限定されるものではない。例えば、上で説明した管理サーバ200の機能ブロック図は必ずしも実際のプログラムモジュール構成に対応するものではない。
また、上で説明した帯域情報格納部2001、優先度格納部2003、リンク情報格納部2005、スロット情報格納部2009、最小ホップ数格納部2013、評価値格納部2017及び割り当て情報格納部2021に格納されるデータは一例であって、必ずしも上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
なお、上で述べた管理サーバ200は、コンピュータ装置であって、図30に示すように、メモリ2501とCPU2503とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
例えば、CPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたスロット本数計算部2007、最小ホップ数計算部2011、評価値算出部2015、割り当て決定部2019及びスロット割り当て処理部2023といった機能が実現される。また、上で述べた帯域情報格納部2001のデータ、優先度格納部2003のデータ、リンク情報格納部2005のデータ、スロット情報格納部2009のデータ、最小ホップ数格納部2013のデータ、評価値格納部2017のデータ及び割り当て情報格納部2021のデータは、メモリ2501又はHDD2505に格納される。
以上述べた本技術の実施の形態をまとめると以下のとおりになる。
第1の態様に係るタイムスロット割り当て方法は、ネットワークにおける送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードへのパケット送信に対して割り当てが必要となるタイムスロットのスロット本数を格納するスロット情報格納部と、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に割り当て優先度を格納する優先度格納部と、ネットワークにおけるノード間のリンクの使用状態をタイムスロット毎に格納するリンク情報格納部と、割り当て情報格納部と、記憶装置とにアクセス可能なコンピュータにより実行される方法である。そして、本タイムスロット割り当て方法は、(A)スロット情報格納部に格納されているスロット本数が1以上である、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせの各々について、ノード間のリンクのうちリンク情報格納部において未使用となっているリンクである未使用リンクによって送信元ノードから宛先ノードへの経路を形成し得るタイムスロットが存在するか判断する判断ステップ(図28のステップS101)と、(B)上記判断ステップにおいて、未使用リンクによる経路を形成し得るタイムスロットが存在すると判断された組み合わせの各々について、未使用リンクによる経路を形成し得るタイムスロット毎に、未使用リンクによる経路の中から最短経路を特定し、特定された最短経路におけるホップ数と、優先度格納部に格納され且つ当該組み合わせに対応する割り当て優先度と、リンク情報格納部において当該タイムスロットで使用済みとなっているリンクの数とを所定の評価関数に適用することにより評価値を算出し、送信元ノードと宛先ノードと最短経路とタイムスロットの識別情報とに対応付けて記憶装置に格納する評価値算出ステップ(図28のステップS103及びステップS105)と、(C)記憶装置に格納された評価値の中から最大評価値を特定し、記憶装置に格納され且つ当該最大評価値に対応する送信元ノード、宛先ノード、最短経路及びタイムスロットの識別情報を含むスロット割り当て情報を割り当て情報格納部に格納するステップ(図28のステップS107及びステップS109)とを含む。
このようにすれば、割り当てが必要な経路毎且つ当該経路に割り当て可能なタイムスロット毎に、割り当て優先度、ホップ数及び使用済みリンク数を考慮した評価値を算出することになる。そして、このような評価値に従ってタイムスロットの割り当てを行うことによって、割り当てが必要な経路を、できるだけ少ないタイムスロットに割り当てることができるようになる。すなわち、効率的なタイムスロットの割り当てを行うことができるようになる。
また、スロット情報格納部において、最大評価値に対応する送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせについてのスロット本数を1減ずるステップと、リンク情報格納部において、最大評価値に対応するタイムスロットにおけるリンクのうち、最大評価値に対応する最短経路に含まれるリンクを使用済みに設定するステップと、スロット情報格納部に格納されているスロット本数が全て0になるまで、又は、判断ステップにおいて、全ての組み合わせについて未使用リンクによる経路を形成し得るタイムスロットが存在しないと判断されるまで、上記判断ステップ以降のステップを実行させるステップとをさらに含むようにしてもよい。このようにすれば、例えばある経路に対してタイムスロットの割り当てが行われた場合には、当該タイムスロットにおけるリンクのうち、その経路に含まれるリンクを使用済みに設定し、再度評価値が計算されることになる。これにより、割り当てが必要な全ての経路について、適切な評価値に従ってタイムスロットの割り当てを行うことができる。
さらに、上記コンピュータが、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードへのパケット送信に関する通信帯域の情報を格納する帯域情報格納部にさらにアクセス可能な場合もある。そして、上記判断ステップの前に、帯域情報格納部に格納されている帯域の最大公約数を算出し、各組み合わせについて、当該組み合わせに対応する帯域を最大公約数で除した値をスロット本数として算出し、当該組み合わせに対応付けてスロット情報格納部に設定するステップをさらに含むようにしてもよい。このようにすれば、帯域の最大公約数を基準にしてスロット本数を算出するので、より無駄のない割り当てを行うことができるようになる。
また、上記コンピュータが、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードまでの最小ホップ数を格納する最小ホップ数格納部にさらにアクセス可能な場合もある。そして、上記評価値算出ステップにおいて、最短経路におけるホップ数と最小ホップ数格納部に格納され且つ組み合わせに対応する最小ホップ数との差が所定値以内であるか判断し、当該差が所定値以内の場合に、評価値を算出するようにしてもよい。これにより、例えば遠くを迂回するような経路(すなわち、データ遅延が生ずるような迂回経路)を割り当てることがなくなる。
さらに、上記評価値算出ステップにおいて、ノード間のリンクが全て未使用となっているタイムスロットが複数存在する場合、ノード間のリンクが全て未使用となっているタイムスロットのうちのいずれか1つについて評価値を算出するようにしてもよい。例えばノード間のリンクが全て未使用となっているタイムスロットが複数存在する場合、評価値はどれも同じ値になるため、いずれか1つについて算出すれば足りる。すなわち、処理負荷を削減することができる。
また、上記所定の評価関数が、割り当て優先度が高いほど評価値が大きくなるという性質と、最短経路におけるホップ数が大きいほど評価値が大きくなるという性質と、リンク情報格納部においてタイムスロットで使用済みとなっているリンクが多いほど評価値が大きくなるという性質とのうち少なくともいずれかの性質を有する関数である場合もある。例えば、最短経路におけるホップ数が大きいほど評価値が大きくなるという性質を有する評価関数であれば、より多くのホップ数を必要とする経路が優先されるので、より効率的な割り当てを行うことができるようになる。例えば、使用済みリンク数が大きいほど評価値が大きくなるような評価関数であれば、未割り当てのタイムスロットより、割り当て済みのタイムスロットが優先的に選ばれることとなり、1つのタイムスロットに、より無駄のない割り当てを行うことができるようになる。
第2の態様に係るタイムスロット割り当て装置(すなわち、実施例における管理サーバ200)は、(A)ネットワークにおける送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードへのパケット送信に対して割り当てが必要となるタイムスロットのスロット本数を格納するスロット情報格納部(図29の「スロット情報格納部」)と、(B)送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に割り当て優先度を格納する優先度格納部(図29の「優先度格納部」)と、(C)ネットワークにおけるノード間のリンクの使用状態をタイムスロット毎に格納するリンク情報格納部(図29の「リンク情報格納部」)と、(D)スロット情報格納部に格納されているスロット本数が1以上である、送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせの各々について、ノード間のリンクのうちリンク情報格納部において未使用となっているリンクである未使用リンクによって送信元ノードから宛先ノードへの経路を形成し得るタイムスロットが存在するか判断する判断手段(図29の「判断部」)と、(E)上記判断手段により、未使用リンクによる経路を形成し得るタイムスロットが存在すると判断された組み合わせの各々について、未使用リンクによる経路を形成し得るタイムスロット毎に、未使用リンクによる経路の中から最短経路を特定し、特定された最短経路におけるホップ数と、優先度格納部に格納され且つ当該組み合わせに対応する割り当て優先度と、リンク情報格納部において当該タイムスロットで使用済みとなっているリンクの数とを所定の評価関数に適用することにより評価値を算出し、送信元ノードと宛先ノードと最短経路とタイムスロットの識別情報とに対応付けて記憶装置に格納する評価値算出手段(図29の「評価値算出部」)と、(F)記憶装置に格納された評価値の中から最大評価値を特定し、記憶装置に格納され且つ当該最大評価値に対応する送信元ノード、宛先ノード、最短経路及びタイムスロットの識別情報を含むスロット割り当て情報を割り当て情報格納部(図29の「割り当て情報格納部」)に格納する割り当て決定手段(図29の「割り当て決定部」)とを有する。
なお、上で述べたような処理を管理サーバ200に実施させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
ネットワークにおける送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードへのパケット送信に対して割り当てが必要となるタイムスロットのスロット本数を格納するスロット情報格納部と、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせ毎に割り当て優先度を格納する優先度格納部と、前記ネットワークにおけるノード間のリンクの使用状態を前記タイムスロット毎に格納するリンク情報格納部と、割り当て情報格納部と、記憶装置とにアクセス可能なコンピュータにより実行されるタイムスロット割り当て方法であって、
前記スロット情報格納部に格納されている前記スロット本数が1以上である、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせの各々について、前記ノード間のリンクのうち前記リンク情報格納部において未使用となっているリンクである未使用リンクによって前記送信元ノードから前記宛先ノードへの経路を形成し得る前記タイムスロットが存在するか判断する判断ステップと、
前記判断ステップにおいて、前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロットが存在すると判断された前記組み合わせの各々について、前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロット毎に、前記未使用リンクによる前記経路の中から最短経路を特定し、特定された最短経路におけるホップ数と、前記優先度格納部に格納され且つ当該組み合わせに対応する前記割り当て優先度と、前記リンク情報格納部において当該タイムスロットで使用済みとなっているリンクの数とを所定の評価関数に適用することにより評価値を算出し、前記送信元ノードと前記宛先ノードと前記最短経路と前記タイムスロットの識別情報とに対応付けて前記記憶装置に格納する評価値算出ステップと、
前記記憶装置に格納された前記評価値の中から最大評価値を特定し、前記記憶装置に格納され且つ当該最大評価値に対応する前記送信元ノード、前記宛先ノード、前記最短経路及び前記タイムスロットの識別情報を含むスロット割り当て情報を前記割り当て情報格納部に格納するステップと、
を含み、コンピュータにより実行されるタイムスロット割り当て方法。
(付記2)
前記スロット情報格納部において、前記最大評価値に対応する前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせについての前記スロット本数を1減ずるステップと、
前記リンク情報格納部において、前記最大評価値に対応する前記タイムスロットにおけるリンクのうち、前記最大評価値に対応する前記最短経路に含まれるリンクを使用済みに設定するステップと、
前記スロット情報格納部に格納されている前記スロット本数が全て0になるまで、又は、前記判断ステップにおいて、全ての前記組み合わせについて前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロットが存在しないと判断されるまで、前記判断ステップ以降のステップを実行させるステップと、
をさらに含む、付記1記載のタイムスロット割り当て方法。
(付記3)
前記コンピュータが、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードへのパケット送信に関する通信帯域の情報を格納する帯域情報格納部にさらにアクセス可能となっており、
前記判断ステップの前に、前記帯域情報格納部に格納されている前記帯域の最大公約数を算出し、各前記組み合わせについて、当該組み合わせに対応する前記帯域を前記最大公約数で除した値を前記スロット本数として算出し、当該組み合わせに対応付けて前記スロット情報格納部に設定するステップ
をさらに含む、付記1又は2記載のタイムスロット割り当て方法。
(付記4)
前記コンピュータが、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードまでの最小ホップ数を格納する最小ホップ数格納部にさらにアクセス可能となっており、
前記評価値算出ステップにおいて、前記最短経路におけるホップ数と前記最小ホップ数格納部に格納され且つ前記組み合わせに対応する前記最小ホップ数との差が所定値以内であるか判断し、当該差が所定値以内の場合に、前記評価値を算出する
付記1乃至3のいずれか1つ記載のタイムスロット割り当て方法。
(付記5)
前記評価値算出ステップにおいて、前記ノード間のリンクが全て未使用となっている前記タイムスロットが複数存在する場合、前記ノード間のリンクが全て未使用となっている前記タイムスロットのうちのいずれか1つについて前記評価値を算出する
付記1乃至4のいずれか1つ記載のタイムスロット割り当て方法。
(付記6)
前記所定の評価関数が、前記割り当て優先度が高いほど前記評価値が大きくなるという性質と、前記最短経路におけるホップ数が大きいほど前記評価値が大きくなるという性質と、前記リンク情報格納部において前記タイムスロットで使用済みとなっているリンクが多いほど前記評価値が大きくなるという性質とのうち少なくともいずれかの性質を有する関数である
付記1乃至5のいずれか1つ記載のタイムスロット割り当て方法。
(付記7)
ネットワークにおける送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードへのパケット送信に対して割り当てが必要となるタイムスロットのスロット本数を格納するスロット情報格納部に格納されている前記スロット本数が1以上である、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせの各々について、前記ネットワークにおけるノード間のリンクの使用状態を前記タイムスロット毎に格納するリンク情報格納部において未使用となっているリンクである未使用リンクによって前記送信元ノードから前記宛先ノードへの経路を形成し得る前記タイムスロットが存在するか判断する判断ステップと、
前記判断ステップにおいて、前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロットが存在すると判断された前記組み合わせの各々について、前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロット毎に、前記未使用リンクによる前記経路の中から最短経路を特定し、特定された最短経路におけるホップ数と、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの組み合わせ毎に割り当て優先度を格納する優先度格納部に格納され且つ当該組み合わせに対応する前記割り当て優先度と、前記リンク情報格納部において当該タイムスロットで使用済みとなっているリンクの数とを所定の評価関数に適用することにより評価値を算出し、前記送信元ノードと前記宛先ノードと前記最短経路と前記タイムスロットの識別情報とに対応付けて前記記憶装置に格納する評価値算出ステップと、
前記記憶装置に格納された前記評価値の中から最大評価値を特定し、前記記憶装置に格納され且つ当該最大評価値に対応する前記送信元ノード、前記宛先ノード、前記最短経路及び前記タイムスロットの識別情報を含むスロット割り当て情報を前記割り当て情報格納部に格納するステップと、
をコンピュータに実行させるためのタイムスロット割り当てプログラム。
(付記8)
ネットワークにおける送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードへのパケット送信に対して割り当てが必要となるタイムスロットのスロット本数を格納するスロット情報格納部と、
前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせ毎に割り当て優先度を格納する優先度格納部と、
前記ネットワークにおけるノード間のリンクの使用状態を前記タイムスロット毎に格納するリンク情報格納部と、
前記スロット情報格納部に格納されている前記スロット本数が1以上である、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせの各々について、前記ノード間のリンクのうち前記リンク情報格納部において未使用となっているリンクである未使用リンクによって前記送信元ノードから前記宛先ノードへの経路を形成し得る前記タイムスロットが存在するか判断する判断手段と、
前記判断手段により、前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロットが存在すると判断された前記組み合わせの各々について、前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロット毎に、前記未使用リンクによる前記経路の中から最短経路を特定し、特定された最短経路におけるホップ数と、前記優先度格納部に格納され且つ当該組み合わせに対応する前記割り当て優先度と、前記リンク情報格納部において当該タイムスロットで使用済みとなっているリンクの数とを所定の評価関数に適用することにより評価値を算出し、前記送信元ノードと前記宛先ノードと前記最短経路と前記タイムスロットの識別情報とに対応付けて記憶装置に格納する評価値算出手段と、
前記記憶装置に格納された前記評価値の中から最大評価値を特定し、前記記憶装置に格納され且つ当該最大評価値に対応する前記送信元ノード、前記宛先ノード、前記最短経路及び前記タイムスロットの識別情報を含むスロット割り当て情報を割り当て情報格納部に格納する割り当て決定手段と、
を有するタイムスロット割り当て装置。
100,101,102,103 エッジルータ
104,105,106,107 中継ルータ
200 管理サーバ
2001 帯域情報格納部 2003 優先度格納部
2005 リンク情報格納部 2007 スロット本数計算部
2009 スロット情報格納部 2011 最小ホップ数計算部
2013 最小ホップ数格納部 2015 評価値算出部
2017 評価値格納部 2019 割り当て決定部
2021 割り当て情報格納部 2023 スロット割り当て処理部

Claims (6)

  1. ネットワークにおける送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードへのパケット送信に対して割り当てが必要となるタイムスロットのスロット本数を格納するスロット情報格納部と、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせ毎に割り当て優先度を格納する優先度格納部と、前記ネットワークにおけるノード間のリンクの使用状態を前記タイムスロット毎に格納するリンク情報格納部と、割り当て情報格納部と、記憶装置とにアクセス可能なコンピュータにより実行されるタイムスロット割り当て方法であって、
    前記スロット情報格納部に格納されている前記スロット本数が1以上である、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせの各々について、前記ノード間のリンクのうち前記リンク情報格納部において未使用となっているリンクである未使用リンクによって前記送信元ノードから前記宛先ノードへの経路を形成し得る前記タイムスロットが存在するか判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおいて、前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロットが存在すると判断された前記組み合わせの各々について、前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロット毎に、前記未使用リンクによる前記経路の中から最短経路を特定し、特定された最短経路におけるホップ数と、前記優先度格納部に格納され且つ当該組み合わせに対応する前記割り当て優先度と、前記リンク情報格納部において当該タイムスロットで使用済みとなっているリンクの数とを所定の評価関数に適用することにより評価値を算出し、前記送信元ノードと前記宛先ノードと前記最短経路と前記タイムスロットの識別情報とに対応付けて前記記憶装置に格納する評価値算出ステップと、
    前記記憶装置に格納された前記評価値の中から最大評価値を特定し、前記記憶装置に格納され且つ当該最大評価値に対応する前記送信元ノード、前記宛先ノード、前記最短経路及び前記タイムスロットの識別情報を含むスロット割り当て情報を前記割り当て情報格納部に格納するステップと、
    を含み、コンピュータにより実行されるタイムスロット割り当て方法。
  2. 前記スロット情報格納部において、前記最大評価値に対応する前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせについての前記スロット本数を1減ずるステップと、
    前記リンク情報格納部において、前記最大評価値に対応する前記タイムスロットにおけるリンクのうち、前記最大評価値に対応する前記最短経路に含まれるリンクを使用済みに設定するステップと、
    前記スロット情報格納部に格納されている前記スロット本数が全て0になるまで、又は、前記判断ステップにおいて、全ての前記組み合わせについて前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロットが存在しないと判断されるまで、前記判断ステップ以降のステップを実行させるステップと、
    をさらに含む、請求項1記載のタイムスロット割り当て方法。
  3. 前記コンピュータが、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードへのパケット送信に関する通信帯域の情報を格納する帯域情報格納部にさらにアクセス可能となっており、
    前記判断ステップの前に、前記帯域情報格納部に格納されている前記帯域の最大公約数を算出し、各前記組み合わせについて、当該組み合わせに対応する前記帯域を前記最大公約数で除した値を前記スロット本数として算出し、当該組み合わせに対応付けて前記スロット情報格納部に設定するステップ
    をさらに含む、請求項1又は2記載のタイムスロット割り当て方法。
  4. 前記コンピュータが、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードまでの最小ホップ数を格納する最小ホップ数格納部にさらにアクセス可能となっており、
    前記評価値算出ステップにおいて、前記最短経路におけるホップ数と前記最小ホップ数格納部に格納され且つ前記組み合わせに対応する前記最小ホップ数との差が所定値以内であるか判断し、当該差が所定値以内の場合に、前記評価値を算出する
    請求項1乃至3のいずれか1つ記載のタイムスロット割り当て方法。
  5. ネットワークにおける送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードへのパケット送信に対して割り当てが必要となるタイムスロットのスロット本数を格納するスロット情報格納部に格納されている前記スロット本数が1以上である、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせの各々について、前記ネットワークにおけるノード間のリンクの使用状態を前記タイムスロット毎に格納するリンク情報格納部において未使用となっているリンクである未使用リンクによって前記送信元ノードから前記宛先ノードへの経路を形成し得る前記タイムスロットが存在するか判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおいて、前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロットが存在すると判断された前記組み合わせの各々について、前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロット毎に、前記未使用リンクによる前記経路の中から最短経路を特定し、特定された最短経路におけるホップ数と、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの組み合わせ毎に割り当て優先度を格納する優先度格納部に格納され且つ当該組み合わせに対応する前記割り当て優先度と、前記リンク情報格納部において当該タイムスロットで使用済みとなっているリンクの数とを所定の評価関数に適用することにより評価値を算出し、前記送信元ノードと前記宛先ノードと前記最短経路と前記タイムスロットの識別情報とに対応付けて前記記憶装置に格納する評価値算出ステップと、
    前記記憶装置に格納された前記評価値の中から最大評価値を特定し、前記記憶装置に格納され且つ当該最大評価値に対応する前記送信元ノード、前記宛先ノード、前記最短経路及び前記タイムスロットの識別情報を含むスロット割り当て情報を前記割り当て情報格納部に格納するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのタイムスロット割り当てプログラム。
  6. ネットワークにおける送信元ノード及び宛先ノードの組み合わせ毎に当該送信元ノードから当該宛先ノードへのパケット送信に対して割り当てが必要となるタイムスロットのスロット本数を格納するスロット情報格納部と、
    前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせ毎に割り当て優先度を格納する優先度格納部と、
    前記ネットワークにおけるノード間のリンクの使用状態を前記タイムスロット毎に格納するリンク情報格納部と、
    前記スロット情報格納部に格納されている前記スロット本数が1以上である、前記送信元ノード及び前記宛先ノードの前記組み合わせの各々について、前記ノード間のリンクのうち前記リンク情報格納部において未使用となっているリンクである未使用リンクによって前記送信元ノードから前記宛先ノードへの経路を形成し得る前記タイムスロットが存在するか判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロットが存在すると判断された前記組み合わせの各々について、前記未使用リンクによる前記経路を形成し得る前記タイムスロット毎に、前記未使用リンクによる前記経路の中から最短経路を特定し、特定された最短経路におけるホップ数と、前記優先度格納部に格納され且つ当該組み合わせに対応する前記割り当て優先度と、前記リンク情報格納部において当該タイムスロットで使用済みとなっているリンクの数とを所定の評価関数に適用することにより評価値を算出し、前記送信元ノードと前記宛先ノードと前記最短経路と前記タイムスロットの識別情報とに対応付けて記憶装置に格納する評価値算出手段と、
    前記記憶装置に格納された前記評価値の中から最大評価値を特定し、前記記憶装置に格納され且つ当該最大評価値に対応する前記送信元ノード、前記宛先ノード、前記最短経路及び前記タイムスロットの識別情報を含むスロット割り当て情報を割り当て情報格納部に格納する割り当て決定手段と、
    を有するタイムスロット割り当て装置。
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