JP2011085055A - フェアリングシール - Google Patents

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イーライ・ビー・カラーニ
Samir Mahendra Mehta
サミール・マヘンドラ・マータ
Steven Edward Dinser
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Abstract

【課題】流体の漏洩を減少させるのを可能にすることができるシールを備えたフェアリングを有する。
【解決手段】本フェアリング40は、流体をそこに境界付けることができる表面42と、該フェアリングのエッジ部分41に設置されたシール50とを含み、シールは、少なくとも1つの支持フランジ54と、隣接する構成要素と係合して流体の漏洩を減少させるのを可能にすることができる接触面52とを有する。また、本ステータ組立体は、ベーンと、第1のシール61を有する第1のフェアリングと、第2のシール62を有する第2のフェアリングとを含み、第1のシール61は、隣接する構成要素と係合して該ステータ組立体における流体の漏洩を減少させるのを可能にする。
【選択図】図4

Description

本発明は、総括的には流体の漏洩を減少させるためのシールに関し、より具体的には、ガスタービンエンジン内で使用するフェアリングにおける一体形シール及びそのような一体形シールを有するフェアリングを製作する方法に関する。
ガスタービンエンジンでは、作動中に、空気がファン及び圧縮機モジュール内で加圧される。空気は、ファンモジュール及び圧縮機モジュール内の別々の流路を通して送られる。図1は、例えば、ファンモジュール内のバイパス空気流2及び低圧圧縮機(ブースタ)モジュール内のコア空気流3を示している。加圧空気は、燃焼器内で燃料と混合されかつ点火されて高温燃焼ガスを発生し、この高温燃焼ガスは、タービン段を通って流れ、タービン段は、高温燃焼ガスからエネルギーを取出してファン及び圧縮機ロータに動力供給しまた飛行中の航空機を推進するエンジン推力を発生する。エンジンフレームを使用して軸受が支持かつ保持され、これらの軸受は次に、ロータを回転可能に支持する。従来型のターボファンエンジンは、ファンフレーム、中間フレーム及び後方タービンフレームを有する。そのようなフレームは、流路を貫通して延びる複数の半径方向ストラットにより互いに取付けられた外側ケーシング及び内側ハブを有することができる。
流路ライナ及びフェアリング組立体は、フレームを通って流れるガスを案内しかつ導く流路を形成する。幾つかのガスタービンエンジンでは、ステータ組立体は、円周方向に配置された分割(セグメント化)フェアリングを有し、分割フェアリング場合には、ベーン又はストラットは、円周方向に隣り合うフェアリングセグメント間で延びる。本明細書では、流路を貫通して半径方向に延びるストラット又はベーンは、出口ガイドベーン(「OGV」)と呼ぶ。幾つかの使用形態では、OGVは、流路内の流れを一層軸方向に配向し直すことができる。図2は、OGV22に隣接する2つの従来型のフェアリング30の従来型の組立体を示しており、OGV22は、それらフェアリング30間で半径方向に延びている。OGVは、その半径方向外側端部において、例えば取付けフランジ27のような従来型の取付け手段を用いて取付けられる。従来型のフェアリング30は、円周方向に配置されて、例えば図1に示すバイパス空気流2を流すバイパス流路のような環状流路を形成する。
図2は、従来型のフェアリング30を有する従来型のステータ組立体35を使用する際に存在する可能性がある問題の幾つかを示している。従来型のステータ組立体35は、2つの隣り合う従来型のフェアリング30間の接合部に位置した軸方向ギャップ32を有する。また、OGV22と2つの隣り合う従来型のフェアリング30との間の接合部にも、軸方向ギャップ34が存在する。これらの軸方向ギャップ32、34は、流路からのバイパス空気流2の漏洩のような、従来型のフェアリング30上を流れる流体の一部分の漏洩を引き起こして、エンジンにおける性能損失を招く。性能損失はさらに、幾つかの設計では、OGVが異なる円周方向位置において異なるジオメトリを有し、その結果従来型のフェアリング30がこれらの異なる円周方向位置において変化する軸方向ギャップ34を有することになる可能性があるという事実によりさらに悪化する。従来型のステータ組立体35を組立てる従来通りの方法では、ギャップ32、34は、商業的に入手可能な材料を用いてコーキングするなどの公知の方法を使用して、組立て時に閉鎖されることもある。付加的な組立て、結合又はシーリング工程、並びにこれら複数ピースの従来型のフェアリング30及びOGVに関連したハードウエアの故に、また構造的要件を満たすために必要な公差の故に、従来型のフェアリング30を使用するそのような従来通りの組立て及びシーリング方法の製造並びに組立てコストは、高価でありかつ時間がかかる。上述した従来型のフェアリング30の従来型のシールの耐久性はまた、一部の使用形態において問題となるおそれがある。
米国特許第5,868,398号公報 米国特許第6,045,325号公報 米国特許第3,432,966号公報 米国特許第7,051,982号公報 米国特許第4,726,147号公報
従って、例えば別のフェアリング又はOGVのような隣接する構成要素と接合して流体の漏洩を減少させるのを可能にすることができるシールを備えたフェアリングを有することが、望ましいと言える。ベーンに隣接したフェアリングを有するステータ組立体であって、これらフェアリングが、隣接する構成要素と係合して該ステータ組立体における流体の漏洩を減少させるのを可能にするシールを備えたステータ組立体を有することが、望ましいと言える。例えばフェアリングのような構成要素上に一体形シールを製作する方法を有することが、望ましいと言える。一体形シールを備えたフェアリングを有するステータを組立てる方法を有することが、望ましいと言える。
上述した1つ又はそれ以上の必要性は、フェアリングを提供する例示的な実施形態によって満たすことができ、本フェアリングは、流体をそこに境界付けることができる表面と、該フェアリングのエッジ部分に設置されたシールとを含み、シールは、少なくとも1つの支持フランジと、隣接する構成要素と係合して流体の漏洩を減少させるのを可能にすることができる接触面とを有する。
本発明の別の態様では、ステータ組立体を開示しており、本ステータ組立体は、ベーンと、第1のシールを有する第1のフェアリングと、第2のシールを有する第2のフェアリングとを含み、第1のシールは、隣接する構成要素と係合して該ステータ組立体における流体の漏洩を減少させるのを可能にする。
本発明と見なされる主題は、本明細書と共に提出した特許請求の範囲において具体的に指摘しかつ明確に特許請求している。しかしながら、本発明は、添付図面の図と関連させてなした以下の説明を参照することによって最もよく理解することができる。
本発明の例示的な実施形態を有するガスタービンエンジンの一部分の軸方向断面図。 従来型のフェアリングを使用している従来型のステータ組立体の斜視図。 本発明の例示的な実施形態によるステータ組立体の平面図。 本発明の例示的な実施形態によるフェアリングの斜視図。 図4に示すフェアリングの一部分の前面図。 本発明の例示的な実施形態による2つの隣り合うフェアリングの概略断面図。 本発明の別の実施形態による2つの隣り合うフェアリングの概略断面図。 本発明のさらに別の実施形態による2つの隣り合うフェアリングの概略断面図。 本発明のさらに別の実施形態による2つの隣り合うフェアリングの概略断面図。 本発明のさらに別の実施形態による2つの隣り合うフェアリングの概略断面図。 一体形シールを製作する方法の例示的な実施形態を示すフロー図。
様々な図全体を通して同じ参照符号が同様な要素を表している図面を参照すると、図1は、それぞれバイパス空気流2及びコア空気流3を送りかつ加圧するように構成されたファン5及びブースタ(低圧圧縮機)7を有するガスタービンエンジンの一部分を示している。コアを通って流れる空気を加圧するブースタ7は、長手方向中心軸線15の周りで軸対称であり、かつ長手方向中心軸線15の周りで円周方向に間隔を置いて配置された複数の入口ガイドベーン12を有する入口ガイドベーン(IGV)段11と複数のステータベーン段17とを含む。ブースタ7はさらに、ロータハブ9又は分離ディスクの形態になった対応するロータから半径方向外向きに延びる対応するロータブレード10を有する、或いは一体形ブリスクを有する、或いはいずれかの従来型の方式になった環状ドラムを有する複数ロータ段8を含む。例えばロータ段8のような各ロータ段と協働するのは、対応するステータ段17である。ブースタ7内の各ステータ段17は、複数の円周方向に間隔を置いて配置されたステータベーン14を含む。
ファンロータ5は、エンジン吸気口内に流入した空気を加圧し、かつ長手方向中心軸線15の周りで円周方向に配置された複数のファンブレード6を含む。バイパス空気流2は、環状のバイパスダクト4並びにファンフレームストラット又はOGV22を通って流れる。幾つかの使用形態においては、OGVは、流路内の流れを一層軸方向に配向し直す。OGVはまた、幾つかの使用形態においては構造負荷を支えることもできるが、他の使用形態においては、構造負荷は、フレームストラットによって支えられ、OGVは、流れを配向し直すために使用される。
図3は、本発明の例示的な実施形態によるステータ組立体80を示している。ステータ組立体80は、ステータベーン22と、第1のフェアリング81とを含み、フェアリング81は、ベーン22の第1の側面25に対して円周方向に隣接して設置された第1のシール61を有する。第2のシール62を有する第2のフェアリング82が、図3に示すようにベーン22の第2の側面26に対して円周方向に隣接して設置される。第1のシール61は、第1のフェアリング81の第1のエッジ部分45に一体形に結合することができ、また第2のシール62は、第2のフェアリング82の第2のエッジ部分46に一体形に結合することができる。第1のフェアリング81は、第1のシール61が該第1のシール61とベーン22の第1の側面との間の軸方向ギャップを減少させるように、ベーン22に対して円周方向に非常に近接させて設置される。第1のシール61は、ベーン22の第1の側面25と接触状態になるようにして、そのような接触が確立された位置においては、第1のシール61とベーン22の第1の側面との間の軸方向ギャップを排除することができるようにすることができる。同様に、第2のフェアリング82は、第2のシール62が該第2のシール62とベーン22の第2の側面との間の軸方向ギャップを減少させるように、ベーン22に対して円周方向に非常に近接させて設置される。第2のシール62は、ベーン22の第2の側面26と接触状態になるようにして、そのような接触が確立された位置においては、第2のシール62とベーン22の第2の側面との間の軸方向ギャップを排除することができるようにすることができる。ベーン22と隣接するシール61、62との間の軸方向ギャップを減少させるか又は排除さえすることによって、ステータ組立体80内を流れる空気のそのような軸方向ギャップを通しての漏洩が減少する。
図3に示すように、第1のフェアリング81及び第2のフェアリング82は、ベーン22から離れた軸方向位置において第1のシール61及び第2のシール62もまた互いに接合するように組立てられる。第1のフェアリング81及び第2のフェアリング82は、ベーン22の軸方向前方及び軸方向後方位置において第1のシール61が第2のシール62に対して円周方向に非常に近接しかつ両者間の軸方向ギャップを減少させるように組立てられる。軸方向ギャップは、例えば図6に示しかつ本明細書において後で説明するように、第1のシール61が第2のシール62と重なる幾つかの軸方向位置において排除することができる。隣り合うシール61、62間の軸方向ギャップを減少させるか又は排除さえすることによって、ステータ組立体80内を流れる空気のそのような軸方向ギャップを通しての漏洩が減少する。
図4は、本発明の例示的な実施形態によるフェアリング40を示している。フェアリング40は、本明細書で詳細に上述したステータ組立体80内の第1のフェアリング81及び/又は第2のフェアリング82として使用することができるのが好ましい。フェアリング40は、流体を含むように、つまりその上を流れる流体のための境界面として働くことができる表面42を含む。例えば、フェアリング40は、図1に示す環状流路の導管壁又はステータ組立体80の一部分を形成する構成要素の1つとして使用することができる。フェアリング40の表面42は、図1に示すバイパス空気流2及びOGVを有するステータ組立体80を通る空気流のような空気流を境界付ける流路4の境界面の一部分を形成する。
フェアリング40は、図4に示すシール50のようなシールを受けるようになったジオメトリを有するエッジ部分41を含む。図4には、互いに円周方向に間隔を置いて設置されかつ各エッジ部分41に結合されたシール50を有する2つのエッジ部分41を示している。第1のシール61は、フェアリング40の第1のエッジ部分45に設置され、また第2のシール62は、フェアリング40の第2のエッジ部分46に設置される。フェアリング40の両エッジ部分は、ベーン22との接合面のジオメトリとほぼ対応した軸方向のジオメトリ輪郭を有する。例えば図4に示すように、第1のエッジ部分45は、ベーン22の凹面形部分とほぼ対応した軸方向のほぼ凸面形ジオメトリを有し、また第2のエッジ部分46は、ベーン22の凸面形部分とほぼ対応したほぼ凹面形ジオメトリを有する。フェアリング40は、射出成形法のような公知の方法を用いて、約20%の炭素を有するナイロンのような公知の材料で作られる。シールは、商業的に入手可能な室温加硫(RTV)シリコーンのようなシリコーン材料で作られるのが好ましい。シリコーン、ゴム、ネオプレン、ポリスルファイド及びポリウレタン、又はそれらのいずれかの組合せのようなその他の適当な材料もまた、シールを作るために使用することができる。
図5には、シール50がそれに結合されたフェアリング40のエッジ部分41の拡大図を示している。エッジ部分41は、前に説明したように、適当な軸方向の輪郭を有するエッジ44を有する。エッジ部分41は、本明細書において後で説明するように、シールとの接着のために使用する適当な接着面43を有する。シール50は、例えば図5及び図6に示すような断面形状を有する。シール50は、支持部分59とヘッド部分56とを含む(図5参照)。支持部分59は、フェアリング40のエッジ部分41上にシール50を支持する支持フランジ54を含む。支持フランジ54は、本明細書において後で説明するように、フェアリング40とシール支持フランジ54との間の接合部において接着材料48を使用してフェアリング40上の接着面43に接着することができる。図4及び図5に示す例示的な実施形態では、シール50は、該シール50をフェアリング40のエッジ部分41に取付けるために使用する2つの支持フランジ54、55を有する。シール50のヘッド部分56は、シーリング壁57と支持壁58とを含む。シーリング壁57は、シーリング装置として組立てられた時(例えば、図3参照)にベーン22のような隣接する構成要素又は隣接するシール50と接触してシール作用を行ないかつ流体の漏洩を減少させることができる接触面52を有する。図5及び図6に示す例示的な実施形態では、そのような接触面52は、ほぼ平坦である。支持壁58は、シーリング壁57の少なくとも一部分を支持しかつ該シーリング壁57からの接触荷重の一部分をシール50の支持部分59に伝達し、支持部分59が次に、その接触荷重をフェアリング40に伝達する。図5に示すように、シーリング壁57、支持壁58及び支持部分59は、有効なシール作用を行なうのに十分な可撓性及び強度を有する空洞輪郭53を形成することができる。図4及び図5に示す例示的な実施形態では、空洞輪郭53は、ほぼ三角形の形状を有する。例えば図7に符号103で、図8に符号123でまた図10に符号148で示すようなその他の適当な輪郭も、それに代えて使用することができる。
図6は、本発明の例示的な実施形態による、互いにシール係合した2つの隣り合う構成要素71、72の概略断面図を示している。2つの隣り合う構成要素71、72は、1つの実施例では、図3に示す第1のシール61を有する第1のフェアリング81及び第2のシール62を有する第2のフェアリング82とすることができる。図6は、例えばステータ組立体80内におけるような、組立て後の2つの隣り合うシール61、62を有する2つの隣り合うフェアリング81、82間における接合部の断面を示している。図6において、2つのシール61、62の接触面52は、両シール間に全くギャップが存在しなくて完全なシール作用を行なうように係合している。幾つかの限られたケースでは、幾つかの位置における製作公差のために或いはエンジンにおける特定の作動条件のために、従来型の組立体と比べてそれほど大幅ではない小さな間隙を2つのシール間に存在させることも可能である。本明細書に説明するようなシールをフェアリングに取付ける又は接着する方法は、各シールを対応する構成要素と結合するために使用することができる。
図7は、本発明の別の例示的な実施形態100の概略断面図であって、シール101、102を有する2つの隣り合う構成要素71、72を示している。シール101、102は、その形状がほぼ円形である空洞輪郭103を有する。その他の適当な空洞輪郭形状もまた、使用することができる。図7に示すシール101、102の注目すべき特徴は、シール作用を行なう接触面が非平面であることである。例えば図7に示すような非平面接触面は、例えば2つの隣り合う構成要素71、72間で大きな動きを伴うケースにおけるような幾つかの使用形態において利点をもたらす。シール101は、該シール101を第1の構成要素71に取付けるために使用する支持フランジ154、155を有する。本明細書に説明するようなシールをフェアリングに取付ける又は接着する方法は、各シール101、102を対応する構成要素71、72と結合するために使用することができる。
図8は、本発明のさらに別の例示的な実施形態120の概略断面図であって、シール121、122を有する2つの隣り合う構成要素71、72を示している。シール121、122は、矩形及び円形の合成形状である空洞輪郭123を有する。その他の適当な空洞輪郭形状もまた、使用することができる。接触面127は、平面である。シール121は、該シール121を第1の構成要素71に取付けるために使用する支持フランジ124、125を有する。支持フランジ125は、支持フランジ124とは異なる形状寸法を有する。本明細書に説明するようなシールをフェアリングに取付ける又は接着する方法は、各シール121、122を対応する構成要素71、72と結合するために使用することができる。
図9は、本発明のさらに別の例示的な実施形態130の概略断面図であって、シール131、132を有する2つの隣り合う構成要素71、72を示している。図6〜図8に示すその他の実施形態とは異なり、シール131、132は、内部に空洞を有しない。第1のシール131は、単一の支持フランジ135を有する。第2のシール132は、第1のシール131とは異なる形状寸法を有しており、また単一の支持フランジ136を有する。接触面137は、平面である。本明細書に説明するようなシールをフェアリングに取付ける又は接着する方法は、各シール131、132を対応する構成要素71、72と結合するために使用することができる。
図10は、本発明のさらに別の例示的な実施形態140の概略断面図であって、シール141、142を有する2つの隣り合う構成要素71、72を示している。シール142は、矩形と円形の合成形状である空洞輪郭148を有する。その他の適当な空洞輪郭形状もまた、使用することができる。シール141は、内部に空洞を有しない。接触面147は、平面である。シール141は、支持フランジ145を有し、またシール142は、該シールを対応する構成要素72に取付けるために使用する支持フランジ144、146を有する。支持フランジ144は、支持フランジ146とは異なる形状寸法を有する。本明細書に説明するようなシールをフェアリングに取付ける又は接着する方法は、各シール141、142を対応する構成要素71、72と結合するために使用することができる。
図11は、フェアリング40のような構成要素上に一体形シール50を製作する方法500の例示的な実施形態を概略的に示すフロー図である。本方法500は、例えばフェアリング40のような構成要素を供給するステップ510を含む。フェアリング40は、例えばナイロンのような公知の材料で作ることができ、また例えば射出成形法のような公知の方法で作ることができる。フェアリングは、軸方向エッジ(例えば、図5参照)を有するエッジ部分41を含むことができる。本方法500はさらに、エッジ部分41上に輪郭44を形成するステップ515を含む。例えば、軸方向エッジは、例えばベーン22をステータ組立体80内に組込むような組立て時に、隣接する構成要素の輪郭に対応した適当な輪郭を有するように機械加工するのが好ましい。本方法500はさらに、例えば図5〜図10に示しかつ本明細書で前述したようなシール50を供給するステップ520を含む。
本方法500はさらに、構成要素表面43(図5参照)を前処理するステップ525を含む。表面43は、アルコールで清浄化して塵埃を除去することができる。表面43はまた、公知の方法を用いて研磨することができる。本方法500はさらに、エッジ部分41の表面43上に接着前処理を施すステップ530を含む。このステップは、例えば構成要素の表面43上にプライマを塗布することによって行なうことができる。この用途には、イソプロピルアルコール、アセトン及びキシレンを有するプライマが、良好に作用する。GE Silicone社又はその商業代理店によって供給されるSilicone Bonding Primerのような商業的に入手可能なプライマを使用することができる。部品は、プライマ塗布後に乾燥させられる。幾つかの使用形態では、接着前処理を施すステップ530はまた、エッジ部分41の表面43にプラズマ処理を施すステップを含むことができる。
任意選択的に、本方法500は、構成要素表面43又はシール50に対して感圧粘着(PSA)テープを貼付けるステップ535を含む。取付け時にシール50を所定の位置において保持するために、両面PSAテープを使用することができる。PSAは、流路側とは反対側であるフェアリングの側面上に使用するのが好ましい。
本方法500はさらに、シール50上に接着材料48を適用するステップ540を含む。接着材料は、接着面43と支持フランジ54、55の内部部分とに適用される。接着材料は、ガスタービンエンジンにおけるステータ組立体80の使用形態では、Silicone RTVであるのが好ましい。特定の使用形態には、その他の適当な接着材料を適宜使用することができる。
本方法500はさらに、シール50を構成要素40に取付けるステップ545を含む。シール50のフランジ54、55は、フェアリング40のような構成要素のエッジ部分41上に取付けられる。任意選択的なステップ550では、シール50とフェアリング40とは、任意選択的に、適当なクランプ固定具を使用して互いに固定して該シール50及びフェアリング40間の接着時に密接に接触させるようにすることができる。ステップ555において、シール50とエッジ部分41との間の接着材料48が硬化される。接着のためにSilicone RTVを使用した場合には、硬化は、約7日で完了させることができる。接着剤は、約24時間で取扱いに十分なだけ硬化する。その他の公知の方法もまた、硬化のために使用することができる。
本明細書で使用する場合に、数詞のない形態で表現した要素又はステップは、特に断わらない限り、複数のそのような要素又はステップを排除するものではないと理解されたい。本明細書において説明しかつ/又は例示した構成要素又は組立体の要素/構成部品/ステップなどを紹介する場合に、数詞のない表現は、それらの要素/構成部品/その他の1つ又はそれ以上が存在することを意味することを意図している。「含む」、「備える」及び「有する」という用語は、列記した要素/構成部品/その他以外の1つ又はそれ以上の付加的な要素/構成部品/その他を包含させようとするものでありまたそれら付加的な要素/構成部品/その他が存在することができることを意味させようとするものである。さらに、本発明の「1つの実施形態」という表現は、記載した特徴を同様に組入れた付加的な実施形態の存在を排除していると解釈されることを意図するものではない。
本明細書は最良の形態を含む幾つかの実施例を使用して、本発明を開示し、またさらに当業者が本発明を製作しかつ使用するのを可能にする。本発明の特許性がある技術的範囲は、特許請求の範囲によって定まり、また当業者が想到するその他の実施例を含むことができる。そのようなその他の実施例は、それらが特許請求の範囲の文言と相違しない構造的要素を有するか又はそれらが特許請求の範囲の文言と本質的でない相違を有する均等な構造的要素を含む場合には、特許請求の範囲の技術的範囲内に属することになることを意図している。
2 バイパス空気流
3 コア空気流
4 バイパスダクト
5 ファン
6 ファンブレード
7 ブースタ
8 ロータ段
9 ロータハブ
10 ロータブレード
11 入口ガイドベーン段
12 入口ガイドベーン(IGV)
14 ステータベーン
15 長手方向中心軸線
17 ステータベーン段
22 ステータベーン
25 ベーンの第1の側面
26 ベーンの第2の側面
27 取付けフランジ
30 従来型のフェアリング
32 軸方向ギャップ
34 軸方向ギャップ
35 従来型のステータ組立体
40 フェアリング
41 エッジ部分
42 表面
43 接着面
44 エッジ
45 第1のエッジ部分
46 第2のエッジ部分
48 接着材料
50 シール
52 接触面
53 空洞輪郭
54、55 支持フランジ
56 ヘッド部分
57 シーリング壁
58 支持壁
59 支持部分
61 第1のシール
62 第2のシール
63 第1の接触面
64 第2の接触面
71、72 構成要素
80 ステータ組立体
81 第1のフェアリング
82 第2のフェアリング
100 本発明の別の例示的な実施形態
101、102 シール
103 空洞輪郭
120 本発明のさらに別の例示的な実施形態
121、122 シール
123 空洞輪郭
124、125 支持フランジ
127 接触面
130 本発明のさらに別の例示的な実施形態
131 第1のシール
132 第2のシール
135、136 支持フランジ
137 接触面
140 本発明のさらに別の例示的な実施形態
141、142 シール
144、145、146 支持フランジ
147 接触面
148 空洞輪郭
154、155 支持フランジ
500 構成要素上に一体形シール50を製作する方法

Claims (14)

  1. フェアリング(40)であって、
    流体をそこに境界付けることができる表面(42)と、
    該フェアリング(40)のエッジ部分(41)に設置されたシール(50)と、を含み、
    前記シール(50)が、少なくとも1つの支持フランジ(54)と、隣接する構成要素と係合して流体の漏洩を減少させるのを可能にすることができる接触面(52)とを有する、
    フェアリング(40)。
  2. 第1のエッジ部分(45)に設置された第1のシール(61)と、
    第2のエッジ部分(46)に設置された第2のシール(62)と、を含む、
    請求項1記載のフェアリング(40)。
  3. 前記シール(50)が、前記エッジ部分(41)に接着される、請求項1または2記載のフェアリング(40)。
  4. 前記シール(50)が、シーリング壁(57)を有するヘッド部分(56)を含む、請求項1乃至3のいずれか1項記載のフェアリング(40)。
  5. 前記ヘッド部分(56)が、支持壁(58)をさらに含む、請求項4記載のフェアリング(40)。
  6. 前記シール(50)が、ほぼ平坦であるシーリング接触面(52)を有するヘッド部分(56)を含む、請求項1乃至5のいずれか1項記載のフェアリング(40)。
  7. 前記シール(50)が、非平面であるシーリング接触面(52)を有するヘッド部分(56)を含む、請求項1乃至5のいずれか1項記載のフェアリング(40)。
  8. 前記シール(50)が、シリコーン、ゴム、RTVシリコーン、ネオプレン、ポリスルファイド及びポリウレタン、又はそれらのいずれかの組合せから成る群から選ばれた材料で作られる、請求項1乃至7のいずれか1項記載のフェアリング(40)。
  9. ステータ組立体(80)であって、
    ベーン(22)と、
    前記ベーン(22)の第1の側面(25)に近接して設置された第1のフェアリング(81)と、
    前記ベーン(22)の第2の側面(26)に近接して設置された第2のフェアリング(82)と、
    前記第1のフェアリング(81)の第1のエッジ部分(45)に結合された第1のシール(61)と、
    前記第2のフェアリング(82)の第2のエッジ部分(46)に結合された第2のシール(62)と、を含み、
    前記第1のシール(61)が、前記第2のシール(62)と係合して該ステータ組立体における流体の漏洩を減少させるのを可能にする、
    ステータ組立体(80)。
  10. 前記第1のシール(61)が、フランジ(54)を使用して前記第1のフェアリング(81)に結合される、請求項9記載のステータ組立体(80)。
  11. 前記第1のシール(61)が、前記第1のフェアリング(81)に接着される、請求項9記載のステータ組立体(80)。
  12. 前記第1のシール(61)が、シリコーン、ゴム、RTVシリコーン、ネオプレン、ポリスルファイド及びポリウレタン、又はそれらのいずれかの組合せから成る群から選ばれた材料で作られる、請求項9乃至11のいずれか1項記載のステータ組立体(80)。
  13. 第1の接触面(63)が、ほぼ平坦である、請求項9乃至12のいずれか1項記載のステータ組立体(80)。
  14. 第1の接触面(63)が、非平面である、請求項9乃至12のいずれか1項記載のステータ組立体(80)。
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