JP2011097292A - システムidの設定システムおよび設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】システムに属するべき1つまたは複数の無線通信装置に対して、適切な共通するシステムIDを登録できる機能を、簡易な構成で実現することのできるシステムIDの設定システムを提供する。
【解決手段】親機装置がシステムIDを送信し、子機装置が親機装置から無線送信されたシステムIDを受信する。子機装置は、システムIDの受信時の受信信号強度と自装置の属性情報とを格納したシステム参加要求を親機装置へ送信し、親機装置が1つまたは複数の子機装置より受信したシステム参加要求に基づいて、受信信号強度の強い順に、システムIDの登録要求対象の子機装置を特定する。そして親機装置は、特定した子機装置に対して登録要求を送信し、子機装置が、親機装置からシステムIDの登録要求を受信した場合に当該システムIDをメモリ等に登録する処理を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、システムに参加する装置に対してシステムIDを設定する設定システムおよび設定方法に関する。
複数の無線通信装置を同一のシステムとして機能させるにあたり、システムを識別するための共通のシステムIDを当該システムに属する各無線通信装置に対して登録する技術が必要な場合がある。そして、このような各無線通信装置に対してシステムIDを登録させる際の技術として、特許文献1〜3が開示されている。
特開2002−142013号公報 特開2002−354559号公報 特開2006−237872号公報
ここで、特許文献1の技術は、子局が親局IDの送信要求を親局へ無線送信し、親局は子局からのID送信要求をID送信モード設定中に受信すると親局IDを子局へ送信し、子局が、親局から受信した親局IDを登録するものである。
また、特許文献2の技術は、コントロール装置及び無線子機を一定の時間だけ登録可能な状態に移行させて、その間に無線通信によりシステムID、ノードIDを登録するものである。
また、特許文献3の技術は、システム内の装置へのシステムIDの付与時に、無線出力を最小とし、近隣システムにおけるシステムIDの誤登録を防ぐものである。
しかしながら、特許文献1および特許文献2の技術は、複数の無線通信装置に対して共通のシステムIDを登録する処理を行うシステムが隣接する空間に複数存在する場合であって、相互のシステムにおいて相手側のシステムの無線通信が傍受できるような環境にある場合には、一方のシステムに属する無線通信装置が、隣接する他方のシステムに属する無線通信装置に登録されるべきシステムIDを、誤って自装置に登録してしまう可能性がある。
例えば、レストランなどのオーダリングシステムは、複数の隣接する店舗で利用される可能性が高いが、一方のレストランのオーダリングシステムと、他方のレストランのオーダリングシステムとは、それぞれ異なるシステムIDが登録されるべきである。しかしながら、上述のような相互のレストランのオーダリングシステムにおいて、相手側のシステムの無線通信が傍受できるような環境にある場合には、一方のオーダリングシステムに属する装置と、他方のオーダリングシステムに属する装置とに、共通のシステムIDが登録されてしまう可能性があり、これにより、一方のオーダリングシステムで送信された注文データを、他方のオーダリングシステムで受信するといった問題が発生する。
そして、この課題を解決するために、特許文献3のような無線出力を最小とする技術が存在するが、無線出力を可変にするような仕組みを備えた無線通信装置は、そのハードウェア機能が増えることによりコストが増大することにつながる。したがって、上記のような状況下における複数の隣接するシステムそれぞれの各無線通信装置に対して、より簡易な構成で、適切なシステムIDを登録できる技術が望まれている。
そこでこの発明は、1つのあるシステムに属するべき1つまたは複数の無線通信装置に対して、適切な共通するシステムIDを登録できる機能を、簡易な構成で実現することのできるシステムIDの設定システムおよび設定方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、親機装置と子機装置とを備えたシステムIDの設定システムであって、前記子機装置が、前記親機装置から無線送信されたシステムIDを受信するシステムID受信部と、前記システムIDの受信時の受信信号強度と自装置の属性情報とを格納したシステム参加要求を前記親機装置へ送信するシステム参加要求部と、前記親機装置から前記システムIDの登録要求を受信した場合に当該システムIDをシステムID記憶部に登録するシステムID登録部と、を備え、前記親機装置が、前記システムIDを送信するシステムID送信部と、1つまたは複数の前記子機装置より受信したシステム参加要求に基づいて、前記受信信号強度の強い順に、前記システムIDの登録要求対象の子機装置を特定する登録要求対象特定部と、前記特定した子機装置に対して前記登録要求を送信する登録要求送信部と、を備えることを特徴とする設定システムである。
これにより、親機装置は、子機装置がシステム内に存在する可能性を考慮しつつ、子機装置にシステムIDを付与することができる。
また本発明は、上述の設定システムにおいて、前記子機装置の前記システム参加要求部が、自装置に設けられた入力部の入力信号を検出した場合に、前記システム参加要求を前記親機装置へ送信することを特徴とする。
これにより、子機装置から親機装置へのシステムID登録要求の送信が、使用者等が子機装置の入力部に何らかの入力操作をした場合にのみ実施されるため、親機装置側で受信されるシステムIDの登録要求をより厳選したものとすることができ、結果として、子機装置の別システムのシステムID誤付与の可能性を低減することができる。
また本発明は、上述の設定システムにおいて、前記子機装置の前記システム参加要求部が、前記入力信号が示す入力キー種別を格納した前記システム参加要求を前記親機装置へ送信し、前記親機装置の登録要求対象特定部が、前記システム参加要求に格納される入力キー種別が予め定められた入力キー種別である場合に、当該システム参加要求を送信した子機装置の中から、前記システムIDの登録要求対象の子機装置を特定することを特徴とする。
これにより、子機装置から親機装置へのシステムID登録要求の送信が、使用者等が子機装置の入力部に何らかの入力操作をした場合にのみ実施され、且つ、親機装置側では、システムIDの登録要求対象の子機装置を、受信した登録要求の中に予め定められた入力キー種別があるものにのみ限定することができるため、結果として、子機装置の別システムのシステムID誤付与の可能性を、より一層低減することができる。
また本発明は、上述の設定システムにおいて、前記親機装置の前記システムID送信部が、システムIDとともに入力キー種別を前記子機装置へ送信し、前記子機装置の前記システム参加要求部が、自装置に設けられた入力部の入力信号を検出した場合であって、当該入力信号が前記入力キー種別を示す信号である場合に、前記システム参加要求を前記親機装置へ送信することを特徴とする。
これにより、子機装置から親機装置へのシステムID登録要求の送信が、使用者等が子機装置の入力部に予め定められた入力キー種別を入力した場合にのみ実施されるため、子機装置から親機装置へ送信されるシステムID登録要求自身が厳選され、結果として、子機装置の別システムのシステムID誤付与の可能性を、より一層低減することができる。
また本発明は、上述の設定システムにおいて、前記子機装置が、自装置の電源投入後、前記システムIDの受信待機を行う受信待機部を備えることを特徴とする。
これにより、子機装置は、システムIDの登録設定を、使用者の手を煩わすことなく開始することができる。
また本発明は、上述の設定システムにおいて、前記子機装置が、前記システムIDの前記システムID記憶部への登録後、前記親機装置へ登録完了通知を送信する登録完了通知送信部と、を備えることを特徴とする。
これにより、親機装置は、システムIDの登録を正しく完了した子機装置認識することができる。
また本発明が、上述の設定システムにおいて、前記親機装置の前記システムID送信部は、前記前記システムIDの登録要求対象の子機装置のうち、前記登録完了通知の無い子機装置に対して、前記登録要求を再送信することを特徴とする。
これにより、例えば電波状況の変動等に起因してたまたまシステムIDの登録に失敗した子機装置に対しても、再登録の機会を与えることができ、結果として、システムIDが未登録のままの子機装置を低減することができる。
また本発明は、上述の設定システムにおいて、前記親機装置が、前記システム参加要求に基づいて、前記受信信号強度の順に前記子機装置の属性情報を表示した子機リストを出力する子機リスト生成部を備え、前記親機装置の前記登録要求対象特定部が、前記子機リストにおいて選択された前記属性情報の子機装置を、前記システムIDの登録要求対象の子機装置と特定することを特徴とする。
これにより、親機装置は、子機装置に対する自動的なシステムID登録処理が実施可能であることに加え、使用者等に、手動でシステムID登録処理を行う上での子機装置選択のための判断情報(子機リスト)を提供することができる。
また本発明は、親機装置と子機装置とを備えたシステムIDの設定システムにおける設定方法であって、前記親機装置のシステムID送信部が、前記システムIDを送信し、前記子機装置のシステムID受信部が、前記親機装置から無線送信されたシステムIDを受信し、前記子機装置のシステム参加要求部が、前記システムIDの受信時の受信信号強度と自装置の属性情報とを格納したシステム参加要求を前記親機装置へ送信し、前記親機装置の登録要求対象特定部が、1つまたは複数の前記子機装置より受信したシステム参加要求に基づいて、前記受信信号強度の強い順に、前記システムIDの登録要求対象の子機装置を特定し、前記親機装置の登録要求送信部が、前記特定した子機装置に対して前記登録要求を送信し、前記子機装置のシステムID登録部が、前記親機装置から前記システムIDの登録要求を受信した場合に当該システムIDをシステムID記憶部に登録することを特徴とする設定方法である。
本発明によれば、親機装置から送信したシステムIDを所定の受信強度閾値以上の受信強度で受信した子機装置を、子機リストの中から特定し、その子機装置に対してシステムIDを登録している。これにより、システムIDの送信強度を可変にするハードウェア機能を親機装置に備える代わりに、親機装置や子機装置に、子機リストの生成処理や受信強度の検出処理等のソフトウェアで実現できる簡易な機能を追加するだけで、親機装置のユーザが望む適切な子機装置に対して、共通するシステムIDを登録することができる。
システムIDの設定システムの構成を示すブロック図である。 親機装置と子機装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態による設定システムの処理フローを示す図である。 生成直後の子機リストの表示イメージを示す図である。 登録完了済みの子機リストの表示イメージを示す図である。 登録未完了の子機リストの表示イメージを示す図である。 第2の実施形態による設定システムの処理フローを示す図である。 第3の実施形態による設定システムの処理フローを示す図である。 第4の実施形態による設定システムの処理フローを示す図である。
以下、本発明の一実施形態によるシステムIDの設定システムを図面を参照して説明する。
図1は同実施形態によるシステムIDの設定システムの構成を示すブロック図である。
この図において、符号1は親機装置、2は子機装置である。ここで、設定システム内において、親機装置1は、システムIDを子機装置2に対して登録するよう要求する装置である。また子機装置2は、親機装置1からのシステムIDの登録の要求に応じて、自装置のメモリ等にシステムIDを登録する処理を行う装置である。ここで、本実施形態による設定システムは、例えばレストランのオーダリングシステムの1機能として備えられる。例えば、オーダリングシステムには、レストランフロアにおいて店員が注文の入力を受け付けるハンディターミナル、注文の情報を厨房やレジカウンタなどで表示するディスプレイ装置、注文の情報をプリントアウトする無線プリンタ、注文データの管理を行う注文データ制御装置などが、1つまたは複数備えられているが、これらの何れかの1つの装置が親機装置1の処理を行い、他の装置が子機装置2の処理を行うこととなる。
図2は親機装置と子機装置の機能ブロック図である。
この図で示すように、親機装置1は、無線通信部11、設定モード検出部12、システムID送信部13、子機リスト生成部14、登録要求対象特定部15、システムID登録要求部16を備えている。
ここで、無線通信部11は子機装置2と無線による通信を行う処理部である。また設定モード検出部12は、装置の動作モードがシステムIDの設定モードであることを検出する処理部である。またシステムID送信部13は、設定モード検出部12がシステムIDの設定モードであることを検出したことを受けて、システムIDを子機装置2へ無線通信部11を介して送信する処理部である。また子機リスト生成部14は、無線通信部11を介して子機装置2から受信した情報に基づいて子機リストを生成する処理部である。また登録要求対象特定部15は、子機リスト生成部14が生成した子機リストの中からシステムIDを登録するよう要求する対象の子機装置2を特定する処理部である。またシステムID登録要求部16は、登録要求対象特定部15が特定した子機装置2に対して、システムIDを登録するよう要求する情報を無線通信部11を介して送信する処理部である。
また子機装置2は、無線通信部21、システムID設定開始検出部22、システムID受信部23、システム参加要求部24、システムID登録部25、登録完了通知送信部26を備えている。
ここで無線通信部21は親機装置1と無線による通信を行う通信処理部である。またシステムID設定開始検出部22は、装置の動作モードがシステムIDの設定開始の処理を行う設定モードであることを検出する処理部である。またシステムID受信部23は、親機装置1の送信したシステムIDを無線通信部21を介して受信し、その際の受信強度を測定する処理部である。またシステム参加要求部24は、システムID受信部23からシステムIDおよび当該システムID受信時の電波強度を取得して、自装置の属性情報やシステムIDの受信時の受信強度を格納したシステム参加要求を作成し、親機装置1へ送信する処理部である。またシステムID登録部25は親機装置1から無線通信部21を介してシステムIDの登録要求の通知を受けた場合に自装置のメモリ等にシステムIDを登録する処理部である。また登録完了通知送信部26は、システムID登録部25がシステムIDをメモリ等に登録したことを受けて、親機装置1に対して無線通信部21を介してシステムIDの登録完了の通知を行う処理部である。
そして、本実施形態によるシステムIDの設定システムは、親機装置1が、システムIDを送信し、子機装置2が、親機装置1から無線送信されたシステムIDを受信する。そして、子機装置2は、システムIDの受信時の受信信号強度と自装置の属性情報とを格納したシステム参加要求を親機装置1へ送信し、親機装置1が、1つまたは複数の子機装置2より受信したシステム参加要求に基づいて、受信信号強度の強い順に、システムIDの登録要求対象の子機装置2を特定する。そして、親機装置1は、特定した子機装置2に対して登録要求を送信し、子機装置2が、親機装置1からシステムIDの登録要求を受信した場合に当該システムIDをメモリ等(システムID記憶部(図示せず))に登録する処理を行う。
このような処理により、1つのあるシステムに属するべき1つまたは複数の無線通信装置に対して、適切な共通するシステムIDを登録できる機能を、簡易な構成で実現することのできるシステムIDの設定システムを提供することができる。
図3は第1の実施形態による設定システムの処理フローを示す図である。
次に第1の実施形態による設定システムの処理フローについて説明する。
子機装置2のシステムID設定開始検出部22が、システムIDの設定開始の処理を行うモードにあることを検出する。これは例えば、子機装置2に電源が投入されたりある特定の操作がなされたりすると、子機装置2は図示しないメモリにシステムIDが登録済みであるか否かを確認し、システムIDが未登録である場合に、システムIDの設定開始処理を行うモードにあると検知するようにしてもよい。ここでは子機装置2に電源が投入された場合を説明する。
まず、子機装置2に電源が投入されると、システムID設定開始検出部22が電源投入に基づくシステムIDの設定開始を検出し、システムID受信部23、システム参加要求部24、システムID登録部25にシステムIDの設定処理の開始を命令する。これにより子機装置2ではシステムIDの受信待機の状態に移行する。そして、親機装置1において、何らかのシステムID送信の開始の情報が入力されると、設定モード検出部12がシステムID設定モードであることを検出し、システムID送信部13、子機リスト生成部14、登録要求対象特定部15に対してシステムIDの設定処理を開始した旨を示す信号を送信する。これにより親機装置1ではシステムIDの設定モードの状態に移行する。
システムID設定モードの状態になると、親機装置1のシステムID送信部13は、図示しないメモリ等からシステムIDを読み取って、無線通信部11を介してシステムIDを送信する(ステップS101)。このシステムIDの送信は例えば、ブロードキャストにより行われる。そして、子機装置2においてシステムID受信部23が無線通信部21を介してシステムIDを受信する(ステップS102)。ここで、システムID受信部23は、システムIDを受信した際の受信強度を検出する機能を備えており、システムIDと検出した受信強度とをシステム参加要求部24に送信する。するとシステム参加要求部24は、システムIDを一時的に図示しないメモリに記録するとともに、メモリの属性情報記憶領域から子機装置2の属性情報(例えば、MACアドレス、装置番号、装置種別などの情報)を読み取り、受信したシステムIDとその受信強度と読み取った属性情報とを格納したシステム参加要求の情報を生成する。そしてシステム参加要求部24は、生成したシステム参加要求を、無線通信部21を介して親機装置1へユニキャストにより送信する(ステップS103)。なお、親機装置1から送信されたシステムIDを、複数の子機装置2が受信した場合には、それら各子機装置2がシステム参加要求を親機装置1へ送信することとなる。
次に、システム参加要求を受信した親機装置1は、子機リスト生成部14が無線通信部11を介してシステム参加要求を受信する。そして、子機リスト生成部14は、各システム参加要求から受信強度と子機装置2の属性情報を読み取り、各属性情報を、受信強度の強い順に並べた子機リストを生成する(ステップS104)。ここで、所定の受信強度閾値がメモリ等に記録されており、次に、登録要求対象特定部15は、この受信強度閾値をメモリ等から読み取って、その閾値以上の受信強度の属性情報を子機リストから特定する(ステップS105)。この特定した属性情報の子機装置2が、システムIDの登録対象となる。なお、所定の受信強度閾値は、子機装置2が壁等を隔てずに予め定められた親機装置1と近いとみなされる位置に存在する際に、親機装置1から無線によるシステムIDを受信したときに検出できる受信強度の最低の値を示している。そしてこの受信強度閾値は、例えば実験等によって決められた値である。親機装置1と、どの程度距離が近い場合に同じシステムとみなすかの規定に応じて、この値は変化する。そして、登録要求対象特定部15は、特定した属性情報の子機装置2に対して、それぞれユニキャストによりシステムIDの登録要求を送信する(ステップS106)。
登録要求対象となった子機装置2の無線通信部21はシステムIDの登録要求を受信すると(ステップS107)、その登録要求の情報をシステムID登録部25に送信する。そして、システムID登録部25が登録要求の受信を検出し、これにより、メモリ等に一時的に記憶しておいたシステムIDを、所定のメモリのシステムIDの記憶領域に登録する(ステップS108)。そして、登録が完了すると、子機装置2の登録完了通知送信部26が、自装置の属性情報を格納した登録完了通知を、無線通信部21を介して親機装置1へ送信する(ステップS109)。
親機装置1においては、無線通信部11を介して子機リスト生成部14が登録完了通知を受信すると、当該登録完了通知から属性情報を読み取る。ここで、子機リスト生成部14が既に生成済みの子機リストは、例えば、親機装置1のメモリ等に記録されており、各子機装置2の属性情報に対応付けて登録未完了の情報が対応付けられているものとする。このような状況において、子機リスト生成部14は、登録完了通知から読み取った属性情報に対応する登録未完了の情報を登録完了に書き換える。すなわち、子機リストの情報を更新する(ステップS110)。これにより、親機装置1の記憶する子機リストの各属性情報は、登録完了または登録未完了のどちらかの情報を保持することとなる。
ここで、親機装置1の子機リスト生成部14は、登録完了または登録未完了の情報に基づいて、システムIDの登録完了の子機装置2、またはシステムIDの登録未完了の子機装置2を表示部に表示するようにしてもよい。
また、親機装置1のシステムID送信部13は、最初のシステムIDの送信から所定の時刻経過したときに、子機リストを参照し、登録未完了の子機装置2の属性情報を読み取り、所定の時刻を経過しても登録未完了の子機装置2に対して、その属性情報に基づいてシステムIDの再送信をユニキャストで送るようにしてもよい。また、子機装置2においては、システム参加要求を送信した後、登録要求を受信できない時間が所定の閾値以上続いた場合には、システム参加要求の再送信や、NGを示す登録完了通知を送信するようにしてもよい。そして、システム参加要求の再送信や、NGを示す登録完了通知に基づいて親機装置1が、登録要求対象の子機装置2に登録要求を再送信するようにしてもよい。
また、上述の処理においては、子機装置2が、ステップS102で親機装置1から無線送信されたシステムIDの受信した際、受信強度がある閾値以下であれば、親機装置1に対してシステム参加要求を行わないようにしてもよい。
複数の子機装置2が存在し、子機装置2同士が互いの通信電波を確認できる位置関係にある場合、各子機装置2は、ステップS103において、他の子機装置2の通信電波の発信状況を確認し、発信信号が衝突しないようなタイミングでシステム参加要求を親機装置1に送信する。しかし、子機装置2同士が互いの通信電波を確認できない位置関係にある場合、各子機装置2は、ステップS103において、発信のタイミングを考慮せずにシステム参加要求を親機装置1に送信する。そのため、複数の子機装置2からほぼ同時にシステム参加要求が送信され、無線が衝突する恐れがあり、この場合、親機装置1はいつまでも子機装置2からシステム参加要求を受信できないことになる。よって、子機装置2が、ステップS102において取得する受信強度の値に応じて、ステップS103のシステム参加要求の送信を行わないようにすることで、無線の衝突を防ぐことができる。さらに、親機装置1には、受信強度がある閾値以上である子機装置2からのシステム参加要求のみが受信され、子機リストとして生成されるため、言わば、厳選された子機装置2に関する子機リストが生成される。よって、親機装置1のステップS105における登録対象の子機装置2の特定の確度をより向上させることができる。
また、子機装置2のシステムID受信部23が受信強度を検出する機能を備える代わりに、親機装置1の子機リスト生成部14が受信強度を検出する機能を備えさせてもよい。
この場合、上述の処理においては、子機装置2は、ステップS102において受信強度を「0」としたシステム参加要求を作成して親機装置1に送信し、親機装置1では、受信強度が「0」のシステム参加要求を受信して、子機リスト生成部14において受信強度を測定する。これにより子機装置2に受信強度の測定機能を盛り込まなくて済むため、装置としての構成や機能を簡素化することができる。
なお、ステップS102において子機装置2から送信されるシステム参加要求に受信強度の値が含まれていても、親機装置1において受信強度を測定し、両方の装置が作成した受信強度を加味した子機リストを作成するようにしてもよい。電波環境は刻々と変化するため、複数の受信強度を加味することで受信強度の値の信憑性を高めることができる。そして、親機装置1のステップS105における登録対象の子機装置2の特定の確度をより向上させることができる。
また、上述の処理においては、親機装置1の登録要求対象特定部15が、受信強度閾値以上の受信強度とともにシステム参加要求で送信された子機装置2の属性情報に基づいて、自動的に登録要求の対象となる子機装置2を特定する処理について記載したが、その他、子機リストを親機装置1が具備する表示部に表示し、ユーザの選択に基づいて、登録要求の対象となる子機装置2を特定するようにしてもよい。この場合、例えば表示部がタッチパネル等の入力機能を備え、子機リストの一覧において、どの属性情報がタッチされたかを検出することにより、子機装置2を特定するようにしてもよい。
図4は、ステップS104で子機リストを生成した直後の子機リストの表示イメージを示す図である。
図5は、ステップS110で子機リストを更新した後の、登録完了済みの子機リストの表示イメージを示す図である。
図6は、ステップS110で子機リストを更新した後の、登録未完了の子機リストの表示イメージを示す図である。
図4で示すように、子機リストには、各子機装置2の装置種別(PR(プリンタ)、HT(ハンディターミナル)等)と、属性情報(MACアドレス等)、受信強度などの情報が対応付けられて表示されたリストであり、受信強度の強い順に上から表示される。そして、この子機リストには、システムID登録のボタンが表示されており、この表示部において、特定の子機装置2の情報とシステムID登録のボタンをユーザが押下することにより、親機装置1が特定の子機装置2に対してシステムIDの登録要求の送信を開始するようにしてもよい。また、特定の子機装置2の情報を押下せずにシステムID登録ボタンのみを押下することで、現在リスト表示されている子機装置2全てに対してシステムIDの登録要求の送信を開始するようにしてもよい。
そして、システムIDの登録要求を送信後、子機リスト生成部14は、子機装置2から受信した登録完了/登録未完了の情報に基づいて、図5で示すような登録完了した子機装置2の一覧である登録完了子機リスト、図6で示すような登録未完了の子機装置2の一覧である未登録子機リストを生成し、ユーザの操作に基づいて、順に表示するようにしてもよい。また図6において、登録未完了の子機装置2の情報と、システムID登録のボタンを押下することで、再度システムIDの登録要求の送信をするようにしてもよい。これにより、子機装置2が、一時的な通信環境の乱れなどにより登録未完了のままとなる可能性を低減させることができる。
以上の処理によれば、親機装置1が、子機リストの中から、当該親機装置1の送信したシステムIDを所定の受信強度閾値以上の受信強度で受信した子機装置2を特定し、その子機装置2に対して登録要求を送信しシステムIDを登録している。これにより、システムIDの送信強度を可変にするハードウェア機能を親機装置1に備える代わりに、親機装置1や子機装置2に、子機リストの生成処理や受信強度の検出処理等のソフトウェアで実現できる簡易な機能を追加すれば、親機装置1のユーザが望む適切な子機装置2に対して、共通するシステムIDを登録できる。
図7は第2の実施形態による設定システムの処理フローを示す図である。
次に第2の実施形態による設定システムの処理フローについて説明する。
第1の実施形態同様に、まず、子機装置2に電源が投入されると、システムID設定開始検出部22が電源投入に基づくシステムIDの設定開始を検出し、システムID受信部23、システム参加要求部24、システムID登録部25にシステムIDの設定処理の開始を命令する。これにより子機装置2ではシステムIDの受信待機の状態に移行する。
そして、親機装置1において、何らかのシステムID送信の開始の情報が入力されると、設定モード検出部12がシステムID設定モードであることを検出し、システムID送信部13、子機リスト生成部14、登録要求対象特定部15に対してシステムIDの設定処理を開始した旨を示す信号を送信する。これにより親機装置1ではシステムIDの設定モードの状態に移行する。
システムID設定モードの状態になると、親機装置1のシステムID送信部13は、メモリ等からシステムID読み取って、無線通信部11を介して、システムIDを送信する(ステップS201)。このシステムIDの送信は例えば、ブロードキャストにより行われる。そして、子機装置2においてシステムID受信部23が無線通信部21を介してシステムIDを受信する(ステップS202)。ここで、システムID受信部23は、システムIDと検出した受信強度とをシステム参加要求部24に送信する。この処理までは、第1実施形態の処理と同様である。
そして、子機装置2のシステム参加要求部24は、システム参加要求の情報の生成後、子機装置2が具備する表示部などに子機装置2に備えられている所定のキー(またはどのキーの押下でも許容するように制御してもよい)を押下するようユーザに指示する表示を出力する。そして、ユーザによってキーが押下されたことを検出すると(ステップS203)、キーが押下された子機装置2のシステム参加要求部24は、システムIDを一時的にメモリに記録するとともに、メモリの属性情報記憶領域から子機装置2の属性情報を読み取り、システムIDと受信強度と属性情報とを格納したシステム参加要求の情報を生成する。システム参加要求部24は、生成したシステム参加要求を、無線通信部21を介して親機装置1へユニキャストにより送信する(ステップS204)。以降のステップS205〜ステップS211の処理は、それぞれ、第1の実施形態におけるステップS104〜ステップS110と同様である。
この処理によれば、第1の実施形態の処理の中に、子機装置2においてキーが押下されたことを検出するだけのソフトウェアの簡易な機能処理を追加したものである。また、システムIDを親機装置1から受信した子機装置2のうち、システムIDの登録処理を行っていることを知っているユーザのみが、子機装置2を操作して、所定のキーを押下する可能性が高いので、簡易な構成の追加だけで、1つのあるシステムに属するべき1つまたは複数の無線通信装置に対して、適切な共通するシステムIDを登録できる機能を備えるシステムIDの設定システムを提供することが可能となる。そして、子機装置2の別システムのシステムID誤付与の可能性を低減することができる。
図8は第3の実施形態による設定システムの処理フローを示す図である。
次に第3の実施形態による設定システムの処理フローについて説明する。
第1の実施形態同様に、まず、子機装置2に電源が投入されると、システムID設定開始検出部22が電源投入に基づくシステムIDの設定開始を検出し、システムID受信部23、システム参加要求部24、システムID登録部25にシステムIDの設定処理の開始を命令する。これにより子機装置2ではシステムIDの受信待機の状態に移行する。
そして、親機装置1において、何らかのシステムID送信の開始の情報が入力されると、設定モード検出部12がシステムID設定モードであることを検出し、システムID送信部13、子機リスト生成部14、登録要求対象特定部15に対してシステムIDの設定処理を開始した旨を示す信号を送信する。これにより親機装置1ではシステムIDの設定モードの状態に移行する。
システムID設定モードの状態になると、親機装置1のシステムID送信部13は、メモリ等からシステムID読み取って、無線通信部11を介して、システムIDを送信する(ステップS301)。このシステムIDの送信は例えば、ブロードキャストにより行われる。そして、子機装置2においてシステムID受信部23が無線通信部21を介してシステムIDを受信する(ステップS302)。ここで、システムID受信部23は、システムIDと検出した受信強度とをシステム参加要求部24に送信する。この処理までは、第1実施形態の処理と同様である。
次に子機装置2のシステム参加要求部24は、子機装置2が具備する表示部などに子機装置2に備えられているいずれかのキーを押下するようユーザに指示する表示を出力する。そして、ユーザによってキーを押下されたことを検出すると(ステップS303)、システム参加要求部24は、予めメモリに記録されているキーの種別と、押下されたキーの種別とを比較判定する(ステップS304)。なお予めメモリに記録されているキーの種別は、例えばユーザが事前に子機装置2に対して設定登録したキーの種別である。又は子機装置2の工場出荷時に設定登録されたキーの種別であってもよい。すなわち、システムIDの登録処理を行っていることを知っている当該システムのユーザのみが知り得るキーの種別であってもよい。
システム参加要求部24は、システムIDを一時的にメモリに記録するとともに、メモリの属性情報記憶領域から子機装置2の属性情報を読み取り、受信強度と属性情報(MACアドレス等)と、キー種別の比較結果である種別一致、または種別不一致の情報と、を格納したシステム参加要求の情報を生成する。そして、システム参加要求部24は、生成したシステム参加要求を、無線通信部21を介して親機装置1へユニキャストにより送信する(ステップS305)。
次に、親機装置1は、子機リスト生成部14が無線通信部11を介してシステム参加要求を受信する。そして、子機リスト生成部14は、システム参加要求において、押下されたキーの種別一致を示す情報のみを抽出し(ステップS305)、当該抽出した各システム参加要求から、受信強度と子機装置2の属性情報を読み取り、各属性情報を、受信強度の強い順に並べた子機リストを生成する(ステップS306)。以降のステップS307〜ステップS312の処理は、それぞれ、第1の実施形態におけるステップS105〜ステップS110と同様である。以降の処理は第1の実施形態と同様である。
この処理によれば、第1の実施形態の処理の中に、子機装置2において所定のキーが押下されたことを検出するソフトウェアと、親機装置1においてシステム参加要求にキー種別一致の情報が含まれているかを判定するだけの簡易な機能処理を追加したものである。また、システムIDを親機装置1から受信した子機装置2のうち、システムIDの登録処理を行っていることを知っている当該システムを利用したユーザのみが、子機装置2を操作して、当該ユーザのみが知り得る所定のキーを押下する可能性が高いので、簡易な構成の追加だけで、1つのあるシステムに属するべき1つまたは複数の無線通信装置に対して、適切な共通するシステムIDを登録できる機能を備えるシステムIDの設定システムを提供することが可能となる。そして、子機装置2の別システムのシステムID誤付与の可能性を、より一層低減することができる。
図9は第4の実施形態による設定システムの処理フローを示す図である。
次に第4の実施形態による設定システムの処理フローについて説明する。
第1の実施形態同様に、まず、子機装置2に電源が投入されると、システムID設定開始検出部22が電源投入に基づくシステムIDの設定開始を検出し、システムID受信部23、システム参加要求部24、システムID登録部25にシステムIDの設定処理の開始を命令する。これにより子機装置2ではシステムIDの受信待機の状態に移行する。
そして、親機装置1において、何らかのシステムID送信の開始の情報が入力されると、設定モード検出部12がシステムID設定モードであることを検出し、システムID送信部13、子機リスト生成部14、登録要求対象特定部15に対してシステムIDの設定処理を開始した旨を示す信号を送信する。これにより親機装置1ではシステムIDの設定モードの状態に移行する。この処理までは、第1実施形態の処理と同様である。
次に、システムID設定モードの状態になると、親機装置1のシステムID送信部13は、メモリ等からシステムID読み取る。またメモリ等に予め記録されたキー種別を読み取る。そして、これらシステムIDとキー種別を、無線通信部11を介して送信する(ステップS401)。なお親機装置1のメモリに予め記録されているキー種別は、例えばユーザが事前に親機装置1に対して設定登録したキー種別であって、ユーザがシステムIDを登録する子機装置2で押下することを予定しているキー種別の情報である。このシステムIDの送信は例えば、ブロードキャストにより行われる。そして、子機装置2においてシステムID受信部23が無線通信部21を介してシステムIDを受信する(ステップS402)。ここで、システムID受信部23は、システムIDと検出した受信強度とをシステム参加要求部24に送信する。
次に子機装置2のシステム参加要求部24は、子機装置2が具備する表示部などに子機装置2に備えられているいずれかのキーを押下するようユーザに指示する表示を出力する。そして、ユーザによってキーを押下されたことを検出すると(ステップS403)、システム参加要求部24は、システムIDと共に親機装置1から受信したキー種別と、押下されたキー種別とを比較判定する(ステップS404)。システム参加要求部24は、システムIDと共に親機装置1から受信したキー種別と、押下されたキー種別とが一致する場合には、メモリの属性情報記憶領域から子機装置2の属性情報を読み取り、システムIDと受信強度と属性情報とを格納したシステム参加要求の情報を生成する。そして、親機装置1から受信したキー種別と、押下されたキー種別とが一致すると判定した子機装置2のシステム参加要求部24は、生成したシステム参加要求を、無線通信部21を介して親機装置1へユニキャストにより送信する(ステップS405)。以降のステップS406〜ステップS412の処理は、それぞれ、第1の実施形態におけるステップS104〜ステップS110と同様である。以降の処理は第1の実施形態と同様である。
この処理によれば、第1の実施形態の処理の中に、親機装置1がシステムIDとともにキー種別を送信する処理と、子機装置2において所定のキーが押下されたことを検出する処理と、親機装置1においてシステム参加要求にキー種別一致の情報が含まれているかを判定する処理と、の各ソフトウェアの機能を追加しただけの簡易なものである。また、システムIDを親機装置1から受信した子機装置2のうち、システムIDの登録処理を行っていることを知っている当該システムを利用したユーザのみが、子機装置2を操作して、当該ユーザのみが知り得る所定のキーを押下する可能性が高いので、簡易な構成の追加だけで、1つのあるシステムに属するべき1つまたは複数の無線通信装置に対して、適切な共通するシステムIDを登録できる機能を備えるシステムIDの設定システムを提供することが可能となる。そして、子機装置2の別システムのシステムID誤付与の可能性を、より一層低減することができる。
上述の各実施形態の例では、親機装置1が電源投入後に、まずシステムIDを送信しているが、この時にはシステムIDを含まない信号を送信しておき、登録要求を子機装置2に送信する際に、その登録要求にシステムIDを格納して送信し、そのシステムIDを子機装置2が自装置に登録するようにしてもよい。
システムIDは、そのシステムでのみ通用するシステム固有のIDであるため、セキュリティ等を考慮すると、システム外の装置に認識されてしまうことを避けるべき情報である。よって、ブロードキャストでのシステムIDの送信に替えて、特定の装置に情報等を送信する際にシステムIDを含ませることで、例えば、近隣に同様のシステムを有する他店舗があった場合に、自店舗のシステムIDを他店舗の装置が入手する可能性を低減することができる。
なお、上述の各装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1・・・親機装置
2・・・子機装置
11、21・・・無線通信部
12・・・設定モード検出部
13・・・システムID送信部
14・・・子機リスト生成部
15・・・登録要求対象特定部
22・・・システムID設定開始検出部
23・・・システムID受信部
24・・・システム参加要求部
25・・・システムID登録部
26・・・登録完了通知部

Claims (9)

  1. 親機装置と子機装置とを備えたシステムIDの設定システムであって、
    前記子機装置が、
    前記親機装置から無線送信されたシステムIDを受信するシステムID受信部と、
    前記システムIDの受信時の受信信号強度と自装置の属性情報とを格納したシステム参加要求を前記親機装置へ送信するシステム参加要求部と、
    前記親機装置から前記システムIDの登録要求を受信した場合に当該システムIDをシステムID記憶部に登録するシステムID登録部と、を備え、
    前記親機装置が、
    前記システムIDを送信するシステムID送信部と、
    1つまたは複数の前記子機装置より受信したシステム参加要求に基づいて、前記受信信号強度の強い順に、前記システムIDの登録要求対象の子機装置を特定する登録要求対象特定部と、
    前記特定した子機装置に対して前記登録要求を送信する登録要求送信部と、
    を備えることを特徴とする設定システム。
  2. 前記子機装置の前記システム参加要求部は、自装置に設けられた入力部の入力信号を検出した場合に、前記システム参加要求を前記親機装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の設定システム。
  3. 前記子機装置の前記システム参加要求部は、前記入力信号が示す入力キー種別を格納した前記システム参加要求を前記親機装置へ送信し、
    前記親機装置の登録要求対象特定部は、前記システム参加要求に格納される入力キー種別が予め定められた入力キー種別である場合に、当該システム参加要求を送信した子機装置の中から、前記システムIDの登録要求対象の子機装置を特定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の設定システム。
  4. 前記親機装置の前記システムID送信部は、システムIDとともに入力キー種別を前記子機装置へ送信し、
    前記子機装置の前記システム参加要求部は、自装置に設けられた入力部の入力信号を検出した場合であって、当該入力信号が前記入力キー種別を示す信号である場合に、前記システム参加要求を前記親機装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の設定システム。
  5. 前記子機装置は自装置の電源投入後、前記システムIDの設定処理の開始を検出するシステムID設定開始検出部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の設定システム。
  6. 前記子機装置は、前記システムIDの前記システムID記憶部への登録後、前記親機装置へ登録完了通知を送信する登録完了通知送信部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の設定システム。
  7. 前記親機装置の前記システムID送信部は、前記前記システムIDの登録要求対象の子機装置のうち、前記登録完了通知の無い子機装置に対して、前記登録要求を再送信する
    ことを特徴とする請求項6に記載の設定システム。
  8. 前記親機装置は、前記システム参加要求に基づいて、前記受信信号強度の順に前記子機装置の属性情報を表示した子機リストを出力する子機リスト生成部と、を備え、
    前記親機装置の前記登録要求対象特定部は、前記子機リストにおいて選択された前記属性情報の子機装置を、前記システムIDの登録要求対象の子機装置と特定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の設定システム。
  9. 親機装置と子機装置とを備えたシステムIDの設定システムにおける設定方法であって、
    前記親機装置のシステムID送信部が、前記システムIDを送信し、
    前記子機装置のシステムID受信部が、前記親機装置から無線送信されたシステムIDを受信し、
    前記子機装置のシステム参加要求部が、前記システムIDの受信時の受信信号強度と自装置の属性情報とを格納したシステム参加要求を前記親機装置へ送信し、
    前記親機装置の登録要求対象特定部が、1つまたは複数の前記子機装置より受信したシステム参加要求に基づいて、前記受信信号強度の強い順に、前記システムIDの登録要求対象の子機装置を特定し、
    前記親機装置の登録要求送信部が、前記特定した子機装置に対して前記登録要求を送信し、
    前記子機装置のシステムID登録部が、前記親機装置から前記システムIDの登録要求を受信した場合に当該システムIDをシステムID記憶部に登録する
    ことを特徴とする設定方法。
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