JP2011087177A - ケーブルモデム終端装置およびcatvネットワークシステム、ならびに同システムにおけるスケジューリングの自動設定方法、スケジューリング自動設定プログラム - Google Patents

ケーブルモデム終端装置およびcatvネットワークシステム、ならびに同システムにおけるスケジューリングの自動設定方法、スケジューリング自動設定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 CATV事業者が新たな伝送路を構築した場合の投資コストや運用コストを低減すると共に、その場合のコンフィグレーション設定における設定誤りによるリスクと作業コストの低減をはかる。
【解決手段】 それぞれが複数のケーブルモデム(CM21、31、41、51)を収容する第1の伝送路(HFC伝送路6)および第2の伝送路(FTTH伝送路7)を接続可とする、複数の物理インタフェース(IF1、)IF2を備えたケーブルモデム終端装置(CMTS11)であって、物理インタフェース毎、複数のケーブルモデムに対して異なる周波数でテスト信号を同報送信し、応答を監視して収容している伝送路が第1の伝送路か第2の伝送路かを判定し、この判定結果に基づき対応するスケジューリングを実行する制御部110を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CM(Cable Modem)やEMTA(Embedded
Multimedia Terminal Adapter)を収容する、ケーブルモデム終端装置およびCATVネットワークシステム、ならびに同システムにおけるスケジューリングの自動設定方法、スケジューリング自動設定プログラムに関し、特に、CATVネットワークとして、HFC伝送路と、FTTH伝送路の両方が収容可能なDOCSIS方式を採用した、ケーブルモデム終端装置およびCATVネットワークシステム、ならびに同システムにおけるスケジューリングの自動設定方法、スケジューリング自動設定プログラムに関する。
CATV(Community Antenna Television)ネットワークは、CATV伝送路としてHFC(Hybrid
Fiber-Coaxial)伝送路を前提として構築され、局舎側に設置されるケーブルモデム終端装置(CMTS:Cable Modem Termination
System)が加入者宅に設置されたケーブルモデム(CM:Cable Modem)を制御することによって双方向の通信サービスを実現するDOCSIS(Data-0over-Camle
Service Interface Specification)によるものが般的である。最近では、複数の信号キャリアを束ねたボンディング伝送で100Mbps超の通信速度を実現するDOCSIS3.0方式のシステムも既に商用化されている。
一方、高速/広帯域を背景として、日本国内においても光ファイバを使用したFTTH(Fiber To The Home)で伝送路、あるいはPDS(Passive Double Star)伝送路によるCATVネットワークが広まりつつある。FTTH、あるいはPDS伝送路上で双方向通信サービスを構築するためには、光ファイバ網の途中に光スプリッタと呼ばれる分岐装置を挿入し、1本のファイバを加入者宅に引き込むPON(Passive
Optical Network Unit)を用い、光信号によるオンオフ情報を時分割伝送する。
PONは1Gbps相当の通信サービスを容易に実現でき、IEEE(Institute Electrical and Electronics Engineers)で標準化が図れているが、DOCSIS方式のCMTSに比較して、主にQoS(Quality
of Service)制御の面で機能拡張性に欠けるとともに、OLT(Optical Line Terminal)−ONU(Optical Network
Unit)間のインターオペラビリティも完全には保証されていない。また、これまでHFC伝送路とCMTSで通信サービスを提供してきたCATVが新たにFTTH伝送路を構築した場合、PONシステムを新たに導入すると、運用管理システムがまったく別個となり運用管理コストの増大につながるという問題があった。
一方、CATVネットワークにおいて、これまで使用されていた双方向のCATV端末を、PDS伝送路等を使用した光CATVシステムに対応させるための技術が多数特許出願されており、例えば、特許文献1には、上述した光CATVシステムにおいて、これまで使用されていた同軸ケーブルによる双方向CATV端末を流用するため、各CATV端末からどのようなタイミングで上り信号が送出されても衝突することなくケーブルモデム終端装置に到着させる技術が開示されている。
特開平11−340924号公報
上述した背景から、DOCSIS方式の光信号を電気信号に変換し(O/E)、電気信号から光信号に変換(E/O)したうえPDS伝送路上で光伝送するRFoG(RF over Glass Optical Node Unit)システムが注目を集めている。
RFoGは、加入者宅内にマイクロノードと呼ばれるO/E変換器、E/O変換器を設置し、MAC(Media Access Control)レイヤ通信プロトコルはDOCSISをそのまま使うもので、DOCSIS方式のCMTSやCMをそのまま流用できるという利点がある。但し、異なるCMからの異周波数による上り同時伝送が、HFC上の電気信号では可能であったものが、RFoGシステムでは同一の光波長の光信号として伝送されることから不可能であり、このため、CMTSに同時送信を行わせないような伝送制御機能の搭載が必要となる。具体的に、CMTSには伝送路種別(HFCかRFoGか)を認識し、それに応じてCMに対して異なる上り帯域割り当てアルゴリズムにしたがうスケジューリングを実行する必要がある。
このため、CMTSは、各種コンフィグレーション設定にあたり、プロビジョンシステムにしたがって作業者が静的にCLI(Command Line Interface)等を用いて設定する必要があった。この場合、伝送路システムの変更や拡張、統合に伴い、再コンフィグレーション設定のための手間が必要になり、作業者の負担になるとともに、設定ミスがあった場合には通信サービスに支障を与えるという課題があった。
(発明の目的)
本発明の目的は、CATV事業者が新たな伝送路を構築した場合の投資コストや運用コストを低減すると共に、その場合のコンフィグレーション設定における設定誤りによるリスクと作業コストの低減をはかった、ケーブルモデム終端装置およびCATVネットワークシステム、ならびに同システムにおけるスケジューリングの自動設定方法、スケジューリング自動設定プログラムを提供することにある。
本発明の第1のケーブルモデム終端装置は、それぞれが複数のケーブルモデムを収容する第1の伝送路および第2の伝送路を接続可とする、複数の物理インタフェースを備えたケーブルモデム終端装置であって、物理インタフェース毎、複数のケーブルモデムに対して異なる周波数でテスト信号を同報送信し、応答を監視して収容している伝送路が第1の伝送路か第2の伝送路かを判定し、この判定結果に基づき対応するスケジューリングを実行する制御部、を含む。
本発明の第1のCATVネットワークシステムは、ケーブルモデム終端装置が複数のケーブルモデムを制御して双方向通信サービスを行うCATVネットワークシステムであって、ケーブルモデム終端装置は、それぞれが複数のケーブルモデムを収容する第1の伝送路および第2の伝送路を接続可とする複数の物理インタフェースと、物理インタフェース毎、複数のケーブルモデムに対して異なる周波数でテスト信号を同報送信し、応答を監視して、収容している伝送路が第1の伝送路か第2の伝送路かを判定し、この判定結果に基づき、対応するスケジューリングを実行する制御部と、を含む。
本発明の第1のCATVネットワークシステムにおけるスケジューリングの自動設定方法は、ケーブルモデム終端装置が複数のケーブルモデムを制御して双方向通信サービスを実行するCATVネットワークシステムにおけるスケジューリングの自動設定方法であって、それぞれが複数のケーブルモデムを収容する第1の伝送路および第2の伝送路を接続可とする複数の物理インタフェース毎、複数のケーブルモデムに対して異なる周波数でテスト信号を同報送信する第1のステップと、テスト信号の送信に対する応答を監視して、収容している伝送路が第1の伝送路か第2の伝送路かを判定し、この判定結果に基づき、対応するスケジューリングを実行する第2のステップと、を有する。
本発明の第1のスケジューリング自動設定プログラムは、コンピュータ上で実行され、それぞれが複数のケーブルモデムを収容する第1の伝送路および第2の伝送路を接続可とする、複数の物理インタフェースを備えたケーブルモデム終端装置のスケジューリング自動設定プログラムであって、コンピュータに、物理インタフェース毎、複数のケーブルモデムに対し、異なる周波数でテスト信号を同報送信する送信処理と、送信に対する応答を監視して、収容している伝送路が第1の伝送路か第2の伝送路かを判定し、この判定結果に基づき、対応するスケジューリングを行う制御処理と、を実行させる。
本発明によれば、CATV放送事業者が新たな伝送路を構築した場合の投資コストや運用コストを低減すると共に、その場合のコンフィグレーション設定における設定誤りによるリスクと作業コストの低減をはかった、ケーブルモデム終端装置およびCATVネットワークシステム、ならびに同システムにおけるスケジューリングの自動設定方法、スケジューリング自動設定プログラムを提供することができる。
その理由は、伝送路の区別無く両方とも同じケーブルモデム終端装置に収容可能であり、かつ同じ手順で運用管理が可能であるためである。また、収容される伝送路の種別を判別する機能をケーブルモデム終端装置に持たせることにより作業者がCLI等を使用してコンフィグレーションの設定を行う手間を省略できるからである。
本発明の実施の形態によるCATVネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による端末制御装置の制御部が実行するプログラムの構造を機能展開して示したブロック図である。 本発明の実施の形態によるCATVネットワークシステムの動作を説明するためにHFCの上り帯域使用状況を時間軸上に示した図である。 本発明の実施の形態によるCATVネットワークシステムの動作を説明するためにRFoGの上り帯域使用状況を時間軸上に示した図である。 本発明の実施の形態によるケーブルモデム終端装置の動作を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態の構成)
図1は、本実施の形態によるCATVネットワークシステム10の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、本実施の形態によるCATVネットワークシステム10は、CATV放送事業者側(ケーブルテレビ局)に設置されたケーブルモデム終端装置(CMTS11)を含む局舎内装置1と、加入者宅に設置されたケーブルモデム(CM21、31、41、51)を含むCATV端末2〜5とからなり、両者は、HFC伝送路6またはFTTH伝送路7を仲介した双方向通信を可能にしている。
局舎内装置1は、CMTS11と、ルータ12と、プロビシステム13と、混合器14、15と、HFC用E/O変換器16と、HFC用O/E変換器17と、RFoG用E/O変換器18と、RFoG用O/E変換器19と、WDM(Wavelength Division Multiplexing)フィルタ20とを含む。
CMTS11は、2つの物理インタフェース(IF1−DSポートとIF1−USポート、以降、単にIF1という)と、(IF2−DSポートとIF2−USポート、以降、単にIF2という)を有し、IF1は、第1の伝送路であるHFC伝送路6(後述するHFCシステム8)を、IF2は第2の伝送路であるFTTH伝送路7(後述するRFoGシステム9)を、それぞれ収容している。
物理インタフェースIF1の系統では、局舎内装置1のHFC用E/O16、HFC用O/E変換器17を経由してHFC伝送路6の光ノード装置61に光ファイバで接続され、光ノード装置61以降は同軸伝送路であり、タップオフ63、64で信号分岐され、各加入者宅に引き込まれる。例えばCATV端末2では、更に宅内で信号分岐してCM21やセットトップボックス(STB22)に接続され、TV受像機23に接続される構成になっている。CATV端末3も同様、更に宅内で信号分岐してCM31やセットトップボックス(STB32)に接続され、TV受像機33に接続される構成になっている。
物理インタフェースIF2の系統では、局舎内装置1のRFoG用E/O変換器18、RFoG用O/E変換器19、WDMフィルタ20を経由してFTTH伝送路7に接続され、このFTTH伝送路7上では、上り・下りの信号は1芯波長多重伝送される。例えば、IF2−DS(Down Stream)ポートから送信される電気信号は、RFoG用E/O変換器18で光信号に変換され、WDMフィルタ20を経由してFTTH伝送路7に送信される。
FTTH伝送路7経由で接続されるCATV端末4、5において、信号はスプリッタ71でパッシブかつスター状に分岐される。例えば、CATV端末4が設置された宅内ではマイクロノード72が置かれ、下り信号はO/E変換のうえCM41やSTB42に信号分配されるとともにTV受像機43に接続される。そして、CM41からの上り信号はE/O変換されFTTH伝送路7上に送信され、この上り光信号は、局舎内装置1のWDMフィルタ20で波長分離され、RFoG用O/E変換器19で電気信号に変換されてCMTS11のIF2−US(Up Stream)ポートに届く。
CATV端末5が設置された宅内も同様、マイクロノード73が置かれ、下り信号はO/E変換のうえCM51やSTB52に信号分配されるとともにTV受像機53に接続される。そして、CM51からの上り信号はE/O変換されFTTH伝送路7上に送信され、上り光信号は、局舎内装置1のWDMフィルタ20で波長分離され、RFoG用O/E変換器19で電気信号に変換されてCMTS11のIF2−US(Up Stream)ポートに届く。
上述したように、CMTS11が有する物理インタフェースであるIF1とIF2の上り・下り信号は、DOCSIS3.0によるマルチキャリアで構成されていることを前提としている。なお、局舎内装置1において、CMTS11は、ルータ12経由でインターネット網100に接続されている。また、プロビシステム13は、CMTS11の起動やコンフィグレーション設定のために使用されるサーバである。
なお、以降の説明では便宜上、HFC伝送路6を含む、HFC用E/O変換器16、HFC用O/E変換器17、光ノード装置61、タップオフ63、64を纏めてHFCシステム8と呼び、FTTH伝送路7を含む、RFoG用E/O変換器18、RFoG用O/E変換器19、WDMフィルタ20、スプリッタ71、マイクロノード72、73を纏めてRFoGシステム9という。
図2は、局舎内装置1に設置されるCMTS11の制御中枢となる制御部110の内部構成を機能展開して示したブロック図である。以下、図2を参照しながら制御部110が実行するプログラムの構造について簡単に説明する。
図2において、制御部110は、主制御部111と、インタフェース制御部112と、スケジューリング処理部113と、ルーティング処理部114と、CM認証処理部115と、ルーティングテーブル116と、を含む。
インタフェース制御部112は、主制御部110による制御の下、物理インタフェースIF1のDSポート、USポート、物理インタフェースIF2のDSポート、USポートの各入出力制御を司る。スケジューリング処理部113は、物理インタフェースIF1、IF2毎、ケーブルモデムCM21、31、41、51に対し異なる周波数でテスト信号を同報送信して応答を監視し、収容している伝送路が例えばFHC伝送路6かFTTH伝送路7かを判定し、HFC伝送路(HFCシステム8)であると判定された場合、帯域割り当てアルゴリズムに基づくスケジュールに変更し、FTTH伝送路7(RFoGシステム9)であると判定された場合、デフォルトで設定された帯域割り当てアルゴリズムに基づく時分割スケジューリングを実行する機能を有する。
ルーティング処理部114は、ルーティングテーブル116に設定された内容にしたがい、上り・下り方向のIP(Internet Protocol)パケットの経路制御を行なう。CM認証処理部115は、IF1、IF2に接続されるCM21、31、41、51の認証処理を行う。なお、主制御部111は、制御部110が、物理インタフェースIF1、IF2毎、複数のケーブルモデムCM21、31、41、51に対して異なる周波数でテスト信号を同報送信して応答を監視し、収容している伝送路種別を判定して対応するスケジューリングを実行する機能を実現するために、上述したインタフェース制御部112、スケジューリング処理部113、ルーティング処理部114、CM認証処理部115のシーケンス制御を司る。
(第1の実施の形態の動作)
次に、本実施の形態によるCATVネットワークシステム10、およびケーブルモデム終端装置(CMTS11)の動作について、図3〜図5を参照しながら詳細に説明する。
図3、図4は、本実施の形態によるCATVネットワークシステム10における上り帯域の使用状況を示している。図3はHFC伝送路6の場合の上り帯域使用状況を、図4はFTTH伝送路7の上り帯域の使用状況を、それぞれ時間軸上に示している。
図3を参照すると、HFCシステム8の場合、1台のCMが同時に複数の周波数キャリアでデータを伝送する上りチャンネルボンディング伝送が可能であるとともに、別のCMが個別の周波数キャリアを使って同時伝送することが可能である。これに対し、RFoGシステム9の場合、1台のCMが同時に複数の周波数キャリアを使用する上りチャンネルボンディング伝送は可能であるが、別のCMが個別の周波数キャリアを用いて同時伝送することはできない。このため、図3、図4は、後述するスケジューリングの方法も合わせ示していることになる。
DOCSIS方式では、上りの帯域割り当ては、ケーブルモデムCM21、31、41、51からのリクエストに基づいてケーブルモデム終端装置CMTS11がスケジューリングすることで実現している。つまり、CMTS11は、制御に先立ち各物理インターフェース(IF1、IF2)に接続されている伝送路が、HFCシステム8か、RFoGシステム9かを事前に認識しておく必要がある。
このため、本実施の形態によるCATVネットワークシステム10では、ケーブルモデム終端装置CMTS1が、物理インタフェースINT1、INT2毎、複数のケーブルモデムCM21、31、41、51に対して異なる周波数でテスト信号を同報送信し、応答を監視して収容している伝送路がHFC伝送路6かFTTH伝送路7かを事前に認識することとした。したがって、ケーブルモデム終端装置CMTS11は、図5にフローチャートで示す伝送路種別を学習するアルゴリズムに従いスケジューリングを行う。
図5を参照すると、ケーブルモデム終端装置CMTS11の制御部110は、CMTS11が有する物理インタフェースIF1、IF2がそれぞれ収容する伝送路の種別を、デフォルトではFTTH伝送路7とみなす(ステップS501)。このため、CMTS11は、RFoG用の時分割スケジューリングアルゴリズムにしたがうスケジューリングを実行する。つまり、制御部110は、主制御部111経由でスケジューリング処理部113を起動し、スケジューリング処理部113は、初期状態では、図4にしたがい複数の異なるCMが別周波数で上りデータを同時に送信することがないようなスケジューリングを実行する。
次に、認証すべきケーブルモデムCMの台数(起動中のCM)が2以上になった物理インタフェース(ここでは、IF1、IF2のそれぞれ)について(ステップS502“Yes”)、主制御部111は、インタフェース制御部112を介し、異なるCMに対して別周波数で上り信号を同時に送信するよう指示する(ステップS503)。ここで、具体的な指示方法としては、各CM21、31、41、51に一定期間テスト信号を送信させるよう単発的に指示メッセージを送る方法が考えられる。また、スケジューリング処理部113による通常のスケジューリング処理の一部として、レンジングリクエスト信号を別周波数で同時に送信させるようスケジューリングし、MAP(Upstream Bandwidth Allocation MAP)メッセージで指示する方法も考えられる。
ケーブルモデム終端装置CMTS11(の制御部110)は、各ケーブルモデムCM21、31、41、51からテスト信号送信に基づく応答信号を正常に受信すると(ステップS504“Yes”)、伝送路がHFCシステム8の場合、CM21、31のいずれかが送信した上り信号は異なる周波数で同時にCMTS11のIF1−USに届き、CMTS11はこれらを正常に受信可能である。この場合、ケーブルモデム終端装置CMTS11は、物理インタフェースIF1にはHFCシステム8が接続されているとみなし、以降は、図3に示すスケジューリング方式に変更する(ステップS505)。
一方、伝送路がRFoGシステム9の場合、ケーブルモデムCM41、51自身は異なる周波数で上り信号を送信するが、FTTH伝送路7上で衝突が発生するため、ケーブルモデム終端装置CMTS11は、物理インタフェースIF2−USポートに届いた信号を正常に復調できない。したがって、ケーブルモデム終端装置CMTS11(制御部110)は、物理インタフェースIF−2にはRFoGシステム9が接続されているとみなし、この場合、スケジューリング方式を変更せず、スケジューリング処理部113により時分割スケジューリングアルゴリズムに基づくスケジューリングを実行する(ステップS506)。
なお、図5に示すフローチャートでは、本発明と直接関係するスケジューリング処理部113によるスケジューリング処理にのみ着目して説明したが、他に、ルーティング処理部114によるルーティング処理、CM認証処理部115によるCM認証処理がCMTS11の基本機能として同時並行して実行されるものであり、この処理についは本発明と直接関係しないため、説明を省略した。
なお、上述した本実施の形態によれば、2台のCM(21、31、または41、51)を用い、一度のみの試行で伝送路種別を判定する方法を採用したが、2台のCMのみならず、異なる組み合わせによるCMを用いて複数回試行し、判定の確度を向上させることも可能である。
(第1の実施の形態による効果)
本実施の形態によるCATVネットワークシステム10では、HFCやRFoGシステムの区別なく両方とも同時に同じケーブルモデム終端装置CMTS11に収容可能であり、かつ同じ手順で運用管理できるため、ケーブルテレビ局の投資コストや運用コストを低減できる効果がある。また、伝送路種別を自動判定する機能をケーブルモデム終端装置CMTS11に持たせることによって、作業者がコマンド等で静的に設定する方式に比べ設定誤りを犯すリスクと作業コストを低減する効果が得られる。
現状、SCTE(Society of Cable Telecommunications Engineers)等、北米のCATV標準化団体において、RFoGシステムを標準規格化する業界動向があり、今後北米を中心にRFoGの導入が進む可能性が高い。上述したDOCSISをベースとするRFoGシステムにおいて、ケーブルモデム終端装置CMTSは、図4に示すスケジューリング方式を採用することが必須であるが、その具体的実現方法がベンダに依存している現状にあって、本発明は差別化のために得られる効果が大きい。
なお、図3の制御部110が有する機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。例えば、制御部110が、物理インタフェース毎、複数のケーブルモデムに対して異なる周波数でテスト信号を同報送信し、応答を監視して収容している伝送路が第1の伝送路か第2の伝送路かを判定し、この判定結果に基づき対応するスケジューリングを実行するデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
以上好ましい実施の形態と実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上述実施の形態及び実施例に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
1:局舎内装置
2、3、4、5:CATV端末
6:HFC伝送路
7:FTTH(PDS)伝送路
8:HFCシステム
9:RFoGシステム
10:CATVネットワークシステム
11:ケーブルモデム終端装置(CMTS)
21、31、41、51:ケーブルモデム(CM)

Claims (13)

  1. それぞれが複数のケーブルモデムを収容する第1の伝送路および第2の伝送路を接続可とする、複数の物理インタフェースを備えたケーブルモデム終端装置であって、
    前記物理インタフェース毎、前記複数のケーブルモデムに対して異なる周波数でテスト信号を同報送信し、応答を監視して前記収容している伝送路が第1の伝送路か第2の伝送路かを判定し、この判定結果に基づき対応するスケジューリングを実行する制御部、
    を備えたことを特徴とするケーブルモデム終端装置。
  2. 前記制御部は、
    認証すべきケーブルモデムが複数になった前記物理インタフェースについて、前記それぞれのケーブルモデムに対し、所定期間異なる周波数で前記テスト信号を送信させるように単発的に指示メッセージを送信して前記応答を監視することを特徴とする請求項1記載のケーブルモデム終端装置。
  3. 前記制御部は、
    認証すべきケーブルモデムが複数になった前記物理インタフェースについて、レンジングリクエスト信号を所定の周波数で同報送信させるようにスケジューリングし、前記各ケーブルモデムから応答メッセージを受信後、MAPメッセージを送信して前記応答を監視することを特徴とする請求項1記載のケーブルモデム終端装置。
  4. 前記制御部は、
    前記収容している伝送路が前記第1の伝送路であると判定された場合、第1の上り帯域割り当てアルゴリズムに基づくスケジュールに変更し、第2の伝送路であると判定された場合、デフォルトで設定された第2の上り帯域割り当てアルゴリズムに基づくスケジューリングを実行することを特徴とする請求項1記載のケーブルモデム終端装置。
  5. ケーブルモデム終端装置が複数のケーブルモデムを制御して双方向通信サービスを行うCATVネットワークシステムであって、
    前記ケーブルモデム終端装置は、
    それぞれが複数のケーブルモデムを収容する第1の伝送路および第2の伝送路を接続可とする複数の物理インタフェースと、前記物理インタフェース毎、前記複数のケーブルモデムに対して異なる周波数でテスト信号を同報送信し、応答を監視して、前記収容している伝送路が第1の伝送路か第2の伝送路かを判定し、この判定結果に基づき、対応するスケジューリングを実行する制御部と、を備えることを特徴とするCATVネットワークシステム。
  6. ケーブルモデム終端装置が複数のケーブルモデムを制御して双方向通信サービスを実行するCATVネットワークシステムにおけるスケジューリングの自動設定方法であって、
    それぞれが複数のケーブルモデムを収容する第1の伝送路および第2の伝送路を接続可とする複数の物理インタフェース毎、前記複数のケーブルモデムに対して異なる周波数でテスト信号を同報送信する第1のステップと、
    前記テスト信号の送信に対する応答を監視して、前記収容している伝送路が第1の伝送路か第2の伝送路かを判定し、この判定結果に基づき、対応するスケジューリングを実行する第2のステップと、
    を有することを特徴とするCATVネットワークシステムにおけるスケジューリングの自動設定方法。
  7. 前記第1のステップは、
    認証すべきケーブルモデムが複数になった前記物理インタフェースについて、前記それぞれのケーブルモデムに対し、所定期間異なる周波数で前記テスト信号を送信させるように単発的に指示メッセージを送信することを特徴とする請求項6記載のCATVネットワークシステムにおけるスケジューリングの自動設定方法。
  8. 前記第1のステップは、
    認証すべきケーブルモデムが複数になった前記物理インタフェースについて、レンジングリクエスト信号を所定の周波数で同報送信させるようにスケジューリングし、前記各ケーブルモデムから応答メッセージを受信後、MAPメッセージを送信することを特徴とする請求項6記載のCATVネットワークシステムにおけるスケジューリングの自動設定方法。
  9. 前記第2のステップは、
    前記収容している伝送路が前記第1の伝送路であると判定された場合、第1の上り帯域割り当てアルゴリズムに基づくスケジュールに変更し、第2の伝送路であると判定された場合、デフォルトで設定された第2の上り帯域割り当てアルゴリズムに基づくスケジューリングを実行することを特徴とする請求項6記載のCATVネットワークシステムにおけるスケジューリングの自動設定方法。
  10. コンピュータ上で実行され、それぞれが複数のケーブルモデムを収容する第1の伝送路および第2の伝送路を接続可とする、複数の物理インタフェースを備えたケーブルモデム終端装置のスケジューリング自動設定プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記物理インタフェース毎、前記複数のケーブルモデムに対し、異なる周波数でテスト信号を同報送信する送信処理と、
    前記送信に対する応答を監視して、前記収容している伝送路が第1の伝送路か第2の伝送路かを判定し、この判定結果に基づき、対応するスケジューリングを行う制御処理と、
    を実行させることを特徴とするスケジューリング自動設定プログラム。
  11. 前記送信処理は、
    認証すべきケーブルモデムが複数になった前記物理インタフェースについて、前記それぞれのケーブルモデムに対し、所定期間異なる周波数で前記テスト信号を送信させるように単発的に指示メッセージを送信することを特徴とする請求項10記載のスケジューリング自動設定プログラム。
  12. 前記送信処理は、
    認証すべきケーブルモデムが複数になった前記物理インタフェースについて、レンジングリクエスト信号を所定の周波数で同報送信させるようにスケジューリングし、前記各ケーブルモデムから応答メッセージを受信後、MAPメッセージを送信することを特徴とする請求項10記載のスケジューリング自動設定プログラム。
  13. 前記制御処理は、
    前記収容している伝送路が前記第1の伝送路であると判定された場合、第1の上り帯域割り当てアルゴリズムに基づくスケジュールに変更し、第2の伝送路であると判定された場合、デフォルトで設定された第2の上り帯域割り当てアルゴリズムに基づくスケジューリングを実行することを特徴とする請求項10記載のスケジューリング自動設定プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103686471A (zh) * 2013-05-28 2014-03-26 国家电网公司 一种多业务时隙的处理方法、装置及系统
JP2015136088A (ja) * 2013-12-20 2015-07-27 ミハル通信株式会社 ノード装置およびケーブルテレビシステム
JP2018530182A (ja) * 2015-07-15 2018-10-11 シスコ テクノロジー インコーポレーテッド 全二重ケーブルネットワーク環境内の干渉関係の特性評価

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